JP6373238B2 - 検出装置、飛行体、操縦装置、気流検出方法 - Google Patents
検出装置、飛行体、操縦装置、気流検出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6373238B2 JP6373238B2 JP2015163780A JP2015163780A JP6373238B2 JP 6373238 B2 JP6373238 B2 JP 6373238B2 JP 2015163780 A JP2015163780 A JP 2015163780A JP 2015163780 A JP2015163780 A JP 2015163780A JP 6373238 B2 JP6373238 B2 JP 6373238B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- altitude
- information
- temperature
- flying object
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims description 65
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 85
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 48
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 39
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 claims description 25
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 18
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 34
- 230000008569 process Effects 0.000 description 31
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 18
- 230000004044 response Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 5
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 3
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- RZVHIXYEVGDQDX-UHFFFAOYSA-N 9,10-anthraquinone Chemical compound C1=CC=C2C(=O)C3=CC=CC=C3C(=O)C2=C1 RZVHIXYEVGDQDX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 241000238631 Hexapoda Species 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005401 electroluminescence Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 238000010348 incorporation Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
- G01C5/00—Measuring height; Measuring distances transverse to line of sight; Levelling between separated points; Surveyors' levels
- G01C5/005—Measuring height; Measuring distances transverse to line of sight; Levelling between separated points; Surveyors' levels altimeters for aircraft
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K3/00—Thermometers giving results other than momentary value of temperature
- G01K3/08—Thermometers giving results other than momentary value of temperature giving differences of values; giving differentiated values
- G01K3/10—Thermometers giving results other than momentary value of temperature giving differences of values; giving differentiated values in respect of time, e.g. reacting only to a quick change of temperature
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K7/00—Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
- G01K7/42—Circuits effecting compensation of thermal inertia; Circuits for predicting the stationary value of a temperature
- G01K7/427—Temperature calculation based on spatial modeling, e.g. spatial inter- or extrapolation
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Toys (AREA)
- Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
Description
サーマルを発見するには、風や気温の変化、鳥や虫の動き、雲の形などに注意を払う必要があるが、これらを観察してサーマルを発見するには経験が必要で、誰もが直ぐにできることではない。
上記特許文献2では、気流等を計測し、その結果から上昇気流を推定することが記載されている。
また機体が高高度を飛行しているときは、機体の挙動を目視で判断することが難しく、機体の挙動からサーマルを判断することは非常に困難である。
これらのことから無線操縦する飛行体に搭載可能な小型簡易な構成で、しかも精度良く気流判定ができるようにすることが求められている。
また、前記演算部が生成した送信情報を飛行体の操縦装置に送信する無線通信部をさらに備える場合もある。
また、前記演算部に対して温度情報を出力する温度センサをさらに備える場合もある。
また、前記演算部に対して高度情報を出力する高度センサをさらに備える場合もある。
このような検出装置としてのユニットにより、飛行体に気流検出機能搭載が容易化される。
飛行体は、水平飛行中でも高度は逐次変化している。このことを考慮して本発明では、温度情報の補正により飛行体の高度変化に関わらず或る一定高度における温度情報を検出するようにしている。つまり高度による温度変化をキャンセルした温度情報を得る。そして一定高度における温度の情報により上昇気流、下降気流の判定を行うようにする。
一定高度での温度変化量の情報は、上昇気流、下降気流の判定に適した情報である。従ってこの温度変化量を送信情報として操縦装置側に送信することで、操縦装置側で適切に上昇気流、下降気流の判定を行うことができる。
即ち演算部が一定高度における温度変化量から上昇気流、下降気流の判定までも行うようにして、その判定結果を操縦装置側に送信する。
例えば所定高度への上昇時や、着陸のための下降時ではない、水平飛行の際に気流判定(サーマル検出等)を行うことができるようにする。
即ち飛行体から高度情報と温度情報を受信することに応じて、温度情報の補正を行い、気流判定を行うことを操縦装置側で実行する。
即ち飛行体の高度変化に関わらず、或る一定高度における温度情報を得、これに基づいて上昇気流、下降気流の判定を行う。
また簡易な構成で精度良く気流判定を行うことができるため、無線操縦する飛行体と操縦装置のシステムに非常に好適である。ユーザ(操縦者)にとっては上空の飛行体がサーマルに乗っているか否か等が明確にわかるため、操縦をより的確に行うことができる。
本発明の第1の実施の形態を図1〜図5を用いて説明する。
図1は実施の形態の飛行体1と操縦装置2のブロック図である。なお各実施の形態では、飛行体1は無線操縦される模型グライダーであるとし、操縦装置2は模型グライダーを無線操縦するためにユーザが使用する装置であるとする。
アクチュエータ13には図示しない各舵が接続されている。アクチュエータ13は無線通信部12により受信された操縦装置2からの操舵情報に応じて舵を駆動する。
演算部17は例えばマイクロコンピュータにより形成され、各種演算処理を行う。演算部17は、逐次、温度センサ15により検出される温度情報を取得する。また演算部17は、逐次、高度センサ16により検出される高度情報を取得する。
温度センサは温度の値、又は温度変化量を検出できるものであればよい。
高度センサは高度の値、又は高度変化量を検出できるものであればよい。
演算部17は温度情報、高度情報を用いて操縦装置2への送信情報を生成する。この送信情報は無線通信部12により操縦装置2へ送信させる。送信情報は或る一定高度における温度情報、温度変化量の情報などである。送信情報の生成のための演算部17の演算処理については後述する。
無線通信部22は、飛行体1の無線通信部12との間で無線通信を行う。即ち操舵情報の送信や、上述の演算部17による送信情報の受信を行う。
操作部23は、操縦装置2に設けられている各種の操作子を包括的に示している。操作部23を用いたユーザの操作による操作信号は制御部21に供給される。
表示部24はユーザに対して情報表示を行う。例えば液晶パネル、有機EL(Electroluminescence)表示パネル、LED発光部などで形成される。
音声出力部25は、例えば電子音、或いはメッセージ音声などの音声信号を生成する。この音声信号はスピーカ26から音声として出力され、ユーザに対して音声による情報提示を行う。
制御部21は例えばマイクロコンピュータにより形成され、各種制御処理、演算処理を行う。例えば制御部21は、操作部23からの操作信号に応じて飛行体1に送信する操舵情報等を生成し、無線通信部22により飛行体1に送信させる。
また制御部21は操作状態や飛行体1から受信した情報などに基づいて、表示部24の表示状態、表示内容を制御したり、音声出力部25に音声信号出力を実行させる。
しかし温度は、高度によっても変化する。一般的に、垂直方向の100m毎に0.6℃の温度変化がある。そしてグライダー等の飛行体1は、水平飛行中といわれる状態であっても、高度は各種要因で比較的大きく変動している。
このような状況を考えると、単に機体に配置した温度センサ15で検出された温度変化を観測していても、その温度変化は気流による変化だけでなく、高度による温度変化も含まれているため、気流判定を正確に行うことはできない。
操縦装置2では、無線通信部22で受信した送信情報(温度変化量の情報)に基づいて上昇・下降気流を判定し、判定結果をユーザに提示する。
まず図4は飛行体1の演算部17の処理例を示している。なお、この処理例は演算部17が高度センサ16から高度の値を逐次取得し、温度センサ15から温度の値を逐次取得する場合の例としている。
なお、高度センサ16から高度変化量、温度センサ15から温度変化量が出力され、これらを高度情報、温度情報として取得される場合も想定されるが、その場合は、以下の処理において、変化量自体の算出が不要となることがあり、また高度情報、温度情報を或る値を基準とした相対値として把握すればよいと理解されたい。
演算部17は、例えば常時、所定時間間隔で高度情報dHと温度情報dTを取得するようにし、そのたびに図4のステップS103以降の処理を実行する。
これは例えば、高度の上昇(又は下降)がある程度の時間以上継続しているか否かにより判定できる。また一旦水平飛行になった後は、後述の水平飛行判定範囲内であるか否かにより、水平飛行中であるか否かを判定できる。
このステップS103の処理で、「上昇中」「水平飛行中」「下降中」が判定される。
ステップS103の判定結果が「上昇中」から「水平飛行中」に変化したときは、演算部17は水平飛行が開始されたと判断し、ステップS104からS106に進んで基準高度Hrefを設定する。例えばその時点の高度情報dHとして検出された高度を基準高度Hrefとする。
そして演算部17はステップS107で水平飛行判定範囲としての高度H1,H2を設定する。例えば図3のように基準高度Hrefから±α[m]の高度を高度H1,H2とする。
上述のように水平飛行中でも機体は上下に変動している。この高度H1,H2は、1つの基準として、水平飛行を継続していると判断する閾値とする。つまり、以降のステップS103では、検出される高度が高度H1〜H2の範囲内であれば、水平飛行中と判断すればよい。
以上の設定をおこなったらステップS108に進む。
つまり水平飛行に移ってから、水平飛行ではなくなったと判定されることになるまでの期間は、図4の処理が行われるたびに、演算部17はステップS103→S104→S105→S108・・・S112と処理を進めることになる。
ステップS109で演算部17は、今回取得した温度情報dTを、高度差ΔH分だけ補正する。例えば0.6℃/100mの割合で、温度情報dTを補正して補正温度dThを求める。
例えば今回の高度が基準高度Hrefより50m高い場合であれば、温度情報dTから0.3℃を減算した温度を補正温度dThとする。
ステップS111で演算部17は、今回の補正温度dThを、次回の処理で用いる「前回の補正温度dTp」に代入する。
そしてステップS112で演算部17は、ステップS110で求めた温度変化量ΔTを送信情報とし、無線通信部12に転送して、操縦装置2に送信させる。
その場合、例えばステップS106での基準高度Href設定時に、検出されている温度dTを基準温度dTrと設定する。そしてステップS110でΔT=dTh−dTrとして温度変化量を算出する。この場合はステップS111は不要である。後述の図6、図10でも同様に考えれば良い。
また一旦水平飛行となったが、高度H1〜H2の範囲を脱した場合、例えば滑空高度を変更するために上昇又は下降を行っている場合なども、水平飛行中と判定されなくなり、演算部17はステップS103→S104→S105→RETと処理を進めて図4の1回の処理を終え、ステップS101に戻る。
従って、例えば図3の時点t1〜t2のように概ね水平飛行状態であることが水平飛行中と判定され、その期間に、ステップS108〜S112の処理で、温度変化量ΔTが操縦装置2に繰り返し送信されていくことになる。
そして温度変化量ΔTとは、ステップS109で補正処理された温度の変化量であるので、基準高度Hrefにおいて高度変化がなく水平に移動したときの温度変化量ΔTとして把握されるものとなる。
飛行体1からの送信情報として温度変化量ΔTが受信される度に、制御部21はステップS201からS202に進む。
ステップS202で制御部21は、受信した温度変化量ΔTに基づいて、温度変化量としての値を表示部24に表示させる。受信した温度変化量ΔTが例えば数値やグラフで表示されることで、ユーザは表示部24を確認して気流を推定できる。
もし、サンプル数の不足、或いは温度変化が観測できないなどにより、判定不能の場合は、制御部21の処理はステップS203→S204→S205→RETと進むことになり、図5の1回の処理を終える。
なお、上述のように温度変化量ΔTが、前回の補正温度との差分(ΔT=dTh−dTp)ではなく、基準高度Hrefにおける温度との差分(ΔT=dTh−dTr)として計算されている場合は、1サンプルで上昇、下降気流判定が可能となる場合もある。1つの値自体が、基準高度Hrefでの温度との差分を示していることで、上昇気流、下降気流を表しているといえるためである。
なお操縦装置2では、上昇気流検知の提示、下降気流検知の提示は、いずれか一方のみ行うようにしてもよい。
第2の実施の形態を図6、図7で説明する。第2の実施の形態は、構成は図1と同様であるが、飛行体1の演算部17が上昇・下降気流判定までも行うようにした例である。
演算部17の処理例を図6に示す。なお、ステップS101〜S111は図4と同一の処理であり、説明を省略する。
例えば演算部17は、逐次算出る温度変化量ΔTを記憶していき、時間的に連続したサンプル(温度変化量ΔT)がある程度の数、取得できた時点で、気流判定が可能となる。例えば温度変化量ΔTを連続して記憶していくことで、図2下段のような温度変化を把握できるため、現在、機体が上昇気流の中にあるか、下降気流の中にあるかが推定できる。
これにより、上昇気流中、下降気流中、或いは不明の判定を行う。
そして演算部17はステップS121で、温度変化量ΔT及び気流の判定結果を送信情報として無線通信部12に受け渡し、操縦装置2に送信させる。
飛行体1からの送信情報として温度変化量ΔT及び判定結果の情報が受信される度に、制御部21はステップS201AからS202に進む。
ステップS202で制御部21は、受信した温度変化量ΔTに基づいて、温度変化量としての値を表示部24に表示させる。
また制御部21は、受信した気流の判定情報を確認し、「上昇気流」であればステップS204→S206と進んで、音声出力部25から上昇気流検出音(又はメッセージ)を出力させる。「下降気流」であれば制御部21はステップS205→S207と進んで、音声出力部25から下降気流検出音(又はメッセージ)を出力させるように制御する。
これらのステップS206、S207では、音声出力とともに、又は音声出力に代えて表示部24において上昇気流や下降気流の検知表示を行うようにしてもよい。
受信した気流の判定情報が上昇気流を示す情報でも下降気流を示す情報でもなかった場合は、制御部21はステップS204→S205→RETと進んで、音声出力部25から検出音等の出力は行わないで1回の図7の処理を終える。
第3の実施の形態を図8Aに示す。
これは飛行体1の構成例として図1とは異なる例である。
図8Aに示すように、飛行体1には検出ユニット11が搭載されるが、この検出ユニット11Aは、温度センサ15,高度センサ16,演算部17,無線通信部12(及びアンテナ14)が一体化されたユニットである。
検出ユニット11Aをこのようなユニットとすることで、飛行体1への装着が容易となる。即ち飛行体1のアクチュエータ13と検出ユニット11Aを接続するのみで、上述の図4や図6処理を行う飛行体1を実現できる。例えばユーザが模型グライダーの組み立てを行う場合なども非常に便利となる。
第4の実施の形態を図8Bに示す。
図8Bに示すように、飛行体1には検出ユニット11Bが搭載されるが、この検出ユニット11Bは、温度センサ15,演算部17が一体化されたユニットである。
検出ユニット11Bをこのようなユニットとした場合、飛行体1への装着する際には、当該検出ユニット11Bを無線通信部12と接続する。
模型グライダーの愛好家は、高度センサやGPS(Global Positioning System)センサを所有していることが多い。従ってこのような検出ユニット11Bを提供すれば、ユーザは所有している模型グライダーや高度センサ等を利用して、上述の図4や図6処理を行う飛行体1を実現できる。
第5の実施の形態を図9,図10を用いて説明する。
図9に飛行体1、操縦装置2のブロック図を示す。この例では、飛行体1は温度センサ15,高度センサ16、アクチュエータ13、無線通信部12及びアンテナ14を有するのみとしている。
そして無線通信部12は、温度センサ15で検出される温度情報と、高度センサ16で検出される高度情報を、逐次(例えば所定時間間隔感覚で)、操縦装置2に送信するものとしている。
飛行体1からの送信情報として温度情報dT及び高度情報dHが受信される度に、制御部21はステップS300からS303に進む。
ステップS303〜S307は、図4のステップS103〜S107として演算部17が行う処理と同様である。即ち制御部21は、水平飛行判定を行い、水平飛行に入ったと判定したときに基準高度Hrefの設定及び水平飛行判定範囲(H1,H2)の設定を行う。そして、水平飛行とされている期間は、ステップS308以降に進むようにする。
第1〜第4の実施の形態における飛行体1は、操縦装置2との間の無線通信により飛行動作が制御される飛行体である。そして、温度センサ15と、高度センサ16を有する。また温度センサ15で検出された温度情報dTを、高度センサ16により検出された高度情報dHを用いて一定高度における温度情報(補正温度dTh)に補正し、補正温度dThに基づく送信情報を生成する演算部17を有する。さらに演算部17が生成した送信情報を操縦装置2に送信する無線通信部12とを備える。
模型グライダー等の飛行体は、水平飛行中でも高度は逐次変化している。すると、単純に温度変化を計測しても、一定高度における温度変化とはならず、高度差の影響が生じるため、精度のよい気流検出はできない。そこで実施の形態では、温度情報の補正により飛行体の高度変化に関わらず或る一定高度における温度情報を検出するようにし、高度による温度変化の影響をキャンセルした温度情報が得られるようにしている。
従って、気流検出に適した温度検出を行うことができ、精度の高い気流検出を実現できる。
なお温度変化量ΔTとは、毎回の補正温度dThについての前回の補正温度dThの差分とされる場合(ΔT=dTh−dTp)もあるし、毎回の補正温度dThについての基準高度Hrefにおける検出温度との差分とされる場合(ΔT=dTh−dTr)もある。
ΔT=dTh−dTpの場合、温度変化量ΔTの各サンプルの推移を観測することで気流判定ができる。
ΔT=dTh−dTrの場合、1つの温度変化量ΔTの値は、一定の高度において気流の影響による温度差を表すことになるため、その1つの値でも気流判定ができる。但しより正確な判定のためにある程度のサンプルの推移を確認することが望ましい。
即ち演算部17が一定高度における温度変化量ΔTから上昇気流、下降気流の判定までも行うようにして、その判定結果を操縦装置2側に送信する。
従って操縦装置2側では、単に気流判定結果に応じた提示を行えばよく、簡易な処理で操縦者に対するサーマル検出提示等を実現できる。
つまり所定高度への上昇時や、着陸のための下降時ではない、略水平飛行の際に気流判定(サーマル検出等)を行うことができるようにしている。これは、ユーザにとって最もサーマル検出が必要なときであって、かつ水平飛行により精度の高いサーマル検知が可能な時にサーマル検知機能を実行させるものとなり、効率的な処理となる。また、上昇時や下降時にむやみに気流検知の提示を行わないことにもなり、ユーザを混乱させない。
即ち飛行体1から高度情報dHと温度情報dTを受信することに応じて、温度情報の補正を行い、気流判定を行うことを操縦装置側で実行する。この場合も、高度による温度変化の影響をキャンセルした温度情報が得ら、これにより気流判定を行うため、精度の高い気流検出を実現し、ユーザに提示できる。
(1)飛行体1に搭載された高度センサ16の高度情報dH及び飛行体1に搭載された温度センサ15の温度情報dTを取得する。
(2)取得した温度情報dTを、取得した高度情報dHを用いて一定高度における温度情報(dTh)に補正する。
(3)補正後の温度情報(dTh)から求められる一定高度における温度変化ΔTに基づいて、上昇気流又は下降気流の判定を行う。
(4)無線通信により飛行体1の飛行動作を制御する操縦装置2において、上昇気流又は下降気流の判定結果に応じた提示出力を行う。
このような手順によって、飛行体の高度変化に関わらず、或る一定高度における温度情報を得、上昇気流、下降気流の判定を行うことができるため、高度による温度差の影響を排除して精度良く気流判定を行うことができ、それをユーザに提示できる。
ユーザ(操縦者)にとっては上空の飛行体1がサーマルに載っているか否か等が明確にわかるため、操縦をより的確に行うことができる。
特に機体の挙動に頼らずに上昇気流、下降気流を発見できるため、上昇・下降気流による機体の挙動と、機体のクセなどによる挙動とを見間違えることがなくなり、適切に操縦を行うことができる。
また高高度を飛行中で、機体の挙動を目視で判断するのが難しい場合でも、サーマル有無を判断できる。
実施の形態では、略水平飛行時に温度補正や温度差の提示等を行うようにしたが、飛行中は離陸後から常時、温度補正や温度差の提示を行っても良い。その場合、最初に基準高度Hrefを固定的に決めてしまうことも想定される。
検出ユニット11として一体的なデバイスを設けず、演算部17、温度センサ15、高度センサ16が別体とされバス配線等で接続されてもよい。
提示は表示や音声による例を述べたが、これらとともに、或いはこれらに代えて、操縦装置にバイブレータを搭載し、振動によりユーザに通知してもよい。例えばサーマル検知に応じて操縦装置を振動させるなどである。
Claims (10)
- 操縦装置との間の無線通信により飛行動作が制御される飛行体への搭載用の検出装置であって、
前記飛行体内に配置された温度センサから入力された温度情報を、前記飛行体内に配置された高度センサから入力された高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、該補正後の温度情報から求められる一定高度における温度変化に基づいて上昇気流及び下降気流の判定を行い、判定結果の情報を含む送信情報を生成する演算部を備えた
検出装置。 - 前記演算部が生成した送信情報を前記飛行体の操縦装置に送信する無線通信部をさらに備えた
請求項1に記載の検出装置。 - 前記温度センサをさらに備えた
請求項1又は請求項2に記載の検出装置。 - 前記高度センサをさらに備えた
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の検出装置。 - 操縦装置との間の無線通信により飛行動作が制御される飛行体において、
温度センサと、
高度センサと、
前記温度センサで検出された温度情報を、前記高度センサにより検出された高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、該補正後の温度情報に基づく送信情報を生成する演算部と、
前記演算部が生成した送信情報を前記操縦装置に送信する無線通信部と、
を備えた飛行体。 - 前記演算部は、前記送信情報として一定高度における温度変化量の情報を生成する
請求項5に記載の飛行体。 - 前記演算部は、前記補正後の温度情報から求められる一定高度における温度変化に基づいて上昇気流又は下降気流の判定を行い、判定結果の情報を前記送信情報とする
請求項5又は請求項6に記載の飛行体。 - 前記演算部は、前記高度情報により、高度変化が一定範囲内で略水平飛行状態と推定されている期間において、前記補正及び前記送信情報の生成を行う
請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の飛行体。 - 無線通信により飛行体の飛行動作を制御する操縦装置において、
提示部と、
飛行体に搭載された高度センサの高度情報及び前記飛行体に搭載された温度センサの温度情報を受信する無線通信部と、
前記無線通信部で受信された温度情報を、前記無線通信部で受信された高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、補正後の温度情報から求められる一定高度における温度変化に基づいて上昇気流又は下降気流の判定を行い、判定結果に基づいて前記提示部による提示出力を制御する制御部と、
を備えた操縦装置。 - 飛行体に搭載された高度センサの高度情報及び前記飛行体に搭載された温度センサの温度情報を取得し、
取得した温度情報を、取得した高度情報を用いて一定高度における温度情報に補正し、
補正後の温度情報から求められる一定高度における温度変化に基づいて、上昇気流又は下降気流の判定を行い、
無線通信により前記飛行体の飛行動作を制御する操縦装置において、上昇気流又は下降気流の判定結果に応じた提示出力を行う
気流検出方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015163780A JP6373238B2 (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 検出装置、飛行体、操縦装置、気流検出方法 |
US15/235,194 US10267631B2 (en) | 2015-08-21 | 2016-08-12 | Flying object, detecting device, control device, and air current detecting method |
DE102016010061.3A DE102016010061B4 (de) | 2015-08-21 | 2016-08-18 | Flugobjekt, erfassungseinrichtung, steuereinrichtung, und luftstromerfassungsverfahren |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015163780A JP6373238B2 (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 検出装置、飛行体、操縦装置、気流検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017039449A JP2017039449A (ja) | 2017-02-23 |
JP6373238B2 true JP6373238B2 (ja) | 2018-08-15 |
Family
ID=57961199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015163780A Active JP6373238B2 (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 検出装置、飛行体、操縦装置、気流検出方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10267631B2 (ja) |
JP (1) | JP6373238B2 (ja) |
DE (1) | DE102016010061B4 (ja) |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4591111A (en) * | 1983-12-02 | 1986-05-27 | University Of Tennessee Research Corporation | Thermal navigator |
JPS63189800A (ja) | 1987-01-30 | 1988-08-05 | アメリカン・サイアナミド・カンパニ− | 化学発光容器 |
JPS63189800U (ja) * | 1987-05-27 | 1988-12-06 | ||
JPH02173572A (ja) * | 1988-12-02 | 1990-07-05 | Honeywell Inc | 航空機用の風のシヤ検出装置 |
US6089506A (en) * | 1997-06-30 | 2000-07-18 | Scheffel; Bernd W. | Thermal center flight indicator for gliders |
JP3942570B2 (ja) * | 2003-09-09 | 2007-07-11 | 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 | 長期間滞空機とその飛行制御システムならびにその通信および観測システム |
FR2866109B1 (fr) * | 2004-02-05 | 2006-04-07 | Airbus France | Procede et dispositif de verification d'une valeur de temperature a une altitude de destination d'un aeronef. |
JP2005219697A (ja) * | 2004-02-09 | 2005-08-18 | Seiko Epson Corp | 環境情報処理システム、環境情報表示装置、環境情報処理方法 |
EP1614940A2 (de) * | 2004-07-08 | 2006-01-11 | LuK Lamellen und Kupplungsbau Beteiligungs KG | Getriebeeinrichtung für ein Kraftfahrzeug |
US7302316B2 (en) * | 2004-09-14 | 2007-11-27 | Brigham Young University | Programmable autopilot system for autonomous flight of unmanned aerial vehicles |
JP2007245797A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Mitsubishi Electric Corp | 飛行制御装置及び飛行制御装置を備えた飛行体 |
US7431243B1 (en) * | 2006-03-23 | 2008-10-07 | The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration | Guidance and control for an autonomous soaring UAV |
JP5171881B2 (ja) * | 2010-05-14 | 2013-03-27 | 中国電力株式会社 | 無人飛行体の着陸を支援する方法、及び無人飛行体 |
ES2589581T3 (es) * | 2012-02-17 | 2016-11-15 | The Boeing Company | Vehículo aéreo no tripulado que recupera energía de corrientes ascendentes de aire |
JP5949809B2 (ja) | 2014-02-28 | 2016-07-13 | トヨタ自動車株式会社 | 吸気管、及び吸気管の成形方法 |
-
2015
- 2015-08-21 JP JP2015163780A patent/JP6373238B2/ja active Active
-
2016
- 2016-08-12 US US15/235,194 patent/US10267631B2/en active Active
- 2016-08-18 DE DE102016010061.3A patent/DE102016010061B4/de active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20170052055A1 (en) | 2017-02-23 |
US10267631B2 (en) | 2019-04-23 |
DE102016010061B4 (de) | 2022-03-31 |
DE102016010061A1 (de) | 2017-02-23 |
JP2017039449A (ja) | 2017-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110427047B (zh) | 风速测算方法、风速估算器及无人机 | |
RU2688564C2 (ru) | Системы и способы обнаружения отказов при определении пространственного положения на основе воздушных сигналов и настроек управления воздушным судном | |
US9031719B2 (en) | Passive local wind estimator | |
CN110621960B (zh) | 飞行器的高度估计 | |
WO2018075903A3 (en) | Distributed acceleration sensing for robust disturbance rejection | |
JP6016550B2 (ja) | 航空機の速度案内表示 | |
US9863772B1 (en) | Skydiving trajectory and coordination feedback system | |
CN106774409A (zh) | 一种无人机的半自主仿地飞行系统及其控制方法 | |
CN108291807B (zh) | 用于改善高度估算的双气压计系统 | |
JP2007290647A (ja) | 無人ヘリコプタおよび外部環境推定装置 | |
JP2007245797A (ja) | 飛行制御装置及び飛行制御装置を備えた飛行体 | |
WO2013174559A1 (en) | Method and device for estimating a wind field | |
JP4617990B2 (ja) | 自動飛行制御装置、自動飛行制御方法及び自動飛行制御プログラム | |
JP6373238B2 (ja) | 検出装置、飛行体、操縦装置、気流検出方法 | |
CN104163245A (zh) | 用于显示航空器在爬升和/或下降时性能的方法和设备 | |
WO2008063101A3 (fr) | Procédé permettant de commander à distance l'altitude de vol d'un avion radiocommandé et dispositif destiné à sa mise en oeuvre | |
KR101726653B1 (ko) | 멀티콥터용 대기자료 측정장치, 이를 구비한 멀티콥터 및 그 제어방법 | |
US9283490B1 (en) | Device for stabilising a flying attitude of a remote-controlled fixed-wing aircraft | |
JP6742589B2 (ja) | 位置推定システム | |
JP7204390B2 (ja) | 位置制御装置および飛しょう体 | |
Fields et al. | In-flight landing location predictions using ascent wind data for high altitude balloons | |
KR101232053B1 (ko) | 기압 고도계 및 자체 항법 정보를 기초로 이를 설정하는 방법 | |
US9321523B2 (en) | Method and device for aiding the control of an aircraft during a parabolic flight in order to generate weightlessness in the aircraft | |
US9828118B2 (en) | Method and device for assisting the piloting of an aircraft during a parabolic flight | |
RU2590229C2 (ru) | Система измерения пространственных распределений параметров атмосферы |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171108 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171205 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180626 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180717 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6373238 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |