JP6368779B2 - トモシンセシスデータからエッジ保存合成マンモグラムを生成するための方法 - Google Patents

トモシンセシスデータからエッジ保存合成マンモグラムを生成するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理方法、画像処理装置、マンモグラフィ撮像システム、コンピュータプログラム要素、及びコンピュータ可読媒体に関する。
X線トモシンセシスでは、異なる角度からの複数のX線投影(例えば、マンモグラム)を取得して、3D断層画像ボリュームに計算して結合する。
典型的には、少なくとも1つの従来の2Dマンモグラムが、参照画像としても取得される。しかしながら、この画像取得は、さらに別の放射線量被曝を犠牲にしている。別のオプションは、使用可能な3D断層画像ボリュームから「合成」マンモグラムの表示を生成するための計算法を使用することである。
合成マンモグラムを計算する方法は、最大強度投影(MIP)アプローチに基づいており、この方法は、特許文献1に記載されている。
米国特許第7,760,924号
従って、投影画像を計算するための代替方法及び関連装置のニーズが存在する。
本発明の目的は、独立請求項の主題によって解決され、更なる実施形態が、従属請求項に組み込まれている。なお、本発明の以下で説明する態様は、画像処理装置、マンモグラフィ画像処理システム、コンピュータプログラム要素、及びコンピュータ可読媒体に等しく適用されることに留意されたい。
本発明の第1の態様によれば、(N−k,k≧1)次元投影超平面(又は部分空間)において(N−k,k≧1)次元投影画像を形成する画像処理方法が提供される。この画像処理方法は:
画像要素から構成されるN次元画像ボリュームと、このボリュームを横切る少なくとも1つの空間投影方向の規定を受信するステップと;
その空間方向に対して垂直な(又は直交する)(少なくとも1つの)超平面(又は部分空間)における少なくとも第1及び第2の画像要素について、複数の要素の重みを計算するステップであって、第1の画像要素の重みは、第2の画像要素よりも大きく、これら重みは、少なくとも2つの画像要素における各画像情報コンテントについての尺度を与える、計算するステップと;
重み付けされた投影演算をN次元画像ボリュームに亘って適用するとともに空間方向に沿って適用し、それによって、少なくとも第1及び第2の画像要素を投影超平面のそれぞれの投影画像要素に投影するステップであって、それら重みは、それぞれの要素について重み付けされた投影演算に適用される、投影するステップと;を含む。
一実施形態では、N=3,k=1であり、特に一実施形態によれば、画像ボリュームは、様々な2D超平面を形成する複数のスライスを含む3Dトモシンセシス・ボリュームであり、形成される(合成される)投影画像は、合成マンモグラムである。
提案された方法によれば、より小さい重みが割り当てられた画像要素が、依然として、それぞれの投影演算に使用される。これによって、投影画像は、例えばボリュームの様々な超平面内の画像要素値の様々な分布を考慮することが可能になる。
さらに換言すれば、例えば(同じ超平面からの)第2の画像要素のより小さい重みは、依然として、重み付けされた投影演算に適用され、その小さい重みは、例えば重み付けされた投影演算で適用された第1の画像要素のより大きい重みだけに適用されない。重みは、超平面毎に割り当てられるのではなく、超平面内の個々の画像要素に割り当てられており、超平面からの各画像要素は、画像要素の値がそれぞれの重みに応じて寄与するような投影演算で使用される。同じスライス(超平面)からのより小さい重みの画像要素(例えば、ボクセル)の値は、依然として、投影超平面内のそれぞれの投影ボクセルの値の計算に寄与している。これは、投影画像を形成するために寄与する、(そのスライスからの)より大きな重みのボクセルの値だけではない。
このように、提案する方法によって、実際の画像値(例えば、「明るさ」や強度)に関係なく、画像内の構造の詳細を保存することが可能になる。(より低い輝度を有するそれらボクセルを含む)空間的にわずかな程度である、又は低い減衰を有する特徴は、依然として、合成された投影画像に考慮される。空間解像度は、画像ボリューム内の画像情報の「鮮明度(sharpness)」と一緒に保存することができる。また、トモシンセシス・ボリュームに表示されるいくつかの構造(例えば、マンモグラフィ文脈での病変)の(投影画像における)光学的閉塞を防止することができる。この閉塞は、その他には、構造が、他のより明るい画像要素の「後ろ」(投影方向における)に位置することが起こる場合に、発生することがある。本明細書で提案するように、重みが、測定され且つ情報コンテントによって変化する、つまり、画像要素の情報コンテントが大きくなればなる程、重みは大きくなる。「情報コンテント(information content)」とは、本明細書において使用される場合に、画像要素又はその直ぐ近傍(例えば、ボクセルの条件で、近傍直径が、直径で数(例えば、5〜10)ボクセルである)で表現される画像構造又は画像特徴を意味する。前記画像要素値の値と、近傍の隣接する画像要素の値との間に高い変動がある場合に、画像要素に重要性の高い情報コンテントが存在している。
一実施形態によれば、重みの計算は、少なくとも2つの画像要素での勾配の大きさの計算、又は2つの画像要素のそれぞれの近傍における画像要素の勾配の大きさの計算を含む。
一実施形態によれば、勾配の大きさの測定は、エッジ尺度を確立することを含む。より具体的には、一実施形態によれば、勾配の大きさの測定は、ソーベルフィルタを適用するステップを含むが、キャニーエッジ演算子等の画像構造情報に応答することが可能な他のフィルタも想定される。代替実施形態又は補足的な実施形態では、重みの計算は、少なくとも2つの画像要素のそれぞれの近傍におけるCAD(コンピュータ支援設計)画像特徴の検出を含む。
一実施形態によれば、重みの計算は、i)重み付けされた投影演算の開始前に全画像ボリュームTに亘って実質的に実行され、又はii)重み付けされた投影演算の開始前に画像ボリュームTの一部のみに亘って実行される。一実施形態によれば、重みの計算は、重み付けされた投影演算が、投影方向にボリュームTを横切って進む際に、実行される。これらの実施形態におけるボリューム及び時間を調節することによって、提案する方法を既存のワークフロー(例えば、スケジューリング要求)、及び/又はメモリ/CPUの時間制約に適合させることが可能になる。
一実施形態によれば、重み付けされた投影演算は、ボリュームTを横切る順方向投影を含むが、(例えば、次の実施形態のように時間的な成分を含む)他の投影方法も本明細書において想定される。
一実施形態によれば、画像ボリュームは、動的な「4D」ボリューム(N=4,k=2)であり、重みを計算するステップは、時間的及び空間的な勾配成分の両方を計算するステップを含み、投影超平面が、動的な2D投影図に対応する。
一実施形態によれば、画像要素は、個々のボクセルであるか、又はボリュームの粗いパーティションの要素である。一実施形態では、画像要素のサイズを調整することができ、それによって、解像度の要件、計算時間、及び/又はメモリ制約との間の有用なバランスを取るための手段を提供する。
提案する方法の主な用途は、X線マンモグラフィにおけるスクリーニング及び診断である(が、決してこれらの用途に限定されるわけではない)。本発明の手法を用いることで、従来の2Dマンモグラム(つまり、以前に取得したトモシンセシス・ボリュームブロックに含まれるそれらマンモグラムの上の実際の画像取得(非合成))を省略することができ、この合成画像は、従来の2Dマンモグラムに取って代わることができる。例えば肺/胸部トモシンセシス、整形外科用トモシンセシス等のあらゆる種類のトモシンセシス・アプリケーションは、この方法から利益を得るであろう。この方法は、例えば乳房CT、胸部CT、胸部MR等の3Dボリュームを提供する他の撮像モダリティにも適用することができる。
また、順方向プロジェクタによって使用される投影は、平行投影、又は中心投影、又は他の投影であってもよい。
また、提案する方法をより高い次元のデータセット(N≧4)に適用することは、例えば地質学や天文学の測定やほかの分野で取得したデータボリュームやデータマイニング操作において、(n≧3)次元の超平面(又は部分空間)上への投影も想定される。
ビュー合成を含む撮像装置のブロック図である。 図1のビューシンセサイザの3D画像ボリューム上での動作を示す図である。 画像処理方法のフローチャートである。 様々なファントム上での図3の方法の操作を示す図である。 様々なファントム上での図3の方法の操作を示す図である。
ここで本発明の例示的な実施形態について、以下の図面を参照しながら説明する。
図1を参照すると、一実施形態に係る撮像装置100が示されている。装置100は、マンモグラフィ撮像システムMISと、このマンモグラフィ撮像システムMISの動作を制御するためのワークステーションWSとを含む。
マンモグラフィ撮像システムMISは、壁取付型又は自立型のいずれかであるフレームFRを含む。このフレームFR上に、剛体撮像キャリッジICが、縦軸yに沿って摺動可能となるように取付けられている。撮像キャリッジは、乳房BRの撮像を受ける患者の高さ要件に撮像システムを適合させるように、縦軸yに沿って正確な位置付けを行うのに適したアクチュエータ制御装置によって通電可能にされている。
撮像キャリッジICは、一般的に細長くされ、一端がX線源XRに、他端がX線放射感知検出器Dに担持される。キャリッジICは、X線源XRと検出器Dとの間の検査領域を規定する切欠き部を有するハウジングHに収容される。換言すれば、検出器Dは、放射線源XRの反対側に、関心領域ROIを通過した後の放射線ビームXBRを受信するように検査領域に亘って位置している。検査領域では、手動で、又は適当なアクチュエータ制御装置によって撮像キャリッジを通電することのいずれかにより、X線源XRと検出器Dとの間を往復する圧迫プレートCPを(垂直方向のz軸に沿って)摺動可能に配置することができる。撮像キャリッジICは、y軸の周りに垂直方向にも回転可能であり、y軸は、検査領域を通過してz軸に直交している。回転は、適当なアクチュエータ制御装置によってキャリッジに通電した際に生じ、直ぐにX線源、従って検出器が、検査領域の周りに略円形の軌道を移動する。こうして、X線源(従って、検出器D)は、検査領域に対して所望の角度位置の範囲を取ることができる。キャリッジICの各角度位置θは、以下でより詳細に説明するように撮像又は投影(射影)方向(これ以降θとして同様に呼称する)を規定する。オプションのハンドルに適切に位置付けされたケースがハウジングHに配置されるシンプルな実施形態によって、手動で回転させることが可能になる。
撮像システムMISは、適当なインターフェイス手段OUTを介して、通信ネットワークを経由してワークステーションWSに接続される。一般に、ワークステーションは、臨床医(ユーザ)が撮像システムの動作を制御するようなコンピュータシステムである。一実施形態によれば、ワークステーションWSによって制御され且つ撮像システムによって取得された画像の表示を可能にする表示装置やモニタMも存在する。ワークステーションWSは、オペレーティングシステムを起動し、次に、その動作について以下でより詳細に説明するような多数のモジュールの実行を制御する。
使用中に、キャリッジICは、ワークステーションWSから制御信号を受信し、それによって、検査領域に対して所望の角度位置θに回転するように指示され、キャリッジが適切な高さのz位置に移動する。患者は、その後、関連する乳房BRを検査領域に案内するように求められる。圧迫プレートCPは、その後、下方に摺動して乳房BRと接触し、画像品質を確保するためにプレートCPと検出器Dとの間に配置された乳房支持体(図1に図示せず)に対して乳房BRを静かに圧迫する。圧迫プレートCP及び乳房支持体は、プレートCP及び乳房支持体の両方が静止している間に、キャリッジICが、圧迫プレートCP及び乳房支持体の周りを回転することができるように配置される。X線源XRは、その後、乳房組織を通過するX線ビームXRBを投影方向θに放射するように、通電される。乳房組織の通過中に、X線ビームXRBは、様々なレベルの減衰を受ける。減衰レベルは、乳房組織内の密度分布の関数となる。その後、そのように減衰したX線ビームXRBが検出器Dの撮像面に入射する。検出器Dの撮像面は、アレイを形成するために1つ又は複数の行及び列として配置された多数の個々の検出セルで構成される。各セルは、ビームPRXの個々の放射線に応答する。具体的には、各セルでの応答は、X線の(又はX線中の)強度(又はエネルギー束)によって直接的に変化する電気信号の形態である。
検出器Dによって供給される投影「生データ」は、DAS(データ収集システム)によって処理され、現在のビューθに沿った関心領域ROIの(取得した)投影画像PRIを形成する。具体的には、この生データ信号の収集は、DASによって、その時点の投影方向θにおける乳房BRに亘った累積密度を表すそれぞれのデジタル(ピクセル)値に変換される。
トモシンセシス撮影について、乳房BRがプレートCPと乳房支持体との間で圧迫されている間に、撮像キャリッジIC(X線源XRを含む)は、次ぎに、特定の角度増分Δθだけ回転し、上記測定を繰り返す。こうして、異なる投影方向θからの投影データのセットが取得される。このように、撮像手順の概要は、CTに非常に類似しているが(実際に、一実施形態では、撮像装置は、明らかにCT又は他の撮像装置であってもよいが、図1に示されるMISは、単に1つの例示的な実施形態である)、マンモグラフィでは、投影方向は、完全な円に及ぶものではなく、円弧セグメントに限定される。典型的には、(図1のy軸に沿った正面図で考慮された12時と約2時の位置に)CCビューについてのθCCとMLOについてのθMLOとの2つの主方向のみが存在し、それぞれの円弧セグメントθCC−Δθ≦θ≦θCC+Δθと、θMLO−Δθ≦θ≦θMLO+Δθとが、2つの主ビューのそれぞれの周りに中心決めされる。乳房支持体は、キャリッジIC(特にX線管XR)がそれぞれの主方向CC,MLOの周りにそれぞれの円弧セグメンθを描く(sweep out)間に、回転していないが、この乳房支持体は、キャリッジICが、1つの主方向(CC又はMLO)から他の主方向(MLO又はCC)に切り替わるときに、移動する。
撮像システム100は、比較的少数の非常に限定された投影角度θにもかかわらず、θ値に関連した投影画像、各zについてのスライス画像SLから再構成することが可能であるトモシンセシス再構成装置RECONを含む。
「再構成」とは、(各zについて)それぞれのx,y平面での組織密度μの値を求めることを意味する。この目的のために、トモシンセシスにおいて、よく知られているCTフィルタ補正逆投影(FBP)アルゴリズム又は類似のアルゴリズムの特別な変形形態を、再構成RECONによって使用してもよい。各スライスにおいて、再構成された値は、撮像された乳房BR組織の点別密度/減衰レベルを表す。各スライスの値は、パレットの適切なグレースケール又はカラースケールにマッピングされる。マッピングされた値は、ビデオカードと相互作用するレンダリング装置に転送することができ、モニタMを駆動してスライス画像を表示する。スライス画像SLは、データベースDBに格納されるか、又は他の方法で後処理してもよい。表示するためにレンダリングされたときに、各スライスは、ユーザにz位置における乳房内部の断面図を提供し、それによって微小石灰化又は組織異常等の関連する構造を診断によって識別できる。スライスSLの集合は、検査領域を示すボリューム画像データセットTを一緒に形成する。このボリュームは、多数の個別の(discrete)画像要素、すなわちボクセルで構成され、各画像要素が、位置(x,y,z)を有し、各画像要素が、再構成された密度/減衰レベルをエンコードする数値(「ボクセル値」)を有する。
時折、ユーザは、下位の2D空間の場合よりも困難であり、時間がかかるTボリュームをユーザがナビゲートするのに役立つので、Tトモシンセシスブロックの画像情報を単一の2D画像に要約又は統合するような、従来の2Dマンモグラムに似た完全な乳房BRの投影図や画像(「マンモグラム」)を望むことがある。換言すれば、2D投影画像は、関与構造を多く含み得るTトモシンセシスブロックの「概要」イメージとして機能することができる。なお、2Dの生の投影ビューは、通常、それら投影ビューが従来の2Dマンモグラムよりもはるかに低いX線線量で取得されるので、通常この目的に適しておらず、従って従来の2Dマンモグラム又は再構成された3Dボリュームよりも著しく高いノイズを示すことに注意されたい。
このニーズに対処するために、本明細書で提案する装置は、使用可能なTトモシンセシスブロックから所望の2D投影ビューSをコンピュータによって合成することが可能なビューシンセサイザVSを含む。従って、更なる2Dマンモグラムを実際に取得するために撮像装置MISを操作する必要が無い。結果として、患者の更なる放射線曝露を回避することができる。
ビューシンセサイザVSは、入力ポートIN、フィルタモジュールFL、順方向プロジェクタFP、及び出力ポートOUTを含む。簡潔に言うと、ビューシンセサイザVSは、ブロックT(又はそのストレージ/メモリ参照)と、所望のビュー又は投影方向pとを受信する。フィルタモジュールFL及び順方向プロジェクタFPは、その後、以下でより詳細に説明するように、ブロックT上で動作し、次に出力ポートOUTに出力される所望の合成マンモグラムSを生成する。合成マンモグラムSは、その後、モニタMに表示するためにレンダリング処理される。
ここで、ビューシンセサイザVSが作用するような3DボリュームTの簡略化した表現を示す図2について参照を行う。3Dボリュームが通常数十のこのようなスライスから構成されることを理解する説明目的のために、2つのスライス画像SL1,SL2のみ(すなわち、この実施形態では、2D超平面)が示されている。同様に、再度、説明目的のために、スライス毎に2つのボクセルのみが示されており、つまり、スライスSL1におけるボクセルP11,P12と、スライスSL2におけるボクセルのP21,P22が示されている。図2の実施例では、合成マンモグラムSは、z軸に対して平行になる際に投影方向pについて計算される。z軸に沿って投影するときに、z軸に対して平行でない他の投影方向pの場合のように補間を何ら必要としないため、関連する計算は、特に簡潔になる。他の投影方向pは、例えば等方性磁気共鳴画像法(MRI)等のボリュームが好ましい方向を有していない文脈で、想定される。
要求される投影方向pは、2D平面を規定するこのシンプルなケースでは、投影超平面HPを規定し、その超平面の上には、所望される合成マンモグラムSが(数学的に)投影される。このため、要求された投影方向pに対して平行に延びる(数学的な)一群(family)のラインがボリュームTを横切ってキャストされる。各ラインは、そのラインが通過するボクセルの値を「ピックアップ」し、それぞれの投影点FP1,FP2にそのボクセルの値を伝える、ここで各ラインは、投影面HPと交差する。本明細書では、投影点FP1,FP2が、ピックアップされたボクセル値を合計することによって単に計算するのではなく、より重要性の高い情報コンテントを含むボクセル(例えば、高いエッジ尺度)が、合成画像Sにおいて強調されるか、又はより多くの重みが与えられることを提案する。これによって、トモシンセシス画像の点拡がり関数(PSF)の高い異方性についてより考慮することが可能になる。この効果によりに、殆どの構造が、ボリュームの1つ又は2つのスライスのみで鮮明に(sharply)表現されるが、隣接するスライスに向けて移動すると、直ぐにぼやける又はフェード(fade)される。
ビューシンセサイザVSは、一実施形態では、単純な平均化又はMIPのようなアプローチを用いる代わりに、エッジ尺度又は同様な尺度に基づいて合成マンモグラムSを生成するように動作する。これは、図3に概略的に示されている。各スライス画像SL1,SL2において、高い構造的な情報(コンテン)を伝える領域は、ハッチングされた(hachured)バーとして表される。スライスSL1において、ボクセルP11は、エッジ点であるため、スライスSL1のより均質な部分に位置する点P12よりも多くの構造的な情報を伝える。スライスSL2において、構造的により関心のある部分が、スライスSL2の底部に位置しており、ここで点P22はエッジ点であるが、点P21はエッジ点ではない。従って、順方向プロジェクタFPは、投影点FP1を形成するときに(スライスSL1の)エッジ点P11の値により高い重みを加え、他の投影点FP2を形成するときに同じスライスSL1の非エッジ点P12により小さい重みを加えるように動作する。換言すれば、投影方向p(この場合には、z方向)に沿った重み付け平均関数を用いて、順方向投影を計算することを提案する。この重み付け関数は、最大シャープネス又は「エッジ度合(edginess)」(又はユーザが規定可能な閾値より高いシャープネス/エッジ度合)を含むスライス(複数可)内の領域が、それぞれのスライス内に、或いはさらに全てのスライスに亘って最も高い重みが割り当てられるように設定される。つまり、一実施形態では、全てのスライスSL1,SL2に亘ったボクセルに関する重み付けは、例えば急峻な(strong)エッジで高い応答を生成するようなフィルタルゴリズムを再構成されたボリュームTに適用することによって達成することができ、その重み付け関数は、正規化ステップで導出することができる。これは、無関係なスライスを平均化する又はその無関係なスライスを他のより明るい構造の後ろに隠すことによって、トモシンセシス・ボリュームTの急激な変化を有する(sharp)構造及びエッジを、実質的にぼけさせることなく、保持又は保存することを保証する。換言すると、以前の単純平均化又はMIPアプローチとは非常に異なり、投影の計算で優勢な「最も明るい(最も強い)」ボクセルを単に扱うのではなく、最も高い重みを引き付ける(attract)最も多くの情報コンテントを伝えるボクセルを扱うのである。具体的には、ボクセルが、実際には幾分低い強度の点ともなり得るエッジ点であるかどうかが問題になる。さらに換言すれば、ボクセルがそれ自体のボクセル(「フェイス(face)」)値の大きさよりもむしろ重要性の高い情報コンテントを伝えるかどうかを判定するような、その低い強度の点のユーザが調整可能な直ぐ近傍U11,U12におけるエッジの存在である。再び、一実施形態では、高い重みを割り当てられたエッジにポイント(点)を正確に配置する必要はない。その代わりに、その近傍U11,U12におけるエッジの存在は、いくつかの実施形態において、十分な基準となる。
合成マンモグラムSは、重み付けされた投影を3Dの重み付けされボリュームTに適用することにより再構成された3DボリュームTの3Dの重み付け平均から、提案された方法に従って計算される。これは、以下の式に形式的にまとめることができる。
Figure 0006368779
i)ボリュームTの3Dボクセル位置r、ii)空間的な適合3D重み付け関数w(r)を用いて、関心構造が鮮明さを留めたままにし、順方向投影演算子FP(w(r)・T(r))を用いて順方向に投影されたときに、ぼやけないことを保証する。本明細書で提案されるような重み付けは、重み付け関数が単にスライス毎に(又は一般的には、超平面毎に)重みを加えるのではなく、順方向プロジェクタが全体に投影される3Dブロックの実質的に全ての次元に亘って(特に、それぞれのスライス自体を構成する面内ボクセルに)割り当てられる、という意味で3Dであるか、又は「完全に空間的に」適合される。
一実施形態では、正規化(すなわち、1/FP(w(r))によって乗算される)によって、各投影ライン上のボクセル値同士の間の相対的な関係が保存されるのを保証する。正規化は、各投影ラインに沿った相対的な大きさを考慮する、つまり保存する。正規化は、各投影ラインに対して別々に行われ、正規化された重みは、各投影ラインに沿った単位元(unity)となる。
動作
ビューシンセサイザVSの動作について、図3のフローチャートを参照してより詳細に説明する。
ステップS305において、関連する3DボリュームT及び合成投影画像(例えば、マンモグラム)Sについての所望の投影方向pの明細を受信する。
ステップS310において、ボクセル要素P11,P12,P21,P22についての重みwを計算する。
一実施形態では、これは次のように実施される:3Dトモシンセシス・ボリュームT(r)内の全てのボクセルの位置rについて規定されたe(r)を適切なエッジ尺度とする。このようなエッジ尺度は、例えばソーベル演算子(又はキャニーエッジ検出器又は類似の検出器)フィルタを適用することによって、取得することができる。この応答は、ボリュームTで定量化したい情報コンテントに「比例する」(あるいは、少なくともこの情報コンテントによって直接的に変化する)。次に、w(r)をローカルの重みであるf[e(r)]とする、つまりw(r)=f[e(r)]とし、ここで、f[e(r)]は、重みを「表す(shape)」関数である。換言すれば、実際のフィルタ応答は、それら応答が所望の形態で重みとして使用することができるように、適切なスケールにマッピングされる。重みが単位区間内等に位置する際に、例えば、正の数のみを有することを望んでもよい。一実施形態によれば、重みシェーパーfは、恒等関数であるので、フィルタ応答自体は、重みとして使用されるが、これは、フィルタモジュールFLの数値範囲に依存するか否かにしてもよい。
ステップS315において、順方向プロジェクタFPは、重み付けされた投影演算をそのように重み付けされたボリュームTに適用するように動作する。図2を参照すると、各投影点の値、例えばFP1は、投影点に投影されたそれらのボリュームボクセルP11,P21の値の関数である。各ボリュームのボクセルの重みよって、その後、投影点FP1の値を計算する際に、ボリュームボクセル値の相対的な「寄与」を判定する。合成マンモグラムSは、次に、式(1)に従って重み付けされた投影として計算することができる。一実施形態によれば、順方向投影は、2つの主方向CC,MLOのいずれか一方に沿って動作する。換言すると、順方向投影は、補間を回避するために、トモシンセシススライスに直交するように動作する。これは、ジオメトリを一致させたグリッド、又は以前のボリュームの再構築のための座標系を使用するので合理的であり、それによって、トモシンセシス・アーチファクトがグリッドに整列する。これは、それぞれのスライスを効果的に再スケーリングすることに相当し、X線コーンビームの拡大効果を補償する。
このような場合には、式(1)を次のように書くことができる。
Figure 0006368779
ここで、x及びyは、スライスSL毎の面内の座標であり、zは、(通常はX線の方向の)貫通面の座標であり、Nは、トモシンセシス・ボリューム内で再構成されたスライスの数を示す。また、w’は、正規化された空間的な適合重み付け関数w’(x,y,z)=f[e(x,y,z)]を示す。重みは、(ボクセル値でエンコードされる)平均減衰値が、貫通面の座標zに沿って保持されるように正規化される。ジオメトリが一致したグリッドに変換する1つの方法が、米国特許第7,702,142号に記載されている。
提案する手法は、MIP又は同様の「勝者が全てを取る(winner takes it all)」アプローチにおいて鮮明さが殆ど無いことが判明したエッジ(又は関心対象の他の構造)を保持する。
あらゆる種類の画像特徴/構造強調フィルタの使用が、上述した、単に例示的な実施形態であるソーベルフィルタの代わりに、本明細書中で想定される。こうして、式(1)を用いた合成マンモグラムの計算について、ステップS315のように順方向投影ステップの前にトモシンセシス・ボリューム内の特定の特徴を強調させることができる。
さらに、以下でより詳細に説明するように、提案する方法は、空間的な適合重み付け関数w(x,y,z)=f[e(x,y,z)]を取得するために、CADベース技術と組み合わせることもでき、この技術は、適切なCADアルゴリズムを用いてエッジ、病変、血管、石灰化又は棘状塊を強調するために最適化される。
ステップS320において、合成投影画像Sが、出力ポートOUTを介して出力される。投影画像Sは、その後、表示装置M上に表示するためにレンダリング処理される、データベースに格納される、又は他の方法で画像処理される。
前述したように、ソーベル演算子は、フィルタモジュールFLがエッジ尺度を規定する一実施形態に過ぎない。他の実施形態は、高い勾配の大きさが、重要性の高い情報又は構造的コンテンのボリューム部分を示すために用いられるような空間的な勾配の計算である。さらに他の実施形態では、フィルタモジュールFLは、CAD(コンピュータ支援設計)画像特徴検出器を含む。CADでは、動作は、病変の様々な種類毎に異なる大きさの異なる形状、石灰化の程度等の特徴のライブラリやテンプレートに基づいており、又はマンモグラフィの文脈以外では、血管又は脳構造等の関心対象の特定の器官の形状のフットプリント(footprint)に基づいている。CAD検出器は、ボリュームTをスキャンして、その形状テンプレートに一致するボクセルを検出する。一致したボクセルは、病変の棘状塊等に示される疑わしい形状を構成し得る。ユーザが規定可能な確信レベルに対して測定され、その後、与えられたボクセルが、疑わしい形状構造等の一部を形成しているか否かが判断される。与えられたボクセルの確信のレベルに応じて、重みはそれに応じて割り当てられる:高い確信は、より高い重みを引き付ける(attract)が、低い確信は、相応する低い重みを引き付ける。
(ソーベル演算子やCAD検出器等の)フィルタモジュールFLの実施形態のいくつかは、ボクセルの近傍U11,U12で動作する。一実施形態によれば、(例えば、ボクセル単位で全体に亘って測定された)近傍サイズは、ユーザ相互作用によって調整可能である。例えば一実施形態では、グラフィカル・ユーザインターフェイスは、フィルタモジュールFLが動作するような近傍サイズをユーザが調整可能にすることが想定される。テキストベースの入力手段は、同様に、いくつかの実施形態において想定される。ボクセル近傍U11,U12のサイズを調整することで、それぞれ異なる近傍サイズを必要とするような異なるフィルタモジュールとインターフェイス接続する場合に、サイズには自由度が追加される。この実施形態では、ステップS305において、近傍(U11,U12)の少なくとも1つのサイズの明細が、受信され、近傍は、それに応じてサイズ変更される。
好ましい実施形態では、フィルタモジュールFLは、ボリューム内の実質的に全てのボクセルに対して情報コンテントの重みを割り当てるように作用するが、これに当てはまらない実施形態も想定される。例えば一実施形態では、ユーザは、サブボリュームを指定することができ、順方向投影がそのサブボリュームに沿って行われる。この容量制限によって、CPU時間を節約できるようになる。この実施形態では、ユーザが、例えばタッチスクリーン又は3DボリュームTが表示されたグラフィカル・ユーザインターフェイスのポインタツール動作により、「投影ウインドウ」(又は視野FoV)、又は投影目的のためのスライスのサブセットを指定することが想定される。これは、破線の円で図2に示されているが、投影ウインドウFoVは、正方形や矩形等の任意の所望の形状をとることができる。投影ラインは、その後、そのように指定されたサブボリュームのみに亘ってキャストされる。
さらに別の実施形態によれば、それは、調整可能である、フィルタFLによる重み計算のタイミングである。一実施形態では、ボクセルの重みは、プロジェクタFPに備えて順方向投影の開始前に計算される。さらに別の実施形態では、重みの計算は、式(2)に従って順方向投影の加重(summation)の計算と並行して実行される。各重みは、式(2)毎の各ラインに沿った加重が明らかになる(unfold)際に、加数単位(summand-wise)で計算される。
さらに別の実施形態によれば、CPU時間を節約するために、ビューシンセサイザVSは、アンダーサンプリングアルゴリズムを使用して、3Dボリュームを「粗く」する機能をユーザに提供する:隣接するボクセルは、新たな粗い画像要素に収縮され(collapsed)、ボリュームTは、その新たな画像要素内で分割される。換言すれば、3Dボリュームは、式(2)の加重が、より少ない条件に亘って拡張され、より数の少ない重みで計算することができるように、サイズが縮小される。
一実施形態では、各ボクセルでの勾配の計算は、同様に、時間的な勾配成分を含む。動的な3Dボリューム、つまり3Dボリュームの時系列(4D画像ボリュームとも呼称される)について投影画像を合成する(N=4,k=2)とき、これは特に関連する。時間的な勾配のため、異なる3Dボリューム間の時間によって大きく変化する画像部分は、高い重みを引き付ける。この実施形態では、投影超平面(HP)は、進展、つまり所望の方向pに沿った投影図における3Dボリューム間の構造の経時変化をユーザが確認することを可能にする動的な2D投影図に相当する。
ビューシンセサイザVSの構成要素、つまり、フィルタモジュールFL及び順方向プロジェクタは、Matlab(登録商標)等の適当な科学的なコンピュータプラットフォームでプログラムしてもよく、その後、ライブラリに保持され且つワークステーションWSによってコールされたときにリンク付けされるC++又はCルーチンに変換してもよい。Matlabは、例えば、ソーベル演算子モジュールを含む「画像処理ツールボックス」を特徴としている。構成要素は、専用のFPGA又はハードワイヤード・スタンドアロンチップとして構成してもよい。
ここで図4A、図4Bを参照すると、提案する方法を特定のファントムボディに適用するときの投影画像合成の提案する方法の効果が示されており、合成された画像が、他のアプローチとどの様に異なるかが示されている。
本明細書で提案する合成マンモグラムを生成する方法によって、関心対象の構造(例えば、微細なマイクロ石灰化)についてのトモシンセシス・ボリュームの完全な空間分解能を基本的に維持することができる。
図4Aのファントムは、ファントム組織の(1〜10が番号付けされた)いくつかのブロックを含む。これらのブロックの第1のタイプ(奇数番号)は、特定の高さに位置した、比較的密度の高い材料の1つの構造のみ(水平バーに色の濃いハッチングで示されている)を含み、それぞれが、より密度の低い均質なバックグラウンドに埋め込まれる。周辺材料について、例えば米国のバージニア州、ノーフォークにある医療ファントムメーカーCIRS社によって供給されるような脂肪等価材料及び腺等価材料を用いることができる。構造化されたバーのそれぞれの高さは、深さ位置の範囲をサンプリングできるように奇数番目のファントムブロックの各々で異なっている。
均質なブロックの別のセット(偶数番号)は、これらのブロックの全体の密度が、構造化された各ブロック(奇数番号のもの)の平均密度に等しくなる、例えば平行なX線投影が、ブロック1〜10のそれぞれについて、同じ減衰イメージを返すように製造される。
換言すると、このファントムでは、単純な平均化関数は、均一な合成マンモグラムを生成し、スライスの重み付けされた平均関数は、その合成マンモグラムで、奇数番目のブロックから色の濃いバーの1つのみ、すなわち最も高い重みを受け取るスライスに位置する1つのバーをハイライト表示する。これとは対照的に、提案する方法では、色の濃いバー(又は、少なくともその側方エッジ及びその周辺近傍)のそれぞれが、(「可視」)で表されることになる合成マンモグラムを返す。これは、空間的な適合重み付け関数FLがスライス毎に「面内」ボクセルに重みを割り当てるので、順方向プロジェクタFPは、次に、投影超平面上に単一のボクセル(最大の重みを有するもの)を投影するだけでなく、それらの重みに応じて重み付けされた超平面からの全てのボクセル値を投影する。換言すると、提案する方法は、単に均質な投影を生成するのではなく、ブロック1〜10の密度分布の変動に代わりに応答する。従って、図4Aのファントムによって、(重み付けされた)平均計算から計算された合成マンモグラムを判別することができ、ここで重みは、本明細書で提案する方法に従って計算されるような合成マンモグラムから、スライス毎に単に割り当てられる。
図4Bには、第2のテストファントムが示されている。(上から下へハッチングの重さの増大に伴って示される)密度が増大すると長さが減少する一連のブロックは、互いの上部に積層され、左に整列されている。最も密度が大きく且つ最も長さが小さい追加のブロックが、最下位ブロックの上部の右に整列されている。このファントムでは、最大強度投影は、列1について返されるのと同じ信号を有することになる列5を予期して、合成マンモグラムにおいて例1から列4にかけて減少する信号を生成する。提案するアルゴリズムは、対照的に、各バーでの顕著に異なるエッジのため、列1〜5のそれぞれについて合成マンモグラムで異なる信号を生成する。換言すれば、このファントムは、MIPアルゴリズムと本明細書で提案するような本方法とを区別するために使用することができる。
本発明の別の例示的な実施形態では、適当なシステムにおいて、前述した実施形態のいずれかによる方法の方法ステップを実行するように適合されたコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム要素が提供される。
従って、コンピュータプログラム要素は、本発明の実施形態の一部ともなり得るコンピュータ装置に保存される。このコンピュータ装置は、上述した方法のステップを実行するか、又はこの実行を誘導するように適合してもよい。また、コンピュータ装置は、上述した装置の構成要素を動作するように適合される。コンピュータ装置は、自動的に動作する及び/又はユーザの命令を実行するように適合することができる。コンピュータプログラムを、データプロセッサの作業メモリにロードしてもよい。従って、データプロセッサは、本発明の方法を実施するように装備してもよい。
本発明のこの例示的な実施形態では、最初から本発明を使用するコンピュータプログラムと、アップデートにより、既存のプログラムを、本発明を使用するプログラムに変えるコンピュータプログラムとの両方を網羅する。
さらに、コンピュータプログラム要素は、上述した方法の例示的な実施形態の手順を充足するために必要な全てのステップを提供することができる。
本発明の更なる例示的な実施形態によれば、CD−ROM等のコンピュータ可読媒体が、提示され、ここでこのコンピュータ可読媒体は、その上に格納されたコンピュータプログラム要素を有しており、コンピュータプログラム要素は、前の段落で説明している。
コンピュータプログラムは、光学記憶媒体又は他のハードウェアと共に又は一部として供給される固体媒体等の適切な媒体上に記憶され及び/又は分布されるだけでなく、インターネットや他の有線又は無線通信システム等を介して他の形態で配布してもよい。
しかしながら、コンピュータプログラムは、ワールドワイドウェブのようなネットワークを介して提供してもよく、そのようなネットワークからデータプロセッサの作業メモリ内にダウンロードしてもよい。本発明の更なる例示的な実施形態によれば、コンピュータプログラム要素をダウンロードするのを利用可能にする媒体が提供され、コンピュータプログラム要素は、本発明の前述した実施形態のいずれかによる方法を実行するように構成される。
なお、本発明の実施形態は、様々な主題を参照して説明していることに留意されたい。特に、いくつかの実施形態は、方法クレームを参照して説明しているが、他の実施形態は、装置クレームを参照して説明している。しかしながら、当業者は、特に断らない限り、1つのタイプの主題に属する特徴の任意の組合せに加えて、異なる主題に関する特徴同士の間の任意の組合せも、本願に開示されているとみなされることを上記及び以下の説明から推量するだろう。しかしながら、全ての特徴は、特徴の単純な総和よりも大きな相乗効果を提供するように組み合わせることができる。
本発明について、図面及び前述の説明において詳細に図示し且つ説明してきたが、このような図示及び説明は、例又は例示としてみなすべきであり、限定的なものとしてみなすべきではない。本発明は、開示された実施形態に限定されるものではない。開示された実施形態に対する他の変形形態は、当業者によって、図面、明細書の開示、及び従属請求項の検討から、特許請求の範囲に記載された発明を実施する際に理解され且つ達成することができる。
特許請求の範囲において、「備える、有する、含む(comprising)」という用語は、他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「1つの(a, an)」は、複数を除外するものではない。単一のプロセッサ又は他のユニットは、特許請求の範囲に記載されるいくつかのアイテムの機能を充足することができる。特定の手段が互いに異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これら手段の組合せが有利に使用できないことを示すものではない。請求項におけるいかなる参照符号も、特許請求の範囲を限定するものとして解釈すべきではない。

Claims (20)

  1. (N−k)次元投影超平面又は(N−k)次元部分空間において(N−k)次元投影画像(k=N−2,N=3又は4)を形成するコンピュータ実装型断層画像処理方法を実行するようにプログラムされた少なくとも1つのプロセッサを含むマンモグラフィ撮像システムであって、前記コンピュータ実装型断層画像処理方法は:
    i)撮像システムによって取得された個々のボクセルを含む画像要素から構成されるN次元画像断層ボリュームと、ii)該N次元画像断層ボリュームを横切り前記(N−k)次元投影超平面への少なくとも1つの空間投影方向を受信するステップと;
    受信した前記N次元画像断層ボリューム及び前記少なくとも1つの空間投影方向から前記(N−k)次元投影画像を形成するステップであって、該形成するステップは、
    前記空間投影方向に対して垂直な(N−k)次元投影超平面又は部分空間における少なくとも第1及び第2の画像要素について、w(r)=f[e(r)]に従って少なくとも第1及び第2の画像要素の重みを計算するステップであって、ここでfは前記重みを決定するための関数であり、e(r)はボクセルrについてのエッジ度合を表すエッジ尺度であり、エッジ度合の高い第1の画像要素の重みは、エッジ度合の低い第2の画像要素の重みよりも大きく、前記重みは、前記少なくとも2つの画像要素における各画像情報コンテントの重要性の尺度を与える、計算するステップと
    Figure 0006368779
    に従って、重み付けされた投影演算を前記N次元画像断層ボリュームに亘って適用するとともに前記空間投影方向に沿って適用し、ここでx及びyは前記N次元画像断層ボリュームの画像スライスの面内の座標であり、zは前記空間投影方向における前記画像スライスの面の位置を表す座標であり、Nは前記N次元画像断層ボリューム内で再構成されたスライスの数であり、w’は正規化された空間的な適合重み付け関数であり、Tは前記N次元画像断層ボリュームであり、それによって、同じx及びyを有する少なくとも第1及び第2の画像要素を前記(N−k)次元投影超平面の対応する投影画像要素に投影するステップであって、前記重みは、それぞれの要素について前記重み付けされた投影演算に適用される、投影するステップとを含形成するステップと;を含み、
    前記重み付けされた投影演算は、前記N次元画像断層ボリュームを横切る順方向投影を含む、
    マンモグラフィ撮像システム。
  2. 前記重みを計算するステップは、前記少なくとも2つの画像要素での勾配の大きさを計算する、又は前記少なくとも2つの画像要素込みの5〜10ボクセルを含むそれぞれの近傍における画像要素の勾配の大きさを計算するステップを含む、
    請求項1に記載のマンモグラフィ撮像システム。
  3. 前記勾配の大きさの測定は、エッジ尺度を確立することを含む、
    請求項2に記載のマンモグラフィ撮像システム。
  4. 前記勾配の大きさの測定は、ソーベルフィルタを適用することを含む、
    請求項3に記載のマンモグラフィ撮像システム。
  5. 前記(N−k)次元投影画像を形成するステップは、前記少なくとも2つの画像要素のそれぞれの近傍におけるコンピュータ支援設計のテンプレートマッチングを含む、
    請求項1に記載のマンモグラフィ撮像システム。
  6. 前記重みを計算するステップは、前記重み付けされた投影演算の開始前に全画像ボリュームに亘って実質的に実行される、
    請求項1に記載のマンモグラフィ撮像システム。
  7. 前記重みを計算するステップは、前記重み付けされた投影演算が前記空間投影方向に前記N次元画像断層ボリュームを横切って進む際に、実行される、
    請求項1に記載のマンモグラフィ撮像システム。
  8. 前記N次元画像断層ボリュームは、トモシンセシス・ボリュームであり、前記(N−k)次元投影画像は、合成マンモグラムである、
    請求項1に記載のマンモグラフィ撮像システム。
  9. 前記N次元画像断層ボリュームは、空間3次元及び時間1次元を含む4Dボリュームであり、前記重みを計算するステップは、時間的及び空間的な勾配成分の両方を計算するステップを含み、前記(N−k)次元投影超平面は、空間2次元の2D投影図に対応する、
    請求項1に記載のマンモグラフィ撮像システム。
  10. 処理装置によって実行されたときに、(N−k)次元投影超平面又は(N−k)次元部分空間において(N−k)次元投影画像(k=N−2,N=3又は4)を形成するコンピュータ実装型断層画像処理方法を実行するように構成された非一時的なコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータ実装型断層画像処理方法は:
    i)撮像システムによって取得された個々のボクセルを含む画像要素から構成されるN次元画像断層ボリュームと、ii)該N次元画像断層ボリュームを横切り前記(N−k)次元投影超平面への少なくとも1つの空間投影方向を受信するステップと;
    受信した前記N次元画像断層ボリューム及び前記少なくとも1つの空間投影方向から前記(N−k)次元投影画像を形成するステップであって、該形成するステップは、
    前記空間投影方向に対して垂直な(N−k)次元投影超平面又は部分空間における少なくとも第1及び第2の画像要素について、w(r)=f[e(r)]に従って少なくとも第1及び第2の画像要素の重みを計算するステップであって、ここでfは前記重みを決定するための関数であり、e(r)はボクセルrについてのエッジ度合を表すエッジ尺度であり、エッジ度合の高い第1の画像要素の重みは、エッジ度合の低い第2の画像要素の重みよりも大きく、前記重みは、少なくとも2つの画像要素における各画像情報コンテントの重要性の尺度を与える、計算するステップと
    Figure 0006368779
    に従って、重み付けされた投影演算を前記N次元画像断層ボリュームに亘って適用するとともに前記空間投影方向に沿って適用し、ここでx及びyは前記N次元画像断層ボリュームの画像スライスの面内の座標であり、zは前記空間投影方向における前記画像スライスの面の位置を表す座標であり、Nは前記N次元画像断層ボリューム内で再構成されたスライスの数であり、w’は正規化された空間的な適合重み付け関数であり、Tは前記N次元画像断層ボリュームであり、それによって、同じx及びyを有する少なくとも第1及び第2の画像要素を前記(N−k)次元投影超平面の投影画像要素のそれぞれに投影するステップであって、前記重みは、各対応する要素について前記重み付けされた投影演算に適用される、投影するステップとを含形成するステップと;を含み
    前記重み付けされた投影演算は、前記N次元画像断層ボリュームを横切る順方向投影を含む、
    非一次的なコンピュータ可読媒体。
  11. 前記重みを計算するステップは、前記少なくとも2つの画像要素での勾配の大きさを計算する、又は前記少なくとも2つの画像要素込みの5〜10ボクセルを含むそれぞれの近傍における画像要素の勾配の大きさを計算するステップを含む、
    請求項10に記載の非一次的なコンピュータ可読媒体。
  12. 前記勾配の大きさの測定は、エッジ尺度を確立することを含む、
    請求項11に記載の非一次的なコンピュータ可読媒体。
  13. 前記勾配の大きさの測定は、ソーベルフィルタを適用することを含む、
    請求項12に記載の非一次的なコンピュータ可読媒体。
  14. 前記(N―k)次元投影画像を形成するステップは、前記少なくとも2つの画像要素のそれぞれの近傍におけるコンピュータ支援設計のテンプレートマッチングを含む、
    請求項10に記載の非一次的なコンピュータ可読媒体。
  15. 前記重みを計算するステップは、前記重み付けされた投影演算の開始前に全画像ボリュームに亘って実質的に実行される、
    請求項10に記載の非一次的なコンピュータ可読媒体。
  16. 前記重みを計算するステップは、前記重み付けされた投影演算が前記空間投影方向に前記N次元画像断層ボリュームを横切って進む際に、実行される、
    請求項10に記載の非一次的なコンピュータ可読媒体。
  17. 前記N次元画像断層ボリュームは、トモシンセシス・ボリュームであり、前記(N−k)次元投影画像は、合成マンモグラムである、
    請求項10に記載の非一次的なコンピュータ可読媒体。
  18. 前記N次元画像断層ボリュームは、空間3次元及び時間1次元を含む4Dボリュームであり、前記重みを計算するステップは、時間的及び空間的な勾配成分の両方を計算するステップを含み、前記(N−k)次元投影超平面は、空間2次元の2D投影図に対応する、
    請求項10に記載の非一次的なコンピュータ可読媒体。
  19. (N−k)次元投影超平面又は(N−k)次元部分空間において(N−k)次元投影画像(k=N−2,N=3又は4)を形成するコンピュータ実装型断層画像処理方法を実行するようにプログラムされた少なくとも1つのコンピュータプロセッサを含むマンモグラフィ撮像システムであって、前記コンピュータ実装型断層画像処理方法は:
    i)撮像システムによって取得された個々のボクセルを含む画像要素から構成されるN次元画像断層ボリュームと、ii)該N次元画像断層ボリュームを横切り前記(N−k)次元投影超平面への少なくとも1つの空間投影方向を受信するステップと;
    受信した前記N次元画像断層ボリューム及び前記少なくとも1つの空間投影方向から前記(N−k)次元投影画像を形成するステップであって、該形成するステップは、
    前記空間投影方向に対して垂直な(N−k)次元投影超平面又は部分空間における少なくとも第1及び第2の画像要素について、w(r)=f[e(r)]に従って少なくとも第1及び第2の画像要素の重みを計算するステップであって、ここでfは前記重みを決定するための関数であり、e(r)はボクセルrについてのエッジ度合を表すエッジ尺度であり、エッジ度合の高い第1の画像要素の重みは、エッジ度合の低い第2の画像要素の重みよりも大きく、前記重みは、前記少なくとも2つの画像要素における各画像情報コンテントの重要性の尺度を与える、計算するステップと
    Figure 0006368779
    に従って、重み付けされた投影演算を前記N次元画像断層ボリュームに亘って適用するとともに前記空間投影方向に沿って適用し、ここでx及びyは前記N次元画像断層ボリュームの画像スライスの面内の座標であり、zは前記空間投影方向における前記画像スライスの面の位置を表す座標であり、Nは前記N次元画像断層ボリューム内で再構成されたスライスの数であり、w’は正規化された空間的な適合重み付け関数であり、Tは前記N次元画像断層ボリュームであり、それによって、同じx及びyを有する少なくとも第1及び第2の画像要素を前記(N−k)次元投影超平面の対応する投影画像要素に投影するステップであって、前記重みは、それぞれの要素について前記重み付けされた投影演算に適用される、投影するステップとを含形成するステップと;を含み、
    前記重み付けされた投影演算は、前記N次元画像断層ボリュームを横切る順方向投影を含み、
    前記重みを計算するステップは、前記少なくとも2つの画像要素での勾配の大きさを計算する、又は前記少なくとも2つの画像要素込みの5〜10ボクセルを含むそれぞれの近傍における画像要素の勾配の大きさを計算するステップを含み、
    前記勾配の大きさの測定は、前記エッジ尺度を確立することを含む、
    マンモグラフィ撮像システム。
  20. 前記N次元画像断層ボリュームは、空間3次元及び時間1次元を含む4Dボリュームであり、前記重みを計算するステップは、時間的及び空間的な勾配成分の両方を計算するステップを含み、前記(N−k)次元投影超平面は、空間2次元の2D投影図に対応する、
    請求項19に記載のマンモグラフィ撮像システム。
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