JP6358641B1 - 多数の太陽光パネルを使用した発電システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】架台10と、その表面側に組み付けた太陽光パネル20と、架台10の裏面側中央にて、当該架台10が上下方向に傾動可能となるように上端にて支持する1本の支柱30と、各先端が架台10の上側2カ所に固定される同一長さの2本の展開ワイヤ41a、及び内端が第1連結点43aに連結されて第1巻き取り部32aに巻き取られる1本の巻き取りワイヤ42aからなる第1ワイヤ群40Aと、各先端が架台10の下側2カ所に固定される同一長さの2本の展開ワイヤ41b、及び内端が第2連結点43bに連結されて第2巻き取り部32bに巻き取られる1本の巻き取りワイヤ42bとからなる第2ワイヤ群40Bと、を備えたこと。
【選択図】図1
Description
・格子状のパネル受け枠1が中央部で1本の支柱2によって支持されているから、能率よく低コストで施工できる上、施工後の地盤沈下による影響が少なく、不等沈下に起因した架台の歪みや破損、傾き、ガタツキ等を生じる懸念もない
・パネル受け枠1は支柱2の根元側との間に架設された前後各複数本の支持ステイ3によって前後各複数箇所でも支承されていることから、パネル構体10の支持強度が大きく、架台全体の強度も大きく、強風時の風圧や地震の揺れに充分に抗して優れた耐久性を発揮できる
ものとなっている。
(1)全体の構造を出来るだけ簡略化すること
(2)設置作業や、角度調整作業が簡単に行えること
(3)仮に、襲来してきた台風を安全にやり過ごせる形態に簡単にできること
(4)破損した部品の交換は、部分的に行えるようにすること
(5)材料ではなく構造上で、時々変化する風力による振動を抑制すること
を実現できるようにして、設置工事が低コストで行え、季節変化に応じた角度調整が行え、しかも風力にも十分耐え得る太陽光発電システムを提供することにある。
「多数の太陽光パネル20を使用した発電システムであって、
複数の縦桟材11及び横桟材12を格子状に組み合わせて、表面と裏面とを備えた架台10と、
この架台10の表面側に多数組み付けた斜桟材13と、
架台10の裏面側中央にて、当該架台10が上下方向に傾動可能となるように上端にて支持する1本の支柱30と、
各先端が架台10の上側2カ所に固定され、各内端が1つの第1連結点43aに結線される同一長さの2本の展開ワイヤ41aと、内端が第1連結点43aに連結され、下端が支柱30の下端近傍に取り付けた第1巻き取り部32aに巻き取られる1本の巻き取りワイヤ42aとからなる第1ワイヤ群40Aと、
各先端が架台10の下側2カ所に固定され、各内端が1つの第2連結点43bに結線される同一長さの2本の展開ワイヤ41bと、内端が第2連結点43bに連結され、下端が支柱30の下端近傍に取り付けた第2巻き取り部32bに巻き取られる1本の巻き取りワイヤ42bとからなる第2ワイヤ群40Bとを備えて、
かつ、第1及び第2ワイヤ群40A・40Bを構成してる各展開ワイヤ41a・41b及び巻き取りワイヤ42a・42bの、架台10に対する各固定点、第1及び第2連結点43a・43bに対する連結部、及び第1及び第2巻き取り部32a・32bへの巻き取り部分以外では、自由にしたことを特徴とする発電システム」
である。
・各第1ワイヤ群40A及び第2ワイヤ群40Bにおいては、巻き取りワイヤ42a及び42bが、同じ長さで2本の展開ワイヤ41a及び41bの下端の第1連結点43a及び第2連結点43bに連結されており、支柱30の直近に設置してある第1巻き取り部32a及び第2巻き取り部32bに巻き取られるようにしてあるから、これらの巻き取りワイヤ42a及び42bは、支柱30と略同一位置で上下方向にのみ移動する。
・このことは、各第1ワイヤ群40A及び第2ワイヤ群40Bが架台10から受ける力(押圧力や煽り力)を支柱30の下端直近に集中させることを意味し、架台10を揺らせる原因となる力の発生を確実に抑える。
・架台10を揺らせる原因となる力の発生を確実に抑えることができれば、時々変化する風力による架台10の振動を抑えられるから、当然のことながら、各太陽光パネル20を構成材料であるシリコン基板、その上の導体、あるいはガラスにクラックを発生させることもない。
・また、各第1ワイヤ群40A及び第2ワイヤ群40Bは、それぞれ3本のワイヤを第1連結点43aまたは第2連結点43bにて連結して構成したものであるから、仮にワイヤの一部分が損傷したとしても、その部分だけを交換すれば十分なものとなるから、システム全体のコスト低減に役立つ。
・各第1ワイヤ群40A及び第2ワイヤ群40Bは、材料が「ワイヤ」という可撓性のものであるから、取扱も、その設置(連結)も、第1巻き取り部32a及び第2巻き取り部32bに対する巻き取りも、難なく行え、特許文献1等にて提案されているような剛性の支柱に比較すれば、施工性に非常に優れている。
(1)全体の構造が簡略化できたこと
(2)設置作業や、角度調整作業が簡単に行えること
(3)襲来してきた台風を安全に遣り過ごせる
(4)破損した部品の交換は、部分的に行える
(5)時々変化する風力による振動が抑制される
が実現できるのであり、設置工事が低コストで行え、季節変化に応じた角度調整が行え、しかも風力にも十分耐え得るものとなっているのである。
「架台10が1本の支柱30の上端にて上下方向に傾動可能となるように支持するのは、水平ピン31であること」
である。
「支柱30の下部を固定的に支持する固定ブロック50をさらに備えたこと」
である。
「多数の太陽光パネル20を使用した発電システムであって、
複数の縦桟材11及び横桟材12を格子状に組み合わせて、表面と裏面とを備えた架台10と、
この架台10の表面側に多数組み付けた斜桟材13と、
架台10の裏面側中央にて、当該架台10が上下方向に傾動可能となるように上端にて支持する1本の支柱30と、
各先端が架台10の上側2カ所に固定され、各内端が1つの第1連結点43aに結線される同一長さの2本の展開ワイヤ41aと、内端が第1連結点43aに連結され、下端が支柱30の下端近傍に取り付けた第1巻き取り部32aに巻き取られる1本の巻き取りワイヤ42aとからなる第1ワイヤ群40Aと、
各先端が架台10の下側2カ所に固定され、各内端が1つの第2連結点43bに結線される同一長さの2本の展開ワイヤ41bと、内端が第2連結点43bに連結され、下端が支柱30の下端近傍に取り付けた第2巻き取り部32bに巻き取られる1本の巻き取りワイヤ42bとからなる第2ワイヤ群40Bとを備えて、
かつ、第1及び第2ワイヤ群40A・40Bを構成してる各展開ワイヤ41a・41b及び巻き取りワイヤ42a・42bの、架台10に対する各固定点、第1及び第2連結点43a・43bに対する連結部、及び第1及び第2巻き取り部32a・32bへの巻き取り部分以外では、自由にしたこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、設置工事が低コストで行え、季節変化に応じた角度調整が行え、しかも風力にも十分耐え得る太陽光発電システムを提供することができるのである。
(1)全体の構造を出来るだけ簡略化すること
(2)設置作業や、角度調整作業が簡単に行えること
(3)仮に、襲来してきた台風を安全にやり過ごせる形態に簡単にできること
(4)破損した部品の交換は、部分的に行えるようにすること
(5)材料ではなく構造上で、時々変化する風力による振動を抑制すること
を同時に実現できるのである。
11 縦桟材
12 横桟材
13 斜桟材
14 ブラケット
20 太陽光パネル
30 支柱
31 水平ピン
32a 第1巻き取り部
32b 第2巻き取り部
33 ブラケット
40A 第1ワイヤ群
41a 展開ワイヤ
42a 巻き取りワイヤ
43a 第1連結点
40B 第2ワイヤ群
41b 展開ワイヤ
42b 巻き取りワイヤ
43b 第2連結点
50 固定ブロック
Claims (3)
- 多数の太陽光パネルを使用した発電システムであって、
複数の縦桟材及び横桟材を格子状に組み合わせて、表面と裏面とを備えた架台と、
この架台の表面側に多数組み付けた前記太陽光パネルと、
前記架台の裏面側中央にて、当該架台が上下方向に傾動可能となるように上端にて支持する1本の支柱と、
各先端が前記架台の上側2カ所に固定され、各内端が1つの第1連結点に結線される同一長さの2本の展開ワイヤと、内端が前記第1連結点に連結され、下端が前記支柱の下端近傍に取り付けた第1巻き取り部に巻き取られる1本の巻き取りワイヤとからなる第1ワイヤ群と、
各先端が前記架台の下側2カ所に固定され、各内端が1つの第2連結点に結線される同一長さの2本の展開ワイヤと、内端が前記第2連結点に連結され、下端が前記支柱の下端近傍に取り付けた第2巻き取り部に巻き取られる1本の巻き取りワイヤとからなる第2ワイヤ群とを備えて、
かつ、前記第1及び第2ワイヤ群を構成してる各展開ワイヤ及び巻き取りワイヤの、前記架台に対する各固定点、前記第1及び第2連結点に対する連結部、及び前記第1及び第2巻き取り部への巻き取り部分以外では、自由にしたことを特徴とする発電システム。 - 前記架台が1本の支柱の上端にて上下方向に傾動可能となるように支持するのは、水平ピンであることを特徴とする請求項1に記載の発電システム。
- 前記支柱の下部を固定的に支持する固定ブロックをさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発電システム。
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JP2018029373A JP6358641B1 (ja) | 2018-02-22 | 2018-02-22 | 多数の太陽光パネルを使用した発電システム |
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---|---|---|---|---|
JP6468575B1 (ja) * | 2018-09-20 | 2019-02-13 | 株式会社東洋スタビ | 多数の太陽光パネルを使用した発電システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57121149U (ja) * | 1981-01-21 | 1982-07-28 | ||
JP2013021286A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Topper Sun Energy Technology Co Ltd | ケーブル制御太陽追尾型ソーラー発電装置 |
-
2018
- 2018-02-22 JP JP2018029373A patent/JP6358641B1/ja active Active
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JP2013021286A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-01-31 | Topper Sun Energy Technology Co Ltd | ケーブル制御太陽追尾型ソーラー発電装置 |
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JP6468575B1 (ja) * | 2018-09-20 | 2019-02-13 | 株式会社東洋スタビ | 多数の太陽光パネルを使用した発電システム |
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