JP6380834B2 - 浴室設置型の機能ユニットおよびこれを備えた浴室システム - Google Patents
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Description
同文献に記載の機能ユニットは、ケース内に各種の流体機器が設けられた通水路を収容させた浴槽洗浄用ユニットであり、給湯器から供給されてくる湯水に洗剤を混入させることにより洗剤液を生成し、この洗剤液を浴槽に設置された洗浄用ノズルに供給するためのものである。この機能ユニットにおいては、ケース内に収容されているモータやその他の電気・電子部品を保護すべく、ケースを気密性の高いものとし、浴室内の湿気や水滴などがケース内に進入しないようにしている。ただし、ケースを完全な密閉型にしたのでは、ケース内の圧力変動(温度変化に伴う圧力変動)が大きくなり、ケースの負荷、あるいはケース内に収容されている機器の負荷も大きくなる。
加えて、前記した通気用流路の途中位置には、この通気用流路の通気性を損なわない構造のボール式の逆止弁を取り付けている。ケース内において漏水が万一発生し、かつこの水が通気用流路に進入したとしても、この水の流通は逆止弁により阻止される。したがって、ケース内に漏水が発生した際に、この水が通気用流路を通過して浴室の外部に不用意に排出されることは抑制される。
合に、この水が浴槽の外部へ排出される虞を従来よりも確実に防止することが可能な浴室設置型の機能ユニット、およびこれを備えた浴室システムを提供することを、その課題としている。
第1に、通気用流路に設けられた多孔質体は通気性を有するために、通常時においては、通気用流路を利用し、機能ユニット本体部のケース内と浴室外部とを通気状態に維持することができる。したがって、前記した特許文献1と同様に、浴室内の湿気や水滴などがケース内に進入することを防止しつつ、機能ユニット本体部のケース内の圧力が大きく変動することを抑制し、ケースや流体機器などに大きな負荷が作用しないようにすることができる。
第2に、前記多孔質体は非通水性を有するために、ケース内において漏水が生じ、かつこの水が仮に通気用流路内に進入したとしても、この水の流通は多孔質体によって遮られることとなる。したがって、水が通気用流路を通過して浴室の外部に不用意に排出されてしまう虞をなくすことができる。ここで、多孔質体は、たとえばボール方式の逆止弁とは異なり、水圧が低い場合であっても優れた止水性を発揮する特性をもつ。その結果、水圧が低い場合における浴室外部への排水防止の確実性、信頼性を高めることができる。
第3に、多孔質体は、シート状のまま用いればよく、その構造がシンプルであって、軽量かつ小サイズとすることができる。したがって、全体の構造の簡素化や、製造コストの低減化などを促進する上でも有利となる。
第1に、通常時においては、調圧弁が閉状態であるために、たとえば浴室内の湿気が調圧弁を介してケース内に進入するといった不具合はない。
第2に、たとえばケース内に漏水を生じ、かつこの水が多孔質体を覆うような状態が発生すると、多孔質体の非通水性が損なわれるため、ケース内の圧力が通常時よりも高くなる場合がある。また、多孔質体に目詰まりを生じるようなことに起因して、ケース内の圧力が高くなるような場合もある。このような現象を生じた場合には、調圧弁が開状態となるため、ケース内の圧力の異常上昇を防止し、各部の適切な保護を図ることができる。
たとえば、ケース内に漏水を生じ、多孔質体が高い水圧を受けた場合には、多孔質体の非通水性が損なわれ、ケース内の水が通気用流路を通過して浴室の外部に排出される虞があるが、本発明の前記構成によれば、そのような虞も適切に解消することが可能である。
のことにより、ケース内に多くの水が溜まらないようにすることも可能となる。
通水路2は、流入口20からこの通水路20内に流入した湯水に、洗剤投入用弁30から洗剤を混入させることにより洗浄水を生成し、かつこの洗浄水を流出口21から浴槽洗浄用の洗浄ノズルに向けて送出させるための部位である。洗剤投入用弁30への洗剤の補給は、不図示の洗剤タンクから洗剤導入口31を介して行なわれる。通水路2に設けられた流体機器としては、たとえばフィルタ40、水量調整弁41、流量センサ42、注湯電磁弁(開閉弁)43、および逆止弁44a,44b,46a,46bなどがある。また、通水路2に逆流が発生した場合の対応手段として、逃がし弁47,48が設けられており、逃がし弁47に到達した逆流水は、管体29を介してケース1の下方に排出される。逃がし弁48に到達した逆流水は、管体28を介してケース1の下方に排出される。
より詳細には、多孔質体5は、通気性を有する反面、通水性を有しない特性をもつシート状またはフィルム状の部材であり、たとえばポリテトラフルオロチレンの延伸加工フィルムとポリウレタンポリマを複合化した多孔質膜としてのゴアテックス(登録商標)が用いられている。この多孔質体5は、補助ケース6の内部を下部側の第1室63aと上部側の第2室63bとに仕切るように補助ケース6内に収容されている。
なお、第1の流路61aには、部分的に流路面積が小さくされた第1の絞り部61a'が設けられている。また、第1室63aには、内径を部分的に小さくした第2の絞り部63a'も形成されている。その他、配管接続部61,62の外径D1,D2は、互いに相違した寸法とされている。これらの構成の技術的な意義については後述する。
体5の耐水圧よりも低い値である。
外面部に当接した状態で固定されている。押さえ部材88には、ホース87が接続されており、孔部80、押さえ部材88の内部、およびホース87の内部が、通気用流路8である。調圧弁7の基本的な構造は、先に述べた調圧弁7と同様であり、常時は閉状態を維持するものの、この調圧弁7に作用する圧力が所定圧以上になると開状態となる。
本実施形態から理解されるように、本発明では、調圧弁は、通気用流路に接続して設けることに代えて、機能ユニット本体部のケースに直接取り付けた構成とすることもできる。
S1,S2 浴室システム
U1,U2 浴室設置型の機能ユニット
1 ケース
2 通水路
40 フィルタ(流体機器)
41 水量調整弁(流体機器)
42 流量センサ(流体機器)
43 注湯電磁弁(流体機器)
44a〜46b 逆止弁(流体機器)
5 多孔質体
6 補助ケース
61a,62a 第1および第2の流路
63a 第1室
63b 第2室
7 調圧弁
8 通気用流路
90 浴室
91 浴室外部
Claims (9)
- 流体機器が設けられた通水路をケース内に収容しており、かつ浴室内に設置されて使用される機能ユニット本体部と、
前記ケースの内部を前記浴室の外部に連通させて前記ケース内に通気性をもたせるための通気用流路と、
この通気用流路のいずれかの位置に設けられ、かつ前記ケース内において漏水を生じた際に、この水が前記通気用流路を通過して前記浴室の外部に排出されることを防止するための外部排水防止手段と、
を備えている、浴室設置型の機能ユニットであって、
前記外部排水防止手段として、通気性かつ非通水性の多孔質体が用いられていることを特徴とする、浴室設置型の機能ユニット。 - 請求項1に記載の浴室設置型の機能ユニットであって、
前記ケース内の圧力を受けるように設けられた調圧弁を備えており、
前記調圧弁は、前記圧力が所定圧未満の通常時には閉状態を維持する一方、前記調圧弁に作用する圧力が前記所定圧以上に上昇した際には、前記調圧弁が開状態となる構成とされている、浴室設置型の機能ユニット。 - 請求項2に記載の浴室設置型の機能ユニットであって、
前記調圧弁は、前記ケース内に漏水を生じることに起因して弁開状態となったときには、前記ケース内の水を前記浴室内において前記ケースの外部に排出可能に設けられている、浴室設置型の機能ユニット。 - 請求項2または3に記載の浴室設置型の機能ユニットであって、
前記調圧弁が閉状態から開状態となる圧力としての前記所定圧は、前記多孔質体の耐水圧よりも低い圧力とされている、浴室設置型の機能ユニット。 - 請求項2ないし4のいずれかに記載の浴室設置型の機能ユニットであって、
前記調圧弁は、前記通気用流路のうち、前記多孔質体よりも前記ケース寄りの上流側の位置に接続して設けられている、浴室設置型の機能ユニット。 - 請求項5に記載の浴室設置型の機能ユニットであって、
前記多孔質体および前記調圧弁は、前記ケースとは別体で形成された単一の補助ケースに組み付けられている、浴室設置型の機能ユニット。 - 請求項6に記載の浴室設置型の機能ユニットであって、
前記多孔質体は、前記補助ケース内を第1室および第2室に仕切るように前記補助ケース内に配されており、
前記補助ケースには、前記第1室および第2室を前記機能ユニット本体部のケース内および前記浴室の外部にそれぞれ連通させるための第1および第2の流路が設けられており、
前記調圧弁は、前記第1室の下部に取り付けられ、前記調圧弁の開状態時においては、前記第1室に流入している水を前記調圧弁の下方に排出可能とされている、浴室設置型の機能ユニット。 - 請求項2ないし4のいずれかに記載の浴室設置型の機能ユニットであって、
前記調圧弁は、前記機能ユニット本体部のケースの下部に取り付けられている、浴室設置型の機能ユニット。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載の浴室設置型の機能ユニットを備えていることを特徴とする、浴室システム。
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