JP6401024B2 - 腰掛け装置 - Google Patents

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    • A47C9/025Stools for standing or leaning against, e.g. in a semi-standing or half-seated position

Description

本発明は、腰掛け装置に係り、特に、ユーザに装着され、ユーザが腰及び脚を屈めることで腰掛けることが可能な腰掛け装置に関する。
ユーザが腰及び脚を屈めることで腰掛ける腰掛け装置として、所謂「ウェアラブルチェア」のようにユーザに装着可能なものが従来から開発されてきている。その一例としては、特許文献1に示すウェアラブルチェアが挙げられる。特許文献1に記載のウェアラブルチェアは、ユーザの両脚に装着可能な一対の支持ユニットによって構成されている。各支持ユニットは、大腿部を支える上側支持部と、膝下部を支える下側支持部と、を備えている。具体的に説明すると、上側支持部及び下側支持部は、それぞれ、ストラップ等によってユーザの脚に取り付けられる。このようにしてユーザの脚に装着された状態の支持ユニットは、ユーザが移動(歩行)すると、これに連動して移動するようになる。
また、上側支持部は、下側支持部の上端部分に対して回動可能な状態で組み付けられており、ユーザの膝の屈伸動作に連動して回動する。また、下側支持部の下端部分は、伸縮自在に構成されている。さらに、下側支持部の下端部分と上側支持部との間にはブレス部が配置されている。さらにまた、上側支持部の上端部分には座部が設けられている。そして、ユーザが腰及び脚(膝)を屈めると、上側支持部が下側支持部に近付くように回動すると共に、ブレス部を介して下側支持部の下端部分を押し下げる。これにより、下側部分の下端部分は、伸長して地面(床面)に接地するようになる。かかる状態になった上で、ユーザは、上側支持部の上端部分に設けられた座部に臀部を載せて腰掛けるようになる。すなわち、腰及び脚を屈めた状態にあるユーザの体重がウェアラブルチェアによって支えられるようになる。
米国特許第4138156号明細書
しかしながら、特許文献1に記載のウェアラブルチェアに腰掛けた状態において、ユーザは、単に臀部を座部に載せるだけに過ぎない。このため、特許文献1に記載のウェアラブルチェアでは、腰掛けによる休息効果が十分に得られ難い。そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが装着可能な腰掛け装置として、腰掛けによる休息効果を十分に得られる装置を提供することにある。
前記課題は、本発明の腰掛け装置によれば、ユーザが腰及び脚を屈めた状態で腰掛ける腰掛け装置であって、前記ユーザの背を後方から支える背支え部、及び腰を後方から支える腰支え部を有する第一支え部と、該第一支え部に組み付けられた状態で前記ユーザの脚の上方部分の側方に位置する第二支え部と、前記第二支え部のうち、前記第一支え部に組み付けられた部分とは反対側の部分に組み付けられた状態で前記ユーザの脚の下方部分の側方に位置する脚支え部分と、該脚支え部分に組み付けられた状態で地面に接する接地部分とを有する第三支え部と、前記第二支え部を前記第一支え部に対して回動させて、前記第一支え部及び前記第二支え部の双方の間における曲げ角度を調整する角度調整機構と、前記第三支え部中の前記脚支え部分を前記第二支え部に対して回動させて前記脚支え部分と前記第二支え部との間における第二の曲げ角度を調整する第二の角度調整機構と、前記第三支え部中の前記接地部分を前記脚支え部分に対して回動させて地面に対する前
記脚支え部分の傾斜角度を調整する第三の角度調整機構と、前記腰支え部に取り付けられ、前記腰支え部から下方に延出するクッション部と、を備え、前記双方、前記第三支え部の脚支え部分及び接地部分、前記角度調整機構、前記第二の角度調整機構及び前記第三の角度調整機構は、前記第一支え部が前記ユーザに装着されることで前記ユーザとともに移動し、前記クッション部がユーザの臀部及び大腿部の少なくとも一方に当接するように構成され、前記角度調整機構は、前記曲げ角度を予め設定された角度に調整し調整後の前記曲げ角度を保持することにより解決される。
本発明の腰掛け装置では、ユーザの背及び腰を後方から支える第一支え部を備えている。すなわち、ユーザは、腰掛け装置に腰掛けた際に第一支え部に背を凭れ掛けることが可能である。また、ユーザが腰掛け装置に腰掛けるに際して、ユーザの脚の上方部分の側方に位置する第二支え部と上記の第一支え部との間における曲がり角度が、予め設定された角度に調整され、腰掛け期間中、調整後の曲がり角度が保持されることになっている。このときの調整角度が、ユーザが好適な姿勢を取れるような角度が設定されていると、ユーザは、腰掛け装置に腰掛けることで良好な休息効果を得るようになる。すなわち、本発明の腰掛け装置の構成により、ユーザが装着可能な腰掛け装置として、腰掛けによる休息効果が十分に得られる装置を実現することが可能となる。
また、上記の腰掛け装置において、前記角度調整機構が前記曲げ角度を予め設定された角度に調整し、かつ、前記第三支え部が所定の姿勢にて配置されることにより、鉛直方向に対する前記第一支え部の傾き角度が所定の角度にセットされると、好適である。
以上の構成では、角度調整機構が曲げ角度を予め設定された角度に調整し、第三支え部を所定の姿勢にて配置することで、鉛直方向に対する第一支え部の傾斜角度が、必然的に所定の角度にセットされるようになる。ここで、第一支え部の傾斜角度は、ユーザの背が第一支え部に凭れる際の角度(背凭れ角度)に相当する。したがって、第一支え部の傾斜角度が適切な角度に設定されていると、ユーザが好適な姿勢にて腰掛けられるようになり、より良好な休息効果が得られるようになる。
また、上記の腰掛け装置において、前記角度調整機構の状態は、前記曲げ角度が保持された保持状態と、前記曲げ角度が変更自在となった変更自在状態と、の間で切り替え可能であり、前記ユーザが前記腰掛け装置に腰掛けている腰掛け期間中には前記保持状態にあり、前記腰掛け期間以外の期間には前記変更自在状態にあると、より好適である。
以上の構成では、腰掛け期間以外の期間、すなわち、ユーザが腰掛け装置を利用していない期間においては、角度調整機構の状態が変更自在状態となっており、曲げ角度が変更自在となっている。これにより、ユーザが移動する際には、その動作に応じて曲げ角度が自由に変化し得るので、第一支え部及び第二支え部がユーザの移動動作に良好に追従するようになる。この結果、ユーザは、移動時(すなわち、腰掛け期間以外の期間)にはスムーズに移動することが可能となる。
また、上記の腰掛け装置において、記ユーザが前記腰掛け装置に腰掛けているとき、前後方向において前記接地部分と地面とが接している範囲内に、前記第一支え部を装着した状態の前記腰掛け装置及び前記ユーザ自身両者による重心が位置していると、更に好適である。
上記の構成では、腰掛け装置及びユーザ自身の両者による重心と前後方向において同じ位置に、第三支え部が備える接地部分のうち、少なくとも一部が配置されていることになる。このような位置関係にあれば、第一支え部及び第二支え部並びにユーザの体重を第三支え部によって適切に支持することが可能となる。
また、上記の腰掛け装置において、記第二の角度調整機構及び前記第三の角度調整機構は、前後方向において前記接地部分と地面とが接している範囲内に前記重心が位置するように、前記第二の曲げ角度及び前記傾斜角度を調整すると、尚好適である。
以上の構成では、第三支え部中の脚支え部分を第二支え部に対して回動させることで、脚支え部分と第二支え部との間における第二の曲げ角度を調整する。また、第三支え部中の接地部分を脚支え部分に対して回動させることで、地面に対する脚支え部分の傾斜角度を調整する。このような角度調整によってユーザの重心位置が調整可能となるので、当該重心位置を、接地部分と地面とが接している範囲内に確実に収めることが可能となる。
また、上記の腰掛け装置において、前記接地部分は、前後方向に拡張可能に構成されており、前記接地部分を前後方向に拡張させる拡張機構を有し、該拡張機構は、前後方向において前記接地部分と地面とが接している範囲内に前記重心が位置するように、前記接地部分を調整すると、一層好適である。
以上の構成では、接地部分を前後方向に拡張することが可能であるので、ユーザの重心位置を、接地部分と地面とが接している範囲内に確実に収めることが可能となる。
また、上記の腰掛け装置において、前記第一支え部は、上下方向において並んだ二つの領域を有し、該二つの領域のうち、より上方に位置する第一領域は、より下方に位置する第二領域に対して回動可能であり、前記第一領域が前記第二領域に対して回動することで、前記第一支え部の姿勢が上下方向に屈曲した姿勢になると、益々好適である。
以上の構成では、第一領域が第二領域に対して回動することで、第一支え部が上下方向における中途位置で屈曲するようになる。これにより、ユーザの背の曲がり度合いに応じて第一支え部を屈曲させることが可能となる。この結果、第一支え部がユーザの背にフィットするようになるので、より一層良好な休息効果が得られるようになる。
また、上記の腰掛け装置において、前記第一支え部は、前記ユーザの背の後方に位置し可撓性の樹脂材料からなる基部を有すると、尚一層好適である。
以上の構成では、第一支え部中の基部が可撓性の樹脂材料からなるので、ユーザの背が第一支え部に凭れ掛かった際に、ユーザの背の曲がり度合いに応じて第一支え部の基部が撓むようになる。この結果、第一支え部がユーザの背にフィットするようになるので、一段と良好な休息効果が得られるようになる。
本発明によれば、ユーザが装着可能な腰掛け装置として、腰掛けによる休息効果が十分に得られる装置が実現される。
また、本発明によれば、第一支え部の傾斜角度が所定の角度となるように自動的にセットされるため、当該傾斜角度が適切な角度に設定されていると、より良好な休息効果が得られるようになる。
また、本発明によれば、ユーザが移動する際、第一支え部及び第二支え部がユーザの移動動作に良好に追従するため、ユーザは、スムーズに移動することが可能となる。
また、本発明によれば、第一支え部及び第二支え部並びにユーザの体重を第三支え部によって適切に支持することが可能となる。
また、本発明によれば、第二の曲げ角度や傾斜角度の調整によってユーザの重心位置が調整可能となり、当該重心位置を、接地部分と地面とが接している範囲内に確実に収めることが可能となる。
また、本発明によれば、接地部分を拡張することで、ユーザの重心位置を、接地部分と地面とが接している範囲内に確実に収めることが可能となる。
また、本発明によれば、第一支え部がユーザの背の曲がり度合いに応じて屈曲することで第一支え部がユーザの背にフィットし、より良好な休息効果が得られるようになる。
また、本発明によれば、第一支え部中の基部がユーザの背の曲がり度合いに応じて撓むことで第一支え部がユーザの背にフィットし、より良好な休息効果が得られるようになる。
本発明の一実施形態に係る腰掛け装置の斜視図である。 ユーザに装着された状態の腰掛け装置を後方から見たときの図である。 第一支え部が屈曲する様子を示した図である。 第三支え部の接地部分が前後方向に拡張する様子を示した図である。 本発明の一実施形態に係る腰掛け装置の制御系統図である。 非腰掛け期間における腰掛け装置の状態を示す模式側面図である。 腰掛け期間における腰掛け装置の状態を示す模式側面図である。 変形例に係る腰掛け装置の構成についての説明図である。
<<本発明の腰掛け装置の構成例及び動作例について>>
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)に係る腰掛け装置について、構成及び動作を説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」とは、腰掛け装置を着用したユーザから見たときの前後方向に相当する。また、「幅方向」とは、腰掛け装置を着用したユーザから見たときの左右方向、換言すると、ユーザの横幅方向に相当する。また、「上下方向」とは、腰掛け装置を着用したユーザから見たときの上下方向に相当し、特に断る場合を除き、鉛直方向と一致する方向である。
先ず、本実施形態に係る腰掛け装置(以下、単に腰掛け装置100)の構成について図1乃至5を参照しながら説明する。図1は、腰掛け装置100の斜視図である。図2は、ユーザに装着された状態の腰掛け装置を後方から見たときの図である。図3は、後述する第一支え部10が屈曲する様子を示した図である。図4は、後述する第三支え部30の接地部分32が前後方向に拡張する様子を示した図である。図5は、腰掛け装置100の制御系統図である。
腰掛け装置100は、ユーザが腰及び脚を屈めた状態で腰掛けるものである。また、腰掛け装置100は、ユーザによって装着された状態で使用される。つまり、腰掛け装置100は、ユーザが移動する際にはユーザと共に移動し、ユーザが腰掛ける際に本来の腰掛け装置としての機能を発揮する。なお、以下では、ユーザが腰掛け装置100に腰掛けている期間を「腰掛け期間」と呼び、腰掛け期間以外の期間を「非腰掛け期間」と呼ぶ。
腰掛け装置100は、図1に示すように、第一支え部10と、第二支え部20と、第三支え部30と、クッション部40と、を有する。第一支え部10は、腰掛け期間中、ユーザの背及び腰を後方から支えるものである。この第一支え部10は、ユーザの背を支える背支え部11と、腰を支える腰支え部12と、を有する。また、第一支え部10は、図2に示すように、背支え部11の上端から延出した肩掛けベルト19を有する。この肩掛けベルト19がユーザの肩に掛けられることで、第一支え部10は、ユーザに背負われた状態でユーザに装着される。
背支え部11の構成についてより詳細に説明すると、背支え部11は、その骨格をなす基部13を備えている。この基部13は、第一支え部10がユーザに装着された状態においてユーザの背の後方に位置し、可撓性を有する樹脂材料、具体的には、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic)を用いて成形されたものである。したがって、ユーザが腰掛け装置100に腰掛けて背支え部11に背を凭れ掛けると、ユーザの背の曲がり度合いに応じて基部13が撓み、背支え部11がユーザの背にフィットするようになる。これにより、ユーザは、腰掛け装置100に腰掛けたときにより良好な休息効果を得るようになる。
また、本実施形態に係る基部13は、ユーザの上半身の骨格形状を模して成形されている。具体的に説明すると、図1に示すように、基部13は、縦長な縦プレート14と、縦プレート14と直交する横長な横プレート15と、によって構成されている。縦プレート14は、背支え部11の幅方向中央に位置し、ユーザの背のうち、背骨が位置する部分と対向する。横プレート15は、その長手方向中央部にて縦プレート14と交差(直交)すると共に、上下方向において一定間隔毎に複数(本実施形態では4個)並んでいる。つまり、横プレート15は、ユーザの骨格のうち、肋骨と対応させて設けられたものである。
そして、各横プレート15の前面のうち、縦プレート14の両脇に位置する領域には、シリコンゴムパッドからなる弾性体16が取り付けられている。この弾性体16が横プレート15の前面に取り付けられていることにより、背支え部11は、ユーザの背を支える際に柔らかな当接感にてユーザの背と当たるようになる。
さらに、本実施形態に係る基部13は、上側半分の部分(以下、基部上部13a)と下側半分の部分(以下、基部下部13b)とに分かれている。ここで、基部上部13a及び基部下部13bは、第一支え部10が有する上下方向において並んだ二つの領域に相当する。特に、基部上部13aは、より上方に位置する第一領域に相当し、基部下部13bは、より下方に位置する第二領域に相当する。
さらにまた、本実施形態では、基部上部13aが基部下部13bに対して回動可能な状態で組み付けられている。そして、基部上部13aが基部下部13bに対して回動することで、図3に示すように、背支え部11の姿勢が上下方向に屈曲した姿勢となる。具体的に説明すると、背支え部11は、通常時、上下方向に沿って伸びた状態(図3中、実線にて示した状態)にある。一方で、基部上部13aが基部下部13bに対して前方に回動すると(厳密には、幅方向に沿う回動軸を中心にして前方に倒れるように回動すると)、図3に示すように、背支え部11の姿勢が前屈姿勢(図中、破線にて示した状態)となる。
腰支え部12は、背支え部11の下端部、具体的には縦プレート14の下端部に連結されている。腰支え部12についても、背支え部11の基部13と同様、可撓性を有する樹脂材料であるCFRPによって成形されている。また、腰支え部12は、図1に示すように3次元状に湾曲した形状となっており、具体的に説明すると、上方から下方に向かってJ字状に湾曲し、幅方向中央から端側に向かってC字状に湾曲している。このため、ユーザが第一支え部10を装着すると、図2に示すように、腰支え部12がユーザの腰の後方部(すなわち、臀部)を包み込むようになる。なお、同図に示すように、ユーザが第一支え部10を装着した状態では、腰支え部12の上端がユーザの腰よりも若干上方(例えば、腹部が位置する範囲)に位置し、腰支え部12の下端がユーザの腰よりも若干下方(例えば、大腿部の付け根の位置辺り)に位置する。
以上までに第一支え部10の構成について説明したが、上記の内容に限定されるものではない。すなわち、背支え部11及び腰支え部12のそれぞれの形状や材質等については、ユーザの背や腰を好適に支える限り、特に制限はなく任意に設計することが可能である。例えば、背支え部11や腰支え部12が、ユーザの上半身の背側部分の略全面を支える矩形状プレートによって構成されてもよい。また、背支え部11や腰支え部12が金属によって構成されていてもよい。また、背支え部11及び腰支え部12の意匠性を確保する目的から、背支え部11及び腰支え部12の各部における表面を表皮材にて被覆することとしてもよい。
第二支え部20は、プレート体からなり、ユーザの両脚の上方部分、具体的には大腿部を支えるものである。具体的に説明すると、腰掛け装置100の幅方向両端に、それぞれ、第二支え部20が設けられている。そして、各第二支え部20は、ユーザの大腿部に側方から宛がわれて大腿部を側方から支える。ただし、これに限定されるものではなく、ユーザの大腿部の後方に配置されて大腿部を後方から支えるものであってもよい。
また、各第二支え部20は、第一支え部10中、腰支え部12の下端部に対して回動可能な状態で組み付けられている。そして、第一支え部10がユーザの背に背負われ、かつ、第二支え部20がユーザの大腿部を支えている状態において、第二支え部20が腰支え部12に対して回動すると(厳密には、幅方向に沿う回動軸を中心にして回動すると)、これに連動してユーザの腰が曲がるようになる。
なお、本実施形態において、第二支え部20は、樹脂材料(具体的にはポリカーボネイト)によって成形されることで構成されている。ただし、これに限定されるものではなく、金属材料を加工することで構成されてもよい。
第三支え部30は、腰掛け期間中、第一支え部10及び第二支え部20の双方を支えて当該双方を据えておくために、腰掛け装置100の幅方向両端にそれぞれ設けられている。具体的に説明すると、各第三支え部30は、第二支え部20と地面との間に設けられており、第一支え部10及び第二支え部20の双方を地面上に据えおくために当該双方を下方から支える。かかる内容についてより詳しく説明するために、以下、第三支え部30の具体的構成について説明する。
各第三支え部30は、図1及び2に示すように、脚支え部分31と接地部分32とを有する。脚支え部分31は、第二支え部20のうち、第一支え部10に組み付けられた部分とは反対側の部分に組み付けられた状態でユーザの脚の下方部分、厳密には膝下部を支える部分である。具体的に説明すると、各第三支え部30の脚支え部分31は、ユーザの膝下部分に側方から宛がわれて当該膝下部分を側方から支える。ただし、これに限定されるものではなく、ユーザの膝下部の後方に配置されて膝下部を後方から支えるものであってもよい。
接地部分32は、脚支え部分31に組み付けられており、その下面にて地面に接する部分である。接地部分32は、図1に示すように、脚支え部分31の下端から幅方向内側に延出すると共に、前後方向に幾分幅広に形成されている。そして、接地部分32が地面に接地することにより、第三支え部30が、その上方に位置する第二支え部20、さらには第一支え部10を支えることになる。
また、各第三支え部30の脚支え部分31は、プレート体からなり、その直上位置にある第二支え部20の下端部に対して回動可能な状態で組み付けられている。そして、第二支え部20がユーザの大腿部を支え、かつ、脚支え部分31がユーザの膝下部を支えている状態において、脚支え部分31が第二支え部20に対して回動すると(厳密には、幅方向に沿う回動軸を中心にして回動すると)、これに連動してユーザの脚、厳密には膝が曲がるようになる。
また、各第三支え部30の接地部分32は、脚支え部分31に対して回動可能な状態で組み付けられている。より詳しく説明すると、接地部分32は、脚支え部分31に対して、幅方向に沿う回動軸を中心にして回動することが可能である。このように接地部分32が脚支え部分31に対して回動可能であることにより、地面が水平面に対して傾いている場合であっても、接地部分32よりも上方の部分(すなわち、第一支え部10、第二支え部20及び脚支え部分31)の姿勢を変えずに接地部分32の下面全体を地面に接地させることが可能となる。
さらに、本実施形態に係る接地部分32は、前後方向に拡張可能に構成されている。より具体的に説明すると、接地部分32は、図4に示すように、ペダル状の中空体32aと、中空体32a内に収容された拡張プレート32bと、を有する。また、拡張プレート32bは、中空体32aの前面及び後面に形成されたスリットを通じて中空体32aの内外へ出入り可能となっている。そして、図4に示すように拡張プレート32bが中空体32a外に出てくることにより、接地部分32が前後方向に拡張されることとなる。
なお、本実施形態において、第三支え部30中の脚支え部分31及び接地部分32は、いずれも樹脂材料(具体的にはポリカーボネイト)によって成形されることで構成されている。ただし、これに限定されるものではなく、金属材料を加工することで構成されてもよい。また、本実施形態において、接地部分32の形状は、ペダル形状としたが、これに限定されるものではなく、ユーザが履き込むことが可能な靴型の形状としてもよい。
クッション部40は、低反発性のウレタンパッドによって構成されており、図1に示すように、幅方向において第二支え部20の間に配置されている。より厳密に説明すると、クッション部40は、第一支え部10中の腰支え部12における前面の幅方向中央領域に取り付けられている。なお、クッション部40の一部分は、腰支え部12からはみ出している。そして、クッション部40は、腰掛け期間中、座部として機能する。具体的に説明すると、クッション部40のうち、腰支え部12の前面に取り付けられている部分にユーザの臀部が当たるようになり、腰支え部12からはみ出した部分にユーザの大腿部が当たるようになる。
ところで、腰掛け装置100は、第一支え部10、第二支え部20及び第三支え部30の各々の姿勢を変更させるための可動部を備えている。そして、ユーザが腰掛け装置100に腰掛けるにあたり、可動部が作動し、第一支え部10、第二支え部20及び第三支え部30の各々の姿勢が、腰掛け装置100に腰掛けるのに適した姿勢へと切り替えられる。この結果、ユーザは、好適な姿勢にて腰掛け装置100に腰掛けられるようになり、腰掛けによる休息効果を十分に得ることが可能となる。以下、腰掛け装置100に備えられた可動部について説明する。
本実施形態において、腰掛け装置100には複数の可動部が設けられており、具体的には、角度調整機構51、第二の角度調整機構52、第三の角度調整機構53、屈曲機構54及び拡張機構55が設けられている。
角度調整機構51は、第二支え部20の姿勢を変更させるための可動部であり、厳密には、第一支え部10と第二支え部20との間における曲げ角度(曲げ角度については後述する)を調整するものである。この角度調整機構51は、公知の小型アクチュエータからなり、第一支え部10中の腰支え部12と第二支え部20とのジョイント部に設けられている。そして、角度調整機構51は、作動すると、第一支え部10に対して回動可能な状態で組み付けられた第二支え部20を回動させる。具体的に説明すると、角度調整機構51は、ユーザが腰掛け装置100に腰掛けるにあたり、第二支え部20を所定の回動量だけ前方に回動させる。これにより、第二支え部20の姿勢は、通常の姿勢から、下端部が幾分前側且つ上方に移動した姿勢へ切り替わるようになる。
そして、上記の如く第二支え部20の姿勢が切り替えられた後、角度調整機構51は、第二支え部20の回動を止めると共に、腰掛け期間が終了するまで第二支え部20の位置を固定する。換言すると、角度調整機構51の状態は、第二支え部20を所定の回動量だけ回動させた後にロック状態へと切り替わり、腰掛け期間が継続する間、ロック状態のままで保持されることになっている。
第二の角度調整機構52は、第三支え部30中の脚支え部分31の姿勢を変更させるための可動部であり、厳密には、第二支え部20と脚支え部分31との間における第二の曲げ角度(第二の曲げ角度については後述する)を調整するものである。この第二の角度調整機構52は、公知の小型アクチュエータからなり、脚支え部分31と第二支え部20とのジョイント部に設けられている。そして、第二の角度調整機構52は、作動すると、第二支え部20に対して回動可能な状態で組み付けられた脚支え部分31を回動させる。具体的に説明すると、第二の角度調整機構52は、ユーザが腰掛け装置100に腰掛けるにあたり、脚支え部分31を所定の回動量だけ後方に回動させる。これにより、脚支え部分31の姿勢は、通常の姿勢から、下端部が幾分第二支え部20に近付いた姿勢へ切り替わるようになる。
そして、上記の如く脚支え部分31の姿勢が切り替えられた後、第二の角度調整機構52は、脚支え部分31の回動を止めると共に、腰掛け期間が終了するまで脚支え部分31の位置を固定する。換言すると、第二の角度調整機構52の状態は、脚支え部分31を所定の回動量だけ回動させた後にロック状態へと切り替わり、腰掛け期間が継続する間、ロック状態のままで保持されることになっている。
第三の角度調整機構53は、第三支え部30中の接地部分32の姿勢を変更させるための可動部であり、厳密には、接地部分32及び脚支え部分31の双方を側方から見たときに当該双方がなす角度(換言すると、地面に対する脚支え部分31の傾斜角度)を調整するものである。この第三の角度調整機構53は、公知の小型アクチュエータからなり、脚支え部分31と接地部分32とのジョイント部に設けられている。そして、第三の角度調整機構53は、ユーザが立っている地面の傾斜度(水平面に対する傾き)が変化したときに作動し、脚支え部分31に対して回動可能な状態で組み付けられた接地部分32を回動させる。具体的に説明すると、ユーザが立っている地面が水平面に対して傾いていると、第三の角度調整機構53が地面の傾斜度に応じた回動量にて接地部分32を回動させる。これにより、地面の傾斜度が変化したとしても、接地部分32の姿勢は、常に地面に接地した姿勢を維持することが可能となる。
なお、第三の角度調整機構53は、腰掛け期間中には接地部分32の回動を行うことなく、腰掛け期間が終了するまで接地部分32の位置を固定する。換言すると、第三の角度調整機構53の状態は、腰掛け期間になるとロック状態へと切り替わり、腰掛け期間が継続する間、ロック状態のままで保持されることになっている。
屈曲機構54は、第一支え部10の姿勢、厳密には背支え部11の姿勢を変更させるための可動部であり、厳密には、背支え部11の屈曲状態を調整するものである。この屈曲機構54は、公知の小型アクチュエータからなり、背支え部11中の基部上部13a及び基部下部13bのジョイント部に設けられている。そして、屈曲機構54は、ユーザが腰掛け装置100に腰掛けた際にユーザの背が第一支え部10に凭れ掛かると、これをトリガーとして作動し、基部下部13bに対して回動可能な状態で組み付けられた基部上部13aを回動させる。具体的に説明すると、屈曲機構54は、ユーザの背の曲がり度合いに応じた回動量にて基部上部13aを前方に回動させる。これにより、背支え部11の姿勢は、通常の姿勢(起立姿勢)から上下方向の中途位置で屈曲した姿勢、すなわち前屈姿勢へ切り替わるようになる。
以上のように屈曲機構54が背支え部11の姿勢をユーザの背の曲がり度合いに応じて切り替えることにより、背支え部11がユーザの背にフィットするようになる。これにより、ユーザは、腰掛け装置100に腰掛けたときにより一層良好な休息効果を得るようになる。
拡張機構55は、接地部分32を前後方向に拡張させるための可動部であり、中空体32aに対して拡張プレート32bを出し入れするものである。換言すると、拡張機構55は、接地部分32と地面とが接している範囲(以下、接地範囲)を前後方向に拡張するものである。拡張機構55は、公知のスライド機構からなり、中空体32a内に収容されている。そして、拡張機構55は、ユーザが腰掛け装置100に腰掛けるにあたって作動し、その際の状況に応じた量だけ拡張プレート32bを中空体32a内から突出させて接地部分32を拡張させる。より具体的に説明すると、腰掛け装置100を装着した状態のユーザ(すなわち、第一支え部10を背負ったユーザ)の重心が接地範囲内に位置するように、拡張機構55が接地部分32を拡張させる。
以上のようにユーザの重心が前後方向において接地部分32と地面との接地範囲内に位置していれば、ユーザが所定の姿勢(例えば、第一支え部10に背を凭れ掛けた姿勢)にて腰掛け装置100に腰掛けたとき、当該姿勢のままでユーザを適切に支持することが可能となる。
ところで、以上までに説明した複数の可動部の各々は、図5に示すように、腰掛け装置100に搭載されたセンサ群60の検知結果に応じて自動制御されることになっている。より詳しく説明すると、センサ群60の中には、ユーザの生理的情報を検知する生体情報センサ、腰掛け装置100を装着した状態のユーザの重心位置を検知するバランスセンサ、ユーザの背骨(脊椎)の骨格形状を検知する形状センサが含まれている。
生体情報センサは、ユーザが腰掛け装置100に腰掛ける際に信号を出力する信号出力部に相当する。具体的に説明すると、生体情報センサは、ユーザの心理状態、特に腰掛けたい(休息したい)という感情を検知し、その検知結果に応じた信号を出力する。そして、生体情報センサが信号を出力すると、これをトリガーとして、角度調整機構51、第二の角度調整機構52及び第三の角度調整機構53が作動する。
具体的に説明すると、角度調整機構51は、生体情報センサの出力信号を受信すると、第二支え部20を第一支え部10に対して所定の回動量だけ前方に回動させる。また、第二の角度調整機構52は、生体情報センサの出力信号を受信すると、第三支え部30中の脚支え部分31を第二支え部20に対して所定の回動量だけ後方に回動させる。さらに、第三の角度調整機構53は、生体情報センサの出力信号を受信すると、第三支え部30中の接地部分32を脚支え部分31に対して地面の傾斜度合いに応じた回動量だけ回動させる。その後、角度調整機構51、第二の角度調整機構52及び第三の角度調整機構53は、いずれもロック状態となり、腰掛け期間中、ロック状態のままで保持される。
バランスセンサは、生体情報センサが信号を出力すると、これに合わせてユーザの重心位置を検知し、その検知結果に応じた信号を第二の角度調整機構52及び拡張機構55に向けて出力する。第二の角度調整機構52は、バランスセンサの出力信号を受信すると、第三支え部30中の脚支え部分31を回動させる。この際の回動量は、重心位置の検知結果に応じた回動量に設定される。すなわち、バランスセンサが検知したユーザの重心位置は、脚支え部分31の回動量に反映されることとなる。また、拡張機構55は、バランスセンサの出力信号を受信すると、重心位置の検知結果に応じた量だけ拡張プレート32bを中空体32aから突出させて接地部分32を拡張させる。
形状センサは、腰掛け期間中、背支え部11に凭れ掛かったユーザの背の曲がり具合、具体的には背骨の骨格形状を検知し、その検知結果に応じた信号を屈曲機構54に向けて出力する。屈曲機構54は、形状センサの出力信号を受信すると、骨格形状の検知結果に応じた回動量だけ基部上部13aを基部下部13bに対して前方に回動させる。
以上のように本実施形態では、ユーザが腰掛け装置100に腰掛けるにあたって、腰掛け装置100の各可動部が各種センサの検知結果に応じて自動制御される。これにより、ユーザが腰掛け装置100に腰掛ける際には、腰掛け装置100の姿勢が、ユーザが腰掛けるのに適した姿勢、つまり、腰掛けることで良好な休息効果が得られるような姿勢に切り替わるようになる。
次に、腰掛け装置100の動作例について図6及び7を参照しながら説明する。先ず、図6は、非腰掛け期間における腰掛け装置100の状態を示す模式側面図である。図7は、腰掛け期間における腰掛け装置100の状態を示す模式側面図である。なお、図6及び7は、図示を分かり易くするために幾分簡略化して図示している都合上、腰掛け装置100各部の形状、寸法及び位置等が実際のものと若干異なっている。
先ず、腰掛け装置100が使用されていない期間、すなわち、非腰掛け期間における腰掛け装置100の状態について説明する。非腰掛け期間中、ユーザは、歩行や作業を行うために起立している。一方、ユーザは、その背に第一支え部10を背負っている。このとき、第一支え部10の下部には第二支え部20が吊り下げられており、さらに、第二支え部20の下端部には第三支え部30(厳密には、第三支え部30の脚支え部分31)が吊り下げられている。このような状態に腰掛け装置100があるため、ユーザが移動すると、腰掛け装置100各部(具体的には、第一支え部10、第二支え部20、第三支え部30、クッション部40、角度調整機構51をはじめとする可動部、及び、生体情報センサを含むセンサ群60)がユーザと共に移動するようになる。
また、非腰掛け期間中、角度調整機構51、第二の角度調整機構52及び第三の角度調整機構53は、停止しており、さらにアンロック状態となっている。ここで、アンロック状態は、それぞれの角度調整機構が調整対象とする角度(具体的には、後述する曲げ角度、第二の曲げ角度及び傾斜角度)が変更自在となった状態、すなわち、変更自在状態に相当する。一方、前述したロック状態は、それぞれの角度調整機構の調整対象角度が調整不能な状態(換言すると、調整対象角度が保持された状態)、すなわち、保持状態に相当する。このように角度調整機構51、第二の角度調整機構52及び第三の角度調整機構53のそれぞれの状態は、ロック状態及びアンロック状態の間で切り替え可能であり、非腰掛け期間中にはアンロック状態となっている。
分かり易く説明すると、非腰掛け期間中、角度調整機構51がアンロック状態であるため、第二支え部20は、図6中、矢印にて示す回動方向に回動自在となっている。同様に、非腰掛け期間中、第二の角度調整機構52がアンロック状態であるため、第三支え部30中の脚支え部分31は、図6中、矢印にて示す回動方向に回動自在となっている。また、非腰掛け期間中、第三の角度調整機構53がアンロック状態であるため、第三支え部30中の接地部分32は、図6中、矢印にて示す回動方向に回動自在となっている。
以上のように、非腰掛け期間中、第二支え部20、第三支え部30中の脚支え部分31及び接地部分32が回動自在となっており、ユーザが移動する際にはユーザの身体の動きに良好に追従するようになる。換言すると、第二支え部20、脚支え部分31及び接地部分32のそれぞれの回動支点が位置する周辺の身体部位(具体的には、腰、膝及び踝)が拘束されることなく動けるようになる。
一方、ユーザの心理状態が、腰掛け装置100に腰掛けることを欲する状態となると、生体情報センサがその状態の変化を検知し、検知結果に応じた信号を出力する。また、これと連動するようにバランスセンサが、腰掛け装置100を装着した状態のユーザの重心位置を検知し、検知結果に応じた信号を出力する。
角度調整機構51、第二の角度調整機構52及び第三の角度調整機構53は、生体情報センサからの出力信号を受信することで作動し、腰掛け装置100のうち、対応する部分を回動させる。具体的に説明すると、角度調整機構51は、生体情報センサからの出力信号を受信すると、第二支え部20を第一支え部10に対して所定の回動量だけ前方に回動させる。これにより、第一支え部10と第二支え部20との間における曲げ角度が予め設定された角度に調整されることとなる。ここで、曲げ角度とは、第一支え部10の上端から下端に向かう方向(厳密には、縦プレート14の長手方向)と、第二支え部20の延出方向と、がなす鈍角であり、具体的には、図7中の角度C1である。
なお、曲げ角度の調整時における設定角度は、ユーザの体格等に応じて適宜な角度(すなわち、ユーザが好適な姿勢を取れるような角度)に設定されており、例えば、120〜130度に設定されているとよい。
そして、曲げ角度C1の調整が完了すると、角度調整機構51の状態がアンロック状態からロック状態に切り替わる。これにより、曲げ角度C1は、調整後の角度に保持されるようになる。以降、腰掛け期間が継続する間、角度調整機構51の状態がロック状態で保持されることになり、以て、調整後の曲げ角度C1についても保持されるようになる。
また、第二の角度調整機構52は、生体情報センサからの出力信号を受信すると、第三支え部30中の脚支え部分31を第二支え部20に対して後方に回動させる。このとき、第二の角度調整機構52は、バランスセンサからの出力信号が示すユーザの重心位置に応じた回動量だけ、脚支え部分31を回動させる。これにより、第二支え部20と脚支え部分31との間における第二の曲げ角度が、重心位置に応じた角度に調整されることとなる。ここで、第二の曲げ角度とは、第二支え部20の延出方向と脚支え部分31との延出方向とがなす鈍角であり、具体的には、図7中の角度C2である。
そして、第二の曲げ角度C2の調整が完了すると、第二の角度調整機構52の状態がアンロック状態からロック状態に切り替わる。これにより、第二の曲げ角度C2は、調整後の角度に保持されるようになる。以降、腰掛け期間が継続する間、第二の角度調整機構52の状態がロック状態で保持されることになり、以て、調整後の第二の曲げ角度C2についても保持されるようになる。
さらに、第三の角度調整機構53は、生体情報センサからの出力信号を受信すると、その時点でユーザが立っている地面の傾斜度合いに応じて、第三支え部30中の接地部分32を脚支え部分31に対して回動させる。これにより、地面に対する脚支え部分31の傾斜角度、具体的には図7中の角度C3が調整されることとなる。そして、傾斜角度C3の調整が完了すると、第三の角度調整機構53の状態がアンロック状態からロック状態に切り替わる。これにより、傾斜角度C3は、調整後の角度に保持されるようになる。以降、腰掛け期間が継続する間、第三の角度調整機構53の状態がロック状態で保持されることになり、以て、調整後の傾斜角度C3についても保持されるようになる。
そして、曲げ角度C1、第二の曲げ角度C2及び傾斜角度C3が調整されると、必然的に、鉛直方向に対する第一支え部10の傾き角度が所定の角度にセットされるようになる。ここで、傾き角度とは、第一支え部10の上端から下端に向かう方向(厳密には、縦プレート14の長手方向)と鉛直方向とがなす鋭角であり、具体的には、図7中の角度C4である。なお、本実施形態において、傾き角度C4は、第一支え部10が若干後傾したときの角度にセットされることになっている。
以上のように本実施形態では、曲げ角度C1、第二の曲げ角度C2及び傾斜角度C3が調整されることで、第一支え部10の傾き角度C4が自動的に所定角度にセットされる。ここで、第一支え部10の傾き角度C4は、ユーザの背が第一支え部10に凭れる際の角度(背凭れ角度)に相当する。このため、ユーザが好適な姿勢を取れるような角度に傾き角度C4がセットされれば、ユーザは、腰掛け装置100に腰掛けたときに、より一層良好な休息効果を得るようになる。
一方、バランスセンサが、ユーザの重心位置の検知結果に応じた信号を出力すると、拡張機構55が、かかる出力信号を受信する。これをトリガーとして、拡張機構55が、重心位置の検知結果に応じた量だけ拡張プレート32bを中空体32aから突出させ、接地部分32を拡張させる。これにより、前後方向において、ユーザの重心(図7中、記号Gにて表記)が接地範囲内に位置するようになる。このような位置関係にあれば、第三支え部30によって第一支え部10及び第二支え部20並びにユーザの体重を適切に支えることが可能となる。
なお、本実施形態では、上記の位置関係を実現する上で、拡張機構55によって接地部分32を拡張することに加え、第二の角度調整機構52によって第二の曲げ角度C2を調整し、さらに、第三の角度調整機構53によって傾斜角度C3を調整することとしている。すなわち、本実施形態では、拡張機構55、第二の角度調整機構52及び第三の角度調整機構53が協働して上記の位置関係を実現していることになる。これにより、ユーザの重心位置を、接地範囲内に確実に収めることが可能となる。ただし、これに限定されるものではなく、第二の角度調整機構52及び第三の角度調整機構53のみによって上記の位置関係を実現してもよい。あるいは、拡張機構55のみによって上記の位置関係を実現してもよい。
そして、以上までに説明した各種の調整が完了すると、腰掛け装置100の姿勢が、腰掛け可能な姿勢に切り替わる。かかる状態で腰及び脚を屈めることで、ユーザは、腰掛け装置100に好適な姿勢にて腰掛けることが可能となる。また、このとき、角度調整機構51、第二の角度調整機構52及び第三の角度調整機構53は、ロック状態となっており、腰掛け期間中、ロック状態のまま保持される。これにより、腰掛け期間中、ユーザは、好適な姿勢を維持することが可能となる。以上の結果、ユーザは、腰掛け装置100に腰掛けることによる休息効果を十分に得ることとなる。
なお、ユーザが腰掛け装置100に腰掛けた際に背を第一支え部10に凭れ掛けると、形状センサがユーザの背骨の骨格形状を検知し、検知結果に応じた信号を出力する。一方で、屈曲機構54が形状センサからの出力信号を受信し、これをトリガーとして、第一支え部10中の基部上部13aを基部下部13bに対して回動させる。このとき、屈曲機構54は、骨格形状の検知結果に応じた量だけ基部上部13aを回動させる。これにより、第一支え部10は、凭れ掛かったユーザの背の曲がり具合に応じて屈曲し、ユーザの背にフィットするようになる。この結果、ユーザは、より良好な休息効果を得るようになる。
<<その他の実施形態>>
上記の実施形態では、本発明の腰掛け装置について一例を挙げて説明した。しかし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。つまり、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、上記の実施形態では、第一支え部10及び第二支え部20を支える第三支え部30の構成として、上下方向において第二支え部20と地面との間に設けられて上記2つの支え部を地面上に据えおくために当該2つの支え部を下方から支える構成を例に挙げて説明した。ただし、第三支え部30の構成については、上記の実施形態で説明したものに限定されず、他の構成も考えられる。例えば、床から立ち上がった壁や水平方向に架設された金属棒等に第一支え部10を引っ掛けることで第一支え部10及び第二支え部20を支える構成(以下、変形例)であってもよい。かかる変形例について図8を参照しながら説明する。図8は、変形例に係る腰掛け装置200の構成についての説明図であり、図7に対応した図となっている。
変形例に係る腰掛け装置200は、上記の実施形態における第三支え部30、すなわち、脚支え部分31及び接地部分32からなる第三支え部30を備えていない一方で、第一支え部10の後面に、第三支え部としてのクランプ部70を備えている。このクランプ部70は、ユーザが居る空間(部屋)に架設された金属棒Bにクランプされることで第一支え部10及び第二支え部20を後方から支えるものである。なお、変形例に係る腰掛け装置200には、当然ながら、上記の実施形態における第三支え部30に付随する機構(具体的には、第二の角度調整機構52、第三の角度調整機構53及び拡張機構55)も設けられていない。かかる点を除き、変形例に係る腰掛け装置200は、上記の実施形態に係る腰掛け装置100と略同様の構成になっている。そして、変形例に係る腰掛け装置200は、第一支え部10が鉛直方向に対して若干後傾するようにクランプ部70を上記金属棒Bにクランプさせた上で使用される。
また、上記の実施形態では、回動可能に構成された部分が腰掛け装置100中の複数箇所にあることとした。具体的に説明すると、第一支え部10と第二支え部20とのジョイント部分、第二支え部20と第三支え部30中の脚支え部分31とのジョイント部分、脚支え部分31と接地部分32とのジョイント部分、及び、第一支え部10中の基部上部13aと基部下部13bとのジョイント部分が回動可能に構成されていることとした。ただし、回動可能に構成された部分については、他の箇所にも設けられていてもよく、例えば、第一支え部10中の背支え部11と腰支え部12とのジョイント部分が回動可能に構成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、生体情報センサがユーザの心理状態を検知し、その検知結果に応じた信号を出力することとした。そして、上記の実施形態では、角度調整機構51が、生体情報センサからの出力信号を受信すると、第一支え部10と第二支え部20との間における曲げ角度を調整することとした。ただし、角度調整機構51が曲げ角度を調整する際のトリガーとなるものについては、他にも挙げられる。一例を挙げて説明すると、ユーザが腰掛け装置100に腰掛ける際に行う所定の動作を受け付ける機器、例えば、押しボタンを設け、かかる押しボタンが押された時点で信号が出力され、当該信号を受信することをトリガーとして角度調整機構51が曲げ角度を調整することとしてもよい。
10 第一支え部
11 背支え部
12 腰支え部
13 基部
13a 基部上部
13b 基部下部
14 縦プレート
15 横プレート
16 弾性体
19 肩掛けベルト
20 第二支え部
30 第三支え部
31 脚支え部分
32 接地部分
32a 中空体
32b 拡張プレート
40 クッション部
51 角度調整機構
52 第二の角度調整機構
53 第三の角度調整機構
54 屈曲機構
55 拡張機構
60 センサ群
70 クランプ部
100,200 腰掛け装置
B 金属棒

Claims (8)

  1. ユーザが腰及び脚を屈めた状態で腰掛ける腰掛け装置であって、
    前記ユーザの背を後方から支える背支え部、及び腰を後方から支える腰支え部を有する第一支え部と、
    該第一支え部に組み付けられた状態で前記ユーザの脚の上方部分の側方に位置する第二支え部と、
    前記第二支え部のうち、前記第一支え部に組み付けられた部分とは反対側の部分に組み付けられた状態で前記ユーザの脚の下方部分の側方に位置する脚支え部分と、該脚支え部分に組み付けられた状態で地面に接する接地部分とを有する第三支え部と
    記第二支え部を前記第一支え部に対して回動させて、前記第一支え部及び前記第二支え部の双方の間における曲げ角度を調整する角度調整機構と、
    前記第三支え部中の前記脚支え部分を前記第二支え部に対して回動させて前記脚支え部分と前記第二支え部との間における第二の曲げ角度を調整する第二の角度調整機構と、
    前記第三支え部中の前記接地部分を前記脚支え部分に対して回動させて地面に対する前
    記脚支え部分の傾斜角度を調整する第三の角度調整機構と、
    前記腰支え部に取り付けられ、前記腰支え部から下方に延出するクッション部と、を備え、
    前記双方、前記第三支え部の脚支え部分及び接地部分、前記角度調整機構、前記第二の角度調整機構及び前記第三の角度調整機構は、前記第一支え部が前記ユーザに装着されることで前記ユーザとともに移動し、前記クッション部がユーザの臀部及び大腿部の少なくとも一方に当接するように構成され、
    前記角度調整機構は、前記曲げ角度を予め設定された角度に調整し調整後の前記曲げ角度を保持することを特徴とする腰掛け装置。
  2. 前記角度調整機構が前記曲げ角度を予め設定された角度に調整し、かつ、前記第三支え部が所定の姿勢にて配置されることにより、鉛直方向に対する前記第一支え部の傾き角度が所定の角度にセットされることを特徴とする請求項1に記載の腰掛け装置。
  3. 前記角度調整機構の状態は、前記曲げ角度が保持された保持状態と、前記曲げ角度が変更自在となった変更自在状態と、の間で切り替え可能であり、前記ユーザが前記腰掛け装置に腰掛けている腰掛け期間中には前記保持状態にあり、前記腰掛け期間以外の期間には前記変更自在状態にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の腰掛け装置。
  4. 記ユーザが前記腰掛け装置に腰掛けているとき、前後方向において前記接地部分と地面とが接している範囲内に、前記第一支え部を装着した状態の前記腰掛け装置及び前記ユーザ自身両者による重心が位置していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の腰掛け装置。
  5. 記第二の角度調整機構及び前記第三の角度調整機構は、前後方向において前記接地部分と地面とが接している範囲内に前記重心が位置するように、前記第二の曲げ角度及び前記傾斜角度を調整することを特徴とする請求項4に記載の腰掛け装置。
  6. 前記接地部分は、前後方向に拡張可能に構成されており、
    前記接地部分を前後方向に拡張させる拡張機構を有し、
    該拡張機構は、前後方向において前記接地部分と地面とが接している範囲内に前記重心が位置するように、前記接地部分を調整することを特徴とする請求項4又は5に記載の腰掛け装置。
  7. 前記第一支え部は、上下方向において並んだ二つの領域を有し、
    該二つの領域のうち、より上方に位置する第一領域は、より下方に位置する第二領域に対して回動可能であり、
    前記第一領域が前記第二領域に対して回動することで、前記第一支え部の姿勢が上下方向に屈曲した姿勢になることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の腰掛け装置。
  8. 前記第一支え部は、前記ユーザの背の後方に位置し可撓性の樹脂材料からなる基部を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の腰掛け装置。
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