JP6375119B2 - アナログ−デジタル変換器のための低電力量子化器 - Google Patents

アナログ−デジタル変換器のための低電力量子化器 Download PDF

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Description

本発明は、一般的にはアナログ−デジタル変換器に関する。より具体的には、本発明は、アナログ−デジタル変換器内に実装するための低電力消費量子化器に関する。
アナログ−デジタル変換器(ADC)およびデジタル−アナログ変換器(DAC)において、デルタシグマ変調技法が使用されることが多い。デルタシグマ変換器は、高い分解能結果で広範囲の周波数にわたって信号を変換することができる。それらは、アナログ信号比較に使用されるビット数が低減されることによって、線形挙動および相対的に容易な実施態様を提供することができる。加えて、デルタシグマADCは、入力信号によって求められる変換器の理想的な出力値と量子化器によって提供される変換器の実際の出力との間の差である「量子化雑音」の周波数分布を高いレベルで制御して実装されることができる。アーキテクチャが相対的に単純であること、および、量子化雑音を制御することが可能であることによって、デルタシグマ変換器の実装は望ましい選択肢となっている。
以下の図面と併せて考察して詳細な説明および請求項を参照することで、より完全に本発明を理解することができる。これらの図面では全般にわたり同様の参照符号は類似の項目を示しており、図面は必ずしも原寸に比例して描かれてはいない。
一例の実施形態に応じた、連続時間(CT)シグマデルタアナログ−デジタル変換器(ADC)の簡略ブロック図。 CTシグマデルタADC内に実装される場合がある従来技術の量子化器の簡略概略図。 CTシグマデルタADC内に実装される場合がある別の従来技術の量子化器の簡略概略図。 例示的な実施形態に応じた、量子化器の簡略概略図。 図4の量子化器内に実装される比較器の間の電力消費と雑音とのトレードオフを例示するグラフ図。 例示的な実施形態に応じた、量子化器に関連して利用されてもよい基準電圧を例示するグラフ図。 例示的な実施形態に応じた、CTシグマデルタADCを含むデバイスの簡略概略図。 例示的な実施形態に応じた、アナログ−デジタル変換を実行するための方法を示すフローチャート。
連続時間(CT)シグマデルタアナログ−デジタル変換器(ADC)は一般的に、入力信号を受信するループフィルタと、ループフィルタの出力をデジタル表現に変換する量子化器とを含む。今日のCTシグマデルタADCは一般的に、量子化器の出力がマルチレベル信号であるマルチビット設計を使用している。マルチビット実施態様は、変換器の雑音整形能力および線形性の改善を提供し、概して、ループフィルタのアナログ構成要素の線形性およびスルーレート要件を低減する。それゆえ、マルチビットトポロジは非常に望ましい。マルチビット量子化器の欠点は、CTシグマデルタADCによって消費される総電力の相当部分を消費することである。実際、マルチビット量子化器ソリューションにおいて、量子化器の電力消費はビットが追加されるごとに、そのような量子化器においては各追加ビットが比較器の数を2倍にすることを必要とするため、2倍になる。
電力消費を低減した電子デバイスが継続的に必要とされている。加えて、電子デバイスはますますデジタル領域において処理を実行する傾向にある。従って、マルチビット量子化器設計を組み込んだCTシグマデルタADCのような、高分解能、低電力、かつ安価なADCがますます必要とされている。
本明細書に記載の実施形態は、低電力量子化器、当該量子化器を内部に実装したCTシグマデルタADC、および、当該量子化器を使用してアナログ−デジタル変換を実行する方法を含む。量子化器および/または当該量子化器を含むCTシグマデルタADCは、たとえば、ワイヤレスデバイス(送信機および受信機を含む)、コンピュータ通信システム、レーダ、フラッシュADC設計、または任意の他の高集積電気回路のような、さまざまなデバイス内に実装されてもよい。
図1は、一例の実施形態に応じた、連続時間(CT)シグマデルタアナログ−デジタル変換器(ADC)20の簡略ブロック図を示す。概して、CTシグマデルタADC20は、入力ノード26において受信されるアナログ入力信号24、VINを導体28上の負フィードバック信号と加算し、加算結果を導体30を介して線形ループフィルタ32の入力に与える加算要素22を含む。ループフィルタ32の出力34は、マルチビット量子化器38の入力36に選択的に結合される。
量子化器38は、ループフィルタ32からフィルタリングされた入力信号40、VQ−INを受信し、入力信号40はアナログ入力信号24を表す。量子化器38は続いてアナログ入力信号40を一連のデジタルサンプル42、VOUT−D(すなわち、量子化された離散的なマルチビット出力)に変換し、出力ノード44においてデジタルサンプル42を提供する。デジタルサンプル42は、クロック45によって提供されるクロック信号の周波数によって決定されるサンプルレートにおいて生成される。一連のデジタルサンプル42は、さまざまなサンプリング時刻における入力信号24の振幅を表す。デジタルサンプル42の出力ビット数は、少なくとも部分的に所望の分解能に応じた任意の数であることができる。
例示的な構成において、クロック信号の周波数は、約200〜約400メガヘルツの範囲内(たとえば、320MHz)であってもよいが、より高いまたはより低いクロック周波数もまた使用されてもよい。このクロック信号の周波数の結果として、量子化器38の出力においてオーバーサンプリングされた一連のデジタルサンプルが生成され、サンプリングレートがより遅い場合よりも広い帯域にわたって量子化雑音が拡散される。実施形態はより速いまたはより遅い量子化器にも組み込まれてもよいため、例示的なクロック周波数は本発明の主題の適用を前述のクロック周波数において動作する量子化器に限定するようには意図されていない。
量子化器38の出力は、動的要素整合(DEM)回路50の入力(たとえば、導体(複数の場合もあり)51を介して搬送される)に与えられてもよい。DEM回路50に使用されてもよいいくつかの周知のDEM回路トポロジがあり、これらのDEM回路トポロジは、フィードバックデジタル−アナログ変換器(DAC)52のフィードバック要素間の不整合の影響を除去するように機能する。DEM回路50の出力導体(複数の場合もあり)54はDAC52の入力に結合されており、当該DACの出力は、導体28上に上述の負フィードバック信号を生成する。
図2は、図1に提示されている例示的なCTシグマデルタADC20のようなCTシグマデルタADC内に実装される場合がある従来技術の量子化器60の簡略概略図を示す。従来技術の量子化器60は、本明細書においては、本発明の実施形態によって克服することができる従来技術の量子化器設計において発生する場合がある問題を示すために与えられている。
この例において、従来技術の量子化器60は、出力においてデジタル値66、VOUT−Dに変換するために、正アナログ入力信号62、VIN−Pおよび負入力信号64、VIN−Nを入力において受信するように構成されている差動回路である。量子化器60は、少なくとも1つの電圧基準ネットワーク68、70と、整合比較器72のセットとを含む。この例において、電圧基準ネットワーク68、70は、抵抗ラダーネットワーク(すなわち、一連の整合抵抗器)である。そのため、電圧基準ネットワークを、以下において抵抗ラダーネットワーク68、70と称する。しかしながら、たとえば、容量基準ネットワークのような他の電圧基準ネットワーク設計が実装されてもよいことを当業者は認識しよう。概して、動作中、正基準電圧74および負基準電圧76が電圧基準ネットワーク68、70の一連の整合抵抗器にわたって落とされ、一方で入力信号62、64は変動する。この変動に基づいて、変動する数の比較器72が所与の期間にわたってオン/オフにされる。
比較器72の各々は、2つの主要な要素、すなわち、比較器72において受信される入力信号62、64を増幅するように構成されている前置増幅器段78とラッチ段80とを含む。従来技術の量子化器60は、例示を目的として、6つの比較器72、ならびにそれらの関連する前置増幅器段78およびラッチ段80を有して示されている。量子化器60が、前置増幅器段78の間に置かれている垂直破線によって表されているように、6つよりも多いまたは少ない比較器72を含んでもよいことは容易に理解されるはずである。この従来技術の実施形態において、前置増幅器段78は差分入力を有し、それによって、前置増幅器段78の正出力82および負出力84は、正基準電圧86および負基準電圧88と入力信号62、64との間の差に比例する。
比較器72の各々のラッチ段80はラッチ機能を提供し、それによって、所定のレベルを上回るすべての前置増幅器出力82、84がラッチ段80の出力90、92においてデジタル「1」を生成する。ラッチ段80の出力90、92からの出力信号はデジタルエンコーダ94において符号化されて、デジタル値66、すなわち、一連のデジタルサンプルが生成される。ラッチ段80はクロック制御される、すなわち、外部クロック、たとえば、クロック45(図1)によって命令されたときにのみラッチ機能を実行する。これによって、量子化器60の出力、すなわち、デジタル値66がクロック周波数においてサンプリングされたデータストリームであることが保証される。
比較器72の各々の前置増幅器段78は高い利得を有する。高い利得およびラッチを組み合わせることによって、比較器72の出力をデジタル「1」にするためには、前置増幅器段78に対する入力信号62、64は、基準電圧86、88を非常に小さい量だけ上回りさえすればよいことが保証される。加えて、前置増幅器段78は一般的に、小さい開ループ利得で非常に高い帯域幅を有する。従って、比較器72のセット内に複数の前置増幅器段78を使用することによって、信号対雑音比(SNR)および信号対雑音+歪み比(SNDR)性能要件が満たされ得る。しかしながら、不都合なことに、前置増幅器段78は、非常に高速の量子化器(たとえば、320NHz)において消費される電力の大部分である静的電力(すなわち、電源から絶えず消費されている一定の電力)を消費する。この高い電力消費は、2つ以上の量子化器を含むシステムおよびデバイスにおいては悪化する可能性がある。さらに、前置増幅器ベースの比較器には、トランジスタが飽和したままであるのに十分な電圧を有せず、入力電圧が増大するにつれて緩やかに3極管領域に入り、それによって結果として上側および下側電圧範囲において信号が歪むことになる、電圧ヘッドルーム問題が生じる可能性がある。
図3は、図1に提示されている例示的なCTシグマデルタADC20のようなCTシグマデルタADC内に実装される場合がある別の従来技術の量子化器100の簡略概略図を示す。ここでも、従来技術の量子化器100は、本明細書においては、本発明の実施形態によって克服することができる他の従来技術の量子化器設計において発生する場合がある問題を示すために与えられている。従来技術の量子化器100は、比較器102のセットが、比較器72(図2)内に含まれている前置増幅器段78(図2)の代わりにスイッチドキャパシタ段104を含む点において、量子化器60(図2)と異なっている。
スイッチドキャパシタ段104は、電力消費の節約が必要とされる量子化器において使用されることがある回路要素である。特に、従来技術の量子化器100のようなスイッチドキャパシタベースの量子化器は、静的電流を消費しない。スイッチドキャパシタ段104の電力消費の低減は、システム全体の電力消費を低減するのに有効である。しかしながら、不都合なことに、スイッチドキャパシタ段104の電力消費の低減と性能とは、トレードオフの関係にある。すなわち、スイッチドキャパシタベースの比較器102には、より高いキックバックノイズ、クロックフィードスルー、および電荷注入の問題がある。
キックバックノイズは、出力から入力に戻って結合されるスイッチングノイズである。量子化器100の場合、ラッチ80の出力が変化するときはいつでも、この出力が入力に戻って結合する可能性があり、これは入力を著しく擾乱する可能性がある。クロックフィードスルーとは、クロック入力が、スイッチドキャパシタベースの回路内でスイッチとして使用されている伝送ゲートに与えられるときはいつでも、クロック入力が出力に結合されてしまう状態を指す。電荷注入とは、トランジスタスイッチがその状態をONからOFFへ、またはその逆に変更するときはいつでも、トランジスタのチャネル内に存在する電荷がソースおよびドレインに向かって引き込まれる状態を指す。従って、スイッチドキャパシタベースの比較器102は電力消費要件を満たすが、それらは、前置増幅器ベースの比較器(たとえば、図2の比較器72)ほどには正確ではない。従って、スイッチドキャパシタベースの比較器102を採用する量子化器は、厳密なSNRおよびSNDR性能要件を満たさない場合がある。
ここで図4を参照すると、図4は、例示的な実施形態に応じた、(たとえば、図1に提示されているCTシグマデルタADC20のような)CTシグマデルタADC内に実装される場合がある量子化器110の簡略概略図を示す。量子化器110は、従来技術の高精度量子化器設計と比較して電力消費の節約を達成しながら、SNRおよびSNDR性能要件を満たすシステムをもたらすために、前置増幅器ベースの比較器およびスイッチドキャパシタベースの比較器の最適化された使用を組み込む。
量子化器110は、出力においてデジタル値116、VOUT−Dに変換するために、アナログ入力信号112、VIN−Pおよび114、VIN−Nを入力において受信するように構成されている差動回路である。量子化器110は、少なくとも1つの電圧基準ネットワーク118、120と、比較器122のセットとを含む。ここでも、電圧基準ネットワーク118、120は、抵抗ラダーネットワークによって表されている。従って、要素118および120を、以下において抵抗ラダーネットワーク118および120と称する。しかしながら、本明細書において、たとえば、キャパシタ・ラダー・ネットワークのような他の電圧基準ネットワーク設計が実装されてもよいことを当業者は認識しよう。動作中、複数の正基準電圧132および負基準電圧134を生成するために、電圧源128によって提供される入力正基準電圧124および入力負基準電圧126が抵抗ラダーネットワーク118、120の一連の整合抵抗器130にわたって落とされる。さまざまな基準電圧132、134と比較した入力信号112、114の変動に基づいて、変動する数の比較器122が所与の期間にわたってオン/オフにされる。「整合」という用語は、本明細書においては、グループの各要素が概して同一である状態を指す。
いくつかの従来技術の量子化器内に使用される前置増幅器ベースの比較器(図2に関連して説明した)とは対照的に、また、他の従来技術の量子化器内に使用されるスイッチドキャパシタベースの比較器(図3に関連して説明した)とは対照的に、比較器122のセットは、サブグループまたはサブセットにさらに分割される。特に、比較器122のセットは、第1の比較器サブセット136、第2の比較器サブセット138、および第3の比較器サブセット140を含む。本明細書において使用される「第1の」、「第2の」、「第3の」などという用語は、数えられる一連の要素の中での要素の順序付けまたは優先順位付けを指すものではない。そうではなく、「第1の」、「第2の」、「第3の」などという用語は、説明を明瞭にするために、特定の要素、または要素のグループを互いから区別するために使用されている。
第1のサブセット136の各比較器122は、第1のスイッチドキャパシタ段142と、その関連する第1のスイッチドキャパシタ段142の出力146、148に結合されている第1のラッチ段144とを含む。第2のサブセット138の各比較器122は、前置増幅器段150と、その関連する前置増幅器段150の出力154、156に結合されている第2のラッチ段152とを含む。そして、第3のサブセット140の各比較器122は、第2のスイッチドキャパシタ段158と、その関連する第2のスイッチドキャパシタ段158の出力162、164に結合されている第3のラッチ段160とを含む。
一実施形態において、第1のスイッチドキャパシタ段142および第2のスイッチドキャパシタ段158は整合されている(すなわち、概して同一である)回路要素である。同様に、第1のラッチ段144、第2のラッチ段152、および第3のラッチ段160は整合されている(すなわち、概して同一である)。量子化器110は、例示を目的として6つの比較器122を有して示されている。他の実施形態において、量子化器110は、ビット数、SNR/SNDR、および電力消費要件に応じて、(第1のサブセット136と第2のサブセット138との間、および、第2のサブセット138と第3のサブセット140との間に置かれている垂直破線によって表されているように)6つよりも多いまたは少ない比較器122を含んでもよい。
この実施形態において、第1のスイッチドキャパシタ段142、前置増幅器段150、および第2のスイッチドキャパシタ段158の各々は差動入力を有する。それゆえ、各第1のスイッチドキャパシタ段142の第1の正出力信号166および負出力信号168は、それらのそれぞれの正基準電圧132および負基準電圧134と入力信号112、114との間の差に比例する。同様に、各前置増幅器段150の第2の正出力信号170および負出力信号172は、それらのそれぞれの正基準電圧132および負基準電圧134と入力信号112、114との間の差に比例する。さらに、各第2のスイッチドキャパシタ段158の第3の正出力信号174および負出力信号176は、それらのそれぞれの正基準入力132および負基準入力134と入力信号112、114との間の差に比例する。
第1のサブセット136の比較器122の各々の第1のラッチ段144は、第1のスイッチドキャパシタ段142の出力146、148からの第1の出力信号166、168に対してラッチ動作を実行するように構成されている。第2のサブセット138の比較器122の各々の第2のラッチ段152も、前置増幅器段150の出力154、156からの第2の出力信号170、172に対してラッチ動作を実行するように構成されている。加えて、第3のサブセット140の比較器122の各々の第3のラッチ段160は、第2のスイッチドキャパシタ段158の出力162、164からの第3の出力信号174、176に対してラッチ動作を実行するように構成されている。ラッチ機能に応じて、所定のレベルを上回る出力信号166、168、170、172、174、および176のすべてがそれぞれ、それらの関連する第1のラッチ段144、第2のラッチ段152、および第3のラッチ段160のラッチ出力178、180においてデジタル「1」を生成する。ラッチラッチ144、152、および160のラッチ出力178、180における出力信号は、デジタルエンコーダ182において符号化されて、デジタル値116、すなわち、並列または直列の一連のマルチビット・デジタル・サンプルが生成される。
図5は、量子化器、たとえば、量子化器110(図4)内に実装される前置増幅器ベースの比較器とスイッチドキャパシタベースの比較器との組み合わせの間の電力消費と雑音とのトレードオフを例示するグラフ190を示す。特に、グラフ190の水平軸は、左から右へと増大する電力消費192を示す。グラフ190の垂直軸は、0〜N個の比較器へと垂直に増大する比較器の数量194を表す。この例において、N=2であり、比較器の数量194は「n」ビット量子化器について求められる。グラフ190の垂直軸は、雑音の測度、より詳細には、60デシベル(60dB)から80デシベル(80dB)まで垂直に増大する信号対雑音+歪み比(SNDR)196をも表す。文字「J」は、精度がより高く、電力消費がより高い前置増幅器ベースの比較器(たとえば、図4に示すサブセット138内の比較器122)を表す。それに対して、文字「K」は、精度がより低く、電力消費がより低いスイッチドキャパシタベースの比較器(たとえば、図4に示すサブセット136および140内の比較器122)を表す。SNDR要件は60〜80dBには限定されないことは理解されたい。むしろ、SNDR要件は、特定の設計要件に応じてより高くすることができる。
概して、グラフ190は、所定の数量194、N個の比較器を有する量子化器110(図4)において、精度がより高く、電力消費がより高い前置増幅器ベースの比較器(J)の数量が0個からN個へと増大し、精度がより低く、電力消費がより低いスイッチドキャパシタベースの比較器(K)の数量が対応してN個から0個へと低減するにつれて、SNDR196は好都合に増大することを明らかにしている。しかしながら、電力消費192も増大する。逆に、グラフ190は、精度がより低く、電力消費がより低いスイッチドキャパシタベースの比較器(K)の数量が0個からN個へと増大し、精度がより高く、電力消費がより高い前置増幅器ベースの比較器(J)の数量が対応してN個から0個へと低減すると、電力消費192は低減することを明らかにしている。しかしながら、SNDR196も低減する。実施形態は、所望のSNDR196を達成し電力消費196を最適化するために、精度がより高く、電力消費がより高い前置増幅器ベースの比較器(J)および精度がより低く、電力消費がより低いスイッチドキャパシタベースの比較器(K)の最適化された構成をもたらす。
図6は、例示的な実施形態に応じた、量子化器、たとえば、量子化器110(図4)に関連して利用されてもよい基準電圧202を例示するグラフ200を示す。グラフ200は、抵抗ラダーネットワーク118(図4)に関連して説明する。しかしながら、以下の説明は抵抗ラダーネットワーク120にも等しく当てはまる。複数の基準電圧132を生成するために、電圧源128(図4)によって提供される入力基準電圧124(図4)が一連の抵抗器130(図4)にわたって落とされる。この例において、16の基準電圧132、すなわち、16の異なる電圧レベル(グラフ200においてV〜−Vによって表されている)が生成される。各別個の基準電圧132は比較器122(図4)のうちのその対応するものに入力される。
この例においては、基準電圧132は、約0ボルトである中間点を中心としている。すなわち、均等な量の基準電圧132が0ボルト204に対応する中央線202の上にあり、均等な量の基準電圧132が中央線202の下にある。基準電圧132の第1のセット206は、入力信号112、VIN−Pの上側電圧範囲208に対応する。基準電圧132の第2のセット210は入力信号112の中間電圧範囲212に対応し、基準電圧132の第3のセット214は入力信号112の下側電圧範囲216に対応する。基準電圧132は0ボルトに対応する中央線を中心としているが、基準電圧132は0ボルトを中心とする必要はなく、代わりに、量子化器の特定の設計要件によって決定される任意の電圧範囲の中央線を中心とし得ることは理解されたい。
一実施形態において、中間電圧範囲212はほぼ0ボルト204を中心とし、上側電圧範囲208は中間電圧範囲206内に含まれるアナログ電圧値よりも大きいアナログ電圧値を含み、下側電圧範囲216は中間電圧範囲206内に含まれるアナログ電圧値よりも小さいアナログ電圧値を含む。従って、基準電圧132の第2のセット210はほぼ0マーク202を中心として、基準電圧132の第1のセット206は上にある、すなわち、第2のセット210よりも大きく、基準電圧132の第3のセット214は下にある、すなわち、第2のセット210よりも小さい。
フィードスルーは量子化器における重大なエラー源になる可能性がある。入力信号、たとえば、入力信号112の電圧基準ネットワークに対する容量性フィードスルーによって、電圧基準ネットワークの各タップまたはノードにおける基準電圧がその公称DC値から大きく変化させられ、変換器性能が劣化する可能性がある。概して、基準電圧132を生成するのに使用される抵抗ラダーネットワーク118(図4)のような電圧基準ネットワークは、ラダーの中央において最高のフィードスルーを有し、ラダーの下側および上側部分において最低のフィードスルーを有する。すなわち、上側電圧範囲208および下側電圧範囲216に対応する抵抗ラダーネットワーク118(図4)のノード218(図4も参照のこと)におけるアナログ入力信号112のフィードスルーは、適切な減結合に起因してごくわずかである。しかしながら、中間電圧範囲212に対応するノード218においてアナログ入力信号112の最大のフィードスルーが発生することになる。それゆえ、SNDR196(図5)の降下のほとんどはネットワークの中間範囲のために、すなわち、アナログ入力信号112の中間電圧範囲212に対応する基準電圧の第2のセット210において発生する。
従って、量子化器110は、精度のより高い前置増幅器段150を有する比較器122(図4)の第2のサブセット138(図4)が、入力信号112を、中間電圧範囲212に関連付けられる基準電圧132の第2のセット210と比較するように構成されるように最適化される。加えて、量子化器110は、電力消費のより低い第1のスイッチドキャパシタ段142を有する比較器122の第1のサブセット136(図4)が、入力信号112を、上側電圧範囲208に関連付けられる基準電圧132の第1のセット206と比較するように構成されるように最適化される。同様に、電力消費のより低い第2のスイッチドキャパシタ段158を有する比較器122の第3のサブセット140(図4)が、入力信号112を、下側電圧範囲216に関連付けられる基準電圧の第3のセット214と比較するように構成される。
前置増幅器ベースの比較器のみを有する従来技術の量子化器に対して、および、スイッチドキャパシタベースの比較器のみを有する従来技術の量子化器に対して、この最適化された構成の量子化器110(図4)は、電力消費を最小限に抑えながら厳密なSNRおよびSNDR要件を満たすことができる。
図7は、例示的な実施形態に応じた、CTシグマデルタADC222を含むデバイス220の簡略概略図を示す。CTシグマデルタADC222は、上述のCTシグマデルタADC20(図1)のアーキテクチャと同様であってもよい。そのため、CTシグマデルタADC222は、ループフィルタ32と、クロック45と、DEM回路50と、DAC52とを含んでもよい。従って、CTシグマデルタADC222のさまざまな構成要素はここでは簡潔にするために反復されない。
CTシグマデルタADC222は量子化器110を含む。従って、量子化器110の構成要素はここでは簡潔にするために反復されない。一実施形態において、量子化器110は二次4ビット量子化器(2)を含む。そのため、CTシグマデルタADC222は、合計16個の比較器122を有する量子化器110を含む。量子化器110のアーキテクチャは、6個(1....6)の比較器122、すなわち、第1のサブセット136内の第1のスイッチドキャパシタ段142を有する、4個の比較器122、すなわち、第2のサブセット138内の前置増幅器段150を有する、および、6個(1....6)の比較器122、すなわち、第3のサブセット140内の第2のスイッチドキャパシタ段158を有する、をもたらす。上側電圧範囲208および下側電圧範囲216(図6)の各々にある6個のスイッチドベースの比較器と、中間電圧範囲212にある4個の前置増幅器ベースの比較器とを含む量子化器110の二次4ビット構成は、量子化器110の電力消費と達成されるSNR/SNDRとの間の合理的な妥協案を表す。他の実施形態において、第2のサブセット138は、総数の4分の1よりも多いまたは少ない比較器122を含んでもよく、それに応じて、第1のサブセット136および第3のサブセット140は、総数の4分の3よりも少ないまたは多い比較器122を有してもよい。加えて、他の実施形態において、第1のサブセット136および第3のサブセット140内の比較器122の数は等しくなくてもよい。
本発明の1つ以上の実施形態において、16個の比較器を使用し、従って量子化レベルが16ビットである二次フィードバック型構造を実装する一例の構成が説明された。しかしながら、デルタシグマ変調回路は、スイッチドキャパシタベースの比較器と前置増幅器ベースの比較器都の適切な組合せを有する低電力消費高精度量子化器には限定されない。それゆえ、ループフィルタの構造(フィードフォワード型、フィードバック型、またはカスケード型)、伝送特性(ローパス型、またはバンドパス型)、フィルタの次数、または量子化レベルに関係なく、任意のシステムが採用されてもよい。
図8は、例示的な実施形態に応じた、アナログ−デジタル変換を実行する方法224を示すフローチャートを示す。図8に示すさまざまな方法ステップは上記でより詳細に説明されたため、下記の説明は方法の要約とみなされるべきであり、上述したさまざまな実施形態の詳細が図8の方法ステップの説明に適用される。
方法は、ブロック226において、入力信号(たとえば、入力信号112、114、図4)が量子化器内の比較器のセットの各々(たとえば、第1の比較器サブセット136、第2の比較器サブセット138、および第3の比較器サブセット140を含む量子化器110の比較器122、図4)において受信されると開始する。ブロック228において、複数の基準電圧が抵抗ラダーネットワークを介して比較器に提供される(たとえば、抵抗ラダーネットワーク118、120によって提供される基準電圧132、134、図4)。
ブロック230において、量子化器を含むADC(たとえば、量子化器110を含むCTシグマデルタADC22、量子化器110はスイッチドキャパシタベースの比較器122の第1のサブセット136および第3のサブセット140、ならびに、前置増幅器ベースの比較器122の第2のサブセット138を含む、図4および図7)を使用して入力信号が一連のデジタルサンプルに変換される。ブロック232において、一連のデジタルサンプルが量子化器から出力される(たとえば、エンコーダ182から出力されるデジタル値116、VOUT−D、図4)。一実施形態に応じて、方法は連続して実行されてもよく、他の実施形態において、方法は選択的に無効にされてもよい。
図8に示すプロセスブロックのうちの特定のものは互いに並行して、または他のプロセスの実行とともに実行されてもよいことは理解されたい。加えて、図8に示すプロセスブロック特定の順序は、実質的に同じ結果を達成しながら変更されてもよいことは理解されたい。従って、そのような変更は本発明の主題の範囲内に含まれるように意図されている。加えて、上記で図4〜図7に関連して特定のシステム構成が説明されたが、実施形態は他のアーキテクチャを有するシステムにおいても実装されてもよい。これらのおよび他の変形形態は本発明の主題の範囲内に含まれるように意図されている。
このように、量子化器、アナログ−デジタル変換器、およびそれらの動作方法のさまざまな実施形態が説明された。量子化器の一実施形態は、複数の基準電圧を生成するように構成されている電圧基準ネットワークと、電圧基準ネットワークと結合されている比較器のセットとを備える。比較器の各々は、入力信号を受信し、一連のデジタルサンプルを生成するように構成されている。比較器のセットは、第1の比較器サブセットであって、当該第1のサブセットの各比較器は第1のスイッチドキャパシタ段を含む、第1の比較器サブセットと、第2の比較器サブセットであって、当該第2のサブセットの各比較器は前置増幅器段を含む、第2の比較器サブセットと、第3の比較器サブセットであって、当該第3のサブセットの各比較器は第2のスイッチドキャパシタ段を含む、第3の比較器サブセットとを含む。
アナログ−デジタル変換(ADC)の一実施形態は、ADCの入力信号を受信するための入力を有し、入力信号からフィルタリングされた入力信号を生成するアナログ・ループ・フィルタと、ループフィルタの出力に結合されている入力を有する量子化器とを備え、量子化器は、ループフィルタからのフィルタリングされた入力信号を量子化して一連のデジタルサンプルを生成する。量子化器は、複数の基準電圧を生成するように構成されている電圧基準ネットワークと、電圧基準ネットワークと結合されている比較器のセットとを含み、比較器の各々はフィルタリングされた入力信号を受信するように構成されている。比較器のセットは、第1の比較器サブセット、第2の比較器サブセット、および第3の比較器サブセットを備える。第1のサブセットの各比較器は、第1のスイッチドキャパシタ段と、第1のスイッチドキャパシタ段の第1の出力に結合されている第1のラッチ段とを含む。第2のサブセットの各比較器は、前置増幅器段と、前置増幅器段の第2の出力に結合されている第2のラッチ段とを含む。第3のサブセットの各比較器は、第2のスイッチドキャパシタ段と、第2のスイッチドキャパシタ段の第3の出力に結合されている第3のラッチ段とを含む。
アナログ−デジタル変換器(ADC)を使用してアナログ−デジタル変換を実行する方法の一実施形態も開示され、ADCは量子化器を備え、当該量子化器は電圧基準ネットワークと、当該電圧基準ネットワークに結合されている比較器のセットとを備え、比較器のセットは第1の比較器サブセット、第2の比較器サブセット、および第3の比較器サブセットを含み、第1のサブセットの各比較器は第1のスイッチドキャパシタ段を含み、第2のサブセットの各比較器は前置増幅器段を含み、第2のサブセットの各比較器は第2のスイッチドキャパシタ段を含み、当該方法は、比較器の各々において入力信号を受信するステップと、複数の基準電圧を電圧基準ネットワークを介して比較器に提供するステップとを含み、基準電圧の各々1つは比較器の各々1つに関連付けられている。方法は、ADCを使用して入力信号を一連のデジタルサンプルに変換するステップをさらに含む。変換動作は、第1のサブセットの各比較器において、入力信号を基準電圧の第1のセットからの基準電圧のうちの1つと比較するステップを含み、基準電圧の第1のセットは入力信号の上側電圧範囲に対応する。変換動作は、第2のサブセットの各比較器において、入力信号を基準電圧の第2のセットからの基準電圧のうちの1つと比較するステップをさらに含み、基準電圧の第2のセットは入力信号の中間電圧範囲に対応する。そして、変換動作は、第3のサブセットの各比較器において、入力信号を基準電圧の第3のセットからの基準電圧のうちの1つと比較するステップをさらに含み、基準電圧の第3のセットは入力信号の下側電圧範囲に対応し、中間電圧範囲はほぼ0ボルトを中心とし、上側電圧範囲は中間電圧範囲よりも大きく、下側電圧範囲は中間電圧範囲よりも小さい。
本発明の主題の原理が特定のシステム、装置、および方法に関連して上記で説明されてきたが、この説明は例示のみを目的として為されており、本発明の主題の範囲に対する限定としてではないことは明瞭に理解されたい。本明細書において述べられ図面内に示されたさまざまな機能または処理ブロックは、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアまたはそれらの任意の組み合わせにおいて実装されることができる。さらに、本明細書において採用されている表現または専門用語は説明を目的としており、限定ではない。
特定の実施形態の上記の記載は、他者が、現在の知識を適用することによって、一般的な概念から逸脱することなくさまざまな用途のためにそれを容易に改変および/または適合することができるように十分に本発明の主題の一般的性質を公開している。従って、このような適合および改変は開示されている実施形態の均等物の意図および範囲内にある。本発明の主題は、すべてのこのような代替形態、改変形態、均等物、および変形形態を、添付の特許請求の範囲の精神および広い範囲内に入るものとして包含する。

Claims (20)

  1. 量子化器であって、
    複数の基準電圧を生成するように構成されている電圧基準ネットワークと、
    前記電圧基準ネットワークと結合されている比較器のセットであって、該比較器の各々は、入力信号を受信し、一連のデジタルサンプルを生成するように構成されている、比較器のセットとを備え、前記比較器のセットは、
    第1の比較器サブセットであって、該第1のサブセットの各比較器は第1のスイッチドキャパシタ段と、該第1のスイッチドキャパシタ段の第1の出力に結合されている第1のラッチ段とを含む、第1の比較器サブセットと、
    第2の比較器サブセットであって、該第2のサブセットの各比較器は前置増幅器段と、該前置増幅器段の第2の出力に結合されている第2のラッチ段とを含む、第2の比較器サブセットと、
    第3の比較器サブセットであって、該第3のサブセットの各比較器は第2のスイッチドキャパシタ段と、該第2のスイッチドキャパシタ段の第3の出力に結合されている第3のラッチ段とを含む、第3の比較器サブセットとを備える、量子化器。
  2. 前記第1の比較器サブセットは前記入力信号を基準電圧の第1のセットと比較するように構成されており、該基準電圧の第1のセットは前記入力信号の上側電圧範囲に対応し、
    前記第2の比較器サブセットは前記入力信号を基準電圧の第2のセットと比較するように構成されており、該基準電圧の第2のセットは前記入力信号の中間電圧範囲に対応し、
    前記第3の比較器サブセットは前記入力信号を基準電圧の第3のセットと比較するように構成されており、該基準電圧の第3のセットは前記入力信号の下側電圧範囲に対応する、請求項1に記載の量子化器。
  3. 前記上側電圧範囲は前記中間電圧範囲よりも大きく、前記下側電圧範囲は前記中間電圧範囲よりも小さい、請求項2に記載の量子化器。
  4. 前記中間電圧範囲はほぼ0ボルトを中心とする、請求項2に記載の量子化器。
  5. 前記電圧基準ネットワークは一連の抵抗器を含み、
    前記量子化器は、基準電圧を前記電圧基準ネットワークに提供するための、前記電圧基準ネットワークに結合されている電圧源をさらに備え、前記基準電圧は、前記複数の基準電圧を生成するために前記一連の前記抵抗器にわたって落とされる、請求項1に記載の量子化器。
  6. 前記複数の基準電圧はほぼ0ボルトを中心とする、請求項5に記載の量子化器。
  7. 前記第1の比較器サブセットの各前記第1のラッチ段は、前記第1のスイッチドキャパシタ段の前記第1の出力からの第1の出力信号に対してラッチ動作を実行するように構成されており、
    前記第2の比較器サブセットの各前記第2のラッチ段は、前記前置増幅器段の前記第2の出力からの第2の出力信号に対して前記ラッチ動作を実行するように構成されており、
    前記第3の比較器サブセットの各前記第3のラッチ段は、前記第2のスイッチドキャパシタ段の前記第3の出力からの第3の出力信号に対して前記ラッチ動作を実行するように構成されている、請求項1に記載の量子化器。
  8. 前記比較器のセットの各比較器は差動回路として構成されている、請求項1に記載の量子化器。
  9. 前記量子化器は二次4ビット量子化器を含む、請求項1に記載の量子化器。
  10. 前記二次4ビット量子化器の前記比較器のセットは16個の比較器を含み、前記第1の比較器サブセットは前記16個の比較器のうちの6個を含み、前記第2の比較器サブセットは前記16個の比較器のうちの4個を含み、前記第3の比較器サブセットは前記16個の比較器のうちの6個を含む、請求項9に記載の量子化器。
  11. アナログ−デジタル変換(ADC)であって、
    前記ADCの入力信号を受信するための入力を有し、前記入力信号からフィルタリングされた入力信号を生成するアナログ・ループ・フィルタと、
    前記ループフィルタの出力に結合されている入力を有する量子化器とを備え、該量子化器は、前記ループフィルタからの前記フィルタリングされた入力信号を量子化して一連のデジタルサンプルを生成し、該量子化器は、
    複数の基準電圧を生成するように構成されている電圧基準ネットワークと、
    前記電圧基準ネットワークと結合されている比較器のセットであって、該比較器の各々は前記フィルタリングされた入力信号を受信するように構成されている、比較器のセットとを備え、該比較器のセットは、第1の比較器サブセット、第2の比較器サブセット、および第3の比較器サブセットを備え、前記第1のサブセットの各比較器は、第1のスイッチドキャパシタ段と、該第1のスイッチドキャパシタ段の第1の出力に結合されている第1のラッチ段とを含み、前記第2のサブセットの各比較器は、前置増幅器段と、該前置増幅器段の第2の出力に結合されている第2のラッチ段とを含み、前記第3のサブセットの各比較器は、第2のスイッチドキャパシタ段と、該第2のスイッチドキャパシタ段の第3の出力に結合されている第3のラッチ段とを含む、ADC。
  12. 前記ADCは連続時間シグマデルタADCを備える、請求項11に記載のADC。
  13. 前記第1の比較器サブセットは前記フィルタリングされた入力信号を基準電圧の第1のセットと比較するように構成されており、該基準電圧の第1のセットは前記フィルタリングされた入力信号の上側電圧範囲に対応し、
    前記第2の比較器サブセットは前記フィルタリングされた入力信号を基準電圧の第2のセットと比較するように構成されており、該基準電圧の第2のセットは前記フィルタリングされた入力信号の中間電圧範囲に対応し、
    前記第3の比較器サブセットは前記フィルタリングされた入力信号を基準電圧の第3のセットと比較するように構成されており、該基準電圧の第3のセットは前記フィルタリングされた入力信号の下側電圧範囲に対応する、請求項11に記載のADC。
  14. 前記上側電圧範囲は前記中間電圧範囲よりも大きく、前記下側電圧範囲は前記中間電圧範囲よりも小さい、請求項13に記載のADC。
  15. 前記電圧基準ネットワークは一連の抵抗器を含み、
    前記量子化器は、基準電圧を前記電圧基準ネットワークに提供するための、前記電圧基準ネットワークに結合されている電圧源をさらに備え、前記基準電圧は、前記複数の基準電圧を生成するために前記一連の前記抵抗器にわたって落とされる、請求項11に記載のADC。
  16. 前記複数の基準電圧はほぼ0ボルトを中心とする、請求項15に記載のADC。
  17. 前記第1の比較器サブセットの各前記第1のラッチ段は、前記第1のスイッチドキャパシタ段の前記第1の出力からの第1の出力信号に対してラッチ動作を実行するように構成されており、
    前記第2の比較器サブセットの各前記第2のラッチ段は、前記前置増幅器段の前記第2の出力からの第2の出力信号に対して前記ラッチ動作を実行するように構成されており、
    前記第3の比較器サブセットの各前記第3のラッチ段は、前記第2のスイッチドキャパシタ段の前記第3の出力からの第3の出力信号に対して前記ラッチ動作を実行するように構成されている、請求項11に記載のADC。
  18. 前記量子化器は二次4ビット量子化器を含み、該二次4ビット量子化器の前記比較器のセットは16個の比較器を含み、前記第1の比較器サブセットは前記16個の比較器のうちの6個を含み、前記第2の比較器サブセットは前記16個の比較器のうちの4個を含み、前記第3の比較器サブセットは前記16個の比較器のうちの6個を含む、請求項11に記載のADC。
  19. アナログ−デジタル変換器(ADC)を使用してアナログ−デジタル変換を実行する方法であって、前記ADCは量子化器を備え、該量子化器は電圧基準ネットワークと、該電圧基準ネットワークに結合されている比較器のセットとを備え、該方法は、
    前記比較器の各々において入力信号を受信するステップであって、前記比較器のセットは第1の比較器サブセット、第2の比較器サブセット、および第3の比較器サブセットを含み、前記第1のサブセットの各比較器は第1のスイッチドキャパシタ段と、該第1のスイッチドキャパシタ段の第1の出力に結合されている第1のラッチ段とを含み、前記第2のサブセットの各比較器は前置増幅器段と、該前置増幅器段の第2の出力に結合されている第2のラッチ段とを含み、前記第3のサブセットの各比較器は第2のスイッチドキャパシタ段と、該第2のスイッチドキャパシタ段の第3の出力に結合されている第3のラッチ段とを含む、受信するステップと、
    複数の基準電圧を前記電圧基準ネットワークを介して前記比較器に提供するステップであって、前記基準電圧の各々1つは前記比較器の各々1つに関連付けられている、提供するステップと、
    前記ADCを使用して前記入力信号を一連のデジタルサンプルに変換するステップとを備え、該変換動作は、
    前記第1のサブセットの前記各比較器において、前記入力信号を前記基準電圧の第1のセットからの前記基準電圧のうちの1つと比較するステップであって、前記基準電圧の前記第1のセットは前記入力信号の上側電圧範囲に対応する、比較するステップと、
    前記第2のサブセットの前記各比較器において、前記入力信号を前記基準電圧の第2のセットからの前記基準電圧のうちの1つと比較するステップであって、前記基準電圧の前記第2のセットは前記入力信号の中間電圧範囲に対応する、比較するステップと、
    前記第3のサブセットの前記各比較器において、前記入力信号を前記基準電圧の第3のセットからの前記基準電圧のうちの1つと比較するステップであって、前記基準電圧の前記第3のセットは前記入力信号の下側電圧範囲に対応する、比較するステップとを含み、前記上側電圧範囲は前記中間電圧範囲よりも大きく、前記下側電圧範囲は前記中間電圧範囲よりも小さい、方法。
  20. 前記変換動作は、
    前記第1のスイッチドキャパシタ段の第1の出力からの第1の出力信号に対してラッチ動作を実行するステップであって、該実行動作が各前記第1のラッチ段において実行される、実行するステップと、
    前記前置増幅器段の第2の出力からの第2の出力信号に対して前記ラッチ動作を実行するステップであって、該実行動作が各前記第2のラッチ段において実行される、実行するステップと、
    前記第2のスイッチドキャパシタ段の第3の出力からの第3の出力信号に対してラッチ動作を実行するステップであって、該実行動作が各前記第3のラッチ段において実行される、実行するステップとをさらに備える、請求項19に記載の方法。
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