JP6377939B2 - カボチャの種子の分離装置 - Google Patents
カボチャの種子の分離装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6377939B2 JP6377939B2 JP2014077407A JP2014077407A JP6377939B2 JP 6377939 B2 JP6377939 B2 JP 6377939B2 JP 2014077407 A JP2014077407 A JP 2014077407A JP 2014077407 A JP2014077407 A JP 2014077407A JP 6377939 B2 JP6377939 B2 JP 6377939B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separation container
- separation
- cotton
- seeds
- storage tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
- Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
Description
上記特許文献1には、カボチャのワタや果実から種子を機械的に分離する方法が開示されている。この文献には、大径ドラム(8)と小径ローラー(11)を組み合わせた構成で、注がれる水を用いて、果実部などが大径ドラム(8)と小径ローラー(11)により剥がされて、種子部と分離されることが開示されている。
上記特許文献2には、果実における果肉を分離して使用することを目的とし、おおかた果肉を取り除いた後、残存果肉を含む種子から残存果肉を分離する方法が開示されている。特許文献2では、種子を取りにくい梅や桃などの粘核種を対象とし、円筒状竪型容器の底部に撹絆翼を具備した噴流式の分離器で処理して種子部と残留果肉を分離する。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、例えばペポカボチャを代表とするカボチャの種子とワタを効率よく分離できる装置を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1のカボチャの種子の分離装置は、つぎの構成をとる。
カボチャの種子とワタを含む分離処理の対象混合物から上記カボチャの種子を分離するための分離装置であって、
処理液を貯留する貯槽と、
少なくとも一部が上記貯槽の上記処理液に浸漬された状態で上記対象混合物が収容され、上記ワタとカボチャの種子のいずれかを通過させて通過しない方を内部に残留させることにより両者を分離するための分離穴が形成された分離容器と、
上記分離容器の外側と内側で上記処理液の液流を反対方向に発生させる液流発生手段とを備え、
上記分離容器は、それ自体の中心を軸に回転するドラム状であり、
上記液流発生手段は、分離容器の外周面に配置された外羽根と、分離容器の内周面に配置された内羽根とを含んで構成され、上記分離容器が回転することによって分離容器の外側と内側に反対方向の液流を発生させるものである。
〔請求項1〕
請求項1のカボチャの種子の分離装置は、上記貯槽に処理液を貯留し、上記分離容器の少なくとも一部が貯槽の処理液に浸漬された状態で、ワタとカボチャの種子を含む分離処理の対象混合物を分離容器に収容する。上記分離容器は、上記ワタとカボチャの種子のいずれかを分離穴に通過させて通過しない方を内部に残留させて両者を分離する。このとき、上記液流発生手段は、上記分離容器の外側と内側で上記処理液の液流を反対方向に発生させる。
分離容器の分離穴を通過して外側に抜けたものと、分離容器の内側に残るものには、それぞれ反対方向を向いた液流があたる。これにより、ワタとカボチャの種子には互いに反対向きの力が加わり、両者の分離が促進される。
ドラム状の分離容器が回転することにより、対象混合物のうちの分離穴を通過するものは、次々と現れるつぎの分離穴を通過して分離される。また、分離容器が回転することによって分離容器の外側と内側に反対方向の液流が発生する。次々と分離穴を通過して外側に抜けたものと、分離容器の内側に残るものにはそれぞれ反対方向を向いた液流があたる。次々と分離穴を通過したものが効率よく分離される。
この分離装置は、貯槽1と、分離容器2と、取出槽3と、回転駆動手段4とを備えている。上記貯槽1の中に分離容器2が収容されている。上記貯槽1の下側に取出槽3が取り付けられている。上記貯槽1の背面側(図における右側である)に回転駆動手段4が配置されている。この状態で、分離容器2が収容されて取出槽3が取り付けられた貯槽1と回転駆動手段4が筐体5に収容されている。上記筐体5はフレーム6に設置されている。上記フレーム6には、筐体5の背面側に制御ボックス7が設置されている。各金属部分の材質は、一例としてSUS304を用いることができる。
上記貯槽1は、処理液を貯留する。処理液としては水を使用することができる。水以外の液体も処理液として使用することができ、そのような態様を排除する趣旨ではない。
上記貯槽1は底のあるドラム状で、開口部12が少し斜め上を向いて前に位置するように配置されている。一例として貯槽1は水平面から10゜程度傾斜させて配置させることができる。上記貯槽1の開口部12には、左側に開く扉11がヒンジ連結されている。上記扉11を閉じることにより、内部の処理液が外に漏れ出ないように開口部12が密閉される。上記扉11はガラスで内部を見えるようにすることができる。上記貯槽1の底部における上部位置には、処理液を貯槽1内に供給する給液管13が連結されている。
上記分離容器2は、分離処理の対象である対象混合物が収容され、カボチャの種子とワタを分離する。上記分離容器2は、上記貯槽1と同様に底のあるドラム状である。上記分離容器2は、上記貯槽1よりは一回り小さい大きさであり、上記貯槽1内に同軸状に収容されている。上記分離容器2は、底部が貯槽1の底部側に位置し、開口部22を貯槽1の開口部12側に位置するよう配置される。上記分離容器2の開口部22には、左側に開く扉21がヒンジ連結されている。
上記分離容器2は回転駆動手段4によって回転駆動される。上記回転駆動手段24は、この例では、モータ15と、このモータ15に連動する第1プーリ16と、分離容器2の回転軸24に連動する第2プーリ17と、第1プーリ16と第2プーリ17を連結する駆動ベルト18とを含んで構成されている。図示したものは、回転駆動手段の一例を示したものであり、回転軸24に回転駆動を与えうるものであれば各種の回転駆動装置を用いることができる。上記モータ15は、一例として例えばニッセイ社製、型番G3−LV−28−5−075E(三相200V、0.75kW)を用いることができる。
上記貯槽1の下部には、上記分離容器2で分離された種を取り出すための取出槽3が設けられている。上記貯槽1の内部と取出槽3の内部は、貯槽1の周壁の下部に形成された開口14を通じて連通している。
図3は分離容器2の詳細を説明する図である。なお、図3には分離穴23を図示していない。
上記液流発生手段は、分離容器2の外周面に配置された外羽根25と、分離容器2の内周面に配置された内羽根26とを含んで構成される。
上記液流発生手段は、上記分離容器2が回転することによって分離容器2の外側と内側に反対方向の液流を発生させるものである。
このように各外羽根25に傾斜を設けることにより、分離容器2が回転方向Rに回転したときに、分離容器2の外側にある処理液には、開口部22側から底部側に向かう液流が発生する。このときの液流の方向を矢印Oで示す。
このように各内羽根26に傾斜を設けることにより、分離容器2が回転方向Rに回転したときに、分離容器2の内側にある処理液には、底部側から開口部22側に向かう液流が発生する。このときの液流の方向を矢印Iで示す。
上述した装置により、例えばつぎのようにしてカボチャの種子の分離を行うことができる。
前処理として、カボチャを横方向半分にカットし、種子とワタの混合物を取り出す。取り出した種子とワタの混合物を分離容器2内に投入する。貯槽1の扉11と取出槽3の扉34をそれぞれ閉じる。貯槽1内に処理液を導入する。処理液には水道の上水を使用する。このとき貯槽1下部の排水口35は図示しない電磁弁を閉めている。
所定の水位になるまで給水しながら回転撹件する。
図4は液量を示す。液量は、少し傾斜して配置した分離容器2の開口部22の下側が浸る程度である(およそ35L程度)。
この状態ですでに種子とワタの混合物から種子のみが80%程度、フィルタ40を通って、取出槽3の貯留室32に落下した。
本実施形態の装置は、つぎの作用効果を奏する。
分離容器2の分離穴23を通過して外側に抜けた種子と、分離容器2の内側に残るワタには、それぞれ反対方向を向いた液流があたる。これにより、種子とワタには互いに反対向きの力が加わり、両者の分離が促進される。
ドラム状の分離容器2が回転することにより、対象混合物のうちの種子は、次々と現れるつぎの分離穴23を通過して分離される。また、分離容器2が回転することによって分離容器2の外側と内側に反対方向の液流が発生する。次々と分離穴23を通過して外側に抜けた種子と、分離容器2の内側に残るワタにはそれぞれ反対方向を向いた液流があたる。次々と分離穴23を通過した種子がワタから効率よく分離される。
2:分離容器
3:取出槽
4:回転駆動手段
5:筐体
6:フレーム
7:制御ボックス
11:扉
12:開口部
13:給液管
14:開口
15:モータ
16:第1プーリ
17:第2プーリ
18:駆動ベルト
19:シール軸受け
21:扉
22:開口部
23:分離穴
24:回転軸
25:外羽根
26:内羽根
31:フィルタ室
32:貯留室
33:取出開口
34:扉
35:排水口
36:排水路
40:フィルタ
41:スリット開口
42:長方形開口
43:捕捉エリア
44:通過エリア
Claims (1)
- カボチャの種子とワタを含む分離処理の対象混合物から上記カボチャの種子を分離するための分離装置であって、
処理液を貯留する貯槽と、
少なくとも一部が上記貯槽の上記処理液に浸漬された状態で上記対象混合物が収容され、上記ワタとカボチャの種子のいずれかを通過させて通過しない方を内部に残留させることにより両者を分離するための分離穴が形成された分離容器と、
上記分離容器の外側と内側で上記処理液の液流を反対方向に発生させる液流発生手段とを備え、
上記分離容器は、それ自体の中心を軸に回転するドラム状であり、
上記液流発生手段は、分離容器の外周面に配置された外羽根と、分離容器の内周面に配置された内羽根とを含んで構成され、上記分離容器が回転することによって分離容器の外側と内側に反対方向の液流を発生させるものである
ことを特徴とするカボチャの種子の分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014077407A JP6377939B2 (ja) | 2014-04-04 | 2014-04-04 | カボチャの種子の分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014077407A JP6377939B2 (ja) | 2014-04-04 | 2014-04-04 | カボチャの種子の分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015198574A JP2015198574A (ja) | 2015-11-12 |
JP6377939B2 true JP6377939B2 (ja) | 2018-08-22 |
Family
ID=54550529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014077407A Expired - Fee Related JP6377939B2 (ja) | 2014-04-04 | 2014-04-04 | カボチャの種子の分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6377939B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5752435A (en) * | 1993-02-24 | 1998-05-19 | Wai; Ma Kee | Beansprouts roots and husks cleaning machine |
JP3805321B2 (ja) * | 2003-05-16 | 2006-08-02 | ケムコ商事株式会社 | 分級装置 |
-
2014
- 2014-04-04 JP JP2014077407A patent/JP6377939B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015198574A (ja) | 2015-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4772671B2 (ja) | 遺伝子的に形質転換可能な植物組織の調製用の方法および装置 | |
CN203540993U (zh) | 茶叶清洗装置 | |
CN105107410A (zh) | 用于食用菌培养料的除杂菌搅拌机 | |
CN207978914U (zh) | 一种草料加工的限量添加剂添加混合装置 | |
CN208034742U (zh) | 一种具有清洗功能的大蒜切片机 | |
CN206498912U (zh) | 一种竹笋脱壳装置 | |
CN107442422A (zh) | 一种大豆颗粒筛选装置 | |
JP6058373B2 (ja) | カボチャの種子の分離装置 | |
JP6377939B2 (ja) | カボチャの種子の分離装置 | |
CN108927331B (zh) | 一种农业生产用种子筛选设备 | |
CN209234838U (zh) | 一种用于腐竹生产的回桨装置 | |
US20190281865A1 (en) | Process and apparatus of producing beverge | |
CN206064792U (zh) | 一种玉米除砂装置 | |
CN210596090U (zh) | 牡蛎固体饮料混合容器 | |
JP5993527B1 (ja) | 生海苔の異物分離・除去装置に付設して使用される未処理生海苔廃棄量削減システム | |
WO2022139601A1 (en) | Apparatus, system and methods for processing of harvested cannabis plant material | |
CN108433133B (zh) | 一种豆制品加工用大豆清洗装置 | |
CN207476908U (zh) | 一种咖啡鲜果脱皮机 | |
CN106578121B (zh) | 一种豆制品生产中的下脑方法 | |
CN210522596U (zh) | 一种茶油果的粉碎剥离装置 | |
CN106264200B (zh) | 一种加热式破壁机 | |
CN106073448B (zh) | 一种破壁机 | |
JP2007222059A (ja) | 種籾選別装置 | |
CN206778934U (zh) | 一种用于油牡丹籽的除石除草装置 | |
CN219893917U (zh) | 一种释迦果果树废弃物处理设备 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170303 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180703 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180726 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6377939 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |