JP6364254B2 - ラマンスペクトルを用いた擬似移動床キシレン分離ユニットの操作のための分析装置および関連方法 - Google Patents
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Description
先行技術の調査
本出願人の特許文献1には、
−1つまたは複数のレーザー発光源(可視または近赤外)と、
−前記シグナルをユニット、パラ−キシレン分離内の2点に伝達する少なくとも2つの発光光ファイバーと、
−ユニット中の循環流を代表する2サンプルによって後方散乱したラマンシグナルを収集し、寄生シグナルを排除することができる少なくとも2つのオプトロードと、
−オプトロードによって収集されたシグナルを、いくつかの分析範囲を含む検出器を含む分光計に伝達する少なくとも2つの光ファイバーと
の組み合わせを含む分析方法および装置が記載されている。
−分析経路1(AR1)について:
a)吸着剤Bから吸着剤Aに送られる内部循環流、
b)吸着剤のどちらか一方に由来するエクストラクト、
c)吸着剤のどちらか一方に由来するラフィネート。
−分析経路2(AR2)について:
d)蒸留されたラフィネート(蒸留カラムCから出る)、
e)吸着剤のどちらか一方の入口でのユニットの供給物(feed)、
f)吸着剤Aから吸着剤Bへの内部循環流。
−遮断弁(1)、
−3から15ミクロンの間からなる、好ましくは5から7マイクロメーターの間からなるカットオフ閾値を有する濾過ストレーナーが挿入されている濾過体(2)、
−炭化水素が管側を循環し、冷却水がシェル側を循環する交換器(3)(交換器は、シェル側に5℃から40℃の間からなる温度の冷却水の循環を含み、管側に、入口温度が135℃から175℃の間からなり、出口温度が20℃から60℃の間からなる炭化水素の循環を含む)、
−下流圧力を調節することを可能にする圧力調整器(15)および0.9から1.6MPaの間からなる上流圧力に基づいて、0.2から0.5MPaの間からなる一定下流圧力が得られるような圧力測定手段。
−特定の状況で、枝2への循環を強制することを可能にする遮断弁(6)、
−分析すべきサンプルの温度をとることを可能にする熱電対(7)、
−入力レーザーシグナルを受け取り、ラマン分光計に出力シグナルを送る、オプトロード(10)を含有する分析セル(8)(前記分析セル(8)の内部容量は、1cm3程度である)、
−メンテナンスの場合に分析セル(8)を単離するための遮断弁の第2セット(9,9’)。
−分析経路1は、吸着剤Bから吸着剤Aへ通過する内部循環流と接続され、
−分析経路2は、蒸留カラムCに由来する蒸留されたラフィネートと接続される。
1)懸濁液中に固体粒子を実質的に含まないサンプル(すなわち、10ppb未満を含有する、ppbは、10億分の1を意味する)
2)温度が20℃から60℃の間からなるサンプル
3)圧力が0.2から0.5MPa(1MPa=106Pa)の間からなるサンプル
4)0.02から0.25m/sの間、好ましくは、0.05から0.2m/sの間、極めて好ましくは、0.08から0.15m/sの間からなる線速度
を確実にするよう算出される。
−エクストラクト制御弁のすぐ上流の、吸着剤AまたはBから出るエクストラクト(低下モードでAが作動するか、またはBが作動するかに応じて)、
圧力−温度対は、以下:0.9から1.4MPa(MPa=106Pa)の圧力変数、150℃から185℃の範囲内の温度のように選択される、
−ラフィネート制御弁のすぐ上流の、吸着剤AまたはBから出るラフィネート(低下モードでAが作動するか、またはBが作動するかに応じて)、
圧力−温度対は、以下:0.9から1.4MPaの圧力変数、150℃から185℃の間からなる温度のように選択される。
−蒸留されたラフィネート:異性化ユニットの供給ポンプの吐き出しに位置する、120℃から160℃の間からなる温度、1から1.6MPaの間からなる圧力、
−供給物:供給ポンプの吐き出しと供給制御弁の間に位置する、150℃から185℃の間からなる温度、1.6から2MPaの間からなる圧力、
−吸着剤Aの底から吸着剤Bの頂部に送られる再循環液体:0℃から80℃の間からなる温度、0.15から0.5MPaの間からなる圧力。
t2=t1+T/N
t3=t2+T/N
によって互いに関連している時点t1、t2、t3...tNで開始され、
Tは、SMBにおける分離法の周期時間、すなわち、その最後に、注入点および取り出し点の位置が、その最初の位置に戻された時間を示し、t1は、秒で表される範囲5,(T/N)−5内で選択される任意の時間であり(したがって、数字5は、5秒という物理的意味を有し、同様に秒で表されるTと一致する)、各サンプリング期間θは、0.5から50秒の間からなり、好ましくは、2から20秒の間からなる。
1−上述のサンプリング法に従って補助枝(SB)から収集されたN個のサンプルが使用され、
2−N個のサンプルの各々が、ラマン分光法以外の方法によって、例えば、クロマトグラフィーによって正確に分析され、
3−段階2の分析の結果が、ラマン分光計によって得られたものと比較されて、各成分の較正係数を再調整する。
分析経路1(AR1)について:
−吸着剤Bから吸着剤Aへ送られる液体(吸着剤Bの底から吸着剤Aの頂部への内部流再循環と呼ばれる)、
−吸着剤のどちらか一方に由来するエクストラクト、
−吸着剤のどちらか一方に由来するラフィネート。
−蒸留カラムCに由来する蒸留されたラフィネート、
−吸着剤のどちらか一方の入口でのユニットの供給物、
−吸着剤Aから吸着剤Bに送られる液体(吸着剤Aの底から吸着剤Bの頂部への内部流再循環と呼ばれる)。
本発明は、(SMBユニットと呼ばれる)擬似移動床キシレン分離ユニットのサンプリング点と関連するラマンスペクトルを分析することによって濃度を測定するための装置と定義され得る。前記SMB分離ユニットは、AおよびBと示されかつ直列に接続している2つの吸着剤によって構成されている、すなわち、吸着剤Bの底を吸着剤Aの頂部と接続する第1の再循環流および吸着剤Aの底と吸着剤Bの頂部を接続する第2の循環流がある。
−分析経路1(AR1)について
a)吸着剤Bから吸着剤Aに送られる内部循環流、
b)吸着剤のどちらか一方に由来するエクストラクト、
c)吸着剤のどちらか一方に由来するラフィネート、
−分析経路2(AR2)について
d)蒸留されたラフィネート(蒸留カラムCから出る)、
e)吸着剤Aから吸着剤Bへの内部循環流、
f)吸着剤のどちらか一方の入口でのユニットの供給物
のように定義され、
各分析経路は、互いに排他的に作動する2つの別個の枝を含み、「主」枝(MB)と呼ばれる枝1は、ラマン分析に使用され、「補助」枝(SB)と呼ばれる枝2は、サンプルを収集するために使用され、各分析経路の枝1は、分析すべき流の方向にとられた以下の主構成要素:
−遮断弁(1)、
−3から15ミクロンの間からなる、好ましくは、5から7マイクロメーターの間からなるカットオフ閾値を有する濾過ストレーナーが挿入されている濾過体(2)
−炭化水素が管側を循環し、冷却水がシェル側を循環する交換器(3)であり、シェル側に5℃から40℃の間からなる温度の冷却水の循環を含み、管側に、入口温度が135℃から175℃の間からなり、出口温度が20℃から60℃の間からなる炭化水素の循環を含み、
−下流圧力を調節することを可能にする圧力調整器(15)および0.9から1.6MPaの間からなる上流圧力に基づいて、0.2から0.5MPaの間からなる一定下流圧力を得ることができるような圧力測定手段
を含み、
−回路は、T型フィッティングによって2つの並列の枝に分離している。
ラマン分析のための、主枝と呼ばれる枝番号1(MBと示される):
この主枝は、以下の構成要素を含む:
−枝番号2への循環を強制すること(および循環セルを単離すること)を可能にする遮断弁(6)、
−局所流量計(5)および5から60(l/h)の間の流速を調節することを可能にする手動ニードル弁、
−熱電対(7)、
−液体が2つのサファイア窓の間を循環するような、1cm3の内部容量を有する分析セル(8)、
−メンテナンスの場合に分析セル(8)を単離するための1対の遮断弁(9,9’)、
−T型フィッティングによって接続されている2つの並列の枝。
サンプルを収集するための、「補助枝」と呼ばれる枝番号2(SBと示される):
枝番号2における循環は、高度に例外的な方法(通常、作動時間の1%未満)で起こる。
−サンプリング枝中の流速を調節することを可能にするニードル弁(11)、
−3方向2位置空気弁(12)(サンプリング位置は、利用可能な容器の容量に、収集されるサンプルの量を正確に調整することを可能にするニードル弁に向けられる)、
−枝番号1(MB)への循環を強制することを可能にする遮断弁(13)、
−最初の分析経路(AR1)出口での逆止め弁(14)。
2)分析すべき流の選択:
すでに記載したように、正常な作動では、分析経路1(AR1)は、吸着剤Bから吸着剤Aに送られる内部循環流を処理し、分析経路2(AR2)は、蒸留されたラフィネート(蒸留カラムCから出る)を処理する。
ほとんどの時間(芳香族複合体を構成するユニットの群の定常状態作動)、SMBユニット中の分離すべき供給物は、一定組成のものであり、触媒再形成、アルキル交換およびC8芳香族化合物の異性化のためのユニットの作動および作業条件に応じてのみ変わる。
2.)内部再循環流
SMB分離ユニットでは、濃度クロマトグラムまたはプロフィールが確立され、その特徴は、吸着剤中に配置された分子ふるい床によって構成されるループの周囲を一定に動くことである。このプロフィールは、1時間あたりループの周囲の1、2または3回転を作製する。プロフィールの内部で、成分の点で、濃度において急勾配および振幅の変動が観察される(1分程度の規模で)。
−需要に適応させるために製造を増大または低減することおよび
−温度または供給物組成または同様に流速制御装置の機器のドリフトにおける極めて小さい変動の関数として純度および収率を調整すること。
3.)蒸留後のラフィネート(下流に位置する異性化ユニットの供給物):
この流の残存パラ−キシレン含量の連続測定は、擬似移動床分離ユニットの喪失(または相違に従って、収率)をもたらす。分析の正確性は、一般に、0.1重量%から2重量%の間、好ましくは、0.2重量%から0.9重量%の間からなるパラ−キシレン含量を測定するのに十分である。
4.)エクストラクトおよび/またはラフィネート:
SMB分離ユニットの誤作動の場合には、所望により、分子ふるい床から直接出るエクストラクトおよび/またはラフィネートの組成を測定して、特定の床と関連付けられる欠陥を検出することが有用であり得る。
1)SMB分離ユニットを構成するN個の床の並べ替えとの協調、
2)0.02から0.25m/秒の間、好ましくは、0.05から0.2m/秒の間、極めて好ましくは、0.08から0.12m/秒の間からなるライン中のサンプルの線速度
を同時に確実にするよう算出されるという事実を特徴とする。
3)サンプリング点の位置:
目的は、一方では、サンプリング点とオプトロード(10)の間、他方では、サンプリング点と分析される流の収集点の間のパスを最小にすることである。この最小パス配置が、迅速なサンプリングループを確立することを可能にする。吸着による分離の工業プロセスの流は、一般に、0.1から0.5mの間からなる直径を有するパイプ中をかなり高い温度(140から210℃)および圧力(0.1MPaから2MPa相対)で循環する。
−吸着剤から出るエクストラクト:エクストラクト制御弁のすぐ上流
圧力−温度対は、以下のように選択される:0.9から1.4MPaの圧力変数、150℃から185℃の範囲の温度、
−吸着剤から出るラフィネート:ラフィネート制御弁のすぐ上流
圧力−温度対は、以下のように選択される:0.9から1.4MPaの圧力変数、150℃から185℃の範囲の温度。
−蒸留されたラフィネート:異性化ユニットの供給ポンプの吐き出しに位置する、
圧力−温度対は、以下のように選択される:120℃から160℃の温度、1〜1.6MPaの圧力、
−供給物:供給ポンプの吐き出しと供給物制御弁の間に位置する、圧力−温度対は、以下のように選択される:150℃から185℃の温度、1.6から2MPaの圧力、
−吸着剤Aの底から吸着剤Bの頂部に送られる再循環液
圧力−温度対は、以下のように選択される:0℃から80℃の間からなる温度、0.15から0.5MPa相対の間からなる圧力。
−懸濁液中の粒子の濾過(2つの枝に共通)
芳香族C8カットからのパラ−キシレンの分離が、吸着剤固体、一般に、フージャサイトファミリーのゼオライト上で実施される。
この基準は、2つの検討事項によって決定される:
1.)75秒に相当する、サンプリング点と分析点の間の最大経路指定時間(固体床の並べ替え期間に対応する)
2.)1秒に相当する、分光計における各測定の曝露時間。
交換器(3)の温度および冷却面の選択:
種々の部位および種々の季節に応じて、5℃から40℃の間からなる温度の冷却水が一般に利用可能である。最悪の場合(冷却されるサンプルのものよりも少なくとも10倍高い流速を有する40℃の冷却水)、500W/m2/℃の伝達係数、すなわち、6mmの直径を有する12.5mパイプ長を考えると、水の外部循環を有するコイルには、分析キャビネットの入口で約150℃の分析されるサンプルの温度、閉じ込め系中の60℃のサンプルの最大温度、0.2m2の交換表面が必要である。
分析装置の試験圧力の選択:
分析装置内の試験圧力は、2の安全率を用い、再循環ポンプの最大吹出圧値に対して算出され、循環セルは、8MPaで水力学的試験を受ける。
2)分析経路の分枝(SB)の作動の実施例
ラマン分析に加えて、ガスクロマトグラフィーによる一連の分析が、場合により実施される。
T=0、第1の床の並べ替え、流は、ラマン分析キャビネットの枝番号2中に循環する、
T=5秒、外部サンプリングへの5秒間の開放:ラインのすすぎ、
T=10秒、サンプリングの5秒間の閉鎖、流は、ラマン分析キャビネットの枝番号2中に循環する、
T=15秒、外部サンプリングへの10秒間の開放:容器番号1による100cm3の収集、
T=25秒、閉鎖、流は、ラマン分析キャビネットの枝番号2中に循環する、
T=75秒、第2の床の並べ替え、流は、ラマン分析キャビネットの枝番号2中に循環する、
T=80秒、外部サンプリングへの5秒間の開放:ラインのすすぎ、
T=85秒、サンプリングの5秒間の閉鎖、
T=90秒、外部サンプリングへの10秒間の開放:容器番号2による100cm3の収集、
T=100秒、閉鎖、流は、ラマン分析キャビネットの枝番号2中に循環する。
T=1725秒、24番目の床の並べ替え、流は、ラマン分析キャビネットの枝番号2中に循環する、
T=1730秒、外部サンプリングへの5秒間の開放:ラインのすすぎ、
T=1735秒、サンプリングの5秒間の閉鎖、
T=1740秒、外部サンプリングへの10秒間の開放:容器番号24による100cm3の収集、
T=1750秒、閉鎖、流は、ラマン分析キャビネットの枝番号2中に循環する。
Claims (9)
- 直列に接続された2つの吸着剤AおよびBを使用する、すなわち、吸着剤Aの底から始まり、吸着剤Bの頂部に送られる循環流を用い、また、吸着剤Bの底から始まり、吸着剤Aの頂部に送られる循環流を用いる(SMBユニットと呼ばれる)擬似移動床キシレン分離ユニットであって、前記ユニットは、サンプリング点に関連するラマンスペクトルを分析することによって濃度を測定するための装置を含み、前記装置は、分析経路1および分析経路2と呼ばれる2つの同一な、独立した経路によって構成され、各経路は、2つの枝を有し、主枝と呼ばれる一方は、時間の大部分の間で作動し、補助枝と呼ばれるもう一方は、時間のうち少ない部分で作動し、サンプリング点は、以下:
−分析経路1について
a)吸着剤Bから吸着剤Aに送られる内部循環流、
b)吸着剤のどちらか一方に由来するエクストラクト、
c)吸着剤のどちらか一方に由来するラフィネート、
−分析経路2について
d)蒸留されたラフィネート(蒸留カラムCから出る)、
e)吸着剤Aから吸着剤Bへの内部循環流、
f)吸着剤のどちらか一方の入口でのユニットの供給物
のように定義され、各分析経路は、互いに排他的に作動する2つの別個の枝を含み、「主枝」(MB)と呼ばれる枝1は、ラマン分析に使用され、「補助枝」(SB)と呼ばれる枝2は、サンプル収集のために使用され、各分析経路の枝1は、分析すべき流の方向にとられた以下の主構成要素:
−特定の状況で、枝2への循環を強制することを可能にする遮断弁(6)、
−分析すべきサンプルの温度をとることを可能にする熱電対(7)、
−入力レーザーシグナルを受け取り、ラマン分光計に出力シグナルを送る、オプトロード(10)を含有する分析セル(8)(前記測定セルの内部容量は、1cm3程度である)、
−メンテナンスの場合に分析セルを単離するための第2の遮断弁(9)
を含む、擬似移動床キシレン分離ユニット。 - 測定セル(8)およびオプトロード(10)が、同一閉じ込めセル中に収納される、請求項1に記載のラマンスペクトルを分析することによって濃度を測定するための装置を含む(SMBユニットと呼ばれる)擬似移動床キシレン分離ユニット。
- オプトロード(10)が、400nmから1080nmの間からなる、好ましくは、520nmから785nmの間からなる波長のレーザーシグナルを提供する入力光ファイバーと連結される、請求項1に記載のラマンスペクトルを分析することによって濃度を測定するための装置を含む(SMBユニットと呼ばれる)擬似移動床キシレン分離ユニット。
- 前記装置が、以下:
−分析経路1(AR1)は、吸着剤Bから吸着剤Aに通過する内部循環流に接続され、
−分析経路2(AR2)は、蒸留カラムCに由来する蒸留されたラフィネートに接続される
のように接続される、時間の大部分についてのものである、2つの分析経路を使用する、請求項1に記載のラマンスペクトルを分析することによって濃度を測定するための装置を含む(SMBユニットと呼ばれる)擬似移動床キシレン分離ユニット。 - 分析経路AR1でのメンテナンスの場合に、分析経路AR2が、吸着剤Aから吸着剤Bへの内部循環流と接続される、請求項4に記載のラマンスペクトルを分析することによって濃度を測定するための装置を含む(SMBユニットと呼ばれる)擬似移動床キシレン分離ユニット。
- サンプリング点と測定点の間の回路の総容量が、前記点の間の循環時間が、1から75秒の間からなり、分析セル(8)における線速度が、0.02から0.25m/sの間からなるようなものである、請求項4に記載のラマンスペクトルを分析することによって濃度を測定するための装置を含む(SMBユニットと呼ばれる)擬似移動床キシレン分離ユニット。
- 装置の構成要素が、分析セル(8)における作動(operating)条件の以下の組合せ:
1)懸濁液中に固体粒子を実質的に含まないサンプル(10ppb未満を含有する)、
2)温度が20℃から60℃の間からなるサンプル、
3)圧力が0.2から0.5MPaの間からなるサンプル、
4)0.02から0.25m/sの間、好ましくは、0.05から0.2m/sの間、極めて好ましくは、0.08から0.12m/sの間からなる線速度
を確実にするよう算出されるという事実を特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載のラマンスペクトルを分析することによって濃度を測定するための装置を含む(SMBユニットと呼ばれる)擬似移動床キシレン分離ユニットで濃度を分析する方法。 - 低下モードで作動する擬似移動床ユニットの場合に、サンプリングラインが、第1の分析経路から連絡切断されて、以下の点:
−エクストラクト制御弁のすぐ上流の、吸着剤から出るエクストラクト
(圧力−温度対は、以下:0.9から1.4MPaの圧力変数、150℃から185℃の範囲内の温度から選択される)
−ラフィネート制御弁のすぐ上流の、吸着剤から出るラフィネート
(圧力−温度対は、以下:0.9から1.4MPaの圧力変数、150℃から185℃の範囲内の温度のように選択される)
のうちの1つに接続される、請求項1から6のいずれか一項に記載のラマンスペクトルを分析することによって濃度を測定するための装置を含む(SMBユニットと呼ばれる)擬似移動床キシレン分離ユニットで濃度を分析する方法。 - 第2の分析経路が、以下のサンプリング点:
−蒸留されたラフィネート:異性化ユニットの供給ポンプの吐き出しに位置する、120℃から160℃の間からなる温度、1MPaから1.6MPaの間からなる圧力、
−供給物:供給ポンプの吐き出しと供給制御弁の間に位置する、150℃から185℃の間からなる温度、1.6MPaから2MPaからなる圧力、
−吸着剤Aの底から吸着剤Bの頂部に送られる再循環液体:0℃から80℃の間からなる温度、0.15MPaから0.5MPaの間からなる圧力
のうち1つに適用される、請求項1から6のいずれか一項に記載のラマンスペクトルを分析することによって濃度を測定するための装置を含む(SMBユニットと呼ばれる)擬似移動床キシレン分離ユニットで濃度を分析する方法。
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