以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る形状測定装置の概略構成を示す説明図である。なお、形状測定装置100による測定対象物である被測定物Wは、レンズやミラーなど光学素子、又は光学素子を製作するための型(金型)等である。
図1に示すように、形状測定装置100は床Fに設置される。形状測定装置100は、床F上に設けられた除振台24と、除振台24上に設けられた測定ベース26とを備える。測定ベース26は、箱状の構造物である。除振台24により、床Fから測定ベース26へ伝わる振動を減衰させることができ、測定誤差を低減させることにつながる。測定ベース26には、被測定物Wが固定して配置される。
形状測定装置100は、接触式プローブ(以下プローブという)1と、プローブ1を支持する支持体9と、支持体9を3軸方向に駆動する駆動部としてのスライド機構10と、スライド機構10の駆動を制御する制御部としての制御システム20とを備えている。
まず、スライド機構10の構成について説明する。床F上には架台25が設けられ、架台25上には走査軸ベース30が設けられている。固定体となる走査軸ベース30には、図1中のX軸方向(水平方向)に相対的に移動可能なX軸スライド31と、X軸スライド31をX軸方向に移動させる(駆動する)X軸モータ32とが設けられている。更に、X軸スライド31には、X軸方向に交差(直交)するY軸方向(水平方向)にX軸スライド31に対して相対的に移動可能なY軸スライド33と、Y軸スライド33をY軸方向に移動させる(駆動する)Y軸モータ34とが設けられている。更に、Y軸スライド33には、X,Y軸方向に交差(直交)するZ軸方向(鉛直方向,重力方向)にY軸スライド33に対して相対的に移動可能なZ軸スライド35と、Z軸スライド35をZ軸方向に移動させる(駆動する)Z軸モータ36とが設けられている。
スライド機構10をこのような構成としたことで、Z軸スライド35は、XYZ軸の3軸方向に3次元的に移動可能となる。また、Z軸スライド35には支持体9が固定されており、支持体9も、スライド機構10の駆動により、XYZ軸の3軸方向に3次元的に移動可能となる。
次に、プローブ1について説明する。プローブ1は、環状に形成されたハウジング8と、ハウジング8の内側に配置され、棒状(軸状)に形成されたプローブ本体2と、を有する。また、プローブ1は、プローブ本体2をハウジング8に対して弾性支持する第1の弾性支持体である板バネ5及び第2の弾性支持体である板バネ7を有する。
プローブ本体2のスラスト方向(図1ではZ軸方向)の先端部は先端球6で構成されている。プローブ本体2のスラスト方向の基端部には、ターゲットミラー4が固定されている。プローブ本体2を支持したハウジング8は、プローブ本体2の先端球6が下方を向き(ターゲットミラー4が上方を向き)、プローブ本体2のスラスト方向が重力方向(Z軸方向)を向くように、支持体9に不図示のねじ等で固定されている。
プローブ本体2の基体(センターシャフト)は、例えばアルミナのような高剛性の部材で形成されている。先端球6は、例えばルビー球からなり、基体に固定されてプローブ本体2の先端部を構成している。
各板バネ5,7は、1枚の金属製の板或いは複数枚の薄い金属製の板の積層板によって構成されている。これによりプローブ本体2は、ハウジング8、支持体9及びZ軸スライド35に対しZ軸方向に移動可能に支持(懸架)される。
また、形状測定装置100は、水平方向(X軸方向及びY軸方向)の位置基準であるX基準ミラー27と、図示しないY基準ミラーとを備えている。また、形状測定装置100は、鉛直方向(Z軸方向)の位置基準であるZ基準ミラー29を備えている。これらの基準ミラーは後述する干渉計でプローブ位置を測定するときの位置基準となるものである。測定ベース26には、位置の基準となるこれら3つの基準ミラー(X基準ミラー27、不図示のY基準ミラー、及びZ基準ミラー29)が固定されている。本実施形態では、これらの3つの基準ミラーに対する被測定物Wの表面上の点の位置を測定するものである。
これら測定ベース26、ターゲットミラー4、X,Z基準ミラー27,29、及び不図示のY基準ミラーは、測定の基準となるものである。したがって、これらは、線膨張係数の小さな材料、例えば低熱膨張セラミック、或いは低熱膨張鋳鉄や低熱膨張ガラスなどの材料を用いて製作する。
本実施形態では、ハウジング8が支持体9に固定されて支持されており、プローブ本体2のスラスト方向が重力方向を向いている状態である。これにより、プローブ本体2の基端部に固定されたターゲットミラー4の上方には、Z距離測定用小型ミラー(以下、測定用ミラーという)37がスラスト方向(Z軸方向)で対向するように配置されている。この測定用ミラー37は、支持体9に固定されており、Z軸方向でZ基準ミラー29にも対向している。つまり、測定用ミラー37は、両面ミラーであり、Z軸方向でZ基準ミラー29とターゲットミラー4との間に配置されている。
形状測定装置100は、測定用ミラー37と基準ミラー29とのZ軸方向の距離Z1を測定する干渉計43と、測定用ミラー37とターゲットミラー4とのZ軸方向の距離Zpを測定する干渉計44とを有する。これら2つの干渉計43,44により、プローブ本体2の基端部と測定ベース26との間のZ軸方向の距離Z(=Z1+Zp)を測定する測定部42が構成されている。
また、支持体9には、X軸方向でX基準ミラー27に対向して配置されたX距離測定用小型ミラー(以下、測定用ミラーという)41Aが固定されている。また、支持体9には、X軸方向でX基準ミラー27に対向し、測定用ミラー41Aに対してZ軸方向にずらして配置されたX距離測定用小型ミラー(以下、測定用ミラーという)41Bが固定されている。測定用ミラー37,41A,41Bも、基準ミラーと同様、線膨張係数の小さな材料、例えば低熱膨張ガラスなどの材料を用いて製作する。
また、形状測定装置100は、X基準ミラー27と測定用ミラー41AとのX軸方向の距離を測定する干渉計45A、及びX基準ミラー27と測定用ミラー41BとのX軸方向の距離を測定する干渉計45Bを備えている。なお、形状測定装置100は、Y軸方向についても同様に、不図示のY基準ミラーに対向する2つの測定用ミラーと、不図示の2つの干渉計と、を備えている。
制御部としての制御システム20は、位置制御器38と、接触力制御器39と、上位コントローラ40とで構成されている。
上位コントローラ40は、形状測定装置全体を統括的に制御するものである。上位コントローラ40は、位置制御器38及び接触力制御器39に指令を送り、スライド機構10の各モータ32,34,36の駆動を制御する。
具体的には、上位コントローラ40は、プローブ本体2をXY平面上で走査させる場合、例えばラスター軌道のような走査軌道となるよう位置制御器38に指令を送る。
位置制御器38は、プローブ本体2を被測定物Wの表面を走査させるようスライド機構10の各モータ32,34の駆動を制御する。このように、位置制御器38は、X軸スライド31及びY軸スライド33を移動させて、プローブ本体2を、XY軸方向の所望の位置へ動かす位置制御を行う。
また、上位コントローラ40は、各干渉計から距離Z1,Zp,X1,X2,…のデータを取得する。上位コントローラ40は、距離Zpから、被測定物Wの表面に接触する先端球6のZ軸方向の接触力Fzを求める。上位コントローラ40は、接触力Fzが一定となる(距離Zpが一定となる)よう接触力制御器39に指令を送る。
接触力制御器39は、位置制御器38が位置制御を行っているときに、距離Zpが一定となるように、即ち接触力Fzが一定となるように、スライド機構10のモータ36の駆動を制御する。このように、接触力制御器39は、接触力Fzを一定に制御する接触力制御を行う。
以上、上位コントローラ40は、Z軸方向について、被測定物Wに対するプローブ本体2の接触力制御を行いながら、XY軸方向の位置制御によってプローブ本体2を移動させることによって、プローブ本体2が被測定物W上を倣う走査を行う。この状態で、上位コントローラ40は、各干渉計によって得られたXYZ軸の位置基準に対するプローブ本体2の位置の変位X、Y、Zを記録することで被測定物Wの3次元形状を測定する。
形状測定について具体的に説明すると、上位コントローラ40は、距離Zpと距離Z1とを取得し、Z=Zp+Z1を演算することで、測定ベース26に対するプローブ本体2のZ軸方向の距離(位置)Zを求める。
また、2つの測定用ミラー41A,41B間のZ軸方向の距離をL1、下の測定用ミラー41Bと先端球6とのZ軸方向の距離をL2とする。上位コントローラ40は、X及びY軸方向については、これら距離L1,L2と、X基準ミラー27と測定用ミラー41A,41Bとの距離X1,X2とを用いて、X=X1+(X2−X1)×(L1+L2)/L1を演算する。Y軸方向についても同様である。
以上、制御システム20は、プローブ本体2の先端球6を被測定物Wの表面に接触させたときの接触力Fzが一定値となるように、スライド機構10のモータ36の駆動を制御する。そして、制御システム20は、プローブ本体2の先端球6を被測定物Wの表面に接触させつつ、プローブ本体2を被測定物Wの表面を走査させるようスライド機構10のモータ32,34の駆動を制御する。そして、制御システム20は、各干渉計43,44により測定された距離Zにより、被測定物Wの表面の形状を測定する。
ところで、プローブ1は、上述したように第1の弾性支持体である板バネ5と、第2の弾性支持体である板バネ7とを備えている。本実施形態では、板バネ5と板バネ7とは、同一の板バネ部材で製造されており、プローブ1に組み込む前は、同一の形状に形成されている。図2は、Z軸方向から見た、プローブ1に組み込む前の無変形状態の板バネ7(5)の平面図である。無変形状態の板バネ5は、無変形状態の板バネ7と同一の構造である。
板バネ7は、図2に示すように、環状に形成された外輪部71と、外輪部71の半径方向内側に配置された環状の内輪部72とを有している。また、板バネ7は、半径方向に放射状に延びて外輪部71と内輪部72とを繋いだ、3つ以上(本実施形態では3つ)の梁部73を有している。梁部73を3つ以上としたのは、プローブ本体2を安定して弾性支持するためである。
3つの梁部73は、外輪部71及び内輪部72の中心軸Oを中心に3回対称(θ=120度間隔)に等間隔で配置されている。外輪部71には、ねじ等の固定具が貫通する複数の貫通孔74が形成されている。また、内輪部72は、環状に形成されているので、中央にプローブ本体2が貫通する1つの貫通孔75が形成されている。
板バネ5も板バネ7と同様に、複数の貫通孔54が形成された外輪部51、1つの貫通孔55が形成された内輪部52、及び3つ以上の梁部53を有して構成されている。
図3は、本発明の実施形態に係る、図2のA−O−A’線に沿う接触式プローブ1の断面模式図である。図4は、本発明の実施形態に係る、図2のA−O−A’線に沿うプローブ本体2の断面模式図である。
板バネ5は、プローブ本体2のスラスト方向を重力方向(Z軸方向)に向けた際に、少なくともZ軸方向にプローブ本体2をハウジング8に対して弾性支持する。板バネ7は、プローブ本体2のスラスト方向を重力方向(Z軸方向)に向けた際に、Z軸方向への弾性変形量が板バネ5よりも小さく、少なくともプローブ本体2のラジアル方向(XY軸方向)にプローブ本体2をハウジング8に対して弾性支持する。つまり、板バネ5は、主にZ軸方向にプローブ本体2をハウジング8に対して弾性支持し、板バネ7は、主にXY軸方向にプローブ本体2をハウジング8に対して弾性支持する。
板バネ5は、本実施形態ではXY軸方向にもプローブ本体2を弾性支持しているが、板バネ7よりも撓み量(弾性変形量)が大きく、板バネ7よりもラジアル方向(XY方向)の剛性が低い。よって、板バネ7によりXY軸方向にプローブ本体2を弾性支持することで、XY軸方向の剛性を高めている。
このように、プローブ本体2は、スラスト方向(Z軸方向)のみに可動となるように板バネ5,7に支持されている。プローブ本体2が被測定物Wの表面を走査するとき、板バネ7が、プローブ本体2をラジアル方向(XY軸方向)に高剛性で支持できるように、プローブ本体2は、板バネ5によってスラスト方向(Z軸方向)に懸架されている。
本実施形態では、板バネ7が、スラスト方向(Z軸方向)に互いに間隔をあけて複数配置されている。また、板バネ5が、スラスト方向(Z軸方向)に互いに間隔をあけて複数配置されている。具体的に説明すると、板バネ7が2つ、板バネ5が2つ配置されている。
プローブ本体2は、雄ねじを有する基端軸部61と、雄ねじを有する先端軸部62と、基端軸部61及び先端軸部62の雄ねじが螺合する雌ねじが形成された円筒状のシャフト部63と、を有する。
そして、一方の板バネ5の内輪部52と一方の板バネ7の内輪部72とが貫通孔55,75同士が揃うように重ね合わせられ、基端軸部61の雄ねじが貫通孔55,75を貫通して、シャフト部63の雌ねじに螺合してワッシャー64を介して締結されている。これにより、板バネ5の内輪部52と板バネ7の内輪部72とが基端軸部61とシャフト部63とで挟まれてプローブ本体2に固定されている。
また、他方の板バネ5の内輪部52と他方の板バネ7の内輪部72とが貫通孔55,75同士が揃うように重ね合わせられ、先端軸部62の雄ねじが貫通孔55,75を貫通して、シャフト部63の雌ねじに螺合してワッシャー65を介して締結されている。これにより、板バネ5の内輪部52と板バネ7の内輪部72とが先端軸部62とシャフト部63とで挟まれてプローブ本体2に固定されている。
板バネ5,7によるラジアル方向(XY軸方向)の剛性は、板バネ5,7が無変形状態で最大となり、板バネ5,7がスラスト方向(Z軸方向)に変形するに連れて低下する。
よって板バネ5は、プローブ本体2のスラスト方向が重力方向(Z軸方向)に向いた状態で、ミラー4を含むプローブ本体2の重量によって重力方向に撓んでプローブ本体2を主にスラスト方向に弾性支持するようハウジング8に固定されている。この状態で板バネ7は、板バネ5よりも弾性変形量が小さくなるように(より好ましくは無変形となるように)プローブ本体2を主にラジアル方向に弾性支持するようハウジング8に固定されている。
具体的には、板バネ5の内輪部52と板バネ7の内輪部72とが重ねられてプローブ本体2に固定されている。更に、板バネ5の外輪部51と板バネ7の外輪部71とがスペーサ11でスラスト方向(Z方向)に所定の間隔Dをあけてハウジング8に固定具12で固定されている。スペーサ11の間隔Dは、板バネ7がほとんど変形していない状態で板バネ5によりプローブ本体2を懸架するように設定される。
これにより、板バネ5は、主に梁部53が弾性変形することで内輪部52が外輪部51よりもスラスト方向(即ち重力方向)の下方に位置するように撓んだ状態で、板バネ7は、ほとんど弾性変形していない状態で、プローブ本体2を支持する。
このとき、板バネ5がプローブ本体2を懸架する際に負担する荷重は、プローブ本体2が被測定物Wの形状を走査測定する時に板バネ7の負担するスラスト方向の荷重が0となるように決めることが好ましい。このため、板バネ5にかかる荷重が、プローブ本体2及びターゲットミラー4の荷重から被測定物Wへの押圧力を減じた値になるように、ハウジング8への板バネ5及び板バネ7の固定位置(スペーサ11の間隔D)を予め計算して決めておけばよい。
一方で、板バネ5は、板バネ7と同じ場所で、重ねてプローブ本体2に連結されている。板バネ5と板バネ7とを同じ箇所で連結することで、板バネ5と板バネ7とをそれぞれ別の箇所で連結する場合よりも、板バネ5と板バネ7とのプローブ本体2への接続箇所を節約することができ、プローブ本体2をより簡素な構成とすることができる。
実際には、プローブ1が被測定物Wの形状を走査測定する時に板バネ7の負担するスラスト方向の荷重を0とするのは困難であり、ある程度の範囲内に収まるように板バネ5と板バネ7との固定位置を決めることが好ましい。また、荷重を測定するよりも、予め求めておいた板バネ5と板バネ7のバネ定数を用いて、撓み量(弾性変形量)を測定することで、板バネ7への荷重の指標としてもよい。例えば、板バネ7の撓み量が500[μm]以下となるように、ハウジング8に対する板バネ5と板バネ7の固定位置を決めればよい。
プローブ本体2を、被測定物Wの表面に沿って走査するときには、ターゲットミラー4とハウジング8との距離Zpと、板バネ5,7による合計のスラスト方向の剛性kzとの積が、プローブ本体2の被測定物Wに対する押圧力Fzとなる。この押圧力Fzが一定となる、即ち距離Zpが一定となるようにハウジング8をZ軸方向に移動させるフィードバック制御を行っている。このことにより、プローブ本体2の変形を抑えて被測定物Wの形状を走査測定することができる。
以上、本実施形態によれば、プローブ本体2が板バネ5によってスラスト方向に懸架されることで、板バネ7のプローブ本体2の荷重に伴う弾性変形(撓み)が低減される。これにより、板バネ7の弾性変形に伴うプローブ本体2のラジアル方向の支持剛性の低下を防ぐことができ、被測定物Wの表面を走査するときのプローブ本体2の先端球6のラジアル方向の横ずれ量を低減することができる。従って、空気軸受けを用いる必要がないので、コストダウンを図ることができ、また、プローブ本体2のラジアル方向の横ずれに伴う被測定物Wの表面形状の測定誤差を低減させることができるので、被測定物Wの表面を高精度に測定することができる。
また、本実施形態によれば、プローブ本体2及びターゲットミラー4の荷重から押圧力分の荷重を減じた荷重を相殺するように、板バネ5によってスラスト方向にプローブ本体2を懸架することにより、板バネ7の変形が効果的に抑制される。これにより、板バネ7によるラジアル方向の支持剛性を最大に発揮できる状態を維持することが可能になり、プローブ本体2の横ずれ量を低減することが可能である。しかも、第1の弾性支持体についても板バネ5で実現可能であり、簡素な機構となるのでコストが低減する。また、板バネ5と板バネ7とは、同じ板バネ部材を用いて製造することができるので、更にコストを削減することができる。
また、板バネ7が、外輪部71、内輪部72及び3つ以上の梁部73で形成されているので、ラジアル方向(XY軸方向)の剛性が均一となり、プローブ本体2を安定して支持することができる。板バネ5についても、プローブ本体2を安定して支持することができる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
上記実施形態では、第1の弾性支持体が板バネ5である場合について説明したが、これに限定するものではなく、第1の弾性支持体がプローブ本体2をスラスト方向に懸架するコイルばねであってもよい。また、第1の弾性支持体としての板バネ5が複数ある場合について説明したが、1つであってもよい。
また、上記実施形態では、ハウジング8と支持体9とが別体に構成されていてねじ等の締結具で固定する場合について説明したが、ハウジング8と支持体9とが一体に成形されていてもよい。