JP6370171B2 - 位置指示器 - Google Patents

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Description

この発明は、位置検出センサと共に使用される位置指示器に関する。
位置検出が行われる位置検出センサと共に使用される位置指示器として、信号の入力チャンネルと出力チャンネルが独立して存在する、いわゆる全二重通信の構成を備えることで、位置検出センサと親和性が高く、また、汎用性が高く、さらには入力信号と出力信号との間で所定の波形相関性を確保できる位置指示器が提供されている(特許文献1(特許4683505参照))。
図10は、この特許文献1の位置指示器301の概念的構成及びその処理動作を概括的に説明するための図であり、位置指示器301が、静電容量式の位置検出センサ302の板面上に位置されている状態を示している。
位置指示器301は、軸心方向の一端側に開口部を有しペン形状に形成された筒状の筐体303の中空部内に、信号処理回路304と、電源電圧を信号処理回路に供給する電池305を収納している。筐体303は、例えば合成樹脂などの絶縁性材料からなる筒状体の外表周面の、少なくとも操作者が当該位置指示器を把持する部分が、例えば金属からなる導電体で覆われて構成されている。
そして、この位置指示器301の筐体303の開口側は、図11の部分拡大図に示すように、先端に向かって徐々に細くなるテーパー部303aとされており、そのテーパー部303aの外周側に、環状に形成するとともに導電性を有する金属からなる周辺電極306が取り付けられている。また、中心電極307が、その先端部307aが図11のように前記開口から外部に突出するような状態で、位置指示器301の筐体303の中空部内に収納されている。なお、中心電極307の先端には、位置検出センサ302の指示入力面を傷付けないようにすると共に、指示入力面との接触面積を大きくするために、導電性の弾性ゴムなどからなる弾性保護部材307bにより覆われている。
この場合に、位置指示器301の軸心方向に直交する方向において、周辺電極306と中心電極307との間には、筐体303のテーパー部303aが介在しており、周辺電極306と中心電極307とは、当該筐体303のテーパー部303aにより絶縁されている。さらに、位置指示器301の軸心方向に直交する方向において、周辺電極306と中心電極307との間には、互いの電気的干渉を、効果的に防止するためのシールド部材308が設けられている。シールド部材308は、内壁面に絶縁層308aが形成された導電金属からなる筒状導体で構成されており、この筒状導体内に中心電極307が収納されることにより、中心電極307をシールド部材308で取り囲むように構成し、かつ、シールド部材をグラウンド(アース:以下同じ)に接続して、静電シールドを行うようにしている。
この位置指示器301が位置検出センサ302上に在るときには、図10に示すように、周辺電極306と位置検出センサ302とは、静電容量C1を介して結合されていると共に、中心電極307も静電容量C2を介して位置検出センサ302と結合している。

一方、位置検出センサ302には交流信号が流れているので、この交流信号が静電容量C1及び周辺電極306を介して電流信号として信号処理回路304に供給される。この信号処理回路304は、例えば入力された交流信号を増幅するなど信号を増強する処理を行い、その信号処理結果の出力信号である交流信号を、中心電極307に供給するようにする。位置指示器301が位置検出センサ302上に在るときには、中心電極307は静電容量C2を介して位置検出センサ302に結合されているので、位置指示器301から位置検出センサ302に交流信号が帰還される。
以上のようにして、位置指示器301からは増強された交流信号が位置検出センサ302に帰還されるので、位置検出センサ302は、位置指示器301により指示された位置を高感度で検出することが可能になる。
この場合に、位置検出センサ302の交流信号の送信導体での電圧をVとし、位置指示器301の中心電極307の電圧をeとし、周辺電極306と中心電極307との間の静電容量をC3(図10参照)とすると、
e≦C1/C3・V
なる関係がある。このため、周辺電極306と中心電極307との間の静電容量C3は、できるだけ小さい方が、中心電極307の電圧eを高くするのに有利である。
位置指示器301においては、周辺電極306と中心電極307との間にはシールド部材308を介在させて、周辺電極306と中心電極307との間の結合をできるだけ小さくすることで、両者の間の静電容量C3を小さくしており、これにより、電圧eを大きくすることができ、効率よく感度を高めることができる。
なお、特許文献1に記載されているように、位置指示器301は、位置検出センサ302からの交流信号を中心電極307で受信し、信号処理回路304で信号増強した交流信号を周辺電極306から送信するように構成することもできる。
特許4683505号公報
ところで、最近は、位置検出センサにおける指示位置の精細化に伴い、位置指示器の芯体(中心電極)の細型化、延いては位置指示器に対して細型化の要求が増大している。
しかしながら、上述した特許文献1の位置指示器301では、中心電極307と周辺電極306との間に、絶縁部(筐体303のテーパー部303a)、シールド部(シールド部材308)、絶縁部(絶縁層308a)を設けなければならず、この細型化の要求を満足することが困難であった。
また、位置検出センサにおいて、位置指示器に印加されている筆圧を検出することができれば、使用者の、位置指示器を用いた線描画における線幅を筆圧に応じて変化させるなどの処理ができ、便利である。そこで、位置指示器としては、芯体(中心電極)に印加される筆圧を検出する筆圧検出手段を具備し、当該筆圧検出手段で検出した筆圧情報を位置検出センサに伝達するように構成することが望ましい。
そのような筆圧検出手段で筆圧を検出するためには、位置指示器の芯体(中心電極)に印加される筆圧を筆圧検出手段に伝達する必要があり、そのためには、位置指示器の芯体(中心電極)は、位置指示器の軸心方向に移動可能として、筆圧を確実に伝達するため構成が必要となる。
この場合には、位置指示器は、周辺電極306と中心電極307との間の結合をできるだけ小さくする構造を備えつつ、筆圧を確実に伝達するために芯体の太さは所定の太さを確保し、かつ、中心電極を位置指示器の軸心方向に移動可能とする構成としなければならず、細型化を考慮した構成は、より困難となる。
この発明は、以上の問題点を解決することができるようにした位置指示器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明においては、
位置検出センサからの交流信号を受信するための第1の電極と、交流信号を前記位置検出センサに送信する第2の電極とを備え、前記位置検出センサに対して位置指示を行う位置指示器であって、
ペン形状に形成され、軸心方向の一端側に開口部を有する筒状の筐体と、
該筐体の前記開口部から外部に一端側が突出するように前記筐体内に設けられ、前記第1の電極または前記第2の電極の一方を構成する棒状の導電性部材からなる中心電極と、
前記開口部側において前記中心電極の周囲を囲むように設けられ、前記第1の電極または前記第2の電極の他方を構成する導電性部材からなる周辺電極と、
前記中心電極と前記周辺電極との間に設けられ、前記中心電極の少なくとも前記周辺電極により囲まれる部分を収納する中空部を有する筒状部が導電性部材からなるシールド部材と、
を備え、
前記シールド部材は、前記中心電極の前記周辺電極により囲まれる部分に対応する前記筒状部の内壁面及び外壁面に絶縁層が形成されて構成されると共に、前記筒状部がグラウンドに電気的に接続されており、
前記筐体内には、前記筐体の前記開口部から外部に突出された前記中心電極の前記一端側に印加された圧力を検出する筆圧検出ユニットが設けられ、
前記中心電極は、前記軸心方向に移動可能の状態で前記シールド部材の中空部内に配されており、
前記中心電極の径よりも大きい径を有し、前記中心電極の他端側が結合されている圧力伝達部材が、前記筐体の前記開口部から外部に突出された前記中心電極の前記一端側に印加された圧力を、前記筆圧検出ユニットに伝達するように配設されており、
前記シールド部材の前記筒状部は、前記中心電極を前記軸心方向のペン先側に移動可能とするように収納する小径部と、前記圧力伝達部材を前記軸心方向のペン先側に移動可能とするように収納する大径部とを備える
ことを特徴とする位置指示器を提供する。
上述の構成のこの発明による位置指示器においては、軸心方向に直交する方向において、中心電極と周辺電極との間には、導電部材からなる筒状部の、少なくとも中心電極の前記周辺電極により囲まれる部分の内壁面及び外壁面に絶縁層が形成されて構成されているシールド部材が介在する。このシールド部材により、中心電極と周辺電極との間の絶縁及びシールド(主として静電シールド)が実現される。
したがって、この発明による位置指示器においては、中心電極と周辺電極との間には、内壁面及び外壁面に絶縁層が形成されて構成されているシールド部材のみが配される構成とすることができるので、位置指示器の細型化を容易に実現することができる。
そして、この発明において、前記シールド部材の前記筒状部はアルミニウムで構成し、当該アルミニウムをアルマイト加工することにより、少なくとも中心電極の前記周辺電極により囲まれる部分の内壁面及び外壁面に絶縁層を形成したものとする構成とすると更によい。
この発明によれば、中心電極と周辺電極との間には、少なくとも中心電極の前記周辺電極により囲まれる部分の内壁面及び外壁面に絶縁層が形成されて構成されているシールド部材のみが配される構成とすることができるので、位置指示器の細型化を容易に実現することができる。
この発明の実施形態の位置指示器を用いる電子機器の例を説明するための図である。 この発明の実施形態の位置指示器と共に使用される位置検出センサの構成例を示す図である。 この発明の実施形態の位置指示器の構成例の概要を説明するための図である。 この発明の実施形態の位置指示器の電気的な構成例の説明するための図である。 この発明の実施形態の位置指示器の主要部を説明するための断面図である。 この発明の実施形態の位置指示器の筐体内部に収納される主要な構成部品を組み上げた状態で示す図である。 図6の構成部品群のうちの主要なものの分解斜視図である。 図7に示した主要な構成部品群を組み上げた状態を示す図である。 図6のA−A線断面図である。 この発明の対象とする位置指示器の概要を説明するための図である。 この発明の対象とする位置指示器の主要部分の従来の構成例を示す図である。
以下、この発明による位置指示器の実施形態を、図を参照しながら説明する。
図1は、この発明の実施形態の位置指示器100を用いる電子機器の例としてのタブレット型情報端末200の一例を示すものである。この例では、タブレット型情報端末200は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置の表示画面200Dを備え、表示画面200Dの上部(表面側)に、静電容量方式の位置検出センサ201を備えている。
[位置検出センサ201の構成例]
この例の静電容量方式の位置検出センサ201は、以下に説明するように、センサ電極が入力電極と出力電極から構成されており、位置指示器100が接触したポイントの結合容量の変化を検出する相互容量方式の位置検出センサである。
この例の静電容量方式の位置検出センサ201について図2を参照して説明する。すなわち、図2に示すように、この例の位置検出センサ201は、センサ部210と、送信部211と、受信部212とからなる。センサ部210は、指示入力面の横方向(X軸方向)に延伸する直線状の複数個、この例では64個の送信導体213Y,213Y,・・・,213Y64と、この送信導体213Y〜213Y64と直交する、指示入力面の縦方向(Y軸方向)に延伸する複数個、この例では64個の受信導体214X,214X,・・・,214X64とを備える。複数個の送信導体213Y〜213Y64はY軸方向に等間隔に配置され、送信部211に接続されている。また、複数個の受信導体214X〜214X64はX軸方向に等間隔に配置され、受信部212に接続されている。
なお、この明細書中で送信導体の説明において、64本の送信導体213Y〜213Y64のいずれであるかを区別する必要のないときには、送信導体213Yと称することにする。同様に、受信導体の説明において、64本の受信導体214X〜214X64のいずれであるかを区別する必要のないときには、受信導体214Xと称することにする。
複数個の送信導体213Yは、例えば基板の下側の面に形成される。複数個の受信導体214Xは、基板の上側の面に形成される。したがって、複数個の送信導体213Yと複数個の受信導体214Xとは、所定の間隔を隔てて対向配置され、互いに直交した配置関係を備えて、複数個の交点(クロスポイント)を形成する。そして、各クロスポイントでは、送信導体213Yと受信導体214Xとは、所定の静電容量を介して結合していると見なせる。
送信部211は、送信導体213Yに所定の交流信号を供給する。この場合、送信部211は、同一の交流信号を複数個の送信導体213Y,213Y,・・・,213Y64に、順次に1本ずつ切り替えながら供給してもよいし、互いに異なる複数個の交流信号を複数個の送信導体213Y,213Y,・・・,213Y64に同時に供給するようにしても良い。また、複数個の送信導体213Y,213Y,・・・,213Y64を複数個のグループに分け、グループ毎に異なる交流信号を用いるようにしても良い。
受信部212は、受信導体214X,214X,・・・,214X64のそれぞれに、送信導体213Yに供給された交流信号が前記所定の静電容量を介して伝達される信号成分を検出する。送信導体213Yと受信導体214Xとの間の結合静電容量が全クロスポイントにおいて等しいとすれば、位置指示器100が、センサ部210上に存在していないときには、センサ部210の全ての受信導体214X,214X,・・・,214X64からは所定レベルの受信信号が受信部212において検出される。
これに対して、位置指示器100がセンサ部210に接触すると、その接触位置のクロスポイントを構成する送信導体213Yと受信導体214X、および当該位置指示器100とは静電容量を通じて結合する。すなわち、当該位置指示器100によって静電容量が変化することになり、位置指示器100が存在するクロスポイントの受信導体214Xから得られる受信信号レベルが他のクロスポイントの受信信号レベルに比較して変化することとなる。
受信部212は、複数の受信導体214X,214X,・・・,214X64のうち、その受信信号の信号レベルの変化があった受信導体214Xを検知することで、位置指示器100の位置を検出する。そして、図示を省略した位置検出センサ201の制御部は、送信部211から交流信号が供給されている送信導体213Yと、受信部212で受信信号の信号レベルの変化のあった受信導体214Xとを検出することにより、位置指示器100が接触しているクロスポイントを検出する。
ここで、位置検出センサ201は、位置指示器100ではなく、指がセンサ部210上に接近または接触したときにも、その指が接近または接触したクロスポイントを検出することができる。その場合、送信導体213Yに供給された交流信号の一部が指を通じ、また、使用者の人体を通じてグラウンドに流れるため、指が存在するクロスポイントを構成する受信導体214Xの受信信号の信号レベルが変化するので、受信部212は、この受信信号の信号レベルの変化を検出することにより、指が存在するクロスポイントを構成する受信導体214Xを検出することができる。
ペン形状(スタイラス形状)の位置指示器100の場合にも、指の位置検出の原理と同様にして、位置検出センサ201は、センサ部210における指示位置の検出を行うことができる。しかし、ペン形状の位置指示器100の場合には、指の場合よりも位置検出センサ201との間の接触面積が小さいため、結合容量が小さく、位置検出センサ201における位置検出の検出感度が低い。
しかし、この実施形態の位置指示器100の場合には、前述したように、位置検出センサ201からの交流信号を受信し、信号処理回路で処理して信号を増強した後、位置検出センサ201に帰還させるようにしている。このため、位置検出センサ201は、位置指示器100の接触位置を高感度で検出することが可能となる。
[実施形態の位置指示器100の構成例]
<位置指示器100の構成例の概要>
この実施形態の位置指示器100の概要を図3及び図4を参照して説明する。この位置指示器100は、導電性材料、例えばSUS(Steel Special Use Stainless)からなる筒状の筐体1を備える。この筐体1のペン形状のペン先側となる一端側の開口部に、絶縁スリーブ3を介して導電性材料、例えばSUSからなる周辺電極2が設けられている。絶縁スリーブ3は、導電性の筐体1と、周辺電極2とを絶縁するためのもので、例えば絶縁性樹脂で構成されている。
そして、図4に示すように、筐体1のペン先側となる一端側の内部には、中心電極5がシールド部材6に収納される状態で配設される。シールド部材6は、中心電極5をシールドすると共に中心電極5と周辺電極2との絶縁を確保するようにするためのものである。この場合に、筐体1のペン先側となる一端部の開口部からは、例えば中心電極5の先端部5aが外部に突出していると共に、シールド部材6の先端部6aが外部に露出するように設けられている。
図3は、この実施形態の位置指示器100の筒状の筐体1の一部を断面として、当該筐体1の中空部内の一部を外部に露出する状態を示す図である。この図3に示すように、筐体1のペン先側とは反対側は、蓋部4により閉塞されていると共に、筒状の筐体1の中空部101aには、信号処理回路等(図3では図示を省略)が配設されるプリント基板21が収納される。そして、プリント基板21と蓋部4との間には、信号処理回路等への電源電圧を供給する電池22が収納される。この例では、電池22の交換を可能とするように、蓋部4は、取り外し可能とされている。
図4は、この実施形態の位置指示器100のプリント基板21に配設される回路例及び位置指示器100における各部品の電気的接続関係を示す図である。この図4に示すように、この実施形態の位置指示器100においては、プリント基板21には、信号処理回路401と、IC(Integrated Circuit)402と、無線送信回路403が設けられている。なお、電池22からの電圧から、これら信号処理回路401、IC402及び無線送信回路403に電源電圧を供給する電源回路もプリント基板21には設けられているが、図4では省略してある。
そして、この実施形態では、中心電極5が信号処理回路401の入力端に電気的に接続されるように構成されると共に、信号処理回路401の出力端が、周辺電極2に電気的に接続されるように構成される。信号処理回路401は、この例では、中心電極5を介して入力される交流信号(電流信号)を位相反転した後、例えばトランスを用いて昇圧(逓倍)して信号を増強し、電圧信号として周辺電極2に供給する。
したがって、位置指示器100の周辺電極2から位置検出センサ201のセンサ部210に帰還される交流信号は、送信導体213Yに供給される交流信号が増強された逆相の信号であるので、位置指示器100は、位置検出センサ201の受信導体214Xの受信信号における交流信号の変化を、より増大させるように機能する。このため、位置検出センサ201は、位置指示器100の接触位置を高感度で検出することが可能となる。
なお、この実施形態では、位置指示器100の筐体1は、導電性材料のSUSで構成されていると共に、信号処理回路401が設けられているプリント基板21に形成されている図示しないアース導体に接続されている。このため、位置検出センサ201において送信導体213Yに供給された交流信号は、位置指示器100の筐体1を通じ、使用者の人体を通じてグラウンドに流れることで(図4の点線参照)、信号検出動作の一層の安定化を図ることができる。
そして、図4に示すように、シールド部材6は、この実施形態では、導電性材料で構成されている筒状体61が、その外壁面及び内壁面を含む全表面を絶縁層62で覆われた構成とされている。ただし、後述するように、シールド部材6の一部は、絶縁層62を形成しない部分として導電性材料の筒状体61の外壁面61aが露出するようにされている。この外壁面61aが露出する一部は、プリント基板21のアース導体との電気的な接続用の端子部分とされている。シールド部材6の絶縁層62により、中心電極5と周辺電極2との間の電気的な絶縁が実現されると共に、シールド部材6の導電性材料の筒状体61がアース導体に接続されることで、中心電極5と周辺電極2との間の静電シールドが実現される。
また、この実施形態では、位置指示器100の筐体1の中空部101a内には、図4に示すように、芯体を構成する中心電極5に印加される圧力、すなわち、筆圧を検出する筆圧検出ユニット10が設けられている。後述するように、この筆圧検出ユニット10は、中心電極5に印加される筆圧を、圧力伝達部材7を通じて受けて、静電容量が可変する可変容量コンデンサCvの構成とされている。図4に示すように、中心電極5と圧力伝達部材7とは結合されて、シールド部材6の筒状体61の中空部内に、摺動自在の状態で収容される。
そして、筆圧検出ユニット10からなる可変容量コンデンサCvの両電極は、IC402に接続される。IC402は、可変容量コンデンサCvの静電容量の値から位置指示器100に印加される筆圧を算出する。そして、IC402は、算出した筆圧を送信データに変換して、無線送信回路403を通じて位置検出センサ201に送信する。無線送信回路403は、例えばブルートゥース(登録商標)規格などの近距離無線送信手段からなる。位置検出センサ201は、この筆圧の送信データを受け取って復号し、位置指示器100に印加されている筆圧を検出する。
<位置指示器100の要部の詳細構成例>
図5は、この実施形態の位置指示器100のペン先側の詳細構成例を示す断面図であり、図3において断面として示さなかった部分に対応している。この図5は、より分かり易いように、位置指示器100のペン先側の斜視図を、筐体1を構成する筒状体の中心軸位置を含む面で切断した状態を示している。
また、図6は、筒状の筐体1の中空部内に収納される部品群を、組み上げられた状態で示す図である。また、図7は、この図6の部品群のうちの主要なものの分解斜視図である。更に、図8は、図7に示した主要な部品群を組み上げた状態を示す図であり、図9は、図6のA−A線断面図である。
図5に示すように、絶縁スリーブ3は、ペン先側に向かって徐々に細くなるようにテーパー状に形成された外周面3aを有すると共に、中心電極5をシールドするシールド部材6を挿通させる貫通孔3bを有する円錐台形状に形成されている。この貫通孔3bのペン先側は、周辺電極2と結合するために、その径が若干大きくされていると共に、当該貫通孔3bのペン先側の内壁面には、周辺電極2を螺合させるためのネジ部3cが形成されている。更に、絶縁スリーブ3は、ペン先側とは反対側の径大部の端面から軸心方向に突出する突出部3dを備える。そして、絶縁スリーブ3は、当該突出部3dが筒状の筐体1のペン先側の開口端部分に圧入されることにより、筐体1に固定されている。なお、3eは飾りリングであり、絶縁スリーブ3が筐体1に圧入固定されるときに、絶縁スリーブ3と筐体1との間に挟まれて固定される。
周辺電極2は、導電性材料の例であるSUSで構成されており、絶縁スリーブ3の外周面3aと連続するようにテーパー状に形成された外周面2aを有すると共に、中心電極5を収納したシールド部材6を挿通させる貫通孔2bを有する円錐台形状に形成されている。更に、周辺電極2のペン先側とは反対側には、軸心方向に突出する突出部2cが設けられている。そして、この周辺電極2の突出部2cには、絶縁スリーブ3のネジ部3cに螺合するネジ部2dが形成されている。
周辺電極2の貫通孔2bは、ペン先側部分の径が最小内径となるように形成され、その最小内径は、シールド部材6のペン先側部分の外径よりも若干大きく選定されている。そして、周辺電極2の貫通孔2bのネジ部2dが形成されている側の内径は、最小内径よりも大きく形成されており、後述するように、この貫通孔2bの大きい内径部分とシールド部材6との間の空間には、プリント基板21に配設されている信号処理回路と周辺電極2との電気的な接続を行うための端子片9(図6参照)が位置することができるようにされている。
中心電極5は、図5、図7及び図に示すように、直径が例えば1.9mmに形成された導電性材料、例えば金属からなる芯体51を備える。そして、この実施形態では、中心電極5は、芯体51のペン先側の約半分が絶縁性材料、この例ではPOM(Polyoxymethylene)からなる保護部材52により覆われている。この芯体51の保護部材52により覆われた部分は、位置指示器100として組み上げたときに、周辺電極2がその周囲に位置する状態となる。そして、図5及び図に示すように、芯体51は先端部が球形を有するように構成されており、保護部材52は、この芯体51の球形の先端部の全体を覆うように形成されて中心電極5の先端部5aを形成している。この保護部材52は、位置検出センサ201の指示入力面を傷付けないようにすると共に指示入力面との接触面積を大きくする役割と、この実施形態では、特に、シールド部材6及び周辺電極2に対する絶縁をより強固にする役割を有する。
シールド部材6を構成する導電性材料からなる筒状体61は、この実施形態では、アルマイト加工されたアルミニウムで構成されている。そして、図5及び図に示すように、筒状体61の外壁面61a及び内壁面61bを含む全表面を覆うように形成されたアルマイト被膜により絶縁層62が形成されている。
ただし、筒状体61のアルマイト加工は、図6及び図7に示すように、端子部分63には、絶縁層62が形成されないようにして、導電性材料からなる筒状体61の外壁面61aが露出するように構成される。筒状体61の端子部分63とプリント基板21のアース導体(グラウンド)とが電気的に接続されるようにして、筒状体61により中心電極5の電界シールドが形成される。この端子部分63は、例えば筒状体61をアルマイト加工する際にマスクすることで形成することができる。また、アルマイト加工した後、当該端子部分63のアルマイト被膜を除去して、筒状体61の外壁面61aを露出させるようにしてもよい。
この実施形態では、図4を用いて説明したように、シールド部材6の筒状体61の中空部内には、中心電極5と圧力伝達部材7とが結合された状態で、当該中空部内を中心電極5の軸心方向に移動可能となるように収納される。圧力伝達部材7は、中心電極5よりも大きい径を有する部材とされている。
このため、シールド部材6の筒状体61は、図5及び図に示すように、主としてペン先側において、中心電極5を軸心方向に移動可能に収納する内径を有する小径部64と、ペン先側とは反対側において、圧力伝達部材7を軸心方向に移動可能に収納する内径を有する大径部65とを有するように構成される。
小径部64の中空部の内径は、中心電極5の外径(芯体51に保護部材52が形成されている部分の径)よりも若干大きく選定されている。また、大径部65は、圧力伝達部材の最大径よりも若干大きく選定されている。したがって、筒状体61の中空部内には、小径部64から大径部65に変化する部分で段差部66が形成されている。また、筒状体61の外周側面にも、小径部64から大径部65に変化する部分で段差部67が形成されている。
圧力伝達部材7は、絶縁性材料、この例では樹脂からなり、図5、図7及び図に示すように、中心電極5の芯体51の端部51bが嵌合される芯体嵌合部71と、筆圧検出ユニット10に嵌合する突出部72とを有する。圧力伝達部材7の芯体嵌合部71は、円柱状部材に、中心電極5の芯体51の端部51bが挿入される凹部71aが形成されて構成されている。そして、この芯体嵌合部71の側周面の一部には、図7に示すように、凹部71aの側壁を開口部側から底部まで軸心方向に切り欠いたスリット71bが形成されている。圧力伝達部材7の突出部72は、図5及び図8に示すように、筆圧検出ユニット10に、筆圧を伝達するために結合される。
そして、凹部71a内には、図7及び図に示すように、中心電極5とプリント基板21の信号処理回路401との電気的な接続を行うための端子片73が配設されている。この端子片73は、金属板で構成されており、図7及び図8に示すように、凹部71a内において、軸心方向に直交する方向に対向する状態で配置され、かつ、軸心方向に延伸形成された一対の第1の端子片73aと、スリット71bを通じて圧力伝達部材7の芯体嵌合部71の外周側面に直交する方向に突出するように配設される第2の端子片73bとを備える。そして、一対の第1の端子片73aは、軸心方向に直交する方向に弾性変位可能に形成されており、その間隔が芯体51の径と同じかやや狭くなるように配置されている。
中心電極5の芯体51は、その端部51bが、圧力伝達部材7の芯体嵌合部71の凹部71a内に挿入(圧入)されることで、圧力伝達部材7と結合され、芯体51に印加される筆圧が圧力伝達部7を介して後述する筆圧検出ユニット10に伝達されるようになっている。すなわち、中心電極5の芯体51の端部51bは、芯体嵌合部71の凹部71a内の一対の第1の端子片73aの間に、両者の弾性変位力に抗して、圧入される。すると、中心電極5の芯体51は、図8に示すように、1対の端子片73aにより弾性的に挟持され、これにより、中心電極5は、圧力伝達部材7に対して係止され、所定の力で引き抜かないと圧力伝達部材7との係止が解除されない状態とされる。
以上のようにして中心電極5と圧力伝達部材7とが結合したものが、シールド部材6の筒状体61内を軸心方向に移動可能の状態で収納される。そして、圧力伝達部材7の芯体嵌合部71は、シールド部材6の筒状体61の中空部の段差部66に係合するため、中心電極5及び圧力伝達部材7が、ペン先側に抜け落ちないようになっている。ただし、中心電極5のみを引き抜くように力を加えると、芯体51の端部51bと第1の端子片73aとの弾性的な挟持が解除されて、中心電極5を圧力伝達部材7から引き抜くことができる。つまり、中心電極5を交換することが可能な構成になっている。
次に、筆圧検出ユニット10について、以下に説明する。この例の筆圧検出ユニット10は、例えば特許文献:特開2011−186803号公報に記載されている周知の構成の筆圧検出手段を使用したもので、中心電極5に印加される筆圧に応じて静電容量が変化する可変容量コンデンサを構成する。
この例の筆圧検出ユニット10は、図5及び図8に示すように、絶縁性材料、例えば樹脂からなるハウジング部材11内に、誘電体12と、導電部材13と、弾性部材14と、保持部材15と、端子部材16との複数個の部品が収納されて構成されている。端子部材16は、筆圧検出ユニット10を構成する可変容量コンデンサの第1の電極を構成する。また、導電部材13と弾性部材14とは電気的に接続されて、可変容量コンデンサの第2の電極を構成する。
ハウジング部材11は、中空部を備える筒状体により構成され、保持部材15、弾性部材14、導電部材13、誘電体12、端子部材16を、その中空部内において軸心方向に並べて収納する構成とされている。誘電体12及び端子部材16は、ハウジング部材11に対して軸心方向には移動しないように固定されて設けられている。
そして、保持部材15は、ハウジング部材11に対して軸心方向に移動可能の状態で設けられている。この保持部材15のペン先側の端面には、圧力伝達部材7の突出部72が嵌合される凹部15aが設けられている。そして、圧力伝達部材7の突出部72が、この保持部材15の凹部15aに圧入嵌合されることで、中心電極5に印加された筆圧に応じて、中心電極5、圧力伝達部材7及び保持部材15の全体が、軸心方向に移動するようにされる。
そして、保持部材15の、前記凹部15aが形成された端面とは反対側の端面において、導電部材13が結合保持される。この導電部材13は、導電性を有すると共に弾性変形可能な部材、例えば、シリコン導電ゴムや、加圧導電ゴム等の弾性部材により構成される。また、弾性部材14は、例えば導電性を有するコイルバネで構成され、弾性を有する巻回部と、この巻回部の一端部に端子片(図示は省略)を有し、巻回部の他端部に接続部14aを有している。
弾性部材14は、保持部材15に保持された導電部材13の周囲を、その巻回部で囲むように組み合わされる。このとき、弾性部材14の接続部14aは、導電部材13の端面と接触して、電気的に接続される状態となる。そして、弾性部材14の接続部14aとは反対側の端部である端子片(図示は省略)は、プリント基板21の導電パターンに、半田付け接続されるように構成されている。
また、端子部材16は、プリント基板21の導電パターンに電気的に接続されるように構成されている(図示は省略)。
以上のように構成される筆圧検出ユニット10においては、中心電極5に筆圧が印加されると、当該筆圧は圧力伝達部材7を介して筆圧検出ユニット10の保持部材15に伝達され、保持部材15は、印加された筆圧に応じて、導電部材13を誘電体12側に移動させる。すると、導電部材13の端部が誘電体12と当接し、導電部材13との接触面積が印加された筆圧に応じて変化し、第1の電極と第2の電極との間に形成される可変容量コンデンサの静電容量が、印加された筆圧に応じて可変される。
そして、前述したように、この実施形態の位置指示器100は、IC402で、筆圧検出ユニット10を構成する可変容量コンデンサの静電容量から、当該位置指示器100に印加されている筆圧を検出し、その検出した筆圧の情報を、無線送信回路403を通じて送信する。
[中心電極5と信号処理回路401の入力端との接続]
圧力伝達部材7に配設されている端子片73は、中心電極5と、プリント基板21上に配設されている信号処理回路とを電気的に接続するための部材である。中心電極5の芯体51の端部51bと1対の第1の端子片73aとが弾性的に接触することで、中心電極5は、端子片73と電気的に接続される。
端子片73の第2の端子片73bの長さは、図7及び図8に示すように、その先端が筆圧検出ユニット10のハウジング部材11の外側に突出する長さに設定されている。そして、この端子片73の第2の端子片73bの先端には、図7及び図9に示すように、V字状あるいはU字状の切り欠き部が設けられている。
そして、この第2の端子片73bの先端のV字状あるいはU字状の切り欠き部には、図8及び図9に示すように、例えば銅線からなる接続線23の一端が半田付けされる。この接続線23の他端は、図示は省略するが、プリント基板21に設けられた信号処理回路401の入力端が接続されている導体パターンに半田付け等される。
圧力伝達部材7に収納されている端子片73の第2の端子片73bは、筆圧検出ユニット10のハウジング部材11の外側に突出するように構成されているので、接続線23は、プリント基板21と圧力伝達部材7との間に介在される筆圧検出ユニット10の全体を迂回して、端子片73の第2の端子片73bとプリント基板21とを接続する位置に配設される。
[シールド部材6の筒状体61とアース導体との接続]
次に、シールド部材6の筒状体61と、プリント基板21のアース導体との接続のための構成について説明する。すなわち、前述もしたように、シールド部材6を構成する導電性材料の筒状体61は、プリント基板21のアース導体に電気的に接続される必要がある。プリント基板21のアース導体と筐体1とは電気的に接続されているので、使用者が筐体を持って位置指示器100を操作するときに、アース導体は、人体を介して地気(グラウンド)に接続され、良好なシールド効果を奏する。
図5、図6及び図9に示すように、この実施形態では、シールド部材6及び筆圧検出ユニット10は、ホルダー30に配設される。このホルダー30は、筒状体61をその軸心方向に沿う面で切断した、いわゆる丸木舟のような形状を備えている。そして、ホルダー30のシールド部材6を収容する部分は、当該シールド部材6の外形形状に応じた凹部形状を備え、また、筆圧検出ユニット10を収容する部分は、当該筆圧検出ユニットのハウジング部材11の外形形状に応じた凹部形状を備えるように構成されている。
なお、この例では、図5及び図6に示すように、シールド部材6は、その筒状体61の外壁面61a側に形成されている段差部67が、ホルダー30に形成されている段差部31に係合することで、ホルダー30において、軸心方向に移動しないようにされている。また、筆圧検出ユニット10は、その外形形状に応じた凹部と、シールド部材6が軸心方向に移動しないようにされていることと相まって、軸心方向に移動しないようにされている。そして、ホルダー30は、図5に示すように、絶縁スリーブ3に衝合することにより、筐体1のペン先側の開口部側に移動しないように規制されると共に、このホルダー30に結合固定されているプリント基板21が電池22の収納部を介して蓋部4により固定されることにより、蓋部4側にも移動しないように規制されている。
そして、図6に示すように、この例では、プリント基板21の長手方向の一端部には、前記長手方向に直交する方向の両端部から、当該プリント基板21の長手方向に延びるアーム部21a,21bが形成されている。そして、このプリント基板21のアーム部21a,21bが、ホルダー30の筆圧検出ユニット10を収納した部分の開口端面の部分に接合されることにより、プリント基板21がホルダー30に固定されている。
この場合に、図示は省略するが、アーム部21aには、プリント基板21上に配設されている信号処理回路401の出力端に接続するための導体パターンが形成され、アーム部21bには、プリント基板21のアース導体に接続するための導体パターンが形成されている。
そして、この実施形態では、図5、図6、図8及び図9に示すように、図7に示すリング状端子片8が、圧力伝達部材7と、筆圧検出ユニット10のハウジング部材11との間に設けられる。この場合に、リング状端子片8は、筒状のハウジング部材11の端面と略同一の大きさ及び形状とされている。そして、圧力伝達部材7の突出部72がリング状端子片8のリング空間8aに挿通され、リング状端子片8は、芯体嵌合部71と突出部72との間で形成される段部と、筆圧検出ユニット10のハウジング部材11の端面とで挟持される。
そして、このリング状端子片8には、シールド部材6に設けられた筒状体61の外壁面61aが露出している端子部分63に対応する位置に、接続用突起8b,8cが形成されている。なお、筒状体61の端子部分63は、互いに対向する180度角間隔離れた2つの位置に形成されており、これらの2つの端子部分63に対応して、接続用突起8b,8cが形成されている。また、リング状端子片8には、プリント基板21のアーム部21bに形成されているアース導体に接続されている導電パターンと接続するための接続用突起8dも形成されている。
そして、リング状端子片8の接続用突起8b,8cは、図6及び図9に示すように、シールド部材6の端子部分63に露出している筒状体61の外壁面61aと接触させた状態で、当該外壁面61aに半田付けされる。また、リング状端子片8の接続用突起8dは、図6及び図9に示すように、プリント基板21のアーム部21bに形成されているアース導体に接続された状態で、半田付けされる。以上により、シールド部材6の導電性材料からなる筒状体61がプリント基板21のアース導体に接続され、電界シールドが実現される。
[周辺電極2と信号処理回路401の出力端との接続]
次に、周辺電極2とプリント基板21の信号処理回路401の出力端との電気的接続のための構成について説明する。
すなわち、この実施形態においては、図7に示すように、例えば弾性を有する金属板により、その板厚方向に弾性変位可能な形状として、周辺電極2用の端子片9が用意されている。この周辺電極2用の端子片9の長手方向の一端側には、プリント基板21のアーム部21aに形成されている信号処理回路401の出力端に接続されている導体パターンに接続される接続用突起9aが形成されている。一方、この周辺電極2用の端子片9の長手方向の他端側には、周辺電極2の内壁面に対して弾性的に接触する接続用端部9bが形成されている。
この周辺電極2用の端子片9は、接続用突起9a側が、ホルダー30に形成されているポケット部(図示は省略)に嵌合されることにより、ホルダー30に固定される。そして、図6に示すように、この周辺電極2用の端子片9は、その長手方向が軸心方向と同じ方向となるように、ホルダー30のシールド部材6の収納凹部の外壁面に沿うように固定されている。したがって、周辺電極2が、絶縁スリーブ3に螺合されると、周辺電極2の内壁面が、端子片9の接続用端部9bと弾性的に接触して、電気的に接続される。
[接続線23と、周辺電極2用の端子片9との分離]
この実施形態においては、中心電極5とプリント基板21の信号処理回路401の入力端子との接続線23と、周辺電極2とプリント基板21の信号処理回路の出力端との電気的接続のための端子片9とは、それぞれ受信信号の信号線路および送信信号の信号線路を形成している。そして、接続線23と端子片9は、共に軸心方向に沿って、筆圧検出ユニット10を跨ぐようにして配設されている。このため、送信信号と受信信号とが互いに干渉して、位置指示器100が安定に動作することができなくなってしまう恐れがある。
この点に鑑み、この実施形態においては、次に説明するようにして、送信信号と受信信号との間の干渉が生じるのを防止するようにしている。
第1に、位置指示器100の筐体1の中空部内において、受信信号の信号線路である接続線23の配置位置と、送信信号の信号線路を構成する端子片9の配置位置とを、筐体1の中空部の周方向において、最も離間する位置である180度離れた位置となるようにする。
第2に、この実施形態では、受信信号の信号線路である接続線23を、端子片9と分離してシールド(電磁シールド)するようにしている。すなわち、図5及び図9に示すように、圧延銅箔41の一方の面に絶縁コーティング層42が形成されて構成されている銅テープ40により、接続線23を覆うように配設する。このとき、銅テープ40は、絶縁コーティング層42が接続線23側となるような状態で、筆圧検出ユニット10に沿って配置される。図9に示すように、この実施形態では、接続線23は、ホルダー30に収納保持されている筆圧検出ユニット10を迂回するように、ホルダー30の周側面の一部に形成されている溝部32内に配設されている。
そして、この実施形態では、銅テープ40は、圧延銅箔41の一端41aが、ホルダー30に固定されているプリント基板21のアーム部21bに半田付けされて、アーム部21bに形成されているアース導体に接続されている。この場合、銅テープ40の周方向の長さは、図9に示すように、プリント基板21のアーム部21bの部分から、端子片9の配置位置の直前までの約180度角範囲分にわたって覆うような長さとされる。また、銅テープ40によって覆われる軸心方向の範囲は、ホルダー30の筆圧検出ユニット10の収納部の軸心方向の全体を含み、プリント基板21のアーム部21bの付け根の部分にまで至る長さとされている。
以上の構成により、中心電極5と信号処理回路401の入力端との接続線23による受信信号の信号線路と、端子片9による周辺電極2と信号処理回路401の出力端との送信信号の信号線路とが銅テープ40によるシールドにより電気的に分離されて、送信信号と受信信号との干渉が抑えられる。
[実施形態の効果]
以上のようにして、この実施形態の位置指示器100においては、シールド部材6が、アルミニウムからなる筒状体61の全体(端子部分63を除く)をアルマイト加工することで、アルマイト被膜からなる絶縁層62が、筒状体61の外壁面61a及び内壁面61bを含む全体に亘って形成されている。そして、導電性材料からなるアルミニウムが、端子部分63でプリント基板21のアース導体と接続されることで、電界シールドが実現されている。
したがって、この実施形態によれば、シールド部材6のみで、中心電極5と周辺電極2との間の絶縁とシールドを実現することができ、ペン先側を細型化することができる。しかも、中心電極5は、シールド部材6の全体で覆われるように構成することができるので、中心電極5をより細型化することができる。
そして、この実施形態においては、中心電極5を構成する芯体51の周辺電極2により囲まれる部分には、保護部材52が設けられるので、中心電極5と、周辺電極2との間の絶縁が、より強固になる。
また、この実施形態においては、筆圧検出ユニット10に圧力を伝達するために、中心電極5自身を用いるのではなく、圧力伝達部材7を介するようにしたので、中心電極5を細型化しても、圧力伝達部材7により、筆圧検出ユニット10に筆圧を確実に伝達することができるという効果を奏する。
そして、この実施形態によれば、中心電極5は、圧力伝達部材7に対して挿脱自在とするようにしたので、中心電極5を交換することができるという効果もある。
また、この実施形態においては、筐体1の中空部内に、中心電極5と信号処理回路401の入力端との接続線23による受信信号の信号線路と、端子片9による周辺電極2と信号処理回路401の出力端との送信信号の信号線路とが存在することになるが、接続線23が、銅テープ40によってシールドされるので、送信信号と受信信号との干渉が抑えられるという効果がある。
[その他の実施形態または変形例]
上述の実施形態では、中心電極5を位置検出センサからの信号の受信電極とし、周辺電極を位置検出センサへ信号を送信する送信電極としたが、冒頭でも説明したように、中心電極を送信電極とし、周辺電極を受信電極とするように構成することもできる。
上述の実施形態では、シールド部材6においては、導電性材料からなる筒状体61の電気的接続用端子部分を除いて全表面を覆うように絶縁層62を形成するようにしたが、周辺電極2と中心電極5との間の絶縁をすることができればよいので、シールド部材6の筒状体61の絶縁層62は、少なくとも周辺電極2が中心電極5の周囲を囲む領域に対応する領域範囲に形成されていればよい。
中心電極5の芯体51の先端部側を覆うように形成される絶縁性材料からなる保護部材52も、同様に、少なくとも周辺電極2が中心電極5の周囲を囲む領域に対応する領域範囲に形成されていればよい。
また、上述の実施形態では、シールド部材6は、筒状体61をアルミニウムで構成し、アルマイト加工することで絶縁層62を形成するようにしたが、この構成に限られるものではなく、導電性材料の筒状体61の全体を、端子部分63を除き絶縁層で覆うように構成するようにしてもよい。
また、筆圧検出ユニット10は、上述の実施形態では、誘電体を第1の電極と第2の電極で挟み、その第1の電極と第2の電極の内、一方を筆圧に応じて軸心方向に移動可能にすることで、静電容量が筆圧に応じて可変となる可変容量コンデンサを用いるようにしたが、この構成に限られるものではない。例えば、特開2013−161307号公報に開示されているような筆圧に応じて静電容量を可変とする半導体素子を用いて筆圧検出ユニット10を構成することもできる。また、静電容量ではなく、インダクタンス値や抵抗値を筆圧に応じて可変とする構造や素子を用いることで、筆圧検出ユニットを構成するようにしてもよい。
1…筐体、2…周辺電極、3…絶縁スリーブ、5…中心電極、6…シールド部材、7…圧力伝達部材、8…リング状端子片、9…端子片、10…筆圧検出ユニット、21…プリント基板、21a,21b…アーム部、30…ホルダー、51…芯体、52…絶縁層、61…筒状体、62…絶縁層、63…端子部分

Claims (13)

  1. 位置検出センサからの交流信号を受信するための第1の電極と、交流信号を前記位置検出センサに送信する第2の電極とを備え、前記位置検出センサに対して位置指示を行う位置指示器であって、
    ペン形状に形成され、軸心方向の一端側に開口部を有する筒状の筐体と、
    該筐体の前記開口部から外部に一端側が突出するように前記筐体内に設けられ、前記第1の電極または前記第2の電極の一方を構成する棒状の導電性部材からなる中心電極と、
    前記開口部側において前記中心電極の周囲を囲むように設けられ、前記第1の電極または前記第2の電極の他方を構成する導電性部材からなる周辺電極と、
    前記中心電極と前記周辺電極との間に設けられ、前記中心電極の少なくとも前記周辺電極により囲まれる部分を収納する中空部を有する筒状部が導電性部材からなるシールド部材と、
    を備え、
    前記シールド部材は、前記中心電極の前記周辺電極により囲まれる部分に対応する前記筒状部の内壁面及び外壁面に絶縁層が形成されて構成されると共に、前記筒状部がグラウンドに電気的に接続されており、
    前記筐体内には、前記筐体の前記開口部から外部に突出された前記中心電極の前記一端側に印加された圧力を検出する筆圧検出ユニットが設けられ、
    前記中心電極は、前記軸心方向に移動可能の状態で前記シールド部材の中空部内に配されており、
    前記中心電極の径よりも大きい径を有し、前記中心電極の他端側が結合されている圧力伝達部材が、前記筐体の前記開口部から外部に突出された前記中心電極の前記一端側に印加された圧力を、前記筆圧検出ユニットに伝達するように配設されており、
    前記シールド部材の前記筒状部は、前記中心電極を前記軸心方向のペン先側に移動可能とするように収納する小径部と、前記圧力伝達部材を前記軸心方向のペン先側に移動可能とするように収納する大径部とを備える
    ことを特徴とする位置指示器。
  2. 前記シールド部材の前記筒状部はアルミニウムからなり、アルマイト加工されることにより少なくとも前記内壁面及び外壁面に前記絶縁層が形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置指示器。
  3. 前記中心電極は、少なくとも前記筐体の外部に突出する前記一端側が当該中心電極を構成する前記導電性部材よりも摩擦抵抗が小さい非導電性部材で被膜されるとともに、前記他端側には前記導電性部材が露出した部分を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置指示器。
  4. 前記圧力伝達部材は、前記中心電極の本体の一端部が嵌合されている嵌合部と、前記筆圧検出ユニットに嵌合される突出部とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の位置指示器。
  5. 前記筆圧検出ユニットは、前記筐体の軸心方向に誘電体を挟んで対向する2個の電極を備え、前記中心電極の前記開口部から突出した部分に印加される圧力に応じて、前記2個の電極の間の静電容量を可変にする可変容量コンデンサで構成される
    ことを特徴とする請求項に記載の位置指示器。
  6. 前記第1の電極で受信した前記位置検出センサからの交流信号を受けると共に、交流信号を前記第2の電極に供給するための回路部をさらに備え、
    記圧力伝達部材には、前記中心電極の前記他端側前記導電性部材が露出した部分と前記回路部とを電気的に接続するための接続部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項5に記載の位置指示器。
  7. 前記シールド部材の前記筒状部は、前記径小部と前記径大部との変化部に形成される段差部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の位置指示器。
  8. 前記中心電極を収納するシールド部材、前記筆圧検出ユニット、及び前記第1の電極で受信した前記位置検出センサからの交流信号を受けると共に、交流信号を前記第2の電極に供給するための回路部は、前記開口部側から見て前記シールド部材、前記筆圧検出ユニット、前記回路部の順に軸心方向に前記筐体内に配置されており、
    前記中心電極と前記回路部とを電気的に接続する接続部材は、前記軸心方向の前記筆圧検出ユニットの配置空間と重なるように設けられ、
    少なくとも前記筆圧検出ユニットの配置空間と重なるように設けられた前記接続部材の一部は、記筆圧検出ユニットと共に部分的にシールドされて、前記接続部材は、前記周辺電極と前記回路部との電気的な接続路とは分離されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項5に記載の位置指示器。
  9. 前記回路部は、前記第1の電極を通じて受信した前記交流信号と所定の相関性を有する信号が増強された信号を形成し、前記増強された信号を前記第2の電極を通じて送信する前記交流信号とする
    ことを特徴とする請求項8に記載の位置指示器。
  10. 前記シールド部材と前記筆圧検出ユニットとの間には、前記シールド部材の前記筒状部と前記回路部のグラウンドとを電気的に接続するための端子部材をさらに設けた
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の位置指示器。
  11. 前記回路部は前記筐体の中空部に設けられたプリント基板上に配設されており、
    前記シールド部材と、前記筆圧検出ユニットとは、絶縁材料からなるホールド部内に配置されていると共に、前記ホールド部は、前記プリント基板に対して固定されている
    ことを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれかに記載の位置指示器。
  12. 前記プリント基板の回路部に一端部が電気的に接続された導電性部材からなる板状端子片をさらに備え、該板状端子片は、前記一端部側が前記ホールド部に固定されるとともに他端部が前記軸心方向に対して交差する方向に弾性的に変位可能に設けられ、
    前記板状端子片の前記弾性的に変位可能な他端部が前記周辺電極に弾性的に接触することで該周辺電極と電気的に接続される
    ことを特徴とする請求項11に記載の位置指示器。
  13. 前記筆圧検出ユニットで検出された前記筆圧を筆圧データとして前記位置検出センサに設けられた位置検出装置に無線送信する送信手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の位置指示器。
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