JP6358153B2 - 弁装置、及び、それを用いた燃料ポンプ - Google Patents
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Description
弁ハウジングは、一方の側と他方の側とを連通可能な連通路、連通路を形成する通路内壁、及び、通路内壁に形成される弁座を有する。
弁部材は、連通路に往復移動可能に設けられ、弁座に当接すると弁ハウジングの一方の側と他方の側とを遮断し他方の側から一方の側への流体の流れを規制し、弁座から離間すると弁ハウジングの一方の側と他方の側とを連通し一方の側から他方の側への流体の流れを許容する。
付勢部材は、連通路に設けられ、弁部材を弁座側へ付勢する。
案内部は、通路内壁から径方向内側へ突出するとともに弁ハウジング一方の側から他方の側へ延びるよう、かつ、通路内壁の周方向に間隔を空けて並ぶよう設けられ付勢部材の径方向外側に当接可能に形成され付勢部材の伸縮運動を案内可能である。
本発明の弁装置は、複数の案内部が通路内壁からの突出高さが所定値である通常案内部と、通路内壁からの突出高さが通常案内部の通路内壁からの突出高さよりも小さい特定案内部と、からなることを特徴とする。
本発明の第一実施形態による弁装置を備える燃料ポンプを図1〜5に基づいて説明する。
燃料ポンプ1は、図示しない燃料タンク内の燃料を吸入し、燃料供給対象としての内燃機関に吐出供給する。図1、2に示すように、燃料ポンプ1は、ハウジング10、ポンプカバー15、カバーエンド25、ステータ30、ロータ35、シャフト36、インペラ37、及び、「弁装置」としてのリリーフバルブ40などを備えている。ハウジング10、ポンプカバー15及びカバーエンド25は、特許請求の範囲に記載の「ポンプケース」に相当する。
ポンプカバー15は、例えば、アルミ等の金属により略円板状に形成されている。ポンプカバー15は、ハウジング10の一端を塞いでいる。ポンプカバー15は、ハウジング10の一端が径方向内側へかしめられることによりハウジング10の内側で固定され、軸方向への抜けが規制されている。ポンプカバー15は、図1に示すように、筒状の吸入部16を有している。吸入部16は、ポンプカバー15を板厚方向に貫く吸入通路161を有している。
コア31は、磁性材料の薄板を積層した積層鉄心から形成されている。コア31は、ステータ30の中心軸に対向する面を除き、樹脂またはインシュレータ32で覆われている。
インシュレータ32は、筒状に形成され、コア31の外周に嵌められている。
巻線33は、インシュレータ32の外周に巻回されている。コア31とインシュレータ32と巻線33との組は、ハウジング10の内側にハウジング10の周方向に並ぶよう複数設けられている。第一実施形態では、ハウジング10の周方向に等間隔で六組設けられている。巻線33は、二個で一つの相を構成し、それぞれがU相、V相、W相に対応している。つまり、ステータ30と後述するロータ35とは、三相ブラシレスモータを構成している。
ガイドリブ45、46、47、48は、径方向内側に内壁451、461、471、481を有する。内壁451、461、471、481は、中心軸CA41を中心とする仮想円筒面VL40に沿うよう形成されている。内壁451、461、471、481は、コイルスプリング43の径方向外側(図4に示す仮想面VL43)に当接可能である。ガイドリブ45、46、47、48は、コイルスプリング43の伸縮運動を案内する。
図5(a)に第一実施形態によるリリーフバルブ40の断面図を示す。図5(b)に比較例のリリーフバルブ90の断面図を示す。図5は、リリーフバルブ40の弁部材42及びリリーフバルブ90の弁部材92に対して開弁方向に同じ力が作用したときの状態を示している。なお、図5には、閉弁時の弁部材の位置を点線42、92で示す。
比較例のリリーフバルブ90は、筒部41と同じ形状の筒部91、弁部材42と同じ形状の弁部材92、コイルスプリング43と同じ付勢力を有するコイルスプリング93、ガイドリブ95、97などを有する。リリーフバルブ90では、筒部91の通路内壁912に設けられているガイドリブ95、97は、通路内壁912からの突出高さL95、L97が同じ大きさになるよう形成されている。比較例のリリーフバルブ90は、第一実施形態と同じように四個のガイドリブを有しており、これら四個のガイドリブは、通路内壁912からの突出高さが同じ大きさになるよう形成されている。
一方、比較例のリリーフバルブ90において弁部材92が弁座911から離間しコイルスプリング93が圧縮されるとき、コイルスプリング93は、ガイドリブ95、97など四個のガイドリブによって径方向外側への変形が規制されるため、コイルスプリング93は、径外方向に偏ることなく筒部91の中心軸CA91の方向に収縮する。このため、弁部材92は、中心軸CA91に対して偏心することなく弁座911から離間するため、弁部材92のリフト量は、リリーフバルブ40のリフト量L40に比べて小さいリフト量L90となる。
次に、本発明の第二実施形態による弁装置を図6に基づいて説明する。第二実施形態は、ガイドリブの形状が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
また、第二実施形態では、ガイドリブ55、56は、隣り合う位置に設けられている。これにより、コイルスプリング43は、ガイドリブ55、56が設けられている側にさらに偏りやすくなる。したがって、弁部材42のリフト量をさらに大きくすることができる。
次に、本発明の第三実施形態による弁装置を図7に基づいて説明する。第三実施形態は、ガイドリブの形状が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
また、第三実施形態では、ガイドリブ65、66、67は、隣り合う位置に設けられている。これにより、コイルスプリング43は、ガイドリブ65、66、67が設けられている側にさらに偏りやすくなる。したがって、弁部材42のリフト量をさらに大きくすることができる。
次に、本発明の第四実施形態による弁装置を図8に基づいて説明する。第四実施形態は、ガイドリブの数が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
次に、本発明の第五実施形態による弁装置を図9に基づいて説明する。第五実施形態は、ガイドリブの形状が第四実施形態と異なる。なお、第四実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
また、第五実施形態では、ガイドリブ85、86は、隣り合う位置に設けられている。これにより、コイルスプリング43は、ガイドリブ85、86が設けられている側にさらに偏りやすくなる。したがって、弁部材42のリフト量をさらに大きくすることができる。
上述の実施形態では、本発明の「弁装置」は、リリーフバルブとして用いられるとした。しかしながら、「弁装置」はリリーフバルブに限定されない。弁部材を付勢する付勢部材を有する弁装置であればよい。
41 ・・・筒部(弁ハウジング)
42 ・・・弁部材
43 ・・・コイルスプリング(付勢部材)
45、491、55、56、591、65、66、67、75、85、86・・・ガイドリブ(特定案内部)
46、47、48、492、493、494、57、58、592、593、594、68、76、77、87・・・ガイドリブ(通常案内部)
410 ・・・連通路
411 ・・・弁座
412 ・・・内壁
451、461、471、481、551、561、571、581、651、661、671、681、751、761、771、851、861、871・・・内壁
Claims (10)
- 一方の側と他方の側とを連通可能な連通路(410)、前記連通路を形成する通路内壁(412)、及び、前記通路内壁に形成される弁座(411)を有する弁ハウジング(41)と、
前記連通路に往復移動可能に設けられ、前記弁座に当接すると前記弁ハウジングの一方の側と他方の側とを遮断し他方の側から一方の側への流体の流れを規制し、前記弁座から離間すると前記弁ハウジングの一方の側と他方の側とを連通し一方の側から他方の側への流体の流れを許容する弁部材(42)と、
前記連通路に設けられ、前記弁部材を前記弁座側へ付勢する付勢部材(43)と、
前記通路内壁から径方向内側へ突出するとともに前記弁ハウジングの一方の側から他方の側へ延びるよう、かつ、前記通路内壁の周方向に間隔を空けて並ぶよう設けられ、前記付勢部材の径方向外側(VL43)に当接可能に形成され、前記付勢部材の伸縮運動を案内可能な複数の案内部(45、46、47、48、491、492、493、494、55、56、57、58、591、592、593、594、65、66、67、68、75、76、77、85、86、87)と、
を備え、
複数の前記案内部は、前記通路内壁からの突出高さが所定値である通常案内部(46、47、48、492、493、494、57、58、592、593、594、68、76、77、87)と、前記通路内壁からの突出高さが前記通常案内部の前記通路内壁からの突出高さよりも小さい特定案内部(45、491、55、56、591、65、66、67、75、85、86)とからなることを特徴とする弁装置。 - 前記付勢部材は、コイルスプリングであることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
- 前記弁部材は、球状に形成され、
前記弁座は、テーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の弁装置。 - 前記特定案内部は、前記通路内壁の周方向に隣り合うよう複数設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の弁装置。
- 前記通路内壁は、中心軸(CA41)に垂直な断面形状が円形状となるよう形成され、
前記弁座は、中心が前記中心軸上に位置するよう形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の弁装置。 - 前記案内部は、前記中心軸に垂直な断面形状が円弧状となるよう形成されていることを特徴とする請求項5に記載の弁装置。
- 前記案内部は、前記中心軸を中心とする仮想円筒面(VL40)に沿うよう形成され前記付勢部材に当接可能な壁面(451、461、471、481、551、561、571、581、651、661、671、681、751、761、771、851、861、871)を有することを特徴とする請求項6に記載の弁装置。
- 複数の前記案内部は、前記通路内壁の周方向に等間隔で並ぶよう設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の弁装置。
- 前記案内部を三つ備えていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の弁装置。
- 燃料を吸入する吸入通路(161)、及び、燃料を吐出する吐出通路(271)を有するポンプケース(10、15、25)と、
複数の巻線(33)が巻回され、前記ポンプケースの内部に収容される筒状のステータ(30)と、
前記ステータの径方向内側に回転可能に設けられるロータ(35)と、
前記ロータと同軸に設けられ、前記ロータと一体に回転するシャフト(36)と、
前記シャフトの一方の端部が嵌合する嵌合孔(371)を有し、前記シャフトとともに回転すると前記吸入通路から吸入した燃料を加圧し前記吐出通路から吐出するインペラ(37)と、
前記弁ハウジングの一方の側が前記ポンプケースに接続し、前記連通路が前記ポンプケースの内側に連通するよう設けられ、前記ポンプケースの内側から前記ポンプケースの外側への燃料の流れを許容し、前記ポンプケースの外側から前記ポンプケースの内側への燃料の流れを規制する請求項1から9のいずれか一項に記載の弁装置と、
を備えることを特徴とする燃料ポンプ。
Priority Applications (1)
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JP2015078352A JP6358153B2 (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | 弁装置、及び、それを用いた燃料ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015078352A JP6358153B2 (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | 弁装置、及び、それを用いた燃料ポンプ |
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JP2016200013A JP2016200013A (ja) | 2016-12-01 |
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Family Applications (1)
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JP2015078352A Active JP6358153B2 (ja) | 2015-04-07 | 2015-04-07 | 弁装置、及び、それを用いた燃料ポンプ |
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-
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- 2015-04-07 JP JP2015078352A patent/JP6358153B2/ja active Active
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