JP6400144B2 - 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

印刷装置、及び、印刷装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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本発明は、外部装置から受信した印刷データを印刷することが可能な印刷装置に関する。
近年、PC(パーソナルコンピュータ)などの外部装置から送信された印刷データを印刷装置に留め置き、ユーザが印刷装置の操作パネルで所定の操作を行うことに応じてその印刷データを印刷するシステムが知られている。このような印刷は留め置き印刷と呼ばれている。
留め置き印刷に関わる従来技術の一例として特許文献1がある。特許文献1では、PCが印刷ジョブにパスワードを付加して印刷装置に送信し、印刷ジョブに付加されたパスワードと同じパスワードが印刷装置の操作パネルから入力されたことに従って印刷する方法が提案されている。なお、この留め置き印刷の方法は、セキュアプリント、セキュア印刷、機密印刷、プライベートプリント、認証プリントなどと呼ばれることもある。
ところで、留め置かれた印刷ジョブの印刷操作を行う際にはパスワードの入力をユーザに要求するが、印刷ジョブの実行を中止するユーザ操作(以下では「中止操作」という)に対しては制限をかけないことが一般的である。
中止操作に制限をかけないことが一般的である理由は主に三つある。一つ目の理由は、セキュアプリントジョブの中止操作に制限をかけなくても、印刷物を他人に見られることはないため印刷物のセキュリティは保たれるからである。二つ目の理由は、印刷装置内に溜め置き可能なセキュアプリントジョブの上限数に限界があることに起因する。すなわち、印刷装置内に溜め置かれたセキュアプリントジョブが放置される可能性が有り、その結果として溜め置き可能な上限数に達してしまった場合、印刷装置は上限数以上のセキュアプリントジョブを受け付けることができなくなる。このような状態でセキュアプリントジョブの中止に制限をかけてしまうと、放置されたセキュアプリントジョブのパスワードを知らなければ中止ができなくなるためである。三つ目の理由は、操作性の向上である。ユーザがセキュアプリントジョブを間違って送信した場合や送信後に状況が変わり印刷不要になった場合に、印刷装置の操作部から中止を行うことになるが、その際にパスワードを入力しなければならないのは操作が煩雑になるためである。
特開2000−76028号公報
不特定多数の利用者が存在する環境(まんが喫茶、インターネットカフェ、コンビニエンスストア、ホテルのロビー等)に印刷装置が設置される場合、印刷装置は課金装置と共に設置され、利用した印刷サービスの利用料が利用者に課金される。
しかしながら、このような環境に印刷装置を設置した場合、印刷ジョブの中止操作に制限をかけていないため、印刷ジョブが故意に他人に中止されてしまう可能性がある。すなわち、「印刷ジョブを送信したのに、印刷装置に自分の印刷ジョブがない」などといった事態が起こる可能性がある。
自分の印刷ジョブが他人に中止されてしまうのを防止するための解決策としては、中止操作をする時にパスワード入力を必須とするとか、自分の印刷ジョブのみ中止操作可能にするとかの方法等が考えられる。しかしながら、前者に関しては、中止操作をする為にパスワード入力を必須とすることは上述した3つの理由から好ましくない。後者に関しては、不特定多数の利用者が存在する環境に印刷装置を設置する場合、印刷ジョブが自分のものか他人のものか(より正確には、印刷ジョブの所有者が印刷装置を操作するオペレータ自身のジョブか否か)を印刷装置が判別する事が現実的に困難である。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、課金モードで動作する印刷装置において、印刷データが誤って削除されないようにするための手段を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る印刷装置は、課金装置を接続可能な印刷装置において、印刷ジョブのリストを表示する表示手段と、前記表示手段に表示されたリストから選択された印刷ジョブの印刷開始が指示されたことに基づいて、画像をシートに印刷する印刷手段と、前記印刷装置に接続されている前記課金装置に課金を実行させる課金モードを有効にするか否かを設定する設定手段と、前記設定手段により前記課金モードを有効にすることが設定されている場合、前記印刷手段によって実行される印刷処理に対する課金を前記課金装置に実行させる課金処理手段と、前記設定手段により前記課金モードを有効にすることが設定されており、かつ操作中のユーザが管理者権限を持つユーザである場合には、前記表示手段により表示された前記リストから印刷ジョブを削除するのを当該ユーザに対して許可し、前記設定手段により前記課金モードを有効にすることが設定されており、かつ操作中のユーザが管理者権限を持たないユーザである場合は、前記表示手段により表示された前記リストから印刷ジョブを削除するのを当該ユーザに対して禁止し、前記設定手段により前記課金モードを有効にすることが設定されていない場合には、操作中のユーザが管理者権限を持たないユーザであっても、前記表示手段により表示された前記リストから印刷ジョブを削除するのを当該ユーザに対して許可する削除制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る印刷装置は、印刷ジョブのリストを表示する表示手段と、前記表示手段に表示されたリストから選択された印刷ジョブの印刷開始が指示されたことに基づいて、画像をシートに印刷する印刷手段と、前記印刷装置に接続されている前記課金装置に課金を実行させる課金モードを有効にするか否かを設定する課金モード設定手段と、前記課金モード設定手段により前記課金モードを有効にすることが設定されている場合、前記印刷手段によって実行される印刷処理に対する課金を前記課金装置に実行させる課金処理手段と、前記印刷装置の操作モードとして、管理者操作モードを有効にするか否かを設定する操作モード設定手段と、前記課金モード設定手段により前記課金モードが有効に設定されているか否かと、前記操作モード設定手段により前記管理者操作モードが有効に設定されているか否かに基づき、前記表示手段により表示された前記リストから印刷ジョブを削除することを許可するか禁止するかを制御する削除制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、課金モードで動作する印刷装置において、印刷データが誤って削除されないようにすることができる。
印刷装置の一例である複合機と、外部装置の一例であるPCとから構成されるネットワークシステムの全体図である。 プリンタドライバにより実行される、印刷データを送信する際の処理手順を示すフローチャートである。 プリンタドライバの設定画面の一例である。 複合機により実行される、PCから印刷データを受信した際の処理手順を示すフローチャートである。 複合機の操作部に表示される操作画面を介して印刷ジョブの印刷操作又は中止操作を実行する際の処理手順を示すフローチャートである。 複合機の操作部に表示される印刷ジョブ操作画面の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
本実施形態では、外部装置から受信した印刷データを印刷する印刷装置について説明するが、まず、本実施形態の説明するうえで前提となる用語について定義する。本実施形態では、外部装置によりパスワードが付加された印刷ジョブを、「セキュアプリントジョブ」と称する。印刷装置は、セキュアプリントジョブの印刷データを外部装置から受信すると、次のような動作を行う。すなわち、印刷装置は、その印刷データを記憶装置に記憶し(留め置き)、操作部を介してユーザから印刷のための操作(印刷操作)が行われ、かつ当該ユーザから前記パスワードが入力されたことに応じて印刷物の出力を行う。
また、本実施形態の印刷装置は、セキュアプリントジョブについて印刷操作が行われた場合はパスワードの入力を要求とするが、セキュアプリントジョブの実行を中止するための操作(中止操作)がユーザから行われた場合は、パスワードの入力を要求しない。この理由は主に三つある。一つ目の理由は、セキュアプリントジョブの中止操作に制限をかけなくても、印刷物を他人に見られることはないため印刷物のセキュリティは保たれるからである。二つ目の理由は、印刷装置内に溜め置き可能なセキュアプリントジョブの上限数に限界があることに起因する。すなわち、印刷装置内に溜め置かれたセキュアプリントジョブが放置される可能性が有り、その結果として溜め置き可能な上限数に達してしまった場合、印刷装置は上限数以上のセキュアプリントジョブを受け付けることができなくなる。このような状態でセキュアプリントジョブの中止に制限をかけてしまうと、放置されたセキュアプリントジョブのパスワードを知らなければ中止ができなくなるためである。三つ目の理由は、操作性の向上である。ユーザがセキュアプリントジョブを間違って送信した場合や送信後に状況が変わり印刷不要になった場合に、印刷装置の操作部から中止を行うことになるが、その際にパスワードを入力しなければならないのは操作が煩雑になるためである。
また、本実施形態では、セキュアプリントジョブを実行するための機能を少なくとも持つ複合機(Multi Function Peripheral)を印刷装置の一例として説明する。ただし、この機能は一般的にSFP(Single Function Peripheral)でも使用されるため、適用範囲は複合機に限定されるものではない。
図1の下部は本実施形態に係る複合機1000の概略構成を示すブロック図である。コントロールユニット200は画像入力デバイスであるスキャナ201や画像出力デバイスであるプリンタ202、課金装置225と接続し、またネットワーク101や公衆回線204と接続することで、画像情報やデバイス情報の送受信を行う。
CPU205は複合機1000を制御するプロセッサである。RAM206はCPU205が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データやユーザ情報やパスワードなどを一時記憶するためのメモリでもある。ROM207はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD208はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、アプリケーション、画像データを格納する。また、本実施形態における後述のフローチャートを実行するためのプログラムもこのHDD208に格納されている。
実施形態のフローチャートの各ステップは、CPU205によりHDD208に記憶されたプログラムにより実行されるものではある。ただし、このCPU205以外のプロセッサが上記フローチャートの各ステップを実行したり、あるいは、CPU205と他のプロセッサとが協働して上記フローチャートの処理を実行したりしてもよい。
操作部インターフェース209はタッチパネルを備えた操作部210とのインターフェースで、操作部210に表示する画面データを操作部210に対して表示する。また、操作部210からユーザが入力した情報を、CPU205に伝える役割をする。Network I/F211はネットワーク101に接続し、情報の入出力を行う。MODEM212は公衆回線204に接続し、情報の入出力を行う。SRAM213は高速動作可能な不揮発性の記録媒体である。RTC214は、リアルタイムクロックであり、コントロールユニット200に電源が入っていない状態でも現在の時刻をカウントし続ける処理を行う。以上のデバイスがシステムバス215上に配置される。
Image Bus I/F216はシステムバス215と画像データを高速で転送する画像バス217を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス217は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス217上には以下のデバイスが配置される。RIP部218はラスターイメージプロセッサでありPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部219は、画像入出力デバイスであるスキャナ201やプリンタ202とコントロールユニット200を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部220は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部221は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。暗号処理部222は画像データを含む入力データの暗号化処理を行う。復号処理部223は暗号化データの複合化処理を行う。
次に、プリンタドライバによるセキュアプリントジョブの送信処理について、図1、図2及び図3(a)、(b)を使用して説明する。
次に、外部装置の一例であるPC2000のハードウェア構成を説明する。PC2000は、CPU26、メインメモリ27、ディスク21、PC操作部23、PC通信部25、PC表示部24を有する。CPU26は、PC2000の動作を制御するプロセッサである。CPU26は、ディスク21に記憶されたプログラムをメインメモリ27にロードして各種処理を実行する。ディスク21には、図示されてはいないが、オペレーティングシステム(OS)や文書作成アプリケーションなどの各種のプログラムが格納されている。更にディスク21には、複合機1000に対応するプリンタドライバプログラム(以下では単にプリンタドライバと呼ぶ)22も格納されている。
PC通信部25は、ネットワーク101に接続された他の装置との間で各種情報を送受信する。PC操作部23は例えばマウスやキーボードであり、ユーザから入力を受け付ける入力機器として機能する。PC表示部24は例えば液晶ディスプレイであり、CPU26が処理したデータを出力するための出力機器として機能する。
図2はPC2000のプリンタドライバにより印刷データを送信する際の処理手順を示すフローチャートであり、図3はプリンタドライバの設定画面の一例である。図2のフローチャートの各ステップは、ディスク21からメインメモリ27にロードされたプログラムをCPU26が実行することにより実現される。
図2のステップS02001において、PC操作部23は、ユーザから設定画面0301の表示の指示を受け付け、図3(a)の設定画面0301をPC表示部24に表示する。設定画面0301では、セキュアプリント印刷の使用有無や、用紙サイズ、印刷部数など印刷に関する設定が可能である。
ステップS02002において、PC操作部23は、ユーザによる設定画面0301の操作を受け付け、印刷ジョブに関する設定を行う。ユーザがセキュアプリント印刷を設定したい場合、設定画面0301内のセキュアプリント使用ボタン0302をPC操作部23から選択し、チェックを入れる。図3(a)の画面例では、はセキュアプリント使用ボタン0302にチェックが入り、セキュアプリント印刷の設定が有効となっていることを示している。なお、プリンタドライバは、セキュアプリント印刷を強制的に有効にするようにすることも可能である。すなわち、PCを利用するユーザにセキュアプリント印刷のみを使用させたい場合、セキュアプリント使用ボタン0302を常にチェックされた状態とし、ユーザがチェックを外すことができないように制限する。例えば、まんが喫茶やインターネットカフェに設置される印刷装置が印刷サービスを提供する場合、セキュアプリントジョブに対して課金する方法をとる。よって、店舗内のPCにインストールするプリンタドライバに上記の制限をかけることによって、ユーザにセキュアプリント印刷を強要することができる。
ステップS02002にて設定完了後、ユーザは印刷ジョブ設定完了ボタン0303を押下する。そしてプリンタドライバ22はセキュアプリント使用ボタン0302の設定を取得する(S02003)。次にステップS02004に移行する。
ステップS02004において、プリンタドライバ22はセキュアプリント使用ボタン0302が無効と判断した場合、通常の印刷ジョブを複合機1000に送信する(S02008)。ステップS02004において、プリンタドライバ22はセキュアプリント使用ボタン0302が有効と判断した場合、セキュアプリントジョブ設定画面をPC表示部24に表示し、セキュアプリントジョブの設定をユーザに要求する(S02005)。
図3(b)はステップS02005で表示されるセキュアプリント設定画面0321である。本実施形態では、セキュアプリントジョブにユーザ名、パスワードを設定可能とする。この際、ユーザ名入力フォーム0322に設定されている値はユーザが使用しているPC2000のユーザ情報をデフォルト値としてもよい。また、パスワード入力フォーム0323に設定されている値はプリンタドライバ22でデフォルト値が設定されてもよい。
ステップS02006において、プリンタドライバ22はユーザからPC操作部23を介して設定されたセキュアプリントジョブに必要な設定情報を受け取る。本実施形態では具体的に必要な設定情報はユーザ名とパスワードとする。図3(b)のPC表示部24に表示されるユーザ名入力フォーム0322はPC操作部23によってユーザにユーザ名を入力させるプリンタドライバ22の入力フォームである。PC表示部24に表示されるパスワード入力フォーム0323はPC操作部23によってユーザにパスワードを入力させるプリンタドライバ22の入力フォームである。PC操作部23はセキュアプリントジョブ設定完了ボタン0324の押下を受信すると、プリンタドライバ22は設定を反映する。
ステップS02007において、プリンタドライバ22は印刷データに、ユーザ名とパスワードを付加し、セキュアプリントジョブを生成する。
ステップS02008において、プリンタドライバ22はPC通信部25を介して印刷ジョブを複合機1000に送信する。
以上が、PC2000のプリンタドライバ22から印刷データを送信する際の処理の流れの説明である。
図4は、複合機1000により実行される、PC2000から印刷データを受信した際の処理手順を示すフローチャートである。図4のフローチャートに示す各ステップは、HDD208からRAM206にロードされたプログラムをCPU205が実行することにより実現される。図4のフローチャートの処理は、PC2000から印刷データを受信したことに応じて開始する。
ステップS04001において、CPU205は、PC通信部25から送信される印刷データをNetwork I/F211から受信し、受信した印刷データをHDD208に記憶する。次にステップS04002に移行する。
ステップS04002において、CPU205は、受信した印刷データがセキュアプリントジョブのデータであるか否かを判断する。この判断は、印刷データにパスワードが付加されているか否かに基づき行ってもよいし、印刷データとともに受信した制御コマンドをチェックし、セキュアプリントジョブを示すコマンドがあるか否かをチェックすることによって行ってもよい。
ステップS04002において、CPU205は、受信した印刷データがセキュアプリントジョブのデータであると判断した場合、受信した印刷データを印刷せずに待機状態のままHDD208に留め置く(S04003)。
ステップS04002において、受信した印刷データがセキュアプリントジョブのデータではない、すなわち通常プリントジョブであると判断した場合、ステップS04004に移行する。なお、本実施形態において、通常プリントジョブとは、ジョブの溜め置きを行わず即時に印刷を開始する印刷ジョブを意味する。
ステップS04004では、CPU205は、複合機1000の動作モードが課金モードであるか、非課金モードであるかを判断する。なお、この判断は、次のような方法により行われる。すなわち、あらかじめ管理者が複合機1000の課金モードを有効にするか否かの設定をしておき、この設定を示した設定値をSRAM213から取得し、取得した設定値に基づき行う。
ここで、課金モードとは、主にコンビニエンスストアやまんが喫茶、ホテルのロビーなどの環境に設置されて運用されるモードであり、複合機1000の利用者個人に対して印刷を実行する毎に課金を行うモードである。一方、非課金モードとは、主に一般的なオフィス環境に設置されて運用されるモードであり、利用者個人に対して課金を行わないモードである。
本実施形態では、複合機1000が課金モードで動作する場合は、セキュアプリントジョブに対して課金し、通常プリントジョブに対しては課金をしないこととする。
ステップS04004において、CPU205は、非課金モードであると判断した場合、プリンタ205を制御し、受信した印刷データの印刷を行う(S04005)。
ステップS04004において、課金モードであると判断した場合、CPU205は、ステップS04006に移行する。
ステップS04006では、CPU205は、セキュアプリントジョブ以外のジョブ、すなわち通常プリントジョブの印刷が許可されているか否かを判断する。この判断は予め設けられている設定値を参照して行う。通常、課金モードに設定された複合機1000は、セキュアプリントジョブに対して課金を行うため、通常プリントジョブの印刷を禁止する場合が多い。しかし、運用によっては通常プリントジョブに対しては非課金で印刷したい場合もあるため、このような設定を設けている。
ステップS04006において、セキュアプリントジョブ以外のジョブ、すなわち通常プリントジョブの印刷が許可されていると判断した場合、CPU205は、プリンタ205を制御し、当該印刷ジョブの印刷データを印刷する(S04005)。
ステップS04006において、セキュアプリントジョブ以外のジョブ、すなわち通常プリントジョブの印刷が禁止されていると判断した場合、CPU205は、受信した当該印刷ジョブを破棄して処理を終了する。
以上が、複合機により実行される、PCから印刷データを受信した際の処理手順である。
次に、PCから受信した印刷ジョブに対して印刷操作又は中止操作を行う処理について説明する。図5は、操作部210に表示される操作画面を介して印刷ジョブの印刷操作又は中止操作を行う際の処理手順を示すフローチャートである。図6(a)〜(e)は、複合機1000が操作部210に表示する、印刷ジョブについて印刷操作又は中止操作をするための操作画面の一例である。図5のフローチャートに示す各ステップは、図4と同様、HDD208からRAM206にロードされたプログラムをCPU205が実行することにより実現される。
ステップS05001において、CPU205は、ユーザからの指示が印刷ジョブの操作画面を表示するための指示であるか否かを判定する。ユーザからの指示が印刷ジョブ操作画面表示であると判定した場合は、ステップS05002に移行する。
ステップS05002において制御部1は、図6(a)に示す操作画面06001を操作部210に表示する。
操作画面06001の中で、ジョブリスト06002は、印刷ジョブの一覧を表示するためのフィールドである。ここで印刷ジョブの一覧は、セキュアプリントジョブや通常プリントジョブを含んでおり「種別」欄で確認することができる。ここで通常プリントジョブとは、前述したとおり溜め置きを行わず即時に印刷を開始するジョブを意味する。「種別」欄に「セキュア」が表示されているジョブはセキュアプリントジョブであり、何も表示されていないものは通常プリントジョブである。また、「状況」欄では、印刷ジョブの状態を確認することができる。「状況」欄に「プリント中」が表示されているジョブは、印刷を実行中のジョブであり、「待機中」と表示されているジョブは、印刷の実行を待機している状態のセキュアプリントジョブである。
ジョブ選択チェックボックス06005は、ユーザが操作したい印刷ジョブを選択するためのチェックボックスである。ユーザがジョブ選択チェックボックス06005によって印刷ジョブを選択することにより、選択した印刷ジョブの操作が可能となる。印刷ボタン06003は、印刷ジョブのうちセキュアプリントジョブの印刷を開始するためのボタンである。ユーザがセキュアプリントジョブを選択した後に印刷ボタン06003を押下すると、制御部1は、セキュアプリントジョブのパスワード入力画面(図では示さない)を表示する。ユーザはパスワード入力画面においてジョブに付加したパスワードを入力することによって印刷開始の操作が完了する。しかし、入力したパスワードがジョブに付加したパスワードに一致しなければ、制御部1は印刷開始の操作を実行しない。なお、本実施形態の複合機1000が課金モードで動作する場合は、制御部1が印刷開始を行う条件として、パスワードの一致だけでなく、印刷に必要な料金が何らかの方法で投入されている必要がある。その方法は本実施形態では特に示さないが、コインベンダであってもよいし、プリペイドカードなどを使用する方法をとってもよい。
中止ボタン06004は、選択した印刷ジョブを中止するためのボタンである。
ステップS05002において、CPU205は、図6(a)に示すように、印刷ボタン06003及び、中止ボタン06004を網掛け(グレーアウト)表示にして、ボタンを押下できないよう制御する。理由は、ユーザがまだ印刷ジョブを選択していない状態であるためである。
ステップS05002において操作部210に印刷ジョブ操作画面6001を表示した後、CPU205はS05003に移行する。
ステップS05003では、CPU205は、ユーザからの指示待ちとなる。ユーザからの指示が画面を閉じる指示であれば、CPU205はステップS05012に移行し、操作画面06001を閉じて処理を終了する。一方、ユーザからの指示がジョブ選択チェックボックス06005に対する印刷ジョブ選択であった場合、ステップS05004に移行する。
ステップS05004では、CPU205は、操作中のユーザが管理者であるか否かを判定する。この場合、複合機1000は管理者操作モードを備えており、操作中のユーザが管理者であるかは、複合機1000が管理者操作モードであるか否かによって判定することになる。管理者操作モードでは、複合機1000が備えるほぼ全ての設定操作やジョブ操作が許可されており、一般的に複合機1000を管理する管理者が操作するためのモードである。
ステップS05004において、管理者操作モードである、すなわち、操作中のユーザが管理者であると判定した場合は、ステップS05010へ移行する。ステップS05004からステップS05010に移行した場合では、CPU205は、図6(c)、(d)、(e)に示すいずれかの印刷ジョブ操作画面を操作部210に表示することになる。図6(c)は、ジョブ選択チェックボックス06005によって待機中のセキュアプリントジョブ(受付番号0002)が選択されている状態である。図6(d)は、ジョブ選択チェックボックス06005によってプリント中の通常プリントジョブ(受付番号0001)が選択されている状態である。図6(e)は、ジョブ選択チェックボックス06005によってプリント中のセキュアプリントジョブ(受付番号0002)が選択されている状態である。選択されている印刷ジョブが上記のいずれかの場合であっても制御部1は、中止ボタン06004を網掛け(グレーアウト)することなく、押下可能な状態で表示する。また、図6(d)、(e)では、プリント中の印刷ジョブが選択されているため、印刷ボタン06003は網掛け(グレーアウト)となる。
ステップS05010において上記処理を行った後に、CPU205は、ステップS05011に移行するが、ステップS05011以降の処理は後述する。
ステップS05004において、管理者操作モードでない、すなわち、操作中のユーザが管理者ではないと判定した場合は、CPU205はステップS05005へ移行する。
ステップS05005では、CPU205は、複合機1000が課金モードで動作しているか、非課金モードで動作しているかを判定する。この判定は、図4のステップ04004と同様の方法で行う。
ステップS05005において、非課金モードであると判定した場合、ステップS05010へ移行する。ステップS05005からステップS05010に移行した場合も、制御部1は図6(c)、(d)、(e)に示すいずれかの印刷ジョブ操作画面を操作部210に表示する。すなわち、非課金モードでは、選択された印刷ジョブに対する中止ボタン06004を網掛け(グレーアウト)することなく、押下可能な状態で表示する。
ステップS05005において、課金モードであると判定した場合、ステップS05006へ移行する。
ステップS05006では、CPU205は、選択された印刷ジョブの種別を判定する。
ステップS05006において、選択された印刷ジョブの種別が通常プリントジョブであると判定した場合、制御部1はステップS05010へ移行する。ステップS05006からステップS05010に移行した場合では、CPU205は、図6(d)に示す印刷ジョブ操作画面を操作部210に表示する。すなわちCPU205は、通常プリントジョブに対して、中止ボタン06004を網掛け(グレーアウト)することなく、押下可能な状態で表示する。
ステップS05006において、選択された印刷ジョブの種別がセキュアプリントジョブであると判定した場合、ステップS05007に移行する。
ステップS05007では、CPU205は、ステップS05003において選択された印刷ジョブ(セキュアプリントジョブ)の状態を判定する。
ステップS05007において、選択された印刷ジョブ(セキュアプリントジョブ)の状態がプリント中であると判断した場合、CPU205はステップS05010へ移行する。ステップS05007からステップS05010へ移行した場合では、CPU205は図6(e)に示す印刷ジョブ操作画面を操作部210に表示する。すなわちCPU205は、セキュアプリントジョブであって、且つジョブの状態がプリント中のジョブは、中止ボタン06004を網掛け(グレーアウト)することなく、押下可能な状態で表示する。つまり、本実施形態において、複合機1000は、課金モードで動作する場合、少なくとも操作部210から印刷操作を受け付けるまでは、操作部210を介した中止操作に基づく印刷データの削除がされないように制御する。そして、複合機1000は、いったん操作部210から印刷操作を受け付けた後は、たとえセキュアプリントジョブであっても中止操作を許可するよう制御する。
ステップS05007において、選択された印刷ジョブ(セキュアプリントジョブ)の状態が待機中であると判定した場合、ステップ05008へ移行する。
ステップS05008では、CPU205は、選択された印刷ジョブ(セキュアプリントジョブであって、且つ状態が待機中のジョブ)が予め定められた待機時間を経過しているか否かを判定する。
ステップS05008において、選択された印刷ジョブ(セキュアプリントジョブであって、且つ状態が待機中のジョブ)が予め定められた待機時間を経過していると判断した場合、ステップS05010へ移行する。ステップS05008からステップS05010へ移行した場合では、CPU205は図6(c)に示す印刷ジョブ操作画面を操作部210に表示する。すなわちCPU205は、セキュアプリントジョブであって、且つジョブの状態が待機中であり、さらに予め定められた待機時間を経過したジョブは、中止ボタン06004を網掛け(グレーアウト)することなく、押下可能な状態で表示する。
ステップS05008において、選択された印刷ジョブ(セキュアプリントジョブであって、且つ状態が待機中のジョブ)が予め定められた待機時間を経過していないと判定した場合、ステップ05009へ移行する。
ステップS05009では、CPU205は、図6(b)に示す印刷ジョブ操作画面を操作部210に表示する。すなわち、セキュアプリントジョブであって、且つジョブの状態が待機中であり、さらに予め定められた待機時間を経過していないジョブは、中止ボタン06004を網掛け(グレーアウト)にして、押下不可な状態で表示する。すなわち、この時点で選択された印刷ジョブは中止操作が禁止される。
ステップS05009及び、ステップS05010において、操作部210にそれぞれの印刷ジョブ操作画面を表示した場合、ステップS05011に移行する。
ステップS05011では、CPU205はユーザからの指示を受け付け、ユーザから画面を閉じる指示を受け付けた場合はステップS05012に移行し、印刷ジョブ操作画面06001を閉じて処理を終了する。
ステップS05011において、ユーザからの指示が選択された印刷ジョブに対する印刷開始の指示であった場合、すなわち印刷ボタン06003が押下された場合、ステップS05013へ移行する。なお、ここでステップS05013へ移行するフローは、選択された印刷ジョブがセキュアプリントジョブであって、且つ状態が待機中の場合となる。
ステップS05013では、CPU205は、選択された印刷ジョブに対するパスワード入力画面を表示し、パスワード入力を受け付け、ステップS05014へ移行する。
ステップS05014では、CPU205は、入力されたパスワードが選択された印刷ジョブのパスワードと一致するか否かを判断する。入力されたパスワードが選択された印刷ジョブのパスワードと一致しない場合は、ステップS05013へ戻り、再度、パスワード入力を受け付ける。入力されたパスワードが選択された印刷ジョブのパスワードと一致する場合、制御部1は、ステップS05015へ移行する。
ステップS05015では、CPU205は、複合機1000が課金モードであるか否かを判断する。
ステップS05015において、課金モードではない(非課金モード)と判断した場合、制御部1はステップS05019へ移行し、選択された印刷ジョブの印刷開始を実行した後、ステップS05002へ戻る。
ステップS05015において、課金モードであると判断した場合、ステップS05016へ移行する。
ステップS05016では、CPU205は課金装置225を介して料金投入の受付を行い、ステップS05017に移行し、選択された印刷ジョブの印刷に必要な料金が投入されたか否かを判定する。本実施形態では特に示さないが、料金の投入方法はコインベンダであってもよいし、プリペイドカードなどを使用する方法でもよい。
ステップS05017において、料金不足と判断した場合は、CPU205はステップS05016にて、料金投入の受付を継続する。
ステップS05017において、料金投入が完了したと判断した場合、制御部1はステップS05018へ移行する。
ステップS05018では、制御部1は、投入された料金に対して課金処理を実行し、さらに、ステップS05019にて、選択された印刷ジョブの印刷開始を実行した後、ステップS05002へ戻る。課金処理は、具体的には、用紙に画像をプリントして排紙ビン(不図示)に当該用紙が排紙する度に料金を徴収する。
ステップS05011において、ユーザからの指示が選択された印刷ジョブに対する中止の指示であった場合、すなわち中止ボタン06004が押下された場合、制御部1はステップS05020へ移行する。
ステップS05021では、CPU205は、複合機1000が課金モードであるか否かを判断する。
ステップS05020において、課金モードではない(非課金モード)と判断した場合、ステップS05022へ移行する。
S5022では、CPU205は、選択された印刷ジョブの中止を実行する。すなわち、HDD208に記憶された当該印刷ジョブの印刷データを削除する。S5022の処理が完了すると、ステップS05002へ戻る。
ステップS05020において、課金モードであると判断した場合、CPU205はステップS05021へ移行する。
ステップS05021では、CPU205は、選択された印刷ジョブが課金対象の印刷ジョブ、すなわち本実施形態ではセキュアプリントジョブであり、且つ、印刷ジョブの中止を実施する際に残金があれば、残金の返却処理を実行する。本実施形態では特に示さないが、残金の返却方法は、コインベンダにて投入された料金であれば、おつりを返却する方法であってもよいし、プリペイドカードであれば、印刷した分の料金のみプリペイドカードから差し引くなどの方法をとってもよい。
ステップS05021において、処理が完了すると、CPU205はステップS05022へ移行し、選択された印刷ジョブの中止を実行して、ステップS05002へ戻る。
以上、説明したように本実施形態における複合機1000は、課金モードで動作する場合にセキュアプリントジョブの中止操作を禁止する。この結果、複合機1000がパブリック環境(まんが喫茶、インターネットカフェ、コンビニエンスストア、ホテルのロビーなど)に課金モードで設置された場合に、自分の印刷ジョブが間違って、或いは故意に他人に中止されてしまうことを防ぐことができる。
また、本実施形態における複合機1000は、非課金モードで動作する場合(すなわち、複合機が一般的なオフィス環境に設置される場合)にはセキュアプリントジョブの中止操作を許可する。そのため、上記オフィス環境では、セキュアプリントジョブを誰でもキャンセルすることができ、印刷ジョブの操作性が損なわれることがない。なお、上記オフィス環境で自由に誰でもキャンセルされることを望まない場合は、ICカードリーダなどのユーザ認証機器を接続し、認証したユーザの印刷ジョブのみ中止操作を許可するようにすれば、他人に勝手に印刷ジョブのキャンセルがされる心配もない。
また、本実施形態における複合機1000は、課金モードで動作している場合であっても、管理者が印刷ジョブを操作する場合は、セキュアプリントジョブの中止操作を許可する。この結果、例えば、セキュアプリントジョブの留め置き可能な数が上限に達した等の非常事態が起きた場合に、ジョブをキャンセルするための手段をとることもできる。
また、本実施形態における複合機1000は、課金モードで動作する場合、少なくとも操作部210から印刷操作を受け付けるまでは、操作部210を介した中止操作に基づく印刷データの削除がされないように制御する。これにより、「印刷ジョブを送信したのに、印刷装置に自分の印刷ジョブがない」といった事態を防ぐことができる。そして、複合機1000は、いったん操作部210から印刷操作を受け付けた後は、たとえセキュアプリントジョブであっても中止操作を許可するよう制御する。これにより、印刷操作を行ったユーザが印刷の途中で中止することができ、利便性を高めている。なお、印刷操作が行われ印刷が開始されたということは、正当なユーザしか知り得ないパスワードが入力されたことを意味するので、中止操作を許可することによって他人が故意にキャンセルしてしまう心配もない。
さらに本実施形態によれば、課金モードで動作している場合であっても、一定の待機時間が経過したセキュアプリントジョブは中止操作を許可するようにした。これにより、管理者以外でも長時間放置されているセキュアプリントジョブを削除することができ、利便性を高めている。
また、本実施形態における複合機1000は、たとえ課金モードで動作する場合でも、通常プリントジョブに対しては中止操作を許可する。この結果、例えば、パブリック環境における印刷サービスを利用する一般の利用者と、料金の徴収が不要な従業員が複合機1000を兼用で使用することができる。すなわち、一般の利用者はセキュアプリントを、従業員は通常プリントを利用するようにする。これにより、印刷サービスを利用する一般の利用者のメリット(他人にジョブを中止されることがない)と従業員のメリット(操作性を損なうことがない)を兼ね備えることができる。
(その他の実施形態)
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU、MPU、又は他の電気回路)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また前記記憶媒体は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)であってもよい。さらに、前記記憶媒体は、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)、Blu−ray(登録商標) Disc、フラッシュメモリ、メモリカード等であってもよい。また、上述した実施例の1又は複数の機能は、1つのプロセッサによって実現されてもよいし、複数のプロセッサによって実現されてもよいし、ネットワーク上の複数のコンピュータによって実現されてもよい。
1000 複合機
205 CPU
206 RAM
207 ROM
208 HDD
210 操作部
211 Network I/F
213 SRAM

Claims (9)

  1. 課金装置を接続可能な印刷装置において、
    印刷ジョブのリストを表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示されたリストから選択された印刷ジョブの印刷開始が指示されたことに基づいて、画像をシートに印刷する印刷手段と、
    前記印刷装置に接続されている前記課金装置に課金を実行させる課金モードを有効にするか否かを設定する設定手段と、
    前記設定手段により前記課金モードを有効にすることが設定されている場合、前記印刷手段によって実行される印刷処理に対する課金を前記課金装置に実行させる課金処理手段と、
    前記設定手段により前記課金モードを有効にすることが設定されており、かつ前記印刷装置に管理者操作モードが設定されている場合には、前記表示手段により表示された前記リストから印刷ジョブを削除することを許可し、前記設定手段により前記課金モードを有効にすることが設定されており、かつ前記管理者操作モードが設定されていない場合は、前記表示手段により表示された前記リストから印刷ジョブを削除することを禁止し、前記設定手段により前記課金モードを有効にすることが設定されていない場合には、前記表示手段により表示された前記リストから印刷ジョブを削除することを許可する削除制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記表示手段は、前記印刷ジョブのリストを表示すると共に、印刷ジョブをキャンセルするためのキャンセルボタンを表示し、
    前記削除制御手段は、前記キャンセルボタンを押下不可にすることで、前記リストから印刷ジョブを削除することを禁止することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記表示手段は、前記印刷ジョブのリストを表示すると共に、印刷ジョブの印刷の開始を指示するための印刷ボタンを表示し、前記印刷ボタンの押下によって前記リストから選択された印刷ジョブの印刷が印刷手段により実行されることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記削除制御手段は、さらに、前記表示手段により表示されたリストから選択された印刷ジョブの種別に基づいて、印刷ジョブの削除の許可又は禁止を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 印刷ジョブのデータを記憶する記憶手段を更に有し、
    前記表示手段は、前記記憶手段に記憶されているデータに対応する印刷ジョブのリストを表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 課金装置を接続可能な印刷装置において、
    印刷ジョブのリストを表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示されたリストから選択された印刷ジョブの印刷開始が指示されたことに基づいて、画像をシートに印刷する印刷手段と、
    前記印刷装置に接続されている前記課金装置に課金を実行させる課金モードを有効にするか否かを設定する課金モード設定手段と、
    前記課金モード設定手段により前記課金モードを有効にすることが設定されている場合、前記印刷手段によって実行される印刷処理に対する課金を前記課金装置に実行させる課金処理手段と、
    前記印刷装置の操作モードとして、管理者操作モードを有効にするか否かを設定する操作モード設定手段と、
    前記課金モード設定手段により前記課金モードが有効に設定されているか否かと、前記操作モード設定手段により前記管理者操作モードが有効に設定されているか否かに基づき、前記表示手段により表示された前記リストから印刷ジョブを削除することを許可するか禁止するかを制御する削除制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  7. 課金装置を接続可能な印刷装置の制御方法において、
    印刷ジョブのリストを表示するステップと、示されたリストから選択された印刷ジョブの印刷開始が指示されたことに基づいて、画像をシートに印刷するステップと、
    前記印刷装置に接続されている前記課金装置に課金を実行させる課金モードが有効か否かを判断するステップと、
    前記課金モードが有効と判断した場合、印刷処理に対する課金を前記課金装置により実行するステップと、
    前記課金モードが有効であると判断され、かつ前記印刷装置に管理者操作モードが設定されている場合には、前記表示された前記リストから印刷ジョブを削除することを許可し、前記課金モードが有効であると判断され、かつ前記管理者操作モードが設定されていない場合は、前記表示された前記リストから印刷ジョブを削除することを禁止し、前記課金モードが有効でないと判断された場合には、表示された前記リストから印刷ジョブを削除することを許可するステップと、を有することを特徴とする制御方法。
  8. 課金装置を接続可能な印刷装置の制御方法において、
    印刷ジョブのリストを表示するステップと、示されたリストから選択された印刷ジョブの印刷開始が指示されたことに基づいて、画像をシートに印刷するステップと、
    前記印刷装置に接続されている前記課金装置に課金を実行させる課金モードが有効か否かを判断するステップと、
    前記課金モードが有効と判断した場合、印刷処理に対する課金を前記課金装置により実行するステップと、
    前記印刷装置の操作モードとして、管理者操作モードが有効か否かを判断するステップと、
    前記課金モードが有効に設定されているか否かと、前記管理者操作モードが有効に設定されているか否かに基づき、前記表示された前記リストから印刷ジョブを削除することを許可するか禁止するかを制御するステップと、を有することを特徴とする制御方法。
  9. コンピュータに、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の印刷装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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