JP6379688B2 - 移動体通信端末、サーバー、情報処理システム、情報処理方法及びsim - Google Patents

移動体通信端末、サーバー、情報処理システム、情報処理方法及びsim Download PDF

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Description

本発明は、移動体通信端末、サーバー、情報処理システム情報処理方法及びSIMに関する。
近年、OTA(Over The Air)と呼ばれる無線通信を用いた情報処理技術が利用されている。OTAでは、例えば、無線通信を利用して、携帯電話などの移動体通信端末に対する電話番号や識別情報の書き込みや消去、ファームウェア更新やコンテンツの自動配信、コンテンツのダウンロード販売などが行われる(例えば特許文献1)。
また、従来、IC(Integrated Circuit)カード発行機を用いて行われていたICカード発行処理を、OTAで行うためのシステムが開発されてきている。なお、ICカードの発行処理とは、ICカードのホルダがICカードを利用可能とするための処理であり、次のような0次から2次までの発行処理を含む。すなわち、0次発行ではICカードへの一意の識別子の書き込み処理等が行われ、ICカードが個別化される。1次発行では、ICカードへのアプリケーションのインストール、初期設定等が行われ、ICカードがイニシャライズされる。そして、2次発行では、ICカードにホルダの個人用の設定を行ったり、個人用の情報を書き込んだりするパーソナライズが行われる。
従来のICカード発行機でICカード発行を行う場合は、ICカードに対して連続で複数の所定の発行コマンドを実行し、ICカードからその全てのコマンドで正常終了レスポンスが返却されときに正常に発行が完了したことを判断していた。また、正常に発行が完了したICカードからデータを読み出し、ICカードに書き込んだデータと比較することでも正常に発行が完了したことを判断していた。
例えば、携帯電話に装着(あるいは内蔵)されたICカードに対するOTA発行では、コマンドの実行、及びレスポンスの取得は携帯電話とICカードとの間で行われ、コマンドの生成、レスポンスの判断はOTA発行サーバーで行われる。携帯電話に内蔵又は接続されたICカードとしては、例えば、SIMカード(Subscriber Identity Module Card)、UIMカード(User Identity Module Card)、USIMカード(Universal SIM Card)、UICC(Universal Integrated Circuit Card )等の識別情報と契約者情報とを記録したICカードがある。以下、携帯電話に装着されているICカードをSIM、またはSIMカードと呼ぶ。また、携帯電話と、OTA発行システムに用いる携帯電話上のアプリ(アプリケーションプログラム)とを合わせて携帯電話と呼ぶ。
上述したように、コマンドの実行、及びレスポンスの取得を携帯電話とSIMとの間で行い、コマンドの生成、レスポンスの判断をOTA発行サーバーで行う場合、OTA発行サーバーから携帯電話にインターネット等の通信を介してコマンドが送信され、コマンドを受け取った携帯電話はSIMに対してそのコマンドを実行する。SIMはコマンドの実行結果をレスポンスとして携帯電話に返却し、携帯電話は返却されたレスポンスをOTA発行サーバーに送信する。OTA発行サーバーは携帯電話から送られたレスポンスをチェックし、発行が正常に行われたか否かを判断する。
一方、従来のICカード発行機を用いた処理ではICカードからのレスポンスによって処理が正常終了したか否かを判断している。この判断方法は、通信を行わないため、ほぼ確実にレスポンスをチェックすることが可能なシステムにおいて実用可能な方法であった。これに対して、OTA発行では通信を介してコマンド、レスポンス等の情報をサーバーとやり取りするため、通信が切断されてしまった場合、SIMからのレスポンスをサーバーが受け取れず、正常に発行されたか否かを判断できない問題がある。また、発行されたデータを読み出して比較する方法においても通信が切断される問題は同様に存在する。
一方、OTA発行では、上述したパーソナライズのための個人用の情報も、サーバーから無線通信を介して携帯電話へ送信され、携帯電話がSIMへの書き込みコマンドを実行する。一般に、このICカードへの個人用の情報の書き込みや設定が完了した場合、ICカードは利用可能となる。この場合には、例えば、さらにサーバーとの通信を行うことなく、ICカードの機能(あるいはその一部の機能)が有効となる。したがって、ICカードへの個人用の情報の書き込みは、真正な1つのICカードに対してのみ行われるよう管理される。しかしながら、例えば、通信障害の発生等により書き込み完了のレスポンスをサーバーが受信できなかった場合に、個人用の情報を安易に再送することとしてしまうと、なんらかの不正な手法によって複数のICカードに同一の個人用の情報や設定が書き込まれてしまう恐れを考慮することが必要となる。OTA発行では、この問題に対処するため、例えば、サーバーが個人用の情報や設定を送信し、その書き込みを指示した段階で、ICカードからのレスポンスをまたずに発行処理が完了したとの判断をしていた。
ところで、OTA発行では主に、Step1…カードアプリのロード、Step2…カードアプリのインストール、Step3…カードアプリへのデータ(すなわち個人用の情報や設定)の書き込み、の3ステップで発行が行われる。ここで、カードアプリ(あるいはカードアプリケーションプログラム)とは、ICカードが内部のCPU(Central Processing Unit)で実行するプログラムである。
上記の3つのステップにおいて、OTA発行では上述した問題があるため、例えば、サーバーは、Step3のレスポンスを確認せずに発行処理が終了したと判断する。この場合、レスポンスの最後の確認は、Step2の処理が正常に終了した段階となる。すなわち、サーバーは、例えば、Step2までが正常に行われたか否かを判断することで、発行処理が正常に判断したか否かを判断していた。その際、OTA発行システムにおいては、例えば、携帯電話がカードアプリに対してSelectコマンド(SIMに複数インストールされているカードアプリの中から対象のカードアプリを選択するコマンド)を実行し、正常レスポンスが返却されることで、Step2の処理、すなわち、カードアプリがSIM内にインストールされていることを確認していた。また、OTA発行では、Step3のデータについて、携帯電話はその内容やデータの長さ又は完了位置を確認する機能を有していない場合がある。この場合、Step3の完了時に、サーバーからStep3の完了を確認するためのコマンドが送信されなかったとき、携帯電話は、Step3が正常に完了したかどうかを確認することができなかった。すなわち、OTA発行において、携帯電話は、携帯電話からSIMに対してSelectコマンドを発行し、カードアプリがインストールされているかどうかのみを判断し、Step3が正常に完了したかどうかを確認することができない場合があった。
特開2003−289578号公報
以上のように、OTA発行では、携帯電話は、Step3のデータの書き込み処理が正常に終了したか否かを確認することができない場合があった。この場合、例えば、Step2の完了後、Step3の完了前に、通信障害などによってデータの書き込みが正常に終了できなかったとき、SIMカードは利用できない状態となる。しかし、この場合、携帯電話は、これを確認することができなかった。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、ICカードのOTA発行において、携帯電話等の移動体通信端末が、所定のデータのICカードへの書き込みが完了しなかったことを確認することができる移動体通信端末、サーバー、情報処理システム情報処理方法及びSIMを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の移動体通信端末は、CPUと記憶部とを有するICカードであって、前記CPUによってその記憶部にインストールされた所定のプログラムを実行するICカードを備える移動体通信端末であって、前記記憶部にインストールされた前記プログラムを利用可能にするための所定の書込情報の前記記憶部への書き込み処理が実行された場合、前記ICカードが、その所定の書込情報の書き込みが完了したときに、前記プログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックを解除し、前記情報読み出しコマンドは、ロックが未解除の状態で実行された場合にコマンドの実行が不成功である旨のレスポンスを返却するものであり、前記移動体通信端末は、前記情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより前記ICカードの発行状態を確認することを特徴とする。
また、本発明の他の移動体通信端末は、前記移動体通信端末は、前記情報読み出しコマンドを実行した場合に、前記ロックが未解除のとき、前記所定の書込情報の書き込みが未完了である旨を当該移動体通信端末の利用者に対して通知する機能を有することを特徴とする。
また、本発明の他の移動体通信端末は、前記書き込み処理を実行するためのコマンド又は前記所定の書込情報が、前記所定の書込情報の終了を示すデータを含み、前記ICカードが、前記データに基づき、前記所定の書込情報の書き込み完了を認識することを特徴とする。
また、本発明の他の移動体通信端末は、前記ICカードが、書き込み完了を示す別のコマンドを受けたとき、前記所定の書込情報の書き込み完了を認識することを特徴とする。
また、本発明の他の移動体通信端末は、前記ICカードが、前記記憶部に設けられた所定の格納領域における前記所定の書込情報の書き込み状態に基づき、前記所定の書込情報の書き込み完了を認識することを特徴とする。
本発明のサーバーは、CPUと記憶部とを有するICカードであって、前記CPUによってその記憶部にインストールされた所定のプログラムを実行するICカードを備える移動体通信端末であって、前記記憶部にインストールされた前記プログラムを利用可能にするための所定の書込情報の前記記憶部への書き込み処理が実行された場合、前記ICカードが、その所定の書込情報の書き込みが完了したときに、前記プログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックを解除し、前記情報読み出しコマンドは、ロックが未解除の状態で実行された場合にコマンドの実行が不成功である旨のレスポンスを返却するものであり、前記情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより前記ICカードの発行状態を確認することを特徴とする前記移動体通信端末に対し、所定のネットワークを介して前記所定の書込情報の書き込み処理を指示する。
本発明の情報処理システムは、CPUと記憶部とを有するICカードであって、前記CPUによってその記憶部にインストールされた所定のプログラムを実行するICカードを備える移動体通信端末であって、 前記記憶部にインストールされた前記プログラムを利用可能にするための所定の書込情報の前記記憶部への書き込み処理が実行された場合、前記ICカードが、その所定の書込情報の書き込みが完了したときに、前記プログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックを解除し、前記情報読み出しコマンドは、ロックが未解除の状態で実行された場合にコマンドの実行が不成功である旨のレスポンスを返却するものであり、前記情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより前記ICカードの発行状態を確認することを特徴とする移動体通信端末と、所定のネットワークを介して前記所定の書込情報の書き込み処理を指示するサーバーとを備える。
本発明の情報処理方法は、CPUと記憶部とを有するICカードであって、前記CPUによってその記憶部にインストールされた所定のプログラムを実行するICカードを備える移動体通信端末において、前記記憶部にインストールされた前記プログラムを利用可能にするための所定の書込情報の前記記憶部への書き込み処理が実行された場合、前記ICカードが、その所定の書込情報の書き込みが完了したときに、前記プログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックを解除し、前記情報読み出しコマンドは、ロックが未解除の状態で実行された場合にコマンドの実行が不成功である旨のレスポンスを返却するものであり、前記移動体通信端末は、前記情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより前記ICカードの発行状態を確認することを特徴とする。
本発明の移動体通信端末は、CPUと記憶部とを有するSIM(Subscriber Identity Module)であって、前記CPUによってその記憶部にインストールされた所定のプログラムによりICカード機能を実行する前記SIMを備える移動体通信端末であって、前記記憶部にインストールされた前記プログラムを利用可能にするための所定の書込情報の前記記憶部への書き込み処理が実行された場合、前記SIMが、その所定の書込情報の書き込みが完了したときに、前記プログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックを解除し、前記情報読み出しコマンドは、ロックが未解除の状態で実行された場合にコマンドの実行が不成功である旨のレスポンスを返却するものであり、 前記移動体通信端末は、前記情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより前記SIMにおけるICカード機能の発行状態を確認することを特徴とする。
本発明のSIMは、移動体携帯端末に備えられ、CPUと記憶部とを有し、前記CPUによってその記憶部にインストールされた所定のプログラムによりICカード機能を実行するSIM(Subscriber Identity Module)であって、前記記憶部にインストールされた前記プログラムを利用可能にするための所定の書込情報の前記記憶部への書き込み処理が実行された場合、前記SIMが、その所定の書込情報の書き込みが完了したときに、前記プログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックを解除し、前記情報読み出しコマンドは、ロックが未解除の状態で実行された場合にコマンドの実行が不成功である旨のレスポンスを返却するものであり、 前記SIMは、前記情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより前記SIMにおけるICカード機能の発行状態を確認することを特徴とする。
本発明によれば、ICカードの記憶部にインストールされたプログラムを利用可能にするための所定の書込情報の書き込みが完了したときに、そのプログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックが解除される。したがって、携帯電話は、その情報読み出しコマンドを実行した際に、そのコマンドがロックされているか否かを確認することで、所定のデータのICカードへの書き込みが完了しなかったことを確認することができる。
本発明の一実施形態のOTA発行システム10の構成例を示したブロック図である。 図1に示したOTA発行システム10においてSIM4に対してICカード機能を発行する際の処理の流れを示したシーケンス図である。 図1に示したOTA発行システム10において携帯電話1がSIM4に対してICカード機能が正常に発行されたか否かを判断する際の処理の流れを示したシーケンス図である。 図1に示した携帯電話1の表示例を説明するための説明図である。 本発明の他の実施形態のOTA発行システム10aのソフトウェア構成例を示したブロック図である。 図5に示したOTA発行システム10aにおける処理の流れを示したシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態のOTA発行システム10の構成例を示したブロック図である。図1に示したOTA発行システム10は、携帯電話1と、OTA発行サーバー2と、通信回線3とを備える。
通信回線3は、デジタル通信を行うネットワークを構成し、移動体通信網と、インターネット等の公衆網と、無線又は有線のLAN(Local Area Network)等とを含む。
携帯電話1は、SIM4を装着し、SIM4に記憶した識別情報と契約者情報とを用いて通信回線3が含む所定の移動体通信網等にアクセスし、OTA発行サーバー2と通信する機能を有する。また、携帯電話1は、所定のOS(オペレーティングシステム)上で所定のアプリを実行する機能を有する。携帯電話1は、所定のアプリを実行することで、OTAサーバー2が生成したSIM4に対するコマンドを受信し、SIM4に対して実行したり、SIM4から受けたレスポンスをOTAサーバー2へ送信したり、利用者へのユーザインターフェースを提供したりする。なお、携帯電話2は、例えばSIM4を用いた通信機能を内蔵あるいは外付け可能なパーソナルコンピュータ、タブレット端末等の情報端末に置き換えることができる。
OTA発行サーバー2は、通信回線3を介して携帯電話1と接続し、SIM4に所定のカードアプリをインストールするためのコマンドを生成して送信したり、SIM4にインストールされたカードアプリに対してデータ(すなわち個人用の情報や設定)の書き込みを指示するコマンドを生成して送信したりする。
SIM4は、CPU41と記憶部42とを有する。記憶部42は、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、FRAM(登録商標、Ferroelectric RAM)等の不揮発性メモリとを含む。記憶部42は、例えば、ROM内にCPUが実行するカードOSを格納する。また、記憶部42は、例えば、不揮発性メモリ内に、カードアプリをインストールしたり、ICカード機能を利用可能する際に書き込まれる情報(すなわちパーソナライズ時に書き込まれるデータや設定)を書き込んだり、暗号化や復号処理で使用する暗号鍵を記憶したり、ICカードアプリの使用状況に応じて変更されるデータを記憶したりする。なお、ICカード機能を利用可能する際に書き込まれる情報は、例えば、その全部又は一部をカードアプリの一部となるように書き込むことができる。CPU41は、RAMを主記憶として用いて、ROMに格納されたカードOS上で、不揮発性メモリにインストールされたICカード機能を有するカードアプリ等を実行する。カードOSは、例えば、ISO(国際標準化機構)7816−4又は8で規定された基本コマンド、セキュリティコマンドのほか、種々のアプリケーションコマンドを含む。
なお、本実施形態では、カードアプリに対して次のような「カード情報読み出しコマンド」と「発行完了コマンド」とを実装している。すなわち、カード情報読み出しコマンドは、携帯電話1の所定のアプリがSIM4に対して実行するコマンドである。カード情報読み出しコマンドは、SIM4にインストールされた初期状態ではロックされた状態であり、ロックされた状態で携帯電話1が実行した場合、実行できなかったということを示す不成功である旨のレスポンスを返す。携帯電話1は、情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより、SIM4への書込情報の書込状態すなわちICカードの発行状態を確認することができる。カード情報読み出しコマンドは、発行完了コマンド実行後にSIM4からデータを読み出せるように実装する。すなわち、発行完了コマンド実行前であれば、カードアプリにデータを書き込んだとしても、カード情報読み出しコマンドを実行してもデータを読み出すことができないように実装する。
一方、発行完了コマンドは、携帯電話1の所定のアプリがSIM4に対して実行するコマンド又はSIM4が自ら実行するコマンドであり、発行完了コマンドが実行されると、カード情報読み出しコマンドのロックが解除される。発行完了コマンドは、ICカード機能を利用可能する際に書き込まれる情報(以下、書込情報という)の記憶部42への書き込みが完了した場合に実行されるコマンドである。発行完了コマンドは、例えば、次のようにしてカードアプリに実装することができる。
すなわち、(1)書込情報の書き込み処理を行う際に携帯電話1が最後に実行するコマンド(例えば最後に実行するファイル書き込みコマンド)に、そのコマンドが発行完了コマンドであることを示すデータを含ませておき、そのデータの有無又は値によって当該コマンドが発行完了コマンドであることを示す。あるいは、書込情報の書き込み処理を行う際に書込情報(すなわちデータあるいはファイル)自体に、その書込情報が発行完了コマンドであることを示すデータを含ませておき、そのデータの有無又は値によって当該コマンドが発行完了コマンドを示す。これらの場合、コマンド又は書込情報が含む発行完了コマンドであることを示すデータは、書込情報の終了(または終了位置)を示すデータとしての意味を有する。例えば、上述したStep3の最後のコマンドを、最後のコマンドであることを示すデータを含む発行完了コマンドとして、OTA発行サーバー2がコマンドを生成し、携帯電話1に送信、携帯電話1がそのコマンドを実行する。あるいはStep3の実行完了後に携帯電話1が最後のコマンドであることを示すデータを含む発行完了コマンドを生成し、実行する。
あるいは、(2)発行完了コマンドは、OTAサーバー2が生成し、携帯電話1がSIM4に対して実行する書き込み完了を示す別のコマンドとしたり、携帯電話1がOTAサーバー2から所定のレスポンス等を受信した場合に携帯電話1が生成してSIM4に対して実行する書き込み完了を示す別のコマンドとしたりすることができる。
あるいは、(3)発行完了コマンドは、イニシャライズの際に、SIM4の記憶部42に予め書込情報の記憶用の所定の格納領域を設定しておき、例えば、その格納領域にデータがすべて記憶された状態となった場合や所定の割合でデータが記憶された状態となった場合に、書き込み完了をSIM4が認識し、SIM4が実行するコマンドとすることができる。
カード情報読み出しコマンドは、ロックが解除された後は、携帯電話1によって実行された場合、所定のデータの読み出しが可能であることを示す成功である旨のレスポンスを返し、所定のデータをSIM4から携帯電話1へ出力する。携帯電話1は、例えば、Selectコマンドが成功した後に、カードアプリに対してカード情報読み出しコマンドを実行し、カード情報を読み出せた場合には発行が全て完了したと判断することができる。
なお、カード情報読み出しコマンドは、例えばGet Dataコマンド、Read Recordコマンド、Read Binaryコマンド(ISO7816−4参照)を利用したり、もしくは独自実装コマンドなどとしたりすることができる。携帯電話1は、カード情報読み出しコマンドが成功したかどうか(すなわちロックが解除されている否かは)は、SIM4と通信するAPI(例えばAndroid(登録商標)の場合、Smart Card API(https:code.google,com/p/seek−for−android/)など)の戻り値、もしくはSIM4からのレスポンスステータスワード(ISO7816−4参照〉(SW1=0x90,SW2=0x00の場合は成功)によって判断することができる。カード情報読み出しコマンドのロック状態又は解除状態は、例えば、記憶部42内に1ビットのフラグとして格納することができる。
次に、図2を参照して、図1に示したOTA発行システム10の動作について説明する。図2は、図1に示したOTA発行システム10においてSIM4に対してICカード機能を発行する際の処理の流れを示したシーケンス図である。
利用者が、携帯電話1で所定のアプリを起動し、携帯電話1に対してICカード機能をSIM4に対して発行することを求める所定の操作を行うと、携帯電話1は所定の発行リクエストをOTA発行サーバー2に対して送信する(S101)。OTAサーバー2は、所定の認証処理を行った後(図示略)、カードアプリロードコマンドを生成し、携帯電話1に対して送信する(S102)。ここで、カードアプリロードコマンドは、例えば、カードアプリプログラムをSIM4にインストールするためのSIM4に実行可能なコマンドとカードアプリプログラム本体とを含む。
次に、携帯電話1は、受信したカードアプリロードコマンドをSIM4に対して実行する(S103)。カードアプリロードコマンドが実行されると(S103)、SIM4は、記憶部42のRAM又は不揮発性メモリにカードアプリ用の記憶領域を確保し、確保した記憶領域にカードアプリプログラムをロードする。そして、ロードした後、SIM4はその実行結果に応じたレスポンスを携帯電話1に対して返す(S104)。携帯電話1は、SIM4から返されたレスポンスを、OTA発行サーバー2へ送信する(S105)。OTA発行サーバー2は、受信したレスポンスの内容を確認し、ロードが不成功である場合、不成功である旨のレスポンスを携帯電話1へ送信する(S106からS107)。携帯電話1は、不成功である旨のレスポンスを受信すると、所定のエラー終了処理を行う(S108)。S101からS108が上述したStep1(カードアプリのロード)の処理を構成する。
また、OTA発行サーバー2は、S105で受信したレスポンスの内容を確認し、ロードが成功であった場合、インストールコマンドを生成し、携帯電話1へ送信する(S106からS109及びS110)。携帯電話1は、インストールコマンドを受信すると(S110)、受信したインストールコマンドをSIM4に対して実行する(S111)。インストールコマンドが実行されると(S111)、SIM4は、記憶部42の不揮発性メモリにカードアプリ用の記憶領域を確保し、ロードしたカードアプリを確保した記憶領域にインストールする。そして、インストールを実行した後、SIM4はその実行結果に応じたレスポンスを携帯電話1に対して返す(S112)。携帯電話1は、SIM4から返されたレスポンスを、OTA発行サーバー2へ送信する(S113)。OTA発行サーバー2は、受信したレスポンスの内容を確認し、インストールが不成功である場合、不成功である旨のレスポンスを携帯電話1へ送信する(S114からS115)。携帯電話1は、不成功である旨のレスポンスを受信すると、所定のエラー終了処理を行う(S116)。S110からS116が上述したStep2(カードアプリのインストール)の処理を構成する。
一方、OTA発行サーバー2は、S113で受信したレスポンスの内容を確認し、インストールが成功であった場合、パーソナライズコマンドを生成し、携帯電話1へ送信する(S114からS117及びS118)。携帯電話1は、パーソナライズコマンドを受信すると(S118)、受信したパーソナライズコマンドをSIM4に対して実行する(S119)。パーソナライズコマンドが実行されると(S119)、SIM4は、記憶部42に記憶したカードアプリに対してパーソナライズコマンドが含む書込情報を書き込み、また、必要に応じて所定の設定を行う。そして、パーソナライズコマンドを実行した後、SIM4はその実行結果に応じたレスポンスを携帯電話1に対して返す(S120)。携帯電話1は、SIM4から返されたレスポンスを、OTA発行サーバー2へ送信する(S121)。OTA発行サーバー2は、受信したレスポンスの内容を確認し、パーソナライズが不成功である場合、不成功である旨のレスポンスを携帯電話1へ送信する(S122からS123)。携帯電話1は、不成功である旨のレスポンスを受信すると、所定のエラー終了処理を行う(S124)。また、OTA発行サーバー2は、受信したレスポンスの内容を確認し、パーソナライズが成功である場合、成功である旨のOKレスポンスを携帯電話1へ送信する(S122からS125及びS126)。S118からS126が上述したStep3(カードアプリへのデータ(すなわち書込情報)の書き込み)の処理を構成する。
次にSIM4は、書込情報の書き込みが完了したか否かを判定し(S127)、完了したと判定した場合に(S127でYES)、発行完了コマンドを実行し、カード情報読み出しコマンドのロックを解除する(S128)。例えば、SIM4が所定の格納領域の格納状態に基づいて書込情報の書き込み完了を自ら認識した場合に、書込情報の書き込みが完了したと判定する(S127でYES)。あるいは、例えばOTA発行サーバー2がOKレスポンスを返した場合(S126)に、携帯電話1が図示していない別のコマンドを生成してSIM4に対して実行したときに、SIM4が書き込みの完了を認識し、書込情報の書き込みが完了したと判定する(S127でYES)。あるいは、例えば、例えばOTA発行サーバー2がOKレスポンス(S126)に代えて別のコマンドを生成して携帯電話1へ送信した場合に、携帯電話1が受信した別のコマンドをSIM4に対して実行したときに、SIM4が書き込みの完了を認識し、書込情報の書き込みが完了したと判定する(S127でYES)。あるいは、書込情報又はパーソナライズコマンドに書込情報の終了を示すデータが含まれていた場合に、例えば、SIM4がそのデータに基づいて書込情報の書き込み完了を自ら認識し、書込情報の書き込みが完了したと判定する(S127でYES)。
一方、SIM4が書き込み完了を認識しない場合(S127からS129)、SIM4は発行完了コマンドを実行せず、カード情報読み出しコマンドのロックは解除されない。
次に、図3を参照して、図2に示した所定のカードアプリのインストール及びパーソナライズ後の動作例について説明する。図3は、図1に示したOTA発行システム10において携帯電話1がSIM4に対してICカード機能が正常に発行されたか否かを判断する際の処理の流れを示したシーケンス図である。
利用者からの所定の指示に応じて、あるいは図2に示した処理から所定の時間が経過したとき等に、携帯電話1は、SIM4に対して、インストール及びパーソナライズしたカードアプリを選択するよう上述したSelectコマンドを実行する(S201)。SIM4は、Selectコマンドを実行し、実行結果のレスポンスを携帯電話1へ返却する(S202)。携帯電話1は、SIM4のレスポンスを確認し(S203)、Selectコマンドが不成功であった場合、図2のStep2の処理が未完了であることを認識する(S204)。ここで、携帯電話1は、例えば図4に示したような表示5を携帯電話1が有する表示部に表示する。表示5は、再度カード発行処理を行うか否かを利用者に選択させるボタンを有し、再度カード発行処理を行うボタンが選択された場合、携帯電話1は図2のS101から発行処理を再度実行する。
一方、携帯電話1は、SIM4のレスポンスを確認し(S203)、Selectコマンドが成功であった場合、続いてカード情報読み出しコマンドをSIM4に対して実行する(S205)。SIM4は、カード情報読み出しコマンドを実行し、実行結果のレスポンスを携帯電話1へ返却する(S206)。携帯電話1は、SIM4のレスポンスを確認し(S207)、カード情報読み出しコマンドが不成功であった場合、図2のStep3の処理が未完了であることを認識する(S208)。ここで、携帯電話1は、S204の場合と同様、例えば図4に示したような表示5を携帯電話1が有する表示部に表示する。表示5で再度カード発行処理を行うボタンが選択された場合、携帯電話1は図2のS101から発行処理を再度実行する。
一方、携帯電話1は、SIM4のレスポンスを確認し(S207)、カード情報読み出しコマンドが成功であった場合、図2のStep3の処理が完了したことを認識する(S209)。ここで、携帯電話1は、発行が完了した旨の表示を行ったり、表示を行わずに処理を終了させたりすることができる。
以上説明したように、本実施形態では、カードアプリに対してカード情報読み出しコマンドと発行完了コマンドとを実装する。そして、図2のStep3でカードアプリにデータを書き込んだ後、発行完了処理として発行完了コマンドを実行する。カードアプリは発行完了コマンド実行後にカードから発行したデータを読み出せるようにカード情報読み出しコマンドを実装する。すなわち、発行完了コマンド実行前であれば、カードアプリにデータを書き込む処理が実行されたとしてもデータを読み出すことができないようにカード情報読み出しコマンドを実装している。携帯電話1はSIM4に対してSelectコマンドを実行(従来の技術)し、カードアプリがインストールされていることを確認できた場合、続けてカード情報読み出しコマンドを実行する。携帯電話1はカード情報読み出しが成功した場合はStep3の処理が正常に終了していると判断できる。一方、携帯電話1はカード情報読み出しが失敗した場合はStep2までが成功し、Step3が失敗したと判断できる。
したがって、本実施形態によれば、携帯電話1はカードアプリ発行が完了したかどうかを確実に判断できる。よって、携帯電話1の利用者に対して発行が完了していないのに発行が完了したかのような誤表示をしてしまうことを防止できる。また、発行が完了しているのに発行が完了していないかのような誤表示を防止できる。
なお、図1〜図3において、携帯電話1、OTA発行サーバー2、SIM4等の各アクターは簡略化して示している。実際は機能毎に分割して実装されていることが一般的である。例えば携帯電話1のアプリは認証機能と発行機能を分割し、ライブラリ化している。OTA発行サーバー2はカードアプリダウンロードサーバーとパーソナライズサーバーを別サーバーとしている、ことがある。
また、各通信は各機能での概要を記載している。例えば、ロードコマンドは実際には「SIMとの認証コマンド」「ダウンロード開始コマンド」「ダウンロードコマンド」「ダウンロード完了コマンド」など、複数のコマンドから構成される。各コマンドは概要を示しており、実際には複数のコマンドで構成される場合がある。例えば、SelectコマンドはManage Channelコマンド、及びSelectコマンドを実行する、また、カード情報読み出しコマンドは、例えば、認証コマンド実行後にカード情報読み出しコマンドを実行することなどができる。
次に、図5及び図6を参照して本発明の他の実施形態について説明する。図5は、本発明の他の実施形態のOTA発行システム10aの構成例を示したブロック図である。図6は、図5に示したOTA発行システム10aにおける処理の流れを示したシーケンス図である。
図5に示したブロック図は、本発明の他の実施形態であるOTA発行システム10aのソフトウェア構成例を示している。図5において、図1に示したものに対応する構成には同一の符号を用いている。図5に示したOTA発行システム10aのソフトウェア構成では、図1のOTA発行サーバー2が実行するソフトウェアが、MNO−TSM(Mobile Network Operator Trusted Service Maneger)21と、SP−TSM(Servie Provider TSM)22とから構成されている。また、携帯電話1が実行するアプリケーションが、ユーザインターフェースアプリケーションであるアプリUI11と、TSM Proxy12とから構成されている。TSMとは、所定のサーバーとSIM4との間でコマンドやデータ、レスポンス等を送受信することで、SIM4に対して発行されるICカード機能の管理を行うシステムを構築するためのサービスあるいはそのサービスを提供するサーバーを意味する。MNO−TSM21は、キャリアすなわち移動体通信事業者が管理を行うサービス(あるいはサーバー)である。SP−TSM22は、ICカードの発行事業者又はその委託を受けた事業者がサービス提供事業者として管理を行うサービス(あるいはサーバー)である。そして、TSM Proxy12は、MNO−TSM21及びSP−TSM22とSIM4との間の通信制御を担当するソフトウェアである。TSM Proxy12は、アプリUI11と同じアプリケーション層でプロキシエージェントとして機能し、MNO−TSM21及びSP−TSM22が送信して携帯電話1が受信したコマンドやデータをアプリUI11を介さずにSIM4に対して実行又は書き込んだり、SIM4からのレスポンスをMNO−TSM21及びSP−TSM22へ送信したりする。TSM Proxy12は、アプリUI11と、MNO−TSM21及びSP−TSM22との間のプロキシエージェントとしても機能する。アプリUI11及びTSM Proxy12は、携帯電話1が所定のOS上で実行するアプリケーションプログラムである。
また、SIM4にインストールされるカードアプリには、上述した発行完了コマンドと、カード読み出しコマンドとが実装されていることとする。
図6を参照して、図5に示したOTA発行システム10aの動作例について説明する。なお、図6を参照して説明する動作例では、MNO−TSM21及びSP−TSM22とSIM4との間のデータのやりとりについては、アプリUI11とTSM Proxy12とはどちらを経由しても差異がないためアプリUI11とTSM Proxy12とを1つの構成として示している。また、MNO−TSM21及びSP−TSM22とSIM4と間の情報の伝送は、アプリUI11又はTSM Proxy12を介して実行されるが、アプリUI11又はTSM Proxy12の処理については説明を省略する。
利用者が、携帯電話1でアプリUI11を起動し、携帯電話1に対してアクセスコードとパスワードとを入力し、ICカード機能をSIM4に対して発行することを求める所定の操作を行うと、携帯電話1は所定の認証リクエストをSP−TSM22に対して送信する(S301)。SP−TSM22は、所定の認証処理を行った後、認証結果(成功/不成功)を示すトークンをアプリUI11又はTSM Proxy12(以下、アプリUI11とする)へ送信する(S302)。アプリUI11は、SP−TSM22から認証成功を示すトークンを受信した場合、所定の発行リクエストをMNO−TSM21に対して送信する(S303)。
次に、MNO−TSM21は、SIM4に対して所定のカードアプリのインストール、初期設定等のイニシャライズ処理を実行する(1次発行)(S304)。次に、図示を省略しているが、SIM4がアプリUI11等へイニシャライズ処理の実行結果についてレスポンスを返し、それがSP−TSM22へ送信される。次に、SP−TSM22が、SIM4に対して利用者の個人用の設定を行ったり、個人用の情報を書き込んだりするパーソナライズ処理を実行する(2次発行)(S305)。
次に、SP−TSM22がSIM4からのレスポンスに基づき、パーソナライズ処理が完了したと判定した場合に、パーソナライズ完了コマンドをSIM4に対して実行する(S306)。ここで、SIM4が、書込情報の書き込みの完了を認識し、発行完了コマンドを実行し、カード読み出しコマンドのロックを解除する(S307)。
次に、図3を参照して説明した動作例と同様に、アプリUI11がSelectコマンドを実行し(S308)、SIM4がレスポンスを返す(S309)。ここで、アプリUI11が、イニシャライズ処理の成功/不成功を確認することができる。
さらに、イニシャライズ処理が成功していた場合、アプリUI11カード情報読み出しコマンドを実行し(S310)、SIM4がレスポンスを返す(S311)。ここで、アプリUI11が、パーソナライズ処理の成功/不成功を確認することができる。
本実施形態においても、図1〜図4を参照して説明した実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明の実施の形態は上記のものに限定されず、例えば、各ブロックをさらに分割したり、各ブロックを統合したりする等の変更を適宜行うことができる。また、SIM4、携帯電話1、OTA発行サーバー2等が実行するプログラムは、その一部又は全部をコンピュータ読取可能な記録媒体又は通信回線を介して頒布することができる。
10、10a…OTA発行システム
1…携帯電話
2…OTA発行サーバー
3…通信回線
4…SIM
11…アプリUI
12…TSM Proxy
21…MNO−TSM
22…SP−TSM
41…CPU
42…記憶部

Claims (10)

  1. CPUと記憶部とを有するICカードであって、前記CPUによってその記憶部にインストールされた所定のプログラムを実行するICカードを備える移動体通信端末であって、
    前記記憶部にインストールされた前記プログラムを利用可能にするための所定の書込情報の前記記憶部への書き込み処理が実行された場合、前記ICカードが、その所定の書込情報の書き込みが完了したときに、前記プログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックを解除し、
    前記情報読み出しコマンドは、ロックが未解除の状態で実行された場合にコマンドの実行が不成功である旨のレスポンスを返却するものであり、
    前記移動体通信端末は、前記情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより前記ICカードの発行状態を確認する
    ことを特徴とする移動体通信端末。
  2. 前記移動体通信端末は、前記情報読み出しコマンドを実行した場合に、前記ロックが未解除のとき、前記所定の書込情報の書き込みが未完了である旨を当該移動体通信端末の利用者に対して通知する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信端末。
  3. 前記書き込み処理を実行するためのコマンド又は前記所定の書込情報が、前記所定の書込情報の終了を示すデータを含み、
    前記ICカードが、前記データに基づき、前記所定の書込情報の書き込み完了を認識する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動体通信端末。
  4. 前記ICカードが、書き込み完了を示す別のコマンドを受けたとき、前記所定の書込情報の書き込み完了を認識する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動体通信端末。
  5. 前記ICカードが、前記記憶部に設けられた所定の格納領域における前記所定の書込情報の書き込み状態に基づき、前記所定の書込情報の書き込み完了を認識する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動体通信端末。
  6. CPUと記憶部とを有するICカードであって、前記CPUによってその記憶部にインストールされた所定のプログラムを実行するICカードを備える移動体通信端末であって、
    前記記憶部にインストールされた前記プログラムを利用可能にするための所定の書込情報の前記記憶部への書き込み処理が実行された場合、前記ICカードが、その所定の書込情報の書き込みが完了したときに、前記プログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックを解除し、
    前記情報読み出しコマンドは、ロックが未解除の状態で実行された場合にコマンドの実行が不成功である旨のレスポンスを返却するものであり、
    前記情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより前記ICカードの発行状態を確認する
    ことを特徴とする移動体通信端末に対し、
    所定のネットワークを介して前記所定の書込情報の書き込み処理を指示する
    サーバー。
  7. CPUと記憶部とを有するICカードであって、前記CPUによってその記憶部にインストールされた所定のプログラムを実行するICカードを備える移動体通信端末であって、 前記記憶部にインストールされた前記プログラムを利用可能にするための所定の書込情報の前記記憶部への書き込み処理が実行された場合、前記ICカードが、その所定の書込情報の書き込みが完了したときに、前記プログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックを解除し、
    前記情報読み出しコマンドは、ロックが未解除の状態で実行された場合にコマンドの実行が不成功である旨のレスポンスを返却するものであり、
    前記情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより前記ICカードの発行状態を確認する
    ことを特徴とする移動体通信端末と、
    所定のネットワークを介して前記所定の書込情報の書き込み処理を指示するサーバーと
    を備える情報処理システム。
  8. CPUと記憶部とを有するICカードであって、前記CPUによってその記憶部にインストールされた所定のプログラムを実行するICカードを備える移動体通信端末において、
    前記記憶部にインストールされた前記プログラムを利用可能にするための所定の書込情報の前記記憶部への書き込み処理が実行された場合、前記ICカードが、その所定の書込情報の書き込みが完了したときに、前記プログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックを解除し、
    前記情報読み出しコマンドは、ロックが未解除の状態で実行された場合にコマンドの実行が不成功である旨のレスポンスを返却するものであり、
    前記移動体通信端末は、前記情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより前記ICカードの発行状態を確認する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. CPUと記憶部とを有するSIM(Subscriber Identity Module)であって、前記CPUによってその記憶部にインストールされた所定のプログラムによりICカード機能を実行する前記SIMを備える移動体通信端末であって、
    前記記憶部にインストールされた前記プログラムを利用可能にするための所定の書込情報の前記記憶部への書き込み処理が実行された場合、前記SIMが、その所定の書込情報の書き込みが完了したときに、前記プログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックを解除し、
    前記情報読み出しコマンドは、ロックが未解除の状態で実行された場合にコマンドの実行が不成功である旨のレスポンスを返却するものであり、 前記移動体通信端末は、前記情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより前記SIMにおけるICカード機能の発行状態を確認する
    ことを特徴とする移動体通信端末。
  10. 移動体携帯端末に備えられ、CPUと記憶部とを有し、前記CPUによってその記憶部にインストールされた所定のプログラムによりICカード機能を実行するSIM(Subscriber Identity Module)であって、
    前記記憶部にインストールされた前記プログラムを利用可能にするための所定の書込情報の前記記憶部への書き込み処理が実行された場合、前記SIMが、その所定の書込情報の書き込みが完了したときに、前記プログラムに含まれた所定の情報読み出しコマンドのロックを解除し、
    前記情報読み出しコマンドは、ロックが未解除の状態で実行された場合にコマンドの実行が不成功である旨のレスポンスを返却するものであり、 前記SIMは、前記情報読み出しコマンドを実行して、当該情報読み出しコマンドの実行が成功したか否かにより前記SIMにおけるICカード機能の発行状態を確認する
    ことを特徴とするSIM。
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