JP6372872B1 - いびき軽減まくら - Google Patents

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Abstract

いびき軽減まくらは、就寝中の対象者の背中の下に配置されるエアバッグと、前記エアバッグからの空気の振動に基づいて、いびき及び呼吸検出用の生体信号を出力する生体センサと、前記生体センサからの信号に基づいて、前記対象者の単位時間当たりの生体情報を検出し、前記生体情報が所定の閾値を超えた場合に、前記エアバッグを膨らませる制御を行う制御部と、を備えている。

Description

本発明は、いびき軽減まくらに関する。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(いびき)の90%は、のど又は気管が塞がることで発生する。
のどから気管にかけては、1本の柔らかな筒(気道)になっている。睡眠中はその筒が倒れた形になるうえ、支えとなる筋肉もゆるみがちになるため、気道の内部が狭くなる。そして、狭くなった気道の中を空気が出入りする音が『いびき』となる
具体的には、眠っている間に気道が狭くなると、呼吸が止まってしまうため、脳は筋肉の力を回復して気道の構造を保とうとし、ごく短時間眠りから目覚めようと働きかける。そこで一時的に呼吸が再開する。呼吸が楽になるとすぐに睡眠に戻り、筋肉がゆるんで再び呼吸停止を繰り返し、『いびき』となる。
従来、いびきを検出する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特許文献1には、呼吸に伴って人体から発生する振動を検出する圧力センサと、呼吸に伴って人体から発生する音響を検出する音センサと、両センサの出力信号に基づいていびきの発生を判定する判定回路とを具えた検出装置が記載されている。判定回路は、圧力センサの出力信号に発生する変動のピーク発生時刻と音センサの出力信号に発生する変動のピーク発生時刻とを検知し、振動と音響についてのピーク発生時刻に基づいていびき発生の有無を判断する。
特開2005−305101号公報
特許文献1の圧力センサは、マット上で睡眠中の人体から呼吸に伴って発生する振動を検出する。具体的には、圧力センサは、特許文献1の図2に示すように、マット上に寝た状態の人体の下に敷いて設置される。そして、圧力センサは、特許文献1の図3に示すように、一対のシート状導電部材の間に弾性を有するシート状誘電体を挟み込んで構成され、両導電部材の間の静電容量の変化に基づいて圧力の変化を検知する。
しかし、このような構成の圧力センサは、呼吸に伴って発生する振動を正確に検出できない。このため、特許文献1のいびき検出装置は、高精度にいびきを検出できない問題があった。
本発明は、このような実情を鑑みて提案されたものであり、睡眠時のいびきを高精度に検出して、いびきを低減することができるいびき軽減装置を提供することを目的とする。
本発明に係るいびき軽減まくらは、就寝中の対象者の背中の下に配置されるエアバッグと、前記対象者の頭部が載せられるまくら本体と、前記まくら本体に対して前記対象者の足側に設けられ、前記エアバッグを収納可能な袋部と、前記袋部の中で、前記エアバッグの下側に配置された状態で、前記エアバッグと共に収納される板状部材と、空気の伝搬方向に対して斜めになるように配置されたピエゾ素子を有し、前記エアバッグからの空気の振動に基づいて、前記ピエゾ素子からいびき及び呼吸検出用の生体信号を出力する生体センサと、前記生体センサからの生体信号に基づいて、前記対象者の単位時間当たりの生体情報を検出し、前記生体情報が所定の閾値を超えた場合に、前記エアバッグを膨張させ、その後収縮させる制御を行う制御部と、を備えた。
本発明は、睡眠時のいびきを高精度に検出して、いびきを低減することができる。
図1は、いびき軽減まくらの全体構成を示す図である。 図2は、いびき検出器の構成を示す図である。 図3は、生体センサの構造を示す正面断面図である。 図4は、生体センサの構造を示す側面断面図である。 図5は、コントローラの機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、いびき軽減まくら1の全体構成を示す図である。
いびき軽減まくら1は、空気が残留する空気袋であるエアバッグ10と、振動を発生する振動モジュール30と、就寝中の対象者のいびきを検出するいびき検出器50と、対象者の頭部が載せられるまくら本体部80と、まくら本体部80の下側(対象者の足側)に設けられた袋部90とを備える。
袋部90は、エアバッグ10を収納可能な大きさに形成されている。エアバッグ10は、例えば厚さ1mmの塩化ビニール板と共に袋部90の中に入れられ、対象者の胸部(背中)の下に配置される。
袋部90内では、エアバッグ10は、塩化ビニール板の上に置かれる。仮に塩化ビニール板がない場合、エアバッグ10は、ベッドマット又は布団などの柔らかい物の上に置かれる。このとき、対象者のいびきによって横隔膜が動いても、ベッドマット又は布団が横隔膜の動きを吸収してしまい、エアバッグ10は横隔膜の動きに応じた空気の振動を外部に出力できない。
これに対して、本実施形態では、塩化ビニール板の上にエアバッグ10が置かれる。これにより、対象者の横隔膜の動きは、ベッドマット又布団に吸収されず、ダイレクトにエアバッグ10に伝わる。そして、エアバッグ10は、対象者の横隔膜の動きに応じた空気の振動を外部に出力できる。
このように、対象者のいびきによって横隔膜が振動すると、エアバッグ10は、内部に残留する空気の振動変化をいびき検出器50へ出力する。すなわち、エアバッグ10は、対象者のいびきに応じた空気の振動を、いびき検出器50へ出力する。
また、エアバッグ10は、いびき検出器50から空気が注入される場合には、注入された空気の分だけ膨らみ、いびき検出器50によって空気が抜かれる場合には、抜かれた空気の分だけしぼむ。このように、エアバッグ10は、いびき検出器50によって膨張又は収縮することで、睡眠中の対象者の姿勢を変化させて(喉を上げたり下げたりして)、対象者のいびきを低減させることができる。
振動モジュール30は、いわゆるバイブレーターであり、いびき検出器50によって制御される。
いびき検出器50は、エアバッグ10の空気の振動変化を常時モニターして、対象者のいびきの有無を検出し、検出結果に応じてエアバッグ10を膨張又は収縮させたり、振動モジュール30を振動させたりする。このように、いびき検出器50は、対象者のいびきを検出する「いびき検出モード」、対象者のいびきが検出された後にエアバッグ10を動作させる「エアバッグ動作モード」を有し、これらの2つのモード順次切り替えながら、繰り返し実行する。
図2は、いびき検出器50の構成を示す図である。
いびき検出器50は、空気分岐部51と、第1の空気パイプ52と、生体センサ53と、コントローラ54と、エアコンプレッサ55と、第2の空気パイプ56と、電磁弁57と、第3の空気パイプ58と、を備えている。電磁弁57は、通常時(通電時)は閉じているが、コントローラ54の制御に基づき、エアバッグ10が膨らんだ直後の所定時間のみ開く。
空気分岐部51は、4つのパイプを1カ所で結合したものである。空気分岐部51は、エアバッグ10から延びた空気圧供給パイプP(図1参照)、第1の空気パイプ52、第2の空気パイプ56、第3の空気パイプ58にそれぞれ接合されている。なお、第3の空気パイプ58の他方の端部(空気分岐部51と接合する端部の反対側の端部)は、電磁弁57に接合されている。
生体センサ53は、第1の空気パイプ52を介して伝達される空気の振動に基づいて電気信号である生体信号を生成し、当該生体信号をコントローラ54へ供給する。エアコンプレッサ55は、圧縮した空気を排出するものであり、コントローラ54の制御に従って、動作又は停止する。電磁弁57は、コントローラ54の制御に従って開閉する弁である。
コントローラ54は、いびき検出モードのとき、電磁弁57を閉じ、エアコンプレッサ55及び図1に示す振動モジュール30を停止させた状態にする。このため、空気分岐部51は、エアバッグ10からの空気の振動を、第1の空気パイプ52を介して、生体センサ53へ伝達する。なお、エアバッグ10の空気の振動は、エアコンプレッサ55には何ら影響を及さない。
そして、コントローラ54は、生体センサ53からの生体信号を常時モニターし、対象者のいびきを検出すると、エアバッグ動作モードに移行する。
コントローラ54は、エアバッグ動作モードに移行すると、電磁弁57を閉じたままの状態で、エアコンプレッサ55を所定期間(エア注入期間)動作させる。このため、空気分岐部51は、第2の空気パイプ56を介して供給されるエアコンプレッサ55から空気を、エアバッグ10へ供給する。よって、エア注入期間にはエアバッグ10が膨張する。なお、エアコンプレッサ55の空気は、生体センサ53には何ら影響を及ぼさない。
エア注入期間経過後、コントローラ54は、エアコンプレッサ55を停止させて、電磁弁57を一定期間(弁開放期間)だけ開ける。このとき、エアバッグ10は通常(いびき検出モード)の場合に比べて膨張している。このため、空気分岐部51は、エアバッグ10から空気が供給され、その空気を、第3の空気パイプ58及び電磁弁57を介して外部に排出する。その結果、弁開放期間にはエアバッグ10が収縮する。
弁開放間経過後、コントローラ54は、再び、いびき検出モードに移行する。このため、いびき検出モード及びエアバッグ動作モードが交互に繰り返される。
なお、コントローラ54は、エアバッグ動作モードでは、エアコンプレッサ55及び電磁弁57の動作状態に関係なく、振動モジュール30を連続的に又は間欠的に振動させる。
図3は、生体センサ53の構造を示す正面断面図である。図4は、生体センサ53の構造を示す側面断面図である。生体センサ53は、ピエゾ(圧電)素子53aを有している。
従来のセンサは、ピエゾ素子の面が空気振動の伝搬方向に平行になっており、呼吸を検出できるものの、いびきを精度よく検出できない。具体的には、いびきの信号のゲインは、呼吸の信号のゲインに比べて、約1/100になる。その理由は、呼吸に比べていびきの方が、音が大きいものの、エアバッグ10に作用する外力が小さいからである。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、ピエゾ素子53aの平面の方向は、空気振動の伝搬方向に対して斜め(例えば20〜70度の範囲内の任意の角度)に配置されている。よって、生体センサ53の厚みは、従来のセンサに比べて、例えば3分の2程度に圧縮される。また、従来のセンサに比べて、ピエゾ素子53aに空気の振動が直接当たりやすくなる。このため、生体センサ53は、エアバッグ10から空気の振動が伝播された場合に、呼吸の振動だけでなく、いびきの振動も高感度に検知して、呼吸及びいびきの信号を出力することができる。
また、生体センサ53の素材は削りだしアルミではなくプラスチック樹脂であるため、生体センサ53の量産化が可能である。さらに、生体センサ53は無電解ニッケルメッキ処理されているので、ハムノイズが軽減される。
生体センサ53は、第1の空気パイプ52からの空気の圧力変化により起こったピエゾ素子53aの変動をICによりインピーダンス変換して、電気信号である生体信号を発生する。
コントローラ54は、生体センサ53からの生体信号に基づいて、エアコンプレッサ55を制御してエアバッグ10を膨張・収縮させたり、振動モジュール30を振動・停止させたりする。
図5は、コントローラ54の機能ブロック図である。
コントローラ54は、BPF54a,54fと、比較器54b,54gと、カウンタ54cと、エアコンプレッサドライバ54dと、振動モジュールドライバ54eと、電磁弁ドライバ54hと、を備える。
BPF54aは、生体センサ53からの生体信号を受信し、30〜500Hz帯域のいびき検出用信号のみを比較器54bへ出力する。LPF54fは、生体センサ53からの生体信号を受信し、1.0Hz以下帯域の呼吸検出用信号のみを比較器54gへ出力する。
比較器54bは、BPF54aからの信号のレベルと、予め設定されたいびき検出閾値th1と、を比較する。具体的には、比較器54bは、BPF54aからの信号のレベルがいびき検出閾値th1を超えた場合はいびき検出ON信号を出力し、BPF54aからの信号のレベルが閾値th1以下の場合はいびき検出OFF信号を出力する。
比較器54gは、LPF54fからの信号のレベルと、予め設定された呼吸検出閾値th2と、を比較する。具体的には、比較器54gは、LPF54fからの信号のレベルが呼吸検出閾値th2を超えた場合は呼吸検出ON信号を出力し、LPF54fからの信号のレベルが閾値th2以下の場合は呼吸検出OFF信号を出力する。
カウンタ54cは、呼吸検出ON信号、いびき検出ON信号をそれぞれカウントして、所定時間(例えば1分間)当たりの呼吸数、いびき回数を逐次更新する。そして、カウンタ54cは、上記のいびき回数、呼吸回数に基づいて対象者の状態を常時判定して(いびき検出モード)、その判定結果に応じてエアバッグ10や振動モジュール30を制御する(エアバッグ動作モード)。
具体的には、カウンタ54cは、1分間当たりのいびき回数が所定値を超えた場合は、対象者の通常時のいびきが発生したと判定する。そして、カウンタ54cは、振動モジュールドライバ54eに対して、振動モジュール30を例えば10秒間振動させるための制御信号を出力する。
さらに、カウンタ54cは、エアコンプレッサドライバ54dに対して、エアバッグ10を10秒間膨らませるための制御信号を出力し、電磁弁ドライバ54hに対して、エアバッグ10の膨張停止後に電磁弁57を10秒間開かせるための制御信号を出力する。これにより、いびき検出、エアバッグ10の膨張収縮(同時に振動モジュール30の振動)が繰り返し実行される。
また、カウンタ54cは、1分間当たりのいびき回数が所定値を超え、かつ、1分間当たりの呼吸数が急激に低下した場合(呼吸数の変化率が設定値以下になった場合)、無呼吸症候群のいびきが発生したと判定する。そして、カウンタ54cは、振動モジュールドライバ54eに対して、振動モジュール30を例えば10秒間、通常よりも120〜200%強く振動させるための制御信号を出力する。
さらに、カウンタ54cは、エアコンプレッサドライバ54dに対して、エアバッグ10を10秒間膨らませるための制御信号を出力し、電磁弁ドライバ54hに対して、エアバッグ10の膨張停止後に電磁弁57を10秒間開かせるための制御信号を出力する。これにより、いびき検出、エアバッグ10の膨張収縮(同時に振動モジュール30の強目の振動)が繰り返し実行される。これにより、対象者を少し覚醒させたり、首の位置を移動させたりして、無呼吸症候群のいびきを低減させることができる。
また、カウンタ54cは、1分間当たりの呼吸数が所定値以下になった場合、無呼吸になったと判定する。そして、カウンタ54cは、振動モジュールドライバ54eに対して、振動モジュール30を例えば10秒間、通常よりも120〜200%強く振動させるための制御信号を出力する。
さらに、カウンタ54cは、エアコンプレッサドライバ54dに対して、エアバッグ10を15秒間膨らませるための制御信号を出力し、電磁弁ドライバ54hに対して、エアバッグ10の膨張停止後に電磁弁57を15秒間開かせるための制御信号を出力する。これにより、いびき検出、エアバッグ10の膨張収縮(同時に振動モジュール30の強目の振動)が繰り返し実行される。これにより、対象者を少し強く覚醒させたり、首の位置を移動させたりして、無呼吸の状態を低減させることができる。
以上のように、本実施形態に係るいびき軽減まくら1は、就寝中の対象者の背中下に配置されたエアバッグ10の空気の振動変化を検出することにより、対象者の横隔膜の動作を検出することができる。また、いびき軽減まくら1は、横隔膜の動作に基づいて、対象者の単位時間当たりの呼吸数、いびき回数を検出するので、高精度に生体情報を検出できる。
さらに、いびき軽減まくら1は、単位時間当たりの呼吸数及びいびき回数に応じて、単にいびきが発生しただけか、無呼吸症候群のいびきが発生したか、無呼吸になったかを判定して、それぞれの状態に対応した注意喚起を行うことができる。
この結果、無呼吸症候群のいびきが発生した場合、エアバッグ10が10秒間膨張・10秒間収縮すると共に振動モジュール30が強めに振動する。これにより、対象者がわずかな時間覚醒して、いびきが一時的に止まる。そして、対象者が再び眠りに落ちて、再び無呼吸症候群のいびきが発生すると、再び上述の動作が実行される。よって、いびき軽減まくら1は、対象者の無呼吸症候群のいびきが発生した場合でも、対象者を起こすことなく、いびきを低減することができる。
なお、上記の動作が繰り返し実行されても対象者のいびきが止まらず、さらに対象者が無呼吸になった場合、エアバッグ10が15秒間膨張・15秒間収縮すると共に振動モジュール30が強めに振動する。これにより、対象者がわずかな時間覚醒して、無呼吸が一時的に止まる。そして、対象者が再び眠りに落ちて、再び無呼吸が発生すると、再び上述の動作が実行される。よって、いびき軽減まくら1は、対象者の無呼吸が発生した場合でも、対象者を起こすことなく、無呼吸状態を回避することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された事項の範囲内で設計変更されたものにも適用可能である。
例えば、いびき検出器50は、生体情報として、呼吸数及びいびき回数を検出したが、生体センサ53の出力信号にさまざまなバンドパスフィルタを使用することで、心拍数や体動を検出してもよい。
また、エアバッグ10の膨張時間、収縮時間、振動モジュール30の振動時間は一例に過ぎず、本実施形態で示した時間に限定されるものではない。さらに、振動モジュール30は、連続的に振動してもよいし、振動/停止のサイクルを繰り返し実行してもよいし、振動/停止のサイクル時間を徐々に変化させてもよい。
1 いびき軽減まくら
10 エアバッグ
30 振動モジュール
50 いびき検出器
53 生体センサ



Claims (4)

  1. 就寝中の対象者の背中の下に配置されるエアバッグと、
    前記対象者の頭部が載せられるまくら本体と、
    前記まくら本体に対して前記対象者の足側に設けられ、前記エアバッグを収納可能な袋部と、
    前記袋部の中で、前記エアバッグの下側に配置された状態で、前記エアバッグと共に収納される板状部材と、
    空気の伝搬方向に対して斜めになるように配置されたピエゾ素子を有し、前記エアバッグからの空気の振動に基づいて、前記ピエゾ素子からいびき及び呼吸検出用の生体信号を出力する生体センサと、
    前記生体センサからの生体信号に基づいて、前記対象者の単位時間当たりの生体情報を検出し、前記生体情報が所定の閾値を超えた場合に、前記エアバッグを膨張させ、その後収縮させる制御を行う制御部と、
    を備えたいびき軽減まくら。
  2. 前記対象者の頭部が置かれるまくら本体の内部に配置された振動発生部をさらに備え、
    前記制御部は、前記生体情報が所定の閾値を超えた場合に、前記振動発生部を振動させる
    請求項1に記載のいびき軽減まくら。
  3. 前記制御部は、前記生体センサから出力された信号であって、いびき検出用のフィルタ、呼吸検出用のフィルタをそれぞれ通過した信号を用いて、前記生体情報として単位時間当たりのいびき回数及び呼吸数を検出し、検出した前記いびき回数及び前記呼吸数に基づいて、前記エアバッグ及び前記振動発生部の動作を制御する
    請求項2に記載のいびき軽減まくら。
  4. エアコンプレッサと、
    電磁弁と、
    前記生体センサに接合された第1のパイプ、前記エアコンプレッサに接合された第2のパイプ、開閉動作が可能な前記電磁弁に接合された第3のパイプ、前記エアバッグに接合された第4のパイプのそれぞれの端部が1箇所で接合した空気分岐部と、をさらに備え、
    前記生体センサは、前記エアバッグから、前記第4のパイプ、前記空気分岐部及び前記第1のパイプを介して伝搬された空気の振動に応じて前記生体信号を出力し、
    前記制御部は、前記いびき回数が所定値を超えた場合に、前記エアコンプレッサを所定時間動作させることにより、前記エアコンプレッサの空気を、前記第2のパイプ、前記空気分岐部及び前記第4のパイプを介して前記エアバッグに供給し、前記エアコンプレッサの動作停止後に前記電磁弁を開かせることにより、前記エアバッグの空気を、前記第4のパイプ、前記空気分岐部、前記第3のパイプ及び前記電磁弁を介して外部に排出する
    請求項3に記載のいびき軽減まくら。
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