JP6361678B2 - ボビン - Google Patents
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図9は、従来のボビンの一例を示す断面図である。図のボビン100は、線状体が巻き付けられる円筒状の胴体101と、胴体101の両端に位置する一対の鍔102,103を備える。
このボビン100に線状体を巻き付けるに当たっては、ボビン100の軸孔104a,105aに回転軸を通して、ボビン100を回転させながら、他の装置から線状体をボビン100の胴体101の周囲にガイドして整列させて巻き付ける。
鍔部材105は、本体104の胴体101の端部104bが挿入される有底穴105bを有し、該有底穴105bにおいて接着剤により胴体101すなわち本体104と鍔部材105とは接合されている。
このような高温環境では、一般的に接着剤の接着強度が弱まるため、本体104と鍔部材105との接着強度が落ち、大きな力が掛からなくても、鍔部材105が本体104すなわち胴体101から剥がれてしまうことがある。
(1)本願の実施形態に係るボビンは、線状体が巻き付けられる胴体と、該胴体の端部に固定される鍔とを備え、該鍔が、胴体の一端が挿入される有底穴を有し、該有底穴において接着剤により胴体と固定されているものであって、鍔の前記有底穴が、複数の円周状若しくは歯車形状の、底部から突出する凸部または底部から陥没する凹部を有し、胴体が、前記凸部または前記凹部とそれぞれ嵌合する、複数の円周状若しくは歯車形状の、凹部または凸部を有する。このように構成することにより、胴体と接着剤により接合されている鍔が胴体から容易に剥がれることがないようにできる。
図のボビン1は、光ファイバ等の線状体が巻き付けられる円筒状の胴体2と、胴体2の両端に位置する一対の円板状の鍔3,4を備える。鍔3,4の形状は略同一である。
このボビン1に線状体を巻き付ける際やボビン1から線状体を繰り出す際に、ボビン1は胴体2の中心軸すなわちボビン1の中心軸Xを中心に回転される。この回転のための回転軸を通す軸孔5a,6aが、本体5の鍔3側の端部及び鍔部材6の中心に形成されている。
鍔部材6のボス6dの外周には、本体5の鍔3とは反対側の端部5bが挿入される、有底穴6bが形成されている。後述の図3に示すように、有底穴6bは中心軸X方向から見て環状に形成されている。
有底穴6bにおいて接着剤により本体5の胴体2と鍔部材6とが接合されることによりボビン1が形成されている。
図2〜図4に示すように、鍔部材6の有底穴6bには、該有底穴6bの底部から中心軸Xと平行方向に突出する二つの凸部6cが形成されており、本体5の端部5bには凸部6cが挿入される凹部5cが形成されている。
このように凹凸を設けることにより接着面積が広くなるのでボビン1では高い接着強度を得ることができる。
なお、上記では、鍔部材6側の有底穴6bから突出する凸部を有する形態を説明したが、鍔部材6の有底穴6bの厚みに余裕があれば、有底穴6bの底部から陥没する凹部を形成し、本体5の端部5b側に凸部を形成してもよい。
比較例のボビン100と上述のボビン1とは、有底穴の形状及びそれに対応する本体部の端部の形状のみが相違し、他の箇所は同一である。
以上の寸法において、本体104の先端部が接着に寄与しているとするとし、本体104と鍔部材105の接着される部分の面積を求めると、比較例のボビン100における接着面積は46,923mm2である。
以上の寸法において、本体5の先端部が接着に寄与しているとするとし、本体5と鍔部材6の接着される部分の面積を求めると、本実施例のボビン1における接着面積は106,242mm2である。本実施例のボビン1の接着面積は、比較例のボビン100の接着面積の2.3倍である。
一方、本実施例のボビン1については、引っ張り試験において、60℃の環境に晒していない通常のものは、比較例のボビン100と同様、本体104から鍔部材105が剥離する前に鍔部材105が破壊された。しかし、60℃の環境に晒した本実施例のボビン1は、比較例のボビン100の鍔部材105が本体104から剥離したときの力の約2.3倍の力が加わってようやく鍔部材6が本体5から剥離された。
このように、本実施例のボビン1は比較例に比べて、高温環境に晒されても鍔部材6が本体5から容易に剥がれることがなかった。
図のボビン1´は、図1のボビン1と同様、線状体が巻き付けられる胴体2´等を有する本体5´と、鍔4を有する鍔部材6´とから成る。また、図1のボビン1と同様、鍔部材6´には、本体5´の端部5b´が挿入される有底穴6b´が形成されており、該有底穴6b´には、該有底穴6b´の底部から中心軸X(図1参照)と平行方向に突出する二つの凸部6c´が形成され、本体5´の端部5b´には凸部6c´が挿入される凹部5c´が形成されている。ただし、ボビン1´では、鍔部材6´の有底穴6b´の底面と、本体5´の先端面は傾斜しておらず、中心軸Xに垂直な面で形成されている。このボビン1´においても、従来のボビンに比べ、接着強度が上がり、胴体と接着剤により接合されている鍔が、高温環境でも胴体から容易に剥がれることがない。
Claims (3)
- 線状体が巻き付けられる胴体と、該胴体の端部に固定される鍔とを備え、該鍔が、前記胴体の一端が挿入される有底穴を有し、該有底穴において接着剤により前記胴体と固定されるボビンであって、
前記鍔の前記有底穴は、複数の円周状若しくは歯車形状の、底部から突出する凸部または底部から陥没する凹部を有し、
前記胴体は、前記凸部または前記凹部とそれぞれ嵌合する、複数の円周状若しくは歯車形状の、凹部または凸部を有するボビン。 - 前記有底穴の底面及び前記胴体の前記鍔側の先端が前記胴体の中心軸に垂直な面に対して傾斜している斜面で形成されている請求項1に記載のボビン。
- 前記胴体と前記鍔とは発泡スチロールで形成されている請求項1または2に記載のボビン。
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JP2016053765A JP6361678B2 (ja) | 2016-03-17 | 2016-03-17 | ボビン |
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JP2016053765A JP6361678B2 (ja) | 2016-03-17 | 2016-03-17 | ボビン |
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JP2017165561A JP2017165561A (ja) | 2017-09-21 |
JP6361678B2 true JP6361678B2 (ja) | 2018-07-25 |
Family
ID=59912554
Family Applications (1)
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JP2016053765A Active JP6361678B2 (ja) | 2016-03-17 | 2016-03-17 | ボビン |
Country Status (1)
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