JP6394506B2 - モルタル塗布用ノズル、モルタル塗布用アーム型ロボット、およびモルタル塗布方法 - Google Patents
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Description
また、本発明は、前記モルタル塗布用ノズルを備えるモルタル塗布用アーム型ロボット、および前記モルタル塗布用ノズルを使用して行うモルタル塗布方法に関するものである。
しかし、上述したように、コークス炉は複雑な形状の定型耐火物を組み合わせて建設されるため、特許文献1、2に記載されているような従来のモルタル塗布装置では、定型耐火物の表面に均一にモルタルを塗布することは困難である。
さらに、本発明は、前記モルタル塗布用ノズルを備えるモルタル塗布用アーム型ロボット、および前記モルタル塗布用ノズルを使用して行うモルタル塗布方法を提供することを目的とする。
1.モルタル塗布用ノズルであって、
互いに対向する一組の主面と、互いに対向する一組の側面とからなる周側面と、
ノズル先端面と、
前記ノズル先端面に設けられたモルタル吐出用スリットを有し、
前記ノズル先端面が、前記一組の側面の一方から他方にかけて傾斜し、かつ
前記ノズル先端面の少なくとも一部が、前記一組の主面の一方から他方にかけて傾斜している、モルタル塗布用ノズル。
前記ノズル先端面の前記主面に対する傾斜角βが、20°以上50°以下である、前記1に記載のモルタル塗布用ノズル。
前記アームの先端に取り付けられたディスペンサと、
前記ディスペンサの先端に取り付けられた前記1または2に記載のモルタル塗布用ノズルとを備える、モルタル塗布用アーム型ロボット。
(a)一組の主面のうち、よりノズル先端側まで延びている主面、
(b)一組の側面のうち、よりノズル先端側まで延びている側面、
(c)先端面。
また、傾斜角βは、次の面(d)上における、面(e)と面(f)とのなす角と定義する。
(d)一組の側面のうち、よりノズル先端側まで延びている側面、
(e)一組の主面のうち、よりノズル先端側まで延びている主面、
(f)先端面のうちの前記一組の主面の一方から他方にかけて傾斜している面。
次に、図面を用いて、本発明の実施形態について具体的に説明する。なお、以降の図面において、共通する部分には同一の番号を付している。
なお、ここでは第1の実施形態のノズルを用いた場合で説明したが、本発明の条件を満たすノズルであれば、上記効果を得られることは言うまでもない。
図7は、本発明の第2の実施形態におけるモルタル塗布用ノズル20の側面概略図である。本実施形態においては、ノズル20の先端面25が単一の傾斜面からなり、モルタル吐出用スリット28は前記傾斜面に設けられている。上記以外の部分については、第1の実施例におけるノズル20と同様である。本発明においては、このようにノズル先端面25の全部を、主面22から主面21にかけて、ノズル先端から遠ざかるように傾斜させることもできる。なお、第2の実施形態におけるノズル20においては、先端面25と主面22のなす角がβとなる。
図8は、本発明の第3の実施形態におけるモルタル塗布用ノズル20の側面概略図である。本実施形態においては、ノズル先端面25が、第1の傾斜面26、第2の傾斜面27、および第3の傾斜面29の2つの面で構成されている。第1の傾斜面26は、第1の実施形態における第1の傾斜面26と同様に、図6において紙面奥側に位置する側面(24)のノズル先端側から、側面23のノズル先端側へかけて、ノズル先端から遠ざかる方向へ傾斜している。そして、第1の傾斜面26と1辺を共有している第2の傾斜面27および第3の傾斜面29も、紙面奥側に位置する側面(24)から側面23へかけて傾斜している。また、ノズル先端面25の一部である第2の傾斜面27は、第一の実施形態と同様に、主面22側から主面21側にかけて、ノズル先端から遠ざかる方向へ傾斜している。そして、ノズル先端面25の一部である第3の傾斜面29は、第2の傾斜面27と反対に、主面21側から主面22側にかけて、ノズル先端から遠ざかる方向へ傾斜している。
本発明のモルタル塗布用ノズルは、任意の態様で使用することができるが、例えば、ロボットに取り付けて使用することができる。前記ロボットとしては、特に限定されず、各種のロボットを使用できるが、塗布の自由度の高さから、アームを備えたロボット(アーム型ロボット)を用いることが好ましく、産業用に用いられる垂直多関節型ロボットを用いることがより好ましい。
本発明のモルタル塗布用ノズルを用いてモルタルを塗布する方法は、特に限定されず、任意の方法とすることができる。モルタルを均一な厚みで塗布するという観点からは、モルタル塗布用ノズルの先端面に設けられているモルタル吐出用スリットの長手方向がノズルの移動方向と垂直になるように、ノズルを塗布面に接近させ、モルタルを吐出しつつ、塗布面と略水平方向にノズルを移動させることが好ましい。その際、塗布面とモルタル吐出用スリットとの距離、ノズルの移動速度、およびモルタルの吐出速度は、所望のモルタル厚みとなるように調整すればよい。一般的な条件下では、塗布面とモルタル吐出用スリットの間隔は3〜11mmとすることが好ましい。また、塗布面にダボなどの凹凸が存在する場合には、該凹凸に追随するようにノズルを塗布面の平坦部と垂直方向に移動させ、塗布面とモルタル吐出用スリットの間隔を常に一定とすることが好ましい。
15 凹部
16 凸部
20 モルタル塗布用ノズル
21、22 主面
23、24 側面
25 先端面
26 第1の傾斜面
27 第2の傾斜面
28 モルタル吐出用スリット
29 第3の傾斜面
30 ディスペンサ
40〜46 定型耐火物
50 モルタル塗布用アーム型ロボット
51 アーム
60 モルタル供給手段
61 タンク
62 配管
70 モルタル
Claims (5)
- モルタル塗布用ノズルであって、
互いに対向する一組の主面と、互いに対向する一組の側面とからなる周側面と、
ノズル先端面と、
前記ノズル先端面に設けられたモルタル吐出用スリットを有し、
前記ノズル先端面が、前記一組の側面の一方から他方にかけて傾斜し、かつ
前記ノズル先端面の少なくとも一部が、前記一組の主面の一方から他方にかけて傾斜している、モルタル塗布用ノズル。 - 前記一組の主面のうち、より前記ノズル先端側まで延びている主面上における、前記一組の側面のうち、より前記ノズル先端側まで延びている側面と、前記ノズル先端面とのなす角として定義される傾斜角αが、40°以上75°以下であり、
前記一組の側面のうち、より前記ノズル先端側まで延びている側面上における、前記一組の主面のうち、より前記ノズル先端側まで延びている主面と、前記ノズル先端面のうちの前記一組の主面の一方から他方にかけて傾斜している面とのなす角として定義される傾斜角βが、20°以上50°以下である、請求項1に記載のモルタル塗布用ノズル。 - アームと、
前記アームの先端に取り付けられたディスペンサと、
前記ディスペンサの先端に取り付けられた請求項1または2に記載のモルタル塗布用ノズルとを備える、モルタル塗布用アーム型ロボット。 - 前記モルタル塗布用ノズルを、前記ディスペンサに対して回転させるノズル回転手段をさらに有する、請求項3に記載のモルタル塗布用アーム型ロボット。
- 請求項1または2に記載のモルタル塗布用ノズルを使用して行うモルタル塗布方法。
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