JP6373815B2 - 袴及びその着付け方法 - Google Patents

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本発明は、素人であっても簡単に着用することが出来ると共に、位置ズレしない袴及び袴の着付け方法に関するものである。
袴とは腰から下を包む和装の着用物であって、該袴は前後2部(前身頃と後身頃)からなり、下部は筒状で一般に左右に分かれて両脚を通す形態と成っており、また上端部には紐を備えている。一口に袴と言ってもその種類は表袴、大口袴、小口袴、紅袴、長袴など色々あって、用途に応じて使われているが、袴を着用するには両脚を通して上部に設けている紐を腰に締付ける。
図4は従来の長袴を示す具体例であり、前身頃の上端部には前紐(イ)、(イ)が両側に延びており、また後身頃の上端部にも後紐(ロ)、(ロ)が両側に延びている。該長袴を着用する場合には、両脚を通すと共に前身頃を腹の正面に配置して両前紐(イ)、(イ)を腰に締め、また後身頃を背中に配置して両後紐(ロ)、(ロ)を締める。
昔は、袴は羽織と共に礼装用として用いられることが多かったが、近年では大学の卒業式に袴を着用するケースも増えている。特に女子学生の間では袴に人気が高く、袴を着用して卒業式に臨む人も多い。
しかし、袴を着用することは着物を着付けする場合と同じく、素人では上手く着用することは容易でない。
すなわち、着用した袴がズレ下がったり、又は腰の周りで回転するなどし、位置ズレを生じる。その為に着ている着物との位置関係がズレてしまって、バランスが崩れてしまう。勿論、前身頃の前紐(イ)、(イ)及び後身頃の後紐(ロ)、(ロ)を強く締めることで位置ズレを抑制することは可能であるが、これら前紐(イ)、(イ)及び後紐(ロ)、(ロ)強く締めるならば窮屈感を覚える。
一方、大学の卒業式では卒業する女子学生が数百人以上となる場合もあり、特に大きな大学ともなれば千人以上にもなる場合も珍しくない。このような場合に女子学生の大半が袴を着用しようとしても着付けする業者が限られ、その為に袴の着用を希望しても無理なケースが発生する。
このように、袴を着用するには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であって、素人であっても自分で簡単に着用することが出来ると共に、紐を強く締めなくても位置ズレすることのない袴及び該袴の着付け方法を提供する。
本発明に係る袴は袴本体と紐で構成し、袴本体は従来の袴と共通している。すなわち、袴本体の上部は前身頃と後身頃に分かれ、下部は筒状と成って、一般には左右に分かれてそれぞれに脚を通すことが出来る。勿論、左右に分かれていないで袴本体を構成することも多い。紐は前身頃上端両側と後身頃上端両側にそれぞれ取付けられて外方向へ延びているが、上記前紐の一方側は伸縮性のあるゴム紐とし、しかも8文字状のクロス部を有している。そして、該前紐の先端にはフックを止着しており、他方の前紐には複数の止め具が所定の間隔をおいて取着されている。
そこで、一方側の前紐先端に止着しているフックを、他方の前紐に止着した止め具に係止することで、両前紐は互いに連結して腰に締付けられ、前身頃は正面に固定される。
また、後身頃の上端両側には後紐が両側へ延びており、この後紐を腰に締めることで後身頃は背中に固定される。
ところで、前身頃を身体の正面に配置して両前紐を連結するが、一方の前紐に形成している8文字状のクロス部は一文字帯の各羽根に係止して位置決めされる。そして、両後身頃の上端に設けている板部を一文字帯の上方に配置し、両後紐を腰に締付けることで袴の着用が出来る。
本発明に係る袴は前身頃に取付けている一方の前紐先端にはフックを止着し、他方の前紐には止め具を取付けている。そこで、該フックを止め具に係止することで両前紐は互いに連結することが出来、両前紐を結ぶ必要がなく便利である。しかも、一方の前紐には8文字状のクロス部が形成され、この伸縮性のあるクロス部は一文字帯の各羽根にダブ付くことなく一定の緊張状態で係止することが出来、その為に前紐が位置ズレすることはなく、前身頃は身体の正面に正しく配置される。
そして、後身頃はその上端部に設けている板部を一文字帯の上方に配置して後紐を腰に締めることで後身頃は背中に正しく固定される。
着物を着用する際の一文字帯が所定の位置に正しく結ばれることで、該一文字帯に前紐のクロス部を係止して袴を素人であっても一人で正しく着用できる。すなわち、本発明の袴は紐を必要以上に強く締め付けることなく位置ズレが防止され、窮屈感を覚えることなく正しく着用出来る。
本発明に係る袴の実施例を示す正面図。 本発明に係る袴の前紐のクロス部が一文字帯に係合している場合。 袴の前紐に形成しているクロス部が係止する羽根を備えた一文字帯を示す具体例。 従来の一般的な袴を示す具体例。
図1は本発明に係る袴を示す実施例であり、同図の1は袴本体、2a,2bは前紐、3a,3bは後紐をそれぞれ表している。前紐2a,2bは袴本体1の前身頃4の上端に縫付けされて両側へ延びており、一方の前紐2aは伸縮性のゴム紐で構成され、その形状は8文字状にクロスしたクロス部5を形成している。
ここで、該クロス部5の具体的な形態は特に限定しないが、図1に示す実施例では対を成すリング6a,6bが連結具7によって繋がれることで、8文字状のクロス部5を形成している。そして、該前紐2aの先端(リング6a)にはフック8を止着している。
他方の前紐2bは伸縮しないバンドとし、該前紐2bには複数の止め具9a,9b,9cが取付けられている。ここで、上記フック8は止め具9a,9b,9cの何れかに係止して両前紐2a,2bは互いに連結することが出来、前身頃は身体の正面に配置される。
一方、後身頃の上端両側には後紐3a,3bが取付けられて外方向へ延びている。ここで、後紐3a,3bは後身頃を身体の背面に配置して固定するだけであれば、前紐2bと同じように一定の細幅紐でよいが、正面で結んだ場合の装飾性を備える為に幅広の生地が用いられている。
ところで、上記前紐2aはその先端のフック8が前紐2bに設けている止め具9a,9b,9cに係止すると共に、該前紐2aに形成した8文字状のクロス部5は着物を着用する際に使用している一文字帯の各羽根に係止することが出来る。
図2は上記クロス部5が一文字帯10の羽根11a,11bに係止した状態を示している。クロス部5は2個のリング6a,6bが連結具7によって繋がれており、伸縮する各リング6a,6bがそれぞれの羽根11a,11bにダブ付くことなく所定の緊張状態で係止している。
すなわち、羽根11a,11bを抱くように拘束し、その為にクロス部5が位置ズレすることはなく、クロス部5が位置ズレしないことで前身頃4は身体の正面に正しく配置して止着される。従来のように前紐にて締付けただけでは腰の周りを回ってしまうが、羽根11a,11bにリング6a,6bが係止することで回ることはない。また、位置ズレしないように強く締め付けたのでは窮屈感を覚えるが、本発明ではその必要性もない。
本発明の袴は強く締めなくても位置ズレしないで着用することが出来るように成っている。このように前身頃が止着されたところで、後身頃を背後に配置して後紐3a,3bで締め付けることになるが、後身頃の上端に設けている板部を一文字帯10の上方に配置した状態で該後紐3a,3bを締めることになる。
図3は前紐2a,2bに形成しているクロス部5が係合する一文字帯10を示す具体例である。同図は一文字帯10の内面側を示しているが、帯14の先端には伸縮性のあるバンド12を延ばし、該バンド12の先端にフック13を連結している。そして、帯14の中央部にはウエストサイズに合うように長さ調整が出来る長さ調整具15を備えたバンド16を取付けている。
また、帯14の反対側先端部内面には粘着テープ17を設け、上記バンド12側の表側先端部にも粘着テープ(図示なし)を設けている。
羽根11a,11bは帯14の表側に対を成して取付けており、着物を着用して一文字帯10を簡単に締めることが出来る。すなわち、帯14をウエストに巻付け、フック13を帯中央部に取付けているバンド16の先端に係止し、そして、帯14の先端部を正面側に巻付けて内面側に設けている上記粘着テープ17を表側に設けている粘着テープ(図示なし)に貼り付けることが出来る。
このように、図3に示す一文字帯10を使用するならば、素人であっても着物を簡単に着ることが出来る。そして、袴を着用する場合も、一文字帯10の羽根11a,11bに前紐2aに形成したクロス部5のリング6a,6bを係止することで、素人であっても他人の手助けを要しないで一人で着用出来る。
ここで、ウエストに締めた一文字帯10は対を成す羽根11a,11bが背中に位置するように配置する。
本発明の袴では、前紐2aにクロス部5を形成し、このクロス部5が係止することが出来る羽根11a,11bを有す帯を必要とするが、一文字帯10に限るものではない。
1 袴本体
2 前紐
3 後紐
4 前身頃
5 クロス部
6 リング
7 連結具
8 フック
9 止め具
10 一文字帯
11 羽根
12 バンド
13 フック
14 帯
15 長さ調整具
16 バンド
17 粘着テープ



Claims (3)

  1. 前身頃の上端両側には前紐を延ばし、後身頃上端両側には後紐を延ばした袴において、上記前紐の一方は8文字状のクロス部を形成すると共に伸縮性を有し、先端にはフックを取付け、他方の前紐には複数の止め具を取付け、該フックが止め具に係止することで両前紐が互いに連結し、上記クロス部を一文字帯などで対をなすように設けた羽根に係止することを可能にしたことを特徴とする袴。
  2. 上記、クロス部として2つのリングを連結具にて繋いで構成した請求項1記載の袴。
  3. 一文字帯などの対を成して羽根を有す帯を用いて着た着物に袴を着付けする方法において、袴は前身頃の上端両側に前紐を延ばし、後身頃上端両側に後紐を延ばした形態とし、上記前紐の一方は8文字状のクロス部を形成すると共に伸縮性を有し、先端にはフックを取付け、他方の前紐には複数の止め具を取付けて構成し、上記前身頃を身体の正面に配置して上記フックを止め具に係止することで両前紐を互いに連結し、そして上記クロス部を着物帯に設けた羽根に係止し、さらに後身頃上端に設けた板部を上記着物帯の上方に配置して両後紐を結んで着用することを特徴する袴の着付け方法。




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