JP6373238B2 - 検出装置、飛行体、操縦装置、気流検出方法 - Google Patents

検出装置、飛行体、操縦装置、気流検出方法 Download PDF

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Description

本発明は飛行体、検出装置、操縦装置、気流検出方法に関する。例えば模型グライダー等の飛行体と、その飛行体の飛行動作を無線通信により制御する操縦装置における気流検出のための技術に関する。
実開昭63−189800号公報 特開2005−82018号公報
滑空時に動力を使用しないグライダー等の飛行体の場合、上昇気流(いわゆるサーマル)を発見することが重要である。
サーマルを発見するには、風や気温の変化、鳥や虫の動き、雲の形などに注意を払う必要があるが、これらを観察してサーマルを発見するには経験が必要で、誰もが直ぐにできることではない。
なお上記特許文献1では、左右の翼に設けた感温素子の検知した温度を比較して上昇気流を感知することが記載されている。
上記特許文献2では、気流等を計測し、その結果から上昇気流を推定することが記載されている。
ここで、例えば無線により操縦する操縦装置と模型グライダーの場合を考える。操縦者は上空の模型グライダーの機体の挙動からサーマルの有無を判断することになるが、これは熟練を要するとともに、機体にクセがないことが必要である。クセのない機体の組み立て、クセ取りの調整や送信機設定は、熟練者にとっても難しい。
また機体が高高度を飛行しているときは、機体の挙動を目視で判断することが難しく、機体の挙動からサーマルを判断することは非常に困難である。
これらのことから無線操縦する飛行体に搭載可能な小型簡易な構成で、しかも精度良く気流判定ができるようにすることが求められている。
本発明の検出装置は、操縦装置との間の無線通信により飛行動作が制御される飛行体への搭載用の検出装置であって、前記飛行体内に配置された温度センサから入力された温度情報を、前記飛行体内に配置された高度センサから入力された高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、該補正後の温度情報から求められる一定高度における温度変化に基づいて上昇気流及び下降気流の判定を行い、判定結果の情報を含む送信情報を生成する演算部を備えたものである。
また、前記演算部が生成した送信情報を飛行体の操縦装置に送信する無線通信部をさらに備える場合もある。
また、前記演算部に対して温度情報を出力する温度センサをさらに備える場合もある。
また、前記演算部に対して高度情報を出力する高度センサをさらに備える場合もある。
このような検出装置としてのユニットにより、飛行体に気流検出機能搭載が容易化される。
本発明の飛行体は、操縦装置との間の無線通信により飛行動作が制御される飛行体である。そして、温度センサと、高度センサと、前記温度センサで検出された温度情報を、前記高度センサにより検出された高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、該補正後の温度情報に基づく送信情報を生成する演算部と、前記演算部が生成した送信情報を前記操縦装置に送信する無線通信部とを備えたものである。
飛行体は、水平飛行中でも高度は逐次変化している。このことを考慮して本発明では、温度情報の補正により飛行体の高度変化に関わらず或る一定高度における温度情報を検出するようにしている。つまり高度による温度変化をキャンセルした温度情報を得る。そして一定高度における温度の情報により上昇気流、下降気流の判定を行うようにする。
上記した飛行体においては、前記演算部は、前記送信情報として一定高度における温度変化量の情報を生成する。
一定高度での温度変化量の情報は、上昇気流、下降気流の判定に適した情報である。従ってこの温度変化量を送信情報として操縦装置側に送信することで、操縦装置側で適切に上昇気流、下降気流の判定を行うことができる。
上記した飛行体においては、前記演算部は、前記補正後の温度情報から求められる一定高度における温度変化に基づいて上昇気流又は下降気流の判定を行い、判定結果の情報を前記送信情報とする。
即ち演算部が一定高度における温度変化量から上昇気流、下降気流の判定までも行うようにして、その判定結果を操縦装置側に送信する。
上記した飛行体においては、前記演算部は、前記高度情報により、高度変化が一定範囲内で略水平飛行状態と推定されている期間において、前記補正及び前記送信情報の生成を行う。
例えば所定高度への上昇時や、着陸のための下降時ではない、水平飛行の際に気流判定(サーマル検出等)を行うことができるようにする。
本発明の操縦装置は、無線通信により飛行体の飛行動作を制御する操縦装置である。そして、提示部と、飛行体に搭載された高度センサの高度情報及び前記飛行体に搭載された温度センサの温度情報を受信する無線通信部と、前記無線通信部で受信された温度情報を、前記無線通信部で受信された高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、補正後の温度情報から求められる一定高度における温度変化に基づいて上昇気流又は下降気流の判定を行い、判定結果に基づいて前記提示部による提示出力を制御する制御部とを備える。
即ち飛行体から高度情報と温度情報を受信することに応じて、温度情報の補正を行い、気流判定を行うことを操縦装置側で実行する。
本発明の気流検出方法は、飛行体に搭載された高度センサの高度情報及び前記飛行体に搭載された温度センサの温度情報を取得し、取得した温度情報を、取得した高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、補正後の温度情報から求められる一定高度における温度変化に基づいて、上昇気流又は下降気流の判定を行い、無線通信により前記飛行体の飛行動作を制御する操縦装置において、上昇気流又は下降気流の判定結果に応じた提示出力を行う。
即ち飛行体の高度変化に関わらず、或る一定高度における温度情報を得、これに基づいて上昇気流、下降気流の判定を行う。
本発明によれば、検出された温度情報を補正して或る一定高度における温度情報を得、これに基づいて上昇気流、下降気流の判定を行うことができるようにしたため、高度による温度差の影響を排除して精度良く気流判定を行うことができる。
また簡易な構成で精度良く気流判定を行うことができるため、無線操縦する飛行体と操縦装置のシステムに非常に好適である。ユーザ(操縦者)にとっては上空の飛行体がサーマルに乗っているか否か等が明確にわかるため、操縦をより的確に行うことができる。
本発明の第1の実施の形態の飛行体と操縦装置のブロック図である。 上昇気流、下降気流と温度状態の説明図である。 実施の形態の気流判定動作の説明図である。 第1の実施の形態の飛行体側の処理のフローチャートである。 第1の実施の形態の操縦装置側の処理のフローチャートである。 第2の実施の形態の飛行体側の処理のフローチャートである。 第2の実施の形態の操縦装置側の処理のフローチャートである。 第3,第4の実施の形態の飛行体のブロック図である。 第5の実施の形態の飛行体と操縦装置のブロック図である。 第5の実施の形態の操縦装置側の処理のフローチャートである。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図1〜図5を用いて説明する。
図1は実施の形態の飛行体1と操縦装置2のブロック図である。なお各実施の形態では、飛行体1は無線操縦される模型グライダーであるとし、操縦装置2は模型グライダーを無線操縦するためにユーザが使用する装置であるとする。
模型グライダーとしての飛行体1は、図示のように検出ユニット11,無線通信部12,アクチュエータ13、及び無線通信のためのアンテナ14を有する。検出ユニット11は、温度センサ15,高度センサ16,演算部17が一体化されたユニットであるとする。
無線通信部12は操縦装置2との間で無線通信を行う。
アクチュエータ13には図示しない各舵が接続されている。アクチュエータ13は無線通信部12により受信された操縦装置2からの操舵情報に応じて舵を駆動する。
演算部17は例えばマイクロコンピュータにより形成され、各種演算処理を行う。演算部17は、逐次、温度センサ15により検出される温度情報を取得する。また演算部17は、逐次、高度センサ16により検出される高度情報を取得する。
温度センサは温度の値、又は温度変化量を検出できるものであればよい。
高度センサは高度の値、又は高度変化量を検出できるものであればよい。
演算部17は温度情報、高度情報を用いて操縦装置2への送信情報を生成する。この送信情報は無線通信部12により操縦装置2へ送信させる。送信情報は或る一定高度における温度情報、温度変化量の情報などである。送信情報の生成のための演算部17の演算処理については後述する。
操縦装置2は、制御部21,無線通信部22,操作部23,表示部24,音声出力部25,スピーカ26、及び無線通信のためのアンテナ27を有する。
無線通信部22は、飛行体1の無線通信部12との間で無線通信を行う。即ち操舵情報の送信や、上述の演算部17による送信情報の受信を行う。
操作部23は、操縦装置2に設けられている各種の操作子を包括的に示している。操作部23を用いたユーザの操作による操作信号は制御部21に供給される。
表示部24はユーザに対して情報表示を行う。例えば液晶パネル、有機EL(Electroluminescence)表示パネル、LED発光部などで形成される。
音声出力部25は、例えば電子音、或いはメッセージ音声などの音声信号を生成する。この音声信号はスピーカ26から音声として出力され、ユーザに対して音声による情報提示を行う。
制御部21は例えばマイクロコンピュータにより形成され、各種制御処理、演算処理を行う。例えば制御部21は、操作部23からの操作信号に応じて飛行体1に送信する操舵情報等を生成し、無線通信部22により飛行体1に送信させる。
また制御部21は操作状態や飛行体1から受信した情報などに基づいて、表示部24の表示状態、表示内容を制御したり、音声出力部25に音声信号出力を実行させる。
このような模型グライダーとしての飛行体1と操縦装置2を用いるユーザにとっては、飛行体1の操縦のために気流を検知することが必要である。本実施の形態では飛行体1と操縦装置2において、上昇気流(サーマル)と下降気流の一方又は両方を判定し、操縦装置2を操作しているユーザに表示や音声により提示するものである。
図2は上昇気流と下降気流と温度の関係の例を示している。例えば或る位置P1〜P2の間で、図2上段のように上昇気流と下降気流があったとする。この場合に、或る高度(x[m])の温度を見ると、位置P1〜P2の間において図2下段のような温度変化が観測される。即ち上昇気流の生じているところでは温度が高く、下降気流の生じているところでは温度が低い。すると温度変化を観測することで上昇気流、下降気流の判定ができる。
しかし温度は、高度によっても変化する。一般的に、垂直方向の100m毎に0.6℃の温度変化がある。そしてグライダー等の飛行体1は、水平飛行中といわれる状態であっても、高度は各種要因で比較的大きく変動している。
例えば図3に、飛行体1の離陸から着陸までの高度変化の様子を示している。時点t0に離陸して時点t1の頃に水平飛行に移ったとする。その後時点t2前後から下降をはじめ、時点t3に着陸したとする。この場合、時点t1〜t2は水平飛行中であるが、実際には高度は比較的大きく変動している。
このような状況を考えると、単に機体に配置した温度センサ15で検出された温度変化を観測していても、その温度変化は気流による変化だけでなく、高度による温度変化も含まれているため、気流判定を正確に行うことはできない。
そこで本実施の形態では、演算部17は、温度センサ15で検出された温度情報を、高度センサ16により検出された高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、該補正後の温度情報に基づく送信情報を生成する。具体的には送信情報とは、一定高度における温度変化量の情報である。そして無線通信部12は、演算部17が生成した送信情報を操縦装置2に送信するものとしている。
操縦装置2では、無線通信部22で受信した送信情報(温度変化量の情報)に基づいて上昇・下降気流を判定し、判定結果をユーザに提示する。
このような動作は図4,図5の処理により実現される。
まず図4は飛行体1の演算部17の処理例を示している。なお、この処理例は演算部17が高度センサ16から高度の値を逐次取得し、温度センサ15から温度の値を逐次取得する場合の例としている。
なお、高度センサ16から高度変化量、温度センサ15から温度変化量が出力され、これらを高度情報、温度情報として取得される場合も想定されるが、その場合は、以下の処理において、変化量自体の算出が不要となることがあり、また高度情報、温度情報を或る値を基準とした相対値として把握すればよいと理解されたい。
演算部17はステップS101で高度センサ16から高度情報dHを取得する。また演算部17はステップS102で温度センサ15から温度情報dTを取得する。
演算部17は、例えば常時、所定時間間隔で高度情報dHと温度情報dTを取得するようにし、そのたびに図4のステップS103以降の処理を実行する。
ステップS103で演算部17は、現在水平飛行中か否かを判定する。つまり図3でいえば例えば時点t1〜t2で示したような飛行状態であるか否かの判定(離陸上昇時や着陸下降時ではない状態)である。
これは例えば、高度の上昇(又は下降)がある程度の時間以上継続しているか否かにより判定できる。また一旦水平飛行になった後は、後述の水平飛行判定範囲内であるか否かにより、水平飛行中であるか否かを判定できる。
このステップS103の処理で、「上昇中」「水平飛行中」「下降中」が判定される。
離陸後、ステップS103の水平飛行判定の結果が「上昇中」又は「下降中」であるときは、ステップS104→S105→RET(サブルーチンの終了)と進んで図4の処理を終え、例えば所定時間間隔を置いて再びステップS101からの処理をくりかえす。
ステップS103の判定結果が「上昇中」から「水平飛行中」に変化したときは、演算部17は水平飛行が開始されたと判断し、ステップS104からS106に進んで基準高度Hrefを設定する。例えばその時点の高度情報dHとして検出された高度を基準高度Hrefとする。
そして演算部17はステップS107で水平飛行判定範囲としての高度H1,H2を設定する。例えば図3のように基準高度Hrefから±α[m]の高度を高度H1,H2とする。
上述のように水平飛行中でも機体は上下に変動している。この高度H1,H2は、1つの基準として、水平飛行を継続していると判断する閾値とする。つまり、以降のステップS103では、検出される高度が高度H1〜H2の範囲内であれば、水平飛行中と判断すればよい。
以上の設定をおこなったらステップS108に進む。
またステップS103の判定結果が継続して「水平飛行中」となっている期間は、演算部17はステップS103→S104→S105→S108と処理を進める。
つまり水平飛行に移ってから、水平飛行ではなくなったと判定されることになるまでの期間は、図4の処理が行われるたびに、演算部17はステップS103→S104→S105→S108・・・S112と処理を進めることになる。
ステップS108で演算部17は、今回取得した高度情報dHの基準高度Hrefに対する高度差ΔHを算出する。水平飛行開始時は高度情報dH=基準高度HrefであるためΔH=0となる。2回目以降は高度変化に応じて高度差ΔHが得られる。
ステップS109で演算部17は、今回取得した温度情報dTを、高度差ΔH分だけ補正する。例えば0.6℃/100mの割合で、温度情報dTを補正して補正温度dThを求める。
例えば今回の高度が基準高度Hrefより50m高い場合であれば、温度情報dTから0.3℃を減算した温度を補正温度dThとする。
ステップS110で演算部17は、前回の補正温度dTpからの今回の補正温度dThの温度変化量ΔTを算出する(ΔT=dTh−dTp)。
ステップS111で演算部17は、今回の補正温度dThを、次回の処理で用いる「前回の補正温度dTp」に代入する。
そしてステップS112で演算部17は、ステップS110で求めた温度変化量ΔTを送信情報とし、無線通信部12に転送して、操縦装置2に送信させる。
なおこの場合、温度変化量ΔTとは、前回の補正温度との差分ではなく、基準高度Hrefにおける温度との差分としてもよい。
その場合、例えばステップS106での基準高度Href設定時に、検出されている温度dTを基準温度dTrと設定する。そしてステップS110でΔT=dTh−dTrとして温度変化量を算出する。この場合はステップS111は不要である。後述の図6、図10でも同様に考えれば良い。
飛行体1が、着陸のために継続的な降下を開始すると、ある時点においてステップS103で水平飛行中と判定されなくなる。その場合は、演算部17はステップS103→S104→S105→RETと処理を進めて図4の1回の処理を終え、ステップS101に戻る。
また一旦水平飛行となったが、高度H1〜H2の範囲を脱した場合、例えば滑空高度を変更するために上昇又は下降を行っている場合なども、水平飛行中と判定されなくなり、演算部17はステップS103→S104→S105→RETと処理を進めて図4の1回の処理を終え、ステップS101に戻る。
従って、例えば図3の時点t1〜t2のように概ね水平飛行状態であることが水平飛行中と判定され、その期間に、ステップS108〜S112の処理で、温度変化量ΔTが操縦装置2に繰り返し送信されていくことになる。
そして温度変化量ΔTとは、ステップS109で補正処理された温度の変化量であるので、基準高度Hrefにおいて高度変化がなく水平に移動したときの温度変化量ΔTとして把握されるものとなる。
このような飛行体1からの送信に対応して、操縦装置2の制御部21は図5の処理を行う。
飛行体1からの送信情報として温度変化量ΔTが受信される度に、制御部21はステップS201からS202に進む。
ステップS202で制御部21は、受信した温度変化量ΔTに基づいて、温度変化量としての値を表示部24に表示させる。受信した温度変化量ΔTが例えば数値やグラフで表示されることで、ユーザは表示部24を確認して気流を推定できる。
ステップS203で制御部21は、上昇・下降気流判定を行う。例えば制御部21は逐次受信する温度変化量ΔTを記憶していき、時間的に連続したサンプル(温度変化量ΔT)がある程度の数、取得できた時点で、気流判定が可能となる。例えば温度変化量ΔTが連続して受信されることで、図2下段のような温度変化を把握できるため、現在、機体が上昇気流の中にあるか、下降気流の中にあるかが推定できる。
もし、サンプル数の不足、或いは温度変化が観測できないなどにより、判定不能の場合は、制御部21の処理はステップS203→S204→S205→RETと進むことになり、図5の1回の処理を終える。
なお、上述のように温度変化量ΔTが、前回の補正温度との差分(ΔT=dTh−dTp)ではなく、基準高度Hrefにおける温度との差分(ΔT=dTh−dTr)として計算されている場合は、1サンプルで上昇、下降気流判定が可能となる場合もある。1つの値自体が、基準高度Hrefでの温度との差分を示していることで、上昇気流、下降気流を表しているといえるためである。
現在、上昇気流の中に機体があると判定した場合は、制御部21はステップS204→S206と進んで、音声出力部25から上昇気流検出音(又はメッセージ)を出力させるように制御する。なお、このとき同時に、表示部24において上昇気流検知表示を行うようにしてもよい。或いは、音声出力を行わずに、表示部24での上昇気流検知表示のみを実行させてもよい。
また現在、下降気流の中に機体があると判定した場合は、制御部21はステップS205→S207と進んで、音声出力部25から下降気流検出音(又はメッセージ)を出力させるように制御する。このときも同時に、表示部24において下降気流検知表示を行うようにしてもよいし、或いは、音声出力を行わずに、表示部24での下降気流検知表示のみを実行させてもよい。
制御部21が以上の図5の処理を、飛行体1からの温度変化量ΔTを受信する度に行うことで、ユーザは、飛行体1が上昇気流に入ったり、下降気流に入ったりした際に、それらの状況を知ることができる。
なお操縦装置2では、上昇気流検知の提示、下降気流検知の提示は、いずれか一方のみ行うようにしてもよい。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態を図6、図7で説明する。第2の実施の形態は、構成は図1と同様であるが、飛行体1の演算部17が上昇・下降気流判定までも行うようにした例である。
演算部17の処理例を図6に示す。なお、ステップS101〜S111は図4と同一の処理であり、説明を省略する。
この図6の例では、ステップS108〜S111で高度差に応じた温度情報の補正を行い、温度変化量ΔTを算出するための処理を行った後、演算部17はステップS120で上昇・下降気流判定を行う。
例えば演算部17は、逐次算出る温度変化量ΔTを記憶していき、時間的に連続したサンプル(温度変化量ΔT)がある程度の数、取得できた時点で、気流判定が可能となる。例えば温度変化量ΔTを連続して記憶していくことで、図2下段のような温度変化を把握できるため、現在、機体が上昇気流の中にあるか、下降気流の中にあるかが推定できる。
これにより、上昇気流中、下降気流中、或いは不明の判定を行う。
そして演算部17はステップS121で、温度変化量ΔT及び気流の判定結果を送信情報として無線通信部12に受け渡し、操縦装置2に送信させる。
操縦装置2の制御部21は、これに対応して図7の処理を行う。
飛行体1からの送信情報として温度変化量ΔT及び判定結果の情報が受信される度に、制御部21はステップS201AからS202に進む。
ステップS202で制御部21は、受信した温度変化量ΔTに基づいて、温度変化量としての値を表示部24に表示させる。
また制御部21は、受信した気流の判定情報を確認し、「上昇気流」であればステップS204→S206と進んで、音声出力部25から上昇気流検出音(又はメッセージ)を出力させる。「下降気流」であれば制御部21はステップS205→S207と進んで、音声出力部25から下降気流検出音(又はメッセージ)を出力させるように制御する。
これらのステップS206、S207では、音声出力とともに、又は音声出力に代えて表示部24において上昇気流や下降気流の検知表示を行うようにしてもよい。
受信した気流の判定情報が上昇気流を示す情報でも下降気流を示す情報でもなかった場合は、制御部21はステップS204→S205→RETと進んで、音声出力部25から検出音等の出力は行わないで1回の図7の処理を終える。
これにより第1の実施の形態と同様に、ユーザは、飛行体1が上昇気流に入ったり、下降気流に入ったりした際に、それらの状況を知ることができる。その上で、操縦装置2の制御部21は気流判定処理を行わないため、処理負担が軽くなる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態を図8Aに示す。
これは飛行体1の構成例として図1とは異なる例である。
図8Aに示すように、飛行体1には検出ユニット11が搭載されるが、この検出ユニット11Aは、温度センサ15,高度センサ16,演算部17,無線通信部12(及びアンテナ14)が一体化されたユニットである。
検出ユニット11Aをこのようなユニットとすることで、飛行体1への装着が容易となる。即ち飛行体1のアクチュエータ13と検出ユニット11Aを接続するのみで、上述の図4や図6処理を行う飛行体1を実現できる。例えばユーザが模型グライダーの組み立てを行う場合なども非常に便利となる。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態を図8Bに示す。
図8Bに示すように、飛行体1には検出ユニット11Bが搭載されるが、この検出ユニット11Bは、温度センサ15,演算部17が一体化されたユニットである。
検出ユニット11Bをこのようなユニットとした場合、飛行体1への装着する際には、当該検出ユニット11Bを無線通信部12と接続する。
模型グライダーの愛好家は、高度センサやGPS(Global Positioning System)センサを所有していることが多い。従ってこのような検出ユニット11Bを提供すれば、ユーザは所有している模型グライダーや高度センサ等を利用して、上述の図4や図6処理を行う飛行体1を実現できる。
<第5の実施の形態>
第5の実施の形態を図9,図10を用いて説明する。
図9に飛行体1、操縦装置2のブロック図を示す。この例では、飛行体1は温度センサ15,高度センサ16、アクチュエータ13、無線通信部12及びアンテナ14を有するのみとしている。
そして無線通信部12は、温度センサ15で検出される温度情報と、高度センサ16で検出される高度情報を、逐次(例えば所定時間間隔感覚で)、操縦装置2に送信するものとしている。
一方、操縦装置2の構成は、図1の例と同様であるが、制御部21は、温度情報と高度情報を受信することに応じて、温度情報の補正、温度変化量ΔTの算出、気流判定を行うものとする。つまり、第1,第2の実施の形態において演算部17が行う処理も含めて、制御部21が実行するようにした例である。
図10に制御部21の処理例を示す。
飛行体1からの送信情報として温度情報dT及び高度情報dHが受信される度に、制御部21はステップS300からS303に進む。
ステップS303〜S307は、図4のステップS103〜S107として演算部17が行う処理と同様である。即ち制御部21は、水平飛行判定を行い、水平飛行に入ったと判定したときに基準高度Hrefの設定及び水平飛行判定範囲(H1,H2)の設定を行う。そして、水平飛行とされている期間は、ステップS308以降に進むようにする。
ステップS308〜S311は、図4のステップS108〜S111として演算部17が行う処理と同様である。即ち制御部21は、高度差ΔHを算出し、高度差ΔHを用いて温度情報dTを補正して補正温度dThを求める。そして温度変化量ΔTを算出する。
ステップS332〜S337は図5で説明したステップS202〜S207と同様の処理である。つまり制御部21は、取得した温度変化量ΔTの情報を用いて、温度変化を提示する表示制御を行うとともに、上昇・下降気流判定を行い、判定結果に応じた検出音出力等を行う。
このような第5の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、ユーザは、飛行体1が上昇気流に入ったり、下降気流に入ったりした際に、それらの状況を知ることができる。特にこの例の場合、飛行体1側は構成が簡易化されており、機体の軽量化にも適している。
<まとめ及び変形例>
第1〜第4の実施の形態における飛行体1は、操縦装置2との間の無線通信により飛行動作が制御される飛行体である。そして、温度センサ15と、高度センサ16を有する。また温度センサ15で検出された温度情報dTを、高度センサ16により検出された高度情報dHを用いて一定高度における温度情報(補正温度dTh)に補正し、補正温度dThに基づく送信情報を生成する演算部17を有する。さらに演算部17が生成した送信情報を操縦装置2に送信する無線通信部12とを備える。
模型グライダー等の飛行体は、水平飛行中でも高度は逐次変化している。すると、単純に温度変化を計測しても、一定高度における温度変化とはならず、高度差の影響が生じるため、精度のよい気流検出はできない。そこで実施の形態では、温度情報の補正により飛行体の高度変化に関わらず或る一定高度における温度情報を検出するようにし、高度による温度変化の影響をキャンセルした温度情報が得られるようにしている。
従って、気流検出に適した温度検出を行うことができ、精度の高い気流検出を実現できる。
また第1の実施の形態の飛行体1においては、演算部17は、送信情報として一定高度における温度変化量の情報(温度変化量ΔT)を生成し、これを操縦装置2に送信している。一定高度での温度変化量の情報は、上昇気流、下降気流の判定に適した情報である。従ってこの温度変化量ΔTを送信情報として操縦装置2側に送信することで、操縦装置2側で適切に上昇気流、下降気流の判定を行うことができる。従ってユーザ(操縦者)に対して精度の高いサーマル検出提示等を実現できる。
なお温度変化量ΔTとは、毎回の補正温度dThについての前回の補正温度dThの差分とされる場合(ΔT=dTh−dTp)もあるし、毎回の補正温度dThについての基準高度Hrefにおける検出温度との差分とされる場合(ΔT=dTh−dTr)もある。
ΔT=dTh−dTpの場合、温度変化量ΔTの各サンプルの推移を観測することで気流判定ができる。
ΔT=dTh−dTrの場合、1つの温度変化量ΔTの値は、一定の高度において気流の影響による温度差を表すことになるため、その1つの値でも気流判定ができる。但しより正確な判定のためにある程度のサンプルの推移を確認することが望ましい。
また第2の実施の形態の飛行体1においては、演算部17は、補正温度dThから求められる一定高度における温度変化量ΔTに基づいて上昇気流又は下降気流の判定を行い、判定結果の情報を送信情報として操縦装置2に送信するものとしている。
即ち演算部17が一定高度における温度変化量ΔTから上昇気流、下降気流の判定までも行うようにして、その判定結果を操縦装置2側に送信する。
従って操縦装置2側では、単に気流判定結果に応じた提示を行えばよく、簡易な処理で操縦者に対するサーマル検出提示等を実現できる。
また第1,第2の実施の形態で説明したように、演算部17は、高度情報dHにより、高度変化が一定範囲内(H1〜H2)で略水平飛行状態と推定されている期間(S103〜S107の判定期間)において、補正及び送信情報の生成を行う(図4のS108〜S112,又は図6のS108〜S121)。
つまり所定高度への上昇時や、着陸のための下降時ではない、略水平飛行の際に気流判定(サーマル検出等)を行うことができるようにしている。これは、ユーザにとって最もサーマル検出が必要なときであって、かつ水平飛行により精度の高いサーマル検知が可能な時にサーマル検知機能を実行させるものとなり、効率的な処理となる。また、上昇時や下降時にむやみに気流検知の提示を行わないことにもなり、ユーザを混乱させない。
第1〜第4の実施の形態では、本発明の検出装置として検出ユニット11、11A、11Bを例示した。検出ユニット11、11A、11Bは、飛行体搭載用の検出装置であって、入力された温度情報を、入力された高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、該補正後の温度情報に基づく送信情報を生成する演算部17を備えたものである。このような検出ユニット11、11A、11Bにより、検出された温度情報dTを、検出された高度情報dHを用いて一定高度における温度情報(補正温度dTh)に補正し、補正温度dThに基づく送信情報を生成する飛行体1を容易に実現できる。例えばこのような検出ユニット11、11A、11Bを模型グライダーの愛好家に提供することで、所有する模型グライダーを利用して本発明の効果を享受できる。
また、第3の実施の形態(図8A)の検出ユニット11Aは、演算部17が生成した送信情報を操縦装置2に送信する無線通信部12や、温度センサ15や、高度センサ16をさらに備えている。これにより、本発明の機能を発揮させるための構成部品の組み込みがさらに容易化される。
第5の実施の形態の操縦装置2は、無線通信により飛行体1の飛行動作を制御する操縦装置である。そして、提示部(25及び26、24)と、飛行体1に搭載された高度センサ16の高度情報dH及び飛行体1に搭載された温度センサ15の温度情報dTを受信する無線通信部22と、無線通信部22で受信された温度情報dTを、受信された高度情報dHを用いて一定高度における温度情報(補正温度dTh)に補正し、補正温度dThから求められる一定高度における温度変化に基づいて上昇気流又は下降気流の判定を行い、判定結果に基づいて提示部による提示出力を制御する制御部21とを備える。
即ち飛行体1から高度情報dHと温度情報dTを受信することに応じて、温度情報の補正を行い、気流判定を行うことを操縦装置側で実行する。この場合も、高度による温度変化の影響をキャンセルした温度情報が得ら、これにより気流判定を行うため、精度の高い気流検出を実現し、ユーザに提示できる。
以上の実施の形態では、飛行体1及び操縦装置2による動作として、次の手順(1)〜(4)で気流検出及びその提示が行われる。
(1)飛行体1に搭載された高度センサ16の高度情報dH及び飛行体1に搭載された温度センサ15の温度情報dTを取得する。
(2)取得した温度情報dTを、取得した高度情報dHを用いて一定高度における温度情報(dTh)に補正する。
(3)補正後の温度情報(dTh)から求められる一定高度における温度変化ΔTに基づいて、上昇気流又は下降気流の判定を行う。
(4)無線通信により飛行体1の飛行動作を制御する操縦装置2において、上昇気流又は下降気流の判定結果に応じた提示出力を行う。
このような手順によって、飛行体の高度変化に関わらず、或る一定高度における温度情報を得、上昇気流、下降気流の判定を行うことができるため、高度による温度差の影響を排除して精度良く気流判定を行うことができ、それをユーザに提示できる。
以上のことから本実施の形態では、精度の高い気流判定が可能となる。また簡易な構成であり、装置負担も小さい。
ユーザ(操縦者)にとっては上空の飛行体1がサーマルに載っているか否か等が明確にわかるため、操縦をより的確に行うことができる。
特に機体の挙動に頼らずに上昇気流、下降気流を発見できるため、上昇・下降気流による機体の挙動と、機体のクセなどによる挙動とを見間違えることがなくなり、適切に操縦を行うことができる。
また高高度を飛行中で、機体の挙動を目視で判断するのが難しい場合でも、サーマル有無を判断できる。
なお本発明は実施の形態の例に限られず、構成や処理において各種の変形例が想定される。
実施の形態では、略水平飛行時に温度補正や温度差の提示等を行うようにしたが、飛行中は離陸後から常時、温度補正や温度差の提示を行っても良い。その場合、最初に基準高度Hrefを固定的に決めてしまうことも想定される。
温度センサ15と高度センサ16は別体ではなく一体でもよい。
検出ユニット11として一体的なデバイスを設けず、演算部17、温度センサ15、高度センサ16が別体とされバス配線等で接続されてもよい。
飛行体1から操縦装置2に対しては、温度変化量ΔT、気流判定情報とともに、或いはそれらに代えて、補正後の温度情報dThを送信してもよい。操縦装置2側では各時点での一定高度における温度情報(dTh)を取得することでサーマル検出を行うことができる。
気流判定及び判定結果の提示は、上昇気流についてのみ行っても良いし、下降気流についてのみ行ってもよい良い
提示は表示や音声による例を述べたが、これらとともに、或いはこれらに代えて、操縦装置にバイブレータを搭載し、振動によりユーザに通知してもよい。例えばサーマル検知に応じて操縦装置を振動させるなどである。
1…飛行体、2…操縦装置、11,11A,11B…検出ユニット、12…無線通信部、13…アクチュエータ、14…アンテナ、15…温度センサ、16…高度センサ、17…演算部、21…制御部、22…無線通信部、23…操作部、24…表示部、25…音声出力部、26…スピーカ、27…アンテナ

Claims (10)

  1. 操縦装置との間の無線通信により飛行動作が制御される飛行体への搭載用の検出装置であって、
    前記飛行体内に配置された温度センサから入力された温度情報を、前記飛行体内に配置された高度センサから入力された高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、該補正後の温度情報から求められる一定高度における温度変化に基づいて上昇気流及び下降気流の判定を行い、判定結果の情報を含む送信情報を生成する演算部を備えた
    検出装置。
  2. 前記演算部が生成した送信情報を前記飛行体の操縦装置に送信する無線通信部をさらに備えた
    請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記温度センサをさらに備えた
    請求項1又は請求項2に記載の検出装置。
  4. 前記高度センサをさらに備えた
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の検出装置。
  5. 操縦装置との間の無線通信により飛行動作が制御される飛行体において、
    温度センサと、
    高度センサと、
    前記温度センサで検出された温度情報を、前記高度センサにより検出された高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、該補正後の温度情報に基づく送信情報を生成する演算部と、
    前記演算部が生成した送信情報を前記操縦装置に送信する無線通信部と、
    を備えた飛行体。
  6. 前記演算部は、前記送信情報として一定高度における温度変化量の情報を生成する
    請求項5に記載の飛行体。
  7. 前記演算部は、前記補正後の温度情報から求められる一定高度における温度変化に基づいて上昇気流又は下降気流の判定を行い、判定結果の情報を前記送信情報とする
    請求項5又は請求項6に記載の飛行体。
  8. 前記演算部は、前記高度情報により、高度変化が一定範囲内で略水平飛行状態と推定されている期間において、前記補正及び前記送信情報の生成を行う
    請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の飛行体。
  9. 無線通信により飛行体の飛行動作を制御する操縦装置において、
    提示部と、
    飛行体に搭載された高度センサの高度情報及び前記飛行体に搭載された温度センサの温度情報を受信する無線通信部と、
    前記無線通信部で受信された温度情報を、前記無線通信部で受信された高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、補正後の温度情報から求められる一定高度における温度変化に基づいて上昇気流又は下降気流の判定を行い、判定結果に基づいて前記提示部による提示出力を制御する制御部と、
    を備えた操縦装置。
  10. 飛行体に搭載された高度センサの高度情報及び前記飛行体に搭載された温度センサの温度情報を取得し、
    取得した温度情報を、取得した高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、
    補正後の温度情報から求められる一定高度における温度変化に基づいて、上昇気流又は下降気流の判定を行い、
    無線通信により前記飛行体の飛行動作を制御する操縦装置において、上昇気流又は下降気流の判定結果に応じた提示出力を行う
    気流検出方法。
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