JP6386788B2 - 化粧料用容器 - Google Patents
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Description
ところが、特許文献1の技術では、塗布具収容室は、化粧筆の水平移動を許容できる寸法、更に言えば、化粧筆を指で押して水平移動させることができる寸法に形成する必要がある。このため、塗布具収容室、ひいては化粧料用容器を十分に小型に形成することが困難であると考えられる。
化粧料を収容する化粧料収容室と、
それぞれが、柄と、前記柄の少なくとも一方の端部に設けられた塗布体と、を有する複数本の化粧料塗布具と、
前記複数本の化粧料塗布具が載置される載置面を有する塗布具収容室と、
を有し、
前記複数本の化粧料塗布具は、それぞれの長手方向が互いに並列となって前記載置面に載置されることにより、前記塗布具収容室から取り出し可能に前記塗布具収容室に収容されており、
前記柄は、その長手方向における両端間の部位に、前記載置面に載置された状態での平面形状が括れ形状となる括れ部を有し、
前記塗布具収容室に収容された前記複数本の化粧料塗布具のうち、互いに隣り合う化粧料塗布具の前記括れ部どうしが向かい合っている化粧料用容器を提供する。
図1は第1の実施形態に係る化粧料用容器100の斜め上方からの俯瞰図である。
本実施形態に係る化粧料用容器100は、化粧料を収容する化粧料収容室111と、複数本の化粧料塗布具(例えば、第1化粧料塗布具10および第2化粧料塗布具20)と、複数本の化粧料塗布具を収容する塗布具収容室113と、を有している。
複数本の化粧料塗布具は、それぞれが、柄11と、柄11の少なくとも一方の端部に設けられた塗布体12と、を有している。
塗布具収容室113は、複数本の化粧料塗布具が載置される載置面114を有している。
複数本の化粧料塗布具は、それぞれの長手方向が互いに並列となって載置面114に載置されることにより、塗布具収容室113から取り出し可能に塗布具収容室113に収容されている。
柄11は、その長手方向における両端間の部位に、載置面114に載置された状態での平面形状が括れ形状となる括れ部15を有している。
塗布具収容室113に収容された複数本の化粧料塗布具のうち、互いに隣り合う化粧料塗布具の括れ部15どうしが向かい合っている。
以下、詳細に説明する。
このように、化粧料収容室111は、第1化粧料152aと、第1化粧料152aとは異なる色の第2化粧料152bと、を収容している収容領域(第2収容領域142)を含み、収容領域は、特定方向に長尺に形成されている。そして、第1化粧料152aと第2化粧料152bとは、収容領域内において、それぞれ収容領域の長手方向に沿って、互いに並列に且つ隣接して延在している。
第2柄部14は、柄11の長手方向において第1柄部13よりも塗布体12から遠くに位置している。なお、第1柄部13と第2柄部14とは、柄11の長手方向において互いに隣接していても良いし、互いに離間していても良い。本実施形態の場合、第1柄部13と第2柄部14とが相互に隣接している。
換言すれば、第1柄部13は、柄11の一端11aを含み、且つ、柄11の長手方向において所定の寸法を持つ部分である。第2柄部14は、柄11の他端11bを含み、且つ、柄11の長手方向において所定の寸法を持つ部分である。
より具体的には、第2柄部14は、柄11の長手方向における何れの位置においても、柄11の長手方向に対して直交する断面形状の下側及び上側の縁辺が凸曲線状となっている。つまり、第2柄部14の下面及び上面は、凸曲面状となっている。
なお、このように第2柄部14の下面及び上面が凸曲面状であるため、第1化粧料塗布具10を上下の別なく載置面114に載置することができる。
また、この断面形状は、左右対称であることが好ましい。
柄11の長手方向に対して直交する断面形状の下側及び上側の縁辺が凸曲線状となる形状には、楕円状の形状や紡錘形状の他、断面の両側部の縁辺に直線部を含む形状などが含まれる。
楕円状の形状には、楕円形状(2つの定点からの距離の和が一定となるような点の集合から作られる曲線からなり、短軸と長軸とを持つ形状)に限らず、楕円以外の形状であるが楕円に近い形状が含まれる。楕円状の形状の場合、柄11の長手方向に対して直交する断面形状の両側部の縁辺が凸曲線状となっている、すなわち側方(外方)に向けてアーチ状(凸曲線状に)に膨出している。
厚みd1と厚みd2との比(d1:d2)は、1:1から5:1の範囲とすることにより、柄11を持ちやすくなる。一方、取り出しやすさの観点からは、厚みd1と厚みd2との比(d1:d2)は、1:1:3:1の範囲とすることが好ましい。また、使いやすさの観点からは、厚みd1と厚みd2との比(d1:d2)は、1:1から2:1の範囲とすることが好ましい。
なお、区間18の厚みは、区間17における最小の厚みとほぼ同じである。より具体的には、例えば、区間18の厚みは、平面視において中心軸Xと一致する部分および中心軸Xに近い部分では、区間18と区間17との境界部での厚みよりも、他端11b側の部分での厚みの方が薄くなっている。その一方で、平面視において中心軸Xから遠い部分では、区間18の厚みは、区間18と区間17との境界部での厚みよりも、他端11b側の部分での厚みの方が厚くなっている。つまり、区間18の厚みに関し、区間18と区間17との境界部での厚みに対する他端11b側の部分の厚みは、平面視において中心軸Xから遠ざかるにつれて大きくなり、且つ、それらの大小関係は、ある位置で逆転する。
このため、第1化粧料塗布具10が載置面114に載置された状態で、第2柄部14は、載置面114に対して線接触するようになっている。具体的には、厚手方向である水平方向の中央部分(中心軸Xを通る柄11の縦断面における第2柄部14の下側の縁辺)が載置面114に線接触する。
第1柄部13は、柄11の長手方向において所定の寸法を持つため、第1化粧料塗布具10が載置面114に載置された状態で、第1柄部13は載置面114に対して面接触する。
本実施形態の場合、図2(a)に示すように、括れ部15は、第1柄部13における他端11b側の端部から、第2柄部14における他端11b側の端部近傍の部位に亘って形成されている。すなわち、本実施形態の場合、第2柄部14は括れ部15の全部を含んでいる。
ただし、第1柄部13が括れ部15の一部又は全部を含んでいても良いし、第2柄部14が括れ部15を含んでいなくても良い。
図2(f)の断面位置の近傍においては、下面14a、上面14b、側面14cおよび側面14dは、例えば、それぞれ凸曲面となっている。すなわち、図2(f)の断面位置の近傍においては、例えば、柄11の長手方向に対して直交する柄11の断面形状は、当該断面形状の下側、上側および左右両側の縁辺が凸曲線状となっている。つまり、第2柄部14の断面形状は、例えば楕円状となっている。
一方、図2(g)の断面位置の近傍においては、例えば、下面14aおよび上面14bはそれぞれ凸曲面となっていて、側面14cおよび側面14dはそれぞれ平面状の部分を含んでいる。すなわち、図2(f)の断面位置の近傍においては、例えば、柄11の長手方向に対して直交する柄11の断面形状は、当該断面形状の下側および上側の縁辺が凸曲線状となっているが、左右両側の縁辺は直線部を含んでいる。
ここで、図2(g)の断面の位置では、下面14a(下面15a)は、図2(f)の断面の位置での下面14aと比べて、平面に近い形状となっている。同様に、図2(g)の断面の位置では、上面14b(上面15b)、側面14c(側面15c)および側面14d(側面15d)は、図2(f)の断面の位置での上面14b、側面14cおよび側面14dと比べて、それぞれ平面に近い形状となっている。
また、下面14a(下面15a)、上面14b(上面15b)、側面14c(側面15c)および側面14d(側面15d)の形状は、一端11a側に向けて、徐々に平面に近い形状となっている。
例えば、下面15aおよび上面15bはそれぞれ凸曲面となっていて、側面15cおよび側面15dはそれぞれ平面状の部分を含んでいる。すなわち、括れ部15においては、例えば、柄11の長手方向に対して直交する柄11の断面形状は、当該断面形状の下側および上側の縁辺が凸曲線状となっているが、左右両側の縁辺は直線部を含んでいる。
このように、複数の化粧料塗布具のうち、少なくとも何れか1つの化粧料塗布具(第1化粧料塗布具10)の塗布体12は、化粧料塗布具の柄11の長手方向に対して直交する方向に並んで配置されている第1塗布部12aと第2塗布部12bとを有し、第1塗布部12aと第2塗布部12bとは互いに異なる色のものである。
より具体的には、柄11の長手方向における何れの位置においても、柄11の長手方向に対して直交する断面形状の下側及び上側の縁辺が凸曲線状となっている(図3(e)、図3(f)、図3(g)参照)。つまり、柄11の下面及び上面は、凸曲面状となっている。
なお、このように柄11の下面及び上面が凸曲面状であるため、第2化粧料塗布具20を上下の別なく載置面114に載置することができる。
柄11の長手方向に対して直交する断面形状の下側及び上側の縁辺が凸曲線状となる形状には、楕円状の形状や紡錘形状の他、断面の両側部の縁辺に直線部を含む形状などが含まれる。
楕円状の形状には、楕円形状(2つの定点からの距離の和が一定となるような点の集合から作られる曲線からなり、短軸と長軸とを持つ形状)に限らず、楕円以外の形状であるが楕円に近い形状が含まれる。楕円状の形状の場合、柄11の長手方向に対して直交する断面形状の両側部の縁辺が凸曲線状となっている、すなわち側方(外方)に向けてアーチ状(凸曲線状に)に膨出している。
厚みd1と厚みd2との比(d1:d2)は、1:1から5:1の範囲とすることにより、柄11を持ちやすくなる。一方、取り出しやすさの観点からは、厚みd1と厚みd2との比(d1:d2)は、1:1:3:1の範囲とすることが好ましい。また、使いやすさの観点からは、厚みd1と厚みd2との比(d1:d2)は、1:1から2:1の範囲とすることが好ましい。
このため、柄11の中心軸Xを通る柄11の縦断面の厚みが、柄11の長手方向に亘ってほぼ一定である場合、第2化粧料塗布具20が載置面114に載置された状態で、柄11は、載置面114に対して線接触する。
或いは、柄11の中心軸Xを通る柄11の縦断面の厚みが、柄11の一端11a側の部分から他端11b側の部分に向けてリニアに減少している場合も、第2化粧料塗布具20が載置面114に載置された状態で、柄11は、載置面114に対して線接触する。
そして、括れ部15の下面15a、上面15b、側面15cおよび側面15dも、それぞれ凸曲面となっている。すなわち、括れ部15の断面形状は、例えば楕円状となっている。
その理由は、以下の通りである。
第1化粧料塗布具10の柄11は、中心軸Xを通る縦断面では、図2(b)に示す側面図と同じく厚みがほぼ一定である。
一方、図2(h)に示すように、中心軸Xからオフセットされた縦断面においては、一端11a側の部分での厚みよりも、他端11bの部分での厚みの方が薄くなっている。
更に、柄11の長手方向に直交する第2柄部14の断面形状は、上記のように下側及び上側の縁辺が凸曲線状となっている。
よって、図4(a)に示す部位14eを下に押すと、第2柄部14の下面14aにおいて中心軸Xの下方に位置する部分が支点となって柄11が回動し(図4(b)参照)、図4(a)に示す部位15eが上方に浮き上がる。ここで、柄11がその場で捻られつつ回動するため、狭いスペースで第1化粧料塗布具10を容易に取り出すことができる。つまり、柄11が純粋にその中心軸X周りに回動するのではなく、柄11の中心軸Xの捻りを伴った柄11の回動を実現できる。このため、柄11が純粋にその中心軸X周りに回動する場合と比べて、部位15eの上昇量が増大するので、柄11を摘む動作が極めて容易となる。なお、部位15eは、括れ部15の側面であって、括れ部15において中心軸Xから手前側にオフセットしている部分である。
また、人差し指などの腹を、括れ部15の側面(例えば側面15d)或いは第1柄部13の側面(例えば側面13d)に添えることにより、柄11が中心軸X周りにブレてしまうことを抑制することができる。なぜなら、第1柄部13の側面は、平面状であるとともに、括れ部15の側面は、第2柄部14の曲面状の側面(側面14cおよび側面14d)よりも、平面に近い形状となっているためである。
また、柄11の他端11b側の端部が、他端11b側に向けて幅広になっていることにより、柄11を安定的に持ちやすい。
また、第2化粧料塗布具20の柄11の断面形状は、その下側及び上側の縁辺が凸曲線状となっているため、柄11を容易にその場で回動させつつ、摘み上げることができるため、狭いスペースで第2化粧料塗布具20を容易に取すことができる。
よって、塗布具収容室113を十分に小型に形成しても、化粧料塗布具を容易に取り出すことができる。
また、括れ部15に指をしっかりフィットさせて柄11を持つことができるため、化粧料塗布具を手で安定的に持った状態で、化粧を行うことができる。よって、所望の部位に対して、所望の押圧量で塗布体12を接触させて、化粧料を塗布することができる。
なお、複数本の化粧料塗布具を、1つの塗布具収容室113にまとめて収容するため、すなわち複数本の化粧料塗布具を共通の載置面114に載置して収容するため、塗布具収容室113に収容する化粧料塗布具の組み合わせを、太さ、長さ、塗布体12の形態等が異なる化粧料塗布具の組み合わせのものへと容易に交換することができる。つまり、化粧料塗布具の複数種のセットに対して、同一の容器本体100aを使い回すことができる。
また、指を扁平な柄11にフィットさせて柄11を安定的に持つことができるとともに、塗布体12の向きを容易に所望の向きに調節して化粧料塗布具を用いることができる。
また、特に、柄11の他端11b側の端部の断面形状の下側及び上側の縁辺が凸曲線状となっていることによって、化粧料塗布具を塗布具収容室113から取り出す際に、柄11が縁部115に引っ掛かってしまったり、柄11が隣の化粧料塗布具の柄11に引っ掛かってしまったりすることを抑制することができる。すなわち、柄11が縁部115や隣の化粧料塗布具の柄11に接触した場合でも、柄11をスムーズに移動させて取り出すことができる。よって、塗布具収容室113が狭くても、化粧料塗布具を塗布具収容室113から容易に取り出すことができる。特に、柄11の他端11b側の端部の断面形状が楕円状であることにより、化粧料塗布具の取り出しをより確実にスムーズに行うことができる。
これにより、第1化粧料塗布具10を載置面114に載置したときや第1化粧料塗布具10を手で保持するときの安定性と、第1化粧料塗布具10を載置面114から取り出す際の容易性と、を両立させることができる。
すなわち、第1柄部13が載置面114に対して面接触するので、第1化粧料塗布具10を載置面114上に安定的に載置することができる。また、第1柄部13において載置面114に対して面接触する面に指を添えて柄11を持つことにより、柄11を安定的に持つことができる。
また、例えば、図4(a)に示す部位14eを下に押すと(図4(b)参照)、第2柄部14の下面14aにおいて中心軸Xの下方に位置する部分が支点となって柄11が回動し、図4(a)に示す部位15eが上方に浮き上がる。ここで、柄11の中心軸Xの捻りを伴った柄11の回動を実現できるため、柄11が純粋にその中心軸X周りに回動する場合と比べて、部位15eの上昇量が増大する。よって、塗布具収容室113が狭くても、第1化粧料塗布具10を塗布具収容室113から容易に取り出すことができる。
図7は第2の実施形態に係る化粧料用容器(全体図示略)が備える複数本の化粧料塗布具を示す平面図である。
図7に示すように、本実施形態に係る化粧料用容器は、第1化粧料塗布具30、第2化粧料塗布具40および第3化粧料塗布具50を備えている。
一方、第1化粧料塗布具30および第3化粧料塗布具50は、柄11の両端側にそれぞれ塗布体12を有している点で、上記の第2化粧料塗布具20と相違し、その他の点では、第2化粧料塗布具20と同様に構成されている。
厚みd1と厚みd2との比(d1:d2)は、1:1から5:1の範囲とすることにより、柄11を持ちやすくなる。一方、取り出しやすさの観点からは、厚みd1と厚みd2との比(d1:d2)は、1:1:3:1の範囲とすることが好ましい。また、使いやすさの観点からは、厚みd1と厚みd2との比(d1:d2)は、1:1から2:1の範囲とすることが好ましい。
上記の第1の実施形態においては、柄11の長手方向に対して直交する第1柄部13の断面形状が角丸の矩形状である例を説明したが、図9(a)に示すように、面取りの矩形状であっても良い。
また、上記の第1の実施形態においては、柄11の長手方向に対して直交する第2柄部14の断面形状の下側及び上側の縁辺がが、柄11の長手方向における第2柄部14の何れの位置においても、凸曲線状である例を説明した。ただし、第2柄部14の断面形状は、曲線状でなくても良い。例えば、図9(b)に示すような多角形状であっても良い。なお、図9(b)の例では、第2柄部14の下面14aが、載置面114に対して面接触する平坦面を含む例を示しているが、下面14aは、断面V字状などの、載置面114に対して線接触する形状となっていても良い。
また、柄11の両側面がそれぞれ括れている場合、その括れの程度が、一方の側面と他方の側面とで異なっていても良い。
また、柄11の上面から一方の側面を経由して下面に至る曲面の形状(曲率等)と、柄11の上面から他方の側面を経由して下面に至る曲面の形状(曲率等)とが互いに異なっていても良い。
また、括れ部15は、柄11の長手方向における複数箇所にそれぞれ設けられていても良い。
上記のように、第1柄部13は、載置面114に対して面接触する部分であり、第2柄部14は、載置面114に対して線接触する部分である。一方、括れ部15は、平面視において、柄11が括れた部分である。このため、第1柄部13と括れ部15との間、並びに、第2柄部14と括れ部15との間には、それぞれ各種の包含関係が成立し得る。
先ず、図10(a)は、上記の第1の実施形態での第1柄部13、第2柄部14および括れ部15の位置関係を示す図である。この場合、第2柄部14が括れ部15の全部を含んでいる。
図10(b)に示すように、括れ部15は、第1柄部13から第2柄部14に亘って形成されていても良い。すなわち、第1柄部13が括れ部15の一部分を含み、第2柄部14が括れ部15の残りの部分を含んでいても良い。
図10(c)に示すように、第1柄部13が括れ部15の全部を含んでいても良い。なお、図10(c)では、第1柄部13における他端11b側の端部が、括れ部15における他端11b側の端部よりも、他端11bの近くに位置する例を示しているが、第1柄部13における他端11b側の端部と、括れ部15における他端11b側の端部と、が一致していても良い。
図10(d)に示すように、括れ部15は第1柄部13と第2柄部14とに挟まれた位置に配置されていても良い。第1化粧料塗布具10を載置面114に載置したときに、括れ部15が載置面114に接触せず、宙に浮く場合などが、この例に該当する。
なお、図示は省略するが、括れ部15は、第1柄部13と第2柄部14との間に位置しているとともに、第1柄部13と第2柄部14との双方から離間していても良い。この場合、第1柄部13と括れ部15との間に位置する第1中間部において、柄11の厚みが括れ部15側に向けて減少し、第2柄部14と括れ部15との間に位置する第2中間部において、柄11の厚みが括れ部15側に向けて減少する。
11 柄
11a 一端
11b 他端
12 塗布体
12a 第1塗布部
12b 第2塗布部
13 第1柄部
13a 下面
13b 上面
13c 側面
13d 側面
14 第2柄部
14a 下面
14b 上面
14c 側面
14d 側面
14e 部位
15 括れ部
15a 下面
15b 上面
15c 側面
15d 側面
15e 部位
16 凹部
17 区間
18 区間
20 第2化粧料塗布具(化粧料塗布具)
23a 下面
23b 上面
23c 側面
23d 側面
27 軸部
30 第1化粧料塗布具(化粧料塗布具)
40 第2化粧料塗布具(化粧料塗布具)
50 第3化粧料塗布具(化粧料塗布具)
110 第1筐体
111 化粧料収容室
112 縁部
113 塗布具収容室
114 載置面
115 縁部
116 係止部
120 第2筐体
122 鏡
123 係止片
130 ヒンジ機構
140 化粧料収容パレット
141 第1収容領域
142 第2収容領域(収容領域)
142a 分割線
143 第3収容領域
151 化粧料
152a 第1化粧料
152b 第2化粧料
153 化粧料
d1 厚さ
d2 厚さ
Claims (8)
- 化粧料を収容する化粧料収容室と、
それぞれが、柄と、前記柄の少なくとも一方の端部に設けられた塗布体と、を有する複数本の化粧料塗布具と、
前記複数本の化粧料塗布具が載置される載置面を有し、扁平な一つの凹部からなる塗布具収容室と、
を有し、
前記扁平な一つの凹部は、前記塗布具収容室の周囲を囲む縁部に対して相対的に窪んでおり、
前記複数本の化粧料塗布具は、それぞれの長手方向が互いに並列となって前記載置面に載置されることにより、前記塗布具収容室から取り出し可能に前記塗布具収容室に収容されており、
前記柄は、その長手方向における両端間の部位に、前記載置面に載置された状態での平面形状が括れ形状となる括れ部を有し、
前記塗布具収容室に収容された前記複数本の化粧料塗布具のうち、互いに隣り合う化粧料塗布具の前記括れ部どうしが向かい合っている化粧料用容器。 - 前記柄の長手方向に対して直交する前記柄の断面形状は、前記化粧料塗布具が前記載置面に載置された状態での上下方向に薄い扁平形状をなしている請求項1に記載の化粧料用容器。
- 前記柄の長手方向における少なくとも一部分において、前記断面形状の下側及び上側の縁辺が凸曲線状となっている請求項2に記載の化粧料用容器。
- 前記複数の化粧料塗布具のうち、少なくとも何れか1つの化粧料塗布具においては、
前記柄の一端部にのみ前記塗布体が設けられ、前記柄の他端部には前記塗布体が設けられておらず、
前記柄は、当該化粧料塗布具が前記載置面に載置された状態で前記載置面に対して面接触する第1柄部と、当該化粧料塗布具が前記載置面に載置された状態で前記載置面に対して線接触する第2柄部と、を含み、
前記第2柄部は、前記柄の長手方向において前記第1柄部よりも前記塗布体から遠くに位置し、
前記第2柄部は、前記柄の長手方向における何れの位置においても前記断面形状の下側及び上側の縁辺が凸曲線状となっている請求項3に記載の化粧料用容器。 - 前記複数の化粧料塗布具のうち、少なくとも何れか1つの化粧料塗布具においては、
前記柄の長手方向における何れの位置においても前記断面形状の下側及び上側の縁辺が凸曲線状となっている請求項3又は4に記載の化粧料用容器。 - 前記複数の化粧料塗布具のうち、少なくとも何れか1つの化粧料塗布具においては、前記載置面に載置された状態での平面視における前記括れ部の幅寸法が、前記柄の長手方向における前記括れ部の一端側から他端側に向けて、徐々に減少した後、徐々に増大している請求項1乃至5の何れか一項に記載の化粧料用容器。
- 前記化粧料収容室に前記化粧料が収容されている請求項1乃至6の何れか一項に記載の化粧料用容器。
- 前記化粧料収容室は、第1化粧料と、前記第1化粧料とは異なる色の第2化粧料と、を収容している収容領域を含み、
前記収容領域は、特定方向に長尺に形成され、
前記第1化粧料と前記第2化粧料とは、前記収容領域内において、それぞれ前記収容領域の長手方向に沿って、互いに並列に且つ隣接して延在しており、
前記複数の化粧料塗布具のうち、少なくとも何れか1つの化粧料塗布具の前記塗布体は、当該化粧料塗布具の前記柄の長手方向に対して直交する方向に並んで配置されている第1塗布部と第2塗布部とを有し、前記第1塗布部と前記第2塗布部とは互いに異なる色のものである請求項7に記載の化粧料用容器。
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