JP6385046B2 - 端末装置、測位方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、測位機能を有する装置に関する。
測位機能を有する装置の消費電力を抑える発明として、例えば特許文献1に開示された携帯端末装置がある。この携帯端末装置は、GPS(Global Positioning System)を利用して測位を行うものであり、衛星からの情報を取得するブロックの電源を定期的にオンにして測位を行い、過去の衛星の捕捉結果や、測位開始から所定時間内に捕捉した衛星の数などに応じて測位時のタイムアウト時間を変更する。
特開2010−107347号公報
特許文献1の発明は、過去の測位で所定時間内に衛星を捕捉できなかった場合や、測位開始から所定時間内に捕捉した衛星の数が少ない場合には、新たな測位のときにはタイムアウトの時間を短くするため、測位の時間が短くなり、消費電力が少なくなるとされている。しかしながら、特許文献1の発明においては、タイムアウトの時間を決定するために定期的に測位を行うため、衛星の情報を取得するブロックへの給電が、測位で得られる位置情報を利用しないときにも行われ、電力を消費することとなる。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、消費電力を抑えて測位する技術を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため本発明は、基地局からの電波を受信する受信手段と、前記基地局の数毎にタイムアウト時間を対応付けて記憶する記憶手段と、自装置に到達する電波を発した基地局の数を、前記受信手段が受信した電波に基づいて特定する特定手段と、衛星航法システムの電波を受信して測位を行う手段であって、前記特定手段が特定した数に対応付けられた前記タイムアウト時間を前記記憶手段から取得し、測位の開始から当該タイムアウト時間内に前記測位が完了しない場合、前記測位を中止し、当該タイムアウト時間内に測位が完了した場合、測位に要した時間を記録する測位手段と、前記特定手段が特定した基地局の数と、当該数の基地局から電波を受信しているときに前記測位手段が測位を開始してから測位を完了するまでの前記記録された時間に応じて、前記記憶手段において当該数に対応付けられた前記タイムアウト時間を設定する設定手段と、を備える端末装置を提供する。
前記端末装置は、自装置の移動速度を測定する第1測定手段を有し、前記設定手段は、前記タイムアウト時間をさらに前記第1測定手段で測定された速度に応じて設定する構成としてもよい。
また、前記端末装置は、前記受信手段は、前記電波とは異なる周波数帯の電波を発するアクセスポイントが発した電波を受信し、前記設定手段は、前記タイムアウト時間をさらに前記アクセスポイントからの電波の受信の有無に応じて設定する構成としてもよい。
また、前記端末装置は、前記基地局との通信におけるラウンドトリップタイムを測定する第2測定手段を有し、前記設定手段は、前記タイムアウト時間をさらに前記第2測定手段で測定されたラウンドトリップタイムに応じて設定する構成としてもよい。
また、前記端末装置は、前記基地局を含む通信網が提供する自装置の位置情報を取得する取得手段を有し、前記設定手段は、前記取得手段で取得した位置情報が示す位置が予め定められたエリアに含まれる場合、当該エリアに応じたタイムアウト時間を設定する構成としてもよい。
また、前記端末装置は、前記測位の結果を用いるアプリケーションプログラムを複数記憶する記憶手段と、前記アプリケーションプログラムを実行する実行手段とを有し、前記設定手段は、前記アプリケーションプログラム毎に測位時のタイムアウト時間を設定する構成としてもよい。
また、本発明は、基地局からの電波を受信する受信ステップと、自装置に到達する電波を発した基地局の数を、前記受信ステップで受信した電波に基づいて特定する特定ステップと、衛星航法システムの電波を受信して測位を行うステップであって、前記基地局の数毎にタイムアウト時間を対応付けて記憶する記憶手段から、前記特定ステップで特定した数に対応付けられた前記タイムアウト時間を取得し、測位の開始から当該タイムアウト時間内に前記測位が完了しない場合、前記測位を中止し、当該タイムアウト時間内に測位が完了した場合、測位に要した時間を記録する測位ステップと、前記特定ステップで特定した基地局の数と、当該数の基地局から電波を受信しているときに前記測位ステップが測位を開始してから測位を完了するまでの前記記録された時間に応じて、前記記憶手段において当該数に対応付けられた前記タイムアウト時間を設定する設定ステップと、を備える測位方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータを、地局からの電波を受信する受信手段と、自装置に到達する電波を発した基地局の数を、前記受信手段が受信した電波に基づいて特定する特定手段と、衛星航法システムの電波を受信して測位を行う手段であって、前記基地局の数毎にタイムアウト時間を対応付けて記憶する記憶手段から、前記特定手段が特定した数に対応付けられた前記タイムアウト時間を取得し、測位の開始から当該タイムアウト時間内に前記測位が完了しない場合、前記測位を中止し、当該タイムアウト時間内に測位が完了した場合、測位に要した時間を記録する測位手段と、前記特定手段が特定した基地局の数と、当該数の基地局から電波を受信しているときに前記測位手段が測位を開始してから測位を完了するまでの前記記録された時間に応じて、前記記憶手段において当該数に対応付けられた前記タイムアウト時間を設定する設定手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、消費電力を抑えて測位することができる。
本発明の一実施形態に係る装置を示した図。 端末装置のハードウェア構成を示したブロック図。 テーブルTB1の構成を示した図。 端末装置において実現する機能の構成を示したブロック図。 制御部が行う処理の流れを示したフローチャート。 実施形態の動作を説明するための図。 制御部が行う処理の流れを示したフローチャート。
[実施形態]
<全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る装置を示した図である。通信網20は、音声通信やデータ通信などの通信サービスを提供する移動体通信網である。通信網20には、フィーチャーフォンやスマートフォンと無線通信を行う複数の基地局30が含まれる。なお、通信網20は、インターネットや固定電話網なども含めることができる。通信網20には、無線通信によって端末装置10が接続される。なお、通信網20に接続される端末装置10の数は、図1に示した数に限定されるものではなく、図1に示した数以上の装置を接続することができる。
端末装置10は、無線通信により通信網20に接続するコンピュータ装置であり、本実施形態においては、スマートフォンである。なお、端末装置10は、スマートフォンに限定されるものではなく、通信網20を介して通信を行うフィーチャーフォンやデータ通信に特化したコンピュータ装置などであってもよい。
(端末装置10の構成)
図2は、端末装置10のハードウェア構成の一例を示した図である。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリを備えており、CPUが不揮発性メモリに記憶されているプログラムを実行すると、スマートフォンのオペレーティングシステムが実現する。
表示部103は、表示装置と入力装置とが一体化した所謂タッチパネルを備えており、端末装置10を操作するための画面や各種メッセージを表示する。操作部104は、端末装置10を操作するためのキーを備えている。通信部105は、通信網20を介して無線通信を行う通信インターフェースとして機能する。衛星航法部108は、人工衛星を用いた位置測定システム(例えば、GPS:Global Positioning System)を利用して端末装置10の位置を測位する。衛星航法部108は、複数の人工衛星から発信される位置測定用の電波を受信すると、それぞれの人工衛星から発信される電波の位相差を基にして端末装置10の位置の緯度および経度を演算する。衛星航法部108は、演算により得られた緯度および経度を表す位置情報を生成する。なお、衛星航法部108は、所謂A−GPS(Assisted-GPS)やDGPS(Differential GPS)の技術を用いて位置を測位するものであってもよい。また、衛星航法部108は、車載用のナビゲーション装置のように、さらにジャイロセンサや加速度センサを用いて位置を測位するものであってもよい。
音声処理部107は、マイクロホンとスピーカを有している。音声処理部107は、端末装置10同士が音声通話を行う場合、通話相手の音声に係るデジタル信号が通信部105から供給されると、供給されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。このアナログ信号は、スピーカへ供給され、スピーカからは、通話相手の音声が放音される。また、音声処理部107は、マイクロホンが音声を収音すると、収音した音声をデジタル信号に変換する。音声処理部107は、端末装置10で音声通話を行う場合、ユーザの音声を変換したデジタル信号を通信部105へ供給する。このデジタル信号は、通信部105から通信網20へ送信され、通話相手の端末装置10へ送信される。
記憶部102は、不揮発性メモリであり、各種アプリケーションプログラムを記憶する。本実施形態においては、記憶部102は、衛星航法部108が生成した位置情報を用いて地図上に端末装置10の位置を表示するアプリケーションプログラム(以下、アプリと称する)を記憶している。
また、記憶部102は、測位にかける時間であるタイムアウト時間を格納したテーブルTB1を記憶している。図3は、テーブルTB1の一例を示した図である。テーブルTB1には、端末装置10が通信可能な基地局の数とタイムアウト時間とが対応付けて格納される。例えば、図3に示したテーブルTB1は、端末装置10が通信可能な基地局の数が1個又は2個の場合、測位のタイムアウト時間を180秒とし、端末装置10が通信可能な基地局の数が3個又は4個の場合、測位のタイムアウト時間を120秒とすることを示している。
(端末装置10の機能構成)
図4は、アプリを実行することにより実現する機能のうち、本発明に係る機能の構成を示したブロック図である。
受信部151は、基地局30からの電波を受信するように通信部105を制御する。通信部105と受信部151の協働により、基地局30からの電波を受信する受信手段が実現する。受信部151は、通信部105が受信した電波が表す信号を取得し、取得した信号を特定部152へ供給する。
特定部152は、端末装置10に到達する電波を発する基地局の数を、受信部151から供給される信号に基いて特定する。
設定部153は、特定部152が特定した基地局の数と、記憶部102に記憶されているテーブルTB1を用いて、測位のタイムアウト時間を設定する。
測位部154は、衛星航法部108を制御して測位を行う。測位部154は、設定部153が設定したタイムアウト時間内に測位が終了しない場合、測位を中止し、衛星航法部108への給電を中止する。衛星航法部108と測位部154の協働により、端末装置10の位置を測位する測位手段が実現する。
(実施形態の動作例)
次に端末装置10の動作例について説明する。上述したアプリを実行している端末装置10は、測位時のタイムアウト時間を設定する処理を実行し、ユーザから測位の指示がなされた場合、衛星航法部108を用いて端末装置10の位置を求める処理を実行する。以下の説明においては、まず、端末装置10が測位時のタイムアウト時間を設定する動作について説明し、次に、衛星航法部108を用いて端末装置10の位置を求める動作について説明する。
まず、端末装置10が測位時のタイムアウト時間を設定する動作について、図5に示したフローチャートを用いて説明する。
アプリを実行している端末装置10は、通信網20への位置登録のために基地局30から送信される信号を通信部105で受信する。通信部105が受信した信号には、基地局を一意に識別する基地局識別子が含まれている。制御部101は、通信部105が受信した信号の強度を求め、受信した信号から基地局識別子を取得する。制御部101は、求めた強度と取得した基地局識別子を記憶する(ステップSA1)。
例えば、図6の(a)に示したように、端末装置10が郊外にあり、基地局30A,30Bから送信される信号を受信した場合、制御部101は、基地局30Aから送信された信号の強度と、基地局30Aの基地局識別子とを対応付けて記憶し、基地局30Bから送信された信号の強度と、基地局30Bの基地局識別子とを対応付けて記憶する。また、図6の(b)に示したように、端末装置10が都市部にあり、6つの基地局30C〜30Hから送信される信号を受信した場合、制御部101は、各基地局から送信された信号の強度と、各基地局の基地局識別子とを対応付けて記憶する。
制御部101(特定部152)は、予め定められた時間が経過すると(ステップSA2でYES)、記憶した信号の強度と、予め定められた閾値を比較し、受信した信号を送信した基地局30のうち通信可能な基地局の数を特定する(ステップSA3)。例えば、図6の(a)の状態で基地局30A,30Bから受信した信号の強度がいずれも閾値を超えている場合、制御部101は、通信可能な基地局の数が2個であると判定する。
制御部101(設定部153)は、通信可能な基地局数の判定を終了すると、測位時のタイムアウト時間の設定をテーブルTB1に基いて行う(ステップSA4)。例えば、制御部101は、上述したように、通信可能な基地局30の数が2個である場合、テーブルTB1の「基地局数」フィールドにおいて「2」が格納されているレコードを特定する。次に制御部101は、特定したレコードの「タイムアウト時間」フィールドに格納されているタイムアウト時間の「180sec」を取得し、取得した時間を測位時のタイムアウト時間に設定する。また、制御部101は、例えば、通信可能な基地局30の数が6個である場合、テーブルTB1の「基地局数」フィールドにおいて「6」が格納されているレコードを特定する。次に制御部101は、特定したレコードの「タイムアウト時間」フィールドに格納されているタイムアウト時間の「60sec」を取得し、取得した時間を測位時のタイムアウト時間に設定する。
制御部101は、タイムアウト時間の設定を終了すると、ステップSA1で記憶した信号の強度と基地局識別子を消去し(ステップSA5)、処理の流れをステップSA1に戻す。処理の流れをステップSA1に戻すことにより、上述した処理が繰り返し実行され、測位時のタイムアウト時間は、予め定められた周期で更新されることとなる。
次に端末装置10の位置を求めるときの動作について説明する。制御部101は、ユーザが測位を指示する操作をタッチパネルで行った場合、図7に示した処理を実行する。具体的には、まず、制御部101は、設定されているタイムアウト時間が0secであるか判断する(ステップSB1)。
制御部101は、設定されているタイムアウト時間が0secではない場合(ステップSB1でNO)、衛星航法部108へ給電して衛星航法部108を動作状態とする(ステップSB2)。衛星航法部108は、給電がなされるとGPSの電波を受信して測位を行う。
制御部101(測位部154)は、測位を開始すると、設定したタイムアウト時間のカウントダウンを開始する(ステップSB3)。次に、制御部101は、カウントダウンしたタイムアウト時間が0secであるか判断する(ステップSB4)。制御部101は、カウントダウンしたタイムアウト時間が0secではない場合(ステップSB4でNO)、衛星航法部108が位置情報を生成して位置を特定したか判断する(ステップSB5)。
制御部101は、位置の特定が終了していない場合(ステップSB5でNO)、処理の流れをステップSB4へ戻す。一方、制御部101は、位置を特定した場合(ステップSB5でYES)、地図と特定した位置とを表示部103に表示する(ステップSB6)。制御部101は、ステップSB6の処理を終えると、衛星航法部108への給電を停止する(ステップSB8)。
例えば、図6の(a)に示したように、郊外に端末装置10があって、通信可能な基地局の数が少ない場合、開けた場所であるため捕捉できるGPSの衛星の数が多くなる。この場合、本実施形態ではタイムアウト時間が長く設定され、GPSによって位置を確実に特定することができる。なお、タイムアウト時間を長くしても、開けた場所であって捕捉できるGPSの衛星の数が多くなるため、位置の特定に要する時間が短くなり、衛星航法部108の消費電力を抑えることができる。
一方、図6の(b)に示したように、高層の建築物の多い都市部に端末装置10があって、通信可能な基地局の数が多い場合、捕捉できるGPSの衛星の数が少なくなる。この場合、衛星の捕捉に時間を要し、GPSによる測位には時間がかかるが、本実施形態ではタイムアウト時間が短く設定されて衛星航法部108への給電が停止されるため、衛星航法部108の消費電力を抑えることができる。
なお、制御部101は、ステップSB1でYESと判断した場合又はステップSB4でYESと判断した場合、通信網20を利用して位置を特定する既知の技術(例えば、松田宏徳 宮坂俊成、「spモードの新機能−基地局データを活用した位置情報提供機能−」、NTT DOCOMO テクニカルジャーナル、株式会社NTTドコモ、2011年10月、Vol.19、No.3)を用いて位置の特定を行う(ステップSB7)。なお、制御部101は、ステップSB4でYESと判断した場合には、衛星航法部108による測位を中止する。制御部101は、ステップSB7で位置を特定すると、特定した位置を地図上に表示する(ステップSB6)。制御部101は、ステップSB6の処理を終えると、衛星航法部108への給電を停止する(ステップSB8)。
本実施形態によれば、GPSを利用して位置を特定できなくとも、通信網20を利用して端末装置10の位置を特定することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよく、各変形例を組み合わせて実施してもよい。
上述した実施形態においては、設定されるタイムアウト時間は、テーブルTB1に格納されているタイムアウト時間となるが、タイムアウト時間を変更するようにしてもよい。例えば、測位開始時に通信可能な基地局数と、測位開始から測位完了までに要した時間とを対応付けて記録し、記録結果を基にテーブルTB1のタイムアウト時間を変更してもよい。例えば、通信可能な基地局数が2個であるときに3回の測位を行い、3回の測位において測位開始から測位完了までに要した時間が120sec、130sec、125secである場合を想定する。この場合、制御部101は、記録した3つの時間の平均値を求め、テーブルTB1において基地局数として「2」が格納されているレコードの「タイムアウト時間」フィールドに、求めた平均値を格納するようにしてもよい。
また、制御部101は、GPSによる測位の前に通信網20を用いて端末装置10の位置を特定しておき、特定した端末装置10の位置が、過去に測位を複数回行ったエリア内である場合には、ステップSA4で設定したタイムアウト時間に予め定められた時間を加算するようにしてもよい。また、ユーザが予め定めたエリア内に端末装置10が位置する場合には、ステップSA4で設定したタイムアウト時間に予め定められた時間を加算するようにしてもよい。
また、本発明においては、ステップSA4で設定したタイムアウト時間を端末装置10の移動速度に応じて変更するようにしてもよい。例えば、加速度センサやジャイロセンサなどを用いて端末装置10の移動速度を求め、端末装置10が移動している場合には、制御部101は、ステップSA4で設定したタイムアウト時間に対して移動速度に応じた時間を加算するようにし、移動速度が速くなるにつれて加算する時間を多くするようにしてもよい。同じ場所に留まる場合と比較すると、移動した場合には捕捉できる衛星の数が変化するため、タイムアウト時間を長くすることにより、衛星を確実に捕捉して位置を確実に測位することができる。
また、例えば、位置情報を使用するアプリが複数ある場合、アプリ毎にテーブルTB1を設け、各テーブル毎に、タイムアウト時間が異なるようにしてもよい。例えば、アプリAについては、基地局数が「1,2」のレコードの「タイムアウト時間」フィールドに180secが格納されたテーブルTB1を使用し、アプリAとは異なるアプリBについては、基地局数が「1,2」のレコードの「タイムアウト時間」フィールドに150secが格納されたテーブルTB1を使用するようにしてもよい。アプリ毎にタイムアウト時間を設定することにより、測位に掛ける時間を最適化し、消費電力を抑えることができる。
また、本発明においては、RTT(Round Trip Time)に応じた時間をステップSA4で設定したタイムアウト時間に加算し、RTTに応じてタイムアウト時間を変更するようにしてもよい。例えば、端末装置10は通信網20へ接続するために利用する基地局30と通信を行い、制御部101は、当該基地局30との通信で要したRTTが長くなるにつれて、ステップSA4で設定したタイムアウト時間に加算する時間を長くする構成としてもよい。例えば、RTTが長くなるのは、山間部など通信可能な基地局の数が少なく、開けた場所である場合が多い。このような場合には、開けた場所であって捕捉できるGPSの衛星の数が多くなるため、タイムアウト時間を長くすることにより、確実に測位し、位置を特定することができる。
本発明においては、通信部105は、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイント(例えば、所謂Wifiのアクセスポイント)と通信可能な構成としてもよい。そして、通信部105がアクセスポイントを検知した場合、制御部101は、ステップSA4で設定したタイムアウト時間をテーブルTB1から取得した時間より短い時間に変更又は0secに変更してもよい。
例えば、地下鉄の駅構内においては、少ない数の基地局30と通信が可能となるため、ステップSA4で設定されるタイムアウト時間は、例えば180secとなる。しかしながら、地下鉄の駅構内では、GPSの電波が端末装置10に届かないため、GPSによる測位ができず、上述した実施形態ではタイムアウト時間をカウントし終えるまで測位を行い、電力を消費することとなる。
そこで、本変形例にあっては、地下鉄の駅構内などの建築物内部にアクセスポイントが設置されていることを利用する。具体的には、制御部101は、アクセスポイントを検知した場合、ステップSA4で設定したタイムアウト時間をテーブルTB1から取得した時間より短い時間に変更、又は0secに変更する。本変形例によれば、基地局30と通信可能であってもGPSによる測位が困難である場合には、タイムアウト時間が短くなるため、衛星航法部108の動作時間が短くなり、衛星航法部108の消費電力を抑えることができる。
本発明においては、衛星航法部108がA−GPSの技術を用いる構成である場合、端末装置10は、以下のように動作してもよい。例えば、制御部101は、通信可能な基地局の数が予め定めた閾値以下である場合(例えば、通信可能な基地局の数が3個以下である場合)、GPSの衛星の軌道データを通信網20から取得せず、通信可能な基地局の数が予め定めた閾値を超える場合、通信網20からGPSの衛星の軌道データを取得するようにしてもよい。本変形例によれば、衛星を確実に捕捉できる山間部など通信可能な基地局の数が少なく、開けた場所である場合には、GPSの衛星の軌道データを通信網20から取得しないため、基地局30と通信可能であれば起動データを取得する構成と比較すると、消費電力を抑えることができる。なお、閾値は3に限定されるものではなく、他の値であってもよい。また、本変形例においては、コールドスタートである場合には、GPSの衛星の軌道データを通信網20から取得してもよい。この場合、起動データを取得することにより、早く測位を終えられるため、コールドスタート時に起動データを取得しない構成と比較すると、早く測位を終えられる分、消費電力を抑えることができる。
上述した実施形態においては、制御部101は、測位開始で衛星航法部108へ給電し、測位終了で衛星航法部108への給電を終了しているが、この構成に限定されるものではない。例えば、制御部101は、衛星航法部108を用いるアプリを実行している期間においては、衛星航法部108へ給電し、衛星航法部108を用いるアプリを終了すると衛星航法部108への給電を終了する構成としてもよい。この構成においては、特許文献1の発明の構成と比較すると、定期的に測位を行わず、ユーザが測位を指示したときに測位が行われるため、定期的に衛星航法部108が動作する特許文献1の発明の構成より消費電力を抑えることができる。
本発明においては、端末装置10は、衛星航法部108が生成した位置情報を通信網20に接続されたサーバ装置へ送信し、端末装置10の位置をサーバ装置で管理するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、端末装置10は、衛星航法部108を備える構成となっているが、この構成に限定されるものではない。例えば、衛星航法部108をモジュール化し、端末装置10に着脱可能な構成としてもよい。
上述した実施形態においては、GPSを利用して測位を行っているが、衛星航法システムを利用するものであればGPS以外のシステムを利用してもよく、例えば、GLONASS、Galileo、Compassなどの衛星航法システムを利用するものであってもよい。
上述した実施形態においては、端末装置10は、ステップSA3において通信可能な基地局の数を特定しているが、ステップSA3の処理を設けないようにしてもよい。この場合、制御部101は、ステップSA2でYESと判断したときに記憶されている基地局識別子の数が格納されているレコードをテーブルTB1において特定し、特定したレコードに格納されているタイムアウト時間を、測位時のタイムアウト時間として設定するようにしてもよい。
また、端末装置10に到達する電波を発した基地局の数を特定する構成は、上述した実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、制御部101は、受信した信号に含まれる基地局識別子を記憶する。基地局識別子は、基地局から予め定められた周期で送信される。制御部101は、記憶した基地局識別子を含む信号を、当該周期で新たに受信できなかった場合、記憶した基地局識別子を消去する。これにより、端末装置10に到達した電波を発した基地局の基地局識別子のみが記憶され、電波が到達しない基地局の基地局識別子は消去される。制御部101は、測位の開始前に記憶されている基地局識別子の数を特定し、特定した数に基いてタイムアウト時間を設定する。
端末装置10や認証サーバ30のプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し、インストールしてもよい。また、通信回線を介してプログラムをダウンロードしてインストールしてもよい。
10…端末装置、20…通信網、30…基地局、101…制御部、102…記憶部、103…表示部、104…操作部、105…通信部、107…音声処理部、108…衛星航法部、151…受信部、152…特定部、153…設定部、154…測位部

Claims (8)

  1. 基地局からの電波を受信する受信手段と、
    前記基地局の数毎にタイムアウト時間を対応付けて記憶する記憶手段と、
    自装置に到達する電波を発した基地局の数を、前記受信手段が受信した電波に基づいて特定する特定手段と、
    衛星航法システムの電波を受信して測位を行う手段であって、前記特定手段が特定した数に対応付けられた前記タイムアウト時間を前記記憶手段から取得し、測位の開始から当該タイムアウト時間内に前記測位が完了しない場合、前記測位を中止し、当該タイムアウト時間内に測位が完了した場合、測位に要した時間を記録する測位手段と、
    前記特定手段が特定した基地局の数と、当該数の基地局から電波を受信しているときに前記測位手段が測位を開始してから測位を完了するまでの前記記録された時間に応じて、前記記憶手段において当該数に対応付けられた前記タイムアウト時間を設定する設定手段と、
    を備える端末装置。
  2. 自装置の移動速度を測定する第1測定手段を有し、
    前記設定手段は、前記タイムアウト時間をさらに前記第1測定手段で測定された速度に応じて設定する
    請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記受信手段は、前記電波とは異なる周波数帯の電波を発するアクセスポイントが発した電波を受信し、
    前記設定手段は、前記タイムアウト時間をさらに前記アクセスポイントからの電波の受信の有無に応じて設定する
    請求項1又は請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記基地局との通信におけるラウンドトリップタイムを測定する第2測定手段を有し、
    前記設定手段は、前記タイムアウト時間をさらに前記第2測定手段で測定されたラウンドトリップタイムに応じて設定する
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の端末装置。
  5. 前記基地局を含む通信網が提供する自装置の位置情報を取得する取得手段を有し、
    前記設定手段は、前記取得手段で取得した位置情報が示す位置が予め定められたエリアに含まれる場合、当該エリアに応じたタイムアウト時間を設定する
    請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の端末装置。
  6. 前記測位の結果を用いるアプリケーションプログラムを複数記憶する記憶手段と、
    前記アプリケーションプログラムを実行する実行手段とを有し、
    前記設定手段は、前記アプリケーションプログラム毎に測位時のタイムアウト時間を設定する
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の端末装置。
  7. 基地局からの電波を受信する受信ステップと、
    自装置に到達する電波を発した基地局の数を、前記受信ステップで受信した電波に基づいて特定する特定ステップと、
    衛星航法システムの電波を受信して測位を行うステップであって、前記基地局の数毎にタイムアウト時間を対応付けて記憶する記憶手段から、前記特定ステップで特定した数に対応付けられた前記タイムアウト時間を取得し、測位の開始から当該タイムアウト時間内に前記測位が完了しない場合、前記測位を中止し、当該タイムアウト時間内に測位が完了した場合、測位に要した時間を記録する測位ステップと、
    前記特定ステップで特定した基地局の数と、当該数の基地局から電波を受信しているときに前記測位ステップが測位を開始してから測位を完了するまでの前記記録された時間に応じて、前記記憶手段において当該数に対応付けられた前記タイムアウト時間を設定する設定ステップと、
    を備える測位方法。
  8. コンピュータを、
    地局からの電波を受信する受信手段と、
    自装置に到達する電波を発した基地局の数を、前記受信手段が受信した電波に基づいて特定する特定手段と、
    衛星航法システムの電波を受信して測位を行う手段であって、前記基地局の数毎にタイムアウト時間を対応付けて記憶する記憶手段から、前記特定手段が特定した数に対応付けられた前記タイムアウト時間を取得し、測位の開始から当該タイムアウト時間内に前記測位が完了しない場合、前記測位を中止し、当該タイムアウト時間内に測位が完了した場合、測位に要した時間を記録する測位手段と、
    前記特定手段が特定した基地局の数と、当該数の基地局から電波を受信しているときに前記測位手段が測位を開始してから測位を完了するまでの前記記録された時間に応じて、前記記憶手段において当該数に対応付けられた前記タイムアウト時間を設定する設定手段
    として機能させるためのプログラム。
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