JP6365114B2 - アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法 - Google Patents

アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法 Download PDF

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本発明は、アルキレンオキシド重合触媒およびそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法に関するものであり、特に高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを、効率よく製造することが可能となる新規なアルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法に関するものである。
アルキレンオキシド重合触媒として、サレン−コバルト錯体を用い、ポリアルキレンオキシドを製造する方法が提案されている(例えば非特許文献1参照。)。また、アルキレンオキシド重合触媒として、イミノホスファゼニウム塩を用い、ポリアルキレンオキシドを製造する方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
さらに、サレン−コバルト錯体およびホスファゼン化合物を1:1のモル比で混合して得られるアルキレンオキシド重合触媒を用い、0℃でアルキレンオキシドの開環重合をおこない、ポリアルキレンオキシドを製造する方法が提案されている(例えば非特許文献2参照。)。
特開2010−150514号公報(例えば特許請求の範囲参照。)
Journal of the American Chemical Society,2005,127,11566. Macromolecules,2011,44,5666.
しかし、非特許文献1に提案の方法は、重合温度を0℃以上にすると、アルキレンオキシドの触媒活性が低下するという課題を抱えていた。また、得られるポリアルキレンオキシドは、不純物量の指標である不飽和度について何ら記載がされておらず、さらには分子量分布が1.4以上と広いという課題を有するものであった。
また、特許文献1に提案の方法は、高温での製造条件であっても優れた触媒活性を示し、低不飽和度かつ狭分子量分布のポリアルキレンオキシドを製造することが可能なものではあったが、より一層の改善を求められるものであった。特に、分子量10000以上のポリアルキレンオキシドを製造する際に、不飽和度が高くなるという課題を発生しやすいものであった。
さらに、非特許文献2で使用されているサレン−コバルト錯体、特にホスファゼン化合物は、製造方法に多くの工程を必要とするため、操作が煩雑であり、経済性に課題を有していた。また、得られるポリアルキレンオキシドは、不飽和度について何ら記載がされておらず、さらには分子量分布が1.9以上と広いという課題を有するものであった。
そこで、合成が容易であって、高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを、高温での製造条件であっても効率よく製造することが可能となるアルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いたポリアルキレンオキシドの製造方法が求められている。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、特定のイミノホスファゼニウム塩及び特定のサレン−金属錯体、場合によっては活性水素含有化合物よりなるアルキレンオキシド重合触媒が、高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布のポリアルキレンオキシドを、効率よく製造することが可能となることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩及び下記一般式(2)で示されるサレン−金属錯体よりなることを特徴とするアルキレンオキシド重合触媒及びそれを用いてなるポリアルキレンオキシドの製造方法に関するものである。
Figure 0006365114
(1)
(上記一般式(1)中、R及びRは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基、RとRが互いに結合した環構造、R同士又はR同士が互いに結合した環構造を表す。Xはヒドロキシアニオン、炭素数1〜4のアルコキシアニオン、カルボキシアニオン、炭素数2〜5のアルキルカルボキシアニオン、炭酸水素アニオン、またはハロゲンアニオンを表す。)
Figure 0006365114
(2)
(上記一般式(2)中、Mは、コバルト原子、アルミニウム原子、又はクロム原子を表す。Rは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜10の炭化水素基を表す。Rは、炭素数2〜20のアルキレン基、または炭素数6〜40のアリーレン基を表す。Yは、炭素数1〜10の炭化水素基、ヒドロキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基、またはハロゲン原子を表す。)
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒は、上記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩及び上記一般式(2)で示されるサレン−金属錯体よりなるものである。
そして、その際の該イミノホスファゼニウム塩は、上記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩の範疇に属するものであれば如何なるものであってもよい。その際のR及びRは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基、RとRが互いに結合した環構造、R同士又はR同士が互いに結合した環構造である。
炭素数1〜20の炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、ビニル基、n−プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、アリル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、シクロブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、フェニル基、へプチル基、シクロヘプチル基、オクチル基、シクロオクチル基、ノニル基、シクロノニル基、デシル基、シクロデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基等を挙げることができる。また、RとRが互いに結合し環構造を形成した場合としては、ピロリジニル基、ピロリル基、ピペリジニル基、インドリル基、イソインドリル基等を挙げることができる。R同士又はR同士が互いに結合した環構造としては、例えば一方の置換基がエチレン基、プロピレン基、ブチレン基等のアルキレン基となって、他方の置換基と互いに結合した環構造を挙げることができる。そして、これらの中で、R及びRとしては、特に触媒活性に優れるアルキレンオキシド重合触媒となり、原料であるグアニジン類の入手が容易という点から、メチル基、エチル基、イソプロピル基であることが好ましい。
また、該イミノホスファゼニウム塩におけるXは、ヒドロキシアニオン、炭素数1〜4のアルコキシアニオン、カルボキシアニオン、炭素数2〜5のアルキルカルボキシアニオン、炭酸水素アニオン、またはハロゲンアニオンである。ここで、炭素数1〜4のアルコキシアニオンとしては、例えばメトキシアニオン、エトキシアニオン、n−プロポキシアニオン、イソプロポキシアニオン、n−ブトキシアニオン、イソブトキシアニオン、t−ブトキシアニオン等を挙げることができる。炭素数2〜5のアルキルカルボキシアニオンとしては、例えばアセトキシアニオン、エチルカルボキシアニオン、n−プロピルカルボキシアニオン、イソプロピルカルボキシアニオン、n−ブチルカルボキシアニオン、イソブチルカルボキシアニオン、t−ブチルカルボキシアニオン等を挙げることができる。ハロゲンアニオンとしては、例えばフッ素アニオン、塩素アニオン、臭素アニオン、よう素アニオン等を挙げることができる。これらの中で、Xとしては、特に触媒活性に優れるアルキレンオキシド重合触媒となることから、ヒドロキシアニオン、炭酸水素アニオン、塩素アニオンが好ましい。
そして、該イミノホスファゼニウム塩としては、具体的には、例えばテトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスファゼニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラエチルグアニジノ)ホスファゼニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−プロピル)グアニジノ)ホスファゼニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトライソプロピルグアニジノ)ホスファゼニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−ブチル)グアニジノ)ホスファゼニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラフェニルグアニジノ)ホスファゼニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラベンジルグアニジノ)ホスファゼニウムヒドロキシド、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスファゼニウムヒドロキシド、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスファゼニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスファゼニウムクロライド、テトラキス(1,1,3,3−テトラエチルグアニジノ)ホスファゼニウムクロライド、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−プロピル)グアニジノ)ホスファゼニウムクロライド、テトラキス(1,1,3,3−テトライソプロピルグアニジノ)ホスファゼニウムクロライド、テトラキス(1,1,3,3−テトラ(n−ブチル)グアニジノ)ホスファゼニウムクロライド、テトラキス(1,1,3,3−テトラフェニルグアニジノ)ホスファゼニウムクロライド、テトラキス(1,1,3,3−テトラベンジルグアニジノ)ホスファゼニウムクロライド、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスファゼニウムクロライド、テトラキス(1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−イミノ)ホスファゼニウムクロライド等を例示でき、特に触媒活性に優れるアルキレンオキシド重合触媒となることから、テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスファゼニウムヒドロキシド、テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスファゼニウムクロライドであることが好ましい。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒におけるサレン−金属錯体は、高い触媒活性を発現させるために用いられるものであり、上記一般式(2)で示されるサレン−金属錯体の範疇に属するものであれば如何なるものであってもよい。その際のMは、コバルト原子、アルミニウム原子、又はクロム原子である。Rは、各々独立して水素原子又は炭素数1〜10の炭化水素基である。Rは、炭素数2〜20のアルキレン基、または炭素数6〜40のアリーレン基である。Yは、炭素数1〜10の炭化水素基、ヒドロキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基、またはハロゲン原子である。
上記一般式(2)で表される化合物のRにおける、炭素数1〜10の炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、ビニル基、n−プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、アリル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、シクロブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、フェニル基、へプチル基、シクロヘプチル基、オクチル基、シクロオクチル基、ノニル基、シクロノニル基、デシル基、シクロデシル基等を挙げることができる。
上記一般式(2)で表される化合物のRにおける、炭素数2〜20のアルキレン基、または炭素数6〜40のアリーレン基としては、例えばエチレン基、シクロヘキセン基、フェニレン基等を挙げることができる。
上記一般式(2)で表される化合物のYにおける、炭素数1〜10の炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、ビニル基、n−プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、アリル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、シクロブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、フェニル基、へプチル基、シクロヘプチル基、オクチル基、シクロオクチル基、ノニル基、シクロノニル基、デシル基、シクロデシル基等を挙げることができる。炭素数1〜4のアルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、t−ブトキシ基等を挙げることができる。炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基としては、例えばアセトキシ基、エチルカルボキシ基、n−プロピルカルボキシ基、イソプロピルカルボキシ基、n−ブチルカルボキシ基、イソブチルカルボキシ基、t−ブチルカルボキシ基等を挙げることができる。ハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、よう素原子等を挙げることができる。
そして、サレン−金属錯体としては、具体的には、例えばN,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキセンジアミノコバルト(III)クロライド、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−フェニリデンジアミノコバルト(III)クロライド、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキセンジアミノコバルト(III)アセテート、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−フェニリデンジアミノコバルト(III)クロライド、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキセンジアミノクロミウム(III)クロライド、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−フェニリデンジアミノコバルト(III)クロライド、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキセンジアミノクロミウム(III)アセテート、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−フェニリデンジアミノコバルト(III)アセテート、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキセンジアミノアルミニウム(III)クロライド、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−フェニリデンジアミノアルミニウム(III)クロライド、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキセンジアミノアルミニウム(III)アセテート、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−フェニリデンジアミノアルミニウム(III)アセテート等を挙げることができる。特に触媒活性に優れるアルキレンオキシド重合触媒となることから、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキセンジアミノコバルト(III)クロライド、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキセンジアミノコバルト(III)アセテート、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−フェニレンジアミノクロミウム(III)クロライドであることが好ましい。
また、本発明のアルキレンオキシド重合触媒は、特に高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを効率よく製造することが可能な重合触媒となることから、活性水素含有化合物をも用いることが好ましく、その際の該活性水素含有化合物としては、例えば水、ヒドロキシ化合物、アミン化合物、カルボン酸化合物、チオール化合物、水酸基を有するポリエーテルポリオール等を挙げることができる。
該ヒドロキシ化合物としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ソルビトール、シュークローズ、グルコース、2−ナフトール、ビスフェノール等を挙げることができる。該アミン化合物としては、例えばエチレンジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、ピペリジン、ピペラジン等を挙げることができる。該カルボン酸化合物としては、例えば安息香酸、アジピン酸等を挙げることができる。該チオール化合物としては、例えばエタンジチオール、ブタンジチオール等を挙げることができる。該水酸基を有するポリエーテルポリオールとしては、例えば分子量200〜3000のポリエーテルポリオール等を挙げることができる。そして、これら活性水素含有化合物は、単独で用いても良いし、数種類を混合して用いても良い。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒における該イミノホスファゼニウム塩とサレン−金属錯体との割合は、アルキレンオキシド重合触媒としての作用が発現する限りにおいて任意であり、その中でも特に触媒活性に優れる重合触媒となることから、該イミノホスファゼニウム塩:サレン−金属錯体=1:0.002〜500(モル比)であることが好ましい。
また、活性水素含有化合物をも用いる際には、より高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを効率よく製造することが可能な重合触媒となることから、活性水素含有化合物中の活性水素1モルに対し、該イミノホスファゼニウム塩0.001〜10モルが好ましく、特に0.001〜5モルであることが好ましい。また、活性水素含有化合物中の活性水素1モルに対し、サレン−金属錯体0.001〜10モルが好ましく、特に0.001〜5モルであることが好ましい。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒の調製方法としては、該アルキレンオキシド重合触媒の調製が可能であれば如何なる方法をも用いることが可能であり、例えば該イミノホスファゼニウム塩及びサレン−金属錯体を混合する方法を挙げることができる。その際には、溶媒として、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等を用いても良い。
更に、本発明のアルキレンオキシド重合触媒を活性水素含有化合物をも用いて調製する際には、該イミノホスファゼニウム塩、サレン−金属錯体、活性水素含有化合物を同時に混合して調製する方法、1成分に2成分を混合し調製する方法、2成分に1成分を混合し調製する方法等の如何なる調製方法を用いても良い。その中でも、特に高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布を示すポリアルキレンオキシドを効率よく製造することが可能な重合触媒となることから、該イミノホスファゼニウム塩と活性水素含有化合物とを混合した後に、サレン−金属錯体を混合し、アルキレンオキシド重合触媒を調製することが好ましい。その際には、加熱、減圧処理等をおこなってもよく、加熱処理の温度としては、例えば50〜150℃、好ましくは70〜130℃を挙げることができ、また、減圧処理の際の圧力としては、例えば50kPa以下、好ましくは20kPa以下を挙げることができる。
本発明のアルキレンオキシド重合触媒は、触媒活性に優れることからポリアルキレンオキシドの製造に有用であり、本発明のアルキレンオキシド重合触媒存在下、アルキレンオキシドの開環重合をおこなうことができる。
その際のアルキレンオキシドとしては、例えば炭素数2〜20のアルキレンオキシドを挙げることができ、具体的には、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、イソブチレンオキシド、ブタジエンモノオキシド、ペンテンオキシド、スチレンオキシド、シクロヘキセンオキシド等を挙げることができる。これらの中で、アルキレンオキシドの入手が容易で、得られるポリアルキレンオキシドの工業的価値の高いことから、エチレンオキシド、プロピレンオキシドが好ましい。アルキレンオキシドは、単一で用いても2種以上を混合して用いても良い。2種以上を混合して用いる場合は、例えば第1のアルキレンオキシドを反応させた後、第2のアルキレンオキシドを反応させても良いし、2種以上のアルキレンオキシドを同時に反応させても良い。
本発明のポリアルキレンオキシドの製造方法において、重合圧力は、1.0MPa以下、好ましくは、0.6MPa以下の範囲が良い。本発明のポリアルキレンオキシドの製造において、重合温度は、0〜150℃の範囲、好ましくは、10〜140℃の範囲が良い。
本発明のポリアルキレンオキシドの製造方法において、重合は、溶媒中または無溶媒中でおこなうことができる。使用する溶媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等を挙げることができる。
本発明のポリアルキレンオキシドの製造方法においては、効率的なポリアルキレンオキシドの製造方法となることから、触媒活性として400g/mol・min以上を示すものであることが好ましく、特に500g/mol・min以上を示すものであることが好ましい。
本発明の製造方法により得られるポリアルキレンオキシドとしては、分子量1000〜50000g/molを有するもの、特に3000〜30000g/molを有するものであることが好ましい。また、不飽和度は、0.05meq/g以下であるもの、特に0.03meq/g以下であるものが好ましい。さらに、分子量分布は、1.5以下であるもの、特に1.3以下であるものが好ましい。
本発明によれば、触媒活性に優れるアルキレンオキシド重合触媒を得ることができる。また、本発明のアルキレンオキシド重合触媒を用いてアルキレンオキシドを重合することによって、高分子量、低不飽和度かつ狭分子量分布なポリアルキレンオキシドを製造することができる。
以下、実施例により本発明を説明するが、本実施例は何ら本発明を制限するものではない。まず、本発明における触媒活性の算出方法、本発明により製造されるポリアルキレンオキシドの分析方法について説明する。
〜触媒活性(単位:g/mol・min)〜
反応したアルキレンオキシドの量をa(単位:g)、用いたイミノホスファゼニウム塩、サレン−金属錯体の量をb(単位:mol)、重合に要した時間をc(単位:min)とし、次式により触媒活性を算出した。
触媒活性=a/(b×c)
〜ポリアルキレンオキシドの分子量(単位:g/mol)〜
ゲル・パーミェション・クロマトグラフ(GPC)(東ソー(株)社製、(商品名)HLC8020)を用い、テトラヒドロフランを溶媒として、40℃で測定をおこない、標準物質としてポリスチレンを用い、ポリアルキレンオキシドの分子量を算出した。
〜ポリアルキレンオキシドの不飽和度(単位:meq/g)〜
JIS K−1557記載の方法により、ポリアルキレンオキシドの不飽和度を算出した。
〜ポリアルキレンオキシドの分子量分布(単位:無し)〜
ゲル・パーミェション・クロマトグラフ(GPC)(東ソー(株)社製、(商品名)HLC8020)を用い、テトラヒドロフランを溶媒として、40℃で測定をおこない、標準物質としてポリスチレンを用い、ポリアルキレンオキシドの分子量分布を算出した。
合成例1(テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスファゼニウムクロライドの合成)
4つ口フラスコに、五塩化リン2.3g(11mmol)とトルエン23mlを加え、−20℃でテトラメチルグアニジン13g(110mmol)を滴下した後、−20℃で1時間、110℃で15時間攪拌をおこなった。得られた白色懸濁液を濾過し、得られた白色固体をアセトンに溶解し、濾過をおこない、無色透明の濾液を得た。得られた濾液を濃縮し、目的とするイミノホスファゼニウム塩の粗生成物を白色固体として得た。得られた粗生成物をクロロホルムと水で分液抽出した。クロロホルム相を濃縮し、目的とするイミノホスファゼニウム塩(一般式(1)におけるRがメチル基、Rがメチル基、Xが塩素アニオンに相当するイミノホスファゼニウム塩)を5.1g(9.7mmol、収率88%)得た。
合成例2(テトラキス(1,1,3,3−テトラメチルグアニジノ)ホスファゼニウムヒドロキシドの合成)
4つ口フラスコに、合成例1で得られたイミノホスファゼニウム塩5.0g(9.6mmol)、85重量%水酸化カリウム0.73g(11mmol)、2−プロパノール15gを加え、60℃で2時間撹拌した。温度を25℃まで冷却し、析出した副生塩を濾過により除去した後、減圧下で2−プロパノールを除去することによって、目的とするイミノホスファゼニウム塩(一般式(1)におけるRがメチル基、Rがメチル基、Xがヒドロキシアニオンに相当するイミノホスファゼニウム塩)を4.7g(9.4mmol、収率98%)得た。
合成例3(N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキセンジアミノコバルト(III)クロライドの合成)
Journal of the American Chemical Society,2004,126,1360.に従って、サレン−金属錯体(一般式(2)におけるMがコバルト原子、Rがt−ブチル基、Rがシクロヘキセン基、Yが塩素原子に相当するサレン−金属錯体;以下、サレン−金属錯体Aと記す。)を得た。
合成例4(N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−シクロヘキセンジアミノコバルト(III)アセテートの合成)
Journal of the American Chemical Society,2004,126,1360.に従って、サレン−金属錯体(一般式(2)におけるMがコバルト原子、Rがt−ブチル基、Rがシクロヘキセン基、Yがアセトキシ基に相当するサレン−金属錯体;以下、サレン−金属錯体Bと記す。)を得た。
合成例5(N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチルサリチリデン)−1,2−フェニレンジアミノクロミウム(III)クロライドの合成)
Inorganic Chemistry,2004,43,19,6024.に従って、サレン−金属錯体(一般式(2)におけるMがクロム原子、Rがt−ブチル基、Rがフェニレン基、Yが塩素原子に相当するサレン−金属錯体;以下、サレン−金属錯体Cと記す。)を得た。
実施例1
オートクレーブに、合成例1により得られたイミノホスファゼニウム塩523mg(1.0mmol)、合成例3により得られたサレン−金属錯体A639mg(1.0mmol)、トルエン20mlを加え、混合することによって、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、プロピレンオキシド40gを滴下し、20℃で重合をおこなった。残留プロピレンオキシドおよびトルエンの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド40gを得た。触媒活性は1300g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は20000g/mol、不飽和度は0.018meq/g、分子量分布は1.07であった。結果を表1に示す。
実施例2
オートクレーブに、合成例2により得られたイミノホスファゼニウム塩504mg(1.0mmol)、合成例3により得られたサレン−金属錯体A639mg(1.0mmol)、トルエン20mlを加え、混合することによって、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、プロピレンオキシド40gを滴下し、20℃で重合をおこなった。残留プロピレンオキシドおよびトルエンの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド38gを得た。触媒活性は630g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は19000g/mol、不飽和度は0.016meq/g、分子量分布は1.06であった。結果を表1に示す。
実施例3
オートクレーブに、合成例1により得られたイミノホスファゼニウム塩523mg(1.0mmol)、合成例4により得られたサレン−金属錯体B663mg(1.0mmol)、トルエン20mlを加え、混合することによって、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、プロピレンオキシド40gを滴下し、20℃で重合をおこなった。残留プロピレンオキシドおよびトルエンの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド39gを得た。触媒活性は870g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は20000g/mol、不飽和度は0.017meq/g、分子量分布は1.07であった。結果を表1に示す。
実施例4
オートクレーブに、合成例1により得られたイミノホスファゼニウム塩523mg(1.0mmol)、合成例5により得られたサレン−金属錯体C626mg(1.0mmol)、トルエン20mlを加え、混合することによって、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、プロピレンオキシド40gを滴下し、20℃で重合をおこなった。残留プロピレンオキシドおよびトルエンの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド38gを得た。触媒活性は760g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は19000g/mol、不飽和度は0.016meq/g、分子量分布は1.06であった。結果を表1に示す。
実施例5
オートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール(三洋化成工業製、(商品名)サンニックスGP1000)6.0g(6.0mmol)、合成例2で得られたイミノホスファゼニウム塩91mg(0.18mmol)を加え、減圧処理をおこなった後、合成例3により得られたサレン−金属錯体A115mg(0.18mmol)を加え、混合することによって、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、90℃、0.3MPa以下の条件下、プロピレンオキシド100gを滴下し、重合をおこなった。残留プロピレンオキシドの除去をおこなった後、130℃、0.3MPa以下の条件下、エチレンオキシド14gを滴下し、重合をおこなった。残留エチレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド118gを得た。触媒活性は、860g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は20000g/mol、不飽和度は0.022meq/g、分子量分布は1.09であった。結果を表1に示す。
Figure 0006365114
比較例1
オートクレーブに、合成例3により得られたサレン−金属錯体A639mg(1.0mmol)、トルエン20mlを加え、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、20℃で、プロピレンオキシド40gを滴下し、重合をおこなった。残留プロピレンオキシドおよびトルエンの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド16gを得た。触媒活性は44g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は16000g/mol、不飽和度は0.019meq/g、分子量分布は2.46であった。結果を表2に示す。
比較例2
オートクレーブに、活性水素含有化合物として3個の水酸基を有する分子量1000のポリエーテルポリオール(三洋化成工業製、(商品名)サンニックスGP1000)6.0g(6.0mmol)、合成例2で得られたイミノホスファゼニウム塩91mg(0.18mmol)、を加え、減圧処理をおこない、アルキレンオキシド重合触媒を得た。
得られたアルキレンオキシド重合触媒存在下、90℃、0.3MPa以下の条件下、プロピレンオキシド100gを滴下し、重合をおこなった。残留プロピレンオキシドの除去をおこなった後、130℃、0.3MPa以下の条件下、エチレンオキシド14gを滴下し、重合をおこなった。残留エチレンオキシドの除去をおこない、無色無臭のポリアルキレンオキシド116gを得た。触媒活性は、340g/mol・min、得られたポリアルキレンオキシドの分子量は12000g/mol、不飽和度は0.067meq/g、分子量分布は1.66であった。結果を表2に示す。
Figure 0006365114
本発明のアルキレンオキシド重合触媒を用いることにより、効率的にポリアルキレンオキシドを製造することができる。得られるポリアルキレンオキシドは、ポリウレタン原料、ポリエステル原料、界面活性剤原料、潤滑剤原料等に有用である。特に各種イソシアネート化合物と反応させることにより、断熱材等に使用される硬質フォーム、自動車のシート・クッション、寝具等に使用される軟質フォーム、接着剤、塗料、シーリング材、熱硬化性エラストマー、熱可塑性エラストマーへの展開が期待される。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩及び下記一般式(2)で示されるサレン−金属錯体よりなることを特徴とするアルキレンオキシド重合触媒。
    Figure 0006365114
    (1)
    (上記一般式(1)中、R及びRは、各々独立して、水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基、RとRが互いに結合した環構造、R同士又はR同士が互いに結合した環構造を表す。Xはヒドロキシアニオン、炭素数1〜4のアルコキシアニオン、カルボキシアニオン、炭素数2〜5のアルキルカルボキシアニオン、炭酸水素アニオン、またはハロゲンアニオンを表す。)
    Figure 0006365114
    (2)
    (上記一般式(2)中、Mは、コバルト原子、アルミニウム原子、又はクロム原子を表す。Rは、各々独立して水素原子又は炭素数1〜10の炭化水素基を表す。Rは、炭素数2〜20のアルキレン基、または炭素数6〜40のアリーレン基を表す。Yは、炭素数1〜10の炭化水素基、ヒドロキシ基、炭素数1〜4のアルコキシ基、カルボキシ基、炭素数2〜5のアルキルカルボキシ基、またはハロゲン原子表す。)
  2. 上記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩と上記一般式(2)で示されるサレン−金属錯体との割合が、イミノホスファゼニウム塩:サレン−金属錯体=1:0.002〜500(モル比)であることを特徴とする請求項1に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
  3. 上記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩、上記一般式(2)で示されるサレン−金属錯体、さらに活性水素含有化合物よりなることを特徴とする請求項1又は2に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
  4. 上記一般式(1)で示されるイミノホスファゼニウム塩及び活性水素含有化合物を混合した後に、上記一般式(2)で示されるサレン−金属錯体を混合してなることを特徴とする請求項3に記載のアルキレンオキシド重合触媒。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のアルキレンオキシド重合触媒存在下、アルキレンオキシドの開環重合をおこなうことを特徴とするポリアルキレンオキシドの製造方法。
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