JP6389381B2 - 偏波制御素子 - Google Patents

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Description

本発明は光の偏波制御技術に関する。例えば光通信において偏波依存性を有する光学素子を光が通過する際の偏波を制御する偏波制御素子に関する。
光は電磁波の一種で、直交する電界と磁界が振動しながら伝搬する。電磁波の電界についてある規定軸に対する水平成分をE、垂直成分をEとすると、E及びEは、振幅E0x及びE0y、波数a、角周波数ω、進行方向座標z、時間t、位相差εを用いて、以下の(式1)及び(式2)のように示される。
=E0xcos(az−ωt) (式1)
=E0ycos(az−ωt+ε) (式2)
偏波とは、(式1)及び(式2)が合成された電界の振動状態であり、振幅E0x、0yと位相差εとによって決定される。電界を含む面を電界振動面とすると、電界振動面が一定の偏波は直線偏波と呼ばれる。電界振動面が螺旋軌道を描く偏波は楕円偏波と呼ばれ、電磁波の進行方向への電界振動面の射影が円となるものを特に円偏波と呼ぶ。このとき、電磁波の進行方向への射影が描く楕円の長軸が水平軸となす面を偏波面とする。偏波面は、電磁波の電界振動面と一致し、偏波面が変化するとE及びEの振幅比E0x/E0yが変化する。直線偏波は、楕円偏波の短軸成分がないものと考えることができる。
光通信で用いる光ファイバはコアの真円からのずれや、外部応力などが原因でファイバ通過後の偏波面・位相差がランダムに時間変動するため、ファイバから出射される光の偏波はランダムに変化する。光通信で用いる光学素子は、偏波依存性を持つ場合が多い。例えば、液晶素子やSi細線導波路のように、特定の偏波面を持つ直線偏波でないと損失が発生する光学素子が多数存在する。これらの光学素子を機能させるためには、入射する電磁波の偏波を制御することが必要であり、そのために偏光子やファラデー回転子が用いられている。そのために波長板やファラデー回転子が用いられている。
図1は、従来技術である波長板の構成を示す。図1に示す波長板100は、複屈折結晶を利用して、入射した光の位相差εを変化せるものであり、位相子と呼ばれる。波長板100は、入射した光に対して、波長板100の入射面に配置された光学軸101に平行な成分と垂直な成分に屈折率差による位相差を発生させる。例えば、波長板100を構成する材料として、633nmの光に対して屈折率差0.01の複屈折を有する水晶を使用することができる。波長板100において位相差πを得るためには、水晶を35μmの厚さにすればよい。
図2は、従来技術であるファラデー回転子の構成を示す。図2に示されるように、ファラデー回転子200は、素子201に電磁波の進行方向と平行に一定の磁場202を印加することで、偏波面を回転させる素子である。ファラデー回転子200における回転面回転量θは、素子のヴェルデ定数v、磁場強度B、素子の長さlを用いて、θ=vBlで表される。素子201は、使用する電磁波の周波数で電磁波を透過する磁性体であり、例えばイットリウム鉄ガーネット(YIG:Yttrium Iron Garnet)などが使用される。偏波面を45°回転させて回転角を得るためには、YIGの厚さは1mm程度となる。ファラデー回転子200は、電磁波を遮断することなく偏波面を回転させることができる。一方で、回転角203は素子201の厚さや印加される磁場202により決定されるため、入射電磁波の偏波面に対し一定の回転角が加わって電磁波が出射されるのみであり、任意の電界振動面を有する直線偏波を常に一定の電界振動面を有する直線偏波に変換して出射することができない。
従来技術である波長板及びファラデー回転子による偏波面の変化を図3に示すポアンカレ球を用いて説明する。ポアンカレ球とは、図3(a)に示すように偏波を半径1の球上の点に対応させたものである。偏波を表現するストークスパラメータS、S、S、Sについて、振幅E0x及びE0yと位相差εとの時間変化が十分小さいとき、電磁波の強度S=E0x +E0y は一定であり、ストークスパラメータS、S、Sは以下の(式3)〜(式5)でそれぞれ示される。
=E0x −E0y (式3)
=2E0x0ycosε (式4)
=2E0x0ysinε (式5)
任意のE0x、E0y、εに対して、S +S +S =S が成り立つ。S=1とすれば、S、S、Sは−1〜1の値をとり、(S、S、S)を座標とする点は半径1のポアンカレ球上にあることがわかる。ポアンカレ球において、地球の北極・南極に対応する点がそれぞれ右回り・左回りの円偏波を表し、赤道上は直線偏波を表し、S軸と交わる点は、それぞれ水平・垂直な直線偏波を表す。任意の偏波面を有する偏波を特定の偏波面を有する偏波に変換して出射することは、ポアンカレ球上で偏波を任意の1点に集めることを意味する。
図3(b)に示されるように、光学軸がx軸またはy軸に平行な波長板による変化は、Sを軸とした回転で表される。波長板では、ポアンカレ球上での偏波の回転量は波長板の複屈折及び厚さによって決定される。波長板を用いた場合、偏波状態はポアンカレ球とS軸に垂直な平面の交わる円上しか移動できないことから、偏波を任意の1点に集めることはできないため、任意の偏波面を有する偏波を特定の偏波面を有する偏波に変換して出射することができない。
また、図3(c)に示されるように、ファラデー回転子による偏波面回転は、位相差εを固定して振幅E0x及びE0yを変化させることに対応するため、ポアンカレ球のS軸を中心とした回転軌道で表される。ポアンカレ球上でのファラデー回転子の回転量は、ファラデー回転子のヴェルデ定数、磁場及び厚さによって決定される。ファラデー回転子も波長板と同様に、偏波を任意の1点に集めることはできないため、任意の偏波面を有する偏波を特定の偏波面を有する偏波に変換して出射することができない。
さらに、図3(d)に示されるように、波長板とファラデー回転子とを組み合わせた場合を考えても、偏波面回転量及び位相差が常に一定であって偏波をポアンカレ球上の任意の1点に集めることはできないため、任意の偏波面を有する偏波を特定の偏波面を有する偏波に変換して出射することができない。波長板とファラデー回転子とを組み合わせた場合において、一定の偏波面回転θ及び位相差φを発生させた場合の偏波状態の変化は、以下の(式6)で示されるベクトルを軸とした回転で表される。
Figure 0006389381
尾崎義治、朝倉利光、"ヘクト 光学II −波動光学−"、第4版、丸善株式会社、平成17年10月5日、p.104〜111、124〜128
本発明は、偏波をポアンカレ球上でらせん状に回転しながら1点に集めることにより、任意の偏波面を有する偏波を特定の偏波面を有する偏波に変換して出射することができることに加え、外乱への耐性を向上させた偏波制御素子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の偏波制御素子は、入射した電磁波の偏波に応じて発生する電流を変化させるセンシング・電流発生部であって、光電変換素子の電磁波が入射する側の面を偏光子で覆って構成したセンシング・電流発生部と、前記センシング・電流発生部に接続され、前記センシング・電流発生部で発生した電流に比例した磁場を発生する磁場発生部と、前記センシング・電流発生部及び前記磁場発生部が表面又は内部に設けられた媒質と、を含む複数の安定子と、前記電磁波における垂直偏波と水平偏波との間に、2πの整数倍ではない所定の位相差を発生させる位相差発生部と、を備え、前記複数の安定子は、電磁波の進行方向に並んで配置されており、前記磁場発生部は、前記媒質の表面又は内部において電磁波の進行方向に垂直な平面上に設けられたループ状の導体で構成され、前記ループ状の導体の一端には前記光電変換素子の正極が接続され、前記ループ状の導体の他端には前記光電変換素子の負極が接続され、前記センシング・電流発生部は、前記センシング・電流発生部において発生した前記電流を前記ループ状の導体に流すことを特徴とする。
請求項2に記載の偏波制御素子は、請求項1に記載の偏波制御素子であって、前記位相差発生部は、前記電磁波の進行方向と垂直な磁場成分を有する磁場を発生して前記媒質に印加することにより、前記位相差を発生させることを特徴とする。
請求項3に記載の偏波制御素子は、請求項1に記載の偏波制御素子であって、前記位相差発生部は、前記電磁波の進行方向と垂直な磁場成分及び水平な磁場成分を有する磁場を発生して前記媒質に印加することにより、前記位相差を発生させるとともに前記偏波に一定の偏波面回転をさらに発生させることを特徴とする。
請求項4に記載の偏波制御素子は、請求項1に記載の偏波制御素子であって、前記位相差発生部は、位相子であり、前記安定子と前記位相子とが前記電磁波の進行方向に対して交互に並べられていることを特徴とする。
請求項5に記載の偏波制御素子は、請求項4に記載の偏波制御素子であって、前記偏波に一定の偏波面回転を発生させる磁場を生成する偏波面回転発生部をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の偏波制御素子。
請求項6に記載の偏波制御素子は、請求項1乃至3のいずれかに記載の偏波制御素子であって、前記位相差発生部は、永久磁石又はコイルを用いて磁場を発生させることを特徴とする。
請求項7に記載の偏波制御素子は、請求項5に記載の偏波制御素子であって、前記偏波面回転発生部は、永久磁石又はコイルを用いて磁場を発生させることを特徴とする。
本発明によると、光を本発明に係る複数の安定子に入射させて、電磁波の振幅の垂直成分の2乗に比例した偏波面の回転と一定の位相差とを繰り返し光に作用させることで、偏波をポアンカレ球上でらせん状に回転しながら1点に集めることができる。また、ポアンカレ球上の移動経路がらせん軌道なため外乱に対する耐性を向上させることができる。さらに、一定の偏波面回転が加わった状態とすることで、安定点を操作できるため、偏波を安定点に集めるのに必要な安定子の個数を少なくすることができる。
従来技術である波長板の構成を示す図である。 従来技術であるファラデー回転子の構成を示す図である。 従来技術であるファラデー回転子による偏波面の変化をポアンカレ球を用いて説明するための図である。 参考例に係る安定子の構成を示す図である。 安定子の構成例を示す図である。 安定子を複数個並べた安定子群を示す図である。 図6に示す安定子群を垂直偏波が通過する際の偏波の変化をポアンカレ球を用いて説明するための図である。 本発明の実施例1に係る偏波制御素子の構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る偏波制御素子の具体的な構成について説明するための図である。 本発明の実施例1に係る偏波制御素子の具体的な構成について説明するための図である。 本発明の実施例1に係る偏波制御素子の具体的な構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る偏波制御素子を垂直偏波が通過する際の偏波の変化をポアンカレ球を用いて説明するための図である。 本発明の実施例2に係る偏波制御素子の構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る偏波制御素子の構成を示す図である。 本発明の実施例4に係る偏波制御素子の構成を示す図である。 本発明の実施例4に係る偏波制御素子の具体的な構成について説明するための図である。 本発明の実施例4に係る偏波制御素子の具体的な構成について説明するための図である。 本発明の実施例4に係る偏波制御素子を垂直偏波が通過する際の偏波の変化をポアンカレ球を用いて説明するための図である。 本発明の実施例5に係る偏波制御素子の構成を示す図である。 本発明の実施例6に係る偏波制御素子の構成を示す図である。 本発明の実施例6に係る偏波制御素子の具体的な構成を示す図である。 本発明の実施例7に係る偏波制御素子の構成を示す図である。 立体リングを用いた安定子の構成を例示する図である。
(参考例)
図4は、参考例に係る安定子の構成を示す。図4には、入射した電磁波の偏波に応じて発生する電流を変化させるセンシング・電流発生部402と、センシング・電流発生部402に接続され、センシング・電流発生部402に発生した電流に比例した磁場を発生させる磁場発生部403と、センシング・電流発生部402及び磁場発生部403が表面又は内部に設けられた媒質401と、を備えた安定子400が示されている。
図4に示されるように、参考例に係る安定子400では、磁場発生部403は媒体401内部において電磁波の入射方向に垂直な平面上に設けられたループ状の導体で構成され、磁場発生部403を構成するループ状の導体の両端にセンシング・電流発生部402が接続されている。電磁波が磁場発生部403のループ内を通過することにより、電磁波の偏波に応じて電磁波の進行方向に対して平行な磁場を発生することができ、入射電磁波にその偏波面によって異なる回転角が加わる。
図5を用いて、安定子によって発生する磁場について説明する。図5は、安定子の具体的な構成例を示す。図5には、センシング・電流発生部502と、電磁波の進行方向と垂直な平面上に配置されたリング型導体で構成された磁場発生部503とを媒質501の表面又は内部に配置した安定子500が例示されている。以下、図5に示すように、電磁波の進行方向にz軸をとり、伝播方向に垂直な面内にx軸、y軸をとる。電磁波の電界成分のうち、電磁波の進行方向に対する水平成分Eとし、水平成分Eに対して垂直な成分を垂直成分Eとする。
図5(a)に示されるように、磁場発生部503はリング型導体で構成されている。磁場発生部503を構成するループ状のリング型導体の一端にはセンシング・電流発生部502の正極が接続され、他端にはセンシング・電流発生部502の負極が接続されている。
図5(b)は、電磁波が入射する側から見たセンシング・電流発生部502の平面図を示す。図5(b)に示すように、センシング・電流発生部502としては、例えば、光電変換素子505の電磁波が入射する側の面を偏光子504で覆ったものを用いることができる。偏光子504は垂直成分Eを透過し水平成分Eを遮断するため、光電変換素子505は電磁波を振幅E0y 2に比例した直流電流に変換する。光電変換素子505としては、例えばフォトダイオード(PD)を用いることができ、正極と負極が取り出される。
リング型導体と同径の電磁波が安定子500に入射した場合を考える。図5(c)に示されるように、安定子500に入射した電磁波の一部は、センシング・電流発生部502に入射する。センシング・電流発生部502の光電変換素子505は、偏光子504を介して入射した電磁波の振幅E0y 2に比例した直流電流506を発生させる。図5(d)に示されるように、直流電流506は、磁場発生部503において電磁波の進行方向に対して平行な磁場507を発生させる。安定子500に入射した電磁波は、磁場507によるファラデー効果を受けて偏波面が回転する。このため、安定子500は、比例係数をk、偏波面回転量をθとすると、θ=kE0y 2を発生する。
安定子500による偏波の変化をポアンカレ球を用いて説明する。電界の振幅E0yは、ポアンカレ球のS、Sの値を用いて以下の(式7)で示される。
0y 2=(S−S)/2=(1−S)/2 (式7)
(式7)より、発生する偏波面回転量θは、以下の(式8)で示される。
θ(S)=k(1−S)/2 (式8)
(式8)より、垂直直線偏波であるS=−1に近いほど大きな偏波面回転を発生させ、水平直線偏波であるS=1に近いほど小さな偏波面回転を発生させることがわかる。偏波面回転は、位相差εを固定して振幅E0x、E0yを変化させることに対応するため、ポアンカレ球のSを軸とした回転軌道で表される。
例えば図6に示すような複数個の安定子500〜500を電磁波の進行方向に並べた安定子群600を垂直偏波(S=−1)が通過する際の偏波の変化を、図7に示すポアンカレ球を用いて説明する。垂直偏波が安定子500を通過した場合、図7に示されるように、偏波がS=−1からS=1に向かってポアンカレ球上をS軸回りに回転する。続けて偏波が安定子500を通過すると、偏波のS軸回りの回転は小さくなるが、さらにS=1に近づく。この変化を繰り返すことで、徐々にS=1に近づき、S=1となったところで電磁波の垂直成分がなくなるため、偏波状態が変化しない安定状態となる(以下、ポアンカレ球上で安定状態となる点を安定点とする)。このため、安定子群600は、任意の偏波面を持つ直線偏波を水平偏波に変換することができる。
しかし、上記安定子は、任意の偏波面を有する直線偏波を特定の偏波面を有する直線偏波に変換することができるが、垂直偏波と水平偏波との間に位相差がある楕円偏波を特定の偏波に変換することはできなかった。また、上記安定子では、ポアンカレ球のS−S平面とポアンカレ球とが交わる円上でしか偏波を制御できず、偏波をポアンカレ球上で自由に移動させることができなかった。さらに、上記安定子は、直線偏波をポアンカレ球上で一方向に回転させて1点に集めることから、外乱により安定点を通過してしまうと偏波が再び回転を始めるため、外乱に対する耐性がなかった。
(実施例1)
図8を用いて、本発明の実施例1に係る偏波制御素子の構成を説明する。図8には、入射した電磁波の偏波に応じて発生する電流を変化させるセンシング・電流発生部802、センシング・電流発生部802に接続され、センシング・電流発生部802に発生した電流に比例した磁場を発生させる磁場発生部803、並びにセンシング・電流発生部802及び磁場発生部803が表面又は内部に設けられた媒質801を含む複数の安定子からなる安定子群と、媒質801の内部あるいは近傍に設けられ、垂直偏波と水平偏波との間に位相差を生じさせる位相差発生部804と、を備えた偏波制御素子800が示されている。位相差発生部804は、垂直偏波と水平偏波との間の位相差を制御することができる。
本発明の偏波制御素子を電磁波が繰り返し通過することで、偏波回転量が入射電磁波の垂直成分によって変化しつつ一定の位相差を与えることができる。そのため、任意の偏波をポアンカレ球上でらせん状に回転させながら1点に集めることができ、外乱の影響を受けて安定点を通過しても偏波を再び一点に集めることができるため、外乱に対する耐性を向上させることができる。
図9〜図12を用いて、本発明の実施例1に係る偏波制御素子の具体的な構成について説明する。まず、図9に示すように媒質902を電磁波901が通過する場合を考える。媒質902に光の進行方向と垂直な方向に磁場903を印加すると、磁場903による屈折率の一軸異方性が発生するため、媒質902内に光学軸904が形成される。このため、光学軸904に平行な成分に対して垂直な成分に位相差が発生する。このような電磁波901の進行方向と磁場903の向きとの位置関係をフォークト配置、位相差が生じる効果をコットンムートン効果と呼ぶ。本実施例では、位相差発生部は、媒質902に光の進行方向と垂直な方向に磁場903を印加することによって位相差を発生させることができる。
次に、図10に示されるように、PDを用いた安定子1004を電磁波の進行方向に複数個並べた安定子群1000に、電磁波1001の進行方向と垂直な磁場1003を印加することにより、水平偏波1002を出射する場合を考える。例えば、図11(a)及び図11(b)に示されるように、位相差発生部として永久磁石を用いることにより、電磁波1001の進行方向に垂直で一様な磁場1003を発生させることができる。図11は、本発明の実施例1に係る偏波制御素子の例を示す。
図11(a)では、2つの永久磁石1005を用いて位相差発生部を構成した例が示されており、2つの永久磁石1005の間に安定子群1000が設けられている。図11(b)では、円筒形状の永久磁石1006を用いて位相差発生部を構成した例が示されており、円筒形状の永久磁石1006内部に安定子群1000が設けられている。
永久磁石は、光の進行方向に対して垂直な磁場成分及び進行方向に平行な磁場成分が一定の磁場を発生させるものであれば、形状、個数、材料を問わないことは言うまでもない。ここで、図11(a)の構成では、入射電磁波が出射する方向に永久磁石1005を配置しているが、実際には、電磁波の安定子群1000への入射は、永久磁石1005を避けるようにレンズ系を組んで行われる。
安定子群1000に入射した光は、安定子1004を通過する毎に、安定子1004による電界の垂直成分に比例した偏波面回転量θと位相差発生部による一定の位相差φを受けて偏波状態が変化する。この時の偏波の変化を図12に示すポアンカレ球を用いて説明する。偏波状態の変化は、上記(式8)で与えられる偏波面回転と一定の位相差を、上記(式6)に代入して得られるベクトルを軸とした回転で表される。入射電磁波の垂直成分の変化により安定子1004で発生する偏波回転量が一定でなく、また偏波回転量θの変化により(式6)から回転軸は安定子1004毎に変化するため、図3(b)〜(d)の場合と異なり、図12に示すように偏波はポアンカレ球上で閉じた軌道を描かない。このため、偏波は、徐々にθが小さくなるS=1に向かってポアンカレ球上をらせん状に移動し、1点に収束する。従って、安定子群1000に磁場1003を印加することで、任意の偏波面を有する偏波を水平偏波に変換して出射することができる。
ここで、位相差発生部で生じる位相差φがφ=2π×n(n=0,1,2,・・・)の場合、偏波はポアンカレ球上を1周して同一点にきて1点に収束しないため、位相差発生部で生じる位相差φ=2π×nとしないようにする必要がある。以下の各実施例でも同様である。
(実施例2)
図13を用いて、本発明の実施例2に係る偏波制御素子の構成について説明する。実施例1に係る偏波制御素子では位相差発生部として永久磁石を用いたが、本実施例2に係る偏波制御素子では、図13に示すように位相差発生部としてコイル1310を用いており、コイル1310内に安定子群1000を設けている。コイル1310により、電磁波の進行方向と垂直な磁場1301を安定子1000に印加することができる。
本実施例2に係る偏波制御素子では、実施例2に係る偏波制御素子と同様、安定子群1000を通過した任意の偏波面を有する偏波を水平偏波に変換して出射することができる。位相差発生部で発生する磁場1301はコイル1310に印加する電圧により制御可能なため、発生する位相差を容易に制御することができる。
(実施例3)
図14を用いて、本発明の実施例3に係る偏波制御素子の構成について説明する。実施例1及び2に係る偏波制御素子では媒質に磁場を印加することにより位相差発生部を構成したが、本実施例3に係る偏波制御素子では、図14に示すように、波長板などの位相差を変化させる素子である位相子1402を用いて構成している。
本実施例3に係る偏波制御素子では、安定子群1400を構成する安定子1401と位相子1402を交互に光の進行方向に並べることで、一定の位相差φが生じるため、任意の偏波面を有する偏波を水平偏波に変換して出射することができる。位相子1402は、光学軸がx軸またはy軸に平行になるように配置する。位相子1402は、一軸の光学軸をもち、位相差を発生させるものであれば、材料、形状を問わない。
(実施例4)
図15を用いて、本発明の実施例4に係る偏波制御素子の構成について説明する。図15には、センシング・電流発生部1502、磁場発生部1503、並びにセンシング・電流発生部1502及び磁場発生部1503が表面又は内部に設けられた媒質1501を含む複数の安定子からなる安定子群と、媒質1501の内部あるいは近傍に設けられた一定の位相差を発生し偏波面に一定の回転を生じさせる位相差・偏波面回転発生部1504と、を備えた偏波制御素子1500が示されている。上記実施例に係る偏波制御素子では任意の偏波面を有する偏波を偏波面回転がなくなる水平偏波に変換して出射したが、実施例5に係る偏波制御素子1500では、任意の偏波面を有する偏波を位相差・偏波面回転発生部1504で生じる一定の偏波面回転を加えることにより安定点が決定される偏波に変換して出射することができる。
図16〜図18を用いて、本発明の実施例4に係る偏波制御素子の具体的な構成について説明する。図16に示されるように、PDを用いた安定子1604を電磁波1601の進行方向に複数個並べた安定子群1600に、磁場1603を印加して水平偏波1602を出射する場合を考える。このとき、電磁波1601の進行方向と垂直な成分及び進行方向に平行な成分をもつ磁場1603は、位相差・偏波面回転発生部によって発生される。
例えば、図17(a)及び図17(b)に示されるように、位相差・偏波面回転発生部として永久磁石1605を用いることにより、磁場1603を発生させることができる。図17(a)では、2つの永久磁石1605を用いて位相差・偏波面回転発生部を構成した例が示されており、2つの永久磁石1605の間に安定子群1600が設けられている。図17(b)では、円筒形状の永久磁石1606を用いて位相差・偏波面回転発生部を構成した例が示されており、円筒形状の永久磁石1606内部に安定子群1600が設けられている。永久磁石は、光の進行方向垂直成分、進行方向平行成分が一定の磁場を発生させるものであれば形状、個数、材料を問わないことは言うまでもない。
磁場1603の進行方向平行成分により、PDを用いた安定子1604を通過する毎に、偏波に一定の偏波面回転θが加えられる。この時の偏波の変化を図18に示すポアンカレ球を用いて説明する。偏波状態の変化は、(式8)で示される偏波面回転量θと位相差φを(式3)に代入して得られるベクトルを軸とした回転で表される。
図18に示されるように、実施例4に係る偏波制御素子では、安定子によって発生する電磁波の垂直成分によって変動する偏波面回転に加え、位相差・偏波面回転発生部により一定の位相差と偏波面回転もさらに印加される。このため、位相差・偏波面回転発生部により発生した一定の偏波面回転により安定点が変動するため、安定点は水平直線偏波ではなく、楕円偏波となることから、S=1以外の点が安定点となる。ここで、S=1近傍は偏波回転量が小さいことから、S=1以外の点が安定点にできることにより、偏波を1点に集めるのに必要な安定子の個数を上記実施例1〜3に係る偏波制御素子と比べて少なくすることができる。また、安定子群1600の磁場1603に対する角度を変化させることで、進行方向磁場と垂直方向磁場との強度比を容易に変化させることができる。
(実施例5)
図19を用いて、本発明の実施例5に係る偏波制御素子の構成について説明する。実施例4に係る偏波制御素子では位相差・偏波面回転発生部として永久磁石を用いたが、本実施例5に係る偏波制御素子では、図19に示すように位相差・偏波面回転発生部としてコイル1910を用いており、コイル1910内に安定子群1600を設けている。
本実施例5に係る偏波制御素子では、実施例4に係る偏波制御素子と同様、安定子群1600を通過した任意の偏波面を有する偏波を特定の偏波面を有する偏波に変換して出射することができる。また、本実施例5に係る偏波制御素子では、実施例4と同様に、実施例1〜3に係る偏波制御素子とは異なり、S=1以外の点が安定点となるため、偏波を1点に集めるのに必要な安定子の個数を実施例1〜3に係る偏波制御素子と比べて少なくすることができる。また、安定子群1600の磁場1901に対する角度を変化させることで、磁場の進行方向平行成分と垂直成分との強度比を容易に変化させることができる。さらに、発生する磁場はコイル1910に印加する電圧により制御可能なため、発生する位相差及び偏波面回転の絶対値を容易に操作できる。
(実施例6)
図20及び図21を用いて、本発明の実施例6に係る偏波制御素子の構成について説明する。実施例4及び5に係る偏波制御素子では、電磁波の進行方向と垂直方向の両成分を持つ磁場により位相差・偏波面回転発生部を実現したが、本実施例6に係る偏波制御素子では位相差発生を位相子、偏波面回転発生を光の進行方向磁場をそれぞれ用いて実現する。
図20に示されるように、PDを用いた安定子2004と位相子2005を電磁波2001の進行方向に2つ以上交互に並べた安定子群2000に、磁場2003を印加する場合を考える。このとき、安定子によって発生する電磁波の垂直成分によって変動する偏波面回転を発生することに加え、電磁波2001の進行方向と平行な外部磁場により一定の偏波面回転がさらに生じる。また、安定子群2000では位相子2005により一定の位相差が発生する。
例えば、図21(a)及び図21(b)に示されるように、偏波面回転発生部として永久磁石を用いることにより、磁場2103を発生させることができる。図21(a)では、2つの永久磁石2105を用いて偏波面回転を発生した例が示されており、2つの永久磁石2105の間に安定子群2000が設けられている。図21(b)では、円筒形状の永久磁石2106を用いて一定の偏波面回転を発生させた例が示されており、円筒形状の永久磁石2106内部に安定子群2000が設けられている。永久磁石は、光の進行方向に一定の磁場を発生させるものであれば形状、個数、材料を問わないことは言うまでもない。
実施例6に係る偏波制御素子によると、上記実施例と同様に、任意の偏波面を有する偏波を特定の偏波面を有する偏波2202に変換することが可能となる。実施例1〜3に係る偏波制御素子とは異なり、S=1以外の点が安定点となるため、偏波を1点に集めるのに必要な安定子の個数を実施例1〜3に係る偏波制御素子と比べて変化させることができる。
(実施例7)
図22を用いて、本発明の実施例7に係る偏波制御素子について説明する。実施例6では、永久磁石を用いて光の進行方向に一定の磁場を印加したが、本実施例では、図22に示すようにコイル2210を用いて磁場2203を発生することにより一定の偏波回転を発生する。安定子群2000は安定子によって発生する電磁波の垂直成分によって変動する偏波面回転を発生することに加え、光の進行方向と平行な外部磁場により一定の偏波面回転、位相子により一定の位相差が発生する。
実施例7に係る偏波制御素子によると、上記実施例と同様に、任意の偏波面を有する偏波を特定の偏波面を有する偏波に変換することが可能となる。実施例1〜3に係る偏波制御素子とは異なり、S=1以外の点が安定点となるため、偏波を1点に集めるのに必要な安定子の個数を実施例1〜3に係る偏波制御素子と比べて変化させることができる。発生する磁場はコイル2210に印加する電圧により制御可能なため、発生する偏波面回転量を容易に操作できる。
本発明に係る偏波制御素子で使用する媒質としては、電磁波を透過し、ヴェルデ定数が大きい、例えばYIG(ヴェルデ定数νが1.9deg/A)などの材料が好ましいが、クラウンガラス(ヴェルデ定数νが4×10−4deg/A)や窒素(ヴェルデ定数νが1.3×10−7deg/A)などでもよく、材料は限定されない。
なお、上記実施例では、PDを用いた安定子を例に説明したが、図23に示すような、金属線から成る金属スプリットリング共振器2302が媒質2301の表面又は内部に設けられた、立体リングを用いた安定子2300を用いてもよいことは言うまでもない。
波長板 100
ファラデー回転子 200
偏波制御素子 800、1500 媒質 401、501、801、902、1501、2301
センシング・電流発生部 402、502、802、1502
磁場発生部 403、503、803、1503
偏光子 504
光電変換素子 505
安定子群 600、1000、1400、1600、2000
位相差発生部 804
安定子 400、500、1004、1401、1604、2004、2300
永久磁石 1005、1006、1605、1606、2105、2106
コイル 1310、1910、2210
位相子 1402、2005
位相差・偏波面回転発生部 1504
金属スプリットリング共振器 2302

Claims (7)

  1. 入射した電磁波の偏波に応じて発生する電流を変化させるセンシング・電流発生部であって、光電変換素子の電磁波が入射する側の面を偏光子で覆って構成したセンシング・電流発生部と、
    前記センシング・電流発生部に接続され、前記センシング・電流発生部で発生した電流に比例した磁場を発生する磁場発生部と、
    前記センシング・電流発生部及び前記磁場発生部が表面又は内部に設けられた媒質と、
    を含む複数の安定子と、
    前記電磁波における垂直偏波と水平偏波との間に、2πの整数倍ではない所定の位相差を発生させる位相差発生部と、
    を備え、
    前記複数の安定子は、電磁波の進行方向に並んで配置されており、
    前記磁場発生部は、前記媒質の表面又は内部において電磁波の進行方向に垂直な平面上に設けられたループ状の導体で構成され
    前記ループ状の導体の一端には前記光電変換素子の正極が接続され、前記ループ状の導体の他端には前記光電変換素子の負極が接続され、
    前記センシング・電流発生部は、前記センシング・電流発生部において発生した前記電流を前記ループ状の導体に流すことを特徴とする偏波制御素子。
  2. 前記位相差発生部は、前記電磁波の進行方向と垂直な磁場成分を有する磁場を発生して前記媒質に印加することにより、前記位相差を発生させることを特徴とする請求項1に記載の偏波制御素子。
  3. 前記位相差発生部は、前記電磁波の進行方向と垂直な磁場成分及び水平な磁場成分を有する磁場を発生して前記媒質に印加することにより、前記位相差を発生させるとともに前記偏波に一定の偏波面回転をさらに発生させることを特徴とする請求項1に記載の偏波制御素子。
  4. 前記位相差発生部は、位相子であり、
    前記安定子と前記位相子とが前記電磁波の進行方向に対して交互に並べられていることを特徴とする請求項1に記載の偏波制御素子。
  5. 前記偏波に一定の偏波面回転を発生させる磁場を生成する偏波面回転発生部をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の偏波制御素子。
  6. 前記位相差発生部は、永久磁石又はコイルを用いて磁場を発生させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の偏波制御素子。
  7. 前記偏波面回転発生部は、永久磁石又はコイルを用いて磁場を発生させることを特徴とする請求項5に記載の偏波制御素子。
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