JP6357972B2 - 型取り用鋳型壁面形成組立式枠部材、および、該型枠部材の組立方法 - Google Patents

型取り用鋳型壁面形成組立式枠部材、および、該型枠部材の組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、型取り用の鋳型を成形するために型取り剤を流し込む際に、壁面を仮止め保持する壁面形成型枠部材、および、組立構造に関するものである。
従来、型取り剤を流し込んで鋳型を製作する方法として、型取り剤が流れ出さないように型枠は合板や金属板等を固定して構成し、型取り用シリコーンを流しことにより型取りを製作している。
型取り材が石膏、または、合成樹脂である場合は合板や金属板に固着が生じるので離型剤が必要である。
特開平6−190844号公報
上述の製作方法では、壁面形成型枠の幅、奥行、高さを変更する効率が悪く、壁面形成型枠の角を直角にすることが困難であったし、石膏剤や合成樹脂剤は固着してしまうので壁面形成型枠が破損しやすく再利用が困難であった。
本発明は、このような従来の問題に鑑み壁面形成型枠を好適に仮止め保持すると共に型取り剤表面を好適に成形することができ、型枠の組立、脱型が容易で好適に再利用することができる。
また、流し込んだ型取り剤が硬化後に好適に離型しやすい、型取り壁面形成型枠部材の提供を目的としてものである。
以上のような問題を解決できる。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための本発明に係る型取り用鋳型壁面形成組立式型枠部材の特徴は、構築エレメントがブロック状の合成樹脂からなり、複数の構築エレメントが上側凸部と裏側凹部を交互、左右に連結されて仮止め保持ができることにより型枠の幅や奥行に高さを好適に組み立てることができる。
また、壁面形成組立式型枠部材の構築エレメントは曲げの弾性率が1,500MPa〜2,000MPaであり曲げの応力が43MPa〜55MPaのポリオレフィン系樹脂体により構成される。
従来の壁面形成型枠部材は弾性がなく、型取り用材の硬化時の収縮は流し込んだ上部に集中することにより脱型時に型取り材が固着してしまうので、型枠部材が破損しやすく再利用が困難であった。
また、弾性がありすぎると、型枠が型取り用材の重さで膨らんで形成されるので、直線や角を直角にすることも困難で鋳造作業に支障を来す等の問題があった。
なお、構築エレメントは弾性があることで型取り用材が硬化時に収縮する力を上部に集中することなく、外周、側面の組立式型枠部材の方向にも分散できる。

−2−
従って、型取り用材の側面方向が収縮することになり隣り合う組立式型枠部材との間に収縮率の誤差が生じることにより、脱型が容易で好適に再利用できる組立式型枠部材と、方法の提供を目的としたものである。
上述のように、本発明は曲げの弾性率が1,500MPa〜2,000MPaであり曲げの応力が43MPa〜55MPaのポリオレフィン系樹脂体により構築エレメントを構成し、複数の構築エレメントを組み上げることにより、壁面形成型枠を成形することができる。
さらに、硬化時の収縮率が0.5%〜5%を有する型取り用材を用いることにより、弾性ある壁面形成型枠の方向にも型取り用材が収縮を起こすことで、型枠と型取り用材との接する部分に収縮率の誤差が生じることにより、脱型が容易になる。
また、構築エレメントを長方形のブロック状に成形し、構築エレメントの上端面に連結用凸部を2つ一体的に設け、さらに下端面に連結用凹部2つ一体的に設けることによって複数の構築エレメントを上下左右に並べ、構築エレメントを交互に連結用凸部と連結用凹部を介して連結するようにして、仮止め具、又は、合板等で固定することなく型枠の幅、奥行、高さを容易に変えて構成することができる。
そして、このような型枠を組み立てることによって、型枠の組立、脱型が容易になり、また、構築エレメントの破損を防止して、構築エレメントを好適に再利用することができる。
また、構築エレメントの連結用凸部上端面と外面周縁を平面にすることによって、型枠と型取り材の接する部分の脱型が容易になり、硬化後の型取り材の外面周縁を平面にすることができる。
また、係合用凹部の間2つの板バネ部の弾性力により、係合用凸部を押圧するように仮止することによって、構築エレメントの連結、分離を容易に行うことができ、また、再利用することができる。
本発明の外型枠を構成する構築エレメントの正面図である。 構築エレメントの上面図である。 構築エレメントの下面図である。 構築エレメントの背面図である。 相互連結された構築エレメントの説明図である。 外型枠に弾性がない場合の型取り用材硬化時の収縮イメージを示した説明図である。 外型枠に弾性がある場合の型取り用材硬化時の収縮イメージを示した説明図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
次に本発明の実施の形能を図面について説明をする。
4は外型枠を構成する構築エレメントであり、2個の上側凸部2と2個の裏側凹部3により、交互、左右に連結し仮止されるようになっている。
構築エレメントはポリオレフィン系樹脂体をもって、長方形の箱型ブロック状構築エレメントであり、ポリオレフィン系樹脂体は曲げの弾性率が1,500MPa〜2,000MPaであり曲げの応力が43MPa〜55MPaとなることが好ましい。
−3−
ポリオレフィン系樹脂体の弾性率が1,500MPa未満であると、型取り用材により構築エレメント4が、外側に変形を起し易く、型取り用材壁面が膨らんで形成されたり、組み上げられた構築エレメントが崩れる等の不都合が生じる一方、弾性率が2,000MPaを越えると、構築エレメントが固くなり過ぎ、型取り用材の硬化時の収縮が上部に集中することになり、組立式型枠部材との収縮率の誤差が生じないことにより、脱型時に型取り用材が固着してしまう等の不都合が生じて構築エレメント4が破損し易くなるので、再利用が困難となる。
型取り用材は、硬化時の収縮率が0.5%〜5%を有する。
型取り用シリコーン、石膏又は、合成樹脂が好ましい。
なお、上述の型取り用材の硬化時の収縮率が0.5%以下であると、構築エレメント4との収縮率の誤差が生じないことにより、脱型時に組み上げられた構築エレメントに固着してしまう等の不都合が生じてしまう。
一方、型取り用材の硬化時の収縮率が5%以上を越えると硬化時の収縮により構築エレメント4が内側に変形を起こし易く、型取り用材壁面が湾曲して形成されたり、湾曲することで正確な型取りができない等の不都合が生じる。
構築エレメント4は、図1〜図4に示すように、構築エレメントの上端面に2個の係合用凸部2を構成し、下端面の2個の係合用凹部3を介して、複数の構築エレメント4を上下左右交互に並べる際に相互に嵌合して仮止め保持するように、対応する配置で設けられている。
また、係合用凸部2は2つの係合用凹部の間にある板バネ部8の弾性力により係合用凸部2を押圧するようにして、2つの構築エレメント4,4を交互左右に跨って固定される。
従って、容易に連結することができ、構築エレメント4を組み合わせていくことで、型枠の組立、および、分解が好適に行うができる。
脱型の際、構築エレメント4の係合用凸部2は上端面が平面であるため、型取り用材が付着しても個別に比較的小面積ずつ剥がして行くことができやすく、また、複数の構築エレメント4で組み上げられた型枠壁面も平面であるため型取り用材の表面から剥離し易い。
従って、構築エレメント4の破損、特に係合用凸部2の破損等を好適に防止することができ、構築エレメント4を好適に再利用することができる。
2 係合用凸部
3 係合用凹部
4 構築エレメント(型取り用鋳型壁面形成型枠部材)
5 型取り用材
6 型取り原型
7 収縮方向
8 板バネ部

Claims (3)

  1. 複数のブロック状構築エレメントからなり、構築エレメントは仮止め保持することで、直線、および、直角に組み上げることができ、さらに、型取り用鋳型壁面形成組立式枠部材を曲げの弾性率1,500MPa〜2,000MPaであり曲げの応力が43MPa〜55MPaで構成されていることで、硬化時の収縮率が0,2%〜5%を有する型取り用材を用いて行うことにより、弾性のある組立式型枠との間に収縮率の誤差を生じさせることができ、脱型が容易で好適に再利用することのできることを特徴とする型取り用鋳型壁面形成組立式枠部材
  2. 構築エレメントがポリオレフィン系樹脂体により構成されていることを特徴とする請求項1の型取り用鋳型壁面形成組立式枠部材。
  3. 上側凸部と裏側凹部を交互に嵌め込み仮止め保持することで、幅、奥行、高さを容易に変えて組み立てすることを有する請求項1または、2の型取り用鋳型壁面形成組立式枠部材。

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