JP6357812B2 - 基地局監視装置、通信システム、基地局装置の制御方法、通信方法及びプログラム - Google Patents

基地局監視装置、通信システム、基地局装置の制御方法、通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、基地局監視装置、通信システム、基地局装置の制御方法、通信方法及びプログラムに関する。
通信システムの基地局装置が、国または地方公共団体が提供する災害・避難情報や、気象庁が配信する防災気象情報などの各種緊急情報を、対象エリアの移動局装置に対してブロードキャスト配信するサービスが提供されている。
なお、特許文献1には、移動局装置が基地局装置及び放送局装置から緊急情報を受信することが開示されている。
また、特許文献2には、地震等の災害が発生し、無線基地局が機能不全に陥ったときに、移動局装置が、通信可能な基地局装置の通信エリアへ誘導する案内情報を放送局装置から受信する技術が開示されている。
また、特許文献3には、移動局装置が地上デジタル放送を受信するために必要な選局情報と当該移動局装置の位置情報とを無線通信網により受信する技術が開示されている。
また、特許文献4には、移動局装置が、放送局装置のデジタル放送の受信とフェムト基地局装置を介して接続される放送装置のデジタル放送の受信をシームレスに切り替える技術が開示されている。
また、特許文献5には、複数の基地局装置が協調して移動局装置に信号を送信する技術が開示されている。
特開2011−176641号公報 特開2012−213064号公報 特開2004−282350号公報 特開2010−035035号公報 特開2013−187591号公報
災害などにより基地局装置が通信不可能になった場合、通信システムは、上述のサービスによって移動局装置に緊急情報を配信できない。特許文献2に記載の技術を用いることで、緊急情報の配信ができる場所まで移動局装置の利用者を案内することも可能ではある。しかしながら、移動局装置は、利用者が移動しない限り緊急情報を受信することが出来ないため、緊急情報の受信が遅れてしまう。
本発明の目的は、上述した課題を解決する基地局監視装置、通信システム、基地局装置の制御方法、通信方法及びプログラムを提供することにある。
第1の態様は、通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数以上である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、前記隣接する通信可能な基地局装置に送信させることを決定し、前記通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数未満である場合に、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、放送局装置に送信させることを決定する送信元決定部を備える基地局監視装置である。
また、第2の態様は、通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数以上である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、前記通信可能な基地局装置に送信させることを決定し、前記通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数未満である場合に、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、放送局装置に送信させることを決定する送信元決定ステップを有する基地局装置の制御方法である。
また、第3の態様は、コンピュータを、通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数以上である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、前記通信可能な基地局装置に送信させることを決定し、前記通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数未満である場合に、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、放送局装置に送信させることを決定する送信元決定部として機能させるためのプログラムである。
また、第4の態様は、複数の基地局装置と基地局監視装置とを備え、前記基地局装置のうち通信不可能になったものに隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数以上である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、前記隣接する通信可能な基地局装置が送信し、前記基地局監視装置は、前記基地局装置のうち通信不可能になったものに隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数未満である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、放送局装置に送信させる通信システムである。
また、第5の態様は、複数の基地局装置と放送局装置とを用いた通信方法であって、前記基地局装置のうち通信不可能になったものに隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数以上である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、前記通信可能な基地局装置が送信する第1配信情報送信ステップと、前記基地局装置のうち通信不可能になったものに隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数未満である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、放送局装置が送信する第2配信情報送信ステップとを有する通信方法である。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、通信不可能になった基地局装置の通信エリアに在圏する移動局装置は、利用者が移動しなくても緊急情報を受信することができる。
第1の実施形態に係る通信システムの概略図である。 緊急情報の例を示す図である。 第1の実施形態に係る通信システムの構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る通信システムの構成を示す概略ブロック図である。 協調基地局情報の例を示す図である。 基地局監視装置の基本構成を示す概略ブロック図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
《第1の実施形態》
以下、図面を参照しながら第1の実施形態について詳しく説明する。
図1は、第1の実施形態に係る通信システム1の概略図である。
通信システム1は、複数の基地局装置10と当該基地局装置10を監視する基地局監視装置20とを備える。基地局装置10と基地局監視装置20とは、有線または無線(例えば、基地局間直接通信を用いたアドホック通信)によって接続されている。
各基地局装置10は、自装置の通信エリアA内に存在する移動局装置Mとの通信を行う。なお、基地局装置10の通信エリアAは、他の基地局装置10の通信エリアAと重複する部分を有する。以下、重複する通信エリアAを有する他の基地局装置10を、隣接する基地局装置10という。
基地局監視装置20は、各基地局装置10の通信の可否を監視する。また、基地局監視装置20は、災害などの発生時に、各基地局装置10の通信エリアAに対応する緊急情報を取得し、当該緊急情報を対応する基地局装置10または放送局装置Bに送信する。基地局監視装置20の例としては、例えばMME(Mobile Management Entity)などが挙げられる。
なお、基地局装置10と通信を行う移動局装置Mは、基地局装置10から送信される通信信号に加え、放送局装置Bから送信される放送信号を受信することができる。
本実施形態に係る基地局監視装置20は、災害などの発生時に、通信可能な基地局装置10に、当該基地局装置10の通信エリアAに配信すべき緊急情報を送信する。これにより、当該基地局装置10は、当該基地局装置10の通信エリアAに存在する移動局装置Mに緊急情報を送信することができる。他方、基地局監視装置20は、災害などの発生時に、通信不可能となった基地局装置10が存在する場合、当該基地局装置10に隣接する通信可能な基地局装置10(以下、協調基地局装置という)、または放送局装置Bに、通信不可能となった基地局装置10の通信エリアAに配信すべき緊急情報を送信する。これにより、協調基地局装置または放送局装置Bは、通信不可能となった基地局装置10の通信エリアAに存在する移動局装置Mに緊急情報を送信することができる。
図2は、緊急情報の例を示す図である。
図2(A)は、災害が発生した場所を示す被災地情報の一例である。被災地情報は、地名と基地局装置10のGPS(Global Positioning System)位置情報と、当該基地局装置10の通信エリアAの半径とを関連付けた情報である。基地局監視装置20は、当該被災地情報に基づいて、緊急情報を送信すべき基地局装置10を特定する。図2(B)は、地区ごとの避難場所を示す避難場所情報の一例である。避難場所情報は、地名と、避難場所と、避難場所のGPS位置情報とを関連付けた情報である。基地局監視装置20は、被災地情報に基づいて特定した基地局装置10に対し、当該基地局装置10に関連付けられた地区の避難場所及びその位置情報を送信する。図2(C)は、地区ごとの災害状況を示す災害情報の一例である。災害情報は、地名と、基地局装置10のGPS位置情報と、当該基地局装置10の通信エリアAと、当該地区における災害状況(例えば、断水、停電、火災など)とを関連付けた情報である。基地局監視装置20は、被災地情報に基づいて特定した基地局装置10に対し、当該基地局装置10に関連付けられた地区の災害状況を送信する。なお、被災地情報、避難場所情報、災害情報は、図2の情報に限定されるものではない。被災地情報は、少なくとも被災地の位置を特定できる情報であればよい。避難場所情報は、少なくとも避難場所の位置を特定できる情報であればよい。また、災害情報は、少なくとも災害の状況とその位置を特定できる情報であれば良い。
図3は、第1の実施形態に係る通信システム1の構成を示す概略ブロック図である。
基地局監視装置20は、配信情報取得部21、通信可否判定部22、基地局情報記憶部23、送信元決定部24、配信情報送信部25、基地局情報送信部26を備える。
配信情報取得部21は、災害発生時などに、各基地局装置10の通信エリアAに配信すべき緊急情報を取得する。
通信可否判定部22は、各基地局装置10について当該基地局装置10が通信可能であるか否かを判定する。
基地局情報記憶部23は、各基地局装置10について、当該基地局装置10のID(Identification)と、当該基地局装置10に隣接する基地局装置10のIDとを関連付けて記憶する。本実施形態において、基地局装置10のIDは、基地局装置10との通信に要する情報の一例である。基地局装置10は、当該IDを基にBCH(Broadcast Channel)及びRS(Reference Symbol)を生成して送信する。なお、BCHまたはRSは、所定の時間または周波数リソースに当該ID情報が多重された信号であっても良いし、BCHまたはRSの信号系列が当該ID毎に予めきめられた信号系列であっても良い。
送信元決定部24は、通信可否判定部22の判定結果に基づいて、緊急情報の送信元の装置を決定する。具体的には、送信元決定部24は、通信可否判定部22が通信可能であると判定した基地局装置10の通信エリアAに配信すべき緊急情報の送信元を、当該基地局装置10に決定する。また、送信元決定部24は、通信可否判定部22が通信可能でないと判定した基地局装置10のうち隣接する通信可能な基地局装置10の数が2つ以上であるものの通信エリアAに配信すべき緊急情報の送信元を、当該基地局装置10に隣接する通信可能な基地局装置10(協調基地局装置)に決定する。また、送信元決定部24は、通信可否判定部22が通信可能でないと判定した基地局装置10のうち隣接する通信可能な基地局装置10の数が2つ未満であるものの通信エリアAに配信すべき緊急情報の送信元を、放送局装置Bに決定する。
配信情報送信部25は、送信元決定部24が決定した装置に配信情報取得部21が取得した緊急情報を送信する。
基地局情報送信部26は、送信元決定部24が決定した装置が協調基地局装置である場合に、緊急情報を配信すべき通信エリアAを有する通信不可能になった基地局装置10の情報を送信する。
基地局装置10は、配信情報受信部11、隣接基地局情報受信部12、隣接基地局情報記憶部13、配信部14を備える。
配信情報受信部11は、基地局監視装置20から送信すべき緊急情報を受信する。
隣接基地局情報受信部12は、基地局監視装置20から隣接する通信不可能になった基地局装置10の情報を受信する。
隣接基地局情報記憶部13は、隣接基地局情報受信部12が受信した基地局装置10の情報を記憶する。
配信部14は、配信情報受信部11が受信した緊急情報を移動局装置Mに送信する。配信情報受信部11が基地局監視装置20から隣接する基地局装置10の通信エリアAに配信すべき緊急情報を受信している場合、配信部14は、基地局情報記憶部23が記憶する情報に基づいて緊急情報を送信する。つまり、配信部14は、隣接する通信不可能になった基地局装置10のBCH及びRSを用いて、当該基地局装置10の通信エリアAに配信すべき緊急情報を送信する。
次に、本実施形態に係る通信システム1の動作について説明する。
図4は、第1の実施形態に係る通信システム1の動作を示すフローチャートである。
基地局監視装置20の配信情報取得部21が緊急情報を取得すると、通信可否判定部22は、各基地局装置10の通信の可否を判定する(ステップS1)。送信元決定部24は、通信可否の判定を行った基地局装置10を1つずつ選択し、以下に示すステップS3〜ステップS9の処理を実行する(ステップS2)。
送信元決定部24は、ステップS2で選択した基地局装置10について、通信可否判定部22が通信可能であると判定したか否かを判定する(ステップS3)。送信元決定部24は、ステップS2で選択した基地局装置10が通信可能であると判定した場合(ステップS3:YES)、当該基地局装置10を緊急情報の送信元に決定する。配信情報送信部25は、ステップS2で選択した基地局装置10に対し、当該基地局装置10の通信エリアAに配信すべき緊急情報を送信する(ステップS4)。
これにより、基地局装置10の配信情報受信部11は、基地局装置10から配信情報を受信する。そして、配信部14は、受信した緊急情報を自装置のIDによって決定されるBCH及びRSを用いて送信する。
他方、送信元決定部24は、ステップS2で選択した基地局装置10が通信不可能になっていると判定した場合(ステップS3:NO)、基地局情報記憶部23から当該基地局装置10に隣接する基地局装置10を特定する(ステップS5)。送信元決定部24は、通信可否判定部22の判定結果に基づいて、特定した隣接する基地局装置10のうち通信可能であるものの数が2以上であるか否かを判定する(ステップS6)。
送信元決定部24は、ステップS2で選択した基地局装置10に隣接する基地局装置10のうち通信可能であるものの数が2以上であると判定した場合(ステップS6:YES)、当該通信可能な隣接する基地局装置10(協調基地局装置)を緊急情報の送信元に決定する。配信情報送信部25は、協調基地局装置に対し、ステップS2で選択した基地局装置10の通信エリアAに配信すべき緊急情報を送信する(ステップS7)。また、基地局情報送信部26は、協調基地局装置に対し、ステップS2で選択した基地局装置10のIDを送信する(ステップS8)。
これにより、協調基地局装置の配信情報受信部11は、基地局監視装置20から、隣接する基地局装置10の通信エリアAに配信すべき緊急情報を受信する。また、隣接基地局情報受信部12は、基地局監視装置20から、隣接する基地局装置10のIDを受信し、隣接基地局情報記憶部13に記録する。そして、配信部14は、配信情報受信部11が受信した緊急情報を、隣接基地局情報記憶部13が記憶するIDによって決定されるBCH及びRSを用いて送信する。なお、協調基地局装置は、ステップS7で送信された緊急情報を隣接する基地局装置10の通信エリアAに送信するだけでなく、ステップS4で送信された緊急情報を自装置の通信エリアAに送信する。この場合、協調基地局装置は、通信帯域を分割して、分割した通信帯域をそれぞれの通信エリアAへの緊急情報の送信に割り当てる。例えば、協調基地局装置の全通信帯域が20MHzである場合、10MHzを自装置の通信エリアAの通信に用い、残りの10MHzを隣接する基地局装置10の通信エリアAの通信に用いる。基地局監視装置20は、基地局装置10の通信エリアAの通信に用いる通信帯域と、隣接する基地局装置10の通信エリアAの通信に用いる通信帯域の少なくともいずれか一方に対応する情報を、通信帯域指定情報として基地局装置10に通知しても良い。基地局装置10は、基地局監視装置20から通知される通信帯域指定情報に基づいて、自装置の通信エリアAの通信に用いる帯域と、隣接する基地局装置10の通信エリアAの通信に用いる帯域を決定しても良いし、予め、基地局装置10毎に決定していても良い。
なお、協調基地局装置が、隣接する基地局装置10のIDに対応するBCH及びRSを送信する場合には、配信部14は、自装置のIDを、CCH(Control Channel)、DCH(Data Channel)またはハイヤーレイヤシグナリング(例えばRRCシグナリング)に格納することで、自装置のIDを移動局装置Mに通知することができる。この場合、協調基地局装置は、自装置が協調通信を行っていることを、BCH、CCH、DCHまたはハイヤーレイヤーシグナリングによって移動局装置Mに通知しても良い。
このように、本実施形態によれば、通信システム1は、通信不可能になった基地局装置10に隣接する通信可能な基地局装置10の数が2以上である場合、当該通信不可能になった基地局装置10の通信エリアAに配信すべき情報を、通信可能な隣接する基地局装置10(協調基地局装置)に送信させる。これにより、通信不可能になった基地局装置10の通信エリアAに在圏する利用者が移動しなくても緊急情報を受信することができる。
また、本実施形態に係る協調基地局装置は、通信不可能になった基地局装置10のIDを用いて緊急情報を送信する。協調基地局装置の数は2以上であるため、複数の協調基地局装置が、同一のIDを用いて緊急情報を送信することになる。これにより、本実施形態に係る通信システム1は、複数の協調基地局装置によるダイバーシティ効果を高めることができる。
他方、送信元決定部24は、ステップS2で選択した基地局装置10に隣接する基地局装置10のうち通信可能であるものの数が2未満であると判定した場合(ステップS6:NO)、放送局装置Bを緊急情報の送信元に決定する。配信情報送信部25は、放送局装置Bに対し、ステップS2で選択した基地局装置10の通信エリアAに配信すべき緊急情報を送信する(ステップS9)。
これにより、放送局装置Bは、基地局装置10から隣接する基地局装置10の通信エリアAに配信すべき緊急情報を受信する。そして、放送局装置Bは、受信した緊急情報を放送波を介して送信する。
通信可否判定部22が通信の可否の判定を行ったすべての基地局装置10について、ステップS3〜ステップS9の処理を行うと、基地局監視装置20は、緊急情報の送信から一定時間が経過したか否かを判定する(ステップS10)。基地局監視装置20は、一定時間が経過していないと判定した場合(ステップS10:NO)、ステップS10の判定を繰り返し実行する。他方、基地局監視装置20は、一定時間が経過したと判定した場合(ステップS10:YES)、ステップS1に戻り、再度各基地局装置10の通信可否の判定を行う。
このように、本実施形態によれば、通信システム1は、通信不可能になった基地局装置10に隣接する通信可能な基地局装置10の数が2未満である場合、当該通信不可能になった基地局装置10の通信エリアAに配信すべき情報を、放送局装置Bに送信させる。これにより、通信不可能になった基地局装置10の通信エリアAに在圏する利用者が移動しなくても緊急情報を受信することができる。
なお、関連する形態として、通信システム1が、通信不可能になった基地局装置10に隣接する通信可能な基地局装置10の数に関わらず、当該通信不可能になった基地局装置10の通信エリアAに配信すべき情報を、放送局装置Bに送信させるものが考えられる。この場合も、通信不可能になった基地局装置10の通信エリアAに在圏する利用者が移動しなくても緊急情報を受信することができる。他方、通信不可能になったすべての基地局情報の通信エリアAに配信すべき情報を、放送局装置Bに送信させると、放送局装置Bが送信する情報量が増大し、送信帯域が不足する可能性がある。特に、大規模な災害が生じた場合、多くの基地局装置10が通信不可能になる可能性がある。これに対し、本実施形態に係る通信システム1は、通信不可能になった基地局装置10に隣接する通信可能な基地局装置10の数が2未満である場合に限って、放送局装置Bから緊急情報を送信させ、その他の緊急情報は協調基地局装置に送信させる。これにより、放送局装置Bに送信させる情報量を抑えることができる。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態に係る通信システム1は、協調基地局装置が、通信不可能になった隣接する基地局装置10のIDを用いて緊急情報を送信するものである。これに対し、第2の実施形態に係る通信システム1は、協調基地局装置が自装置のIDを用いて緊急情報を送信するものである。
図5は、第2の実施形態に係る通信システム1の構成を示す概略ブロック図である。
第2の実施形態に係る基地局装置10は、隣接基地局情報受信部12及び隣接基地局情報記憶部13を備えない。また、基地局装置10の配信部14、基地局監視装置20の基地局情報送信部26の動作が第1の実施形態と異なる。
基地局装置10の配信部14は、通信不可能になった基地局装置10の通信エリアAに配信すべき情報を自装置のIDを用いて送信する。
基地局監視装置20の基地局情報送信部26は、通信不可能になった基地局装置10の通信エリアAに存在する移動局装置Mに、協調基地局装置との通信を可能にするための上方である協調基地局情報を放送局装置Bに送信する。
図6は、協調基地局情報の例を示す図である。協調基地局情報は、カバーエリアの地名と、通信不可能になった基地局装置10のIDと、協調基地局装置のIDと、協調基地局装置のキャリア周波数及び周波数帯域とを、関連付けた情報である。なお、カバーエリアの地名の代わりに、カバーエリアを特定するGPSなどの位置情報、または、カバーエリアの中心位置を示す位置情報とカバーエリアの半径などを示す情報を用いても良い。
協調基地局情報を受信した放送局装置Bは当該協調基地局情報を放送波に多重して送信する。
放送局装置Bから協調基地局情報を受信した移動局装置Mは、現在の受信電界強度が閾値以下の状態(不感地の状態)であって、最後に通信した基地局装置10が、協調基地局情報に含まれる通信不可能になった基地局装置10または協調基地局装置に一致する場合に、当該協調基地局装置との通信を行い、緊急情報を受信する。
また、放送局装置Bから協調基地局情報を受信した移動局装置Mは、現在の受信電界強度が閾値以下の状態(不感地の状態)であって、現在位置が、協調基地局情報に含まれる通信不可能になった基地局装置10または協調基地局装置の通信エリアA内である場合に、当該協調基地局装置との通信を行い、緊急情報を受信する。なお、移動局装置Mは、例えばGPSの測定値などに基づいて現在位置を特定する。なお、この場合、放送局装置Bは、予め基地局装置10と通信エリアAとの対応関係を示す情報を移動局装置Mに通知しておく必要がある。基地局装置10と通信エリアAとの対応関係を示す情報の例としては、基地局装置10のIDと基地局装置10の位置と通信エリアAの半径とを関連付けた情報が挙げられる。
このように、本実施形態によれば、基地局監視装置20は、協調基地局装置との通信に要する情報を放送局装置Bに送信させる。これにより、協調基地局装置は、IDを変更することなく、通信不可能になった基地局装置10のエリアに配信すべき情報を送信することができる。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態に係る基地局監視装置20は、基地局装置10の通信の可否の判定と、緊急情報の送信元の決定とを行うが、これに限られない。例えば他の実施形態では、他の装置が基地局装置10の通信の可否を判定し、基地局監視装置20は当該他の装置から取得した判定結果に基づいて緊急情報の送信元を決定しても良い。
また、上述した実施形態に係る基地局監視装置20は、通信不可能になった基地局装置10に隣接する通信可能な基地局装置10の数が2以上である場合に、当該通信不可能になった基地局装置10の通信エリアAに配信すべき情報を、協調基地局装置に送信させることを決定するが、これに限られない。例えば他の実施形態に係る基地局監視装置20は、隣接する通信可能な基地局装置10の数の閾値として1を用いても良いし、3以上の値を用いても良い。
また、上述した実施形態に係る基地局装置10の通信エリアAに配信すべき情報は、緊急情報であったが、これに限られない。
《基本構成》
図7は、基地局監視装置20の基本構成を示す概略ブロック図である。
上述した実施形態では、基地局監視装置20の一実施形態として図3や図5に示す構成について説明したが、基地局監視装置20の基本構成は、図7に示すとおりである。
すなわち、基地局監視装置20は、送信元決定部24を備えることを基本構成とする。
送信元決定部24は、通信不可能になった基地局装置10に隣接する通信可能な基地局装置10の数が所定数以上である場合、当該通信不可能になった基地局装置10の通信エリアAに配信すべき情報を、隣接する通信可能な基地局装置10(協調基地局装置)に送信させることを決定する。
これにより、基地局監視装置20は、通信不可能になった基地局装置10の通信エリアAに在圏する移動局装置Mに、利用者の移動がなくても緊急情報を受信させることができる。
図8は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータ900の構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、インタフェース904を備える。
上述の基地局監視装置20は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、補助記憶装置903には、予め基地局情報記憶部23が記憶する情報が記録されている。
なお、少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース904を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数未満である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、放送局装置に送信させることを決定する送信元決定部
を備える基地局監視装置。
1…通信システム 10…基地局装置 11…配信情報受信部 12…隣接基地局情報受信部 13…隣接基地局情報記憶部 14…配信部 20…基地局監視装置 21…配信情報取得部 22…通信可否判定部 23…基地局情報記憶部 24…送信元決定部 25…配信情報送信部 26…基地局情報送信部 B…放送局装置 M…移動局装置 A…通信エリア 900…コンピュータ 901…CPU 902…主記憶装置 903…補助記憶装置 904…インタフェース

Claims (9)

  1. 通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数以上である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、前記隣接する通信可能な基地局装置に送信させることを決定し、前記通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数未満である場合に、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、放送局装置に送信させることを決定する送信元決定部
    を備える基地局監視装置。
  2. 前記送信元決定部が通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、前記隣接する通信可能な基地局装置に送信させることを決定した場合に、前記通信不可能になった基地局装置との通信に要する情報を、前記隣接する通信可能な基地局装置に送信する基地局情報送信部
    を備える請求項1に記載の基地局監視装置。
  3. 前記送信元決定部が通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、前記隣接する通信可能な基地局装置に送信させることを決定した場合に、前記通信不可能になった基地局装置の識別情報と、前記隣接する通信可能な基地局装置との通信に要する情報とを関連付けて放送局装置に送信する基地局情報送信部
    を備える請求項1に記載の基地局監視装置。
  4. 通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数以上である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、前記通信可能な基地局装置に送信させることを決定し、前記通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数未満である場合に、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、放送局装置に送信させることを決定する送信元決定ステップ
    を有する基地局装置の制御方法。
  5. コンピュータを、
    通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数以上である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、前記通信可能な基地局装置に送信させることを決定し、前記通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数未満である場合に、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、放送局装置に送信させることを決定する送信元決定部
    として機能させるためのプログラム。
  6. 複数の基地局装置と基地局監視装置とを備え、
    前記基地局装置のうち通信不可能になったものに隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数以上である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、前記隣接する通信可能な基地局装置が送信し、
    前記基地局監視装置は、前記基地局装置のうち通信不可能になったものに隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数未満である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、放送局装置に送信させる
    通信システム。
  7. 前記隣接する通信可能な基地局装置は、前記通信不可能になった基地局装置の識別情報を用いて、前記通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を送信する
    請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記基地局監視装置は、前記通信不可能になった基地局装置に隣接する通信可能な基地局装置との通信に要する情報を前記放送局装置に送信させる
    請求項6に記載の通信システム。
  9. 複数の基地局装置と放送局装置とを用いた通信方法であって、
    前記基地局装置のうち通信不可能になったものに隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数以上である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、前記通信可能な基地局装置が送信する第1配信情報送信ステップと、
    前記基地局装置のうち通信不可能になったものに隣接する通信可能な基地局装置の数が所定数未満である場合、当該通信不可能になった基地局装置の通信エリアに配信すべき情報を、放送局装置が送信する第2配信情報送信ステップと
    を有する通信方法。
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