JP6370474B2 - 電圧供給制御回路および操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発電部と回路部との間に介在する電圧供給制御回路および当該電圧供給制御回路を用いた操作装置に関するものである。
図5に示すように、発電操作部101が指等で操作されたときに、RFモジュール103から操作信号を送信する発電入力装置がある。当該発電入力装置では、発電操作部101が操作されると、当該操作に応じて発電が行われ、発電電力がRFモジュール103に供給される。RFモジュール103は、上記発電電力により動作する。
図6は、発電操作部による発電電圧の時間変化を説明するための図である。
図6に示すように、発電操作部101による発電電圧は、操作が開始とともに上昇し、一定時間経過後に、RFモジュール103による電力消費により下降する。
特開2013−21746号公報
ところで、発電操作部101とRFモジュール103を内蔵した入力装置において、操作動作には確実なる動作再現性が無いため、操作毎の発電電圧が一定にならない。発電電圧が変動すると、RFモジュール103の駆動時間が変動し、安定した動作ができない。
具体的には、RFモジュール103にはMCU(Micro Control Unit)が搭載されているが、一般的には、MCUは電圧供給時の電圧の立ち上がり時間に規定があり、これを守られないと正常動作しない可能性がある。そのため、MCUには、一定時間以内に所定電圧が供給されるようにする必要がある。しかしながら、従来では、例えば図6に示すように、所定電圧V11に達するまでに、規定時間以上を要してしまい、MCUに要求され仕様を満たさない場合がある。
また、前述したように、発電操作部101の発電量のバラツキにより発電電圧の立ち上がり時間が変化するため、RFモジュール103を安定動作させるためには、RFモジュールへの電圧供給を改善する必要がある。
また、MCUは動作下限電圧の保証値が規定されているが、実際はその電圧よりも低いで電圧でも動作し、その電圧はMCU毎に異なる。そのため、RFモジュール103の動作時間に差が生じてしまい、製品としての動作時間の保証値を決めることが難しいという問題がある。
また、MCUへの供給電圧が動作下限電圧以下になると、電気的な負荷がほとんどなくなるため、電力消費は略ない。そのため、RFモジュール103内部のキャパシタに電荷が蓄積され、自己放電するまでその電荷が保持される。このような状態で次の発電動作を行うと、その蓄積された電荷に上乗せする形で発電電力が供給される。そのため、連続した発電操作部101の動作と、しばらく時間が経過したときの発電操作部101の動作とで、RFモジュール103の動作時間に差が生じてしまう。例えば、発電操作部101からの供給電圧が、MCUの動作下限電圧V2以下になっても0にならず、RFモジュール内のキャパシタに電荷が蓄積されてしまう。そのため、発電操作部101の操作パターンによってRFモジュール103の動作時間が異なってしまう。しかしながら、どのようなタイミングでも同じ動作を行わせたいという要請がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回路部が規定する電源電圧に適合するように発電部からの発電電圧を制御して供給し、回路部に安定した動作を行わせることできる電圧供給制御回路および操作装置を提供することにある。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の電圧供給制御回路は、発電部と前記発電部の発電電圧を基に動作する回路部との間に介在する電圧供給制御回路であって、前記発電部の発電電圧が第1の電圧以下の場合に前記発電部から前記回路部への電圧供給を停止し、前記発電電圧が前記第1の電圧を超えた場合に前記発電電圧を前記回路部に供給する。
この構成によれば、前記発電部の発電電圧が第1の電圧以下の場合には、前記発電部から前記回路部への電圧供給は行われない。そのため、発電部からの発電電圧が不安定であり、且つ回路部に電源電圧の範囲が規定されている場合に、回路部が規定する電源電圧以下の発電電圧が回路部に供給されないようにできる。これにより、回路部が規定外の電源電圧で異常動作をすることを回避できる。そのため、回路部の動作の信頼性を高めることができる。
好適には本発明の電圧供給制御回路は、前記発電電圧を前記回路部に供給中に、前記発電電圧が前記第1の電圧より低い第2の電圧以下になった場合に、前記発電部から前記回路部への電圧供給を停止する。
この構成によれば、前記発電電圧が前記第1の電圧より低い第2の電圧以下になると、前記発電部から前記回路部への電圧供給を停止する。これにより、発電部の発電電圧により回路部が動作し、回路部による電力消費により、回路部の電源電圧が低下した場合に、前記発電部から前記回路部への電圧供給を停止して回路部の電源電圧を短時間で下げることができる。これにより、回路部が規定外の電源電圧で異常動作をすることを回避できる。そのため、回路部の動作の信頼性を高めることができる。
また、この構成によれば、前記発電部から前記回路部への電圧供給を停止する第2の電圧として、前記発電部から前記回路部への電圧供給を開始する第1の電圧より低い電圧を用いる。そのため、回路部の特性に応じて、当該回路部への電圧供給のオン/オフを柔軟に制御できる。
好適には本発明の電圧供給制御回路は、前記発電部の前記発電電圧を前記回路部に供給する経路に設けられた第1のスイッチと、前記発電電圧が第1の電圧を超えた場合に、前記第1のスイッチに当該第1のスイッチをオンにする電圧を供給する第1の回路と、前記回路部に供給される前記発電電圧が前記第2の電圧以下になった場合に、前記第1のスイッチをオフにする電圧を供給する第2の回路とを有する。
この構成によれば、第1のスイッチをオンにする動作と、第1のスイッチをオフにする動作とを個別の回路で実現するため、安価な回路を用いて信頼性が高い動作を行うことができる。
好適には本発明の電圧供給制御回路では、前記第1のスイッチは第1のトランジスタであり、前記第1の回路は、前記発電電圧を電源電圧として動作し、前記第1のトランジスタのゲートに印加される電圧を制御する。
この構成によれば、第1のスイッチとしてトランジスタを用いることで、簡単な構成で機能を実現できる。
好適には本発明の電圧供給制御回路は、前記第1のトランジスタのゲートと所定の基準電位との間の経路に設けられた第2のトランジスタを有し、前記第2の回路は、前記回路部に供給される発電電圧を電源電圧として動作し、前記第2のトランジスタのゲートに印加される電圧を制御する。
この構成によれば、比較的な簡単な構成で、回路部への発電電圧の供給制御を行うことができる。
好適には本発明の電圧供給制御回路は、前記第1のトランジスタから前記発電部への前記発電電圧の供給経路と、前記第2のトランジスタのゲートとの間に位置する第1の抵抗を有する。
この構成によれば、前記発電部から前記回路部への発電電圧の供給を停止した後に、前記回路部内のキャパシタに蓄積された電荷を第1の抵抗を介してディスチャージでき、回路部を短時間でオフにできる。これにより、回路部が、規定外の電源電圧で動作する期間を短くできる。
好適には本発明の電圧供給制御回路は、前記第1のトランジスタは、PチャネルMOSFETであり、前記第2のトランジスタは、NチャネルMOSFETであり、前記第1の回路は、前記発電電圧が前記第1の電圧を超えた場合に前記第1のトランジスタのゲートにローレベル電圧を供給する第1の出力端子を有し、前記第2の回路は、前記発電電圧が前記第2の電圧以下になった場合に、前記第2のトランジスタの前記ゲートにローレベル電圧を供給する第2の出力端子を有し、前記第1のトランジスタのソースと前記第1の回路の前記第1の出力端子との間にキャパシタ及び第2の抵抗が並列に設けられている。
本発明の操作装置は、前記発電部と、上述した本発明の電圧供給制御回路と、前記回路部とを有し、前記発電部は、操作者の入力操作に伴う動きにより発電を行い、前記回路部は、前記電圧供給制御回路からの供給された発電電圧を電源電圧として用いて動作し、前記発電電圧が供給されたことを条件に操作信号を無線送信する送信部であり、前記電源電圧の範囲が規定されている。
この構成によれば、入力操作のバラツキにより、発電部からの発電電圧が一定でない場合でも、電圧供給制御回路により、規定範囲内の発電電圧が回路部に供給されるようにできる。これにより、回路部の動作の信頼性を高めることができる。
本発明によれば、回路部が規定する電源電圧に適合するように発電部からの発電電圧を制御して供給し、回路部に安定した動作を行わせることできる。
本発明の実施形態に係わる操作装置1の全体構成図である。 図1に示す出力端子15の出力電圧V´の波形を説明するための図である。 図3Aは図1に示す入力端子13に生じる発電電圧V3の波形図、図3Bは図1に示す第1のトランジスタTr1のゲートの波形図である。 図4Aは図1に示す第2のトランジスタTr2のゲートの波形図、図4Bは図1に示す出力端子15の出力電圧V3´の波形図である。 従来の発電入力装置の全体構成図である。 図5に示すRFモジュールに供給される電圧を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態に係るスイッチシステムについて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係わる操作装置1の全体構成図である。図2は図1に示す出力端子15の出力電圧V´の波形を説明するための図である。
図1に示すように、操作装置1は、例えば、発電部3、送信部5、受信部7および電圧供給制御回路11を有する。
発電部3は、操作者の指等による押圧操作等の入力操作が行われると、その操作に伴う動きにより発電を行い、当該発電に応じた出力電圧(発電電圧)が入力端子13に生じる。
発電部3は、例えば、操作部が操作されて移動すると、当該移動に応じて磁路形成部材内で磁束が変化し、当該磁束の変化によって発電コイルから誘導起電力を得ることで、出力電圧V3を入力端子13に生じさせる。
発電部3の発電は、操作者の人為的動作により行われるため、確実なる動作再現性は無く、発電毎に発電電圧V3が異なる。
なお、発電部3は、発電電圧V3を単一方向電圧にするように制御する整流回路及び過電圧保護の機能を備えている。
送信部5は、電圧供給制御回路11を介して発電部3から出力電圧V3´の供給を受けて、動作する。
送信部5は、供給電圧制御回路11から出力電圧V3´の供給を受けると、例えば発電部3が押圧操作されたことを示す操作信号を無線方式で受信部7に出力する。
受信部7は、送信部5から受信した操作信号を基に、予め決められた処理を行う。
操作装置1は、例えば、発電部3、送信部5および電圧供給制御回路11を操作モジュールケース内に収容している。操作装置1への外部からの電力供給は不要である。そのため、操作装置1を高い自由度で設置できる。
ところで、発電部3からの発電電圧V3をそのまま送信部5に供給すると、入力操作毎に異なる出力電圧が送信部5に供給され、送信部5の駆動時間が異なり、安定した動作ができない。
電圧供給制御回路11は、入力操作に応じた発電部3からの発電電圧V3を、送信部5の動作範囲内の出力電圧V3´にして送信部5に供給する。
電圧供給制御回路11は、例えば、発電部3が押圧操作されて入力端子13の発電電圧V3が上昇している間において発電部3の発電電圧V3が第1の電圧Vth1以下の場合に、発電部3から送信部5への電圧供給を停止する。一方、発電電圧V3が第1の電圧Vth1を超えた場合に出力電圧V3´を送信部5に供給する。第1の電圧Vth1は、送信部5の電源投入後に出力電圧V3´が所定の電圧に達するまでの立ち上がり時間を満たすように規定され、例えば、3.0Vである。
また、電圧供給制御回路11は、出力電圧V3´を送信部5に供給中に、発電電圧V3´が第1の電圧Vth1より低い第2の電圧Vth2以下になった場合に、発電部3から送信部5への電圧供給を停止する。これにより、発電部3から送信部5への電力供給が停止される。第2の電圧Vth2は、送信部5の動作下限電圧であり、例えば、1.7Vである。
図1に示すように、電圧供給制御回路11は、発電部3に接続される入力端子13と、送信部5に出力される出力端子15とを有する。
発電部3の発電電圧V3を送信部5に供給する経路には第1のトランジスタTr1が設けられている。
また、第1のトランジスタTr1のゲートと、グランドとの間には第2のトランジスタTr2が設けられている。
また、電圧供給制御回路11は、第1の回路35および第2の回路37を有する。
第1の回路35は、入力端子13に生じる発電電圧V3を電源電圧Vccとして用いて動作する。
発電電圧V3が第1の電圧Vth1に達するまでは、第1の出力端子35aはハイインピーダンス(Hi-z)であり、第2の抵抗R2のプルアップにより、第1の出力端子35aは発電電圧V3と等しくなる。
第1の回路35は、発電電圧V3が第1の電圧Vth1を超えた場合に、第1のトランジスタTr1のドレイン−ソース間をオンにする電圧を第1の出力端子35aに発生する。
第1のトランジスタTr1のゲートには、第1の出力端子35aの電圧が印加される。
第2の回路37は、出力端子15に生じる出力電圧V3´を電源電圧Vccとして用いて動作する。
第2の回路37は、出力電圧V3´が第2の電圧Vth2を超えている場合は、第2の出力端子37aはハイインピーダンス(Hi-z)になり、第1の抵抗R1のプルアップによって、第2の出力端子37aは出力電圧V3´と等しくなる(等位に)なる。これにより、第2のトランジスタTr2のドレイン−ソース間はオンになり、第1のトランジスタTr1のドレイン−ソース間のオン状態を保持する。
第2の回路37は、出力端子15に生じる出力電圧V3´が第2の電圧Vth2以下になった場合に、第1のトランジスタTr1のドレイン−ソース間をオフにする電圧を第2の出力端子37aに発生する。第2のトランジスタTr2のゲートには、第2の出力端子37aの電圧が印加される。
本実施形態では、例えば、第1のトランジスタTr1はPチャネルMOSFETであり、第2のトランジスタTr2はNチャネルMOSFETである。
第1の回路35は、発電電圧V3が第1の電圧Vth1を超えた場合に、第1の出力端子35aをローレベル電圧(例えば、グランド電位)とし、第1のトランジスタTr1のゲートにローレベル電圧を供給する。これにより、第1のトランジスタTr1のドレイン−ソース間はオンになる。
また、送信部5の電力消費により、出力電圧V3´が下降し、第2の電圧Vth2以下になると、第2の回路37は、第2の出力端子37aをローレベル電圧(例えば、グランド電位)とし、第2のトランジスタTr2のゲートにローレベル電圧を供給する。これにより、第2のトランジスタTr2のドレイン−ソース間がオフになり、第2のトランジスタTr2のゲートは発電電圧V3と等しくなる。そのため、第2のトランジスタTr2のドレイン−ソース間はオフになる。これにより、送信部5内のキャパシタに蓄積された電荷が第1の抵抗R1にディスチャージされ、出力端子15の電源電圧V3´が瞬時に0V付近まで下がる。
このように第2の回路37は、第2のトランジスタTr2の駆動と、送信部5内のキャパシタに蓄積された電荷のディスチャージ機能とを兼用している。
以下、図1に示す操作装置1の動作例を説明する。
図3Aは図1に示す入力端子13に生じる発電電圧V3の波形図、図3Bは図1に示す第1のトランジスタTr1のゲートの波形図である。図4Aは図1に示す第2のトランジスタTr2のゲートの波形図、図4Bは図1に示す出力端子15の出力電圧V3´の波形図である。
[時刻t0〜t1]
電圧供給制御回路11は、例えば、図3Aに示すように発電部3が押圧操作されて入力端子13の発電電圧V3が上昇している間において発電部3の発電電圧V3が第1の電圧Vth1以下の場合に、第1の出力端子35aはハイインピーダンス(Hi-z)であり、第2の抵抗R2のプルアップにより、第1の出力端子35aは発電電圧V3と等しくなる。これにより、図3Bに示すように、第1のトランジスタTr1のゲートも発電電圧V3と等しくなる。
このとき、第1のトランジスタTr1のドレイン−ソース間はオフであり、第2の回路37には規定する電源電圧Vccが供給されていない。また、第2の出力端子37aおよび第2のトランジスタTr2のゲートはローレベル電圧となっており、第2のトランジスタTr2のドレーン−ソース間はオフになっている。
これより、図4Bに示すように、出力端子15はローレベル電圧になっている。
[時刻t1〜t2]
第1の回路35は、図3Aに示すように、発電電圧V3が上昇して第1の電圧Vth1を超えた場合に(時刻t1)、図3Bに示すように、第1の出力端子35aをローレベル電圧(例えば、グランド電位)とし、第1のトランジスタTr1のゲートにローレベル電圧を供給する。これにより、第1のトランジスタTr1のドレイン−ソース間はオンになる。これにより、図4Bに示すように、出力端子15の出力電圧V3´は、略発電電圧V3となる。
そして、第2の回路37に電源電圧Vccが供給され、第2の回路37が動作する。
第2の回路37は、出力電圧V3´が第2の電圧Vth2を超えている場合は、第2の出力端子37aはハイインピーダンス(Hi-z)になり、第1の抵抗R1プルアップによって、図4Aに示すように第2の出力端子37aは出力電圧V3´と等しくなる。これにより、第2のトランジスタTr2のドレイン−ソース間はオンになり、第1のトランジスタTr1のドレイン−ソース間のオン状態を保持する。
[時刻t2〜t3]
送信部5により電力消費が行われて、図3Aに示す時刻t2に示すように、出力端子15に生じる出力電圧V3´が第2の電圧Vth2以下になると、第2の回路37は、図3Cに示すように、第2の出力端子37aをローレベル電圧(グランド電位)にする。これにより、第2のトランジスタTr2のゲートがローレベル電圧なり、ドレイン−ソース間がオフになる。
このとき、第1のトランジスタTr1のゲートは、入力端子13の発電電圧V3と同じになり、第1のトランジスタTr1のドレイン−ソース間がオフになる。これにより、発電部3から送信部5への電圧供給が停止する。
時刻t2において、発電部3から送信部5への給電は停止するが、送信部5内のキャパシタの蓄積電荷があるため、出力端子15の出力電圧V3´は徐々に低下する。
すなわち、第2の出力端子37aはローレベル電圧であるため、送信部5内のキャパシタの蓄積電荷が第1の抵抗R1を介して第2の出力端子37a側に流れ、出力電圧V3´が低下する。これにより、出力電圧V3´が0V付近まで瞬時に低下する。そして、出力電圧V3´が、第2の回路37の動作下限電圧Vth3以下になると、第2の出力端子37aがハイインピーダンス(Hi-z)になり、抵抗R2に電流は流れなくなる。
以上説明したように、操作装置1によれば、発電部3の発電電圧V3が第1の電圧Vth1以下の場合には、供給電圧制御回路11の制御により、発電部3から送信部5への電圧供給は行われない。そのため、発電部3からの発電電圧V3が操作者による操作動作に応じて変動する場合でも、電源投入後に所定の電圧に達するまでの立ち上がり時間を満たすように送信部5に対して出力電圧V3´を供給できる。これにより、送信部5が規定外の電源電圧で異常動作をすることを回避できる。そのため、送信部5の動作の信頼性を高めることができる。
また、操作装置1によれば、発電部3からの出力電圧V3´を送信部5に供給中に出力電圧V3´が第1の電圧Vth1より低い第2の電圧Vth2以下になった場合に、供給電圧制御回路11の制御により、発電部3から送信部5への電圧供給は行われない。
そのため、出力電圧V3´によって送信部5が動作し、送信部5による電力消費により、出力電圧V3´が低下した場合に、発電部3から送信部5への電圧供給を停止して送信部5の電源電圧を短時間で下げることができる。これにより、送信部5に動作下限電圧以下の電圧が供給されて異常動作をすることを回避できる。そのため、送信部5の動作の信頼性を高めることができる。
また、この構成によれば、発電部3から送信部5への電圧供給を停止する第2の電圧Vth2として、発電部3から送信部5への電圧供給を開始する第1の電圧Vth1より低い電圧を用いる。そのため、送信部5の特性に応じて、送信部5への電圧供給のオン/オフを柔軟に制御できる。
また、操作装置1では、第1のトランジスタTr1をオンにする制御を主に行う第1の回路35と、第1のトランジスタTr1をオフにする制御を主に行う第2の回路37とを個別の回路で実現するため、安価な回路を用いて信頼性が高い動作を行うことができる。
また、操作装置1では、第1の回路35が発電部3の発電電圧V3を駆動電圧とし、第2の回路37が送信部5に供給される出力電圧V3´を駆動電圧としている。そのため、第1のトランジスタTr1のオンする第1の電圧Vth1と、オフにする第2の電圧Vth2として異なる電圧を用いた場合でも、比較的簡単な構成で実現できる。
また、操作装置1では、第1のトランジスタTr1から送信部5への出力電圧V3´の供給経路と、第2のトランジスタTr2のゲートとの間に第1の抵抗R1を設けた。これにより、発電部3から送信部5への発電電圧の供給を停止した後に、送信部5内のキャパシタに蓄積された電荷を第1の抵抗R1を介してディスチャージでき、送信部5を短時間でオフにできる。これにより、送信部5が、規定外の電源電圧で動作する期間を短くできる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、上述した実施形態では、本発明の回路部として送信部5を例示したが、電源電圧の範囲に規定がある他の回路部を用いてもよい。
また、例えば、第1のトランジスタTr1、第2のトランジスタTr2、第1の回路35および第2の回路37として、供給電圧制御回路11に同様の動作をさせる他のものを用いてもよい。
例えば、第1のトランジスタTr1としてNチャネルMOSFETを用い、第2のトランジスタTr2としてPチャネルMOSFETを用いてもよい。この場合には、第1の回路35は、発電電圧V3が第1の電圧Vth1を超えた場合に第1の出力端子35aをハイレベル電圧とする。また、出力端子15に生じる出力電圧V3´が第2の電圧Vth2以下になると、第2の回路37は、第2の出力端子37aをハイレベル電圧とする。
また、上述した実施形態では、第1の回路35および第2の回路37によって第1のトランジスタTr1を制御する場合を例示したが、1つあるいは3つ以上の回路によって第1のトランジスタTr1を制御してもよい。
本発明は発電部からの電圧を基に回路部を動作させるシステムに適用可能である。
1…操作装置
3…発電部
5…送信部
7…受信部
11…供給電圧制御回路
13…入力端子
15…出力端子
35…第1の回路
35a…第1の出力端子
37…第2の回路
37a…第2の出力端子
Tr1…第1のトランジスタ
Tr2…第2のトランジスタ

Claims (5)

  1. 発電部と前記発電部の発電電圧を基に動作する回路部との間に介在する電圧供給制御回路であって、
    前記発電部の前記発電電圧を前記回路部に供給する経路に設けられた第1のスイッチと、
    前記発電電圧が第1の電圧を超えた場合に、前記第1のスイッチに当該第1のスイッチをオンにする電圧を供給することにより、前記発電電圧を前記回路部に供給する第1の回路と、
    前記回路部に供給される前記発電電圧が前記第1の電圧より低い第2の電圧以下になった場合に、前記第1のスイッチをオフにする電圧を供給することにより、前記発電電圧の前記回路部への供給を停止する第2の回路と、
    前記第1のスイッチから前記回路部への前記発電電圧の供給経路に接続され、前記第1のスイッチがオフになったときに、前記回路部に蓄積された電荷をディスチャージする第1の抵抗と
    を有する電圧供給制御回路。
  2. 発電部と前記発電部の発電電圧を基に動作する回路部との間に介在する電圧供給制御回路であって、
    前記発電部の前記発電電圧を前記回路部に供給する経路に設けられた第1のスイッチと、
    前記発電電圧が第1の電圧を超えた場合に、前記第1のスイッチに当該第1のスイッチをオンにする電圧を供給することにより、前記発電電圧を前記回路部に供給する第1の回路と、
    前記回路部に供給される前記発電電圧が前記第1の電圧より低い第2の電圧以下になった場合に、前記第1のスイッチをオフにする電圧を供給することにより、前記発電電圧の前記回路部への供給を停止する第2の回路と
    を有し、
    前記第1のスイッチは第1のトランジスタであり、
    前記第1の回路は、
    前記発電電圧を電源電圧として動作し、前記第1のトランジスタのゲートに印加される電圧を制御し、
    前記第1のトランジスタのゲートと所定の基準電位との間の経路に設けられた第2のトランジスタを有し、
    前記第2の回路は、前記回路部に供給される発電電圧を電源電圧として動作し、前記第2のトランジスタのゲートに印加される電圧を制御する
    電圧供給制御回路。
  3. 前記第1のトランジスタから前記回路部への前記発電電圧の供給経路と、前記第2のトランジスタのゲートとの間に位置する第1の抵抗
    を有する請求項に記載の電圧供給制御回路。
  4. 前記第1のトランジスタは、PチャネルMOSFETであり、
    前記第2のトランジスタは、NチャネルMOSFETであり、
    前記第1の回路は、前記発電電圧が前記第1の電圧を超えた場合に前記第1のトランジスタのゲートにローレベル電圧を供給する第1の出力端子を有し、
    前記第2の回路は、前記発電電圧が前記第2の電圧以下になった場合に、前記第2のトランジスタの前記ゲートにローレベル電圧を供給する第2の出力端子を有し、
    前記第1のトランジスタのソースと前記第1の回路の前記第1の出力端子との間に、キャパシタ及び第2の抵抗が並列に設けられている
    請求項に記載の電圧供給制御回路。
  5. 前記発電部と、
    請求項1〜のいずれかに記載の電圧供給制御回路と、
    前記回路部と
    を有し、
    前記発電部は、操作者の入力操作に伴う動きにより発電を行い、
    前記回路部は、前記電圧供給制御回路からの供給された発電電圧を電源電圧として用いて動作し、前記発電電圧が供給されたことを条件に操作信号を無線送信する送信部であり、前記電源電圧の範囲が規定されている
    操作装置。
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