JP6366030B1 - マイク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1本の電池の使用でも、内蔵される電気回路を構成する各種の負荷に電圧を供給し、使用時の取扱いを良くしてユーザの利便性を向上する。
【解決手段】マイク子機2は、収音された音声信号を無線で親機3に送信する。マイク子機2は、1本の電池16と、電池16と直列に接続され、電池16からの突入電流を抑制する突入電流防止回路51と、大容量コンデンサ52と、複数の負荷である制御部10、無線部11(プリアンプ11zを含む)、パワーアンプ11A、メモリ15、表示部14のそれぞれと大容量コンデンサ52との間で直列に接続され、大容量コンデンサ52の出力に基づいて、それぞれ接続される負荷に応じた電圧を出力する複数のDCDCアップコンバータ53〜56及び定電圧レギュレータ57〜59の組と、を備える。
【選択図】図6

Description

本開示は、収音された音声信号を無線で受信機に送信するマイク装置に関する。
従来、収音された音声信号を無線で受信機に送信するための時分割通信を行うマイク装置の一例としてのワイヤレスマイクを駆動する場合、マイク装置に内蔵された各種の電気回路を構成するそれぞれの時分割に変動する負荷に十分な電流を供給するために、通常、単3型の電池が2本以上、あるいは電圧の大きいリチウムイオン電池等が使用される。一方で、単3型の電池が1本しか使用されないと、供給可能な電流が限られるため、例えば電源のオン時や無線通信の送信時等においては、大きな電流が流れて十分な電圧を供給できず、負荷を駆動できない場合があった。
特許文献1には、1つの親機と複数のマイク子機とを備え、親機は各マイク子機と時分割多重通信方式で無線通信を行う無線通信システムが開示されている。この無線通信システムでは、親機は、他の無線通信システムへの電波干渉を抑制するために、遠方のマイク子機への送信電力を通信維持可能な程度に抑制する。
特開2015−50727号公報
しかし、特許文献1を含む従来の技術において、上述したワイヤレスマイクに単3型の電池を2本使用した場合には、例えばワイヤレスマイクの筐体(例えば電池が内蔵された側の筐体)が重くなったり大きくなったりするため、ワイヤレスマイクの筐体の重量感のバランス感覚が良くなく、長時間にわたって手に持ち続けて話をすること等取扱いが困難となることがあった。また、電池の本数が多くなると、ワイヤレスマイクを小型化することが難しく、マイクのデザイン性を損ねることもあり得る。
本開示は、上述した従来の状況に鑑みて案出され、1本の電池の使用でも、内蔵される電気回路を構成する各種の負荷に電圧を供給し、使用時の取扱いを良くしてユーザの利便性を向上するマイク装置を提供することを目的とする。
本開示は、収音された音声信号を無線で受信機に送信するマイク装置であって、1本の電池と、前記電池と直列に接続され、所定容量を有するコンデンサを有して前記電池からの電流を抑制する電流抑制部と、前記電流抑制部と複数の負荷のそれぞれとの間で直列に接続され、前記電流抑制部の出力に基づいて、それぞれ接続される負荷に応じた電圧を出力する複数の変圧部と、前記負荷として、前記受信機との間で時分割多重通信方式を用いた無線通信を行う無線通信部と、を備え、前記無線通信部は、前記電池からの電流により前記コンデンサに蓄えられた電荷を用いて、収音された前記音声信号を前記受信機に送信する。
本開示によれば、1本の電池の使用でも、内蔵される電気回路を構成する各種の負荷に電圧を供給でき、使用時の取扱いを良くしてユーザの利便性を向上できる。
実施の形態1に係るワイヤレスマイクシステムのシステム構成例を概略的に示す図 親機とマイク子機との間で無線信号が送受信されるタイムスロットと、タイムスロットごとのマイク子機に流れる電流量の変化例とを示す説明図 DECT通信における無線信号のフレーム構成例を示す図 マイク子機のハードウェア構成例を示すブロック図 比較例に係る電源部の概略構成例を示す図 実施の形態1に係る電源部の概略構成例を示す図 実施の形態2に係る抑制回路の構成例を示す図 実施の形態2に係るマイク子機の起動動作手順の一例を詳細に説明するフローチャート 実施の形態3に係る抑制回路の構成例を示す図 実施の形態3に係るマイク子機の起動動作手順の一例を詳細に説明するフローチャート 実施の形態4に係る電源部の概略構成例を示す図 実施の形態4に係るマイク子機の起動動作手順の一例を詳細に説明するフローチャート
以下、添付図面を適宜参照しながら、本開示に係るマイク装置を具体的に開示した各実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
各実施の形態に係るマイク装置は、収音された音声信号を無線で親機に送信するワイヤレスマイクである。親機と複数のワイヤレスマイクとにより構成されるワイヤレスマイクシステムにおいて、複数のワイヤレスマイクのそれぞれは、親機との間で、例えば時分割多元接続(TDMA:Time Division Multiple Access)方式で通信する。以下の説明では、ワイヤレスマイクを、単に「マイク子機」という。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るワイヤレスマイクシステム5のシステム構成例を概略的に示す図である。ワイヤレスマイクシステム5は、複数(例えば、m個)のマイク子機2と、受信機の一例としての親機3と、ミキサー受信機8と、を含む構成である。mは2以上の整数である。以下の説明において、複数のマイク子機2C1,2C2,…,2Cmのそれぞれを特に区別しない場合、マイク子機2という。
マイク子機2と親機3との間では、無線信号(例えば、音声信号もしくは制御信号)が、時分割多元接続方式の通信規格(例えば、時分割多重通信方式)に則った無線回線を通じて送受信される。マイク子機2の使用者(ユーザ)はマイク子機2に音声を入力する(例えば声を発する)と、マイク子機2により収音された音声信号は、無線回線を通じて親機3に送信される。各実施の形態において、時分割多重通信方式の通信規格として、2011年に策定されたディジタルコードレス電話機の標準規格である周波数帯1.9GHzのDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)方式を例示して説明する。
図1に示す親機3は、各マイク子機2からの音声信号を受信可能なそれぞれの親機(例えば、k個)の親機WU1,WU2,…,WUkを総称した包括的な親機群として図示されているが、親機3は1台の親機として理解して差し支えない。つまり、以下の説明では、親機WU〜Wkのそれぞれを1台の親機3と置き換えてもよい。kは1以上の整数である。図1の説明において、複数の親機WU1〜WUkを特に区別しない場合、親機WUという場合がある。親機WUにより受信された音声信号に基づいて、音声を親機WUに内蔵されたスピーカ(図示略)で音声出力して再生し、また更に、ミキサー受信機8にも出力する。ミキサー受信機8は、親機3から入力された1つ以上の音声信号を合成し、音声合成後の音声信号を内蔵スピーカ81から音声出力する。
図2は、親機3とマイク子機2との間で無線信号が送受信されるタイムスロットと、タイムスロットごとのマイク子機2に流れる電流量の変化例とを示す説明図である。以下、タイムスロットを「スロット」と略記する。図3は、DECT通信における無線信号のフレーム構成例を示す図である。親機3とそれぞれのマイク子機2との間では、1フレーム期間ごとに、通信規格に従って定まる既定数(例えば、n個)のスロットを用いて無線信号が送受信される。通信規格がDECT方式である場合、1フレーム期間が10msに対応し、例えばn=24スロット(つまり、ダウンリンク用に12スロット、アップリンク用に12スロット)で構成される。
DECT方式を用いた無線通信(以下、「DECT通信」という)では、一般的に、ダウンリンク用のスロットS0〜スロットS11は、親機3からそれぞれのマイク子機2への通信に使用される。アップリンク用のスロットS12〜スロットS23は、それぞれのマイク子機2から親機3への通信に使用される。親機3とマイク子機2との間の通信では、スロットS0とスロットS12、スロットS1とスロットS13等のように、1/2周期に対応する5ms離れた位置関係にあるスロットを組み合わせて(つまり、ペアスロットで)使用される。このペアスロットは、1つのチャネル(例えば、制御情報を送受信するための制御チャネル、音声信号を送受信するための通信チャネル)を構成する。
また、親機3からマイク子機2へ送信が行われる12スロット中、少なくとも1つのスロット(例えばスロットS0)は、親機3からそれぞれのマイク子機2への制御情報が含まれた制御信号を送るための制御スロットとして使用される。制御信号は、1フレーム期間を構成する既定数のスロットのうち1つのスロットを用いて、親機3からそれぞれのマイク子機2に送信される。なお、親機3からマイク子機2への制御信号の送信中に電波干渉が発生した場合、空きスロット(言い換えると、未使用のスロット)を制御スロットとして使用してもよい。例えば、スロットS0で電波干渉等が発生した場合、親機3は、制御スロットをスロットS0から他の空いているスロット(例えば、切替用のスロット)に切り替えて使用してよい。これと連動して、制御スロットに対する応答スロット(つまり、制御スロットに対する応答に用いられ、マイク子機2から親機3への送信に使用されるスロット)は、スロットS12から他の空いているスロット(例えば、別の切替用のスロット)に変更される。このように、親機3は、DECT通信の1フレーム期間ごとに、制御チャネルや通信チャネルとして使用するスロットを、親機3とマイク子機2のそれぞれとの間の電波環境(言い換えると、電波の受信状況)等に応じて動的に決定する。例えば、コードレスフォン等の機器では、前半のスロットS0〜S11では親機が送信側で子機が受信側であり、後半のスロットS12〜S23では親機が受信側で子機が送信側である。
一方、ワイヤレスマイクシステム5では、親機3は、複数のマイク子機2のそれぞれから送信される音声信号を受信する。また、親機3は、各マイク子機2に対して1フレーム期間中に1回、制御信号を送信すればよい。従って、本実施の形態では、前半のスロットS0〜S11を、マイク子機2が送信側となるアップリンク用のスロット(通信スロット)として使用できるように、親機3は、スロットS0〜S11を動的に決める。
例えば、親機3は、1フレーム期間内のスロットS0を、制御信号を送るための制御チャネルとして決定し、この制御チャネルを通じて制御信号をそれぞれのマイク子機2に送信する。制御信号に含まれる制御情報には、例えばシステム情報、スロット情報、キャリア情報が含まれる。具体的には、制御情報は、例えば、キャリアかつスロットを用いた通信相手であるマイク子機2の識別情報、そのキャリアやスロットの識別情報、各スロットのビジー状態、使用可能な空きスロットの指定、接続されているマイク子機の数、親機の無線エラー状況、無線干渉によるスロット切り換え等の情報が含まれる。
DECT通信の1フレームを構成するそれぞれのスロットは、416.67μs(=10ms/24)の時間幅で規定され、具体的には、同期信号フィールドと制御ビットフィールドとCRC1フィールドとデータビットフィールドとCRC2フィールドとから構成される。同期信号フィールドは、ビット同期を取るためのデータ列とスロットの同期を取るためのデータ列とから構成される固定データを含む。制御ビットフィールドは、上述した制御信号を含む。制御信号に含まれる制御情報の量が多くなる場合、例えば制御ビットフィールドだけではなく、データビットフィールドの領域の一部を使用してもよい。CRC1フィールドは、制御ビットフィールドのデータ列に基づいて算出されたCRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)符号を含み、制御ビットフィールドの伝送誤り検出に用いられる。データビットフィールドは音声通信に用いられる。CRC2フィールドは、データビットフィールドのデータ列に基づいて算出されたCRC符号を含み、データビットフィールドの伝送誤り検出に用いられる。
図2において、スロットS0では、親機3はマイク子機2に制御信号を送信する。マイク子機2が親機3から送信された制御信号を受信する際、マイク子機2にはその中に内蔵される無線部11等(図4参照)の受信回路を駆動するための電力を必要とし、マイク子機2における電流量は多くなる。
スロットS1,S2では、マイク子機2は送受信動作をしないため、マイク子機2には主に制御部10が駆動するための僅かな電流しか流れない。
スロットS3では、スロットS4における無線信号(例えば、音声信号)の送信の準備のために、無線部11等の送信回路を駆動するための電力を必要とし、マイク子機2における電流量は多くなる。
スロットS4では、マイク子機2が親機3に対し音声信号を送信するので、マイク子機2には無線部11やパワーアンプ11A等を駆動するための大きな電力を必要とし、マイク子機2における電流量は1フレーム期間のスロットにおいて最も大きくなる。
スロットS5〜S14では、マイク子機2は送受信動作をしないため、マイク子機2にはスロットS1,S2と同様に僅かな電流しか流れない。
スロットS15,S16は、スロットS3,S4と同じように無線部11やパワーアンプ11Aに電力が必要となるため、マイク子機2における電流量は多くなり、スロットS16ではスロットS4と同様に1フレーム期間のスロットにおいて最も大きくなる。以後、同様の動作が行われる。
(マイク子機のハードウェア構成)
図4は、マイク子機2のハードウェア構成例を示すブロック図である。マイク子機2は、制御部10と、無線部11と、パワーアンプ11Aと、送受切換スイッチ11Bと、送受切換スイッチ11Bに接続されたアンテナ12とを含む構成である。
制御部10は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等のプロセッサを用いて構成され、マイク子機2の各部の動作を制御する。制御部10は、送受切換スイッチ11Bにおける無線信号の送信あるいは受信に切り換えるための切換信号を送受切換スイッチ11Bに出力する。
無線通信部の一例としての無線部11は、送信信号を入力段で増幅するためのプリアンプ11zを有する。
無線通信部の一例としてのパワーアンプ11Aは、プリアンプ11zで増幅された送信信号を所定のレベルにまで増幅する。
無線通信部の一例としての送受切換スイッチ11Bは、例えば制御部10からの切換信号に応じて、アンテナ12を介して送受信される無線信号を送信あるいは受信に切り替える。
また、マイク子機2は、操作部13と、表示部14と、メモリ15とを含む構成である。
操作部13は、ユーザインタフェースとして各種のボタンを有する。
表示部14は、操作部13による設定内容等を表示する。
メモリ15は、マイク子機2を動作させるための各種の制御プログラム及びデータや各種の設定値のデータを記憶する以外に、音声処理部18により生成された音声データを一時的に記憶する。
また、マイク子機2は、電池16と、電源スイッチ17と、電源部50と、音声処理部18と、マイクロフォン19とを含む構成である。
電池16は、実施の形態1に係るマイク子機2を動作可能な最少数の電池(例えば、1本の電池)で構成される。電池16は、例えば1.0V〜1.5Vの出力電圧を有する、1本の電池である。なお、最少数の電池は、1本の電池に限定されない。例えば、マイク子機2が電圧2.0V〜3.0Vを出力する電池を必要とする場合、従来、突入電流が発生してもマイク子機を起動できるように、4本の電池を使用していたとする。この場合、2本の電池を直列に接続すれば、電圧2.0V〜3.0Vを出力可能であるので、最少数の電池は2本である。また、電池16は、例えば単3型の電池である。なお、電池の大きさは、単3型の電池に限らず、単1型の電池、単2型の電池、単4型の電池等であってもよい。また、電池の種類は、アルカリ乾電池、マンガン乾電池等の一次電池であってもよいし、充電可能なニッケル・水素電池、ニッケル・カドミウム電池等の二次電池であってもよい。
電源スイッチ17は、マイク子機2の電源をオン又はオフに切り替えるためのスイッチであり、ユーザによって操作される。
電源部50は、電池16の負荷であるマイク子機2の各部に電池電圧を印加する。電池16の負荷であるマイク子機2の各部は、制御部10、プリアンプ11zを含む無線部11、パワーアンプ11A、音声処理部18、メモリ15及び表示部14である。電源部50の内部構成の詳細については後述する。
マイクロフォン19は、例えばユーザが発した音声を収音する。
音声処理部18は、マイクロフォン19により収音された音声信号に対して既定の音声処理を行うことで、ユーザの発した音声の音声データ(音声信号)を生成する。音声処理では、音声圧縮やノイズ除去等が行われる。
(比較例の電源部)
先ず始めに、実施の形態1に係るマイク子機の比較例となるマイク子機の電源部について、図5を参照して説明する。図5は、比較例に係る電源部150の概略構成例を示す図である。なお、図5に示すマイク子機において、比較例に係る電源部以外の各部の構成は、実施の形態1に係るマイク子機と同じでよいため、同一の符号を付している。
電源部150は、DCDCアップコンバータ153と、3つの定電圧レギュレータ157,158,159とを有する。
DCDCアップコンバータ153は、電池16の電圧(例えば1.2V)を所定の電圧V11(例えば3.6V)に昇圧し、その電圧V11を3つの定電圧レギュレータ157,158,159にそれぞれ供給する。
定電圧レギュレータ157は、電池16の電圧V11を入力し、電圧V11より低い電圧V12(例えば1.8V)を出力するロードロップアウト(LDO:Low Dropout)であり、電圧V12を負荷である制御部10に印加する。
定電圧レギュレータ158は、ロードロップアウト(LDO)であり、電池16の電圧V11を入力して電圧V13(例えば3.0V)を出力し、負荷である無線部11に印加する。
定電圧レギュレータ159は、ロードロップアウト(LDO)であり、電池16の電圧V11を入力して電圧V14(例えば3.3V)を出力し、負荷であるメモリ15に印加する。
また、DCDCアップコンバータ153は、定電圧レギュレータを介すること無く、電圧V11を負荷である表示部14に印加する。
電源部150では、電源スイッチ17による電源オン時、電池16からDCDCアップコンバータ153に突入電流が流れる。突入電流は、電源オンによって流れ始め、流れ始めの初期において定常電流値より大きなピーク電流値に達し、その後、徐々に低下し、安定した定常電流値に至る。このため、突入電流時には、電池16の電圧(電池電圧)が低下し、マイク子機の起動条件(例えば、電池電圧が所定値以上であること)を満たせず、マイク子機が起動しないことも想定される。
また、DCDCアップコンバータ153は、入力電圧に対し3倍近くまで電圧を増幅しなければならないので、電池16の使用効率が悪く、電池16の寿命が短くなることも想定される。また、負荷が制御部10である場合、電圧1.8Vが必要であるにもかかわらず、定電圧レギュレータ157の入力電圧はそれよりかなり高い電圧3.6Vである。定電圧レギュレータ157では、入力電圧3.6Vと出力電圧1.8Vの差が大きく、定電圧制御を行う際の電力損失が大きくなり、効率的でない。
また、DECT通信等の時分割多重通信では、送信時に無線部11やパワーアンプ11Aに大きな電流が流れることで、電池電圧が急激に低下する。このため、無線部11や制御部(プロセッサ)10への印加電圧が規定電圧以下となり、プロセッサがシャットダウンすることも想定される。
このため、実施の形態1では、電源スイッチのオンによる突入電流を防止し、また、電力損失を減らし、また、送信時に大きな電流を供給可能とする、電源部50を有する(図6参照)。
(実施の形態1の電源部)
図6は、実施の形態1に係る電源部50の概略構成例を示す図である。電源部50は、突入電流防止回路51、大容量コンデンサ52、4つのDCDCアップコンバータ53〜56、及び4つの定電圧レギュレータ57〜59を有する。電源スイッチ17がオンになると、マイク子機2に電池16の電圧が印加される。
電流抑制部の一例としての突入電流防止回路51は、電源オン時に電池16からマイク子機2に大きな突入電流が流れることを防止し、大容量コンデンサ52に突入時の電流が流れるようにする。突入電流防止回路51は、電流量を制限するものであればよく、例えば定電流回路であってもよいし、抵抗器であってもよい。
電流抑制部の一例としての大容量コンデンサ52は、突入電流の電流を電荷として蓄積可能な静電容量を有する大容量低損失コンデンサである。電源オン時から突入時の電流が抑えられたピーク電流値となり、安定した定常電流値に達するまでの時間が経過すると、大容量コンデンサ52は、所定の電圧まで充電(つまり、電荷が蓄電)される。そして、大容量コンデンサ52は、充電された安定した電圧で後段のDCDCアップコンバータ53〜56に電流を供給可能となる。
変圧部の一例としてのDCDCアップコンバータ53は、電池16の電圧V1(例えば1.2V)を電圧V2(例えば2.2V)に昇圧し、定電圧レギュレータ57に出力する。変圧部の一例としての定電圧レギュレータ57は、ロードロップアウト(LDO:Low Dropout)であり、DCDCアップコンバータ53で昇圧された電圧V2を入力し、負荷である制御部10に印加される電圧V2A(例えば1.8V)が一定になるように電圧制御を行う。なお、定電圧レギュレータ57は負荷の要求に応じて必ずしも必要とは限らない(例えば、DCDCアップコンバータ56の出力をそのまま表示部14において使用する等)。以下の説明では、定電圧レギュレータが必要な場合を例示して説明する。
変圧部の一例としてのDCDCアップコンバータ54は、電池16の電圧V1(例えば1.2V)を電圧V31(例えば3.3V)に昇圧し、定電圧レギュレータ58Aに出力する。変圧部の一例としての定電圧レギュレータ58Aは、ロードロップアウト(LDO)であり、DCDCアップコンバータ54で昇圧された電圧V31を入力し、負荷である無線部11(プリアンプ11zを含む)に印加される電圧V31A(例えば3.0V)が一定になるように電圧制御を行う。
変圧部の一例としてのDCDCアップコンバータ55は、電池16の電圧V1(例えば1.2V)を電圧V32(例えば2.8V)に昇圧し、定電圧レギュレータ58Bに出力する。変圧部の一例としての定電圧レギュレータ58Bは、ロードロップアウト(LDO)であり、DCDCアップコンバータ55で昇圧された電圧V32を入力し、負荷であるパワーアンプ11Aに印加される電圧V32A(例えば2.5V)が一定になるように電圧制御を行う。
変圧部の一例としてのDCDCアップコンバータ56は、電池16の電圧V1(例えば1.2V)を電圧V4(例えば3.6V)に昇圧し、定電圧レギュレータ59に出力する。変圧部の一例としての定電圧レギュレータ59は、ロードロップアウト(LDO)であり、DCDCアップコンバータ56で昇圧された電圧V4を入力し、負荷であるメモリ15に印加される電圧V4A(例えば3.3V)が一定になるように電圧制御を行う。また、DCDCアップコンバータ56は、定電圧レギュレータを介すること無く、電圧V4を負荷である表示部14に印加する。
このように、実施の形態1に係るマイク子機2の電源部50では、電源スイッチ17による電源オン時、電池16から供給される電流は、突入電流防止回路51によって抑えられ、突入電流に比べて少ない突入時の電流で大容量コンデンサ52は充電される。大容量コンデンサ52の電圧が電池16に近い電圧になると、大容量コンデンサ52を介してDCDCアップコンバータ53〜56に電流が供給される。電池16からの突入時の電流が少なく抑えられるので、電池電圧の急激な低下を抑制できる。また、電池16の電圧が急に低下しなくなることで、マイク子機の起動条件(例えば、電池電圧が所定値以上であること)を維持することができ、マイク子機が起動しなくなる事態を回避できる。
また、各負荷に印加される電圧に見合った電圧を出力する複数のDCDCアップコンバータ53〜56が設けられるので、各DCDCアップコンバータ53〜56から各定電圧レギュレータ57〜59に入力される、入力電圧と出力電圧の差を小さくすることができる。従って、各定電圧レギュレータで発生する電力の損失を抑制可能となる。これにより、DCDCアップコンバータごとに高効率な電流供給を行うことができる。また、無線送信に使用される無線部11(プリアンプ11zを含む)とパワーアンプ11Aとで、電源(DCDCアップコンバータと定電圧レギュレータの組)が分けられる。従って、電源部50は、無線部11(プリアンプ11zを含む)とパワーアンプ11Aそれぞれに適したDCDCアップコンバータと定電圧レギュレータを高効率に動作させることができる。よって、電池の消費量が減り、電池の寿命を延伸できる。
また、時分割多重通信では、突入時以外の送信時に無線部11に大きな電流が流れるが、大容量コンデンサ52に多くの電荷が蓄えられているので、無線部11に流れる電流を大容量コンデンサ52に蓄えられた電荷で賄うことができる。従って、電池電圧が急激に低下することなく、プロセッサがシャットダウンすることを回避できる。
以上により、実施の形態1に係るマイク子機2は、収音された音声信号を親機3に無線通信する。マイク子機2は、1本の電池16と、電池16と直列に接続され、電池16からの突入電流を抑制する突入電流防止回路51及び大容量コンデンサ52と、複数の負荷である制御部10、無線部11(プリアンプ11zを含む)、パワーアンプ11A、メモリ15、表示部14のそれぞれと大容量コンデンサ52との間で直列に接続され、大容量コンデンサ52の出力に基づいて、それぞれ接続される負荷に応じた電圧を出力する複数のDCDCアップコンバータ53〜56及び定電圧レギュレータ57〜59の組と、を備える。
これにより、マイク子機2は、1本の電池16の使用でも、電源スイッチ17のオンによる電池16から負荷側への突入電流を防止でき、内蔵される電気回路を構成する各種の負荷(例えば、制御部10、無線部11、パワーアンプ11A、メモリ15、表示部114)に必要な電圧を供給できる。従って、起動時に大きな電流が流れることなく、通常の電流値でマイク子機を駆動できる。よって、電池16は、例えば単3型の電池1本で使用可能であり、マイク子機2は、ユーザの使用時の取扱いを良くして利便性を向上できる。
また、抑制回路の一例としての突入電流防止回路51は、電池16からの突入電流を抑制する。コンデンサの一例としての大容量コンデンサ52は、電池16からの突入時の電流を電荷として蓄え、後段のDCDCアップコンバータ53,54,55,56以降に十分な電流を供給可能な容量(所定容量)を有する。これにより、突入電流防止回路51として、例えば抵抗器を用いる場合、抵抗器と大容量コンデンサを追加するだけで、簡単に突入電流を防止し、マイク子機2を駆動させるために必要な電池16の本数を減らすことができる。
また、マイク子機2は、親機3との間で時分割多重通信方式を用いた無線通信を行う無線部11及びパワーアンプ11Aを備える。無線部11及びパワーアンプ11Aは、電池16からの電流により大容量コンデンサ52に蓄えられた電荷を用いて、収音された音声信号を親機3に送信する。これにより、マイク子機2は、1本の電池16の使用でも、無線通信の送信時に大きな電流を無線部11及びパワーアンプ11Aに供給できる。
また、DCDCアップコンバータ53,54,55,56は、それぞれ接続された負荷に応じて、電池16により印加された電圧を昇圧する。定電圧レギュレータ57,58A,58B,59は、各DCDCアップコンバータ53,54,55,56の出力電圧を基に、接続された負荷の動作に必要な電圧を負荷に出力する。これにより、定電圧レギュレータ57〜59の入力電圧と出力電圧との差を小さくすることができ、電力損失を減らすことができる。
(実施の形態2)
実施の形態1に係るマイク子機2の電源部50では、突入電流防止回路51によって大容量コンデンサ52に流れる突入電流を抑えていた。実施の形態2に係るマイク子機2の電源部50では、突入電流として流れる電流を一定電流に抑える例を説明する。
実施の形態2に係るマイク子機2の電源部50は、抑制回路60Aを除き、実施の形態1に係るマイク子機2の電源部50と同一の構成を有するため、実施の形態1と同一の構成要素については同一の符号を付すことで、その説明を簡略化又は省略する。
図7は、実施の形態2に係る抑制回路60Aの構成例を示す図である。抑制回路60Aは、電流抑制回路71と、突入電流防止回路72と、電圧モニタ回路73とを含む構成である。
第1抑制回路の一例としての電流抑制回路71は、電源スイッチ17と大容量コンデンサ52との間に設けられ、電池16からDCDCアップコンバータ側に流れる電流を一定電流に制御する。電流抑制回路71は、例えば定電流回路でもよいし、突入電流を低減させる抵抗値(第1インピーダンスの一例)を有する抵抗器でもよい。
第2抑制回路の一例としての突入電流防止回路72は、電流抑制回路71と並列に接続され、オン/オフ端子を有する。突入電流防止回路72は、このオン/オフ端子に入力される電圧モニタ回路73からの信号(つまり、ON/OFF制御信号)がオン(ON)時に、電流抑制回路71の抵抗値よりも小さな抵抗値を有する。一方、突入電流防止回路72は、電圧モニタ回路73からの信号(つまり、ON/OFF制御信号)がオフ(OFF)時に、電流抑制回路71の抵抗値よりも大きな抵抗値を有する。突入電流防止回路72は、例えばロードスイッチを用いて構成される。突入電流防止回路72のオフ時、突入電流防止回路72は電流抑制回路71より高抵抗であるので、電流抑制回路71を通って電池16から大容量コンデンサ52に電流が流れる。一方、突入電流防止回路72のオン時、突入電流防止回路72は電流抑制回路71より低抵抗であるので、突入電流防止回路72を通って電池16から大容量コンデンサ52に電流が流れる。
モニタ回路の一例としての電圧モニタ回路73は、大容量コンデンサ52の一端側の電圧を監視(モニタ)し、大容量コンデンサ52の電圧が既定の一定電圧に達した場合、突入電流防止回路72をオンさせるための信号(ON/OFF制御信号)を突入電流防止回路72に出力する。一方、電圧モニタ回路73は、大容量コンデンサ52の電圧が既定の一定電圧に達していない場合、突入電流防止回路72をオフさせるための信号(ON/OFF制御信号)を突入電流防止回路72に出力する。ここで、ON/OFF制御信号とは、突入電流防止回路72をオン又はオフさせるための信号である。電圧モニタ回路73は、例えばリセットICを用いて構成される。電圧モニタ回路73は、大容量コンデンサ52に一定電圧となる電荷が蓄積されるまで、突入電流防止回路72をオフにして大容量コンデンサ52に一定電流を流し起動時に突入電流が後段のDCDCアップコンバータ53〜56(図6参照)に流れることを防止する。また、大容量コンデンサ52に一定電圧となる電荷が蓄積された後、突入電流防止回路72をオンにして起動時以降の電流の流れを円滑にする。
図8は、実施の形態2に係るマイク子機2の起動動作手順の一例を詳細に説明するフローチャートである。
図8において、電源スイッチ17がオフである場合(つまり、電池16と抑制回路60Aとが非導通である場合)、電源部50の抑制回路60Aでは、電流抑制回路71、突入電流防止回路72及び電圧モニタ回路73のいずれもオフ状態である(ST1)。
ユーザによって電源スイッチ17がオンに操作される(ST2)。通常、電源スイッチ17がオフの状態では、大容量コンデンサ52の電圧は低下していると想定される。この場合、電圧モニタ回路73は、オフ信号(つまり、突入電流防止回路72をオフにするためのON/OFF制御信号)を突入電流防止回路72に出力する。突入電流防止回路72は、オフ(OFF)時に高抵抗であるので、ステップST2による電源スイッチ17がオンに操作されたことで発生した電池16からの突入電流は、電流抑制回路71を通って大容量コンデンサ52に流れ、電荷として蓄えられる(ST3)。
なお、直前までマイク子機2を使用していた場合、大容量コンデンサ52には、残った電荷が溜まっており、一定電圧に近いが電圧を維持している場合も想定される。この場合、電源スイッチ17がオンになっても、突入時の電流は流れない。電圧モニタ回路73は、オン信号(つまり、突入電流防止回路72をオンにするためのON/OFF制御信号)を突入電流防止回路72に出力する。突入電流防止回路72は、オン(ON)時に低抵抗となり、電池16から大容量コンデンサ52への電流の流れを円滑にする。
電圧モニタ回路73は、大容量コンデンサ52の電圧が一定電圧に達していなければ(ST4、NO)、大容量コンデンサ52の電圧が既定の一定電圧に達するまで待つ。大容量コンデンサ52の電圧が一定電圧以上になると(ST4、YES)、電圧モニタ回路73は、突入電流防止回路72にオン信号(つまり、突入電流防止回路72をオンにするためのON/OFF制御信号)を出力する(ST5)。突入電流防止回路72は、オン時に低抵抗となる(ST6)。電池16からの突入電流は、突入電流防止回路72を通して大容量コンデンサ52に供給される。大容量コンデンサ52を介して、電池電圧がDCDCアップコンバータ53,54,55,56に印加されると、DCDCアップコンバータ53〜56は、それぞれ起動する(ST7)。DCDCアップコンバータ53〜56の出力電圧が各定電圧レギュレータ57,58A,58B,59に印加されると、マイク子機2の各部は、動作する(ST8)。また、DCDCアップコンバータ56の出力電圧は、表示部14に直接印加される。これにより、マイク子機2は、収音動作可能となる。
なお、ステップST6,ST7では、突入電流防止回路72がオンした後、DCDCアップコンバータ53,54,55,56がオンになる場合を示したが、順番が逆になることもある。例えば、DCDCアップコンバータ53,54,55,56のうち、DCDCアップコンバータ53のように、他と比べて動作電圧が低い場合、電圧モニタ回路73は、オフ信号(つまり、突入電流防止回路72をオフにするためのON/OFF制御信号)のままであるが、DCDCアップコンバータ53は動作する。従って、ステップST7では、全てのDCDCアップコンバータ53,54,55,56がオンになる場合を想定している。
このように、抑制回路60Aでは、大容量コンデンサ52の電圧が既定の一定電圧に達するまで、電池16からの突入電流は、電流抑制回路71を通して大容量コンデンサ52に充電される。その後、大容量コンデンサ52の電圧が一定電圧に達すると、電池16からの電流は、突入電流防止回路72を通り、大容量コンデンサ52を介してDCDCアップコンバータ側に流れる。従って、抑制回路60Aは、マイク子機2を安定して起動できる。安定した電流値でマイク子機が動作するので、電池は例えば単3電池1本で使用可能である。
実施の形態2に係るマイク子機2では、電流抑制回路71は、突入電流を低減させる抵抗値を有し、電池16からの突入電流を抑制する。突入電流防止回路72は、電流抑制回路71の抵抗値(第1インピーダンスの一例)よりも高い又は低い抵抗値(インピーダンス)に切替可能であって、電池16からの突入電流を抑制する。電圧モニタ回路73は、大容量コンデンサ52に蓄えられた電荷による電圧をモニタし、電圧に応じて突入電流防止回路72の抵抗値を切り替える。電圧モニタ回路73は、電圧が既定の一定電圧に達した(言い換えると、大容量コンデンサ52の電荷が所定量を超えたと判断した)場合に、突入電流防止回路72の抵抗値を電流抑制回路71の抵抗値より低くなるように切り替える。これにより、大容量コンデンサ52に電池16の起動(投入)時に流れる突入電流のピーク電流が抑えられる。従って、大容量コンデンサ52の劣化を抑え、部品の長寿命化に繋がる。また、マイク子機2内を流れる電流値が相対的に一定値以下に抑えられるので、急速充電にも対応可能である。
(実施の形態3)
実施の形態1では、突入電流防止回路51によって大容量コンデンサ52に流れる突入電流を抑えていた。実施の形態2では、突入電流として流れる電流を既定の一定電流に抑え、DCDCアップコンバータ53のように、他と比べて動作電圧が低い場合、電圧モニタ回路73は、オフ信号(上述参照)のままであるが、DCDCアップコンバータ53は動作可能である。従って、DCDCアップコンバータ53,54,55,56が起動する時期にずれがあった。
実施の形態3では、実施の形態2と同様に電池16の投入時の突入電流の電流量を一定に抑えつつ、更に、マイク子機2に設けられる各種のDCDCアップコンバータ53,54、55,56が起動するタイミングを揃えることで、マイク子機2をより一層安定して起動させる例を説明する。
実施の形態3に係るマイク子機2の電源部50では、抑制回路60Bを除き、実施の形態1,2に係るマイク子機2の電源部50と同一の構成を有するため、実施の形態1,2と同一の構成要素については同一の符号を付すことで、その説明を簡略化又は省略する。
図9は、実施の形態3に係る抑制回路60Bの構成例を示す図である。抑制回路60Bは、実施の形態2に係る抑制回路60Aと同様、電流抑制回路71、突入電流防止回路72、及び電圧モニタ回路73Aを有する。電圧モニタ回路73Aは、突入電流防止回路72にON/OFF制御信号を出力するとともに、後段のDCDCアップコンバータ53〜56にもON/OFF制御信号を出力する。ここで、突入電流防止回路72に出力されるON/OFF制御信号とは、突入電流防止回路72をオン又はオフさせるための信号である。また、DCDCアップコンバータ53,54,55,56に出力されるON/OFF制御信号とは、DCDCアップコンバータ53,54,55,56をオン又はオフさせるための信号である。
DCDCアップコンバータ53,54,55,56は、それぞれオン/オフ入力端子を有し、オン信号(つまり、該当するDCDCアップコンバータをオンにするためのON/OFF制御信号)が入力されると、起動して動作状態となる。一方、DCDCアップコンバータ53,54,55,56は、オフ信号(つまり、該当するDCDCアップコンバータをオフにするためのON/OFF制御信号)が入力されると非動作状態となる。
図10は、実施の形態3に係るマイク子機2の起動動作手順の一例を詳細に説明するフローチャートである。図10の説明において、ステップST1,ST2,ST3,ST4,ST8の動作は、実施の形態2に係る起動動作手順(図8参照)と同様であるので説明を簡略化又は省略し、異なる動作について説明する。
図10において、電圧モニタ回路73Aは、大容量コンデンサ52の電圧が既定の一定電圧に達すると(ST4、YES)、突入電流防止回路72及びDCDCアップコンバータ53,54,55,56のそれぞれにオン信号(つまり、DCDCアップコンバータ53,54,55,56のそれぞれをオンにするためのON/OFF制御信号)を出力する(ST5A)。突入電流防止回路72は、実施の形態1と同様に、オン時に低抵抗となる。また、DCDCアップコンバータ53,54,55,56は、オン信号(上述参照)によって一斉に起動し、各定電圧レギュレータ57,58A,58B,59のそれぞれに入力電圧に適合した出力電圧(定電圧)を印加する(ST6A)。DCDCアップコンバータ53,54,55,56の出力電圧が各定電圧レギュレータ57〜59に印加されると、マイク子機2の各部は、動作する(ST8)。また、DCDCアップコンバータ56の出力電圧は、表示部14に直接印加される。これにより、マイク子機2は、収音動作可能となる。
このように、抑制回路60Bでは、DCDCアップコンバータ53,54,55,56がオンになる前、電池16からの突入電流は、大容量コンデンサ52に電荷として蓄えられる。電圧モニタ回路73Aからのオン信号によって、DCDCアップコンバータ53,54,55,56が一斉にオンになると、電池16からの突入電流は、DCDCアップコンバータ53,54,55,56に一斉に供給される。従って、抑制回路60Bは、DCDCアップコンバータ53,54,55,56を一斉にオンにすることができる。DCDCアップコンバータ53,54,55,56が一斉にオンになることで、DCDCアップコンバータ53,54,55,56がバラバラに起動する場合と比べ、マイク子機2が起動していないにも拘わらず、無駄な電力が消費されることを抑制できる。また、十分に充電されていない状態で、マイク子機2が起動することで、マイク子機2の動作が不安定になることを抑制でき、マイク子機2を安定して起動させることができる。
また、大容量コンデンサ52に一定電圧に達する電荷が蓄えられる前、DCDCアップコンバータ53,54,55,56をオフの状態にしておくことで、それまで間、消費電力を抑えることができる。また、無駄な電力消費が抑えられるで、大容量コンデンサ52の充電時間が短くなる。なお、実施の形態3の抑制回路60Bは、実施の形態1,2に係るマイク子機と組み合わされて構成されてもよい。
以上により、実施の形態3に係るマイク子機2では、電圧モニタ回路73Aは、大容量コンデンサ52の電圧が一定電圧に達した(大容量コンデンサ52に蓄えられた電荷が所定量を超えたと判断した)場合に、さらに、DCDCアップコンバータ53,54,55,56を一斉にオンにするオン信号(複数の変圧部のそれぞれを起動させるための起動信号の一例)をDCDCアップコンバータ53,54,55,56のそれぞれに出力する。これにより、DCDCアップコンバータ53,54,55,56を一斉にオンにすることができ、マイク子機2の動作が不安定になることを抑制でき、マイク子機2を安定して起動させることができる。
(実施の形態4)
実施の形態1では、突入電流防止回路51によって大容量コンデンサ52に流れる突入電流を抑えていた。実施の形態2では、突入電流として流れる電流を一定電流に抑えていた。実施の形態3では、マイク子機2に内蔵される各負荷を一斉に起動させた。実施の形態4では、マイク子機2に内蔵される複数の負荷を優先順位に従って順に起動させる例を説明する。優先順位は、例えば起動して安定になるまでに時間がかかる負荷(例えば制御部10)を先に起動させ、すぐに起動して安定になる負荷(例えば表示部14)を後に起動させるように、決定してもよい。
具体的には、実施の形態4では、制御部10に電流を供給するDCDCアップコンバータ53の優先順位が最も高く、無線部11(プリアンプ11zを含む)及びパワーアンプ11Aに電流を供給するDCDCアップコンバータ54、55の優先順位が次に高く、メモリ15及び表示部14に電流を供給するDCDCアップコンバータ56の優先順位が最も低い。
図11は、実施の形態4に係る電源部50Aの概略構成例を示す図である。電源部50Aは、実施の形態1に係る電源部50とほぼ同一の構成を有しかつ、実施の形態1に係る突入電流防止回路51の代わりに実施の形態3に係る抑制回路60Bを有するので、同一の構成については同一の符号を付すことで説明を簡略化又は省略する。
電源部50Aは、遅延器84,82を有する。遅延器84は、DCDCアップコンバータ53の出力と、DCDCアップコンバータ54,55の各オン/オフ端子とを繋ぐ信号線に介在し、DCDCアップコンバータ53から出力されるDCDCアップコンバータ54,55のオン信号又はオフ信号を遅延させる。また、遅延器82は、DCDCアップコンバータ54の出力と、DCDCアップコンバータ56のオン/オフ端子とを繋ぐ信号線に介在し、DCDCアップコンバータ54から出力されるDCDCアップコンバータ56のオン信号又はオフ信号を遅延させる。
電源部50Aでは、電圧モニタ回路73Aは、突入電流防止回路72にオン/オフ信号を出力するとともに、後段のDCDCアップコンバータ53だけにオン/オフ信号を出力する。DCDCアップコンバータ53の出力電圧は、オン/オフ信号として、遅延器84を介してDCDCアップコンバータ54,55のオン/オフ端子に入力される。また、DCDCアップコンバータ54の出力電圧は、オン/オフ信号として、遅延器82を介してDCDCアップコンバータ56のオン/オフ端子に入力される。
大容量コンデンサ52の電圧が既定の一定電圧に達すると、最初にDCDCアップコンバータ53が起動し、次に、DCDCアップコンバータ54,55が起動し、最後にDCDCアップコンバータ56が起動する。DCDCアップコンバータ54,55は、無線部11(プリアンプ11zを含む)及びパワーアンプ11A向けに電流を供給するので、同時に起動することで、無線通信における送信動作が安定する。
図12は、実施の形態4に係るマイク子機2の起動動作手順の一例を詳細に説明するフローチャートである。図12の説明において、ステップST1,ST2,ST3,ST4,ST8の動作は、実施の形態3に係る起動動作手順(図10参照)と同様であるので説明を簡略化又は省略し、異なる動作について説明する。
図12において、電圧モニタ回路73Aは、大容量コンデンサ52の電圧が既定の一定電圧に達すると(ST4、YES)、突入電流防止回路72及びDCDCアップコンバータ53にオン信号(つまり、DCDCアップコンバータ53をオンにするためのON/OFF制御信号)を出力する(ST5B)。突入電流防止回路72は、実施の形態1と同様に、オン時に低抵抗となる。DCDCアップコンバータ53(1番目のDCDCアップコンバータの一例)は、上述したオン信号によって起動し、定電圧レギュレータ57に入力電圧に適合した出力電圧(定電圧)を印加する(ST6B)。また、DCDCアップコンバータ53は、遅延器84を介してDCDCアップコンバータ54,55にオン信号(つまり、DCDCアップコンバータ54,55をオンにするためのON/OFF制御信号)を出力する(ST6C)。DCDCアップコンバータ54,55(2番目、3番目のDCDCアップコンバータの一例)は、上述したオン信号によって起動し、各定電圧レギュレータ57,58にそれぞれに入力電圧に適合した出力電圧(定電圧)を印加する。また、DCDCアップコンバータ54は、遅延器82を介してDCDCアップコンバータ56にオン信号(つまり、DCDCアップコンバータ56をオンにするためのON/OFF制御信号)を出力する(ST6D)。なお、DCDCアップコンバータ54でなく、DCDCアップコンバータ55が遅延器を介してDCDCアップコンバータ56にオン信号を出力してもよい。
DCDCアップコンバータ56は、上述したオン信号によって起動し、定電圧レギュレータ59に入力電圧に適合した出力電圧(定電圧)を印加する。また、DCDCアップコンバータ56は、定電圧レギュレータを介すること無く、負荷である表示部14に出力電圧を直接印加する。DCDCアップコンバータ56の出力電圧が定電圧レギュレータ59に印加されると、マイク子機2の各部は、動作する(ST8)。これにより、マイク子機2は、収音動作可能となる。
このように、電源部50Aでは、遅延器84,82を設けて、各DCDCアップコンバータ53〜56を起動するタイミングをずらすことで、DCDCアップコンバータ53〜56への突入時に流れる電流を分散させることができる。また、負荷である制御部10、無線部11、パワーアンプ11A、メモリ15及び表示部14の起動を揃えることも可能である。全ての負荷の起動を揃えることで、マイク子機として動作不安定あるいは非動作であるにもかかわらず、一部の負荷に電力が無駄に消費されることを抑制できる。
なお、DCDCアップコンバータ53に電圧を印加し、負荷である制御部10を起動させた後、残りのDCDCアップコンバータ54,55,56を一斉に起動させるように電圧を印加してもよい。また、電源部50Aでは、遅延器84,82を設けてオン信号を遅延させていたが、DCDCアップコンバータの起動に時間がかかる場合、複数のDCDCアップコンバータを直列に接続するだけでも遅延が生じる。この場合、遅延器を設けなくても済み、遅延器を省くことができる。従って、部品点数が減り、コストアップを抑制できる。また、実施の形態4の電源部50Aは、実施の形態1,2に係るマイク子機2と組み合わされて構成されてもよい。
以上により、実施の形態4におけるマイク子機2では、DCDCアップコンバータ53〜56のうち、第k(k:2〜n、n:DCDCアップコンバータの総数を示す正の整数)番目のDCDCアップコンバータは、第(k−1)番目のDCDCアップコンバータが起動した後に起動する。これにより、DCDCアップコンバータ53〜56への突入電流が一気に起こることなく、DCDCアップコンバータ53〜56への突入時の電流を分散させることができる。従って、電池の蓄電容量を小さくすることができ、マイク子機2は、最少数、例えば1本の電池で使用可能となる。
以上、添付図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても本開示の技術的範囲に属すると了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、1本の電池の使用でも、内蔵される電気回路を構成する各種の負荷に電圧を供給し、使用時の取扱いを良くしてユーザの利便性を向上するマイク装置として有用である。
2 マイク子機
10 制御部
11 無線部
11A パワーアンプ
14 表示部
15 メモリ
16 電池
17 電源スイッチ
50 電源部
51、72 突入電流防止回路
52 大容量コンデンサ
53、54、55、56 DCDCアップコンバータ
57、58A、58B、59 定電圧レギュレータ
60A、60B 抑制回路
71 電流抑制回路
73 電圧モニタ回路

Claims (5)

  1. 収音された音声信号を無線で受信機に送信するマイク装置であって、
    1本の電池と、
    前記電池と直列に接続され、所定容量を有するコンデンサを有して前記電池からの電流を抑制する電流抑制部と、
    前記電流抑制部と複数の負荷のそれぞれとの間で直列に接続され、前記電流抑制部の出力に基づいて、それぞれ接続される負荷に応じた電圧を出力する複数の変圧部と、
    前記負荷として、前記受信機との間で時分割多重通信方式を用いた無線通信を行う無線通信部と、を備え
    前記無線通信部は、
    前記電池からの電流により前記コンデンサに蓄えられた電荷を用いて、収音された前記音声信号を前記受信機に送信する、
    マイク装置。
  2. 前記電流抑制部は、
    第1インピーダンスを有し、前記電池からの電流を抑制する第1抑制回路と、
    前記第1インピーダンスより高い又は低いインピーダンスに切替可能であって、前記電池からの電流を抑制する第2抑制回路と
    記コンデンサに蓄えられた電荷をモニタし、前記電荷に応じて前記第2抑制回路のインピーダンスを切り替えるモニタ回路と、を有し、
    前記モニタ回路は、
    前記電荷が所定量を超えたと判断した場合に、前記第2抑制回路のインピーダンスを前記第1インピーダンスより低くなるように切り替える、
    請求項1に記載のマイク装置。
  3. 前記モニタ回路は、
    前記電荷が前記所定量を超えたと判断した場合に、更に、前記複数の変圧部のそれぞれを起動させるための起動信号を前記複数の変圧部のそれぞれに出力する、
    請求項に記載のマイク装置。
  4. 前記複数の変圧部のそれぞれは、
    接続された負荷に応じて、前記電池により印加された電圧を昇圧するアップコンバータ、を少なくとも有し、
    第k(k:2〜n、n:変圧部の総数を示す正の整数)番目のアップコンバータは、第(k−1)番目のアップコンバータが起動した後に起動する、
    請求項1に記載のマイク装置。
  5. 前記複数の変圧部のそれぞれは、
    接続された負荷に応じて、前記電池により印加された電圧を昇圧するアップコンバータと、
    前記アップコンバータの出力電圧を基に、前記接続された負荷の動作に必要な電圧を前記負荷に出力するレギュレータと、を有する、
    請求項1〜のうちいずれか一項に記載のマイク装置。
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