JP6394463B2 - 楽曲検索システム、および楽曲検索プログラム - Google Patents

楽曲検索システム、および楽曲検索プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザの利用形態に合わせて楽曲リストを簡単に表示することを可能にする楽曲検索システムに関する。
従来のカラオケ装置では、歌唱者は、楽曲名、または歌手名などを基に歌唱したい楽曲を検索し、検索結果のリストから本当に歌いたい曲を選択し歌唱することが可能である。また、楽曲をジャンルごとに分類したリストから検索を行うジャンル検索、地域ごとの楽曲を集めたリストから検索を行う地域検索など様々な検索方法がある。
特許文献1に記載のカラオケ楽曲選曲システムは、選曲に際してジャンル検索を行う場合に、カラオケ装置が設置された店舗の営業形態に応じて、好んで歌唱されるジャンルに属する楽曲を効率よく速やかに選曲することが可能である。
特許文献2に記載のカラオケ演奏管理システムは、ユーザの登録者IDに関連づけられた所定の情報に従って楽曲のリストファイルを作成し、カラオケ端末で表示できる。
特開2011−75760号公報 特開2006−98832号公報
特許文献1に記載のカラオケ楽曲選曲システムは、カラオケ装置群で楽曲が演奏される毎に楽曲に設定されたジャンルフラグに基づいて演奏度数を集計し、演奏度数に従ってジャンル選択ボタンを優先的に表示させる。しかし、同一のカラオケ装置群または同一のカラオケ装置であってもカラオケ装置を利用するユーザは様々であり、ユーザ毎に利用形態も異なる。つまり、カラオケ装置群毎に特定の利用形態が決められてしまうと、その特定の利用形態と異なる利用形態で歌唱しようとするユーザにとっては、歌唱したいジャンルとは異なるジャンルが優先されて表示される可能性がある。
また、カラオケルーム内の複数のユーザの利用形態を判断するために、ユーザ一人一人に情報を入力させる、または特許文献2に記載のシステムのように登録者IDを入力するためのログイン操作をユーザにさせることが考えられるが、ユーザには操作の手間がかかる。また、人数が多いほどログイン操作のために時間がかかる。
本発明は、上述する問題を解決するために、ユーザに手間をかけさせず、ユーザの利用形態に合わせて楽曲を簡単に表示することを可能にする楽曲検索システムを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の楽曲検索システムは、楽曲再生装置、ホストサーバ、およびリモコン端末を互いに通信可能に備える楽曲検索システムにおいて、カラオケルーム内を撮影する撮影手段と、前記撮影手段が撮影した映像に基づいて、カラオケルーム内に居るユーザの人数を表す人数情報および年齢に関係する年齢情報を含むユーザ関連情報を抽出する第1抽出手段と、ユーザが前記楽曲再生装置を利用している時間に関する時間情報を取得する取得手段と、ユーザの人数および年齢と、楽曲再生装置の利用時間と、に基づいてあらかじめ定められた複数の利用形態情報にそれぞれ対応する複数の楽曲リストを記憶する記憶手段と、前記ユーザ関連情報および前記時間情報の組み合わせに基づいて、前記複数の利用形態情報のうちから1つの利用形態情報を抽出する第2抽出手段と、前記第2抽出手段によって抽出された前記利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するための楽曲関連情報を他の利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するための楽曲関連情報よりも優先して表示手段に表示させるための表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の楽曲検索システムにおいて、前記利用形態情報は少なくともユーザの年齢層を表す情報を含み、前記年齢情報は少なくともユーザの年齢層を表す情報を含み、前記第1抽出手段は、カラオケルーム内に居る複数のユーザの年齢の上限と下限とによって前記年齢情報を定め、前記第2抽出手段は、前記年齢情報と前記利用形態情報が含む年齢層を表す情報との一致度が高い前記利用形態情報を抽出することを特徴とする。
本発明の楽曲検索システムにおいて、前記楽曲関連情報は、前記複数の利用形態情報の各利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示させるためのリスト表示ボタンを表す情報、または、複数の前記リスト表示ボタンを表示するためのジャンル表示ボタンを表す情報であり、前記表示制御手段は、前記第2抽出手段により抽出された前記利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するためのリスト表示ボタンを前記ジャンル表示ボタンの表示領域に表示させることを特徴とする。
本発明の楽曲検索システムにおいて、前記年齢情報は少なくともユーザの年齢層を表す情報を含み、前記リスト表示ボタンは、前記年齢情報が表す年齢層が広いほど広い前記リスト表示ボタンの表示領域に表示され、前記年齢情報が表す年齢層が狭いほど狭い前記リスト表示ボタンの表示領域に表示されることを特徴とする。
本発明の楽曲検索システムにおいて、前記リスト表示ボタンは、前記人数情報が表す人数が多いほど広い前記リスト表示ボタンの表示領域に表示され、前記人数情報が表す人数が少ないほど狭い前記リスト表示ボタンの表示領域に表示されることを特徴とする。
本発明の楽曲検索プログラムは、楽曲再生装置のコンピュータに、カラオケルーム内を撮影手段に撮影させる撮影ステップと、前記撮影ステップにより撮影された映像に基づいて、カラオケルーム内に居るユーザの人数を表す人数情報および年齢に関係する年齢情報を含むユーザ関連情報を抽出する第1抽出ステップと、ユーザが前記楽曲再生装置を利用している時間に関する時間情報を取得する取得ステップと、ユーザの人数および年齢と、楽曲再生装置の利用時間とに基づいてあらかじめ定められ、複数の楽曲リストが対応付けられた複数の利用形態情報のうちから、前記ユーザ関連情報および前記時間情報の組み合わせに基づいて、1つの利用形態情報を抽出する第2抽出ステップと、前記第2抽出手段によって抽出された前記利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するための楽曲関連情報を他の利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するための楽曲関連情報よりも優先して表示手段に表示させる表示制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明の楽曲検索システムまたはプログラムは、第2抽出手段または第2抽出ステップによって抽出された前記利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するための楽曲関連情報を他の利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するための楽曲関連情報よりも優先して表示手段に表示させる。これにより、ユーザに手間をかけさせず、ユーザの利用形態に合わせて楽曲を簡単に表示することを可能にする。
本発明の楽曲検索システムにおいて、利用形態情報は少なくともユーザの年齢層を表す情報を含み、年齢情報は少なくともユーザの年齢層を表す情報を含み、第1抽出手段は、カラオケルーム内に居る複数のユーザの年齢の上限と下限とによって年齢情報を定め、第2抽出手段は、年齢情報と利用形態情報が含む年齢層を表す情報との一致度が高い前記利用形態情報を抽出する。これにより、ユーザに手間をかけさせず、ユーザの利用形態に合わせて楽曲を簡単に表示することを可能にする。
また、本発明の楽曲検索システムにおいて、楽曲関連情報は、複数の利用形態情報の各利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示させるためのリスト表示ボタンを表す情報、または、複数のリスト表示ボタンを表示するためのジャンル表示ボタンを表す情報であり、表示制御手段は、第2抽出手段により抽出された利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するためのリスト表示ボタンをジャンル表示ボタンの表示領域に表示させる。ユーザの利用形態に合わせてリスト表示ボタンがジャンル表示ボタンの表示領域に表示されることから、複数のリスト表示ボタンの中からユーザ所望のリストに対応するリスト表示ボタンを探すための操作回数が減らされ、ユーザの手間が軽減される。これにより、ユーザに手間をかけさせず、ユーザの利用形態に合わせて楽曲リストを簡単に表示することを可能にする。
また、本発明の楽曲検索システムにおいて、年齢情報は少なくともユーザの年齢層を表す情報を含み、リスト表示ボタンは、年齢情報が表す年齢層が広いほど広いリスト表示ボタンの表示領域または広いジャンル表示ボタンの表示領域に表示され、年齢情報が表す年齢層が狭いほど狭いリスト表示ボタンの表示領域または狭いジャンル表示ボタンの表示領域に表示される。これにより、年齢層が広い場合には、複数のユーザが楽しむことができるように、幅広い年齢層の人がいる場合の楽曲リストを表示することを可能にするだけでなく、広い表示領域に大きくリスト表示ボタンを表示し、ユーザに対して視覚的に強調することができる。これにより、ユーザに手間をかけさせず、ユーザの利用形態に合う楽曲を簡単に表示することを可能にする。
また、本発明の楽曲検索システムにおいて、リスト表示ボタンは、人数情報が表す人数が多いほど広いリスト表示ボタンの表示領域または広いジャンル表示ボタンの表示領域に表示され、人数情報が表す人数が少ないほど狭いリスト表示ボタンの表示領域または狭いジャンル表示ボタンの表示領域に表示される。これにより、人数が多い場合には、複数のユーザが楽しむことができるように、楽曲を予約するための1人当たりの操作時間を短くすることができる。特に人数が多い場合は、広い表示領域にリスト表示ボタンを大きく表示することにより、ユーザに対して視覚的に強調することができる。これにより、ユーザに手間をかけさせず、ユーザの利用形態に合う楽曲を簡単に表示することを可能にする。
本発明の一実施形態に係る楽曲検索システムを表すブロック図である。 本発明の一実施形態におけるカラオケ用ホスト3のHDD31が記憶するデータベースを表す図である。 本発明の一実施形態における利用形態情報の特定方法を表す図である。 利用形態情報とデータベースとの対応関係を表す図である。 楽曲検索システムの表示変更処理を表すフローチャートである。 楽曲検索システムのリモコン装置に表示される複数の表示形態を表す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[楽曲検索システムの電気的構成]
楽曲検索システムの電気的構成について図1を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る楽曲検索システムを表すブロック図である。楽曲検索システムは、楽曲再生装置1、リモコン装置2、およびカラオケ用ホスト3を互いに通信可能に備える。
[楽曲再生装置1の構成の説明]
楽曲再生装置1は、制御部100と、HDD110と、操作部120と、スピーカ130と、モニタ140と、カメラ150と、マイク160と、通信部170と、インターフェイス部180と、を備える。制御部100は、CPUと、ROMと、RAMと、を備え、各種処理を実行する。制御部100が実行する処理の内容については後述する。HDD110は、各種情報を記憶する。具体的には、スピーカ130に発音させる楽曲の伴奏音を含む楽曲情報と、モニタ140に表示される映像を表す映像情報と、カメラ150により撮影された画像を表す画像情報と、後述するカラオケ用ホスト3から送られる各種データベースとを記憶する。操作部120は、ユーザによる操作を受け付けて、操作に対応する操作指令を制御部100に送る。マイク160はユーザの演奏を電気信号に変換する。通信部170は、楽曲再生装置1とリモコン装置2との間で情報を送受信する。インターフェイス部180は、楽曲再生装置1をネットワーク500に接続し、楽曲再生装置1とカラオケ用ホスト3との間で情報を送受信する。
[リモコン装置2の構成の説明]
リモコン装置2は、制御部200と、HDD210と、表示部240と、通信部270と、無線LAN通信部280と、を備える。制御部200は、CPUと、ROMと、RAMと、を備え、各種処理を実行する。制御部200が実行する処理の内容については後述する。HDD210は、各種情報を記憶する。具体的には、HDD210は、表示部240に表示される映像を表すリモコン映像情報と、リモコン装置で実行される様々なアプリケーションと、を記憶する。また、HDD210は、カラオケ用ホスト3から送られる、楽曲リスト表示ボタンおよびジャンル表示ボタンなどの表示切り替えボタンの画像を表すリモコン画像情報と、広告の動画および画像を表す広告情報と、を記憶する。操作部220は、ユーザの操作を受け付けるためのタッチパネル、またはスイッチを備える。操作部220は、ユーザによる操作を受け付けて、操作に対応する操作指令を制御部100に送る。表示部240は、HDD210に記憶されるリモコン映像情報、画像情報、および広告情報に従って画像を表示する。通信部270は、楽曲再生装置1とリモコン装置2との間で情報を送受信する。無線LAN通信部280は、リモコン装置2をネットワーク500に接続するためのアクセスポイント400とリモコン装置2との間において情報を送受信する。リモコン装置2は、一例としてカラオケ用リモコン装置であるナビ、リモコン用アプリケーションがインストールされたユーザのスマートフォン、または、リモコン用アプリケーションがインストールされたタブレット端末である。
[カラオケ用ホスト3の構成の説明]
カラオケ用ホスト3は、HDD31を備え、カラオケ用の様々なデータベースおよび情報を記憶する。具体的には、楽曲情報と、再生履歴データベース(以下再生履歴DBと記す。)と、利用形態データベース(以下、利用形態DBと記す。)と、楽曲リストと、リモコン画像情報と、を記憶する。楽曲情報は楽曲再生装置1によって再生される楽曲の伴奏音を表す。再生履歴DBは、再生された楽曲の楽曲情報について、再生された時点におけるユーザの利用形態と再生された楽曲の楽曲識別情報とが対応付けられたデータベースである。利用形態DBは、特定の利用形態を時期、時間、人数、年齢層、および性別によって定義するデータベースである。楽曲リストは、利用形態DBによって定義される特定の利用形態において再生された複数の楽曲の楽曲情報を集めたリストである。リモコン画像情報は、楽曲リスト表示ボタンおよびジャンル表示ボタンを表す画像の情報である。HDD31が記憶する様々なデータベース、および情報は、新たな情報が追加される度にネットワーク500を介して楽曲再生装置1およびリモコン装置2に送られる。
図2は、カラオケ用ホスト3のHDD31が記憶するデータベースを表す図である。図2(A)は、再生履歴DBを表す。再生履歴DBにおいては、楽曲識別情報としての選曲番号2001に、時期2002、時間2003、人数2004、年齢層2005、性別2006、および再生回数2007が対応付けられている。図2(B)は、利用形態DBを表す。利用形態DBにおいては、利用形態毎にあらかじめ定められたデータベースジャンル名2011(以下、DBジャンル名と記す。)に、時期2012、時間2013、人数2014、年齢層2015、および性別2016が対応付けられている。図2に示されるDBジャンル名2011は、一例として、忘年会(会社)、忘年会(友人20代)、忘年会(友人30代)、ママ会、夏休み、クリスマス(デート)、および女子会などの、行事に関する利用形態を表す。
[顔認証によるユーザ関連情報の抽出処理]
楽曲再生装置1の制御部100が実行する人数、年齢層、性別を含むユーザ関連情報の抽出処理について、図3を参照して説明する。画像3001は、楽曲再生装置1に備えられた、カメラ150によって撮影されたカラオケルーム内の画像である。制御部100は、画像3001を表す情報をカメラ150から受け、人の顔を表す情報を認識して、抽出する。一例として、制御部100は、人の顔に含まれる目と、鼻と、口とを検出し、人か否かを判断し、人であると判断した場合、顔部分に該当する画像3001を切り出す。画像3001において、制御部100は、人であると判断されたユーザY1〜Y10までの10人の顔画像3002を切り出す。制御部100は、切り出した顔画像3002の数により、ユーザの人数を特定する。
次に制御部100は、切り出した顔画像3002から年齢層、および性別を表す情報を抽出する。以下一例としてユーザY1の顔画像3002について説明する。制御部100は、顔画像3002に含まれる、目と、鼻と、口との位置関係および大きさに関する情報3003を抽出する。制御部100は、抽出した情報3003から、性別、および年齢層を推定する。上記の顔認証によるユーザ関連情報の抽出処理としては、特許第4544363号公報などに記載される公知の顔認証の処理を用いることができる。
[利用形態情報の抽出処理]
制御部100は、ユーザ関連情報の抽出処理により10人分のユーザ関連情報を抽出すると、ユーザ関連情報と時間情報とから利用形態情報を抽出する。制御部100は、画像3001が撮影された時点における時期、および時間の情報を含む時間情報とユーザ関連情報とから、利用形態情報を生成する。図4は利用形態情報の抽出処理について説明する図である。以下、図4を参照して説明する。まず、画像認識結果4002は、各ユーザのユーザ関連情報を表す。制御部100は、画像認識結果4002に含まれるユーザ関連情報の年齢層を比較し、年齢層の上限と下限とを決定する。図4においては、画像認識結果4002の1人目の男性が50歳〜60歳であり、ユーザの年齢層の上限なので全体の年齢層の上限が60歳と決められる。また、上から2人目の女性、または、上から6人目の男性が20歳〜30歳であり、ユーザの年齢層の下限なので全体の年齢層の下限が20歳と決められる。また、制御部100は、画像認識結果4002に含まれるユーザ関連情報の性別を男女別に数える。図4においては、男性8人、女性2人である。
時間情報は、図3に示される画像情報3001を撮影した時点の時期と時間とを含む。図4に示される撮影時間4003には、撮影時点は12月15日の20:28であると記録されている。時間情報に含まれる時期および時間は、所定の期間ごとに定められる。一例として図4においては、利用形態情報4005に示されるように、時期は月ごとに定められ、時間は1時間ごとに区切られる。画像認識結果4002および時間情報4003に基づいて、制御部100は人数10人、男性8人、女2人、年齢層20歳から60歳、時期12月、および、時間20:00〜21:00と利用形態情報4005を抽出する。
[表示変更処理の説明]
ユーザの利用形態に合わせて楽曲リストを表示部240に表示する処理について図5を参照して説明する。図5は、楽曲検索システムの表示変更処理を表すフローチャートである。表示変更処理は、楽曲再生装置1の制御部100、リモコン装置2の制御部200、およびカメラ150によって実行される。表示変更処理は、楽曲再生装置1およびリモコン装置2の電源が入れられ、楽曲再生装置1およびリモコン装置2が互いに通信可能な状態となることで開始される。
ステップS201では、制御部200は利用形態特定指示を楽曲再生装置1に送る。リモコン装置2の操作部220がユーザによる操作を受け付ける。ユーザによる操作内容の一例としては、リモコン装置2が一定時間操作されない場合、制御部200は、スリープモードになる。スリープモードの一例としては、制御部200は、表示部240の表示を消す。スリープモードに設定されている状態において、スリープモードを解除する操作をユーザが行った場合、制御部200は、スリープモードを解除し、利用形態特定指示を生成する。ユーザによる操作を受け付けると、リモコン装置2は、楽曲再生装置1に、利用形態特定指示を送る。利用形態特定指示は、ユーザに合わせた表示形態を特定するための処理を楽曲再生装置1に実行させる指示である。利用形態特定指示が送られると、処理はステップS202へと移される。リモコン装置2においては、新たな表示形態が特定されるまで、通常の表示画面が表示される。一例として、標準状態の表示の形態は、図6の(A)の表示形態であって、図6の(A)の表示形態が表示部240に表示される。
ステップS202では、制御部100は利用形態特定指示を受けて撮影指示をカメラ150に送る。制御部100は、利用形態特定指示を受けると、カメラ150にカラオケルーム内の状況を撮影させる撮影指示をカメラ150に送る。制御部100は、カメラ150に撮影指示を送ると、時間情報を生成する。制御部100は、撮影指示を送った撮影時間として時期、および時間の情報を時間情報としてHDD110に記憶する。制御部100は、撮影指示および時間情報の生成を終えると、ステップS204において撮影された画像の情報が送られるまで待機する。
ステップS203では、カメラ150はカラオケルーム内の撮影を行う。また、ステップS204ではステップS203でカメラ150が撮影した画像の情報をカメラ150から制御部100に送る。カメラ150は、制御部100から送られる撮影指示に従ってカラオケルーム内の画像を撮影する。カメラ150により撮影された画像の情報は、制御部100に送られる。画像の情報が制御部100に送られると、制御部100はステップS205の処理を実行する。
ステップS205では、制御部100はカメラ150から送られた画像の画像認識を行う。ステップS205において制御部100が実行する画像認識処理は、前述の顔認証によるユーザ関連情報の抽出処理、および利用形態情報の抽出処理を含む処理である。制御部100は、利用形態情報を抽出すると、処理をステップS206に移す。
ステップS206では、DBジャンル名が取得される。制御部100は、利用形態情報を抽出すると、抽出した利用形態情報に一致するDBジャンル名を利用形態DBから取得する。一致とは、利用形態DBに含まれる時期2012、時間2013、人数2014、年齢層2015、および性別2016の各項目として設定された数値の範囲に、抽出した利用形態情報が含む時期などの各項目として設定された数値の範囲が含まれる場合である。複数のDBジャンル名が制御部100によって取得される場合、制御部100は、それぞれの数値の範囲が最も近い状態にあるDBジャンル名を1つ取得する。図4に示した利用形態情報、および使用形態DBの場合、制御部100は、DBジャンル名としては、「忘年会(会社)」を取得する。制御部100は、DBジャンル名を取得すると、ステップS207に処理を移す。
ステップS207では、制御部100はDBジャンル名をリモコン装置2に送る。制御部100は、ステップS206で取得されたDBジャンル名をリモコン装置2に送ると、利用形態特定指示によって開始した処理を終了する。
ステップS208では、制御部200はリモコン装置2の表示部240の表示の形態を変更する。DBジャンル名が制御部200に送られると、制御部200は送られたDBジャンル名に対応する楽曲リスト表示ボタンをトップ画面のジャンル表示ボタンを表示する表示領域に表示する。表示の形態は、図6を参照して後述する。制御部200は、DBジャンル名を受けて表示の形態を変更すると、表示変更処理を終了する。
[表示形態の説明および各表示形態の効果]
表示の形態について、図6を参照して説明する。図6は、リモコン装置2を起動すると表示部240に最初に表示されるTOP画面の様々な表示の形態を表す。表示の形態は、TOP画面のジャンル表示ボタン6007と、ランキング表示ボタン6008と、本人映像ボタン6009と、を表示する表示領域に、表示変更処理において取得されたDBジャンル名に対応する楽曲リスト表示ボタンを表示する形態である。標準状態の表示の形態は、図6の(A)の第1表示形態であり、第1表示形態が表示部240に表示される。以下、様々な表示形態と、表示の形態が表示される条件とについて、例示する。表示されるリスト表示ボタンはステップS206の処理において制御部100によって抽出されたDBジャンル名に対応するリスト表示ボタンである。
[第1表示形態]
図6の(A)に示される第1表示形態は、標準状態の表示の形態における表示部240の表示状態を表す。表示部240には、TOPボタン6001と、演奏停止ボタン6002と、リモコンボタン6003と、曲名検索ボタン6004と、歌手名検索ボタン6005と、採点ボタン6006と、ジャンル表示ボタン6007と、ランキング表示ボタン6008と、本人映像ボタン6009と、ログインボタン6010と、ログアウトボタン6011と、マイルームボタン6012と、広告動画6013と、広告バナー6014と、が表示される。ジャンル表示ボタン6007、ランキング表示ボタン6008、および本人映像ボタン6009、などの各ボタンを表す画像の枠の大きさは、それぞれの表示領域の大きさを表す。
TOPボタン6001は、図6の(A)から(D)に示される第1表示形態から第4表示形態のいずれかの表示形態を表示させるためのボタンである。演奏停止ボタン6002は、楽曲再生装置1が再生する楽曲の再生を停止させる再生終了指示を楽曲再生装置1に送るためのボタンである。リモコンボタン6003は、表示部240の表示を楽曲再生装置1の操作用のリモートコントローラの表示に変更するためのボタンである。リモートコントローラの表示は、従来のカラオケ用リモコンに準ずる。曲名検索ボタン6004は、曲名により楽曲を検索する処理を開始するためのボタンである。歌手名検索ボタン6005は、歌手名により楽曲を検索する処理を開始するためのボタンである。採点ボタン6006は、ユーザによる楽曲演奏を採点するか否かを決定するボタンである。ジャンル表示ボタン6007、ランキング表示ボタン6008、および本人映像ボタン6009は、様々なジャンル、ランキング、および楽曲の形式ごとに楽曲を集めた楽曲リストを表示するための楽曲リスト表示ボタンを、表示部240に表示させるためのボタンである。ログインボタン6010は、ログイン処理を開始するためのボタンである。ログアウトボタン6011は、ログアウト処理を開始するためのボタンである。マイルームボタン6012は、ログイン処理によりログインしたユーザの個人情報を表示するためのボタンである。広告動画6013は、広告情報を表示するための表示領域であり、その表示領域に広告の動画が表示される。広告バナー6014は、広告情報を表示するための表示領域であり、その表示領域に広告の画像が表示される。
[第2表示形態]
図6の(B)に示される第2表示形態では、ステップS208において図6の(A)に示されるジャンル表示ボタン6007、ランキング表示ボタン6008、および本人映像表示ボタン6009の3つの表示切り替えボタンの全ての表示領域に、ステップS206で取得されたDBジャンル名に対応する楽曲リスト表示ボタン6020が表示される。
DBジャンル名を取得するステップS206において、利用形態情報とジャンルDBのDBジャンル名に対応付けられた情報とが完全に一致するDBジャンル名が取得される場合、ステップS208において、制御部100は、第2表示形態で楽曲リスト表示ボタン6020を表示する。一例として、DBジャンル名を取得するステップS206の処理において、DBジャンル名に対応付けられた情報と利用形態情報が含む情報とが完全に一致する場合、ステップS208において、制御部200は、第2表示形態で楽曲リスト表示ボタン6020を表示する。つまり、ステップS205で抽出された利用形態情報が図4の利用形態情報4005であって、利用形態DBからDBジャンル名「忘年会(会社)」が取得される場合、制御部200は、第2表示形態で楽曲リスト表示ボタン6020を表示部240に表示する。ユーザの利用形態である「忘年会(会社)」に合った楽曲リストを容易に閲覧できることをユーザに対して視覚的に強調することができる。
また、DBジャンル名を取得するステップS206の処理において、カラオケルーム内に居る人数が多いと制御部100に判断された場合、ステップS208において、制御部100は、図6の(B)に示される第2表示形態で楽曲リスト表示ボタン6020を表示する。つまり、制御部100がカラオケルーム内に居る人数が多いと判断した場合、利用形態情報と利用形態DBの情報との一致度の程度によらず、制御部200は、取得されたDBジャンル名を第2表示形態で表示する。一例として、カラオケルーム内に居る人数が10人以上である場合、制御部100は、カラオケルーム内に居る人数が多いと判断する。判断結果に従って、制御部200は、第2表示形態で楽曲リスト表示ボタン6020を表示部240に表示する。つまり、ステップS205で抽出された利用形態情報が図4の利用形態情報4005であって、利用形態DBからDBジャンル名「忘年会(会社)」が取得される場合、利用形態情報4005と、利用形態DBのDBジャンル名に対応付けられた情報との一致度に関係なく、制御部200は、第2表示形態で「忘年会(会社)」に対応する楽曲リスト表示ボタン6020を表示する。ユーザは利用形態に近い楽曲リストを容易に閲覧でき、楽曲リストからすぐに楽曲を選ぶことができる。1人当たりの選曲時間を短くすることができるため、より多くの人がカラオケを楽しむことができる。
また、DBジャンル名を取得するステップS206の処理において、制御部100がカラオケルーム内に居る人の年齢層の幅が広いと判断した場合、ステップS208では、図6の(B)に示される第2表示形態で楽曲リスト表示ボタン6020を表示する。一例として年齢の上限と下限とが30年以上離れている場合を年齢層が広いとすると、ステップS205において、図4に示される利用形態情報4005が抽出された場合、年齢層は20歳から60歳であって年齢層は広いと判断される。そしてステップS206において利用形態DBからDBジャンル名「忘年会(会社)」が取得されると、制御部200は第2表示形態で忘年会(会社)に対応する楽曲リスト表示ボタンを表示する。これにより、特定の利用形態においてよく利用される定番の曲、または、特定の利用形態になじみの深い楽曲がすぐに表示されることで、歌唱者だけでなく聞き手も知っている曲を聴くことができ、カラオケルーム内にいる人がより楽しむことができる。
[第3表示形態]
図6の(C)に示される第3表示形態では、図6の(A)に示されるランキング表示ボタン6008の画像を表示する表示領域に、ステップS206で取得されたDBジャンル名に対応する楽曲リスト表示ボタン6021が表示される。
DBジャンル名を取得するステップS206の処理において、利用形態情報とジャンルDBのDBジャンル名に対応付けられた情報との一致度が低いDBジャンル名が取得される場合、ステップS208では、制御部100は、図6の(C)に示される第3表示形態で楽曲リスト表示ボタン6021を表示する。
一例として、ステップS205において抽出された利用形態情報は、図4に示される利用形態情報4005とする。DBジャンル名を取得するステップS206の処理において、利用形態DBとして「忘年会(会社)」がない場合、DBジャンル名に対応付けられた情報と利用形態情報が含む情報とが完全に一致するDBジャンル名はない。そのため、「忘年会(友人30代)」または「忘年会(友人20代)」が一番近いDBジャンル名として取得される。しかし、利用形態情報4005と忘年会(友人30代)とに対応付けられた年齢層の情報とが示す値の範囲、または利用形態情報4005と忘年会(友人20代)とに対応付けられた年齢層の情報とが示す値の範囲には、大きく差がある。このように比較した2つの情報の範囲に大きく差があって一致度が低い場合、ステップS208において、制御部200は、図6の(C)に示される第3表示形態で楽曲リスト表示ボタン6021を表示部240に表示する。ユーザの利用形態に一致するDBジャンル名に対応付けられた情報と利用形態情報が含む情報との一致度が低い場合、ユーザの利用形態に一致する利用形態情報が、利用形態DBに無い利用形態である可能性がある。つまり、制御部100が取得したDBジャンル名に対応する信頼性の低い楽曲リストを表示させる場合には、制御部200は、第3表示形態で楽曲リスト表示ボタン6021を表示部240に表示する。ジャンル表示ボタン6007が表示されることによりユーザ所望のジャンルによって検索を行い易いように表示できる。
また、DBジャンル名を取得するステップS206の処理において、カラオケルーム内に居る人数が少ないと制御部100が判断した場合、または、カラオケルーム内に居る人の年齢層の幅が狭いと制御部100が判断した場合、ステップS208において、制御部200は、図6の(C)に示される第3表示形態で楽曲リスト表示ボタン6021を表示部240に表示する。これにより、ジャンル表示ボタン6007は常に表示されるため、視覚的強調が弱くなりユーザの練習したい楽曲が選択し易いようにすることが可能である。
第3表示形態の説明においては、楽曲リスト表示ボタン6021はランキング表示ボタン6008の表示領域に表示させたが、その表示領域は、ジャンル表示ボタン6007、または本人映像表示ボタン6009の表示領域のいずれかであってもよい。また、ジャンル表示ボタン6007、ランキング表示ボタン6008、または本人映像表示ボタン6009の3つの表示切り替えボタンのいずれかの表示領域において、制御部200は、楽曲リスト表示ボタン2021を表示し、ジャンル表示ボタン6007、ランキング表示ボタン6008、または本人映像表示ボタン6009の3つの表示切り替えボタンの表示領域内を左右にスライド移動できるように表示する。これにより、ジャンル表示ボタン6007、ランキング表示ボタン6008、または本人映像表示ボタン6009の3つの表示切り替えボタンも選択可能な構成としてもよい。
[第4表示形態]
図6の(D)の示される第4表示形態では、ステップS208において図6の(A)に示されるランキング表示ボタン6008および本人映像表示ボタン6009の2つの表示切り替えボタンの表示領域にDBジャンル名に対応する楽曲リスト表示ボタン6022が表示される。
DBジャンル名を取得するステップS206の処理において、ステップS205で抽出された利用形態情報に従って、利用形態DBから複数のDBジャンル名が取得される場合、ステップS208において、制御部200は、図6の(D)に示される第4表示形態で楽曲リスト表示ボタン6022を表示する。一例として、複数のDBジャンル名が取得された場合、制御部200は、図6の(A)に示されるランキング表示ボタン6008および本人映像表示ボタン6009の2つの表示切り替えボタンの表示領域に、利用形態DBの上位に登録されたDBジャンル名に対応付けられた楽曲リスト表示ボタンを表示する。利用形態DBに含まれる「忘年会(友人20代)」と「忘年会(友人30代)」とが取得された場合、図2の(B)に示されるように、制御部200は、上位に記載されたDBジャンル名「忘年会(20代)」に対応付けられた楽曲リスト表示ボタンをTOP画面に表示する。そして、制御部200は、図6の(A)に示されるランキング表示ボタン6008および本人映像表示ボタン6009の2つの表示切り替えボタンの表示領域に「忘年会(20代)」に対応付けられた楽曲リスト表示ボタンを表示する。「忘年会(20代)」に対応付けられた楽曲リスト表示ボタン以外に取得された「忘年会(友人30代)」に対応付けられた楽曲リスト表示ボタンは、ジャンル表示ボタン6007がユーザにより押された場合に表示部240に表示される。これにより、ステップS206で取得された複数のDBジャンル名に対応する楽曲リストもユーザに対して視覚的に強調できる。
[その他の表示形態]
上述の第1から第4の表示形態以外の表示形態としては、制御部200により表示部240の表示がTOP画面に戻される度に、ステップS206で取得されたDBジャンル名に対応付けられた楽曲リスト表示ボタンをポップアップとして表示部240の全表示領域に表示し、ユーザの操作により非表示にされるまで他の表示切り替えボタンが隠される表示形態であってもよい。
また、制御部200は、表示部240の表示領域全体にステップS206で取得されたDBジャンル名に対応付けられた楽曲リスト表示ボタンを表示する。表示されたステップS206で取得されたDBジャンル名に対応付けられた楽曲リスト表示ボタンに、図6の(A)に示される第1表示形態の表示を重ねて表示してもよい。これにより、表示切り替えボタンを表示していない余白すべてがステップS206で取得されたDBジャンル名に対応付けられた楽曲リスト表示ボタンとなる。これにより制御部200は、表示部240の表示形態を変更することなく、ステップS206で取得されたDBジャンル名に対応付けられた楽曲リスト表示ボタンを表示する表示領域を確保できる。つまりは、ユーザの操作性を損ねることなく、ユーザの利用形態に合う楽曲リスト表示ボタンを表示部240に表示させることができる。
また、図6の(A)に示されるTOPボタン6001の表示領域の右隣に、ステップS206で取得されたDBジャンル名に対応付けられた楽曲リスト表示ボタンが常に表示されてもよい。上述の複数の表示形態における表示の形態は、複数の形態を組み合わせて表示することも考えられる。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、ログイン処理などによってカラオケルーム内に居るユーザを特定しなくてもカメラ150によって撮影された画像からユーザの利用形態を特定し、特定された利用形態に合う楽曲リストを表示しやすくできる。つまりは、表示変更処理を実施するに当たり、ユーザの特別の操作を必要としない。また、ユーザは、利用形態を問われるアンケートに回答したり、複数の表示切り替えボタンを押して楽曲リストを探したりする手間をかけなくてもよい。また、ログインすることなしに、ユーザの利用形態が特定できるため、ユーザIDを持つ人と持たない人とが混在するカラオケルームにおいてもユーザの利用形態が自動的に特定できる。ユーザに手間をかけさせず、ユーザの利用形態に合う楽曲リスト表示ボタンをTOP画面に表示することができるため、ユーザは利用形態に合わせた楽曲リスト表示ボタンを選択しやすい。
また、本実施形態によれば、ジャンル表示ボタン6007がユーザにより押されると表示されるDBジャンル名に対応付けられた楽曲リスト表示ボタンのうち、ユーザの利用形態に合う楽曲リスト表示ボタンが、第2表示形態から第4表示形態までの各表示形態でTOP画面に表示される。これにより、隠れているユーザの利用形態に合う楽曲リストを表示させる楽曲リスト表示ボタンをユーザに対して視覚的に強調して表示できる。つまり、ユーザが意識してジャンル表示ボタン6007などの表示切り替えボタンを押して特定の楽曲リストを探さなくても、楽曲リストおよび楽曲リストに含まれる楽曲を選択することが可能になる。
また、新たに追加された楽曲リストの楽曲リスト表示ボタンなどのユーザが気付いていない楽曲リスト表示ボタンは、ユーザが気付くまでに時間がかかり、ユーザにより利用されるまでに時間がかる。しかし、本実施形態においては、制御部200は、第2表示形態から第4表示形態までの各表示形態で楽曲リスト表示ボタンをTOP画面に表示する。制御部200が楽曲リスト表示ボタンをTOP画面に表示することにより、ユーザが新たに追加された楽曲リストの存在を知らなくても、ユーザの利用形態に合う楽曲リスト表示ボタンがユーザに対して視覚的に強調して表示される。これにより、ユーザは新たに追加された楽曲リストの楽曲リスト表示ボタンなどのユーザが気付いていない楽曲リスト表示ボタンを知ることができ、すぐに、新たに追加された楽曲リストの選択が可能になる。
[特許請求の範囲と実施形態の対応関係]
楽曲再生装置1は楽曲再生装置の一例であり、カラオケ用ホスト3はホストサーバの一例であり、リモコン装置2がリモコン端末の一例であり、これら楽曲再生装置1とリモコン装置2とカラオケ用ホスト3との組み合わせが楽曲検索システムの一例である。カメラ150は撮影手段の一例である。制御部100は、第1抽出手段、取得手段、および第2抽出手段の一例である。制御部200は表示制御手段の一例である。HDD110およびHDD31は、記憶手段の一例である。楽曲リスト表示ボタンおよびジャンル表示ボタンを表す画像の情報は、楽曲関連情報の一例である。画像認識結果4002は、ユーザ関連情報の一例である。撮影時間4003は、時間情報の一例である。利用形態情報4005は、利用形態情報の一例であり、DBジャンル名2011に対応付けられる時期2012、時間2013、人数2014、年齢層2015、および性別2016の情報は、あらかじめ定められた利用形態情報の一例である。制御部100は、楽曲再生装置のコンピュータの一例である。ステップS203は、撮影ステップの一例である。ステップS205は、第1抽出ステップの一例である。ステップS202で時間を取得する処理は、取得ステップの一例である。ステップS206は、第2抽出ステップの一例である。ステップS208は、表示制御ステップの一例である。
1 楽曲再生装置
2 リモコン装置
3 カラオケ用ホスト
400 アクセスポイント
500 ネットワーク
3001 画像
3002 顔画像
4002 画像認識結果
4003 時間情報
4005 利用形態情報

Claims (6)

  1. 楽曲再生装置、ホストサーバ、およびリモコン端末を互いに通信可能に備える楽曲検索システムにおいて、
    カラオケルーム内を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段が撮影した映像に基づいて、カラオケルーム内に居るユーザの人数を表す人数情報および年齢に関係する年齢情報を含むユーザ関連情報を抽出する第1抽出手段と、
    ユーザが前記楽曲再生装置を利用している時間に関する時間情報を取得する取得手段と、
    ユーザの人数および年齢と、楽曲再生装置の利用時間とに基づいてあらかじめ定められた複数の利用形態情報にそれぞれ対応する複数の楽曲リストを記憶する記憶手段と、
    前記ユーザ関連情報および前記時間情報の組み合わせに基づいて、前記複数の利用形態情報のうちから1つの利用形態情報を抽出する第2抽出手段と、
    前記第2抽出手段によって抽出された前記利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するための楽曲関連情報を他の利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するための楽曲関連情報よりも優先して表示手段に表示させるための表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする楽曲検索システム。
  2. 前記利用形態情報は少なくともユーザの年齢層を表す情報を含み、
    前記年齢情報は少なくともユーザの年齢層を表す情報を含み、
    前記第1抽出手段は、
    カラオケルーム内に居る複数のユーザの年齢の上限と下限とによって前記年齢情報を定め、
    前記第2抽出手段は、
    前記年齢情報と前記利用形態情報が含む年齢層を表す情報との一致度が高い前記利用形態情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の楽曲検索システム。
  3. 前記楽曲関連情報は、前記複数の利用形態情報の各利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示させるためのリスト表示ボタンを表す情報、または、複数の前記リスト表示ボタンを表示するためのジャンル表示ボタンを表す情報であり、
    前記表示制御手段は、前記第2抽出手段により抽出された前記利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するためのリスト表示ボタンを前記ジャンル表示ボタンの表示領域に表示させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の楽曲検索システム。
  4. 前記年齢情報は少なくともユーザの年齢層を表す情報を含み、
    前記リスト表示ボタンは、前記年齢情報が表す年齢層が広いほど広い前記リスト表示ボタンの表示領域に表示され、前記年齢情報が表す年齢層が狭いほど狭い前記リスト表示ボタンの表示領域に表示されることを特徴とする請求項3に記載の楽曲検索システム。
  5. 前記リスト表示ボタンは、前記人数情報が表す人数が多いほど広い前記リスト表示ボタンの表示領域に表示され、前記人数情報が表す人数が少ないほど狭い前記リスト表示ボタンの表示領域に表示されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の楽曲検索システム。
  6. 楽曲再生装置のコンピュータに、
    カラオケルーム内を撮影手段に撮影させる撮影ステップと、
    前記撮影ステップにより撮影された映像に基づいて、カラオケルーム内に居るユーザの人数を表す人数情報および年齢に関係する年齢情報を含むユーザ関連情報を抽出する第1抽出ステップと、
    ユーザが前記楽曲再生装置を利用している時間に関する時間情報を取得する取得ステップと、
    ユーザの人数および年齢と、楽曲再生装置の利用時間とに基づいてあらかじめ定められ、複数の楽曲リストが対応付けられた複数の利用形態情報のうちから、前記ユーザ関連情報および前記時間情報の組み合わせに基づいて、1つの利用形態情報を抽出する第2抽出ステップと、
    前記第2抽出手段によって抽出された前記利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するための楽曲関連情報を他の利用形態情報に対応付けられた楽曲リストを表示するための楽曲関連情報よりも優先して表示手段に表示させる表示制御ステップと、
    を実行させることを特徴とする楽曲検索プログラム。
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