JP6396412B2 - 不連続的な方法で動作する局部発振器ジェネレータの位相検出および修正 - Google Patents

不連続的な方法で動作する局部発振器ジェネレータの位相検出および修正 Download PDF

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Description

優先権の主張
[0001] 本願は、2013年3月14日に出願された米国特許出願番号第13/829,232号の利益を主張し、参照によってその全体が本明細書に組み込まれている。
[0002] 本開示は、一般に、エレクトロニクスに関し、より具体的には、周波数変換に使用される局部発振器(LO)信号を生成する技術に関する。
[0003] ワイヤレスデバイス(例えば、セルラ電話またはスマートフォン)は、ワイヤレス通信システムで双方向通信ためのデータを送信および受信し得る。ワイヤレスデバイスは、データ送信用の送信機と、データ受信用の受信機とを含み得る。データ送信では、送信機は、変調された無線周波数(RF)信号を取得するために送信LO信号をデータで変調し、適正な送信電力レベルを有する出力RF信号を取得するために変調されたRF信号を増幅し、アンテナを介して出力RF信号を基地局に送信し得る。データ受信では、受信機は、アンテナを介して受信されたRF信号を取得し、受信されたRF信号を受信LO信号でダウンコンバートおよび増幅し、基地局によって送られたデータを回復するためにダウンコンバートされた信号を処理し得る。LO信号は、ターゲット周波数において周期的な信号(例えば、正弦波信号または方形波信号)であり、周波数変換に使用され得る。
[0004] ワイヤレスデバイスは、送信機用の送信LO信号および受信機用のLO信号を生成するLOジェネレータを含み得る。LOジェネレータは、不連続的に動作され得、消費電力を減らすのに必要とされる場合にのみLO信号を生成するため電源オンされ得る。LOジェネレータの不連続的な動作をサポートすることが望ましい。
[0005] 周期的に電源オンおよびオフされるLOジェネレータによって生成されるLO信号の位相不連続性を検出し、修正するための技術が本明細書に開示されている。LOジェネレータは、受信機において使用され得、周期的に、データ受信のための時間間隔の間に電源オンされ、バッテリ電力を節約するために残りの時間間隔の間に電源オフされ得る。LOジェネレータを周期的に電源オンおよびオフすることは、不連続的な位相を有するLO信号をもたらし得る。
[0006] 本開示の一態様において、LOジェネレータからのLO信号の位相は、LOジェネレータが電源オンされると検出され得る。検出されたLO信号の位相不連続性は、LO信号のための連続的な位相を獲得するために修正され得る。
[0007] 一設計において、ワイヤレスデバイスは、LOジェネレータおよび位相検出器を含み得る。LOジェネレータは、周波数変換に使用されるLO信号を生成し得、周期的に電源オンおよびオフされ得る。位相検出器は、LOジェネレータが電源オンされると、LO信号の位相を検出し得る。検出されたLO信号の位相は、LO信号の位相不連続性を識別するために使用され得る。ワイヤレスデバイスは、ダウンコンバータ、シングルトーンジェネレータ、および位相修正器をさらに含み得る。シングルトーンジェネレータは、LOジェネレータが電源オンされると、LO信号の位相を検出するために使用されるシングルトーン信号を生成し得る。ダウンコンバータは、シングルトーン信号をLO信号でダウンコンバートし、ダウンコンバートされた信号を提供し得る。位相検出器は、ダウンコンバートされた信号に基づいてLO信号の位相を検出し得る。
[0008] 一設計において、位相検出器は、少なくとも1つのローパスフィルタおよび位相検出回路を含み得る。(単数または複数の)ローパスフィルタは、ダウンコンバートされた信号を受信し、90度位相が異なる4つの信号を備えるフィルタされた信号を提供し得る。位相検出回路は、4つの信号の位相を検出し得、検出された4つの信号の位相に基づいてLO信号の位相を決定し得る。位相修正器は、(i)LO信号の同相(I)および直交(Q)信号をスワップすること(swapping)および/または反転させること(inverting)によってアナログ領域において、または(ii)ダウンコンバートされた信号から取得されたIおよびQサンプルを回転させること(rotating)によってデジタル領域において、LO信号の位相不連続性を修正し得る。
[0009] 本開示の様々な態様および特徴が、以下でより詳細に説明される。
[0010] 図1は、異なるワイヤレスシステムと通信するワイヤレスデバイスを示す。 [0011] 図2は、図1におけるワイヤレスデバイスのブロック図を示す。 [0012] 図3は、電源オンのときの不連続的な位相を有するLO信号を示す。 [0013] 図4は、LO信号の位相不連続性を検出する回路を示す。 [0014] 図5は、図1におけるワイヤレスデバイス内の受信機の設計を示す。 [0015] 図6Aおよび図6Bは、LO信号の位相を検出する例を示す。 [0015] 図6Aおよび図6Bは、LO信号の位相を検出する例を示す。 [0016] 図7Aおよび図7Bは、2つの典型的なフレーム構造を示す。 [0016] 図7Aおよび図7Bは、2つの典型的なフレーム構造を示す。 [0017] 図8Aおよび図8Bは、2つの典型的な位相キャリブレーションのタイムラインを示す。 [0017] 図8Aおよび図8Bは、2つの典型的な位相キャリブレーションのタイムラインを示す。 [0018] 図9は、LO信号を生成するためのプロセスを示す。 [0019] 図10は、シングルトーンジェネレータを使用するLO信号の位相を決定するためのプロセスを示す。
詳細な説明
[0020] 以下に記載される詳細な説明は、本開示の典型的な設計の説明として意図され、本開示が実施されることができる唯一の設計を表すようには意図されない。「典型的」という用語は、本明細書で「例、実例、または例示を提供する」という意味で用いられる。本明細書で「典型的」であると説明される任意の設計は、他の設計に対して、必ずしも好ましいまたは有利であるようには解釈されるべきでない。詳細な説明は、本開示の典型的な設計の完全な理解を提供することを目的とした特定の詳細を含む。本明細書で説明される典型的な設計がこれらの特定の詳細なしで実施され得ることは、当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、周知の構造およびデバイスが、本明細書で提示される典型的な設計の新規性を曖昧にすることを避けるために、ブロック図の形式で示される。
[0021] 不連続的なLOジェネレータによって生成されたLO信号の位相不連続性を検出し、修正するための技術が本明細書に開示されている。これら技術は、ワイヤレス通信デバイスのような様々なタイプの電子デバイスに使用され得る。
[0022] 図1は、異なるワイヤレス通信システム120および122と通信することが可能なワイヤレスデバイス110を示す。ワイヤレスシステム120および122は、それぞれ、ロングタームエボリューション(LTE)システム、符号分割多元接続(CDMA)システム、移動通信のためのグローバル(GSM(登録商標))システム、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)システム、または他の何らかのワイヤレスシステムであり得る。CDMAシステムは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、CDMA 1X、時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)、または他の何らかのバージョンのCDMAを実現し得る。TD−SCDMAは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)時分割二重(TDD)1.28Mcpsオプションまたはローチップレート(LCR)とも称される。LTEは、周波数分割二重(FDD)および時分割二重(TDD)の両方をサポートする。例えば、ワイヤレスシステム120は、LTEシステムであり、ワイヤレスシステム122は、TD−SCDMAシステムであり得る。簡単化のために、図1は、1つの基地局130および1つのシステムコントローラ140を含む無線システム120と、1つの基地局132および1つのシステムコントローラ142を含む無線システム122とを示す。概して、各無線システムは、任意の数の基地局および任意のセットのネットワークエンティティを含み得る。各基地局は、それのカバレッジ内のワイヤレスデバイスのための通信をサポートし得る。
[0023] ワイヤレスデバイス110は、ユーザ機器(UE)、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局、等とも称され得る。ワイヤレスデバイス110は、セルラ電話、スマートフォン、タブレット、ワイヤレスモデム、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、スマートブック、ネットブック、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ局、Bluetooth(登録商標)デバイス、等であり得る。ワイヤレスデバイス110は、ワイヤレスシステム120および/または122と通信することが可能であり得る。ワイヤレスデバイス110はまた、放送局(例えば、放送局134)からの信号、1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)における衛星(例えば、衛星150)からの信号、等を受信することが可能であり得る。ワイヤレスデバイス110は、LTE、TD−SCDMA、WCDMA、CDMA 1X、GSM、802.11、等のような、ワイヤレス通信のための1つ以上の無線技術をサポートし得る。
[0024] 図2は、図1におけるワイヤレスデバイス110の典型的な設計のブロック図を示す。簡単化のために、図2は、1つのアンテナ210のための1つの受信機220および1つの送信機280を含むワイヤレスデバイス110を示す。概して、ワイヤレスデバイス110は、任意の数の無線技術および任意の数の周波数帯域のための通信をサポートするために、任意の数の送信機、任意の数の受信機、および任意の数のアンテナを含み得る。
[0025] 受信機または送信機は、スーパーヘテロダインアーキテクチャまたは直接変換アーキテクチャで実現され得る。スーパーヘテロダインアーキテクチャにおいて、信号は、例えば、1つのステージにおいてRFから中間周波数(IF)に、および、そして、受信機のための別のステージにおいてIFからベースバンドに、のように、複数のステージにおいてRFとベースバンドとの間で周波数コンバートされる。ゼロIF(ZIF)アーキテクチャとも称される直接変換アーキテクチャでは、信号は、1つのステージにおいてRFとベースバンドとの間で周波数コンバートされる。
スーパーヘテロダインおよび直接変換アーキテクチャは、異なる回路ブロックを使用し得る、および/または異なる要件を有し得る。図2において示される典型的な設計では、送信機220および受信機280は、直接変換アーキテクチャで実現される。本明細書で説明される技術は、直接変換アーキテクチャおよびスーパーヘテロダインアーキテクチャの両方に使用され得る。
[0026] 受信経路では、アンテナ210は、基地局および/または他の送信機局からダウンリンク信号を受信し、アンテナ出力信号をアンテナインターフェース回路212に提供する。アンテナインターフェース回路212は、アンテナ出力信号をルーティング(場合によってはフィルタ)し、受信されたRF信号(RXin)を受信機220に提供する。アンテナインターフェース回路212は、スイッチ、デュプレクサ、ダイプレクサ、フィルタ、整合回路、等を含み得る。
[0027] 受信機220内で、低雑音増幅器(LNA)222は、受信されたRF信号を増幅し、結合回路224を介してダウンコンバータ230に増幅されたRF信号を提供する。ダウンコンバータ230は、LOジェネレータ260からのLO信号で増幅されたRF信号をRFからベースバンドにダウンコンバートし、IおよびQダウンコンバートされた信号(IdcおよびQdc)を提供する。LO信号は、同相LO信号(ILO)および直交LO信号(QLO)を備え、QLO信号はILO信号に対して90度位相が異なる。受信回路240は、IおよびQダウンコンバートされた信号を増幅およびフィルタし、IおよびQ入力ベースバンド信号(IinおよびQin)をデータプロセッサおよび/コントローラ290に提供する。受信回路240は、フィルタ、増幅器、整合回路、等を含み得る。プロセッサ290は、IおよびQサンプルを取得するためにIおよびQ入力ベースバンド信号をデジタル化し、ワイヤレスデバイス110に送られたデータを回復するためにサンプルをさらに処理する。受信機220内のいくつかの信号は、以下に説明されるように、差分信号(differential signals)であり得る。
[0028] LOジェネレータ260は、ダウンコンバータ230のためにLO信号を生成する。LOジェネレータ260は、1つ以上の電圧制御発振器(VCO)、位相ロックループ(PLL)、参照発振器、分周器、バッファ、等を含み得る。位相修正器266が存在し得、連続的な位相を有する位相修正されたILOおよびQLO信号を取得するために、必要であれば、ILOおよびQLO信号をLOジェネレータ260から受信し、該信号をスワップおよび/または反転させる。シングルトーンジェネレータ270は、ターゲット周波数においてシングルトーン信号を生成する。シングルトーン信号は、データ変調のない周期的な信号であり、ターゲット周波数における基本的な信号コンポーネント、および、ターゲット周波数の整数倍における場合による高調波(harmonics)を含む。以下に説明されるように、シングルトーン信号は、LO信号の位相不連続性を検出するために使用され得る。シングルトーン信号は、結合回路224またはLNA222に提供され得る。位相検出器250は、ダウンコンバータ230からIおよびQダウンコンバートされた信号を受信し、LO信号の位相を検出し、検出された位相を提供する。参照信号ジェネレータ262は、参照周波数において参照信号を生成し、参照信号をデータプロセッサ290、LOジェネレータ260、および/または他の回路に提供し得る。
[0029] 送信経路では、データプロセッサ290は、送信されるデータを処理し、IおよびQ出力ベースバンド信号を送信機280に提供する。送信機280内で、送信回路282は、IおよびQ出力ベースバンド信号を増幅およびフィルタし、IおよびQ調整されたベースバンド信号を提供する。送信回路282は、増幅器、フィルタ、整合回路、等を含み得る。アップコンバータ284は、LOジェネレータ288からの送信(TX)LO信号に基づいて、IおよびQ調整されたベースバンド信号をベースバンドからRFにアップコンバートし、変調されたRF信号を提供する。電力増幅器(PA)286は、変調されたRF信号を増幅し、適切な送信電力レベルを有する出力RF信号を提供する。出力RF信号は、アンテナインターフェース回路212を通してルーティングされ、アンテナ210を介して送信される。
[0030] 図2は、受信機220および送信機280の典型的な設計を示す。送信機および受信機は、フィルタ、整合回路、等のような、図2に示されていない他の回路をも含み得る。図2はまた、1つの受信機220および1つの送信機280を含むワイヤレスデバイス110を示す。概して、ワイヤレスデバイスは、任意の数の周波数帯域、任意の数のアンテナ、および任意の数の無線技術をサポートするために、任意の数の受信機および任意の数の送信機を含み得る。例えば、ワイヤレスデバイス110は、1000メガヘルツ(MHz)よりも低い周波数をカバーする低帯域、1000MHzから2300MHzの周波数をカバーする中間帯域、および/または2300MHzよりも高い周波数をカバーする高帯域、の各々に対して1つ以上の受信機および1つ以上の送信機を含み得る。受信機220および送信機280の一部あるいは全ては、1つ以上のRF IC(RFIC)、アナログ集積回路(IC)、混合信号IC、等で実現され得る。例えば、受信機220内の回路の全ては、RFICで実現され得る。
[0031] データプロセッサ/コントローラ290は、ワイヤレスデバイス110のための様々な機能を実行し得る。例えば、データプロセッサ290は、受信機220を介して受信されているデータおよび送信機280を介して送信されているデータの処理を実行し得る。データプロセッサ290は、LO信号の位相不連続性に対処するために(to account for)、検出されたLO信号の位相に基づいてIおよびQサンプルを処理し、位相修正されたIおよびQサンプルを提供することができる位相修正器294を含み得る。コントローラ290は、受信機220および送信機280内の様々な回路の動作を制御し得る。メモリ292は、データプロセッサ/コントローラ290のためのプログラムコードおよびデータを記憶し得る。データプロセッサ/コントローラ290は、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)および/または他のICで実現され得る。
[0032] ワイヤレスデバイス110は、ダウンリンクおよびアップリンクを介してワイヤレスシステムにおける基地局と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は、基地局からワイヤレスデバイスまでの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)は、ワイヤレスデバイスから基地局までの通信リンクを指す。
[0033] ワイヤレスデバイス110は、TDDおよび/またはFDDを利用するワイヤレスシステムとの通信をサポートし得る。TDDについて、ダウンリンクおよびアップリンクは、同じ周波数を共有し、ダウンリンク送信およびアップリンク送信は、異なる時間期間において同じ周波数上で送られ得る。FDDについて、ダウンリンクおよびアップリンクは、別々の周波数を割り当てられ得る。ダウンリンク送信は、ある1つの周波数上で送られ、アップリンク送信は、別の周波数上で送られ得る。いくつかの典型的な無線技術は、LTE TDD、TD−SCDMA、およびGSMを含むTDDを利用する。いくつかの典型的な無線技術は、LTE FDD、WCDMA、およびCDMA 1Xを含むFDDを利用する。
[0034] TDDを利用するワイヤレスシステムと通信する場合、ワイヤレスデバイス110は、受信(RX)時間中のみ受信機220における回路を電源オンにし、バッテリ電力を節約するために、非RX時間中に受信機回路を電源オフにし得る。RX時間は、ダウンリンクに指定された時間期間をカバーし得る(および、ダウンリンク信号を受信するためにワイヤレスデバイス110が必要とする適切な(just)時間期間をカバーし得る)。非RX時間は、RX時間の一部ではない残りの時間期間をすべてカバーし得る。例えば、ワイヤレスデバイス110は、RX時間中にLOジェネレータ260を電源オンにし、非RX時間中にLOジェネレータ260を電源オフにし得る。よって、LOジェネレータ260は、不連続的な方法で動作し得る。
[0035] LOジェネレータ260は、(i)適切なRF周波数においてVCO信号を生成する周波数シンセサイザ、および(ii)VCO信号を周波数において分周し、ILO信号およびQLO信号を備えるLO信号を提供する周波数分周器を含み得る。周波数シンセサイザは、参照周波数において連続的な位相を有する参照信号にロック(locked to)され得る。よって、たとえ周波数シンセサイザが連続的に電源オンおよびオフされようと、周波数シンセサイザは、連続的な位相を有するVCO信号を生成し得る。しかしながら、分周器は、可能な状態のセットのうちの1つにおいて電源アップ(power up)し得る。例えば、2分周器(a divide-by-2 divider)は、電源オンされると、「0」または「1」のいずれかの状態で起動し得る。分周器は、「0」の状態で起動した場合に第1の位相を有するILOおよびQLO信号を生成し、「1」の状態で起動した場合に第2の位相を有するILOおよびQLO信号を生成し得る。ILOおよびQLO信号は、望ましくない、または許容できない不連続的な位相を有する可能性がある。
[0036] 図3は、電源アップされたときに異なるVCO遷移エッジ(例えば、立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジ)に対応する異なる状態で起動する分周器による不連続的な位相を有するLO信号を含む複数の信号を示す。連続的な位相を有する参照信号は、図3の上部に示され、常時電源オンされ得る図2における参照信号ジェネレータ262によって生成され得る。連続的なVCO信号は、常時電源オンされる第1の周波数シンセサイザによって生成され得る。ゲートされたVCO信号は、周期的に電源オンおよびオフされる第2の周波数シンセサイザによって生成され得る。ゲートされたVCO信号は、第2の周波数シンセサイザが連続的な位相を有する参照信号にロックされた場合、連続的な位相を有し得る。
[0037] 連続的なLO信号は、連続的なVCO信号を分周することによって生成され、連続的な位相を有し得る。ゲートされたLO信号は、ゲートされたVCO信号を周波数において分周するゲートされた分周器によって生成され得る。ゲートされた分周器は、時間T1において電源オフされる前に第1状態(例えば、状態「0」)で動作し得、時間T2において電源オンされた後に第2の状態(例えば、状態「1」)で動作し得る。ゲートされた分周器の異なる状態は、ILOおよびQLO信号の異なるI−Q関係に関連付けられ得る。その後、ゲートされたLO信号は、ゲートされた分周器が時間T2において異なる状態にあることにより、時間T2において不連続的であり得る。具体的には、ゲートされたLO信号は、時間T1より前に第1の位相および時間T2の後に第2の位相を有することができ、第2の位相は第1の位相とは異なる。2分周器では、この位相不連続性は、ILO信号の180度の位相回転に対応する。
[0038] ダウンコンバータ230に提供されたLO信号は、RF信号を適切にダウンコンバートするために、ある時間にわたって連続的な位相を有する(すなわち、位相不連続性を有さない)べきである。位相連続性は、周波数シンセサイザおよび分周器を常時電源オンにすることで獲得され得る。しかしながら、LO信号の位相連続性を維持するためだけに、周波数シンセサイザおよび分周器がアップリンクサブフレーム中のデータ受信に必要とされないときでさえ、それらを電源オンにすることで、著しいバッテリ電力が消耗され得る。
[0039] 本開示の一態様において、LO信号の位相は、シングルトーンジェネレータを使用して検出され、検出されたLO信号の位相の不連続性が修正され得る。これは、バッテリ電力を節約するために電源オンおよびオフされることができる分周器および周波数シンセサイザでLO信号が生成されることを可能にし得る。LO信号の位相を検出し、修正するための技術は、受信機用のLOジェネレータ並びに送信機用のLOジェネレータに使用され得る。明確さのために、受信機220用のLOジェネレータ260について、位相検出および修正の様々な詳細が、以下に説明される。
[0040] 図4は、LO信号の位相不連続性を検出することができる回路400の設計を示す。LOジェネレータ460は、周波数シンセサイザ462および分周器464を含む。周波数シンセサイザ462は、周波数シンセサイザ462が電源オンされる場合はいつでも、参照周波数において参照信号を受信し、VCO信号を生成する。分周器464は、VCO信号を周波数において分周し、LO信号をダウンコンバータ430に提供する。周波数シンセサイザ462および分周器464は、On/Off制御信号に基づいて電源オンまたはオフされ得る。
[0041] シングルトーンジェネレータ470は、シングルトーンジェネレータ470が電源オンされる場合はいつでも、参照信号を受信し、連続的な位相を有するシングルトーン信号を生成する。ダウンコンバータ430は、シングルトーン信号をLO信号でダウンコンバートし、ダウンコンバートされた信号を提供する。位相検出器450は、ダウンコンバートされた信号に基づいてLO信号の位相を検出する。位相検出器450内で、ローパスフィルタ452は、ダウンコンバートされた信号をフィルタし、フィルタされた信号を提供する。位相検出回路454は、フィルタされた信号を受信し、フィルタされた信号の位相を検出する。シングルトーン信号は連続的な位相を有しているので、検出されたダウンコンバートされた信号の位相は、LOジェネレータ460からのLO信号の位相を示す。
[0042] 周波数シンセサイザ462は、NLOの周波数においてVCO信号を生成し、分周器464は、fLOの周波数においてLO信号を提供し、ここで、fLOは、任意の適切な周波数であることができ、Nは、分周器464の分周比(divider ratio)である。シングルトーンジェネレータ460は、fSTの周波数においてシングルトーン信号を生成し、これは、fLOとは異なるものである。例えば、VCO信号は、2ギガヘルツ(GHZ)であり、LO信号は、1GHzであり、シングルトーン信号は、999メガヘルツ(MHz)であり得る。ダウンコンバートされた信号は、fLO−fSTの差周波数における第1の信号コンポーネントと、fLO+fSTの和周波数における第2の信号コンポーネントを含む。上の例において、ダウンコンバートされた信号は、1MHzにおける第1の信号コンポーネントおよび1.999MHzにおける第2の信号コンポーネントを含む。ローパスフィルタ452は、第1の信号コンポーネントをパスする、および、第2の信号コンポーネントを減衰させるためにダウンコンバートされた信号をフィルタする。ローパスフィルタ452はまた、ダウンコンバートされた信号に利得を提供し得る。位相検出回路454は、以下に説明されるように、フィルタされた信号の位相を検出する。
[0043] 一設計において、所望のベースバンド周波数においてダウンコンバートされた信号を取得するために、シングルトーン信号が固定周波数において生成され得る。別の設計において、異なるベースバンド周波数においてダウンコンバートされた信号を取得するために、シングルトーン信号が異なる周波数において生成され得る。例えば、シングルトーン信号は、ダウンコンバートされた信号がキロヘルツ(KHz)からMHz(例えば、10KHzから9.6MHz)の間を変動するように、生成され得る。
[0044] 図5は、図2におけるワイヤレスデバイス110内の受信機220の設計のブロック図を示す。LOジェネレータ260は、LNA222からの増幅されたRF信号をダウンコンバートするためにダウンコンバータ230によって使用されるLO信号を生成する。LOジェネレータ260は、(i)所望の周波数においてVCO信号を生成する周波数シンセサイザ262、および(ii)VCO信号を周波数において分周し、LO信号を提供する分周器264を含む。LO信号は、同相LO信号(ILO)および直交LO信号(QLO)を備える。ILOおよびQLO信号は、それぞれ、(接尾語「p」で示される)非反転信号および(接尾語「n」で示される)反転信号を備える差分信号であり得る。例えば、ILO信号は、180度位相が異なるILOpおよびILOn信号を備え得る。QLO信号は、180度位相が異なるQLOpおよびQLOn信号を備え得る。
[0045] 図5で示される設計では、周波数シンセサイザ262は、PLL582、VCO584、およびバッファ(Buf)586を含む。周波数シンセサイザ262が電源オンされると、VCO584は、PLL582から制御信号を受信し、制御信号によって決定された周波数において発振器信号を生成する。PLL582は、参照信号およびVCO584からの発振器信号を受信し、参照信号の位相に対して発振器信号の位相を比較し、発振器信号の位相が参照信号の位相にロックされるように、VCO584のための制御信号を生成する。参照信号は連続的な位相を有するので、発振器信号もまた、連続的な位相を有する。バッファ586は、VCO584から発振器信号を受信し、VCO信号を分周器264に提供する。
[0046] 分周器264は、Nという因数によってVCO信号を周波数において分周し、ここで、Nは、2、3、4、または他の何らかの値と等しくあり得る。分周器264は、ILOおよびQLO信号を提供する。図5に示される第1の設計において、位相修正器266は、分周器262からILOおよびQLO信号を受信し、連続的な位相を有する位相修正されたILOおよびQLO信号を取得するために、必要であれば、信号をスワップおよび/または反転させる。位相修正器266は、その後、位相修正されたILOおよびQLO信号をダウンコンバータ230に提供する。第2の設計において、分周器264は、不連続的な位相を有するILOおよびQLO信号をダウンコンバータ230に提供する。第2の設計において、ILOおよびQLO信号の位相不連続性は、デジタル処理で説明され得る。
[0047] 図5で示される設計では、シングルトーンジェネレータ270は、PLL572、VCO574、およびバッファ576を含む。分周器によってもたらされる位相不連続性を避けるために、VCO574はバッファ576を直接的に駆動し、VCO574とバッファ576との間に分周器は存在しない。VCO574は、PLL572から制御信号を受信し、制御信号によって決定された周波数において発振器信号を生成する。PLL572は、参照信号およびVCO574からの発振器信号を受信し、参照信号の位相に対して発振器信号の位相を比較し、発振器信号の位相が参照信号の位相にロックされるように、VCO574のための制御信号を生成する。バッファ576は、VCO574から発振器信号を受信し、シングルトーン信号を結合回路224に提供する。バッファ576は、シングルトーン信号の振幅を調整するための減衰器を含み得る。
[0048] 図5で示される設計では、受信回路240は、ローパスフィルタ542および増幅器(Amps)544を含む。ローパスフィルタ542は、IおよびQダウンコンバートされた信号を受信およびフィルタし、IおよびQフィルタされた信号を提供する。増幅器544は、IおよびQフィルタされた信号を増幅し、データプロセッサ290にIおよびQベースバンド信号を提供する。ローパスフィルタ542は、Iダウンコンバートされた信号に対してある1つのローパスフィルタを含み、Qダウンコンバートされた信号に対して別のローパスフィルタを含み得る。同様に、増幅器544は、Iフィルタされた信号に対してある1つの増幅器を含み、Qフィルタされた信号に対して別の増幅器を含み得る。受信回路240はまた、他の回路を含み得る。
[0049] 図5で示される設計では、データプロセッサ290は、アナログデジタル変換器(ADC)592および位相修正器294を含む。ADC592は、受信回路240からのIおよびQベースバンド信号をデジタル化し、IおよびQサンプルを提供する。位相修正器294は、LO信号の位相不連続性に対処するために、検出されたLO信号の位相に基づいてIおよびQサンプルを処理し、位相修正されたIおよびQサンプルを提供する。位相修正器294はまた、別個の位相検出器250がない場合は、位相検出機能を含み得る。位相修正器294は、位相修正器266が存在し、ダウンコンバータ230に位相修正されたILOおよびQLO信号を提供する場合は省略され得る。データプロセッサ290は、ワイヤレスデバイス110に送られたデータを回復するために位相修正されたIおよびQサンプルを処理する他の回路を含み得る。
[0050] 一設計において、受信機220は、任意の時点において受信モードまたはキャリブレーションモードで動作し得る。受信モードでは、LNA222はイネーブルされ、、ダウンコンバータ230に増幅されたRF信号を提供する。バッファ576はディスエーブルされ、シングルトーン信号を提供しない。全シングルトーンジェネレータ270はまた、受信モードにおいてディスエーブルされ得る。ダウンコンバータ230は、増幅されたRF信号をLOジェネレータ260からのLO信号でダウンコンバートし、IおよびQのダウンコンバートされた信号を受信回路240に提供する。
[0051] キャリブレーションモードでは、シングルトーンジェネレータ270およびバッファ576がイネーブルとなり、結合回路224を介してシングルトーン信号をダウンコンバータ230に提供し得る。結合回路224は、図5に示されるように、LNA222とダウンコンバータ230との間に位置し得る。この場合は、LNA222がディスエーブルとなり、キャリブレーションモードでは増幅されたRF信号を提供しない。あるいは、シングルトーン信号は、図5においてシングルトーンジェネレータ270からLNA222への破線によって示されるように、スイッチを介してLNA222の入力に提供され得る。(図5に示されていない)スイッチは、入力RF信号をシングルトーン信号から分離し得る。いずれにしても、ダウンコンバータ230は、シングルトーン信号をLOジェネレータ260からのLO信号でダウンコンバートし、IおよびQのダウンコンバートされた信号を位相回路250に提供する。
[0052] 図5で示される設計では、位相検出器250は、ローパスフィルタ552aと552b、並びに位相検出回路554を含む。ローパスフィルタ552aは、Iダウンコンバートされた信号をフィルタし、IpおよびIn信号を備える差分Iフィルタされた信号を提供する。ローパスフィルタ552bは、Qダウンコンバートされた信号をフィルタし、QpおよびQn信号を備える差分Qフィルタされた信号を提供する。ローパスフィルタ552は、位相検出回路554が適切に動作できるように、十分な利得を提供し得る。一設計において、ローパスフィルタ552aおよび552bは、受信回路540におけるローパスフィルタ542と類似した特性(例えば、類似した帯域幅)を有する。別の設計において、ローパスフィルタ552aおよび552bは、ローパスフィルタ542とは異なる特性(例えば、異なる帯域幅)を有する。位相検出回路554は、参照信号と差分IおよびQフィルタされた信号を受信し、参照時間においてIp、In、Qp、およびQn信号の位相を検出する。位相検出回路554は、以下に説明されるように、検出されたIp、In、Qp、およびQn信号の位相に基づいて参照時間においてLO信号の位相を決定する。位相検出回路554は、検出されたLO信号の位相をデータプロセッサ290に提供する。
[0053] 位相修正器294が存在しない場合、位相検出器250が、位相修正器266を制御するように使用され得る。あるいは、位相修正器294は位相検出機能を含むことができ、位相検出器250および位相検出器266の両方が省略され得る。
[0054] 分周器(例えば、2分周器)は、不連続的に動作し、イネーブル信号によってイネーブルとなり得る。分周器のために同期されたイネーブル信号を生成する高速同期回路を動作するのに余分なバッテリ電力が消費されるので、イネーブル信号は、分周器に提供されたVCO信号と同期されない。分周器のイネーブル信号がVCO信号の第1の立ち上がりエッジと時間整列された(またはそれよりも少し前)場合、ILO位相は、VCO信号と同相であると考えられ得る。しかしながら、イネーブル信号がVCO信号の第1の立ち上がりエッジよりも遅いが、VCO信号の第2の立ち上がりエッジと時間整列された(またはそれよりも少し前)場合、VCO信号の位相が360度遅延させられる、これは0度にラップアラウンド(wrap around)する、のに対して、分周器からのILO信号の位相は180度遅延させられる。分周器のイネーブル信号がVCO信号と同期しない限り、分周器からのILO信号は、0または180度のいずれかの位相を有し得る。概して、同期されたイネーブル信号を有さない2分周器では、分周器からの出力信号の位相は、ランダムに、0,2π/N,...,2π*(N−1)/Nラジアンであり得る。
[0055] 概して、分周器が起動するときは、IおよびQダウンコンバートされた信号の位相に影響を及ぼし得る。IおよびQダウンコンバートされた信号の位相は、既知の参照時間において検出され得る。LO信号の位相不連続性は、既知の参照時間における検出されたIおよびQダウンコンバートされた信号の位相に基づいて決定され得る。
[0056] 図6Aおよび6Bが、2つの可能な状態で2分周器の位相検出を実行する設計を示す。ローパスフィルタ552aおよび552bからのIp、In、Qp、およびQn信号の位相は、ダウンリンクサブフレームの開始より前に適切な時間であり得る既知の参照時間において検出され得る。キャリブレーションモードにおいて、LOジェネレータ260およびシングルトーンジェネレータ270は、両方とも参照信号にロックされており、LO信号およびシングルトーン信号の周波数は既知である。ダウンコンバートされたIおよびQ信号は、先に述べたように、fLO+fSTの和周波数およびfLO−fSTの差周波数におけるコンポーネントを含む。ローパスフィルタ552aおよび552bは、差周波数における信号コンポーネントをパスし、和周波数における信号コンポーネントを減衰させる。よって、フィルタされたIおよびQ信号は、fLO−fSTの差周波数における信号コンポーネントを含む。連続する2つの参照時間の間の差周波数においてフィルタされたIおよびQ信号のサイクルの整数が存在するように、シングルトーン信号の周波数が選択され得る。この場合、フィルタされたIおよびQ信号は、LO信号において位相不連続性がない場合、各参照時間において同じ位相を有するべきである。
[0057] 図6Aは、参照時間T1において第1の状態にある2分周器に対応する実例1を示す。位相検出回路554に提供されたIp、In、Qp、およびQn信号並びにこれら信号に対応するデジタルサンプルは、図6Aに示される。各信号では、対応するデジタルサンプルが「0」から「1」へと変化する場合、(ゼロクロスとも称され得る)リーディング/立ち上がり遷移(leading/rising transition)が生じる。各信号の位相は、参照時間から参照時間後の信号の第1のリーディング遷移までの時間により与えられる。各信号の位相は、参照信号のサイクルの整数により与えられ得る。図6Aに示される例において、Ip信号はΦIp=1の位相を有し、Qp信号はΦQp=3の位相を有し、In信号はΦIn=6の位相を有し、Qn信号はΦQn=8の位相を有する。実例1では、Ip信号はQp信号をリードし、In信号はQn信号をリードし、ΦIp<ΦQp<ΦIn<ΦQnである。
[0058] 図6Bは、参照時間T2において第2の状態にある2分周器に対応する実例2を示す。位相検出回路554に提供されたIp、In、Qp、およびQn信号並びにこれら信号に対応するデジタルサンプルは、図6Bに示される。図6Bに示される例において、In信号はΦIn=1の位相を有し、Qn信号はΦQn=3の位相を有し、Ip信号はΦIp=6の位相を有し、Qp信号はΦQp=8の位相を有する。実例2では、In信号はIp信号をリードし、Qn信号はQp信号をリードし、ΦIn<ΦQn<ΦIp<ΦQpである。IpおよびIn信号が、(例えば、図5における位相修正器266によって)スワップされ、QpおよびQn信号もまた、スワップされ得る。実例2においてスワップされたIp、In、Qp、およびQn信号は、実例1におけるIp、In、Qp、およびQn信号と似ている。
[0059] 図6Aおよび図6Bは、2分周器の位相不連続性によるIおよびQフィルタされた信号の異なる位相を例示するタイミングブロック図を示す。N分周器は、2つ以上の実例を含み、各実例は、異なる分周器の状態に対応する。各実例は、IおよびQ信号のための異なる位相のセットに関連付けられる。IおよびQ信号の位相は、参照時間に関連して決定され、LO信号の位相を検出するために使用され得る。
[0060] 一設計において、位相推定は、現在の位相測定間隔のためのデジタルサンプル(または現在のSTGトーンサンプル)に対して以前の位相測定間隔のためのデジタルサンプル(または以前のSTGトーンサンプル)を相互相関することによって実行され得る。以前および現在の位相測定間隔は、位相推定が実行される2つのダウンリンク間隔(例えば、タイムスロットまたはサブフレーム)に対応し得る。以前および現在の位相測定間隔の間の位相変化は、相互相関の結果に基づいて推定され得る。位相変化は、(i)分周器が以前および現在の位相測定間隔において異なる状態にあることによる位相不連続性、および(ii)回路におけるドリフト(drift)および/または他の現象による位相変化を含み得る。位相変化は、0から2πラジアンの範囲内にあり得る。推定された位相変化は、位相連続性を維持するためにアナログ領域またはデジタル領域において補償され得る。
[0061] 図5を参照すると、位相検出器250は、例えば、図6Aおよび図6Bについて先に述べたように、ダウンコンバータ230からのIおよびQダウンコンバートされた信号に基づいてLO信号の位相を検出する。位相検出器250は、検出されたLO信号の位相をデータプロセッサ290および/または受信機220における他の回路に提供する。検出された位相は、LOジェネレータ260からのILOおよびQLO信号に関する関連位相情報を示し得る。
[0062] 一設計において、位相修正器266は、分周器264によるLO信号の位相不連続性に対処するためにILOおよびQLO信号をスワップし得る。別の設計において、位相修正回路294は、分周器264によるLO信号の位相不連続性に対処するためにADC592からのIおよびQサンプルを回転(例えば、スワップおよび/または反転)させ得る。さらに別の設計において、位相修正回路294は、推定された位相変化を補償することができ、これは、0から2πラジアンの範囲内にあり得る。例えば、位相修正回路294は、位相補償のための任意の所望量によって複素信号の位相を回転させることができるコーディック回転装置/プロセッサ/乗算器を実現し得る。LO信号の位相不連続性はまた、他の方法で説明され得る。現在のサブフレームにおけるダウンコンバートされた信号の位相は、必要であれば、回転させられ、それにより、これは以前のサブフレームにおけるダウンコンバートされた信号の位相と連続している(例えば、位相は、以前のサブフレームにおけるものと同じである)。これは、位相連続性を維持し、スループットを改善する。
[0063] シングルトーン信号を使用してLO信号の位相を検出するための技術は、TDDを利用する様々なワイヤレスシステムと通信するワイヤレスデバイスに使用され得る。
例えば、該技術は、LTE TDDシステム、TD−SCDMAシステム、等、におけるワイヤレスデバイスに使用され得る。TDDをサポートするために異なるワイヤレスシステムが異なるフレーム構造を利用し得る。
[0064] 図7Aは、TD−SCDMAのための典型的なフレーム構造700を示す。送信タイムラインは、フレームに分割され、各フレームは、システムフレーム番号(SFN)によって識別される。各フレームは10ミリ秒(ms)の持続時間を有し、2つのサブフレーム1および2に分割される。各サブフレームは、5msの持続時間を有し、0〜6の7個のタイムスロット、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)、アップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)、およびカード期間(GP)に分割される。DwPTS、ガード期間、およびUpPTSは、タイムスロット0の後に位置する。タイムスロット0はダウンリンクに使用され、タイムスロット1はアップリンクに使用され、タイムスロット2〜6は、切り換えポイントによって決定されるように、それぞれ、ダウンリンクまたはアップリンクに使用され得る。各タイムスロットは675マイクロ秒(μs)の持続時間(または864チップ)を有する。DwPTSは、75μsの持続時間(または96チップ)を有し、UpPTSは125μsの持続時間(または160チップ)を有する。ガード期間は、DwPTSとUpPTSとの間に位置し、75μsの持続時間(または96チップ)を有する。
[0065] TD−SCDMAでは、各タイムスロットは、第1のデータ部分、ミッドアンブル(midamble)、第2のデータ部分、およびガード期間を含む。各データ部分は、275μsの持続時間(または352チップ)を有し、ミッドアンブルは112.5μsの持続時間(または144チップ)を有する。ガード期間は、タイムスロットの末端に位置し、12.5μsの持続時間(または16チップ)を有する。各タイムスロットは、データ送信のために1つまたは複数のユーザに割り当てられ得る。
[0066] 図7Bは、LTE TDDのための典型的なフレーム構造750を示す。送信タイムラインは、無線フレームの単位に分割され、各無線フレームは、10msの持続時間を有する。各無線フレームは、0〜9のインデックスを有する10個のサブフレームに分割される。LTEは、TDDのためのいくつかのアップリンク−ダウンリンク構成をサポートする。すべてのアップリンク−ダウンリンク構成のために、サブフレーム0および5はダウンリンクに使用され、サブフレーム2はアップリンクに使用される。サブフレーム3、4、7、8、および9は、それぞれ、アップリンク−ダウンリンク構成に応じてダウンリンクまたはアップリンクに使用され得る。サブフレーム1は、ダウンリンク制御チャネルおよびデータ送信に使用されるDwPTS、送信のないガード期間(GP)、およびランダムアクセスチャネル(RACH)またはサウンディング参照信号(SRS)のいずれかに使用されるUpPTSから成る3つの特殊フィールドを含む。サブフレーム6は、アップリンク−ダウンリンク構成に応じて、DwPTSのみ、または3つの特殊フィールドすべて、またはダウンリンクサブフレームを含み得る。DwPTS、ガード期間、およびUpPTSは、異なるサブフレーム構成に対して異なる持続時間を有し得る。DwPTSは、214と857μsとの間の持続時間を有し得る。UpPTSは、71と142μsとの間の持続時間を有し得る。ガード期間は、71と714μsとの間の持続時間を有し得る。
[0067] 図7Aおよび図7Bに示されるように、TD−SCDMAシステムおよびLTE TDDシステムは、ダウンリンクタイムスロットとアップリンクタイムスロットとの間の高速切り換えを有する。例えば、図7Aに示されるTD−SCDMAシステムにおけるサブフレーム内では、タイムスロット0の後の75μsガード期間内でダウンリンクからアップリンクへの遷移が生じ、タイムスロットの末端における12.5μsガード期間内でアップリンクからダウンリンクへの遷移が生じ得る。
[0068] 概して、TDDシステムにおいて、いくつかのサブフレームは、ダウンリンクに使用されることができ、ダウンリンクサブフレームとも称され得る。残りのサブフレームは、アップリンクに使用されることができ、アップリンクサブフレームとも称され得る。ワイヤレスデバイス110は、バッテリ電力を節約するためにアップリンクサブフレーム中に可能な限り受信機回路をディスエーブルにし得る。ワイヤレスデバイス110はまた、バッテリ電力を節約するためにダウンリンクサブフレーム中に可能な限り送信機回路をディスエーブルにし得る。
[0069] 図7Aおよび図7Bに示されるように、受信機は、いくつかの時間間隔の間のみアクティブであることができ、送信機は、TDDを利用するワイヤレスシステムとの通信のための他のいくつかの時間間隔の間アクティブであり得る。具体的には、受信機は、TD−SCDMAシステムにおけるダウンリンクタイムスロットまたはLTE TDDシステムにおけるダウンリンクサブフレーム中にアクティブであり得る。送信機は、TD−SCDMAシステムにおけるアップリンクタイムスロットまたはLTE TDDシステムにおけるアップリンクサブフレーム中にアクティブであり得る。バッテリ電力を節約するために、場合によってはパフォーマンスを改善するために、周波数シンセサイザ262は、受信機がアクティブである場合にのみイネーブルとなり、他の時間においてディスエーブルとなり得る。
[0070] 図8Aは、TD−SCDMAのための図2のワイヤレスデバイス110におけるRX LOジェネレータ260およびTX LOジェネレータ288の典型的な電源オンおよび位相キャリブレーションのタイムライン800を示す。アップリンク上のデータ送信では、TX LOジェネレータは、(i)時間T1におけるDwPTSの開始においてイネーブルとなり、(ii)時間T5におけるアップリンクのためのタイムスロット1の終わりにおいてディスエーブルとなる。送信機280は、(i)時間T2におけるタイムスロット1の開始前にイネーブルとなり、(ii)時間T5におけるアップリンクのためのタイムスロット1の終わりにおいてディスエーブルとなる。
[0071] ダウンリンク上のデータ受信では、RX LOジェネレータ260は、(i)時間T1におけるダウンリンクのためのタイムスロット0の終わりにおいてディスエーブルとなり、(ii)時間T3におけるダウンリンクのためのタイムスロット2の開始前にイネーブルとなる。シングルトーンジェネレータ270は、(i)時間T3においてイネーブルとなり、(ii)時間T5におけるダウンリンクのためのタイムスロット2の開始においてディスエーブルとなる。ダウンコンバータ230はまた、時間T3においてイネーブルとなる。RX LOジェネレータ260内のPLL582は、時間T3において開始する参照信号にロックし、時間T4においてロックを獲得することを試みる。一度、PLLロックがRX LOジェネレータ260のために獲得されると、位相検出および修正が時間T4において開始して実行される。RX LOジェネレータ260からのLO信号の位相が検出され、(もしあれば)位相不連続性が、T5より前に図5における位相修正器266または位相修正回路294によって修正される。受信機220は、(i)時間T1におけるダウンリンクのためのタイムスロット0の終わりにおいてディスエーブルとなり、(ii)時間T5におけるダウンリンクのためのタイムスロット2の開始前にイネーブルとなる。
[0072] 図8Bは、LTEのための図2のワイヤレスデバイス110におけるRX LOジェネレータ260およびTX LOジェネレータ288の典型的な電源オンおよび位相キャリブレーションのタイムライン810を示す。アップリンク上のデータ送信では、TX LOジェネレータ288は、(i)データ送信のためにスケジュールされた(例えば、時間T5における)最初のアップリンクサブフレームより前に十分早くにイネーブルとなり、(ii)データ送信のためにスケジュールされた(例えば、時間T4における)最後のアップリンクサブフレームの終わりにおいてディスエーブルとなる。送信機280は、(i)(例えば、時間T6における)最初のアップリンクサブフレームの開始においてイネーブルとなり、(ii)(例えば、時間T4における)最後のアップリンクサブフレームの終わりにおいてディスエーブルとなる。
[0073] ダウンリンク上のデータ受信では、RX LOジェネレータ260は、(i)データ送信のためにスケジュールされた(例えば、時間T1における)最初のダウンリンクサブフレームより前に十分早くにイネーブルとなり、(ii)データ送信のためにスケジュールされた(例えば、時間T5における)最後のダウンリンクサブフレームの終わりにおいてディスエーブルとなる。シングルトーンジェネレータ270は、(i)(例えば、時間T2における)最初のダウンリンクサブフレームの開始より前に十分早くにイネーブルとなり、(ii)(例えば、時間T4における)最初のダウンリンクの開始においてディスエーブルとなる。ダウンコンバータ230はまた、時間T2においてイネーブルとなる。RX LOジェネレータ260内のPLL582は、時間T2において開始する参照信号にロックし、時間T3においてロックを獲得することを試みる。一度、PLLロックがRX LOジェネレータ260のために獲得されると、位相検出および修正が時間T3において開始して実行される。RX LOジェネレータ260からのLO信号の位相が検出され、(もしあれば)位相不連続性が、時間T4より前に図5における位相修正器266または位相修正回路294によって修正される。受信機220は、(i)(例えば、時間T4における)最初のダウンリンクサブフレームの開始より前にイネーブルとなり、(ii)(例えば、時間T5における)最後のダウンリンクサブフレームの終わりにおいてディスエーブルとなる。
[0074] 図8Aおよび図8Bに示されるように、RX LOジェネレータ260および分周器264は、データ受信のためのLO信号を生成するために、ダウンリンク間隔(例えば、タイムスロットまたはサブフレーム)の間に電源オンされ得る。RX LOジェネレータ260および分周器264は、アップリンク間隔(例えば、タイムスロットまたはサブフレーム)の間に電源オフされ得る。
[0075] 図8Aおよび図8Bに示される設計において、位相検出および修正/キャリブレーションは、アップリンクタイムスロットまたはサブフレーム中に実行される。シングルトーン信号270は、RX LOジェネレータ260からのLO信号の位相検出およびLO経路の位相キャリブレーションをアシストするために、ダウンコンバータ230のためのRF信号源として使用される。シングルトーンジェネレータ270およびRX LOジェネレータ260内のPLL582は、位相検出および修正のための最初のダウンリンクタイムスロットまたはサブフレームより前にイネーブルとなり、位相検出および修正が完了した後はディスエーブルとなる。
[0076] 図8Aおよび図8Bは、それぞれ、TD−SCDMAおよびLTEのための電源オンおよび位相キャリブレーションのタイムラインの2つの典型的な設計を示す。概して、位相キャリブレーションは、LOジェネレータからのLO信号が必要とされる指定された時間より前にLOジェネレータのために実行され得る。LOジェネレータおよびシングルトーンジェネレータは、(i)LOジェネレータ内のPLLがロックを獲得できるようにする、および(ii)位相検出器がLO信号の位相を決定することができるようにする、ために、十分な時間によって指定された時間より前にイネーブルとなり得る。位相修正は、指定された時間より前に、(例えば、ILOおよびQLO信号をスワップすることおよび/または反転させることによって)アナログ領域または(例えば、IおよびQサンプルを回転させることによって)デジタル領域において実行され得る。
[0077] 典型的な設計では、装置(例えば、ワイヤレスデバイス、IC、回路モジュール、等)は、LOジェネレータおよび位相検出器を含み得る。LOジェネレータ(例えば、図2および5におけるLOジェネレータ260)は、周波数変換に使用されるLO信号を生成し、周期的に電源オンおよびオフされ得る。例えば、LOジェネレータは、(例えば、図8Aおよび図8Bに示されるような)ダウンリンク受信のための時間間隔より前に電源オンされ、アップリンク送信のための時間間隔のうちの少なくとも一部の間に電源オフされ得る。 よって、LOジェネレータは、頻繁に電源オンまたはオフされるが、必ずしも固定スケジュールに基づかない。位相検出器(例えば、図2および5における位相検出器250)は、LOジェネレータが電源オンされると、LO信号の位相を検出し得る。検出されたLO信号の位相は、LO信号の位相不連続性を識別するために使用され得る。
[0078] 装置は、シングルトーンジェネレータ(例えば、図2および5におけるシングルトーンジェネレータ270)をさらに含み、これは、LOジェネレータが電源オンされると、LO信号の位相を検出するために使用されるシングルトーン信号を生成し得る。LO信号は、不連続的な位相を有し、シングルトーン信号は、連続的な位相を有し得る。一設計において、シングルトーンジェネレータは、発振器およびPLLを含み得る。発振器(例えば、図5におけるVCO574)は、シングルトーン信号を導出するために使用される発振器信号を生成し得る。PLL(例えば、図5におけるPLL572)は、参照信号と発振器信号を受信し、発振器のための制御信号を生成し得る。LOジェネレータは、第1の周波数においてLO信号を生成し、これは、受信されるダウンリンク信号に依存し得る。シングルトーンジェネレータは、第1の周波数とは異なる第2の周波数においてシングルトーン信号を生成し得る。
[0079] 一設計において、LOジェネレータは、周波数シンセサイザおよび分周器を含み得る。周波数シンセサイザ(例えば、図5における周波数シンセサイザ262)は、参照信号を受信し、発振器信号を提供し得る。分周器(例えば、図5における分周器264)は、発振器信号を周波数において分周し、LO信号を提供し得る。分周器は、電源オンされたときに発振器信号の異なる遷移エッジに対応する異なる状態で動作し得る。分周器が電源オンされるときは、発振器信号の立ち上がり(または立ち下がり)エッジと同期されない。LO信号の位相は、発振器信号の同じ立ち上がり(または立ち下がり)エッジに時間整列されない。位相検出および修正は、異なる起動時間における異なる分周器の状態に対処することができる。
[0080] 装置は、ダウンコンバータ(例えば、図2および3におけるダウンコンバータ230)をさらに含み得る。ダウンコンバータは、受信モードにおいてLNAからの増幅されたRF信号をLO信号でダウンコンバートし得る。ダウンコンバータは、キャリブレーションモードにおいて、シングルトーン信号をLO信号でダウンコンバートし、ダウンコンバートされた信号を提供し得る。位相検出器は、ダウンコンバートされた信号に基づいてLO信号の位相を検出し得る。
[0081] 一設計において、位相検出器は、少なくとも1つのローパスフィルタおよび位相検出回路を含み得る。少なくとも1つのローパスフィルタ(例えば、図5におけるローパスフィルタ552aおよび552b)は、ダウンコンバータからダウンコンバートされた信号を受信し、90度位相が異なる4つの信号を備えるフィルタされた信号を提供し得る。位相検出回路(例えば、図5における位相検出回路554)は、(例えば、図6Aおよび図6Bに示されるような)4つの信号の位相を検出し、検出された4つの信号の位相に基づいてLO信号の位相を決定し得る。位相検出は、LO信号のターゲット位相が既知である場合、参照時間において実行され得る。
[0082] 装置は、検出されたLO信号の位相に基づいてLO信号の位相不連続性を修正し得る位相修正器をさらに含み得る。LOジェネレータからのLO信号は、90度位相が異なる4つの信号(例えば、ILOp、ILOn、QLOp、およびQLOn信号)を備え得る。一設計において、位相修正器(例えば、図5における位相修正器266)は、LO信号の位相不連続性を修正するためにLO信号の4つの信号をスワップおよび/または反転させ得る。別の設計において、位相修正器(例えば、図5における位相修正器294)は、LO信号の位相不連続性を修正するためにダウンコンバートされた信号から取得されたIおよびQサンプルを回転させ得る。さらに別の設計において、位相検出器は、2つの時間間隔の間の位相変化を検出し得る。位相修正器は、LO信号の任意の位相不連続性を修正するために検出された位相変化を補償し得る。
[0083] 図9は、LO信号を生成するためのプロセス900の典型的な設計を示す。
周波数変換に使用されるLO信号は、周期的に電源オンおよびオフされるLOジェネレータで生成され得る(ブロック912)。LOジェネレータが電源オンされると、LO信号の位相が検出され、検出されたLO信号の位相は、LO信号の位相不連続性を識別するために使用され得る(ブロック914)。LO信号の位相不連続性が修正され得る(ブロック916)。
[0084] 図10は、図9におけるブロック914の典型的な設計を示す。シングルトーン信号はLO信号の位相を検出するために使用され得、LOジェネレータが電源オンされると生成され得る(ブロック1012)。シングルトーン信号は、例えば、キャリブレーションモードにおいて、ダウンコンバートされた信号を取得するためにLO信号でダウンコンバートされ得る(ブロック1014)。LO信号の位相は、ダウンコンバートされた信号に基づいて検出され得る。一設計において、ダウンコンバートされた信号は、90度位相が異なる4つの信号を備えるフィルタされた信号を取得するためにフィルタされ得る(ブロック1016)。4つの信号の位相は、LO信号のターゲット位相が既知である参照時間において検出され得る(ブロック1018)。LO信号の位相は、参照時間において検出された4つの信号の位相に基づいて決定され得る(ブロック1020)。
[0085] 図9を参照すると、ブロック916の一設計において、90度位相が異なる4つの信号は、LO信号のために取得され得、LO信号の位相不連続性を修正するためにスワップされ得る。ブロック916の別の設計において、IおよびQサンプルは、(例えば、受信モードにおいて)増幅されたRF信号をLO信号でダウンコンバートすることで取得され得、LO信号の位相不連続性を修正するために回転させられ得る。
[0086] 当業者であれば、情報および信号が、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得ることを理解するであろう。例えば、上記説明の全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表され得る。
[0087] 当業者はさらに、本明細書における開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとして実現され得ることを理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明確に例示するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の観点から一般的に上述されている。そのような機能が、ハードウェアとして実現されるか、あるいはソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定のアプリケーションごとに様々な方法で実現し得るが、そのような実現の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものとして解釈されるべきではない。
[0088] 本明細書の開示に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、本明細書で説明された機能を実行するように設計された汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理、離散ハードウェア・コンポーネント、またはそれらの任意の組み合わせを用いて、実現または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替において、このプロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシン(state machine)であり得る。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連結した1つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成のような、コンピューティングデバイスの組み合わせとして実現され得る。
[0089] 本明細書の開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組み合わせで、具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当該技術で周知の任意の他の形態の記憶媒体内に存在し得る。典型的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、かつ記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替において、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に存在し得る。ASICは、ユーザ端末内に存在し得る。代替において、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内の離散コンポーネントとして存在し得る。
[0090] 1つ以上の例示的な設計において、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実現され得る。ソフトウェアで実現された場合、その機能は、コンピュータ可読媒体上の1つ以上の命令またはコードとして記憶または送信され得る。コンピュータ可読媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含むコンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされることができる任意の入手可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶デバイス、または、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用されることができ、かつ、汎用または専用コンピュータ、または汎用または専用プロセッサによってアクセスされることができる、任意の他の媒体を備えることができる。また、任意の接続は、厳密にはコンピュータ可読媒体と呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから送信される場合、この同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)およびディスク(disc)は、本明細書で使用される場合、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生するが、ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0091] 本開示の先の説明は、本開示を製造または使用することをいずれの当業者にも可能にさせるために提供される。本開示に対するさまざまな変更は、当業者に容易に理解され、本明細書において定義された一般的な原理は、本開示の精神または範囲から逸脱せずに、他の変形例に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるように意図されたものではなく、本明細書で開示された原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲が付与されるべきである。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
装置であって、
周波数変換に使用される局部発振器(LO)信号を生成するように構成されるLOジェネレータと、前記LOジェネレータは、周期的に電源オンおよびオフされる、および、
前記LOジェネレータが電源オンされると前記LO信号の位相を検出するように構成された位相検出器と、前記検出された前記LO信号の位相は、前記LO信号の位相不連続性を識別するために使用される、
を備える、装置。
[C2]
前記LOジェネレータが電源オンされると前記LO信号の前記位相を検出するために使用されるシングルトーン信号を生成するように構成されたシングルトーンジェネレータをさらに備える、C1に記載の装置。
[C3]
前記シングルトーンジェネレータは、
前記シングルトーン信号を導出するために使用される発振器信号を生成するように構成された発振器と、および、
参照信号と前記発振器信号を受信し、および、前記発振器のための制御信号を生成するように構成された位相ロックループ(PLL)と、
を備える、
C2に記載の装置。
[C4]
前記LOジェネレータは第1の周波数において前記LO信号を生成するように構成され、および、前記シングルトーンジェネレータは前記第1の周波数とは異なる第2の周波数において前記シングルトーン信号を生成するように構成される、
C2に記載の装置。
[C5]
前記LOジェネレータは第1の周波数において前記LO信号を生成するように構成され、および、前記シングルトーンジェネレータは前記第1の周波数とは異なる複数の周波数において前記シングルトーン信号を生成するように構成される、
C2に記載の装置。
[C6]
前記LOジェネレータは、
参照信号を受信し、発振器信号を提供するように構成された周波数シンセサイザと、および、
前記発振器信号を周波数において分周し、および、前記LO信号を提供するように構成された分周器と、
を備える、
C1に記載の装置。
[C7]
前記分周器は、電源オンされると複数の可能な状態のうちの1つにあり、および、前記分周器の前記複数の可能な状態は、前記LO信号の異なる位相に関連付けられる、
C6に記載の装置。
[C8]
前記シングルトーン信号を前記LO信号でダウンコンバートし、および、ダウンコンバートされた信号を提供するように構成されたダウンコンバータ、前記位相検出器は、前記ダウンコンバートされた信号に基づいて前記LO信号の前記位相を検出するように構成されている、をさらに備える、C2に記載の装置。
[C9]
前記ダウンコンバータは、キャリブレーションモードにおいて前記シングルトーン信号を前記LO信号でダウンコンバートするように、および、受信モードにおいて低雑音増幅器(LNA)からの増幅された無線周波数(RF)信号を前記LO信号でダウンコンバートするように構成されている、
C8に記載の装置。
[C10]
前記位相検出器は、
前記ダウンコンバータから前記ダウンコンバートされた信号を受信し、90度位相が異なる4つの信号を備えるフィルタされた信号を提供するように構成された少なくとも1つのローパスフィルタと、および、
前記4つの信号の前記位相を検出し、前記LO信号の前記位相を決定するように構成された位相検出回路と、
を備える、
C8に記載の装置。
[C11]
前記位相検出回路は、前記LO信号のターゲット位相が既知である参照時間において前記4つの信号の前記位相を検出するように構成される、C10に記載の装置。
[C12]
前記位相検出器は、
第2の測定間隔のためのデジタルサンプルに対して第1の測定間隔のためのデジタルサンプルを相互相関し、および、
相互相関の結果に基づいて前記第1の測定間隔と第2の測定間隔との間の位相変化を決定するように構成される、
C1に記載の装置。
[C13]
前記検出された前記LO信号の位相は、0〜2πラジアンの範囲内にある、C1に記載の装置。
[C14]
前記検出された前記LO信号の位相に基づいて前記LO信号の位相不連続性を修正するように構成された位相修正器をさらに備える、C1に記載の装置。
[C15]
前記LO信号は、90度位相が異なる4つの信号を備え、前記位相修正器は、前記LO信号の位相不連続性を修正するために前記LO信号の前記4つの信号をスワップするように構成される、C14に記載の装置。
[C16]
前記位相修正器は、前記LO信号の位相不連続性を修正するためにダウンコンバートされた信号から取得された同相(I)および直交(Q)サンプルを回転させるように構成される、C14に記載の装置。
[C17]
前記位相検出器は、2つの時間間隔の間の位相変化を検出するように構成され、および、前記位相修正器は、前記LO信号の位相不連続性を修正するために前記検出された位相変化を補償するように構成される、C14に記載の装置。
[C18]
前記LOジェネレータは、ダウンリンク受信のための時間間隔より前に電源オンされ、および、アップリンク送信のための時間間隔のうちの少なくとも一部の間に電源オフされる、C1に記載の装置。
[C19]
前記シングルトーンジェネレータは、前記LOジェネレータのキャリブレーション中にイネーブルとなり、キャリブレーションが完了するとディスエーブルとなる、C2に記載の装置。
[C20]
局部発振器(LO)信号を生成する方法であって、
周期的に電源オンおよびオフされるLOジェネレータで、周波数変換に使用されるLO信号を生成することと、および、
前記LOジェネレータが電源オンされると前記LO信号の位相を検出することと、前記検出された前記LO信号の位相は、前記LO信号の位相不連続性を識別するために使用される、
を備える、方法。
[C21]
前記LOジェネレータが電源オンされると前記LO信号の前記位相を検出するために使用されるシングルトーン信号を生成することをさらに備える、C20に記載の方法。
[C22]
ダウンコンバートされた信号を取得するために前記シングルトーン信号を前記LO信号でダウンコンバートすること、および、ここにおいて、前記LO信号の前記位相を前記検出することは、前記ダウンコンバートされた信号に基づいて前記LO信号の前記位相を検出することを備える、
をさらに備える、C21に記載の方法。
[C23]
前記ダウンコンバートされた信号に基づいて前記LO信号の前記位相を前記検出することは、
90度位相が異なる4つの信号を備えるフィルタされた信号を取得するために前記ダウンコンバートされた信号をフィルタすることと、
参照時間において前記4つの信号の位相を検出することと、および、
前記参照時間において前記検出された前記4つの信号の位相に基づいて前記LO信号の前記位相を決定することと、
を備える、
C22に記載の方法。
[C24]
キャリブレーションモードにおいて前記シングルトーン信号を前記LO信号でダウンコンバートすることと、および、
受信モードにおいて増幅された無線周波数(RF)信号を前記LO信号でダウンコンバートすることと、
をさらに備える、C21に記載の方法。
[C25]
前記LO信号は90度位相が異なる4つの信号を備え、前記方法は、
前記LO信号の位相不連続性を修正するために前記LO信号の前記4つの信号をスワップすることをさらに備える、
C20に記載の方法。
[C26]
ダウンコンバートされた信号を取得するために増幅された無線周波数(RF)信号を前記LO信号でダウンコンバートすることと、
前記ダウンコンバートされた信号に基づいて同相(I)および直交(Q)サンプルを生成することと、および、
前記LO信号の位相不連続性を修正するために前記IおよびQサンプルを回転させることと、
をさらに備える、C20に記載の方法。
[C27]
ダウンリンク受信のための時間間隔より前に前記LOジェネレータを電源オンすることと、および、
アップリンク送信のための時間間隔のうちの少なくとも一部の間に前記LOジェネレータを電源オフすることと、
をさらに備える、C20に記載の方法。
[C28]
ワイヤレス通信のための装置であって、
周波数変換に使用される局部発振器(LO)信号を生成するための手段と、生成するための前記手段は、周期的に電源オンおよびオフされる、および、
生成するための前記手段が電源オンされると前記LO信号の位相を検出するための手段と、前記検出された前記LO信号の位相は、前記LO信号の位相不連続性を識別するために使用される、
を備える、装置。
[C29]
生成するための前記手段が電源オンされると前記LO信号の前記位相を検出するために使用されるシングルトーン信号を生成するための手段をさらに備える、C28に記載の装置。
[C30]
ダウンコンバートされた信号を取得するために前記シングルトーン信号を前記LO信号でダウンコンバートするための手段、および、ここにおいて、前記LO信号の前記位相を検出するための前記手段は、前記ダウンコンバートされた信号に基づいて前記LO信号の前記位相を検出するための手段を備える、
をさらに備える、C29に記載の装置。
[C31]
前記ダウンコンバートされた信号に基づいて前記LO信号の前記位相を検出するための前記手段は、
90度位相が異なる4つの信号を備えるフィルタされた信号を取得するために前記ダウンコンバートされた信号をフィルタするための手段と、
参照時間において前記4つの信号の位相を検出するための手段と、および、
前記参照時間において前記検出された前記4つの信号の位相に基づいて前記LO信号の前記位相を決定するための手段と、
を備える、
C30に記載の装置。
[C32]
キャリブレーションモードにおいて前記シングルトーン信号を前記LO信号でダウンコンバートし、および、受信モードにおいて増幅された無線周波数(RF)信号を前記LO信号でダウンコンバートするための手段を、さらに備える、C29に記載の装置。
[C33]
前記検出された前記LO信号の位相に基づいて前記LO信号の位相不連続性を修正するための手段を、さらに備える、C28に記載の装置。
[C34]
ダウンリンク受信のための時間間隔より前に、生成するための前記手段を電源オンするための手段と、および、
アップリンク送信のための時間間隔のうちの少なくとも一部の間に、生成するための前記手段を電源オフするための手段と、
をさらに備える、C28に記載の装置。
[C35]
コンピュータプログラム製品であって、
少なくとも1つのプロセッサに、周期的に電源オンおよびオフされるLOジェネレータによる、周波数変換に使用される局部発振器(LO)信号の生成を、指示させるためのコードと、および、
前記少なくとも1つのプロセッサに、前記LOジェネレータが電源オンされると前記LO信号の位相の検出を、指示させるためのコードと、前記検出された前記LO信号の位相は、前記LO信号の位相不連続性を識別するために使用される、
を備える、非一時的なコンピュータ可読媒体、
を備える、コンピュータプログラム製品。

Claims (15)

  1. 局部発振器(LO)信号を生成する方法であって、
    周期的に電源オンおよびオフされるLOジェネレータで、周波数変換に使用されるLO信号を生成することと、
    前記LOジェネレータが電源オンされると前記LO信号の位相を検出することと、前記検出された前記LO信号の位相は、前記LO信号の位相不連続性を識別するために使用される、
    前記LOジェネレータが電源オンされると前記LO信号の前記位相を検出するために使用されるシングルトーン信号をシングルトーン信号ジェネレータで生成することと、ここにおいて、前記LOジェネレータと前記シングルトーン信号ジェネレータは同じ参照信号で動作する、
    周波数コンバートされた信号を得るために前記シングルトーン信号を前記LO信号で周波数コンバートすることと、ここにおいて、前記LO信号の前記位相を前記検出することは、前記周波数コンバートされた信号に基づいて前記LO信号の前記位相を検出することを備える、
    を備える、方法。
  2. 前記周波数変換は、ダウンコンバートされた信号を取得するために前記シングルトーン信号を前記LO信号でダウンコンバートすることであり、および、ここにおいて、前記LO信号の前記位相を前記検出することは、前記ダウンコンバートされた信号に基づいて前記LO信号の前記位相を検出することを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ダウンコンバートされた信号に基づいて前記LO信号の前記位相を前記検出することは、
    90度位相が異なる4つの信号を備えるフィルタされた信号を取得するために前記ダウンコンバートされた信号をフィルタすることと、
    前記LO信号のターゲット位相が既知である参照時間において前記4つの信号の位相を検出することと、および、
    前記参照時間において前記検出された前記4つの信号の位相に基づいて前記LO信号の前記位相を決定することと、
    を備える、請求項2に記載の方法。
  4. キャリブレーションモードにおいて前記シングルトーン信号を前記LO信号でダウンコンバートすることと、および、
    受信モードにおいて増幅された無線周波数(RF)信号を前記LO信号でダウンコンバートすることと、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記LO信号は90度位相が異なる4つの信号を備え、前記方法は、
    前記LO信号の位相不連続性を修正するために前記LO信号の前記4つの信号をスワップすることをさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  6. ダウンコンバートされた信号を取得するために増幅された無線周波数(RF)信号を前記LO信号でダウンコンバートすることと、
    前記ダウンコンバートされた信号に基づいて同相(I)および直交(Q)サンプルを生成することと、および、
    前記LO信号の位相不連続性を修正するために前記IおよびQサンプルを回転させることと、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  7. ダウンリンク受信のための時間間隔より前に前記LOジェネレータを電源オンすることと、および、
    アップリンク送信のための時間間隔のうちの少なくとも一部の間に前記LOジェネレータを電源オフすることと、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. ワイヤレス通信のための装置であって、
    周波数変換に使用される局部発振器(LO)信号を生成するための手段と、生成するための前記手段は、周期的に電源オンおよびオフされる、
    生成するための前記手段が電源オンされる時に前記LO信号の位相を検出するための手段と、前記検出された前記LO信号の位相は、前記LO信号の位相不連続性を識別するために使用される、
    生成するための前記手段が電源オンされると前記LO信号の前記位相を検出するために使用されるシングルトーン信号を生成するための手段と、ここにおいて、局部発振器(LO)信号を生成するための前記手段とシングルトーン信号を生成するための前記手段は同じ参照信号で動作する、
    周波数コンバートされた信号を得るために前記シングルトーン信号を前記LO信号で周波数コンバートするための手段と、ここにおいて、前記LO信号の前記位相を前記検出することは、前記周波数コンバートされた信号に基づいて前記LO信号の前記位相を検出することを備える、
    を備える、装置。
  9. 周波数変換のための前記手段は、ダウンコンバートされた信号を取得するために前記シングルトーン信号を前記LO信号でダウンコンバートするための手段を備え、および、ここにおいて、前記LO信号の前記位相を検出するための前記手段は、前記ダウンコンバートされた信号に基づいて前記LO信号の前記位相を検出するための手段を備える、請求項8に記載の装置。
  10. 前記ダウンコンバートされた信号に基づいて前記LO信号の前記位相を検出するための前記手段は、
    90度位相が異なる4つの信号を備えるフィルタされた信号を取得するために前記ダウンコンバートされた信号をフィルタするための手段と、
    前記LO信号のターゲット位相が既知である参照時間において前記4つの信号の位相を検出するための手段と、および、
    前記参照時間において前記検出された前記4つの信号の位相に基づいて前記LO信号の前記位相を決定するための手段と、
    を備える、請求項9に記載の装置。
  11. キャリブレーションモードにおいて前記シングルトーン信号を前記LO信号でダウンコンバートし、および、受信モードにおいて増幅された無線周波数(RF)信号を前記LO信号でダウンコンバートするための手段を、さらに備える、請求項8に記載の装置。
  12. 前記検出された前記LO信号の位相に基づいて前記LO信号の位相不連続性を修正するための手段を、さらに備える、請求項8に記載の装置。
  13. ダウンリンク受信のための時間間隔より前に、周波数変換に使用される局部発振器(LO)信号を生成するための前記手段を電源オンするための手段と、および、
    アップリンク送信のための時間間隔のうちの少なくとも一部の間に、周波数変換に使用される局部発振器(LO)信号を生成するための前記手段を電源オフするための手段と、
    をさらに備える、請求項8に記載の装置。
  14. 位相を検出するための前記手段は、
    第2の測定間隔のためのデジタルサンプルに対して第1の測定間隔のためのデジタルサンプルを相互相関し、ここにおいて、前記第2の測定間隔は現在の位相測定間隔であり、前記第1の測定間隔は以前の位相測定間隔である、および、
    相互相関の結果に基づいて前記第1の測定間隔と第2の測定間隔との間の位相変化を決定するように構成される、
    請求項8に記載の装置。
  15. 少なくとも1つのプロセッサに、請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載のステップを実行させるためのコードを備える、非一時的なコンピュータ可読媒体。
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