JP6363576B2 - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の移動体用のヘッドアップディスプレイ装置に関するものである。
従来より、自動車等の運転者に対して方向指示や注意喚起、走行速度等の情報を表示する装置として、ヘッドアップディスプレイ装置が知られている。ヘッドアップディスプレイ装置は、表示する画像の虚像をフロントウィンドウやコンバイナ等の画像反射面に映し出して、運転者が視界から目をそらすことなく自動車等の運転に必要な情報を認識することができるようにするためのものである。このようなヘッドアップディスプレイ装置として、特許文献1、2が提案されている。
特開平4−247489号公報 特開2007−272061号公報
このようなヘッドアップディスプレイ装置は、自動車等の移動体の運転席周りの限られた空間に設置しなければならないため、小型であることが要求される。
また、安全性や運転者の眼の疲労防止のために、ヘッドアップディスプレイ装置の表示情報を確認する際の運転者の視線の移動を少なくするためには、虚像の焦点位置が運転者からなるべく遠くにあることが好ましく、そのような構成とするためにはヘッドアップディスプレイ装置内の画像表示素子から画像反射面までの光路長を長くとる必要があるが、これは装置の小型化の要求とは相反するものである。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、画像表示素子から画像反射面までの光路長を確保しつつ小型化を達成したヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とするものである。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、観察者と対向する画像反射面において画像表示素子からの表示光を観察者側に反射させる反射光学系を備え、画像反射面越しに画像表示素子に表示された画像を虚像として拡大表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、反射光学系は、画像表示素子から射出された光線に沿って、画像表示素子側から順に連続して、第lミラー、第mミラー、第nミラーの少なくとも3枚以上のミラーを有し、第nミラーはパワーを有し全てのミラーの中で最も画像反射面側に配され、画像表示素子から射出された光線は、第lミラー、第mミラー、第nミラーの順に反射し、第nミラーから射出された光線は、第lミラーと第mミラーとの間を通り抜けて画像反射面へ到達し、下記条件式(1)〜(6)を満足することを特徴とする。
0.18 < β×H1/αm < 0.33 …(1)
3.50 < αm/(αn×sinθn) < 5.00 …(2)
1.00 < αm/(L−(αn×cosθn)1/2 < 2.00 …(3)
π/36 < θn < π/9 …(4)
−π/15 < (π/2)−(2×θm+θn) < π/15 …(5)
−π/15 < (π/2)−(θl+θm+θn) < π/15 …(6)
ただし、画像表示素子の中心位置から画像表示素子の表示面に垂直な方向に射出される光線を中心光線とし、中心光線と第lミラーとの交点をPl、中心光線と第mミラーとの交点をPm、中心光線と第nミラーとの交点をPnとし、交点Pl、交点Pm、交点Pnを含む平面をUとしたとき、
β:第nミラーの近軸倍率
H1:平面Uにおける画像表示素子の表示領域の中心から端までの距離
αm:交点Plから交点Pmまでの距離
αn:交点Pmから交点Pnまでの距離
θl:交点Plにおける中心光線の入射角度もしくは反射角度
θm:交点Pmにおける中心光線の入射角度もしくは反射角度
θn:交点Pnにおける中心光線の入射角度もしくは反射角度
L:交点Plから交点Pnまでの距離
ここで、第nミラーの近軸倍率βは、Anを画像表示素子の中心位置から交点Pnまでの中心光路長としたとき、下記式で表される。
β=|B/(−An)|
上記式において「B」は、Rを第nミラーの近軸曲率半径(凸面を正符号、凹面を負符号)としたとき、下記式から導かれる像距離である。
(1/(−An))+(1/B)=(2/R)
なお、条件式(1)〜(6)を満足した上で、さらに下記条件式(1−1)〜(6−1)のいずれか1つあるいは複数の組合せを満足することが好ましく、下記条件式(1−2)〜(6−2)のいずれか1つあるいは複数の組合せを満足すればより好ましい。
0.21 < β×H1/αm < 0.32 …(1−1)
0.22 < β×H1/αm < 0.30 …(1−2)
3.80 < αm/(αn×sinθn) < 4.50 …(2−1)
3.90 < αm/(αn×sinθn) < 4.30 …(2−2)
1.20 < αm/(L−(αn×cosθn)1/2 < 1.80 …(3−1)
1.25 < αm/(L−(αn×cosθn)1/2 < 1.70 …(3−2)
π/22 < θn < π/10 …(4−1)
π/20 < θn < π/11 …(4−2)
−π/18 < (π/2)−(2×θm+θn) < π/18 …(5−1)
−π/22 < (π/2)−(2×θm+θn) < π/22 …(5−2)
−π/18 < (π/2)−(θl+θm+θn) < π/18 …(6−1)
−π/22 < (π/2)−(θl+θm+θn) < π/22 …(6−2)
本発明のヘッドアップディスプレイ装置においては、画像表示素子から射出された光線を拡散投影させるための拡散部材を有し、画像表示素子から射出された光線が拡散部材を介して画像反射面に投影されるヘッドアップディスプレイ装置であって、画像表示素子から射出された光線は、画像表示素子から射出された光線に沿って画像表示素子から第nミラーまでの間において隣接した2枚のミラーの間を通り抜け、下記条件式(7)を満足するように構成してもよい。この場合、下記条件式(7−1)さらには下記条件式(7−2)を満足することがより好ましい。
0.20 < 2×H2/ατ < 0.40 …(7)
0.22 < 2×H2/ατ < 0.38 …(7−1)
0.24 < 2×H2/ατ < 0.36 …(7−2)
ただし、隣接した2枚のミラーを、画像表示素子側から順に第σミラー、第τミラーとし、中心光線と第σミラーとの交点をPσ、中心光線と第τミラーとの交点をPτとしたとき、
H2:平面Uにおける拡散部材の表示領域の中心から端までの距離
ατ:交点Pσから交点Pτまでの距離
ここで、図10に条件式(1)の各記号が示す内容を表示した説明図、図11に条件式(2)の各記号が示す内容を表示した説明図、図12に条件式(3)の各記号が示す内容を表示した説明図、図13に条件式(4)の各記号が示す内容を表示した説明図、図14に条件式(5)の各記号が示す内容を表示した説明図、図15に条件式(6)の各記号が示す内容を表示した説明図、図16に条件式(7)の各記号が示す内容を表示した説明図を示す。
図10〜図16では、画像表示素子Dの中心Oから射出された光線が、第lミラーMl、第mミラーMm、第nミラーMnの順に反射し、第nミラーMnから射出された光線が、第lミラーMlと第mミラーMmとの間を通り抜けて不図示の画像反射面へ到達する状態を示している。ただし、図16は投射光学系Sに含まれる画像表示素子から射出された光線を一旦ディフューザー等の拡散部材Eに投影させる態様を示している。
なお、上記各条件式において、H、αm、αn、L、ατの単位はmmとし、θl、θm、θnの単位はrad(ラジアン)とする。
本発明のヘッドアップディスプレイ装置は、画像表示素子から射出された光線の光路を少なくとも3枚のミラーで折り曲げるとともに、この3枚のミラーの配置位置や配置角度について、下記条件式(1)〜(6)を満足するように構成したので、画像表示素子から画像反射面までの光路長を確保しつつ小型化を達成したヘッドアップディスプレイ装置とすることができる。
0.18 < β×H1/αm < 0.33 …(1)
3.50 < αm/(αn×sinθn) < 5.00 …(2)
1.00 < αm/(L−(αn×cosθn)1/2 < 2.00 …(3)
π/36 < θn < π/9 …(4)
−π/15 < (π/2)−(2×θm+θn) < π/15 …(5)
−π/15 < (π/2)−(θl+θm+θn) < π/15 …(6)
本発明の一実施形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置を搭載した自動車の運転席の模式図 本発明の一実施形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置の概略構成図 本発明の一実施形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の概略構成図(実施例1と共通) 本発明の実施例1のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の別態様の概略構成図 本発明の実施例2のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の概略構成図 本発明の実施例2のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の別態様の概略構成図 本発明の実施例3のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の概略構成図 本発明の実施例3のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の別態様の概略構成図 本発明の一実施形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置の投射光学系の概略構成図 条件式(1)の各記号が示す内容を表示した説明図 条件式(2)の各記号が示す内容を表示した説明図 条件式(3)の各記号が示す内容を表示した説明図 条件式(4)の各記号が示す内容を表示した説明図 条件式(5)の各記号が示す内容を表示した説明図 条件式(6)の各記号が示す内容を表示した説明図 条件式(7)の各記号が示す内容を表示した説明図 本発明の一実施形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置の各構成要素の配置態様を示す説明図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置を搭載した自動車の運転席の模式図、図2はこのヘッドアップディスプレイ装置の概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態のヘッドアップディスプレイ装置10は、自動車11のダッシュボード12内に配置され、装置内から射出した走行速度等の情報を示す画像をフロントウィンドウ(画像反射面)13で反射させ、運転者(観察者)14のフロントウィンドウ13越し前方に虚像Vとして拡大表示するものである。
図2に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置10は、筐体20の内部に画像表示素子21からの表示光を運転者14側に反射させる反射光学系30を備えている。なお、筐体20には、画像表示素子21からの表示光をフロントウィンドウ13へ通過させるための開口20aが設けられている。ダッシュボード12についても同様に、画像表示素子21からの表示光をフロントウィンドウ13へ通過させるための開口12aが設けられている。
反射光学系30は、画像表示素子21から射出された光線に沿って、画像表示素子21側から順に連続して、第lミラー、第mミラー、第nミラーの少なくとも3枚以上のミラーを有し、第nミラーはパワーを有し全てのミラーの中で最もフロントウィンドウ(画像反射面)13側に配され、画像表示素子21から射出された光線は、第lミラー、第mミラー、第nミラーの順に反射し、第nミラーから射出された光線は、第lミラーと第mミラーとの間を通り抜けて画像反射面へ到達するように構成されている。
また、第lミラー、第mミラー、第nミラーの3枚のミラーの配置位置や配置角度について、下記条件式(1)〜(6)を満足するように構成されている。
0.18 < β×H1/αm < 0.33 …(1)
3.50 < αm/(αn×sinθn) < 5.00 …(2)
1.00 < αm/(L−(αn×cosθn)1/2 < 2.00 …(3)
π/36 < θn < π/9 …(4)
−π/15 < (π/2)−(2×θm+θn) < π/15 …(5)
−π/15 < (π/2)−(θl+θm+θn) < π/15 …(6)
ただし、画像表示素子の中心位置から画像表示素子の表示面に垂直な方向に射出される光線を中心光線とし、中心光線と第lミラーとの交点をPl、中心光線と第mミラーとの交点をPm、中心光線と第nミラーとの交点をPnとし、交点Pl、交点Pm、交点Pnを含む平面をUとしたとき、
β:第nミラーの近軸倍率
H1:平面Uにおける画像表示素子の表示領域の中心から端までの距離
αm:交点Plから交点Pmまでの距離
αn:交点Pmから交点Pnまでの距離
θl:交点Plにおける中心光線の入射角度もしくは反射角度
θm:交点Pmにおける中心光線の入射角度もしくは反射角度
θn:交点Pnにおける中心光線の入射角度もしくは反射角度
L:交点Plから交点Pnまでの距離
ここで、条件式(1)について詳細に説明を行う。図10は条件式(1)の各記号が示す内容を表示した説明図である。条件式(1)は、第lミラーMlと第mミラーMmの間隔と虚像の高さの比率範囲を定めたものであり、具体的には、第nミラーMnから射出された光線について、第lミラーMlと第mミラーMmで反射されて通る光線に重なって通りながら第lミラーMlと第mミラーMmの間を通り抜ける際、第lミラーMlと第mミラーMmで光線が遮られることなく、かつ虚像の高さに対応した射出光束径に合わせて第lミラーMlと第mミラーMmの間隔を決めるためのものである。
この条件式(1)の下限以下とならないようにすることで、虚像の高さに対応した射出光束径に対して第lミラーMlと第mミラーMmの間隔が大きくなり過ぎるのを抑えることができるため、上記射出光束径が極力大きい状態のまま、第lミラーMlと第mミラーMmの間隔と射出光束径との差分に相当する余裕量を極力小さく取ることができる。従って、ダッシュボード12および筐体20に設ける開口12aおよび20aの大きさを極力小さくすることができるため、筐体20内への外光の入射や、埃や煙草のヤニ等の侵入を抑えることができる。
また、条件式(1)の上限以上とならないようにすることで、虚像の高さに対応した射出光束径に対して第lミラーMlと第mミラーMmの間隔が小さくなり過ぎるのを抑えることができるため、第nミラーMnから射出された光線が第lミラーMlや第mミラーMmで遮られるのを防ぐことができる。
次に、条件式(2)について詳細に説明を行う。図11は条件式(2)の各記号が示す内容を表示した説明図、図17は本発明の一実施形態にかかるヘッドアップディスプレイ装置の各構成要素の配置態様を示す説明図である。条件式(2)は、第mミラーMmと第nミラーMnの間隔を定めたものである。この条件式(2)を満足することで、第nミラーMnから射出された光線について、第lミラーMlと第mミラーMmの間の中心付近を通る光路を形成することができる。これにより、第nミラーMnで反射後の中心光路をベクトルVnとしたとき、反射光学系のミラー配置領域におけるベクトルVnに対して垂直な方向の長さ(図17中S2表示)を抑えることができるため、装置の小型化を図ることができる。
なお、この条件式(2)の下限以下とならないようにすることで、第nミラーMnから射出された光線が第lミラーMlと第mミラーMmの間を通り抜ける際に第lミラーMl側に寄り過ぎないようにできるため、この光線が第lミラーMlで遮られるのを防ぐことができる。また、条件式(2)の上限以上とならないようにすることで、第nミラーMnから射出された光線が第lミラーMlと第mミラーMmの間を通り抜ける際に第mミラーMm側に寄り過ぎないようにできるため、この光線が第mミラーMmで遮られるのを防ぐことができる。
次に、条件式(3)について詳細に説明を行う。図12は条件式(3)の各記号が示す内容を表示した説明図である。条件式(3)は、第lミラーMlと第nミラーMnの間隔を定めたものである。この条件式(3)を満足することで、第nミラーMnの法線ベクトルWnに対して、交点Plと交点Pmを結ぶ線が略垂直となるような光路を形成することができる。これにより、反射光学系のミラー配置領域におけるベクトルWn方向の長さ(図17中S1表示)を極力小さくとることができるため、装置の小型化を図ることができる。
なお、この条件式(3)の下限以下とならないようにすることで、第lミラーMlと第nミラーMnの間隔が空き過ぎるのを抑えることができるため、装置の小型化を図ることができる。また、条件式(3)の上限以上とならないようにすることで、第lミラーMlと第nミラーMnの間隔が近くなり過ぎるのを抑えることができるため、第lミラーMlに到達する前の光線と、第nミラーMnで反射した後の光線とが近づき、いずれかの光線が反射光学系30を構成するミラーや画像表示素子21によって遮られるのを防止することができる。
次に、条件式(4)について詳細に説明を行う。図13は条件式(4)の各記号が示す内容を表示した説明図である。条件式(4)は、第nミラーMn上の交点Pnを通る中心光路における光線の反射角度θnを定めるためのものである。この条件式(4)の下限以下とならないようにすることで、反射角度θnが小さくなり過ぎるのを抑えることができるため、第nミラーMnで反射した光線が第mミラーMmで遮られるのを防ぐことができる。また、第nミラーMnはパワーを有するミラーであるため、条件式(4)の上限以上とならないようにすることで、反射角度θnが大きくなり過ぎるのを抑えることができるため、歪曲の少ない虚像とすることができる。
次に、条件式(5)について詳細に説明を行う。図14は条件式(5)の各記号が示す内容を表示した説明図である。条件式(5)は、θnに対してθmを定めたものであり、第nミラーMnの法線ベクトルWnに対して、交点Plと交点Pmを結ぶ線が略垂直となるような光路を形成するように第mミラーMmの設置角度を決めるためのものである。
この条件式(5)の下限以下とならないようにすることで、第nミラーMnの法線ベクトルWnに対して、交点Plと交点Pmを結ぶ線が略垂直となるような光路を形成することができる。これにより法線ベクトルWn方向の長さを極力小さくすることができるため、装置の小型化を図ることができ、また第mミラーMm上の反射角度が小さくなり過ぎるのを抑えることができるため、第mミラーMmと第nミラーMnが対向する設置角度となるのを解消し、第nミラーMnで反射した光線が第mミラーMmで遮られるのを防ぐことができる。また、条件式(5)の上限以上とならないようにすることで、第nミラーMnの法線ベクトルWnに対して、交点Plと交点Pmを結ぶ線が略垂直となるような光路を形成することができる。これにより法線ベクトルWn方向の長さを極力小さくすることができるため、装置の小型化を図ることができる。
次に、条件式(6)について詳細に説明を行う。図15は条件式(6)の各記号が示す内容を表示した説明図である。条件式(6)は、θmおよびθnに対してθlを定めたものであり、第nミラーMnから射出する光線と第lミラーMlに入射する光線が略平行になるような光路を形成するように第lミラーMlの設置角度を決めるためのものである。
この条件式(6)の下限以下とならないようにすることで、第lミラーMl上の反射角度が小さくなり過ぎるのを抑えることができるため、第lミラーMlに到達する前の光線と、第nミラーMnで反射した後の光線とが近づき、いずれかの光線が反射光学系30を構成するミラーや画像表示素子21によって遮られるのを防止することができる。また、条件式(6)の上限以上とならないようにすることで、第lミラーMl上の反射角度が大きくなり過ぎるのを抑えることができ、反射光学系のミラー配置領域におけるベクトルVnに対して垂直な方向の長さ(図17中S2表示)を抑えることができるため、装置の小型化を図ることができる。
なお、条件式(1)〜(6)を満足した上で、さらに下記条件式(1−1)〜(6−1)のいずれか1つあるいは複数の組合せ、さらには下記条件式(1−2)〜(6−2)のいずれか1つあるいは複数の組合せを満足するものとすれば、より良好な特性とすることができる。
0.21 < β×H1/αm < 0.32 …(1−1)
0.22 < β×H1/αm < 0.30 …(1−2)
3.80 < αm/(αn×sinθn) < 4.50 …(2−1)
3.90 < αm/(αn×sinθn) < 4.30 …(2−2)
1.20 < αm/(L−(αn×cosθn)1/2 < 1.80 …(3−1)
1.25 < αm/(L−(αn×cosθn)1/2 < 1.70 …(3−2)
π/22 < θn < π/10 …(4−1)
π/20 < θn < π/11 …(4−2)
−π/18 < (π/2)−(2×θm+θn) < π/18 …(5−1)
−π/22 < (π/2)−(2×θm+θn) < π/22 …(5−2)
−π/18 < (π/2)−(θl+θm+θn) < π/18 …(6−1)
−π/22 < (π/2)−(θl+θm+θn) < π/22 …(6−2)
本実施形態のヘッドアップディスプレイ装置10は、画像表示素子21から射出された光線の光路を少なくとも3枚のミラーで折り曲げるとともに、この3枚のミラーの配置位置や配置角度について、条件式(1)〜(6)を満足するように構成したので、画像表示素子から画像反射面までの光路長を確保しつつ小型化を達成したヘッドアップディスプレイ装置とすることができる。
図16に示すように、本実施形態のヘッドアップディスプレイ装置10において、画像表示素子から射出された光線を拡散投影させるための拡散部材を有し、画像表示素子から射出された光線が拡散部材を介して画像反射面に投影されるヘッドアップディスプレイ装置であって、画像表示素子から射出された光線は、画像表示素子から射出された光線に沿って画像表示素子から第nミラーまでの間において隣接した2枚のミラーの間を通り抜け、下記条件式(7)を満足するように構成してもよい。
ここで、条件式(7)について詳細に説明を行う。図16は条件式(7)の各記号が示す内容を表示した説明図である。なお、図16は投射光学系Sに含まれる画像表示素子から射出された光線を一旦ディフューザー等の拡散部材Eに投影させる態様を示している。条件式(7)は、隣接する2枚のミラー(第σミラーMσおよび第τミラーMτとする)の間隔と拡散部材Eに入射する光線の光線幅の比率範囲を定めたものであり、具体的には、画像表示素子から射出された光線が第σミラーMσと第τミラーMτの間を通り抜ける際、第σミラーMσと第τミラーMτで光線が遮られることなく、かつ拡散部材Eの表示領域全域に光を照射するのに必要な射出光束径に合わせて第σミラーMσと第τミラーMτの間隔を決めるためのものである。
この条件式(7)の下限以下とならないようにすることで、拡散部材Eに入射する光線の光線幅に対して第σミラーMσと第τミラーMτの間隔が大きくなり過ぎるのを抑えることができるので、照射光学系と反射光学系を合わせた空間の大きさを小さく抑えることができる。また、条件式(7)の上限以上とならないようにすることで、拡散部材Eに入射する光線の光線幅に対して第σミラーMσと第τミラーMτの間隔が小さくなり過ぎるのを抑えることができるので、画像表示素子から射出された光線が第σミラーMσもしくは第τミラーMτで遮られることなく、必要な光線を通すことができるようになる。
なお、下記条件式(7−1)さらには下記条件式(7−2)を満足するものとすれば、より良好な特性とすることができる。
0.20 < 2×H2/ατ < 0.40 …(7)
0.22 < 2×H2/ατ < 0.38 …(7−1)
0.24 < 2×H2/ατ < 0.36 …(7−2)
ただし、隣接した2枚のミラーを、画像表示素子側から順に第σミラー、第τミラーとし、中心光線と第σミラーとの交点をPσ、中心光線と第τミラーとの交点をPτとしたとき、
H2:平面Uにおける拡散部材の表示領域の中心から端までの距離
ατ:交点Pσから交点Pτまでの距離
なお、本実施形態のヘッドアップディスプレイ装置10において、画像表示素子は、透過型の画像表示素子としてもよいし、反射型の画像表示素子としてもよい。透過型の画像表示素子とした場合には、画像表示素子と光源であるバックライトが一体化されたものとしてもよいし、画像表示素子と光源の間隔が離れたものとしてもよい。
次に、本発明のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の数値実施例について説明する。まず、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系について説明する。図3は実施例1のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の概略構成図である。
実施例1のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系は、第1ミラー31(第lミラーに相当)、第2ミラー32(第mミラーに相当)、第3ミラー33(第nミラーに相当)の3枚のミラーを備えている。
平面Uにおける画像表示素子21、第1ミラー31(第lミラーに相当)、第2ミラー32(第mミラーに相当)、第3ミラー33(第nミラーに相当)、フロントウィンドウ(画像反射面)13の座標を表1に示す。なお、表1では、中心光線と第nミラーとの交点を原点、第nミラーの法線ベクトルWnをY軸とし、平面UにおいてY軸と直交する方向をX軸としている。また、各部品位置における番号については、「−0」が中心位置を表し、「−1」が両端のうちY軸成分が正方向に大きい方の端部を表し、「−2」が両端のうちY軸成分が正方向に小さい方の端部を表している。
図3においては、運転者の瞳位置が一点の場合のみを示しているが、実際には運転者の瞳位置が移動することが想定される。瞳位置が移動すると光束領域も移動するため、表1の座標で示した各ミラーの端点によるミラーサイズと実際のミラーサイズは必ずしも同じである必要はなく、瞳位置の移動を考慮して実際のミラーサイズを表1の座標で示した各ミラーの端点によるミラーサイズよりも大きめに構成してもよい。
また、第3ミラー33(第nミラーに相当)はパワーを有するミラーであり、第3ミラー33の自由曲面係数を表2に示す。自由曲面係数は、下記式で表される自由曲面式における回転非対称非球面係数C(i,j)の値である。なお、表2で特に記述しない回転非対称非球面係数は0である。
ただし、
X,Y,Z:面頂点を原点とした各座標
C(i,j):回転非対称非球面係数 ( i+j=k,k=1〜8 )
また、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の各寸法を表3に示す。
ここで、
αi:交点Piから交点Pi−1までの距離(i:ミラー番号、ただしP0は画像表示素子の中心位置)
Ai:画像表示素子の中心位置から交点Piまでの中心光路長(i:ミラー番号)
β:第nミラーの近軸倍率
H1:平面Uにおける画像表示素子の表示領域の中心から端までの距離
H2:平面Uにおける拡散部材の表示領域の中心から端までの距離
Ki:第iミラーからの射出光束径の半値(i:ミラー番号)
R:第nミラーの近軸曲率半径(凸面を正符号、凹面を負符号)
B:結像関係から導かれる像距離
C:中心光路に沿って、第nミラーから画像反射面までの距離
D:中心光路に沿って、画像反射面から瞳までの距離
Li:交点Piから交点Pnまでの距離(i:ミラー番号)
Lω:交点Pnから交点P1〜Pn−1までの各距離のうち、ベクトルWnに平行な成分の最大長
Lν:交点Pnから交点P1〜Pn−1までの各距離のうち、ベクトルVn(交点Pnから交点F(中心光線と画像反射面との交点)へ向かうベクトル)に垂直な成分の最大長
φ:ベクトルVl(交点Plから交点Pmへ向かうベクトル)とベクトルVn(交点Pnから交点F(中心光線と画像反射面との交点)へ向かうベクトル)との間の角度
θi:交点Piにおける中心光線の入射角度もしくは反射角度(i:ミラー番号)
次に、実施例1のヘッドアップディスプレイ装置において、画像表示素子から射出された光線を一旦ディフューザー等の拡散部材に投影させる場合の反射光学系の概略構成図を図4に示す。なお、拡散部材を介さずに虚像を投影した場合、虚像の鮮鋭度は高くなるものの虚像が明確に確認できる瞳位置の範囲が極めて狭い範囲に限られるため、画像反射面に対して運転者の頭が動いてしまうと視認性が低下するおそれがある。このような問題を解消するため、図4に示すようにディフューザー等の拡散部材22を介して虚像Vを投影することにより、虚像Vが明確に確認できる瞳位置の範囲を拡大することができる。
実施例1のヘッドアップディスプレイ装置に拡散部材を組み合わせる場合、拡散部材22と、画像表示素子から射出された光線を拡散部材22へ投射するための投射光学系40およびミラー41が追加される。ここで、この投射光学系40について詳細に説明を行う。図9は図4に示す投射光学系40を図4中のA矢示方向から見たときの概略構成図である。
投射光学系40は、光源51と、照明光学系52と、画像表示素子としてのDMD(Digital Micromirror Device:登録商標)53と、投写レンズ54と、ミラー55から構成されている。なお、図9では上記の各構成要素を概略的に図示している。光源51より射出された光線は、不図示のカラーホイールによって、3原色光(R、G、B)の各光に時系列的に選択変換され、照明光学系52によって光線の光軸と垂直な断面における光量分布の均一化が図られた後、DMD53に入射する。DMD53においては、入射光の色の切り替わりに応じて、その色光用への変調切替が行われる。DMD53により光変調された光は、投写レンズ54に入射する。なお、照明光学系52の射出瞳位置と投写レンズ54の入射瞳位置(投写レンズ54の縮小側瞳位置に対応)とが実質的に一致するように構成されている。投写レンズ54より射出された光線は、ミラー55およびミラー41で反射し、拡散部材22へ投射される。なお、投射光学系40は、上記の構成に限られるものではなく、原色毎にDMDを設ける態様や、透過型の画像表示素子を用いて画像表示素子の背面から光線を入射させる態様とする等、種々の態様とすることができる。
本実施例では、投射光学系40から射出された光線が第2ミラー32と第3ミラー33の間を通り抜けるように構成されており、第2ミラー32が条件式(7)における第σミラーに、第3ミラー33が条件式(7)における第τミラーに相当する。
なお、表中の記号の意味や投射光学系の構成について、実施例1のものを例にとり説明したが、実施例2、3についても基本的に同様であるため、以後の説明は省略する。
次に、実施例2のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系について説明する。図5は実施例2のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の概略構成図である。実施例2のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系は、第1ミラー31、第2ミラー32(第lミラーに相当)、第3ミラー33(第mミラーに相当)、第4ミラー34(第nミラーに相当)の4枚のミラーを備えている。
平面Uにおける画像表示素子21、第1ミラー31、第2ミラー32(第lミラーに相当)、第3ミラー33(第mミラーに相当)、第4ミラー34(第nミラーに相当)、フロントウィンドウ(画像反射面)13の座標を表4に示す。
また、第4ミラー34(第nミラーに相当)はパワーを有するミラーであり、第4ミラー34の自由曲面係数を表5に示す。
また、実施例2のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の各寸法を表6に示す。
また、実施例2のヘッドアップディスプレイ装置において、画像表示素子から射出された光線を一旦拡散部材に投影させる場合の反射光学系の概略構成図を図6に示す。
実施例2のヘッドアップディスプレイ装置に拡散部材を組み合わせる場合は、拡散部材22と投射光学系40が追加される。本実施例では、投射光学系40から射出された光線が第3ミラー33と第4ミラー34の間を通り抜けるように構成されており、第3ミラー33が条件式(7)における第σミラーに、第4ミラー34が条件式(7)における第τミラーに相当する。
次に、実施例3のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系について説明する。図7は実施例3のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の概略構成図である。実施例3のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系は、第1ミラー31、第2ミラー32、第3ミラー33(第lミラーに相当)、第4ミラー34(第mミラーに相当)、第5ミラー35(第nミラーに相当)の5枚のミラーを備えている。
平面Uにおける画像表示素子21、第1ミラー31、第2ミラー32、第3ミラー33(第lミラーに相当)、第4ミラー34(第mミラーに相当)、第5ミラー35(第nミラーに相当)、フロントウィンドウ(画像反射面)13の座標を表7に示す。
また、第5ミラー35(第nミラーに相当)はパワーを有するミラーであり、第5ミラー35の自由曲面係数を表8に示す。
また、実施例3のヘッドアップディスプレイ装置の反射光学系の各寸法を表9に示す。
また、実施例3のヘッドアップディスプレイ装置において、画像表示素子から射出された光線を一旦拡散部材に投影させる場合の反射光学系の概略構成図を図8に示す。
実施例3のヘッドアップディスプレイ装置に拡散部材を組み合わせる場合は、拡散部材22と、投射光学系40およびミラー41が追加される。本実施例では、投射光学系40から射出された光線が第2ミラー32と第3ミラー33の間および第4ミラー34と第5ミラー35の間を通り抜けるように構成されている。この場合、条件式(7)の計算対象となるミラーの組合せは2通りとなり、1つ目の組合せは、第2ミラー32が条件式(7)における第σミラーに、第3ミラー33が条件式(7)における第τミラーに相当する。また、2つ目の組合せは、第4ミラー34が条件式(7)における第σミラーに、第5ミラー35が条件式(7)における第τミラーに相当する。
実施例1〜3のヘッドアップディスプレイ装置の条件式(1)〜(7)に対応する値を表10に示す。
以上のデータから、実施例1〜3のヘッドアップディスプレイ装置は、全て条件式(1)〜(7)を満たしており、画像表示素子から画像反射面までの光路長を確保しつつ小型化を達成したヘッドアップディスプレイ装置であることが分かる。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、画像表示素子や各ミラー、光源等の位置や大きさについては、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
10 ヘッドアップディスプレイ装置
11 自動車
12 ダッシュボード
13 フロントウィンドウ
14 運転者
20 筐体
21 画像表示素子
31〜35 ミラー
40 投射光学系
41 ミラー
51 光源
52 照明光学系
53 DMD
54 投写レンズ
55 ミラー
V 虚像

Claims (6)

  1. 観察者と対向する画像反射面において画像表示素子からの表示光を前記観察者側に反射させる反射光学系を備え、前記画像反射面越しに前記画像表示素子に表示された画像を虚像として拡大表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記反射光学系は、前記画像表示素子から射出された光線に沿って、前記画像表示素子側から順に連続して、第lミラー、第mミラー、第nミラーの少なくとも3枚以上のミラーを有し、前記第nミラーはパワーを有し全てのミラーの中で最も前記画像反射面側に配され、
    前記画像表示素子から射出された光線は、前記第lミラー、前記第mミラー、前記第nミラーの順に反射し、前記第nミラーから射出された光線は、前記第lミラーと前記第mミラーとの間を通り抜けて前記画像反射面へ到達し、
    下記条件式(1)〜(6)を満足する
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置
    0.18 < β×H1/αm < 0.33 …(1)
    3.50 < αm/(αn×sinθn) < 5.00 …(2)
    1.00 < αm/(L−(αn×cosθn)1/2 < 2.00 …(3)
    π/36 < θn < π/9 …(4)
    −π/15 < (π/2)−(2×θm+θn) < π/15 …(5)
    −π/15 < (π/2)−(θl+θm+θn) < π/15 …(6)
    ただし、
    前記画像表示素子の中心位置から前記画像表示素子の表示面に垂直な方向に射出される光線を中心光線とし、該中心光線と前記第lミラーとの交点をPl、前記中心光線と前記第mミラーとの交点をPm、前記中心光線と前記第nミラーとの交点をPnとし、前記交点Pl、前記交点Pm、前記交点Pnを含む平面をUとしたとき、
    β:前記第nミラーの近軸倍率
    H1:前記平面Uにおける前記画像表示素子の表示領域の中心から端までの距離
    αm:前記交点Plから前記交点Pmまでの距離
    αn:前記交点Pmから前記交点Pnまでの距離
    θl:前記交点Plにおける前記中心光線の入射角度もしくは反射角度
    θm:前記交点Pmにおける前記中心光線の入射角度もしくは反射角度
    θn:前記交点Pnにおける前記中心光線の入射角度もしくは反射角度
    L:前記交点Plから前記交点Pnまでの距離
  2. 前記画像表示素子から射出された光線を拡散投影させるための拡散部材を有し、前記画像表示素子から射出された光線が前記拡散部材を介して前記画像反射面に投影されるヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記画像表示素子から射出された光線は、前記画像表示素子から射出された光線に沿って前記画像表示素子から前記第nミラーまでの間において隣接した2枚のミラーの間を通り抜け、
    下記条件式(7)を満足する
    請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
    0.20 < 2×H2/ατ < 0.40 …(7)
    ただし、
    前記隣接した2枚のミラーを、前記画像表示素子側から順に第σミラー、第τミラーとし、前記中心光線と前記第σミラーとの交点をPσ、前記中心光線と前記第τミラーとの交点をPτとしたとき、
    H2:前記平面Uにおける前記拡散部材の表示領域の中心から端までの距離
    ατ:前記交点Pσから前記交点Pτまでの距離
  3. 下記条件式(1−1)〜(6−1)のうち少なくとも1つを満足する
    請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
    0.21 < β×H1/αm < 0.32 …(1−1)
    3.80 < αm/(αn×sinθn) < 4.50 …(2−1)
    1.20 < αm/(L−(αn×cosθn)1/2 < 1.80 …(3−1)
    π/22 < θn < π/10 …(4−1)
    −π/18 < (π/2)−(2×θm+θn) < π/18 …(5−1)
    −π/18 < (π/2)−(θl+θm+θn) < π/18 …(6−1)
  4. 下記条件式(1−2)〜(6−2)のうち少なくとも1つを満足する
    請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
    0.22 < β×H1/αm < 0.30 …(1−2)
    3.90 < αm/(αn×sinθn) < 4.30 …(2−2)
    1.25 < αm/(L−(αn×cosθn)1/2 < 1.70 …(3−2)
    π/20 < θn < π/11 …(4−2)
    −π/22 < (π/2)−(2×θm+θn) < π/22 …(5−2)
    −π/22 < (π/2)−(θl+θm+θn) < π/22 …(6−2)
  5. 下記条件式(7−1)を満足する
    請求項2記載のヘッドアップディスプレイ装置。
    0.22 < 2×H2/ατ < 0.38 …(7−1)
  6. 下記条件式(7−2)を満足する
    請求項2記載のヘッドアップディスプレイ装置。
    0.24 < 2×H2/ατ < 0.36 …(7−2)
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