JP6394241B2 - コークス製造用成型炭 - Google Patents
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Description
しかし、粘結炭は埋蔵量及び産出地が限られているため、近年はその入手が困難となってきている。更には、粘結炭は一般に高価であることから、その使用割合の増大はコークス原材料費にも影響がある。
分級や粉砕をして粉炭とした後、それらをベルトコンベアーで運び、ベルトコンベアーから下部にある石炭塔に投入する。石炭塔は隣接して複数並んでおり、ベルトコンベアーを移動させることで各石炭塔に投入される。図4にも示すように、成型炭をコークス製造用の原料として製造する場合は、粉炭の一部を取り出し、混練機にコールタール等のバインダーを添加して混練し、成型機で成型炭としたのち、この成型炭と残りの粉炭とを共にベルトコンベアーで運搬して、ベルトコンベアーから下部にある石炭塔に投入する。
石炭塔内部の原料炭の山に成型炭が上から投入されると、成型炭の形状によっては、成型炭の偏析(成型炭と粉炭との配合割合が石炭塔の内部で不均一となる現象)や割れが生じる。その結果、コークス炉の炭化室内で成型炭と粉炭が均質に混合されず、炭化室から抜き出される製品コークスの品質(目的とする強度)にバラつきが発生する問題があった。
[1] 粉炭を含有する原料炭を成型して得られるコークス製造用成型炭であって、以下で規定する回転係数が2.0〜3.0の範囲内となる形状を有することを特徴とするコークス製造用成型炭。
(1)成型炭の重心を通り、成型炭の最長辺と平行な直線を基準軸として互いに直交する3軸を設定する
(2)設定した3軸の各軸回りで1回転する際の慣性モーメントをそれぞれ算出する
(3)3軸回りの慣性モーメントのうち、最大値と最小値との比を算出し、回転係数とする
が30〜75gであり、以下の方法で測定した3軸回りの慣性モーメントのうち最小値が5.0kg・mm2以上である形状を有することを特徴とするコークス製造用成型炭。
(1)成型炭の重心を通り、成型炭の最長辺と平行な直線を基準軸として互いに直交する3軸を設定する
(2)設定した3軸の各軸回りで1回転する際の慣性モーメントをそれぞれ算出する
[4] 前記成型炭のアスペクト比が1.1〜3.5である[1]〜[3]のいずれか1項に記載のコークス製造用成型炭。
[5] 前記成型炭の最大長が100mm以下である[1]〜[4]のいずれか1項に記載のコークス製造用成型炭。
[6] 前記成型炭中の水分量が0.1〜15重量%である[1]〜[5]のいずれか1項に記載のコークス製造用成型炭。
[7] 粉炭と成型炭とを含有するコークス用原料炭であって、全原料炭中に[1]〜[6]のいずれか1項に記載の成型炭を5〜50重量%含有するコークス用原料炭。
[8] [7]に記載のコークス用原料炭をコークス炉に装入し、乾留してコークスを製造するコークスの製造方法。
本発明の成型炭は、後述する通り、その形状等に特徴を有する。ここで、本発明が対象とする成型炭は、例えば型崩れする等によって偶発的に製造されたものを対象とするものではなく、金型等を用いて意図的に成形されたものを対象とする。また、そのように製造されたものであれば、複数の成型炭の集合体のみならず、1個の成型炭についても対象と
するものである。更には、本発明の特徴をもつ特定の成型炭を成型するための金型についても、本発明の対象とするものである。
本発明の成型炭は、その原料(以下、「成型炭原料」という場合がある。)として成型原料炭を必須とし、バインダーや粘結材、その他成分を任意に用いることができる。
本発明のコークス製造用成型炭の前記成型原料炭は限定されないが、主成分(主原料)は粉炭であり、通常、粘結炭と非微粘結炭を含む配合炭である。
前記粉炭とは粉状の石炭を意味し、通常、粒径が3mm以下の石炭粒子を70〜90重量%程度の範囲で含有する、粉砕された石炭を意味する。
前記粘結炭とは、加熱したときに軟化溶融する性質(粘結性)をもつ石炭をいう。コークスは、製鉄時における高炉内の充填層の圧力に耐えて高い空隙率を保つのに十分な強度が必要であるとともに、微粉の発生を抑制しうる高い耐摩耗性が必要であるが、この特性を付与するためにコークス原料として粘結炭を用いる必要がある。
前記非微粘結炭の反射率は特に限定されないが、好ましくは0.80%以下であり、より好ましくは0.50〜0.76%であり、更に好ましくは0.71〜0.75%である。なお、非微粘結炭の反射率とは、ビトリニットの平均最大反射率であり、たとえば、JIS M8816で規定される方法(反射率測定方法)で測定することができる。
成型炭原料中の粘結炭や非微粘結炭の配合割合が上記範囲を外れる場合は、得られるコークスの強度が低下する傾向がある。
コークス原料として非微粘結炭の使用比率を増大させる手法としては、成型炭の原料として高い含有割合で用いることによって達成することができる。更には、成型炭の原料として粘結材を添加することも効果的である。
粘結材としては、粘結炭と非微粘結炭とを接着できるものであれば特に限定されないが、通常は粉末状固体であり、具体的にはピッチ等が挙げられる。
前記成型炭原料中の前記粘結材の含有量は特に限定されないが、1重量%以上が好ましく、2重量%以上がより好ましい。粘結材の含有量が1重量%未満の場合は、成型炭の強度が低下する傾向がある。一方、粘結剤の含有量は、5重量%以下が好ましく、4重量%以下がより好ましい。粘結材の含有量が多過ぎると、コークスの生産性(歩留まり)が低下する傾向がある。
バインダーとしては、粘結炭と非微粘結炭とを接着できるものであれば特に限定されないが、通常は液状であり、具体的にはコールタールが一般に用いられる。前記成型炭原料中の前記バインダーの含有量は特に限定されないが、3重量%以上が好ましく、4重量%以上がより好ましい。バインダーの含有量が3重量%未満の場合は、成型により得られる成型炭の強度が十分でない場合がある。一方、バインダーの含有量は、8重量%以下が好ましく、7重量%以下がより好ましい。
成型炭とは、成型炭原料を成型して得たものであり、コークス原料炭と混合してコークス炉内へ装入される。コークス原料として成型炭を用いることによりコークスの強度が向上する主な理由は、以下の通りである。成型炭原料を成型することにより、石炭粒子間の間隔が狭くなり粘結性が向上する。また、コークス製造時に成型炭部の膨張性が増大することにより、周囲にある粉炭部の圧密化が促進され、粉炭部の粘結性も向上する。さらに、成型炭を製造する際に添加する粘結材により石炭の軟化溶融性が向上する。
り好ましい。成型炭の最大長が100mmを超える場合は、成型炭の強度が低下する傾向がある。一方、成型炭の最大長の下限は、前記した成型炭の厚さの下限に相当し、好ましい下限も同様である。
(1)成型炭の重心を通り、成型炭の最長辺と平行な直線を基準軸として互いに直交する3軸を設定する
(2)設定した3軸の各軸回りで1回転する際の慣性モーメントをそれぞれ算出する
(3)3軸回りの慣性モーメントのうち、最大値と最小値との比を算出し、回転係数とする
先ず、3軸の原点となる成型炭の重心を確認する。成型炭の重心位置の確認方法としては、成型炭を吊った際の鉛直線の交点として求めることができる。具体的には、3点を支点として成型炭を吊った際に、吊り合った状態での鉛直線を確認し、これを異なる3か所で確認した後、3本の鉛直線の交点として求めることが出来る。
次いで、重心を通り、成型炭の最大長となる方向の軸(以下、長軸という場合がある)を設定する。
次いで、重心を通り、当該長軸と直交し、その軸回りでの慣性モーメントが最大値となる軸を設定する(以下、第2軸という場合がある)。
次いで、重心を通り、長軸、第2軸の何れとも直交する軸を設定する(以下、第3軸という場合がある)。
3軸回りの慣性モーメントを算出した後、これらの最大値と最小値との比(最大値/最小値)を算出し、回転係数とする。通常、長軸回りの慣性モーメントが、その成型炭の慣性モーメントの最小値となる場合が多いが、成型炭の形状によっては第3軸回りの慣性モーメントが最小となる場合もある。また通常は第2軸回りの慣性モーメントが最大となるが、長軸回りの慣性モーメントが最大となる場合もある。
を超えると、3軸のうち慣性モーメントが最小となる軸回りの回転によって転がることを抑制出来なくなる。更には、このような形状の場合は、成型炭自体が脆くなるため、その製造過程で型崩れを生じる場合や、ベルトコンベアーから石炭塔へ投入した時点で割れ等が生じることとなる。回転係数を3.0以下とすることにより、割れ等の破損を生じずに、しかも転がりを抑制することが出来る。
成型炭は、表面と内部との間に密度の差が生じるなど、密度が均一でない場合があるが、本発明において慣性モーメントを算出する際には、密度が均一であるものとして扱う。成型炭の密度が均一でないために、重心位置が実測と異なる場合は、均一なものとして解析ソフトで算出する。
(1)成型炭の重心を通り、成型炭の最長辺と平行な直線を基準軸として互いに直交する3軸を設定する
(2)設定した3軸の各軸回りで1回転する際の慣性モーメントをそれぞれ算出する
ここで、成型炭の重心の確認方法、3軸の設定方法、および各軸回りでの慣性モーメントの算出方法については、上述の第1の発明と同様である。
小値が好ましくは6.0kg・mm2以上、より好ましくは10.0kg・mm2以上、
更に好ましくは13.0kg・mm2以上であることが望ましい。また、3軸回りの慣性
モーメントのうち最小値の上限は限定されないが、通常30.0kg・mm2以下、好ま
しくは25.0kg・mm2以下、より好ましくは20.0kg・mm2 以下である。
第2の発明の成型炭は、上記と同様の理由により、重量が好ましくは40g以上、より
好ましくは45g以上であり、更に好ましくは50g以上であり、一方、好ましくは61
g以下、より好ましくは55g以下であることが望ましい。
本発明の成型炭は上記の規定を満たすものであれば、その形状は限定されるものではないが、具体的には、例えば、突起型、枕型、リボン型等の形状が例示される。なお、成型炭の形状が同様であっても、その大きさによって慣性モーメントは異なるが、形状を最適化することは本発明における慣性モーメントや回転係数を最適化する上での重要な達成手段となり得る。以下に、これらの形状の場合について、より詳細に説明する。
図1に突起型形状の成型炭の例を示す。突起型形状の成型炭とは、成型炭の本体に少なくとも1つの突出部が形成されていることを特徴とする。この突出部は、石炭塔内部でのコークス原料炭の山の斜面を転がり始めても、この突出部により偏析の主要因である転がりを抑制できる機能を持つ。
前記した慣性モーメントによる効果に加え、成型炭に突出部を設けることによりコークス原料炭の偏析を抑制できる要因としては、以下の機構が考えられる。その1つは、成型炭がコークス原料炭の斜面を転がり始めても、成型炭の突出部がコークス原料炭中に突き刺さることによって転がりが止まる機構である。他の1つは、成型炭に突出部を設けることにより、その重心が回転中心から外れるため、回転を繰り返すためのエネルギーが増大することによって転がりを止める機構である。
本発明の成型炭の形状を後述する通り更に最適化することにより、上記の機構による効果を一層向上させることが出来る。
が、更には、このカギ型形状の成型炭を2つ以上組み合わせた形状の成型炭(つまり、柱状の突出部が2つ以上ある形状の成型炭)などであってもよい。
図2に枕型形状の成型炭の例を示す。枕型の成型炭とは、最大断面形状が略長方形であり、これと直交する断面形状が略楕円形であることを特徴とする。断面形状は正確な長方形である必要は無く、略平行に対向する2組の2辺によって、4辺で構成されていればよい。これと直交する楕円形については、真円に近い形状から長径/短径の比が大きな形状までを含み、更に、長方形の角部を曲線化した形状(楕円を構成する長径及び又は短径と接する位置が所定の長さの直線で構成される形状)をも含み得る。
更に図2に例示した様に、左右対称とせずに重心をずらした形状(水滴型)としてもよい。このように重心をずらすことにより、回転を繰り返す際の重心の上下動が生じることとなるため、回転を抑制する点で好ましい。このような水滴型の形状は、最大断面に直交する面として、最大断面の長径方向の断面(図2(a))であっても、短径方向の断面(図2(b))であってもよい。
枕型形状の成型炭を構成する最大断面積と、これと直交する断面の最大面積との比は限定されないが、通常、最大断面積に対する直交最大断面積との比率が50〜80%、好ましくは60〜70%である。
図3にリボン型形状の成型炭の例を示す。リボン型の成型炭とは、最大断面形状が、略長方形を構成する対向2辺が切り欠かれた形状、換言すれば、2箇所の鈍角のくびれ部を持つ六角形であることを特徴とする。この様な形状とすることにより、中央部が絞られているため、慣性モーメントが大きく取れる傾向があり、回転を抑制する点で好ましい。
リボン型形状の成型炭を構成する、最大断面と直交する面の形状については、前記の枕型と同様の形状を適用することが出来る。また、当該くびれ部を境界として左右対称であってもよいし、非対象であってもよい。リボン型の成型炭において非対称の形状とすることにより、更に回転を抑制することが出来る場合がある。
リボン型形状の成型炭を構成する最大断面積と、これと直交する断面の最大面積との比は限定されないが、通常、最大断面積に対する直交最大断面積との比率が50〜80%、好ましくは60〜70%である。
本発明の成型炭を製造する方法は限定されないが、まず、成型原料炭として、前記の粘結炭と非微粘結炭とを混練機で混合、混練する。この際、バインダーを加えることにより、成型炭原料が調整される。得られた成型炭原料を成型機で成型することにより、成型炭が得られる。なお、前記の粘結材は粘結炭と非微粘結炭とともにあらかじめ混合しておき、バインダーはその混合物に添加して使用されることが好ましい。
加圧成型機の方式や機構は限定されないが、成型炭の形状が形成された凹部を有する1対のローラー型の金型を使用し、該ローラーが回転する際に成型炭原料が凹部に充填されて圧縮される機構であることが好ましい。このような加圧成型機による加圧圧力(線圧)は特に限定されないが、0.8〜2.0t/cmが好ましく、1.0t/cm〜1.2t/cmがより好ましい。加圧が上記範囲より小さいと、十分な強度を有する成型炭が得られない場合がある。
次に、図4を用いて、成型炭装入法を用いたコークスの製造法について具体例を説明する。
まず、粉砕された原料炭(粘結炭及び非微粘結炭)の一部を成型原料炭として取り分け、成型炭の強度を向上させるためのバインダー及び必要により粘結材等を添加し、混練機にて、通常40〜80℃の温度で十分な混合を行う。混合する時間は特に限定されないが、通常は数分間程度である。
い)と、コークス強度が低下する傾向がある。
偏析評価試験は以下のような手順で実施した。
(1) 成型炭の含有割合が20重量%となるように成型炭と粉炭とを混合し、原料炭を調製する。調整した原料炭を、平地上に高さ=4700mmから600kg落下させることにより、高さが約750mm、底面の直径が約2000mmの原料炭の山を形成する。(2)形成された原料炭の山について、図6のようにサンプリングエリアを区分けし、各エリアにある成型炭の重量をそれぞれ秤量し、成型炭の分配割合を算出する。
(3)図6に示す(5)のエリア(山の周辺部)にある成型炭の重量割合を「偏析係数」とし、この偏析係数が小さいものを偏析が良好であると評価した。
成型炭の形状は、表−1に示す通りの5種類(突起型−1、突起型−2、枕型、リボン型、マセック型(比較例))とした。各成型炭の形状の概略は、それぞれ、図1(a)、図1(b)、図2(b)、図3及び図7に対応する。これらの各成型炭の形状について、前述の方法に基づき、慣性モーメント及び回転係数を算出した結果を表−1に示す。
成型炭原料として、粒径3mm以下を80重量%以上含む石炭(非微粘結炭70重量%と粘結炭30重量%とを配合した配合炭であり、配合炭中に水分を9重量%含む)にバイ
ンダーとしてコールタール(石炭に対して5重量%)を添加した。これを40〜60℃に加温しながら5〜10分間混練した後、表−1に示す形状の成型炭に対応する型を有するローラー型の加圧成型機に充填して線圧1.0t/cmで成型炭を作成した。成型品は、加圧成型機の型から外れたものが自然落下することで回収貯蔵した。
表−2から明らかな通り、回転係数が2.0未満である比較例1(マセック型)と比較し、回転係数が規定値内である実施例1〜4の成型炭は偏析が少ないことが判った。また、3軸回りの慣性モーメントのうち最小値が5.0kg・mm2未満である比較例1(マセック型)と比較し、当該最小値及び成型炭重量が規定値内である実施例1〜4の成型炭は偏析が少ないことが判った。
2 本体
3 突出部
Claims (8)
- 粉炭を含有する原料炭を成型して得られるコークス製造用成型炭であって、
以下の(1)〜(3)で規定する回転係数が2.4〜2.7の範囲内となり、
以下の(4)〜(5)の方法で測定した3軸まわりの慣性モーメントのうち最小値が6
.3〜17.0kg・mm 2 であり、
かつ突起型、枕型及びリボン型のいずれかから選ばれる形状を有することを特徴とする
コークス製造用成型炭。
(1)成型炭の重心を通り、成型炭の最長辺と平行な直線を基準軸として互いに直交する
3軸を設定する
(2)設定した3軸の各軸回りで1回転する際の慣性モーメントをそれぞれ算出する
(3)3軸回りの慣性モーメントのうち、最大値と最小値との比を算出し、回転係数とす
る
(4)成型炭の重心を通り、成型炭の最長辺と平行な直線を基準軸として互いに直交する
3軸を設定する
(5)設定した3軸の各軸回りで1回転する際の慣性モーメントをそれぞれ算出する - 重量が30〜75gである請求項1に記載のコークス製造用成型炭。
- 請求項1又は2に記載の成型炭を50重量%以上含有するコークス製造用成型炭。
- 前記成型炭のアスペクト比が1.1〜3.5である請求項1〜3のいずれか1項に記載
のコークス製造用成型炭。 - 前記成型炭の最大長が100mm以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載のコー
クス製造用成型炭。 - 前記成型炭中の水分量が0.1〜15重量%である請求項1〜5のいずれか1項に記載
のコークス製造用成型炭。 - 粉炭と成型炭とを含有するコークス用原料炭であって、全原料炭中に請求項1〜6のい
ずれか1項に記載の成型炭を5〜50重量%含有するコークス用原料炭。 - 請求項7に記載のコークス用原料炭をコークス炉に装入し、乾留してコークスを製造す
るコークスの製造方法。
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