JP6381161B2 - 冗長電力接続を伴うパワーオーバーデータラインシステム - Google Patents

冗長電力接続を伴うパワーオーバーデータラインシステム Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本願は、David M.Dwelleyらによって2016年4月20日に出願された米国仮出願第62/325,364号に対する優先権を主張するものであり、該仮出願は、参照により本明細書中に援用される。
(発明の分野)
本発明は、パワーオーバーイーサネット(登録商標)(PoE)およびパワーオーバーデータライン(PoDL)等のシステムに関し、該システムでは、DC電力は、差動データラインを介して伝送され、ルーチンは、フル電圧がデータラインに適用される前に実行される。本発明は、相互接続された電力供給機器(PSE)および給電されるデバイス(PD)のシステムに特に関係しており、該システムは、システムの信頼性を向上させるために、冗長電力およびデータ経路を用いる。
(背景)
遠隔機器に給電するためのデータラインを介して電力を伝送することは公知である。パワーオーバーイーサネット(登録商標)(PoE)は、そのようなシステムの例である。PoEでは、限定された電力がイーサネット(登録商標)スイッチからイーサネット(登録商標)接続された機器(例えば、VoIP電話、WLANトランスミッタ、セキュリティカメラ等)に伝送される。イーサネット(登録商標)スイッチからのDC電力は、標準CAT−5ケーブリングにおける2組のツイストペアワイヤを介して伝送される。DC共通モード電圧はデータに影響しないので、同じ2組のツイストペアワイヤはまた、差動データ信号を伝導し得る。このようにして、給電されるデバイス(PD)に対して何らかの外部電源を提供することの必要性が排除され得る。PoEに対する標準は、IEEE802.3において制定されており、これは、参照により本明細書中に援用される。CAT−5ケーブルは、4つのツイストワイヤペアであり、ワイヤペアのうちの2つは、典型的には用いられない。
より最近の開発は、パワーオーバーデータライン(PoDL)と呼ばれ、1つのみのツイストワイヤペアが差動イーサネット(登録商標)データおよびDC電力の両方を搬送する。そのようなシステムはまた、PSEおよびPDを用いる。PoDLは、特に、最小限のワイヤリングが必要とされていることに起因して、自動車に対して魅力的である。任意の電子デバイスは、PoDLシステムによって給電され得る。自動車内のツイストワイヤペアによって伝送されるDC電圧は、通常12ボルトであり得る。IEEEは、PoDLに対して802.3bu標準を開発した。
PoEおよびPoDLの両方において、フルDC電圧がワイヤに適用される前に行われる低電力検出フェーズが存在する。検出フェーズは、PDがPoEおよびPoDLに対して互換性があることを示すPDからのシグネチャを探す。また、検出フェーズに続く低電力分類フェーズが存在し、該フェーズでは、PDの電力要求が伝達される。そして、PSEは、それが要求された電力を供給可能であることを決定した後、電源とワイヤとの間に結合されたスイッチを閉鎖することにより、フルDC電圧を供給する。種々のルーチンを実行し、スイッチを閉鎖してフルDC電圧をワイヤに適用し、そして障害を検出する、PoEに対するコントローラICが、市販されている。
PoEおよびPoDLは、PSEおよび各PDから通じている低減されたワイヤリングに起因して、自動車(および他の用途)において用いることに有利であるが、信頼性を向上させながらも要求されるワイヤリングをさらに低減することが望ましくあり得る。
一実施形態において、給電データ通信システムは、PoDLシステムであることが想定されている。全てのDC電圧は、DC結合インダクタを介してワイヤに結合され、PHY(差動イーサネット(登録商標)データを処理するための物理層デバイス)の全体は、直列キャパシタを介してワイヤに結合される。DC電圧は、MOSFET等のスイッチを介してワイヤに選択的に結合される。
マスターPSEは、自動車のバッテリ等の電源からDC電圧を受信する。マスターPSEは、第1ツイストワイヤペアに接続するための第1ポートと、第2ツイストワイヤペアに接続するための第2ポートとを有する。スレーブPDの直列リングは、マスターPSEの第1ポートに結合された端部スレーブPDを含み、マスターPSEの第2ポートに結合された他端部スレーブPDを有する。各スレーブPDは、同一のポート対を有し、各ポートは、データおよびDC電力を送信または受信し得る。1つのポートは、上流のスレーブPDに結合されており、他のポートは、下流のスレーブPDに結合されている。
一実施形態において、システムは、いかなる障害もなしに動作し、DC電力は、スレーブPDのリングの周りの時計回り方向において流れ、マスターPSEは、マスターPSEの第1ポートに接続された「右」端部スレーブPDに対する低電力検出ルーチンを実行すると想定する。シグネチャが検出された場合、マスターPSEは、フルDC電圧を「右」端部スレーブPDに接続するために、「右」スイッチを閉鎖する。そして、スレーブPDは起動し、また、その隣接するスレーブPDに対する検出ルーチンを実行する。シグネチャが検出された場合、「右」端部スレーブPDは、フルDC電圧を隣接するスレーブPDに結合するために、そのスイッチを閉鎖する。この連続検出および起動プロセスは、リング内のスレーブPDの全体に対して、それらがすべて起動されるまで、実行される。事実上、各スレーブPDは、検出ルーチンを実行し、下流のスレーブPDが正しいシグネチャを伝達した後にのみ、そのスイッチを閉鎖するので、PDおよびPSEの両方として動作する。シグネチャは、ワイヤにわたる25kオームの抵抗であり得る。スレーブPDの全体に対する全体の検出および始動プロセスは、関与しているスレーブPDの数に依存して、1秒〜数秒のオーダーであり得る。
「左」端部スレーブPDは、マスターPSEに隣接しており、その第2ポートに接続されている。「左」端部スレーブPDは、最後に起動され、そしてそれは、その第2ポートにおけるマスターPSEに対して検出ルーチンを実行し、そして、マスターPSEの第2ポートにつながっているワイヤに対してDC電圧を結合することが続く。このようにして、マスターPSEはまた、隣接するスレーブPDにシグネチャ(例えば、25kオーム)を提供し、スレーブPDが、DC電圧をマスターPSEの第2ポートに結合することを把握することを可能にするので、PDとしても機能する。
マスターPSEは、そして、その第2ポートにおいてDC電圧の存在を検出し、リングに沿って障害がないことを把握する。システムは、そして、通常の態様で動作させられる。
リングに沿って開回路または短絡回路が存在する場合、マスターPSEは、所定の時間内にその第2ポートにおいてDC電圧を受信しないことがあり得、電力をその第1ポートおよび第2ポートに供給し得、その結果、DC電圧が、時計回り方向および反時計周り方向の両方においてスレーブPDに連続的に適用される。スレーブPDおよびマスターPSEの各々は、2組の同一のポートを有しているので、DC電力およびデータは、リングに沿っていずれの方向にも流れ得る。
短絡回路または開回路が、リング内の2つのスレーブPDの間に存在する場合、検出ルーチンは失敗し得、検出ルーチンを実行しているスレーブPDは、いかなるDC電圧も失敗したワイヤリングに結合されないように、そのスイッチを開放したままにし得る。同様に、障害ワイヤの他端部上のスレーブPDは、他の検出に由来するDC電圧によって起動させられ得、そしてまた、隣接する下流のスレーブPDに対して検出ルーチンを実行し得る。この検出ルーチンはまた、失敗であり得、スレーブPDは、DC電圧を障害ワイヤに供給しないように、そのスイッチを開放したままにし得る。このようにして、障害は、スレーブPDの間でそれらの開放スイッチによって隔絶され、DC電力は、時計回り方向および反時計まわり方向の両方において、スレーブPDの全体に提供される。
関連する実施形態において、PDは、リング内で接続されていないが、第1マスターPSEと第2マスターPSEとの間で直列に接続されている。プロセスは、上述のプロセスに類似しており、第1マスターPSEは、DC電圧を1つの方向におけるスレーブPDの全体に供給する。各スレーブPDは、DC電圧を下流のスレーブPDに結合する前に、検出ルーチンを実行する。第2マスターPSEが、DC電圧がスレーブPDの全体に対して連続的に適用されたことを検出した場合、システムは、通常に動作する。第2マスターPSEが、DC電圧がスレーブPDの全体に対して所定の時間内に適用されたことを検出しない場合、それは、検出ルーチンを実行した後、その隣接するスレーブPDにDC電圧を適用し得る。このようにして、ワイヤ障害は、2つのスレーブPDの間で隔絶され、スレーブPDの全体はなおも、依然として、2つの検出に由来するDC電圧により、給電され得る。
本発明は、PoEシステム、PoDLシステム、および他の関連するシステムに対して適用され得る。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
給電されるデータ通信システムであって、
第1ポートおよび第2ポートを有するマスターデバイスであって、上記マスターデバイスは、電圧源から上記第1ポートにDC電圧を適用するように構成されている、マスターデバイスと、
複数のスレーブデバイスであって、各スレーブデバイスは、第3ポートおよび第4ポートを有する、複数のスレーブデバイスと、
上記マスターデバイスの上記第1ポートおよび上記第2ポートの間のリングにおいて、上記スレーブデバイスを上記マスターデバイスに、上記スレーブデバイスの第3ポートおよび第4ポートを介して直列接続しているコンダクタであって、第1端部スレーブデバイスは、上記マスターデバイスの上記第1ポートに結合されており、第2端部スレーブデバイスは、上記マスターデバイスの上記第2ポートに結合されており、上記コンダクタは、上記DC電圧およびデータを同時に搬送するように構成されている、コンダクタと
を含み、
上記複数のスレーブデバイスは、上記スレーブデバイスにおけるスイッチを閉鎖することにより、上記リングの周りの第1方向における隣接する下流のスレーブデバイスにDC電圧を連続的に適用することにより、上記第1端部スレーブデバイスから開始し、上記第2端部スレーブデバイスで終了するように、連続的に起動されるように構成されており、
上記マスターデバイスは、上記マスターデバイスの上記第2ポートにおける上記DC電圧の存在を検出することにより、上記DC電圧が上記スレーブデバイスの全体に連続的に適用されたかどうかを検出するように構成されており、上記マスターデバイスが上記第2ポートにおける上記DC電圧の存在を検出しない場合、上記マスターデバイスは、上記第1ポートおよび上記第2ポートの両方に上記DC電圧を適用し、上記スレーブデバイスの上記リングの周りの上記第1方向および第2方向の両方において上記スレーブデバイスを連続的に起動するように構成されている、システム。
(項目2)
上記スレーブデバイスおよび上記マスターデバイスは、上記隣接する下流のスレーブデバイスに上記DC電圧を適用する前に、上記隣接する下流のスレーブデバイスに対する検出ルーチンを実行するように構成されている、上記項目に記載のシステム。
(項目3)
上記スレーブデバイスは、上記隣接する下流のスレーブデバイスにおけるシグネチャインピーダンスの存在を検出することによって、上記検出ルーチンを実行し、そして、上記DC電圧を上記隣接する下流のデバイスに適用するように構成されている、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目4)
上記マスターデバイスは、上記DC電圧を上記第1ポートに結合された上記コンダクタに接続するために、上記第1ポートに結合された第1スイッチを含み、そして、上記DC電圧を上記第2ポートに結合された上記コンダクタに接続するために、上記第2ポートに結合された第2スイッチを含む、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目5)
上記マスターデバイスは、上記第1スイッチおよび上記第2スイッチの開放および閉鎖を制御し、それぞれ、上記第1ポートおよび上記第2ポートに上記DC電圧を適用するように構成されたマスターコントローラを含む、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目6)
上記スレーブデバイスは、関連付けられたスレーブデバイスに上記DC電圧を結合し、上記関連付けられたスレーブデバイスを起動するために、上記第3ポートに結合された第3スイッチを含み、上記スレーブデバイスは、下流のスレーブデバイスを起動するために、上記コンダクタに上記DC電圧を結合するために、上記第4ポートに結合された第4スイッチをさらに含む、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目7)
上記スレーブデバイスは、上記関連付けられたスレーブデバイスに対する上記DC電圧およびそこからの上記DC電圧を伝導するように、上記第3スイッチおよび第4スイッチの開放および閉鎖を制御するように構成されたスレーブコントローラを含む、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目8)
上記DC電圧は、インダクタを介して上記コンダクタに結合されている、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目9)
上記スレーブデバイスの各々は、AC結合構成要素を介して上記コンダクタ上の差動データを受信するためのPHYを含む、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目10)
上記コンダクタは、上記DC電圧および差動データの両方を搬送するツイストワイヤペアを含む、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目11)
上記システムは、パワーオーバーデータライン(PoDL)システムである、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目12)
上記システムは、パワーオーバーイーサネット(登録商標)(PoE)システムである、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目13)
給電されるデータ通信システムによって実行される方法であって、
マスターデバイスにより、上記マスターデバイスの第1ポートにDC電圧を提供することであって、上記マスターデバイスはまた、第2ポートも有し、
各々が第3ポートおよび第4ポートを有する複数のスレーブデバイスは、上記DC電圧およびデータを同時に搬送するように構成されたコンダクタを介して上記第1ポートと上記第2ポートとの間に直列的に接続されており、第1端部スレーブデバイスが、上記マスターデバイスの上記第1ポートに結合されており、第2端部スレーブデバイスが、上記マスターデバイスの上記第2ポートに結合されている、ことと、
上記スレーブデバイスにおけるスイッチを閉鎖することにより、上記リングの周りの第1方向における隣接する下流のスレーブデバイスに上記DC電圧を連続的に適用することにより、上記第1端部スレーブデバイスから開始し、上記第2端部スレーブデバイスで終了するように、上記複数のスレーブデバイスを連続的に起動することと、
上記マスターデバイスにより、上記マスターデバイスの上記第2ポートにおける上記DC電圧の存在を検出することにより、上記DC電圧が上記スレーブデバイスの全体に連続的に適用されたかどうかを検出することと、
上記マスターデバイスが上記第2ポートにおける上記DC電圧の存在を検出しない場合、上記マスターデバイスにより、上記第1ポートおよび上記第2ポートの両方に上記DC電圧を適用し、上記スレーブデバイスの上記リングの周りの上記第1方向および第2方向の両方において上記スレーブデバイスを連続的に起動することと
を含む、方法。
(項目14)
上記リングの周りの上記第1方向における隣接する下流のスレーブデバイスに上記DC電圧を適用する前に、上記隣接する下流のスレーブデバイスに対する検出ルーチンを実行することをさらに含む、上記項目に記載の方法。
(項目15)
給電されるデータ通信システムであって、
第1ポートを有する第1マスターデバイスであって、上記第1マスターデバイスは、DC電圧を提供し、上記DC電圧を上記第1ポートに適用するように構成されている、第1マスターデバイスと、
第2ポートを有する第2マスターデバイスであって、上記第2マスターデバイスは、上記DC電圧を提供し、上記DC電圧を上記第2ポートに適用するように構成されている、第2マスターデバイスと、
上記第1マスターデバイスと上記第2マスターデバイスとの間に直列的に接続された複数のスレーブデバイスであって、各スレーブデバイスは、第3ポートおよび第4ポートを有する、複数のスレーブデバイスと、
上記第1マスターデバイスの上記第1ポートと上記第2マスターデバイスの上記第2ポートとの間で、それらの第3ポートおよび第4ポートを介して、上記スレーブデバイスに直列接続されたコンダクタであって、第1端部スレーブデバイスが、上記第1マスターデバイスの上記第1ポートに結合されており、第2端部スレーブデバイスが、上記第2マスターデバイスの上記第2ポートに結合されており、上記コンダクタは、上記DC電圧およびデータを同時に搬送するように構成されており、
上記複数のスレーブデバイスは、上記スレーブデバイス内のスイッチを閉鎖することにより、第1方向における隣接する下流のスレーブデバイスに上記DC電圧を連続的に適用することにより、上記第1端部スレーブデバイスから開始し、上記第2端部スレーブデバイスで終了するように、連続的に起動されるように構成されるように構成されている、コンダクタと
を含み、
上記第2マスターデバイスは、上記第2マスターデバイスの上記第2ポートにおける上記DC電圧の存在を検出することにより、上記DC電圧が上記スレーブデバイスの全体に適用されたかどうかを検出するように構成されており、上記第2マスターデバイスが上記第2ポートにおける上記DC電圧の存在を検出しない場合、上記第2マスターデバイスは、上記第2ポートに上記DC電圧を適用し、第2方向における上記スレーブデバイスを連続的に起動するように構成されている、システム。
(項目16)
上記スレーブデバイスおよび上記第1マスターデバイスは、隣接する下流のスレーブデバイスに上記DC電圧を適用する前に、上記隣接する下流のスレーブデバイスに対する検出ルーチンを実行するように構成されている、上記項目に記載のシステム。
(項目17)
上記第1マスターデバイスは、上記第1ポートに結合された上記コンダクタに上記DC電圧を接続するために、上記第1ポートに結合された第1スイッチを含み、上記第2マスターデバイスは、上記第2ポートに結合された上記コンダクタに上記DC電圧を接続するために、上記第2ポートに結合された第2スイッチを含む、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目18)
上記第1マスターデバイスは、上記第1ポートに上記DC電圧を適用するように、上記第1スイッチの開放および閉鎖を制御するように構成された第1マスターコントローラを含み、上記第2マスターデバイスは、上記第2ポートに上記DC電圧を適用するように上記第2スイッチの開放及び閉鎖を制御するように構成された第2マスターコントローラを含む、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目19)
上記スレーブデバイスは、関連付けられたスレーブデバイスに上記DC電圧を結合し、上記関連付けられたスレーブデバイスを起動するために、上記第3ポートに結合された第3スイッチを含み、上記スレーブデバイスは、下流のスレーブデバイスを起動するために、上記コンダクタに上記DC電圧を結合するために、上記第4ポートに結合された第4スイッチをさらに含む、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(項目20)
上記スレーブデバイスは、スレーブコントローラを含み、上記スレーブコントローラは、上記関連付けられたスレーブデバイスに対する上記DC電圧およびそこからの上記DCを伝導するように、上記第3スイッチおよび第4スイッチの開放および閉鎖を制御するように構成されている、上記項目のいずれか一項に記載のシステム。
(摘要)
一実施形態において、マスターデバイスは、第1ポートおよび第2ポートを有し、最初に、該第1ポートのみにDC電圧を適用する。各スレーブデバイスが第3ポートおよび第4ポートを有する複数のスレーブデバイスは、コンダクタを介してリング内のマスターデバイスに直列に接続されており、第1ポートで開始し、第2ポートで終了する。コンダクタは、DC電圧および差動データを同時に搬送する。各スレーブデバイスは、検出ルーチンを実行した後、リングの周りの第1方向における隣接する下流のスレーブデバイスにDC電圧を連続的に適用する。マスターがその第2ポートにおいてDC電圧の存在を検出しない場合、マスターデバイスは、DC電圧を第1ポートおよび第2ポートの両方に適用し、スレーブデバイスのリングの周りの両方向におけるスレーブデバイスを連続的に起動する。
図1は、スレーブPD/PSEのリングに接続されたマスターPD/PSEを図示しており、ここでは、いかなる障害も存在せず、各スレーブPD/PSEが検出ルーチンを実行し、下流のスレーブPD/PSEに対してDC電圧を結合するためにスイッチを閉鎖した後に、DC電圧は、時計回り方向のスレーブPD/PSEに対して連続的に適用される。 図2は、図1のシステムを図示しており、ここでは、ワイヤ障害が存在し、スレーブPD/PSEの全体が給電され、障害セクションが開放スイッチによって隔絶されるように、マスターPD/PSEは、時計回り方向および反時計まわり方向の両方において、DC電圧を供給する。 図3Aおよび3Bは、それぞれ、通常動作の間における、ワイヤ障害が存在する場合における、図1および2のシステムの動作を記載するフローチャートである。 図3Aおよび3Bは、それぞれ、通常動作の間における、ワイヤ障害が存在する場合における、図1および2のシステムの動作を記載するフローチャートである。 図4は、実質的に相互の鏡像である2つのポートを有する単一のスレーブPD/PSEの例を図示しており、ここでは、スレーブPD/PSEコントローラICは、いずれかのポートに対する検出ルーチンを実行し、そして、いずれかのポートに結合されたワイヤにDC電圧を結合するように、MOSFETスイッチを制御する。 図5は、図4のスレーブPD/PSEコントローラICにおける特定の機能ブロックを図示している。 図6は、マスターPD/PSEの例を図示しており、これは、ツイストワイヤペアを介してではなく外部源(例えば、バッテリ)からDC電力を受信することを除き、スレーブPD/PSEに類似している。 図7は、スレーブPD/PSEが2つのマスターPSEの間に接続される本発明の別の実施形態を図示している。 図8は、図7のシステムを図示しているが、ここでは、2つのスレーブPD/PSEの間にワイヤ障害が存在する。 図9Aおよび9Bは、それぞれ、通常動作の間における、ワイヤ障害が存在する場合における、図7および8のシステムの動作を記載するフローチャートである。 図9Aおよび9Bは、それぞれ、通常動作の間における、ワイヤ障害が存在する場合における、図7および8のシステムの動作を記載するフローチャートである。 同一または同等の要素は、同一数字によってラベル付けされている。
図1および2は、本発明の一実施形態にしたがうPoDLシステムを図示している。図1および2のシステムによって実行される方法が、図3Aおよび3Bのフローチャートを参照して記載され得る。「PD/PSE」または「PSE/PD」という用語の使用は、ワイヤ障害が存在せず、DC電圧がリングの周りで時計回りに連続的に適用された場合に、各デバイスの1つの側(PD側)が、上流のデバイスから電力を受信し、各デバイスの他の側(PSE側)が、下流デバイスにDC電力を送達することを伝達している。
図1において、マスターPD/PSE12(図6においてより詳細に示されている)は、電圧源14から電圧を受信する。電圧源14は、バッテリであり得る。マスターPD/PSE12は、第1ポート16および第2ポート18を有する。各ポートは、ツイストワイヤペア20における第1ワイヤに対する第1端子と、ワイヤペア20における第2ワイヤに対する第2端子とを含む。ワイヤペア20は、電圧源14から全二重差動イーサネット(登録商標)データおよびDC電圧を搬送する。以後詳細に記載され得るように、マスターPD/PSE12およびスレーブPD/PSEは、ACデータおよびDC電圧をワイヤペア20に結合したり、それから分断したりするために、AC結合/分断構成要素およびDC結合/分断構成要素を用いる。マスターPS/PSE12は、ワイヤペア20上の伝送のために、追加的に、マスターPD/PSE12におけるDC/DCコンバータを介して、外部電圧源14からのDC電圧をより適切な電圧に変換し得る。
スレーブPD/PSEは、#1から#nまでにラベル付けされており、これらがワイヤペア20を介してそれらの電力を受信することのみを除き、マスターPD/PSE12に類似している。スレーブPD/PSEの詳細は、図4において示されている。各スレーブPD/PSEは、2つの同一のポートを有しており、ここでは、データおよびDC電圧の方向に依存して、1つのポートが、隣接するスレーブPD/PSE(またはマスターPD/PSE12)からワイヤペア20上のAC信号およびDC信号を受信し、他のポートは、それの他の隣接するスレーブPD/PSE(またはマスターPD/PSE12)にAC信号およびDC信号を転送する。
各スレーブPD/PSEおよびマスターPD/PSE12は、ワイヤに結合された2つの別々に制御可能なハイブリッドPSE/PDインターフェースを有する。PSEインターフェースとして構成された場合、ハイブリッドインターフェースのうちの1つは、左側スイッチを介して左側の隣接するスレーブPD/PSEにDC電圧を調達し得、その一方で、他のハイブリッドインターフェースは、右側のスイッチを介して右側の隣接するスレーブPD/PSEからDC電圧を受信するために、PDとして構成され得る。これは、マスターPD/PSE12およびスレーブPD/PSEが、DC電圧がスレーブPD/PSEリングの周りで時計回り方向に移動するかまたは反時計回り方向(ワイヤ障害の場合)に移動するかを決定することを可能にする。
図1のシステムによって実行される方法を記載する前に、スレーブPD/PSEおよびマスターPD/PSE12の追加的詳細が、図4〜6を参照して記載され得る。
図4は、スレーブPD/PSE#1〜#nのうちの任意の1つを図示している。左ポート16および右ポート18は、ワイヤペア20(図1)セグメントに接続されており、それは、隣接するスレーブPD/PSEまたはマスターPD/PSE12のポートに接続している。左側回路および右側回路は、同一であり、冗長を回避するために、本記載は主に、左側回路を記載し得る。
ポート16および18において、通常25kオームであるワイヤペア20にわたって接続されたシグネチャレジスタ(図示されず)が存在し得る。このシグネチャレジスタは、隣接するデバイスがPoDL互換性であるかどうかを検出するために、ハンドシェーキングルーチンを実行する場合に、隣接するスレーブPD/PSEまたはマスターPD/PSE12によって検出される。ハンドシェーキングルーチンは、25kオーム周辺の規定範囲内にシグネチャインピーダンスが存在するかどうかを検出する低電力ルーチンを含む。このような検出ルーチンは、周知であり、IEEEによって確立されたPoEに対する検出ルーチンに類似し得る。ハンドシェーキングルーチンはまた、スレーブPD/PSEの要求された電力使用および他の特性を検出する低電力分類ルーチンを実行し得る。このような分類は、ワイヤにわたる特定の構成要素(図示されず)によって伝達され得、そのような構成要素は、例えば、その値が動作特性を伝達するZenerダイオードまたは他の構成要素のようなものである。他の検出および分類技術が構想されるが、本発明に対しては必須ではない。
スレーブPD/PSEコントローラ26は、ステートマシン等のプログラムされたマイクロプロセッサまたはプログラムされたファームウェアを用いて種々のルーチンを実行するICであり得る。
隣接するスレーブPD/PSEまたはマスターPD/PSEが、データおよびDC信号を搬送する場合、整合させられたAC結合キャパシタ対28は、差動イーサネット(登録商標)データのみをPHY30へと通過させ、データは、マイクロコントローラと共にメディアアクセスコントローラを含むスレーブPD/PSEにおけるデータ処理ユニット34によって処理される。データ処理ユニット34は、従来式であり得る。ワイヤペア上のDC電圧は、整合させられたインダクタ対36を介して、スレーブPD/PSEコントローラ26の入力に、そして、スレーブPD/PSEの残部の負荷35(データ処理ユニット34を含む)にDC結合される。PD/PSEコントローラ26は、スレーブPSE/PDモード選択コントローラ37および左および右PSE/PDハイブリッドインターフェース38を含んで示されている。
低電力ハンドシェーキングルーチンおよびワイヤペア上のDC電圧の検出は、スイッチ40をバイパスするコンダクタ39によって実行される。
スレーブPD/PSEがそれの右側の隣接するスレーブPD/PSEまたはマスターPD/PSE12からDC電力を受信すると想定した場合、スレーブPD/PSEコントローラ26は、(コンダクタ42を介して)ワイヤペア上のDC電圧が、閾値を上回ることを感知し、それの右側スイッチ44を閉鎖する。スレーブPD/PSEは、ここで、起動され、左側の隣接するスレーブPD/PSEに対してハンドシェーキングルーチンを実行する。スレーブPD/PSEが、ハンドシェーキングルーチンの後、左側のスレーブPD/PSEが、PoDL互換性があることを決定した場合、スレーブPD/PSEは、DC電圧をワイヤペア20に転送して、左側の隣接するスレーブPD/PSEを起動するために、左側スイッチ40を閉鎖する。本質的に、スイッチ40および44の両方の閉鎖は、インダクタ36を介して左ワイヤペア20を右ワイヤペア20に接続する。PSE/PDハイブリッドインターフェース38のPSE入力ポートは、いずれかの側からスレーブ回路の全体に給電するために、スイッチ40/44のうちのいずれか1つを介してDC電圧を受信する。PSE/PDハイブリッドインターフェース38のPD出力ポートは、関連付けられたスイッチ40または44を介して、1つの側からの入来DC電圧を他の側のワイヤペア20に結合する。PoEに対するPDおよびPSEコントローラは、周知であり、PoEコントローラソフトウェアおよびハードウェアをPoDLルーチンを実行するために適合させることは、当業者によって容易になされ得る。
従来式のメディア依存インターフェース(MDI)は、ワイヤペアをスレーブPD/PSEに結合する。
左側回路および右側回路は同一なので、スレーブPD/PSEは、連続起動がその特定のスレーブPD/PSEに対して時計回りであるかまたは反時計回りであるかに依存して、いずれの側からもDC電力を受信し、それをいずれの側のPD/PSEにも転送し得る。
図5は、スレーブPD/PSEコントローラ26における種々の機能ユニットを図示している。ワイヤペアによって供給された公称12ボルト(自動車用途を想定)は、DC/DCコンバータ50により、スレーブPD/PSE負荷に対する適切な電圧に変換される。プログラムされたマイクロプロセッサ52またはファームウェアデバイスは、種々のルーチンを実行し、種々のスイッチを制御する。検出器/ドライバ54は、入来信号を検出し、スイッチを制御するために用いられる種々の構成要素を含む。検出器/ドライバ54はまた、電流を検出し、電流が閾値を超えている(障害を示している)場合、PSE/PDハイブリッドインターフェース38における状態ポートにおける制御信号を用いて、スイッチ40/44をターンオフする。スイッチ40および44は、コントローラ26のICに対して内部または外部に存在し得る。
マスターPD/PSE12は、図6に示されており、そのソフトウェアおよびマスターPD/PSE12が、ワイヤペア20を介してではなく、マスターPD/PSE12の電力入力端子に接続された外部DC電圧源14によって給電されることを除き、スレーブPD/PSEに類似し得る。したがって、スレーブPD/PSEの構成要素を識別するために用いられる同一の参照番号は、マスターPD/PSE12における類似の構成要素を識別するためにも用いられる。マスターPD/PSE12は、リングにおけるスレーブPD/PSEの全体に給電する連続プロセスを開始する。マスターPD/PSEコントローラ58は、ソフトウェアを除き、図5のスレーブPD/PSEコントローラ26に類似し得る。
図1の例において、ワイヤ障害が存在しない(例えば、リングの周りのワイヤペア20において短絡回路または開回路が存在しない)と想定する。マスターPD/PSE12内のマスターコントローラにおけるソフトウェア(またはファームウェア)は、DC電圧がリングの周りで時計回りに伝播すべきことを決定し、「右側」スイッチ44(図6)を閉鎖し、マスターPD/PSE12と右側の隣接するスレーブPD/PSE#1との間のワイヤペア20上のみにDC電圧を供給する。図6において、PSE/PDハイブリッドインターフェース38のPSE入力ポートは、その関連付けられたワイヤペア20に結合される。スイッチ40または44の閉鎖は、電圧源14を左側または右側のワイヤペア20あるいはそれらの両方に接続する。
図3Aのフローチャートは、ワイヤ障害が存在しない場合の方法を記載している。図3Aのステップ60において、マスターPD/PSE12は、DC電圧源14から電圧を受信し、起動する。
ステップ62において、スレーブPD/PSEの時計回りの連続起動を仮定すると、マスターPD/PSE12は、右側の隣接するスレーブPD/PSE#1に対してワイヤペア20を介して低電力検出ルーチン(および随意で分類ルーチン)を実行する。代替的に、マスターPD/PSE12は、反時計回りのスレーブPD/PSE起動ルーチンを開始し得る。検出フェーズの間、マスターPD/PSE12は、ツイストワイヤペア20を介して、スレーブPD/PSE#1に対して固定間隔で第1電流制限電圧を適用し、そして、結果としての電流を検出することによってスレーブPD/PSE#1(約25kオーム)の特性インピーダンスを探す間、固定間隔で第2の電流制限電圧を適用する。
ステップ64において、正しいシグネチャインピーダンスが検出された場合、マスターPD/PSE12は、スレーブPD/PSE#1が、PoDL互換性であることを想定し、スレーブPD/PSE#1が、そのDC結合インダクタ36(図4)を介してフルDC電圧を受信するように、その右側スイッチ44(図6)を閉鎖する。スレーブPD/PSEコントローラ26は、電圧が特定の閾値よりも上であることを検出し、そして、フルDC電圧をそのDC/DCコンバータ50(図5)に結合し、スレーブPD/PSE#1を完全に起動させるために、それの左側スイッチ40を閉鎖する。スレーブPD/PSE#1は、ここで、そのPHY30を介してイーサネット(登録商標)データを受信したり、伝送したりし得る。
ステップ66において、新たに起動されたスレーブPD/PSE#1は、その下流のスレーブPD/PSE#2に対して同一の検出ルーチンを自動的に実行する。シグネチャインピーダンスが検出された場合、スレーブPD/PSE#1は、DC電圧をスレーブPD/PSE#2に結合するために、その右側スイッチ44を閉鎖する。スレーブPD/PSE#2は、DC電圧が閾値よりも上であることを検出した後、その左側スイッチ40を閉鎖し、完全に起動する。
ステップ68において、スレーブPD/PSEの全体が起動されるように、同一のプロセスが、スレーブPD/PSE#3〜#nの全体によって連続的に実行される。起動時間は、リングにおけるスレーブPD/PSEの数に依存して、わずか1〜2秒であり得る。
ステップ70において、マスターPD/PSEコントローラ58(図6)は、スレーブPD/PSE#nが、所定の時間内(例えば、1〜4秒)に、マスターPD/PSE12の左ポート16においてDC電圧を提供したことを検出し、それにより、スレーブPD/PSEの全体が起動され、ワイヤ障害が存在しないことを決定する。同一の技術が、反時計回りの態様でスレーブPD/PSEを連続的に起動することにより、実行され得る。
図2および3Bは、スレーブPD/PSE#4〜#n−1の間のセグメントにおいて、ワイヤ障害(例えば、短絡ワイヤまたは開ワイヤ等)が存在する状況を図示している。図2において、マスターの識別は、その機能がポート16および18の両方にDC電力を提供することであるので、マスターPSE/PSE12として示されている。同様に、障害の間における左側のスレーブデバイスを記載する場合、「PD」および「PSE」の順番は、それらが、それらの右ポート18から電力を受信し、それらの左ポート16に電力を提供することを伝達するために、逆転される。
図3Bのステップ76において、既述のように、起動シーケンスは、スレーブPD/PSE#4が、ワイヤ障害に起因して、スレーブPD/PSE#n−1におけるシグネチャインピーダンスを検出することができなくなるまで、時計回りに進行する。したがって、スレーブPD/PSE#4は、その右側スイッチ44を閉鎖しない。
ステップ78において、マスターPSE/PSE12は、DC電圧が所定の時間内にその左ポート16に適用されなかったことを検出し、リングにおけるどこかの場所における障害を示す。
マスターPSE/PSE12が、 その左側からDC電圧を検出しないことに応答して、マスターPSE/PSE12は、第2ルーチンを開始し、これにより、上述した同一の検出/スイッチングシーケンスが、マスターPSE/PSE12の左側で開始する。スレーブPSE/PD#nを開始するスレーブPSE/PDは、そして、ワイヤ障害に遭遇するまで、種々のスイッチ40および44の閉鎖により、連続的に反時計回りに起動される。この時点において、スレーブPD/PSE(およびPSE/PD)の全体は、マスターPSE/PSE12からのDC電圧の時計回りおよび反時計回りの適用に起因して、起動される。
ステップ84において、ワイヤ障害は、その左側および右側のスイッチ40または44を開くことにより、隔絶される。スレーブPD/PSE#4またはPSE/PD#n−1は、イーサネット(登録商標)データ信号を介して、マスターPSE/PSE12までのワイヤペア20を介する障害の位置を識別し得、問題を識別するために、警報がトリガされ得る。
上記プロセスは、特に、電力の冗長性が高い信頼性に対して重要であるシステムに対して特に有益である。「リング」という用語は、スレーブPD/PSEの閉鎖したストリングを記載するために用いられ、リングの形状は、重要ではなく、蛇行、長方形、円形、または任意の他の形状であり得る。
図7〜9Bは、同一のマスターPD/PSE12およびスレーブPD/PSEの別の構成を図示しており、ここでは、リングの代わりに、スレーブPD/PSEは、2つの同一のマスターPD/PSE90および92の間に直列に接続されている。マスターPD/PSE90および92の両方は、それらの電力端子において(それらのポート16および18を介さずに)、それぞれの電圧源14および93からDC電力を受信する。マスターPD/PSE90および92ならびにスレーブPD/PSEの機能は、ワイヤ障害が存在するかどうかに依存して変更され、その結果、ラベルPDおよびPSEは、同一回路の各側の異なる機能を反映するように、図7および8において変更される。
図7は、ワイヤ障害が存在しないと想定され、図9Aのフローチャートが適用される。ステップは図3Aに記載されているステップに非常に類似しているので、フローチャートは省略される。
図9Aのステップ96において、マスターPSE90は、その検出ルーチンを実行し、下流のスレーブPD/PSE#1が、PoDL互換性であるとして検出された場合に、その右スイッチ44を閉鎖し、スレーブPD/PSE#1を起動する。
ステップ98において、各連続スレーブPD/PSEは、同一の検出ルーチンを実行し、スレーブPD/PSEの全体を連続的に起動するために、その右スイッチ44を閉鎖する。
ステップ100において、端部マスターPD92は、所定の時間内におけるその左ポート16に対するDC電圧の適用を検出し、ワイヤ障害が存在しないことを決定する。
図8および9Bは、スレーブPD/PSE#1とスレーブPSE/PD#2との間にワイヤ障害が存在することを想定する。図9Bのステップ104において、マスターPSE90は、その検出ルーチンを実行し、下流のスレーブPD/PSE#1が、PoDL互換性であることが検出された場合、その右スイッチ44を閉鎖し、スレーブPD/PSE#1を起動する。
ステップ106において、各連続スレーブPD/PSEは、同一の検出ルーチンを実行し、ワイヤ障害の左側に対する全てのスレーブPD/PSEを連続的に起動するために、その右スイッチ44を閉鎖する。
ステップ108において、端部マスターPSE92は、所定の時間内にその左ポート16においてDC電圧が存在しないことを検出し、ワイヤ障害が存在することを決定する。
これに応答して、ステップ110において、端部マスターPSE92は、スレーブPSE/PD#nに対する検出ルーチンを実行し、その左スイッチ40を閉鎖し、DC電圧をスレーブPSE/PD#nに対して適用する。
ステップ112において、残部のスレーブPSE/PDは、スレーブPD/PSEの全体が起動され、障害がそのいずれの側においてもスイッチ40および44を開放することにより、隔絶されるまで、同一の方法で、右から左に、連続的に起動される。
マスターPSE/PD90および92(ラベルは、その機能に依存する)は、1つのポートのみを用いるので、図6に示されている他のポートは、随意的に、デバイスのサイズを低減するために排除され得る。図7におけるマスターPSE/PDにおけるソフトウェアまたはファームウェアは、異なる構成および方法に起因して、図1のマスターPSE/PDにおけるソフトウェアまたはファームウェアとは異なるが、ハードウェア回路は、図6に示されているものと同一であり得る。
同一の技術が、DC電力が2つ以上のワイヤペアを介して適用され、差動データが2つのワイヤペアを介して給電される、PoEシステムに適用され得る。ワイヤは、任意のタイプのコンダクタであり得、ツイストペア、同軸ケーブルを含み、または、自動車の金属本体さえも含む。
本発明の特定の実施形態が示され記載されてきたが、当業者にとって、その広い局面における本発明から逸脱することなしに、変更および改変がなされ得ることは明らかであり、したがって、添付の請求項は、それらの範囲内で、本発明の趣旨および範囲内にある変更および改変を包含する。

Claims (20)

  1. 給電されるデータ通信システムであって、
    第1ポートおよび第2ポートを有するマスターデバイスであって、前記マスターデバイスは、電圧源から前記第1ポートにDC電圧を適用するように構成されている、マスターデバイスと、
    複数のスレーブデバイスであって、各スレーブデバイスは、第3ポートおよび第4ポートを有する、複数のスレーブデバイスと、
    前記マスターデバイスの前記第1ポートおよび前記第2ポートの間のリングにおいて、前記スレーブデバイスを前記マスターデバイスに、前記スレーブデバイスの第3ポートおよび第4ポートを介して直列接続しているコンダクタであって、第1端部スレーブデバイスは、前記マスターデバイスの前記第1ポートに結合されており、第2端部スレーブデバイスは、前記マスターデバイスの前記第2ポートに結合されており、前記コンダクタは、前記DC電圧およびデータを同時に搬送するように構成されている、コンダクタと
    を含み、
    前記複数のスレーブデバイスは、前記スレーブデバイスにおけるスイッチを閉鎖することにより、前記リングの周りの第1方向における隣接する下流のスレーブデバイスにDC電圧を連続的に適用することにより、前記第1端部スレーブデバイスから開始し、前記第2端部スレーブデバイスで終了するように、連続的に起動されるように構成されており、
    前記マスターデバイスは、前記マスターデバイスの前記第2ポートにおける前記DC電圧の存在を検出することにより、前記DC電圧が前記スレーブデバイスの全体に連続的に適用されたかどうかを検出するように構成されており、前記マスターデバイスが前記第2ポートにおける前記DC電圧の存在を検出しない場合、前記マスターデバイスは、前記第1ポートおよび前記第2ポートの両方に前記DC電圧を適用し、前記スレーブデバイスの前記リングの周りの前記第1方向および第2方向の両方において前記スレーブデバイスを連続的に起動するように構成されている、システム。
  2. 前記スレーブデバイスおよび前記マスターデバイスは、前記隣接する下流のスレーブデバイスに前記DC電圧を適用する前に、前記隣接する下流のスレーブデバイスに対する検出ルーチンを実行するように構成されている、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記スレーブデバイスは、前記隣接する下流のスレーブデバイスにおけるシグネチャインピーダンスの存在を検出することによって、前記検出ルーチンを実行し、そして、前記DC電圧を前記隣接する下流のデバイスに適用するように構成されている、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記マスターデバイスは、前記DC電圧を前記第1ポートに結合された前記コンダクタに接続するために、前記第1ポートに結合された第1スイッチを含み、そして、前記DC電圧を前記第2ポートに結合された前記コンダクタに接続するために、前記第2ポートに結合された第2スイッチを含む、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記マスターデバイスは、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチの開放および閉鎖を制御し、それぞれ、前記第1ポートおよび前記第2ポートに前記DC電圧を適用するように構成されたマスターコントローラを含む、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記スレーブデバイスは、関連付けられたスレーブデバイスに前記DC電圧を結合し、前記関連付けられたスレーブデバイスを起動するために、前記第3ポートに結合された第3スイッチを含み、前記スレーブデバイスは、下流のスレーブデバイスを起動するために、前記コンダクタに前記DC電圧を結合するために、前記第4ポートに結合された第4スイッチをさらに含む、請求項4に記載のシステム。
  7. 前記スレーブデバイスは、前記関連付けられたスレーブデバイスに対する前記DC電圧およびそこからの前記DC電圧を伝導するように、前記第3スイッチおよび第4スイッチの開放および閉鎖を制御するように構成されたスレーブコントローラを含む、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記DC電圧は、インダクタを介して前記コンダクタに結合されている、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記スレーブデバイスの各々は、AC結合構成要素を介して前記コンダクタ上の差動データを受信するためのPHYを含む、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記コンダクタは、前記DC電圧および差動データの両方を搬送するツイストワイヤペアを含む、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記システムは、パワーオーバーデータライン(PoDL)システムである、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記システムは、パワーオーバーイーサネット(登録商標)(PoE)システムである、請求項1に記載のシステム。
  13. 給電されるデータ通信システムによって実行される方法であって、
    マスターデバイスにより、前記マスターデバイスの第1ポートにDC電圧を提供することであって、前記マスターデバイスはまた、第2ポートも有し、
    各々が第3ポートおよび第4ポートを有する複数のスレーブデバイスは、前記DC電圧およびデータを同時に搬送するように構成されたコンダクタを介して前記第1ポートと前記第2ポートとの間でリングをなして直列的に接続されており、第1端部スレーブデバイスが、前記マスターデバイスの前記第1ポートに結合されており、第2端部スレーブデバイスが、前記マスターデバイスの前記第2ポートに結合されている、ことと、
    前記スレーブデバイスにおけるスイッチを閉鎖することにより、前記リングの周りの第1方向における隣接する下流のスレーブデバイスに前記DC電圧を連続的に適用することにより、前記第1端部スレーブデバイスから開始し、前記第2端部スレーブデバイスで終了するように、前記複数のスレーブデバイスを連続的に起動することと、
    前記マスターデバイスにより、前記マスターデバイスの前記第2ポートにおける前記DC電圧の存在を検出することにより、前記DC電圧が前記スレーブデバイスの全体に連続的に適用されたかどうかを検出することと、
    前記マスターデバイスが前記第2ポートにおける前記DC電圧の存在を検出しない場合、前記マスターデバイスにより、前記第1ポートおよび前記第2ポートの両方に前記DC電圧を適用し、前記スレーブデバイスの前記リングの周りの前記第1方向および第2方向の両方において前記スレーブデバイスを連続的に起動することと
    を含む、方法。
  14. 前記リングの周りの前記第1方向における前記隣接する下流のスレーブデバイスに前記DC電圧を適用する前に、前記隣接する下流のスレーブデバイスに対する検出ルーチンを実行することをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 給電されるデータ通信システムであって、
    第1ポートを有する第1マスターデバイスであって、前記第1マスターデバイスは、DC電圧を提供し、前記DC電圧を前記第1ポートに適用するように構成されている、第1マスターデバイスと、
    第2ポートを有する第2マスターデバイスであって、前記第2マスターデバイスは、前記DC電圧を提供し、前記DC電圧を前記第2ポートに適用するように構成されている、第2マスターデバイスと、
    前記第1マスターデバイスと前記第2マスターデバイスとの間に直列的に接続された複数のスレーブデバイスであって、各スレーブデバイスは、第3ポートおよび第4ポートを有する、複数のスレーブデバイスと、
    前記第1マスターデバイスの前記第1ポートと前記第2マスターデバイスの前記第2ポートとの間で、前記複数のスレーブデバイスをそれらの第3ポートおよび第4ポートを介し直列接続しているコンダクタであって、第1端部スレーブデバイスが、前記第1マスターデバイスの前記第1ポートに結合されており、第2端部スレーブデバイスが、前記第2マスターデバイスの前記第2ポートに結合されており、前記コンダクタは、前記DC電圧およびデータを同時に搬送するように構成されており、
    前記複数のスレーブデバイスは、前記スレーブデバイス内のスイッチを閉鎖することにより、第1方向における隣接する下流のスレーブデバイスに前記DC電圧を連続的に適用することにより、前記第1端部スレーブデバイスから開始し、前記第2端部スレーブデバイスで終了するように、連続的に起動されるように成されている、コンダクタと
    を含み、
    前記第2マスターデバイスは、前記第2マスターデバイスの前記第2ポートにおける前記DC電圧の存在を検出することにより、前記DC電圧が前記スレーブデバイスの全体に連続的に適用されたかどうかを検出するように構成されており、前記第2マスターデバイスが前記第2ポートにおける前記DC電圧の存在を検出しない場合、前記第2マスターデバイスは、前記第2ポートに前記DC電圧を適用し、第2方向における前記スレーブデバイスを連続的に起動するように構成されている、システム。
  16. 前記スレーブデバイスおよび前記第1マスターデバイスは、前記隣接する下流のスレーブデバイスに前記DC電圧を適用する前に、前記隣接する下流のスレーブデバイスに対する検出ルーチンを実行するように構成されている、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記第1マスターデバイスは、前記第1ポートに結合された前記コンダクタに前記DC電圧を接続するために、前記第1ポートに結合された第1スイッチを含み、前記第2マスターデバイスは、前記第2ポートに結合された前記コンダクタに前記DC電圧を接続するために、前記第2ポートに結合された第2スイッチを含む、請求項15に記載のシステム。
  18. 前記第1マスターデバイスは、前記第1ポートに前記DC電圧を適用するように、前記第1スイッチの開放および閉鎖を制御するように構成された第1マスターコントローラを含み、前記第2マスターデバイスは、前記第2ポートに前記DC電圧を適用するように前記第2スイッチの開放及び閉鎖を制御するように構成された第2マスターコントローラを含む、請求項17に記載のシステム。
  19. 前記スレーブデバイスは、関連付けられたスレーブデバイスに前記DC電圧を結合し、前記関連付けられたスレーブデバイスを起動するために、前記第3ポートに結合された第3スイッチを含み、前記スレーブデバイスは、下流のスレーブデバイスを起動するために、前記コンダクタに前記DC電圧を結合するために、前記第4ポートに結合された第4スイッチをさらに含む、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記スレーブデバイスは、スレーブコントローラを含み、前記スレーブコントローラは、前記関連付けられたスレーブデバイスに対する前記DC電圧およびそこからの前記DC電圧を伝導するように、前記第3スイッチおよび第4スイッチの開放および閉鎖を制御するように構成されている、請求項19に記載のシステム。
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