JP6372157B2 - 中継装置、システム及びプログラム - Google Patents

中継装置、システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6372157B2
JP6372157B2 JP2014099680A JP2014099680A JP6372157B2 JP 6372157 B2 JP6372157 B2 JP 6372157B2 JP 2014099680 A JP2014099680 A JP 2014099680A JP 2014099680 A JP2014099680 A JP 2014099680A JP 6372157 B2 JP6372157 B2 JP 6372157B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
deletion
information
processing
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014099680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015215843A (ja
Inventor
泰弘 丸山
泰弘 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2014099680A priority Critical patent/JP6372157B2/ja
Priority to US14/553,475 priority patent/US9940451B2/en
Publication of JP2015215843A publication Critical patent/JP2015215843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6372157B2 publication Critical patent/JP6372157B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/30Authentication, i.e. establishing the identity or authorisation of security principals
    • G06F21/45Structures or tools for the administration of authentication
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/2866Architectures; Arrangements
    • H04L67/30Profiles
    • H04L67/306User profiles
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L63/00Network architectures or network communication protocols for network security
    • H04L63/08Network architectures or network communication protocols for network security for authentication of entities
    • H04L63/083Network architectures or network communication protocols for network security for authentication of entities using passwords

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

本発明は、中継装置、システム及びプログラムに関する。
ネットワーク上のサーバ装置を利用するときに、中継装置を介してサーバ装置にアクセスする技術が知られている。例えば、特許文献1および2には、多機能装置が中継装置と連携して、サービス提供装置にデータをアップロードしたり、サービス提供装置からデータをダウンロードしたりする技術が記載されている。
特開2012−113701号公報 特開2012−118971号公報
本発明は、利用者に関するデータが複数の記憶領域に記憶されているシステムにおいて、利用者の利用権限を削除する際の削除リクエストに対するレスポンスの遅延を抑制することを目的とする。
請求項1に係る発明は、利用者毎のサービスの利用権限の状態を示す状態情報を含む利用者情報を管理する利用者管理テーブルを記憶する記憶手段と、利用者の利用権限を削除する旨のリクエストをクライアント装置から受信する受信手段と、前記リクエストが受信されたときに、前記利用者管理テーブルに記憶されている状態情報のうちの該リクエストに対応する利用者の状態情報の値を、削除を示す値に変更する変更手段と、前記状態情報の値が変更されたときに、前記受信したリクエストに対するレスポンスを送信する送信手段と、予め定められたタイミングにおいて、前記状態情報の値が削除を示す値である利用者の利用権限に関するデータが記憶されている自装置の記憶領域および他の中継装置の記憶領域から該データを削除するための処理を実行する処理実行手段とを有する中継装置を提供する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の構成において、前記処理実行手段は、前記状態情報の値が削除を示す値である利用者の利用権限関するデータの削除処理を示す1または複数の処理情報を、削除テーブルに登録し、前記削除テーブルに登録された処理情報の示す削除処理の実行が完了した旨を示す通知を、前記他の中継装置から受信する通知受信手段と、前記受信された通知に対応する処理情報を、前記削除テーブルから削除する処理情報削除手段とを更に有することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の構成において、前記処理実行手段は、前記削除テーブルに登録した処理情報に対応する利用者情報を、前記利用者管理テーブルから削除することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の構成において、前記処理実行手段は、前記状態情報の値が削除を示す値である利用者を識別する識別情報を削除リストに追加し、前記削除リストに登録された識別情報の利用者の利用権限に関するデータの削除が完了した旨を示す通知を、前記他の中継装置から受信する通知受信手段と、前記受信された通知に対応する識別情報を、前記削除リストから削除する識別情報削除手段とを更に有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2に記載の構成において、予め定められたタイミングにおいて、自装置に記憶されている削除テーブルに登録されている処理情報の示す削除処理を実行するとともに、予め定められたタイミングにおいて、他の中継装置に記憶されている削除テーブルに登録されている処理情報の示す削除処理を実行する削除処理実行手段を更に有することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4に記載の構成において、予め定められたタイミングにおいて、自装置に記憶されている削除リストに登録されている識別情報の利用者の利用権限関するデータの削除処理を実行するとともに、予め定められたタイミングにおいて、他の中継装置に記憶されている削除リストに登録されている識別情報の利用者の利用権限関するデータの削除処理を実行する削除処理実行手段を更に有することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、第1中継装置と、第2中継装置とを有し、前記第1中継装置は、利用者毎のサービスの利用権限の状態を示す状態情報を含む利用者情報を管理する利用者管理テーブルを記憶する記憶手段と、利用者の利用権限を削除する旨のリクエストをクライアント装置から受信する受信手段と、前記リクエストを受信したときに、前記利用者管理テーブルに記憶されている状態情報のうちの該リクエストに対応する利用者の状態情報の値を、削除を示す値に変更する変更手段と、前記状態情報の値を変更したときに、前記受信したリクエストに対するレスポンスを送信する送信手段と、予め定められたタイミングにおいて、前記状態情報の値が削除を示す値である利用者の利用権限に関するデータが記憶されている自装置の記憶領域および前記第2中継装置の記憶領域から該データを削除するための処理を実行する処理実行手段とを備え、前記第2中継装置は、予め定められたタイミングにおいて、前記第1中継装置の利用者管理テーブルにおいて前記状態情報の値が削除を示す値である利用者の利用権限関するデータを、自装置の前記記憶領域から削除する処理を実行する削除処理実行手段とを備えるシステムを提供する。
請求項8に係る発明は、利用者毎のサービスの利用権限の状態を示す状態情報を含む利用者情報を管理する利用者管理テーブルを記憶する記憶手段を有するコンピュータに、利用者の利用権限を削除する旨のリクエストをクライアント装置から受信するステップと、前記リクエストを受信したときに、前記利用者管理テーブルに記憶されている状態情報のうちの該リクエストに対応する利用者の状態情報の値を、削除を示す値に変更するステップと、前記状態情報の値を変更したときに、前記受信したリクエストに対するレスポンスを送信するステップと、予め定められたタイミングにおいて、前記状態情報の値が削除を示す値である利用者の利用権限に関するデータが記憶されている当該コンピュータの記憶領域および他のコンピュータの記憶領域から該データを削除するための処理を実行するステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
請求項1、7および8に係る発明によれば、利用者の利用権限に関するデータが複数の記憶領域に記憶されているシステムにおいて、状態情報の値が変更されたときにレスポンスを送信しない場合と比べて、利用者の利用権限を削除する旨の削除リクエストに対するレスポンスの遅延が抑制される。
請求項2に係る発明によれば、データの削除処理を示す処理情報を削除テーブルに登録しない場合に比べて、実行すべき削除処理を管理し易い。
請求項3に係る発明によれば、削除テーブルに登録した処理情報に対応する利用者情報を利用者管理テーブルから削除しない場合に比べて、利用権限を有する利用者の管理を行い易い。
請求項4に係る発明によれば、状態情報の値が削除を示す値である利用者を識別する識別情報を削除リストに追加しない場合に比べて、削除すべき利用者を管理し易い。
請求項5および6に係る発明によれば、利用者の利用権限に関するデータが複数の記憶領域に記憶されているシステムにおいて、予め定められたタイミングにおいて削除処理が実行されない場合と比べて、利用者の利用権限を削除する旨の削除リクエストに対するレスポンスの遅延が抑制される。
第1実施形態に係るシステム1の全体構成を示す図。 システム1の機能構成を示す図。 中継装置30のハードウェア構成を示す図。 システム1の動作を例示するシーケンス図。 ユーザ管理テーブルの一例を示す図。 組織管理テーブルの一例を示す図。 削除テーブルの一例を示す図。 第2実施形態に係るシステム1Bの機能構成を示す図。 システム1Bの動作を例示するシーケンス図。
1.第1実施形態
1−1.構成
図1は、本実施形態に係るシステム1の全体構成を示す図である。システム1は、サービス提供装置10A、10Bおよび10Cと、クライアント装置20A、20B、20Cおよび20Dと、中継装置30A、30Bおよび30Cとを備える。なお、以下の説明では、サービス提供装置10A、10Bおよび10Cを区別する必要がない場合には、これらを総称して「サービス提供装置10」という。クライアント装置20A、20B、20Cおよび20Dを区別する必要がない場合には、これらを総称して「クライアント装置20」という。中継装置30A、30Bおよび30Cを区別する必要がない場合には、これらを総称して「中継装置30」という。サービス提供装置10および中継装置30は、インターネット等の通信回線2を介して接続される。クライアント装置20および中継装置30は、インターネットやLAN(Local Area Network)等の通信回線3を介して接続される。なお、クライアント装置20は、通信回線3および中継装置30を介することなく通信回線2に接続されてもよい。
サービス提供装置10は、データを保存するサービス等の各種のサービスを提供する。このサービスは、いわゆるクラウドサービスであってもよい。クライアント装置20は、例えば画像処理装置であり、ユーザがサービス提供装置10から提供されるサービスを利用するときに用いられる。クライアント装置20は、スキャナ機能の他、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を有していてもよい。中継装置30は、クライアント装置20とサービス提供装置10との間のデータのやり取りを中継する機能を有する。
この例で、クライアント装置20が設置される場所は、複数の地域4A、4Bおよび4Cに区分される。中継装置30Aは、地域4Aに設置されたクライアント装置20Aおよび20Bと、サービス提供装置10とのデータのやり取りを中継する。中継装置30Bは、地域4Bに設置されたクライアント装置20Cと、サービス提供装置10とのデータのやり取りを中継する。中継装置30Cは、地域4Cに設置されたクライアント装置20Dとサービス提供装置10とのデータのやり取りを中継する。なお、以下の説明では、地域4A、4Bおよび4Cを区別する必要がない場合には、これらを総称して「地域4」という。
システム1のユーザは地域4のいずれかに属している。以下の説明では、説明の便宜上、あるユーザが属している地域4を、そのユーザの「ホーム」と呼び、そのユーザが属していない地域を「アウェイ」と呼ぶ。この例で、ユーザU1とユーザU2のホームは地域4Aであり、ユーザU1とユーザU2にとって地域4Bと地域4Cはアウェイである。ユーザは通常、自身が属する地域4に設置されたクライアント装置20を用いて各種作業を行う。各ユーザが属する地域4の中継装置30には、そのユーザのアカウント情報など、そのユーザに関する情報(ユーザ情報)が登録されている。中継装置30は、自装置に登録されているユーザ情報に基づいてユーザ認証などの処理を行う。以下では、ユーザU1、U2、U3およびU4を区別する必要がない場合には、これらを総称して「ユーザU」という。
図2は、システム1の機能構成を示す図である。システム1は、サービス提供装置10と、クライアント装置20と、中継装置30−1と、中継装置30−2とを備える。中継装置30−1は第1中継装置の一例であり、中継装置30−2は第2中継装置の一例である。中継装置30−1は、記憶手段31と、受信手段32と、変更手段33と、送信手段34と、削除テーブル35と、処理実行手段36と、通知受信手段38と、処理情報削除手段39と、削除処理実行手段41とを有する。
記憶手段31は、利用者(ユーザ)毎のサービスの利用権限の状態を示す状態情報を含む利用者情報を管理する管理テーブルを記憶する。受信手段32は、利用者の利用権限を削除する旨のリクエストをクライアント装置20から受信する。変更手段33は、クライアント装置20からリクエストを受信したときに、利用者管理テーブルに記憶されている状態情報のうちの該リクエストに対応する利用者の状態情報の値を、削除を示す値に変更する。送信手段34は、変更手段33によって状態情報の値が変更されたときに、受信したリクエストに対するレスポンスをクライアント装置20へ送信する。
処理実行手段36は、予め定められたタイミングにおいて、状態情報の値が削除を示す値である利用者に関するデータを自装置の記憶領域および他の中継装置30の記憶領域から削除するための処理を実行する。この例で、処理実行手段36は、状態情報の値が削除を示す値である利用者に対応するデータの削除処理を示す1または複数の処理情報を削除テーブル35に登録する。また、処理実行手段36は、削除テーブル35に登録した処理情報に対応する利用者情報を、利用者管理テーブルから削除する。
通知受信手段38は、削除テーブル35に登録された処理情報の示す削除処理の実行が完了した旨を示す通知を、他の中継装置30−2から受信する。処理情報削除手段39は、通知受信手段38によって受信された通知に対応する処理情報を削除テーブル35から削除する。
削除処理実行手段41は、予め定められたタイミングにおいて、利用者管理テーブルにおいて状態情報の値が削除を示す値である利用者に関するデータを、自装置の記憶領域から削除する処理を実行するまた、削除処理実行手段41は、予め定められたタイミングにおいて、利用者管理テーブルにおいて状態情報の値が削除を示す値である利用者に関するデータを、他の中継装置30−2の記憶領域から削除する処理を実行する。この例で、削除処理実行手段41は、予めさだめられたタイミングにおいて、自装置に記憶されている削除テーブル35に登録されている処理情報の示す削除処理を実行する。また、削除処理実行手段41は、予め定められたタイミングにおいて、他の中継装置30−2に記憶されている削除テーブル35に登録されている処理情報の示す削除処理を実行する。
中継装置30−2は、削除処理実行手段43を有する。削除処理実行手段43は、予め定められたタイミングにおいて、自装置の利用者管理テーブルにおいて状態情報の値が削除を示す値である利用者に関するデータを、自装置の記憶領域および他の装置の記憶領域から削除する処理を実行する。この例で、削除処理実行手段43は、予め定められたタイミングにおいて、他の中継装置30−1に記憶されている削除テーブル35に登録されている処理情報の示す削除処理を実行する。また、削除処理実行手段43は、削除テーブル35に登録された処理情報の示す削除処理の実行が完了した旨を示す通知を、他の中継装置30−1へ送信する。
図3は、中継装置30のハードウェア構成を例示する図である。中継装置30は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、ストレージ304と、通信IF305とを有するコンピュータ装置である。CPU301は、中継装置30の各部を制御する制御装置(プロセッサ)である。ROM302は、プログラムおよびデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。RAM303は、CPU301がプログラムを実行する際の作業領域として機能する揮発性の主記憶装置である。ストレージ304は、プログラムおよびデータを記憶する不揮発性の補助記憶装置である。通信IF305は、通信回線2を介した通信を行うためのインターフェースであり、この例では特に、サービス提供装置10、クライアント装置20および他の中継装置30と通信を行うためのインターフェースである。
この例で、ストレージ304(またはROM302)に記憶されている中継プログラムをCPU301が実行することにより、図2に示される機能が実装される。ストレージ304は記憶手段31および削除テーブル35の一例である。中継プログラムを実行しているCPU301、またはCPU301および通信IF305は、受信手段32、送信手段34、通知受信手段38、削除処理実行手段41および削除処理実行手段43の一例である。また、CPU301は、変更手段33、処理実行手段36および処理情報削除手段39の一例である。
ストレージ304は、ユーザ管理テーブル308と、組織管理テーブル309と、削除テーブル35と、第1ユーザデータベース311と、第2ユーザデータベース312と、レプリカユーザデータベース313とを記憶する。ユーザ管理テーブル308、組織管理テーブル309、削除テーブル35、第1ユーザデータベース311および第2ユーザデータベース312は、自装置がホームの中継装置として動作する際に参照される。一方、レプリカユーザデータベース313は自装置がアウェイの中継装置として動作する際に参照される。ユーザ管理テーブル308と組織管理テーブル309は利用者管理テーブルの一例である。
なお、サービス提供装置10およびクライアント装置20のハードウェア構成についての詳細な説明は省く。サービス提供装置10は、CPU、ROM、RAM、ストレージおよび通信インターフェースを有するコンピュータ装置である。クライアント装置20は、CPU、ROM、RAM、ストレージ、操作部、表示部、画像読取部および画像形成部を有する画像形成装置である。
1−2.動作
次に、システム1の動作について説明する。ユーザは通常、ホームに設置されたクライアント装置20を利用する。まず、ユーザは、ホームに設置されたクライアント装置20を用いて、ホームの中継装置30にアカウントを登録する。その後、サービス提供装置10が提供するサービスを利用する場合、ユーザは、ホームに設置されたクライアント装置20を用いてサービス提供装置10にアクセスする。一方、例えば出張などによってユーザが一時的にアウェイに移動する場合がある。その場合、ユーザはアウェイに設置されたクライアント装置20を用いてサービスを利用する。中継装置30に登録されたアカウントが不要になった場合またはアカウントを削除する必要がある場合、そのアカウントはユーザまたはシステムの管理者によって削除される。以下では、システムの管理者が中継装置30に登録されたユーザのアカウントを削除する動作を説明する。
図4は、あるユーザのアカウントを削除する動作を示すシーケンス図である。この例では、中継装置30Aの管理者Umが、クライアント装置20Aを用いて、ユーザU1のアカウントを削除する動作が示されている。まず、管理者Umは、クライアント装置20Aを用いて中継装置30Aにアカウントの削除要求を行う。具体的には、管理者Umは、クライアント装置20Aの操作部を用いた操作により、アカウントを削除したいユーザのユーザIDや、自身のアカウント情報(例えば、ユーザIDとパスワード)を入力する。例えば、管理者Umは、削除したいユーザのユーザIDとして「user01」を入力し、自身のユーザIDとして「user99」を入力し、自身のパスワードとして「password99」を入力する。
ステップS301において、クライアント装置20Aは、管理者Umの操作により入力されたアカウント情報を含むアカウント削除リクエスト(以下、単に「リクエスト」という)を中継装置30Aに送信する。
ステップS302において、中継装置30AのCPU301は、受信されたリクエストに含まれるアカウント情報によりユーザ管理テーブル308を用いてユーザ認証を行う。ユーザ管理テーブル308は、ユーザの利用権限の状態を示す権限情報を含むユーザ情報(利用者情報)を管理するテーブルである。ユーザ管理テーブル308には、自装置に対応する地域4に属するユーザのユーザ情報が登録されている。すなわち、ユーザ管理テーブル308に登録されているユーザ情報は、中継装置30のそれぞれで異なっている。例えば図1の例では、ユーザU1のユーザ情報とユーザU2のユーザ情報は、中継装置30Aのユーザ管理テーブル308に格納されており、中継装置30Bおよび中継装置30Cのユーザ管理テーブル308には格納されていない。ユーザU3のユーザ情報は、中継装置30Bのユーザ管理テーブル308に格納されており、中継装置30Aおよび中継装置30Cのユーザ管理テーブル308には格納されていない。ユーザU4のユーザ情報は、中継装置30Cのユーザ管理テーブル308に格納されており、中継装置30Aおよび中継装置30Bのユーザ管理テーブル308には格納されていない。
図5は、ユーザ管理テーブル308の一例を示す図である。ユーザ管理テーブル308には、ユーザIDと、ユーザ名と、メールアドレスと、パスワードと、状態情報と、組織IDとが対応付けて格納される。ユーザIDはユーザを識別する識別情報である。ユーザ名はユーザの名前や名称を示す文字列である。メールアドレスは、ユーザに割り当てられたメールアドレスである。パスワードは、中継装置30へのログインに必要な情報である。状態情報は、サービスの利用権限を示す情報である。状態情報には、「REGISTERED」または「NOT_REGISTERED」が値として設定される。中継装置30が提供するサービスの利用権限を有するユーザの状態情報には「REGISTERED」の値が設定される。一方、中継装置30が提供するサービスの利用権限を有しないユーザの状態情報には「NOT_REGISTERED」の値が設定される。組織IDは、ユーザが属する組織(部署など)を識別する識別情報である。
図4のステップS302では、ステップS301において受信されたリクエストに含まれるアカウント情報がユーザ管理テーブル308に登録されており、かつ、そのアカウント情報に対応する状態情報が「REGISTERED」である場合には、ユーザ認証は成功する。一方、受信されたリクエストに含まれるアカウント情報がユーザ管理テーブル308に登録されていない場合、または、そのアカウント情報に対応する状態情報が「NOT_REGISTERED」である場合には、ユーザ認証は失敗する。
ステップS302においてユーザ認証に成功した場合は、CPU301は、ステップS303において、受信されたリクエストに含まれるユーザIDを、ストレージ304のユーザ管理テーブル308から検索する。ステップS304において、CPU301は、ユーザ管理テーブル308において検索されたユーザIDに対応する状態情報の値を「REGISTERED」から「NOT_REGISTERED」に変更する。状態情報の値が「NOT_REGISTERED」になることにより、そのユーザの権限は無効となり、そのユーザは中継装置30Aにログインできなくなる。
ステップS305において、CPU301は、受信されたリクエストに含まれるユーザID、またはこのユーザIDに対応付けてユーザ管理テーブル308に登録されているメールアドレスを、組織管理テーブル300から検索する。
図6は、組織管理テーブル309の内容の一例を示す図である。組織管理テーブル309には、組織IDと、組織名と、状態情報と、組織種別とが対応付けて格納される。組織IDは組織を識別する識別情報である。組織名は、組織の名称を示す文字列である。状態情報は、サービスの利用権限の状態を示す情報である。状態情報には、「REGISTERED」または「NOT_REGISTERED」が値として設定される。中継装置が提供するサービスの利用権限を有する組織の状態情報には「REGISTERED」の値が設定される。一方、中継装置30が提供するサービスの利用権限を有しない組織の状態情報には「NOT_REGISTERED」の値が設定される。組織種別は組織の種別を示す情報である。組織種別には、「MANAGED」または「PERSONAL」が値として設定される。この例で、複数のユーザがその組織に属している場合には「MANAGED」が設定される。一方、その組織に属するユーザがひとりである場合には「PERSONAL」が値として設定される。この例で、組織種別が「PERSONAL」である組織の組織IDには、その組織に属するユーザのメールアドレスが登録される。
ステップS305においてアカウントの削除対象であるユーザのメールアドレスが組織管理テーブル309から検索された場合には、CPU301は、ステップS306において、検索されたメールアドレスに対応する状態情報の値を「REGISTERED」から「NOT_REGISTERED」に変更する。ステップS306の処理を終えると、ステップS307において、CPU301は、ステップS301で受信したリクエストの応答として、削除処理を受け付けた旨のレスポンスをクライアント装置20Aに送信する。
その後、予め定められたタイミングにおいて、CPU301は、ステップS308ないしステップS309に示す、削除テーブル35への登録処理を行う。予め定められたタイミングとは、周期的なタイミング、例えば、前回登録処理を行ってから予め定められた時間(1時間、1日等)が経過したときである。また、予め定められたタイミングは、周期的なタイミングに限られない。例えば、状態情報の値が「NOT_REGISTERED」であるユーザの数が予め定められた閾値以上となったタイミングなどであってもよい。予め定められたタイミングになると、CPU301は、ステップS308において、ユーザ管理テーブル308および組織管理テーブル309から、状態情報の値が「NOT_REGISTERED」であるユーザを検索する。ステップS309において、CPU301は、そのユーザに関するデータの削除処理を示す処理情報を、削除テーブル35に登録する。この例で、処理情報は、例えば、「ユーザプロファイル削除処理」や、「認証トークン削除処理」など、どのユーザデータを削除するかを示す情報である。「ユーザプロファイル削除処理」はユーザプロファイルを削除する処理を示す。ユーザプロファイルは、各ユーザの設定情報などの情報を含む。認証トークン削除処理は、認証トークンを削除する処理を示す。認証トークンは、サービス提供装置10にアクセスする権限を示すトークンである。この例で、トークンは、アカウントの識別情報や権限が記述されたデータ構造である。
図7は、削除テーブル35の内容の一例を示す図である。削除テーブル35には、地域種別と、ユーザIDと、処理情報とが対応付けて格納される。地域種別は地域を識別する情報、すなわち中継装置30を識別する情報である。ユーザIDは、ユーザを識別する識別情報である。処理情報は、アカウントの削除対象であるユーザに関するユーザデータを削除する処理を示す情報である。この例で、ユーザに関するユーザデータとして、ユーザプロファイルや、認証トークンや、その他データが用いられる。これらのユーザデータは、そのユーザのホームの中継装置30の第1ユーザデータベース311または第2ユーザデータベース312に記憶されている。また、そのユーザのアウェイの中継装置30のレプリカユーザデータベース313には、ホームの中継装置30の第1ユーザデータベース311または第2ユーザデータベース312に記憶されているユーザデータの一部または全部のコピーが記憶されている。
図7に示す例では、ユーザIDが「7」のユーザと、「21」のユーザと、「88」のユーザとの3人のユーザに関するデータの削除処理が残っていることが示されている。より具体的には、地域種別が「地域A」に対応する中継装置30のデータベースには、ユーザIDが「7」であるユーザについて、3つの削除処理が未だ行われていないことが示されており、ユーザIDが「21」、「88」のユーザについてはそれぞれ、1つの削除処理が未だ実行されていないことが示されている。一方、地域種別が「地域B」に対応する中継装置30のデータベースには、ユーザIDが「7」であるユーザについて、3つの削除処理が未だ行われていないことが示されており、ユーザIDが「21」、「88」のユーザについては削除処理が完了していることが示されている。
ユーザのアカウントを削除する際には、ユーザ管理テーブル308および組織管理テーブル309からそのユーザのアカウント情報を削除するのに加えて、第1ユーザデータベース311、第2ユーザデータベース312およびレプリカユーザデータベース313に記憶されているユーザデータを削除する必要がある。この実施形態では、第1ユーザデータベース311、第2ユーザデータベース312およびレプリカユーザデータベース313に記憶されているユーザデータを削除するための処理を示す処理情報が、ステップS309において削除テーブル35に登録される。
削除テーブル35への処理情報の登録が完了すると、ステップS310において、CPU301は、削除テーブル35に登録した処理情報に対応するユーザIDまたはメールアドレスを含むレコード、すなわち状態情報の値が「NOT_REGISTERED」であるレコードを、ユーザ管理テーブル308および組織管理テーブル309から削除する。
その後、予め定められたタイミングにおいて、CPU301は、ステップS311ないしS314に示す、ユーザデータの削除処理を実行する。予め定められたタイミングとは、周期的なタイミング、例えば、前回登録処理を行ってから予め定められた時間(1時間、1日等)が経過したときである。また、予め定められたタイミングは、周期的なタイミングに限られない。例えば、削除テーブル35に登録された処理情報の数が予め定められた閾値以上となったタイミングなど、削除テーブル35に登録された処理情報が予め定められた条件を満たしたタイミングであってもよい。なお、ユーザデータの削除処理が実行されるタイミングは、削除テーブル35への登録処理が実行されるタイミングと異なるタイミングであってもよく、また、同じまたは連続したタイミングであってもよい。ステップS311において、CPU301は、予め定められたタイミングにおいて、自装置の削除テーブル35に登録されている処理情報の示す削除処理を実行する。より具体的には、CPU301は、削除テーブル35に登録されている処理情報に基づいて第1ユーザデータベース311および第2ユーザデータベース312に記憶されているユーザデータの削除処理を実行する。
ステップS312において、CPU301は、他の中継装置30(図4に示す例では、中継装置30B)の削除テーブル35に登録されている処理情報を問い合わせる。なお、図4に示す例では、他の中継装置30として中継装置30Bを例示しているが、他の中継装置30の数は1に限らず、複数であってもよい。他の中継装置30が複数ある場合は、CPU301は、全ての他の中継装置30に対して処理情報の問い合わせを行ってもよい。ステップS313において、中継装置30BのCPU301は、自装置の削除テーブル35に登録されている、問い合わせの送信元である中継装置30Aに対応する処理情報を、中継装置30Aに送信する。ステップS314において、中継装置30AのCPU301は、中継装置30Bから受信された処理情報が示す削除処理を実行する。より具体的には、CPU301は、中継装置30Bから受信された処理情報に基づいて、レプリカユーザデータベース313に記憶されているユーザデータの削除処理を実行する。ステップS314に示す削除処理を終えると、CPU301は、ステップS315において、処理情報の送信元である中継装置30Bへ、削除処理が完了した旨を示す完了通知を送信する。
また、中継装置30AのCPU301は、ステップS316において、予め定められたタイミングにおいて他の中継装置30(中継装置30B)から処理情報の問い合わせを受信する。問い合わせを受信すると、CPU301は、ステップS317において、自装置の削除テーブル35に登録されている、問い合わせの送信元である中継装置30に対応する処理情報を、他の中継装置30に送信する。ステップS318において、中継装置30Bは、中継装置30Aから受信された処理情報の示す削除処理を実行する。すなわち、中継装置30BのCPU301は、中継装置30Aから受信された処理情報に基づいて、自装置のレプリカユーザデータベース313に記憶されているユーザデータの削除処理を実行する。ステップS319において、中継装置30BのCPU301は、処理情報の送信元である中継装置30Aへ、削除処理が完了した旨を示す完了通知を送信する。ステップS320において、中継装置30AのCPU301は、受信された完了通知に対応する処理情報を自装置の削除テーブル35から削除する。なお、中継装置30BのCPU301も、中継装置30Aから削除処理の完了通知を受信すると、受信した完了通知に対応する処理情報を自装置の削除テーブル35から削除する。
この実施形態では、ユーザのアカウント削除リクエストが受信された場合、ユーザ管理テーブル308および組織管理テーブル309の状態情報を、削除を示す値(NOT_REGISTERED)に変更し、レスポンスを送信する。このように、受信されたリクエストに対応するユーザに関するデータの削除処理を行うに先立ってレスポンスが送信されることにより、削除リクエストに対するレスポンスの遅延が抑制される。
2.第2実施形態
図8は、この発明の第2実施形態に係るシステム1Bの機能構成を示す図である。なお、システム1Bの全体構成は、上述した第1実施形態において図1に示したシステム1と同様であり、ここではその説明を省略する。第2実施形態に係るシステム1Bが上述した第1実施形態に係るシステム1と異なる点は、アカウントを削除すべきユーザに関するユーザデータの削除処理を示す処理情報を削除テーブル35に登録するに代えて、アカウントを削除すべきユーザのユーザIDを削除リスト35Bに登録する点である。図8に示すシステム1Bの構成が、上述した第1実施形態において図1に示したシステム1の構成と異なる点は、削除テーブル35、処理実行手段36、通知受信手段38、処理情報削除手段39、削除処理実行手段41、削除処理実行手段43のそれぞれに代えて、削除リスト35B、処理実行手段36B、通知受信手段38B、識別情報削除手段39B、削除処理実行手段41B、削除処理実行手段43Bを有している点である。
処理実行手段36Bは、予め定められたタイミングにおいて、ユーザ管理テーブル308において状態情報の値が削除を示す値である利用者を識別する識別情報(ユーザID)を削除リスト35Bに追加する。第2処理実行手段37Bは、予め定められたタイミングにおいて、ユーザ管理テーブル308において状態情報の値が削除を示す値である利用者を識別する識別情報(ユーザID)を削除リスト35Bに追加する。
通知受信手段38Bは、削除リスト35Bに登録された識別情報の利用者に関するデータの削除が完了した旨を示す通知を、他の中継装置30−2から受信する。識別情報削除手段39Bは、受信された通知に対応する処理情報を、削除リスト35Bから削除する。
削除処理実行手段41Bおよび削除処理実行手段43Bは、予め定められたタイミングにおいて、自装置に記憶されている削除リスト35Bに登録されている識別情報の利用者に対応するデータの削除処理を実行するとともに、予め定められたタイミングにおいて、他の中継装置に記憶されている削除リスト35Bに登録されている識別情報の利用者に対応するデータの削除処理を実行する。
図9は、この実施形態に係るユーザのアカウント削除動作を示すシーケンス図である。図9に示す動作が上述した第1実施形態において図4に示した動作と異なる点は、ステップS309ないしステップS320の処理に代えて、ステップS409ないしステップS420の処理を行う点である。なお、図9において、図4に示した処理と同じ処理については同じ符号を付してその説明を省略する。
中継装置30AのCPU301は、ステップS308の処理を終えると、ステップS409において、ステップS308で検索されたユーザのユーザIDまたはメールアドレスを削除リスト35Bに登録する。この例では、削除リスト35Bとしてキューが用いられる。ステップS410において、CPU301は、キューに登録したユーザIDまたはメールアドレスを含むレコード、すなわち状態情報の値が「NOT_REGISTERED」であるレコードを、ユーザ管理テーブル308および組織管理テーブル309から削除する。
その後、予め定められたタイミングにおいて、CPU301は、ステップS411ないしS414に示す、ユーザデータの削除処理を実行する。ステップS411において、CPU301は、予め定められたタイミングにおいて、自装置の削除リスト35Bに登録されている識別情報(ユーザIDまたはメールアドレス)に対応するユーザデータの削除処理を実行する。この例で、CPU301は、削除リスト35Bに登録されている識別情報に対応するユーザデータを、第1ユーザデータベース311および第2ユーザデータベース312から検索し、検索されたユーザデータの削除処理を実行する。
ステップS412において、CPU301は、他の中継装置30(図9に示す例では、中継装置30B)の削除リスト35Bに登録されている識別情報を問い合わせる。なお、図9に示す例では、他の中継装置30として中継装置30Bを例示しているが、他の中継装置30の数は1に限らず、複数であってもよい。他の中継装置30が複数ある場合は、CPU301は、全ての他の中継装置30に対して処理情報の問い合わせを行ってもよい。ステップS413において、中継装置30BのCPU301は、自装置の削除リスト35Bに登録されている識別情報を中継装置30Aに送信する。ステップS414において、中継装置30AのCPU301は、中継装置30Bから受信された識別情報に対応するユーザデータの削除処理を実行する。この例で、CPU301は、中継装置30Bから受信された識別情報に対応するユーザデータをレプリカユーザデータベース313から検索し、検索されたユーザデータの削除処理を実行する。ステップS415において、CPU301は、識別情報の送信元である中継装置30Bへ、削除処理が完了した旨を示す完了通知を送信する。
また、中継装置30AのCPU301は、ステップS416において、予め定められたタイミングにおいて他の中継装置30(中継装置30B)から識別情報の問い合わせを受信する。ステップS417において、CPU301は、自装置の削除リスト35bに登録されている識別情報を中継装置30Bに送信する。ステップS418において、中継装置30Bは、中継装置30Aから受信された識別情報に対応するユーザデータの削除処理を実行する。すなわち、中継装置30BのCPU301は、中継装置30Aから受信された識別情報に対応するユーザデータをレプリカユーザデータベース313から検索し、検索されたユーザデータの削除処理を実行する。ステップS419において、中継装置30BのCPU301は、識別情報の送信元である中継装置30Aへ、削除処理が完了した旨を示す完了通知を送信する。ステップS420において、中継装置30AのCPU301は、受信された完了通知に対応する識別情報を自装置の削除リスト35Bから削除する。なお、中継装置30BのCPU301も、中継装置30Aから削除処理の完了通知を受信すると、受信した完了通知に対応する識別情報を自装置の削除リスト35Bから削除する。
3.変形例
上述した実施形態は、本発明の一例である。これらの実施形態は、以下のように変形してもよい。また、以下の変形例は、互いに組み合わせてもよい。
3−1.変形例1
上述の第1実施形態では、CPU301は、ステップS309において処理情報を削除テーブル35に登録し、その後、ステップS310において、ユーザ管理テーブル308から状態情報の値が「NOT_REGISTERED」であるレコードを削除する処理を実行した。処理の順序はこれに限られない。例えば、CPU301が、ステップS309に示す処理とステップS310に示す処理とを並行して実行してもよい。
また、ステップS309の処理の後にステップS310の処理を行うに代えて、CPU301が以下の処理を実行してもよい。この例で、CPU301は、ステップS309において削除テーブル35に処理情報を登録するとともに、削除テーブル35に処理情報を登録したユーザに対応する状態情報の値を、「NOT_REGISTERED」から「DELETING」に変更する。その後、予め定められたタイミングにおいて、CPU301は、ユーザ管理テーブル308から状態情報が「DELETING」であるユーザを検索し、検索したユーザに対応するユーザの処理情報が削除テーブル35に残っていないかを判定する。そのユーザの処理情報が削除テーブル35に残っていない場合には、CPU301は、ユーザ管理テーブル308からそのユーザに対応するレコードを削除する。一方、CPU301は、そのユーザの処理情報が削除テーブル35に残っている場合には、レコードの削除処理を行わない。
3−2.変形例2
上述の実施形態では、ひとつの削除テーブル35で処理情報を管理したが、処理情報の管理の手法はこれに限られない。例えば、地域毎に設けられた複数の削除テーブルによって処理情報が管理されてもよい。
また、上述の実施形態では、ユーザIDと処理情報とが対応付けられて削除テーブル35に登録されたが、削除テーブル35に登録される情報はこれに限られない。例えば、ユーザIDのみが削除テーブルに登録されてもよい。なお、この場合、CPU301は、ユーザデータの削除処理を行う際には、削除テーブルに登録されているユーザIDに対応するユーザデータをデータベースから検索し、検索されたユーザデータの削除処理を実行する。また、上述の実施形態では、レプリカユーザデータベース313には、ホームの中継装置30の第1ユーザデータベース311および第2ユーザデータベース312に記憶されているユーザデータの一部または全部のコピーが記憶されていた。これに加えて、レプリカユーザデータベース313に、ユーザ管理テーブル308や組織管理テーブル309に記憶されているデータの一部または全部のコピーが記憶されていてもよい。
3−3.変形例3
上述の実施形態に係るシステム1は、サービス提供装置10A、10Bおよび10Cと、クライアント装置20A、20B、20Cおよび20Dと、中継装置30A、30Bおよび30Cとを備えていた。サービス提供装置10、クライアント装置20および中継装置30の台数はシステム1で示した台数に限られない。
3−4.変形例4
上述した実施形態において、中継装置30のCPU301により実行されるプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
1…システム、10A、10B、10C…サービス提供装置、20A、20B、20C、20D…クライアント装置、30A、30B、30C…中継装置、31…記憶手段、32…受信手段、33…変更手段、34…送信手段、35…削除テーブル、35B…削除リスト、36…処理実行手段、38…通知受信手段、39…処理情報削除手段、41,43…削除処理実行手段、308…ユーザ管理テーブル(利用者管理テーブル)、309…組織管理テーブル(利用者管理テーブル)

Claims (8)

  1. 利用者毎のサービスの利用権限の状態を示す状態情報を含む利用者情報を管理する利用者管理テーブルを記憶する記憶手段と、
    利用者の利用権限を削除する旨のリクエストをクライアント装置から受信する受信手段と、
    前記リクエストが受信されたときに、前記利用者管理テーブルに記憶されている状態情報のうちの該リクエストに対応する利用者の状態情報の値を、削除を示す値に変更する変更手段と、
    前記状態情報の値が変更されたときに、前記受信したリクエストに対するレスポンスを送信する送信手段と、
    予め定められたタイミングにおいて、前記状態情報の値が削除を示す値である利用者の利用権限に関するデータが記憶されている自装置の記憶領域および他の中継装置の記憶領域から該データを削除するための処理を実行する処理実行手段と
    を有する中継装置。
  2. 前記処理実行手段は、前記状態情報の値が削除を示す値である利用者の利用権限関するデータの削除処理を示す1または複数の処理情報を、削除テーブルに登録し、
    前記削除テーブルに登録された処理情報の示す削除処理の実行が完了した旨を示す通知を、前記他の中継装置から受信する通知受信手段と、
    前記受信された通知に対応する処理情報を、前記削除テーブルから削除する処理情報削除手段と
    を更に有する請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記処理実行手段は、前記削除テーブルに登録した処理情報に対応する利用者情報を、前記利用者管理テーブルから削除する
    請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記処理実行手段は、前記状態情報の値が削除を示す値である利用者を識別する識別情報を削除リストに追加し、
    前記削除リストに登録された識別情報の利用者の利用権限に関するデータの削除が完了した旨を示す通知を、前記他の中継装置から受信する通知受信手段と、
    前記受信された通知に対応する識別情報を、前記削除リストから削除する識別情報削除手段と
    を更に有する請求項1に記載の中継装置。
  5. 予め定められたタイミングにおいて、自装置に記憶されている削除テーブルに登録されている処理情報の示す削除処理を実行するとともに、予め定められたタイミングにおいて、他の中継装置に記憶されている削除テーブルに登録されている処理情報の示す削除処理を実行する削除処理実行手段
    を更に有する請求項2に記載の中継装置。
  6. 予め定められたタイミングにおいて、自装置に記憶されている削除リストに登録されている識別情報の利用者の利用権限関するデータの削除処理を実行するとともに、予め定められたタイミングにおいて、他の中継装置に記憶されている削除リストに登録されている識別情報の利用者の利用権限関するデータの削除処理を実行する削除処理実行手段
    を更に有する請求項4に記載の中継装置。
  7. 第1中継装置と、
    第2中継装置と
    を有し、
    前記第1中継装置は、
    利用者毎のサービスの利用権限の状態を示す状態情報を含む利用者情報を管理する利用者管理テーブルを記憶する記憶手段と、
    利用者の利用権限を削除する旨のリクエストをクライアント装置から受信する受信手段と、
    前記リクエストを受信したときに、前記利用者管理テーブルに記憶されている状態情報のうちの該リクエストに対応する利用者の状態情報の値を、削除を示す値に変更する変更手段と、
    前記状態情報の値を変更したときに、前記受信したリクエストに対するレスポンスを送信する送信手段と、
    予め定められたタイミングにおいて、前記状態情報の値が削除を示す値である利用者の利用権限に関するデータが記憶されている自装置の記憶領域および前記第2中継装置の記憶領域から該データを削除するための処理を実行する処理実行手段と
    を備え、
    前記第2中継装置は、
    予め定められたタイミングにおいて、前記第1中継装置の利用者管理テーブルにおいて前記状態情報の値が削除を示す値である利用者の利用権限関するデータを、自装置の前記記憶領域から削除する処理を実行する削除処理実行手段と
    を備える
    システム。
  8. 利用者毎のサービスの利用権限の状態を示す状態情報を含む利用者情報を管理する利用者管理テーブルを記憶する記憶手段を有するコンピュータに、
    利用者の利用権限を削除する旨のリクエストをクライアント装置から受信するステップと、
    前記リクエストを受信したときに、前記利用者管理テーブルに記憶されている状態情報のうちの該リクエストに対応する利用者の状態情報の値を、削除を示す値に変更するステップと、
    前記状態情報の値を変更したときに、前記受信したリクエストに対するレスポンスを送信するステップと、
    予め定められたタイミングにおいて、前記状態情報の値が削除を示す値である利用者の利用権限に関するデータが記憶されている当該コンピュータの記憶領域および他のコンピュータの記憶領域から該データを削除するための処理を実行するステップと
    を実行させるためのプログラム。
JP2014099680A 2014-05-13 2014-05-13 中継装置、システム及びプログラム Expired - Fee Related JP6372157B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014099680A JP6372157B2 (ja) 2014-05-13 2014-05-13 中継装置、システム及びプログラム
US14/553,475 US9940451B2 (en) 2014-05-13 2014-11-25 Relay apparatus, system, relay method, and non-transitory computer readable medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014099680A JP6372157B2 (ja) 2014-05-13 2014-05-13 中継装置、システム及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015215843A JP2015215843A (ja) 2015-12-03
JP6372157B2 true JP6372157B2 (ja) 2018-08-15

Family

ID=54538746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014099680A Expired - Fee Related JP6372157B2 (ja) 2014-05-13 2014-05-13 中継装置、システム及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9940451B2 (ja)
JP (1) JP6372157B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9635005B2 (en) 2014-07-18 2017-04-25 Document Storage Systems, Inc. Computer readable storage media for tiered connection pooling and methods and systems for utilizing same
US9613204B2 (en) 2014-12-23 2017-04-04 Document Storage Systems, Inc. Computer readable storage media for legacy integration and methods and systems for utilizing same
JP6613653B2 (ja) * 2015-06-24 2019-12-04 株式会社リコー 中継装置、通信制御方法、及び通信制御システム
WO2019077013A1 (en) 2017-10-18 2019-04-25 Soapbox Labs Ltd. METHODS AND SYSTEMS FOR PROCESSING AUDIO SIGNALS CONTAINING VOICE DATA
JP6979979B2 (ja) * 2019-03-15 2021-12-15 ヤフー株式会社 アカウント管理装置、アカウント管理方法およびアカウント管理プログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003162509A (ja) * 2001-11-27 2003-06-06 Nec Soft Ltd ユーザ情報の一括管理システム及びその方法
JP2004135051A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Sony Corp 情報処理システム、サービス提供装置および方法、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
US9674379B2 (en) 2010-11-04 2017-06-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Relay apparatus, communication apparatus, and control methods of relay apparatus
JP5906677B2 (ja) 2010-11-08 2016-04-20 ブラザー工業株式会社 通信システム、通信装置、中継装置の制御プログラム、および中継装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US9940451B2 (en) 2018-04-10
JP2015215843A (ja) 2015-12-03
US20150332041A1 (en) 2015-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6090020B2 (ja) 画像形成システム
JP6372157B2 (ja) 中継装置、システム及びプログラム
US9659154B2 (en) Information processing system, information processing apparatus, method of administrating license, and program
US8402459B2 (en) License management system, license management computer, license management method, and license management program embodied on computer readable medium
US8316049B2 (en) Document management system, document producing apparatus, document use managing apparatus, and computer readable medium
US20140223570A1 (en) Information processing apparatus, information processing system, and license management method
US20160012210A1 (en) Information processing system, information processing apparatus, method of administrating license, and program
US20100174689A1 (en) Document management apparatus, document management system, document management method, and computer program
RU2633113C2 (ru) Устройство обработки информации, система обработки информации и способ обработки информации
TW201040783A (en) Enhanced product functionality based on user identification
US10282525B2 (en) Information processing system, information processing apparatus, access control method, and program
US9906529B2 (en) Relay apparatus, relay system, relay method, and non-transitory computer readable medium
JP6287401B2 (ja) 中継装置、システム及びプログラム
JP6307888B2 (ja) 操作対象管理装置及びプログラム
US8438133B2 (en) Information processing apparatus, file management system, information processing method and computer readable medium
JP4266897B2 (ja) ライセンス管理システム、ライセンス管理方法、ライセンス管理サーバ、及びライセンス管理ソフトウェア
JP6398731B2 (ja) 中継装置、中継システム及びプログラム
EP3223164B1 (en) True-ownership of shared data
AU2019226140B2 (en) Information processing system and program
JP7322472B2 (ja) ファイル管理装置、ファイル管理プログラム、ファイル管理システム、及び情報処理プログラム
JP2005244600A (ja) 保存装置、画像形成装置およびプログラム
JP5817238B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、情報管理方法、及び情報管理プログラム
JP2020017308A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP7530404B2 (ja) 管理装置、管理方法および管理プログラム
JP7087467B2 (ja) 印刷データの管理装置、印刷システムおよびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180702

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6372157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350