JP6382776B2 - ウェアラブルセンサシステム - Google Patents
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Description
人は、体温の上昇に対して、熱に弱い中枢神経を守ることを第一に血液を皮膚表面に移動させて伝導と放射により熱拡散を促進させるとともに、大量の発汗による蒸発を促して温熱ストレスを緩和している。この体温の上昇を抑えるための要素としては、非特許文献1に記載されているように、外界の環境、心機能、および血管内容量が知られている。
例えば、行政機関が発表する地域毎の暑さ指数WBGTに基づいて、飲水、塩分補給、冷所への退避、体の冷却等の適切な行動をとれば、熱中症に発展するリスクを抑えられると考えられている。
図1は、本発明の一実施の形態に係るウェアラブルセンサシステムの構成を示す図である。
図1に示されるように、本実施の形態に係るウェアラブルセンサシステム100は、例えば人に代表される生体に装着されるウェアラブルセンサ端末としての心電心拍センサ2および血流センサ3と、上記ウェアラブルセンサを装着した生体(以下、「装着者」と称する。)4が所持する携帯端末1とから構成される。
図2は、本実施の形態に係るウェアラブルセンサシステムの具体的な構成を示す図である。以下、ウェアラブルセンサシステム100を構成する各機能部について詳細に説明する。
心電心拍センサ2は、装着者4の心機能に関する情報を取得するための機能部である。 図2に示すように、心電心拍センサ2は、電極20_1〜20_n(nは2以上の整数)、心機能情報生成部21、加速度センサ22、温度センサ23、および通信部24を含む。
心機能情報生成部21は、電極20で検知された生体信号に基づいて、図3に示すような心電波形401を生成する。また、心機能情報生成部21は、図3に示すように、心電波形におけるR波とR波との時間間隔(RR間隔)を計測し、そのRR間隔の逆数から1分間の心拍数(単位はbpm)を算出する。
図4に示すように、心電心拍センサ2は、例えば、心機能情報生成部21、加速度センサ22、および温度センサ23から成るメインユニット25と、衣類5の内側(ユーザの身体に接触する側)に形成された複数の電極20_1〜20_nとが、衣類5の内部または外部に形成された配線26を介して接続されることによって実現される。
衣類5は、ユーザ(生体)が身に着けることが可能なものであればよい。図4では、衣類5としてシャツを例示しているが、パンツ、腹まき、サポータ、バンド等であってもよい。
血流センサ3は、装着者の血流に関する情報を取得するための機器である。
血流センサ3は、例えば、レーザ光を用いて生体の血流を計測する小型のLDF(Laser Doppler Flowmetry)である。血流センサ3としては、非特許文献2に記載されたLDFを例示することができる。
携帯端末1は、例えば、セルラー方式や無線LAN方式などの無線通信により通信網(図示せず)と接続され、上記通信網を介して外部のサーバ等との間で通信を行うことが可能になっている。携帯端末1としては、携帯電話、スマートフォン、およびタブレット端末等の外部の機器と通信を行うことが可能な情報処理装置を例示することができる。
図2に示されるように、携帯端末1は、位置情報取得部10、環境情報取得部11、加速度情報取得部12、心機能情報取得部13、血流情報取得部14、総合危険度算出部15、判定部16、および通知部17を含む。
ここで、環境情報とは、装着者4が存在する位置の温度に関する情報である。例えば、装着者が自ら許可することで携帯端末1にインストールされたアプリケーションプログラムを実行することにより、環境情報取得部11は環境情報を取得する。
次に、ウェアラブルセンサシステム100による熱障害に対する危険度の判定処理について説明する。
図5は、実施の形態1に係るウェアラブルセンサシステム100による熱障害に対する危険度の判定処理の手順を示す図である。
ここでは、一例として、心電心拍センサ2、血流センサ3、および携帯端末1を装着した被験者(同一人物)が、熱中症に関する注意報が出る真夏日(A日)と、注意報が出ない非真夏日(B日)の夫々の日において、図6に示す総距離3.46キロメートル、高低差18メートルのルートを歩行したときに取得した各種の実験データ(図7乃至図9参照)を用いて、ウェアラブルセンサシステム100による各処理について説明する。
ステップS1では、携帯端末1が、装着者4の生体情報、位置情報、および環境情報を収集する。例えば、装着者4が歩行を開始してから一定時間毎に、携帯端末1が、心電心拍センサ2、血流センサ3、および外部のサーバ等から、加速度情報、環境情報、心機能情報、血流情報、および位置情報を取得する。
ステップS2では、携帯端末1が、装着者の心機能に異常があるか否かを判定する(S2)。具体的には、判定部16が、心機能情報取得部12によって取得した心電波形および心拍数の何れか一方または双方の情報に基づいて、装着者の心機能が異常であるか否かを判定する。例えば、判定部16は、心電波形の乱れや心拍数が異常に高いまたは低いことを検出した場合に、心機能が異常であると判定する。
ステップS3では、携帯端末1が、環境危険度を算出する。
具体的には、先ず、総合危険度算出部15が、装着者4が屋外にいるか否かを判定する。例えば、総合危険度算出部15は、位置情報取得部10によって取得した位置情報としてのGPSの信号レベルおよび装着者4の移動距離等から、装着者4が屋外にいるか否かを判定する。
図6の場合には、被験者による歩行実験は屋外で行われていることから、環境危険度として、暑さ指数WBGTを使用する。
図7において、縦軸はWBGTおよび黒球温度(単位〔℃〕)であり、横軸は時刻である。また、参照符号501は、真夏日であるA日における歩行ルートから一番近い地域における黒球温度Tgを表し、参照符号502は、A日における歩行ルートから一番近い地域における暑さ指数WBGTを表している。
ステップS4では、携帯端末1が、装着者4の活動量を算出する。
具体的には、総合危険度算出部15が、加速度情報取得部12によって取得した各計測軸の加速度の計測値に基づいて活動量を算出する。
図8において、左側の縦軸は血流量を表し、右側の縦軸は活動量βを表している。また、横軸は、被験者が歩行を開始してからの経過時間〔秒〕を表している。図8には、上述の式(1)、(2)によって算出されたB日における活動量βの特性901と、A日における血流量の特性801と、B日における血流量の特性802とが示されている。
ステップS5では、携帯端末1が、装着者4の生体状態変化量を算出する。
具体的には、総合危険度算出部15が、生体状態変化量として、心機能情報取得部13によって取得された心拍数の情報に基づく心拍数の変化量を算出する。
図9において、縦軸は心拍数〔bpm〕を示し、横軸は被験者が歩行を開始してからの経過時間〔秒〕を表している。また、図9には、A日における被験者の心拍数の特性701と、B日における被験者の心拍数の特性702とが示されている。
ステップS6では、携帯端末1が、総合危険度を算出する。
具体的には、総合危険度算出部15が、ステップS3で算出した環境危険度と、ステップS4で算出した活動量と、ステップS5で算出した生体情報変化量とに基づいて、総合危険度を算出する。
ステップS7では、携帯端末1が、ステップS6で算出した総合危険度と閾値とを比較する。具体的には、判定部16が、総合危険度算出部15によって算出された総合危険度と閾値とを比較する。
(8)ステップS8(警告情報の通知)
ステップS8では、携帯端末1が、装着者4に対して警告情報を通知する。
具体的には、ステップS2において、判定部16によって装着者4の心機能に異常があると判定された場合には、通知部17が、装着者4に対して心機能の異常があることを示す警告情報を通知する。
以上、本実施の形態に係るウェアラブルセンサシステムによれば、ウェアラブルセンサとしての心電心拍センサ2および血流センサ3と携帯端末1とを装着したユーザが存在する位置の温度に関する情報(暑さ指数WBGTや周辺温度の情報)と、心電心拍センサ2によって取得された心機能に関する情報と、血流センサによって取得された血流に関する情報とに基づいて、生体の熱障害に対するユーザの状態を判定するので、生命を維持するために必要な情報を適切にユーザに提供することができる。
Claims (5)
- 生体から心機能に関する情報を取得する第1ウェアラブルセンサ端末と、
前記生体から血流に関する情報を取得する第2ウェアラブルセンサ端末と、
前記生体の動きを検出する第3ウェアラブルセンサ端末と、
前記生体が所持して、前記第1ウェアラブルセンサ端末によって取得された前記心機能に関する情報、前記第2ウェアラブルセンサ端末によって取得された前記血流に関する情報、および前記生体が存在する位置の暑さまたは温度に関する環境情報に基づいて、前記生体の熱障害に対する危険度を判定する判定装置とを有し、
前記判定装置は、
前記生体が存在する位置を示す位置情報として、GPSより提供される位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記環境情報と、前記第3ウェアラブルセンサ端末によって検出された前記生体の動きに基づく前記生体の活動量と、前記第1ウェアラブルセンサ端末によって取得された前記心機能に関する情報または前記第2ウェアラブルセンサ端末によって取得された前記血流に関する情報に基づいて算出される前記生体の状態変化量とに基づいて前記熱障害に関する総合危険度を算出する総合危険度算出部と、
前記総合危険度と閾値とを比較する判定部と、
前記判定部によって前記総合危険度が前記閾値より高いと判定された場合に、警告情報を出力する通知部と、を含み、
前記環境情報は、前記生体が存在する位置における湿球黒球温度、または前記生体の周辺の温度であり、
前記総合危険度算出部は、
前記位置情報取得部によって取得したGPSの信号レベルに基づいて前記生体が屋外にいるか否かを判定し、前記生体が屋外にいると判定した場合に、前記環境情報として前記湿球黒球温度を使用し、前記生体が屋内にいると判定した場合に、前記環境情報として前記周辺の温度を使用する
ことを特徴とするウェアラブルセンサシステム。 - 請求項1に記載のウェアラブルセンサシステムにおいて、
前記第3ウェアラブルセンサ端末は、加速度を計測する複数の計測軸を有する加速度センサであって、
前記総合危険度算出部は、前記加速度センサによって計測された前記複数の計測軸の加速度の計測値に基づいて前記活動量を算出する
ことを特徴とするウェアラブルセンサシステム。 - 請求項1または2に記載のウェアラブルセンサシステムにおいて、
前記総合危険度算出部は、前記状態変化量として、前記生体の心拍数の変化量、および前記生体の血流量の変化量を算出する
ことを特徴とするウェアラブルセンサシステム。 - 請求項1乃至3の何れか一項に記載のウェアラブルセンサシステムにおいて、
前記生体の血流量は、前記生体の末梢血管の血流量である
ことを特徴とするウェアラブルセンサシステム。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載のウェアラブルセンサシステムにおいて、
前記判定部は、更に、前記心機能に関する情報が異常であるか否かを判定し、
前記通知部は、前記判定部によって前記心機能に関する情報が異常であると判定された場合に警告情報を出力する
ことを特徴とするウェアラブルセンサシステム。
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