JP6371944B1 - 反射器を備えるアンテナとこのアンテナを備える通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】反射器を備えるアンテナは、一次放射器3と、一次放射器3から放射される電波を反射して放射する金属製の反射面13を有する可撓性のある反射器1と、反射器1の外周部に脱着自在に連結されるカバー部2と、カバー部2が反射器1に連結されて形成される中空部7に配設される、気体を出し入れできる空気袋8とを備えており、カバー部2が反射器1に連結される状態で、カバー部2と反射器1とで形成される中空部7に空気袋8が配設されて、空気袋8が反射器1とカバー部2とを定位置に配置するようにしている。
【選択図】図3
Description
このアンテナは、風船膜と、風船膜の周縁外側に位置し風船膜を支持する円環状支持体とを有する宇宙用膨張膜アンテナであって、円環状支持体は、全体形状が相似的に変形し、かつ展開する同期展開トラス構造としている。また、風船膜の電波入射側膜と電波反射側膜との何れか一方又は双方の外表面に誘電体の細線で形成された格子網を接合している。
本発明の実施形態1に係る反射器を備えるアンテナを図1〜図3に示す。これらの図において、図1は反射器を備えるアンテナの斜視図を、図2は図1のアンテナの垂直断面図を、図3はアンテナの分解斜視図をそれぞれ示している。図1〜図3に示す反射器を備えるアンテナは、電波を放射する一次放射器3と、一次放射器3から放射される電波を反射する金属製の反射面13を有する可撓性のある反射器1と、この反射器1の外周部に脱着自在に連結されるカバー部2と、カバー部2が反射器1に連結されて形成される中空部7に配設される、気体を出し入れできる空気袋8とを備えている。このアンテナは、カバー部2が反射器1に連結される状態で、カバー部2と反射器1とで形成される中空部7に空気袋8が配設されて、空気袋8が反射器1とカバー部2とを定位置に配置するようにしている。
図1〜図3に示すアンテナは、反射器1の反射面13を回転放物面とするパラボラアンテナとしている。ただ、本発明のアンテナは、反射器1の反射面13を回転放物面とするパラボラアンテナに限定するものではなく、詳細には後述するが、反射器の反射面が反射方向の異なる二重曲面を有する二重曲面反射鏡アンテナとすることもできる。以下、本発明の実施形態1に係る反射器を備えるアンテナの実施例としてパラボラアンテナについて詳述する。
反射器1は、一次放射器3から放射される電波を反射する金属製の反射面13を有している。反射器1は、可撓性を有しており、本体部9の内部で膨らむ空気袋8の表面に沿って変形することで、所定の曲面形状に変形できるようにしている。図に示す反射器1は、回転放物面が形成される曲面状のシート11と、この曲面状のシート11の表面に設けられて電波を反射する反射面13を形成する金属層12を備えている。曲面状のシート11は、自由に変形することができる可撓性シートであって、例えば、織布や不織布、プラスチックシート、布、合皮、ゴムシート等を使用する。この曲面状のシート11は、外形を円形状としており、膨張する空気袋8に沿って張った状態で回転放物面が形成される曲面形状に成形されている。また、反射器1のシート11は、外側面を撥水加工することで雨水等が染みこむのを防止できる。
カバー部2は、反射器1の外周部に脱着自在に連結されて、反射器1の反射面側をカバーしている。図に示すカバー部2は、反射器1の開口部側を塞ぐシート21で構成されている。このカバー部2は、自由に変形することができる可撓性シートで、反射器1のシート11と同じもの、すなわち、織布や不織布、プラスチックシート、布、合皮、ゴムシート等が使用できる。カバー部2のシート21には、好ましくは、電波の透過率が高いものを使用する。また、カバー部2のシート11は、外側面を撥水加工することで雨水等が染みこむのを防止できると共に、雨による電波障害などを抑制することができる。さらに、カバー部2のシート21は、光を通しにくくすることで、反射器1に太陽光が直接入射することを防止して太陽光の反射による悪影響を防止できる。さらにまた、カバー部2は、反射器1の反射面13を保護する風よけとなる。
以上の反射器1とカバー部2は、互いの外周部が脱着自在な脱着連結具27を介して連結されて、内部に中空部7を形成する。図に示すアンテナは、反射器1とカバー部2の外周部を連結する脱着連結具27に線ファスナー27Aを使用している。図3に示す反射器1とカバー部2は、外周縁に沿って線ファスナー28Aの連結片27aを縫い付けている。この線ファスナー27Aは、それぞれの連結片27aに沿ってスライダー27bを移動させて対向する連結片27aを互いに結合させることで、反射器1の外周縁部と、カバー部2の外周縁部を連結する。この構造は、別々に製造された反射器1とカバー部2とを設置現場で簡単に連結させて組み立てできる。また、使用後は、線ファスナー27Aを分離させて、反射器1とカバー部2とを簡単に分解できる。
一次放射器3は、電波を反射器1の反射面13に向かって放射する。一次放射器3は、反射器1で反射される電波の位相を一致させるために回転放物面の焦点Fに配置されている。一次放射器3は、電波を放射できる種々のアンテナ構造とすることができる。一次放射器3には、例えば、ホーンアンテナやヘリカルアンテナ、半波長ダイポールアンテナ、八木アンテナ等が使用できる。一次放射器としてホーンアンテナを使用する場合は、中心ロッドを中空のパイプとして導波管に兼用することができる。また、一次放射器3にヘリカルアンテナを使用する場合は、高い指向性がある軸モードで使用する。とくに、中心ロッド4の外側にらせん状のヘリカルアンテナを配置することで、一次放射器をコンパクトにできる。図2に示すアンテナは、一次放射器3を回転放物面の中心から焦点Fまで離した位置に配置するために、反射器1の中心に、軸方向に伸びる中心ロッド4を固定して、この中心ロッド4の先端に一次放射器3を固定している。図2に示すアンテナは、カバー部2と空気袋8との間に一次放射器3を配設するアンテナスペース45を設けており、このアンテナスペース45に一次放射器3を配置している。
中心ロッド4は、反射器1とカバー部2の中心間に配置されて、反射器1とカバー部2の中心間距離を所定の間隔に保持する。図1と図2のパラボラアンテナは、反射器1の内側面を反射面13とする一枚鏡タイプの円形パラボラアンテナとしている。したがって、このパラボラアンテナは、一次放射器3を反射器1の反射面13から離れた位置(焦点F)に配置する必要がある。このパラボラアンテナは、中心ロッド4の先端に一次放射器3を固定して、回転放物面の焦点Fに配置している。
連結部15は、2枚の押さえ板16で反射器1のシート11の中心部分を内側と外側から挟んでいる。この連結部15に中心ロッド4を垂直に貫通させて固定している。この連結部15は、図3に示すように、2枚の押さえ板16を分離して、中心ロッド4を反射器1から取り外せるようにしている。図の中心ロッド4は、押さえ板16が連結される先端部分に雄ネジ4aを切っている。押さえ板16は、反射器1のシート11を挟んだ状態で、雄ネジ4aにナット18がねじ込まれて中心ロッド4に固定される。この構造は、設置現場において、中心ロッド4を反射器1に簡単に連結させて組み立てできる。また、使用後は、ナット18を外して、中心ロッド4と反射器1とを簡単に分解できる。
空気袋8は、内部に気体を出し入れできる気密袋としている。この空気袋8は、気体が充填されて所定の形状に膨張し、気体を排気して収縮される可撓性の気密シートで形成されている。空気袋8は、自由に変形でき、かつ密閉できるシート材、例えばプラスチックシートやゴムシートを中空の風船状に成形している。空気袋8は、本体部9の内部に配置されて、気体が注入されると膨れて、本体部9を膨らませて反射器1とカバー部2を最適な形状に広げる。すなわち、反射器1とカバー部2とで形成される中空部7に配設される空気袋8は、所定の形状に膨張する状態で、反射器1の内面を押圧して金属層12を所定の曲面形状として反射面13を形成する。したがって、空気袋8は、膨らんだ状態の本体部9の内側に沿う立体形状に、とくに、反射器1の反射面13を所定の曲面形状に保形する立体形状に成形されている。また、空気袋8は、例えば、内部に壁を設けて、複数の部屋に分けることで、膨らんだ状態での形状を一定の形状に保つことができる。この空気袋8は、本体部9を最適な形状に膨らますことができ、この空気袋8に沿って反射器1の回転放物面をパラボラ状に広げることができる。
(1)反射器1とカバー部2のシート11、21をあらかじめ広げておく。また、空気袋8に気体をある程度注入して、軽く膨らませる。
(2)空気袋8の貫通穴81に中心ロッド4を挿入する。図3に示す中心ロッド4は、第1の端部4Aに一次放射器3を連結している。
(3)中心ロッド4の第2の端部4Bを反射器1の中心に開口された穴11aに通して、反射器1のシート11を2枚の押さえ板16で両側から挟着する。中心ロッド4にナット18をねじ込んで中心ロッド4を反射器1に固定する。
(4)中心ロッド4の第1の端部4Aであって、反対側の先端に連結された一次放射器3の外側の先端面を、面ファスナー32を介してカバー部2の中心に連結する。また、空気袋8の注入口26をカバー部2の穴21aから外に出す。
(5)反射器1の外周縁部とカバー部2の外周縁部とを脱着連結具27で連結して、本体部9の内部に形成される中空部7に空気袋8を収納する。図に示す脱着連結具27は線ファスナー27Aで、互いの連結片27aを接近させた状態でスライダー27bを移動させて簡単に、しかも確実に連結できる。
(6)空気袋8に注入口26から気体を注入する。空気袋8が完全に膨らんだ状態で、本体部9は最適な形状に膨らんで、反射器1の反射面13である回転放物面が所定のパラボラ状に広がる。
さらに、本発明の反射器を備えるアンテナは、2枚の反射鏡を備える複反射鏡アンテナとすることもできる。図7と図8に示すアンテナは、反射器1の中央部に一次放射器3を配置すると共に、この一次放射器3と対向するカバー部2の中央部に、一次放射器3から放射される電波を反射する副反射鏡5A、5Bを備えている。図に示すアンテナは、中心ロッド4を備えており、この中心ロッド4の第1の端部4Aに一次放射器3を連結すると共に、第1の端部4Aを脱着自在に反射器1に連結できるようにし、第2の端部4Bには、一次放射器3から放射される電波を反射器1に向かって反射する副反射鏡5A、5Bを連結している。このアンテナは、中心ロッド4が反射器1に連結される状態で、一次放射器3と副反射鏡5A、5Bとを定位置に配置するようにしている。ここで、本発明の実施形態にかかる複反射鏡アンテナとして、グレゴリアンアンテナとカセグレンアンテナについて説明する。
[グレゴリアンアンテナ]
図7に示すアンテナは、グレゴリアンアンテナであって、カバー部2の中心部分に回転楕円面形状に形成された副反射鏡5Aを備えている。このアンテナは、カバー部2を構成するシート21の中心部分を回転楕円面形状に成形している。この中心部分は、例えば、シート21を接着剤等で所定の曲面形状に固めることで、回転楕円面形状の湾曲部24を形成することができる。湾曲部24の内側面には金属層52を設けて副反射鏡5Aとしている。
[カセグレンアンテナ]
図8に示すアンテナは、カセグレンアンテナであって、カバー部2の中心部分に回転双曲面形状に形成された副反射鏡5Bを備えている。このアンテナは、カバー部2を構成するシート21の中心部分を回転双曲面形状に成形している。この中心部分は、例えば、シート21を接着剤等で所定の曲面形状に固めることで、回転層双曲面形状の湾曲部25を形成することができる。湾曲部25の内側面には金属層52を設けて副反射鏡5Bとしている。
[サイドローブ軽減型パラボラアンテナ]
さらに、図9に示すアンテナは、カバー部2が、反射器1の外周部に連結される外周カバー部6を備えている。外周カバー部6は、反射器1の外周部に連結される状態で筒状に形成されると共に、表面に電波吸収体62が設けられている。外周カバー部6は、円筒状に形成されて、反射器1の開口部の前面側に取り付けられている。この外周カバー部6は、自由に変形できる帯状のシート61の両端を連結して筒状に形成したものである。この外周カバー部6は、表面に、電波吸収体62が貼り付けて設けている。これによって、サイドローブの軽減を容易に行うことができる。なお、図9においては、アンテナの内部構造を分かりやすくするために、空気袋8は鎖線で示している。
図10に示すアンテナは、中心ロッドを設けることなく、反射器1とカバー部2とで形成される本体部9の中空部7に配置される空気袋8の両側面に反射器1とカバー部2の内面を密着させることで、反射器1とカバー部2の間隔を所定の間隔に保持している。図に示すアンテナは、カセグレンアンテナであって、カバー部2の中心部分に回転双曲面形状に形成された副反射鏡5Bを備えている。このアンテナは、カバー部2を構成するシート21の中心部分に回転層双曲面形状の湾曲部25を形成し、この湾曲部25の内側面には金属層52を設けて副反射鏡5Bとしている。
[二重曲面反射鏡アンテナ]
以上の実施形態のアンテナは、反射器1の内面に設ける反射面13を一様な回転放物面としている。ただ、本発明のアンテナは、図11に示すように、反射器1の反射面13を第1の反射面13Aと第2の反射面13Bで構成する二重曲面反射鏡アンテナとすることもできる。図11に示すアンテナは、可撓性のある反射器1の曲面形状を空気袋8の外形に沿って容易に設定できる特徴を生かして、反射器1の上部領域と下部領域とで湾曲面の形状が異なる二重曲面反射鏡を形成している。このアンテナは、反射器1の上部領域の内面に形成される第1の反射面13Aが低仰角ビームを放射し、反射器1の下部領域の内面に形成される第2の反射面13Bが高仰角ビームとを放射できるように反射面の曲面形状を特定している。この反射器1も、前述の反射器と同様に、膨張する空気袋8に沿って張った状態で所定の曲面形状の第1の反射面13Aと第2の反射面13Bが形成されるように曲面状のシート11を成形している。
次に、以上の実施形態のアンテナを使用する通信装置について詳述する。
本発明のアンテナは、全体を軽量としながら高い指向性と利得が得られるものである。このアンテナは、例えば、災害等の非常時において、高い建物の屋上や山の山頂付近に設置することでより遠くまで電波の送受信が可能になる。特に、非常時においては、運搬や設置が容易であるという利点が生かされる。しかしながら、災害現場等においては、必ずしもこのようなアンテナの設置に最適な場所が確保できるとは限らない。このような場合に、重量を軽くして、高い指向性と利得が得られる利点を生かして、このアンテナをバルーンで空中に浮かべることにより、より遠くまでの電波の送受信が可能になる。
[空中浮遊の例]
図12と図13に示す通信装置は、複数のアンテナ70と、各々のアンテナ70に位相が異なる送信信号を出力する送信器73とを備えている。図12に示す通信装置は、複数のアンテナ70として、以上に説明した何れかのアンテナを備えている。この通信装置は、複数のアンテナ70を所定の配列で並べると共に、バルーン90を使って空中に浮かべている。これらのアンテナ70は、内部に配置される空気袋8に気体を充填することで反射器1をパラボラ状に広げる構造としているので、各アンテナ70には、気体として空気よりも比重が小さい気体、例えばヘリウムガスや水素ガスを充填することで、それぞれのアンテナ70に浮力を持たせることができる。この場合は、バルーン90を設けることなく全体を浮遊させても良い。ただ、空気袋8には、空気を充填することもできる。この場合は、バルーン90を連結することで浮力を設けて全体を上空に浮遊させることができる。
λ:波長
D:パラボラアンテナの開口直径
図14と図15に示す通信装置は、3個のアンテナ70と、各アンテナ70に位相が異なる送信信号を出力する送信器73とを備えている。図14に示す通信装置は、3個のアンテナ70をほぼ同方向に向ける姿勢で基台95に固定して空中に浮遊させる例を示している。図に示す基台95は、複数のパイプ96を三角錐状に連結することで、軽量化を実現しながら強度を高めている。基台95の上部には所定の浮力を有するバルーン90を連結すると共に、基台95の下部には、複数の線材94を連結して地上に固定している。図に示す基台95は、3本の線材94を介して地上に連結することで、複数のアンテナ70の目標方向が所定の方向を向くようにしている。
さらに、本発明のアンテナは、図16に示すように、複数の一次放射器3を異なる位置に配置してなるマルチビームアンテナとし、このアンテナを使用して、図17に示す通信装置を構成することもできる。図16に示すアンテナ70は、3個の一次放射器3を備えている。図に示すアンテナ70は、複反射鏡アンテナであって、反射器1と対向するカバー部2の中心部分に回転双曲面形状に形成された副反射鏡5Bを備えるカセグレンアンテナとしている。3個の一次放射器3は、反射器1の中央部の異なる位置に配置されている。このアンテナ70は、各一次放射器3から副反射鏡5Bに向かって放射される電波が副反射鏡5Bで反射された後、反射器1の主反射鏡(反射面13)で反射されてアンテナの前面側に放射される。図のマルチビームアンテナは、カセグレンアンテナとするが、マルチビームアンテナは、グレゴリアンアンテナとすることもでき、あるいは、一つの反射鏡を備えるパラボラアンテナとして、カバー部側の異なる位置に複数の一次放射器を配置することもできる。
さらに、本発明のアンテナは、全体を軽量化しながら高い指向性と利得が得ることができので、以上のアンテナを平面上にいくつも並べてフェーズドアレーアンテナとして利用することもできる。
2…カバー部
3…一次放射器
4…中心ロッド
4A…第1の端部
4B…第2の端部
4a…雄ネジ
5A…副反射鏡
5B…副反射鏡
6…外周カバー部
7…中空部
8…空気袋
9…本体部
11…シート
11a…穴
12…金属層
13…反射面
13A…第1の反射面
13B…第2の反射面
15…連結部
16…押さえ板
17…接続部
17A…接続端子
17B…接続端子
18…ナット
21…シート
21a…穴
24…湾曲部
25…湾曲部
26…注入口
27…脱着連結具
27A…線ファスナー
27a…連結片
27b…スライダー
32…面ファスナー
41a…同軸ケーブル
41b…同軸ケーブル
45…アンテナスペース
52…金属層
54…保持プレート
55…保持プレート
61…シート
62…電波吸収体
70…アンテナ
71…メインアンテナ
72…サブアンテナ
73…送信機
74…位相器
75…電波分配器
76…センサー
77…制御回路
78…テスト用受信アンテナ
80…筒部
81…貫通穴
82…壁
83…部屋
84…連通孔
85…凹部
86…スペーサ
90…バルーン
91…基台
92…基台
93…連結部材
94…線材
95…基台
96…パイプ
Claims (20)
- 一次放射器と、
前記一次放射器から放射される電波を反射して放射する金属製の反射面を有する可撓性のある反射器と、
前記反射器の外周部に脱着自在に連結されるカバー部と、
前記カバー部が前記反射器に連結されて形成される中空部に配設される、気体を出し入れできる空気袋とを備え、
前記カバー部が前記反射器に連結される状態で、前記カバー部と前記反射器とで形成される前記中空部に前記空気袋が配設されて、前記空気袋が前記反射器と前記カバー部とを定位置に配置するようにしてなる反射器を備えるアンテナ。 - 請求項1に記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記反射器が、表面に金属層を設けてなる可撓性シートで、
前記反射器と前記カバー部とで形成される前記中空部に配設される前記空気袋が、前記反射器の内面を押圧して前記金属層を所定の曲面形状の反射面としてなる反射器を備えるアンテナ。 - 請求項1または2に記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記カバー部と前記反射器が、ファスナーと引っ掛け具の何れかの脱着連結具を介して連結されてなる反射器を備えるアンテナ。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記空気袋が、気体が充填されて所定の形状に膨張し、気体を排気して収縮される可撓性の気密シートからなる気密袋であることを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記カバー部が前記反射器から分離された状態で、前記空気袋が、前記カバー部と前記反射器から分離されることを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記カバー部が前記反射器から分離された状態で、前記空気袋が、前記反射器から分離されて、前記カバー部に連結されてなることを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 請求項1ないし4いずれかに記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記カバー部が前記反射器から分離された状態で、前記空気袋が、前記カバー部から分離されて、前記反射器に連結されてなることを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載される反射器を備えるアンテナであって、さらに、
前記反射器と前記カバー部とに連結される中心ロッドを備え、
前記中心ロッドに、前記一次放射器を連結してなることを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 請求項8に記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記中心ロッドは、第1の端部に前記一次放射器を連結して、第2の端部が脱着自在に前記反射器に連結されるようにしてなり、
前記中心ロッドが前記反射器に連結されて、前記一次放射器を定位置に配置するようにしてなる反射器を備えるアンテナ。 - 請求項1ないし9のいずれかに記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記カバー部と前記空気袋との間に、前記一次放射器を配設するアンテナスペースを設けてなり、
前記アンテナスペースに前記一次放射器が配置されてなることを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 請求項8に記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記中心ロッドは、第1の端部に前記一次放射器を連結すると共に、前記第1の端部が脱着自在に前記反射器に連結されるようにしてなり、
さらに、第2の端部に、前記一次放射器から放射される電波を前記反射器に向かって反射する副反射鏡を連結しており、
前記中心ロッドが前記反射器に連結されて、前記一次放射器と前記副反射鏡とを定位置に配置するようにしてなる反射器を備えるアンテナ。 - 請求項1ないし8、及び11のいずれかに記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記反射器と前記空気袋との間に、前記一次放射器を配設するアンテナスペースを設けて、前記アンテナスペースに前記一次放射器が配置されてなり、
前記カバー部に、前記一次放射器から放射される電波を前記反射器に向かって反射する副反射鏡が配置されてなることを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 請求項8、9、及び11のいずれかに記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記空気袋が、前記中心ロッドを気密状態を保持して貫通させる貫通穴を有することを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 請求項10または12に記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記アンテナスペースが、前記空気袋に気密状態を保持して貫通された貫通穴、または前記空気袋の表面に形成された凹部であることを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 請求項1ないし14のいずれかに記載される反射器を備えるアンテナであって、
当該アンテナが、前記反射器の反射面を回転放物面としてなるパラボラアンテナであることを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 請求項15に記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記カバー部が、前記反射器の外周部に連結される外周カバー部を備えており、
前記外周カバー部は、前記反射器の外周部に連結される状態で筒状に形成されると共に、表面に電波吸収体が設けられてなることを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 請求項1ないし14のいずれかに記載される反射器を備えるアンテナであって、
当該アンテナが、前記反射器の反射面を第1の反射面と第2の反射面で構成してなる二重曲面反射鏡アンテナであることを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 請求項1ないし17のいずれかに記載される反射器を備えるアンテナであって、
前記空気袋に、空気よりも比重の小さい気体が充填されており、
前記空気袋の浮力で、空中に浮遊させることを特徴とする反射器を備えるアンテナ。 - 複数のアンテナと、
各々のアンテナに位相が異なる送信信号を出力する送信器とを備える通信装置であって、
前記アンテナが、
一次放射器と、
前記一次放射器から放射される電波を反射して放射する金属製の反射面を有する可撓性のある反射器と、
前記反射器の外周部に脱着自在に連結されるカバー部と、
前記カバー部が前記反射器に連結されて形成される中空部に配設される、気体を出し入れできる空気袋とを備え、
前記カバー部が前記反射器に連結される状態で、前記カバー部と前記反射器とで形成される前記中空部に前記空気袋が配設されて、前記空気袋が前記反射器と前記カバー部とを定位置に配置するようにしてなり、
前記送信器から各々の前記アンテナに出力する送信信号の位相を制御して、電波の放射方向をコントロールするようにしてなることを特徴とするアンテナを備える通信装置。 - 複数の一次放射器を備えるアンテナと、
各々の一次放射器に位相が異なる送信信号を出力する送信器とを備える通信装置であって、
前記アンテナが、
異なる位置に配置してなる複数の一次放射器と、
前記一次放射器から放射される電波を反射して放射する金属製の反射面を有する可撓性のある反射器と、
前記反射器の外周部に脱着自在に連結されるカバー部と、
前記カバー部が前記反射器に連結されて形成される中空部に配設される、気体を出し入れできる空気袋とを備え、
前記カバー部が前記反射器に連結される状態で、前記カバー部と前記反射器とで形成される前記中空部に前記空気袋が配設されて、前記空気袋が前記反射器と前記カバー部とを定位置に配置するようにしてなり、
前記送信器から各々の前記一次放射器に出力する送信信号の位相を制御して、電波の放射方向をコントロールするようにしてなることを特徴とするアンテナを備える通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018065863A JP6371944B1 (ja) | 2018-03-11 | 2018-03-11 | 反射器を備えるアンテナとこのアンテナを備える通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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