JP6398245B2 - 情報表示装置、情報表示システム及びプログラム - Google Patents

情報表示装置、情報表示システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6398245B2
JP6398245B2 JP2014060848A JP2014060848A JP6398245B2 JP 6398245 B2 JP6398245 B2 JP 6398245B2 JP 2014060848 A JP2014060848 A JP 2014060848A JP 2014060848 A JP2014060848 A JP 2014060848A JP 6398245 B2 JP6398245 B2 JP 6398245B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
display
information
displayed
divided
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014060848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015184921A (ja
Inventor
風間 宏夫
宏夫 風間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2014060848A priority Critical patent/JP6398245B2/ja
Publication of JP2015184921A publication Critical patent/JP2015184921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6398245B2 publication Critical patent/JP6398245B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

本発明は、情報表示装置、情報表示システム及びプログラムに関する。
近年では、スマートホンやタブレット端末等の携帯端末がビジネスにも利用されてきており、例えば電車等公共の移動手段を利用した移動中に秘匿情報を含む業務文書を携帯端末を用いて閲覧する場合がある。この場合、背後の第三者に表示内容が閲覧されてしまう、いわゆるのぞき見による秘匿情報の漏洩を防止する技術として、携帯端末における秘匿情報の表示エリアの輝度を下げる技術(例えば、特許文献1)や、秘匿情報を隠蔽した状態で携帯端末に表示したりする技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2011−133641号公報 特開2011−118842号公報
本発明は、情報端末装置に表示された情報ののぞき見による漏洩を低減しつつ、かつ利用者本人の視認性を低下させることなく情報を利用者に閲覧させることを目的とする。
本発明に係る情報表示装置は、表示手段と、利用者の装着時に、透過型表示画面が利用者の目の前に位置するよう形成された、前記透過型表示画面を搭載した装着型表示機器を接続する接続手段と、表示画像を、第1画像と前記表示画像の前記第1画像以外の部分からなる第2画像とに分割する分割手段と、前記表示手段に前記第1画像を表示すると共に前記透過型表示画面に前記第2画像を表示するよう制御する表示制御手段と、を有し、前記分割手段は、表示画像に含まれている情報に応じて画像分割方法を変えることを特徴とする。
また、前記分割手段は、表示画像に含まれている情報が文字で表されている場合、文字が分割されるように分割することを特徴とする。
また、前記分割手段は、表示画像に含まれている情報が図形で表されている場合、表示画像を格子状に、又は表示画像をその中心部分とその周辺部分とに分割されるように、分割することを特徴とする。
また、前記分割手段は、前記第1画像が前記第2画像より小さいサイズとなるよう表示画像を分割することを特徴とする。
本発明に係る情報表示システムは、利用者の装着時に、搭載した透過型表示画面が利用者の目の前に位置するように形成された装着型表示機器と、情報端末装置と、を有し、前記情報端末装置は、表示手段と、前記装着型表示機器を接続する接続手段と、表示画像を、第1画像と前記表示画像の前記第1画像以外の部分からなる第2画像とに分割する分割手段と、前記表示手段に前記第1画像を表示すると共に前記透過型表示画面に前記第2画像を表示するよう制御する表示制御手段と、を有し、前記分割手段は、表示画像に含まれている情報に応じて画像分割方法を変えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、表示手段、利用者の装着時に、透過型表示画面が利用者の目の前に位置するよう形成された、前記透過型表示画面を搭載した装着型表示機器を接続する接続手段、表示画像を、第1画像と前記表示画像の前記第1画像以外の部分からなる第2画像とに分割する分割手段、前記表示手段に前記第1画像を表示すると共に前記透過型表示画面に前記第2画像を表示するよう制御する表示制御手段、として機能させ、前記分割手段は、表示画像に含まれている情報に応じて画像分割方法を変えるためのものである。
請求項1に記載の発明によれば、情報端末装置に表示された情報ののぞき見による情報の漏洩を低減しつつ、かつ利用者本人の視認性を低下させることなく情報を利用者に閲覧させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、文字が分割されるように分割することができる。
請求項3に記載の発明によれば、表示画像を格子状に、又は表示画像をその中心部分とその周辺部分とに分割されるように、分割することができる。
請求項4に記載の発明によれば、表示手段に表示された画像だけでの視認性を更に低下させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、情報端末装置に表示された情報ののぞき見による情報の漏洩を低減しつつ、かつ利用者本人の視認性を低下させることなく情報を利用者に閲覧させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、情報端末装置に表示された情報ののぞき見による情報の漏洩を低減しつつ、かつ利用者本人の視認性を低下させることなく情報を利用者に閲覧させることができる。
本発明に係る情報表示装置の一実施の形態を示したブロック構成図である。 本実施の形態における情報表示装置を形成するコンピュータのハードウェア構成図である。 本実施の形態における業務文書の一例を示した図である。 本実施の形態における操作パネルに表示される業務文書の分割画像の例を示した図である。 本実施の形態におけるHMDに表示される業務文書の分割画像の例を示した図である。 本実施の形態における他の業務文書とその業務文書が操作パネル及びHMDそれぞれに表示される業務文書の分割画像の例を示した図である。 本実施の形態における他の業務文書とその業務文書が操作パネル及びHMDそれぞれに表示され、他の分割方法にて分割された業務文書の分割画像の例を示した図である。 本実施の形態における表示処理を示したフローチャートである。 図8における画像分割処理を示したフローチャートである。 一般的な情報表示装置の操作パネルに表示されるメモ文書編集アプリケーションの表示の一例を示した概念図である。 図10の表示例に示した画像のうち、秘匿したい情報としてHMDに表示させる分割画像の一例を示した概念図である。 図10の表示例に示した画像のうち、秘匿する必要のない情報として操作パネルに表示させる分割画像の一例を示した概念図である。 一般的な情報表示装置の操作パネルに表示されるメールアプリケーションでの表示の一例を示した概念図である。 図13の表示例に示した画像のうち、秘匿したい情報としてHMDに表示させる分割画像の一例を示した概念図である。 図13の表示例に示した画像のうち、秘匿する必要のない情報として操作パネルに表示させる分割画像の一例を示した概念図である。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る情報表示システムの一実施の形態を示したブロック構成図である。本実施の形態における情報表示システムは、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display、以下「HMD」)9及び情報表示装置10を有している。情報表示装置10は、スマートホンやタブレット端末等公共の場に持ち込んでの利用に適した携帯型のコンピュータを想定している。
HMD9は、利用者の頭部に装着するタイプの装着型表示機器で、利用者の装着時に、透過型の表示画面が利用者の目の前に位置するよう形成された眼鏡型の形状を有した機器の利用を想定している。なお、厳密には、画像はHMD9に搭載された表示画面(液晶パネル)に表示されるが、以降の説明では、便宜的に「HMD9に表示」とも記載し説明する。
図2は、本実施の形態における情報表示装置10を形成するコンピュータのハードウェア構成図である。本実施の形態において情報表示装置10を形成するコンピュータは、従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。すなわち、コンピュータは、図2に示したようにCPU1、ROM2、RAM3、ハードディスクドライブ(HDD)4、通信手段として設けられたネットワークコントローラ5及びユーザインタフェース手段として設けられた操作パネル6を内部バス7に接続して構成される。
図1に戻り、本実施の形態における情報表示装置10は、画像取得部11、画像分割部12、HMD接続部13、表示制御部14及び処理制御部15を有している。なお、本実施の形態の説明に用いない構成については図1から省略している。
画像取得部11は、情報表示システムで表示する画像を取得する。画像分割部12は、分割手段として設けられ、画像取得部11により取得された画像を、それぞれの画像のみでは容易に判読できないように第1画像と第1画像以外の部分からなる第2画像とに分割する。また、画像取得部11により取得された画像が秘匿性のある情報(秘匿情報)を含む画像の場合、その画像を、秘匿情報が第1画像のみでは判読できないように、又は秘匿情報が第2画像のみに含まれるように、第1画像及び第2画像に分割してもよい。HMD接続部13は、接続手段として設けられ、HMD9を情報表示装置10に通信可能に接続する。接続形態は有線でも無線でもよい。表示制御部14は、表示制御手段として設けられ、表示手段である操作パネル6に第1画像を表示すると共にHMD9に第2画像を表示するよう制御する。処理制御部15は、各構成要素11〜14の動作制御を行う。また、動作制御を行うために必要な処理、具体的には文書の種類の判別、現在位置の検出等を行う。
情報表示装置10における各構成要素11〜15は、情報表示装置10を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPU1で動作するプログラムとの協調動作により実現される。
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROMやDVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
続いて、本実施の形態における文書画像の表示処理を説明する前に、本実施の形態における表示処理を実施した結果、文書画像がどのように表示されるかということについて先に説明する。
図3は、情報表示装置10への表示対象として利用者により選択された秘匿したい情報を含む業務文書の一例を示した図である。本実施の形態において便宜上「業務文書」というのは、第三者への情報漏洩を防止すべく秘匿したい情報を含む文書であることを意味している。これは、いわゆる「業務」に関する文書に限られるものではなく、利用者が作成する個人的なメール文書やメモのような、他人に見られたくない内容を含む文書であってもよい。本実施の形態における情報表示装置10は、利用者による図3に例示した業務文書の表示要求に対して、図4及び図5にそれぞれ示した分割画像を生成する。図4に示した第1画像としての分割画像は、操作パネル6に表示するための分割画像であり、図5に示した第2画像としての分割画像は、HMD9に表示するための分割画像である。分割画像をそれぞれ単独で閲覧しても、業務文書の記載内容は容易には確認できない。ところで、透過型のHMD9では分割画像の黒色部分が透過されるので、黒色部分の先にあるものは視認可能である。従って、利用者が操作パネル6を、図5に示した黒色部分に図4に示した表示された文字部分が合致するよう位置合わせをして見るのであれば、HMD9に表示された分割画像と操作パネル6の表示された分割画像とが結合されるように見えることで、利用者が見える画像として図3に示した業務文書が形成される。このように、操作パネル6に表示された分割画像だけでは容易に判読ができない表示状態であるが、図5に示した分割画像が表示されたHMD9を介して操作パネル6に表示された分割画像を見ることで利用者のみが業務文書を判読可能になる。
表示対象として、図3〜図5は文字列から成る業務文書であるのに対し、図6及び図7は図形から成る業務文書の場合を示している。図6には、業務文書21を格子状に分割し、各分割画像を操作パネル6及びHMD9に表示させる場合の例が示されている。図7には、業務文書21を中心部分とその周囲部分とに分割し、中心部分を含む分割画像をHMD9に、周囲部分を含む分割画像を操作パネル6に、それぞれ表示させる場合の例が示されている。図7に例示した画像分割方法では、HMD9のみに秘匿情報が含まれる可能性が高くなり、HMD9の表示内容だけで秘匿情報が視認できるが、HMD9への表示内容は第三者にのぞき見されることはないので秘匿情報は漏洩しない。
本実施の形態では、上記説明したように、秘匿情報を含む業務文書を分割して操作パネル6に表示した分割画像のみでは、秘匿情報が判読できないようにすることを特徴としている。そのためには、秘匿情報を分割して操作パネル6及びHMD9にそれぞれ表示させるか、秘匿情報がHMD9に表示される分割画像のみに含まれるよう業務文書を分割する必要がある。
まず、前者の場合において、秘匿情報が図3に例示したように文字列の場合、画像解析を行うことで文字列の並び、例えば文字列に含まれる各文字の下端を通る直線を基準線とする。そして上下に二分割する。つまり、文字列の中心を基準に上下に分割する。もちろん、これは分割方法の一例であって、文字がより確実に判読できないようにするために更に細かく三分割以上に分割してもよい。あるいは、図4,5に例示したように格子状に分割してもよい。また、図4,5では、分割画像の境界を直線としたが、波状の線や曲線としてもよい。また、例えば横書きの場合、縦方向に分割してもよい。また、秘匿情報が図6,7に例示したように図形の場合、図6,7に例示したように格子状、あるいは中心部分とその周囲部分というように領域分割してもよい。いずれにしても、本実施の形態においては、分割した一方の画像を参照しても視認性を低下させ文字列の判読困難にするよう分割することになる。
また、後者の場合、業務文書画像において秘匿情報の表示領域が予め決められていることが把握できる場合、その秘匿情報の表示領域に対応する画像を少なくとも含むように第2画像を形成し、HMD9に表示してもよい。
また、秘匿情報に文字列と図形とが混在している場合、予め設定された分割方法、例えば常に格子状に分割する方法を採用するようにしてもよいし、画像解析を行って文字列と図形の各表示領域を特定し、その特定した領域毎に前述した分割処理を行うようにしてもよい。
なお、図3〜図6では表示対象の画像をほぼ均等に分割した例を示しているが、操作パネル6に表示する分割画像がHMD9に表示する分割画像より小さいサイズとなるように分割するなどして、更に操作パネル6だけでの視認性を更に低下させるようにしてもよい。
次に、本実施の形態における情報表示システムに画像を表示する表示処理について図8に示したフローチャートを用いて説明する。
まず、画像を表示させる情報表示システムの利用者は、HMD9を予め頭部に装着した状態で情報表示装置10の操作パネル4を操作するなどして表示対象の文書を指定する。表示対象の文書は、情報表示装置10のHDD4に保存されている文書でもネットワーク経由で取得可能な文書でもよい。画像取得部11は、利用者により指定された文書を取得する。画像取得部11により取得された文書が業務文書でない場合(ステップ110でN)、表示制御部14は、その文書をそのまま操作パネル6に表示する(ステップ150)。つまり、業務文書でなければ、取得した文書に対して後述する処理を施すことなく通常通りに文書全体を操作パネル6に表示すればよいことになる。なお、業務文書かどうかは、保存場所や文書名等予め決められた規則に従って業務文書が管理されている場合、その規則に基づいて判断してもよい。また、文書作成アプリケーションプログラムやメールの閲覧や作成アプリケーションプログラム等の文書閲覧や文書編集を行うアプリケーションプログラムの種類に基づいて業務文書かどうかを判断するようにしてもよい。さらに、利用者が操作パネル6を操作することにより、業務文書であることを指示するように構成してもよい。
画像取得部11により取得された文書が業務文書の場合(ステップ110でY)、処理制御部15は、続いて、利用者が業務文書を表示しようとしている現在の位置が公共の場であるかどうかを判断する。これは、情報表示装置10が社内ネットワークに接続されているか、あるいはGPS機能が搭載されている場合には現在位置と事業所の位置情報を比較するなどして判断してよい。利用者が公共の場にいないと判断された場合(ステップ120でN)、表示制御部14は、その文書を操作パネル6に表示する(ステップ150)。
一方、利用者が公共の場にいると判断された場合(ステップ120でY)、画像分割部12は、次のようにして文書画像を分割する(ステップ130)。この画像分割処理について図9に示したフローチャートを用いて処理の流れについて簡単に説明する。なお、公共の場というのは、操作パネル6に表示された業務文書が第三者によって見られる可能性があることによって秘匿情報が漏洩する可能性のある場所のことをいう。さらに、利用者が操作パネル6を操作することにより、利用者自身が公共の場にいるか否かを指示するように構成してもよい。
ところで、HMD9には、両目の前に表示画面が位置する両眼タイプと片方の目だけに表示画面が位置する単眼タイプとがある。情報表示装置10に接続されたHMD9がどちらのタイプであるかは事前に把握できる。画像分割部12は、HMD9が両眼タイプの場合(ステップ131でY)、文書画像を3分割し(ステップ132)、HMD9が単眼タイプの場合(ステップ131でN)、文書画像を2分割する(ステップ133)。
ところで、本実施の形態では、前述したように表示対象の文書画像を分割し、その分割画像を操作パネル6とHMD9それぞれに表示することを特徴としている。HMD9が両眼タイプの場合、左右の目それぞれに対応した表示画面と操作パネル6とで合わせて3画面存在するので、文書画像を3分割する。つまり、HMD9の両画面に異なる分割画像を表示するためである。ただ、説明を簡略にするために、特に断らない限りHMD9が両眼タイプでも表示画面の双方に同じ内容の画像を表示することにして説明する。つまり、HMD9が両眼タイプでも2分割するものとして説明する。
続いて、画像分割部12は、画像分割対象の業務文書が文字列からなる文書の場合(ステップ134でY)、前述したように文字の下端を基準線として二分割や三分割するなどの文字列用の分割を施し(ステップ135)、一方、画像分割対象の文書が図形を含む文書の場合(ステップ134でN)、前述したように格子状に分割するなどの図形用の分割を施す(ステップ136)。このとき、HMD9に表示する分割画像に含まれる、操作パネル6の表示内容を透過して見るための領域は、黒色に画像加工をする。透過型HMDでの黒色表示は透明になるためである。一方、操作パネル6に表示する分割画像に含まれる、HMD9の表示位置に対応する領域は白色に画像加工をする。
ここでは、便宜的に業務文書が文字列又は図形から成る文書かで分岐するようにしたが、文字列と図形が混在している場合には、前述したように所定の規則に従って業務文書画像を分割したり、業務文書画像を解析して文字列と図形の各領域を特定するなどして画像分割すればよい。
秘匿情報全体が操作パネル6に表示されると、同じ公共の場にいる第三者にのぞき見されて秘匿情報が漏洩してしまう可能性がある。従って、画像分割部12は、画像を分割する際、前述したように秘匿情報がHMD9の表示画面のみに表示されるように分割する。あるいは、秘匿情報全体が操作パネル6に表示されないように分割して、操作パネル6の表示内容から秘匿情報が判読できないようにする。
以上のようにして画像分割部12が業務文書画像を分割することで操作パネル用及びHMD用の分割画像をそれぞれ形成すると、表示制御部14は、操作パネル用の分割画像を操作パネル6に、HMD用の分割画像をHMD9に、それぞれ表示する(ステップ140)。
利用者は、以上のようにして操作パネル6及びHMD9それぞれに表示された分割画像を位置合わせすることで、業務文書を判読する。一方、利用者の背後にいる第三者は、操作パネル6をのぞき見しても業務文書の分割画像だけでは文書内容を判読できない。
なお、分割対象の画像がカラー画像の場合は、上記のように領域分割でなく色(RGB)で分割し、操作パネル6には単一カラーのみを表示するようにしてもよい。
また、表示する業務文書に、頁めくりや文字入力などに利用する、利用者により操作可能なGUI(グラフィカルユーザインタフェース)部品が含まれている場合、そのGUI部品をHMD9に表示すると、利用者による操作は困難になってしまう。そこで、GUI部品を含む画像は、GUI部品への操作が容易な情報表示装置10の操作パネル6に表示するようにしてもよい。
この例における画像分割処理について説明する。図10乃至図15は情報表示装置10においてメモ文書の編集を行うアプリケーションプログラムを用いて文書を編集する際の画面表示を説明するのに用いる概念図である。図10は、一般的な情報表示装置10の操作パネル6に表示されるメモ文書編集アプリケーションでの表示例である。表示される情報を構成するGUI部品として、アプリケーションプログラム名表示フィールド101として「メモ」、文字情報入力フィールド102、文字を入力するための仮想キーボード103からなる表示画面である。利用者は、操作パネル6に表示される仮想キーボード103を操作することにより、文字情報入力フィールド102に入力された文字が表示される。本実施の形態においては、画像分割部12は、秘匿したい情報からなる分割画像を生成してHMD9に表示させ、秘匿する必要のない情報からなる分割画像を生成して操作パネル6に表示させる。
図11は、秘匿したい情報としてHMD9に表示させる分割画像の一例である。この分割画像による表示態様は以下のとおりである。文字入力フィールド112は、文字入力した結果が表示されるため、第三者に見られたくない情報なのでHMD9に表示されるようにする。また、仮想キーボード113を構成する文字入力キーのうち、利用者が実際に操作パネル6を用いて入力している文字入力キーは、HMD9に表示するようにする。これは、実際に入力している文字を第三者に見られることを防ぐためである。利用者が操作していない文字入力キーに関しては、HMD9には非表示にしてもよいし、図示したように仮想キーボード113の枠線のみ表示するように構成してもよい。なお、図12において、表示されない領域は破線で図示した。以降の説明で用いる図面においても同様である。
図12は、秘匿する必要のない情報として操作パネル6に表示させる分割画像の一例である。この分割画像による表示態様は以下のとおりである。アプリケーションプログラム名表示フィールド121は、特に秘匿すべき情報でないため、「新規メモ」を表示している。文字入力フィールド122には、秘匿すべき情報が表示されるので、操作パネル6に表示される分割画像には入力された内容は含まれず、枠線のみ表示するようにしている。なお、図12では非表示部分なので枠線を破線で図示している。仮想キーボード123は、利用者が操作パネル6を操作するための情報なので操作パネル6に表示されるよう分割画像を構成する。ここで、仮想キーボード123の全ての文字入力キーを操作パネル6に表示させるのではなく、HMD9に表示される文字入力キーと重複する部分は非表示となるようにしてもよい。また、利用者により仮想キーボード123のいずれかの文字入力キーが選択されることによって操作パネル6に表示されないフィールド内に選択候補となる文字入力キーが表示されるような場合、例えば、「あ」が選択されると操作パネル6に表示されない入力フィールド122内に「う」が表示されることになるが、このような場合、入力フィールド122にかかる文字入力キー「う」がHMD9に、仮想キーボード123の表示領域内に表示される文字入力キー「あ」、「い」、「え」及び「お」が操作パネル6に、それぞれ表示されるようにしてもよい。メールアプリケーションにおいても同様に分割画像を形成してよい。
図13は、一般的な情報表示装置10の操作パネル6に表示されるメールアプリケーションでの表示例である。表示される情報を構成するGUI部品として、アプリケーションプログラム名表示フィールド131、宛先、件名、本文等の情報の入力フィールド132、メールの送信や保存、破棄等の指示入力を行う操作ボタン133、入力された文字の変換候補を表示する変換候補表示フィールド134、文字を入力するための仮想キーボード135からなる表示画面である。利用者は、操作パネル6に表示される仮想キーボード135を操作して文字入力を行ったり、操作ボタン133を操作してメールの処理を指示することができる。本実施の形態においては、画像分割部12は、秘匿したい情報からなる分割画像を生成してHMD9に表示させ、秘匿する必要のない情報からなる分割画像を生成して操作パネル6に表示させる。
図14は、秘匿したい情報としてHMD9に表示させる分割画像の一例である。この分割画像による表示態様は以下のとおりである。文字入力フィールド142には、仮想キーボード145を用いて利用者により文字入力された結果が表示されるため、第三者に見られたくない情報なのでHMD9に表示されるようにする。また、仮想キーボード145により入力された文字列の変換候補を示す変換候補表示フィールド144は、利用者が表示された候補文字列の中から選択して入力するための表示であり、秘匿すべき情報に該当するのでHMD9に表示されるようにする。これら以外のアプリケーションプログラム名表示フィールド141、操作ボタン143、仮想キーボード145は非表示とするようにしてもよいし、枠線のみHMD9に表示させるように分割画像を構成するようにしてもよい。
図15は、秘匿する必要のない情報として操作パネル6に表示させる分割画像の一例である。この分割画像による表示態様は以下のとおりである。アプリケーションプログラム名表示フィールド151は、特に秘匿すべき情報でないため、「メール作成」を表示している。文字入力フィールド152には、入力された宛先やメール本文情報は秘匿すべき情報が表示されるので、操作パネル6に表示される分割画像には入力された内容は含まれず、枠線のみ表示するようにしている。また、変換候補表示フィールド154には、選択された変換候補文字列が表示されるので、秘匿すべき情報であり、非表示としている。メールの送信や保存、破棄等の指示入力を行う操作ボタン153と仮想キーボード155は、利用者が操作パネル6を操作するための情報であり、操作パネル6に表示されるよう分割画像を構成する。
また、本実施の形態においては、本発明に係る情報表示装置を、スマートホンやタブレット端末等の携帯端末に適用した場合を例にして説明したが、必ずしも携帯性の有無によって限定する必要はなく、情報を表示しうるコンピュータであれば卓上型のパーソナルコンピュータ(PC)等で実現してもよい。
また、情報表示装置10に複数のHMD9を接続し、複数のHMD9に同じ分割画像を表示させることで、複数の利用者に同じ業務文書を同時に閲覧できるように構成してもよい。
1 CPU、2 ROM、3 RAM、4 ハードディスクドライブ(HDD)、5 ネットワークコントローラ、6 操作パネル、7 内部バス、9 ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、10 情報表示装置、11 画像取得部、12 画像分割部、13 HMD接続部、14 表示制御部、15 処理制御部。

Claims (6)

  1. 表示手段と、
    利用者の装着時に、透過型表示画面が利用者の目の前に位置するよう形成された、前記透過型表示画面を搭載した装着型表示機器を接続する接続手段と、
    表示画像を、第1画像と前記表示画像の前記第1画像以外の部分からなる第2画像とに分割する分割手段と、
    前記表示手段に前記第1画像を表示すると共に前記透過型表示画面に前記第2画像を表示するよう制御する表示制御手段と、
    を有し、
    前記分割手段は、表示画像に含まれている情報に応じて画像分割方法を変えることを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記分割手段は、表示画像に含まれている情報が文字で表されている場合、文字が分割されるように分割することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 前記分割手段は、表示画像に含まれている情報が図形で表されている場合、表示画像を格子状に、又は表示画像をその中心部分とその周辺部分とに分割されるように、分割することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  4. 前記分割手段は、前記第1画像が前記第2画像より小さいサイズとなるよう表示画像を分割することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  5. 利用者の装着時に、搭載した透過型表示画面が利用者の目の前に位置するように形成された装着型表示機器と、
    情報端末装置と、
    を有し、
    前記情報端末装置は、
    表示手段と、
    前記装着型表示機器を接続する接続手段と、
    表示画像を、第1画像と前記表示画像の前記第1画像以外の部分からなる第2画像とに分割する分割手段と、
    前記表示手段に前記第1画像を表示すると共に前記透過型表示画面に前記第2画像を表示するよう制御する表示制御手段と、
    を有し、
    前記分割手段は、表示画像に含まれている情報に応じて画像分割方法を変えることを特徴とする情報表示システム。
  6. コンピュータを、
    表示手段、
    利用者の装着時に、透過型表示画面が利用者の目の前に位置するよう形成された、前記透過型表示画面を搭載した装着型表示機器を接続する接続手段、
    表示画像を、第1画像と前記表示画像の前記第1画像以外の部分からなる第2画像とに分割する分割手段、
    前記表示手段に前記第1画像を表示すると共に前記透過型表示画面に前記第2画像を表示するよう制御する表示制御手段、
    として機能させ
    前記分割手段は、表示画像に含まれている情報に応じて画像分割方法を変えるプログラム。
JP2014060848A 2014-03-24 2014-03-24 情報表示装置、情報表示システム及びプログラム Active JP6398245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014060848A JP6398245B2 (ja) 2014-03-24 2014-03-24 情報表示装置、情報表示システム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014060848A JP6398245B2 (ja) 2014-03-24 2014-03-24 情報表示装置、情報表示システム及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015184921A JP2015184921A (ja) 2015-10-22
JP6398245B2 true JP6398245B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=54351372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014060848A Active JP6398245B2 (ja) 2014-03-24 2014-03-24 情報表示装置、情報表示システム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6398245B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108574781B (zh) * 2018-05-17 2020-12-01 东莞市华睿电子科技有限公司 一种应用于即时通讯客户端对话记录的图像处理方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006277239A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Canon Inc 電子文書閲覧管理システム
JP2012174208A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び端末装置
JP2013110514A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 操作入力システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015184921A (ja) 2015-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9977590B2 (en) Mobile terminal and method for controlling the same
US11770600B2 (en) Wide angle video conference
CN102622223B (zh) 用于定制桌面背景的方法和装置
US20230109787A1 (en) Wide angle video conference
US20130321452A1 (en) System and method for protecting the privacy of objects rendered on a display
CN105683895A (zh) 提供用户交互的用户终端设备及其方法
US20080163103A1 (en) Apparatus and method for identifying edges of documents
JP5786828B2 (ja) 表示装置、表示装置の制御方法、および表示装置の制御プログラム
JPWO2008044321A1 (ja) 操作支援コンピュータプログラム、操作支援コンピュータシステム
US10656790B2 (en) Display apparatus and method for displaying a screen in display apparatus
KR100703813B1 (ko) 3차원 모션 다이얼을 이용한 메뉴표시 장치 및 방법
US20190333475A1 (en) Display method and electronic device
JP2012203644A (ja) 電子機器
JP2009053539A (ja) 情報表示装置、情報表示方法およびプログラム
JP5639384B2 (ja) 表示装置及びプログラム
WO2018198703A1 (ja) 表示装置
US11915671B2 (en) Eye gaze control of magnification user interface
JP5908046B1 (ja) 複数領域を結合して表示する方法、装置及びプログラム。
EP4177722A1 (en) Keyboard display method, foldable screen device, and computer-readable storage medium
JP2012208794A (ja) 携帯端末及び表示制御方法
US20160026244A1 (en) Gui device
US20240064395A1 (en) Wide angle video conference
JP6398245B2 (ja) 情報表示装置、情報表示システム及びプログラム
JP2015001657A (ja) 表示システム、表示方法および表示端末
JP6264982B2 (ja) 情報表示装置、情報表示システム及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6398245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350