JP6366189B2 - 風力発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、風の自然エネルギー(自然気流、又は自然風)と、高低差の位置エネルギー(ポテンシャルエネルギー)、並びに負圧領域による気圧差エネルギーを利用した、エコロジーの風力発電装置(自然エネルギー利用の風力発電機)に関する。
本発明が、提案する風力発電装置において、自然風を、如何に効率よく受入れ、かつこの受入れた風(風)を利用して、羽根車(風車)を回転すること、並びに強風時の対策が重要課題であり、この問題をクリアすることで、この種の風力発電装置の有効性が確立される。本出願人は、この趣旨に則り、特許出願をしている。特許出願の意図は、「イ」 自然風を、全方向性の風胴により、効率よく捉え、風車に送ること、効率的な発電を図ること、「ロ」 風胴の収歛部で、かつ屋根勾配の頂点で捉えるタービン方式(収れんした風胴部による、中心式の環状風車室方式)を採用すること、「ハ」 環状風車室に風車を配備することで、騒音発生回避と、夜間における近隣への迷惑防止、環境破壊解消を図ること、等にある。
この基本特許を踏まえ、さらに、複数のエネルギーを総合的に利用することで、高効率的な発電が図れることと、気象条件に左右されない、一定した発電量が確保できる風力発電装置を提案する。
この提案が、有効であるか否かを検討する。即ち、先行文献の調査である。
特開平11−107907号公報において(文献(1)とする)、熱対流で風の流れを造り、発電する装置がある。即ち、建屋の風胴式の柱に、地中の冷風(冷気量)と、生活で発生する温風(熱量)との熱の対流を利用し、上昇流を生成し、発電機を駆動する構造である。しかし、熱量の発生が一定せず、高効率的な発電と、一定した発電量が確保できる風力発電装置とは考えられない。
特開2013−147978号公報において(文献(2)とする)、風車翼後方に乱気流により低気圧部(負圧領域)を形成し、自然風の誘導と、風速の増幅とを利用し、発電を図る構造である。しかし、自然風と、その一部の乱気流により低気圧部を形成することが主体であり、高効率的な発電と、一定した発電量が確保できる風力発電装置とは考えられない。
特開2000−34972号公報において(文献(3)とする)、地上と山頂との気圧と温度差を利用するために、山の斜面に沿って設けた風胴と、風胴内に設けた羽根車とを利用し、風胴内に生ずる上昇流で、発電する風力発電装置であるが、高効率的な発電と、常時、一定した発電量が確保できる風力発電装置とは考えられない。
特開平11−107907号公報 特開2013−147978号公報 特開2000−34972号公報
前述した如く、文献(1)〜文献(3)においては、自然風が主体であり、この自然風の動きを利用し、他の風を生成するとともに、他の風を誘引して、総合的な風の流れを確保することは、不可能である。
上記に鑑み、本発明は、自然風の動きを利用し、他の風を生成するとともに、他の風を誘引して、総合的な風の流れ(第一〜第四風胴部の風の流れ)を利用することで、高効率的な発電と、一定した発電量が確保できる風力発電装置を提供する。また、強風、及び/又は、雨水等の異物を、シャッタ、又はディフューザー等でコントロールすること、又は風量調整可能とし、装置の損傷・騒音・飛散等の回避が図れる風力発電装置を提供する。
本発明の目的を達成するために、請求項1〜1を提案する。
請求項1の発明は、建屋と、建屋の風胴に設けた羽根車、及び発電機とで構成する風力発電装置であり、
風胴は自然気流を導入する屋根に設けた第一風胴部と、気圧差により発生する上昇気流を導入する柱に設けた第二風胴部と、第一風胴部と第二風胴部とが合流する箇所に設けたタービン室とで構成し、
タービン室には、自然気流のエネルギー、及び、上昇気流のエネルギーを取込み、両エネルギーで、羽根車を回転可能とし、
また、タービン室から排気される気流を、建屋外に排気し、
タービン室と羽根車とでなる空間に設け、かつ第二風胴部の中間上部と、第一風胴部の先端部との繋ぎ部に設けた誘導片を備える風力発電装置であり、自然風の動きを利用し、他の風(位置エネルギーと、負圧領域による誘引エネルギー)を生成するとともに、他の風を誘引して、総合的な風の流れ(第一・第二風胴部の風の流れ)を利用することで、高効率的な発電と、一定した発電量が確保できる風力発電装置を提供できる。或いは、強風、及び/又は、雨水等の異物による弊害回避が図れる風力発電装置を提供できる。また、自然気流(X)と上昇気流(Y)との衝突回避を図りつつ、羽根車のスムースな回転を保証できる。
請求項2の発明は、建屋と、建屋の風胴に設けた羽根車、及び発電機とで構成する風力発電装置であり、
風胴は自然気流を導入する屋根に設けた第一風胴部と、気圧差により発生する上昇気流を導入する柱に設けた第二風胴部と、第一風胴部と第二風胴部とが合流する箇所に設けたタービン室とで構成し、
タービン室には、自然気流のエネルギー、及び、上昇気流のエネルギーを取込み、両エネルギーで、羽根車を回転可能とし、
また、タービン室から排気される気流を、第二風胴部に繋がる建屋外に設けた第三風胴部を介して、建屋外に排気し、
タービン室と羽根車とでなる空間に設け、かつ第二風胴部の中間上部と、第一風胴部の先端部との繋ぎ部に設けた誘導片を備える風力発電装置であり、自然風の動きを利用し、他の風(位置エネルギーと、負圧領域による誘引エネルギー)を生成するとともに、他の風を誘引して、総合的な風の流れ(第一〜第三風胴部の風の流れ)を利用することで、請求項1を超ええると考えられる、高効率的な発電と、的確で、かつ安定した発電量が確保できる風力発電装置を提供できる。或いは、強風、及び/又は、雨水等の異物による弊害回避が図れる風力発電装置を提供できる。また、自然気流(X)と上昇気流(Y)との衝突回避を図りつつ、羽根車のスムースな回転を保証できる。
請求項3の発明は、建屋と、建屋の風胴に設けた羽根車、及び発電機とで構成する風力発電装置であり、
風胴は自然気流を導入する屋根に設けた第一風胴部と、気圧差により発生する上昇気流を導入する柱に設けた第二風胴部と、第一風胴部と第二風胴部とが合流する箇所に設けたタービン室とで構成し、
タービン室には、自然気流のエネルギー、及び、上昇気流のエネルギーを取込み、両エネルギーで、羽根車を回転可能とし、
また、タービン室から排気される気流を、前記建屋外に排気し
タービン室と羽根車とでなる空間に設け、かつ第二風胴部の中間上部と、第一風胴部の先端部との繋ぎ部に設けた誘導片か、又はタービン室に向って、かつ繋ぎ部に設けた庇部かの何れかを備える風力発電装置であり、請求項1と同じ効果が期待できる。
請求項4の発明は、建屋と、建屋の風胴に設けた羽根車、及び発電機とで構成する風力発電装置であり、
風胴は自然気流を導入する屋根に設けた第一風胴部と、気圧差により発生する上昇気流を導入する柱に設けた第二風胴部と、第一風胴部と第二風胴部とが合流する箇所に設けたタービン室とで構成し、
タービン室には、自然気流のエネルギー、及び、上昇気流のエネルギーを取込み、両エネルギーで、羽根車を回転可能とし、
また、タービン室から排気される気流を、第二風胴部に繋がる建屋外に設けた第三風胴部を介して、建屋外に排気し、
タービン室と羽根車とでなる空間に設け、かつ第二風胴部の中間上部と、第一風胴部の先端部との繋ぎ部に設けた誘導片か、又はタービン室に向って、かつ繋ぎ部に設けた庇部かの何れかを備える風力発電装置であり、
第一風胴部と第二風胴部とでタービン室を形成し、第二風胴部に庇部を形成する風力発電装置であり、請求項2と同じ効果が期待できる。
請求項の発明は、第一風胴部は、受入通路と、排気通路の組合せでなる風力発電装置であり、請求項1乃至請求項4の効果達成と、この効果達成に、最適な、第一風胴部の組合せ構造を提案できる。
請求項6の発明は、第三風胴部は、第二風胴部の上部に嵌入、又は遊嵌するとともに、第三風胴部は、この第二風胴部に回転自在に設ける風力発電装置であり、請求項2と請求項4の効果達成と、この効果達成に、最適な、第三風胴部と第二風胴部との連繋関係の構造を提案できる。
請求項7の発明では、第三風胴部は、第二風胴部に回転自在に設けることで、一方側に、排気口を設ける風力発電装置であり、請求項6の効果達成と、この効果達成に、最適な、第三風胴部の構造を提案できる。
請求項の発明では、柱の基端には空気流通用の複数の孔を開設し、孔に、床下に設けた外気、又は地中空気導入用の第四風胴部を設ける風力発電装置であり、請求項1乃至請求項4の効果達成と、この効果達成に、最適な、柱と第四風胴部との連繋関係の構造を提案できる。
請求項の発明では、柱の基端には、補強用の筋交部材を付設する風力発電装置であり、請求項1乃至請求項4の効果達成と、この効果達成に、最適な、柱の補強手段の構造を提案できる。
請求項10の発明では、第二風胴部、及び/又は、タービン室に、加熱用の手段として役立つ薬品供給手段を付設する風力発電装置であり、請求項1乃至請求項4、又は請求項5の効果達成と、この効果達成に、最適な、加熱用の手段として役立つ薬品供給手段を備えた構造を提案できる。
請求項11の発明では、第一風胴部、又は第二風胴部に、風を誘導する、ガイド手段を付設する風力発電装置であり、請求項1乃至請求項4の効果達成と、この効果達成に、最適な、第一風胴部と第二風胴部の構造を提案できる。
請求項12の発明では、第四風胴部に、風を誘導する、ガイド手段を付設する風力発電装置であり、請求項10の効果達成と、この効果達成に、最適な、第四風胴部の構造を提案できる。
請求項13の発明では、建屋は、二階以上の建屋とし、柱は、屋根の頂面まで達する風力発電装置であり、請求項1乃至請求項4の効果達成と、この効果達成に、最適な、建屋の構造を提案できる。
本発明(各実施例も共通する。以下省略)の風力発電装置の主体をなす柱の基礎を示した拡大断面図 本発明における第四風胴部(各実施例も共通する。以下省略)の一例を示した要部の拡大断面模式図 (イ)〜(ニ)は、本発明における各羽根車の一例を示した要部の横断面模式図 第一実施例を示した全体の縦断面模式図 第一実施例の第三風胴部と負圧帯域との一例を拡大して示した要部の縦断面模式図 第一実施例(他の実施例も共通する。以下省略)における第一風胴部の一例を示した全体の横断面模式図 第一実施例における第一風胴部の一例を示した全体の縦断面模式図 第一実施例における第一風胴部の二例を示した全体の横断面模式図 第一実施例における第一風胴部の二例を示した全体の縦断面模式図 第一実施例における第一風胴部の二例で、向かって、左側の屋根の要部の拡大の縦断面模式図 第一実施例における第一風胴部の二例で、向かって、右側の屋根の要部の拡大の縦断面模式図 第一実施例の羽根車の一例の拡大横断面模式図 第一実施例の羽根車の一例の拡大側縦断面模式図 第一実施例の羽根車の一例の拡大裏面模式図 第一実施例の要部の分解俯瞰模式図 第二実施例を示した全体の縦断面模式図 (イ)〜(ハ)は、第二実施例における各第三風胴部の一例を示した縦断面模式図 (イ)〜(ホ)は、第二実施例における各第三風胴部の取入れ口の一例を示した平面模式図 第二実施例における第三風胴部の筒体の一例を示した平面模式図 (イ)、(ロ)は、第二実施例における各第三風胴部の一例を示した平面模式図 第三実施例を示した全体の縦断面模式図 (イ)〜(ハ)は、第三実施例における各第三風胴部と各負圧帯域との一例を拡大して示した要部の縦断面模式図 第三実施例における第三風胴部の筒体の一例を示した平面模式図 (イ)、(ロ)は、第三実施例における各第三風胴部の一例を示した縦断面模式図 第四実施例を示した全体の縦断面模式図 第五実施例を示した全体の縦断面模式図 (イ)〜(ハ)は、第五実施例における各第三風胴部と各負圧帯域との一例を拡大して示した要部の縦断面模式図 第五実施例における第三風胴部の筒体の一例を示した平面模式図 (イ)、(ロ)は、第五実施例における各第三風胴部の一例を示した縦断面模式図 第五実施例におけるタービン室と羽根車との関係を示した横断面模式図 第六実施例を示した全体の縦断面模式図 第六実施例における第一風胴部とタービン室との関係の一例を示した拡大縦断面模式図 (イ)〜(ハ)は、第六実施例における各第三風胴部と各負圧帯域との一例を拡大して示した要部の縦断面模式図 第七実施例を示した全体の縦断面模式図 (イ)〜(ハ)は、第七実施例における各第三風胴部と各負圧帯域との一例を拡大して示した要部の縦断面模式図 第七実施例における第三風胴部の筒体の一例を示した平面模式図 (イ)、(ロ)は、第七実施例における各第三風胴部の一例を示した縦断面模式図 第八実施例を示した全体の縦断面模式図 第九実施例を示した全体の縦断面模式図 (イ)〜(ニ)は、第九実施例に於ける柱と、チャンバー室、及びタービンケーシングと羽根車との関係を示し、かつ自然気流の流れと、上昇気流の流れとを説明する側面視した要部断面図 (ロ‘)〜(ニ‘)は、前記(ロ)〜(ニ)の平面視した一部省略の参考要部断面図 第九実施例に於ける(同じ機能となる)A−A及びB−B断面図 第九実施例に於ける柱のC−C断面図 第十実施例を示した全体の縦断面模式図 第十実施例における要部(タービンケーシングを主体とした)の平面模式図 発電量を確保する為の諸条件の一例を示した図表
図1−1〜図3−5−3に示した、基本構造と、第一実施例について説明する。図1と、図2、又は図3−1〜図3−4に関しては、基本構造であり、かつ本発明の重要な要素を備えている。図1の如く、柱1(芯柱)の基端は、土台2に立設されており、筋交部材100で補強されている。この柱1は風胴(中空形状)であり、第二風胴部(ろ)を構成する。この第二風胴部(ろ)は、床下から、少なくとも、後述する屋根の天井から上方(屋根上の空中)に到る構造であり、芯柱であり、耐震効果が期待できる。この第二風胴部(ろ)は、床下と屋根との気圧差(高低差)により発生する上昇による風(上昇気流、又は位置エネルギー)を生成する。その構造は、地下空気(床下)、又は地中空気を取込む床下空間の入口101(開口)と、屋根A2に至り、後述する筒体に至る貫通孔102と、この入口101に連なる後述する第四風胴部(に)の開口部に設けた自然気流X3を制御するフィン3等でなる。柱1の第二風胴部(ろ)に上昇気流Y(風)が発生した際に開放される。また、自然風(自然気流X:自然エネルギー)を取入れる第一風胴部(い)は、建屋Aの躯体A1と屋根A2の間に空間A3を形成される。この一例では、空間A3に、山形形状の第一ユニットB1と、山形形状の第二ユニットB2を設置し、この第一・第二ユニットB1、B2を、接合した状態で、図3−1と図3−3に示すように、屋根A2に形成された空間A3の略全方向に向かい、かつ屋根A2の流れ方向A4に沿った傾斜の多数条の第一風胴部(い)が形成される。この第一風胴部(い)は、途中に緩衝空間部(い1)を備え、強風対策と、異物を貯留することと、後述する羽根車への異物の衝突を無くす。また、図示しないが、入口に、金網とディフューザー、又はフィン等の付帯設備を付設する。気圧差は、無風時に有効な手段である。 そして、第一風胴部(い)の収歛部位と、第二風胴部(ろ)の拡開部位との間(屋根裏A5であり、建屋Aの天井、及び/又は、天井の開口)に、タービン室5(タービンケーシング500)を形成する。このタービン室5には、一基、又は数基でなる各態様の羽根車6が回転自在(個別、又は一体形態で停止制御可能)に取付けられている。このタービン室5の上方には、第三風胴部(は)が形成されている。必要により、この第三風胴部(は)は、屋根A2から突出し、煙突形状とする。また、このタービン室5には、自然気流Xに対応するために(例えば、強風時、台風時、又は降雨時等に対応するために)、第一風胴部(い)の終端と、タービン室5のタービンケーシング500の入口500aとの間に、環状のシャッタ7を設ける。シャッタ7は、シャッタ収納スペース7a、及び/又は、タービンケーシング500の入口500a等を開閉可能とする。図中8はシャッタ7の上下動を司るアクチュエータで、例えば、シリンダ8を付設する。尚、タービン室5(タービンケーシング500)と羽根車6との外周面との間には、空気の流れを確保する空間10がある。この空間10を設ける他の理由は、自然気流Xと上昇気流Yとが衝突し、乱流が生じても、確実に羽根車6の回転が保証され、かつ騒音発生回避等を図るためである。また、床下を流れる風を、柱1の上昇気流Yに変換するための補助手段として、床下通路と第二風胴部(ろ)との繋ぎ部位に、例えば、ガイド兼絞り通路103を設ける。尚、図3−2と図3−4の屋根A2の各例は、筒体15を無くし、かつ越屋根の様式で第二風胴部(ろ)の雨仕舞いを図り、簡略化、経済性等を考慮した一実施例も有り得る。
図中、15は柱1の上端(第三風胴部(は)の煙突)等に、回転自在に設けた風見鶏筒体であり、風見鶏筒体15(筒体とする)のスリット、開口等の取入れ口15cは、自然気流X1(第一風胴部(い)とは空中の位置が異なる)を取入れるとともに、出口15dには、負圧帯域Cを形成することで、この自然気流X1を積極的に誘導するとともに、併せて、上昇気流Yを、誘導する役割を担う(誘引エネルギー)、第三風胴部(は)を構成する。筒体15には、水の排出用の孔15aとゲート15bを備えている。また、第二風胴部(ろ)の上部と、第三風胴部(は)の基端側は、凹凸嵌合16で、抜け止め防止と、回転が保証されている。この例では、出口15dの形状を、動物の顎の形状を模しており、顎を上向きとした状態で、顎下側に、乱流発生(後述する第五風胴部に相当する)を促進し、確実に、負圧帯域Cを形成する。これによって、取入れ口15cからの自然気流X1の取入れを促進しつつ、上昇気流Yに対して、上昇エネルギーを付与できる。換言すると、羽根車6の回転速度の向上に役立つことが考えられる。
羽根車6は、羽根6aとこの羽根6aを支持するハブ6bと、ハブ6bの中心(タービンケーシング500)に差渡した軸6c(差渡しは、横設「横断」、鉛直「垂直」、又は斜設等がある)とで構成し、タービン室5のタービンケーシング500に横断式(建屋の柱芯と直交方向)にセットされる。そして、この軸6cの回転を、発電機6dに伝達する(図3−5−1と図3−5−2参照)。発電機6dの回転によって、発電する。また、電気は蓄電する。この例では、ハブ6bは軸6cに大きな径で支持され、羽根6aがスムース、かつ軽い力で、回転する構造となっている。また、タービン室5は、自然気流Xの増速、及び/又は、高効率エネルギーを達成する手段があり、例えば、第一風胴部(い)の収れん機構等の設備(手段)であり、間口6−1>羽根6a間の吸込口6−2の構造とする。図中6eは軸受を示す。
そこで、高効率エネルギー達成の一例を考察すると、下記の理由である。
Aは、第一風胴部(い)の間口6−1の容積で、Bは、第一風胴部(い)の収れん口(ハブ6b側の吸込口6−2)の容積である。
また、羽根6の翼面積を、Sとすると、
従って、タービン室5の間口6−1と、吸込口6−2との面積比が、高効率エネルギーの達成に有効である。
図中11、12は誘導部材で、自然気流X、及び/又は、上昇気流Y、その他混合気流の流れ促進と、これらの風の羽根車6への衝突回避等を意図する。
また、第二風胴部(ろ)の吸込口には、第四風胴部(に)が繋がる構造とし、床下空気、又は地中空気を取込み可能とする。例えば、図1−2に示す例では、免震(防振)機構を備えた土台2であって、この土台2には、放射方向に複数本の第四風胴部(に)を囲繞し、水抜き開口、及び/又は、勾配等を付設するとともに、増速、及び/又は、高効率エネルギー達成用の収れん機構(前述参照)、等の設備(手段であり、他の各風胴部においても同様である。一部で説明して、省略する)を備える。第四風胴部(に)には、フィン3を備える。
この第一実施例では、少なくとも、発電用の四つの風胴部が、建屋Aの柱1とか屋根A2、図示しないが躯体A1等に形成される。即ち、柱1に設けた位置エネルギーの第二風胴部(ろ)と、図3−1の如く、屋根A2の放射方向に設けた自然気流X(取込み自然風エネルギー)の第一風胴部(い)、並びに後述する筒体15に設けた自然気流X1(取込み自然風エネルギー)の第三風胴部(は)、又は筒体15に薬品処理等による熱を利用した負圧領域と誘導気流X2(負圧・吸込み自然風エネルギー)の第五風胴部(ほ)、並びに土台2(床下)に設けた自然気流X3(取込み自然風エネルギー)の第四風胴部(に)という、複数のエネルギー要素がある。この複数のエネルギー要素は、建屋Aの構造、及び/又は、各人の希望と、発電規模等により選択採用できる特徴がある。前記第一風胴部(い)、第二風胴部(ろ)各風胴部は、タービン室5の回転、又は後述するシャッタ7、等により開閉される。そして、本発明の基本は、鉛直方向に向かって風(自然気流X等)を流し、効率的に発電することを意図する。
以下、各実施例の特有の構造を、順次、説明する。
図4−1〜図4−5に示した第二実施例では、第一実施例の構造と、略同じであり、筒体15の構造が異なる。筒体15は、排気Z専用タイプであり、第二風胴部(ろ)からの上昇気流Yによる上昇エネルギーと、第一風胴部(い)からの自然気流Xとを介して、タービン室5の羽根車6に付与して、働きを終えた空気を、積極的に、鉛直方向に向かって吸引排気するとともに、この上昇気流Y、及び/又は、自然気流Xの、大量、かつ積極的な取込みを介して、タービン室5の羽根車6に、大量で、かつ高圧力の空気(エネルギー)を付与する。図中17は筒体15の天板に設けた風向板を示す
。尚、筒体15の天井面1500は、種々の形状があり、自然気流X、X1、及び/又は、上昇気流Y1、その他混合気流の排気Zを促進できる構造とする。その他は、前述の第一実施例に準ずる。尚、図4−2(イ)〜(ハ)は、前記した筒体15の自然気流X1、及び/又は、誘導気流X2の取入れ側に関する別の例であり、一条〜数条のスリット、一個〜数個の開口等の取入れ口15cを形成する。従って、自然気流X1を積極的に取入れ可能することと、フィン15eで下向きの自然気流X1とし、乱流発生を促進し、確実に、負圧帯域Cを形成できる。これにより、例えば、排気Z側において、筒体15を回った自然気流X1の一部の空気の取入れが図れることと、この一部の空気の取入れは、排気Z(排気空気Z1)の急速、かつ迅速化が図れる(筒体15における上昇気流Y1の迅速化に役立つ)。この迅速な排気Zは、上昇気流Yの上昇促進と、羽根車6の回転の高速化を促し、発電量の拡大が期待できる。図中22は負圧帯域Cにおける風胴装置で、風胴装置22は、負圧帯域Cを利用し、誘導気流X2を積極的に取込む構造である。図4−3は、筒体15の吸込側に設けた取入れ口15cの形状を示している。長孔の他に、図示のような形状が望ましい。また、孔の形状と数は自由である。その他は、前述の第一実施例、後述するその他の実施例に準ずる。また、図4−2(イ)、(ハ)、並びに図4−5(イ)、(ロ)は、前記した筒体15の自然気流X1の取入れ側に関する別の例、及び/又は、図4−2(ロ)、(ハ)は、誘導気流X2に関する例であり、一条〜数条のスリット、一個〜数個の開口等の取入れ口15cを形成する。
図5−1〜図5−4に示した第三実施例では、第二実施例の構造と、略同じであり、第一風胴部(い)と、タービン室5等の構造が異なる。タービン室5に、羽根車6が縦断式(建屋の鉛直方向)にセットされる。また、タービン室5と羽根車6との間に、上昇気流Yとの衝突を回避する空間10を形成する。この空間10に上昇気流Yを誘導し易くなる手段、及び/又は、羽根車6に自然気流Xを確実に誘導するための手段として、タービン室5に誘導片18を設け、かつ誘導片18は、第二風胴部(ろ)の中間上部と第一風胴部(い)の先端部との繋ぎ部に至らしめる。この構造で、自然気流Xと上昇気流Yとの衝突回避を図りつつ、羽根車6のスムース、かつ確実な回転を保障する。その他は、前述の第二実施例、その他の実施例に準ずる。
図6に示した第四実施例では、第二実施例の構造と、略同じであり、羽根車6の構造が異なる。即ち、羽根車6は、第二風胴部(ろ)の鉛直方向に取付け軸13で支持されており、対の羽根車6を有する構造である。その他は、前述の第二実施例、その他の実施例に準ずる。
図7−1〜図7−5に示した第五実施例では、第二実施例の構造と、略同じであり、タービン室5の構造が異なる。タービン室5の上辺にガイド片20を形成し、ガイド片20により、タービン室5より排気される上昇気流Yと、自然気流Xの衝突回避を図る。また、必要により、羽根車6を、上昇気流Yのみでの回転を図り、かつ自然気流Xは、上昇気流Yの誘引のみに使用する構造である。羽根車6は、図示しない取付け軸で支持されており、対の羽根6aを有する構造である。その他は、前述の第二実施例、その他の実施例に準ずる。
図8−1〜図8−2に示した第六実施例では、第五実施例の構造と、略同じであり、タービン室5の構造が異なる。タービン室5には、図8−1−1に示すように、羽根車6に自然気流Xを確実に誘導するための手段として、庇部21を設け、かつ庇部21は、第二風胴部(ろ)の上端下部に至らしめる(繋ぎ部に設ける)。この構造で、自然気流Xと上昇気流Yとの衝突回避を図りつつ、羽根車6のスムースな回転を保証する。また、第一風胴部(い)の横断面での径は大型とする。尚、庇部21は、タービン室5の、少なくとも、第一風胴部(い)の一部、又は全体に、縦方向に突設した形状であり、羽根6aの先端部の下側に位置する。その他は、前述の第五実施例、その他の実施例に準ずる。


図9−1〜図9−4に示した第七実施例では、第三実施例の構造と、略同じであり、第一風胴部(い)と、第二風胴部(ろ)との繋ぎ部と、繋ぎ部に設けたタービン室5の羽根車6の構造が異なる。タービン室5に、羽根車6が縦断式(建屋の鉛直方向)にセットされる。羽根車6は、上昇気流Yと、自然気流Xとの空気の流れを総合的に受入れて、高効率の回転と、発電量を確保できると考えられる。羽根車6は、図示の如く、横断方向に取付け軸13で支持されている。その他は、前述の第三実施例、その他の実施例に準ずる。
図10に示した第八実施例では、第四実施例の構造と、略同じであり、タービン室5の容積を拡充し、タービン室5への自然空気X、及び/又は、上昇気流Yの導入を容易とし、かつ導入の衝突を回避する。空間10のエリアを確保する構造である。その他は、前述の第四実施例、その他の実施例に準ずる。
図11−1に示した第九実施例では、柱1の上方にチャンバー室104を連設し、このチャンバー室104にタービンケーシング500を、差込み、又は引抜き自在に設ける構成であり、タービンケーシング500を利用することで、羽根車6の故障時の取扱いと、羽根車6の交換の容易化等を意図する。チャンバー室104の切離し屋根部、或いはタービンケーシング500には、吊りボルト105を敷設する。また、チャンバー室104には、第一風胴部(い)用の開口104aを、一個又は複数個開設する。尚、タービンケーシング500には、第一風胴部(い)用の入口500aを、一個又は複数個開設する。このタービンケーシング500、及び/又は、チャンバー室104の切離し屋根部(必要により)は、柱1に回転自在に設けられており、柱1に開設した孔に、チャンバー室104の突起が差込み支持される。また、柱1、又はチャンバー室104には、筒体15が回転自在に設けられており、タービン室5、又は屋根A2、或いはタービンケーシング500に開設した孔に、筒体15の突起が差込み支持される。この第九実施例では、タービンケーシング500は、三重構造(内外周壁)であり、少なくとも、第一ケーシング500−1と、第二ケーシング500−2と第三ケーシング500−3で構成し(第一ケーシング500−1等は、鉛直方向に対で設ける構成を説明したが、一例である)、この第一ケーシング500−1に羽根車6(鉛直方向に対で)が設けられる。そして、この第一ケーシング500−1と、第二ケーシング500−2と第三ケーシング500−3とは、それぞれ開口500−1a、500−2a、又は500−3aにより連設される。この開口500−1aは、下向きの誘導口部500−1b(排出部)を備えており、自然気流Xを、第一ケーシング500−1と、第二ケーシング500−2と第三ケーシング500−3とに誘導し易い構造となっている。そして、第一ケーシング500−1、又は、第二ケーシング500−2、或いは、第三ケーシング500−3とから(外側に向かって)、個別か一体に立ち上がった導入管部500−1cを経由して、第一風胴部(い)の屋根側(い‘)に到る(鉛直方向に到る)構造であり、この第一風胴部(い)の位置エネルギーによる負圧吸引を利用して、羽根車6の回転エネルギーを確保することを特徴とする。
従って、図11−2(イ)に示した自然気流Xの流れとか、この開口500−1a、500−2a、又は500−3aは、それぞれ個別に、開閉自在とすることで、図11−2(ロ)〜(ニ)に示した上昇気流Y2〜Y4の流れとかが考えられる。図中に於いて、(イ)〜(ニ)で示す。尚、図11−2に於ける自然気流Xの流れは、強風時に於いて、自然気流Xの流れを通過できる一例であって、有効である。その他は、前述の如く、位置エネルギーによる負圧吸引を利用し、上昇気流Y2〜Y4により羽根車6の回転エネルギーを確保できる。図中500−1eは、第三ケーシング500−3から上昇する風の流れを確保するための上昇管部であり、第三ケーシング500−3と筒体15を繋ぐための役割を担う構造である(図11−2(ニ)に示す)。
また、図11−3(ロ‘)〜(ニ‘)は、図11−2(ロ)〜(ニ)の平面視した一部省略の要部断面図であり、かつ各図の自然気流Xの流れと、上昇気流Y2〜Y4の流れが理解できる。当該図11−3(ロ‘)〜(ニ‘)における誘導口部500−1bと導入管部500−1cは、単独構造を示したが、誘導口部500−1bが双方構造(図示せず)の例も有り得る。この実施例では、導入管部500−1cは、第一ケーシング500−1等の外側に設けられている。
尚、図11−4は、前記タービン室5、又は部屋1aに開設した孔に、筒体15の突起1501が差込み支持される一例を示した俯瞰図である。その他は、前述の各実施例に準ずる。図11−5は、柱1の土台2近傍の断面と、入口の形状、並びに収れん突部を示している。
図12−1に示した第十実施例では、横置き方式(鉛直方向と交差する方向設置)の羽根車6を、タービンケーシング500に備えた構造であり、例えば、第一ケーシング500−1の周辺から立ち上がった導入管部500−1cを介して、筒体15に繋ぐ構造である。また、第二ケーシング500−2、第三ケーシング500−3から、個別か一体に筒体15に繋ぐ構造も有り得る。その他は、第九実施例に準ずる。
尚、各実施例において、図示しないが、第一風胴部(い)の吸込口・空間A3とか、第二風胴部(ろ)の上部、屋根裏A5とか、筒体15等の適所において、薬品処理手段(第六風胴部に相当する)を配備し、人工的な気流を生成する構造も、新規な発明である。他の各風胴部も配備可能である。無風時に有効な手段である。その他は、前述の各実施例に準ずる。尚、薬品処理手段は、前記自然気流X、上昇気流Y等との併用も有り得る。
前述した各構造は、本発明の好ましい一例の説明である。従って、本発明は上述した各実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨の範囲において構成の一部を変更する構造とか、同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本発明の範疇である。
A 建屋 A1 躯体 A2 屋根 A3 空間 A4 流れ方向 A5 屋根裏 B1 第一ユニット B2 第二ユニット C 負圧帯域 1 柱 1a 部屋 100 筋交部材 101 入口 102 貫通孔 103 ガイド兼絞り通路 104 チャンバー室 104a 開口 105 吊りボルト 2 土台 3 フィン 5 タービン室 500 タービンケーシング 500a 入口 500−1 第一ケーシング 500−1a 開口 500−1b 誘導口部 500−1c 導入管部 500−1e 上昇管部 500−2 第二ケーシング 500−2a 開口 500−3 第三ケーシング 500−3a 開口 6 羽根車 6a 羽根 6b ハブ 6c 軸 6d 発電機 6e 軸受 6−1 間口 6−2 吸込口 7 シャッタ 7a シャッタ収納スペース 8 シリンダ 10 空間 11 誘導部材 12 誘導部材 13 取付け軸 15 筒体 15a 孔 15b ゲート 15c 取入れ口 15d 出口 15e フィン 1500 天井面 1501 突起 16 嵌合 17 風向板 18 誘導片 20 ガイド片 21 庇部 22 風胴装置 (い) 第一風胴部 (い‘) 屋根側 (い1) 緩衝空間部 (ろ) 第二風胴部 (は) 第三風胴部 (に) 第四風胴部 (ほ) 第五風胴部 X 自然気流 X1 自然気流 X2 誘導気流 X3 自然気流
Y 上昇気流 Y1 上昇気流 Y2 上昇気流 Y3 上昇気流 Y4 上昇気流 Z 排気 Z1 排気空気

Claims (13)

  1. 建屋と、この建屋の風胴に設けた羽根車、及び発電機とで構成する風力発電装置であり、
    前記風胴は自然気流を導入する屋根に設けた第一風胴部と、気圧差により発生する上昇気流を導入する柱に設けた第二風胴部と、この第一風胴部と第二風胴部とが合流する箇所に設けたタービン室とで構成し、
    このタービン室には、前記自然気流のエネルギー、及び、前記上昇気流のエネルギーを取込み、この両エネルギーで、前記羽根車を回転可能とし、
    また、前記タービン室から排気される気流を、前記建屋外に排気し
    前記タービン室と前記羽根車とでなる空間に設け、かつ前記第二風胴部の中間上部と、前記第一風胴部の先端部との繋ぎ部に設けた誘導片を備えることを特徴とした風力発電装置。
  2. 建屋と、この建屋の風胴に設けた羽根車、及び発電機とで構成する風力発電装置であり、
    前記風胴は自然気流を導入する屋根に設けた第一風胴部と、気圧差により発生する上昇気流を導入する柱に設けた第二風胴部と、この第一風胴部と第二風胴部とが合流する箇所に設けたタービン室とで構成し、
    このタービン室には、前記自然気流のエネルギー、及び、前記上昇気流のエネルギーを取込み、この両エネルギーで、前記羽根車を回転可能とし、
    また、前記タービン室から排気される気流を、前記第二風胴部に繋がる建屋外に設けた第三風胴部を介して、前記建屋外に排気し、
    前記タービン室と前記羽根車とでなる空間に設け、かつ前記第二風胴部の中間上部と、前記第一風胴部の先端部との繋ぎ部に設けた誘導片を備えることを特徴とした風力発電装置。
  3. 建屋と、この建屋の風胴に設けた羽根車、及び発電機とで構成する風力発電装置であり、
    前記風胴は自然気流を導入する屋根に設けた第一風胴部と、気圧差により発生する上昇気流を導入する柱に設けた第二風胴部と、この第一風胴部と第二風胴部とが合流する箇所に設けたタービン室とで構成し、
    このタービン室には、前記自然気流のエネルギー、及び、前記上昇気流のエネルギーを取込み、この両エネルギーで、前記羽根車を回転可能とし、
    また、前記タービン室から排気される気流を、前記建屋外に排気し
    前記タービン室と前記羽根車とでなる空間に設け、かつ前記第二風胴部の中間上部と、前記第一風胴部の先端部との繋ぎ部に設けた誘導片か、又は前記タービン室に向って、かつ前記繋ぎ部に設けた庇部かの何れかを備えることを特徴とした風力発電装置。
  4. 建屋と、この建屋の風胴に設けた羽根車、及び発電機とで構成する風力発電装置であり、
    前記風胴は自然気流を導入する屋根に設けた第一風胴部と、気圧差により発生する上昇気流を導入する柱に設けた第二風胴部と、この第一風胴部と第二風胴部とが合流する箇所に設けたタービン室とで構成し、
    このタービン室には、前記自然気流のエネルギー、及び、前記上昇気流のエネルギーを取込み、この両エネルギーで、前記羽根車を回転可能とし、
    また、前記タービン室から排気される気流を、前記第二風胴部に繋がる建屋外に設けた第三風胴部を介して、前記建屋外に排気し、
    前記タービン室と前記羽根車とでなる空間に設け、かつ前記第二風胴部の中間上部と、前記第一風胴部の先端部との繋ぎ部に設けた誘導片か、又は前記タービン室に向って、かつ前記繋ぎ部に設けた庇部かの何れかを備えることを特徴とした風力発電装置。
  5. 前記第一風胴部は、受入通路と、排気通路との組合せでなることを特徴とした請求項1乃至は請求項4の何れか一項に記載の風力発電装置。
  6. 前記第三風胴部は、前記第二風胴部の上部に嵌入、又は遊嵌するとともに、この第三風胴部は、この第二風胴部に回転自在に設けることを特徴とした請求項2に記載の風力発電装置。
  7. 前記中心羽根車の外側に設けた外周羽根車との間に、環状の区画部を設けることを特徴とした請求項8に記載の風力発電装置。
  8. 前記柱の基端には空気流通用の複数の孔を開設し、この孔に、床下に設けた外気、又は地中空気導入用の第四風胴部を設けることを特徴とした請求項1乃至は請求項4の何れか一項に記載の風力発電装置。
  9. 前記柱の基端には、補強用の筋交部材を付設することを特徴とした請求項1乃至は請求項4の何れか一項に記載の風力発電装置。
  10. 前記第二風胴部、及び/又は、前記タービン室に、加熱用の手段として役立つ薬品供給手段を付設することを特徴とした請求項1、請求項2、又は請求項5に記載の風力発電装置。
  11. 前記第一風胴部、又は前記第二風胴部に、風を誘導する、ガイド手段を付設することを特徴とした請求項1乃至は請求項4の何れか一項に記載の風力発電装置。
  12. 前記第四風胴部に、風を誘導する、ガイド手段を付設することを特徴とした請求項10に記載の風力発電装置。
  13. 前記建屋は、二階以上の建屋とし、前記柱は、屋根の頂面まで達することを特徴とした請求項1乃至は請求項4の何れか一項に記載の風力発電装置。
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