JP6391838B2 - 熱交換器ユニットおよび冷凍サイクルシステム - Google Patents

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Description

この発明は、第1熱交換器が配設された第1流路と、第1流路と並列に設けられ、第2熱交換器が配設された第2流路と、を有する熱交換器ユニットおよび冷凍サイクルシステムに関する。
従来から、並列な2つの流路を有する室外熱交換器において、一方の流路に流路を閉ざすことができる電磁弁が設けられた空気調和装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された従来の空気調和装置では、電磁弁の開閉を切り替えることで、室外熱交換器の能力を制御している。
特開平1−200160号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の熱交換器ユニットでは、2つの流路のうちの、開閉装置が配設された流路の圧力損失が増加するため、第1流路に流れる作動流体の流量と、第2流路に流れる作動流体の流量と、が不均一となるおそれがある。
この発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、第1流路に流れる作動流体の流量と、第2流路に流れる作動流体の流量と、を均一化することができる熱交換器ユニットおよび冷凍サイクルシステムを得ることを目的としている。
この発明に係る熱交換器ユニットは、作動流体を熱交換させる第1熱交換器と第2熱交換器とを備え、室外に配置される熱交換器ユニットであって、第1熱交換器が配設された第1流路と、第1流路と並列に設けられ、第2熱交換器が配設された第2流路と、を有し、第1流路は、第2流路と比較して、圧力損失が小さく、第1流路に、第1熱交換器への作動流体の流入を制御する開閉装置が配設され、低負荷運転時における熱交換を行う第2熱交換器に取り付けられたフィンの間隔が、第1熱交換器に取り付けられたフィンの間隔と比較して広いものである。
この発明によれば、開閉装置が配設される第1流路の圧力損失が、第2流路の圧力損失と比較して、小さく構成されているため、第1流路に流れる作動流体の流量と、第2流路に流れる作動流体の流量と、を均一化することができる熱交換器ユニットおよび冷凍サイクルシステムを得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクルシステムの構成の一例を示す図である。 図1に記載の熱交換器ユニットの構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る熱交換器ユニットの構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る熱交換器ユニットの構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさおよび配置等は、この発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
[冷凍サイクルシステム]
図1は、この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクルシステムの構成の一例を示す図である。図1に記載の冷凍サイクルシステム100は、例えば、部屋の内部の室内の空調を行う空気調和システムに適用されるものであり、冷媒が循環する冷媒回路100Aを有している。冷媒回路100Aは、圧縮機12と、流路切替装置14と、利用側熱交換器16と、膨脹装置18と、熱交換器ユニット10と、が配管で接続されることによって形成される。なお、この実施の形態の冷凍サイクルシステム100に適用される冷媒は、例えば、HFC冷媒およびHFO冷媒のうちの少なくとも一方を含むものであるが、他の冷媒であってもよい。
圧縮機12は、冷媒を吸入し圧縮して高温・高圧の状態で吐出するものである。圧縮機12は、例えば、容量制御可能なインバータ圧縮機であるが、一定速タイプのものであってもよい。流路切替装置14は、冷房運転または暖房運転の運転モードの切替に応じて、暖房流路と冷房流路との切替を行うものであって、例えば四方弁で構成されている。なお、流路切替装置14は、例えば複数の二方弁等を組み合わせて構成されてもよい。
利用側熱交換器16は、例えば冷媒を空気と熱交換させるものであり、空調対象である部屋の内部の室内等に設置されている。利用側熱交換器16は、例えば、冷媒が流れる伝熱管と、伝熱管に取り付けられた複数のフィンと、を含んで構成されている。例えば、利用側熱交換器16の近傍には、利用側熱交換器16への送風を行う室内ファン(図示を省略)が設置されている。なお、図1に示す例では、利用側熱交換器16が、第1利用側熱交換器16Aおよび第2利用側熱交換器16Bの2台を含んで構成されているが、利用側熱交換器16は、1台であってもよく、3台以上の複数を含んで構成されていてもよい。
膨脹装置18は、冷媒を膨脹させるものであり、例えば、開度を調整できるLEV、すなわちリニア電子膨張弁であるが、開度を調整できない毛細管等であってもよい。熱交換器ユニット10は、例えば冷媒を空気と熱交換させることによって、空調の熱を廃熱または供給する熱源側熱交換器として機能するものであり、例えば部屋の外部の室外に設置されている。
次に、図1に記載の冷凍サイクルシステム100の動作の一例について説明する。
[冷房運転]
まず、冷凍サイクルシステム100の冷房運転時の動作の例について説明する。冷凍サイクルシステム100が冷房運転を行うときは、流路切替装置14が、破線で示すように、圧縮機12の吐出側を熱交換器ユニット10に接続し、圧縮機12の吸入側を利用側熱交換器16に接続している。圧縮機12で圧縮された冷媒は、流路切替装置14を介して、熱交換器ユニット10を流れる。熱交換器ユニット10を流れて凝縮された冷媒は、膨脹装置18で膨脹され、利用側熱交換器16を流れる。利用側熱交換器16を流れて蒸発された冷媒は、圧縮機12に吸入され、再び圧縮される。
[暖房運転]
次に、冷凍サイクルシステム100の暖房運転時の動作の例について説明する。冷凍サイクルシステム100が暖房運転を行うときは、流路切替装置14が、実線で示すように、圧縮機12の吐出側を利用側熱交換器16に接続し、圧縮機12の吸入側を熱交換器ユニット10に接続している。圧縮機12で圧縮された冷媒は、流路切替装置14を介して、利用側熱交換器16を流れる。利用側熱交換器16を流れて凝縮された冷媒は、膨脹装置18で膨脹され、熱交換器ユニット10を流れる。熱交換器ユニット10を流れて蒸発された冷媒は、圧縮機12に吸入され、再び圧縮される。
[熱交換器ユニット]
図2は、図1に記載の熱交換器ユニットの構成の一例を示す図である。図2に示すように、この実施の形態の例の熱交換器ユニット10は、第1熱交換器1Aおよび第1分配器3Aが配設された第1流路8Aと、第2熱交換器1Bおよび第2分配器3Bが配設された第2流路8Bと、を有している。第1熱交換器1Aと第1分配器3Aとは、複数の第1分配配管4Aで接続されており、第2熱交換器1Bと第2分配器3Bとは、複数の第2分配配管4Bで接続されている。第1流路8Aと第2流路8Bとは、並列に設けられており、第1流路8Aは、第2流路8Bと比較して圧力損失が小さく形成されている。そして、圧力損失が小さく形成された第1流路8Aに、冷媒の流れを制御する開閉装置5が配設されているため、第1流路8Aの圧力損失と第2流路8Bの圧力損失とが均一化されている。なぜなら、開閉装置5は、開状態となったときに、圧力損失を増加させる抵抗として機能する。なお、以下では、この実施の形態の理解を容易にするために、第1熱交換器1Aおよび第2熱交換器1Bを単に熱交換器1として説明し、第1分配器3Aおよび第2分配器3Bを単に分配器3として説明する場合もある。
分配器3は、冷媒を複数に分配して熱交換器1に流入させるものである。分配器3は、冷媒を均等に分配することができるように構成されており、例えば、分配器3に流入した冷媒は、分配器3の内部の壁面に衝突して、分配器3の内部で攪拌されて、熱交換器1に分配される。第1分配器3Aは、分岐部2および開閉装置5を通過した冷媒を複数に分配して、第1熱交換器1Aに流入させ、第2分配器3Bは、分岐部2を通過した冷媒を複数に分配して、第2熱交換器1Bに流入させる。第2分配器3Bは、第1分配器3Aと比較して、冷媒を分配する分配数が少なく構成されている。
熱交換器1は、例えば冷媒を空気と熱交換させるものであり、冷媒が流れる伝熱管6と、伝熱管6に取り付けられたフィン7と、を含んで構成されている。伝熱管6は、例えば断面が円形状を有する管である。フィン7は、例えば伝熱管6が延びる方向と略垂直に取り付けられた板状の部材であり、空気が流れる方向と略平行に配設されている。なお、図2に示す例では、第1フィン7Aと第2フィン7Bとが、別体で形成されているが、第1フィン7Aと第2フィン7Bとを一体的に形成することもできる。
第1熱交換器1Aは、第2熱交換器1Bと比較して、圧力損失が小さく形成されており、この実施の形態の例では、第1熱交換器1Aの第1伝熱管6Aの長さは、第2熱交換器1Bの第2伝熱管6Bの長さと比較して、短くなっている。なお、図2に示す例では、第1伝熱管6Aは、正面側から流入した冷媒を、背面側から流出させており、第2伝熱管6Bは、正面側から流入した冷媒を、背面側で折り返し、正面側で折り返してから、背面側から流出させているが、第1伝熱管6Aおよび第2伝熱管6Bの構成は、図2に記載の例に限定されるものではない。第1伝熱管6Aおよび第2伝熱管6Bの折り返し数は、第1熱交換器1A、第2熱交換器1Bの構成等によって自由に定められるものであり、例えば、第1伝熱管6Aおよび第2伝熱管6Bのうちの少なくとも一方の折り返し数を偶数回とすることもできる。なお、第1伝熱管6Aおよび第2伝熱管6Bの折り返し数は、同じであってもよい。
開閉装置5は、第1流路8Aに配設され、第1熱交換器1Aへの冷媒の流入を制御するものであり、図2に示す例では、分岐部2と第1分配器3Aとの間に配設されている。開閉装置5は、例えば、開度を調整できる電動弁であるが、単純に開閉を切り替える開閉切替弁等であってもよい。開閉装置5は、熱交換器ユニット10に流れる冷媒の流量に応じて、開状態と閉状態とが切り替えられる。例えば、開閉装置5の開閉状態の切り替えは、圧縮機12の運転周波数または外気温度等を利用して行われる。
次に、熱交換器ユニット10の動作の一例について説明する。以下では、熱交換器ユニット10の熱交換器1が、冷媒を蒸発させる蒸発器として機能するときの動作の例について説明する。
[冷媒の流量が少ないときの熱交換器ユニットの動作]
まず、熱交換器ユニット10に流れる冷媒の流量が少ないときの、熱交換器ユニット10の動作の一例について説明する。熱交換器ユニット10に流れる冷媒の流量は、例えば、図1に記載の冷凍サイクルシステム100の負荷が低いときに、少なくなる。熱交換器ユニット10に流れる冷媒の流量が少ないときは、図2に記載の開閉装置5が閉状態に設定されている。
図1に記載の膨脹装置18で膨脹された冷媒は、熱交換器ユニット10に流入する。図2に示すように、熱交換器ユニット10に流入した冷媒は、分岐部2を介して、第2分配器3Bに流入する。第2分配器3Bに流入した冷媒は、複数に均等に分配されて、第2熱交換器1Bに流れる。第2熱交換器1Bを流れて蒸発された冷媒は、図示を省略してある第1合流器で合流する。なお、図示を省略してある第1合流器は、図2において、熱交換器ユニット10の背面側に配設されている。第1合流器で合流した冷媒は、合流部9を介して、熱交換器ユニット10から流出する。熱交換器ユニット10から流出した冷媒は、図1に記載の流路切替装置14を介して、圧縮機12に吸入される。
[冷媒流量の流量が多いときの熱交換器ユニットの動作]
次に、熱交換器ユニット10に流れる冷媒の流量が多いときの、熱交換器ユニット10の動作の一例について説明する。熱交換器ユニット10に流れる冷媒の流量は、例えば、図1に記載の冷凍サイクルシステム100の負荷が高いときに多くなる。熱交換器ユニット10に流れる冷媒の流量が多いときは、図2に記載の開閉装置5が開状態に設定されている。
図1に記載の膨脹装置18で膨脹された冷媒は、熱交換器ユニット10に流入する。図2に示すように、熱交換器ユニット10に流入した冷媒は、分岐部2にて、第1分配器3Aに流入する冷媒と、第2分配器3Bに流入する冷媒と、に分岐される。分岐部2で分岐されて第1分配器3Aに流入した冷媒は、複数に均等に分配されて、第1熱交換器1Aに流れる。第1熱交換器1Aを流れて蒸発された冷媒は、図示を省略してある第1合流器で合流する。第1合流器で合流した冷媒は、合流部9にて、第2熱交換器1Bで蒸発された冷媒と合流する。また、分岐部2で分岐されて第2分配器3Bに流入した冷媒は、複数に均等に分配されて、第2熱交換器1Bに流れる。第2熱交換器1Bを流れて蒸発された冷媒は、図示を省略してある第2合流器で合流する。なお、図示を省略してある第2合流器は、図2において、熱交換器ユニット10の背面側に配設されている。第2合流器で合流した冷媒は、合流部9にて、第1熱交換器1Aで蒸発された冷媒と合流する。合流部9で合流した冷媒は、熱交換器ユニット10から流出し、図1に記載の流路切替装置14を介して、圧縮機12に吸入される。
上記のように、この実施の形態の例に係る熱交換器ユニット10は、第1熱交換器1Aが配設された第1流路8Aと、第1流路8Aと並列に設けられ、第2熱交換器1Bが配設された第2流路8Bと、を有し、第1流路8Aは、第2流路8Bと比較して、圧力損失が小さく形成されている。そして、圧力損失が小さく形成された第1流路8Aに、第1熱交換器1Aへの冷媒の流入を制御する開閉装置5が配設されている。したがって、この実施の形態の熱交換器ユニット10によれば、第1熱交換器1Aおよび第2熱交換器1Bに冷媒を流すときに、第1熱交換器1Aに流れる冷媒の流量と、第2熱交換器1Bに流れる冷媒の流量と、を均一化することができる。なぜなら、第2流路8Bと比較して圧力損失が小さい第1流路8Aに配設された開閉装置5は、第1流路8Aにおいて、圧力損失を増加させる抵抗として機能するため、第1流路8Aの圧力損失と第2流路8Bの圧力損失とが均一化される。さらに、開閉装置5の開度を調整することによって、第1流路8Aの圧力損失と第2流路8Bの圧力損失とをさらに均一化させることができるため、第1流路8Aに流れる冷媒の流量と、第2流路8Bに流れる冷媒の流量と、をさらに均一化させることもできる。この実施の形態の例では、第1熱交換器1Aに流れる冷媒の流量と、第2熱交換器1Bに流れる冷媒の流量と、を均一化することができるため、熱交換器ユニット10の熱交換効率を向上させることができる。したがって、この実施の形態に係る熱交換器ユニット10を含む冷凍サイクルシステム100によれば、省エネルギー化を達成することができる。なお、第1熱交換器1Aに流れる冷媒の流量は、第2熱交換器1Bに流れる冷媒の流量と比較して、好適には±10%以内となり、さらに好適には±5%以内となることで、熱交換器ユニット10の熱交換効率が良好となる。
また、好適には、上記のように、第1流路8Aに、冷媒を複数に分配して第1熱交換器1Aに流入させる第1分配器3Aが配設され、第2流路8Bに、冷媒を複数に分配して第2熱交換器1Bに流入させる第2分配器3Bが配設される。分配器3で分配した冷媒を熱交換器1に流入させる構成とすることによって、熱交換器1の伝熱管6のそれぞれに流れる冷媒の流量を均一化させることができるため、熱交換器1の熱交換効率を向上させることができる。
例えば、熱交換器ユニット10に流れる冷媒の流量が少ないときに、熱交換器1に流れる冷媒の流量が不均一となる傾向があるため、冷媒の流量が少ないときには、第1流路8Aに配設された開閉装置5が閉状態に設定され、第2流路8Bの第2熱交換器1Bに冷媒が流れる。そして、冷媒の流量が少ないときであっても、第2熱交換器1Bの第2伝熱管6Bのそれぞれに流れる冷媒の流量が均一化されるように、第2分配器3Bの分配数および第2流路8Bの圧力損失が決定されているため、第2熱交換器1Bに流れる冷媒の流量を均一化することができる。したがって、この実施の形態の例に係る熱交換器ユニット10によれば、冷凍サイクルシステム100の環境負荷または能力負荷等の変動などに応じて、第1熱交換器1Aおよび第2熱交換器1Bのうちの少なくとも一方に流れる冷媒の流量を均一化することができる。例えば、第2分配器3Bが、第1分配器3Aと比較して、冷媒を分配する分配数が少なく構成されることによって、上記の効果が実現される。
また、この実施の形態の例の冷凍サイクルシステム100に適用される作動流体は、HFC冷媒およびHFO冷媒のうちの少なくとも一方を含むものである。HFC冷媒およびHFO冷媒は、地球温暖化係数が低く、低密度かつ高伝熱となる冷媒であるため、冷凍サイクルシステム100に封入する冷媒の量を少なくすることができる。一方、冷凍サイクルシステム100に封入された冷媒の量が少ない場合には、冷凍サイクルシステム100の運転状態等によっては、熱交換器ユニット10に流れる冷媒の流量が少なくなり、熱交換器1に流れる冷媒の流量が不均一となるおそれがある。この実施の形態の例に係る熱交換器ユニット10によれば、上記のように、冷媒の流量が少ない場合であっても、第1熱交換器1Aおよび第2熱交換器1Bのうちの少なくとも一方に流れる冷媒の流量を均一化することができるため、HFC冷媒およびHFO冷媒のうちの少なくとも一方を含む冷媒が適用された冷凍サイクルシステム100においては、上記の効果が特に顕著となる。
この実施の形態は、上記の説明に限定されるものではない。例えば、上記では、作動流体である冷媒を熱交換させる熱交換器ユニット10の例についての説明を行ったが、熱交換器ユニット10は、他の液体、気体、気液混合流体等の作動流体を熱交換させるものであってもよい。
また、例えば、上記では、熱交換器ユニット10が、第1熱交換器1Aおよび第2熱交換器1Bの2つの熱交換器1を含んで構成された例についての説明を行ったが、熱交換器ユニット10は、並列に接続された3つ以上の熱交換器1を含んで構成されてもよい。
また、例えば、上記では、第1流路8Aに開閉装置5が配設された例についての説明を行ったが、第1流路8Aおよび第2流路8Bのそれぞれに、開度を調整できる開閉装置が配設されていてもよい。第1流路8Aおよび第2流路8Bのそれぞれに配設された開閉装置の開度を調整することによって、第1流路8Aの圧力損失と第2流路8Bの圧力損失とをさらに均一化させることもできる。また、第1流路8Aおよび第2流路8Bのそれぞれに開閉装置が配設される場合には、冷媒の流量に応じて、第1流路8Aに冷媒を流し、第2流路8Bに冷媒を流し、または第1流路8Aおよび第2流路8Bに冷媒を流すことで、熱交換器ユニット10に流れる冷媒の流量が均一化されるように、第1流路8Aおよび第2流路8Bが構成されるとよい。冷媒の流量に応じて、第1流路8A、第2流路8B、または第1流路8Aおよび第2流路8Bに、冷媒を選択的に流すことで、熱交換器ユニット10に流れる冷媒の流量を均一化することができる。また、例えば、第1流路8Aおよび第2流路8Bのそれぞれに、開度を調整できない開閉装置が配設されていてもよく、その場合には、第1流路8Aの圧力損失と第2流路8Bの圧力損失とが均一化されるように、第1流路8Aに配設される開閉装置と第2流路8Bに配設される開閉装置とが選択されるとよい。第1流路8Aおよび第2流路8Bのそれぞれに配設される開閉装置を、開度を調整できない開閉装置とすることによって、熱交換器ユニット10の構成が簡略化される。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係る熱交換器ユニットの構成の一例を示す図である。なお、図3に記載の熱交換器ユニット10−1において、図2に記載の熱交換器ユニット10と同一の構成を有する部位には同一の符号を付して、その説明を省略する。図3の熱交換器ユニット10−1が、図2の熱交換器ユニット10と異なる点は、図3の熱交換器ユニット10−1では、第2熱交換器1B1に取り付けられた第2フィン7B1の間隔が、第1熱交換器1Aに取り付けられた第1フィン7Aの間隔と比較して広い点である。第2フィン7B1の間隔および枚数は、例えば、図1に記載の冷凍サイクルシステム100の低負荷運転時に必要とする熱交換量を満足するように決められる。なお、図3に示す例では、第1フィン7Aと第2フィン7B1とが、別体で形成されているが、第2フィン7B1が、第1フィン7Aのうちの一部分と共通化されていてもよい。例えば、第1フィン7Aを形成するフィン、第1フィン7Aおよび第2フィン7B1を形成するフィン、の寸法が異なる2種類のフィンで、第1熱交換器1Aおよび第2熱交換器1B1を形成することができる。
上記のように、この実施の形態では、第2熱交換器1B1に取り付けられた第2フィン7B1の間隔が、第1熱交換器1Aに取り付けられた第1フィン7Aの間隔と比較して広くなっているため、熱交換器ユニット10−1の通風抵抗が低減されている。したがって、この実施の形態に係る熱交換器ユニット10−1によれば、熱交換器ユニット10−1に通過させる空気の風量を多くすることができるため、熱交換器ユニット10−1の熱交換効率が向上されている。さらに、第2フィン7B1の間隔が広くなっているため、第2フィン7B1の間に液滴がブリッジすることが抑制されており、且つ熱交換器ユニット10−1を通過する空気の風量が多くなるため、第1フィン7Aの間および第2フィン7B1の間の液滴を飛散させることができる。したがって、この実施の形態の熱交換器ユニット10−1では、熱交換器1の凍結および着霜のおそれが抑制されている。さらに、この実施の形態の熱交換器ユニット10−1では、フィンの総面積が低減されているため、低コスト化および軽量化が達成されている。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3に係る熱交換器ユニットの構成の一例を示す図である。図4に記載の熱交換器ユニット10−2において、図3に記載の熱交換器ユニット10−1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付して、その説明を省略する。図4の熱交換器ユニット10−2が、図3の熱交換器ユニット10−1と異なる点は、図4の熱交換器ユニット10−2の伝熱管6が、扁平管または扁平多穴管で構成されている点である。
熱交換器1の伝熱管6が、扁平管または扁平多穴管で構成されると、管摩擦損失の増大等によって圧力損失が増大するため、分配器3の分配数を多くする必要性がある。分配器3の分配数を多くすると、伝熱管6のそれぞれに流れる冷媒の流量が少なくなり、熱交換器1に流れる冷媒の流量が不均一となるおそれがある。この実施の形態の例に係る熱交換器ユニット10−2によれば、上記のように、冷媒の流量が少ない場合であっても、第1熱交換器1A2および第2熱交換器1B2のうちの少なくとも一方に流れる冷媒の流量を均一化することができるため、第1伝熱管6A2および第2伝熱管6B2のうちの少なくとも一方が扁平管または扁平多穴管で構成された場合であっても、熱交換器1に流れる冷媒の流量を均一化することができる。
この発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々に改変することができる。すなわち、上記の実施の形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施の形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
例えば、実施の形態1で説明した熱交換器ユニット10、実施の形態2で説明した熱交換器ユニット10−1、および実施の形態3で説明した熱交換器ユニット10−2は、図1に記載の利用側熱交換器16に適用することができる。
1 熱交換器、1A 第1熱交換器、1A2 第1熱交換器、1B 第2熱交換器、1B1 第2熱交換器、1B2 第2熱交換器、2 分岐部、3 分配器、3A 第1分配器、3B 第2分配器、4A 第1分配配管、4B 第2分配配管、5 開閉装置、6 伝熱管、6A 第1伝熱管、6A2 第1伝熱管、6B 第2伝熱管、6B2 第2伝熱管、7 フィン、7A 第1フィン、7B 第2フィン、7B1 第2フィン、8A 第1流路、8B 第2流路、9 合流部、10 熱交換器ユニット、10−1 熱交換器ユニット、10−2 熱交換器ユニット、12 圧縮機、14 流路切替装置、16 利用側熱交換器、16A 第1利用側熱交換器、16B 第2利用側熱交換器、18 膨脹装置、100 冷凍サイクルシステム、100A 冷媒回路。

Claims (8)

  1. 作動流体を熱交換させる第1熱交換器と第2熱交換器とを備え、室外に配置される熱交換器ユニットであって、
    前記第1熱交換器が配設された第1流路と、
    前記第1流路と並列に設けられ、前記第2熱交換器が配設された第2流路と、を有し、
    前記第1流路は、前記第2流路と比較して、圧力損失が小さく、
    前記第1流路に、前記第1熱交換器への前記作動流体の流入を制御する開閉装置が配設され
    低負荷運転時における熱交換を行う前記第2熱交換器に取り付けられたフィンの間隔が、前記第1熱交換器に取り付けられたフィンの間隔と比較して広い、
    熱交換器ユニット。
  2. 前記第1流路に配設され、前記作動流体を複数に分配して前記第1熱交換器に流入させる第1分配器と、
    前記第2流路に配設され、前記作動流体を複数に分配して前記第2熱交換器に流入させる第2分配器と、をさらに有する、
    請求項1に記載の熱交換器ユニット。
  3. 前記第2分配器は、前記第1分配器と比較して、前記作動流体を分配する分配数が少ない、
    請求項2に記載の熱交換器ユニット。
  4. 前記第1熱交換器または前記第2熱交換器は、前記作動流体を流す扁平管を含んでいる、
    請求項1〜請求項の何れか一項に記載の熱交換器ユニット。
  5. 請求項1〜請求項の何れか一項に記載の熱交換器ユニットを含む冷凍サイクルシステムであって、
    前記熱交換器ユニットが、前記作動流体を蒸発させる蒸発器として機能する、
    冷凍サイクルシステム。
  6. 前記熱交換ユニットを流れる前記作動流体の流量が少ないときに、開閉装置を閉止する請求項5に記載の冷凍サイクルシステム。
  7. 前記作動流体を圧縮する圧縮機を備え、
    該圧縮機の運転周波数または外気温度に基づいて、前記開閉装置の開閉制御を行う請求項5または請求項6に記載の冷凍サイクルシステム。
  8. 前記作動流体は、HFC冷媒およびHFO冷媒のうちの少なくとも一方を含む、
    請求項5〜請求項7の何れか一項に記載の冷凍サイクルシステム。
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