JP6386926B2 - 接着剤塗布設備 - Google Patents

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本発明は、ワークに接着剤を塗布するために用いる接着剤塗布設備に関する。ワークは例えば、燃料電池におけるセパレータ等のプレート状部品であり、このプレート状部品にゴム状弾性体製のガスケットを接着するために接着剤を塗布する。
従来から、図2に示すような接着剤塗布設備が知られている。
すなわち図2において、符号51は、ワークwに対し接着剤cを塗布する塗布装置を示し、塗布ヘッド52から噴霧状に吐出する接着剤cが大気中へ飛散することがないように塗布装置51をブース61,71で覆っている。ブース61,71は、塗布装置51を覆う塗布ブース61と、塗布ブース61を覆うとともに作業者41が入り込むスペースsを備える作業ブース71とよりなり、作業ブース71に、この作業ブース71の外部から内部へ外部エアを供給するエア供給口72が設けられ、塗布ブース61に、作業者41がワークwを取り扱うために用いる取り扱い口62と、塗布ブース61内のエアを作業ブース71外へ放出するエア放出口63とが設けられている。エアの供給は、エア供給口72の外側に設置した送気ファンにより行ない、エア放出口63にはエア浄化装置などが接続される。
上記設備では、エア供給口72から作業ブース71内、取り扱い口62および塗布ブース61内を経由してエア放出口63へ至るエア流通経路が設定され、この経路上で塗布装置51による塗布工程が行なわれるため、塗布ヘッド52から噴霧状に吐出される接着剤cが大気中へ飛散するのを抑制することが可能とされる。
しかしながら上記設備では、エア流通経路が取り扱い口62を経由するルートとされ(矢印A3)、エアが取り扱い口62の手前に立居する作業者41の周りを通過するため、作業者41の衣服に付着した異物がエアの流れに乗って飛散してワークwに付着し、コンタミ(Contamination)を発生することがある。
また、塗布ヘッド52から噴霧状に吐出される接着剤cの吐出圧力が大きい場合には、一部の接着剤cが取り扱い口62のほうへ飛散し、取り扱い口62を通過して作業者41の衣服に付着してしまうこともある。
一方、下記特許文献1には、塗装室内へのゴミの混入等を防止するため、塗装室内を陽圧に維持することが記載されている。しかしながら、塗装室の外から作業者が塗装室内のワークを取り扱うことは記載されていない。
特開2005−270764号公報
本発明は以上の点に鑑みて、ワークに接着剤を塗布する接着剤塗布設備において、作業者の衣服に付着した異物によるコンタミが発生しにくく、もってワーク接着面の表面性状を安定化することができ、また、接着剤が作業者の衣服に付着しにくい構造の接着剤塗布設備を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による接着剤塗布設備は、ワークに接着剤を塗布する塗布装置を収容する塗布ブースと、前記塗布ブースを収容するとともに作業者が入り込むスペースを備える作業ブースとを有し、前記作業ブースに、前記作業ブースの外部から内部へ外部エアを供給するエア供給口を設け、前記塗布ブースに、前記作業者が前記ワークを取り扱うための取り扱い口と、前記塗布ブース内のエアを前記作業ブース外へ放出するエア放出口とを設けた接着剤塗布設備において、前記塗布ブースに、前記取り扱い口とは別に、前記作業ブース内のエアを前記塗布ブース内へ供給する第2エア供給口を設けることにより、前記エア供給口から前記作業ブース内、前記第2エア供給口および前記塗布ブース内を経由して前記エア放出口へ至るエア流通経路を設け、前記第2エア供給口におけるエア放出口側端部の平面上位置を前記塗布装置による塗布エリアの取り扱い口側端部よりも前記取り扱い口の近くに配置し、前記取り扱い口に、前記取り扱い口の開口量を調節する開閉シャッターを設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2による接着剤塗布設備は、上記した請求項1記載の接着剤塗布設備において、前記作業ブースに、前記作業ブース内のエアを前記作業ブース外へ放出する第2エア放出口を設けることにより、前記エア供給口から前記作業ブース内を経由して前記第2エア放出口へ至るエア流通経路を設け、前記エア供給口から供給するエア流量、前記第2エア供給口を通過するエア流量、前記エア放出口から放出するエア流量、前記開閉シャッターの作動による前記取り扱い口の開口量および前記第2エア放出口から放出するエア流量を調節することにより、前記作業ブース内の圧力をP1、前記塗布ブース内の圧力をP2、前記エア放出口近傍の圧力をP3として、
P3≦P1<P2
の関係に設定することを特徴とする。
また、本発明の請求項3による接着剤塗布設備は、上記した請求項1または2記載の接着剤塗布設備において、前記エア供給口および前記第2エア供給口にそれぞれエアフィルターを設置することを特徴とする。
上記構成を備える本発明の接着剤塗布設備においては、設備内側の塗布ブースに、作業ブース内のエアを塗布ブース内へ供給する第2エア供給口が設けられることにより、エア供給口から作業ブース内、第2エア供給口および塗布ブース内を経由してエア放出口へ至るエア供給経路が設けられ、このエア供給経路は第2エア供給口を経由するものであって取り扱い口を経由しないため、このエア供給経路を流れるエアは取り扱い口手前のスペースに立居する作業者の周りを通過しないことになる。したがってこの作業者の周りを通過しないエアの流れでは作業者の衣服に付着した異物がエアの流れに乗って飛散すると云う事態が発生しないため、異物が飛散してワークに付着するのを抑制することが可能とされる。
尚、本発明の設備でも塗布ブースには、作業者がワークを取り扱うための取り扱い口が設けられるので、この取り扱い口を経由して塗布ブース内へ一部のエアが流入することにより作業者の衣服に付着した異物が飛散しワークに付着することが懸念されるが、この取り扱い口を経由して塗布ブースへ流入するエアの流れは、これに対抗するエアの流れを作ることにより低減または消失させることが可能である。
そこで、本発明では、第2エア供給口におけるエア放出口側端部の平面上位置を塗布装置による塗布エリアの取り扱い口側端部よりも取り扱い口の近くに配置することにし、これによれば、第2エア供給口から塗布ブース内へ流入するエアの流れが流入後、作業者へ向けて取り扱い口のほうへ流れる第1の流れと、エア放出口へ向けて塗布装置のほうへ流れる第2の流れとに分かれやすくなる。
したがって、前者の第1の流れによって、取り扱い口を経由して塗布ブースへ流入するエアの流れを低減または消失させることができ、これにより作業者の衣服に付着した異物が塗布ブース内へ侵入してワークに付着するのを抑制することが可能とされ、また後者の第2の流れによって、接着剤はエア放出口のほうへ飛散し、取り扱い口のほうへは飛散しにくくなるため、接着剤が作業者の衣服に付着するのを抑制することが可能とされる。
また、取り扱い口に開閉シャッターを設けて取り扱い口の開口量を調節するようにしたため、上記第1の流れによる流量と第2の流れによる流量とを容易にコントロールすることが可能とされる。
尚、上記第1の流れの強さは、取り扱い口を経由して塗布ブース内へ流入する流れ(流入流れ)の強さに対し小さくても同等であっても或いは大きくても良い。第1の流れの強さが流入流れの強さに対し小さい場合は、強さの差し引き分、流入流れによる流量が低減し、この分異物が塗布ブース内へ侵入しにくくなる。これに対し第1の流れの強さが流入流れの強さに対し同等の場合および大きい場合は、流入流れが消失するため、異物が塗布ブース内へ侵入するのをほぼ完全に抑制することができる。
また、取り扱い口を経由して塗布ブース内へエアが流入しにくくするには、ブース内の圧力を調整し、すなわち塗布ブース内の圧力を作業ブース内の圧力よりも高く設定するのも好適である。
したがって、これを実現するため本発明では、上記第2エア供給口を経由するエア流通経路のほかに、作業ブースに第2エア放出口を設けることによりエア供給口から作業ブース内を経由して第2エア放出口へ至るエア流通経路を設け、そのうえで、エア供給口から供給するエア流量、第2エア供給口を通過するエア流量、エア放出口から放出するエア流量、開閉シャッターの作動による取り扱い口の開口量および第2エア放出口から放出するエア流量を調節し、これにより塗布ブース内の圧力P2を作業ブース内の圧力P1よりも高く設定(P1<P2)するとともにエア放出口近傍の圧力P3よりも高く設定(P3<P2)することにした。そしてこの構成によれば、P1<P2により、取り扱い口を経由して塗布ブースへ流入するエアの流れを消失させることができ、これにより作業者の衣服に付着した異物が塗布ブース内へ侵入しワークに付着するのを抑制することが可能とされ、P3<P2により、接着剤はエア放出口のほうへ流れるため、接着剤が取り扱い口のほうへ飛散し作業者の衣服に付着するのを抑制することが可能とされる。
また、本発明では上記したように、作業ブースにエア供給口が設けられるとともに塗布ブースに第2エア供給口が設けられるが、これらの供給口にはそれぞれ、作業ブース外部の異物が流入しないようにエアフィルターを設置するのが好適である。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち本発明においては以上説明したように、ワークに接着剤を塗布する接着剤塗布設備において、作業者の衣服に付着した異物によるコンタミが発生しにくく、もってワーク接着面の表面性状を安定化することができ、また、接着剤が作業者の衣服に付着しにくい構造の接着剤塗布設備を提供することができる。
本発明の実施例に係る接着剤塗布設備の構成説明図である。 従来例に係る接着剤塗布設備の構成説明図である。
本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)作業者からの異物の飛散経路を遮断するため、塗布設備(塗布ブース)の外側と内側の圧力差を低減する。これにより、異物の塗布設備内への飛散が軽減可能となる。
(2)セパレータに一体化された燃料電池用ガスケットの接着剤塗布設備において、一次エアフィルターおよび二次エアフィルターを直列で通過したエアを塗布ブース内へ供給することを特徴とする塗布装置。
(3)作業ブースと塗布ブース境界における設備外側エア風量と設備内側エア風量が等しくなるように制御されていることを特徴とする上記(2)に記載の塗布装置。
(4)一次エアフィルターを通過したエアを作業ブース内の作業者側へ供給し、一次エアフィルターおよび二次エアフィルターを直列で通過したエアを塗布ブース内へ供給する。
(5)塗布設備内圧と塗布設備外圧をほぼ等しく制御するために一次エアフィルター側へファンを設置し、ファン風量と作業ブース下部の開口部(第2エア放出口)を制御することにより、作業ブースと塗布ブース境界における設備外側エア風量と設備内側エア風量を合わせ込むことが可能となる。
(6)本発明装置を使用することにより、作業者に付着した異物の飛散経路を制御でき、プレートまたは接着剤塗布層への異物付着が大幅に軽減可能となる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1において、符号11は、搬送ステージ12上に搭載したワークwに対し接着剤cを塗布する塗布装置を示し、塗布ヘッド13からワークwへ向けて噴霧状に塗布する接着剤cが大気中へ飛散することがないように塗布装置11がブース21,31によって覆われている。ブース21,31は、塗布装置11を収容する塗布ブース21と、この塗布ブース21を収容するとともに作業者41が入り込むスペースsを備える作業ブース31との組み合わせよりなる二重構造とされ、このうち外側の作業ブース31に、この作業ブース31の外部から内部へ外部エアを供給するエア供給口(第1エア供給口)32が設けられ、内側の塗布ブース21に、作業者41がワークwを取り扱うために用いる取り扱い口22と、塗布ブース21内のエアを作業ブース31外へ放出するエア放出口(第1エア放出口)23とが設けられている。設備内へのエアの供給は、エア供給口32の外側(図では上側)に設置した送気ファン等の送気装置(図示せず)の駆動によりこれを行ない、エア放出口23の先にはエア放出路を介してエア浄化装置(図示せず)などが接続される。
また、塗布ブース21に、取り扱い口22とは別に、作業ブース31内のエアを塗布ブース21内へ供給する第2エア供給口24が設けられ、これにより第1エア供給口32から作業ブース31内部空間、第2エア供給口24および塗布ブース21内部空間を経由して第1エア放出口23へ至るエア流通経路(第1エア流通経路)が設けられている。
塗布ブース21は例えばボックス状であって側面部21aおよび天面部21bを備え、取り扱い口22はこのうちの側面部21aに設けられているところ、第2エア供給口24は天面部21bに設けられ、更にこの第2エア供給口24は、そのエア放出口側端部の平面上位置Xが塗布装置11による塗布エリアEの取り扱い口側端部の平面上位置Yよりも取り扱い口22の近く(図では左側)に配置され、すなわち第2エア供給口24のエア放出口側端部の平面上位置Xが塗布装置11による塗布エリアEの取り扱い口側端部の平面上位置Yと取り扱い口22の平面上位置Zとの間に配置されている。
また、取り扱い口22に、この取り扱い口22の開口量(開口面積)を調節するための開閉シャッター26が設けられている。
また、作業ブース31に、この作業ブース31内のエアを作業ブース31外へ放出する第2エア放出口33が設けられ、これにより第1エア供給口32から作業ブース31内部空間を経由して第2エア放出口33へ至るエア流通経路(第2エア流通経路)が設けられている。作業ブース31は例えば比較的大型のボックス状であって側面部31aおよび天面部31bを備え、第1エア供給口32はこのうちの天面部31bに設けられているところ、第2エア放出口33は側面部31aの下部に設けられている。第2エア放出口33は図示するように複数が設けられても良い。
上記作業ブース31に設けられた第2エア放出口33は、設備内の圧力を調整するためのオリフィスとしての機能を兼ね備え、その開口量や設置数を適宜調節される。
また、この調節に関連しては、第1エア供給口32から供給する単位時間当たりのエア流量、第2エア供給口24を通過する単位時間当たりのエア流量、第1エア放出口23から放出する単位時間当たりのエア流量、開閉シャッター26の作動による取り扱い口22の開口量、および第2エア放出口33から放出する単位時間当たりのエア流量がそれぞれ調節可能とされ、これにより作業ブース31内の圧力をP1、塗布ブース21内の圧力をP2、第1エア放出口23近傍の圧力をP3として、
P3≦P1<P2・・・・(イ)式
の関係を充足するように設定されている。
また、エア供給口32にエアフィルター34が設置されるとともに、第2エア供給口24にもエアフィルター25が設置されている。
上記構成を備える接着剤塗布設備においては、塗布装置11によるワークwへの接着剤cの塗布工程が塗布ブース21内で行われ、塗布ブース21内を流れるエアはすべてエア放出口23からエア浄化装置のほうへ回収されるため、塗布ヘッド13から噴霧状に吐出される接着剤cが設備外部へ飛散するのが抑制される。
また、上記構成の接着剤塗布設備においては、設備内側の塗布ブース21に、作業ブース31内のエアを塗布ブース21内へ供給する第2エア供給口24が設けられることにより、第1エア供給口32から作業ブース31内部空間、第2エア供給口24および塗布ブース21内部空間を経由して第1エア放出口23へ至る第1エア供給経路が設けられ、この第1エア供給経路は第2エア供給口24を経由するものであって取り扱い口22を経由しないため、この第1エア供給経路を流れるエアは取り扱い口22手前のスペースSに立居する作業者41の周りを通過しない。したがって作業者41の周りを通過しないエアの流れでは作業者41の衣服に付着した異物がエアの流れに乗って飛散すると云う事態が発生しないため、この異物が飛散してワークwに付着するのを抑制することが可能とされている。
また、上記構成の接着剤塗布設備においては、取り扱い口22を経由して作業ブース31内部空間から塗布ブース21内部空間へエアが流入することにより作業者41の衣服に付着した異物がエアの流れに乗って飛散し塗布ブース21内へ侵入することが懸念されるところ、以下の対策によって、この懸念を低減または解消することが可能とされている。
すなわち、第1の対策として、上記接着剤塗布設備では上記したように、塗布ブース21の天面部21bに設けられた第2エア供給口24のエア放出口側端部の平面上位置Xが塗布装置11による塗布エリアEの取り扱い口側端部の平面上位置Yよりも取り扱い口22の近くに配置され、すなわち第2エア供給口24のエア放出口側端部の平面上位置Xが塗布装置11による塗布エリアEの取り扱い口側端部の平面上位置Yと取り扱い口22の平面上位置Zとの間に配置されているため、第2エア供給口24から塗布ブース21内へ下方へ向けて流入するエアの流れが流入後に、作業者41へ向けて取り扱い口22のほうへ流れる第1の流れA2と、第1エア放出口23へ向けて塗布装置11のほうへ流れる第2の流れA3とに分かれることになる。
したがって、前者の第1の流れA2によって、取り扱い口22を経由して塗布ブース21内へ流入するエアの流れを低減または消失させることができ、これにより作業者41の衣服に付着した異物が塗布ブース21内へ侵入してワークwに付着するのを抑制することが可能とされ、また後者の第2の流れA3によって、接着剤はエア放出口のほうへ飛散し取り扱い口22のほうへ飛散しにくくなるため、接着剤cが作業者41の衣服に付着するのを抑制することが可能とされる。
また、取り扱い口22に開閉シャッター26が設けられているため、このシャッター26により取り扱い口22の開口量を小さく設定したり、或いは取り扱い口22を適宜開閉したりすることにより、エアの流量をコントロールすることができ、これにより作業者41の衣服に付着した異物が塗布ブース21内へ侵入したり、接着剤cが作業者41のほうへ飛散したりするのを抑制することが可能とされる。
第2の対策として、上記接着剤塗布設備では上記したように、作業ブース31に第2エア放出口33が設けられることにより、第1エア供給口32から作業ブース31内部空間を経由して第2エア放出口33へ至る第2エア流通経路が設けられ、第1エア供給口32から供給する単位時間当たりのエア流量、第2エア供給口24を通過する単位時間当たりのエア流量、第1エア放出口23から放出する単位時間当たりのエア流量、開閉シャッター26の作動による取り扱い口22の開口量、および第2エア放出口33から放出する単位時間当たりのエア流量を調節することにより、塗布ブース21内の圧力P2が作業ブース31内の圧力P1よりも高く設定(P1<P2)されるとともにエア放出口23近傍の圧力P3よりも高く設定(P3<P2)されている。したがって、P1<P2の関係により、取り扱い口22を経由して塗布ブース21内へ流入するエアの流れを消失させることができ、これにより作業者41の衣服に付着した異物が塗布ブース21内へ侵入してワークwに付着するのを抑制することが可能とされ、P3<P2の関係により、接着剤cが作業者41のほうへ飛散して作業者41の衣服に付着するのを抑制することが可能とされる。
また、第1エア供給口32にエアフィルター34が設置されるとともに第2エア供給口24にもエアフィルター25が設置されているため、これらフィルターの機能によって作業ブース31外部の異物が塗布ブース21内に流入するのが抑制される。したがって外部異物が流入しワークwに付着してコンタミが発生するのを抑制することもできる。
11 塗布装置
12 搬送ステージ
13 塗布ヘッド
21 塗布ブース
21a,31a 側面部
21b,31b 天面部
22 取り扱い口
23 エア放出口(第1エア放出口)
24 第2エア供給口
25,34 エアフィルター
26 開閉シャッター
31 作業ブース
32 エア供給口(第1エア供給口)
33 第2エア放出口
41 作業者
w ワーク
c 接着剤
s スペース

Claims (3)

  1. ワークに接着剤を塗布する塗布装置を収容する塗布ブースと、前記塗布ブースを収容するとともに作業者が入り込むスペースを備える作業ブースとを有し、前記作業ブースに、前記作業ブースの外部から内部へ外部エアを供給するエア供給口を設け、前記塗布ブースに、前記作業者が前記ワークを取り扱うための取り扱い口と、前記塗布ブース内のエアを前記作業ブース外へ放出するエア放出口とを設けた接着剤塗布設備において、
    前記塗布ブースに、前記取り扱い口とは別に、前記作業ブース内のエアを前記塗布ブース内へ供給する第2エア供給口を設けることにより、前記エア供給口から前記作業ブース内、前記第2エア供給口および前記塗布ブース内を経由して前記エア放出口へ至るエア流通経路を設け、
    前記第2エア供給口におけるエア放出口側端部の平面上位置を前記塗布装置による塗布エリアの取り扱い口側端部よりも前記取り扱い口の近くに配置し、
    前記取り扱い口に、前記取り扱い口の開口量を調節する開閉シャッターを設けたことを特徴とする接着剤塗布設備。
  2. 請求項1記載の接着剤塗布設備において、
    前記作業ブースに、前記作業ブース内のエアを前記作業ブース外へ放出する第2エア放出口を設けることにより、前記エア供給口から前記作業ブース内を経由して前記第2エア放出口へ至るエア流通経路を設け、
    前記エア供給口から供給するエア流量、前記第2エア供給口を通過するエア流量、前記エア放出口から放出するエア流量、前記開閉シャッターの作動による前記取り扱い口の開口量および前記第2エア放出口から放出するエア流量を調節することにより、前記作業ブース内の圧力をP1、前記塗布ブース内の圧力をP2、前記エア放出口近傍の圧力をP3として、
    P3≦P1<P2
    の関係に設定することを特徴とする接着剤塗布設備。
  3. 請求項1または2記載の接着剤塗布設備において、
    前記エア供給口および前記第2エア供給口にそれぞれエアフィルターを設置することを特徴とする接着剤塗布設備。
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