JP6372082B2 - 楽音発生指示装置及び楽音発生指示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子弦楽器に用いて好適な楽音発生指示装置及び楽音発生指示方法に関する。
従来より自然楽器のギターなどを模擬して構成された電子弦楽器が知られている。電子弦楽器は、ネック上のフレットに対応する位置に運指操作される複数の音高指定スイッチを備えると共に、胴の撥弦位置に弦を模擬した複数の発音指示操作子を有し、実際に弦を張設した自然楽器のギターと同様な奏法、すなわち音高指定スイッチの運指操作で音高を指定し、発音指示操作子の操作(撥弦操作)に応じて発音を指示することによって、例えばギター音色の楽音が指定音高で発音されるようになっている。なお、この種の電子弦楽器については、例えば特許文献1に開示されている。
特許第410711号公報
ところで、近年では、表示画面上にマルチタッチ検出可能なタッチパネルを備えたスマートフォンやタブレット端末などにおいて、画面に表示された仮想的な弦やフレットをタッチパネル上でタッチ操作して所望の音高の弦楽器音を発音させるアプリケーションを実行して簡易的な電子弦楽器を具現することが知られている。
このような弦の無い簡易的な電子弦楽器では、実際に指で弦を押さえる感触が無いことから運指操作し難く、とりわけ弦楽器に馴染みのないビギナーユーザであれば複数の指を適正な弦およびフレットに置いてコード(和音)を押さえる運指操作すらままならずミストーンを連発してしまう。そうなると、本来の音楽の楽しさや演奏の楽しみを得る以前に、弦楽器の演奏を練習したいという意欲自体失われてしまう。言い換えると、多少誤った運指操作が為されても、その操作ミスを許容してミストーンの発音を防ぎ、楽しく演奏練習することが出来ない、という問題が存在する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、多少誤った運指操作が為されても、その操作ミスを許容してミストーンの発音を防ぎ、楽しく演奏練習することが出来る楽音発生指示装置及び楽音発生指示方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、音高指定操作により指定された複数の音高をそれぞれ構成音とするコードが成立しているか否かを判別し、コードが成立していないと判別された場合に、前記複数の構成音の音高を変更してコード候補とし、前記コード候補とされたコードが、それ以前にコード候補とされたコードを含む複数のコードによるコード進行の形態に相応しい適正コードであるか否かを判別し、適正コードと判別された場合に、前記適正コードと判別されたコードで楽音の発音を指示することを特徴とする。
本発明では、多少誤った運指操作が為されても、その操作ミスを許容してミストーンの発音を防ぎ、楽しく演奏練習することが出来る。
本発明の実施の一形態による楽音発生指示装置100の外観を示す外観図である。 楽音発生指示装置100の電気的構成を示すブロック図である。 フレット部3および撥弦部4の構成を説明するための図である。 RAM15のデータ構成を示すメモリマップである。 RAM15に格納されるコードテーブルCTの内容を示す図である。 CPU10が実行する発音処理の動作を示すフローチャートである。 CPU10が実行する適正コード判定処理の動作を示すフローチャートである。 CPU10が実行する適正コード判定処理の動作を示すフローチャートである。 CPU10が実行するコード補正処理の動作を示すフローチャートである。 コード補正処理の具体的な動作例を説明するための図である。 コード補正処理のその他の具体例を示す図である。 コード補正処理のその他の具体例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.外観
図1は、本発明の実施の一形態による楽音発生指示装置100の外観を示す外観図である。この図に図示する楽音発生指示装置100は、自然楽器のウクレレを模しており、ボディ1およびネック2から構成される。ネック2上には、後述する表示部12−1およびタッチパネル部13−1から構成されるフレット部3が敷設される。
ボディ1には、後述する表示部12−2およびタッチパネル部13−2から構成される撥弦部4と、電源スイッチや音色選択スイッチなどの各種操作スイッチを備えるスイッチ部11と、発生楽音を放音するスピーカSPとが設けられる。なお、スピーカSPは、後述するサウンドシステム17に含まれる。
B.構成
図2は、楽音発生指示装置100の構成を示すブロック図である。CPU10は、フレット部3を構成するタッチパネル部13−1の検出出力と、撥弦部4を構成するタッチパネル部13−2の検出出力とに基づき音源部16に楽音波形データWの発生を指示する。本発明の要旨に係わるCPU10の特徴的な処理動作については追って詳述する。
スイッチ部11は、ボディ1の操作パネルに設けられる電源スイッチや音色選択スイッチなどの各種操作スイッチから構成され、スイッチ操作に応じた種類のスイッチイベントを発生する。スイッチ部11が発生するスイッチイベントはCPU10に取り込まれる。表示部12−1およびタッチパネル部13−1は、フレット部3を構成する。
フレット部3は、図3(a)に図示するように、液晶表示パネルから構成され、CPU10の制御の下に仮想的な弦1S〜4Sおよびフレット0F〜15Fを画面表示する表示部12−1と、この表示部12−1上に設けられ、2次元マトリクス配置された透明電極を用いた静電容量方式のマルチタッチ検出機能を備えたタッチパネル部13−1とをネック2上に敷設したものである。
上記構成によれば、例えば図3(a)に図示するように、表示部12−1の画面に表示される弦3Sのフレット4Fを、演奏者が左手中指で押さえる運指操作を行い、これにより弦3Sの位置において図示する一例の静電容量分布になると、タッチパネル部13−1の検出出力に基づきCPU10が閾値1を超える静電容量分布領域を「接触領域(タッチ位置)」と判別する。後述するように、CPU10では演奏者の運指操作によって指先がタッチパネル部13−1に触れた「接触領域」を、仮想的な弦のフレットを押弦した音高指定位置と見なす。
撥弦部4は、図3(b)に図示するように、液晶表示パネルから構成され、CPU10の制御の下に仮想的な弦1S〜4Sを画面表示する表示部12−2と、この表示部12−2上に設けられ、2次元マトリクス配置された透明電極を用いた静電容量方式のマルチタッチ検出機能を備えたタッチパネル部13−2とをボディ1上に敷設したものである。
こうした構成によれば、表示部12−2の画面に表示された仮想的な弦1S〜4Sに対して演奏者がタッチパネル部13−2上でフリック操作(指先で画面上を素早く払う操作)を行うと、当該タッチパネル部13−2の検出出力に基づきCPU10が撥弦入力を発生する。撥弦入力とは、どの弦が撥弦されたか、あるいは撥弦の速さ(フリック操作の速度)を表す。
次に、再び図2を参照して実施形態の構成について説明を進める。ROM14は、CPU10にロードされる各種制御プログラムを記憶する。各種制御プログラムとは、後述する発音処理、適正コード判別処理およびコード補正処理を含む。RAM15は、図4に図示するように、ワークエリアWA、押弦検出エリアPAおよびコードテーブルCTを備える。
ワークエリアWAには、CPU10の処理に用いられる各種レジスタ・フラグデータが一時記憶される。押弦検出エリアPAには、上述したフレット部3において演奏者の運指操作で押弦された弦およびフレットを示す押弦データがストアされる。押弦データは、仮想的な弦1S〜4Sを表すインデックスM1〜M4とフレットNとの組み[M1 N]、[M2 N]、[M3 N]、[M4 N]から構成される。なお、フレットが押下されていない開放弦の場合には、フレットNは「0」となる。例えば図3(a)に図示した一例の運指操作により弦3Sのフレット4Fだけが押弦された時の押弦データは、[M1 0]、[M2 0]、[M3 4]、[M4 0]となる。
コードテーブルCTは、図5に図示するように、各コード種(メジャー、マイナー、メジャー7th、マイナー7th、Aug、dim等)における全ての調(音名C〜Bまでの12音)に対応した押弦データ[M1 n]、[M2 n]、[M3 n]、[M4 n]を記憶したデータテーブルである。このコードテーブルCTは、押弦データを構成音として対応するコード名(調およびコード種)を読み出す際に用いられる。すなわち、後述の発音処理において、演奏者の運指操作で発生する押弦データに一致するコード名をコードテーブルCTから読み出す。
音源部16は、周知の波形メモリ読み出し方式にて構成される複数の発音チャンネルを備え、CPU10から供給されるノートオン/ノートオフイベントに従って楽音波形データWを発生する。サウンドシステム17は、音源16から出力される楽音波形データWをアナログ形式の楽音信号に変換し、当該楽音信号から不要ノイズを除去する等のフィルタリングを施した後、これを増幅してボディ1に設けられたスピーカSP(図1参照)から発音させる。
C.動作
次に、図6〜図10を参照して、上記構成による楽音発生指示装置100のCPU10が実行する発音処理、適正コード判定処理およびコード補正処理の各動作について説明する。
(1)発音処理の動作
図6は、CPU10が実行する発音処理の動作を示すフローチャートである。楽音発生指示装置100のパワーオンに応じて、CPU10が発音処理を実行すると、図6に図示するステップSA1に進み、フレット部3(タッチパネル部13−1)にタッチ入力が有るか否かを判断する。タッチ入力が無ければ、判断結果は「NO」になり、タッチ入力待ちの状態となる。
そして、フレット部3(タッチパネル部13−1)にタッチ入力が為されると、上記ステップSA1の判断結果は「YES」になり、ステップSA2に進む。ステップSA2では、フレット部3(タッチパネル部13−1)で為されたタッチ入力が弦1S〜4Sの何れかの弦上であるか否かを判断する。弦1S〜4Sの何れかの弦上のタッチ入力ならば、判断結果は「YES」になり、後述のステップSA4に進む。
一方、弦から外れたタッチ入力であると、上記ステップSA2の判断結果は「NO」になり、ステップSA3に進む。ステップSA3では、演奏者が意図した運指操作として、タッチ入力された箇所の最寄りに位置する近傍弦Mおよび近傍フレットNに補正する。続いて、ステップSA4では、上記ステップSA3で補正された[近傍弦M 近傍フレットN]を含み、各弦1S〜4Sについて検出した押弦データ[M1 N]、[M2 N]、[M3 N]、[M4 N]をRAM15の押弦検出エリアPAにストアする。
次いで、ステップSA5では、コードテーブルCT中に、RAM15の押弦検出エリアPAにストアした押弦データと一致するコード名があるか否かを判断する。一致するコード名があれば、判断結果は「YES」になり、当該コードテーブルCTから押弦データと一致するコード名を読み出してステップSA6の適正コード判定処理を実行する。
適正コード判定処理では、後述するように、最初に入力されたコードをトニックコードI度とし、これ以後に入力されるコード(入力コードU1)がトニックコードI度に対して通常のコード進行に従っていれば適正コード、そうでなければ非適正コードと判定する。
続いて、ステップSA7では、上記ステップSA6において、コード進行に従った適正コードと判定されたか否かを判断する。コード進行に相応しくない非適正コードと判定された場合には、判断結果が「NO」になり、後述するステップSA11のコード補正処理を実行する。これに対し、コード進行に従った適正コードと判定された場合には、判断結果が「YES」となり、ステップSA8に進み、適正コードのコード名をレジスタCHにストアする。
次いで、ステップSA9では、撥弦部4の撥弦操作(フリック操作)の有無を判断する。撥弦操作されなければ、判断結果は「NO」になり、上記ステップSA1に処理を戻すが、撥弦操作されると、判断結果が「YES」になり、ステップSA10に進む。ステップSA10では、撥弦操作されたタッチパネル部13−2の検出出力と、上記ステップSA8においてレジスタCHにストアしたコード名とに基づきノートオンイベントを発生して音源部16に供給した後、上記ステップSA1に処理を戻す。
すなわち、CPU10では、タッチパネル部13−2の検出出力に基づき撥弦された弦および発音音量に相当する撥弦の速さ(フリック速度)を表す撥弦入力を発生すると共に、この撥弦入力と、レジスタCHのコード名に対応した押弦データとに従って、発音音高および発音音量を表すノートオンイベントを発生して音源部16に供給する。これにより、音源部16は、例えばウクレレ音色などの波形データを、ノートオンイベントで定義される音高および音量で再生して得た楽音波形データWを発生する。
なお、CPU10では、複数の弦が同時に撥弦された場合に、撥弦された各弦に対応付けた発音チャンネル毎にノートオンイベントを発生して音源部16に供給する。また、音源部16では、弦楽器音の発音メカニズムをシミュレートするため、撥弦に応じてノートオンされた弦楽器音を所定レートで減衰する減衰音として発音させ、ノートオンから所定時間経過した時点で強制的にノートオフさせるようになっている。
さて一方、コードテーブルCT中に、RAM15の押弦検出エリアPAにストアした押弦データ(構成音)に一致するコード名が無ければ、上記ステップSA5の判断結果は「NO」になり、ステップSA11に進み、コード補正処理を実行する。コード補正処理では、後述するように、運指操作に応じて生じた押弦データを構成音とするコード名がコードテーブルCT(図5参照)に登録されておらずコードとして成立しない場合に、コードとして成立するように「バレーの途切れの補正」、「隣り合う弦の誤押弦の補正」、「指が届かず一つ下のフレットを誤押弦した場合の補正」を施して押弦データ(構成音)を変更する。なお、これら補正を施しても押弦データがコードとして成立しなければ、前述した発音処理(図6参照)のステップSA1に処理を戻してタッチ入力待ちの状態に遷移する。
次いで、ステップSA12では、上記ステップSA11において補正されたコード名がコード進行に相応しい適正コードであるか否かを判定する。そして、ステップSA13では、ステップSA12の適正コード判定処理で適正コードと判定されたかどうかを判断する。コード進行に相応しくない非適正コードと判定された場合には、判断結果が「NO」になり、上述したステップSA1に処理を戻してタッチ入力待ちの状態に遷移する。
一方、コード進行に従った適正コードと判定された場合には、上記ステップSA13の判断結果が「YES」になり、上述したステップSA8以降の処理を実行し、適正コードの楽音を撥弦操作に応じて発音させるよう音源部16に指示した後、再びステップSA1に処理を戻してタッチ入力待ちの状態に遷移する。
(2)適正コード判定処理の動作
図7〜図8は、適正コード判定処理の動作を示すフローチャートである。上述したステップSA6又はステップSA12を介して本処理が実行されると、CPU10は図7に図示するステップSB1に処理を進め、最初に入力されたコードであるか否かを判断する。最初に入力されたコードならば、判断結果は「YES」になり、ステップSB2に進み、そのコード名をトニックコードI度としてレジスタT1にストアする。この後、ステップSB3に進み、レジスタT1のトニックコードI度を適正コードと判定する。
一方、最初に入力されたコードでなければ、上記ステップSB1の判断結果が「NO」になり、ステップSB4に進み、入力されたコード名をレジスタU1にストアする。以下、レジスタU1の内容を入力コードU1と称す。次いで、ステップSB5〜SB9では、入力コードU1がコード進行理論に従った適正コードであるかどうかを判断する。
すなわち、ステップSB5〜SB9では、入力コードU1が「レジスタT1のサブドミナントコードIV度」、「レジスタT1のサブドミナントコードの代理コード」、「レジスタT1のドミナントコードV度」、「トニックコードT1」および「トニックコードT1の代理コード」の何れかに該当するかを判断する。
例えば、最初に入力されたコードが「C」(トニック)であった場合に、次の入力コードU1が「F」(サブドミナントコードIV度)であったとする。そうすると、上記ステップSB5の判断結果が「YES」になり、ステップSB3に進み、その「F」(サブドミナントコードIV度)を適正コードと判定する。
さらに「F」(サブドミナントコードIV度)に続いて次の入力コードU1が「F」の代理コードであったとする。そうすると、上記ステップSB6の判断結果が「YES」になり、ステップSB3に進み、その「F」の代理コードを適正コードと判定する。
そして、「F」の代理コードに続いて次の入力コードU1が「G」(ドミナントコードV度)であったとする。そうすると、上記ステップSB7の判断結果が「YES」になり、ステップSB3に進み、その「G」(ドミナントコードV度)を適正コードと判定する。
また、「G」(ドミナントコードV度)に続いて次の入力コードU1が「C」(トニックコードT1)であったとする。そうすると、上記ステップSB8の判断結果が「YES」になり、ステップSB3に進み、その「C」(トニックコードT1)を適正コードと判定する。
さらに「C」(トニックコードT1)に続いて次の入力コードU1が「C」(トニックコードT1)の代理コードであったとする。そうすると、上記ステップSB9の判断結果が「YES」になり、ステップSB3に進み、その「C」(トニックコードT1)の代理コードを適正コードと判定する。
さて一方、上述したステップSB5〜SB9の各判断結果が何れも「NO」の場合、すなわち転調してコード進行する場合には、図8に図示するステップSB10に進み、レジスタT1にストアしたトニックコードを、転調後の仮のトニックコードとしてレジスタT2に設定する。そして、ステップSB11〜SB14では、入力コードU1が「レジスタT2のサブドミナントコードIV度」、「レジスタT2のサブドミナントコードの代理コード」、「レジスタT2のドミナントコードV度」および「トニックコードT2の代理コード」の何れに該当するか判断する。
そして、入力コードU1が「レジスタT2のサブドミナントコードIV度」、「レジスタT2のサブドミナントコードの代理コード」、「レジスタT2のドミナントコードV度」および「トニックコードT2の代理コード」の何れかに該当すると、上記ステップSB11〜SB14の何れかの判断結果が「YES」になり、ステップSB15に進み、レジスタT2を転調確定後のトニックコードとし、続くステップSB16では、レジスタT2の転調確定後のトニックコードを適正コードと判定して本処理を終える。
これに対し、入力コードU1が「レジスタT2のサブドミナントコードIV度」、「レジスタT2のサブドミナントコードの代理コード」、「レジスタT2のドミナントコードV度」および「トニックコードT2の代理コード」の何れにも該当しなければ、上記ステップSB11〜SB14の各判断結果は何れも「NO」になり、ステップSB17に進む。
ステップSB17では、入力コードU1は、レジスタT1のトニックコードの半音シフトもしくは関係調であるか否かを判断する。入力コードU1がレジスタT1のトニックコードの半音シフトもしくは関係調であったとすると、判断結果が「YES」になり、ステップSB18に進む。ステップSB18では、入力コードU1を仮転調後のトニックコードとしてレジスタT2にストアした後、ステップSB16に進み、レジスタT2のトニックコードを適正コードと判定して本処理を終える。
一方、入力コードU1がレジスタT1のトニックコードの半音シフトもしくは関係調でなければ、上記ステップSB17の判断結果は「NO」になり、ステップSB19に進む。そして、ステップSB19では、入力コードU1をコード進行に合わない非適正コードと判定して本処理を終える。
このように、適正コード判定処理では、最初に入力されたコードをトニックコードI度とし、これ以後に入力されるコード(入力コードU1)がトニックコードI度に対して通常のコード進行に従っていれば適正コード、そうでなければ非適正コードと判定する。
(3)コード補正処理の動作
図9は、コード補正処理の動作を示すフローチャートである。前述したステップSA11を介して本処理が実行されると、CPU10は図9に図示するステップSC1に進み、RAM15の押弦検出エリアPAにストアした押弦データに基づき押下されたフレットNが複数存在するか否かを判断する。押下されたフレットNが複数存在しなければ、判断結果は「NO」になり、後述のステップSC5に進むが、押下されたフレットNが複数存在すると、判断結果が「YES」になり、ステップSC2に進む。
ステップSC2では、同フレットで押下された弦Mが3つ有るか否か、すなわちバレー(同一フレット上の複数弦を一つの指で押さえる運指操作)が為されたか否かを判断する。バレーで無ければ、判断結果は「NO」になり、後述のステップSC5に進むが、バレーならば、判断結果は「YES」になり、ステップSC3に進む。
ステップSC3では、フレットNの値が異なる弦Mに、同じ値のフレットNを持つ押弦データ[M N]を、RAM15の押弦検出エリアPAに追加登録する。続いて、ステップSC4では、RAM15の押弦検出エリアPAに一時記憶されている押弦データと一致するコード名がコードテーブルCT(図5参照)あるか否かを判断する。
一致するコード名があれば、判断結果は「YES」になり、ステップSC12に進み、一致したコード名を当該コードテーブルCTから読み出して本処理を終える。なお、上記ステップSC12において読み出したコード名は、前述した適正コード判定処理において入力されるコード名となる。
一方、RAM15の押弦検出エリアPAに一時記憶されている押弦データと一致するコード名がコードテーブルCTに存在しなければ、上記ステップSC4の判断結果が「NO」になり、ステップSC5に進む。ステップSC5では、同じ弦の同じフレットが複数タッチされたか否かを判断する。同じ弦の同じフレットが複数タッチされていなければ、判断結果は「NO」になり、後述のステップSC10に進む。
これに対し、同じ弦の同じフレットが複数タッチされると、上記ステップSC5の判断結果が「YES」になり、ステップSC6に進む。ステップSC6では、RAM15の押弦検出エリアPAに一時記憶されている押弦データの内、同じ弦の同じフレットの複数タッチに対応した押弦データ[M N]の何れか一方を押弦データ[M+1 N]に変更する。
続いて、ステップSC7では、この変更された押弦データ[M+1 N]を含むRAM15の押弦検出エリアPAに一時記憶されている押弦データと一致するコード名がコードテーブルCTに有るか否かを判断する。一致するコード名があれば、判断結果は「YES」になり、ステップSC12に進み、一致したコード名を当該コードテーブルCTから読み出して本処理を終える。なお、この読み出したコード名は、前述した適正コード判定処理において入力されるコード名となる。
一方、一致するコード名がコードテーブルCTに存在しなければ、上記ステップSC7の判断結果は「NO」になり、ステップSC8に進む。ステップSC8では、上記ステップSC6において変更した押弦データ[M+1 N]を、押弦データ[M−1 N]に変更する。
そして、ステップSC9では、この変更された押弦データ[M−1 N]を含むRAM15の押弦検出エリアPAに一時記憶されている押弦データと一致するコード名がコードテーブルCT(図5参照)あるか否かを判断する。一致するコード名があれば、判断結果は「YES」になり、ステップSC12に進み、一致したコード名を当該コードテーブルCTから読み出して本処理を終える。なお、この読み出したコード名は、前述した適正コード判定処理において入力されるコード名となる。
これに対し、一致するコード名がコードテーブルCT(図5参照)に存在しなければ、上記ステップSC9の判断結果が「NO」になり、ステップSC10に進む。ステップSC10では、RAM15の押弦検出エリアPAに一時記憶されている押弦データの内、Nの最大値を持つ押弦データ[M N]を、押弦データ[M N+1]に変更する。
次いで、ステップSC11では、この変更された押弦データ[M N+1]を含むRAM15の押弦検出エリアPAに一時記憶されている押弦データと一致するコード名がコードテーブルCT(図5参照)あるか否かを判断する。一致するコード名があると、判断結果は「YES」になり、ステップSC12に進み、一致したコード名を当該コードテーブルCTから読み出して本処理を終える。なお、この読み出したコード名は、前述した適正コード判定処理において入力されるコード名となる。
一方、一致するコード名がコードテーブルCT(図5参照)に存在しなければ、上記ステップSC11の判断結果が「NO」になり、前述した発音処理(図6参照)のステップSA1に処理を戻してタッチ入力待ちの状態に遷移する。
(4)コード補正処理の具体的動作
次に、図10を参照して上述したコード補正処理の具体的な動作例について説明する。例えば演奏者が、図10(a)に図示するように、本来、弦1S〜4Sのフレット1Fをバレー(同一フレット上の複数弦を一つの指で押さえる運指操作)を行ったつもりであったのに弦2Sがオープン(開放)となってしまい、更に弦4Sのフレット2Fを2箇所押弦してしまうという誤った運指操作をしたとする。
すると、この誤った運指操作に応じて押弦データ[11]、[20]、[31]、[41]、[42]、[42]が発生する。この場合、上記ステップSC1〜SC2の各判断結果は「YES」になり、ステップSC3に進み、押弦データ[21]が追加される。これにより、RAM15の押弦検出エリアPAには、押弦データ[11]、[21]、[31]、[41]、[42]、[42]がストアされることになる。すなわち、図10(b)に図示するように、弦1S〜4Sのフレット1Fを一つの指で押さえる適切なバレーに補正される。
ところで、こうしたバレーの途切れを補正してもなお、押弦データ[11]、[21]、[31]、[41]、[42]、[42]を構成音とするコード名がコードテーブルCTに存在しない為、上記ステップSC4の判断結果が「NO」になり、ステップSC5に進む。そして、この場合、弦4Sのフレット2Fが2箇所押弦されている為、ステップSC5の判断結果が「YES」になり、ステップSC6に進み、押弦データ[42]を押弦データ[52]に変更するが、当該押弦データ[52]は存在しない為、ステップSC7の判断結果が「NO」になり、ステップSC8に進む。
そして、ステップSC8では、弦4Sのフレット2Fの2箇所押弦の内、一方を隣の弦の同じフレットに置き換える。すなわち押弦データ[42]を押弦データ[32]に変更し、これにより押弦データ[11]、[21]、[31]、[32]、[41]、[42]を得るが、これら構成音に対応するコード名がコードテーブルCTに存在せず、上記ステップSC9の判断結果が「NO」になり、ステップSC10に進む。
そして、ステップSC10では、指が届かなかった場合の補正として、最も高音側の押弦データのフレット番号を「+1」する。すなわち押弦データ[11]、[21]、[31]、[32]、[41]、[42]の内、最も高音側の押弦データ[42]を押弦データ[43]に変更する。これにより押弦データ[11]、[21]、[31]、[32]、[41]、[43]を得る。そして、これら押弦データ(構成音)に対応するコード名をコードテーブルCT(図5参照)から読み出すと、「メジャーB♭」に補正される。なお、本処理の補正で得られたコード名は前述した適正コード判定処理においてコード進行に相応しい適正コードであるかどうかが判断される。
このように、コード補正処理では、運指操作で生じた押弦データを構成音とするコード名がコードテーブルCTに登録されておらずコードとして成立しない場合、運指操作の形態に応じて「バレーの途切れの補正」、「隣り合う弦の誤押弦の補正」、「指が届かず一つ下のフレットを誤押弦した場合の補正」を施して押弦データ(構成音)を変更するコード補正を行う。なお、これら補正を施しても押弦データがコードとして成立しなければ、前述した発音処理(図6参照)のステップSA1に処理を戻してタッチ入力待ちの状態に遷移する。
以上説明したように、本実施形態では、運指操作で生じた押弦データを構成音とするコードが成立しているか否かを判別し、コードが成立していなければ、運指操作の形態に応じて押弦データを補正して補正コードを形成する。形成した補正コードがコード進行に相応しい適正コードであるか否かを判断し、適正コードならば、その適正コードの楽音を発音させる為、多少誤った運指操作が為されても、その操作ミスを許容してミストーンの発音を防ぎ、楽しく演奏練習することが出来る。
なお、上述した実施形態では、運指操作の形態に応じて「バレーの途切れの補正」、「隣り合う弦の誤押弦の補正」、「指が届かず一つ下のフレットを誤押弦した場合の補正」を施して押弦データ(構成音)を変更するコード補正を行うようにしたが、これに限らず、例えば図11〜図12に図示するコード補正も可能である。
すなわち、図11(a)に図示するように、本来、弦4Sを開放とすべきところ、誤って弦2Sを開放し、弦1Sフレット1F、弦3Sフレット3F、弦4Sフレット3Fを押弦する運指操作で押弦データ[11]、[20]、[33]、[43]が生じた場合、1弦分のズレが生じたと見なして同図(b)に図示する押弦データ[11]、[23]、[33]、[40]に変更することで「メジャーE♭」に補正する。
また、同様に、図12(a)に図示するように、本来、弦2Sおよび弦3Sのフレット3Fを押弦すべきところ、誤って弦1Sフレット1F、弦2Sフレット3F、弦3Sフレット2Fを押弦し、弦4Sを開放する運指操作で押弦データ[11]、[23]、[32]、[40]が生じた場合、弦3Sのフレット3Fに指が届いていないと見なして同図(b)に図示する押弦データ[11]、[23]、[33]、[40]に変更することで「メジャーE♭」に補正する。
なお、本実施形態では、ウクレレを例に説明したが、これに限らず、ギター等の他の弦楽器であっても良い。
以上、本発明の実施の一形態について説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下では、本願出願当初の特許請求の範囲に記載された各発明について付記する。
(付記)
[請求項1]
音高指定操作により指定された音高の楽音をそれぞれ構成音とするコードが成立しているか否かを判別するコード判別手段と、
前記コード判別手段によりコードが成立している場合は、当該コードをコード候補とし、成立していないと判別された場合に、前記音高指定操作の形態に応じて前記各構成音の音高を変更してコード候補とするコード候補形成手段と、
前記コード候補形成手段によりコード候補とされたコードがコード進行の形態に相応しい適正コードであるか否かを判別する適正コード判別手段と、
前記適正コード判別手段により適正コードと判別された場合に、当該適正コードで楽音の発音を指示する発音指示手段と
を具備することを特徴とする楽音発生指示装置。
[請求項2]
前記楽音発生指示装置は、表示部に、複数のフレットを設けた指板、及び当該指板上に張設された複数の弦を表示させる表示制御部を更に有し、
前記コード判別手段は、前記音高指定操作として、前記表示部に表示されているいずれかのフレット上で、当該表示部に表示されているいずれかの弦を押さえる操作をすることにより、指定された音高のそれぞれ構成音とするコードが成立しているか否かを判別する、請求項1に記載の楽音発生指示装置。
[請求項3]
前記コード候補形成手段は、前記コード判別手段によりコードが成立していないと判別された場合に、前記音高指定操作の形態が、前記表示部に表示された同一フレット上で連続して並んだ複数の弦を同時に押さえるバレー操作の形態である場合に、当該バレー操作により前記同一フレット上で押さえられていない弦を押さえる操作を行った場合に指定される音高の楽音をコードの構成音として付加する補正を行う、請求項2に記載の楽音発生指示装置。
[請求項4]
前記コード候補形成手段は、前記コード判別手段によりコードが成立していないと判別された場合に、前記音高指定操作の形態が、前記表示部に表示されているひとつのフレット上でひとつの弦を複数個所で押さえている操作の形態である場合に、当該ひとつのフレット上で当該ひとつの弦に隣接する弦を押さえる操作をした場合に指定される音高の楽音をコードの構成音として付加する補正を行う、請求項2に記載の楽音発生指示装置。
[請求項5]
前記コード候補形成手段は、前記コード判別手段によりコードが成立していないと判別された場合に、前記音高指定操作の形態が、前記表示部に表示されているひとつのフレット上でひとつの弦を複数個所で押さえている操作以外の操作の形態である場合に、前記弦が押さえられている操作がなされているフレットに隣接するフレットで当該弦を押さえる操作をした場合に指定される音高の楽音をコードの構成音として付加する補正を行う、請求項4に記載の楽音発生指示装置。
[請求項6]
前記表示部に表示されている複数のフレットそれぞれに順次番号が付与され、
前記弦が押さえられている操作がなされているフレットが複数存在する場合に、最大番号の付与されたフレットに隣接するフレットで当該弦を押さえる操作をした場合に対応する操作を行った場合に指定される音高の楽音をコードの構成音として付加する補正を行う、請求項5に記載の楽音発生指示装置。
[請求項7]
楽音発生指示装置で実行される方法であって、
前記楽音発生指示装置は、
音高指定操作により指定された音高の楽音をそれぞれ構成音とするコードが成立しているか否かを判別し、
コードが成立している場合は、当該コードをコード候補とし、成立していないと判別された場合に、前記音高指定操作の形態に応じて前記各構成音の音高を変更してコード候補を形成し、
形成されたコード候補がコード進行の形態に相応しい適正コードであるか否かを判別し、
適正コードと判別された場合に、当該適正コードで楽音の発音を指示する
ことを特徴とする楽音発生指示方法。
[請求項8]
楽音発生指示装置に搭載されるコンピュータに、
音高指定操作により指定された音高の楽音をそれぞれ構成音とするコードが成立しているか否かを判別するコード判別ステップと、
前記コード判別ステップでコードが成立している場合は、当該コードをコード候補とし、成立していないと判別された場合に、前記音高指定操作の形態に応じて前記各構成音の音高を変更してコード候補を形成するコード候補形成ステップと、
前記コード候補形成ステップにてコード候補とされたコードがコード進行の形態に相応しい適正コードであるか否かを判別する適正コード判別ステップと、
前記適正コード判別ステップで適正コードと判別された場合に、当該適正コードで楽音の発音を指示する発音指示ステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。
1 ボディ
2 ネック
3 フレット部(表示部12−1,タッチパネル部13−1)
4 撥弦部(表示部12−2,タッチパネル部13−2)
10 CPU
11 スイッチ部
12−1,12−2 表示部
13−1,13−2 タッチパネル部
14 ROM
15 RAM
16 音源部
17 サウンドシステム
100 楽音発生指示装置

Claims (10)

  1. 音高指定操作により指定された複数の音高をそれぞれ構成音とするコードが成立しているか否かを判別し、
    コードが成立していないと判別された場合に、前記複数の構成音の音高を変更してコード候補とし、
    前記コード候補とされたコードが、それ以前にコード候補とされたコードを含む複数のコードによるコード進行の形態に相応しい適正コードであるか否かを判別し、
    適正コードと判別された場合に、前記適正コードと判別されたコードで楽音の発音を指示する
    ことを特徴とする楽音発生指示方法。
  2. 前記コード候補とされたコードが前記コード進行の形態に相応しい適正コードであると判別された場合は、前記コード候補とされたコードで楽音の発音を指示するが、前記コード候補とされたコードが前記コード進行の形態に相応しい適正コードでないと判別された場合は、前記コード候補とされたコードで楽音の発音を指示しない、請求項1に記載の楽音発生指示方法。
  3. 前記音高指定操作の形態を判別し、
    前記コードが成立していないと判別された場合に、前記判別された音高指定操作の形態に応じて前記複数の構成音の音高を変更してコード候補とする、請求項1または2に記載の楽音発生指示方法。
  4. 前記音高指定操作は、表示部に、複数のフレットを設けた指板、及び前記指板上に張設された複数の弦を表示させた状態で、前記表示部に表示されているいずれかのフレット上で、前記表示部に表示されているいずれかの弦を押さえる操作である、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の楽音発生指示方法。
  5. 前記コードが成立していないと判別された場合に、前記音高指定操作の形態が、前記表示部に表示された同一フレット上で連続して並んだ複数の弦を同時に押さえるバレー操作の形態である場合に、当該バレー操作により前記同一フレット上で押さえられていない弦を押さえる操作を行った場合に指定される音高の楽音をコードの構成音として付加する補正を行う、請求項4に記載の楽音発生指示方法。
  6. 前記コードが成立していないと判別された場合に、前記音高指定操作の形態が、前記表示部に表示されているひとつのフレット上でひとつの弦を複数個所で押さえている操作の形態である場合に、当該ひとつのフレット上で当該ひとつの弦に隣接する弦を押さえる操作をした場合に指定される音高の楽音をコードの構成音として付加する補正を行う、請求項4に記載の楽音発生指示方法。
  7. 前記コードが成立していないと判別された場合に、前記音高指定操作の形態が、前記表示部に表示されているひとつのフレット上でひとつの弦を複数個所で押さえている操作以外の操作の形態である場合に、前記弦が押さえられている操作がなされているフレットに隣接するフレットで当該弦を押さえる操作をした場合に指定される音高の楽音をコードの構成音として付加する補正を行う、請求項6に記載の楽音発生指示方法。
  8. 前記表示部に表示されている複数のフレットそれぞれに順次番号が付与され、
    前記弦が押さえられている操作がなされているフレットが複数存在する場合に、最大番号の付与されたフレットに隣接するフレットで当該弦を押さえる操作をした場合に対応する操作を行った場合に指定される音高の楽音をコードの構成音として付加する補正を行う、請求項7に記載の楽音発生指示方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の楽音発生指示方法を用いて楽音の発生を制御する楽音発生指示装置であって、
    指示された楽音を発音する発音手段を具備することを特徴とする楽音発生指示装置。
  10. 複数のフレットを設けた指板、及び前記指板上に張設された複数の弦を表示させる表示部と、
    前記表示部に表示されているいずれかのフレット上で、前記表示部に表示されているいずれかの弦を押さえる操作が行われたことを検出する操作部と、
    を具備することを特徴とする請求項9に記載の楽音発生指示装置。
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