JP6354576B2 - 成膜装置 - Google Patents
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Description
本発明の第1の実施形態に係る成膜装置1は、ドライプロセスによって薄膜を処理対象のワーク上に形成する。図1に示した成膜装置1は、ターゲット600を陰極(カソード)として発生させたアーク放電によって、ターゲット600に含まれる材料元素のイオンを含むプラズマ200を生成するアークプラズマ成膜装置である。成膜装置1によれば、ターゲット600の材料元素を主成分とする薄膜が処理対象のワーク100上に形成される。例えばFAD法を用いて、カーボンイオンを含むプラズマ200をアーク放電によって生成し、カーボンを主成分とする薄膜をワーク100上に形成する。
図1では、屈曲部に沿ってプラズマ室20の外側に誘導コイル40が配置された例を示した。しかし、図11に示すように誘導コイル40をプラズマ室20内に格納した構成の成膜装置1においても、プラズマ室20内の清浄度を高く保持するために、成膜時にシールリング151の表面にカバープレート171を配置することは有効である。
上記では、第1の支持体162の障壁15に接続する端部160と第2の支持体172の障壁15に接続する端部170とを一体化させた例を示した。しかし、例えば図12に示すように、第1の支持体162の端部160と、第2の支持体172の端部170とを、別々の支持点155a、155bで障壁15に接続してもよい。端部160、170は、図示を省略する別個の駆動装置18にそれぞれ接続されている。これらの駆動装置18によって、開閉機構16と保護機構17を独立して駆動することができる。
第1の実施形態では、バルブプレート161及びカバープレート171が、障壁15の表面に沿って旋回移動する例を示した。図13に示す第2の実施形態に係る成膜装置1は、フラップ機構によってバルブプレート161及びカバープレート171が移動する。具体的には、バルブプレート161を矢印C1のように移動させて、障壁15の表面とバルブプレート161とのなす角を変化させる。そして、カバープレート171を矢印C2のように移動させて、障壁15の表面とカバープレート171とのなす角を変化させる。これにより、障壁15とバルブプレート161との距離、及び障壁15とカバープレート171との距離をそれぞれ変化させる。このように、図13に示した成膜装置1では、フラップ機構によって、プラズマ通過口150の開閉を制御すると共に、シールリング151とカバープレート171との接触を調整する。図13は、カバープレート171をシールリング151上に配置した状態を示す。
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
10…格納室
12…ステージ
15…障壁
16…開閉機構
17…保護機構
18…駆動装置
20…プラズマ室
30…ターゲット保管室
40…誘導コイル
60…スキャンコイル
100…ワーク
150…プラズマ通過口
151…シールリング
161…バルブプレート
162…第1の支持体
171…カバープレート
172…第2の支持体
200…プラズマ
600…ターゲット
Claims (8)
- ドライプロセスによって薄膜を処理対象のワーク上に形成する成膜装置であって、
前記ワークが格納される格納室と、
プラズマが生成されるプラズマ室と、
前記格納室と前記プラズマ室との間に配置された、前記格納室の内部と前記プラズマ室の内部とを連結させるプラズマ通過口を有し、前記プラズマ通過口の周囲を囲んで環状のシールリングが凸状に配置された障壁と、
前記プラズマ通過口を閉鎖するように前記障壁上に配置可能なバルブプレートを有し、前記バルブプレートを移動させて前記プラズマ通過口を開閉する開閉機構と、
前記バルブプレートが前記プラズマ通過口を閉鎖していない状態において、前記障壁の前記プラズマ通過口の周囲において前記シールリングの表面上に配置され、成膜時での前記シールリングの表面の付着物を防止する環状のカバープレートを有する保護機構と
を備え、
前記プラズマ通過口が開放された成膜時に、前記プラズマを前記カバープレートの内側を通過させて前記プラズマ室から前記格納室内の前記ワーク上に導入することを特徴とする成膜装置。 - 前記開閉機構が、一方の端部が前記バルブプレートに接続し、他方の端部が前記障壁で支持される第1の支持体を備え、
前記第1の支持体の前記他方の端部を旋回中心として、前記バルブプレートが前記障壁の表面に沿って旋回することを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。 - 前記障壁の表面に沿って旋回する前後に、前記バルブプレートが前記障壁の表面の面法線方向に沿って昇降することを特徴とする請求項2に記載の成膜装置。
- 前記保護機構が、一方の端部が前記カバープレートに接続し、他方の端部が前記障壁で支持される第2の支持体を備え、
前記第2の支持体の前記他方の端部を旋回中心として、前記カバープレートが前記障壁の表面に沿って旋回することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の成膜装置。 - 前記障壁の表面に沿って旋回する前後に、前記カバープレートが前記障壁の表面の面法線方向に沿って昇降することを特徴とする請求項4に記載の成膜装置。
- 前記開閉機構が、一方の端部が前記バルブプレートに接続し、他方の端部が前記障壁で支持される第1の支持体を備え、
前記保護機構が、一方の端部が前記カバープレートに接続し、他方の端部が前記障壁で支持される第2の支持体を備え、
前記第1の支持体の前記他方の端部と前記第2の支持体の前記他方の端部とが一体化しており、前記第1の支持体と前記第2の支持体とのなす角が一定のままで前記バルブプレートが前記第1の支持体の前記他方の端部を旋回中心として前記障壁の表面に沿って旋回し、前記カバープレートが前記第2の支持体の前記他方の端部を旋回中心として前記障壁の表面に沿って旋回することを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。 - 前記障壁の表面と前記バルブプレートとのなす角、及び前記障壁の表面と前記カバープレートとのなす角をそれぞれ変化させることによって、前記プラズマ通過口の開閉を制御すると共に前記シールリングと前記カバープレートとの接触を調整するフラップ機構を有することを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
- アーク放電によって材料物資のイオンを含む前記プラズマを生成して、前記材料物資を主成分とする薄膜を前記ワーク上に形成するアークプラズマ成膜装置であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の成膜装置。
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