JP6395317B2 - Sliding door guide rail with door pocket and construction method of sliding door with door pocket - Google Patents
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Description
本発明は、吊車式のランナーを備えた戸袋付引戸のガイドレールと、戸袋付引戸の施工方法に関する。 The present invention relates to a guide rail for a sliding door with a door pocket provided with a suspended wheel runner and a construction method for the sliding door with a door pocket.
戸袋付引戸の施工時には、ランナーが組まれた状態のガイドレールを開口枠の上枠に固定し、各ランナーに戸パネルを連結して吊込んだのち、戸袋壁を戸袋枠に固定して戸袋を仕上げることが多い。こうした戸袋付引戸において、ガイドレールに組込んだランナーや、自閉装置およびダンパー等のメンテナンスを行う場合には、戸袋壁を取外し、さらにガイドレールを上枠から分離する必要があり、メンテナンスが終了したら戸袋壁を再び固定しなければならず、一連の作業に多くの手間が掛かっていた。これは、ガイドレールが断面C字状に形成してあるため、ガイドレールを開口枠から取り外してからでないと、ランナーや、自閉装置およびダンパー等のメンテナンスを行えないからである。 At the time of construction of sliding doors with door pockets, the guide rails with runners assembled are fixed to the upper frame of the opening frame, the door panel is connected to each runner and suspended, and then the door pocket wall is fixed to the door pocket frame. Often finishes. In such sliding doors with door pockets, when performing maintenance on runners built in guide rails, self-closing devices, dampers, etc., it is necessary to remove the door pocket wall and separate the guide rails from the upper frame. Then, the door pocket wall had to be fixed again, and it took a lot of work for a series of work. This is because, since the guide rail is formed in a C-shaped cross section, the runner, the self-closing device, the damper, and the like cannot be maintained unless the guide rail is removed from the opening frame.
上記のようなメンテナンスをより少ない手間で行うために、特許文献1の引戸においては、開口枠の上部にガイドレールの前面を覆う金属板製の蓋板(点検蓋)を配置して、必要時に蓋板を開放して、ランナーや自閉装置のメンテナンスを行えるようにしている。また、ガイドレールは、戸袋の内奥の補助竪枠と閉じ側竪枠に固定した一対の受金具で支持してあるので、閉じ側竪枠に固定した受金具を取外したのち、ガイドレールを開口枠の対角線に沿って斜めに傾斜させた状態で取外すことができる。なお、ガイドレールは断面L字状に構成してあるので、ガイドレールを固定したのちであっても、ランナーをレールに吊掛けることができる。
In order to perform the above maintenance with less effort, in the sliding door of
特許文献2においては、ガイドレールを戸袋側レールと開口部側レールで構成して、その着脱を容易化している。また、開口枠の上部には金属板製の点検蓋が着脱可能に設けてあり、点検蓋を取り外すことにより、ダンパーや戸車(ランナー)のメンテナンスを行うことができる。戸袋側レールの縦壁部分には予め係合部材が固定してあり、この係合部材の弾性係合片を、戸袋内部に固定した受け部材に差込み係合した状態で、開口面に臨む戸袋側レールの端部をビスで締結固定している。特許文献2のガイドレールは、特許文献1のガイドレールと同様に断面L字状に形成してある。
In
特許文献2の戸袋側レールの取付け構造と同様のレール取付け構造は、特許文献3にも開示されている。そこでは、断面C字状のガイドレールの上壁の3個所に、鍵穴状の取付け孔が形成してあり、この取付け孔を上横枠にねじ込んだ連結ビスの頭部に差込み係合したうえで、開口面に露出するレール壁を締結ビスで抜外れ不能に固定している。
A rail mounting structure similar to that of the door side rail in
特許文献1および特許文献2では、開口枠の上部に金属板製の点検蓋を設けて、戸パネルを吊込んだ状態のままでランナー等のメンテナンスを容易化している。しかし、金属板製の点検蓋は、開口枠の周囲壁の質感や色合と異なるため、意匠的に違和感を与えやすく、室内の雰囲気を損ないやすい。
In
その点、特許文献3においては、開口脇の周囲が壁ボードで覆われるので、意匠的に違和感を与えることはなく、室内の雰囲気が損なわれることもない。また、ガイドレールの全体を長手方向へスライド操作して、その鍵穴状の取付け孔をビスの頭部に係脱して開口枠に対して着脱できるので、施工後におけるランナーなどのメンテナンスを簡便に行える。しかし、施工時には取付け孔の隣接ピッチに対応して、連結ビスを上横枠にねじ込んだうえで、ガイドレールを連結ビスに差込み係合する必要があるので、ガイドレールの取付けに手間が掛かる。また、3個以上の連結ビスが一直線上にねじ込まれていない場合に、ガイドレールを連結ビスに装着できなくなるため、連結ビスのねじ込み作業を入念に行う必要があり、その分だけ余分な手間が掛かる。
In that respect, in
戸袋付引戸を施工する場合には、長めのガイドレールを用意しておき、施工現場で必要な長さに切断して装着するか、予め施工現場に適合したガイドレールを特注しておいて装着することが多い。前者の施工形態の場合には、施工後にガイドレールを取外し可能とする場合に、先に説明したように連結ビス等のねじ込み作業を入念に行う必要がある。また、ガイドレールを特注する場合には、施工現場ごとに専用のガイドレールを用意する必要があるので、ガイドレールのコストが嵩むのを避けられない。さらに、建物躯体の仕上がり寸法に応じてガイドレールの長さを微調整したい場合に、余分な手間が掛かる。 When constructing a sliding door with a door pocket, prepare a long guide rail and cut it to the required length at the construction site or install it by customizing a guide rail suitable for the construction site in advance. Often to do. In the case of the former construction mode, when the guide rail can be removed after construction, it is necessary to carefully perform the screwing operation of the connecting screw or the like as described above. In addition, when customizing the guide rail, it is necessary to prepare a dedicated guide rail for each construction site, and thus it is inevitable that the cost of the guide rail increases. Furthermore, extra effort is required when it is desired to finely adjust the length of the guide rail according to the finished dimensions of the building frame.
本発明の戸袋付引戸においては、ガイドレールの内部に吊車型のランナーを配置し、さらにガイドレールと戸パネルとの間に自閉装置やダンパーを配置する場合があるが、こうした多機能型の引戸の場合には、施工作業やメンテナンス作業が煩雑になりやすい。断面がC字形のガイドレールの場合には、ガイドレールを開口枠に締結してしまうと、ランナー、自閉装置、およびダンパーをガイドレールに収容できなくなる。そのため、ランナー、自閉装置、およびダンパーはガイドレールに予め仮組みしておく必要があり、この状態のガイドレールを開口枠に締結したうえで、戸パネルをガイドレールに吊込まねばならず、一人の作業者だけで施工するのは著しく困難となる。 In the sliding door with a door pocket of the present invention, a suspended runner type runner may be disposed inside the guide rail, and a self-closing device or a damper may be disposed between the guide rail and the door panel. In the case of a sliding door, construction work and maintenance work tend to be complicated. In the case of a guide rail having a C-shaped cross section, if the guide rail is fastened to the opening frame, the runner, the self-closing device, and the damper cannot be accommodated in the guide rail. Therefore, the runner, the self-closing device, and the damper need to be temporarily assembled to the guide rail in advance, and after fastening the guide rail in this state to the opening frame, the door panel must be hung on the guide rail, It is extremely difficult to perform construction with only one worker.
本発明の目的は、施工時におけるガイドレールの組付けを正確にしかも簡便に行えるうえ、施工後のガイドレールの着脱を迅速に行って、メンテナンス作業に要する手間を軽減できる戸袋付引戸に好適なガイドレールを提供することにある。
本発明の目的は、ガイドレールの取付けから戸パネルの吊込みに至る一連の施工作業やメンテナンス作業を一人の作業者のみで正確にしかも簡便に行って、施工及びメンテナンスに要する手間と費用を削減できる戸袋付引戸の施工方法を提供することにある。
本発明の目的は、ランナー以外に動力ユニットやダンパー等が組込まれる多機能な引戸であっても、一連の施工作業やメンテナンス作業を、一人の作業者のみで的確に行うことができる戸袋付引戸の施工方法を提供することにある。
The object of the present invention is suitable for sliding doors with door pockets that can be assembled accurately and simply during construction, and can be quickly attached and detached after construction to reduce labor required for maintenance work. To provide a guide rail.
The purpose of the present invention is to perform a series of construction work and maintenance work from the installation of the guide rail to the suspension of the door panel accurately and simply by one worker, thereby reducing the labor and cost required for construction and maintenance. The object is to provide a method for constructing a sliding door with a door pocket.
The object of the present invention is a sliding door with a door pocket, which can perform a series of construction work and maintenance work accurately only by one worker even if it is a multifunctional sliding door in which a power unit or a damper is incorporated in addition to the runner. It is to provide a construction method.
本発明は、開口枠1と、開口枠1の上枠8に固定されるガイドレール2と、ガイドレール2で走行案内される複数のランナー13と、ランナー13で開閉自在に支持される戸パネル3を備え、開口枠1の一側に戸パネル3を収容する戸袋4が設けてある戸袋付引戸のガイドレールに係る。図1に示すようにガイドレール2は、開口枠1の上枠8にビス47で締結固定される複数個のレールブラケット43で係合支持されている。ガイドレール2の上壁2cの複数個所には、レールブラケット43に対応する連結穴49と、前記ビス47用の工具穴50が形成してある。図7に示すようにレールブラケット43は、連結穴49と着脱可能に係合する連結爪46と、開口枠1の上枠8にビス47で締結固定される締結座45を一体に備えている。レールブラケット43は、予め連結爪46が連結穴49に係合する状態でガイドレール2に連結されて、ガイドレール2とレールブラケット43の両者にわたって設けた保持体53で脱落不能に保持固定してあることを特徴とする。
The present invention relates to an
図13および図14に示すように、レールブラケット43は、締結座45と一体に折曲げ形成される連結爪46と、連結爪46の周囲を囲む状態で形成した締結座45を備えている。締結座45に設けた複数のビス穴48に挿通したビス47を開口枠1の上枠8にねじ込んで、レールブラケット43を上枠8に締結固定する。
As shown in FIGS. 13 and 14, the
図9に示すように、ガイドレール2の全長L1は、閉じ端側の側枠6と、上枠8と、戸袋4の出入口11に設けた中間枠9で囲まれた開口空間の対角長さL2より短く設定する。ガイドレール2をスライド不能に固定するレール固定ビス44を取外した状態で、ガイドレール2を所定の方向へ向かってスライド操作することにより、ガイドレール2をレールブラケット43から分離して、開口空間から出し入れする。
As shown in FIG. 9, the total length L <b> 1 of the
保持体は、ガイドレール2とレールブラケット43にわたって貼付けた保持シート53で構成する(図7参照)。
The holding body is configured by a
保持体は、連結穴49に圧嵌装着されてレールブラケット43の移動を規制するキャップ体53で構成する(図16参照)。
The holding body is configured by a
保持体は、ガイドレール2の上壁2cと、同壁2cに接合する締結座45を接着する接着体53で構成する。
The holding body is composed of an
本発明に係る戸袋付引戸の施工方法は、開口枠1と、開口枠1の上枠8に固定されるガイドレール2と、ガイドレール2で走行案内される複数のランナー13と、ランナー13で吊持されてガイドレール2に沿って開閉移動する戸パネル3を備え,開口枠1の一側に戸パネル3を収容する戸袋4が設けてある引戸を対象とする。戸袋付引戸の施工方法においては、レールブラケット43の連結爪46がガイドレール2の連結穴49に連結されて、保持体53で脱落不能に保持固定してあるガイドレール2に、ランナー13を仮組みする過程と、ガイドレール2に連結されたレールブラケット43の締結座45を開口枠1の上枠8にあてがって、締結座45をビス47で開口枠1の上枠8に締結固定する過程と、ガイドレール2を開口枠1の上枠8にねじ込んだレール固定ビス44で移動不能に固定する過程と、戸パネル3の下部を床面側に設けた振止め体15に係合しながら起立させて、ランナー13と戸パネル3を連結して、戸パネル3をガイドレール2に吊込む過程を経て施工を行う。
The construction method of a sliding door with a door pocket according to the present invention includes an
上記の戸袋付引戸の施工方法において、引戸がガイドレール2と戸パネル3の間に、戸パネル3の閉じ動作を支援し、急閉止を制動する自閉装置が設けてある多機能型の戸袋付引戸である場合には、レールブラケット43の連結爪46がガイドレール2の連結穴49に連結されて、保持体53で脱落不能に保持固定してあるガイドレール2に、ランナー13と自閉装置のダンパー22を仮組みする過程と、ガイドレール2に連結されたレールブラケット43の締結座45を開口枠1の上枠8にあてがって、締結座45をビス47で開口枠1の上枠8に締結固定する過程と、ガイドレール2を開口枠1の上枠8にねじ込んだレール固定ビス44で移動不能に固定する過程と、自閉装置の動力ユニット21から繰出したワイヤー24を連結するための取付け金具29をガイドレール2に締結固定し、同金具29にワイヤー24の繰出し端を連結する過程と、戸パネル3を床面側に設けた振止め体15に係合しながら起立させて、動力ユニット21を戸パネル3に設けた連結枠28に係合連結する過程と、ランナー13と戸パネル3を連結することにより、戸パネル3をガイドレール2に吊込む過程を経て施工を行う。
In the above construction method of the sliding door with door pocket, the sliding door is provided between the
上記の戸袋付引戸の施工方法においては、開口枠1の計測値を基準にしてガイドレール2のレール長さを決定し、閉じ端側を基準にして、ガイドレール2の戸袋4の内奥側の端部を決定したレール長さ位置で切断する過程を備えることができ、前記過程の後に、ガイドレール2に、ランナー13を仮組みするとよい。
In the construction method of the sliding door with the door pocket described above, the rail length of the
本発明に係る戸袋付引戸のガイドレールにおいては、ガイドレール2を上枠8に締結固定したレールブラケット43で係合支持するようにした。レールブラケット43は、連結爪46と締結座45を一体に備えており、予め連結爪46をガイドレール2の連結穴49に係合した状態で、保持体53で脱落不能に保持固定するようにした。こうしたガイドレール2を開口枠1の上枠8に締結固定する際には、ガイドレール2に保持固定された状態のレールブラケット43をビス47で上枠8に締結することにより、ガイドレール2を上枠8に固定することができる。また、ガイドレール2で位置決めされた状態のレールブラケット43をビス47で締結するので、レールブラケット43の締結位置および締結姿勢を常に適正なものとして、ガイドレール2の組付けを正確にしかも簡便に行える。以上のように、本発明のガイドレール2によれば、予めガイドレール2に組付けておいたレールブラケット43を締結するだけで、ガイドレール2を正確にしかも簡便に組むことができるので、従来のガイドレールの組付け構造に比べて、施工の手間と時間を著しく省いて施工に要するコストを削減できる。
In the guide rail of the door with sliding door according to the present invention, the
連結爪46と、連結爪46の周囲を囲む状態で形成した締結座45で構成したレールブラケット43によれば、上枠8に対する締結座45の接合面積を大きくでき、さらに締結座45の複数個所をビス47で締結するので、レールブラケット43を上枠8に対してより強固に締結固定できる。また、上枠8に対する締結座45の接合面積が大きいので、ビス47がねじ込みトルクの大きな電動ドライバーで捻込み操作される場合でも、締結座45が上枠8にめり込むのを防止できる。従って、レールブラケット43を上枠8に適正な姿勢で締結して、ガイドレール2の組付けをさらに正確に行える。
According to the
ガイドレール2の全長L1が開口空間の対角長さL2より短く設定してあると、レール固定ビス44を取外した状態で、ガイドレール2を例えば戸袋4の内奥へ向かってスライド操作することにより、ガイドレール2をレールブラケット43から分離できる。また、レールブラケット43から分離したガイドレール2を、開口空間の対角線に沿って傾斜させることにより、ガイドレール2を開口枠1に対して自由に出し入れできる。従って、戸袋4を備えている引戸でありながら、施工後のガイドレール2の着脱を迅速に行って、メンテナンス作業に要する手間を軽減できる。
When the total length L1 of the
保持体が保持シート53で構成してあると、連結爪46を連結穴49に連結した状態で、ガイドレール2とレールブラケット43にわたって保持シート53を貼付けるだけで、レールブラケット43を脱落不能に保持固定できる。また、コストが少なくて済み、さらに保持シート53を貼付けるだけの単純な作業でレールブラケット43を保持固定できるので、レールブラケット43をガイドレール2に保持固定するための費用を削減できる。さらに、施工後にガイドレール2をレールブラケット43から取外す場合には、単にガイドレール2をスライド操作するだけで、保持シート53を破断させて同シート53による拘束を解除できるので、保持シート53を除去するなどの手間をかける必要もなく、ガイドレール2を速やかにレールブラケット43から分離できる。
When the holding body is constituted by the holding
保持体がキャップ体53で構成してあると、キャップ体53を連結穴49に圧嵌装着するだけで、連結穴49に連結した状態のレールブラケット43を脱落不能に保持固定できる。連結穴49に連結したレールブラケット43が分離する向きに動くのを、連結穴49に圧嵌装着したキャップ体53で機械的に防止するので、ガイドレール2に振動や衝撃が作用するような場合でも、レールブラケット43が脱落するのを確実に防止して信頼性を向上できる。また、キャップ体53は、レールブラケット43を上枠8に締結したのち連結穴49から取外されるので、ガイドレール2を戸袋4の内奥端へ向かってスライド操作するときの抵抗を小さくして、メンテナンス時のガイドレール2の取外し作業をさらに簡便に行える。
When the holding body is constituted by the
保持体が接着剤や両面テープなどの接着体53で構成してあると、レールブラケット43のガイドレール2に対する保持固定をさらに簡便に行って、レールブラケット43をガイドレール2に保持固定するための費用を削減できる。また、接着体53の使用量を加減することで、レールブラケット43の固定強度を加減できるので、大きさや構造の違いに応じた好適な固定強度でレールブラケット43を保持固定できる。
When the holding body is composed of an
本発明に係る戸袋付引戸の施工方法においては、レールブラケット43が保持体53で脱落不能に保持固定してあるガイドレール2に、ランナー13を仮組みしたのち、ガイドレール2とレールブラケット43を開口枠1の上枠8にあてがって、締結座45をビス47で開口枠1の上枠8に締結固定する。次に、戸パネル3の下部を床面側に設けた振止め体15に係合しながら起立させて、ランナー13と戸パネル3を連結して戸パネル3をガイドレール2に吊込む。こうした施工方法によれば、ガイドレール2の取付けから戸パネル3の吊込みに至る一連の施工作業を一人の作業者のみで正確にしかも簡便に行うことができるので、施工に要する手間と費用を削減して、施工費用を節約できる。また、施工時の手順の逆の手順に従うことにより、戸パネル3をガイドレール2から分離し、さらにガイドレール2をレールブラケット43から分離して、ランナー13を取外すことができるので、メンテナンス作業を一人の作業者のみで正確にしかも簡便に行って、メンテナンスに要する手間と費用を削減できる。
In the construction method of the sliding door with a door pocket according to the present invention, after the
引戸がガイドレール2と戸パネル3の間に自閉装置が設けてある戸袋付引戸の場合には、ガイドレール2に、ランナー13とダンパー22を仮組みしたのち、ガイドレール2とレールブラケット43を開口枠1の上枠8にあてがって、締結座45をビス47で開口枠1の上枠8に締結固定し、レール固定ビス44で移動不能に固定する。次に、取付け金具29をガイドレール2に締結固定し、同金具29に動力ユニット21から繰出したワイヤー24の繰出し端を連結する。この後、戸パネル3を床面側に設けた振止め体15に係合しながら起立させて、動力ユニット21を戸パネル3に設けた連結枠28に係合連結する。最後に、ランナー13と戸パネル3を連結することにより、戸パネル3をガイドレール2に吊込む。こうした施工方法によれば、ランナー13以外に動力ユニット21やダンパー22等が組込まれる多機能な引戸であっても、一連の施工作業を一人の作業者のみで的確に行うことができるので、施工に要する手間と費用を削減して、施工費用を節約できる。また、施工時の手順の逆の手順に従うことにより、戸パネル3をガイドレール2から分離し、動力ユニット21を戸パネル3とガイドレール2から分離し、さらにガイドレール2をレールブラケット43から分離して、ランナー13およびダンパー22を取外すことができるので、メンテナンス作業を一人の作業者のみで正確にしかも簡便に行って、メンテナンスに要する手間と費用を削減できる。
In the case where the sliding door is a sliding door with a door pocket provided with a self-closing device between the
開口枠1の計測値を基準にしてガイドレール2のレール長さを決定し、閉じ端側を基準にして、ガイドレール2の戸袋4の内奥側の端部を決定したレール長さ位置で切断すると、ガイドレール2の長さを開口枠1の仕上がり寸法に確実に適合させることができる。また、ガイドレール2を施工現場で切断するので、ガイドレールを特注する場合に比べて、ガイドレール2のコストを削減でき、さらに、建物躯体の仕上がり寸法に応じてガイドレール2の長さを微調整できる利点もある。
The rail length of the
(実施例) 図1ないし図12は、本発明に係るガイドレールを、自閉装置を備えた戸袋付引戸に適用した実施例を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図2および図4に示す交差矢印と、矢印の近傍の前後・左右・上下の表記に従う。図2において符号1は開口枠、符号2は開口枠1に固定されるガイドレール、符号3は戸パネルであり、開口枠1の一側には開放操作された戸パネル3を収容する戸袋4が設けてある。長方形状に形成した木質系の戸パネル3にはドアハンドル5が設けてある。開口枠1は閉じ端側の側枠6と、開放端側の側枠7と、両側枠6・7の上端どうしを繋ぐ上枠8を備えており、上枠8に先のガイドレール2が装着してある。戸袋4は、中間枠9と開放端側の側枠7の前後面に戸袋壁10を固定して構成してあり(図6参照)、開口枠1の周囲壁と戸袋壁10は壁の質感や色合いが統一してあって、木質系の戸パネル3と調和するように仕上げてある。前後の中間枠9・9の間が戸袋4の出入口11となる。
(Example) FIGS. 1-12 shows the Example which applied the guide rail which concerns on this invention to the sliding door with a door pocket provided with the self-closing apparatus. In the present invention, “front / rear”, “left / right”, and “upper / lower” follow the crossing arrows shown in FIG. 2 and FIG. In FIG. 2,
戸パネル3はその上部左右に装着したランナー13がガイドレール2で吊下げ支持されており、さらに、パネルの下部に設けた振止め溝14が床面に固定した振止めローラー(振止め体)15で案内支持してあって、ガイドレール2に沿って開閉移動できる。図3および図4に示すようにランナー13は、戸パネル3の上隅のホルダー16に着脱可能に装着されるランナー台17と、前後一対のローラー18を軸支するローラー枠19と、ランナー台17とローラー枠19を連結するランナー軸20などで構成する。
The
任意の位置まで開放操作された戸パネル3を、自動的にゆっくりと閉じ操作するために、戸パネル3とガイドレール2との間に自閉装置を設けている。自閉装置は、戸パネル3を閉じ位置へ向かって移動付勢する動力ユニット21と、ガイドレール2の内部に配置したシリンダー型のエアーダンパー(ダンパー)22で構成する。図3において、動力ユニット21は、ドラムケース23の内部にワイヤー24とぜんまいばね25を巻き込んで構成してあり、ワイヤー24が巻かれたドラムをぜんまいばね25で巻込み付勢する。ワイヤー24は、ステンレス製のワイヤーからなり、その表面にポリアミド樹脂がコーティングしてある。
A self-closing device is provided between the
動力ユニット21の戸パネル3に対する組付けを簡便化するために、ドラムケース23の上部の前後面に連結溝(連結部)26を設け、戸パネル3の上面の装着凹部27に平板状の連結枠28を設けている。図5(a)に示すように、連結枠28には、ドラムケース23を出し入れするための組付穴28aが開口してあり、同穴28aの前後縁の左右に連結溝26に係合する係合爪28bが形成してある。ドラムケース23を組付穴28aに差込んで、図5(a)に向かって左側へスライドすることにより、係合爪28bを連結溝26と係合させて、ドラムケース23を戸パネル3と一体化できる。
In order to simplify the assembly of the
図3に示すようにエアーダンパー22は、シリンダー本体33と、同本体33に対して出入りするピストンロッド34と、図示していない速度コントローラーなどで構成してある。シリンダー本体33は連結金具35を介して閉じ端側のランナー13のローラー枠19に連結してあるので、戸パネル3が開閉するとき、シリンダー本体33はランナー13に同行して移動する。このようなシリンダー本体33の移動を円滑化するために、シリンダー本体33の開放端側に、前後一対のローラー36を支持するローラー枠37を設けて、同枠37でシリンダー本体33を支持している。連結金具35と閉じ端側のローラー枠19、およびローラー枠37とシリンダー本体33は、それぞれリベットで連結してある。
As shown in FIG. 3, the
上記のように、シリンダー本体33の両端を一対のローラー枠19・37で、ガイドレール2から浮き離れた状態で支持すると、シリンダー本体33がランナー13と同行移動するとき、その周面がガイドレール2と擦れあって摩擦抵抗となり、あるいは騒音が発生するのを解消できる。ピストンロッド34の突端とガイドレール2の閉じ端との間に磁石連結具を設ける。磁石連結具は、ピストンロッド34の突端に固定した磁石38とガイドレール2の閉じ端に固定した鉄板39で構成してあり、戸パネル3が閉じ位置から開放途中位置まで開放移動するとき、ピストンロッド34を移動不能に吸着保持する。ローラー枠37の開放端側には、ワイヤー24の中途部を受止めるガイドプーリー40が回転自在に支持してある。
As described above, when both ends of the
図7に示すように、ガイドレール2は前後壁2a・2bと、前後壁2a・2bの上端どうしを繋ぐ上壁2cと、前後壁2a・2bの対向面の下部に張出したレール壁42を一体に備えた断面がC字状のアルミニウム条材からなる。上壁2cの上面の前後縁および上面の中途部2個所には、それぞれ補強リブ2dが突設され、上壁2cの下面にランナー13の遊動を規制する規制リブ2eと、補強リブ2fが設けてある。図3に示すように、ガイドレール2は、開口枠1の上枠8に皿ビス(ビス)47で固定したレールブラケット43に係合支持されて、上枠8にねじ込んだレール固定ビス44で移動不能に固定してある。
As shown in FIG. 7, the
図7に示すようにレールブラケット43は、四角形の締結座45と、締結座45から段落ち状に折曲げられる連結爪46を一体に備えた鋼板製のプレス金具からなり、締結座45には皿ビス47用のビス座(ビス穴)48が形成してある。ガイドレール2の上壁2cには、レールブラケット43の連結爪46に対応して、連結穴49と皿ビス47用の工具穴50が一定間隔おきに形成してある。この実施例では連結穴49を締結座45より僅かに大きな四角形状に形成しており、連結穴49が工具穴50を兼ねるようにした。また、レールブラケット43の設置個数が6個であるとき、12個の連結穴49を上壁2cに形成して、レール長さに応じて最適の連結穴49を利用できるようにした。なお、ガイドレール2の上壁2cには、連結穴49以外に、レール固定ビス44を挿通するためのビス穴や、鉄板39を締結するビス用のビス穴、あるいは取付け金具29を締結するビス30用のビス穴を形成するが、これらのビス穴は、連結穴49をプレス加工で形成する際に同時に形成してある。
As shown in FIG. 7, the
上記の戸袋付引戸において、施工時のガイドレール2の組付けを正確にしかも簡便に行い、さらに施工後のガイドレール2の着脱を迅速に行ってメンテナンス作業を簡便に行うために、レールブラケット43をガイドレール2に組付けた状態で施工できるようにしている。詳しくは、図8に示すように、レールブラケット43の連結爪46を、ガイドレール2の連結穴49の周縁壁の下面側に係合した状態で、レールブラケット43を保持シート(保持体)53でガイドレール2に脱落不能に保持固定して、この状態のガイドレール2を上枠8に組むようにした。保持シート53は、破断しやすい紙製のテープの片面に接着剤を塗付して形成してあり、保持シート53を締結座45の上面から連結穴49の上面側の左右の周縁壁にわたって貼り付けることにより、レールブラケット43を脱落不能に保持固定している。保持シート53で保持固定されたレールブラケット43の締結座45の上面は、補強リブ2dの上端と面一になっている。このように、レールブラケット43を保持シート53で保持固定する作業は、施工現場で行うこともできるが、正確さを確保し、さらに施工の手間を軽減するために工場で行っておくことが好ましい。保持シート53は、マスキングテープなどの、紙をベースにした破断しやすい市販の粘着テープで代替えすることができる。
In the sliding door with a door pocket described above, the
戸袋付引戸の施工時には、建物躯体に一対の側枠6・7と上枠8を固定し、さらに中間枠9を固定する。この状態で両側枠6・7の対向間隔を計測し、ガイドレール2の取外しに必要なスライド寸法と余裕寸法の合計値を、計測値から差引いてレール長さを決定する。ガイドレール2は、閉じ端側を基準にして、戸袋4の内奥側の端部を先のレール長さ位置で切断する。つまり、開口枠1の計測値を基準にしてガイドレール2のレール長さを決定し、閉じ端側を基準にして、ガイドレール2の戸袋4の内奥側の端部を決定したレール長さ位置で切断する。レール長さが調整された状態のガイドレール2の全長L1は、図9に示すように閉じ端側の側枠7と、開口枠1の上枠8と、戸袋4の出入口11に設けた中間枠9で囲まれた開口空間の対角長さL2より僅かに短くなっている。因みに、戸パネル3の左右幅が上下長さに比べて充分に小さい場合には、ガイドレール2の全長L1は対角長さL2より大幅に短くなる。
When constructing the sliding door with a door pocket, the pair of side frames 6 and 7 and the
次に、図10(a)に示すようにレールブラケット43が一体化してあるガイドレール2に、ランナー13のローラー枠19およびランナー台17と、自閉装置のエアーダンパー22を仮組みする。仮組みされたガイドレール2を上枠8にあてがって、図10(b)に示すように、閉じ端側のレール端部を側枠6に接当し、開放端側のレールブラケット43の締結座45を皿ビス47で上枠8に締結固定する。さらに、開口空間に臨むレールブラケット43を締結し、戸袋4内に位置しているレールブラケット43も同様にして締結固定する。
Next, as shown in FIG. 10A, the
このとき、レールブラケット43は、図11に示すようにガイドレール2に保持固定された状態のままで締結されるので、正確に位置決めされた状態で、上枠8に締結固定される。換言すると、ガイドレール2が位置決め治具として機能するので、締結座45を順に皿ビス47で締結するだけで、レールブラケット43の締結位置および締結姿勢を適正に保持して、ガイドレール2の組付けを正確にしかも簡便に行える。また、皿ビス47が電動ドライバーでねじ込まれる際に、連結爪46の段落ち部を連結穴49の前後壁で受止めることができるので、レールブラケット43が締付け力を受けて回転するのを防止して、レールブラケット43の締結をさらに正確に行える。全てのレールブラケット43を締結した状態で、レール固定ビス44を上枠8にねじ込んでガイドレール2をスライド移動不能に固定する。
At this time, since the
上記のようにガイドレール2を上枠8に固定したのち、レールの閉じ端に鉄板39を締結し、さらに、動力ユニット21の取付け金具29をビス30で締結固定して、ワイヤー24の繰出し端の輪奈部分を取付け金具29に連結する。この状態の動力ユニット21は、ぜんまいばね25の付勢力によってワイヤー24がワイヤードラムに巻込まれているので、ガイドレール2の下面にぶら下がった状態となる。この状態で図10(c)に示すように、戸パネル3の振止め溝14を床面側に設けた振止めローラー15に係合しながら起立させて、動力ユニット21を戸パネル3に設けた連結枠28に係合連結する。詳しくは、ドラムケース23を連結枠28の組付穴28aに差込み装着し、左右の連結溝26に係合爪28bを係合することにより、ドラムケース23の側端を組付穴28aの側端壁で受止めて、動力ユニット21を戸パネル3と一体化する。
After the
動力ユニット21を連結したのち、起立している戸パネル3に対して、例えば閉じ端側のランナー台17をホルダー16に差込み連結したのち、開放端側のランナー台17をホルダー16に差込み連結して、戸パネル3をガイドレール2に吊込む。ランナー台17をホルダー16に差込み連結する過程では、ランナー台17に設けたロック解除レバーが、ホルダー16に設けた斜面カムを乗越えてロック姿勢に切換る。従って、ランナー台17をホルダー16に連結した状態では、ランナー台17がホルダー16から分離することはない。以上のように、戸パネル3をガイドレール2に吊込んだのち、戸パネル3を任意の開放位置まで開放し自閉装置の自閉動作を調整したのち、前後の戸袋壁10を側枠7および中間枠9に固定して戸袋4を完成する。ガイドレール2の取付けから戸パネル3の吊込みに至る一連の施工作業は、一人の作業者のみで正確にしかも簡便に行うことができるので、施工に要する手間と費用を削減して、施工費用を節約できる。
After connecting the
施工後、一定期間が経過してランナー13、動力ユニット21、エアーダンパー22の点検や補修を行う場合には、上記の施工手順の逆の手順に従って戸パネル3をガイドレール2から取外し、さらにガイドレール2を上枠8から取外す。まず、左右のランナー台17のロック解除レバーを操作して、ランナー台17をホルダー16から分離したうえで、戸パネル3を持上げて振止め溝14を振止めローラー15から取外す。次に、ドラムケース23を組付穴28aから取外し、ワイヤー24の繰出し端の輪奈部分を取付け金具29から分離して、動力ユニット21を戸パネル3およびガイドレール2から取外す。取外した戸パネル3は、邪魔にならない場所で仮保管する。さらに、取付け金具29および鉄板39を取外したうえで、レール固定ビス44を緩めて、ガイドレール2をスライド可能な状態にする。
When the
上記の状態で、ガイドレール2を戸袋4の内部へ向かってスライド操作すると、図12に示すように保持シート53が破断し、保持シート53による拘束が解除されるので、ガイドレール2を連結爪46に沿ってスライドさせて、上枠8から分離できる。この状態のガイドレール2を開口空間へ向かって下り傾斜させることにより、ランナー13およびエアーダンパー22をガイドレール2から取出すことができる。また、ガイドレール2の全体を、図9に示すように開口空間の対角線に沿うように傾斜させることにより、開口枠1の外へ取出すことができる。このように、全ての部材を分解することにより、ランナー13、動力ユニット21、エアーダンパー22などの機能部品の点検や補修などのメンテナンス作業を的確に行うことができ、必要があれば交換が必要な部品や機能部品を交換して、戸袋付引戸を適正な状態に復旧することができる。
When the
以上説明したように、上記の戸袋付引戸によれば、施工時におけるガイドレール2の組付けを正確にしかも簡便に行えるうえ、施工後のガイドレール2の着脱を迅速に行って、メンテナンス作業に要する手間を大幅に軽減できる。また、ランナー13以外に動力ユニット21やダンパー22等が組込んである多機能な引戸であるにもかかわらず、ガイドレール2の取付けから戸パネル3の吊込みに至る一連の施工作業はもちろん、戸袋壁10を取外す必要もなくメンテナンス作業を一人の作業者のみで正確にしかも簡便に行えるので、施工及びメンテナンスに要する手間と費用を削減できる。
As described above, according to the sliding door with a door pocket described above, the
図13および図14は、それぞれレールブラケット43の別の実施例を示している。図13に示すレールブラケット43は、横長四角形状の締結座45と、締結座45の板面の中央に段落ち状に折曲げ形成した連結爪46でレールブラケット43を構成し、連結爪46の周囲を囲む締結座45の左右にビス座48を形成した。また、図13に向かって右側のビス座48に挿通される皿ビス47をねじ込み操作するために、ガイドレール2の上壁2cに、連結穴49とは別に丸穴状の工具穴50を形成した。レールブラケット43を連結穴49に組付けた状態において、締結座45を上壁2cに密着させるために、中央2個所の補強リブ2dは切除してある。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下に説明する実施例においても同じとする。
13 and 14 show another embodiment of the
上記のように、連結爪46の周囲を囲む状態で締結座45を設けると、上枠8に対する締結座45の接合面積を大きくでき、さらに締結座45の左右を2個の皿ビス47で締結するので、レールブラケット43を上枠8に対してより強固に締結固定できる。また、上枠8に対する締結座45の接合面積が大きいので、皿ビス47がねじ込みトルクの大きな電動ドライバーで捻込み操作される場合でも、締結座45が上枠8にめり込むのを防止できる。従って、レールブラケット43を上枠8に適正な姿勢で締結して、ガイドレール2の組付けをさらに正確に行える。必要があれば、締結座45は2枚以上の保持シート53で保持固定してもよく、その場合には、レールブラケット43をガイドレール2に対して強固に保持固定できるので、施工前のガイドレール2の取扱時に、レールブラケット43がガイドレール2から分離するのをよく防止できる。
As described above, when the
図14に示すレールブラケット43は、略正方形状の締結座45と、締結座45の板面の中央に段落ち状に折曲げ形成した連結爪46でレールブラケット43を構成し、連結爪46の周囲を囲む締結座45の左一側に前後一対のビス座48を形成した。このように、ビス座48を締結座45の左一側に設けると、余分に工具穴50を形成する必要がないので、その分だけガイドレール2の加工に要するコストを節約できる。また前後に隣接する皿ビス47を連結穴49内でねじ込み操作すればよいので、皿ビス47によるレールブラケット43の締結を迅速に行える。
The
上記の実施例では、保持シート53でレールブラケット43をガイドレール2に保持固定したがその必要はなく、レールブラケット43とガイドレール2の接合面同士を接着して、レールブラケット43をガイドレール2に保持固定することができる。その場合の接着剤(接着体)は、レールブラケット43とガイドレール2のいずれか一方に塗付してあれば足り、ガイドレール2が戸袋4の内奥端へ向かってスライド操作されるとき、接着層が破断される程度の接着強度を発揮できればよい。また、同様の接着強度を発揮する両面テープ(接着体)を保持体53にして、レールブラケット43をガイドレール2に保持固定することができる。
In the above embodiment, the
図15および図16は保持体53の別の実施例を示している。この実施例では、保持体53をプラスチック成形品からなるキャップ体で形成した。キャップ体53は、レールブラケット43の連結爪46の下面を覆うベース壁54と、ベース壁54から起立する3個のリブ体55と、ベース壁54の左半部の前後縁から起立する弾性係合爪56を一体に備えている。ベース壁54には逃げ溝57が形成してある。レールブラケット43の連結爪46を連結穴49に係合した状態で、キャップ体53をレールブラケット43の下面にあてがい、さらに前後の弾性係合爪56を連結穴49の前後縁の上面に圧嵌装着することにより、レールブラケット43をガイドレール2に保持固定できる。弾性係合爪56を連結穴49に対して確実に係合させるために、締結座45の前後幅は、連結穴49の前後幅から弾性係合爪56の厚み寸法を差引いた寸法に設定してある。キャップ体53を連結穴49に圧嵌装着した状態では、連結爪46の段落ち壁が連結穴49の右内周面に押付けられ、弾性係合爪56の左側端が連結穴49の左内周面で受止められるので、レールブラケット43を分離不能に保持固定できる。この実施例のキャップ体53は、レールブラケット43を皿ビス47で締結したのち連結穴49から取外されて、ガイドレール2のスライド操作を可能にする。
15 and 16 show another embodiment of the holding
上記のようにプラスチック成形品からなるキャップ体53は、工場出荷時にガイドレール2に装着しておくのが好ましいが、その必要はなく、施工現場でレールブラケット43とキャップ体53を連結穴49に装着してから、レールブラケット43を上枠8に締結してもよい。この実施例のキャップ体53は、レールブラケット43を上枠8に締結したのち連結穴49から取外すので、ガイドレール2を戸袋4の内奥端へ向かってスライド操作するときの抵抗を小さくして、メンテナンス時のガイドレール2の取外し作業をさらに簡便に行える。
As described above, the
図17および図18は保持体53のさらに別の実施例を示している。そこでは、保持体53をゴム成形品で帯状に形成した。保持体53は、連結爪46の下面に接当するベース壁60を有し、ベース壁60の前後端に突っ張り腕61を突設し、ベース壁60の上面中央に補強リブ2fと係合する一対の挟持リブ62を突設して構成してある。保持体53をガイドレール2の内面に装着した状態では、連結爪46の下面をベース壁60で支持し、連結爪46の前後面を弾性変形した挟持リブ62で挟持して、レールブラケット43を脱落不能に保持固定している。連結爪46の先端は下向きに曲げてあるので、この折り曲げ基部をベース壁60で受止めることにより、レールブラケット43が分離方向へ移動するのを規制できる。突っ張り腕61はガイドレール2の前後壁2a・2bに密着して、突っ張り腕61と挟持リブ62が協同して保持体53の装着状態を維持している。この実施例の保持体53は、レールブラケット43を皿ビス47で締結したのち、ガイドレール2から取外して、ガイドレール2をスライド操作可能な状態にする。なお、保持体53をガイドレール2の内面に装着する場合には、挟持リブ62を補強リブ2fと連結爪46に圧嵌装着したうえで、突っ張り腕61を前後壁2a・2bに圧嵌装着するとよい。
17 and 18 show still another embodiment of the holding
上記の実施例以外に、ガイドレール2の連結穴49にレールブラケット43の締結座45を組む際に、レールブラケット43の一部を連結穴49の内周面に圧入して、レールブラケット43をガイドレール2に脱落不能に保持固定することができる。その場合には、レールブラケット43の圧入によって塑性変形された連結穴49の周囲壁が保持体53として機能する。もちろん、圧入に伴ってレールブラケット43の一部が塑性変形する場合には、塑性変形したレールブラケット43の変形部分が保持体53として機能する。
In addition to the above embodiment, when the
上記の実施例では、戸袋付引戸が自閉装置を備えた多機能型の引戸である場合について説明したが、本発明の施工方法は自閉装置を備えていない引戸にも適用できる。その場合には、レールブラケット43の連結爪46がガイドレール2の連結穴49に連結されて、保持体53で脱落不能に保持固定してあるガイドレール2に、ランナー13を仮組みする過程と、ガイドレール2に連結されたレールブラケット43の締結座45を開口枠1の上枠8にあてがって、締結座45をビス47で開口枠1の上枠8に締結固定する過程と、ガイドレール2を開口枠1の上枠8にねじ込んだレール固定ビス44で移動不能に固定する過程と、戸パネル3の下部を床面側に設けた振止め体15に係合しながら起立させて、ランナー13と戸パネル3を連結して戸パネル3をガイドレール2に吊込む過程を経て施工するとよい。
In the above embodiment, the case where the sliding door with a door pocket is a multifunctional type sliding door provided with a self-closing device has been described, but the construction method of the present invention can also be applied to a sliding door not provided with a self-closing device. In that case, the
上記の実施例では、レールブラケット43で支持したガイドレール2を戸袋4に向かってスライド操作して、レールブラケット43から取外すようにしたが、ガイドレール2を戸袋4から遠ざかる向きにスライド操作して、レールブラケット43から取外すことができる。その場合には、ガイドレール2の閉じ始端と側枠6との間に、ガイドレール2のスライド操作に必要な隙間を確保しておくとよい。ビス47は皿ビスである必要はなく、ガイドレール2の断面構造に応じて丸小ねじやトラス小ねじなどのビスを適用できる。
In the above embodiment, the
レールブラケット43はプラスチック成形品で形成することができ、その場合には、締結座45や連結爪46とガイドレール2との間に保持体53を設けることができる。例えば、連結爪46の上面に設けた部分球面状の係合突起と、上壁2cに形成した係合穴で保持体53を構成し、連結爪46を連結穴49に連結した状態において、係合突起を係合穴に落ち込み係合させて、レールブラケット43を脱落不能に保持固定することができる。ダンパー22はエアーダンパーである必要はなく、オイルダンパーであってもよい。振れ止め体15はローラーである必要はなく、ピン状に形成してあってもよい。
The
1 開口枠
2 ガイドレール
2c 上壁
3 戸パネル
4 戸袋
6・7 側枠
8 上枠
9 中間枠
13 ランナー
15 振止め体(振止めローラー)
21 動力ユニット
22 ダンパー(エアーダンパー)
43 レールブラケット
44 レール固定ビス
45 締結座
46 連結爪
47 ビス(皿ビス)
48 ビス穴(ビス座)
49 連結穴
50 工具穴
DESCRIPTION OF
21
43
48 Screw hole (screw seat)
49 Connecting
Claims (9)
ガイドレール(2)は、開口枠(1)の上枠(8)にビス(47)で締結固定される複数個のレールブラケット(43)で係合支持されており、
ガイドレール(2)の上壁(2c)の複数個所には、レールブラケット(43)に対応する連結穴(49)と、前記ビス(47)用の工具穴(50)が形成されており、
レールブラケット(43)は、連結穴(49)と着脱可能に係合する連結爪(46)と、開口枠(1)の上枠(8)にビス(47)で締結固定される締結座(45)を一体に備えており、
レールブラケット(43)が、予め連結爪(46)が連結穴(49)に係合する状態でガイドレール(2)に連結されて、ガイドレール(2)とレールブラケット(43)の両者にわたって設けた保持体(53)で脱落不能に保持固定してあることを特徴とする戸袋付引戸のガイドレール。 An opening frame (1), a guide rail (2) fixed to the upper frame (8) of the opening frame (1), a plurality of runners (13) guided by the guide rail (2), and a runner (13 ) Is a guide rail of a sliding door with a door pocket, provided with a door panel (3) supported to be freely opened and closed, and provided with a door pocket (4) for accommodating the door panel (3) on one side of the opening frame (1). ,
The guide rail (2) is engaged and supported by a plurality of rail brackets (43) fastened and fixed by screws (47) to the upper frame (8) of the opening frame (1).
A connecting hole (49) corresponding to the rail bracket (43) and a tool hole (50) for the screw (47) are formed at a plurality of locations on the upper wall (2c) of the guide rail (2).
The rail bracket (43) includes a coupling claw (46) that is detachably engaged with the coupling hole (49), and a fastening seat (fastened to the upper frame (8) of the opening frame (1) by screws (47) ( 45), and
The rail bracket (43) is connected to the guide rail (2) in a state where the connecting claw (46) is engaged with the connecting hole (49) in advance, and is provided over both the guide rail (2) and the rail bracket (43). A guide rail for a sliding door with a door pocket, which is held and fixed by a holding body (53) so as not to fall off.
締結座(45)に設けた複数のビス穴(48)に挿通したビス(47)を開口枠(1)の上枠(8)にねじ込んで、レールブラケット(43)が上枠(8)に締結固定してある請求項1に記載の戸袋付引戸のガイドレール。 The rail bracket (43) includes a connection claw (46) formed by bending integrally with the fastening seat (45), and a fastening seat (45) formed so as to surround the connection claw (46).
Screws (47) inserted through a plurality of screw holes (48) provided in the fastening seat (45) are screwed into the upper frame (8) of the opening frame (1), and the rail bracket (43) is attached to the upper frame (8). The guide rail of the sliding door with a door pocket of Claim 1 currently fastened and fixed.
ガイドレール(2)をスライド不能に固定するレール固定ビス(44)を取外した状態で、ガイドレール(2)を所定の方向へスライド操作することにより、ガイドレール(2)をレールブラケット(43)から分離して、開口空間から出し入れできる請求項1または2に記載の戸袋付引戸のガイドレール。 The entire length (L1) of the guide rail (2) is surrounded by a side frame (6) on the closed end side, an upper frame (8), and an intermediate frame (9) provided at the doorway (11) of the door pocket (4). Set to be shorter than the diagonal length (L2) of the open space,
By sliding the guide rail (2) in a predetermined direction with the rail fixing screw (44) for fixing the guide rail (2) non-slidable removed, the guide rail (2) is attached to the rail bracket (43). The guide rail of the sliding door with a door pocket of Claim 1 or 2 which can isolate | separate from and can take in and out from opening space.
レールブラケット(43)の連結爪(46)がガイドレール(2)の連結穴(49)に連結されて、保持体(53)で脱落不能に保持固定してあるガイドレール(2)に、ランナー(13)を仮組みする過程と、
ガイドレール(2)に連結されたレールブラケット(43)の締結座(45)を開口枠(1)の上枠(8)にあてがって、締結座(45)をビス(47)で開口枠(1)の上枠(8)に締結固定する過程と、
ガイドレール(2)を開口枠(1)の上枠(8)にねじ込んだレール固定ビス(44)で移動不能に固定する過程と、
戸パネル(3)の下部を床面側に設けた振止め体(15)に係合しながら起立させて、ランナー(13)と戸パネル(3)を連結して、戸パネル(3)をガイドレール(2)に吊込む過程とからなる戸袋付引戸の施工方法。 An opening frame (1), a guide rail (2) fixed to the upper frame (8) of the opening frame (1), a plurality of runners (13) guided by the guide rail (2), and a runner (13 ) And a door panel (3) that opens and closes along the guide rail (2). A door pocket (4) that houses the door panel (3) is provided on one side of the opening frame (1). A construction method for sliding doors with door pockets,
The connection claw (46) of the rail bracket (43) is connected to the connection hole (49) of the guide rail (2), and the runner is attached to the guide rail (2) which is held and fixed by the holding body (53) so as not to fall off. The process of temporarily assembling (13);
The fastening seat (45) of the rail bracket (43) connected to the guide rail (2) is applied to the upper frame (8) of the opening frame (1), and the fastening seat (45) is opened with the screw (47) ( 1) fastening and fixing to the upper frame (8);
Fixing the guide rail (2) immovably with a rail fixing screw (44) screwed into the upper frame (8) of the opening frame (1);
The lower part of the door panel (3) is erected while engaging the anti-vibration body (15) provided on the floor side, the runner (13) and the door panel (3) are connected, and the door panel (3) is attached. The construction method of the sliding door with a door pocket which consists of the process suspended in a guide rail (2).
レールブラケット(43)の連結爪(46)がガイドレール(2)の連結穴(49)に連結されて、保持体(53)で脱落不能に保持固定してあるガイドレール(2)に、ランナー(13)と自閉装置のダンパー(22)を仮組みする過程と、
ガイドレール(2)に連結されたレールブラケット(43)の締結座(45)を開口枠(1)の上枠(8)にあてがって、締結座(45)をビス(47)で開口枠(1)の上枠(8)に締結固定する過程と、
ガイドレール(2)を開口枠(1)の上枠(8)にねじ込んだレール固定ビス(44)で移動不能に固定する過程と、
自閉装置の動力ユニット(21)から繰出したワイヤー(24)を連結するための取付け金具(29)をガイドレール(2)に締結固定し、同金具(29)にワイヤー(24)の繰出し端を連結する過程と、
戸パネル(3)を床面側に設けた振止め体(15)に係合しながら起立させて、動力ユニット(21)を戸パネル(3)に設けた連結枠(28)に係合連結する過程と、
ランナー(13)と戸パネル(3)を連結することにより、戸パネル(3)をガイドレール(2)に吊込む過程とからなる請求項7に記載の戸袋付引戸の施工方法。 Between the guide rail (2) and the door panel (3), it is a construction method of a sliding door with a door pocket provided with a self-closing device that supports the closing operation of the door panel (3) and brakes the sudden closing,
The connection claw (46) of the rail bracket (43) is connected to the connection hole (49) of the guide rail (2), and the runner is attached to the guide rail (2) which is held and fixed by the holding body (53) so as not to fall off. (13) and the process of temporarily assembling the damper (22) of the self-closing device;
The fastening seat (45) of the rail bracket (43) connected to the guide rail (2) is applied to the upper frame (8) of the opening frame (1), and the fastening seat (45) is opened with the screw (47) ( 1) fastening and fixing to the upper frame (8);
Fixing the guide rail (2) immovably with a rail fixing screw (44) screwed into the upper frame (8) of the opening frame (1);
A mounting bracket (29) for connecting the wire (24) fed from the power unit (21) of the self-closing device is fastened and fixed to the guide rail (2), and the feeding end of the wire (24) is fixed to the fitting (29). The process of connecting
The door panel (3) is erected while being engaged with the anti-vibration body (15) provided on the floor side, and the power unit (21) is engaged and connected to the connecting frame (28) provided on the door panel (3). The process of
The construction method of the sliding door with a door pocket of Claim 7 which consists of a process which hangs a door panel (3) on a guide rail (2) by connecting a runner (13) and a door panel (3).
上記過程の後に、ガイドレール(2)に、ランナー(13)を仮組みする請求項7または8に記載の戸袋付引戸の施工方法。 The rail length of the guide rail (2) is determined on the basis of the measurement value of the opening frame (1), and the end of the inner side of the door pocket (4) of the guide rail (2) on the basis of the closed end side Is provided with a process of cutting at the determined rail length position,
The construction method of the sliding door with a door pocket of Claim 7 or 8 which temporarily assembles a runner (13) to a guide rail (2) after the said process.
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