JP6375901B2 - 画像送信装置、画像送信方法、画像送信プログラム - Google Patents

画像送信装置、画像送信方法、画像送信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、動画像データを、無線通信回線を介して画像受信装置へと送信する画像送信装置、画像送信方法、画像送信プログラムに関する。
近年、無線通信回線の伝送帯域が広帯域化され、画像データのデータ容量を大幅に削減できる画像圧縮技術が開発されたことに伴い、動画像データを、無線通信回線を介して送受信することが頻繁に行われている。
特開2008−11077号公報
ところが、電波強度が弱い状態では、画像データを伝送する際の伝送レートが低くなる。すると、画像送信装置から画像受信装置へと符号化動画像データをリアルタイムに送信することができず、画像受信装置は動画像をリアルタイムに再生するのに必要な符号化動画像データを受信できないことがある。
画像送信装置が車両等の移動体に設けられている場合には、移動体が走行する場所によって電波強度が変動することがある。よって、符号化動画像データのリアルタイム送信が破綻しやすいという問題点がある。
本発明はこのような問題点に鑑み、符号化動画像データのリアルタイム送信の破綻の可能性を低減させることができる画像送信装置、画像送信方法、画像送信プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、動画像データを符号化して符号化動画像データを生成する符号化部と、前記符号化動画像データを蓄積する送信バッファと、前記送信バッファに蓄積された前記符号化動画像データを、無線通信回線を介して画像受信装置に送信する送信部と、走行経路が予め設定されている移動体が前記走行経路を移動するときの前記走行経路における前記無線通信回線の電波強度分布情報と、前記移動体が前記走行経路を移動するときの前記移動体の位置情報と速度情報と方向情報と、前記符号化部における符号化ビットレートと、前記送信バッファにおける前記符号化動画像データの蓄積状態を示す状態情報とに基づいて、前記符号化動画像データが前記送信部から前記画像受信装置にリアルタイムに送信されない状態であるリアルタイム送信の破綻が発生するか否かを予測し、前記移動体の現在位置を含む領域であって、第1の電波強度を有して前記破綻が発生しない第1の領域と、前記移動体の移動によって前記移動体が位置する領域であって、前記第1の電波強度よりも弱い第2の電波強度を有して前記破綻が発生する第2の領域との境界地点を検出し、前記移動体が前記境界地点に到達することによる前記破綻が発生するまでの時間を検出する破綻検出部と、前記破綻検出部によって前記破綻が発生すると予測されたとき、前記移動体が前記第2の領域へと移動して前記第2の電波強度となっても前記破綻が発生しないよう、前記符号化部が前記動画像データを符号化する際のターゲットビットレートを前記時間内で下げるよう前記符号化部を制御する符号化制御部とを備えることを特徴とする画像送信装置を提供する。
発明は、動画像データを符号化して符号化動画像データを生成し、前記符号化動画像データを送信バッファに蓄積し、前記送信バッファに蓄積された前記符号化動画像データを、無線通信回線を介して画像受信装置に送信し、走行経路が予め設定されている移動体が前記走行経路を移動するときの前記走行経路における前記無線通信回線の電波強度分布情報と、前記移動体が前記走行経路を移動するときの前記移動体の位置情報と速度情報と方向情報と、前記符号化動画像データを生成する際の符号化ビットレートと、前記送信バッファにおける前記符号化動画像データの蓄積状態を示す状態情報とに基づいて、前記符号化動画像データが前記画像受信装置にリアルタイムに送信されない状態であるリアルタイム送信の破綻が発生するか否かを予測し、前記移動体の現在位置を含む領域であって、第1の電波強度を有して前記破綻が発生しない第1の領域と、前記移動体の移動によって前記移動体が位置する領域であって、前記第1の電波強度よりも弱い第2の電波強度を有して前記破綻が発生する第2の領域との境界地点を検出し、前記移動体が前記境界地点に到達することによる前記破綻が発生するまでの時間を検出し、前記破綻が発生すると予測されたとき、前記移動体が前記第2の領域へと移動して前記第2の電波強度となっても前記破綻が発生しないよう、前記符号化動画像データを生成する際のターゲットビットレートを前記時間内で下げることを特徴とする画像送信方法を提供する。
発明は、動画像データを符号化して符号化動画像データを生成する符号化部と、前記符号化動画像データを蓄積する送信バッファと、前記送信バッファに蓄積された前記符号化動画像データを、無線通信回線を介して画像受信装置に送信する送信部とを備える画像送信装置に搭載されているコンピュータに、走行経路が予め設定されている移動体が前記走行経路を移動するときの前記走行経路における前記無線通信回線の電波強度分布情報と、前記移動体が前記走行経路を移動するときの前記移動体の位置情報と速度情報と方向情報と、前記符号化動画像データを生成する際の符号化ビットレートと、前記送信バッファにおける前記符号化動画像データの蓄積状態を示す状態情報とに基づいて、前記符号化動画像データが前記画像受信装置にリアルタイムに送信されない状態であるリアルタイム送信の破綻が発生するか否かを予測し、前記移動体の現在位置を含む領域であって、第1の電波強度を有して前記破綻が発生しない第1の領域と、前記移動体の移動によって前記移動体が位置する領域であって、前記第1の電波強度よりも弱い第2の電波強度を有して前記破綻が発生する第2の領域との境界地点を検出し、前記移動体が前記境界地点に到達することによる前記破綻が発生するまでの時間を検出するステップと、前記破綻が発生すると予測されたとき、前記移動体が前記第2の領域へと移動して前記第2の電波強度となっても前記破綻が発生しないよう、前記符号化部が前記動画像データを符号化する際のターゲットビットレートを前記時間内で下げるよう前記符号化部を制御するステップとを実行させることを特徴とする画像送信プログラムを提供する。
本発明の画像送信装置、画像送信方法、画像送信プログラムによれば、符号化動画像データのリアルタイム送信の破綻の可能性を低減させることができる。
第1実施形態の送受信システムを構成する画像送信装置を示すブロック図である。 第1実施形態の送受信システムを構成する画像受信装置を示すブロック図である。 画像送信装置がサーバより電波強度分布情報を取得する場合の構成例を示すブロック図である。 電波強度分布情報の一例を概念的に示す図である。 電波強度分布情報の他の例を概念的に示す図である。 符号化動画像データのリアルタイム送信の破綻が発生する場合の例を示す図である。 符号化部におけるターゲットビットレートの制御及び動画圧縮方式の切り替えの例を示す図である。 図1に示す画像送信装置から図2に示す画像受信装置に送信されるビットストリームを概略的に示す図である。 第2実施形態の送受信システムを構成する画像送信装置を示すブロック図である。 第2実施形態の送受信システムを構成する画像受信装置及びデスパッチャを示すブロック図である。 図9に示す画像送信装置から図10に示す画像受信装置に送信される符号化情報を概略的に示す図である。 図9に示す画像送信装置から図10に示す画像受信装置に送信される位置・方向・速度情報を概略的に示す図である。 図9に示す画像送信装置から図10に示す画像受信装置に送信される送信バッファ情報を概略的に示す図である。
以下、一実施形態の画像送信装置、画像送信方法、画像送信プログラムについて、添付図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1に示す画像送信装置101と図2に示す画像受信装置201は、第1実施形態の送受信システムを構成する。画像送信装置101は以下のように構成され、画像受信装置201に符号化動画像データ(以下、符号化データと略記することがある)を送信する。画像送信装置101は、移動体の一例として車両に搭載されているとする。
カメラ1は、被写体を撮影して動画像データを出力する。カメラ1がアナログの動画像信号を出力する場合には、図示していないA/D変換器によってデジタルの動画像データとすればよい。
カメラ1は動画像データ発生部の一例である。動画像データ発生部は、記録媒体に記録された動画像データを再生する再生装置であってもよい。
動画像データは、スイッチ2の端子Taを介して符号化部3aに入力される。後述するように、動画像データが、スイッチ2の端子Tbを介して符号化部3bに入力されることがある。符号化部3a,3bは、互いに異なる動画圧縮方式で動画像データを符号化する。
符号化部3a,3bが採用する動画圧縮方式は、MPEG-4,H.264/MPEG-4 AVC/ MPEG-4 SVC,H.265/HEVC/SHVC等でよい。本実施形態においては、符号化部3bが採用する動画圧縮方式の圧縮率の方が、符号化部3aが採用する動画圧縮方式の圧縮率よりも大きいとする。符号化部3a,3bは、動画圧縮方式として時間の異なる画像間の相関性を利用しないMotion JPEG,Motion JPEG2000等を採用してもよい。
ここで、符号化部3a,3bは、ターゲットビットレートが通常の伝送レートよりも下げられた場合に、ターゲットビットレート内に収まるように所定の符号化処理を行って、ベースレイヤとしての符号化動画像データを生成し、ベースレイヤの符号化品質と本来伝送すべき符号化品質との違いを埋め合わせるための、拡張レイヤとしての拡張符号化動画像データを生成する階層符号化を実現できる動画圧縮方式であるとよい。
これにより、ターゲットビットレートが下がった場合に送信されなくなってしまう符号量に相当する符号化動画像データを、拡張レイヤとしての拡張符号化動画像データとして生成しておくことができる。
画像送信装置101は、互いに異なる動画圧縮方式で動画像データを符号化する複数の符号化部を備えることが好ましいが、1つの動画圧縮方式で動画像データを符号化する複数の符号化部を備える構成や、1つの動画圧縮方式で動画像データを符号化する1つの符号化部を備える構成としてもよい。
符号化部3a(または3b)より出力された符号化データは、送信バッファ4に入力されて一時的に蓄積される。送信バッファ4に蓄積された符号化データを含むビットストリームの送信信号は、送受信部6によって、無線通信回線を介して画像受信装置201に送信される。また、送信バッファ4に蓄積された符号化データは、記憶部5に入力されて記憶される。
符号化データの一部である拡張レイヤの拡張符号化データは、送信バッファ4を介して記憶部5に格納され、必要に応じて送信バッファ4に蓄積されるようにするとよい。また、拡張レイヤの拡張符号化データは、符号化部3a(または3b)から記憶部5に直接供給されるような構成としてもよい。
画像送信装置101は、画像受信装置201との間で、半二重通信方式によって信号またはデータを送受信してもよいし、全二重通信方式によって信号またはデータを送受信してもよい。
後述するように、画像受信装置201が画像送信装置101へと所定の信号を送信することがある。半二重通信方式が採用されている場合には、画像送信装置101が画像受信装置201に符号化データを送信しないタイミングで、画像受信装置201が画像送信装置101に所定の信号を送信すればよい。
位置検出部7は、例えば全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System: GNSS)用の衛星からの電波を受信して、車両(画像送信装置101)の位置情報を検出する。GNSSは、一例としてGPS(Global Positioning System)である。位置検出部7が検出した位置情報は、制御部11内の破綻検出部111に入力される。
車両がナビゲーション装置を搭載し、ナビゲーション装置が車両の位置情報を検出する場合には、ナビゲーション装置が検出した位置情報を破綻検出部111に供給するように構成してもよい。位置検出部7は、制御部11内に設けられていてもよい。
速度取得部8は、所定の方法によって車両の走行速度情報を取得する。速度取得部8は、車両が発生する車速パルスに基づいて走行速度情報を取得してもよい。速度取得部8は、単位時間当たりの位置検出部7が検出する位置情報の変化量に基づいて走行速度情報を取得してもよい。速度取得部8が取得した走行速度情報は、破綻検出部111に入力される。
ジャイロセンサ9は、車両が走行するときの方向情報を検出する。ジャイロセンサ9が検出した方向情報は、破綻検出部111に入力される。ナビゲーション装置がジャイロセンサを備える場合には、ナビゲーション装置のジャイロセンサより出力された方向情報を破綻検出部111に供給するように構成してもよい。
電波強度分布情報保持部10は、無線通信回線の電波強度分布情報を保持する。電波強度分布情報保持部10は、少なとも車両が移動する範囲の領域を含む電波強度分布情報を予め保持する。または、電波強度分布情報保持部10は、例えば外部のサーバ(クラウド)に保持されている電波強度分布情報より必要な電波強度分布情報を取得してもよい。
後者の場合には、画像送信装置101は、図3に示すように構成されていればよい。図3に示すように、サーバ50は電波強度分布情報を保持している。送受信部6は、制御部11による制御に基づいて、サーバ50に対して電波強度分布情報の送信を要求して、電波強度分布情報を受信する。制御部11は、受信した電波強度分布情報を電波強度分布情報保持部10に保持させる。
このとき、制御部11は、位置検出部7が検出した車両の位置情報を参照して、車両が位置している地点を含む所定の範囲の領域の電波強度分布情報を取得するように制御してもよい。
電波強度分布情報保持部10による電波強度分布情報の保持とは、電波強度分布情報の継続的な保持だけでなく、サーバ50より取得した電波強度分布情報の一時的な保持を含む。
なお、電波強度分布情報は、送受信システムの提供者または第三者によって測定されたデータに基づいて生成されている。
図4は、電波強度分布情報保持部10が保持する電波強度分布情報を概念的に示している。図4に示す領域内で、領域Ar1は電波強度が比較的強い地域、領域Ar2は電波強度が比較的弱い地域を示している。電波強度分布情報は、領域を例えばメッシュ状に区画した複数の地点Psの電波強度を示すデータで構成することができる。
図5に示すように、車両が現在位置P0に位置しており、走行経路R0で示す道路を走行することが決まっているとする。このような場合には、電波強度分布情報保持部10は、走行経路R0上の複数の地点Psの電波強度を示すデータを保持するだけでもよい。
制御部11が車両の走行経路R0の情報をナビゲーション装置から取得し、走行経路R0上の複数の地点Psの電波強度をサーバ50より取得して、電波強度分布情報保持部10に保持させてもよい。
また、ナビゲーション装置から複数の走行経路情報を取得できる場合には、複数の走行経路上の複数の地点Psの電波強度をサーバ50より取得して、電波強度分布情報保持部10に保持させてもよい。
ここで、電波強度分布情報保持部10の記憶容量が十分でない場合には、ナビゲーション装置から優先度の高い順番に走行経路の情報を取得し、優先度の高い走行経路上の複数の地点Psの電波強度から順番に、電波強度分布情報保持部10に保持させてもよい。優先度の低い走行経路上の複数の地点Psの電波強度を電波強度分布情報保持部10に保持させないようにしてもよい。
図1に戻り、制御部11は、破綻検出部111と符号化制御部112と拡張情報送信制御部113とを有する。拡張情報送信制御部113には要求信号抽出部12が接続されている。要求信号抽出部12及び拡張情報送信制御部113の動作については、画像受信装置201の動作説明と併せて説明する。
符号化制御部112は、符号化部3aが動画像データを符号化する際のターゲットビットレートを符号化部3aに指示する。破綻検出部111には、符号化部3aが動画像データを実際に符号化した際の発生符号量である符号化ビットレートを示す情報が入力される。
符号化部3aに代えて符号化部3bが動作している場合には、同様に、符号化制御部112は、符号化部3bが動画像データを符号化する際のターゲットビットレートを符号化部3bに指示する。破綻検出部111には、符号化部3bが動画像データを実際に符号化した際の発生符号量である符号化ビットレートを示す情報が入力される。
また、破綻検出部111には、送信バッファ4における符号化データの蓄積状態を示す状態情報が入力される。送信バッファ4の蓄積状態とは、例えば、ある時点で、符号化データをさらに蓄積可能な容量である余裕の程度とすることができる。
画像送信装置101が画像受信装置201へと符号化データを送信する際に、電波強度が弱い場合には、送信バッファ4に蓄積された符号化データが十分に画像受信装置201へと送信されない事態となる。すると、送信バッファ4に符号化データを蓄積する余裕がなくなり、符号化データのリアルタイム送信が破綻してしまう。
そこで、破綻検出部111は、車両の位置情報と走行速度情報と方向情報と、電波強度分布情報と、符号化部3a(または3b)の符号化ビットレートと、送信バッファ4の状態情報とに基づいて、リアルタイム送信の破綻が発生するか否かを予測する。破綻検出部111は、リアルタイム送信の破綻が発生すると予測するとき、破綻が発生するまでの時間を検出する。
図6に示すように、車両が現在位置P0に位置していて走行経路R0を走行するとき、破綻検出部111は、上記の各情報に基づいて、車両がいつ領域Ar1,Ar2の境界地点P12に到達するのかを検出することができる。破綻検出部111は、現在位置P0から境界地点P12に到達するまでの時間T012を検出する。
図7の(a)に示すように、符号化部3aは、時刻t0までターゲットビットレートBr1で動画像データを符号化していたとする。破綻検出部111は、図7の(a)に示す時刻t0で、ターゲットビットレートBr1をそのまま継続したとすると時間T012経過後にリアルタイム送信が破綻すると予測して、符号化制御部112に通知する。
符号化制御部112は、例えば時刻t1から時刻t2にかけて、符号化部3aにおけるターゲットビットレートを、ターゲットビットレートBr1からターゲットビットレートBr2まで連続的に下げるよう符号化部3aを制御する。
ターゲットビットレートBr2は、ターゲットビットレートBr1よりもビットレートが低く、電波強度が弱い領域Ar2においてもリアルタイム送信が破綻しないビットレートである。
時間T012が短い場合、符号化制御部112は、時刻t0からターゲットビットレートを下げるよう符号化部3aを制御してもよい。時刻t2は、車両が境界地点P12に到達する時刻t12以前であればよい。時刻t12を正確に求めることは容易ではなく誤差を含むので、符号化制御部112は、時刻t12よりも所定時間前の時刻t2で、ターゲットビットレートBr2とするよう符号化部3aを制御するのがよい。
符号化制御部112は、符号化部3aにおけるターゲットビットレートを急激に下げるのではなく、時間T012内で、ターゲットビットレートBr1からターゲットビットレートBr2まで下げるよう符号化部3aを制御する。
符号化制御部112は、時間T012内で、ターゲットビットレートを、ターゲットビットレートBr1からターゲットビットレートBr2まで所定のルールに基づいて下げるよう符号化部3aを制御するのがよい。例えば、符号化制御部112はターゲットビットレートを、所定の時間をかけて連続的または段階的に下げるよう符号化部3aを制御するのがよい。
このようにすると、符号化部3aにおける符号化ビットレートは急激に変化しないため、画質の劣化が目立ちにくい。
車両がさらに走行して領域Ar1と同様に電波強度が強い地域へと移ったとする。この場合、符号化制御部112は、例えば時刻t3から時刻t4にかけて、符号化部3aにおけるターゲットビットレートを、ターゲットビットレートBr2からターゲットビットレートBr1まで所定のルールに基づいて上げるよう符号化部3aを制御すればよい。
例えば、符号化制御部112はターゲットビットレートを、所定の時間をかけて連続的または段階的に上げるよう符号化部3aを制御すればよい。時刻t3は、電波強度が強い地域へと移った時刻以降であればよい。
例えば、領域Ar1における最大伝送レートが5Mbpsで領域Ar2における最大伝送レートが1Mbpsのように、最大伝送レートが1/5と大幅に低下する場合には、図7の(a)に示すターゲットビットレートの低減だけではリアルタイム送信の破綻を回避できないことがある。
そのような場合には、図7の(b)に示すように、符号化制御部112は、スイッチ2を端子Tbへと切り替え、符号化部3aに代えて、圧縮率が大きい符号化部3bによって動画像データを符号化するよう、スイッチ2及び符号化部3bを制御してもよい。
図7の(b)では、符号化制御部112は、時刻t2で符号化部3aから符号化部3bへと切り替え、時刻t3で符号化部3bから符号化部3aへと切り替えるよう、スイッチ2及び符号化部3a,3bを制御する。
符号化部3aから符号化部3bへと切り替えるタイミングは、時刻t0から時刻t12までの間であればよい。符号化部3bから符号化部3aへと切り替えるタイミングは、電波強度が強い地域へと移った時刻以降であればよい。
符号化制御部112は、符号化部3aにおけるターゲットビットレートを下げる制御を実行させず、動画像データを符号化する符号化部を符号化部3aから符号化部3bへと切り替える制御のみを実行させてもよい。
符号化制御部112は、次のいずれかの方法によってリアルタイム送信の破綻を回避すればよい。第1の方法として、符号化制御部112は、動画像データを符号化する際のターゲットビットレートを下げるよう符号化部を制御する。
第2の方法として、符号化制御部112は、動画像データを符号化する符号化部を、圧縮率がより大きい動画圧縮方式を採用する符号化部に切り替えるようスイッチ2を制御する。
第3の方法として、符号化制御部112は、ターゲットビットレートを下げるよう符号化部を制御し、かつ、符号化部を圧縮率がより大きい動画圧縮方式を採用する符号化部に切り替えるようスイッチ2を制御する。
図1では、動画圧縮方式が異なる符号化部を2つとしているが、3つ以上の符号化部を設けて、3つ以上の符号化部間で動画像データを符号化する符号化部を切り替えてもよい。
送受信部6より送信されるビットストリームは、概略的に図8に示すような形式である。ビットストリームは、先頭のヘッダと、ヘッダに続く符号化画像データの領域と、符号化画像データに続くユーザ領域とを含む。
ユーザ領域は、ヘッダと符号化画像データの領域の間に設けてもよい。また、ユーザ領域に格納する情報が存在しない場合には、必ずしもユーザ領域を設けなくともよい。ユーザ領域に格納する情報が存在する可能性がある場合には、ヘッダ内にユーザ領域の有無を識別するためのフラグを含めるようにしてもよい。
ヘッダは、動画圧縮方式の種類を識別するためのフラグF1を含む。ターゲットビットレートが下げられた場合には、例えばユーザ領域内に、ターゲットビットレートが下げられたことを示すフラグF2が設定される。ユーザ領域内にフラグF2を配置する代わりに、ヘッダ内のユーザ領域にフラグF2が設定されていてもよい。
ここで、拡張レイヤの拡張符号化データが生成されていない場合には、フラグF2を設定しないようにするとよい。以下の説明では、フラグF2が設定されているとする。
以上のようにして、画像送信装置101及び画像送信装置101で実行される画像送信方法によれば、符号化データのリアルタイム送信の破綻の可能性を低減させることができる。よって、画像受信装置201は、動画像をリアルタイムに再生するのに必要な符号化データを受信することができ、動画像が途切れずリアルタイムに再生することが可能となる。
図1における画像送信装置101を部分的にコンピュータプログラム(画像送信プログラム)によって構成してもよい。例えば、制御部11をマイクロコンピュータによって構成し、破綻検出部111及び符号化制御部112に相当する部分を画像送信プログラムによって構成することができる。
画像送信プログラムは、コンピュータに、リアルタイム送信の破綻が発生するか否かを予測して、破綻が発生するまでの時間を検出するステップを実行させる。画像送信プログラムは、破綻が発生すると予測されたとき、コンピュータに、符号化部3aが動画像データを符号化する際のターゲットビットレートを時間T012内で下げるよう符号化部3aを制御するステップとを実行させる。
画像送信装置101の各部はハードウェアによって構成されていてもよいし、ソフトウェアによって構成されていてもよい。ハードウェアとソフトウェアとの使い分けは任意であり、両者が混在していてもよい。例えば、符号化部3a,3bをソフトウェアによって構成して、符号化部3a,3bを含めて画像送信プログラムとすることも可能である。
次に、図2に示す画像受信装置201の構成及び動作を説明する。図2において、送受信部21は、画像送信装置101より送信された送信信号を受信する。ビットストリーム取得部22は、受信信号に含まれるビットストリームを取得する。
ビットストリーム取得部22が取得したビットストリームは、復号部24aと、制御部25内のフラグ判定部251と、記憶部23に入力される。復号部24aは、入力されたビットストリームを復号して、制御部25内の表示制御部252に供給する。フラグ判定部251は、フラグF2がビットストリームに含まれているか否かを判定する。記憶部23は、ビットストリームを記憶する。
表示制御部252は、復号した動画像データを表示部26に表示させる。これによって、画像送信装置101により符号化されて送信された動画像は、リアルタイムで表示部26に表示されることになる。なお、表示部26は任意の表示デバイスであればよい。
フラグ判定部251が、フラグF2がビットストリームに含まれていると判定すると、表示制御部252は、ターゲットビットレートが下げられたことを示す画像または文字情報を表示部26に表示させる。ユーザは、表示部26に表示された画像または文字情報によって、ターゲットビットレートが下げられて、画質が悪化したことを知ることができる。
ユーザは、画像または文字情報を見て画質が悪化したことを知ったとき、画像送信装置101に対して、ターゲットビットレートが下げられた期間の送信されなかった符号量に相当する符号化データの送信を要求することができる。
ユーザが操作部27を操作して送信されなかった符号量に相当する符号化データの送信を要求する指示入力を行うと、制御部25内の指示受付部253は要求信号発生部254に対して、画像送信装置101に対する要求信号を発生するよう指示する。要求信号発生部254は、要求信号を送受信部21に供給する。
送受信部21は、半二重通信方式を採用している場合には、画像送信装置101より送信信号を受信していないタイミングで、要求信号を画像送信装置101に送信する。送受信部21は、全二重通信方式を採用している場合には、適宜のタイミングで、要求信号を画像送信装置101に送信する。
ここでは、ユーザが符号化データの送信を要求した場合に、要求信号を画像送信装置101に送信するようにしているが、フラグF2がビットストリームに含まれている場合に自動的に要求信号を画像送信装置101に送信するように構成してもよい。
即ち、破線にて示すように、フラグ判定部251が、フラグF2がビットストリームに含まれていると判定したら、要求信号発生部254に対して、画像送信装置101に対する要求信号を発生するよう指示してもよい。
図1に戻り、送受信部6が要求信号を含む画像受信装置201からの送信信号を受信したら、要求信号抽出部12は、受信信号より要求信号を抽出する。要求信号抽出部12は、要求信号を拡張情報送信制御部113に供給する。
拡張情報送信制御部113は、ターゲットビットレートが下げられた期間の送信されなかった符号量に相当する符号化データを記憶部5より読み出して、送信バッファ4に供給するよう制御する。送信されなかった符号量に相当する符号化データを拡張符号化データと称することとする。
送信バッファ4に蓄積された拡張符号化データは、送受信部6より画像受信装置201へと送信される。送受信部6は、送信バッファ4に拡張符号化データを蓄積する余裕があり、伝送レートに余裕があるときに、拡張符号化データを画像受信装置201へと送信すればよい。
図2において、送受信部21は、画像送信装置101より送信された拡張符号化データを含むビットストリームの送信信号を受信する。ビットストリーム取得部22は、拡張符号化データを記憶部23に記憶させる。
ユーザは、操作部27を操作して、ターゲットビットレートが下げられた期間の動画像を高画質で表示させるよう指示入力を行う。指示受付部253は、記憶部23より、ターゲットビットレートが下げられた期間の符号化データと、拡張符号化データとの双方を記憶部23より読み出すよう指示する。
復号部24aは、ターゲットビットレートが下げられた期間の符号化データをベースレイヤとして復号する。ベースレイヤは、復号部24bに供給される。復号部24bは、拡張符号化データを拡張レイヤとして復号する。復号部24bは、ベースレイヤと拡張レイヤとを合わせた動画像データを表示制御部252に供給する。
表示制御部252は、高画質化された動画像データを表示部26に表示させる。表示制御部252は、リアルタイム送信された動画像に代えて、高画質化された過去の動画像を表示させてもよいし、リアルタイム送信された動画像と高画質化された過去の動画像とを例えば2画面で表示させてもよい。
第1実施形態の送受信システムによれば、リアルタイム送信の破綻を回避するためにターゲットビットレートを下げ、実際の符号化ビットレートが下がって画質が悪化した場合でも、画質が悪化した箇所の動画像を高画質で表示させることができる。
画像受信装置201の各部はハードウェアによって構成されていてもよいし、ソフトウェアによって構成されていてもよい。ハードウェアとソフトウェアとの使い分けは任意であり、両者が混在していてもよい。
<第2実施形態>
図9に示す画像送信装置102と図10に示す画像受信装置202及びデスパッチャ302は、第2実施形態の送受信システムを構成する。デスパッチャ302は、画像受信装置202に接続されており、1または複数の画像受信装置202を制御する。
デスパッチャ302は、画像送信装置102が動画像データを符号化する際の動作を制御する画像送信制御装置の機能を含む。図9,図10において、図1,図2と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略することがある。
画像送信装置102における制御部11は、符号化情報生成部114と、位置・方向・速度情報生成部115と、送信バッファ情報生成部116とを有する。画像送信装置102は、マルチプレクサ13と、符号化制御信号抽出部14とを備える。
符号化情報生成部114は、符号化部3a(または3b)が動画像データを実際に符号化した際の符号化ビットレートを示す符号化情報を生成する。図11に示すように、符号化情報は、概略的に、符号化情報であることを示す識別フラグと符号化ビットレートデータとを含む。
位置・方向・速度情報生成部115は、位置検出部7が検出した位置情報と、速度取得部8が取得した走行速度情報と、ジャイロセンサ9が検出した車両の方向情報とに基づいて、車両の位置・方向・速度情報を生成する。図12に示すように、位置・方向・速度情報は、概略的に、位置・方向・速度情報であることを示す識別フラグと位置・方向・速度データとを含む。
送信バッファ情報生成部116は、送信バッファ4からの符号化データの蓄積状態を示す状態情報に基づいて、送信バッファ情報を生成する。図13に示すように、送信バッファ情報は、概略的に、送信バッファ情報であることを示す識別フラグと送信バッファ状態データとを含む。
符号化情報生成部114が符号化情報を生成するタイミングと、位置・方向・速度情報生成部115が位置・方向・速度情報を生成するタイミングと、送信バッファ情報生成部116が送信バッファ情報を生成するタイミングとは、必ずしも同じタイミングでなくてよいが、少なくとも送信バッファ4から送信対象となる符号化データを読み出すタイミングまでに、送信対象となる符号化データに対応する、それぞれの情報が生成されるとよい。
符号化情報と位置・方向・速度情報と送信バッファ情報とは、マルチプレクサ13に入力される。マルチプレクサ13は、送信バッファ4より読み出された符号化データと符号化情報と位置・方向・速度情報と送信バッファ情報とを時分割多重して、送受信部6に供給する。
送受信部6は、時分割多重された符号化データと符号化情報と位置・方向・速度情報と送信バッファ情報とを含むビットストリームの送信信号を画像受信装置202に送信する。
図10において、画像受信装置202は画像送信装置102からの送信信号を受信する。デマルチプレクサ28は、ビットストリームに含まれる符号化データと、符号化情報と位置・方向・速度情報と送信バッファ情報とを互いに分離する。符号化データは復号部24に入力されて復号される。
符号化情報と位置・方向・速度情報と送信バッファ情報は、デスパッチャ302内の破綻検出部31に入力される。第2実施形態においては、画像送信装置側ではなく、画像受信装置側が破綻検出部を備える。
図10では、画像受信装置202とデスパッチャ302とを分けて構成しているが、一体的に構成してもよい。画像受信装置202とデスパッチャ302との全体を画像受信装置としてもよい。
デスパッチャ302は、破綻検出部31と電波強度分布情報保持部32と符号化制御信号生成部33とを備える。電波強度分布情報保持部32は、図4で説明したような電波強度分布情報を保持する。車両の走行経路を示す情報が画像受信装置202に送信されない構成では、電波強度分布情報保持部32は、車両が移動する可能性のある範囲の領域を含む電波強度分布情報を保持すればよい。
車両の走行経路が予め決まっていれば、電波強度分布情報保持部32は、図5と同様に、少なくとも車両が移動する経路における電波強度分布情報を保持すればよい。
破綻検出部31は、図1における破綻検出部111と同様に、符号化情報と、位置・方向・速度情報と、送信バッファ情報と、電波強度分布情報とに基づいて、画像送信装置102によるリアルタイム送信の破綻が発生するか否かを予測する。破綻検出部31は、リアルタイム送信の破綻が発生すると予測するとき、破綻が発生するまでの時間を検出する。
符号化制御信号生成部33は、破綻検出部31によってリアルタイム送信の破綻が発生すると予測されたとき、符号化部3aにおけるターゲットビットレートを下げるよう制御するための符号化制御信号を生成する。
符号化制御信号生成部33は、符号化制御信号を画像送信装置102に送信するよう送受信部21を制御する。
送受信部21は、符号化制御信号を画像送信装置102に送信する。半二重通信方式が採用されている場合には、送受信部21は、画像送信装置102が符号化データを送信しないタイミングで、符号化制御信号を画像送信装置102に送信すればよい。符号化制御信号生成部33は、符号化部3aに代えて符号化部3bによって動画像データを符号化するよう、スイッチ2を切り替えるための符号化制御信号を生成してもよい。
図9に戻り、送受信部6が符号化制御信号を含む画像受信装置202からの送信信号を受信したら、符号化制御信号抽出部14は、受信信号より符号化制御信号を抽出する。符号化制御信号抽出部14は、符号化制御信号を符号化制御部112に供給する。
符号化制御部112は、図7の(a),(b)と同様に、符号化部3aにおけるターゲットビットレートを制御し、必要に応じて、動画像データを符号化する符号化部を符号化部3aから符号化部3bへと切り替えるようスイッチ2を制御する。
以上のようにして、デスパッチャ302内に設けられている画像送信制御装置及びデスパッチャ302で実行される画像送信制御方法によれば、符号化データのリアルタイム送信の破綻の可能性を低減させることができる。よって、画像受信装置202は、動画像をリアルタイムに再生するのに必要な符号化データを受信することができ、動画像が途切れずリアルタイムに再生することが可能となる。
画像受信装置202やデスパッチャ302の各部はハードウェアによって構成されていてもよいし、ソフトウェアによって構成されていてもよい。ハードウェアとソフトウェアとの使い分けは任意であり、両者が混在していてもよい。
デスパッチャ302における破綻検出部31及び符号化制御信号生成部33は、コンピュータに前述の処理を実行させるコンピュータプログラム(画像送信制御プログラム)によって構成することができる。
本発明は以上説明した第1または第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。図1及び図2における画質が悪化した箇所の動画像を高画質で表示させるための構成を省略してもよい。図9及び図10に、画質が悪化した箇所の動画像を高画質で表示させるための構成を追加してもよい。
3a,3b 符号化部
4 送信バッファ
6 送受信部(送信部)
10,32 電波強度分布情報保持部
31,111 破綻検出部
33 符号化制御信号生成部
101,102 画像送信装置
112 符号化制御部
201,202 画像受信装置
302 デスパッチャ(画像送信制御装置)

Claims (5)

  1. 動画像データを符号化して符号化動画像データを生成する符号化部と、
    前記符号化動画像データを蓄積する送信バッファと、
    前記送信バッファに蓄積された前記符号化動画像データを、無線通信回線を介して画像受信装置に送信する送信部と、
    走行経路が予め設定されている移動体が前記走行経路を移動するときの前記走行経路における前記無線通信回線の電波強度分布情報と、前記移動体が前記走行経路を移動するときの前記移動体の位置情報と速度情報と方向情報と、前記符号化部における符号化ビットレートと、前記送信バッファにおける前記符号化動画像データの蓄積状態を示す状態情報とに基づいて、前記符号化動画像データが前記送信部から前記画像受信装置にリアルタイムに送信されない状態であるリアルタイム送信の破綻が発生するか否かを予測し、前記移動体の現在位置を含む領域であって、第1の電波強度を有して前記破綻が発生しない第1の領域と、前記移動体の移動によって前記移動体が位置する領域であって、前記第1の電波強度よりも弱い第2の電波強度を有して前記破綻が発生する第2の領域との境界地点を検出し、前記移動体が前記境界地点に到達することによる前記破綻が発生するまでの時間を検出する破綻検出部と、
    前記破綻検出部によって前記破綻が発生すると予測されたとき、前記移動体が前記第2の領域へと移動して前記第2の電波強度となっても前記破綻が発生しないよう、前記符号化部が前記動画像データを符号化する際のターゲットビットレートを前記時間内で下げるよう前記符号化部を制御する符号化制御部と、
    を備えることを特徴とする画像送信装置。
  2. 前記符号化制御部は、前記破綻が発生すると予測される時刻より前の第1の時刻から、前記第1の時刻以降で、前記破綻が発生すると予測される時刻以前の第2の時刻まで、前記符号化部が前記動画像データを符号化する際のターゲットビットレートを、第1のターゲットビットレートから前記第1のターゲットビットレートよりも低い第2のターゲットビットレートまで所定のルールに基づいてビットレートを下げていくよう制御することを特徴とする請求項1に記載の画像送信装置。
  3. 前記符号化制御部は、前記符号化部が前記動画像データを符号化する際の動画圧縮方式を圧縮率の大きい動画圧縮方式へと切り替えるよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の画像送信装置。
  4. 動画像データを符号化して符号化動画像データを生成し、
    前記符号化動画像データを送信バッファに蓄積し、
    前記送信バッファに蓄積された前記符号化動画像データを、無線通信回線を介して画像受信装置に送信し、
    走行経路が予め設定されている移動体が前記走行経路を移動するときの前記走行経路における前記無線通信回線の電波強度分布情報と、前記移動体が前記走行経路を移動するときの前記移動体の位置情報と速度情報と方向情報と、前記符号化動画像データを生成する際の符号化ビットレートと、前記送信バッファにおける前記符号化動画像データの蓄積状態を示す状態情報とに基づいて、前記符号化動画像データが前記画像受信装置にリアルタイムに送信されない状態であるリアルタイム送信の破綻が発生するか否かを予測し、前記移動体の現在位置を含む領域であって、第1の電波強度を有して前記破綻が発生しない第1の領域と、前記移動体の移動によって前記移動体が位置する領域であって、前記第1の電波強度よりも弱い第2の電波強度を有して前記破綻が発生する第2の領域との境界地点を検出し、前記移動体が前記境界地点に到達することによる前記破綻が発生するまでの時間を検出し、
    前記破綻が発生すると予測されたとき、前記移動体が前記第2の領域へと移動して前記第2の電波強度となっても前記破綻が発生しないよう、前記符号化動画像データを生成する際のターゲットビットレートを前記時間内で下げる、
    ことを特徴とする画像送信方法。
  5. 動画像データを符号化して符号化動画像データを生成する符号化部と、
    前記符号化動画像データを蓄積する送信バッファと、
    前記送信バッファに蓄積された前記符号化動画像データを、無線通信回線を介して画像受信装置に送信する送信部と、
    を備える画像送信装置に搭載されているコンピュータに、
    走行経路が予め設定されている移動体が前記走行経路を移動するときの前記走行経路における前記無線通信回線の電波強度分布情報と、前記移動体が前記走行経路を移動するときの前記移動体の位置情報と速度情報と方向情報と、前記符号化動画像データを生成する際の符号化ビットレートと、前記送信バッファにおける前記符号化動画像データの蓄積状態を示す状態情報とに基づいて、前記符号化動画像データが前記画像受信装置にリアルタイムに送信されない状態であるリアルタイム送信の破綻が発生するか否かを予測し、前記移動体の現在位置を含む領域であって、第1の電波強度を有して前記破綻が発生しない第1の領域と、前記移動体の移動によって前記移動体が位置する領域であって、前記第1の電波強度よりも弱い第2の電波強度を有して前記破綻が発生する第2の領域との境界地点を検出し、前記移動体が前記境界地点に到達することによる前記破綻が発生するまでの時間を検出するステップと、
    前記破綻が発生すると予測されたとき、前記移動体が前記第2の領域へと移動して前記第2の電波強度となっても前記破綻が発生しないよう、前記符号化部が前記動画像データを符号化する際のターゲットビットレートを前記時間内で下げるよう前記符号化部を制御するステップと、
    を実行させることを特徴とする画像送信プログラム。
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