JP6368438B2 - 通信システム及びコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、通信システム及びコネクタに関する。
本願は、2015年11月26日に、日本に出願された特願2015−230873号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
大都市間を接続するコアネットワークや、地域内の拠点を接続するメトロネットワークなどでは光ファイバを用いた通信網が構築されている。このようなネットワークでは、複数の光ファイバが束ねて用いられている。また、1本の光ファイバそれぞれに波長が異なる複数の光信号を多重化する波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)伝送を行うことで、大容量の信号伝送が行われている(例えば、非特許文献1)。更なる伝送容量の増加に向けて、1つのコアを持つ光ファイバ(Single Core Fiber:SCF)に代えて、複数のコアを持つ光ファイバであるマルチコアファイバ(Multi Core Fiber:MCF)の利用が検討されている(例えば、非特許文献2、3)。
SCFを用いた波長分割多重伝送におけるリングネットワークのノードでは、光ファイバ中を多重伝送される光信号から所望の信号をAdd/Drop(挿入と分岐)するために、多重化された光信号を波長ごとに分ける必要があった。今後、SCFに代えてMCFを用いてネットワークを構成する場合、光信号は伝送するコア数分だけ倍増することとなり、波長ごとに分けられた信号数も著しく増加する。そのため、SCFを用いたネットワークにおけるADD/Dropと同様の手法を、MCFを用いたネットワークにおいて適用した場合、各ノードにおいて光信号のAdd/Dropを行うための装置が複雑になるという問題がある。また、ノードの設置や保守などに手間が掛かってしまうという問題も生じる。
松岡伸治、「経済的なコア・メトロネットワークを実現する超高速大容量光トランスポートネットワーク技術」、NTT技術ジャーナル、2011年3月、p.8−12 宮本裕、竹ノ内弘和、「毎秒ペタビット級伝送の実現を目指した高密度空間多重光通信技術」、NTT技術ジャーナル、2014年8月、p.52−56 白木和之、「光ファイバ・ケーブル技術における研究開発の動向」、NTT技術ジャーナル、2015年1月、p.59−63
前述の事情に鑑み、本発明は、マルチコアファイバに接続されたノードにおいて光信号の挿入と分岐とを容易にする通信システム及びコネクタを提供することを目的としている。
本発明の第1の実施態様における通信システムは、3つ以上のノードを備え、前記ノード間の接続のうち少なくとも一部の区間に複数のコアを備えるマルチコアファイバが用いられている通信システムであって、マルチコアファイバに接続された前記ノードは、他の前記ノードと自ノードとの間の通信経路として排他的に割り当てられた前記コアに対する信号の挿入及び分岐と、自ノードに接続されたマルチコアファイバの間において他のノード間の通信に割り当てられた前記コアにより伝送される信号の中継とのいずれか一方又は両方を行うコネクタを備え、前記コネクタにおいて信号が挿入又は分岐される前記コアの接続位置と、前記コネクタにおいて信号が中継される前記コアの接続位置との相対的な位置関係は、マルチコアファイバに接続された前記ノードのいずれにおいても同じである。
また、本発明の第2の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、すべての前記ノードは、それぞれ2つの他の前記ノードと接続されている。
また、本発明の第3の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、少なくとも1つの前記ノードは、割り当てられた前記コアを用いた通信経路をすべての他の前記ノードごとに有する。
また、本発明の第4の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、複数の前記ノードは、割り当てられた前記コアを用いた通信経路を、複数の他の前記ノードとの間に有する。
また、本発明の第5の実施態様によれば、上記第4の実施態様の通信システムにおいて、すべての前記ノードは、割り当てられた前記コアを用いた通信経路を、他の前記ノードすべてとの間に有する。
また、本発明の第6の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、前記ノードは、割り当てられた前記コアを用いた通信経路を、通信対象の他の前記ノードごとに1つ有する。
また、本発明の第7の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、前記ノードは、割り当てられた前記コアを用いた通信経路を、通信対象の他の前記ノードごとに有し、通信対象の他の前記ノードごとの通信経路は、異なる前記コアを介した通信経路である。
また、本発明の第8の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、前記ノードは、通信対象の他の前記ノードとの通信における送信と受信とに異なる通信経路を用い、送信用の前記通信経路に割り当てられる前記コアと、受信用の前記通信経路に割り当てられる前記コアとは異なる。
また、本発明の第9の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、前記ノードは、通信対象の他の前記ノードとの通信における送信と受信とに、同じ前記コアに割り当てられた通信経路を用いる。
また、本発明の第10の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、前記複数のコアは、マルチコアファイバの中心軸を中心にした円周上に配置され、前記コネクタは、基準となる位置から前記中心軸に対して前記ノードそれぞれで異なる角度だけ回転した位置でマルチコアファイバに取り付けられている。
また、本発明の第11の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、前記コネクタは、自身が備えられた自ノードに隣接する他の前記ノードとの通信を伝送する前記コアに対して信号を挿入又は分岐する接続部と、自ノードに接続されているマルチコアファイバ間において、他の前記ノード間の通信に割り当てられた前記コアにより伝送される信号を中継する信号中継部と、を備え、前記コネクタに備えられる前記信号中継部の数は、自ノードから自ノードの通信対象の他の前記ノードまでの通信経路において経由する他の前記ノードの数以上である。
また、本発明の第12の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、前記コネクタは、前記複数のコアのうち前記ノード間の通信において用いられる通信コアに対して信号の挿入及び分岐と、信号の挿入及び分岐の対象外の前記通信コアの信号を自身が備えられた自ノードに接続されているマルチコアファイバ間での中継とを行う第1のコネクタ部と、前記複数のコアのうち前記ノード間の通信以外の目的で用いられる共用コアに対して、信号の挿入、分岐又は中継を行う第2のコネクタ部と、を備える。
また、本発明の第13の実施態様によれば、上記第12の実施態様の通信システムにおいて、マルチコアファイバに接続された前記ノードは、それぞれ前記第2のコネクタ部により挿入又は分岐される信号を利用する。
また、本発明の第14の実施態様によれば、上記第12の実施態様の通信システムにおいて、マルチコアファイバに接続された前記ノードに備えられる前記第2のコネクタ部は、同一の共用コアに対して信号の挿入又は分岐を行う。
また、本発明の第15の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、前記コネクタは、前記複数のコアそれぞれに対応して設けられた細径シングルモードファイバを備え、前記細径シングルモードファイバは、信号の挿入又は分岐と、自身が備えられた自ノードに接続されたマルチコアファイバ間における信号の中継とを行う。
また、本発明の第16の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、前記コネクタは、前記複数のコアそれぞれに対応して設けられた導波路コアを含む光導波路を備え、前記導波路コアは、信号の挿入又は分岐と、自身が備えられた自ノードに接続されたマルチコアファイバ間における信号の中継とを行う。
また、本発明の第17の実施態様によれば、上記第1の実施態様の通信システムにおいて、前記コネクタは、自身が備えられた自ノードに接続されたマルチコアファイバの前記複数のコアから出力される信号それぞれを空間的に分離する第1の光学素子と、前記第1の光学素子により空間的に分離された信号の伝搬方向をコネクタ外部へ変化させることで信号の分岐を行う第2の光学素子と、コネクタ外部から入力された信号の伝搬方向を空間的に分離された信号の伝搬方向へ変化させることで信号の挿入を行う第3の光学素子と、前記第1の光学素子により空間的に分離された信号と前記第3の光学素子により伝搬方向が変化された信号とを、自身が備えられた自ノードに接続された他のマルチコアファイバの前記複数のコアにそれぞれ入力する第4の光学素子と、を備える。
また、本発明の第18の実施態様におけるコネクタは、3つ以上のノードを備え、前記ノード間の接続のうち少なくとも一部の区間に複数のコアを備えるマルチコアファイバが用いられている通信システムにおいて、マルチコアファイバに接続された前記ノードで用いられるコネクタであって、自身が備えられる自ノードと他の前記ノードとの間の通信経路として排他的に割り当てられた前記コアに対する信号の挿入及び分岐を行い、コネクタにおいて信号が挿入される前記コアの接続位置と、コネクタにおいて信号が分岐される前記コアの接続位置との相対的な位置関係は、マルチコアファイバに接続された前記ノードで用いられるコネクタのいずれにおいても同じである。
また、本発明の第19の実施態様によれば、上記第18の実施態様のコネクタにおいて、前記自ノードに接続されたマルチコアファイバの間において他の前記ノード間の通信に割り当てられた前記コアにより伝送される信号を中継し、コネクタにおいて信号が挿入される前記コアの接続位置と、コネクタにおいて信号が分岐される前記コアの接続位置と、コネクタにおいて信号が中継される前記コアの接続位置との相対的な位置関係は、マルチコアファイバに接続された前記ノードで用いられるコネクタのいずれにおいても同じである。
本発明によれば、マルチコアファイバに接続されたノードにおいて光信号の挿入と分岐を容易にすることが可能となる。
本発明に関する通信システムの第1の構成例を示す図である。 通信システムに用いられるコネクタの第1の構成例を示す図である。 通信システムに用いられるコネクタの第1の構成例を示す図である。 通信システムに用いられるコネクタの第2の構成例を示す図である。 通信システムに用いられるコネクタの第2の構成例を示す図である。 通信システムに用いられるコネクタの第3の構成例を示す図である。 通信システムに用いられるコネクタの第3の構成例を示す図である。 通信システムでWDM伝送を行う場合における、Add/Dropノードの構成例を示す図である。 本発明に関する通信システムの第2の構成例を示す図である。 本発明に関する通信システムの第3の構成例を示す図である。 本発明に関する通信システムの第4の構成例を示す図である。 図1に示した通信システムにおいて、Add/Dropノード間の接続の一部に複数のSCFを用いる第1の構成例を示す図である。 図1に示した通信システムにおいて、Add/Dropノード間の接続に複数のSCFを用いる第2の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるコネクタの構成を示す第1の図である。 第1の実施形態におけるコネクタの構成を示す第2の図である。 本発明の第2の実施形態におけるコネクタの構成を示す第1の図である。 第2の実施形態におけるコネクタの構成を示す第2の図である。 本発明の第3の実施形態におけるコネクタの構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態におけるコネクタの構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態における通信システムの物理トポロジを示す図である。 第5の実施形態における各Add/DropノードのコネクタとMCFとの接続を示す図である。 本発明の第6の実施形態における各Add/DropノードのコネクタとMCFとの接続を示す図である。 本発明の第7の実施形態における各Add/DropノードのコネクタとMCFとの接続を示す図である。 本発明の第8の実施形態における各Add/DropノードのコネクタとMCFとの接続を示す図である。 本発明に関するマルチコアファイバにおいて共用のコアを設ける一例を示す図である。 共用コアに対する光信号のAdd/Dropの概念を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における通信システム及びコネクタを説明する。なお、以下の実施形態では、同一の符号を付した構成要素は同様の動作を行うものとして、重複する説明を適宜省略する。
まず、本発明の実施形態におけるコネクタが適用可能な通信システムであって、マルチコアファイバ(MCF)を用いた通信システムの例について説明する。図1は、本発明に関するMCFを用いた通信システム100の構成例を示す図である。通信システム100は、送受信ノード110と、n台(nは1以上の整数)のAdd/Dropノード120と、を備える。図1には、n=3の場合における通信システム100の構成例が示されている。以下の説明では、n台のAdd/Dropノード120をそれぞれ、Add/Dropノード120−1〜120−nと記載する。また、送受信ノード110とAdd/Dropノード120とを総称して「ノード」と記載する。以下の説明では、光信号を用いて通信を行う送信装置や受信装置、送受信装置などと、ノードとを個別の構成として記載する。しかし、送信装置や受信装置、送受信装置などをノードが含む構成であってもよい。
ノード間は、MCF(マルチコアファイバ)200−1〜200−4で接続されている。通信システム100は、MCF200−1〜200−4でノード間を接続した片系片方向のリング構成の物理トポロジを有している。送受信ノード110とAdd/Dropノード120−1とは、MCF200−1で接続されている。Add/Dropノード120−1とAdd/Dropノード120−2とは、MCF200−2で接続されている。Add/Dropノード120−2とAdd/Dropノード120−3とは、MCF200−3で接続されている。Add/Dropノード120−3と送受信ノード110とは、MCF200−4で接続されている。通信システム100におけるMCF200−1〜200−4は、3つのコア201、202、203を備えている。
通信システム100の構成についての説明を一般化すると、Add/Dropノード120−i(1≦i≦n−1)は、Add/Dropノード120−(i+1)とMCF200−(i+1)を介して接続されている。MCF200−1は、送受信ノード110とAdd/Dropノード120−1とを接続する。MCF200−(n+1)は、Add/Dropノード120−nと送受信ノード110とを接続する。
通信システム100の各ノードは、ノード間での通信を行う送信装置(Tx)及び受信装置(Rx)を備える。送受信ノード110に対して、送信装置111−1〜111−3と受信装置112−1〜112−3とが備えられている。Add/Dropノード120−1に対して、送信装置121−1と受信装置122−1とが備えられている。Add/Dropノード120−2に対して、送信装置121−2と受信装置122−2とが備えられている。Add/Dropノード120−3に対して、送信装置121−3と受信装置122−3とが備えられている。送信装置111−1〜111−3は、それぞれAdd/Dropノード120−1〜120−3へ送信する光信号を生成する。受信装置112−1〜112−3は、Add/Dropノード120−1〜120−3から送信される光信号を受信し、光信号に含まれる情報を取得する。送信装置121−1〜121−3は、それぞれ送受信ノード110へ送信する光信号を生成する。受信装置122−1〜122−3は、送受信ノード110から送信される光信号を受信し、光信号に含まれる情報を取得する。
送信装置111−1〜111−3は、それぞれAdd/Dropノード120−1〜120−3への光信号を生成する。送信装置111−1〜111−3により生成された3つの光信号は、それぞれMCF200−1のコア201−1〜203−1に挿入される。受信装置112−1〜112−3は、それぞれAdd/Dropノード120−1、120−2、120−3から受信装置が備えられたノードに送信された光信号を受信する。受信装置112−1〜112−3は、それぞれMCF200−4のコア201−4〜203−4を介してAdd/Dropノード120−1〜120−3からの光信号を受信する。送受信ノード110における、MCF200への光信号の挿入とMCF200からの光信号の分岐とには、ファンイン・デバイス又はファンアウト・デバイスが用いられる。
なお、ファンイン・デバイスは、マルチコアファイバ中のコアそれぞれに対して接続され、コアごとに光信号を挿入するデバイスである。ファンアウト・デバイスは、マルチコアファイバ中の各コアに対して接続され、各コア内を伝搬する光それぞれを分岐するデバイスである。両者のデバイスの違いは、光の伝搬方向が異なるだけであることから、ファンイン・デバイス又はファンアウト・デバイスのどちらか1つのデバイスを用いてマルチコアファイバとの光の入出力を実施してもよい。また、1つのデバイスでマルチコアファイバへの光の挿入及びマルチコアファイバからの光の分岐を同時に行ってもよい。
各Add/Dropノード120−1〜120−3には、それぞれコネクタ150−1〜150−3が備えられている。Add/Dropノード120−i(i=1,2,3)におけるコネクタ150−iは、MCF200−iとMCF200−(i+1)とに接続される。コネクタ150−iは、送受信ノード110で挿入された光信号のうち自ノードへの光信号をMCF200−iから分岐する。また、コネクタ150−iは、送受信ノード110への光信号をMCF200−(i+1)のコアへ挿入する。
Add/Dropノード120−1において、コネクタ150−1は、MCF200−1のコア201−1から自ノードへの光信号を分岐する。コネクタ150−1は、分岐した光信号を受信装置122−1へ接続する。また、コネクタ150−1は、送信装置121−1により生成された光信号を、MCF200−2のコア201−2へ挿入する。コア201−2へ挿入される光信号は、Add/Dropノード120−1から送受信ノード110へ伝送される光信号である。
コネクタ150−1は、MCF200−1のコアのうちコア202−1、203−1と、MCF200−2のコアのうちコア202−2、203−2とをそれぞれ接続する。コネクタ150−1は、MCF200−1とMCF200−2との間において光信号を中継する。コネクタ150−1は、光信号をAdd/Dropするコア201−1、201−2以外のコアで伝送される光信号を中継する。
Add/Dropノード120−2において、コネクタ150−2は、MCF200−2のコア202−2から自ノードへの光信号を分岐する。コネクタ150−2は、分岐した光信号を受信装置122−2へ接続する。また、コネクタ150−2は、送信装置121−2により生成された光信号を、MCF200−3のコア202−3へ挿入する。コア202−3へ挿入される光信号は、Add/Dropノード120−2から送受信ノード110へ伝送される光信号である。
コネクタ150−2は、MCF200−2のコアのうちコア201−2、203−2と、MCF200−3のコアのうちコア201−3、203−3とをそれぞれ接続する。コネクタ150−2は、MCF200−2とMCF200−3との間において光信号を中継する。コネクタ150−2は、光信号をAdd/Dropするコア201−2、201−3以外のコアで伝送される光信号を中継する。
Add/Dropノード120−3において、コネクタ150−3は、MCF200−3のコア203−3から自ノードへの光信号を分岐する。コネクタ150−3は、分岐した光信号を受信装置122−3へ接続する。また、コネクタ150−3は、送信装置121−3により生成された光信号をMCF200−4のコア203−4へ挿入する。コア203−4へ挿入される光信号は、Add/Dropノード120−3から送受信ノード110へ伝送される光信号である。
コネクタ150−3は、MCF200−3のコアのうちコア201−3、202−3と、MCF200−4のコアのうちコア201−4、202−4とをそれぞれ接続する。コネクタ150−3は、MCF200−3とMCF200−4との間において光信号を中継する。コネクタ150−3は、光信号をAdd/Dropするコア203−3、203−4以外のコアで伝送される光信号を中継する。
図2A及び図2Bは、通信システム100に用いられるコネクタ150の第1の構成例を示す図である。コネクタ150は、複数の細径シングルモードファイバ(SMF)と複数のSMFとを含むファンイン・ファンアウト部を備える。図2Aに示すように、コネクタ150は、接続対象のMCF200のコアそれぞれに対して細径SMFを備える。複数の細径SMFそれぞれの一端は、MCF200のコアに対向する位置に設けられている。また、複数の細径SMFの他端がSMFの一端に対向する位置に設けられている。細径SMFそれぞれは、MCF200のコアとSMFとを接続している。コネクタ150は、MCF200の各コアで伝送される光信号を、細径SMFとSMFとを介して分岐することができる。また、SMFへ光信号を入力することで、MCF200の各コアへ光信号を入力することができる。
図2Bに示されるコネクタ150−iは、MCF200−iとMCF200−(i+1)とを接続する。Add/Dropの対象となる光信号を伝送するコアに対応するSMFの他端が、コネクタ150−iの側面に引き出されている。コネクタ150−iの側面に引き出されているSMFの他端において、光信号の挿入と分岐(Add/Drop)を行うことができる。
MCF200−iのコアのうちAdd/Dropの対象でない光信号を伝送するコアに対するSMFの他端と、MCF200−(i+1)のコアのうちAdd/Dropの対象でない光信号を伝送するコアに対するSMFの他端とは、対向する位置に設けられている。コネクタ150−iにおいて、Add/Dropの対象でない光信号は、細径SMF及びSMFを介して、MCF200−iからMCF200−(i+1)へと中継される。
図3A及び図3Bは、通信システム100に用いられるコネクタ150の第2の構成例を示す図である。図3A及び図3Bには、図2A及び図2Bに示したコネクタ150の構成例と異なる構成例が示されている。図3A及び図3Bに示されるコネクタ150は、ガラス基板上に形成された複数の導波路コアを含む光導波路をファンイン・ファンアウト部として備える。図3Aに示されるように、コネクタ150では、複数の導波路コアが、接続対象のMCF200のコアそれぞれに対向する位置に設けられている。MCF200の各コアで伝送される光信号は、導波路コアを介して分離される。また、導波路コアへ光信号を挿入することにより、MCF200の各コアへ光信号を入力することができる。
図3Bに示されるコネクタ150−iでは、コネクタ150−iにより接続されるMCF200−i及びMCF200−(i+1)のコアのうちAdd/Dropの対象となる光信号を伝送するコアに対応する導波路コアの一端は、MCFのコアに対向する位置に設けられている。導波路コアの他端は、コネクタ150−iの側面に設けられている。コネクタ150−iの側面に位置する導波路コアの他端において、光信号の挿入と分岐を行うことができる。
MCF200−iのコアのうちAdd/Dropの対象でない光信号を伝送するコアに対する導波路コアの一端はMCFのコアに対向する位置に設けられる。導波路コアの他端は、MCF200−(i+1)のコアのうちAdd/Dropの対象でない光信号を伝送するコアに対向する位置に設けられる。MCF200−i及びMCF200−(i+1)においてAdd/Dropの対象でない光信号を伝送するコアは、導波路コアを介して、一対一に接続される。コネクタ150−iにおいて、Add/Dropの対象でない光信号は、導波路コアを介して、MCF200−iのコアからMCF200−(i+1)のコアへと中継される。
なお、導波路コアは、基板平面の二次元空間に形成されるだけでなく、参考文献1に記載されているように三次元空間に形成されてもよい。
[参考文献1]R. R. Thomson, et al, "Ultrafast-laser inscription of a three dimensional fan-out device for multicore fiber coupling applications", Optics Express, OSA Publishing, 2007, Vol.15, Issue 18, p.11691-11697
図4A及び図4Bは、通信システム100に用いられるコネクタ150の第3の構成例を示す図である。図4A及び図4Bには、図2A、図2B、図3A及び図3Bに示したコネクタ150の構成例と異なる構成例が示されている。図4A及び図4Bに示されるコネクタ150は、MCF200の各コアで伝送される光信号を一旦自由空間に出力させ、自由空間において各コアの光信号を光学系で分離する。例えば図4Aに示されるように、コネクタ150は2つのレンズで構成されるファンイン・ファンアウト部を備える。MCF200の各コアで伝送される光信号は、自由空間へ出力され、2つのレンズで屈折されることで分離される。光信号のAdd/Dropは、光学系を用いて行われる。自由空間を介した2つのMCF200の接続は、例えば参考文献2に記載されている。
[参考文献2]W. Klaus, et al, "Free-Space Coupling Optics for Multicore Fibers", Photonics Technology Letters, IEEE, 2012 September, Volume 24, Issue 21, p.1902-1905
図4Bは、コネクタ150−iの構成例を示す図である。図4Bに示されるコネクタ150−iでは、2つのレンズを組み合わせた光学系(コリメーター)によりMCF200−iの各コアから出射される光信号をコリメートしている。また、コリメートされた光信号それぞれは、MCF200−(i+1)の各コアに入力される。Add/Dropの対象となる光信号の光線経路には、光線経路をコネクタ150−iの側面方向に変更する鏡が配置されている。光学系により平行光線にされた光信号のうち分離対象の光信号を鏡で反射させてコネクタ150−iの外部へ分岐させることにより、分離対象の光信号を得ることができる。また、コネクタ150−iの外部から入力される光信号を鏡に当てることにより、鏡で反射される光信号がコリメートされた光信号と共に2つのレンズを組み合わせた光学系に入射する。光学系に入射した光信号がMCF200−(i+1)のコアに接続されることで、Add対象の光信号をコアへ挿入することができる。
Add/Dropの対象でない光信号は、光学系で分離された後に、Addされた光信号と共に束ねられてMCF200−(i+1)のコアそれぞれに入力される。コネクタ150−iにおいて、Add/Dropの対象でない光信号は、自由空間を介して、MCF200−iからMCF200−(i+1)へと中継される。なお、図面ではファイバ出射光のコリメートにレンズ2枚を使い、自由空間中における光の伝搬方向変更に鏡を使っているが、同様の機能を持つ光学機器を用いてもよい。
図2A、図2B、図3A、図3B、図4A及び図4Bにおいてコネクタ150の構成例を示したが、コネクタ150は、説明した媒質及び方法以外のものを用いて実現してもよい。例えば、シリコン上に光導波路を持たせた平面光回路(Planar Lightwave Circuit:PLC)をコネクタとして用いてもよい。
通信システム100では、送受信ノード110の送信装置111−1で生成された光信号は、MCF200−1のコア201−1と、コネクタ150−1とを介してAdd/Dropノード120−1の受信装置122−1で受信される。送信装置111−2で生成された光信号は、MCF200−1のコア202−1と、コネクタ150−1と、MCF200−2のコア202−2と、コネクタ150−2とを介してAdd/Dropノード120−2の受信装置122−2で受信される。送信装置111−3で生成された光信号は、MCF200−1のコア203−1と、コネクタ150−1と、MCF200−2のコア203−2と、コネクタ150−2と、MCF200−3のコア203−3と、コネクタ150−3とを介してAdd/Dropノード120−3の受信装置122−3で受信される。
また、Add/Dropノード120−1の送信装置121−1で生成された光信号は、コネクタ150−1と、MCF200−2のコア201−2と、コネクタ150−2と、MCF200−3のコア201−3と、コネクタ150−3と、MCF200−4のコア201−4とを介して送受信ノード110の受信装置112−1で受信される。Add/Dropノード120−2の送信装置121−2で生成された光信号は、コネクタ150−2と、MCF200−3のコア202−3と、コネクタ150−3と、MCF200−4のコア202−4とを介して送受信ノード110の受信装置112−2で受信される。Add/Dropノード120−3の送信装置121−3で生成された光信号は、コネクタ150−3と、MCF200−4のコア203−4を介して送受信ノード110の受信装置112−3で受信される。
通信システム100において、送受信ノード110は、Add/Dropノード120−1〜120−3それぞれとの送受信の通信経路を有している。通信システム100は、送受信ノード110を中心としたスター型の論理トポロジを有する。
例えば図2A、図2B、図3A、図3B、図4A及び図4Bに示したいずれかのコネクタ150を用いて、各ノードでMCF200を接続することにより、MCF200に含まれる複数のコアのうち所定のコアに対して光信号のAdd/Dropを行うことができる。通信システム100において、MCF200−iとMCF200−(i+1)とをコネクタ150−iを介して接続することにより、Add/Dropノード120−i宛の光信号の分岐と、送受信ノード110宛の光信号の挿入とを容易に行うことができる。光信号のAdd/Dropにおいては、多重化された波長の異なる光信号を波長ごとに分ける処理などが不要となるため、各Add/Dropノード120における装置の設置や保守の手間を削減できる。
なお、MCF200が3つのコアを備える場合について説明したが、MCF200が4つ以上のコアを備えてもよい。MCF200が4つ以上のコアを備える場合、Add/Dropノード120において2つ以上のコアに対して光信号をAdd/Dropしてもよい。
また、MCF200の各コアにおいてWDM伝送を行ってもよい。WDM伝送を行う場合、Add/Dropノード120において、各波長の光信号の分波と合波とが必要になる。図5は、通信システム100でWDM伝送を行う場合における、Add/Dropノード120−1の構成例を示す図である。Add/Dropノード120−1は、コネクタ150−1と、分波器124−1と、合波器123−1と、複数の受信装置122−1と、複数の送信装置121−1とを備える。
コネクタ150−1においてMCF200−1のコア201−1から分岐された光信号は、分波器124−1に入力される。分波器124−1は、入力された光信号を波長ごとに分波する。分波して得られた各光信号は、それぞれ受信装置122−1で受信される。複数の送信装置121−1で生成されたそれぞれ波長の異なる光信号は、合波器123−1に入力される。合波器123−1は、入力された各光信号を合波し、合波して得られた光信号をコネクタ150−1へ出力する。コネクタ150−1は、合波器123−1から入力された光信号を、MCF200−2のコア201−2へ接続することで、送受信ノード110への光信号をMCF200−2へ挿入する。
なお、WDM伝送を行う場合においても、Add/Dropの対象でないMCF200−1のコア202−1、203−1の光信号は、MCF200−2のコア202−2、203−2へ中継される。そのため、中継される光信号に対しては、各Add/Dropノードにて波長単位の合分波を行わなくてもよい。WDM伝送を行う場合には他のAdd/Dropノード120においても、Add/Dropノード120−1と同様の構成を備える。
図1に示した通信システム100と異なる構成の通信システムについて説明する。図6は、本発明に関するMCFを用いた通信システム100Aの構成例を示す図である。通信システム100Aは、送受信ノード110a、110bと、n台のAdd/Dropノード120と、を備える。図6には、n=3の場合における通信システム100Aの構成例が示されている。通信システム100Aは、両系片方向のリング構成の物理トポロジを有している点が、通信システム100と異なる。
ノード間は、MCF210−1〜210−4で接続されている。送受信ノード110aとAdd/Dropノード120−1とは、MCF210−1で接続されている。Add/Dropノード120−1とAdd/Dropノード120−2とは、MCF210−2で接続されている。Add/Dropノード120−2とAdd/Dropノード120−3とは、MCF210−3で接続されている。Add/Dropノード120−3と送受信ノード110bとは、MCF210−4で接続されている。通信システム100AにおけるMCF210−1〜210−4は、6つのコア211〜216を備えている。
通信システム100Aの構成についての説明を一般化すると、Add/Dropノード120−i(1≦i≦n−1)は、Add/Dropノード120−(i+1)とMCF210−(i+1)を介して接続されている。MCF210−1は、送受信ノード110aとAdd/Dropノード120−1とを接続する。MCF210−(n+1)は、Add/Dropノード120−nと送受信ノード110bとを接続する。
通信システム100Aの各ノードは、ノード間での通信を行う送信装置(Tx)及び受信装置(Rx)と、送受信装置(Tx/Rx)とのいずれかを備える。送受信ノード110aに対して、送信装置111−1〜111−3と受信装置112−1〜112−3とが備えられている。Add/Dropノード120−1に対して、送受信装置125−1、126−1が備えられている。Add/Dropノード120−2に対して、送受信装置125−2、126−2が備えられている。Add/Dropノード120−3に対して、送受信装置125−3、126−3が備えられている。送受信ノード110bに対して、送信装置111−4〜111−6と受信装置112−4〜112−6とが備えられている。なお、図6に示す通信システム100Aの構成例では、送受信ノード110a、110bに送信装置111及び受信装置112が備えられ、Add/Dropノード120−1〜120−3に送受信装置125、126が備えられた構成を説明する。しかし、送受信装置125、126は、その内部に送信装置と受信装置との両者の機能を内包したものであり、送信装置と受信装置とを組み合わせたものと送受信装置とには大きな差分はない。送受信ノード110a、110bとAdd/Dropノード120−1〜120−3とにおいて、送信装置及び受信装置と、送受信装置とのいずれが備えられていてもよい。
送信装置111−1〜111−3は、それぞれAdd/Dropノード120−1〜120−3へ送信する光信号を生成する。送信装置111−1〜111−3により生成された光信号は、それぞれMCF210−1のコア211−1、213−1、215−1に挿入される。受信装置112−1〜112−3は、それぞれAdd/Dropノード120−1〜120−3から送受信ノード110a宛に送信された光信号を受信する。受信装置112−1〜112−3は、それぞれMCF210−1のコア212−1、214−1、216−1から光信号を受信する。
送信装置111−4〜111−6は、それぞれAdd/Dropノード120−1〜120−3へ送信する光信号を生成する。送信装置111−4〜111−6により生成された光信号は、それぞれMCF210−4のコア211−4、213−4、215−4に挿入される。受信装置112−4〜112−6は、それぞれAdd/Dropノード120−1〜120−3から送受信ノード110b宛に送信された光信号を受信する。受信装置112−4〜112−6は、それぞれMCF210−4のコア212−4、214−4、216−4から光信号を受信する。送受信ノード110a、110bにおける、MCF200への光信号の挿入とMCF200からの光信号の分岐とには、ファンイン・デバイス又はファンアウト・デバイスが用いられる。
各Add/Dropノード120−i(i=1,2,3)には、それぞれコネクタ160−iが備えられている。コネクタ160−iは、MCF210−iとMCF210−(i+1)とに接続される。コネクタ160−iは、送受信ノード110a、110bで挿入された光信号のうち自ノードへの光信号をMCF210−i及びMCF210−(i+1)から分岐する。コネクタ160−iは、送受信ノード110a宛の光信号をMCF210−iのコアへ挿入する。コネクタ160−iは、送受信ノード110b宛の光信号をMCF210−(i+1)のコアへ挿入する。
Add/Dropノード120−1において、コネクタ160−1は、MCF210−1のコア211−1から自ノードへの光信号を分岐する。コネクタ160−1は、分岐した光信号を送受信装置125−1へ接続する。また、コネクタ160−1は、送受信装置125−1により生成された光信号をMCF210−1のコア212−1へ挿入する。コア212−1へ挿入される光信号は、自ノードから送受信ノード110aへ伝送される光信号である。
更に、コネクタ160−1は、MCF210−2のコア211−2から自ノードへの光信号を分岐する。コネクタ160−1は、分岐した光信号を送受信装置126−1へ接続する。また、コネクタ160−1は、送受信装置126−1により生成された光信号をMCF210−2のコア212−2へ挿入する。コア212−2へ挿入される光信号は、自ノードから送受信ノード110bへ伝送される光信号である。
コネクタ160−1は、MCF210−1のコアのうちコア213−1〜216−1と、MCF210−2のコアのうち213−2〜216−2とをそれぞれ接続する。コネクタ160−1は、MCF210−1とMCF210−2との間において光信号を中継する。コネクタ160−1は、光信号をAdd/Dropするコア211−1、212−1、211−2、212−2以外のコアで伝送される光信号を中継する。
Add/Dropノード120−2において、コネクタ160−2は、MCF210−2のコア213−2から自ノードへの光信号を分岐する。コネクタ160−2は、分岐した光信号を送受信装置125−2へ接続する。また、コネクタ160−2は、送受信装置125−2により生成された光信号をMCF210−2のコア214−2へ挿入する。コア214−2へ挿入される光信号は、自ノードから送受信ノード110aへ伝送される光信号である。
更に、コネクタ160−2は、MCF210−3のコア213−3から自ノードへの光信号を分岐する。コネクタ160−2は、分岐した光信号を送受信装置126−2へ接続する。また、コネクタ160−2は、送受信装置126−2により生成された光信号をMCF210−3のコア214−3へ挿入する。コア214−3へ挿入される光信号は、自ノードから送受信ノード110bへ伝送される光信号である。
コネクタ160−2は、MCF210−2のコアのうちコア211−2、212−2、215−2、216−2と、MCF210−3のコアのうちコア211−3、212−3、215−3、216−3とをそれぞれ接続する。コネクタ160−2は、MCF210−2とMCF210−3との間において光信号を中継する。コネクタ160−2は、光信号をAdd/Dropするコア213−2、214−2、213−3、214−3以外のコアで伝送される光信号を中継する。
Add/Dropノード120−3において、コネクタ160−3は、MCF210−3のコア215−3から自ノードへの光信号を分岐する。コネクタ160−3は、分岐した光信号を送受信装置126−3へ接続する。また、コネクタ160−3は、送受信装置126−3により生成された光信号をMCF210−3のコア216−3へ挿入する。コア216−3へ挿入される光信号は、自ノードから送受信ノード110aへ伝送される光信号である。
更に、コネクタ160−3は、MCF210−4のコア215−4から自ノードへの光信号を分岐する。コネクタ160−4は、分岐した光信号を送受信装置125−3へ接続する。また、コネクタ160−3は、送受信装置125−3により生成された光信号をMCF210−4のコア216−3へ挿入する。コア216−4へ挿入される光信号は、自ノードから送受信ノード110bへ伝送される光信号である。
コネクタ160−3は、MCF210−3のコアのうちコア211−3〜214−3と、MCF210−4のコアのうちコア211−4〜214−4とをそれぞれ接続する。コネクタ160−3は、MCF210−3とMCF210−4との間において光信号を中継する。コネクタ160−3は、光信号をAdd/Dropするコア215−3、216−3、215−4、216−4以外のコアで伝送される光信号を中継する。
通信システム100Aにおけるコネクタ160−1〜160−3は、図2A、図2B、図3A、図3B、図4A及び図4Bにおいて示したように細径ファイバや光導波路、光学系などを用いることにより、通信システム100におけるコネクタ150−1〜150−3と同様に構成することができる。
通信システム100Aでは、送受信ノード110a、110bとAdd/Dropノード120−1〜120−3それぞれとの間に送信用の通信経路と受信用の通信経路が形成される。送受信ノード110a、110bは、Add/Dropノード120−1〜120−3と個別に通信することができる。このように、通信システム100Aは、送受信ノード110a、110bそれぞれをルートノードとするツリー型の論理トポロジを有している。
Add/Dropノード120−1〜120−3は、2つの送受信ノード110a、110bとの通信経路のうちいずれか一方を現用系(0系)として利用し、他方を予備系(1系)として利用してもよい。また、Add/Dropノード120−1〜120−3は、伝送経路の短い通信経路を0系として利用し、伝送経路の長い通信経路を1系として利用してもよい。Add/Dropノード120−1〜120−3では、光信号のAdd/Dropにおいて、多重化された波長の異なる光信号を波長ごとに分ける処理などが不要となるので装置の設置や保守の手間を削減できる。
なお、各MCF210が6つのコア211〜216を備える場合について説明したが、MCF210が7つ以上のコアを備えてもよい。MCF210が7つ以上のコアを備える場合、Add/Dropノード120において2つ以上のコアに対して光信号をAdd/Dropしてもよい。
また、MCF210の各コアにおいてWDM伝送を行ってもよい。WDM伝送を行う場合、図5に示したように、各Add/Dropノード120にはAdd/Dropする光信号に対する分波器又は合波器が備えられる。
また、送受信ノード110aと送受信ノード110bとの間を、MCF210又は7つ以上のコアを備えるMCFを用いて接続してもよい。通信システム100Aにおいて、送受信ノード110a、110bとAdd/Dropノード120−1〜120−3との役割が変わった場合に、送受信ノード110a、110bにコネクタを取り付け、各Add/Dropノード120−1〜120−3のコネクタ150を他のコネクタ付け替えることで、論理トポロジを容易に変更することができる。これにより、ネットワーク構成の変更に対し柔軟に対応することができる。
図1及び図6に示した通信システムと異なる構成の通信システムについて説明する。図7は、本発明に関するMCFを用いた通信システム100Dの構成例を示す図である。通信システム100Dは、送受信ノード110a、110bと、n台のAdd/Dropノード120と、を備える。図7には、n=3の場合における通信システム100Dの構成例が示されている。通信システム100Dにおいて、ノード間におけるMCF200−1〜200−4の接続は、通信システム100AにおけるMCF210−1〜210−4の接続と同様である。通信システム100Dでは、送受信ノード110a、110bから各Add/Dropノード120への通信と、各Add/Dropノード120から送受信ノード110a、110bへの通信とが同一のコアを用いて行われる。通信システム100Dは、両系双方向のリング構成の物理トポロジを有する。
通信システム100Dの各ノードは、ノード間での通信を行う送受信装置(Tx/Rx)を備える。送受信ノード110aには、送受信装置113−1〜113−3が備えられている。送受信ノード110bには、送受信装置113−4〜113−6が備えられている。Add/Dropノード120−1〜120−3には、送受信装置125−1〜125−3、126−1〜126−3がそれぞれ備えられている。送受信装置113−1〜113−6は、それぞれAdd/Dropノード120−1〜120−3へ送信する光信号を生成する。送受信装置125−1〜125−3は、送受信ノード110aへ送信する光信号を生成する。送受信装置126−1〜126−3は、送受信ノード110bへ送信する光信号を生成する。また、送受信装置113−1〜113−6は、Add/Dropノード120−1〜120−3それぞれから送信される光信号を受信し、光信号に含まれる情報を取得する。送受信装置125−1〜125−3は、送受信ノード110aから送信されられる光信号を受信し、光信号に含まれる情報を取得する。送受信装置126−1〜126−3は、送受信ノード110bから送信される光信号を受信し、光信号に含まれる情報を取得する。
送受信ノード110aにおいて、送受信装置113−1〜113−3は、それぞれAdd/Dropノード120−1〜120−3へ送信する光信号を生成する。送受信装置113−1〜113−3により生成された3つの光信号は、それぞれMCF200−1のコア201−1〜203−1に挿入される。また、送受信装置113−1〜113−3は、それぞれMCF200−1のコア201−1〜203−1を介してAdd/Dropノード120−1〜120−3からの光信号を受信する。MCF200−1への光信号の挿入とMCF200−1からの光信号の分岐とには、ファンイン/ファンアウト・デバイスが用いられる。
送受信ノード110bにおいて、送受信装置113−4〜113−6は、それぞれAdd/Dropノード120−1〜120−3へ送信する光信号を生成する。送受信装置113−4〜113−6により生成された3つの光信号は、それぞれMCF200−4のコア201−4〜203−4に挿入される。また、送受信装置113−4〜113−6は、それぞれMCF200−4のコア201−4〜203−4を介してAdd/Dropノード120−1〜120−3からの光信号を受信する。MCF200−4への光信号の挿入とMCF200−4からの光信号の分岐とには、送受信ノード110aと同様に、ファンイン/ファンアウト・デバイスが用いられる。
Add/Dropノード120−i(i=1,2,3)それぞれには、コネクタ185−iが備えられている。コネクタ185−iは、MCF200−iとMCF200−(i+1)とに接続される。コネクタ185−iは、MCF200−iのコア20i−iから光信号を分岐し、分岐した光信号を送受信装置125−iへ接続する。コネクタ185−iは、送受信装置125−iにより生成された光信号をMCF200−iのコア20i−iへ挿入する。送受信装置125−iにより生成された光信号は、Add/Dropノード120−iから送受信ノード110aへ伝送される光信号である。
また、コネクタ185−iは、MCF200−(i+1)のコア20i−(i+1)から光信号を分岐し、分岐した光信号を送受信装置126−iへ接続する。コネクタ185−iは、送受信装置126−iにより生成された光信号をMCF200−(i+1)のコア20i−(i+1)へ挿入する。送受信装置126−iにより生成された光信号は、Add/Dropノード120−iから送受信ノード110bへ伝送される光信号である。
また、コネクタ185−iは、MCF200−iのコアとMCF200−(i+1)のコアとのうち、Add/Dropの対象となるコア以外のコア20i−iとコア20i−(i+1)とを接続して光信号を中継する。
送受信ノード110aとAdd/Dropノード120−1とは、コア201−1により形成される通信経路を用いた双方向の通信を行う。送受信ノード110aとAdd/Dropノード120−2とは、コア202−1、202−2により形成される通信経路を用いた双方向の通信を行う。送受信ノード110aとAdd/Dropノード120−3とは、コア203−1、203−2、203−3により形成される通信経路を用いた双方向の通信を行う。
送受信ノード110bとAdd/Dropノード120−1とは、コア201−4、201−3、201−2により形成される通信経路を用いた双方向通信を行う。送受信ノード110bとAdd/Dropノード120−2とは、コア202−4、202−3により形成される通信経路を用いた双方向通信を行う。送受信ノード110bとAdd/Dropノード120−3とは、コア203−4により形成される通信経路を用いた双方向通信を行う。
このように、通信システム100Dは、送受信ノード110a、110bそれぞれをルートノードとしてAdd/Dropノード120−1〜120−3それぞれと通信可能なツリー型の論理トポロジを有する。通信システム100Dでは、Add/Dropノード120−1〜120−3は、それぞれ送受信ノード110a、110bと通信を行うことができる。Add/Dropノード120−1〜120−3は、2つの送受信ノード110a、110bとの通信経路のうちいずれか一方を現用系(0系)として利用し、他方を予備系(1系)として利用してもよい。また、Add/Dropノード120−1〜120−3は、伝送距離の短い通信経路を0系として利用し、伝送距離の長い通信経路を1系として利用してもよい。
なお、通信システム100Dにおいて、送受信ノード110aと送受信ノード110bとの間をMCF200や、4つ以上のコアを備えるMCFを用いて接続してもよい。通信システム100Dにおいて、送受信ノード110a、110bとAdd/Dropノード120−1〜120−3との役割が変わった場合に、送受信ノード110a、110bにコネクタを取り付け、各Add/Dropノード120−1〜120−3のコネクタ185を他のコネクタ付け替えることで、論理トポロジを容易に変更することができる。これにより、ネットワーク構成の変更に対し柔軟に対応することができる。
図1、図6及び図7に示した通信システムと異なる構成の通信システムについて説明する。図8は、本発明に関するMCFを用いた通信システム100Eの構成例を示す図である。通信システム100Eは、リング構成の物理トポロジを有し、完全メッシュ型の論理トポロジを有する。通信システム100Eは、n台のAdd/Dropノード120を有する。図8には、n=4の場合における通信システム100Eの構成が示されている。
ノード間は、MCF200−1〜200−4で接続されている。Add/Dropノード120−1とAdd/Dropノード120−2とは、MCF200−2で接続されている。Add/Dropノード120−2とAdd/Dropノード120−3とは、MCF200−3で接続されている。Add/Dropノード120−3とAdd/Dropノード120−4とは、MCF200−4で接続されている。Add/Dropノード120−4とAdd/Dropノード120−1とは、MCF200−1で接続されている。ノード間を接続するMCF200−1〜200−4は、3つのコア201、202、203を備えている。
各Add/Dropノード120−i(i=1,2,3,4)には、それぞれ他のAdd/Dropノード120と通信するために3つの送受信装置(Tx/Rx)125−iと、コネクタ190−iとが備えられている。送受信装置125−iは、それぞれ通信相手のAdd/Dropノード120に対応して設けられている。コネクタ190−1は、MCF200−1とMCF200−2とに接続されている。コネクタ190−2は、MCF200−2とMCF200−3とに接続されている。コネクタ190−3は、MCF200−3とMCF200−4とに接続されている。コネクタ190−4は、MCF200−4とMCF200−1とに接続されている。
Add/Dropノード120−1において、コネクタ190−1は、MCF200−1のコア201−1から光信号を分岐し、分岐した光信号をAdd/Dropノード120−4と通信する送受信装置125−1へ接続する。コネクタ190−1は、Add/Dropノード120−4と通信する送受信装置125−1により生成された光信号を、MCF200−1のコア201−1へ挿入する。また、コネクタ190−1は、MCF200−2のコア202−2から光信号を分岐し、分岐した光信号をAdd/Dropノード120−3と通信する送受信装置125−1へ接続する。コネクタ190−1は、Add/Dropノード120−3と通信する送受信装置125−1により生成された光信号を、MCF200−2のコア202−2へ挿入する。また、コネクタ190−1は、MCF200−2のコア201−2から光信号を分岐し、分岐した光信号をAdd/Dropノード120−2と通信する送受信装置125−1へ接続する。コネクタ190−1は、Add/Dropノード120−2と通信する送受信装置125−1により生成された光信号を、MCF200−2のコア201−2へ挿入する。
Add/Dropノード120−2においても、コネクタ190−1と同様に、コネクタ190−2は、MCF200−2のコア201−2とMCF200−3のコア201−3、202−3とに対して光信号の挿入及び分岐を行う。コネクタ190−2は、分岐した光信号を、Add/Dropノード120−1、120−3、120−4と通信する各送受信装置125−2へ接続する。また、コネクタ190−2は、Add/Dropノード120−1、120−3、120−4と通信する各送受信装置125−2により生成された光信号を、MCF200−2のコア201−2とMCF200−3のコア201−3、202−3とへ挿入する。コネクタ190−2は、MCF200−2のコア202−2とMCF200−3のコア202−3との間における光信号を中継する。
Add/Dropノード120−3においても、コネクタ190−1と同様に、コネクタ190−3は、MCF200−3のコア201−3、202−3とMCF200−4のコア202−4とに対して光信号の挿入及び分岐を行う。コネクタ190−3は、分岐した光信号を、Add/Dropノード120−1、120−2、120−4と通信する送受信装置125−3へ接続する。また、コネクタ190−3は、Add/Dropノード120−2、120−1、120−4と通信する各送受信装置125−3により生成された光信号を、MCF200−3のコア201−3、202−3とMCF200−4のコア202−4とへ挿入する。コネクタ190−3は、MCF200−3のコア203−3とMCF200−4のコア203−4との間における光信号を中継する。
Add/Dropノード120−4においても、コネクタ190−1と同様に、コネクタ190−4は、MCF200−4のコア202−4、203−4とMCF200−1のコア201−1とに対して光信号の挿入及び分岐を行う。コネクタ190−4は、分岐した光信号を、Add/Dropノード120−3、120−2、120−1と通信する送受信装置125−4へ接続する。また、コネクタ190−4は、Add/Dropノード120−3、120−2、120−1と通信する各送受信装置125−4により生成された光信号を、MCF200−1のコア201−1とMCF200−4のコア201−4、202−4とへ挿入する。
MCF200−1〜200−4をコネクタ190−1〜190−4を用いて上述のように接続することにより、Add/Dropノード120−1〜120−4それぞれの間に一対一の通信経路が形成される。通信システム100Eは完全メッシュ型の論理トポロジを有する。
なお、通信システム100Eでは、Add/Dropノード120−1〜120−4それぞれの間すべてに通信経路を形成した構成を説明した。しかし、通信システムは、Add/Dropノード120−1〜120−4それぞれの間の一部に通信経路を形成した部分メッシュ型の論理トポロジを有してもよい。また、通信システム100Eでは、伝送方向が異なる光信号を1つのコアで伝送する双方向の通信が行われる構成を説明した。しかし、通信システムは、図1や図6、図7などに示したように、1つのコアで1つの伝送方向の光信号のみを伝送する片方向の通信を行うようにしてもよい。また、通信システムは、各Add/Dropノード120−1〜120−4それぞれの間において2系統の通信経路を形成した両系の構成を有してもよい。
本発明の実施形態におけるコネクタが適用可能な通信システムとして、4つの通信システム100、100A、100D、100Eを説明した。各通信システムでは、ノード間の接続にMCFを用いる構成を説明した。しかし、ノード間の接続にSCF(Single Core Fiber)が用いられた通信システムに対して、各実施形態において説明するコネクタを適用してもよい。ノード間の接続にSCFが用いられる場合、MCFと複数のSCFとを接続する変換コネクタ、又はコネクタと複数のSCFとを接続する変換コネクタが用いられる。
図9は、図1に示した通信システム100において、Add/Dropノード120−1とAdd/Dropノード120−2との接続の一部に複数のSCF451、452、453を用いる第1の構成例を示すブロック図である。コネクタ150−1に接続されたMCF200−21と、コネクタ150−2に接続されたMCF200−22との間にSCF451、452、453が用いられている。
MCF200−21とSCF451〜453との接続には変換コネクタ400−1が用いられている。変換コネクタ400−1は、MCF200−21のコア201−21、202−21、203−21と、SCF451、452、453とをそれぞれ接続する。MCF200−22とSCF451〜453との接続には変換コネクタ400−2が用いられている。変換コネクタ400−2は、MCF200−22のコア201−22、202−22、203−22と、SCF451、452、453とをそれぞれ接続する。
変換コネクタ400−1、400−2は、ファンイン・デバイス又はファンアウト・デバイスと同じ構成を有している。変換コネクタ400−1、400−2を用いることにより、ノード間の接続における一部区間にSCFを用いることができる。
図10は、図1に示した通信システム100において、Add/Dropノード120−1とAdd/Dropノード120−2との接続に複数のSCF451、452、453を用いる第2の構成例を示すブロック図である。コネクタ150−1とコネクタ150−2との接続にSCF451、452、453が用いられている。図10に示す構成例は、Add/Dropノード120−1、120−2間の接続にMCFが用いられていない構成が図9に示した構成例と異なる。
Add/Dropノード120−1は、更に変換コネクタ410−1を備える。コネクタ150−1のAdd/Dropノード120−2側に変換コネクタ410−1が取り付けられる。Add/Dropノード120−2は、更に変換コネクタ410−2を備える。コネクタ150−2のAdd/Dropノード120−1側に変換コネクタ410−2が取り付けられる。MCF200が有するコア数と同数のSCF451〜453が、変換コネクタ410−1、410−2間の接続に用いられる。
変換コネクタ410−1は、SCF451、452、453とコネクタ150−1とを接続する。コネクタ150−1は、MCF200−2に代えて、変換コネクタ410−1と光信号の入出力を行う。コネクタ150−1は、変換コネクタ410−1を介して、MCF200−1のコア202−1、203−1とSCF452、453とをそれぞれ接続する。変換コネクタ410−1は、コネクタ150−1を介して、送信装置121−1が生成した光信号をSCF451へ挿入する。
変換コネクタ410−2は、SCF451、452、453とコネクタ150−2とを接続する。コネクタ150−2は、MCF200−2に代えて、変換コネクタ410−2と光信号の入出力を行う。コネクタ150−2は、変換コネクタ410−2を介して、SCF451、453とMCF200−3のコア201−3、203−3とをそれぞれ接続する。コネクタ150−2は、変換コネクタ410−2を介して、SCF453から分岐した光信号を受信装置122−2へ接続する。
変換コネクタ410−1、410−2は、ファンイン・デバイス又はファンアウト・デバイスと同じ構成を有している。変換コネクタ410−1、410−2を用いることにより、ノード間の接続にSCFを用いることができる。
図9及び図10では、3つコアを有するMCF200に代えてSCFを用いてノード間を接続する構成例を示した。2つ又は4つ以上のコアを有するMCFに代えてSCFをノード間の接続に用いてもよい。この場合においても、同様に、変換コネクタが用いられる。
図9及び図10では、図1に示した通信システム100におけるAdd/Dropノード120−1、120−2間の接続にSCFを用いる例を示した。他のノード間の接続にもSCFを用いてもよい。この場合、一つのノード間の接続に変換コネクタ400を用い、他のノード間の接続に変換コネクタ410を用いてもよい。また、一つのノード間の接続に、MCFとSCFとを接続する変換コネクタ400と、コネクタ150に接続する変換コネクタ410とを組み合わせて用いてもよい。例えば、Add/Dropノード120−1において変換コネクタ400が用いられ、Add/Dropノード120−2において変換コネクタ410が用いられてもよい。
一つのノード間の接続において、MCFとSCFとの変換が複数回行われてもよい。例えば、Add/Dropノード120−1、120−2との間の接続において、MCF、SCF、MCF、SCF、MCFの順でMCFとSCFとが用いられてもよい。この場合、MCFとSCFとの間それぞれに変換コネクタが用いられる。
また、図10において説明した、コネクタ150−1と変換コネクタ410−1とが1つのコネクタとして構成されてもよい。同様に、コネクタ150−2と変換コネクタ410−2とが1つのコネクタとして構成されてもよい。すなわち、MCFと複数のSCFとに接続されるコネクタが、MCF又はSCFに対して光信号のADD/Dropを行うとともに、MCFとSCFとの間における光信号の中継を行ってもよい。
以上説明したように、図1に示した通信システム100及び他の通信システムにおけるノード間の接続のうち一つ又は複数に、SCFが用いられてもよい。
[第1の実施形態]
本発明に係る第1の実施形態における通信システムでは、各ノードにおいて同一の構成を有するコネクタが、MCF間を接続する。コネクタが、自ノードに関する光信号の挿入及び分岐(Add/Drop)を行う。各ノードで同一の構成又は形状を有するコネクタを用いることにより、ノードごとに構成又は形状の異なるコネクタを用意する必要がなくなる。更に、通信システムを構成する際のコストの削減、MCF間を接続する際に間違ったコネクタを用いてしまうなどの人為的なミスの抑制が可能となる。
図11A及び図11Bは、第1の実施形態におけるコネクタ510の構成を説明する図である。第1の実施形態のコネクタ510は、例えば図6に示した通信システム100Aと同じ、リング型の物理トポロジであり2つの送受信ノードそれぞれをルートノードとするツリー型の論理トポロジを有する通信システムにおいて用いられる。コネクタ510は、マルチコアファイバの断面において複数のコアがマルチコアファイバの中心軸を中心とする円周上に配置されている2つのマルチコアファイバを接続する。2つのマルチコアファイバにおける複数のコアの配置は、同じ配置である。コネクタ510は、図6に示した通信システム100Aの各Add/Dropノードで用いられる。図11A及び図11Bに示すマルチコアファイバ(MCF)210は、図6に示した通信システム100Aで用いられるMCF210であり、6つのコア211〜216を備える。6つのコア211〜216は、MCF210の軸方向からみると、同心円上に等間隔に配置され、6回対称の回転対称に配置されている。
コネクタ510は、図11Aに示すようにコア211〜216のうち、2つのコアを選択する。コネクタ510は、選択した2つのコアに対して光信号の挿入/分岐を行い、他のコアに対して光信号を中継(スルー)する。光信号の挿入/分岐の対象となるコアの組は、コア211とコア212との組、コア213とコア214との組、あるいはコア215とコア216の組のいずれかである。コア211、212に対して光信号の挿入/分岐を行う場合のコネクタ510とMCF210との取り付け位置に対して、コネクタ510をMCF210の軸方向(紙面に対し奥行き方向)に対してMCFの中心軸を中心として時計回りに60度回転させた位置に取り付けたとき、コア配置の回転対称性により、コネクタ510は、コア213とコア214とに対して光信号の挿入/分岐を行うことができる。更に、コネクタ510をMCF210の軸方向に対してMCFの中心軸を中心として120度回転させた位置に取り付けたとき、コネクタ510は、コア215とコア216とに対して光信号の挿入/分岐を行うことができる。
コネクタ510をMCF210に取り付ける際にMCF210の軸方向に対してコネクタ510の回転角度をユーザが容易に把握できるようにしてもよい。例えば、MCF210の皮膜に目印となる線やマークを軸方向に沿ってつけて基準となる位置が分かるようにしてもよい。基準となる位置は、例えばコア211の位置が把握できる位置である。また、基準となる位置を把握できるようにMCF210の皮膜の形状を形成してもよい。例えば、コア211の位置が把握できるように、軸方向に沿って皮膜に溝や突起をつけてもよい。
図11Bは、コネクタ510が2つのMCF210を接続した際の光信号の扱いを示す図である。図11Bには、コネクタ510を、図6の通信システム100AにおけるAdd/Dropノード120−3に用いた場合が示されている。すなわち、コネクタ160−3に代えてコネクタ510を用いた場合が示されている。コネクタ510は、MCF210−3とMCF210−4とを接続する。
コネクタ510は、MCF210−3のコア215−3から光信号を分岐し、分岐した光信号を送受信装置126−3へ接続する。コネクタ510は、送受信装置126−3により生成される送受信ノード110aへの光信号を、MCF210−3のコア216−3へ挿入する。また、コネクタ510は、MCF210−4のコア215−4から光信号を分岐し、分岐した光信号を送受信装置125−3へ接続する。コネクタ510は、送受信装置125−3により生成される送受信ノード110bへの光信号を、MCF210−4のコア216−4へ挿入する。また、コネクタ510は、MCF210−3の基準となる位置と、MCF210−4の基準となる位置とを合わせた際に、対向するそれぞれのコア211〜216のうちAdd/Dropの対象となるコア以外のコア211〜214における光信号を中継する。
コネクタ510をMCF210に取り付ける際にMCF210の軸方向に対してコネクタ510を所定の角度回転させることにより、Add/Dropの対象となるコアをコネクタ510に選択させることができる。Add/Dropの対象となるコアがノードごとに異なる場合には、コネクタ510をMCF210の軸方向に対してノードごとに異なる角度回転させた上でMCF210に取り付ける。このようにコネクタ510がMCF210に取り付けられることにより、各ノードにおいて同じコネクタ510を用いて、所望のコアに対して光信号のAdd/Dropを行うことができる。ここで、ノードごとに異なる角度は、MCF210におけるコアの配置がn回対称である場合において(360/n)度の整数倍の角度である。本実施形態では、2つのコアを選択するので、0度と180度、60度と240度、120度と300度のそれぞれにおける選択では同じコアが選択される。
なお、図11A及び図11Bでは、マルチコアファイバ210において、選択されるコアの組として中心(マルチコアファイバの中心軸)を挟んで対向するコアの組を一例として説明した。しかし、選択されるコアの組は、図11A及び図11Bに示した組以外でもよい。例えば、隣接するコアを組としてもよい。コア211、213と、コア215、212と、コア214、216とをそれぞれ組としてもよい。この場合、コア211、213の組を選択するコネクタの取り付け位置を基準位置にしたとき、コア215、212の組を選択するノードでは、マルチコアファイバの中心軸に対して基準位置から時計方向に120度回転させた位置でコネクタがマルチコアファイバに取り付けられることになる。また、コア214、216の組を選択するノードでは、中心軸に対して基準から時計方向に240度回転させた位置でコネクタがマルチコアファイバに取り付けられることになる。
本実施形態ではマルチコアファイバにおけるコアの配置の一例と、コアの配置に応じたコネクタの構成例とを示した。前述の例に限ることなく、複数のAdd/Dropノードがある場合であってもコネクタをマルチコアファイバに取り付ける回転角度に応じて各Add/Dropノードに割り当てられたコアを選択できればよい。Add/Dropノードがnノードある場合には、n個の異なる回転角度それぞれで、Add/Dropの対象となるコアが選択され、他のコアにおける光信号がマルチコアファイバ間で中継されるように、マルチコアファイバにおいてコアが配置されていればよい。その際、コネクタはマルチコアファイバ間の中継が行えるように一部ノードでのみ用いる光信号の中継構造を備えてもよい。
また、MCF210−i(i=1,2,3)とMCF200−(i+1)とをコネクタ510を介して接続することにより、Add/Dropノード120−iへの光信号の取得と、送受信ノード110a,110bへの光信号の挿入とを容易に行うことができる。光信号のAdd/Dropにおいては、多重化された波長の異なる光信号を波長ごとに分ける処理などが不要となるため、各Add/Dropノード120における装置の設置や保守の手間を削減できる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態におけるコネクタは、第1の実施形態におけるコネクタ510が各送受信ノードに対してMCF中の2つのコアでAdd/Dropを行っていたが、各送受信ノードに対してMCF中の1つのコアでAdd/Dropを行う。図12A及び図12Bは、第2の実施形態におけるコネクタ520の構成を説明する図である。コネクタ520は、例えば図1や図7に示した通信システムと同じ、リング型の物理トポロジであり、送受信ノードをルートノードとするツリー型の論理トポロジを有する通信システムにおいて用いられる。コネクタ520は、ファイバ断面において複数のコアがマルチコアファイバの中心軸を中心とする円周上に配置されている2つのマルチコアファイバを接続する。2つのマルチコアファイバにおける複数のコアの配置は、同じ配置である。コネクタ520は、図1や図7に示した通信システムの各Add/Dropノードで用いられる。図12A及び図12Bに示すマルチコアファイバ(MCF)200は、図1や図7に示した通信システムで用いられるMCF200であり、3つのコア201〜203を備える。3つのコア201〜203は、MCF200の軸方向からみると、同心円上に等間隔に配置され、3回対称の回転対称に配置されている。
コネクタ520は、図12Aに示すように、コア201〜203のうち、いずれか1つのコアに対して光信号の挿入/分岐を行い、他のコアに対して光信号を中継する。コア201に対して光信号の挿入/分岐を行う場合のコネクタ520とMCF200との取り付け位置に対して、MCF200の軸方向(紙面に対し奥行き方向)に対してMCFの中心軸を中心として時計回りに120度回転させた位置にコネクタ510を取り付けると、コア配置の回転対称性により、コネクタ520は、コア202に対して光信号の挿入/分岐を行うことができる。更に、コネクタ520をMCF200の軸方向に対してMCFの中心軸を中心として240度回転させた位置に取り付けると、コネクタ510は、コア203に対して光信号の挿入/分岐を行うことができる。
第1の実施形態と同様に、コネクタ520をMCF200に取り付ける際にMCF200の軸方向に対してコネクタ520の回転角度をユーザが容易に把握できるようにしてもよい。例えば、MCF200の皮膜に目印となる線やマーク、溝、突起を軸方向に沿ってつけて基準となる位置が分かるようにしてもよい。基準となる位置は、例えばコア201の位置が把握できる位置である。
図12Bは、コネクタ520に2つのMCF200を接続した際の光信号の扱いを示す図である。図12Bには、コネクタ520を図7の通信システム100DにおけるAdd/Dropノード120−2に用いた場合が示されている。すなわち、コネクタ185−2に代えてコネクタ520を用いた場合が示されている。コネクタ520は、MCF200−2とMCF200−3とに接続される。
コネクタ520は、MCF200−2のコア202−2から光信号を分岐し、分岐した光信号を送受信装置125−2へ接続する。コネクタ520は、送受信装置125−2により生成される送受信ノード110aへの光信号を、MCF200−2のコア202−2へ挿入する。また、コネクタ520は、MCF200−3のコア202−3から光信号を分岐し、分岐した光信号を送受信装置126−2へ接続する。コネクタ520は、送受信装置126−2により生成される送受信ノード110bへの光信号を、MCF200−3のコア203−3へ挿入する。また、コネクタ510は、MCF200−2の基準となる位置と、MCF200−3の基準となる位置とを合わせた際に、対向するそれぞれのコア201〜203のうちAdd/Dropの対象となるコア以外のコア201、203における光信号を中継する。
コネクタ520をMCF200に取り付ける際に、MCF200の軸方向に対してコネクタ520を所定の角度回転させることにより、Add/Dropの対象となるコアをコネクタ520に選択させることができる。Add/Dropの対象となるコアがノードごとに異なる場合には、MCF200の軸方向に対してノードごとに異なる角度回転でコネクタ520をMCF200に取り付けることにより、各ノードにおいて同じくコネクタ520を用いて、所望のコアに対して光信号のAdd/Dropを行うことができる。また、コア単位で光信号のAdd/Dropを行うことにより、多重化された波長の異なる光信号を波長ごとに分ける処理などが不要となるため、各Add/Dropノードにおける装置の設置や保守の手間を削減できる。
本実施形態ではマルチコアファイバにおけるコアの配置の一例と、コアの配置に応じたコネクタの構成例とを示した。前述の例に限ることなく、複数のAdd/Dropノードがある場合であってもコネクタをマルチコアファイバに取り付ける回転角度に応じて各Add/Dropノードに割り当てられたコアを選択できればよい。Add/Dropノードがnノードある場合には、n個の異なる回転角度それぞれで、Add/Dropの対象となるコアが選択され、他のコアにおける光信号がマルチコアファイバ間で中継されるように、マルチコアファイバにおいてコアが配置されていればよい。その際、コネクタはマルチコアファイバ間の中継が行えるように一部ノードでのみ用いる光信号の中継構造を備えてもよい。
上述のように、第1及び第2の実施形態における通信システムのAdd/Dropノードに備えられるコネクタは、それぞれ同じ構成を有している。例えば、コネクタそれぞれは、自身が備えられている自ノードに隣接する第1のノードと自ノードとを接続する第1のMCFと、第1のノードと逆側に隣接する第2のノードと自ノードとを接続する第2のMCFとを接続する構成を有している。また、コネクタは、第1及び第2のMCFの中心軸方向に対して基準となる位置からノードそれぞれで異なる角度だけ回転した位置で第1及び第2のMCFに取り付けられる。コネクタは、MCFに取り付けられた角度に応じて選択されたコアに対して光信号の挿入又は分岐を行い、他のコアに対して光信号の中継を行う構成を有している。また、コネクタは、自ノードと他のノードとの通信を伝送するコアに対して光信号を挿入又は分岐する接続部と、第1のMCFと第2のMCFとの間において他のノード間の通信に対して割り当てられたコアにより伝送される信号を中継する信号中継部とを備える。例えば、図12A及び図12Bに示したコネクタ520において、接続部は、コア202−2から送受信装置125−2へ光信号を接続する構成であり、信号中継部は、コア201−2とコア210−3とを接続して光信号を両コア間において中継する構成である。
[第3の実施形態]
第3の実施形態におけるコネクタは、第1及び第2の実施形態におけるコネクタと異なり、マルチコアファイバにおけるコア配置に依存せずに、各ノードにおいて使用できる同じ構成を有するコネクタである。図13は、第3の実施形態におけるコネクタ530の構成を示す図である。コネクタ530は、図6に示した通信システム100Aと同じリング型の物理トポロジであり2つの送受信ノードそれぞれをルートノードとするツリー型の論理トポロジを有する通信システムにおいて用いられる。図13には、通信システム100Aの各Add/Dropノード120−1〜120−3にコネクタ530を用いた場合の各コネクタ530とMCF210−1〜210−4との接続が示されている。
コネクタ530は、接続される2つのMCF210間において光信号の中継方法に特徴がある。コネクタ530は、いずれのAdd/Dropノード120−1〜120−3においても、同じコアに対して自ノードに関する光信号のAdd/Dropを行うことができる。ここでは、Add/Dropノード120−2に備えられるコネクタ530−2に着目して説明を行うが、いずれのコネクタ530も同じ構成を有している。
コネクタ530−2の送受信ノード110a側にはMCF210−2が接続され、コネクタ530−2の送受信ノード110b側にはMCF210−3が接続されている。コネクタ530−2は、MCF210−2の各コア211−2〜216−2及びMCF210−3の各コア211−3〜216−3それぞれと接続する接続点を備える。各接続点では、接続するコアに対して光信号の入力と出力が実施される。コネクタ530−2は、MCF210−2の各コアに対する接続点1a〜1fと、MCF210−3の各コアに対する接続点2a〜2fとを備える。
コネクタ530−2において、接続点1aは、MCF210−2のコア211−2に接続し、送受信ノード110aから自ノードへの光信号をコア211−2から分岐する。接続点1aにより分岐される光信号は、Add/Dropノード120−2に備えられる送受信装置125−2へコネクタ530−2を通じて接続される。接続点1bは、MCF210−2のコア212−2に接続し、送受信ノード110aからAdd/Dropノード120−3への光信号をコア212−2から分岐する。接続点1bにより分岐される光信号は、接続点2aへと接続されることで中継される。接続点1cは、MCF210−2のコア213−2に接続し、Add/Dropノード120−1から送受信ノード11bへの光信号をコア213−2から分岐する。接続点1cにより分岐される光信号は、接続点2bへ接続されることで中継される。
接続点1dは、MCF210−2のコア214−2に接続する。接続点2eにより分岐される光信号であって送受信ノード110bからAdd/Dropノード120−1への光信号は、接続点1dに接続されることでコア214−2へ中継される。接続点1eは、MCF210−2のコア215−2に接続する。接続点2fにより分岐される光信号であってAdd/Dropノード120−3から送受信ノード110aへの光信号は、接続点1eに接続されることでコア215−2へ中継される。接続点1fは、MCF210−2のコア216−2に接続し、送受信装置125−2により生成される光信号であって自ノードから送受信ノード110aへの光信号をコア216−2へ挿入する。
接続点2aは、MCF210−3のコア211−3に接続する。接続点1bにより分岐される光信号は、接続点2aに接続されることでコア211−3へ中継される。接続点2bは、MCF210−3のコア212−3と接続する。接続点1cにより分岐される光信号は、接続点2bに接続されることでコア211−3へ中継される。接続点2cは、MCF210−3のコア212−3に接続し、自ノードに備えられる送受信装置126−2により生成される光信号であって自ノードから送受信ノード110bから自ノードへの光信号をコア213−3へ挿入する。
接続点2dは、MCF210−3のコア214−3に接続し、送受信ノード110bから自ノードへの光信号をコア214−3から分岐する。接続点2dにより分岐される光信号は、送受信装置126−2へコネクタ530−2を通じて接続される。接続点2eは、MCF210−3のコア215−3に接続し、光信号をコア215−3から分岐する。接続点2eにより分岐される光信号は、接続点1dへ接続されることでコア214−1へ中継される。接続点2fは、MCF210−3のコア216−3に接続し、光信号をコア216−3から分岐する。接続点2fで分岐される光信号は、接続点1eへ接続されることでコア215−2へ中継される。
前述の構成を有するコネクタ530−2に接続されるMCF210−2、210−3において、コア211は、送受信ノード110aから送受信ノード110bへ向かう第1の方向側に接続されるノードへの光信号を伝送する。コア212は、第1の方向の2つ先のノードへの光信号を伝送する。なお、図13におけるコア212−4のように、第1の方向の2つ先のノードがない場合には、コア212は、第1の方向側に接続されるノードへの光信号を伝送する。
コア213は、第1の方向の3つ先のノードへの光信号を伝送する。なお、図13におけるコア213−3、213−4のように、第1の方向の3つ先のノードがない場合には、2つ先、1つ先のノードへの光信号を伝送する。コア214は、送受信ノード110bから送受信ノード110aへ向かう第2の方向側に接続されるノードへの光信号を伝送する。
コア215は、第2の方向の2つ先のノードへの光信号を伝送する。なお、図13におけるコア215−1のように、第2の方向の2つ先のノードがない場合には、コア215は、第2の方向側に接続されるノードへの光信号を伝送する。コア216は、第2の方向の3つ先のノードへの光信号を伝送する。なお、図13におけるコア216−1、216−2のように、第2の方向の3つ先のノードがない場合には、1つ先、2つ先のノードへの光信号を伝送する。
上述の構成を備えるコネクタ530を各Add/Dropノード120に備えることで、各Add/Dropノード120は自ノードに関する光信号をAdd/Dropでき、送受信ノード110a、110bと各Add/Dropノード120との間の通信経路を形成することができる。各Add/Dropノード120では、送受信ノード110a側のMCF210と送受信ノード110b側のMCF210とを同じ構成のコネクタ530が接続する。コネクタ530でMCF210を接続することにより、Add/Dropノード120ごとに構成の異なるコネクタを用意する必要がなくなり、コネクタに掛かるコストを削減することができる。また、各Add/Dropノード120において用いるコネクタが同じになるため、MCFの接続に用いるコネクタを間違えるなどの人的なミスの発生を防ぐことができる。また、コア単位で光信号のAdd/Dropを行うことにより、多重化された波長の異なる光信号を波長ごとに分ける処理などが不要となるため、各Add/Dropノードにおける装置の設置や保守の手間を削減できる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態におけるコネクタは、第3の実施形態におけるコネクタと同様に、マルチコアファイバにおけるコア配置に依存せずに、各ノードにおいて使用できる同じ構成を有するコネクタである。図14は、第4の実施形態におけるコネクタ540の構成を示す図である。コネクタ540は、図7に示した通信システム100Dと同じリング型の物理トポロジであり2つの送受信ノードそれぞれをルートノードとするツリー型の論理トポロジを有する通信システムにおいて用いられる。第3の実施形態では、マルチコアファイバ中の1つのコアには一方向の光信号のみが伝送されていたが、本実施形態では1つのコアに伝送方向が異なる2つの光信号が伝送される。図14には、通信システム100Dの各Add/Dropノード120−1〜120−3にコネクタ540を用いた場合の各コネクタ540とMCF200−1〜200−4との接続が示されている。
コネクタ540は、接続される2つのMCF200間におけるコアからコアへの光信号の中継方法に特徴がある。コネクタ540は、いずれのAdd/Dropノード120−1〜120−3においても、同じコアに対して自ノードに関する光信号のAdd/Dropを行うことができる。ここでは、Add/Dropノード120−2に備えられるコネクタ540−2に着目して説明を行うが、いずれのコネクタ540も同じ構成を有している。
コネクタ540−2の送受信ノード110a側にはMCF200−2が接続され、コネクタ540−2の送受信ノード110b側にはMCF200−3が接続されている。コネクタ540−2は、MCF200−2の各コア201〜206及びMCF200−3の各コア201〜206それぞれと接続する接続点を備える。各接続点では、接続するコアに対して光信号の入力と出力が実施される。コネクタ540−2は、MCF200−2の各コアに対する接続点1a〜1cと、MCF200−3の各コアに対する接続点2a〜2cとを備える。
コネクタ540−2において、接続点1aは、MCF200−2のコア201−2に接続し、送受信ノード110aから自ノードへの光信号をコア201−2から分岐する。接続点1aにより分岐される光信号は、Add/Dropノード120−2に備えられる送受信装置125−2へコネクタ540−2を通じて接続される。また、接続点1aは、送受信装置125−2により生成される光信号であって自ノードから送受信ノード110aへの光信号をコア201−2へ挿入する。
接続点1bは、MCF200−2のコア202−2に接続し、送受信ノード110aからAdd/Dropノード120−3への光信号をコア202−2から分岐する。接続点1bにより分岐される光信号は、接続点2aへ接続されることで中継される。また、接続点1bは、接続点2aにより分岐される光信号であってAdd/Dropノード120−3から送受信ノード110aへの光信号をコア202−2へ接続する。
接続点1cは、MCF200−2のコア203−2に接続し、Add/Dropノード120−1から送受信ノード110bへの光信号をコア203−2から分岐する。接続点1cにより分岐される光信号は、接続点2bへ接続されることで中継される。また、接続点1cは、接続点2bにより分岐される光信号であって送受信ノード110bからAdd/Dropノード120−1への光信号をコア203−2へ接続する。
接続点2aは、MCF200−3のコア201−3に接続し、光信号をコア201−3から分岐する。接続点2aにより分岐される光信号は、接続点1bへ接続されることで中継される。また、接続点2aは、接続点1bにより分岐される光信号をコア201−3へ接続する。接続点2bは、MCF200−3のコア202−3に接続し、光信号をコア202−3から分岐する。接続点2bにより分岐される光信号は、接続点1cへ接続されることで中継される。また、接続点2bは、接続点1cにより分岐される光信号をコア202−3へ接続する。
接続点2cは、MCF200−3のコア203−3に接続し、送受信ノード110bから自ノードへの光信号を分岐する。接続点2cにより分岐される光信号は、Add/Dropノード120−2に備えられる送受信装置126−2へコネクタ540−2を通じて接続される。また、接続点2cは、送受信装置126−2により生成される光信号であって自ノードから送受信ノード110bへの光信号をコア203−3へ挿入する。
前述の構成を有するコネクタ540−2に接続されるMCF200−2、200−3において、コア201は、送受信ノード110aから送受信ノード110bへ向かう第1の方向側に接続されるノードと、送受信ノード110bから送受信ノード110aへ向かう第2の方向の3つ先のノードとの通信における光信号を伝送する。なお、図14におけるコア201−1、201−2のように、第2の方向の3つ先のノードがない場合には、1つ先、2つ先のノードと、第1の方向側に接続されるノードとの通信における光信号を伝送する。
コア202は、第1の方向の2つ先のノードと第2の方向の2つ先のノードとの通信における光信号を伝送する。なお、図14におけるコア202−4のように、第1の方向の2つ先のノードがない場合、コア202は、第1の方向側に接続されるノードと、第2の方向の2つ先のノードとの通信における光信号を伝送する。また、図14におけるコア202−1のように、第2の方向の2つ先のノードがない場合、コア202は、第2の方向側に接続されるノードと、第1の方向の2つ先のノードとの通信における光信号を伝送する。
コア203は、第1の方向の3つ先のノードと第2の方向側に接続されるノードとの通信における光信号を伝送する。なお、図14におけるコア203−3、203−4のように、第1の方向の3つ先のノードがない場合には、2つ先、1つ先のノードと、第2の方向側に接続されるノードとの通信における光信号を伝送する。
上述の構成を備えるコネクタ540を各Add/Dropノード120に備えることで、各Add/Dropノード120は自ノードに関する光信号をAdd/Dropでき、送受信ノード110a、110bと各Add/Dropノード120との間の通信経路を形成することができる。各Add/Dropノード120では、送受信ノード110a側のMCF200と送受信ノード110b側のMCF200とを同じ構成のコネクタ540が接続する。コネクタ540でMCF200を接続することにより、コネクタに掛かるコストを削減することができ、MCFの接続に用いるコネクタを間違えるなどの人的なミスの発生を防ぐことができる。また、コア単位で光信号のAdd/Dropを行うことにより、多重化された波長の異なる光信号を波長ごとに分ける処理などが不要となるため、各Add/Dropノードにおける装置の設置や保守の手間を削減できる。
第3及び第4の実施形態における通信システムのAdd/Dropノードに備えられるコネクタは、それぞれ同じ構成を有している。例えば、コネクタそれぞれは、自身が備えられている自ノードに隣接する第1のノードと自ノードとを接続する第1のMCFと、第1のノードと逆側に隣接する第2のノードと自ノードとを接続する第2のMCFとを接続する構成を有している。また、コネクタは、送受信ノードと自ノードとの通信における光信号を第1のMCFの第1のコアに対して挿入又は分岐する第1の接続点と、送受信ノードと第2のノードとの通信における光信号を第1のMCFの第2のコアに対して挿入又は分岐する第2の接続点と、第2の接続点で挿入又は分岐される光信号を第2のMCFの第1のコアに対して挿入又は分岐する第3の接続点とを備える。ここで、第2のMCFの第1のコアは、第2のノードでみたときの第1のMCFの第1のコアである。また、コネクタは、自ノードと他のノードとの通信を伝送するコアに対して光信号を挿入又は分岐する接続部と、第1のMCFと第2のMCFとの間において他のノード間の通信に対して割り当てられたコアにより伝送される信号を中継する信号中継部とを備える。例えば、図14に示したコネクタ540−1において、接続部は、コア201−1から送受信装置へ光信号を接続する接続点1aを含む構成であり、信号中継部は、コア202−1とコア201−2とを接続して光信号を両コア間において中継する接続点1b、2aを含む構成である。
[第5の実施形態]
図15A及び図15Bは、第5の実施形態における通信システム500とコネクタ550との構成を示す図である。図15Aには、第5の実施形態における通信システム500の物理トポロジが示されている。通信システムは、4つのAdd/Dropノード120−1〜120−4を備え、Add/Dropノード120間をMCF200で接続したリング型の物理トポロジを有している。通信システム500の物理トポロジは、図8に示した通信システム100Eと同じ物理トポロジである。また、通信システム500の論理トポロジも、通信システム100Eと同じ物理トポロジであり、Add/Dropノード120それぞれの間に通信経路が設けられた完全メッシュ型の論理トポロジである。Add/Dropノード120間を接続するMCF200は、3つのコア201〜203を備える。コア201〜203は、第4の実施形態におけるコア201〜203と同様に、同一コアで伝送方向が異なる光信号を伝送する。
図15Bには、通信システム500の各Add/Dropノード120−1〜120−4にコネクタ550を用いた場合の各コネクタ550とMCF200−1〜200−4との接続が示されている。コネクタ550は、第3及び第4の実施形態におけるコネクタと同様に、接続される2つのMCF200間におけるコアからコアへの光信号の中継方法に特徴がある。コネクタ550は、いずれのAdd/Dropノード120−1〜120−4においても、同じコアに対して自ノードに関する光信号のAdd/Dropを行うことができる。ここでは、Add/Dropノード120−3に備えられるコネクタ550−3に着目して説明を行うが、いずれのコネクタ550も同じ構成を有している。
Add/Dropノード120−3において、通信システム500の各ノードを接続するリング形状における時計回り方向である第1の方向側には、MCF200−3を介してAdd/Dropノード120−2が接続されている。反時計回り方向である第2の方向側には、MCF200−4を介してAdd/Dropノード120−4が接続されている。コネクタ550−3は、第1の方向側のMCF200−3と、第2の方向側のMCF200−4とに接続されている。コネクタ550−3は、MCF200−3の各コア201−3〜203−3及びMCF200−4の各コア201−4〜203−4それぞれと接続する接続点を備える。各接続点では、接続するコアに対して光信号の入力と出力が実施される。コネクタ550−3は、MCF200−3の各コアに対する接続点1a〜1cと、MCF200−4の各コアに対する接続点2a〜2cとを備える。
コネクタ550−3において、接続点1aは、MCF200−3のコア201−3に接続する。接続点1aは、自ノードの第1の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−2から自ノードの第2の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−4への光信号をコア201−3から分岐する。接続点1aにより分岐される光信号は、接続点2bへ接続されることでコア201−4へ中継される。また、接続点1aは、接続点2bにより分岐される光信号であってAdd/Dropノード120−4からAdd/Dropノード120−2への光信号をコア201−3へ接続する。
接続点1bは、MCF200−3のコア202−3に接続する。接続点1bは、自ノードから第1の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1から自ノードへの光信号をコア202−3から分岐する。接続点1bにより分岐される光信号は、Add/Dropノード120−3に備えられる送受信装置へ接続される。また、接続点1bは、送受信装置により生成される光信号であって自ノードからAdd/Dropノード120−1への光信号をコア202−3へ挿入する。
接続点1cは、MCF200−3のコア203−3に接続する。接続点1cは、自ノードの第1の方向に接続されたAdd/Dropノード120−2から自ノードへの光信号を分岐する。接続点1cにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。また、接続点1cは、送受信装置により生成される光信号であって自ノードからAdd/Dropノード120−2への光信号をコア203−3へ挿入する。
接続点2aは、MCF200−4のコア201−4に接続する。接続点2aは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であって自ノードから第2の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1への光信号をコア201−4へ挿入する。また、接続点2aは、Add/Dropノード120−1から自ノードへの光信号をコア201−4から分岐する。接続点2aにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。
接続点2bは、MCF200−4のコア202−4に接続する。接続点1aにより分岐される光信号は、接続点2bに接続されることでコア202−4へ中継される。また、接続点2bは、自ノードの第2の方向に接続されたAdd/Dropノード120−4から自ノードの第1の方向に接続されたAdd/Dropノード120−2への光信号をコア202−4から分岐する。接続点2bにより分岐される光信号は、接続点1aへ接続されることでコア201−3へ中継される。
接続点2cは、MCF200−4のコア203−4に接続する。接続点2cは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であって自ノードの第2の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−4への光信号をコア203−4へ挿入する。また、接続点2cは、Add/Dropノード120−4から自ノードへの光信号をコア203−4から分岐する。接続点2cにより分岐された光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。
前述の構成を有するコネクタ550−3に接続されるMCF200−3、200−4において、コア201は、第1の方向に接続されるノードと第2の方向の2つ先のノードとの通信における光信号を伝送する。コア202は、第1の方向の2つ先のノードと第2の方向に接続されるノードとの通信における光信号を伝送する。コア203は、第1の方向に接続されるノードと第2の方向に接続されるノードとの通信における光信号を伝送する。なお、すべてのノードにおいて用いられるコネクタ550は、同じ構造を有し、それぞれのノードで光信号の挿入、分岐及び中継を行う。図15Bにおいて、各コネクタ550内の矢印がない線で示された経路は、本実施形態では通信に使用されていない経路を示している。例えば、コネクタ550−3では、接続点2aに接続する経路は通信において使用されていない経路になる。これは、コネクタ550が同一構造を有するため、通信経路として必要な経路数以上の通信経路を形成されるからである。なお、使用していない経路を通信経路として用いてもよい。
上述の構成を備えるコネクタ550を各Add/Dropノード120に備えることで、各Add/Dropノード120は自ノードと他のAdd/Dropノード120との通信における光信号をAdd/Dropでき、各Add/Dropノード120間の通信経路を形成することができる。各Add/Dropノード120では、第1の方向側に接続するMCF200と第2の方向側に接続するMCF200とを同じ構成のコネクタ550が接続する。コネクタ550でMCF200を接続することにより、コネクタに掛かるコストを削減することができ、MCFの接続に用いるコネクタを間違えるなどの人的なミスの発生を防ぐことができる。また、コア単位で光信号のAdd/Dropを行うことにより、多重化された波長の異なる光信号を波長ごとに分ける処理などが不要となるため、各Add/Dropノードにおける装置の設置や保守の手間を削減できる。
[第6の実施形態]
第5の実施形態では、1つのコアで伝送方向が異なる信号を伝送する双方向の通信を行う通信システムに用いられるコネクタを説明した。第6の実施形態では、1つのコアで1方向の光信号を伝送する通信システムで用いられるコネクタを説明する。図16は、第6の実施形態における各Add/Dropノード120のコネクタ560とMCF220との接続を示す図である。なお、第6の実施形態における通信システムは、第5の実施形態における通信システムと同様に、4つのAdd/Dropノード120−1〜120−4を備える。第6の実施形態における通信システムは、リング型の物理トポロジを有し、完全メッシュ型の論理トポロジを有する。Add/Dropノード120間を接続するMCF220は、4つのコア221〜224を備える。Add/Dropノード120−1〜120−4それぞれには、コネクタ560が備えられる。ここでは、Add/Dropノード120−3に備えられるコネクタ560−3に着目して説明を行うが、いずれのコネクタ560も同じ構成を有している。
Add/Dropノード120−3において、通信システムの各ノードを接続するリング形状における時計回り方向である第1の方向側には、MCF220−3を介してAdd/Dropノード120−2が接続されている。反時計回り方向である第2の方向側には、MCF220−4を介してAdd/Dropノード120−4が接続されている。コネクタ560−3は、第1の方向側のMCF220−3と、第2の方向側のMCF220−4とに接続されている。コネクタ560−3は、MCF220−3の各コア221−3〜224−3及びMCF220−4の各コア221−4〜224−4それぞれと接続する接続点を備える。各接続点では、接続するコアに対して光信号の入力と出力が実施される。コネクタ560−3は、MCF220−3の各コアに対する接続点1a〜1dと、MCF220−4の各コアに対する接続点2a〜2dとを備える。
コネクタ560−3において、接続点1aは、MCF220−3のコア221−3と接続する。接続点1aは、自ノードの第1の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−2から第2の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−4への光信号をコア221−3から分岐する。接続点1aにより分岐される光信号は、接続点2bへ接続されることで中継される。接続点1bは、MCF220−3のコア222−3と接続する。接続点1bは、自ノードから第1の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1から自ノードへの光信号を分岐する。接続点1bにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。
接続点1cは、MCF220−3のコア223−3と接続する。接続点1cは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であって自ノードから第1の方向側に接続するAdd/Dropノード120−2への光信号をコア223−3へ挿入する。接続点1dは、MCF220−3のコア224−3と接続する。接続点1dは、自ノードの第1の方向側に接続するAdd/Dropノード120−2から自ノードへの光信号を分岐する。接続点1dにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。
接続点2aは、MCF220−4のコア221−4と接続する。接続点2aは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であって自ノードから第2の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1への光信号をコア221−4へ挿入する。接続点2bは、MCF220−4のコア222−4と接続する。接続点2bは、接続点1aにより分岐される光信号をコア222−4へ接続する。
接続点2cは、MCF220−4のコア223−4と接続する。接続点2cは、第2の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−4から自ノードへの光信号を分岐する。接続点2cにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。接続点2dは、MCF220−4のコア224−4と接続する。接続点2dは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であって第2の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−4への光信号をコア224−4へ挿入する。
前述の構成を有するコネクタ560−3に接続されるMCF220−3、220−4において、コア221は、第1の方向側に接続されたノードから第2の方向の2つ先のノードへの光信号を伝送する。コア222は、第1の方向の2つ先のノードから第2の方向側に接続されたノードへの光信号を伝送する。コア223は、第2の方向側に接続されたノードから第1の方向側に接続されたノードへの光信号を伝送する。コア224は、第1の方向側に接続されたノードから第2の方向側に接続されたノードへの光信号を伝送する。
前述の構成を備えるコネクタ560を各Add/Dropノード120に備えることで、各Add/Dropノード120は自ノードと他のAdd/Dropノード120との通信における光信号をAdd/Dropでき、各Add/Dropノード120間の通信経路を形成することができる。各Add/Dropノード120では、第1の方向側に接続するMCF220と第2の方向側に接続するMCF220とを同じ構成のコネクタ560が接続する。コネクタ560でMCF220を接続することにより、コネクタに掛かるコストを削減することができ、MCFの接続に用いるコネクタを間違えるなどの人的なミスの発生を防ぐことができる。また、コア単位で光信号のAdd/Dropを行うことにより、多重化された波長の異なる光信号を波長ごとに分ける処理などが不要となるため、各Add/Dropノードにおける装置の設置や保守の手間を削減できる。
[第7の実施形態]
第5の実施形態ではAdd/Dropノード間の送受信の通信経路が1つ設けられた通信システムで用いられるコネクタを説明した。また、第6の実施形態ではAdd/Dropノード間の送信の通信経路と受信の通信経路とがそれぞれ1つ設けられた通信システムで用いられるコネクタを説明した。これに対して、第7の実施形態では、第5及び第6の通信システムと同じ物理トポロジを有し、ノード間の通信経路が二重化された完全メッシュ型の論理トポロジを有する通信システムにおいて用いられるコネクタの構成を説明する。図17は、第7の実施形態における各Add/Dropノード120のコネクタ570とMCF210との接続を示す図である。Add/Dropノード120間を接続するMCF210は6つのコア211〜216を有する。ここでは、Add/Dropノード120−3に備えられるコネクタ570−3に着目して説明を行うが、いずれのコネクタ570も同じ構成を有している。
Add/Dropノード120−3において、通信システムの各ノードを接続するリング形状における時計回り方向である第1の方向側には、MCF210−3を介してAdd/Dropノード120−2が接続されている。反時計回り方向である第2の方向側には、MCF210−4を介してAdd/Dropノード120−4が接続されている。コネクタ570−3は、第1の方向側のMCF210−3と、第2の方向側のMCF210−3とに接続されている。コネクタ570−3は、MCF210−3の各コア211〜216及びMCF210−4の各コア211〜216それぞれと接続する接続点を備える。各接続点では、接続するコアに対して光信号の入力と出力が実施される。コネクタ560−3は、MCF210−3の各コアに対する接続点1a〜1fと、MCF210−4の各コアに対する接続点2a〜2fとを備える。
コネクタ570−3において、接続点1aは、MCF210−3のコア211−3と接続する。接続点1aは、自ノードの第1の方向側に接続されるAdd/Dropノード120−2から自ノードへの光信号をコア211−3から分岐する。接続点1aにより分岐される光信号は、自ノードに備えられる送受信装置へ接続される。また、接続点1aは、自ノードに備えられる送受信装置により生成される光信号であって自ノードからAdd/Dropノード120−2への光信号をコア211−3へ挿入する。
接続点1bは、MCF210−3のコア212−3と接続する。接続点1bは、自ノードから第1の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1から自ノードへの光信号をコア212−3から分岐する。接続点1bにより分岐される光信号は、自ノードに備えられる送受信装置へ接続される。また、接続点1bは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であって自ノードからAdd/Dropノード120−1への光信号をコア212−3へ挿入する。
接続点1cは、MCF210−3のコア213−3と接続する。接続点1cは、自ノードの第1の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−2から自ノードの第2の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−4への光信号をコア213−3から分岐する。接続点1cにより分岐される光信号は、接続点2bへ接続されることでコア212−4へ中継される。また、接続点1cは、接続点2bにより分岐される光信号であってAdd/Dropノード120−4からAdd/Dropノード120−2への光信号をコア213−3へ接続する。
接続点1dは、MCF210−3のコア214−3と接続する。接続点1dは、自ノードから第1の方向へ3つ先のAdd/Dropノード120−4から自ノードへの光信号をコア214−3から分岐する。接続点1dにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。また、接続点1dは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であって自ノードからAdd/Dropノード120−4への光信号をコア214−3へ挿入する。
接続点1eは、MCF210−3のコア215−3と接続する。接続点1eは、自ノードから第1の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1から第2の方向側に接続するAdd/Dropノード120−4への光信号をコア215−3から分岐する。接続点1eにより分岐される光信号は、接続点2dへ接続されることでコア214−4へ中継される。また、接続点1eは、接続点2dにより分岐される光信号であってAdd/Dropノード120−4からAdd/Dropノード120−1への光信号をコア215−3へ接続する。
接続点1fは、MCF210−3のコア216−3と接続する。接続点1fは、自ノードの第1の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−2から、自ノードから第2の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1への光信号を分岐する。接続点1fにより分岐される光信号は、接続点2eへ接続されることでコア215−4へ中継される。また、接続点1fは、接続点2eにより分岐される光信号であって自ノードから第2の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1から第1の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−2への光信号をコア216−3へ接続する。
接続点2aは、MCF210−4のコア211−4と接続する。接続点2aは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であって自ノードの第2の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−4への光信号をコア211−4へ挿入する。また、接続点2aは、Add/Dropノード120−4から自ノードへの光信号をコア211−4から分岐する。接続点2aにより分岐された光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。
接続点2bは、MCF210−4のコア212−4と接続する。接続点2bは、自ノードの第2の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−4から自ノードの第1の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−2への光信号を分岐する。接続点2bにより分岐される光信号は、接続点1cへ接続されることでコア213−3へ中継される。また、接続点2bは、接続点1cにより分岐される光信号をコア212−4へ接続する。
接続点2cは、MCF210−4のコア213−4と接続する。接続点2cは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であって自ノードから第2の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1への光信号をコア213−4へ挿入する。また、接続点2cは、Add/Dropノード120−1から自ノードへの光信号をコア213−4から分岐する。接続点2cにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。
接続点2dは、MCF210−4のコア214−4と接続する。接続点2dは、自ノードの第2の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−4から、自ノードから第1の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1への光信号を分岐する。接続点2dにより分岐される光信号は、接続点1eへ接続されることでコア215−3へ中継される。また、接続点2dは、接続点1eにより分岐される光信号をコア214−4へ接続する。
接続点2eは、MCF210−4のコア215−4と接続する。接続点2eは、自ノードから第2の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1から自ノードの第1の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−2への光信号を分岐する。接続点2eにより分岐される光信号は、接続点1fへ接続されることでコア216−3へ中継される。また、接続点2eは、接続点1fにより分岐される光信号をコア215−4へ接続する。
接続点2fは、MCF210−4のコア216−4と接続する。接続点2fは、自ノードから第2の方向へ3つ先のAdd/Dropノード120−2から自ノードへの光信号をコア216−4から分岐する。接続点2fにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。また、接続点2fは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であってAdd/Dropノード120−2への光信号をコア216−4へ挿入する。
前述の構成を有するコネクタ570−3に接続されるMCF210−3、210−4において、コア211は、第1の方向側に接続されたノードと第2の方向側に接続されたノードとの通信における光信号を伝送する。コア212は、第1の方向へ2つ先のノードと第2の方向側に接続されたノードとの通信における光信号を伝送する。コア213は、第1の方向側に接続されたノードと第2の方向へ2つ先のノードとの通信における光信号を伝送する。コア214は、第1の方向へ3つ先のノードと第2の方向側に接続されたノードとの通信における光信号を伝送する。コア215は、第1の方向へ2つ先のノードと第2の方向へ2つ先のノードとの通信における光信号を伝送する。コア216は、第1の方向側に接続されたノードと第2の方向へ3つ先のノードとの通信における光信号を伝送する。
前述の構成を備えるコネクタ570を各Add/Dropノード120に備えることで、各Add/Dropノード120は自ノードと他のAdd/Dropノード120との通信における光信号をAdd/Dropでき、各Add/Dropノード120間の通信経路を形成することができる。各Add/Dropノード120では、第1の方向側に接続するMCF210と第2の方向側に接続するMCF210とを同じ構成のコネクタ570が接続する。コネクタ570でMCF210を接続することにより、コネクタに掛かるコストを削減することができ、MCFの接続に用いるコネクタを間違えるなどの人的なミスの発生を防ぐことができる。また、コア単位で光信号のAdd/Dropを行うことにより、多重化された波長の異なる光信号を波長ごとに分ける処理などが不要となるため、各Add/Dropノードにおける装置の設置や保守の手間を削減できる。
[第8の実施形態]
第7の実施形態では、1つのコアで伝送方向が異なる信号を伝送する双方向の通信を行う通信システムに用いられるコネクタを説明した。第8の実施形態では、第7の実施形態の通信システムと同じ物理トポロジ及び論理トポロジを有する通信システムであって1つのコアで1方向の光信号のみを伝送する通信システムで用いられるコネクタを説明する。図18は、第8の実施形態における各Add/Dropノード120のコネクタ580とMCF230との接続を示す図である。Add/Dropノード120間を接続するMCF230は、12個のコア231〜242を備える。Add/Dropノード120−1〜120−4それぞれには、コネクタ580が備えられる。ここでは、Add/Dropノード120−3に備えられるコネクタ580−3に着目して説明を行うが、いずれのコネクタ580も同じ構成を有している。
Add/Dropノード120−3において、通信システムの各ノードを接続するリング形状における時計回り方向である第1の方向側には、MCF230−3を介してAdd/Dropノード120−2が接続されている。反時計回り方向である第2の方向側には、MCF230−4を介してAdd/Dropノード120−4が接続されている。コネクタ580−3は、第1の方向側のMCF230−3と、第2の方向側のMCF230−4とに接続されている。コネクタ580−3は、MCF230−3の各コア231〜242及びMCF230−4の各コア231〜242それぞれと接続する接続点を備える。各接続点では、接続するコアに対して光信号の入力と出力を行う。コネクタ580−3は、MCF230−3の各コアに対する接続点1a〜1mと、MCF230−4の各コアに対する接続点2a〜2mとを備える。
コネクタ580−3において、接続点1aは、MCF230−3のコア231と接続する。接続点1aは、自ノードの第1の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−2から自ノードへの光信号をコア231から分岐する。接続点1aにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。接続点1bは、MCF230−3のコア232と接続する。接続点1bは、自ノードから第1の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1から自ノードへの光信号をコア232から分岐する。接続点1bにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。
接続点1cは、MCF230−3のコア233と接続する。接続点1cは、Add/Dropノード120−2から自ノードの第2の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−4への光信号をコア233から分岐する。接続点1cにより分岐される光信号は、接続点2bへ接続されることでMCF230−4のコア232へ中継される。接続点1dは、MCF230−3のコア234と接続する。接続点1dは、自ノードから第1の方向へ3つ先のAdd/Dropノード120−4から自ノードへの光信号をコア234から分岐する。接続点1dにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。
接続点1eは、MCF230−3のコア235と接続する。接続点1eは、Add/Dropノード120−1からAdd/Dropノード120−4への光信号をコア235から分岐する。接続点1eにより分岐される光信号は、接続点2dへ接続されることでMCF230−4のコア234中継される。接続点1fは、MCF230−3のコア236と接続する。接続点1fは、Add/Dropノード120−2から、自ノードから第2の方向へ2つ先のAdd/Dropノード120−1への光信号をコア236から分岐する。接続点1fにより分岐される光信号は、接続点2eへ接続されることでMCF230−4のコア234中継される。
接続点1gは、MCF230−3のコア237と接続する。接続点1gは、接続点2hにより分岐される光信号であってAdd/Dropノード120−1からAdd/Dropノード120−2への光信号をコア237へ接続する。接続点1hは、MCF230−3のコア238と接続する。接続点1hは、接続点2iにより分岐される光信号であってAdd/Dropノード120−4からAdd/Dropノード120−1への光信号をコア238へ接続する。
接続点1iは、MCF230−3のコア239と接続する。接続点1iは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であって自ノードから第1の方向へ3つ先のAdd/Dropノード120−3への光信号をコア239へ挿入する。接続点1jは、MCF230−3のコア240と接続する。接続点1jは、接続点2kにより分岐される光信号であってAdd/Dropノード120−4からAdd/Dropノード120−2への光信号をコア240へ接続する。
接続点1kは、MCF230−3のコア241と接続する。接続点1kは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であってAdd/Dropノード120−1への光信号をコア241へ挿入する。接続点1mは、MCF230−3のコア242と接続する。接続点1mは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であってAdd/Dropノード120−2への光信号をコア242へ挿入する。
接続点2aは、MCF230−4のコア231と接続する。接続点2aは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であってAdd/Dropノード120−4への光信号をコア231へ挿入する。接続点2bは、MCF230−4のコア232と接続する。接続点2bは、接続点1cにより分岐される光信号をコア232へ接続する。
接続点2cは、MCF230−4のコア233と接続する。接続点2cは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であってAdd/Dropノード120−1への光信号をコア233へ挿入する。接続点2dは、MCF230−4のコア234と接続する。接続点2dは、接続点1eにより分岐される光信号をコア234へ接続する。
接続点2eは、MCF230−4のコア235と接続する。接続点2eは、接続点1fにより分岐される光信号をコア235へ接続する。接続点2fは、MCF230−4のコア236と接続する。接続点2fは、自ノードの送受信装置により生成される光信号であって自ノードから第2の方向へ3つ先のAdd/Dropノード120−2への光信号をコア236へ挿入する。
接続点2gは、MCF230−4のコア237と接続する。接続点2gは、Add/Dropノード120−2から自ノードへの光信号をコア237から分岐する。接続点2gにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。接続点2hは、MCF230−4のコア238と接続する。接続点2hは、Add/Dropノード120−1からAdd/Dropノード120−2への光信号を分岐する。接続点2hにより分岐される光信号は、接続点1gへ接続されることでMCF230−3のコア237へ中継される。
接続点2iは、MCF230−4のコア239と接続する。接続点2iは、Add/Dropノード120−4から、Add/Dropノード120−1への光信号をコア239から分岐する。接続点2iにより分岐される光信号は、接続点1hへ接続されることでMCF230−3のコア238へ中継される。接続点2jは、MCF230−4のコア240と接続する。接続点2jは、Add/Dropノード120−1から自ノードへの光信号をコア240から分岐する。接続点2jにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。
接続点2kは、MCF230−4のコア241と接続する。接続点2kは、Add/Dropノード120−4から自ノードの第1の方向側に接続されたAdd/Dropノード120−2への光信号をコア241から分岐する。接続点2kにより分岐される光信号は、接続点1jへ接続されることでMCF230−3のコア240へ中継される。接続点2mは、MCF230−4のコア242と接続する。接続点2mは、Add/Dropノード120−4から自ノードへの光信号をコア242から分岐する。接続点2mにより分岐される光信号は、自ノードの送受信装置へ接続される。
前述の構成を有するコネクタ580−3に接続されるMCF230−3、230−4において、コア231は、第1の方向側に接続されたノードから第2の方向側に接続されたノードへの光信号を伝送する。コア232は、第1の方向に2つ先のノードから第2の方向側に接続されたノードへの光信号を伝送する。コア233は、第1の方向側に接続されたノードから第2の方向に2つ先のノードへの光信号を伝送する。コア234は、第1の方向に3つ先のノードから第2の方向側に接続されたノードへの光信号を伝送する。コア235は、第1の方向に2つ先のノードから2の方向に2つ先のノードへの光信号を伝送する。
コア236は、第1の方向側に接続されたノードから第2の方向に3つ先のノードへの光信号を伝送する。コア237は、第2の方向に3つ先のノードから第1の方向側に接続されたノードへの光信号を伝送する。コア238は、第2の方向に2つ先のノードから第1の方向に2つ先のノードへの光信号を伝送する。コア239は、第2の方向側に接続されたノードから第1の方向に3つ先のノードへの光信号を伝送する。コア240は、第2の方向に2つ先のノードから第1の方向側に接続されたノードへの光信号を伝送する。コア241は、第2の方向側に接続されたノードから第1の方向に2つ先のノードへの光信号を伝送する。コア242は、第2の方向側に接続されたノードから第1の方向側に接続されたノードへの光信号を伝送する。
前述の構成を備えるコネクタ580を各Add/Dropノード120に備えることで、各Add/Dropノード120は自ノードと他のAdd/Dropノード120との通信における光信号をAdd/Dropでき、各Add/Dropノード120間の通信経路を形成することができる。各Add/Dropノード120では、第1の方向側に接続するMCF230と第2の方向側に接続するMCF230とを同じ構成のコネクタ580が接続する。コネクタ580でMCF230を接続することにより、コネクタに掛かるコストを削減することができ、MCFの接続に用いるコネクタを間違えるなどの人的なミスの発生を防ぐことができる。また、コア単位で光信号のAdd/Dropを行うことにより、多重化された波長の異なる光信号を波長ごとに分ける処理などが不要となるため、各Add/Dropノードにおける装置の設置や保守の手間を削減できる。
第5から第8の実施形態における通信システムのAdd/Dropノードに備えられるコネクタは、それぞれ同じ構成を有している。例えば、コネクタそれぞれは、自身が備えられている自ノードに隣接する第1のAdd/Dropノードと自ノードとを接続する第1のMCFと、第1のノードと逆側に隣接する第2のAdd/Dropノードと自ノードとを接続する第2のMCFとを接続する構成を有している。また、コネクタは、第1のAdd/Dropノードと自ノードとの通信における光信号を第1のMCFの第1のコアに対して挿入又は分岐する第1の接続点と、第2のAdd/Dropノードと自ノードとの通信における光信号を第2のMCFの第1のコアに対して挿入又は分岐する第2の接続点とを備える。ここで、第2のMCFの第1のコアは、第2のAdd/Dropノードにおける第1のMCFの第1のコアである。すなわち、自ノードにおいて挿入又は分岐される光信号を伝送するコアに対する接続点と、中継する光信号を伝送するコアに対する接続点との相対的な位置関係が各Add/Dropノードにおいて同じとなる構成をコネクタは有している。また、コネクタは、自ノードと他のノードとの通信を伝送するコアに対して光信号を挿入又は分岐する接続部と、第1のMCFと第2のMCFとの間において他のノード間の通信に対して割り当てられたコアにより伝送される信号を中継する信号中継部とを備える。例えば、図15に示したコネクタ550−3において、接続部は、コア202−3から送受信装置へ光信号を接続する接続点1bを含む構成であり、信号中継部は、コア201−3とコア202−4とを接続して光信号を両コア間において中継する接続点1a、2bを含む構成である。
ここで、通信システムにおいて用いられるMCFに必要となるコア数について説明する。図15において示した通信システムのように、リング型の物理トポロジと完全メッシュ型の論理トポロジを有し、各コアでは一方向の光信号を伝送する場合、ノード数をNとすると必要となるコア数Cは、式(1)で得られる。なお、N≦2の条件下では、リング型の物理トポロジを構築できないため、N≧3とする。
Figure 0006368438
また、図16において示した通信システムのように、リング型の物理トポロジと完全メッシュ型の論理トポロジを有し、各コアでは双方向の光信号を伝送する場合、ノード数をNとすると必要となるコア数Cは、式(2)で得られる。
Figure 0006368438
また、図17において示した通信システムのように、リング型の物理トポロジと完全メッシュ型の論理トポロジを有し、各コアでは双方向の光信号を伝送し、通信経路を二重化した場合、ノード数をNとすると必要となるコア数Cは、式(3)で得られる。
Figure 0006368438
また、図18において示した通信システムのように、リング型の物理トポロジと完全メッシュ型の論理トポロジを有し、各コアでは一方向の光信号を伝送し、通信経路を二重化した場合、ノード数をNとすると必要となるコア数Cは、式(4)で得られる。
Figure 0006368438
なお、各実施形態における通信システムでは、ノード間を接続するMCFが有するコアをすべて利用する構成について説明した。しかし、ノード間の接続に必要なコア数より多いコア数を有するMCFを用いてもよい。この場合には、ノード間の接続に利用されないコアを共用のコアとして確保し、トラヒック需要が著しく増加したときや利用しているコアに故障が生じたときに共用のコアを利用してもよい。図19A及び図19Bは、本発明に関するマルチコアファイバにおいて共用のコアを設ける構成の一例を示す図である。図19Aには、マルチコアファイバの断面図が示されている。マルチコアファイバの外周側に配置されたコアを各実施形態の通信システムにおけるノード間の通信に用いるコアとしての専用コア群とし、内側に配置されたコアを共用コア群としてもよい。このように共用コアを設ける場合には、各実施形態において説明した第1のコネクタ部と、共用コアに対して光信号のAdd/Dropを行うための第2のコネクタ部とをコネクタが備えればよい。なお、共用コア群のコアに関しては、1つずつ異なる目的に利用してもよいし、1つの目的に対して複数のコアを用いてもよい。また、共用のコアは、ノード間の通信以外の目的で用いてもよい。
図19Bには、共用コアに対する光信号のAdd/Dropの概念が示されている。共用コアに関しては、コア単位でAdd/Dropするのではなく、共用コアの光信号に対する一部分岐と挿入とを行うことで、共用コア群を利用するノードにおいてコネクタの構成が同じになるようにしてもよい。図19Bに示すように、一部又はすべてのノードにおいて共用コアの光信号の一部の光信号をAdd/Dropし、他の光信号を透過させる。この場合、Add/Dropする光信号と透過する光信号との比率は、ノード数に依存する。この構成の場合には、共用コアの利用に際してコネクタを変更する必要がなく、必要に応じて適宜利用することができる。
また、各実施形態の通信システムにおけるコネクタは、ツリーや完全メッシュの論理トポロジを実現する際に用いることができるが、一部のコアへの光信号の伝送を行わない形態で使用してもよい。例えば、上述の実施形態では、2つの送受信ノードを備える通信システムで用いるコネクタについて説明したが、1つの送受信ノードを備える通信システムでも同様に用いることができる。その場合には、一部の通信経路を形成するコアを使用しないことになる。
また、各実施形態の通信システムでは、ノード間の接続にMCFを用いる構成例を説明した。しかし、図9及び図10に示したように、ノード間の接続の一部又は複数に複数のSCFが用いられてもよい。
また、各実施形態の通信システムにおいて説明した、コネクタの接続点とAdd/Dropの対象となるコアの対応関係や、接続点の並びや位置は、一例であり、図面などに示した対応関係や、接続点の並びと位置などは、実施形態において説明したものに限定されるものではない。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
マルチコアファイバに接続されたノードにおいて光信号の挿入と分岐とを容易にすることが不可欠な用途にも適用できる。
120 Add/Dropノード
125,126 送受信装置
200,210,220,230 MCF(Multi Core Fiber)
201,202,203 コア
211,212,213,214,215,216 コア
221,222,223,224 コア
231,232,233,234,235,236,237,238,239,240,241,242 コア
400,410 変換コネクタ
451、452、453 SCF(Single Core Fiber)
500 通信システム
510,520,530,540,550,560,570,580 コネクタ

Claims (19)

  1. 3つ以上のノードを備え、前記ノード間の接続のうち少なくとも一部の区間に複数のコアを備えるマルチコアファイバが用いられている通信システムであって、
    マルチコアファイバに接続された前記ノードは、
    他の前記ノードと自ノードとの間の通信経路として排他的に割り当てられた前記コアに対する信号の挿入及び分岐と、自ノードに接続されたマルチコアファイバの間において他のノード間の通信に割り当てられた前記コアにより伝送される信号の中継とのいずれか一方又は両方を行うコネクタを備え、
    前記コネクタにおいて信号が挿入又は分岐される前記コアの接続位置と、前記コネクタにおいて信号が中継される前記コアの接続位置と相対的な位置関係は、マルチコアファイバに接続された前記ノードのいずれにおいても同じである、
    通信システム。
  2. すべての前記ノードは、それぞれ2つの他の前記ノードと接続されている、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 少なくとも1つの前記ノードは、割り当てられた前記コアを用いた通信経路をすべての他の前記ノードごとに有する、
    請求項1に記載の通信システム。
  4. 複数の前記ノードは、割り当てられた前記コアを用いた通信経路を、複数の他の前記ノードとの間に有する、
    請求項1に記載の通信システム。
  5. すべての前記ノードは、割り当てられた前記コアを用いた通信経路を、他の前記ノードすべてとの間に有する、
    請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記ノードは、割り当てられた前記コアを用いた通信経路を、通信対象の他の前記ノードごとに1つ有する、
    請求項1に記載の通信システム。
  7. 前記ノードは、割り当てられた前記コアを用いた通信経路を、通信対象の他の前記ノードごとに有し、
    通信対象の他の前記ノードごとの通信経路は、異なる前記コアを介した通信経路である、
    請求項1に記載の通信システム。
  8. 前記ノードは、通信対象の他の前記ノードとの通信における送信と受信とに異なる通信経路を用い、
    送信用の前記通信経路に割り当てられる前記コアと、受信用の前記通信経路に割り当てられる前記コアとは異なる、
    請求項1に記載の通信システム。
  9. 前記ノードは、通信対象の他の前記ノードとの通信における送信と受信とに、同じ前記コアに割り当てられた通信経路を用いる、
    請求項1に記載の通信システム。
  10. 前記複数のコアは、マルチコアファイバの中心軸を中心にした円周上に配置され、
    前記コネクタは、基準となる位置から前記中心軸に対して前記ノードそれぞれで異なる角度だけ回転した位置でマルチコアファイバに取り付けられている、
    請求項1に記載の通信システム。
  11. 前記コネクタは、
    自身が備えられた自ノードに隣接する他の前記ノードとの通信を伝送する前記コアに対して信号を挿入又は分岐する接続部と、
    自ノードに接続されているマルチコアファイバ間において、他の前記ノード間の通信に割り当てられた前記コアにより伝送される信号を中継する信号中継部と、
    を備え、
    前記コネクタに備えられる前記信号中継部の数は、自ノードから自ノードの通信対象の他の前記ノードまでの通信経路において経由する他の前記ノードの数以上である、
    請求項1に記載の通信システム。
  12. 前記コネクタは、
    前記複数のコアのうち前記ノード間の通信において用いられる通信コアに対して信号の挿入及び分岐と、信号の挿入及び分岐の対象外の前記通信コアの信号を自身が備えられた自ノードに接続されているマルチコアファイバ間での中継とを行う第1のコネクタ部と、
    前記複数のコアのうち前記ノード間の通信以外の目的で用いられる共用コアに対して、信号の挿入、分岐又は中継を行う第2のコネクタ部と、
    を備える、
    請求項1に記載の通信システム。
  13. マルチコアファイバに接続された前記ノードは、それぞれ前記第2のコネクタ部により挿入又は分岐される信号を利用する、
    請求項12に記載の通信システム。
  14. マルチコアファイバに接続された前記ノードに備えられる前記第2のコネクタ部は、同一の共用コアに対して信号の挿入又は分岐を行う、
    請求項12に記載の通信システム。
  15. 前記コネクタは、
    前記複数のコアそれぞれに対応して設けられた細径シングルモードファイバを備え、
    前記細径シングルモードファイバは、信号の挿入又は分岐と、自身が備えられた自ノードに接続されたマルチコアファイバ間における信号の中継とを行う、
    請求項1に記載の通信システム。
  16. 前記コネクタは、
    前記複数のコアそれぞれに対応して設けられた導波路コアを含む光導波路を備え、
    前記導波路コアは、信号の挿入又は分岐と、自身が備えられた自ノードに接続されたマルチコアファイバ間における信号の中継とを行う、
    請求項1に記載の通信システム。
  17. 前記コネクタは、
    自身が備えられた自ノードに接続されたマルチコアファイバの前記複数のコアから出力される信号それぞれを空間的に分離する第1の光学素子と、
    前記第1の光学素子により空間的に分離された信号の伝搬方向をコネクタ外部へ変化させることで信号の分岐を行う第2の光学素子と、
    コネクタ外部から入力された信号の伝搬方向を空間的に分離された信号の伝搬方向へ変化させることで信号の挿入を行う第3の光学素子と、
    前記第1の光学素子により空間的に分離された信号と前記第3の光学素子により伝搬方向が変化された信号とを、自身が備えられた自ノードに接続された他のマルチコアファイバの前記複数のコアにそれぞれ入力する第4の光学素子と、
    を備える、
    請求項1に記載の通信システム。
  18. 3つ以上のノードを備え、前記ノード間の接続のうち少なくとも一部の区間に複数のコアを備えるマルチコアファイバが用いられている通信システムにおいて、マルチコアファイバに接続された前記ノードで用いられるコネクタであって、
    自身が備えられる自ノードと他の前記ノードとの間の通信経路として排他的に割り当てられた前記コアに対する信号の挿入及び分岐を行い、
    コネクタにおいて信号が挿入される前記コアの接続位置と、コネクタにおいて信号が分岐される前記コアの接続位置との相対的な位置関係は、マルチコアファイバに接続された前記ノードで用いられるコネクタのいずれにおいても同じである、
    コネクタ。
  19. 前記自ノードに接続されたマルチコアファイバの間において他の前記ノード間の通信に割り当てられた前記コアにより伝送される信号を中継し、
    コネクタにおいて信号が挿入される前記コアの接続位置と、コネクタにおいて信号が分岐される前記コアの接続位置と、コネクタにおいて信号が中継される前記コアの接続位置との相対的な位置関係は、マルチコアファイバに接続された前記ノードで用いられるコネクタのいずれにおいても同じである、
    請求項18に記載のコネクタ。
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