JP6379677B2 - ガスクロマトグラフ - Google Patents

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本発明は、ガスクロマトグラフに関し、詳しくは、複数のオーブンを連結して構成されたガスクロマトグラフにおける温度特性の改善に関するものである。
ガスクロマトグラフの一種に、複数のオーブンを連結して構成されたものがある。図4は、このように構成された従来のガスクロマトグラフの主要部の一例を示す構成説明図である。図4において、オーブン10は恒温槽として用いられるものであり、その下部には昇温槽として用いられるオーブン20が断熱部材31、32を介して連結されている。
オーブン20の内部にはサンプルガスの成分を分離するためのカラム40が設けられ、オーブン10の内部には検出器50が設けられている。
カラム40には、オーブン10の内部に配管されたガス流通路としてのパイプ61と断熱部材31、32を貫通しオーブン20の内部に配管されたガス流通路としての接続用のパイプ62とが連結されて接続されている。
そして、カラム40と検出器50は、断熱部材31、32を貫通しオーブン20の内部に配管されたガス流通路としての接続用のパイプ63とオーブン10の内部に配管されパイプ63と連結されたガス流通路としてのパイプ64とを介して接続されている。
このような構成において、オーブン10の内部は、たとえば60°Cから220°Cの所定の設定温度にたとえば±0.03°Cの精度で温度調節される。オーブン10内部のパイプ61を通るキャリアガスおよびサンプルガスは、接続用のパイプ62を通過し、オーブン20の内部に設けられたカラム40に供給される。
カラム40に供給されたキャリアガスおよびサンプルガスは、オーブン20によりカラム40の内部でたとえば5°Cから300°Cの範囲内の所定温度にたとえば±0.03°Cの精度で温度調節され、サンプルガス成分が分離される。
オーブン20によりカラム40の内部で昇温されたキャリアガスおよびサンプルガス成分は、接続用のパイプ63を通過し、さらにオーブン10の内部に配管されたパイプ64を通過して検出器50へ移動する。
これにより、カラム40の内部で昇温されたサンプルガス成分は、オーブン10の内部に設けられた検出器50で分析される。
特許文献1には、スチーム消費の低減を図ったプロセスガスクロマトグラフの技術が記載されている。
特開2012−78192号公報
しかし、図4に示す従来の構成によれば、オーブン10とオーブン20との間に設けられている断熱部材31、32の温度が、周囲温度の変動に伴って変化することがある。
断熱部材31、32の温度が変化すると、接続用のパイプ62および63を通過するキャリアガスおよびサンプルガスの温度も変動し、ガスクロマトグラフとしての分析結果も変動して分析結果の繰り返し精度が低下することになる。
本発明は、このような課題を解決するもので、その目的は、周囲の温度変動の影響を軽減でき、繰り返し精度の高い安定した分析結果が得られるガスクロマトグラフを提供することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
内部にサンプルガスの成分を分析する検出器が設けられた第1のオーブンと内部にサンプルガスの成分を分離するためのカラムが設けられた第2のオーブンとが断熱部材を介して連結され、キャリアガスおよびサンプルガスが前記断熱部材を貫通するパイプを介して前記カラムに供給されてサンプルガス成分が分離され、分離されたサンプルガス成分が前記断熱部材を貫通する他のパイプを介して前記検出器に供給されるガスクロマトグラフにおいて、
前記断熱部材におけるそれぞれのパイプの貫通部分には熱の良導体よりなり前記パイプの外周を囲むように形成された保温ブロックが設けられ、
前記保温ブロックの一端は前記第1のオーブンの底面に露出するように形成され、この露出端面間は熱の良導体よりなる吸熱ブロックを介して機械的に連結されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載のガスクロマトグラフにおいて、
前記保温ブロックは、段付き円柱状に形成され、熱伝導を大きくするため断面積が大きく形成され、表面からの放熱量が小さくなるように形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、
請求項1または請求項2記載のガスクロマトグラフにおいて、
前記吸熱ブロックは、上面形状の包絡体積を大きくして、表面からの吸熱量が大きくなるように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、周囲温度の変動による影響を軽減でき、繰り返し精度の高い安定した分析結果が得られるガスクロマトグラフを提供できる。
本発明の一実施例の主要部を示す構成説明図である。 本発明で用いる保温ブロックの具体例を示す構成説明図である。 本発明で用いる吸熱ブロックの具体例を示す構成説明図である。 従来のガスクロマトグラフの主要部の一例を示す構成説明図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の主要部を示す構成説明図であり、図4と共通する部分には同一の符号を付けている。図1において、連結されたオーブン10とオーブン20との間に設けられている断熱部材31、32には、保温ブロック70を挿入嵌め合わせるための取付穴がこれら断熱部材31、32を貫通するように設けられている。
保温ブロック70は、熱の良導体(たとえばアルミニウム)よりなる部材が、図2の拡大図に示すように段付きの円柱状に形成されたものである。保温ブロック70の一端は、オーブン10の底面と同一の平坦面を形成するように形成されている。パイプ62、63はこのような保温ブロック70を介して貫通するように配置される。
吸熱ブロック80は、断熱部材31、32の所定の取付穴に挿入固着される保温ブロック70の一端を機械的および熱的に連結するものであり、熱の良導体(たとえばアルミニウム)よりなる部材が、図3の拡大図に示すように板状に形成されたものである。
図2において、保温ブロック70の一端71は他端72よりも径が大きな大径部として形成されている。大径部71の中心部には座ぐり部73が形成され、座ぐり部73の中心部には長手軸方向に沿ってパイプ62、63を貫通させるための貫通孔74が設けられている。また、大径部71の直径方向には、吸熱ブロック80をねじ止めするための取付穴75、76が設けられている。
図3において、吸熱ブロック80の長手方向に沿った図示しない中心線上には、間隔Lでパイプ62、63を貫通させるための取付穴81、82が設けられるとともに、これら取付穴81、82の直径方向には図2に示した保温ブロック70の大径部71をねじ止めするための取付穴75、76と重なり合うように83〜86が設けられている。
これらの構成において、オーブン10の内部は、従来の校正と同様に、たとえば60°Cから220°Cの所定の設定温度にたとえば±0.03°Cの精度で温度調節される。オーブン10内部のパイプ61を通るキャリアガスおよびサンプルガスは、接続用のパイプ62を通過し、オーブン20の内部に設けられたカラム40に供給される。
オーブン10の内部に設けられている吸熱ブロック80は、オーブン10の内部の雰囲気から熱を吸収して熱量をプールし、十分な熱量をプールした吸熱ブロック80は保温ブロック70の全体に熱量を伝達する。
保温ブロック70の全体に熱量が伝達されることにより、保温ブロック70を貫通する接続用パイプ62、63の温度が一定に保たれる。
オーブン10の内部のパイプ61、64を通るキャリアガスおよびサンプルガスが、接続用パイプ62、63を通過して、オーブン20の内部に設けられたカラム40へ移動する。
オーブン10から移動したキャリアガスおよびサンプルガスが、オーブン20の内部に設けられたカラム40の内部で昇温される。
オーブン20の内部に設けられたカラム40の内部で昇温されたキャリアガスおよびサンプルガスが、接続用パイプ62、63を通過して、オーブン10の内部のパイプ61、64へ移動する。
これにより、サンプルガスは、オーブン10の内部に設けられている検出器50で分析される。
このように構成することにより、周囲温度が変動しても、保温ブロック70自体の温度変動は、吸熱ブロック80からの伝熱によって小さく抑制できる。
そして、保温ブロック70の内部の温度変動が小さいことから、接続用パイプ62、63を通過するキャリアガスおよびサンプルガスの温度変動も小さくなり、分析結果の繰り返し精度は向上することになる。
なお、上記実施例では、第1のオーブンと第2のオーブンが断熱部材を介して連結された構造について説明したが、本発明は第1のオーブンと第2のオーブンが断熱部材を介さずに連結された構造についても応用できる。
また、吸熱ブロック80の上面形状の包絡体積を大きくして、表面からの吸熱量が大きくなるように形成することで、より短時間で保温ブロック70を一定温度にすることができる。
さらに、吸熱ブロック80の熱容量を大きくすることで、保温ブロック70の温度変動を小さくすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、周囲の温度変動の影響を軽減でき、繰り返し精度の高い安定した分析結果が得られるガスクロマトグラフを実現できる。
10、20 オーブン
31、32 断熱部材
40 カラム
50 検出器
61〜64 パイプ
70 保温ブロック
80 吸熱ブロック

Claims (3)

  1. 内部にサンプルガスの成分を分析する検出器が設けられた第1のオーブンと内部にサンプルガスの成分を分離するためのカラムが設けられた第2のオーブンとが断熱部材を介して連結され、キャリアガスおよびサンプルガスが前記断熱部材を貫通するパイプを介して前記カラムに供給されてサンプルガス成分が分離され、分離されたサンプルガス成分が前記断熱部材を貫通する他のパイプを介して前記検出器に供給されるガスクロマトグラフにおいて、
    前記断熱部材におけるそれぞれのパイプの貫通部分には熱の良導体よりなり前記パイプの外周を囲むように形成された保温ブロックが設けられ、
    前記保温ブロックの一端は前記第1のオーブンの底面に露出するように形成され、この露出端面間は熱の良導体よりなる吸熱ブロックを介して機械的に連結されたことを特徴とするガスクロマトグラフ。
  2. 前記保温ブロックは、段付き円柱状に形成され、熱伝導を大きくするため断面積が大きく形成され、表面からの放熱量が小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1記載のガスクロマトグラフ。
  3. 前記吸熱ブロックは、上面形状の包絡体積を大きくして、表面からの吸熱量が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のガスクロマトグラフ。
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