JP6384757B2 - 照明装置および器具 - Google Patents

照明装置および器具 Download PDF

Info

Publication number
JP6384757B2
JP6384757B2 JP2014193997A JP2014193997A JP6384757B2 JP 6384757 B2 JP6384757 B2 JP 6384757B2 JP 2014193997 A JP2014193997 A JP 2014193997A JP 2014193997 A JP2014193997 A JP 2014193997A JP 6384757 B2 JP6384757 B2 JP 6384757B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
cylindrical body
case
base
tubular body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014193997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016066466A (ja
Inventor
真 蓮尾
真 蓮尾
次弘 松田
次弘 松田
康輔 菅原
康輔 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014193997A priority Critical patent/JP6384757B2/ja
Priority to CN201520727229.5U priority patent/CN205424470U/zh
Publication of JP2016066466A publication Critical patent/JP2016066466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6384757B2 publication Critical patent/JP6384757B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)

Description

本発明は、照明装置およびランプを取り付けるための器具に関する。
天井埋め込み型の器具にランプを取り付けるとき、ランプの形状によっては、うまく取り付けることができない場合がある。例えば、器具が天井から奥まった位置に設けられているために、ランプの口金が器具のソケットに届かない場合がある。逆に、器具が天井近くに設けられちるために、ランプを取り付けた状態で、ランプが天井から浮き上がった状態となり、奇異感を与える場合がある。口金がソケットに届かない場合には、特許文献1に記載されているようなアダプタをランプと器具との間に介挿すれば、ランプを器具に取り付けることができる。
特開2007−26685号公報
しかし、ランプを購入したユーザは、ランプを取り付けようとして初めて、上述したような不具合に気付く場合が多い。そのため、ユーザは、例えば特許文献1に記載されているアダプタを別途用意する必要があり、購入したランプをすぐに使用することができず、不便さを感じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、天井埋め込み型の器具にランプを取り付ける際にも上述したような不具合が生じず、ユーザの利便性を向上させることができる照明装置および器具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様である照明装置は、光源、前記光源が収容された筐体、および、前記筺体に設けられた口金を有するランプと、前記口金が装着されてランプの姿勢を保持する器具とを備える。ここで、前記筐体は、ランプ軸方向に伸縮調整自在で、且つ、調整された長さにおいてその形態を維持することを特徴とする。
また、本発明の一態様である器具は、ランプの口金が装着されるソケットと、前記ランプの少なくとも一部が収容される器具本体と、前記ソケットと前記器具本体とを連結している筒状体とを備え、前記筒状体は、ランプ軸方向に伸縮調整自在で、且つ、調整された長さにおいてその形態を維持することを特徴とする。
また、本発明の一態様である照明装置は、光源および前記光源が収容された筐体を備えるランプと、前記筺体と接続され、前記ランプの少なくとも一部が収容されるランプ収容部とを備える。ここで、前記筺体は、ランプ軸方向に伸縮調整自在で、且つ、調整された長さにおいてその形態を維持することを特徴とする。
ランプの取付時に口金がソケットに届かなかったり、ランプが天井から浮き上がった状態となり奇異感を与える場合であっても、本発明の一態様である照明装置を用いれば、筐体を適切な長さに伸縮調整し、その形態を維持することが可能である。そのため、ランプの取付時に生じる上記の不具合を解消して、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本発明の一態様である器具も、筒状体を適切な長さに伸縮調整し、その形態を維持することが可能であるため、同様に、ランプの取付時に生じる不具合を解消して、ユーザの利便性を向上させることができる。
更に、本発明の一態様である照明装置は、ランプと器具との一体型であって、器具に対してランプの位置を変更することが可能であるから、ランプの位置をユーザの好みに応じた位置に調節して使用することが可能となる。
(a)(b)実施形態1に係るランプ1の斜視図 ランプ1の分解斜視図 ランプ1の一部断面図 (a)(b)ストッパ部材40のスライド機構について説明するための図 (a)(b)ストッパ部材40のロック機構について説明するための図 実施形態1の効果について説明するための図 (a)実施形態2に係るランプ100の外観図(b)ランプ100の一部断面図 実施形態2の効果について説明するための図 (a)(b)実施形態3に係る器具200の断面図 (a)実施形態4に係る照明装置300の図(b)回路ユニット304の機能的な構成を示すブロック図 (a)(b)変形例1に係るランプ400の断面図 (a)(b)変形例2に係るランプ500の断面図 (a)(b)変形例3に係るランプ600の断面図 (a)ランプ600の断面図、(b)ランプ600の部分拡大図 (a)(b)爪部材640の変形例である板ばね状の爪部材640aについて説明するための図 (a)(b)変形例4に係るランプ700の斜視図 ランプ700の分解斜視図 (a)外部ケース750の内周面の構造について説明するための断面図、(b)ランプ700のロック状態について説明するための図、(c)ランプ700のアンロック状態について説明するための図 (a)ロック状態の爪部材740とロック機構790との位置関係について説明するための図、(b)アンロック状態の爪部材740とロック機構790との位置関係について説明するための図 (a)(b)変形例5に係るランプ800の斜視図 ランプ800の断面図
ここでは、本発明の実施形態に係るランプ、照明器具および照明装置について、図面を参照しながら説明する。
<実施形態1>
(1)ランプの概要
図1は、実施形態1に係るランプを示す斜視図である。
ランプ1は、一例として、LED(Light Emitting Diode)ランプであって、その全長が短くなったり長くなったり、変形が可能である。具体的に、図1(a)は、ランプ1の全長が最短になっている状態を示し、図1(b)は、ランプ1の全長が最長になっている状態を示す。各図における二点鎖線Aで囲んだ部分が伸縮することによって、ランプ1は、これらの2つの状態の間で、その全長を無段階に調節可能である。このような、筐体を適切な長さに伸縮調整し、その形態を維持する全長調節機能は、後述するスライド機構およびロック機構により実現されているが、これについての詳細は後述する。なお、本明細書において、ランプの全長とは、口金のねじ込み軸、すなわちランプ軸Jに沿った方向におけるランプの長さである。
(2)各部材の構成
図2は、実施形態1に係るランプを示す分解斜視図である。また、図3は、実施形態1に係るランプを示す断面図である。
図2に示すように、ランプ1は、グローブ10、発光モジュール20、基台30、ストッパ部材40、ケース50、口金ホルダ60、回路ユニット70、および、口金80などを備える。本実施形態では、ランプ1におけるグローブ10側(図2における紙面上側)を上側と称し、口金80側(図2における紙面下側)を下側と称する。
以下では、各部材について詳細に説明する。
(グローブ10)
図3に示すように、グローブ10は、上側に向けて拡径した朝顔形の外観形状を有し、上側に向けて拡径した円筒状の側壁11と、側壁11の上側開口11aを塞ぐ円板状の上壁12とを備える。グローブ10は、例えば、樹脂材料やガラス材料等の透光性の材料から構成されており、発光モジュール20から出た光が、グローブ10の外側に漏れるようになっている。
なお、グローブ10の形状および材料は上記に限定されない。グローブ10に光拡散処理を施し、発光モジュール20から出た光がグローブ10により拡散されて外側に漏れるようになっていてもよい。光拡散処理は、グローブ10が樹脂材料から成る場合には、例えば、例えば樹脂に光拡散材を混合させることが考えられる。また、グローブ10がガラス材料から成る場合には、グローブ10の内側に光拡散膜を設けることが考えられる。
(発光モジュール20)
発光モジュール20は、ランプ1の光源であって、一例として、円板状の実装基板21と、実装基板21の上面21aに環状に配列された複数の発光部22とを備える。実装基板21は、セラミック基板や熱伝導樹脂等からなる絶縁層とアルミ板等からなる金属層との2層構造を有する。実装基板21の上面21aには、配線パターン(不図示)が形成されている。配線パターンには、回路ユニット70のリード線71(図2参照)が接続されている。各発光部22には、配線パターンを介して、回路ユニット70からの電力が供給される。
各発光部22は、一例として、青色光を発するGaN系のLEDを、青色光を黄色光に変換する波長変換部材である蛍光体粒子が混入された透明のシリコーン樹脂で封止したものである。青色光と黄色光とが混色することにより、各発光部22は、白色光を出射する。
(基台30)
基台30は、円板状の上壁31と、上壁31の外周縁から下方に延出した円筒状の側壁32とを備える。上壁31の上面31aが発光モジュール20を搭載するための搭載面となっており、発光モジュール20は、実装基板21の下面21bを上壁31の上面31aに面接触させた状態で基台30に搭載されている。
また、側壁32には下端部に円環状の鍔部33が設けられている。グローブ10をケース50に取り付けた状態において、鍔部33はグローブ10の下端部とケース50の上端部とによって挟持される。これにより、基台30がケース50に固定される。
ここで、基台30は、熱伝導性および電気的絶縁性に優れた材料で形成されていることが好ましい。これにより、発光モジュール20で発生した熱を効率良くケース50およびグローブ10に逃がすことができ、更に、発光モジュール20とストッパ部材40との電気的な絶縁を確保することができる。
熱伝導性および電気的絶縁性に優れた材料としては、ポリプロピレン、ポリプロピレンサルファイド、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリサルフォン等の樹脂が挙げられる。更に、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリフタールアミド等の樹脂を用いてもよい。なお、基台30は、樹脂に限らず、金属やセラミック等で形成されていてもよい。
(ストッパ部材40)
ストッパ部材40は、円板状の基部41と、基部41の外周縁から下方に向けて延出した、板バネとして機能する複数の舌片42とを備えた籠型形状である。ストッパ部材40の外径(基部41の径、および、ランプ軸Jを挟んで対向する一対の舌片42の外側面間の距離)はケース50の内径よりも僅かに小さい。ストッパ部材40はケース50の内部に収容されている。
ストッパ部材40は、上述した全長調節機能を実現するための、スライド機構およびロック機構を備える。
(スライド機構)
先ず、スライド機構について説明する。
図4は、ストッパ部材40とケース50との係合の態様を説明するための断面図である。図4では、ストッパ部材40、ケース50、ねじ90以外の部材は省略している。図4(a)および(b)に示すように、ストッパ部材40の基部41の中央には、ねじ90を挿通させるための貫通孔41aが設けられている。貫通孔41aにはねじ90が上方から差し込まれており、ねじ90は、基部41に固定されている。すなわち、ねじ90は、基部41に対してランプ軸Jを軸とする回転方向に回転不可能である。また、ねじ90は、基部41に対してランプ軸Jに沿った方向にも移動不可能である。なお、ねじ90を基部41へ固定する方法は、如何なる方法を用いてもよい。例えば、接着、溶接、ナット締め等が考えられる。
基部41の外周縁には、貫通孔41aを挟んで対向する2箇所に、一対の突起41bが設けられている。更に、基部41には、貫通孔41aを挟んで対向する2箇所に、リード線71を引き出すための開口41cが設けられている。また、ケース50の内周面51には、ストッパ部材40の突起41bに対応する位置に、ランプ軸J方向に沿って延伸する一対の溝部51aが形成されている。そして、ストッパ部材40の一対の突起41bは、ケース50の一対の溝部51aにそれぞれ嵌り込んでいる。
各突起41bは、各溝部51a内を溝部51aの延伸方向(ランプ軸J方向)に移動可能である。したがって、ストッパ部材40は、ケース50に対して図4における矢印に沿った方向(ランプ軸J方向)にスライド可能になっている。これが、全長調節機能を実現するためのスライド機構である。
なお、各突起41bは、各溝部51aの内壁に規制されるため、ケース50に対してランプ軸Jを中心とする回転方向には移動不可能である。したがって、ストッパ部材40は、ケース50に対してランプ軸Jを中心とする回転方向には回転不可能である。そのため、ケース50を回転させるとストッパ部材40も回転する。
(ロック機構)
次に、ロック機構について説明する。
ストッパ部材40と口金ホルダ60とは、ねじ90を介して一体に連結されている。具体的には、口金ホルダ60の上壁62にはねじ穴62aが設けられており、ねじ穴62aに、ストッパ部材40の基部41に固定されたねじ90の先端がねじ込まれている。ストッパ部材40の複数の舌片42は、ランプ軸Jを取り囲むようにして間隔を空けながら環状に配置されており、それら舌片42で取り囲まれた円柱状の空間43(図4参照)内に、口金ホルダ60の上端部61が下方から差し込まれている。
図5は、ストッパ部材40の変形の態様を説明するための図である。図5(a)は各舌片42が閉じた状態を示し、図5(b)は各舌片42が開いた状態を示している。なお、図5では、ストッパ部材40、口金ホルダ60、ねじ90以外の部材は省略している。
図5(a)および図5(b)に示すように、各舌片42は、その下端である延出端42aが自由端であるため、片持ちバネとして機能する。一方、口金ホルダ60の上端部61は、上側に向けて漸次縮径した先細り形状になっている。
口金ホルダ60の上端部61が空間43内に浅く差し込まれている状態では、図5(a)に示すように、先細りした上端部61は舌片42とは接触しない。そのため、舌片42へは上端部61による応力が加わらない。したがって、各舌片42はランプ軸Jと平行な状態のままである。
ところが、口金ホルダ60の上端部61が空間43内に深く差し込まれると、図5(b)に示すように、上端部61が各舌片42のランプ軸J側の面に接触する。更に深く差し込まれることで、各舌片42の下側が上端部61に押されて外側(ランプ軸Jと反対側)に反り返る。その反り返り幅は、口金ホルダ60の上端部61が空間43内に深く差し込まれるほど大きくなる。そして、舌片42の反り返り幅が一定量を超えると、各舌片42の延出端42aがケース50の内周面51に当たる。そうすると、摩擦によって舌片42の延出端42aがケース50の内周面51に引っ掛かり、ケース50に対するストッパ部材40のランプ軸J方向へのスライドが規制される。
なお、スライドの規制は摩擦に限定されない。例えば、ケース50の内周面51に凸部を設けて、その凸部に舌片42の延出端42aが引っ掛かってスライドが規制される構成であってもよい。
上述したように、ケース50を回転させるとストッパ部材40も回転する。したがって、口金ホルダ60を固定した状態においてケース50を回転させると、固定されたねじ90に対してストッパ部材40の基部41が回転し、ねじ90が上壁62のねじ穴62aにねじ込まれる。そうすると、基部41が口金ホルダ60に近づき、口金ホルダ60の上端部61がストッパ部材40の空間43内に差し込まれる。それにより、ストッパ部材40の舌片42が反り返り、延出端42aがケース50の内周面51に引っ掛かる。その結果、ストッパ部材40のケース50に対するランプ軸J方向へのスライドが規制される。すなわち、口金ホルダ60に対してケース50を回転させると、ストッパ部材40および口金ホルダ60に対してケース50が固定される。すなわち、ストッパ部材40がケース50に対してランプ軸Jに沿ってスライド移動ができなくなりロックされる。これが、全長調節機能を実現するためのロック機構である。
口金ホルダ60に対してケース50をランプ軸Jを中心に右回転させると、口金ホルダ60に対するケース50のランプ軸J方向に沿った方向へのスライド移動が規制されるロックオン状態になる。逆に、口金ホルダ60に対してケース50をランプ軸Jを中心に左回転させると、口金ホルダ60に対するケース50のランプ軸Jに沿った方向へのスライド移動の規制が解除されロックオフ状態になる。ロックオフ状態のとき、口金ホルダ60に対してケース50をスライド移動させてランプ1の全長を調節することができる。その後、ケース50を右回転させてロックオン状態にすることで、ランプ1の全長をその調節した長さで固定することができる。
ここで、舌片42の延出端42aがケース50の下端部51bの内周面51に引っ掛かってロックオンされている状態が、ランプ1の最長の状態である。一方、口金ホルダ60の鍔部63が、ケース50の下端部51bに当接した状態で、ロックオンされている状態が、ランプ1の最短の状態である。
なお、ストッパ部材40は、舌片42に適度な曲げ弾性を有する材料で形成されていることが好ましい。そのような材料としては、錫、亜鉛、インジウム、鉄、銅、銀、ニッケル、ロジウム、パラジウム等の単一の金属元素からなる純金属、複数の金属元素からなる合金、金属元素と非金属元素とからなる合金等の金属材料が挙げられる。
(ケース50)
図2に戻って、ケース50は、上下両側が開口した円筒状である。ケース50の上側開口52は基台30によって塞がれており、ケース50の上端部53にはグローブ10が取り付けられている。ケース50へのグローブ10の取り付けは、グローブ10の下端部(側壁11の下端部11b)の外周面に設けられた複数の突起11cを、ケース50の上端部53の内周面に設けられた係合溝54に係合させることで行われている。ケース50は、熱伝導性に優れた樹脂材料や金属材料で形成されていることが好ましく、本実施形態では樹脂材料で形成されている。
(口金ホルダ60)
口金ホルダ60は、円筒状であって内部に回路ユニット70が収容されている。口金ホルダ60の上端部61はケース50の内部に収容され、下端部には口金80が外嵌されている。口金ホルダ60の下端部には開口が設けられており、開口からは回路ユニット70のリード線72および73が引き出され、それぞれ口金80のシェル部81およびアイレット部82に接続されている。また、口金ホルダ60の上側には、リード線71を引き出すための開口64が設けられている。
(回路ユニット70)
回路ユニット70は、回路基板と、当該回路基板に実装された各種の電子部品とを有する。回路ユニット70は、回路基板の主面がランプ軸Jに対して平行を保つ姿勢いわゆる縦置きの姿勢で、口金ホルダ60の内部に収容されている。
回路ユニット70と発光モジュール20とは、リード線71を介して電気的に接続されている。また、回路ユニット70と口金80とはリード線を72および73介して電気的に接続されている。ここで、ランプ1の全長が最長の状態においても、回路ユニット70と発光モジュール20との電気的接続が遮断されないように、リード線71は十分な長さを有している。
(口金80)
口金80は、ランプ1が器具に取り付けられ点灯された際に、器具のソケットから電力を受けるための部材であって、本実施形態ではエジソンタイプ(ねじ込みタイプ)であるE26口金を使用している。口金80はシェル部81およびアイレット部82を備え、それらシェル部81およびアイレット部82がそれぞれリード線72および73により、回路ユニット70と電気的に接続されている。
器具のソケットに対して口金80をランプ軸Jを中心に右回転させると、器具にランプ1を固定することができる。逆に、器具のソケットに対して口金80をランプ軸Jを中心に左回転させると、器具からランプ1を取り外すことができる。
なお、口金80は、E26形に限定されない。同じエジソンタイプのE11形やE17形の口金であってもよい。また、エジソンタイプ以外の口金であってもよい。例えば、口金80は、ピン形の端子を有するピンタイプの口金(具体的にはGY、GX等のGタイプ)や、L字形の端子を有する口金であってもよい。
(3)効果
ここでは、図6を用いて本実施形態の効果について説明する。
図6は、天井板2に埋め込まれた器具3にランプ1を取り付けた状態を示している。ここで、器具3は、収容部3a、ソケット3bおよび複数の板ばね状の掛止部材3cを含み、収容部3aは、その開口部から外側へ向かって延設された鍔部を有する。器具3は、収容部3aおよびソケット3bを天井板2の埋込孔に埋め込まれる。そして、収容部3aの鍔部を天井板2の下面2aに当接した状態で、掛止部材3cを天井板2の埋込孔に掛止させることによって、天井板2に取り付けられている。ランプ1は、このようにして天井板2に埋め込まれた器具3のソケット3bに取り付けられる。
二点鎖線で記載されているランプ1は、天井板2の下面2aから浮き上がった状態となり、奇異感を与える。また、二点鎖線で記載されているランプ1は、天井板2の下面2aとグローブ10との間に隙間が空いている。この場合、グローブ10の側壁11から漏れる光によって、ユーザによっては眩しさを感じることがある。
一方、実線で記載されているランプ1は、天井板2の下面2aとグローブ10との間の隙間が無くなるように、上記のスライド機構およびロック機構により、その全長が調節されている。
このように、本実施形態のランプ1は、取り付ける天井板2や器具3との位置関係に依存することなく、天井板2の下面2aに密接するように取り付けることができる。これにより、本実施形態のランプ1は、ユーザに奇異感を与えること無く、また、眩しさを抑えつつ室内全体を明るく照らすことができる。
また、上述したように、ランプ1を器具に取り付けるためのランプ軸J方向に対するランプ1の回転方向と、口金ホルダ60に対してケース50を固定状態とするための、ランプ軸J方向に対するケース50の回転方向とが一致する。したがって、本実施形態に係るランプ1を用いれば、ユーザがランプ1を器具3に取りつける際に、ケース50を把持しながら回転させた場合であっても、ロック機構が外れてケース50がスライドすることを抑制することができる。
<実施形態2>
(1)ランプの構成
図7は、実施形態2に係るランプ100を示す図である。
ランプ100は、実施形態1に係るランプ1と同様に、LEDランプである。また、ランプ100は、ランプ1と同様に、スライド機構およびロック機構を備える。すなわち、ランプ100は、口金ホルダ60に対してケース150をスライド移動することが可能であり、その全長が短くなったり長くなったり、変形が可能である。
ランプ100は、実施形態1のランプ1と異なり、グローブ10を備えていない。また、ランプ100は、円筒形の光源収容部110を備え、光源収容部110の内部に発光モジュール20を収容している。
光源収容部110は、ランプ軸Jを軸として回転自在、且つ、ランプ軸Jに対して揺動自在にケース150に連結されている。これは、ケース150に設けられた軸部151の先端の球状部分152を、光源収容部110に設けられた軸受部111の球状の窪み部分112に嵌め込むことにより実現される。
すなわち、ランプ100は、光源収容部110を、図7(a)のようにランプ軸J方向と平行な方向に向けたり、図7(b)のようにランプ軸J方向に対して傾斜させたりすることができる。
発光モジュール20は、円筒形の光源収容部110の開口113に向けて軸受部111上に取り付けられている。そのため、光源収容部110をケース150に対して傾斜させると、それに伴い発光モジュール20の傾斜角度が変化し、発光モジュール20から出射される光の照射角度が変化する。また、光源収容部110の内面114は、光反射面が形成さており、発光モジュールから出射された光は、光反射面により反射される。光源収容部110には、更に、開口113を塞ぐように拡散板が設けられていてもよい。
なお、光源収容部110は、その外周面115がケース150の内周面の端部153に当接するまで傾斜させることができる。したがって、図7(b)は、光源収容部110を最大の傾斜角度で傾斜させている状態を示している。
(2)効果
続いて、図8を用いて本実施形態の効果について説明する。
図8は、天井板2に埋め込まれた器具3にランプ100を取り付けた状態を示している。天井板2への器具3の取り付けは、実施形態1で説明したとおりである。
ランプ100は、天井板2に埋め込まれた器具3のソケット3bに取り付けられる。
二点鎖線で記載されているランプ100は、ケース150に対して、光源収容部110を最大の傾斜角度で傾斜させている。そうすると、光照射面である開口113は、その一部が器具3の収容部3a内に収容され、収容部3aの側壁により光の一部は、遮断される。一方、実線で記載されているランプ100は、光照射面である開口113が収容部3aから露出するように、スライド機構およびロック機構により、その全長が調節されている。
このように、本実施形態のランプ100は、取り付ける天井板2や器具3との位置関係に依存することなく、光照射面を器具3の外部に露出させ、照射される光が器具3により遮断されるのを防止することができる。
<実施形態3>
上記の実施形態1および実施形態2では、ランプの全長が、ランプ軸方向に対して伸縮するスライド機構およびロック機構を備えたランプの実施形態について説明した。しかし、スライド機構およびロック機構を、ランプ側ではなくランプを取りつけるために用いられる器具側に備えていてもよい。
そこで、本実施形態では、スライド機構およびロック機構を備えた器具について説明する。
図9は、実施形態2に係る器具200の断面図である。図9(a)は、器具200の全長が最短になっている状態を示し、図9(b)は、器具200の全長が最長になっている状態を示す。器具200は、図9(a)の状態と図9(b)の状態との間で、その全長を無段階に調節可能である。なお、本明細書において、器具の全長とは、口金のねじ込み軸に沿った方向におけるソケットの長さである。
器具200は、図9に示すように、器具本体210、ストッパ部材40、筒状体250、ソケットホルダ260およびソケット280を備える。ここで、ストッパ部材40については、実施形態1で説明したとおりであるため、詳細な説明は省略する。また、
(器具本体210)
器具本体210は、例えば金属製であって、有底円筒形の収容部210aと、収容部210aの開口部に設けられた円環状の鍔部210bと、複数の板バネ状の掛止部材210cとから構成される。収容部210aの底面には、筒状体250が固定されている。器具200は、取り付ける天井板の埋込孔に収容部210aを埋め込み、鍔部210bを天井板の下面に当接した状態で、掛止部材210cを天井板の埋込孔に掛止させることによって、取り付けられている。
なお、本実施形態では、器具200における収容部210aの底面側を(図9における紙面上側)を上側と称し、ソケット280側(図9における紙面下側)を下側と称する。
(筒状体250)
筒状体250は、実施形態1のケース50に対応しており、上下両側が開口した円筒状である。筒状体250の内周面には、ストッパ部材40の一対の突起41bを嵌め込むための一対の溝部251aが形成されている。筒状体250の上端部は器具本体210の収容部210aに固定されており、上側開口は収容部210aによって塞がれている。したがって、溝部251aにストッパ部材40の突起41bが嵌め込まれると、ストッパ部材40は、筒状体250に対してスライド移動は可能であるが、回転は不可能である。また、筒状体250の下側開口には、ソケットホルダ260が差し込まれている。
(ソケットホルダ260)
ソケットホルダ260は、実施形態1の口金ホルダ60に対応しており、円筒状であって、上端部は、上側に向けて漸次縮径した先細り形状になっている。ソケットホルダ260は、ねじ90を介してストッパ部材40と一体に連結されている。ストッパ部材40が連結されている上端部は、筒状体250の内部に収容されている。また、下端部にはソケット280が外嵌されている。
上述したように、ストッパ部材40は、筒状体250に対してスライド移動が可能であり、且つ、回転が不可能である。したがって、ソケットホルダ260を右回転させると、ソケットホルダ260がストッパ部材40に深く入り込む。その結果、舌片42が筒状体250の内周面に当接し、筒状体250に対するソケットホルダ260のスライド移動が規制される。一方、ソケットホルダ260を左回転させると、ソケットホルダ260がストッパ部材40に浅く入り込む。その結果、舌片42が筒状体250の内周面から離れ、筒状体250に対するソケットホルダ260のスライド移動が可能となる。
スライド移動が可能な状態で、ソケットホルダ260の長さを所望の長さに伸ばし、再度ソケットホルダ260を右回転させることで、器具200を所望の長さで固定することができる。
(ソケット280)
ソケット280は、雌ねじ部281と突起282とを備え、これらは給電線283を介して、図示していない外部電源と接続されている。ここで、給電線283は、ソケットホルダ260の開口264とストッパ部材40の開口41cとを通って、外部電源に接続される。なお、ソケットホルダ260がスライドして器具200の全長が伸びたとしても電気的接続が切断されないために、給電線283は、十分な長さが確保されている。本実施形態のソケット280は、一例として、エジソンタイプ(ねじ込みタイプ)であるE26を使用している。ソケット280にはランプの口金がねじ込まれ、外部電源からランプの発光部へ電力が供給される。
<実施形態4>
ここでは、ランプと器具とが一体となった照明装置の実施形態について説明する。
図10(a)は、本実施形態に係る照明装置300の構成を示す概略図である。同図に示すように、照明装置300は、ランプ301、器具302、操作部303、回路ユニット304、およびモータ305から構成される。
ランプ301は、実施形態1のランプ1と同様に、グローブ10、発光モジュール(不図示)、基台(不図示)、ストッパ部材(不図示)、ケース50、器具連結部60などを備える。
グローブ10、発光モジュール、基台、ストッパ部材およびケース50は、実施形態1と同一である。器具連結部60は、実施形態1の口金ホルダ60とその構造は同一であるが、口金が外嵌されていない。器具連結部60の一端はケース50に収容されており、他端は器具302に連結されている。
すなわち、本実施形態のランプ301は口金を備えていない。本実施形態では、発光モジュールから引き出されたリード線72および73は、ケース50および器具連結部60を通って、コネクタ306に接続される。
また、ランプ301は、実施形態1で説明したスライド機構およびロック機構を備える。ケース50を器具連結部60に対してスライド移動させて、任意の位置で固定することにより、ランプ301は、その全長を調節することができる。
器具320は、例えば金属製であって、ランプ収容部320a、回路収容部320bおよび鍔部320cを有する。ランプ収容部320aは、例えば有底円筒状であって、内部にランプ301が取り付けられている。回路収容部320bは、ランプ収容部320aの底側に延設されており、内部に回路ユニット304が収容されている。鍔部320cは、例えば円環状であって、ランプ収容部320aの開口部から外方へ向けて延設されている。
操作部303は、ユーザがランプ301をオン/オフするためのロッカースイッチやタッチスイッチ、および、ユーザがランプ301の全長を所望の長さに調節するためのつまみを備える。操作部303は、ユーザの操作を受け付けると、操作に対応した指示を、回路ユニット304に出力する。
例えば、つまみを右回転させるとランプ301の全長を長くすることができ、つまみを左回転させるとランプ301の全長を短くすることができる。また、つまみの回転量によって伸縮する量(スライドする量)を調節することができる。この場合、操作部303は、つまみの回転方向および回転量を、回路ユニット304に出力する。
回路ユニット304は、外部電源(不図示)と電気的に接続されており、外部電源から入力される電流を、ランプ301の発光モジュールに供給して、ランプ301を点灯させる。回路ユニット304には、電源線307aが接続されており、電源線307aの先端には、ランプ301のリード線のコネクタ306と着脱自在に接続されるコネクタ307bが取り付けられている。更に、回路ユニット304は、モータ305と接続されており、ランプ301の長さを調節するためにモータ305を駆動させる。回路ユニット304の詳細については後述する。
モータ305は、ケース50に接続されている。モータ305は、ケース50を回転させてロックオフ、ケース50を器具連結部60に対してスライドして長さ調節、更にケース50を反対に回転させてロックオンの一連の動きを機械的に自動で行うためのモータである。
図10(b)は、回路ユニット304の機能構成を示す図である。同図に示すように、回路ユニット304は、指示検出回路部304a、制御回路部304b、モータ駆動回路部304cおよび点灯回路部304dをユニット化したものである。
指示検出回路部304aは、操作部303と接続されており、操作部303から出力されたユーザ操作に対応する指示を取得する。指示検出回路部304aは、取得した指示を、制御回路部304bへ出力する。
制御回路部304bは、マイクロプロセッサとメモリとを備えている。一例として、メモリには、つまみの回転方向に応じたモータの回転方向およびつまみの回転量に応じたモータの駆動時間を記載したテーブルを記憶している。マイクロプロセッサは、指示検出回路部304aから取得した指示を、記憶しているテーブルに照らし合わせて、モータ305の駆動条件を決定する。制御回路部304bは、モータ駆動回路部304cへ駆動条件を出力する。更に、制御回路部304bは、指示検出回路部304aから取得した指示に応じて、点灯/消灯を示す指示を点灯回路部304dへ出力する。
モータ駆動回路部304cは、制御回路部304bから取得した駆動条件に従って、モータ305を駆動させる。
点灯回路部304dは、AC/DCコンバータを備え、制御回路部304bから点灯を指示されると、外部電源からの交流電圧を、AC/DCコンバータを用いて直流電圧に変換する。そして、発光部に適した直流電圧を順電圧として、発光部に印加する。なお、AC/DCコンバータとしては、例えばダイオードブリッジ等が用いられる。点灯回路部304dは、制御回路部304bから消灯を指示されると、発光部に印加していた電圧を除去する。
このように、本実施形態の照明装置300は、器具302に対するランプ301の位置を調節して、その形態を維持することが可能である。既に説明したように、グローブ10は透光性材料で構成されているため、グローブ10の側壁11からは光が漏れるようになっている。そこで、器具302に対するランプ301の位置を調節することで、グローブ10の側壁11から漏れる光の量をユーザの好みに合わせて調節することが可能となる。
<その他の変形例>
以上、本発明に係る照明装置および器具の一例として、ランプ、器具、照明装置の実施形態を説明したが、例示したランプ、器具および照明装置を以下のように変形することも可能である。本発明が上述の実施形態で示した通りのランプ、器具および照明装置に限られないことは勿論である。
(1)上記の実施形態1〜4では、ストッパ部材、ケース、口金ホルダ、ねじによるスライド機構およびロック機構によって、全長調節機能を実現する構成であった。しかし、本発明の照明装置および器具における全長調節機能は、上記の実施形態で説明したとおりのスライド機構およびロック機構で実現する場合に限定されない。例えば、図11に示す構成で実現してもよい。
図11は、変形例1に係るランプ400の構成を示す断面図である。ランプ400では、口金ホルダ460の側壁に、ランプ軸方向に所定の間隔を開けて4個の貫通孔461が設けられている。更に、ランプ軸を中心として、各貫通孔461と対向する位置にも4個の貫通孔461が設けられている。
また、ケース450の側壁には、貫通孔461と同程度の径の貫通孔451が、ランプ軸を中心として対向する位置に2個設けられている。
ケース450は、実施形態1と同様に、口金ホルダ460に対してスライド移動が可能である。そして、ケース450の貫通孔451と口金ホルダ460の貫通孔461との位置を合わせて、そこに、ケース450の外部からピン440を挿入することにより、口金ホルダ460に対するケース450のスライド移動を制止する。
図11(a)および(b)に示すように、ピン440を挿入する貫通孔461の位置を変更することで、ケース450および口金ホルダ460から成る筐体を適切な長さに伸縮調整し、その形態を維持することが可能である。これにより、ランプ400は、全長調節機能を実現することが可能となる。
なお、図11では、口金ホルダ460に8個の貫通孔461が設けられ、ケース450に2個の貫通孔451が設けられている例を記載しているが、穿設される貫通孔の数は、これに限定されない。全長調節機能を実現するために、ケース450および口金ホルダ460の一方には、伸縮方向(ランプ軸方向)に間隔を開けて、少なくとも2個の貫通孔を設ける必要がある。また、ケース450および口金ホルダ460の他方には、少なくとも1個の貫通孔を設ける必要がある。これにより少なくともランプの全長を2段階に調節することが可能である。
(2)続いて、全長調節機能の更なる別の変形例について説明する。図12のランプ500は、変形例2に係るランプ500の構成を示す断面図である。同図に示すように、ランプ500は、実施形態1で説明したケース50と口金ホルダ60とが一体となった蛇腹管550を備える。蛇腹管550は、伸縮性があり且つ形状を保持できる適度な硬さを有する樹脂やゴムなどの材料で構成される。蛇腹管550の光源側の端部551には、基台30が嵌め込まれ、基台30上に発光モジュール20が搭載されている。蛇腹管550の口金側の端部552は伸縮せず、口金80が外嵌されている。
図12(a)および(b)に示すように、蛇腹管550である筺体は、適切な長さに伸縮調整されて、その形態を維持することが可能である。これにより、ランプ500は、全長調節機能を実現することが可能となる。
なお、図12に記載の蛇腹管550は、端部552以外の全体が伸縮する構造であるが、この構造は必須ではない。口金80と発光モジュール20との間の距離が長くなったり短くなったりするように、口金80と発光モジュール20との間の少なくとも一部分が伸縮する構造であれば足りる。
変形例1,2以外の構成であっても、
(3)ここでは、本発明に係る照明装置の更なる別の変形例について説明する。
図13は、変形例3に係るランプ600の断面図である。図13(a)は、ランプ600の全長が最長となっている状態を示し、図13(b)は、ランプ600の全長が最短となっている状態を示す。また、図14(a)は、図13(b)のB−B´線における矢視断面図である。また、図14(b)は、図14(a)において二点鎖線で囲んだCの部分拡大図である。
図13に示すように、ランプ600は、拡散カバー610、発光モジュール620、反射部材630、つめ部材640、外部ケース650、回路ケース(口金ホルダ)660、口金80、および、回路ユニット(不図示)から構成される。また、外部ケース650と回路ケース660とはスライド自在に嵌合されている。
図13および図14では、ランプ600の伸縮構造を図示するために、回路ユニットの記載は省略している。本来であれば、回路ケース660の内部に回路ユニットが内挿されている。
この回路ユニットからは、口金80に接続するためのリード線と、発光モジュール620に接続するためのリード線71とが伸びている。リード線71は、図13に示すように、反射部材630の基部631に設けられた開口を通って、発光モジュール620の実装基板621に接続される。実装基板621には配線パターン(不図示)が形成されており、配線パターンを介して、回路ユニットから発光部622へ電力が供給される。
回路ケース660は、樹脂製の円筒形状であり、その一端には口金80が連結されている。すなわち、回路ケース660は、実施形態の口金ホルダに相当する。また、口金80が連結されている端部の反対側の端部には、2か所の切り込みが設けられており、この切り込みによって舌片661が形成されている。
図14(b)に示すように、舌片661のY軸方向の厚みは、回路ケース660のY軸方向の厚みよりも薄く、舌片661の先端側には、外部ケース650側へ向けて爪部材640が突出している。本変形例では、爪部材640として金属製のねじを用いている。舌片661の先端側にはねじ孔662が穿設されており、ねじ孔662にねじが挿入され、ねじは、抜け止め、接着剤、溶接等により舌片661に固定されている。
外部ケース650は、樹脂製であって、図13に示すように、円筒形状を有し、回路ケース660と嵌合する円筒部分と、上側へ向けて拡径した朝顔形の外観形状を有し、内部に発光モジュールを収容する拡径部分とから成る。
円筒部分の径は回路ケース660の径よりも若干大きく、外部ケース660には回路ケース660が内挿されている。拡径部分の内周面には、同一形状の反射部材630が設けられており、反射部材630の基部631には、発光モジュール620が搭載されている。外部ケース650は、実施形態のケースに相当する。
図13、図14に示すように、外部ケース650の内周面には、金属製の爪受け部材651が取り付けられており、爪受け部材651には、爪部材640を係止させるための複数個の孔652がランプ軸方向(Z軸方向)に等間隔で穿設されている。
図14(b)に示すように、爪部材640は、爪受け部材651に設けられた複数の孔652の何れかに引っ掛って止まり、外力が加わらなければ、その状態を維持する。
外部ケース650および回路ケース660は樹脂製である。そのため、ユーザが外部ケース650および回路ケース660から成る筐体に対し、ランプ軸方向(Z軸方向)に相対的に引っ張ったり縮めたりする力を加えると、外部ケース650および回路ケース660はある程度歪む。それにより、爪部材640にも応力がかかり、ある一つの孔652に係止していた爪部材640は、該孔652から外れて、爪受け部材651の上をスライドし、隣の孔652に引っ掛かって止まる。
このようにして、ユーザは、外部ケース650と回路ケース660とから成る筐体を引っ張ったり縮めたりして、ランプ600の全長を好みの長さに調節することができる。
以上説明したように、変形例3に係るランプ600は、光源(発光モジュール620)、回路ケース660と光源(発光モジュール620)が収容された外部ケース650とから成る筐体、および、前記筺体に設けられた口金80を有し、前記筐体は、ランプ軸方向に伸縮調整自在で、且つ、調整された長さにおいてその形態を維持することを特徴とする。
ここで、爪部材640が孔652から外れて、隣の孔652まで爪受け部材651の上をスライドするのを助けるために、孔652と孔652との間にガイドが設けられていてもよい。例えば、孔652と孔652との間に爪部材640がスライドするためのガイド用の溝を形成してもよい。
また、長さ調節の際には、爪部材640が固定されている舌片661にも応力がかかるため、外部ケース660が破損する可能性がある。そこで、外部ケース660の破損を防止するために、舌片661に金属板を取り付けて補強してもよい。
また、本変形例における爪部材640および爪受け部材651は金属製であった。これは、長さ調節が何度も繰り返された場合であっても、爪部材640および爪受け部材651が劣化するのを防止するために硬度が必要だからである。そのため、爪部材640および爪受け部材651は、金属製であることが望ましいが、金属と同様の硬度があれば他の材料を用いてもよい。
なお、本変形例では、図13に示すように、爪受け部材651に6個の孔652が設けられていた。しかし、これは一例である、更に多くの孔652を爪受け部材651に設けてもよいのは勿論である。孔652の数が多いほど細かい長さ調整が可能となる。
また、本変形例では、図14に示すように、爪受け部材651に設けられた孔652は貫通孔であった。しかし、これは一例であり、貫通孔であることは必須ではない。爪部材640が係止するような窪みが爪受け部材651に形成されていれば足りる。
また、本変形例では、爪部材640はねじによって実現されていた。しかし、爪部材640がねじであることは必須ではない。爪部材640は、爪受け部材651に引っ掛かって止まり、ユーザの操作に基づく外力により爪受け部材651の上をランプ軸方向にスライドする構成であれば足りる。
例えば、図15に示す爪部材640aは、中央部が突出するように金属板を折り曲げた板ばねである。板ばねの突出した中央部が、爪受け部材651の孔652に引っ掛かって、外部ケース650および回路ケース660のランプ軸方向へのスライドを制止する。この場合、板ばねを固定する舌片661aには、図14(b)の舌片661と異なり、ねじ孔662を穿設する必要はない。
(4)上記の変形例3では、外筒となる外部ケース650に爪受け部材651が取り付けられており、内筒となる回路ケース660に、爪部材640または640aが取り付けられていたが、これは逆でもよい。
すなわち、外部ケース650に爪部材640または640aが取り付けられており、回路ケース660に爪受け部材651が取り付けられていてもよい。
(5)上記の変形例3では、爪部材640および640aが爪受け部材651の孔652に引っ掛かって止まることで、ランプ600の長さを固定している。ここでは、より確実にランプの長さを固定するために、外部ケースのランプ軸方向へのスライドを規制するロック機構を設けたランプについて説明する。
図16は、変形例4に係るランプ700の外観図であり、図17は、ランプ700の分解斜視図である。
図16に示すように、ランプ700は、拡散カバー710、外部ケース750、回路ケース(口金ホルダ)760、口金80、および、ロック機構790から構成される。外部ケース750と回路ケース760とはスライド自在に嵌合されている。なお、図示していないが、ランプ700は、発光モジュールおよび回路ユニットを備えている。
変形例3に係るランプ600との相違は、以下の2点である。
第一に、ランプ700では、内筒である回路ケース760に爪受け部材761が取り付けられており、外筒である外部ケース750に板ばね状の爪部材740が取り付けられていること。
第二に、ランプ700では、板ばね状の爪部材740の動きを規制するためのロック機構790が、外部ケース750と回路ケース760との間に介挿されていること。
ロック機構790は、図17に示すように、基部791、つまみ792、係止部793およびロック片794から構成される。
外部ケース750には、図17に示すように、ロック機構790のつまみ792が外部に露出するように、開口751が設けられている。ユーザは、外部に露出したつまみ792をY軸方向にスライド操作することにより、ランプ700をロック状態にしたり、アンロック状態にしたりすることができる。ロック状態とは、外部ケース750のZ軸方向(ランプ軸方向)へのスライドが規制された状態である。アンロック状態とは、外部ケース750のZ軸方向(ランプ軸方向)へのスライドが可能な状態である。ここで、図16(a)は、アンロック状態のランプ700を示している。図16(b)は、ロック状態のランプ700を示している。
図18(a)は、外部ケース750の内周面について説明するための断面図である。ここでは、ロック機構790の記載を省略している。図17および図18(a)に示すように、外部ケース750の内周面には、凹状の係止溝752、753と凸状のストッパ部材754とが設けられている。更に、外部ケース750の内周面には、凸状のストッパ部材754で囲まれた領域に、板ばね状の爪部材740が固定されている。板ばね状の爪部材740は、図15に示した爪部材640aと同一の構造を有する。
係止溝752および係止溝753は、所定の間隔を開けてY軸方向に並設されており、何れも、ロック機構790の係止部793と係合する形状となっている。
ロック機構790は、外部ケース750の内周面に沿って、Y軸方向にスライドが可能である。
図18(b)は、ロック状態を示している。ロック状態のとき、ロック機構790の係止部793は、係止溝753に係合している。このとき、ロック機構790のロック片794は、図19(a)に示すように、爪部材740の突出した中央部741により生じた空間内に入り込んだ位置で固定される。これにより、爪部材740が固定されている外部ケース750のランプ軸方向へのスライドが規制される。なお、仮に係止部793が係止溝753から外れたとしても、ロック機構790は凸状のストッパ部材754を越えてY軸方向へスライドすることはない。
図18(c)は、アンロック状態を示している。アンロック状態のとき、ロック機構790の係止部793は、係止溝752に係合している。このとき、ロック機構790のロック片794は、図19(b)に示すように、爪部材740の突出した中央部741により生じた空間内に入り込まない位置で固定される。したがって、外部ケース750は、ロック機構790によってその動きが規制されることはない。
図17に戻り、回路ケース750について説明する。回路ケース750の外周面には、金属製の爪受け部材761が取り付けられている。爪受け部材761は、図14(b)および図15(a)に示した爪受け部材651と同一の構造を有する。すなわち、爪受け部材761には、板ばね状の爪部材740を係止させるための複数個の孔762がランプ軸方向(Z軸方向)に等間隔で穿設されている。爪部材740と爪受け部材761との関係は、変形例3で説明した通りである。爪部材740は、爪受け部材761に設けられた複数の孔762の何れかに引っ掛って止まり、外力が加わらなければ、その状態を維持する。
ユーザは、樹脂製の外部ケース750と樹脂製の回路ケース760とから成る筐体を引っ張ったり縮めたりして、ランプ700の全長を好みの長さに調節することができる。更に、ユーザは、ランプ700の全長を好みの長さに調節した状態で、ロック機構790のつまみ792を把持してロック機構790をスライドさせることにより、ランプ700をロック状態にすることができる。これにより、確実にランプ700の長さを固定することができる。
以上説明したように、変形例4に係るランプ700は、光源(不図示)、回路ケース760と光源(不図示)が収容された外部ケース750とから成る筐体、および、前記筺体に設けられた口金80を有し、前記筐体は、ランプ軸方向に伸縮調整自在で、且つ、調整された長さにおいてその形態を維持することを特徴とする。
(6)ここでは、本発明に係る照明装置の更なる別の変形例について説明する。
図20は、変形例5に係るランプ800の斜視図である。図20(a)は、ランプ800の全長が最短となっている状態を示し、図20(b)は、ランプ800の全長が最長となっている状態を示す。また、図21は、ランプ800の断面図である。ここでも、伸縮構造を図示するために、回路ユニットの記載を省略している。
図20および図21に示すように、ランプ800は、拡散カバー810、発光モジュール820、外部ケース850、回路ケース(口金ホルダ)860、および、口金80から構成される。
図21に示すように、外部ケース850と回路ケース860とはスライド自在に嵌合されている。
外筒である外部ケース850は、回路ケース860と嵌合する円柱形状の部分と、発光モジュール820を収容する朝顔形状の部分とから成る。また、外部ケース850には、一例として、円柱形状の部分の端部であって直径方向に対向する2箇所に爪部材(突起)851が設けられている。
一方、内筒である回路ケース860は、外径が大きい凸部861と外径が小さい凹部862とが周期的に繰り返された鋸歯(ギザギザ)形状を有する。更に、回路ケース860は、口金80と反対側の開口部に、外部ケース850の抜け防止のために、凸部861よりも更に外径が大きい鍔部863を有する。
外部ケース850の爪部材851は、回路ケース860に設けられた複数の凹部862の何れかに引っ掛って止まり、外力が加わらなければ、その状態を維持する。
外部ケース850および回路ケース860は樹脂製である。そのため、ユーザが外部ケース850および回路ケース860から成る筐体に対し、ランプ軸方向に相対的に引っ張ったり縮めたりする力を加えると、外部ケース850および回路ケース860はある程度歪む。それにより、爪部材851にも応力がかかり、ある一つ凹部862に係止していた爪部材851は、該凹部862から外れ、凸部を越えて隣の凹部652に引っ掛かって止まる。
このようにして、ユーザは、外部ケース850と回路ケース860とから成る筐体を引っ張ったり縮めたりして爪部材851を係止させる凹部862の位置を変えることにより、ランプ800の全長を好みの長さに調節することができる。
以上説明したように、変形例5に係るランプ800は、光源(発光モジュール820)、回路ケース860と光源(発光モジュール820)が収容された外部ケース850とから成る筐体、および、前記筺体に設けられた口金80を有し、前記筐体は、ランプ軸方向に伸縮調整自在で、且つ、調整された長さにおいてその形態を維持することを特徴とする。
本発明に係る照明装置は、これらの変形例1〜5で説明した構成以外であっても、光源と口金との間の距離が変動するようにその全長を調節することが可能な機構を備えるものであればよい。
(7)上記の実施形態1、実施形態4、変形例1〜5では、図1、図10(a)、図13等に示したように、グローブおよび拡散カバーの形状が朝顔形であった。しかし、グローブおよび拡散カバーの形状は朝顔形に限定されない。全長調節機能を有する筐体にどのような形状のグローブおよび拡散カバーを組み合わせてランプを構成してもよいのは勿論である。
(8)上記の実施形態1および実施形態2では、回路ユニット70を口金ホルダ60内に収納する構成を有していた。これは、発光モジュール20の放熱効率を考慮して、発光モジュール20からある程度の距離を確保して回路ユニット70を配置しているためである。しかし、回路ユニット70を口金ホルダ60内に収納する構成には限定されない。筐体内の空きスペースに回路ユニット70を収納すれば足りる。
(9)上記の実施形態1〜4では、ねじ90はストッパ部材40の基部41に固定されている構成であったが、この構成は必須ではない。ねじ90は口金ホルダ60側に固定されていてもよい。すなわち、ねじ90は、図5に示した方向と逆向きに口金ホルダ60およびストッパ部材40に差し込まれ、口金ホルダ60の上壁62に固定されていてもよい。
この場合も、口金ホルダ60を固定した状態においてケース50を回転させると、固定されたねじ90に対してストッパ部材40の基部41が回転し、ねじ90が基部41の貫通孔41aにねじ込まれる。そうすると、基部41が口金ホルダ60に近づき、口金ホルダ60の上端部61がストッパ部材40の空間43内に差し込まれる。それにより、ストッパ部材40の舌片42が反り返り、延出端42aがケース50の内周面51に引っ掛かる。その結果、ストッパ部材40のケース50に対するランプ軸J方向へのスライドが規制される。すなわち、口金ホルダ60に対してケース50を回転させると、ストッパ部材40および口金ホルダ60に対してケース50が固定され、ロックオン状態になる。また、口金ホルダ60に対してケース50を逆方向に回転させると、口金ホルダ60はケース50に対してランプ軸Jに沿った方向へのスライド移動の規制が解除されロックオフ状態になる。
(10)上記の各実施形態および上記の変形例を適宜組み合わせてもよい。
<補足>
以下、更に本発明の一実施形態としての照明装置および器具の構成およびその変形例と効果について説明する。
照明装置は、光源20、光源20が収容された筐体、および、前記筺体に設けられた口金80を有するランプ1と、口金80が装着されてランプ1の姿勢を保持する器具3とを備える。ここで、前記筐体は、ランプ軸J方向に伸縮調整自在で、且つ、調整された長さにおいてその形態を維持することを特徴とする。
このように、ランプ1は、筐体を適切な長さに伸縮調整し、その形態を維持することが可能である。そこで、ランプ1の取付時に口金がソケットに届かない場合には、筐体を伸ばせばよい。また、ランプ1と天井板との間に隙間が生じてしまう場合には筐体を縮めればよい。このように、ランプ1を用いれば、取付時に生じる不具合を解消して、ユーザの利便性を向上させることができる。
ここで、前記筐体は、光源20が収容された第1筒状体50と、口金80が設けられた第2筒状体60とから成る。第1筒状体50と第2筒状体60とはそれぞれ筒径が異なり、筒径の大きい一方に筒径の小さい他方が内挿されて、スライド自在に嵌合されている。そして、ランプ1は、更に、スライド移動を制止する部材40を備える。
更に、スライド移動を制止する部材40は、第1筒状体50と第2筒状体60との間に介挿されて、摩擦によってスライド移動を制止する制動部材であってもよい。より具体的に、前記制動部材は、円板状の基部41と、円板状の基部41の外周縁からランプ軸方向に沿って延出した複数の舌片42とで構成される籠型形状であってもよい。
この構成によると、簡易な構造により伸縮調整および形態維持が可能な筐体を実現することが可能である。更に、部材40は、第1筒状体50と第2筒状体60との間に介挿されていることから、部材40が外部に露出せず、見た目に美しい筐体を実現することが可能である。
ここで、第1筒状体450および第2筒状体460の一方の壁面には、ランプ軸方向に所定間隔で2以上の貫通孔(451、461)が穿設されている。また、第1筒状体450および第2筒状体460の他方の壁面には、ランプ軸方向に少なくとも1つの貫通孔(451、461)が穿設されている。また、スライド移動を制止する部材はピン440である。そして、第1筒状体450に穿設された貫通孔451と第2筒状体460に穿設された貫通孔との位置を合わせた状態でピン440を挿入する。これにより、第1筒状体450と第2筒状体460とは、調整された長さにおいてその形状を維持するとしてもよい。
このように、貫通孔の位置を合わせてピンを挿入する構成は、あらゆるユーザにとって筐体の伸縮調整の方法が自明であり、簡単に筐体の長さの調整することが可能である。
ここで、前記筐体の少なくとも一部は、ランプ軸方向に伸縮自在な蛇腹管550で構成されていてもよい。
この構成は、あらゆるユーザにとって筐体の伸縮調整の方法が自明であり、簡単に筐体の長さを調整することが可能であることに加えて、筐体の構成部材も少なくて済むため、製造の手間やコストの面においても有利である。
また、ランプ100の筺体は、伸縮調整自在な部分(150、60)と、光源20が収容される部分(110)とから成る。ランプ100は、更に、光源20が収容される部分110を伸縮調整自在な部分(150、60)に対して回転自在、且つ、揺動自在に連結する連結機構(111、151)を有するとしてもよい。
この構成によると、ランプ100の取付時に生じる不具合を解消して、ユーザの利便性を向上させることができる。更には、ランプ100の利用シーンに応じて、照射角度を様々に変えることが可能である。
ここで、筺体(150、60)を最長に延ばした状態において、ランプ100の発光面103の少なくとも一部が、器具3の開口面よりも外部に露出する構成であることが望ましい。
この構成によると、天井埋め込み型の器具3を用いてランプ100を天井板2に取り付ける場合であっても、ランプ100から出射された光が天井板2によって遮断されるのを抑制することができる。
また、器具200は、ランプの口金が装着されるソケット280と、前記ランプの少なくとも一部が収容される器具本体210と、ソケット280を器具本体210に連結するための筒状体(250、260)とを備える。ここで、筒状体(250、260)は、ランプ軸方向に伸縮調整自在で、且つ、調整された長さにおいてその形態を維持することを特徴とする。
この構成によると、器具200は、筒状体(250、260)を適切な長さに伸縮調整することができる。そこで、器具200にランプを取り付ける際に、口金がソケット280に届かない場合には、筒状体(250、260)を伸ばせばよい。また、ランプと天井板との間に隙間が生じてしまう場合には、筒状体(250、260)を縮めればよい。このように、器具200は、ランプの取付時に生じる不具合を解消して、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、照明装置300は、光源20および光源20が収容された筐体(50、60)を備えるランプ301と、ランプ301の少なくとも一部が収容されるランプ収容部320aとを備える。ここで、筺体(50、60)は、ランプ軸方向に伸縮調整自在で、且つ、調整された長さにおいてその形態を維持することを特徴とする。
この構成によると、照明装置300を天井板に取り付ける際に、天井板に設けられた開口とランプとの位置関係を、ユーザの好みに合うように変更することができる。
ここで、照明装置300は、筺体50に接続されたモータ305を備える。また、照明装置300は、前記筺体の伸縮度合に係る指示を外部から受け付ける指示検出回路304aと、受け付けた前記指示に応じて前記筺体を伸縮させるためにモータ305を駆動させるモータ駆動回路304cとを備えてもよい。
この構成によると、ユーザは、遠隔操作によりランプ301の位置を変更することが可能となる。
1、100、400、500、600、700、800 ランプ
20、620、820 発光モジュール(光源)
40 ストッパ部材(制動部材)
41 基部
42 舌片
50 ケース(第1筒状体)
60 口金ホルダ(第2筒状体)
80 口金
110 光源保持部(筐体)
111 軸受部(連結機構)
150 ケース(筐体)
151 軸部(連結機構)
3、200 器具
210 器具本体
250 筒状体
260 ソケットホルダ(筒状体)
280 ソケット
300 照明装置
320a ランプ収容部
304a 指示検出回路
304c モータ駆動回路
305 モータ
440 ピン(スライドを制止する部材)
450 ケース(筐体)
460 口金ホルダ(筐体)
451、461 貫通孔
550 蛇腹管(筐体)
650、750、850 外部ケース(第1筒状体)
660、760、860 回路ケース(第2筒状体)
640、640a、740、851 爪部材(スライドを制止する部材)
651、761 爪受け部材(スライドを制止する部材)
790 ロック機構(スライドを制止する部材)
891 凸部(スライドを制止する部材)
862 凹部

Claims (6)

  1. 光源、前記光源が収容された筐体、および、前記筺体に設けられた口金を有するランプと、
    前記口金が装着されて前記ランプの姿勢を保持する器具とを備え、
    前記筐体は、第1筒状体と、当該第1筒状体よりも筒径の小さな第2筒状体とを有し、前記第1筒状体に前記第2筒状体がスライド自在に内挿されて、ランプ軸方向に伸縮調整自在であり、
    前記ランプは、更に、前記第1筒状体と前記第2筒状体のスライド移動を制止するロック機構を備え、
    前記第2筒状体は、前記第1筒状体に内挿される側の端部が先細り形状になっており、
    前記ロック機構は、
    前記第1筒状体と前記第2筒状体との間に介挿され、円板状の基部と、前記円板状の基部の外周縁からランプ軸方向に沿って延出した複数の舌片とで構成される籠型形状を有する制動部材と、
    ランプ軸と同軸上に配され、前記制動部材の籠型形状の内部の空間に前記第2筒状体の先細り形状部分を挿入した状態で、前記制動部材を前記第2筒状体に保持するねじと、を備え、
    前記第1筒状体の内側面には、ランプ軸方向に沿って伸びる縦溝が形成されると共に、前記制動部材の基部には、径方向に突出する突起部を有し、前記縦溝に前記突起部が係合することにより、前記第1筒状体に対する前記制動部材のランプ軸回りの回転が規制されており、
    前記ねじは、前記制動部材と前記第2筒状体のいずれか一方に固定されると共に、他方に螺合しており、前記第1筒状体と前記第2筒状体をランプ軸回りに相対的に回転させて、前記ねじを螺入させることにより、前記第2筒状体の先細り形状部分が前記制動部材の基部に接近し、前記先細り形状部分の径のより大きい部分が前記舌片の自由端に係合して、当該自由端を径方向外側に押し広げて、前記第1の筒状体の内側面に圧接させることにより、前記スライド移動が制止される
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記筺体は、伸縮調整自在な部分と、光源が収容される部分とから成り、
    前記ランプは、更に、前記光源が収容される部分を前記伸縮調整自在な部分に対して回転自在、且つ、揺動自在に連結する連結機構を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記器具は、内部に前記ランプを収容するランプ収容部を有し、前記ランプ収容部の光射出側が開口しており、前記筺体を最長に延ばした状態において、前記ランプの発光面の少なくとも一部が、前記ランプ収容部の開口面よりも外部に露出する
    ことを特徴とする請求項に記載の照明装置。
  4. ランプの口金が装着されるソケットと、
    前記ランプの少なくとも一部が収容される器具本体と、
    前記ソケットと前記器具本体とを連結している筒状体とを備え、
    前記筒状体は、第1筒状体と、当該第1筒状体よりも筒径の小さな第2筒状体とを有し、前記第1筒状体に前記第2筒状体がスライド自在に内挿されて、ランプ軸方向に伸縮調整自在であり、
    前記筒状体は、更に、前記第1筒状体と前記第2筒状体のスライド移動を制止するロック機構を備え、
    前記第2筒状体は、前記第1筒状体に内挿される側の端部が先細り形状になっており、
    前記ロック機構は、
    前記第1筒状体と前記第2筒状体との間に介挿され、円板状の基部と、前記円板状の基部の外周縁からランプ軸方向に沿って延出した複数の舌片とで構成される籠型形状を有する制動部材と、
    ランプ軸と同軸上に配され、前記制動部材の籠型形状の内部の空間に前記第2筒状体の先細り形状部分を挿入した状態で、前記制動部材を前記第2筒状体に保持するねじと、を備え、
    前記第1筒状体の内側面には、ランプ軸方向に沿って伸びる縦溝が形成されると共に、前記制動部材の基部には、径方向に突出する突起部を有し、前記縦溝に前記突起部が係合することにより、前記第1筒状体に対する前記制動部材のランプ軸回りの回転が規制されており、
    前記ねじは、前記制動部材と前記第2筒状体のいずれか一方に固定されると共に、他方に螺合しており、前記第1筒状体と前記第2筒状体をランプ軸回りに相対的に回転させて、前記ねじを螺入させることにより、前記第2筒状体の先細り形状部分が前記制動部材の基部に接近し、前記先細り形状部分の径のより大きい部分が前記舌片の自由端に係合して、当該自由端を径方向外側に押し広げて、前記第1の筒状体の内側面に圧接させることにより、前記スライド移動が制止される
    ことを特徴とする器具。
  5. 光源および前記光源が収容された筐体を備えるランプと、
    前記筺体と接続され、前記ランプの少なくとも一部が収容されるランプ収容部とを備え、
    前記筺体は、第1筒状体と、当該第1筒状体よりも筒径の小さな第2筒状体とを有し、前記第1筒状体に前記第2筒状体がスライド自在に内挿されて、ランプ軸方向に伸縮調整自在であり、
    前記ランプは、更に、前記第1筒状体と前記第2筒状体のスライド移動を制止するロック機構を備え、
    前記第2筒状体は、前記第1筒状体に内挿される側の端部が先細り形状になっており、
    前記ロック機構は、
    前記第1筒状体と前記第2筒状体との間に介挿され、円板状の基部と、前記円板状の基部の外周縁からランプ軸方向に沿って延出した複数の舌片とで構成される籠型形状を有する制動部材と、
    ランプ軸と同軸上に配され、前記制動部材の籠型形状の内部の空間に前記第2筒状体の先細り形状部分を挿入した状態で、前記制動部材を前記第2筒状体に保持するねじと、を備え、
    前記第1筒状体の内側面には、ランプ軸方向に沿って伸びる縦溝が形成されると共に、前記制動部材の基部には、径方向に突出する突起部を有し、前記縦溝に前記突起部が係合することにより、前記第1筒状体に対する前記制動部材のランプ軸回りの回転が規制されており、
    前記ねじは、前記制動部材と前記第2筒状体のいずれか一方に固定されると共に、他方に螺合しており、前記第1筒状体と前記第2筒状体をランプ軸回りに相対的に回転させて、前記ねじを螺入させることにより、前記第2筒状体の先細り形状部分が前記制動部材の基部に接近し、前記先細り形状部分の径のより大きい部分が前記舌片の自由端に係合して、当該自由端を径方向外側に押し広げて、前記第1の筒状体の内側面に圧接させることにより、前記スライド移動が制止される
    ことを特徴とする照明装置。
  6. 前記照明装置は、更に、
    前記筺体に接続されたモータと、
    前記筺体の伸縮度合に係る指示を外部から受け付ける指示検出回路と、
    受け付けた前記指示に応じて前記筺体を伸縮させるために前記モータを駆動させるモータ駆動回路とを備える
    ことを特徴とする請求項に記載の照明装置。
JP2014193997A 2014-09-24 2014-09-24 照明装置および器具 Active JP6384757B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014193997A JP6384757B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 照明装置および器具
CN201520727229.5U CN205424470U (zh) 2014-09-24 2015-09-18 灯、灯用器具及照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014193997A JP6384757B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 照明装置および器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016066466A JP2016066466A (ja) 2016-04-28
JP6384757B2 true JP6384757B2 (ja) 2018-09-05

Family

ID=55805738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014193997A Active JP6384757B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 照明装置および器具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6384757B2 (ja)
CN (1) CN205424470U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107166188A (zh) * 2017-07-11 2017-09-15 深圳三浦本色科技有限公司 伸缩结构、吸顶灯及灯具
CN107965739A (zh) * 2017-11-20 2018-04-27 江门市泰坦尼照明电器有限公司 一种led伸缩灯
JP7102949B2 (ja) * 2018-05-29 2022-07-20 三菱電機株式会社 ランプ
CN109827091B (zh) * 2019-02-22 2024-08-16 浙江生辉照明有限公司 一种照明装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55118415U (ja) * 1979-02-15 1980-08-21
JPS5887207U (ja) * 1981-12-08 1983-06-13 松下電工株式会社 ダウンライト
JPS62191085U (ja) * 1986-05-22 1987-12-04
JP3039801U (ja) * 1997-01-20 1997-07-31 有限会社原田 雪 洞
JP2008251444A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Toshiba Lighting & Technology Corp Led電球および照明器具
JP2009129631A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Nec Lighting Ltd 照明器及びそれを用いた照明装置
JP2010010124A (ja) * 2008-05-28 2010-01-14 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置
KR101040645B1 (ko) * 2009-10-26 2011-06-10 우리조명 주식회사 매입형 조명기구
JP5510925B2 (ja) * 2010-03-02 2014-06-04 株式会社光波 電球用ソケット
JP5331043B2 (ja) * 2010-03-31 2013-10-30 シャープ株式会社 照明装置
JP2013048029A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Beat Sonic:Kk Ledランプ

Also Published As

Publication number Publication date
CN205424470U (zh) 2016-08-03
JP2016066466A (ja) 2016-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8714785B2 (en) Cap, socket device, and luminaire
JP4981390B2 (ja) Ledランプ
JP4764961B2 (ja) 電球形ランプ
JP6384757B2 (ja) 照明装置および器具
EP2336631A1 (en) Lighting device
JP5379278B2 (ja) ランプ
JP2006310207A (ja) Led照明電球
JP2010129489A (ja) ソケット装置および照明器具
JP2011044412A (ja) 照明器具
US10330295B1 (en) Swivel lamp
JP2011108396A (ja) 口金付ランプおよび照明器具
JP2007179906A (ja) 照明器具
JP6008275B2 (ja) 光源装置及びこれを用いた照明器具
JP6712167B2 (ja) 照明装置
JP2023038371A (ja) 照明装置
JP3209323U (ja) 灯具
JP5580112B2 (ja) 電球形ランプ及び照明装置
EP3118513A1 (en) Modular light-emitting device
JP2011129357A (ja) 電球形照明光源
JP6407700B2 (ja) 照明器具
KR101424633B1 (ko) 엘이디 전구
CN101802489B (zh) 周围边缘具有接触构件的灯以及灯座
JP2013098000A (ja) Led照明器具
JP2011154888A (ja) 照明器具
CN111386425B (zh) 照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180726

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6384757

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151