JP6357330B2 - 液晶表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置およびその駆動技術に関する。
マルチプレックス駆動によって動作する垂直配向型液晶表示装置に関する先行技術としては、例えば特開2011−99909号公報(特許文献1)に開示される液晶表示装置が知られている。この先行技術に係る液晶表示装置は、液晶分子へ付与されたプレティルト角が89.8°以上90°未満であり、かつ配向状態がモノドメイン配向である液晶層を備えた垂直配向型の液晶表示装置であって、デューティ比が1/16以上に設定され、バイアス値が最適バイアス値より小さく設定された駆動条件によってマルチプレックス駆動するものである。この構成によれば、表示均一性を保ちつつフレーム周波数を低下させることが可能な液晶表示装置が提供される。
ところで、上記した特許文献1では主に駆動電圧をフレーム反転波形とした場合の好適条件について開示されており、駆動電圧をNライン反転波形とした場合において反転ライン数Nをどのように設定するのが適切であるのかという点については特段に開示されていない。特に、特開2009−86214号公報(特許文献2)や特開2012−93578号公報(特許文献3)に開示されるような、電極エッジを直線状ではなく折れ線状に屈曲させた構造を有する液晶表示装置において、反転ライン数Nを適切に設定する技術については何らの開示がない。
特開2011−99909号公報 特開2009−86214号公報 特開2012−93578号公報
本発明に係る具体的態様は、電極エッジを折れ線状に屈曲させた構造を有する垂直配向型の液晶表示装置をNライン反転波形の駆動電圧で駆動する場合において、表示均一性を保つために適切な駆動技術を提供することを目的の1つとする。
[1]本発明に係る一態様の液晶表示装置は、(a)対向配置される第1基板及び第2基板と、(b)前記第1基板の一面側に設けられ、第1方向に沿って延在する複数の第1電極と、(c)前記第2基板の一面側に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する複数の第2電極と、(d)前記第1基板と前記第2基板の各一面の間に設けられた、プレティルト角が90°未満で略垂直配向した液晶層と、(e)前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極を介して前記液晶層へマルチプレックス駆動の駆動電圧を供給する駆動手段と、を含み、(f)前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との交差領域の各々において画素領域が画定されており、(g)前記複数の第1電極は、各々、平面視において2つの電極エッジが直線状であり、前記複数の第2電極は、各々、平面視において、2つの電極エッジが前記第2方向とのなす角度を0°より大きく15°以下とした線分によって構成された折れ線状であり、(h)前記液晶層は、層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向が前記第2電極の電極エッジと斜交するように配向しており、(i)前記駆動手段は、前記駆動電圧としてNライン反転波形の駆動電圧を供給しており、そのバイアス値をB、フレーム周波数をf、デューティ数をLとしたときに、N≦(−0.0572×B+0.9998)×f×(64/L)+(−2.5×B−30.175)、の条件を満たすように前記Nの値を設定する、液晶表示装置である。
[2]本発明に係る一態様の液晶表示装置は、(a)対向配置される第1基板及び第2基板と、(b)前記第1基板の一面側に設けられ、第1方向に沿って延在する複数の第1電極と、(c)前記第2基板の一面側に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する複数の第2電極と、(d)前記第1基板と前記第2基板の各一面の間に設けられた、プレティルト角が90°未満で略垂直配向した液晶層と、(e)前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極を介して前記液晶層へマルチプレックス駆動の駆動電圧を供給する駆動手段と、を含み、(f)前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との交差領域の各々において画素領域が画定されており、(g)前記複数の第1電極は、各々、平面視において、2つの電極エッジが、互いの長さが等しく前記第1方向とのなす角度が略45°である複数の線分を屈曲点にて略90°の角度で結合して構成された折れ線状であり、前記複数の第2電極は、各々、平面視において、2つの電極エッジが、互いの長さが等しく前記第2方向とのなす角度が略45°である複数の線分を屈曲点にて略90°の角度で結合して構成された折れ線状であり、(h)前記液晶層は、層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向が前記第2電極の電極エッジと斜交するように配向しており、(i)前記駆動手段は、前記駆動電圧としてNライン反転波形の駆動電圧を供給しており、そのバイアス値をB、フレーム周波数をf、デューティ数をLとしたときに、N≦(−0.0025×B+0.6433)×f×(64/L)+(−8.4165×B+13.276)、の条件を満たすように前記Nの値を設定する、液晶表示装置である。
上記1または2の構成によれば、電極エッジを折れ線状に屈曲させた構造を有する垂直配向型の液晶表示装置をNライン反転波形の駆動電圧で駆動する場合において、表示均一性を保つために適切な駆動条件で動作する液晶表示装置が得られる。
[3]上記1または2の液晶表示装置においては、前記バイアス値の最適値が√L+1で定義されるとき、前記バイアス値Bは前記最適値よりも小さい値に設定される、ことも好ましい。
これにより、表示均一性を保ちつつフレーム周波数の低減効果が得られる。
[4]上記1、2または3の液晶表示装置において、Nライン反転波形は、1フレーム終了後には極性反転を正又は負に強制反転させて、連続する2つのフレームの開始ラインでは極性が逆であることも好ましい
[5]本発明に係る一態様の液晶表示装置の駆動方法は、(a)対向配置される第1基板及び第2基板と、(b)前記第1基板の一面側に設けられ、第1方向に沿って延在する複数の第1電極と、(c)前記第2基板の一面側に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する複数の第2電極と、(d)前記第1基板と前記第2基板の各一面の間に設けられた、プレティルト角が90°未満で略垂直配向した液晶層と、(e)前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極を介して前記液晶層へマルチプレックス駆動の駆動電圧を供給する駆動手段と、を含み、(f)前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との交差領域の各々において画素領域が画定されており、(g)前記複数の第1電極は、各々、平面視において2つの電極エッジが直線状であり、前記複数の第2電極は、各々、平面視において、2つの電極エッジが前記第2方向とのなす角度を0°より大きく15°以下とした線分によって構成された折れ線状であり、(h)前記液晶層は、層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向が前記第2電極の電極エッジと斜交するように配向している、液晶表示装置の駆動方法であって、(i)前記駆動手段は、前記駆動電圧としてNライン反転波形の駆動電圧を供給しており、そのバイアス値をB、フレーム周波数をf、デューティ数をLとしたときに、N≦(−0.0572×B+0.9998)×f×(64/L)+(−2.5×B−30.175)、の条件を満たすように前記Nの値を設定する、液晶表示装置の駆動方法である。
[6]本発明に係る一態様の液晶表示装置の駆動方法は、(a)対向配置される第1基板及び第2基板と、(b)前記第1基板の一面側に設けられ、第1方向に沿って延在する複数の第1電極と、(c)前記第2基板の一面側に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する複数の第2電極と、(d)前記第1基板と前記第2基板の各一面の間に設けられた、プレティルト角が90°未満で略垂直配向した液晶層と、(e)前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極を介して前記液晶層へマルチプレックス駆動の駆動電圧を供給する駆動手段と、を含み、(f)前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との交差領域の各々において画素領域が画定されており、(g)前記複数の第1電極は、各々、平面視において、2つの電極エッジが、互いの長さが等しく前記第1方向とのなす角度が略45°である複数の線分を屈曲点にて略90°の角度で結合して構成された折れ線状であり、前記複数の第2電極は、各々、平面視において、2つの電極エッジが、互いの長さが等しく前記第2方向とのなす角度が略45°である複数の線分を屈曲点にて略90°の角度で結合して構成された折れ線状であり、(h)前記液晶層は、層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向が前記第2電極の電極エッジと斜交するように配向している、液晶表示装置の駆動方法であって、(i)前記駆動手段は、前記駆動電圧としてNライン反転波形の駆動電圧を供給しており、そのバイアス値をB、フレーム周波数をf、デューティ数をLとしたときに、N≦(−0.0025×B+0.6433)×f×(64/L)+(−8.4165×B+13.276)、の条件を満たすように前記Nの値を設定する、液晶表示装置の駆動方法である。
上記5または6の構成によれば、電極エッジを折れ線状に屈曲させた構造を有する垂直配向型の液晶表示装置をNライン反転波形の駆動電圧で駆動する場合において、表示均一性を保つために適切な駆動条件で動作させることが可能な液晶表示装置の駆動方法が得られる。
図1は、第1実施形態の液晶表示装置(液晶パネル)の構造を示す模式的な断面図である。 図2は、液晶表示装置のより詳細な構成例を示す図である。 図3は、第1実施形態の第1電極および第2電極の詳細な構造を説明するための平面図である。 図4は、実施例1の液晶表示装置の明表示時の配向組織を示す図である。 図5は、バイアス値Bとフレーム周波数fの各値における表示均一性が得られる反転ライン数Nを示した表である。 図6は、図5に示した各データを、横軸をフレーム周波数f、縦軸を反転ライン数Nとし、バイアス値Bごとに表したグラフである。 図7は、上記した図6に示した線形モデル式におけるバイアス値ごとの傾きaと切片bを示した表である。 図8は、図7に示した傾きaと切片bのバイアス値依存性をプロットしたグラフである。 図9は、図7に示した傾きaと切片bのバイアス値依存性をプロットしたグラフである。 図10は、数式による近似値と図6で示した実測値のプロットを重ねて示したグラフである。 図11は、第2実施形態の第1電極および第2電極の詳細な構造を説明するための平面図である。 図12は、実施例2の液晶表示装置の明表示時の配向組織を示す図である。 図13は、バイアス値Bとフレーム周波数fの各値における表示均一性が得られる反転ライン数Nを示した表である。 図14は、図13に示した各データを、横軸をフレーム周波数f、縦軸を反転ライン数Nとし、バイアス値Bごとに表したグラフである。 図15は、上記した図14に示した線形モデル式におけるバイアス値ごとの傾きaと切片bを示した表である。 図16は、図15に示した傾きaと切片bのバイアス値依存性をプロットしたグラフである。 図17は、図15に示した傾きaと切片bのバイアス値依存性をプロットしたグラフである。 図18は、数式による近似値と図6で示した実測値のプロットを重ねて示したグラフである。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の液晶表示装置(液晶パネル)の構造を示す模式的な断面図である。図1に示す本実施形態の液晶表示装置は、対向配置された第1基板1と第2基板2と、両基板の間に配置された液晶層3と、を主に備える。第1基板1の外側には第1偏光板4が配置され、第2基板2の外側には第2偏光板5が配置されている。第1基板1と第1偏光板4の間には第1視角補償板6が配置され、第2基板2と第2偏光板5の間には第2視角補償板7が配置されている。液晶層3の周囲はシール材によって封止されている。以下、さらに詳細に液晶表示装置の構造を説明する。
第1基板1および第2基板2は、それぞれ、例えばガラス基板、プラスチック基板等の透明基板である。第1基板1と第2基板2との相互間には、スペーサー(粒状体)が分散して配置されている。これらのスペーサーにより、第1基板1と第2基板2との間隙が所定値(例えば5μm程度)に保たれる。
液晶層3は、第1基板1の第1電極11と第2基板2の第2電極12との相互間に設けられている。本実施形態においては、誘電率異方性Δεが負(Δε<0)の液晶材料(ネマティック液晶材料)を用いて液晶層3が構成されている。液晶層3に図示された太線は、電圧無印加時における液晶分子の配向方位を模式的に示したものである。図示のように、本実施形態の液晶表示装置においては、液晶層3の液晶分子の配向状態がモノドメイン配向にされている。
第1電極11は、第1方向(本例では紙面に直交する方向)に沿って延びる複数の短冊状電極を有しており、第1基板1の一面上に設けられている。第2電極12は、上記の第1方向と交差する第2方向(本例では紙面の左右方向)に沿って延びる複数の短冊状電極を有しており、第2基板2の一面上に設けられている。第1電極11および第2電極12は、例えばインジウム錫酸化物(ITO)などの透明導電膜を適宜パターニングすることによって構成されている。本実施形態の液晶表示装置は、第1電極11と第2電極12とが交差する箇所のそれぞれが画素領域となるドットマトリクス型の液晶表示装置である。
配向膜8は、第1基板1の一面側に、第1電極11を覆うようにして設けられている。同様に、配向膜9は、第2基板2の一面側に、第2電極12を覆うようにして設けられている。本実施形態においては、配向膜8および配向膜9としては、液晶層3の初期状態(電圧無印加時)における配向状態を垂直配向状態に規制するもの(垂直配向膜)が用いられている。より詳細には、各配向膜8、9としては、液晶層3の液晶分子に対して90°に極めて近い角度(89.8°〜89.95°程度)のプレティルト角を付与し得るものが用いられる。プレティルト角の詳細についてはさらに後述する。
図2は、液晶表示装置のより詳細な構成例を示す図である。図2に示す液晶表示装置は、液晶パネル101と、バックライトユニット102と、液晶パネル用駆動回路103と、バックライトユニット用駆動回路104と、制御装置105と、温度センサー106と、を含んで構成されている。液晶パネル101は、上記した図1に示した液晶表示装置と同一の構成を備える。バックライトユニット102は、白色LED等の光源を備えており、液晶パネル101の背面に配置される。液晶パネル用駆動回路103は、液晶パネル101と接続されており、当該液晶パネル101に対して駆動電圧(駆動電力)を供給する。バックライトユニット用駆動回路104は、バックライトユニット102の動作制御、具体的には点灯/消灯や輝度調整などを行う。制御装置105は、液晶パネル用駆動回路103およびバックライトユニット用駆動回路104のそれぞれと接続されており、これらの動作制御を行う。温度センサー106は、液晶パネル101、バックライトユニット102等のいずれかの内部又は表面に設定されており、温度に応じた電気信号を出力する。温度センサー106は複数設けられていてもよい。なお、液晶パネル用駆動回路103および制御装置105が「駆動手段」に相当する。
図3は、第1実施形態の第1電極および第2電極の詳細な構造を説明するための平面図である。各図では、液晶パネル101の第1基板1側から平面視した場合における各電極の平面形状が示されている。図3に示すように、各第1電極11は、図中の上下方向に延在するストライプ状に形成されている。また、各第2電極12は、図中の左右方向に延在しており、かつ各々の両エッジが周期的に屈曲した折れ線状に形成されている。図示の例では、各第1電極11が表側、各第2電極12が裏側に配置されており、各第1電極11と各第2電極12とが交差する領域が画素領域16に相当する。
各第2電極12の両エッジは、それぞれ延在方向の異なる複数の線分をそれぞれの端部にて結合して構成されており、線分同士の結合部すなわち屈曲点は各画素領域16において1エッジごとに2箇所である。エッジを構成する各線分と各第2電極12の延在方向とのなす角度θは、0°より大きく15°以下であることが好ましく、図示の例では10°としている。また、図示の例では、各第2電極12の両エッジによって画定される画素領域16の上側エッジと下側エッジのそれぞれに含まれる2箇所ずつの屈曲点の左右方向における位置が等しいが、これらの位置は異なっていてもよい。
液晶層3の層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向17は、各第2電極12の延在方向(図中の左右方向)に対して略直交しており、各第2電極12の電極エッジと斜交している。この配向方向17は、各配向膜8、9に対する配向処理方向(例えばラビング処理の方向)によって規定される。例えば本実施形態では、配向膜8に対するラビング処理の方向を各第1電極11の延在方向と略平行な方向とし、配向膜9に対するラビング処理の方向を各第2電極12の延在方向と略直交する方向とすることにより、図示のような配向方向17が規定されている。また、各偏光板4、5の吸収軸13、14は、両者が略直交し、かつそれぞれが第2電極12の延在方向に対して略45°の角度をなすように配置されている。
図4は、実施例1の液晶表示装置の明表示時の配向組織を示す図である。なお、実施例1の液晶表示装置は、誘電率異方性が負で屈折率異方性が0.18の液晶材料を用いて液晶層を形成し、その層厚(セル厚)を5μmとし、プレティルト角を89.8°として作製された。各偏光板の吸収軸の配置についても上記同様である(図3参照)。また、各第1電極および各第2電極の電極幅をそれぞれ450μmとし、隣り合う画素領域同士の相互間距離を30μmとした。図示のように、画素領域の上側、左側および右側の各エッジでは、電界印加時にこれらの近傍で発生する斜め電界による液晶分子の配向方向が液晶層の層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向と異なるため、暗線を含む領域が観察される。特に画素領域の上側エッジでは、エッジ付近に2本の暗線が観察され、かつ、これら2本の暗線が上側エッジの屈曲点付近で交差する様子が観察される。このような配向組織は、複数の画素領域においてほぼ均一に発生する。
次に、液晶表示装置の駆動条件について説明する。ここでは、駆動条件を種々に設定して上記した実施例1の液晶表示装置を動作させた。この実施例1の液晶表示装置の有効表示部のサイズは120mm×35mm、セル外形のサイズ略131mm×41.6mmである。また、駆動手段からは走査線数64本時におけるNライン反転波形の駆動電圧を供給し、その電圧値は最大コントラストが得られる条件に設定した。また、連続するフレームにおいては、1フレーム終了後には極性反転を正又は負に強制反転させて、連続する2つのフレームの開始ラインでは極性が逆となるようにした。これは平均電圧を0Vに近づけて、焼き付きを防止するためである。外観観察は液晶表示装置の正面からの観察のみとし、観察時の雰囲気温度は60℃とした。これらの条件下、バイアス値B(バイアス比1/B)は7〜9に設定し、フレーム周波数fは60〜200Hzに設定し、バイアス値Bと周波数fを固定した状態で反転ライン数Nを変化させたときに、表示均一性が得られる最大の反転ライン数Nを測定した。
図5は、バイアス値Bとフレーム周波数fの各値における表示均一性が得られる反転ライン数Nを示した表である。また、図6は、図5に示した各データを、横軸をフレーム周波数f、縦軸を反転ライン数Nとし、バイアス値Bごとに表したグラフである。図6の図中には、各バイアス値において異なるプロットをN=a×f+bの線形モデル式により最小二乗法にて実測値とフィッティングした直線も併せて示されている。また、図7は、上記した図6に示した線形モデル式におけるバイアス値ごとの傾きaと切片bを示した表である。
上記のようにデューティ数Lは64であるため、√L+1で定義されるバイアス値Bの最適値は9である。各バイアス値において反転ライン数Nはフレーム周波数fに対して実測値とフィッティング値の傾向が等しいことが明らかである。また、バイアス値が低下するにしたがって低いフレーム周波数fにおいて反転ライン数Nを大きく設定できる傾向にあることがわかる。すなわち、バイアス値が低くなることにより同じ反転ライン数Nでもフレーム周波数fを低く設定できることが明らかである。
各バイアス値には相関性があると考えられることから、反転ライン数Nをフレーム周波数fとバイアス値Bを変数とする関数式により表現する。図8および図9は、図7に示した傾きaと切片bのバイアス値依存性をプロットしたグラフである。図8において、a=c×B+dの線形モデル式により最小二乗法でフィッティングを行うと、a=0.0572×B+0.9998の直線にて近似できることがわかった。また、図9において、b=e×B+gの線形モデル式により最小二乗法でフィッティングを行うと、b=−2.5×B−30.175の直線にて近似できることがわかった。
以上の傾きa、切片bの近似式を用いると、表示ムラが観察されない最大の反転ライン数Nは以下の式によって表すことができる。
N=(0.0572×B+0.9998)×f+(−2.5×B−30.175)
この数式による近似値と図6で示した実測値のプロットを重ねて示したのが図10のグラフである。実測値と近似値はバイアス値に依存せずにほぼ等しい傾向が得られていることがわかる。
以上の解析により、外観観察時の表示ムラが観察されない反転ライン数Nは以下の式で求められることがわかる。
N≦(0.0572×B+0.9998)×f+(−2.5×B−30.175)
上記の解析結果は、反転ライン数Nが小さくなることにより実質的な高周波成分が増加しフレーム周波数fを低減するためと考えられる。このことから、デューティ数が増加することも同等な効果があると考えられる。デューティ数が大きくなるにしたがって高周波成分が増加することを考慮すると、上記解析結果はデューティ数が64の場合であったので、例えばデューティ数が128になった場合には2倍の高周波成分が含まれることになる。したがって、フレーム周波数fはデューティ数が64の場合と比べて半分になったとしても同様な効果が得られると考えられる。この視点から、反転ライン数Nをバイアス値B、フレーム周波数f、デューティ数Lで表現すると以下のようになる。ただし、反転ライン数Nは、1より大きくデューティ数L未満である。
N≦(0.0572×B+0.9998)×f×(64/L)+(−2.5×B−30.175)
上記の解析結果は雰囲気温度を60℃とした場合であって、温度低下により反転ライン数Nをより大きく設定できる。したがって、駆動手段に接続された温度センサー106によって検出される雰囲気温度に応じてバイアス値、フレーム周波数、反転ライン数Nを可変に設定してもよい。また、上記の解析結果は各第2電極12の延在方向と電極エッジを構成する線分とのなす角度θを10°に設定した場合であったが、電極エッジの屈曲点において2本の暗線が交差する配向組織が得られれば上記と同様の効果が得られる。この角度θは0°より大きければよく、さらに好ましくは5°以上である。また、外観観察において各第2電極12の電極エッジの屈曲が視認されない、すなわち従来のストライプ状電極を用いた場合と同等に視認されるためには、角度θを15°以下とすることが好ましい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、液晶表示装置(液晶パネル)の基本的な構造については第1実施形態と同様であり(図1、2参照)、ここでは説明を省略する
図11は、第2実施形態の第1電極および第2電極の詳細な構造を説明するための平面図である。各図では、液晶パネル101の第1基板1側から平面視した場合における各電極の平面形状が示されている。各第1電極11は、全体としては図中の上下方向に延在しており、各々の両電極エッジが周期的に屈曲した折れ線状に形成されている。同様に、各第2電極12は、全体としては図中の左右方向に延在しており、各々の両電極エッジが周期的に屈曲した折れ線状に形成されている。図示の例では、各第1電極11が表側、各第2電極12が裏側に配置されており、各第1電極11と各第2電極12とが交差する領域が画素領域16に相当する。
各第1電極11の両電極エッジは、それぞれ延在方向の異なる複数の線分をそれぞれの端部にて結合して構成されており、線分同士の結合部すなわち屈曲点が各第1電極11の延在方向に沿って周期的に配置されている。各線分と各第1電極11の延在方向とのなす角度は略45°であり、屈曲点にて結合する線分同士のなす角度は略90°であり、各線分の長さは等しい。隣り合う屈曲点同士の相互間距離、すなわち屈曲点の配置ピッチは例えば150μmである。
同様に、各第2電極12の両電極エッジは、それぞれ延在方向の異なる複数の線分をそれぞれの端部にて結合して構成されており、線分同士の結合部すなわち屈曲点が各第2電極12の延在方向に沿って周期的に配置されている。各線分と各第2電極12の延在方向とのなす角度は略45°であり、屈曲点にて結合する線分同士のなす角度は略90°であり、各線分の長さは等しい。隣り合う屈曲点同士の相互間距離、すなわち屈曲点の配置ピッチは例えば150μmである。なお、各第1電極11と各第2電極12との間で屈曲点の配置ピッチが異なっていてもよい。
液晶層3の層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向17は、各第2電極12の延在方向(図中の左右方向)に対して略直交している。この配向方向17は、各第1電極11の電極エッジおよび各第2電極12の電極エッジをそれぞれ構成する線分の延在方向に対して斜交している。この配向方向17は、各配向膜8、9に対する配向処理方向(例えばラビング処理の方向)によって規定される。例えば本実施形態では、配向膜8に対するラビング処理の方向を各第1電極11の延在方向と略平行な方向とし、配向膜9に対するラビング処理の方向を各第2電極12の延在方向と略直交する方向とすることにより、図示のような配向方向17が規定されている。また、各偏光板4、5の吸収軸13、14は、両者が略直交し、かつそれぞれが第2電極12の延在方向に対して略45°の角度をなすように配置されている。
図12は、実施例2の液晶表示装置の明表示時の配向組織を示す図である。なお、実施例2の液晶表示装置は、誘電率異方性が負で屈折率異方性が0.18の液晶材料を用いて液晶層を形成し、その層厚(セル厚)を5μmとし、プレティルト角を89.8°として作製された。各偏光板の吸収軸の配置についても上記同様である(図11参照)。また、各第1電極および各第2電極の電極幅をそれぞれ450μmとし、隣り合う画素領域同士の相互間距離を30μmとした。図示のように、電界印加時に発生する斜め電界による液晶分子の配向方向と液晶層の層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向とのなす角度が45°より大きくなるエッジ付近では暗線を含む領域が観察される。特に両者のなす角度が135°以上となる画素領域の上側エッジでは、エッジ付近に2本の暗線が観察され、かつ、これら2本の暗線が上側エッジの屈曲点付近で交差する様子が観察される。このような配向組織は、複数の画素領域においてほぼ均一に発生する。
次に、液晶表示装置の駆動条件について説明する。ここでは、駆動条件を種々に設定して上記した実施例2の液晶表示装置を動作させた。具体的な動作条件については上記した実施例1の場合と共通であるので、ここでは説明を省略する。
図13は、バイアス値Bとフレーム周波数fの各値における表示均一性が得られる反転ライン数Nを示した表である。また、図14は、図13に示した各データを、横軸をフレーム周波数f、縦軸を反転ライン数Nとし、バイアス値Bごとに表したグラフである。図14の図中には、各バイアス値において異なるプロットをN=a×f+bの線形モデル式により最小二乗法にて実測値とフィッティングした直線も併せて示されている。また、図15は、上記した図14に示した線形モデル式におけるバイアス値ごとの傾きaと切片bを示した表である。
上記のようにデューティ数Lは64であるため、√L+1で定義されるバイアス値Bの最適値は9である。各バイアス値において反転ライン数Nはフレーム周波数fに対して実測値とフィッティング値の傾向が等しいことが明らかである。また、バイアス値が低下するにしたがって低いフレーム周波数fにおいて反転ライン数Nを大きく設定できる傾向にあることがわかる。すなわち、バイアス値が低くなることにより同じ反転ライン数Nでもフレーム周波数fを低く設定できることが明らかである。
各バイアス値には相関性があると考えられることから、反転ライン数Nをフレーム周波数fとバイアス値Bを変数とする関数式により表現する。図16および図17は、図15に示した傾きaと切片bのバイアス値依存性をプロットしたグラフである。図16において、a=c×B+dの線形モデル式により最小二乗法でフィッティングを行うと、a=−0.0025×B+0.6433の直線にて近似できることがわかった。また、図17において、b=e×B+gの線形モデル式により最小二乗法でフィッティングを行うと、b=−8.4165×B+13.276の直線にて近似できることがわかった。
以上の傾きa、切片bの近似式を用いると、表示ムラが観察されない最大の反転ライン数Nは以下の式によって表すことができる。
N=(−0.0025×B+0.6433)×f+(−8.4165×B+13.276)
この数式による近似値と図15で示した実測値のプロットを重ねて示したのが図18のグラフである。実測値と近似値はバイアス値に依存せずにほぼ等しい傾向が得られていることがわかる。
以上の解析により、外観観察時の表示ムラが観察されない反転ライン数Nは以下の式で求められることがわかる。
N≦(−0.0025×B+0.6433)×f+(−8.4165×B+13.276)
上記の解析結果は、反転ライン数Nが小さくなることにより実質的な高周波成分が増加しフレーム周波数fを低減するためと考えられる。このことから、デューティ数が増加することも同等な効果があると考えられる。デューティ数が大きくなるにしたがって高周波成分が増加することを考慮すると、上記解析結果はデューティ数が64の場合であったので、例えばデューティ数が128になった場合には2倍の高周波成分が含まれることになる。したがって、フレーム周波数fはデューティ数が64の場合と比べて半分になったとしても同様な効果が得られると考えられる。この視点から、反転ライン数Nをバイアス値B、フレーム周波数f、デューティ数Lで表現すると以下のようになる。ただし、反転ライン数Nは、1より大きくデューティ数L未満である。
N≦(−0.0025×B+0.6433)×f×(64/L)+(−8.4165×B+13.276)
上記の解析結果は雰囲気温度を60℃とした場合であって、温度低下により反転ライン数Nをより大きく設定できる。したがって、駆動手段に接続された温度センサー106によって検出される雰囲気温度に応じてバイアス値、フレーム周波数、反転ライン数Nを可変に設定してもよい。また、上記の解析結果は各電極における屈曲点の配置ピッチを150μmとした場合であったがこの限りではなく、液晶層の層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向と斜め電界による液晶分子の配向方向とが135°以上異なる箇所、具体的には画素領域の上側エッジの屈曲点において2本の暗線が交差する配向組織が得られれば上記と同様の効果が得られる。このような配向組織が得られるには少なくとも屈曲点の配置ピッチを100μm以上とすることが好ましい。また、画素領域の上側エッジにおける配向組織が重要であることから、少なくとも各第2電極の電極エッジが折れ線状に屈曲した形状であればよく、各第1電極11については屈曲した形状を有しない一般的なストライプ形状であってもよい。
また、上記した第2実施形態では、各電極エッジを構成する線分の延在方向と各偏光板の吸収軸方向が平行または直交とされていたが、必ずしもこのような配置でなくてもよい。画素領域の上側エッジにおける配向組織として、屈曲点付近で暗線同士が交差する配向組織が得られればよいので、屈曲点を構成する2つの線分同士のなす角度が90°より小さくてもよいし、大きくてもよい。さらに、電極エッジが平面視において窪みを有する構造であっても、屈曲点を設ける場合と同様の効果が得られると考えられる。
なお、本発明は上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上記した実施形態では、液晶層はねじれ配向とされていない場合について例示していたが、ねじれ配向していてもよい。
1:第1基板
2:第2基板
3:液晶層
4:第1偏光板
5:第2偏光板
6:第1視角補償板
7:第2視角補償板
8、9:配向膜
11:第1電極
12:第2電極
13,14:吸収軸方向
16:画素領域
17:液晶層の層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向
101:液晶パネル
102:バックライトユニット
103:液晶パネル用駆動回路
104:バックライトユニット用駆動回路
105:制御装置
106:温度センサー

Claims (6)

  1. 対向配置される第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板の一面側に設けられ、第1方向に沿って延在する複数の第1電極と、
    前記第2基板の一面側に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する複数の第2電極と、
    前記第1基板と前記第2基板の各一面の間に設けられた、プレティルト角が90°未満で略垂直配向した液晶層と、
    前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極を介して前記液晶層へマルチプレックス駆動の駆動電圧を供給する駆動手段と、
    を含み、
    前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との交差領域の各々において画素領域が画定されており、
    前記複数の第1電極は、各々、平面視において2つの電極エッジが直線状であり、
    前記複数の第2電極は、各々、平面視において、2つの電極エッジが前記第2方向とのなす角度を0°より大きく15°以下とした線分によって構成された折れ線状であり、
    前記液晶層は、層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向が前記第2電極の電極エッジと斜交するように配向しており、
    前記駆動手段は、前記駆動電圧としてNライン反転波形の駆動電圧を供給しており、そのバイアス値をB、フレーム周波数をf、デューティ数をLとしたときに、
    N≦(−0.0572×B+0.9998)×f×(64/L)+(−2.5×B−30.175)、の条件を満たすように前記Nの値を設定する、
    液晶表示装置。
  2. 対向配置される第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板の一面側に設けられ、第1方向に沿って延在する複数の第1電極と、
    前記第2基板の一面側に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する複数の第2電極と、
    前記第1基板と前記第2基板の各一面の間に設けられた、プレティルト角が90°未満で略垂直配向した液晶層と、
    前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極を介して前記液晶層へマルチプレックス駆動の駆動電圧を供給する駆動手段と、
    を含み、
    前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との交差領域の各々において画素領域が画定されており、
    前記複数の第1電極は、各々、平面視において、2つの電極エッジが、互いの長さが等しく前記第1方向とのなす角度が略45°である複数の線分を屈曲点にて略90°の角度で結合して構成された折れ線状であり、
    前記複数の第2電極は、各々、平面視において、2つの電極エッジが、互いの長さが等しく前記第2方向とのなす角度が略45°である複数の線分を屈曲点にて略90°の角度で結合して構成された折れ線状であり、
    前記液晶層は、層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向が前記第2電極の電極エッジと斜交するように配向しており、
    前記駆動手段は、前記駆動電圧としてNライン反転波形の駆動電圧を供給しており、そのバイアス値をB、フレーム周波数をf、デューティ数をLとしたときに、
    N≦(−0.0025×B+0.6433)×f×(64/L)+(−8.4165×B+13.276)、の条件を満たすように前記Nの値を設定する、
    液晶表示装置。
  3. 前記バイアス値の最適値が√L+1で定義されるとき、前記バイアス値Bは前記最適値よりも小さい値に設定される、
    請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記Nライン反転波形は、1フレーム終了後には極性反転を正又は負に強制反転させて、連続する2つのフレームの開始ラインでは極性が逆である、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の液晶表示装置。
  5. (a)対向配置される第1基板及び第2基板と、(b)前記第1基板の一面側に設けられ、第1方向に沿って延在する複数の第1電極と、(c)前記第2基板の一面側に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する複数の第2電極と、(d)前記第1基板と前記第2基板の各一面の間に設けられた、プレティルト角が90°未満で略垂直配向した液晶層と、(e)前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極を介して前記液晶層へマルチプレックス駆動の駆動電圧を供給する駆動手段と、を含み、(f)前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との交差領域の各々において画素領域が画定されており、(g)前記複数の第1電極は、各々、平面視において2つの電極エッジが直線状であり、前記複数の第2電極は、各々、平面視において、2つの電極エッジが前記第2方向とのなす角度を0°より大きく15°以下とした線分によって構成された折れ線状であり、(h)前記液晶層は、層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向が前記第2電極の電極エッジと斜交するように配向している、液晶表示装置の駆動方法であって、
    前記駆動手段は、前記駆動電圧としてNライン反転波形の駆動電圧を供給しており、そのバイアス値をB、フレーム周波数をf、デューティ数をLとしたときに、N≦(−0.0572×B+0.9998)×f×(64/L)+(−2.5×B−30.175)、の条件を満たすように前記Nの値を設定する、
    液晶表示装置の駆動方法。
  6. (a)対向配置される第1基板及び第2基板と、(b)前記第1基板の一面側に設けられ、第1方向に沿って延在する複数の第1電極と、(c)前記第2基板の一面側に設けられ、前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する複数の第2電極と、(d)前記第1基板と前記第2基板の各一面の間に設けられた、プレティルト角が90°未満で略垂直配向した液晶層と、(e)前記複数の第1電極及び前記複数の第2電極を介して前記液晶層へマルチプレックス駆動の駆動電圧を供給する駆動手段と、を含み、(f)前記複数の第1電極と前記複数の第2電極との交差領域の各々において画素領域が画定されており、(g)前記複数の第1電極は、各々、平面視において、2つの電極エッジが、互いの長さが等しく前記第1方向とのなす角度が略45°である複数の線分を屈曲点にて略90°の角度で結合して構成された折れ線状であり、前記複数の第2電極は、各々、平面視において、2つの電極エッジが、互いの長さが等しく前記第2方向とのなす角度が略45°である複数の線分を屈曲点にて略90°の角度で結合して構成された折れ線状であり、(h)前記液晶層は、層厚方向の略中央における液晶分子の配向方向が前記第2電極電極エッジと斜交するように配向している、液晶表示装置の駆動方法であって、
    前記駆動手段は、前記駆動電圧としてNライン反転波形の駆動電圧を供給しており、そのバイアス値をB、フレーム周波数をf、デューティ数をLとしたときに、N≦(−0.0025×B+0.6433)×f×(64/L)+(−8.4165×B+13.276)、の条件を満たすように前記Nの値を設定する、
    液晶表示装置の駆動方法。
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