JP6397098B1 - 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】互いに独立して管理されるユーザ情報群間において同一ユーザのユーザ情報を紐付けることができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供すること。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、情報取得部、第1紐付部、および第2紐付部を備える。情報取得部は、複数の第1ユーザ情報を含む第1ユーザ情報群とは別に管理され複数の第2ユーザ情報を含む第2ユーザ情報群の情報と、複数の第3ユーザ情報を含み第1ユーザ情報群とは別に管理される第3ユーザ情報群の情報とを取得する。第1紐付部は、情報取得部によって取得された情報に基づいて、第1ユーザ情報と第2ユーザ情報とを紐付け、かつ第1ユーザ情報と第3ユーザ情報とを紐付ける。第2紐付部は、第1紐付部による紐付け結果に基づいて、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とを紐付ける。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
近年、通信ネットワークの発展とともに、複数のサービス提供者によって、各種のサービスがネットワークを介して提供されている。そして、ユーザは、PC(Personal Computer)やスマートフォン、タブレット端末等のスマートデバイスを用いて、ネットワークを介して各種サービスを利用する。
サービス提供者が提供するサービスにおいて、ユーザの属性や行動履歴などを含むユーザ情報が取得され、かかるユーザ情報に基づいて、ユーザに応じた広告やその他の情報が提供されている。しかしながら、ユーザは異なるスマートデバイスを使用したり、サービスの利用の度に異なるアカウントを作成したりすることがある。
この場合、同一ユーザの情報が複数のユーザ情報として管理され、同一ユーザの属性や行動履歴などの収集が複数のユーザ情報のそれぞれに対して行われる。そのため、サービス提供者側は、ユーザ情報を適切に取得できない場合がある。そこで、ユーザのスマートデバイスから取得した情報に基づいて、複数のユーザ情報を同一ユーザの情報として紐付ける技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−38420号公報
しかしながら、サービス毎に独立したユーザ情報群でユーザ情報が管理される場合、サービス提供者間でユーザ情報の内容や情報量などの違いによって、互いに独立して管理されるユーザ情報群間で、同一ユーザのユーザ情報を紐付けることが難しい場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、互いに独立して管理されるユーザ情報群間において同一ユーザのユーザ情報を紐付けることができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、情報取得部と、第1紐付部と、第2紐付部とを備える。前記情報取得部は、複数の第1ユーザ情報を含む第1ユーザ情報群の情報と、複数の第2ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第2ユーザ情報群の情報と、複数の第3ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第3ユーザ情報群の情報とを取得する。前記第1紐付部は、前記情報取得部によって取得された情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける。前記第2紐付部は、前記第1紐付部による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける。
実施形態の一態様によれば、異なるサービス間において同一ユーザのユーザ情報を紐付けることができる情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理の説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るユーザ情報群テーブルの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るユーザ情報群テーブルの一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る紐付情報テーブルの一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る紐付情報テーブルの他の例を示す図である。 図8は、実施形態に係る紐付情報テーブルのさらに他の例を示す図である。 図9は、実施形態に係る情報処理装置における情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10は、プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムが限定されるものではない。
〔1.情報処理〕
図1を用いて、実施形態に係る情報処理について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の説明図であり、本実施形態においては、情報処理装置1によって情報処理が実行される。
図1に示す例では、複数の事業者C1〜C3(以下、事業者Cと総称する場合がある)がそれぞれサービス提供業者としてサービスを提供し、かかるサービスを利用する各ユーザに関する情報であるユーザ情報を含むユーザ情報群D1〜D3(以下、ユーザ情報群Dと総称する場合がある)を保有している。
事業者Cが提供するサービスは、ユーザに対してオンラインでサービスを提供するオンラインサービスであり、例えば、ショッピングサービス、オークションサービス、オンラインバンキングサービス、動画配信サービス、音楽配信サービス、ニュース配信サービス、ホームページ提供サービス、または、ブログ提供サービス等である。なお、事業者Cが提供するサービスは、事業者Cが提供する商品の販売や紹介を行うウェブページを提供するサービスを含む。また、事業者Cが提供するサービスは、オフラインのサービスを含んでいても良い。
ユーザ情報群Dは、複数のユーザ情報を含むデータセットであり、事業者Cが管理するデータベースなどの記憶部に記憶される。サービスの利用者であるユーザの情報は、例えば、ユーザのデモグラフィック属性やユーザのスマートデバイスの情報やアクセス履歴などが含まれる。
図1に示す例では、事業者C1は、事業者C1によるサービスの提供対象であるユーザに関する情報であるユーザ情報を含むユーザ情報群D1の情報を保有している。事業者C2は、事業者C2によるサービスの提供対象であるユーザに関する情報であるユーザ情報を含むユーザ情報群D2の情報を保有している。事業者C3は、事業者C3によるサービスの提供対象であるユーザに関する情報であるユーザ情報を含むユーザ情報群D3の情報を保有している。
ユーザ情報群D1〜D3は、それぞれ異なる事業者C1〜C3によって管理される情報である。各ユーザ情報群Dに含まれるユーザ情報は、複数の要素の情報から構成される。例えば、ユーザ情報には、事業者Cにおいてユーザを識別するためのユーザID、ユーザの属性を示す情報(以下、属性情報と記載する)、行動履歴を示す情報(以下、行動履歴情報と記載する)などの複数の情報を含む。
かかるユーザ情報は、事業者Cが提供するオンラインサービスでユーザの入力から得られる情報(例えば、氏名、年齢、性別、住所など)や、事業者Cが提供するオンラインサービスでユーザがアクセスしたウェブページやアクセス回数などから得られるユーザの嗜好などを示す情報を含む。また、ユーザ情報は、事業者Cが提供するオンラインサービスで購入したサービスや商品から得られるユーザの嗜好を示す情報を含む。このように、ユーザ情報は、事業者Cが提供するオンラインサービスで直接または間接的に得られる情報を含む。
ユーザ情報群D1〜D3は、それぞれ異なる事業者が提供するサービスから得られるユーザ情報を含んでおり、同一のユーザであってもユーザ情報が異なる。そのため、ユーザ情報群D間で同一ユーザのユーザ情報を紐付けすることができれば、複数の事業者C間に跨ってサービスの提供を受けるユーザについてのユーザ情報の情報量を多くすることができる。ユーザ情報の情報量が多いほど、ユーザ情報に基づく情報(例えば、ユーザに応じた広告情報やユーザに応じたページの提供)の提供を精度よく行うことができる。
そこで、実施形態に係る情報処理装置1は、ユーザ情報群D間のユーザ情報の紐付けを行う情報処理を実行する。かかる紐付けは、名寄せとも呼ばれる。図1に示す例では、ユーザ情報群D1のユーザ情報に含まれるユーザIDには、U101〜U103などが含まれ、ユーザ情報群D2のユーザ情報に含まれるユーザIDには、U201〜U203などが含まれる。また、ユーザ情報群D3のユーザ情報に含まれるユーザIDには、U301〜U303などが含まれている。以下において、ユーザID「U101」、「U202」、「U303」のユーザが同一のユーザであるものとして説明する。
まず、情報処理装置1は、事業者C2の装置(例えば、後述するサーバ装置2)からユーザ情報群D2の情報を取得する(ステップS1)。情報処理装置1は、ユーザ情報群D1とユーザ情報群D2に基づいて、ユーザ情報群D1に含まれるユーザ情報(以下、第1ユーザ情報と記載する場合がある)とユーザ情報群D2に含まれるユーザ情報(以下、第2ユーザ情報と記載する場合がある)とを紐付ける。
具体的には、情報処理装置1は、第1ユーザ情報と第2ユーザ情報とが所定の紐付け条件を満たすか否かを判定する(ステップS2)。例えば、情報処理装置1は、第1ユーザ情報と第2ユーザ情報との類似度を判定し、類似度が閾値Th1以上であるか否かを判定する。
そして、情報処理装置1は、所定の紐付け条件を満たす第1ユーザ情報と第2ユーザ情報とを紐付ける(ステップS3)。例えば、情報処理装置1は、類似度が閾値Th1以上である第1ユーザ情報と第2ユーザ情報とを紐付ける。図1に示す例では、ユーザID「U101」を含む第1ユーザ情報とユーザID「U202」を含む第2ユーザ情報とが紐付けられる。
紐付けは、第1ユーザ情報のユーザIDと第2ユーザ情報のユーザIDとを関連付ける情報(以下、紐付情報と記載する場合がある)を生成することによって行うことができる。情報処理装置1は、所定の紐付け条件を満たす全ての第1ユーザ情報および第2ユーザ情報の組み合わせ毎に、第1ユーザ情報と第2ユーザ情報との紐付けを行う。
次に、事業者C3の装置(例えば、後述するサーバ装置2)からユーザ情報群D3の情報を取得する(ステップS4)。情報処理装置1は、ユーザ情報群D1とユーザ情報群D3に基づいて、ユーザ情報群D1に含まれる第1ユーザ情報とユーザ情報群D3に含まれるユーザ情報(以下、第3ユーザ情報と記載する場合がある)とを紐付ける。
具体的には、情報処理装置1は、ステップS2の処理と同様に、第1ユーザ情報と第3ユーザ情報とが所定の紐付け条件を満たすか否かを判定する(ステップS5)。そして、情報処理装置1は、ステップS3の処理と同様に、所定の紐付け条件を満たす第1ユーザ情報と第3ユーザ情報とを紐付ける(ステップS6)。図1に示す例では、ユーザID「U101」を含む第1ユーザ情報とユーザID「U303」を含む第3ユーザ情報とが紐付けられる。
紐付けは、第1ユーザ情報のユーザIDと第3ユーザ情報のユーザIDとを関連付ける情報である紐付情報を生成することによって行うことができる。情報処理装置1は、所定の紐付け条件を満たす全ての第1ユーザ情報および第3ユーザ情報の組み合わせに対して、第1ユーザ情報と第3ユーザ情報との紐付けを行う。
このように、情報処理装置1は、事業者C1と事業者C2とに跨ってサービスを受ける複数のユーザの紐付情報および事業者C1と事業者C3とに跨ってサービスを受ける複数のユーザの紐付情報を生成することができる。これにより、例えば、事業者C1がユーザ情報群D1と紐付情報とを事業者C2,C3へ提供することで、事業者C2,C3は、事業者C1に跨ってサービスを受ける複数のユーザに対し、ユーザ情報群D1のユーザ情報を利用して、ユーザに情報提供やサービスの提供を行うことができる。
ここで、第1ユーザ情報の情報量に比べて、第2ユーザ情報および第3ユーザ情報の情報量が少ない場合、第2ユーザ情報および第3ユーザ情報に基づいて第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とを紐付けることが難しい場合がある。
そこで、情報処理装置1は、ステップS3で生成した紐付情報と、ステップS6で生成した紐付情報とに基づいて、第1ユーザ情報と第3ユーザ情報とを紐付ける(ステップS7)。図1に示す例では、ユーザID「U101」を含む第1ユーザ情報とユーザID「U202」を含む第2ユーザ情報とが紐付けられ、ユーザID「U101」を含む第1ユーザ情報とユーザID「U303」を含む第3ユーザ情報とが紐付けられている。そこで、情報処理装置1は、ユーザID「U202」を含む第2ユーザ情報とユーザID「U303」を含む第3ユーザ情報とを紐付ける。
紐付けは、第2ユーザ情報のユーザIDと第3ユーザ情報のユーザIDとを関連付ける情報である紐付情報を生成することによって行うことができる。情報処理装置1は、共通の第1ユーザ情報に紐付けられた第2ユーザ情報と第3ユーザ情報の組み合わせ毎に、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報との紐付けを行う。
情報処理装置1は、ユーザ情報群D3と紐付情報とを事業者C2へ提供することで、事業者C2は、事業者C2と事業者C3とに跨ってサービスを受ける複数のユーザに対し、ユーザ情報群D2のユーザ情報とユーザ情報群D3のユーザ情報とに基づいて、ユーザに情報提供やサービスの提供を行うことができる。
このように、情報処理装置1は、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報との類似判定を行うことなく、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報との紐付けを行って、事業者C2と事業者C3とに跨ってサービスを受ける複数のユーザの紐付情報を生成することができる。これにより、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とに基づいて、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とを紐付けることが難しい場合であっても、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とを精度よく紐付けることができる。
〔2.情報処理システム〕
図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム100は、情報処理装置1と、複数のサーバ装置2〜2m−1(mは3以上の整数)と、複数の端末装置3〜3(nは2以上の整数)を備える。情報処理装置1は、上述したように事業者C1によって管理される。また、サーバ装置2〜2m−1は、それぞれ事業者C2〜Cmによって管理される。
これら情報処理装置1、複数のサーバ装置2〜2m−1(以下、サーバ装置2と総称する場合がある)および複数の端末装置3〜3(以下、端末装置3と総称する場合がある)は、ネットワーク4を介して有線または無線により互いに通信可能に接続される。ネットワーク4は、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。端末装置3〜3は、ユーザU〜U(以下、ユーザUと総称する場合がある)によって操作される。
端末装置3は、例えば、スマートフォン、タブレット型端末、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータなどのスマートデバイス(通信端末)であり、ブラウザなどのアプリケーションが実行可能である。端末装置3は、ブラウザや専用のアプリケーションから、情報処理装置1やサーバ装置2にネットワーク4を介してアクセスすることができる。端末装置3のユーザUは、情報処理装置1やサーバ装置2から提供される種々のオンラインサービスを利用することができる。
情報処理装置1およびサーバ装置2はそれぞれオンラインサービスを提供する各ユーザUの端末装置3からユーザ情報を取得して記憶することができる。サーバ装置2は、各ユーザUの端末装置3から取得されるユーザ情報を含むユーザ情報群Dをデータベース(以下、DBと記載する)に記憶する。
情報処理装置1およびサーバ装置2は、ユーザ情報に応じた情報をユーザUの端末装置3へ提供することができる。例えば、情報処理装置1およびサーバ装置2は、保持しているユーザ情報に基づいて、ユーザ専用のページの情報をユーザUの端末装置3へ提供したり、ユーザUが興味を示す度合いが高い広告情報をユーザUの端末装置3へ提供したりすることができる。これにより、ユーザU毎に適切な情報をユーザUに提供することができる。
情報処理装置1は、各サーバ装置2が保有するユーザ情報群Dを各サーバ装置2からネットワーク4を介して取得し、記憶する。そして、情報処理装置1は、ユーザ情報群D間のユーザ情報を紐付けることができる。以下、情報処理装置1の構成および動作について具体的に説明する。
〔3.情報処理装置1〕
図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置1は、通信部10と、記憶部11と、制御部12(コントローラ)とを備え、端末装置3のユーザUにオンラインサービスを提供する。以下、通信部10、記憶部11および制御部12の順に具体的に説明する。
〔3.1.通信部10〕
通信部10は、ネットワーク4との間で情報の送受信を行う通信インターフェイスであり、ネットワーク4との接続を有線または無線で行う。制御部12は、通信部10およびネットワーク4を介して、複数のサーバ装置2および端末装置3との間で各種の情報を送受信することができる。
〔3.2.記憶部11〕
記憶部11は、サービス情報DB20と、ユーザ情報群テーブル21,22と、紐付情報テーブル23とを備える。サービス情報DB20、ユーザ情報群テーブル21,22、および紐付情報テーブル23は、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、HDD(Hard Disk Drive)、光ディスク等の記憶装置である。
サービス情報DB20は、情報処理装置1が端末装置3のユーザUに提供するサービスに用いる情報を記憶する記憶部である。例えば、サービス情報DB20には、ショッピングサービスやオークションサービスに用いる商品などの情報や、動画配信サービスに用いる動画コンテンツなどが記憶される。
ユーザ情報群テーブル21は、情報処理装置1が提供するサービスを利用するユーザUの情報であるユーザ情報が設定される。ユーザ情報群テーブル21に記憶されるユーザ情報は、上述した第1ユーザ情報である。図4は、ユーザ情報群テーブル21に記憶されるユーザ情報群の一例を示す図である。
図4に示すように、ユーザ情報群テーブル21は、「ユーザID」、「サイコグラフィック属性」、「デモグラフィック属性」、および「アクセス履歴」などの情報が関連付けられた情報である。
「ユーザID」は、ユーザUの識別情報であり、図4に示す例では、ユーザU1、U2、U3、U4のユーザIDとして「U101」、「U102」、「U103」、「U104」が設定される。かかるユーザIDは、情報処理装置1を利用するサービスに対するユーザのアカウントである。なお、ユーザIDは、ユーザUを識別する情報であればよく、ユーザUが使用する端末装置3の識別情報をユーザIDとしてもよい。例えば、ユーザIDは、端末装置3と情報処理装置1との間で送受信されるHTTP(Hypertext Transfer Protocol)クッキーで特定される識別情報であってもよい。
「サイコグラフィック属性」は、ユーザUの価値観、ライフスタイル、性格、嗜好などを示す情報である。かかる「サイコグラフィック属性」は、例えば、「車」、「旅行」などの属性要素に分類される。図4に示す例では、属性要素毎に、ユーザUの嗜好が相対的に高い場合に「1」が記憶され、それ以外の場合には「0」が記憶される。また、「サイコグラフィック属性」は、図4に示した属性要素の例に限られず、経済、政治、野球、サッカー、その他スポーツ、スイーツ、パソコン、白物家電、家具など様々な属性要素が含まれてもよい。なお、属性要素の情報は、0と1の2段階に限定されず、3段階以上の値であってもよい。
「デモグラフィック属性」は、人口統計学的なユーザUの属性情報を示す。かかる「デモグラフィック属性」は、例えば、ユーザUの「性別」、「年齢」などの属性要素に分類される。「性別」には、ユーザUが女性である場合には「1」が記憶され、ユーザUが男性である場合には「2」が記憶される。また、「年齢」には、ユーザUの年齢が記憶される。なお、「デモグラフィック属性」は、図4に示した属性要素の例に限られず、ユーザUの職業、家族構成、年収、住所、出身地、学歴など様々な属性要素が含まれてもよい。
「アクセス履歴」は、端末装置3のユーザが情報処理装置1から提供されるサービスを利用する際に情報処理装置1が端末装置3から取得するアクセス情報や行動履歴情報を含む。アクセス情報には、「日時」、および「ブラウザ」などの情報を含む。「日時」は、端末装置3からアクセスされた日時を示す。言い換えれば、「日時」は、情報処理装置1によって提供されるサービスが端末装置3に利用された日時を示す。「ブラウザ」は、端末装置3が使用しているブラウザの情報であり、「BR01(8.1)」など、ブラウザの名称である「BR01」と、バージョン情報である「8.1」との組合せにより表される。
また、アクセス情報には、「時差情報」、「ルート情報」、「OS」、「プラグイン」、「IPアドレス」なども含まれる。「時差情報」は、端末装置3から送信された情報と、情報処理装置1が受信した情報との時差に関する情報を示す。「ルート情報」は、端末装置3から送信された情報が情報処理装置1に到達するまでのルートに関する情報を示す。「ルート情報」は、情報処理装置1と端末装置3との間の通信に使用されたルータやプロキシサーバを識別する情報などを含む。
「OS」は、端末装置3が使用しているOS(Operating System)の情報であり、OSの名称およびバージョン名を含む。「プラグイン」は、ブラウザに組み込まれているプラグインの情報(例えば、プラグインの名称等の識別情報)を示す。 「IPアドレス」は、端末装置3のIP(Internet Protocol)アドレスを示す。
また、行動履歴情報には、端末装置3のユーザUが情報処理装置1に対して行った行動の履歴を含む。例えば、行動履歴情報には、端末装置3からアクセスされたページのURLやユーザが購入した商品やサービスの履歴を含む。
ユーザ情報群テーブル22には、複数のサーバ装置2から取得された複数のユーザ情報群Dの情報が設定される。複数のユーザ情報群Dの情報は、例えば、ユーザ情報群テーブル22に設定される。図5は、実施形態に係るユーザ情報群テーブル22の一例を示す図である。図5に示すように、ユーザ情報群テーブル22は、「事業者ID」、「ユーザID」、「属性」、および「アクセス履歴」などの複数のアクセス要素が関連付けられた情報である。
「事業者ID」は、事業者Cを識別するための情報であり、図5に示す例では、事業者ID「C102」は、事業者C2の事業者IDであり、事業者ID「C103」は、事業者C3の事業者IDである。なお、事業者C1の事業者IDは、「C101」である。
「属性」は、ユーザUの属性を示す情報であり、例えば、図4に示す例と同様に、サイコグラフィック属性やデモグラフィック属性などが含まれる。また、「アクセス履歴」は、図4に示す例と同様に、端末装置3のユーザUがサーバ装置2から提供されるサービスを利用する際にサーバ装置2が端末装置3から取得するアクセス情報や行動履歴情報を含む。
「ユーザID」、「属性」、および「アクセス履歴」は、サーバ装置2で管理され生成される情報であり、各事業者Cのユーザ情報群Dは事業者C間で異なる。例えば、「ユーザID」は事業者C間で異なる識別情報が割り当てられ、「属性」に含まれる属性要素は、事業者Cで同じであってもよい。
なお、ユーザ情報群テーブル22は、事業者C毎に設けてもよい。また、ユーザ情報群テーブル22に含まれるユーザ情報群Dは、制御部12による後述の紐付け処理に用いられた後に制御部12によってユーザ情報群テーブル22から削除されてもよい。
紐付情報テーブル23は、制御部12による事業者C間のユーザ情報の紐付け結果を示す紐付情報を含む。図6は、実施形態に係る紐付情報テーブル23の一例を示す図である。図6に示すように、紐付情報テーブル23は、「第1事業者ID」、「第2事業者ID」、「第1事業者のユーザID」、および「第2事業者のユーザID」などの情報が関連付けられた情報である。
「第1事業者ID」および「第2事業者ID」は、ユーザ情報が紐付けされる2つの事業者Cの事業者IDである。「第1事業者のユーザID」は、ユーザ情報が紐付けされる2つの事業者Cの一方の事業者Cのユーザ情報に含まれるユーザIDであり、「第2事業者のユーザID」は、ユーザ情報が紐付けされる2つの事業者Cの他方の事業者Cのユーザ情報に含まれるユーザIDである。
図6に示す紐付情報テーブル23では、事業者ID「C101」を有する事業者C1と事業者ID「C102」を有する事業者C2とのユーザ情報の紐付け結果が含まれている。紐付け結果は、ユーザIDの紐付けで行われる。すなわち、事業者C1のユーザ情報に含まれるユーザIDと、事業者C2のユーザ情報に含まれるユーザIDとが関連付けられて紐付けられる。
例えば、図6に示す例では、ユーザID「U101」とユーザID「U202」とが紐付けられ、ユーザID「U102」とユーザID「U232」とが紐付けられ、ユーザID「U103」とユーザID「U228」とが紐付けられる。したがって、図6に示す例では、ユーザID「U101」のユーザ情報がユーザID「U202」のユーザ情報に紐付けられており、ユーザID「U102」のユーザ情報がユーザID「U232」のユーザ情報に紐付けられている。また、ユーザID「U103」のユーザ情報がユーザID「U228」のユーザ情報に紐付けられている。
〔3.3.制御部12〕
制御部12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。制御部12は、サービス提供部30と、情報取得部31と、第1紐付部32と、第2紐付部33と、情報出力部34とを備える。かかるサービス提供部30、情報取得部31、第1紐付部32、第2紐付部33、および情報出力部34の機能は、例えば、制御部12のCPUが制御部12のROMに記憶されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。
なお、サービス提供部30、情報取得部31、第1紐付部32、第2紐付部33、および情報出力部34は、それぞれ一部または全部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
〔3.3.1.サービス提供部30〕
サービス提供部30は、端末装置3のユーザUにサービスを提供する。サービス提供部30は、端末装置3からの要求に応じてサービス情報DB20から情報を取得して、端末装置3へ送信することで、端末装置3のユーザUにサービスを提供することができる。
例えば、サービス提供部30は、サービスに用いる商品の情報などをサービス情報DB20から取得して端末装置3へ送信したり、動画コンテンツや音楽コンテンツなどをサービス情報DB20から取得して端末装置3へ送信したりすることができる。
また、サービス提供部30は、端末装置3へのサービスの提供に際して端末装置3から取得される上述したユーザ情報をユーザ情報群テーブル21に記憶する。例えば、サービス提供部30は、端末装置3から送信される情報に基づいて、アクセス履歴をユーザ情報群テーブル21に記憶することができる。
また、サービス提供部30は、情報処理装置1が提供するサービスをユーザUが利用するために入力したアンケートの結果に基づいて、サイコグラフィック属性を判定し、ユーザ情報群テーブル21に設定することができる。また、サービス提供部30は、上述した行動履歴情報に基づき、サイコグラフィック属性を判定し、ユーザ情報群テーブル21に設定することもできる。また、サービス提供部30は、情報処理装置1が提供するサービスをユーザUが利用するために入力したユーザ情報(例えば、氏名、年齢、住所)などを端末装置3から取得し、ユーザ情報群テーブル21に設定することができる。
〔3.3.2.情報取得部31〕
情報取得部31は、サーバ装置2から紐付要求を示す情報を取得する。紐付要求を示す情報には、ユーザ情報群Dが含まれており、情報取得部31は、紐付要求を示す情報に含まれるユーザ情報群Dをユーザ情報群テーブル22に設定する。
サーバ装置2からの紐付要求には、事業者C1のユーザ情報との紐付けの要求と、事業者C1以外の事業者C間のユーザ情報の紐付けの要求が含まれる。例えば、サーバ装置2は、事業者C1のユーザ情報と事業者C2のユーザ情報との紐付けを要求する紐付要求を行ったり、事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との紐付けを要求する紐付要求を行ったりすることができる。
情報取得部31は、サーバ装置2から事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との紐付けを要求する紐付要求を取得した場合、サーバ装置2から事業者C3のユーザ情報群D3の情報を取得することができる。なお、情報取得部31は、サーバ装置2から継続して更新されたユーザ情報を取得し、ユーザ情報群テーブル22を更新することができる。
情報取得部31は、記憶部11に記憶された情報を記憶部11から取得し、第1紐付部32および第2紐付部33に受け渡すことができる。例えば、情報取得部31は、記憶部11に記憶されたユーザ情報を取得し、第1紐付部32および第2紐付部33に受け渡すことができる。また、例えば、情報取得部31は、記憶部11に記憶された紐付情報を取得し、第2紐付部33に受け渡すことができる。
〔3.3.3.第1紐付部32〕
第1紐付部32は、ユーザ情報群テーブル21とユーザ情報群テーブル22とに基づいて、事業者C1のユーザ情報と、事業者C1以外の事業者Cのユーザ情報とを紐付ける。
具体的には、第1紐付部32は、ユーザ情報群テーブル21と、ユーザ情報群テーブル22に含まれる事業者C2のユーザ情報群D2とに基づいて、事業者C1が管理する複数のユーザ情報と事業者C2が管理する複数のユーザ情報とを紐付ける。また、第1紐付部32は、ユーザ情報群テーブル21と、ユーザ情報群テーブル22に含まれる事業者C3のユーザ情報群D3とに基づいて、事業者C1が管理する複数のユーザ情報と事業者C3が管理する複数のユーザ情報とを紐付ける。
第1紐付部32は、事業者C1〜C3以外の事業者Cが管理する複数のユーザ情報も同様に、ユーザ情報群テーブル21と、ユーザ情報群テーブル22とに基づいて、事業者C1が管理する複数のユーザ情報と紐付けることができる。
ここで、第1紐付部32は、事業者C1が管理する複数のユーザ情報と事業者C2が管理する複数のユーザ情報とを紐付ける処理について説明する。第1紐付部32は、ユーザ情報群テーブル21の各ユーザ情報と、ユーザ情報群テーブル22に含まれる事業者C2のユーザ情報群D2の各ユーザ情報との類似度Rdを判定する。
ここで、第1ユーザ情報群D1の各ユーザ情報を構成する要素を第1要素とし、第2ユーザ情報群D2の各ユーザ情報を構成する要素を第2要素とする。また、第1ユーザ情報群D1のユーザ情報を構成する複数の第1要素と第2ユーザ情報群D2のユーザ情報を構成する複数の第2要素とは、一対一で対応するものであるとし、第1要素の数および第2要素の数は共にp個であるとする。すなわち、第1要素と第2要素とのペア(以下、要素ペアと記載する)がp個あるものとする。第1紐付部32は、各要素ペアに含まれる第1要素と第2要素とを比較する。
第1要素と第2要素とが対応するとは、第1要素と第2要素とが比較できることを意味し、例えば、第1要素と第2要素とが同一または類似することを意味する。第1紐付部32は、第1要素と第2要素とを対応させるために、複数の第2要素を一つの第2要素として扱うことができ、複数の第1要素を一つの第1要素として扱うことができる。
なお、第1要素の数と第2要素の数は、p個に限られず、また、第1要素の数と第2要素の数とは互いに異なる数であってもよい。第1紐付部32は、第1要素の数と第2要素の数とは互いに異なる数である場合、互いに対応する第1要素と第2要素とのペアのみを用い、残りの要素は用いないことができる。
第1紐付部32は、複数の第1要素を一つの第1要素として第2要素と対応させることができ、複数の第2要素を一つの第2要素として第1要素と対応させることができる。例えば、第1紐付部32は、2つの第2要素である「海外旅行」および「国内旅行」を、1つの第2要素である「旅行」として扱うことができる。
第1紐付部32は、各要素ペアに含まれる第1要素と第2要素とを比較して、ユーザ情報間の類似度Rdを判定することができる。例えば、第1紐付部32は、下記式(1)の演算によって、ユーザ情報間の類似度Rdを判定することができる。下記式(1)において、x1は、i番目(例えば、1≦i≦p)の要素ペアの第1要素の情報であり、x2は、i番目の要素ペアの第2要素の情報である。下記式(1)において、(x1−x2は、非類似性のスコアと呼ぶこともできる。
Figure 0006397098
例えば、事業者C1が管理するユーザ情報と事業者C2が管理するユーザ情報とに同一の属性要素「旅行」があり、共に「1」が設定されており、属性要素「旅行」が比較する1番目の属性要素であるとする。この場合、x1=x2=1であり、(x1−x2=0である。また、事業者C1が管理するユーザ情報の属性要素「旅行」が「1」であり、事業者C2が管理するユーザ情報の属性要素「旅行」が「0」であるとする。この場合、x1=1、およびx2=0であり、(x1−x2=1である。
また、事業者C1が管理するユーザ情報に属性要素「旅行」があり、事業者C2が管理するユーザ情報に属性要素「国内旅行」および「海外旅行」があり、属性要素「旅行」が「1」であり、属性要素「国内旅行」および「海外旅行」の少なくとも一方が「1」であるとする。この場合、第1紐付部32は、x1=x2=1とすることができる。
なお、属性要素の情報が2段階の値(1と0)でなく、3段階以上の値である場合も同様の演算を行って非類似性のスコアを求めることができる。また、住所、年齢、および氏名などの属性要素の情報は、予め設定された基準に基づいて比較され、(x1−x2に対応する値が第1紐付部32によって演算される。例えば、属性要素が住所である場合、住所が近いほど非類似性のスコアが0に近づくように第1紐付部32によって演算される。
なお、類似度Rdの判定方法は上述した例に限定されない。例えば、第1紐付部32は、上記式(1)の右辺を比較される要素(以下、比較要素と記載する場合がある)の数で除算することで、類似度Rdを算出することもできる。また、第1紐付部32は、要素毎に非類似性のスコアに重み付けを行って合計した値の平方根を演算し、かかる平方根の逆数を類似度Rdとすることができる。
また、第1紐付部32は、比較要素毎の類似性のスコアの合計値を算出し、かかる合計値に基づいて、類似度Rdを算出することもできる。第1紐付部32は、比較要素毎の類似性のスコアを、要素ペアの第1要素と第2要素とが類似するほど大きくする。第1紐付部32は、例えば、比較要素毎の類似性のスコアの合計値を算出し、かかる合計値の平方根を比較要素の数で除算することで、ユーザ情報間の類似度Rdを算出することができる。
また、第1紐付部32は、比較要素の類似性のスコアに重み付けをして積算することで合計値を算出し、かかる合計値の平方根を、比較要素の数に応じた係数を比較要素の数に乗算した値によって、除算することで、ユーザ情報間の類似度を算出することもできる。
第1紐付部32は、ユーザ情報間の類似度Rdが閾値Th1以上であるか否かを判定し、類似度Rdが閾値Th1以上であるユーザ情報同士を紐付ける。かかる紐付けは、紐付けられるユーザ情報に含まれるユーザIDを含む紐付情報を生成することによって行われる。第1紐付部32は、生成した紐付情報を紐付情報テーブル23に設定する。紐付情報には、紐付けられる各ユーザ情報のユーザIDが含まれる。
例えば、第1紐付部32は、事業者C1の各ユーザ情報について事業者C2のユーザ情報との類似度Rdを判定し、判定した類似度Rdが閾値Th1以上である事業者C1のユーザ情報と事業者C2のユーザ情報とを紐付ける紐付情報を生成することができる。また、第1紐付部32は、事業者C1の各ユーザ情報について事業者C3のユーザ情報との類似度Rdを判定し、判定した類似度Rdが閾値Th1以上である事業者C1のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを紐付ける紐付情報を生成することができる。
〔3.3.4.第2紐付部33〕
第2紐付部33は、第1紐付部32による紐付け結果に基づいて、事業者C1以外の2以上の事業者C間のユーザ情報の紐付けを行う。第1紐付部32による紐付け結果は、紐付情報テーブル23に設定されており、第2紐付部33は、紐付情報テーブル23に基づいて、事業者C1以外の2以上の事業者C間のユーザ情報の紐付けを行う。
例えば、サーバ装置2からの紐付要求が事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との紐付けを要求する紐付要求であるとする。この場合、第2紐付部33は、第1紐付部32によって生成され紐付情報テーブル23に設定された紐付情報に基づいて、事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との紐付けを行う。
紐付情報テーブル23が図6に示す状態である場合、第2紐付部33は、同一ユーザID「U101」のユーザ情報に紐付けられたユーザID「U202」のユーザ情報とユーザID「U303」のユーザ情報とを紐付ける。
同様に、第2紐付部33は、同一ユーザID「U102」のユーザ情報に紐付けられたユーザID「U232」のユーザ情報とユーザID「U301」のユーザ情報とを紐付ける。また、第2紐付部33は、同一ユーザID「U103」のユーザ情報に紐付けられたユーザID「U228」のユーザ情報とユーザID「U387」のユーザ情報とを紐付ける。
このように、第2紐付部33は、事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との類似度Rdを判定することなく、事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを紐付けることができる。したがって、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とに基づいて、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とを紐付けることが難しい場合であっても、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とを精度よく紐付けることができる。
第2紐付部33は、事業者C1以外の2以上の事業者C間のユーザ情報を紐付ける紐付情報を生成し、生成した紐付情報を紐付情報テーブル23に設定する。例えば、第2紐付部33は、図7に示すように、事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを紐付ける紐付情報を紐付情報テーブル23に設定することができる。図7は、実施形態に係る紐付情報テーブル23の他の例を示す図である。
また、第2紐付部33は、第1紐付部32で判定した類似度Rdを考慮して、事業者C間のユーザ情報を紐付けることができる。例えば、第2紐付部33は、紐付けようとするユーザ情報同士にそれぞれ設定された類似度Rdが所定条件を満たす場合に、ユーザ情報同士の紐付けを行う。
上述した第1紐付部32は、判定した類似度Rdを紐付情報に含めて紐付情報テーブル23に設定することができる。図8は、実施形態に係る紐付情報テーブル23のさらに他の例を示す図である。図8に示す紐付情報テーブル23は、「第1事業者ID」、「第2事業者ID」、「第1事業者のユーザID」、「第2事業者のユーザID」、および「類似度」などの情報が関連付けられた情報である。
「類似度」は、「第1事業者のユーザID」を含むユーザ情報と「第2事業者のユーザID」を含むユーザ情報との類似度Rdである。かかる類似度Rdは、0から1までの範囲であるが、Low、Middle、Highなどのように3段階または4段階以上であってもよい。
図8に示す例では、ユーザID「U101」のユーザ情報とユーザID「U202」のユーザ情報との類似度Rdは、「0.78」であり、ユーザID「U102」のユーザ情報とユーザID「U232」のユーザ情報との類似度Rdは、「0.72」である。また、ユーザID「U103」のユーザ情報とユーザID「U228」のユーザ情報との類似度Rdは、「0.71」である。
また、ユーザID「U101」のユーザ情報とユーザID「U303」のユーザ情報との類似度Rdは、「0.92」であり、ユーザID「U102」のユーザ情報とユーザID「U301」のユーザ情報との類似度Rdは、0.93」である。また、ユーザID「U103」のユーザ情報とユーザID「U387」のユーザ情報との類似度Rdは、「0.87」である。
第2紐付部33は、紐付情報テーブル23に基づき、類似度Rdが所定条件を満たすユーザ情報同士を紐付けることができる。例えば、第2紐付部33は、類似度Rdが第1紐付部32によって用いられる閾値Th1よりも大きい閾値Th2以上であることを条件として、事業者C間のユーザ情報を紐付けることができる。
ここで、紐付情報テーブル23が図8に示す状態であり、閾値Th2が「0.75」であるとする。この場合、ユーザID「U101」のユーザ情報とユーザID「U202」のユーザ情報との類似度Rd、および、ユーザID「U101」のユーザ情報とユーザID「U303」のユーザ情報との類似度Rdは、それぞれ閾値Th2よりも大きい。したがって、第2紐付部33は、ユーザID「U202」のユーザ情報とユーザID「U303」のユーザ情報とを紐付ける。
一方、ユーザID「U102」のユーザ情報とユーザID「U232」のユーザ情報との類似度Rd、および、ユーザID「U103」のユーザ情報とユーザID「U228」のユーザ情報との類似度Rdは、閾値Th2よりも小さい。したがって、第2紐付部33は、ユーザID「U232」のユーザ情報とユーザID「U301」のユーザ情報とを紐付けず、ユーザID「U228」のユーザ情報とユーザID「U387」のユーザ情報とを紐付けない。
このように、類似度Rdが閾値Th1以上であっても閾値Th2未満である場合には、ユーザ情報同士の紐付けを行わない。これにより、閾値Th2を調整することによって、例えば、閾値Th1よりも低くなるようなユーザ情報同士の紐付けが行われることを抑制することができる。
また、第2紐付部33は、類似度Rdの平均値が第1紐付部32によって用いられる閾値Th3以上であることを条件として、事業者C間のユーザ情報を紐付けることができる。例えば、紐付情報テーブル23が図8に示す状態であり、閾値Th3が「0.80」であるとする。
この場合、ユーザID「U202」とユーザID「U303」とのユーザ情報の組み合わせにおける平均値は、0.85(={0.78+0.92}/2)である。ユーザID「U232」とユーザID「U301」とのユーザ情報の組み合わせにおける平均値は、0.825(={0.72+0.93}/2)である。ユーザID「U228」とユーザID「U387」とのユーザ情報の組み合わせにおける平均値は、0.79(={0.71+0.87}/2)である。
したがって、第2紐付部33は、ユーザID「U202」のユーザ情報とユーザID「U303」のユーザ情報とを紐付け、ユーザID「U232」のユーザ情報とユーザID「U301」のユーザ情報とを紐付ける。そして、第2紐付部33は、ユーザID「U228」のユーザ情報とユーザID「U387」のユーザ情報とを紐付けない。
このように、類似度Rdが閾値Th1以上であっても類似度Rdの平均値が閾値Th3未満である場合には、ユーザ情報同士の紐付けを行わない。これにより、閾値Th3を調整することによって、例えば、閾値Th1よりも低くなるようなユーザ情報間の紐付けが行われることを抑制することができる。
また、第2紐付部33は、類似度Rdの乗算値が第1紐付部32によって用いられる閾値Th4以上であることを条件として、事業者C間のユーザ情報を紐付けることができる。例えば、紐付情報テーブル23が図7に示す状態であり、閾値Th4が「0.65」であるとする。
この場合、ユーザID「U202」とユーザID「U303」とのユーザ情報の組み合わせにおける平均値は、0.72(=0.78×0.92)である。ユーザID「U232」とユーザID「U301」とのユーザ情報の組み合わせにおける平均値は、0.67(=0.72×0.93)である。ユーザID「U228」とユーザID「U387」とのユーザ情報の組み合わせにおける平均値は、0.62(=0.71×0.87)である。
したがって、第2紐付部33は、ユーザID「U202」のユーザ情報とユーザID「U303」のユーザ情報とを紐付け、ユーザID「U232」のユーザ情報とユーザID「U301」のユーザ情報とを紐付ける。そして、第2紐付部33は、ユーザID「U228」のユーザ情報とユーザID「U387」のユーザ情報とを紐付けない。
このように、類似度Rdが閾値Th1以上であっても類似度Rdの乗算値が閾値Th4未満である場合には、ユーザ情報同士の紐付けを行わない。これにより、閾値Th4を例えば類似度Rdが閾値Th1よりも低くなるようなユーザ情報同士の紐付けが行われないように設定することで、閾値Th1よりも低くなるようなユーザ情報同士の紐付けが行われることを抑制することができる。
また、第2紐付部33は、紐付情報テーブル23に基づいて生成した紐付情報のみを用いて、新たな紐付情報を生成して紐付情報テーブル23に設定することができる。例えば、第2紐付部33が生成した紐付情報として、ユーザID「U202」とユーザID「U303」との組み合わせで示される紐付情報と、ユーザID「U202」とユーザID「U431」との組み合わせで示される紐付情報が紐付情報テーブル23に設定されているとする。この場合、第2紐付部33は、ユーザID「U303」のユーザ情報とユーザID「U431」のユーザ情報とを紐付ける紐付情報を生成することができる。
第2紐付部33は、紐付情報を生成する際に、第1紐付部32が判定した類似度Rdに基づいて、紐付けるユーザ情報間の類似度Rdを判定することができる。例えば、第2紐付部33は、第1紐付部32が判定した類似度Rdの平均値または乗算値に基づいて、紐付けるユーザ情報間の類似度Rdを判定することができる。
ここで、紐付情報テーブル23が図8に示す状態であり、第2紐付部33が判定する類似度Rdがユーザ情報同士の類似度Rdの平均値に重み付け値k1を付けて演算されるとする。なお。重み付け値k1は、例えば、「0.9」である。
ユーザID「U202」とユーザID「U303」とのユーザ情報の組み合わせにおける平均値は、上述のように0.85であるため、ユーザID「U202」とユーザID「U303」とのユーザ情報の組み合わせにおける類似度Rdは、0.77(=0.85×0.9)である。
同様に、ユーザID「U232」とユーザID「U301」とのユーザ情報の組み合わせにおける平均値は、0.825であるため、ユーザID「U232」とユーザID「U301」とのユーザ情報の組み合わせにおける類似度Rdは、0.74(=0.825×0.9)である。また、ユーザID「U228」とユーザID「U387」とのユーザ情報の組み合わせにおける平均値は、0.79であるため、ユーザID「U228」とユーザID「U387」とのユーザ情報の組み合わせにおける類似度Rdは、0.71(=0.79×0.9)である。
このように、第2紐付部33は、類似度Rdの平均値に重み付け値k1を乗算して求めた類似度Rdを紐付情報に含めることができる。重み付け値k1は、1未満の値であるため、紐付情報テーブル23のみに基づいてユーザ情報同士の紐付けが繰り返された場合に、類似度Rdを低下させることができ、類似度Rdが低いユーザ情報同士の紐付けを抑制することができる。
例えば、第2紐付部33は、重み付け値k1が閾値Th1よりも低くなるようなユーザ情報間の紐付けが行われないように設定することで、閾値Th1よりも低くなるようなユーザ情報同士の紐付けが行われることを抑制することができる。
また、第2紐付部33は、第1紐付部32と同様に、ユーザ情報に含まれる複数の要素に基づいて類似度Rdを判定することもできる。例えば、第2紐付部33は、第1紐付部32によって生成され紐付情報テーブル23に設定された紐付情報に基づいて、事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との仮紐付けを行う。
そして、第2紐付部33は、仮紐付けを行ったユーザ情報間の類似度Rdを、仮紐付けを行ったユーザ情報に含まれる複数の要素に基づいて行う。第2紐付部33は、仮紐付けを行ったユーザ情報間の類似度Rdが閾値Th1以上の場合、類似度Rdが閾値Th1以上のユーザ情報同士の紐付けを行う。一方、第2紐付部33は、仮紐付けを行ったユーザ情報間の類似度Rdが閾値Th1未満の場合、類似度Rdが閾値Th1未満のユーザ情報同士の紐付けを行わない。
第2紐付部33は、第1紐付部32によって比較される要素よりも少ない数(例えば、比較要素の10%の数や20%の数)の要素に基づいて、ユーザ情報間の類似度Rdを判定することができる。これにより、第1紐付部32における類似度Rdの判定処理に比べ、第2紐付部33における類似度Rdの判定処理にかかる負荷を低減しつつも、類似度Rdの高いユーザ情報同士を精度よく紐付けすることができる。
また、第2紐付部33は、仮紐付けされたユーザ情報に関連付けられた類似度Rdの合計値、平均値または乗算値が大きいほど少ない数の要素で、ユーザ情報間の類似度Rdを判定することができる。例えば、第2紐付部33は、仮紐付けされたユーザ情報に関連付けられた類似度Rdの平均値の逆数に係数k2を乗算して得た値を、非類似性のスコアまたは類似性のスコアを判定する要素(以下、スコア判定要素と記載する)の数とすることができる。
例えば、紐付情報テーブル23が図8に示す状態であるとする。この場合、第2紐付部33は、ユーザID「U202」とユーザID「U303」とのユーザ情報の組み合わせにおける平均値は、0.85である。この場合、スコア判定要素の数は、INT(k2/0.85)とすることができる。
なお、スコア判定要素によって重要度が異なる場合があるため、第2紐付部33は、重要度が高いほどスコア判定要素の数を減少させることができる。この場合、第2紐付部33は、仮紐付けされたユーザ情報に関連付けられた類似度Rdの平均値の逆数に係数を乗算して得た比較要素の数を算出し、要素の重要度が高いほど高くなる要素スコアの合計値が比較要素の数と実質的に同一になるようにする。
〔3.3.5.情報出力部34〕
情報出力部34は、サーバ装置2からの紐付要求に応じた紐付情報およびユーザ情報群Dの情報を記憶部11から取得し、要求元のサーバ装置2へ送信することができる。
例えば、サーバ装置2からの紐付要求が事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との紐付けを要求する紐付要求であるとする。この場合、情報出力部34は、事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを紐付ける紐付情報と、ユーザ情報群D3の情報とをサーバ装置2へ送信することができる。
また、情報出力部34は、紐付けした事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを統合したユーザ情報である統合ユーザ情報を生成し、統合ユーザ情報をサーバ装置2へ送信することができる。統合ユーザ情報は、例えば、属性要あるか否か素のみを含むものであってもよく、属性要素とアクセス要素とを共に含むものであってもよい。
また、情報出力部34は、紐付要求を行ったサーバ装置2からユーザIDを含むユーザ情報送信要求が情報取得部31により受信された場合に、ユーザIDおよびユーザ情報を送信することができる。情報出力部34は、ユーザ情報送信要求に応じたユーザ情報を記憶部11から取得し、取得したユーザ情報をサーバ装置2へ送信することができる。
例えば、サーバ装置2からユーザID「U202」に対応するユーザ情報を保有する事業者C3のユーザ情報の送信を要求する情報送信要求が情報取得部31により受信されたとする。この場合、情報出力部34は、紐付情報テーブル23に基づき、ユーザID「U202」に対応するユーザ情報を保有する事業者C3のユーザ情報のユーザIDが「U303」であると判定する。
そして、情報出力部34は、ユーザ情報群テーブル22からユーザID「U303」のユーザ情報を取得し、取得したユーザID「U303」のユーザ情報をサーバ装置2へ送信する。なお、情報出力部34は、ユーザID「U202」のユーザ情報とユーザID「U303」のユーザ情報とを統合した統合ユーザ情報をサーバ装置2へ送信することもできる。
また、情報出力部34は、紐付情報が追加される毎に、紐付情報に含まれるユーザIDを含むユーザ情報をサーバ装置2へ送信することもできる。また、情報出力部34は、紐付情報に含まれるユーザIDを含むユーザ情報が更新される度に、更新されたユーザ情報をサーバ装置2へ送信することもできる。
〔4.情報処理装置1の処理フロー〕
図9を用いて、情報処理装置1における情報処理の手順の一例について説明する。図9は、情報処理装置1における情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。かかる情報処理は、繰り返し実行される処理である。
図9に示すように、制御部12は、端末装置3からサービス要求があるか否かを判定する(ステップS10)。制御部12は、サービス要求があると判定した場合(ステップS10:Yes)、サービス要求に応じた情報の提供や処理を行ってサービスの提供を行う(ステップS11)。
ステップS11の処理が終了した場合、またはサービス要求がないと判定した場合(ステップS10:No)、制御部12は、端末装置3からユーザ情報を取得したか否かを判定する(ステップS12)。ユーザ情報を取得したと判定した場合(ステップS12:Yes)、制御部12は、記憶部11に記憶されたユーザ情報群テーブル21を更新する(ステップS13)。
ステップS13の処理が終了した場合、またはユーザ情報を取得していないと判定した場合(ステップS12:No)、制御部12は、サーバ装置2から紐付要求があるか否かを判定する(ステップS14)。紐付要求があると判定した場合(ステップS14:Yes)、制御部12は、紐付要求に対応する紐付情報があるか否かを判定する(ステップS15)。例えば、事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを紐付ける紐付要求の場合、紐付要求に対応する紐付情報は、例えば、事業者C1のユーザ情報と事業者C2のユーザ情報とを紐付ける紐付情報と、事業者C1のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを紐付ける紐付情報である。
制御部12の第2紐付部33は、紐付情報があると判定した場合(ステップS15:Yes)、紐付情報に基づいて事業者C間のユーザ情報を紐付ける(ステップS16)。制御部12の第1紐付部32は、紐付情報がないと判定した場合(ステップS15:No)、2つの事業者Cのユーザ情報に基づいて、事業者C間のユーザ情報を紐付ける(ステップS17)。
制御部12は、ステップS16の処理の終了した場合、ステップS17の処理が終了した場合、または紐付要求がないと判定した場合(ステップS14:No)、サーバ装置2から情報送信要求があるか否かを判定する(ステップS18)。制御部12は、情報送信要求があると判定した場合(ステップS18:Yes)、情報送信要求に応じた情報をサーバ装置2へ送信する(ステップS19)。ステップS19の処理が終了した場合、または情報送信要求がないと判定した場合(ステップS18:No)、制御部12は、図9に示す処理を終了する。
〔5.変形例〕
上述した実施形態では、情報処理装置1の制御部12は、サーバ装置2からの紐付要求があった場合に、紐付け処理を行うが、サーバ装置2からの紐付要求がない事業者C間のユーザ情報の紐付け処理を行うこともできる。
また、第1紐付部32および第2紐付部33は、情報処理装置1の処理負荷が小さいほど比較する属性要素の数を増加させることができる。また、第1紐付部32および第2紐付部33は、情報処理装置1の処理負荷が所定値以下である場合に、上述した紐付け処理を実行することができる。これにより、情報処理装置1の処理負荷が高くなりすぎることを抑制することができる。
また、上述した実施形態では、情報処理装置1が提供する複数のサービスに対して一つのユーザ情報群D1が用いられる例を示したが、複数のサービスを別々に管理することもできる。この場合、例えば、サービス毎にユーザ情報群Dが管理される。情報処理装置1の制御部12は、情報処理装置1におけるサービス毎のユーザ情報群D間において上述した紐付け処理を行うこともできる。
また、上述した実施形態では、第1ユーザ情報の情報量が多く、第1紐付部32によって、第1ユーザ情報と他のユーザ情報とを紐付ける例を説明したが、かかる例に限定されない。例えば、第1ユーザ情報に属性要素が全く含まれないが、第2ユーザ情報および第3ユーザ情報に豊富な属性要素が含まれるとする。この場合、第1紐付部32は、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報に基づいて、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とを紐付けることができる。
そして、第1紐付部32が、第1ユーザ情報と第2ユーザ情報に基づいて、第1ユーザ情報と第2ユーザ情報とを紐付けることができる場合、第2紐付部33は、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報との紐付け結果と、第1ユーザ情報と第2ユーザ情報との紐付け結果とに基づいて、第1ユーザ情報と第3ユーザ情報とを紐付けることができる。このように、第2紐付部33は、第1ユーザ情報と他のユーザ情報とを紐付けることもできる。
また、第1紐付部32は、情報取得部31によって端末装置3またはサーバ装置2からの紐付情報が取得された場合、取得された紐付け情報に基づいて、ユーザ情報の紐付け処理を行うことができる。例えば、情報取得部31は、通信部10を介して端末装置3またはサーバ装置2から第1ユーザ情報と第2ユーザ情報との紐付けを示すユーザ紐付情報を取得し、取得したユーザ紐付情報を第1紐付部32に受け渡すことができる。ユーザ紐付情報は、例えば、紐付情報と同様に互いに関連付けられる2つ以上のユーザIDを含む。
第1紐付部32は、第1ユーザ情報と第2ユーザ情報との紐付けを示すユーザ紐付情報が情報取得部31によって取得された場合、取得されたユーザ紐付情報に基づいて、第1ユーザ情報と第2ユーザ情報との紐付けを行うことができる。そして、第2紐付部33は、第1紐付部32による第2ユーザ情報と第3ユーザ情報との紐付け結果と第1ユーザ情報と第2ユーザ情報との紐付け結果とに基づいて、第1ユーザ情報と第3ユーザ情報とを紐付けることができる。このように、第2紐付部33は、第1ユーザ情報と他のユーザ情報とを紐付けることもできる。
なお、上述した例では、説明の便宜上、事業者C1〜C3のユーザ情報を第1ユーザ情報、第2ユーザ情報および第3ユーザ情報として説明したが、かかる例に限定されない。例えば、制御部12は、上述した第1ユーザ情報を第2ユーザ情報や第3ユーザ情報と称してもよく、第2ユーザ情報や第3ユーザ情報を第1ユーザ情報と称してもよい。
〔6.ハードウェア構成〕
上述した実施形態における情報処理装置1は、それぞれ例えば図10に示すような構成のコンピュータ200がプログラムを実行することによって実現される。
図10は、プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ200は、CPU201、RAM202、ROM203、HDD(Hard Disk Drive)204、通信インターフェイス(I/F)205、入出力インターフェイス(I/F)206、およびメディアインターフェイス(I/F)207を備える。
CPU201は、ROM203またはHDD204に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM203は、コンピュータ200の起動時にCPU201によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ200のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD204は、CPU201によって実行されるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス205は、通信部10に対応し、ネットワーク4を介して他の機器からデータを受信してCPU201へ送り、CPU201が生成したデータを、ネットワーク4を介して他の機器へ送信する。
CPU201は、入出力インターフェイス206を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU201は、入出力インターフェイス206を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU201は、生成したデータを、入出力インターフェイス206を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス207は、記録媒体208に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM202を介してCPU201に提供する。CPU201は、当該プログラムを、メディアインターフェイス207を介して記録媒体208からRAM202上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体208は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ200のCPU201は、RAM202上にロードされたプログラムを実行することにより、上述した制御部12の各機能を実現する。また、かかる制御部12は、それぞれ一部または全部がハードウェアのみで構成されてもよい。
コンピュータ200のCPU201は、プログラムを、記録媒体208から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、ネットワーク4を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、HDD204は、記憶部11に対応し、記憶部11と同様のデータを記憶する。また、HDD204に代えて、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、光ディスク等の記憶装置を用いてもよい。
〔7.効果〕
実施形態に係る情報処理装置1は、情報取得部31と、第1紐付部32と、第2紐付部33とを備える。情報取得部31は、事業者C1の複数のユーザ情報(第1ユーザ情報の一例)を含むユーザ情報群D1(第1のユーザ情報群の一例)の情報と、事業者C2の複数のユーザ情報(第2ユーザ情報)を含みユーザ情報群D1とは別に管理されるユーザ情報群D2(第2ユーザ情報群の一例)の情報と、事業者C3の複数のユーザ情報(第3ユーザ情報)を含みユーザ情報群D1とは別に管理されるユーザ情報群D3(第3ユーザ情報群の一例)の情報とを取得する。第1紐付部32は、情報取得部31によって取得された情報に基づいて、事業者C1の複数のユーザ情報と事業者C2の複数のユーザ情報とを紐付け、かつ、事業者C1の複数のユーザ情報と事業者C3の複数のユーザ情報とを紐付ける。第2紐付部33は、第1紐付部32による紐付け結果に基づいて、事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを紐付ける。これにより、情報取得部31によって取得された情報に基づいて、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とを紐付けることが難しい場合であっても、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とを精度よく紐付けることができる。
また、第1紐付部32は、ユーザ情報群D1の情報およびユーザ情報群D3の情報に基づいて、事業者C1の複数のユーザ情報と事業者C3の複数のユーザ情報とを紐付ける。第2紐付部33は、第1紐付部32による紐付け結果に基づいて、事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを紐付ける。第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とに基づいて、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とを紐付けることが難しい場合であっても、第2ユーザ情報と第3ユーザ情報とを精度よく紐付けることができる。
また、第1紐付部32は、事業者C1のユーザ情報と事業者C2のユーザ情報との類似度Rdに基づいて、事業者C1のユーザ情報と事業者C2のユーザ情報とを紐付ける。また、第1紐付部32は、事業者C1のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との類似度Rdに基づいて、事業者C1のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを紐付ける。これにより、事業者C1の各ユーザ情報について事業者C2のユーザ情報との紐付け、および、事業者C1のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との紐付けを精度よく行うことができる。
また、第2紐付部33は、事業者C1のユーザ情報と事業者C2のユーザ情報との類似度Rdと、事業者C1のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との類似度Rdとが所定条件を満たす場合に、第1紐付部32による紐付け結果に基づいて、事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを紐付ける。これにより、類似度Rdが低くなるようなユーザ情報同士の紐付けが行われることを抑制することができる。
また、第2紐付部33は、事業者C1のユーザ情報と事業者C2のユーザ情報との類似度Rdと、事業者C1のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との類似度Rdとが閾値Th2以上である場合に、上述した所定条件を満たすと判定する。これにより、類似度Rdが低くなるようなユーザ情報同士の紐付けが行われることを抑制することができる。
また、第2紐付部33は、事業者C1のユーザ情報と事業者C2のユーザ情報との類似度Rdと、事業者C1のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との類似度Rdとに基づいて得られる値(例えば、平均値、または乗算値)が閾値Th3,Th4以上である場合に、上述した所定条件を満たすと判定する。これにより、類似度Rdが低くなるようなユーザ情報同士の紐付けが行われることを抑制することができる。
また、第2紐付部33は、第1紐付部32による紐付け結果に基づいて、事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを仮紐付けし、仮紐付けした事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報との類似度Rdに基づいて、仮紐付けした事業者C2のユーザ情報と事業者C3のユーザ情報とを紐付ける。これにより、類似度が低くなるようなユーザ情報同士の紐付けが行われることを抑制することができる。
また、情報取得部31は、第1ユーザ情報と第2ユーザ情報との紐付けまたは第1ユーザ情報と第3ユーザ情報との紐付けを示す紐付情報を取得する。第1紐付部32は、情報取得部31によって取得されたユーザ紐付情報に基づいて、第1ユーザ情報と第2ユーザ情報との紐付けまたは第1ユーザ情報と第3ユーザ情報との紐付けを行う。これにより、例えば、第1紐付部32は、ユーザUによって特定されたユーザ紐付情報に基づいて、ユーザ情報同士の紐付けを行うことができる。
また、上述した情報処理装置1は、それぞれ複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、情報取得部は、情報取得手段や情報取得回路に読み替えることができる。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 情報処理装置
2,2〜2m−1 サーバ装置
3,3〜3 端末装置
4 ネットワーク
10 通信部
11 記憶部
12 制御部
20 サービス情報DB
21,22 ユーザ情報群テーブル
23 紐付情報テーブル
30 サービス提供部
31 情報取得部
32 第1紐付部
33 第2紐付部
34 情報出力部

Claims (16)

  1. 複数の第1ユーザ情報を含む第1ユーザ情報群の情報と、前記複数の第1ユーザ情報の各々よりも各々情報量が少ない複数の第2ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第2ユーザ情報群の情報と、前記複数の第1ユーザ情報の各々よりも各々情報量が少ない複数の第3ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第3ユーザ情報群の情報とを取得する情報取得部と、
    前記情報取得部によって取得された情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第1ユーザ情報よりも情報量が少ない前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ前記第1ユーザ情報と前記第1ユーザ情報よりも情報量が少ない前記第3ユーザ情報とを紐付ける第1紐付部と、
    前記第1紐付部による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第2紐付部と、を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 複数の第1ユーザ情報を含む第1ユーザ情報群の情報と、複数の第2ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第2ユーザ情報群の情報と、複数の第3ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第3ユーザ情報群の情報とを取得する情報取得部と、
    前記情報取得部によって取得された情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第1紐付部と、
    前記第1紐付部による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第2紐付部と、を備え、
    前記第1紐付部は、
    前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報との類似度が第1閾値以上の場合に、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ、前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度が前記第1閾値以上の場合に、前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付け、
    前記第2紐付部は、
    前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報との類似度と前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度とが前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上である場合に、前記第1紐付部による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 複数の第1ユーザ情報を含む第1ユーザ情報群の情報と、複数の第2ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第2ユーザ情報群の情報と、複数の第3ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第3ユーザ情報群の情報とを取得する情報取得部と、
    前記情報取得部によって取得された情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第1紐付部と、
    前記第1紐付部による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを仮紐付けし、仮紐付けした前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度を前記第1紐付部によって比較される要素よりも少ない数の要素での比較に基づいて判定し、当該判定結果に基づいて前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第2紐付部と、を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記第1紐付部は、
    前記第1ユーザ情報群の情報および前記第2ユーザ情報群の情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ前記第1ユーザ情報群の情報および前記第3ユーザ情報群の情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける
    ことを特徴とする請求項1または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1紐付部は、
    前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報との類似度に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ、前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2紐付部は、
    前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報との類似度と前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度とが所定条件を満たす場合に、前記第1紐付部による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2紐付部は、
    前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報との類似度と前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度とが閾値以上である場合に、前記所定条件を満たすと判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2紐付部は、
    前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報との類似度と前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度とに基づいて得られる値が閾値以上である場合に、前記所定条件を満たすと判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第2紐付部は、
    前記第1紐付部による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを仮紐付けし、仮紐付けした前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度に基づいて、仮紐付けした前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  10. 前記情報取得部は、
    前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報との紐付けまたは前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との紐付けを示す紐付情報を取得し、
    前記第1紐付部は、
    前記情報取得部によって取得された前記紐付情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報との紐付けまたは前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との紐付けを行う
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  11. コンピュータが行う情報処理方法であって、
    複数の第1ユーザ情報を含む第1ユーザ情報群の情報と、前記複数の第1ユーザ情報の各々よりも各々情報量が少ない複数の第2ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第2ユーザ情報群の情報と、前記複数の第1ユーザ情報の各々よりも各々情報量が少ない複数の第3ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第3ユーザ情報群の情報とを取得する情報取得工程と、
    前記情報取得工程によって取得された情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第1ユーザ情報よりも情報量が少ない前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ前記第1ユーザ情報と前記第1ユーザ情報よりも情報量が少ない前記第3ユーザ情報とを紐付ける第1紐付工程と、
    前記第1紐付工程による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第2紐付工程と、を含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  12. コンピュータが行う情報処理方法であって、
    複数の第1ユーザ情報を含む第1ユーザ情報群の情報と、複数の第2ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第2ユーザ情報群の情報と、複数の第3ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第3ユーザ情報群の情報とを取得する情報取得工程と、
    前記情報取得工程によって取得された情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第1紐付工程と、
    前記第1紐付工程による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第2紐付工程と、を含み、
    前記第1紐付工程は、
    前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報との類似度が第1閾値以上の場合に、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ、前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度が前記第1閾値以上の場合に、前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付け、
    前記第2紐付工程は、
    前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報との類似度と前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度とが前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上である場合に、前記第1紐付工程による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける
    ことを特徴とする情報処理方法。
  13. コンピュータが行う情報処理方法であって、
    複数の第1ユーザ情報を含む第1ユーザ情報群の情報と、複数の第2ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第2ユーザ情報群の情報と、複数の第3ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第3ユーザ情報群の情報とを取得する情報取得工程と、
    前記情報取得工程によって取得された情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第1紐付工程と、
    前記第1紐付工程による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを仮紐付けし、仮紐付けした前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度を前記第1紐付工程によって比較される要素よりも少ない数の要素での比較に基づいて判定し、当該判定結果に基づいて前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第2紐付工程と、を含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  14. 複数の第1ユーザ情報を含む第1ユーザ情報群の情報と、前記複数の第1ユーザ情報の各々よりも各々情報量が少ない複数の第2ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第2ユーザ情報群の情報と、前記複数の第1ユーザ情報の各々よりも各々情報量が少ない複数の第3ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第3ユーザ情報群の情報とを取得する情報取得手順と、
    前記情報取得手順によって取得された情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第1ユーザ情報よりも情報量が少ない前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ前記第1ユーザ情報と前記第1ユーザ情報よりも情報量が少ない前記第3ユーザ情報とを紐付ける第1紐付手順と、
    前記第1紐付手順による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第2紐付手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  15. 複数の第1ユーザ情報を含む第1ユーザ情報群の情報と、複数の第2ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第2ユーザ情報群の情報と、複数の第3ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第3ユーザ情報群の情報とを取得する情報取得手順と、
    前記情報取得手順によって取得された情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第1紐付手順と、
    前記第1紐付手順による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第2紐付手順と、をコンピュータに実行させ、
    前記第1紐付手順は、
    前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報との類似度が第1閾値以上の場合に、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ、前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度が前記第1閾値以上の場合に、前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付け、
    前記第2紐付手順は、
    前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報との類似度と前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度とが前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上である場合に、前記第1紐付手順による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  16. 複数の第1ユーザ情報を含む第1ユーザ情報群の情報と、複数の第2ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第2ユーザ情報群の情報と、複数の第3ユーザ情報を含み前記第1ユーザ情報群とは別に管理される第3ユーザ情報群の情報とを取得する情報取得手順と、
    前記情報取得手順によって取得された情報に基づいて、前記第1ユーザ情報と前記第2ユーザ情報とを紐付け、かつ前記第1ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第1紐付手順と、
    前記第1紐付手順による紐付け結果に基づいて、前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを仮紐付けし、仮紐付けした前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報との類似度を前記第1紐付手順によって比較される要素よりも少ない数の要素での比較に基づいて判定し、当該判定結果に基づいて前記第2ユーザ情報と前記第3ユーザ情報とを紐付ける第2紐付手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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