JP6394340B2 - 商品登録装置、商品登録方法およびプログラム - Google Patents

商品登録装置、商品登録方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、オブジェクト(物体)認識を利用した商品登録装置商品登録方法およびプログラムに関する。
従来、物品を撮影した画像データから当該対象物の特徴量を抽出し、予め用意された照合用のデータ(特徴量)と比較することにより、当該物品の種別等を認識する一般物体認識に係る技術が知られている。そして、この一般物体認識に係る技術を、パンや青果物等の商品の認識に用いて、認識された商品を売上登録する店舗システムが提案されている(特許文献1、2参照)。
一方、スーパーマーケットや、ベーカリー(パン屋)、青果物店、コンビニエンスストア等の商品販売店において、商品登録装置(電子式キャッシュレジスタ)を用いた販売に関する情報(以下、「販売情報」と称する。)の登録(記録)が行われている。販売情報としては、例えば、販売商品の識別情報や価格、販売日時等である。この販売情報に加えて、特売日や特売セール時間(タイムセール)の値引き額、販売個数、顧客の客層などの仕入れや販売等の将来計画に指標となる情報(以下、「販売関連情報」と称する。)の登録(記録)も販売情報と併せて行われている。商品販売店では、例えば、POS(Point Of Sale system:販売時点情報管理)レジスタ端末のキーボードに客層情報入力キーを設け、販売商品の登録時に該当する客層を示す客層情報入力キー(例えば、「男・大人」キー、「女・子供」キー等)が指定入力(押下)されることにより、客層に関する情報を取得したり、店舗に来店した顧客を撮影した画像情報を解析して客層情報を取得したりしている(特許文献3参照)。そして、商品販売店では、性別、年齢等で客層を分類し、客層別に売上げの高い商品を調べ、これらのデータを新商品開発や商品発注等の業務に役立たせているところが多い。
特開2011−170745号公報 特開2013−182457号公報 特開2010−055248号公報
しかしながら、前記した顧客を撮影した画像情報を解析して客層情報等の販売関連情報を取得する技術は、顧客の個人情報(プライバシー)の観点から、画像情報を取得する時点での問題が指摘され、採用しづらいのが現状である。一方、オブジェクト(物体)認識をして商品を認識し、認識された商品を登録する際に、客層等の販売関連情報を入力しようとすると、オブジェクト認識の処理を行った後に、客層等の販売関連情報の入力のために、レジスタのキーを入力する必要が生じ、操作が煩雑となる。さらには、顧客に商品登録以外の操作を行っていることが認識され、何の操作を行っているかといった疑念を生じさせるおそれもある。
本発明の課題は、煩雑な操作をすることなく販売関連情報を登録できるようにすることである。
本発明に係る商品登録装置は、商品の販売に関連する情報を示す販売関連情報を登録するために用いる指標物に対応付けて前記販売関連情報が記憶されている記憶手段と、撮影手段により撮影された撮影画像を用いて物体を認識し、前記商品と前記指標物とが認識された場合に、前記記憶手段に記憶された前記指標物に対応する販売関連情報を、認識された前記商品の情報とともに登録する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記撮影画像を用いて認識された物体のうち、所定の領域に重なって位置する物体を前記指標物と認識し、前記所定の領域に重ならずに位置する物体を前記商品と認識することを特徴とする。
また、本発明に係る商品登録方法は、商品の販売に関連する情報を示す販売関連情報を登録するために用いる指標物に対応付けて前記販売関連情報が記憶されている記憶手段を備えた商品登録装置が実行する商品登録方法であって、撮影手段により撮影された撮影画像を用いて物体を認識する第1ステップと、前記商品と前記指標物とが認識された場合に、前記記憶手段に記憶された前記指標物に対応する販売関連情報を、認識された前記商品の情報とともに登録する第2ステップと、を有し、前記第1ステップは、前記撮影画像を用いて認識された物体のうち、所定の領域に重なって位置する物体を前記指標物と認識し、前記所定の領域に重ならずに位置する物体を前記商品と認識することを特徴とする。
また、本発明に係るプログラムは、商品の販売に関連する情報を示す販売関連情報を登録するために用いる指標物に対応付けて前記販売関連情報が記憶されている記憶手段を備えた商品登録装置におけるコンピュータを、撮影手段により撮影された撮影画像を用いて物体を認識する認識手段、前記商品と前記指標物とが認識された場合に、前記記憶手段に記憶された前記指標物に対応する販売関連情報を、認識された前記商品の情報とともに登録する登録制御手段、として機能させ、前記認識手段は、前記撮影画像を用いて認識された物体のうち、所定の領域に重なって位置する物体を前記指標物と認識し、前記所定の領域に重ならずに位置する物体を前記商品と認識することを特徴とする。
本発明によれば、煩雑な操作をすることなく販売関連情報を登録することができる。
本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置の外観の概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置が行う、商品と指標物との判定処理を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る商品マスタ情報のデータ構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る指標物マスタ情報のデータ構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る指標物が位置する所定の領域と区分を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る指標物位置対応情報のデータ構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る指標物が位置する所定の領域と区分により客層情報を確定することを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る指標物が位置する所定の領域と区分により値引き情報を確定することを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る指標物が位置する所定の領域により、商品等を確定することを示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る商品販売登録情報のデータ構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置の商品・販売関連情報登録処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る商品登録装置の機能ブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るジェスチャマスタ情報のデータ構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る指標物(手)のジェスチャにより、個数を認識させることを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る指標物(手)のジェスチャにより、値引き対象商品を認識させることを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る商品登録装置の商品・販売関連情報登録処理の流れを示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という。)における商品登録装置1について説明する。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置1について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置1の外観の概略図である。図1に示すように、商品登録装置1は、顧客用ディスプレイ11、タッチディスプレイ12、キャッシュドロワ13、プリンタ14、撮影装置15、撮影台16、バックライト光源17を備え、商品販売店のカウンタ台2に設置される。なお、商品の会計を行う際、商品登録装置1を扱うオペレータ(店員)は、カウンタ台2の図面手前側に立ち、商品を購入する顧客はカウンタ台2の図面奥側に立つ。
商品登録装置1は、POSレジスタ端末として機能し、商品の種類(識別情報)や個数等の情報を受け付け、合計代金等の表示や、販売管理・売上実績管理等のための情報を入出力する。
顧客用ディスプレイ11は、例えば液晶表示装置であり、顧客側である図面奥を向いている。顧客用ディスプレイ11は、顧客に対して商品の会計に関する情報(商品名、金額など)を表示する。
タッチディスプレイ12は、例えば液晶表示装置であるディスプレイ12A(図2参照)の表面にタッチパネル12B(図2参照)が積層されたものであり、オペレータ側である図面手前を向いている。このタッチディスプレイ12は、オペレータに対して撮影画像や各種情報(商品名、金額など)を表示するとともに、オペレータによるタッチ操作入力を受け付ける。
キャッシュドロワ13は、商品の会計時に扱われる紙幣、貨幣、金券などを保管する引き出しである。
プリンタ14は、商品の会計時に会計の内容(商品名、金額など)をレシートに印字する。
撮影装置15は、撮影台16に置かれたトレー3、トレー3上の商品、および、指標物を撮影する。この撮影装置15には、照明装置(不図示)が隣接して取り付けられており、撮影装置15の撮影領域151を照射する。なお、ここで、指標物とは、オペレータの手や、直接手では扱わない方が好ましい商品を挟む等するための道具(例えば、ベーカリー(パン屋)では「トング」等)であり、オブジェクト認識により販売関連情報を入力するときの指標として用いるものである。この指標物については、後記して詳細に説明する。
撮影台16は、商品を購入する顧客が会計時に商品を載せたトレー3を置く台である。
撮影領域151は、撮影台16における撮影装置15によって撮影可能な領域である。
バックライト光源17は、撮影台16の内部に収容されており、撮影装置15によってトレー3上の商品を撮影する際に商品の撮影画像がより鮮明になるように、トレー3の下からバックライトを上向きに照射する。バックライト光源17は、例えば、LED(Light Emitting Diode)で実現することができるが、これに限定されない。
また、トレー3は、光を透過するように半透明になっている。そして、トレー3に載った状態の商品を撮影装置15により撮影する際には、照明装置から照射光が照射されるとともに、トレー3の下からは、バックライト光源17によりバックライトが上向きに照射される。これにより、商品の周囲に形成される影を可及的に排除し得る。
本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置1では、撮影装置15によって撮影された画像を処理することにより、トレー3上の商品を認識するとともに、トレー3の所定の領域、例えば、縁部(後記する図4参照)と手やトング等の指標物との重なりを認識し、その重なり部分の位置等を特定することにより、販売関連情報を識別し登録を行う。ここで、販売関連情報とは、前記したように、例えば、顧客の客層情報や、商品の割引情報などであり、商品の販売に関連して登録される情報である。
次に、図2を参照(適宜図1も参照)して、商品登録装置1の構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置1のハードウェア構成を示す図である。
商品登録装置1は、図1において示した構成以外に、CPU(Central Processing Unit)20、RAM(Random Access Memory)21、ROM(Read Only Memory)22、記憶部23を備えている。なお、各構成は、内部バスや各入出力回路(不図示)を介して互いに通信可能に接続されている。
CPU20は、中央制御装置であり、商品登録装置1全体の制御を司る。
RAM21は、CPU20によって使用される一時記憶手段である。CPU20が実行するプログラムに係る画像データ等を一時的に記憶する。
ROM22は、不揮発性の記憶手段であり、CPU20によって実行されるプログラム等を記憶する。
顧客用ディスプレイ11は、CPU20によって制御され、顧客に対して商品等の撮影画像や商品の会計に関する情報(商品名、金額など)を表示する。
ディスプレイ12Aは、CPU20によって制御され、オペレータに対して商品等の撮影画像や商品の会計に関する情報(商品名、金額など)を表示する。
タッチパネル12Bは、ディスプレイ12Aにより表示した情報に対するオペレータのタッチ操作入力を受け付ける。
記憶部23は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等により構成され、各種プログラムや各種ファイルを記憶する。記憶部23に記憶されている各種プログラムや各種ファイルは、商品登録装置1の起動時に、その全部または一部がRAM21にコピーされてCPU20により実行される。記憶部23には、図3を参照して後記する、商品マスタ情報100、指標物マスタ情報200、指標物位置対応情報300および商品販売登録情報400等が記憶されている。
撮影装置15は、カラーCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやカラーCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等から構成され、CPU20の制御の下で撮影を行う撮影手段である。撮影装置15は、例えば30fps(frame per second)の動画像の撮影を行う。撮影装置15が所定のフレームレートで順次撮影したフレーム画像(撮影画像)は、RAM21に保存される。
バックライト光源17は、CPU20の制御の下で、撮影装置15によってトレー3やトレー3上の商品、指標物を撮影する際に撮影画像がより鮮明になるように、トレー3の下からバックライトを上向きに照射する。これにより、撮影装置15に隣接して取り付けられた照明装置等によって形成される撮影領域151内の影を薄くし、画像処理の精度を高めることができる。バックライト光源17によるバックライト照射のタイミングは、例えば、撮影装置15の撮影のタイミングに合わせてもよいし、常時でもよい。
キャッシュドロワ13は、商品の会計時に扱われる紙幣、貨幣、金券などを保管し、CPU20の指示により開放される。
プリンタ14は、例えば、熱転写プリンタであり、レシートを印字する。具体的には、プリンタ14は、商品の会計時にCPU20の指示により、会計の内容をレシートに印字する。
次に、図3を参照(適宜図1、2も参照)して、商品登録装置1の機能について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置1の機能ブロック図である。
商品登録装置1のCPU20は、ROM22に格納されたプログラムを実行することにより、処理部10の各機能を具現化する。処理部10は、撮影手段によって撮影された物体が、商品であるか、指標物であるかを撮影画像に基づき判定する。そして、処理部10は、商品を認識するとともに、指標物を認識し、その指標物の位置情報を取得することにより、客層情報や割引情報などの販売関連情報を特定して登録する。この処理部10は、画像記憶部110、オブジェクト認識処理部120、販売関連情報確定部130、商品・販売関連情報提示部140、入力取得部150、販売情報登録部160、情報出力部170を備える。
画像記憶部110は、撮影装置15によって撮影されRAM21に保存されたフレーム画像(カラーデジタル画像)を順次取り込む。この画像記憶部110によるフレーム画像の取り込みは、RAM21に保存された順に行われる。
オブジェクト認識処理部120は、画像記憶部110が取り込んだフレーム画像について、所定の領域(例えば、トレー3の縁部30(図4参照))と手やトング等の指標物とが重なるか否かを認識することにより、商品か、指標物かを判定する。そして、オブジェクト認識処理部120は、パターンマッチング技術などを用いて、商品や指標物の画像を背景から分離することで、物体を検出する。この背景分離技術は、具体的には、例えば、フレーム画像を二値化して各輪郭線を抽出、確定してそれらの領域の画像を区画分離することで実行される。なお、商品や指標物の画像を背景から分離した状態の画像を、以下、物体認識画像や分離画像と称することがある。
そして、オブジェクト認識処理部120は、トレー3上の商品を認識するとともに、所定の領域に位置する(所定の領域と重なる)指標物を認識し、その指標物の位置を検知する。以下、具体的に説明する。
このオブジェクト認識処理部120は、物体領域判定部121と、商品検出部122と、指標物検出部125とを含んで構成される。
物体領域判定部121は、画像記憶部110が取り込んだフレーム画像について、オブジェクト認識することにより、所定の領域と重なる物体であるか否かを判定する。そして、物体領域判定部121は、所定の領域と重ならないと判定した物体については、その物体が商品であるとして、その物体認識画像(分離画像)を商品検出部122に引き渡す。一方、物体領域判定部121は、所定の領域と重なると判定した物体については、その物体が指標物であるとして、その物体認識画像(分離画像)を指標物検出部125に引き渡す。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置1が行う、商品と指標物との判定処理を説明するための図である。図4(a)は、商品が物体a(カレーパン)、物体b(メロンパン)、指標物(物体c)が、オペレータの「手」の場合を示す。また、図4(b)は、商品が物体a(カレーパン)、物体b(メロンパン)、指標物(物体d)が、パン等を挟む「トング」の場合を示している。
図4(a)に示す例においては、物体領域判定部121は、3つの物体(物体a、物体b、物体c)およびトレー3(縁部30)を認識する。そして、物体領域判定部121は、物体aおよび物体bについては、所定の領域(ここでは、トレー3の縁部30)に重ならない、つまり、商品であると判定して、その物体認識画像(分離画像)を商品検出部122に引き渡す。一方、物体領域判定部121は、物体cについては、所定の領域(ここでは、トレー3の縁部30)に重なる、つまり、指標物であると判定して、その物体認識情報を指標物検出部125に引き渡す。
図4(b)に示す例においては、物体領域判定部121は、3つの物体(物体a、物体b、物体d)およびトレー3(縁部30)を認識する。そして、物体領域判定部121は、物体aおよび物体bについえは、所定の領域(ここでは、トレー3の縁部30)に重ならない、つまり、商品であると判定して、その物体認識画像(分離画像)を商品検出部122に引き渡す。一方、物体領域判定部121は、物体dについては、所定の領域(ここでは、トレー3の縁部30)に重なる、つまり、指標物であると判定して、その物体認識情報を指標物検出部125に引き渡す。なお、以下においては、指標物がオペレータの「手」である場合を主として説明する。
図3に戻り、商品検出部122は、物体領域判定部121が、所定の領域に重ならないと判定した物体、具体的には、商品に対するオブジェクト(物体)認識の全体を司り、商品類似度演算部123および商品類似度判断部124を備える。
商品類似度演算部123は、取得した物体認識画像(分離画像)について、形状、大きさ、色合い、表面の凹凸具合などの表面の状態を特徴量として演算する。商品類似度演算部123はさらに、演算した分離画像の特徴量と、記憶部23内の商品マスタ情報100(後記する、図5参照)の一部として予め記憶されている各商品の特徴量と比較し、類似度を算出する。ここで、類似度とは、商品マスタ情報100に記憶されている商品が想定する特徴量を100%の類似度とした場合に、物体認識画像(分離画像)がどの程度まで類似しているかを示すものである。なお、類似度を算出する際、特徴量が複数種類ある場合には、複数の特徴量に基づいて総合評価するが、そのとき、特徴量ごとに重み付けをしてもよい。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る商品マスタ情報100のデータ構成例を示す図である。図5に示すように、商品マスタ情報100には、商品IDに対応付けて、商品名、その商品の単価、特徴量が格納される。ここで、特徴量は、その商品の代表画像であってもよいし、形状、大きさ、色合い等の特徴を示すデータであってもよく、商品類似度演算部123の類似度の算出方法に適した情報の形式で格納される。
このように、画像中に含まれる物体を認識することは一般物体認識(generic object recognition)と呼ばれている。下記の柳井啓司著の「一般物体認識の現状と今後」では、一般物体認識の研究のサーベイを手法に加えて、データセット、評価ベンチマークを行い、さらにその今後について展望している。
柳井啓司,「一般物体認識の現状と今後」,[online]、情報処理学会論文誌,2007年11月15日,Vol.48,No.SIG16、1-24頁,[平成26年11月10日検索],インターネット<URL:http://mm.cs.uec.ac.jp/IPSJ-TCVIM-Yanai.pdf>
また、画像をオブジェクト(物体)ごとに領域分割することによって一般物体認識を行う技術は、下記の文献において解説されている。
Jamie Shottonら,“Semantic Texton Forests for Image Categorization and Segmentation”, Computer Vision and Pattern Recognition, 2008. CVPR 2008. IEEE Conference on,[平成26年11月10日検索],インターネット<URL:http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.145.3036&rep=rep1&type=pdf>
なお、撮影された商品の画像と、商品マスタ情報100に登録された登録商品の商品画像(代表画像)等の類似度の算出方法は特に問わないものとする。例えば、撮影された商品の画像と、商品マスタ情報100に登録された各登録商品との類似度を絶対評価として算出してもよいし、相対評価として算出してもよい。
類似度を絶対評価として算出する場合には、分離画像の特徴量と、商品マスタ情報100に記憶された各商品の特徴量とを1対1で比較し、この比較の結果算出される類似度(0〜100%)をそのまま採用すればよい。
また、類似度を相対評価として算出する場合には、各商品との類似度の総和が1.0(100%)となるよう算出する。例えば、商品マスタ情報100として商品A、B、C、Dの特徴量が記憶されていたとする。このとき分離画像について、例えば、商品Aに対して類似度が0.65、商品Bに対しては類似度が0.2、商品Cに対しては類似度が0.1、商品Dに対しては類似度が0.05、などのように算出する。
図3に戻り、商品類似度判断部124は、物体の分離画像ごとに、商品類似度演算部123が算出した類似度に基づいて、例えば、対応する商品等に関して次の3択で判断する。
(1)分離画像に対応する商品が一意に決定された。
(2)分離画像に対応する商品の候補が1つ以上存在する。
(3)分離画像に対応する商品が無いと決定する。
この判断のための条件として、例えば、記憶部23は、条件X,Yを予め記憶している。以下、類似度の算出方法が絶対評価の場合を例にとって説明する。
条件Xは、充足すれば上記(1)と判断するための条件である。条件Xは、例えば、「類似度の一番大きい商品の類似度が90%以上」、かつ、「類似度の一番大きい商品の類似度と、類似度の二番目に大きい商品の類似度の差が20%以上」である。具体的には、例えば、ある分離画像の物体について、類似度の一番大きい商品が類似度95%の商品Aで、その次が類似度60%の商品Bであったとする。このとき条件Xを満たすので、分離画像に対応する商品Aは、一意に決定される。
条件Xを満たさない場合、条件Yが用いられる。
条件Yは、充足すれば上記(2)と判断するための条件である。条件Yは、例えば、「類似度60%以上の商品が1つ以上あること」である。具体的には、例えば、ある分離画像の物体について、類似度の一番大きい商品が類似度80%の商品Aで、二番目が類似度75%の商品Bで、三番目が類似度65%の商品Cで、四番目が類似度55%の商品Dであったとする。このとき条件Yを満たすので、分離画像に対応する候補として類似度60%以上の対象である商品A,B,Cが存在する。
条件X、Yを両方とも満たさない場合、上記(3)と判断する。なお、上記した条件X、Yは一例であり、これらに限定されない。
また、類似度の算出方法が相対評価の場合も、同様にして条件を設定すればよい。
指標物検出部125は、物体領域判定部121が、所定の領域(ここでは、トレー3の縁部30)に重なると判定した物体、具体的には、指標物に対するオブジェクト(物体)認識の全体を司り、指標物認識部126および指標物位置判断部127を備える。
指標物認識部126は、物体領域判定部121から取得した物体認識画像(分離画像)について、形状、大きさ、色合い、表面の凹凸具合などの表面の状態を特徴量として演算する。指標物認識部126は、演算した分離画像の特徴量と、記憶部23内の指標物マスタ情報200(後記する、図6参照)として予め記憶されている各指標物の特徴量とを比較し、類似度を算出する。そして、指標物認識部126は、例えば、「類似度が一番大きい指標物の類似度が70%以上」であれば、分離画像に対応する指標物を、その類似度が一番大きいもの(例えば、「手」や「トング」)であると認識する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る指標物マスタ情報200のデータ構成例を示す図である。図6に示すように、指標物マスタ情報200には、指標物IDに対応付けて、指標物名、その指標物の特徴量が格納される。ここでは、指標物として、「手」と「トング」の例を示している。特徴量には、その指標物の、形状、大きさ、色合い等の特徴を示すデータや代表画像が格納される。図6では、図4(a)に示したように、オペレータの手がトレー3の縁部30に重なっている状態での分離画像における典型的な手の形(左手・右手)の特徴量として、代表画像αに示す複数の手の形の特徴量を登録した例を示している。また、図6では、図4(b)に示したように、トングがトレー3の縁部30に重なっている状態での分離画像における典型的なトングの形の特徴量として、代表画像βに示す複数のトングの形の特徴量を登録した例を示している。このように、手の形やトングの形として典型的な複数の特徴量を予め指標物マスタ情報200に登録しておく。
指標物認識部126は、取得した物体認識画像(分離画像)を、指標物マスタ情報200に記憶された各指標物の特徴量と比較することにより、その分離画像に対応する指標物を決定する。そして、決定した指標物の情報(例えば、「手」や「トング」)を販売関連情報確定部130に引き渡す。
図3に戻り、指標物位置判断部127は、物体領域判定部121から取得した物体認識画像(分離画像)について、所定の領域に重なると判定した物体(例えば、「手」や「トング」)のトレー3の縁部30における位置を特定する。
例えば、指標物位置判断部127は、撮影装置15(図1参照)側、つまり、撮影台16に置かれたトレー3を上部から撮影した画像(フレーム画像)において、図7に示すように、トレー3の縁部30の左側の領域を第1の領域(符号301)とし、縁部30の右側の領域を第2の領域(符号302)とする。
そして、指標物位置判断部127は、取得した物体認識画像(分離画像)の指標物が所定の領域(ここでは、縁部30)のうちのさらにどの領域の区分に位置するかを判断する。例えば、指標物位置判断部127は、第1領域の区分[1]と重なる形で指標物が位置すると判断する。指標物位置判断部127は、判断した指標物の位置情報(例えば、「第1領域・区分[1]」を、販売関連情報確定部130に引き渡す。
図3に戻り、販売関連情報確定部130は、指標物認識部126から取得した指標物の情報と、指標物位置判断部127から取得した指標物の位置情報とに基づき、記憶部23内の指標物位置対応情報300を参照することにより、販売関連情報を確定する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る指標物位置対応情報300のデータ構成例を示す図である。図8に示すように、指標物位置対応情報300には、指標物およびその指標物の位置情報に対応付けて、販売関連情報が記憶される。
例えば、指標物認識部126から取得した指標物の情報が「手」であり、指標物位置判断部127から取得した指標物の位置情報が領域「1」(第1領域)の区分「1」である場合には、販売関連情報(ここでは、客層情報)として「女性・子供」が対応付けられる。同様に、指標物認識部126から取得した指標物の情報が「手」であり、指標物位置判断部127から取得した指標物の位置情報が領域「2」(第2領域)の区分「2」である場合には、販売関連情報として「男性・大人」が対応付けられる。
販売関連情報確定部130は、指標物位置対応情報300(図8)を参照することにより、販売関連情報(客層情報)を確定する。例えば、販売関連情報確定部130は、図9に示す例の場合に、指標物が「手」であり、指標物の位置情報が第1領域の区分[1]であることから、指標物位置対応情報300を参照し、販売関連情報(客層情報)が、「女性・子供」であることを確定する。そして、販売関連情報確定部130は、その確定した販売関連情報を、商品・販売関連情報提示部140に出力する。
なお、販売関連情報確定部130は、販売関連情報として、値引き情報(ここでは、値引き額)を設定してもよい。例えば、図10(a)に示す第3領域において、指標物位置対応情報300(図8参照)に、指標物が「手」であり、指標物の位置情報が第3領域の区分[1]の場合に「10円引き」、区分[2]の場合に「20円引き」、区分[3]の場合に「50円引き」というように格納しておく。そして、販売関連情報確定部130は、図10(b)に示す例のように、指標物の情報が「手」であり、指標物の位置情報が領域「3」(第3領域)の区分「1」である場合に、販売関連情報(ここでは、値引き額)として「10円引き」であることを確定する。このようにすることにより、販売関連情報確定部130は、指標物の情報とその位置情報とに基づき、販売関連情報(値引き額)を特定することができる。なお、販売関連情報として、値引き割合(1割引き、2割引き、5割引)等を設定するようにしてもよい。
また、販売関連情報確定部130は、指標物(手やトング等)が、所定の領域に位置することに基づき、商品等の登録を確定させる処理(会計内容の確定処理)を行うようにすることもできる。
例えば、図11(a)に示す、トレー3の縁部30の第4領域および第5領域を、商品等の登録確定処理に対応付けて指標物位置対応情報300(図8参照)に登録しておく。そして、販売関連情報確定部130は、図11(b)に示す例のように、指標物の情報が「手」であり、指標物の位置情報として領域「4」(第4領域)であると指標物位置判断部127が判断した場合に、商品等の登録確定処理(会計内容の確定処理)を実行する。このようにすることにより、オペレータは、タッチディスプレイ12(図1参照)において確定ボタンを操作することなく、商品の識別情報や個数などを確定することができる。
図3に戻り、商品・販売関連情報提示部140は、商品類似度判断部124が商品の類似度を判断した、上記(1)の決定した商品の画像や、上記(2)の複数の候補の商品の画像を、ディスプレイ12Aや顧客用ディスプレイ11に表示するとともに、確定した販売関連情報等を、ディスプレイ12Aに表示する。
入力取得部150は、タッチパネル12Bを介してディスプレイ12Aの表示に対応する各種入力操作を受け付ける。例えば、上記(1)または(2)と判断され、商品の候補の1つ以上の画像がディスプレイ12Aに表示された場合、オペレータによるタッチパネル12Bを用いた商品選択のタッチ入力操作を受け付ける。
なお、商品や販売関連情報等の確定は、入力取得部150を介して、オペレータによる入力操作を受け付けることにより行われてもよいし、前記したように、販売関連情報確定部130が、商品等の登録確定処理を実行するトレー3上の所定の領域(図11の例では、第4領域および第5領域)に指標物が位置することを認識することにより行ってもよい。
販売情報登録部160は、入力取得部150または販売関連情報確定部130により確定された商品や販売関連情報について、記憶部23内の商品販売登録情報400に登録を行う。
図12は、本発明の第1の実施形態に係る商品販売登録情報400のデータ構成例を示す図である。図12に示すように、商品販売登録情報400には、販売ID、販売時刻、商品ID、商品名、単価(定価)、値引き額、個数、売上金額、客層情報などが登録される。
ここで、販売情報登録部160は、販売IDおよび販売時刻に対応付けて、販売が確定された商品について、商品マスタ情報100を参照し、商品ID、商品名、単価(定価)を取得して登録する。そして、販売情報登録部160は、確定された商品毎の販売個数に基づき、売上金額を計算して登録する。また、販売情報登録部160は、販売関連情報確定部130が確定した、客層情報や値引き額などの販売関連情報を登録する。
情報出力部170は、前記のようにして確定された商品の商品IDと、これに対応する商品名、単価、販売個数等を顧客用ディスプレイ11、ディスプレイ12Aに表示し、プリンタ14に出力する。
<処理の流れ>
次に、商品登録装置1の処理の流れを説明する。
図13は、本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置1の商品・販売関連情報登録処理の流れを示すフローチャートである。
商品登録装置1は、撮影台16の撮影領域151を撮影装置15によって、常時撮影し続ける。または、顧客がトレー3を撮影台16に載せ、オペレータがタッチディスプレイ12上の撮影ボタンをタッチすることにより、商品登録装置1の処理部10が撮影装置15からの画像を取り込み、一連の処理を開始する。
先ず、処理部10は、撮影装置15からの画像のキャプチャを開始する(ステップS10)。画像記憶部110は、撮影装置15が撮影したフレーム画像(撮影画像)をRAM21に記憶する。
次に、オブジェクト認識処理部120は、画像記憶部110が記憶したフレーム画像に対して、オブジェクト認識処理を行う。
具体的には、オブジェクト認識処理部120の物体領域判定部121が、撮影画像上のオブジェクト(商品や指標物)が所定の領域(例えば、トレー3の縁部30)と重なっているか否かを認識するとともに、そのオブジェクト(商品や指標物)を背景から分離することで、物体認識画像(分離画像)を生成する(ステップS11)。そして、物体領域判定部121は、認識したオブジェクトが、所定の領域と重なる否かを判定し(ステップS12)、重なる場合には(ステップS12→Yes)、そのオブジェクトが指標物であると判定して、その物体認識画像を指標物検出部125に出力し、ステップS13に進む。一方、物体領域判定部121は、認識したオブジェクトが、所定の領域と重ならない場合には(ステップS12→No)、そのオブジェクトが商品であると判定して、その物体認識画像を商品検出部122に出力し、ステップS19に進む。
次に、指標物検出部125は、物体領域判定部121から取得したオブジェクト(物体認識画像)ごとに次にステップS13〜S18の処理を繰り返す。
まず、指標物検出部125の指標物認識部126は、取得した物体認識画像(分離画像)について、形状、大きさ、色合い等の特徴量を演算し、記憶部23内の指標物マスタ情報200(図6参照)と比較することにより類似度を算出する(ステップS14)。そして、指標物認識部126は、このオブジェクトが登録した指標物であるか否かを判定する(ステップS15)。この物体が指標物と判定された場合には(ステップS15→Yes)、指標物認識部126は、判定した指標物の情報を販売関連情報確定部130に出力し、次のステップS16に進む。一方、この物体が指標物と判定されなかった場合には(ステップS15→No)、ステップS18に進む。
続いて、指標物検出部125の指標物位置判断部127が、物体領域判定部121が取得したフレーム画像(撮影画像)を用いて、物体領域判定部121から取得した物体認識画像(分離画像)について、所定の領域(例えば、トレー3の縁部30)に重なるとした物体(例えば、「手」や「トング」)のトレー3の縁部30における位置を判断する(ステップS16)。例えば、指標物位置判断部127は、図9に示す例においては、指標物(「手」)が、第1領域の区分[1]にあると判断する。そして、指標物位置判断部127は、その判断した位置情報を、販売関連情報確定部130に出力する。
次に、販売関連情報確定部130は、指標物認識部126から取得した指標物の情報と、指標物位置判断部127から取得した指標物の位置情報とに基づき、記憶部23内の指標物位置対応情報300(図8)を参照することにより、販売関連情報を確定する(ステップS17)。
例えば、販売関連情報確定部130は、図9に示す例においては、指標物位置対応情報300(図8)を参照することにより、指標物が「手」であり、指標物の位置情報が第1領域の区分[1]であることから、販売関連情報(ここでは、客層情報)が、「女性・子供」であると確定する。
そして、処理部10(指標物検出部125)は、物体領域判定部121から取得した物体認識画像(分離画像)のすべてについて処理を繰り返したかを判断する(ステップS18)。指標物検出部125は、取得したすべての物体認識画像(分離画像)について処理を繰り返していなかったならば、ステップS13の処理に戻り、取得したすべての物体認識画像(分離画像)について処理を繰り返したならば、ステップS23に進む。
一方、ステップS12において、物体領域判定部121が、認識したオブジェクトについて、所定の領域と重ならないと判定した場合には(ステップS12→No)、商品検出部122は、物体領域判定部121から取得したオブジェクト(物体認識画像)ごとに次のステップS19〜S22の処理を繰り返す。
まず、商品検出部122の商品類似度演算部123は、取得した物体認識画像(分離画像)について、形状、大きさ、色合い等の特徴量を演算し、記憶部23内の商品マスタ情報100(図5参照)と比較することにより類似度を算出する(ステップS20)。
続いて、商品検出部122の商品類似度判断部124は、商品類似度演算部123が算出した類似度に基づいて、物体認識画像(分離画像)に対応する商品を検出する(ステップS21)。ここで、対応する商品が複数検出された場合には、その候補の商品の画像をディスプレイ12Aや顧客用ディスプレイ11に表示し、入力取得部150が、オペレータによるタッチパネル12Bを用いた商品選択のタッチ入力操作を受け付けることにより、商品を選択する。
そして、商品検出部122は、物体領域判定部121から取得した物体認識画像(分離画像)のすべてについて処理を繰り返したかを判断する(ステップS22)。商品検出部122は、取得したすべての物体認識画像(分離画像)について処理を繰り返していなかったならば、ステップS19の処理に戻り、取得したすべての物体認識画像(分離画像)について処理を繰り返したならば、ステップS23に進む。
ステップS23において、商品・販売関連情報提示部140は、販売関連情報確定部130が確定した販売関連情報(例えば、客層情報)と、商品検出部122が検出した商品の情報(商品の識別情報や単価、個数、合計金額等)とを、ディスプレイ12Aに表示する。なお、このとき、商品・販売関連情報提示部140は、例えば、販売関連情報が客層情報である場合には、客層情報以外の商品の情報(商品の識別情報や単価、個数、合計金額等)を、顧客用ディスプレイ11に表示する。つまり、顧客用ディスプレイ11には客層情報を表示しないようにする。
続いて、処理部10は、表示された情報が確定(会計内容が確定)されたか否かを判断する(ステップS24)。具体的には、処理部10は、タッチディスプレイ12(タッチパネル12B)がオペレータにより操作されたことにより、入力取得部150が確定ボタンのタッチされたことを検知するか、指標物検出部125が、図11(b)に示すように、「手」等の指標物が、登録確定を示す領域(第4領域)に位置することを検出することにより、ディスプレイ12Aに表示された、商品の情報と販売関連情報とを確定する。
そして、表示された情報が確定されていないと処理部10が判断したならば(ステップS24→No)、ステップS10に戻り処理を続ける。一方、表示された情報が確定したと判断したならば(ステップS24→Yes)、次のステップS25に進む。
ステップS25において、販売情報登録部160は、確定された商品の情報と販売関連情報について、記憶部23内の商品販売登録情報400(図12参照)に登録を行い、処理を終了する。
このようにすることにより、商品登録装置1は、オブジェクト認識により商品登録をする際に、商品か指標物であるかを判定し、タッチディスプレイ12等での操作を行うことなく、その指標物の所定の位置情報を特定することにより販売関連情報を確定し、商品の情報と販売関連情報とを登録することができる。よって、販売関連情報を入力するためのタッチディスプレイ12やレジスタのキー等を用いた煩雑な操作をなくすことができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る商品登録装置1Aについて説明する。
第2の実施形態に係る商品登録装置1Aの外観の概略図およびハードウェア構成は、第1の実施形態に係る商品登録装置1と同様のため(図1、図2参照)、記載を省略する。
第2の実施形態に係る商品登録装置1Aは、第1の実施形態に係る商品登録装置1の機能に加え、指標物が「手」である場合に、その手の形状(ジェスチャ)を認識することにより、より詳細な販売関連情報を、タッチディスプレイ12等での操作を行うことなく、登録できるものである。例えば、商品登録装置1Aは、後記する図16(b)に示すように、複数個の同一商品(物体b:メロンパン)の個数を登録したり、図17(b)に示すように、複数個の商品のうちの一つを特定して値引き情報を登録したりする。
図14は、本発明の第2の実施形態に係る商品登録装置1Aの機能ブロック図である。図3に示した本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置1と同一の機能を備える構成については、同一の名称と符号を付し、説明を省略する。
図14に示す商品登録装置1Aが、商品登録装置1(図3)と異なる点は、図3の処理部10が、図14では処理部10Aになっていること、オブジェクト認識処理部120の指標物検出部125の中の指標物位置判断部127が、指標物位置判断部127Aとなっていること、オブジェクト認識処理部120にジェスチャ認識部128が加わっていること、記憶部23の中に、ジェスチャマスタ情報500が加わっていることである。
指標物位置判断部127Aは、第1の実施形態における指標物位置判断部127が有する、所定領域に重なる物体(「手」や「トング」等)のトレー3の縁部30における位置を判断する機能に加えて、次に示す機能を有する。
指標物位置判断部127Aは、指標物認識部126が、指標物が「手」であると決定した場合に、画像記憶部110が取り込んだフレーム画像に基づき、その指標物(「手」)が商品の画像と重なっているか否かを判定する。そして、指標物位置判断部127Aは、指標物(「手」)が、商品の画像と重なっていると判定した場合、その指標物(「手」)の物体認識画像(分離画像)をジェスチャ認識部128に引き渡す。
ジェスチャ認識部128は、物体領域判定部121から取得した物体認識画像(分離画像)について、形状、大きさ、色合い、表面の凹凸具合などの表面の状態を特徴量として演算する。ジェスチャ認識部128は、演算した分離画像の特徴量と、記憶部23内のジェスチャマスタ情報500として予め記憶されている手の形状(ジェスチャ)の特徴量とを比較し、類似度を算出する。そして、ジェスチャ認識部128は、例えば、「類似度が一番大きい手の形状(ジェスチャ)の類似度が80%以上」であれば、分離画像に対応する指標物がその手の形状(ジェスチャ)であると認識する。
図15は、本発明の第2の実施形態に係るジェスチャマスタ情報500のデータ構成例を示す図である。図15に示すように、ジェスチャマスタ情報500には、ジェスチャIDに対応付けて、そのジェスチャ(手の形状)の特徴量(手の形状、大きさ、色合い等の特徴を示すデータや代表画像)、および、そのジェスチャ(手の形状)に関する対応情報(販売関連情報)が記憶される。
例えば、ジェスチャID「G001」は、左手の手の平側を撮影装置15に向けて、人差し指をたてるジェスチャ(手の形状)が、対応情報(販売関連情報)として「1」(1個)であることを示している。ジェスチャID「G006」は、右手の手の平側を撮影装置15に向けて、人差し指をたてるジェスチャ(手の形状)が、対応情報(販売関連情報)として「6」(6個)であることを示している。
また、ジェスチャID「G020」は、左手の手の甲側を撮影装置15に向けて、人差し指をたてるジェスチャ(手の形状)が、対応情報(販売関連情報)として、そのジェスチャと画面上で重なっている商品が「値引き対象商品」であることを示している。同様に、ジェスチャID「G021」は、右手の点甲側を撮影装置15に向けて、人差し指をたてるジェスチャ(手の形状)が、対応情報(販売関連情報)として、そのジェスチャと画面上で重なっている商品が「値引き対象商品」であることを示している。なお、ジェスチャID「G020」と「G021」とにおいて、値引き対象商品に予め同一の値引き額(割引率)を設定しておいてもよいし、例えば、ジェスチャID「G020」の値引き対象商品は「10円引き」、ジェスチャID「G021」の値引き対象商品は「20円引き」というように設定しておいてもよい。
ジェスチャ認識部128は、図16(a)に示すように、例えば、商品(物体b:メロンパン)が重なることにより、その個数を商品検出部122が正確に認識できないときに、図16(b)に示すように、オペレータが、その商品の個数をジェスチャで画像認識させる。つまり、図16(b)では、オペレータがジェスチャマスタ情報500(図15参照)におけるジェスチャID「G005」の手の形状(ジェスチャ)を商品(物体b:メロンパン)と重なるようにして、画像認識させることにより、商品(物体b:メロンパン)が「5」個であることを認識させる。
また、ジェスチャ認識部128は、図17(a)に示すように、2つの異なる商品(物体a:カレーパン、物体b:メロンパン)が、商品検出部122により検出された場合において、その片方の物体(例えば、物体b:メロンパン)のみを値引きしたいときに、図17(b)に示す画像を商品登録装置1Aに認識させる。つまり、オペレータがジェスチャマスタ情報500(図15参照)におけるジェスチャID「G021」の手の形状(ジェスチャ)を、値引きしたい商品、ここでは、物体b(メロンパン)と重ねるようにして、画像認識させることにより、商品(物体b:メロンパン)が値引き対象商品であり、値引き額(例えば、20円引き)を決定することができる。
<処理の流れ>
次に、商品登録装置1Aの処理の流れを説明する。
図18は、本発明の第2の実施形態に係る商品登録装置1Aの商品・販売関連情報登録処理の流れを示すフローチャートである。図18に示した処理のうち、図13に示す本発明の第1の実施形態に係る商品登録装置1と同一の処理には、同一の名称と符号を付し、適宜説明を省略する。
まず、商品登録装置1Aの処理部10Aは、図13のステップS10〜S12と同様の処理を行い、認識したオブジェクトが所定の領域に重なるか否かを判定する(ステップS12)。そして、物体領域判定部121が、認識したオブジェクトについて、所定の領域と重ならないと判定した場合(ステップS12→No)、その物体が商品であると判定して、ステップS19→S22の商品に対するオブジェクト認識処理を実行する。
一方、物体領域判定部121が、認識したオブジェクトについて、所定の領域と重なると判定した場合(ステップS12→Yes)、指標物検出部125およびジェスチャ認識部128は、以下の処理をオブジェクト(物体認識画像)ごとに繰り返す(ステップS13〜S18)。
まず、指標物検出部125の指標物認識部126は、取得した物体認識画像(分離画像)について、形状、大きさ、色合い等の特徴量を演算し、記憶部23内の指標物マスタ情報200(図6参照)と比較することにより類似度を算出する(ステップS14)。そして、指標物認識部126は、このオブジェクトが登録した指標物であるか否かを判定する(ステップS15)。このオブジェクトが指標物と判定された場合には(ステップS15→Yes)、次にステップS100に進む。一方、この物体が指標物と判定されなかった場合には(ステップS15→No)、ステップS18に進む。
ステップS100において、指標物位置判断部127Aは、指標物認識部126が、指標物が「手」であると認識し、かつ、その指標物(「手」)が商品の画像と重なっているか否かを判定する。ここで、ステップS100の条件を満たない場合には(ステップS100→No)、ステップS16に進み、指標物位置判断部127Aは、そのオブジェクトについて、所定の領域(例えば、トレー3の縁部30)における位置を判断する。そして、販売関連情報確定部130が、指標物位置対応情報300(図8)を参照し、販売関連情報を確定する(ステップS17)。
一方、ステップS100の条件を満たした場合には(ステップS100→Yes)、ジェスチャ認識部128が、指標物の特徴量と、記憶部23内のジェスチャマスタ情報500(図15)として予め記憶されている手の形状(ジェスチャ)の特徴量とを比較し、その指標物の手の形状(ジェスチャ)を認識する(ステップS101)。そして、ジェスチャ認識部128は、認識した手の形状(ジェスチャ)に関する対応情報(販売関連情報)を取得する(ステップS102)。
そして、処理部10Aは、ステップS18において、物体領域判定部121から取得した物体認識画像(分離画像)のすべてについて処理を繰り返したかを判断する。処理部10Aは、取得したすべての物体認識画像(分離画像)について処理を繰り返していなかったならば、ステップS13の処理に戻り、取得したすべての物体認識画像(分離画像)について処理を繰り返したならば、ステップS23に進む。
ステップS23以降の処理は、図13に示した処理と同様の処理を行い、商品の情報や販売関連情報などを、ディスプレイ12Aに表示して確定した場合に、商品販売登録情報400(図12参照)に登録を行い、処理を終える。
このようにすることにより、商品登録装置1Aは、オブジェクト認識により商品登録する際に、指標物である「手」の形状(ジェスチャ)を認識することにより、より詳細な販売関連情報を、タッチディスプレイ12等での操作を行うことなく、登録することができる。よって、販売関連情報を入力するためのタッチディスプレイ12やレジスタのキー等を用いた煩雑な操作をなくすことができる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能である。
(a) 本発明の商品登録装置1は、パン以外の食品、例えばキャベツやニンジン等に代表される野菜や、リンゴや梨等に代表される果物、ちくわ・天ぷら等に代表される調理品を認識する際に、その商品を購入した顧客の客層情報や商品の割引情報等を販売関連情報として商品の情報とともに登録するようにしてもよい。
(b) 本実施形態では、所定の領域としてトレー3の縁部30(図4参照)を例として説明したが、これに限定されず、予め商品登録装置1に撮影装置15の撮影領域151内の特定の領域を登録しておくことにより、同様の作用効果を得ることができる。例えば、トレー3がない場合であっても、撮影領域151内の撮影台16の表面に、所定の領域とわかるように色を付した領域を設けるようにし、物体がその領域と重なることにより、商品登録装置1が指標物と判定するようにしてもよい。
(c) 本実施形態では、指標物として、手とトングを例に説明したが、取り扱う商品に合わせて、菜箸やフォーク・スプーン等でもよく、これらの指標物を指標物マスタ情報200(図6)に予め登録しておくようにする。
<その他>
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
商品の販売に関連する情報を示す販売関連情報を登録するために用いる指標物に対応付けて前記販売関連情報が記憶されている記憶手段と、
撮影手段により撮影された撮影画像を用いて物体を認識し、前記商品と前記指標物とが認識された場合に、前記記憶手段に記憶された前記指標物に対応する販売関連情報を、認識された前記商品の情報とともに登録する制御手段と、
を備えることを特徴とする商品登録装置。
<請求項2>
前記制御手段は、前記撮影画像を用いて認識された物体のうち、所定の領域に重なって位置する物体を前記指標物と認識し、前記所定の領域に重ならずに位置する物体を前記商品と認識することを特徴とする請求項1に記載の商品登録装置。
<請求項3>
前記販売関連情報は、前記商品を購入する顧客の客層を示す客層情報であり、
前記記憶手段は、前記所定の領域のうちの前記指標物が重なる位置毎に、異なる属性の客層を対応付けて記憶しており、
前記制御手段は、前記指標物が前記所定の領域と重なる位置に基づき、前記客層を判定して前記販売関連情報として登録することを特徴とする請求項2に記載の商品登録装置。
<請求項4>
前記販売関連情報は、前記商品の価格の割引情報であり、
前記記憶手段は、前記所定の領域のうちの前記指標物が重なる位置毎に、前記割引情報を対応付けて記憶しており、
前記制御手段は、前記指標物が前記所定の領域と重なる位置に基づき、前記割引情報を取得して前記販売関連情報として登録することを特徴とする請求項2に記載の商品登録装置。
<請求項5>
前記記憶手段は、前記指標物である手の複数の形状を、前記販売関連情報に対応付けて記憶しており、
前記制御手段は、前記指標物と認識した物体が手であり、かつ、前記撮影画像において前記商品と認識した物体と当該指標物と認識した物体とが重なる場合に、当該手の形状を認識し、対応する販売関連情報を取得して登録することを特徴とする請求項2に記載の商品登録装置。
<請求項6>
前記記憶手段は、前記指標物である手の複数の形状それぞれを、前記商品の個数に対応付けて前記販売関連情報として記憶することを特徴とする請求項5に記載の商品登録装置。
<請求項7>
前記記憶手段は、前記指標物である手の複数の形状それぞれを、前記商品の割引情報に対応付けて前記販売関連情報として記憶することを特徴とする請求項5に記載の商品登録装置。
<請求項8>
商品の販売に関連する情報を示す販売関連情報を登録するために用いる指標物に対応付けて前記販売関連情報を予め記憶手段に記憶させるステップと、
撮影手段により撮影された撮影画像を用いて物体を認識するステップと、
前記商品と前記指標物とが認識された場合に、前記記憶手段に記憶された前記指標物に対応する販売関連情報を、認識された前記商品の情報とともに登録するステップと、
を有することを特徴とする商品登録方法。
1,1A 商品登録装置
10,10A 処理部
11 顧客用ディスプレイ
12 タッチディスプレイ
12A ディスプレイ
12B タッチパネル
13 キャッシュドロワ
14 プリンタ
15 撮影装置
16 撮影台
17 バックライト光源
20 CPU
21 RAM
22 ROM
23 記憶部
100 商品マスタ情報
110 映像記憶部
120 オブジェクト認識処理部
121 物体領域判定部
122 商品検出部
123 商品類似度演算部
124 商品類似度判断部
125 指標物検出部
126 指標物認識部
127,127A 指標物位置判断部
128 ジェスチャ認識部
130 販売関連情報確定部
140 商品・販売関連情報提示部
150 入力取得部
160 販売情報登録部
170 情報出力部
200 指標物マスタ情報
300 指標物位置対応情報
400 商品販売登録情報
500 ジェスチャマスタ情報

Claims (8)

  1. 商品の販売に関連する情報を示す販売関連情報を登録するために用いる指標物に対応付けて前記販売関連情報が記憶されている記憶手段と、
    撮影手段により撮影された撮影画像を用いて物体を認識し、前記商品と前記指標物とが認識された場合に、前記記憶手段に記憶された前記指標物に対応する販売関連情報を、認識された前記商品の情報とともに登録する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記撮影画像を用いて認識された物体のうち、所定の領域に重なって位置する物体を前記指標物と認識し、前記所定の領域に重ならずに位置する物体を前記商品と認識することを特徴とする商品登録装置。
  2. 前記販売関連情報は、前記商品を購入する顧客の客層を示す客層情報であり、
    前記記憶手段は、前記所定の領域のうちの前記指標物が重なる位置毎に、異なる属性の客層を対応付けて記憶しており、
    前記制御手段は、前記指標物が前記所定の領域と重なる位置に基づき、前記客層を判定して前記販売関連情報として登録することを特徴とする請求項1に記載の商品登録装置。
  3. 前記販売関連情報は、前記商品の価格の割引情報であり、
    前記記憶手段は、前記所定の領域のうちの前記指標物が重なる位置毎に、前記割引情報を対応付けて記憶しており、
    前記制御手段は、前記指標物が前記所定の領域と重なる位置に基づき、前記割引情報を取得して前記販売関連情報として登録することを特徴とする請求項1に記載の商品登録装置。
  4. 前記記憶手段は、前記指標物である手の複数の形状を、前記販売関連情報に対応付けて記憶しており、
    前記制御手段は、前記指標物と認識した物体が手であり、かつ、前記撮影画像において前記商品と認識した物体と当該指標物と認識した物体とが重なる場合に、当該手の形状を認識し、対応する販売関連情報を取得して登録することを特徴とする請求項1に記載の商品登録装置。
  5. 前記記憶手段は、前記指標物である手の複数の形状それぞれを、前記商品の個数に対応付けて前記販売関連情報として記憶することを特徴とする請求項4に記載の商品登録装置。
  6. 前記記憶手段は、前記指標物である手の複数の形状それぞれを、前記商品の割引情報に対応付けて前記販売関連情報として記憶することを特徴とする請求項4に記載の商品登録装置。
  7. 商品の販売に関連する情報を示す販売関連情報を登録するために用いる指標物に対応付けて前記販売関連情報が記憶されている記憶手段を備えた商品登録装置が実行する商品登録方法であって、
    撮影手段により撮影された撮影画像を用いて物体を認識する第1ステップと、
    前記商品と前記指標物とが認識された場合に、前記記憶手段に記憶された前記指標物に対応する販売関連情報を、認識された前記商品の情報とともに登録する第2ステップと、
    を有し、
    前記第1ステップは、前記撮影画像を用いて認識された物体のうち、所定の領域に重なって位置する物体を前記指標物と認識し、前記所定の領域に重ならずに位置する物体を前記商品と認識することを特徴とする商品登録方法。
  8. 商品の販売に関連する情報を示す販売関連情報を登録するために用いる指標物に対応付けて前記販売関連情報が記憶されている記憶手段を備えた商品登録装置におけるコンピュータを、
    撮影手段により撮影された撮影画像を用いて物体を認識する認識手段
    前記商品と前記指標物とが認識された場合に、前記記憶手段に記憶された前記指標物に対応する販売関連情報を、認識された前記商品の情報とともに登録する登録制御手段、
    として機能させ、
    前記認識手段は、前記撮影画像を用いて認識された物体のうち、所定の領域に重なって位置する物体を前記指標物と認識し、前記所定の領域に重ならずに位置する物体を前記商品と認識することを特徴とするプログラム。
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