JP6385608B1 - 遺骨の収納具、遺骨の収納具を用いた供養システム、供養方法及びプログラム - Google Patents

遺骨の収納具、遺骨の収納具を用いた供養システム、供養方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】故人の遺骨をコンパクトに収納して自宅でいつでも供養することが可能な遺骨の収納具、供養システム及び供養方法を提供する。【解決手段】本発明の遺骨の収納具1は、矩形状の本体部と、遺骨を収納する納骨ボトルと、前記本体部に形成され、前記納骨ボトルを収納するボトル収納部と、を備え、前記ボトル収納部が、前記納骨ボトルを収納可能な凹部として前記本体部に形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、故人の遺骨を粉砕して収納するための遺骨の収納具と、該収納具を用いた供養システム、供養方法及びプログラムに関する。
近年の少子化や人口の都市集中化に伴い、継承を前提とする従来の墓地の制度が変わりつつある。定期的に地元に帰り、お墓の掃除をして供養を行う、という従来の管理手法が現在の社会システムや人の生き方と一致せず、お墓を持たない人の割合も増加している。また、都市部においては、土地の事情によりお墓を持てないといった問題も生じてきている。
そのような背景の中、故人の遺骨の一部を粉砕して自宅の仏壇に保管する、いわゆる自宅供養が行われるようになってきている(特許文献1)。
特開2016−209750号公報
特許文献1においては、粉砕した遺骨を納骨箱に収納し、納骨箱を仏壇に収納することで、自宅で供養を行うことができる。しかしながら、特許文献1に記載の方法では、観音扉を備えた仏壇を用意する必要があり、自宅で供養ができるとしても、コンパクト化することができない。また、仏壇は、それ以外の用途として使用することができない。
本発明は、このような要望に鑑みてなされたものであり、遺骨をコンパクトに収納して自宅に保管することができ、かつ、遺骨の収納以外の用途として使用することができ、さらに、確実にいつでも故人を供養することが可能な遺骨の収納具、供養システム及び供養方法を提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
第1の特徴に係る発明は、ボトル収納部が、納骨ボトルを収納可能な凹部として矩形状の本体部に形成され、本体部の両側部に、それぞれ、二本ずつ納骨ボトルを収納可能なボトル収納部が形成されている、遺骨の収納具を提供する。
第1の特徴に係る発明によれば、本体部に形成された凹部に納骨ボトルを収納することができるため、納骨ボトルを収納した際に余計な凹凸のない遺骨の収納具を提供できる。また、矩形状の本体部にボトル収納部が形成されているため、複数の納骨ボトルを収納する際にも、納骨ボトルを収納するスペースを確保しやすい。さらに、本体部の両側部に二本ずつの納骨ボトルを収納することができるため、夫側の親族と妻側の親族とに納骨のためのスペースを割り振ることが可能となる。
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明であって、前記ボトル収納部が、前記本体部と一体に形成されている、遺骨の収納具を提供する。
第2の特徴に係る発明によれば、ボトル収納部が本体部と一体に形成されているため、本体部に納骨ボトルを収納することが可能であり、納骨ボトルを紛失する恐れのない遺骨の収納具を提供できる。
第3の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明であって、前記ボトル収納部が、前記本体部に着脱自在に取り付けられている、遺骨の収納具を提供する。
第3の特徴に係る発明によれば、本体部からボトル収納部を取り外して使用することができるため、例えば、遺骨を収納していない場合などにおいて、通常の携帯端末として使用することが可能な遺骨の収納具を提供できる。
第4の特徴に係る発明は、第1から第3のいずれかの特徴に係る発明であって、前記本体部の背面に、前記遺骨の収納具を自立させるスタンド部をさらに備える、遺骨の収納具を提供する。
第4の特徴に係る発明によれば、本体部を写真たてとして使用することが可能な遺骨の収納具を提供できる。
第5の特徴に係る発明は、第1から第4のいずれかの特徴に係る発明であって、前記本体部は、筒状の花瓶部をさらに備える、遺骨の収納具を提供する。
第5の特徴に係る発明によれば、本体部に筒状の花瓶部を設けることにより、タブレット端末に実際の花を供えることが可能な遺骨の収納具を提供できる。
第6の特徴に係る発明は、第1から第5のいずれかの特徴に係る発明であって、前記本体部が、外部と通信可能な携帯端末であるタブレット本体であり、前記タブレット本体に設けられ、故人の遺影を含む像及び文字を表示可能な液晶モニターを備える遺骨の収納具を提供する。
第6の特徴に係る発明によれば、タブレット本体が液晶モニターとボトル収納部とを備え、遺骨を収納した納骨ボトルをタブレット本体に形成されたボトル収納部に収納することによりタブレット本体に遺骨を収納しつつ、液晶モニターを使用して遺影を表示することが可能な、コンパクトかつ遺影の表示機能も有する遺骨の収納具を提供できる。
第7の特徴に係る発明は、第6の特徴に係る発明を用いた供養システムであって、故人の命日に関するデータを入力する入力手段と、前記入力された故人の命日に関するデータを記憶する記憶手段と、前記記憶された故人の命日に関するデータと現在の日付とに基づいて、命日が近づいたかどうか判断する命日判断手段と、前記命日判断手段で命日が近づいていると判断された場合、前記液晶モニターに命日が近づいている旨の表示を行う表示手段と、を備える供養システムを提供する。
第7の特徴に係る発明によれば、故人の命日に関するデータを入力する入力手段と、命日が近づいたかどうか判断する命日判断手段と、命日が近づいている旨の表示を行う表示手段とを有することにより、コンパクトかつ遺影の表示機能を有し、さらに、命日が近づいている旨の表示をも行うことで、自宅に置いておくことが可能で、かつ確実にいつでも供養をすることができる利便性の高い供養システムを提供できる。
本発明によれば、納骨ボトルを収納した際に余計な凹凸のない遺骨の収納具を提供できる。
図1は、第一実施形態に係る遺骨の収納具を示し、(a)は平面図、(b)は立面図、(c)は側面図である。 図2は、第一実施形態に係る遺骨の収納具1を用いた供養システムのハードウェア構成とソフトウェア機能を説明するためのブロック図である。 図3は、第一実施形態に係る遺骨の収納具1を用いた供養方法を示すフローチャートである。 図4は、第二実施形態に係る遺骨の収納具を示し、(a)は平面図、(b)は立面図、(c)は側面図である。 図5は、第三実施形態に係る遺骨の収納具を示し、(a)は平面図、(b)は立面図、(c)は側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[第一実施形態に係る遺骨の収納具1の構成]
図1は、第一実施形態に係る遺骨の収納具1の全体構成を示しており、(a)は平面図、(b)は立面図、(c)は側面図である。
遺骨の収納具1は、本体部であるタブレット本体11と、液晶モニター12と、納骨ボトル13と、スタンド部14と、ボトル収納部15と、花瓶部16と、蝶番17とを備える。本体部としては、フォトフレーム、写真立てなどが該当する。
タブレット本体11は、図示しない通信手段を備えており、外部と通信可能な携帯端末として構成されている。
液晶モニター12は、タブレット本体11に組み込まれており、適宜のディスプレイを使用することができる。液晶モニター12は、例えば、遺影の画像、文字、他の写真や映像等を表示することができる。
納骨ボトル13は、粉砕した故人の遺骨の一部ないしは全部を収納するための金属ないしはセラミック製のボトルであり、本実施例においては、口紅のケース程度の大きさを想定しているが、それに限ったものではない。納骨ボトル13は、タブレット本体11に設けられたボトル収納部15に、着脱自在に収納することができる。
スタンド部14は、タブレット本体11を立てるためのスタンドとして機能するものであり、例えば、タブレット本体11の背部に着脱自在に取り付けられるものである。タブレット本体11の背部にスタンド部14を取り付けることにより、タブレット本体11を写真たてとして使用することができる。特に、スタンド部14を着脱自在に取り付けた構成とすると、例えば、遺骨を収納していない場合などにおいて、スタンド部14を外すことにより、タブレット本体11を通常の携帯端末として使用することが可能となる。
ボトル収納部15は、遺骨の一部ないしは全部を収納した納骨ボトル13を収納するためのスペースであり、タブレット本体11と一体に形成されている。ボトル収納部15は納骨ボトル13の形状に合わせて形成されており、例えば、タブレット本体11に、納骨ボトル13の形状に合わせた凹部として形成される。本実施例においては、ボトル収納部15は、タブレット本体の両側部に、左右の縦方向に二本ずつの納骨ボトル13が収納できるように形成されている。
このように、ボトル収納部15がタブレット本体11と一体に形成されているため、タブレット本体11に納骨ボトル13を収納することが可能であり、納骨ボトル13を紛失する恐れのない遺骨の収納具1を実現できる。また、タブレット本体11に形成された凹部に納骨ボトル13を収納することができるため、納骨ボトル13を収納した際に余計な凹凸のない遺骨の収納具1を実現できる。さらに、タブレット本体の両側部に、縦方向に二本ずつの納骨ボトル13が収納できるようにボトル収納部15が形成されているため、ボトル収納部15を夫側の親族関係と妻側の親族関係とに割り振ることが可能となる。すなわち、例えば片側は夫側の祖父母及び曽祖父母、逆側は妻側の祖父母及び曽祖父母といったように、左右に分かれたボトル収納部15に夫側及び妻側の親族の納骨ボトルを割り振ることができる。
花瓶部16は蝶番17を介して、タブレット本体11下部の左右に一つずつ、回動可能に取り付けられている。通常はタブレット本体11の側部に格納されており、使用時のみ、蝶番17を回動させてタブレット本体11の前方に位置できるよう構成されている。
このように、タブレット本体11に筒状の花瓶部16を設けることにより、タブレット端末11に実際の花を供えることが可能な遺骨の収納具1を実現できる。また、花瓶部16は蝶番17によって回動可能に設けられているため、花を挿していないときには、余計な凹凸もない携帯端末として使用することが可能となる。
以上のように、タブレット本体11が液晶モニター12とボトル収納部15とを備え、遺骨を収納した納骨ボトル13をタブレット本体に形成されたボトル収納部15に収納することによりタブレット本体11に遺骨を収納しつつ、液晶モニター12を使用して遺影を表示することが可能な、コンパクトかつ遺影の表示機能も有する遺骨の収納具1を提供できる
[遺骨の収納具1を用いた供養システム100]
図2は、第一実施形態に係る遺骨の収納具1を用いた供養システム100のハードウェア構成とソフトウェア機能を説明するためのブロック図である。
遺骨の収納具を用いた供養システム100は、データを制御する制御部110と、他の機器と通信を行う通信部120と、データを記憶する記憶部130と、ユーザの操作を受け付ける入力部140と、制御部110で制御したデータや画像を出力表示する表示部150とを備える。なお、本実施例においては、供養システム100を構成する要素は、すべて、遺骨の収納具1に組み込まれている。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える。
通信部120は、他の機器と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWi−Fi(Wireless Fidelity)対応デバイスを備える。本実施形態においては、上記タブレット本体11が備える図示しない通信手段が通信部120として機能する。
制御部110は、所定のプログラムを読み込み、入力モジュール111と、命日判断モジュール112と、表示モジュール113とを実現する。
記憶部130は、データやファイルを記憶する装置であって、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等による、データのストレージ部を備える。また、記憶部130は、後述の遺影を表示する際に参照する遺影データベース131、及び、命日が近づいたかどうかを判断する際に参照する命日データベース132を備える。
入力部140の種類は、特に限定されない。入力部140として、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等が挙げられる。
表示部150の種類は、特に限定されないが、本実施形態においては、タブレット本体11に組み込まれた液晶モニター12が、表示部150として機能する。また、本実施形態においては、液晶モニター12が入力部140としても機能するよう、タッチパネルとして構成されている。
[遺骨の収納具1を用いた供養システム100による供養方法を示すフローチャート]
図3は、遺骨の収納具1を用いた供養システム100による供養方法を示すフローチャートである。
〔ステップS10:データの入力〕
最初に、供養システム100の制御部110は、入力モジュール111を実行し、納骨ボトル13に収納された故人の遺骨に紐づいた、名前、命日、遺影の画像を含むデータを入力する(ステップS10)。入力された遺影の画像及び命日に関するデータは、故人の名前と紐づいた状態で、それぞれ、記憶部130の遺影データベース131及び命日データベース132に記憶される。
このようなデータの入力を、納骨ボトル13に収納されているすべての故人について行うことにより、すべての納骨ボトル13に収納されている故人の名前、命日、及び遺影の画像に関するデータベースを作成することができる。
〔ステップS20:命日に近づいたかどうかの判断〕
続いて、制御部110は、命日判断モジュール112を実行し、記憶部130の命日データベース132を参照して、納骨ボトル13に遺骨が収納されているいずれかの故人について、命日が近づいているかどうか判断する(ステップS20)。
ステップS20において、いずれかの故人の命日が近づいていると判断されると、ステップS30に進み、後述のメッセージを表示する。命日が近づいていないと判断された場合、日が変わるごとにステップS20を実行し、命日が近づいていると判断されるまでこれを繰り返す。なお、命日が近づいていると判断される基準は、例えば一週間前や一か月前など、入力部140を使用してユーザが自由に設定することができる。
〔ステップS30:メッセージの表示〕
ステップS20において、命日が近づいていると判断されると、制御部110は、表示モジュール113を実行し、命日が近づいている故人について、命日が近づいている旨のメッセージを、表示部150として機能する液晶モニター12に表示する。その際、例えば、「○○さんの命日まで、あと一か月です。」や「〇月〇日は、○○さんの命日です。」などのようなメッセージを表示する。また、メッセージを表示すると同時に、記憶部130の遺影データベース131を参照し、命日が近づいている故人の遺影の画像を表示する構成とすることもできる。このような構成とすることで、より一層、供養の気持ちを高めることができる。
以上のような、遺骨の収納具1を用いた供養システム及び供養方法によれば、遺骨を収納したタブレット本体11の液晶モニター12に、遺骨が収納されている故人の命日が近づいている旨の表示をすることにより、自宅に置いておくことが可能で、かつ確実にいつでも供養をすることができる利便性の高い供養システム及び供養方法を提供できる。その結果、管理に手間のかかる墓地を購入する必要がなく、また、海洋に散骨して手元から遺骨がなくなることもなく、確実に故人の供養をすることができる。
[第二実施形態に係る遺骨の収納具1の構成]
図4は、第二実施形態に係る遺骨の収納具2の全体構成を示しており、(a)は平面図、(b)は立面図、(c)は側面図である。
第二実施形態に係る遺骨の収納具2は、タブレット本体21と、液晶モニター22と、納骨ボトル23と、スタンド部24と、ボトル収納部25と、花瓶部26と、蝶番27とを備える点において、第一実施形態に係る遺骨の収納具1と同様である。
第二実施形態に係る遺骨の収納具2が、第一実施形態に係る遺骨の収納具1と異なる点は、ボトル収納部25がタブレット本体21の背面に取り付けられている点である。すなわち、第一実施形態に係る遺骨の収納具1においては、ボトル収納部15はタブレット本体11と一体に形成されていたが、第二実施形態に係る遺骨の収納具2におけるボトル収納部25は、タブレット本体21とは別体としてタブレット本体21の背面に着脱自在に取り付けられている。このように構成することにより、タブレット本体21からボトル収納部25を取り外して使用することができるため、例えば、遺骨を収納していない場合などにおいて、通常の携帯端末として使用することが可能となる。また、タブレット本体21の背面にボトル収納部25を取り付けているため、前方から見た際には、ボトル収納部25は視認されず、遺影を見る者に違和感を与えることがない。さらに、タブレット本体21の背面にボトル収納部25を取り付けているため、幅方向にコンパクトな形状となり、狭いスペースであっても遺骨の収納具2を載置することが可能となる。
また、第二実施形態においても、第一実施形態同様、左右の縦方向に二本ずつの納骨ボトル23が収納できるように二つのボトル収納部25が形成されている。このように形成することで、ボトル収納部25を夫側の親族関係と妻側の親族関係とに割り振ることが可能となる。すなわち、例えば片側は夫側の祖父母及び曽祖父母、逆側は妻側の祖父母及び曽祖父母といったように、左右に分かれたボトル収納部25に夫側及び妻側の親族の納骨ボトルを割り振ることができる。
また、第二実施形態においては、ボトル収納部25を追加可能な構成としてもよい。すなわち、ボトル収納部25をマグネットや適宜の方法により、相互に接続可能なものとし、既設のボトル収納部25に、追加のボトル収納部25を接続できる構成としても構わない。このようにすることにより、亡くなった方が増えた場合や、家庭内の事情の変化等により、遺骨を納めるスペースが足りなくなった場合に対応することが可能となり、将来のことを心配することなく、安心して故人と向き合うことが可能となる。
なお、第二実施形態においては、ボトル収納部25はタブレット本体21の背面に取り付けたが、これに限らず、タブレット本体21の側部や前面に着脱可能に取り付けられるものであってもよい。
なお、第一実施形態及び第二実施形態においては、遺骨の収納具として、遺影を表示することが可能な液晶モニターを備えたタブレット本体からなるものを想定したが、これに限ったものではなく、単に矩形状の本体部を有するものであってもよい。すなわち、矩形状の本体部に、納骨ボトルを収納可能な凹部としてボトル収納部を形成したものであってもよい。
その際、第一実施例に示したように、ボトル収納部を本体部と一体に、納骨ボトルの形状に合わせて形成した凹部として形成してもよい。さらに、ボトル収納部は、本体部の両側部に、左右の縦方向に二本ずつの納骨ボトルが収納できるように形成されてもよい。この場合、納骨ボトルを紛失する恐れがなく、また、納骨ボトルを収納した際に余計な凹凸のない遺骨の収納具を実現できる。また、本体部が矩形状を呈しているため、複数の納骨ボトルを収納するスペースを確保することができる。さらに、ボトル収納部を夫側の親族関係と妻側の親族関係とに割り振ることが可能となる。すなわち、例えば片側は夫側の祖父母及び曽祖父母、逆側は妻側の祖父母及び曽祖父母といったように、左右に分かれたボトル収納部に夫側及び妻側の親族の納骨ボトルを割り振ることができる。
また、第二実施例に示したように、ボトル収納部を矩形状の本体部とは別体として本体部の背面に着脱自在に取り付けられるよう構成してもよい。さらに、ボトル収納部をマグネットや適宜の方法により、相互に接続可能なものとし、既設のボトル収納部に、追加のボトル収納部を接続できる構成としてもよい。このように構成することにより、前方から見た際には、ボトル収納部は視認されず、遺影を見る者に違和感を与えることがない。また、矩形状の本体部の背面にボトル収納部を取り付けているため、幅方向にコンパクトな形状となり、狭いスペースであっても遺骨の収納具を載置することが可能となる。さらに、ボトル収納部が追設可能であるため、亡くなった方が増えた場合や、家庭内の事情の変化等により、遺骨を納めるスペースが足りなくなった場合に対応することが可能となり、将来のことを心配することなく、安心して故人と向き合うことが可能となる。
[第三実施形態に係る遺骨の収納具3の構成]
図5は、第三実施形態に係る遺骨の収納具3の全体構成を示しており、(a)は平面図、(b)は立面図、(c)は側面図である。
第三実施形態に係る遺骨の収納具3は、タブレット本体31と、液晶モニター32と、納骨ボトル33と、スタンド部34と、ボトル収納部35とを備える点において、第一及び第二実施形態に係る遺骨の収納具1、2と同様である。
第三実施形態に係る遺骨の収納具3が、第一実施形態に係る遺骨の収納具1及び第二実施形態に係る遺骨の収納具2と異なる点は、花を供えるための花瓶及び花瓶をタブレット本体に取り付けるための蝶番が設けられていない点である。第三実施形態に係る遺骨の収納具3においては、供花は液晶モニター32に画像として表示されるよう構成されているため、花を供えるための花瓶は不要となる。このように構成することにより、タブレット本体31を、遺骨の収納具以外の用途として使用することが可能となる。
第三実施形態に係る遺骨の収納具3においては、ボトル収納部35は第一実施形態と同様に、タブレット本体31と一体に形成されているが、これに限ったものではなく、第二実施形態と同様に、タブレット本体31の背面に取り付けられるよう構成してもよい。さらに、ボトル収納部35がタブレット本体31の背面に着脱自在に取り付けられる構成としてもよい。背面部にボトル収納部35が取り付けられることで、部屋に本体部を置きやすくなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
1、2、3 遺骨の収納具
11、21、31 タブレット本体
12、22、32 液晶モニター
13、23、33 納骨ボトル
14、24、34 スタンド部
15、25、35 ボトル収納部
16、26 花瓶部
17、27 蝶番
100 遺骨の収納具を用いた供養システム
110 制御部
111 入力モジュール
112 命日判断モジュール
113 表示モジュール
120 通信部
130 記憶部
131 遺影データベース
132 命日データベース
140 入力部
150 表示部

Claims (9)

  1. 故人の遺骨を収納する遺骨の収納具であって、
    矩形状を呈し、フォトフレーム、写真立て、又は外部と通信可能な携帯端末のいずれかとして構成される本体部と、
    遺骨を収納する納骨ボトルと、
    前記本体部に形成された凹部に前記納骨ボトルを収納するボトル収納部と、
    を備え、
    前記ボトル収納部が、前記納骨ボトルを収納可能な凹部として前記本体部に形成され、
    前記本体部の両側部に、それぞれ、二本ずつ納骨ボトルを収納可能なボトル収納部が形成されている、
    遺骨の収納具。
  2. 前記ボトル収納部が、前記本体部と一体に形成されている、請求項1に記載の遺骨の収納具。
  3. 前記ボトル収納部が、前記本体部に着脱自在に取り付けられている、請求項1に記載の遺骨の収納具。
  4. 前記本体部の背面に、前記遺骨の収納具を自立させるスタンド部をさらに備える、請求項1〜3に記載の遺骨の収納具。
  5. 筒状の花瓶部をさらに備える、請求項1〜4に記載の遺骨の収納具。
  6. 前記本体部が、外部と通信可能な携帯端末であるタブレット本体であり、
    前記タブレット本体に設けられ、故人の遺影を含む像及び文字を表示可能な液晶モニターを備える、請求項1〜5に記載の遺骨の収納具。
  7. 請求項6に記載の遺骨の収納具を用いた供養システムであって、
    故人の命日に関するデータを入力する入力手段と、
    前記入力された故人の命日に関するデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶された故人の命日に関するデータと現在の日付とに基づいて、命日が近づいたかどうか判断する命日判断手段と、
    前記命日判断手段で命日が近づいていると判断された場合、前記液晶モニターに命日が近づいている旨の表示を行う表示手段と、を備える供養システム。
  8. 請求項6に記載の遺骨の収納具を用いた供養方法であって、
    故人の命日に関するデータを入力する入力ステップと、
    前記入力された故人の命日に関するデータを記憶する記憶ステップと、
    前記記憶された故人の命日に関するデータと現在の日付とに基づいて、命日が近づいたかどうか判断するステップと、
    前記命日判断手段で命日が近づいていると判断された場合、前記液晶モニターに命日が近づいている旨の表示を行うステップと、を備える供養方法。
  9. 請求項6に記載の遺骨の収納具を用いた供養システムに、
    故人の命日に関するデータを入力する入力ステップと、
    前記入力された故人の命日に関するデータを記憶する記憶ステップと、
    前記記憶された故人の命日に関するデータと現在の日付とに基づいて、命日が近づいたかどうか判断するステップと、
    前記命日判断手段で命日が近づいていると判断された場合、前記液晶モニターに命日が近づいている旨の表示を行うステップと、を実行させるためのプログラム。
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