JP6354168B2 - 電機子及び回転電機 - Google Patents

電機子及び回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP6354168B2
JP6354168B2 JP2014006818A JP2014006818A JP6354168B2 JP 6354168 B2 JP6354168 B2 JP 6354168B2 JP 2014006818 A JP2014006818 A JP 2014006818A JP 2014006818 A JP2014006818 A JP 2014006818A JP 6354168 B2 JP6354168 B2 JP 6354168B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
commutator
main winding
short
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014006818A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015136247A (ja
Inventor
杉島 一志
一志 杉島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014006818A priority Critical patent/JP6354168B2/ja
Publication of JP2015136247A publication Critical patent/JP2015136247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6354168B2 publication Critical patent/JP6354168B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

本発明は、電機子及び回転電機に関する。
ブラシ付き直流型の回転電機における電機子としては、同電位であるべき整流子片同士を接続する短絡線(均圧線)を備えたものがある。また、例えば、特許文献1に記載されている通り、このような短絡線を備えた電機子のなかには、短絡線がコアに形成されたスロットを通るものがある。
特許第3278402号公報
特許文献1に記載の電機子では、短絡線における整流子とコアとの間の導線が、整流子とコアとの間を周方向に沿って延びている(いわゆる横走りしている)。従って、この導線が存在することにより、整流子とコアを近づけて配置することが困難となり、電機子の軸方向への小型化が阻害される虞がある。また、上記導線が他の整流子片や結線部などと干渉してショートしたりする虞もある。よって、短絡線における整流子とコアとの間の導線が、整流子とコアとの間を周方向に沿って延びることを回避できる短絡線の巻回方法が望まれる。
そこで、本発明は、短絡線における整流子とコアとの間の導線が、整流子とコアとの間を周方向に沿って延びることを回避できる電機子及びこれを備えた回転電機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電機子は、複数の整流子片が周方向に並んで設けられた整流子と、前記整流子と同軸上に設けられると共に、軸方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたコアと、少なくとも一つの前記スロットを跨いで一の前記スロットから他の前記スロットに亘って分布巻き方式で巻回されると共に、始端及び終端が互いに隣接する前記整流子片とそれぞれ結線された主巻線部と、一端が一の前記主巻線部の終端が結線された前記整流子片と結線され、前記一の主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットのうちの前記一のスロットを通ると共に、他の前記主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットの間の前記スロットを通り、他端が前記他の主巻線部の始端が結線された前記整流子片と結線された短絡線と、を備えている。
また、上記目的を達成するために、請求項2に記載の電機子は、複数の整流子片が周方向に並んで設けられた整流子と、前記整流子と同軸上に設けられると共に、軸方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたコアと、少なくとも一つの前記スロットを跨いで一の前記スロットから他の前記スロットに亘って分布巻き方式で巻回されると共に、始端及び終端が互いに隣接する前記整流子片とそれぞれ結線された主巻線部と、一端が一の前記主巻線部の終端が結線された前記整流子片と結線され、前記一の主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットのうちの前記他のスロットを通ると共に、他の前記主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットの間の前記スロットを通り、他端が前記他の主巻線部の始端が結線された前記整流子片と結線された短絡線と、を備える。
また、上記目的を達成するために、請求項3に記載の電機子は、複数の整流子片が周方向に並んで設けられた整流子と、前記整流子と同軸上に設けられると共に、軸方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたコアと、少なくとも一つの前記スロットを跨いで一の前記スロットから他の前記スロットに亘って分布巻き方式で巻回されると共に、始端及び終端が互いに隣接する前記整流子片とそれぞれ結線された主巻線部と、一端が一の前記主巻線部の終端が結線された前記整流子片と結線され、前記一の主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットの間の前記スロットを通ると共に、他の前記主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットのうちの前記一のスロットを通り、他端が前記他の主巻線部の始端が結線された前記整流子片と結線された短絡線と、を備える。
また、上記目的を達成するために、請求項4に記載の電機子は、複数の整流子片が周方向に並んで設けられた整流子と、前記整流子と同軸上に設けられると共に、軸方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたコアと、少なくとも一つの前記スロットを跨いで一の前記スロットから他の前記スロットに亘って分布巻き方式で巻回されると共に、始端及び終端が互いに隣接する前記整流子片とそれぞれ結線された主巻線部と、一端が一の前記主巻線部の終端が結線された前記整流子片と結線され、前記一の主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットの間の前記スロットを通ると共に、他の前記主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットのうちの前記他のスロットを通り、他端が前記他の主巻線部の始端が結線された前記整流子片と結線された短絡線と、を備える。
この電機子によれば、一の整流子片と他の整流子片とを接続する短絡線は、一の主巻線部が巻回された一のスロット及び他のスロット並びにその間のスロットを含む複数のスロットのいずれかを通ると共に、他の主巻線部が巻回された一のスロット及び他のスロット並びにその間のスロットを含む複数のスロットのいずれかを通っている。従って、短絡線が通るスロットと、短絡線が結線された整流子片との位置が近いので、短絡線における整流子とコアとの間の導線の傾斜角度(整流子及びコアの軸方向に対する傾斜角度)を小さくすることができる。これにより、短絡線における整流子とコアとの間の導線が整流子とコアとの間を周方向に沿って延びることを回避することができる。
請求項5に記載の電機子は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電機子において、前記短絡線の一端及び他端が、前記一の主巻線部の終端及び前記他の主巻線部の始端とそれぞれ連続する構成とされている。
この電機子によれば、短絡線の一端及び他端は、一の主巻線部の終端及び他の主巻線部の始端とそれぞれ連続しているので、主巻線部及び短絡線を連続してコアに巻回することができる。これにより、主巻線部及び短絡線をコアに巻回する際の作業効率を向上させることができる。
請求項6に記載の回転電機は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電機子と、前記整流子と摺接されるブラシと、前記コアと対向するマグネットとを備えている。
この回転電機によれば、上述の請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電機子を備えることにより、短絡線における整流子とコアとの間の導線が、整流子とコアとの間を周方向に沿って延びることを回避することができる。これにより、例えば、整流子とコアを近づけて配置することができるので、電機子の軸方向への小型化、ひいては、回転電機の軸方向への小型化を図ることができる。また、上記導線が他の整流子片や結線部などと干渉してショートすることを抑制することができるので、回転電機の信頼性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る回転電機の縦断面図である。 第一実施例に係る短絡線の巻回方法を説明する図である。 第二実施例に係る短絡線の巻回方法を説明する図である。 第三実施例に係る短絡線の巻回方法を説明する図である。 第四実施例に係る短絡線の巻回方法を説明する図である。 第五実施例に係る短絡線の巻回方法を説明する図である。 第六実施例に係る短絡線の巻回方法を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
図1に示される本発明の一実施形態に係る回転電機Mは、ブラシ付き直流モータである。この回転電機Mは、電機子10(回転子)、固定子12、フロントハウジング14、エンドハウジング16、及び、ブラシ装置18を備えている。
電機子10は、シャフト20、整流子22、コア24、及び、巻線26を有している。シャフト20は、フロントハウジング14及びエンドハウジング16に設けられた一対の軸受28,30により回転可能に支持されている。整流子22及びコア24は、シャフト20に取り付けられており、シャフト20の軸方向に並んでいる。整流子22には、複数の整流子片32が周方向に並んで設けられている。
コア24は、整流子22と同軸上に設けられている。このコア24には、複数のティース34が放射状に形成されており、隣り合うティース34間には、コア24の軸方向に延びるスロット36が形成されている。スロット36は、周方向に複数並んで形成されている。巻線26は、後述する如く主巻線部及び短絡線を有しており、コア24に巻回されている。
固定子12は、ヨーク38、及び、マグネット40を有している。ヨーク38は、筒状に形成されている。マグネット40は、ヨーク38の内周面に固定されており、コア24と対向する。フロントハウジング14は、ヨーク38の軸方向一方側の端部に固定されており、エンドハウジング16は、ヨーク38の軸方向他方側の端部に固定されている。ブラシ装置18は、フロントハウジング14に固定されており、ブラシ42を有している。ブラシ42は、電機子10の回転に伴い整流子22と摺接される。
続いて、上述の巻線26を構成する主巻線部及び短絡線の巻回方法について説明する。
図2〜図7には、主巻線部及び短絡線の巻回方法の第一乃至第六実施例が示されている。この図2〜図7に示される各実施例では、一例として、マグネット40の極数は4個とされ、整流子片32及びスロット36の数は18個とされている。各図には、整流子片32及びスロット36にそれぞれ番号(NO.1〜NO.18)が付されている。また、各巻線26は、一対の主巻線部44,46と、この一対の主巻線部44,46を接続する短絡線48(均圧線)を有している。巻線26は、例えばフライヤ装置等の巻線巻回装置により巻回される。
[第一実施例]
図2に示される第一実施例は、参考例である。
図2に示される第一実施例において、一の主巻線部44の始端44Aは、NO.1の整流子片32に結線される。その後、一の主巻線部44は、NO.2のティース34とNO.3のティース34との間のスロット36(一のスロット)から、NO.16のティース34とNO.17のティース34との間のスロット36(他のスロット)に亘って分布巻き方式で複数回巻回される。つまり、一の主巻線部44は、3個のスロット36を跨いで5個のスロット36に亘って巻回される。そして、一の主巻線部44の終端44Bは、NO.1の整流子片32に隣接するNO.18の整流子片32に結線される。
短絡線48の一端48Aは、上述の一の主巻線部44の終端44Bと連続しており、一の主巻線部44の終端44Bと一緒にNO.18の整流子片32に結線される。その後、短絡線48は、NO.17のティース34とNO.18のティース34との間のスロット36(上述の一の主巻線部44が巻回された一のスロットと他のスロットとの間のスロット36)を通ってコア24における整流子22と反対側に導出された後、コア24の周方向に配線される。
また、その後、短絡線48は、NO.8のティース34とNO.9のティース34との間のスロット36(後述する他の主巻線部46が巻回される一のスロットと他のスロットとの間のスロット36)を通ってコア24における整流子22側に導出される。そして、短絡線48の他端48Bは、NO.9の整流子片32に結線される。この短絡線48が通る一のスロット36と他のスロット36とは、整流子22の中心角180度分に相当する距離離れている。
他の主巻線部46の始端46Aは、上述の短絡線48の他端48Bと連続しており、短絡線48の他端48Bと一緒にNO.9の整流子片32に結線される。その後、他の主巻線部46は、NO.10のティース34とNO.11のティース34との間のスロット36(一のスロット)から、NO.6のティース34とNO.7のティース34との間のスロット36(他のスロット)に亘って分布巻き方式で複数回巻回される。この他の主巻線部46も、上述の一の主巻線部44と同様に、3個のスロット36を跨いで5個のスロット36に亘って巻回される。そして、他の主巻線部46の終端46Bは、NO.9の整流子片32に隣接するNO.8の整流子片32に結線される。
また、他の主巻線部46の終端46BがNO.8の整流子片32に結線されると、巻線巻回装置から繰り出される巻線が切断される。整流子片32には、図示しない結線爪が形成されており、各主巻線部44,46の始端46A及び終端46B並びに短絡線48の一端48A及び他端48Bは、結線爪に係止された後、ヒュージング加工により結線爪に結線される。そして、上記要領により、一の巻線26のコア24への巻回が終了する。また、この一の巻線26(図2において実線で表示)の巻回と同時に、この一の巻線26と180度反対側の位置では、一の巻線26と同様に、他の巻線26(図2において破線で表示)が巻回される。
そして、図2において二点鎖線で示されるように、スロット2個分ずれた位置から次の一の巻線26が巻回され、上記要領が繰り返されることにより、コア24に複数の巻線26が巻回される。
続いて、この第一実施例の作用及び効果を説明する。
この第一実施例によれば、一の整流子片32と他の整流子片32とを接続する短絡線48は、一の主巻線部44が巻回された一のスロットと他のスロットとの間のスロット36(NO.17のティース34とNO.18のティース34との間のスロット36)を通ると共に、他の主巻線部46が巻回された一のスロットと他のスロットとの間のスロット36(NO.8のティース34とNO.9のティース34との間のスロット36)を通っている。
従って、短絡線48が通るスロット36と、短絡線48が結線された整流子片32との位置が近いので、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50の傾斜角度(整流子22及びコア24の軸方向に対する傾斜角度)を小さくすることができる。これにより、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50が整流子22とコア24との間を周方向に沿って延びること(いわゆる横走りすること)を回避することができる。
また、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50が整流子22とコア24との間を周方向に沿って延びることを回避することができるので、整流子22とコア24とを近づけて配置することができ、電機子10の軸方向への小型化を図ることができる。しかも、上記導線50が他の整流子片32や結線部などと干渉してショートすることも抑制することができる。
さらに、短絡線48における整流子とコアとの間の一の導線50と他の導線50が交差しないので、このことによっても、整流子22とコア24とを近づけて配置することができる。
また、短絡線48の一端48A及び他端48Bは、一の主巻線部44の終端44B及び他の主巻線部46の始端46Aとそれぞれ連続しているので、主巻線部44,46及び短絡線48を連続してコア24に巻回することができる。これにより、主巻線部44,46及び短絡線48をコア24に巻回する際の作業効率を向上させることができる。
また、この電機子10を備えた回転電機M(図1参照)によれば、電機子10の軸方向への小型化に伴い、回転電機Mの軸方向への小型化を図ることができる。また、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50が他の整流子片32や結線部などと干渉してショートすることを抑制することができるので、回転電機Mの信頼性を向上させることができる。
なお、第一実施例では、短絡線48を上記巻回方法で巻回することにより、短絡線48における一のスロット36を通る導線と他のスロット36を通る導線とにそれぞれ発生する誘起電圧は、互いに相殺される。
[第二実施例]
図3に示される第二実施例では、上述の第一実施例に対して、主巻線部44,46の巻回方法は同一であるが、短絡線48の巻回方法が次のように変更されている。つまり、図3に示される第二実施例において、短絡線48は、NO.16のティース34とNO.17のティース34との間のスロット36(上述の一の主巻線部44が巻回された一のスロットと他のスロットとのうちの他のスロット36)を通ってコア24における整流子22と反対側に導出された後、コア24の周方向に配線される。
また、その後、短絡線48は、NO.7のティース34とNO.8のティース34との間のスロット36(他の主巻線部46が巻回される一のスロットと他のスロットとの間のスロット36)を通ってコア24における整流子22側に導出される。この短絡線48が通る一のスロット36と他のスロット36とは、整流子22の中心角180度分に相当する距離離れている。
この第二実施例によれば、一の整流子片32と他の整流子片32とを接続する短絡線48は、一の主巻線部44が巻回された一のスロットと他のスロットとのうちの他のスロット36(NO.16のティース34とNO.17のティース34との間のスロット36)を通ると共に、他の主巻線部46が巻回された一のスロットと他のスロットとの間のスロット36(NO.7のティース34とNO.8のティース34との間のスロット36)を通っている。
従って、短絡線48が通るスロット36と、短絡線48が結線された整流子片32との位置が近いので、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50の傾斜角度(整流子22及びコア24の軸方向に対する傾斜角度)を小さくすることができる。これにより、第一実施例と同様に、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50が整流子22とコア24との間を周方向に沿って延びること(いわゆる横走りすること)を回避することができる。
また、短絡線48における整流子とコアとの間の一の導線50と他の導線50が交差しないので、整流子22とコア24とを近づけて配置することができる。
なお、第二実施例においても、短絡線48を上記巻回方法で巻回することにより、短絡線48における一のスロット36を通る導線と他のスロット36を通る導線とにそれぞれ発生する誘起電圧は、互いに相殺される。
[第三実施例]
図4に示される第三実施例は、参考例である。
図4に示される第三実施例では、上述の第一実施例に対して、主巻線部44,46の巻回方法は同一であるが、短絡線48の巻回方法が次のように変更されている。つまり、図4に示される第三実施例において、短絡線48は、NO.18のティース34とNO.1のティース34との間のスロット36(上述の一の主巻線部44が巻回された一のスロットと他のスロットとの間のスロット36)を通ってコア24における整流子22と反対側に導出された後、コア24の周方向に配線される。
また、その後、短絡線48は、NO.9のティース34とNO.10のティース34との間のスロット36(他の主巻線部46が巻回される一のスロットと他のスロットとの間のスロット36)を通ってコア24における整流子22側に導出される。この短絡線48が通る一のスロット36と他のスロット36とは、整流子22の中心角180度分に相当する距離離れている。
この第三実施例によれば、一の整流子片32と他の整流子片32とを接続する短絡線48は、一の主巻線部44が巻回された一のスロットと他のスロットとの間のスロット36(NO.18のティース34とNO.1のティース34との間のスロット36)を通ると共に、他の主巻線部46が巻回された一のスロットと他のスロットとの間のスロット36(NO.9のティース34とNO.10のティース34との間のスロット36)を通っている。
従って、短絡線48が通るスロット36と、短絡線48が結線された整流子片32との位置が近いので、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50の傾斜角度(整流子22及びコア24の軸方向に対する傾斜角度)を小さくすることができる。これにより、第一実施例と同様に、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50が整流子22とコア24との間を周方向に沿って延びること(いわゆる横走りすること)を回避することができる。
また、短絡線48における整流子とコアとの間の一の導線50と他の導線50が交差しないので、整流子22とコア24とを近づけて配置することができる。
なお、第三実施例においても、短絡線48を上記巻回方法で巻回することにより、短絡線48における一のスロット36を通る導線と他のスロット36を通る導線とにそれぞれ発生する誘起電圧は、互いに相殺される。
[第四実施例]
図5に示される第四実施例では、上述の第一実施例に対して、主巻線部44,46の巻回方法は同一であるが、短絡線48の巻回方法が次のように変更されている。つまり、図5に示される第四実施例において、短絡線48は、NO.1のティース34とNO.2のティース34との間のスロット36(上述の一の主巻線部44が巻回された一のスロットと他のスロットとの間のスロット36)を通ってコア24における整流子22と反対側に導出された後、コア24の周方向に配線される。
また、その後、短絡線48は、NO.10のティース34とNO.11のティース34との間のスロット36(他の主巻線部46が巻回される一のスロットと他のスロットとのうちの一のスロット36)を通ってコア24における整流子22側に導出される。この短絡線48が通る一のスロット36と他のスロット36とは、整流子22の中心角180度分に相当する距離離れている。
この第四実施例によれば、一の整流子片32と他の整流子片32とを接続する短絡線48は、一の主巻線部44が巻回された一のスロットと他のスロットとの間のスロット36(NO.1のティース34とNO.2のティース34との間のスロット36)を通ると共に、他の主巻線部46が巻回された一のスロットと他のスロットとのうちの一のスロット36(NO.10のティース34とNO.11のティース34との間のスロット36)を通っている。
従って、短絡線48が通るスロット36と、短絡線48が結線された整流子片32との位置が近いので、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50の傾斜角度(整流子22及びコア24の軸方向に対する傾斜角度)を小さくすることができる。これにより、第一実施例と同様に、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50が整流子22とコア24との間を周方向に沿って延びること(いわゆる横走りすること)を回避することができる。
また、短絡線48における整流子とコアとの間の一の導線50と他の導線50が交差しないので、整流子22とコア24とを近づけて配置することができる。
なお、第四実施例においても、短絡線48を上記巻回方法で巻回することにより、短絡線48における一のスロット36を通る導線と他のスロット36を通る導線とにそれぞれ発生する誘起電圧は、互いに相殺される。
[第五実施例]
図6に示される第五実施例では、上述の第一実施例に対して、主巻線部44,46の巻回方法は同一であるが、短絡線48の巻回方法が次のように変更されている。つまり、図6に示される第五実施例において、短絡線48は、NO.1のティース34とNO.2のティース34との間のスロット36(上述の一の主巻線部44が巻回された一のスロットと他のスロットとの間のスロット36)を通ってコア24における整流子22と反対側に導出された後、コア24の周方向に配線される。
また、その後、短絡線48は、NO.6のティース34とNO.7のティース34との間のスロット36(他の主巻線部46が巻回される一のスロットと他のスロットとのうちの他のスロット36)を通ってコア24における整流子22側に導出される。この短絡線48が通る一のスロット36と他のスロット36とは、整流子22の中心角100度分に相当する距離離れている。
この第五実施例によれば、一の整流子片32と他の整流子片32とを接続する短絡線48は、一の主巻線部44が巻回された一のスロットと他のスロットとの間のスロット36(NO.1のティース34とNO.2のティース34との間のスロット36)を通ると共に、他の主巻線部46が巻回された一のスロットと他のスロットとのうちの他のスロット36(NO.6のティース34とNO.7のティース34との間のスロット36)を通っている。
従って、短絡線48が通るスロット36と、短絡線48が結線された整流子片32との位置が近いので、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50の傾斜角度(整流子22及びコア24の軸方向に対する傾斜角度)を小さくすることができる。これにより、第一実施例と同様に、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50が整流子22とコア24との間を周方向に沿って延びること(いわゆる横走りすること)を回避することができる。
また、短絡線48における整流子とコアとの間の一の導線50と他の導線50が交差しないので、整流子22とコア24とを近づけて配置することができる。
なお、第五実施例においても、短絡線48を上記巻回方法で巻回することにより、短絡線48における一のスロット36を通る導線と他のスロット36を通る導線とにそれぞれ発生する誘起電圧は、互いに相殺される。
[第六実施例]
図7に示される第六実施例では、上述の第一実施例に対して、主巻線部44,46の巻回方法は同一であるが、短絡線48の巻回方法が次のように変更されている。つまり、図7に示される第六実施例において、短絡線48は、NO.2のティース34とNO.3のティース34との間のスロット36(上述の一の主巻線部44が巻回された一のスロットと他のスロットとのうちの一のスロット36)を通ってコア24における整流子22と反対側に導出された後、コア24の周方向に配線される。
また、その後、短絡線48は、NO.7のティース34とNO.8のティース34との間のスロット36(他の主巻線部46が巻回される一のスロットと他のスロットとの間のスロット36)を通ってコア24における整流子22側に導出される。この短絡線48が通る一のスロット36と他のスロット36とは、整流子22の中心角100度分に相当する距離離れている。
この第六実施例によれば、一の整流子片32と他の整流子片32とを接続する短絡線48は、一の主巻線部44が巻回された一のスロットと他のスロットとの間のスロット36(NO.2のティース34とNO.3のティース34との間のスロット36)を通ると共に、他の主巻線部46が巻回された一のスロットと他のスロットとのうちの他のスロット36(NO.7のティース34とNO.8のティース34との間のスロット36)を通っている。
従って、短絡線48が通るスロット36と、短絡線48が結線された整流子片32との位置が近いので、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50の傾斜角度(整流子22及びコア24の軸方向に対する傾斜角度)を小さくすることができる。これにより、第一実施例と同様に、短絡線48における整流子とコアとの間の導線50が整流子22とコア24との間を周方向に沿って延びること(いわゆる横走りすること)を回避することができる。
また、短絡線48における整流子とコアとの間の一の導線50と他の導線50が交差しないので、整流子22とコア24とを近づけて配置することができる。
なお、第六実施例においても、短絡線48を上記巻回方法で巻回することにより、短絡線48における一のスロット36を通る導線と他のスロット36を通る導線とにそれぞれ発生する誘起電圧は、互いに相殺される。
次に、本発明の一実施形態の変形例(第一乃至第六実施例に共通の変形例)について説明する。
上記実施形態において、マグネット40の極数は4個とされ、整流子片32及びスロット36の数は18個とされていたが、マグネット40の極数、整流子片32及びスロット36の数は、上記以外でも良い。
また、各主巻線部44,46は、3個のスロット36を跨いで5個のスロット36に亘って巻回されていたが、マグネット40の極数、整流子片32及びスロット36の数の変更に伴い、各主巻線部44,46は、少なくとも一つのスロット36を跨いで一のスロット36から他のスロット36に亘って分布巻き方式で巻回されても良い。
また、短絡線48の一端48A及び他端48Bは、一の主巻線部44の終端44B及び他の主巻線部46の始端46Aとそれぞれ連続していたが、一の主巻線部44の終端44B及び他の主巻線部46の始端46Aとそれぞれ連続していなくても良い(主巻線部44,46及び短絡線48が別々の導線50で構成されていても良い)。
また、短絡線48における一のスロット36と他のスロット36との間の部分は、上記各図に示された方向と逆方向に配線されても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10…電機子、12…固定子、14…フロントハウジング、16…エンドハウジング、18…ブラシ装置、20…シャフト、22…整流子、24…コア、26…巻線、28,30…軸受、32…整流子片、34…ティース、36…スロット、38…ヨーク、40…マグネット、42…ブラシ、44…一の主巻線部、46…他の主巻線部、44A,46A…始端、44B,46B…終端、48…短絡線、48A…短絡線の一端、48B…短絡線の他端、50…短絡線における整流子とコアとの間の導線、M…回転電機

Claims (6)

  1. 複数の整流子片が周方向に並んで設けられた整流子と、
    前記整流子と同軸上に設けられると共に、軸方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたコアと、
    少なくとも一つの前記スロットを跨いで一の前記スロットから他の前記スロットに亘って分布巻き方式で巻回されると共に、始端及び終端が互いに隣接する前記整流子片とそれぞれ結線された主巻線部と、
    一端が一の前記主巻線部の終端が結線された前記整流子片と結線され、前記一の主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットのうちの前記一のスロットを通ると共に、他の前記主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットの間の前記スロットを通り、他端が前記他の主巻線部の始端が結線された前記整流子片と結線された短絡線と、
    を備えた電機子。
  2. 複数の整流子片が周方向に並んで設けられた整流子と、
    前記整流子と同軸上に設けられると共に、軸方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたコアと、
    少なくとも一つの前記スロットを跨いで一の前記スロットから他の前記スロットに亘って分布巻き方式で巻回されると共に、始端及び終端が互いに隣接する前記整流子片とそれぞれ結線された主巻線部と、
    一端が一の前記主巻線部の終端が結線された前記整流子片と結線され、前記一の主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットのうちの前記他のスロットを通ると共に、他の前記主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットの間の前記スロットを通り、他端が前記他の主巻線部の始端が結線された前記整流子片と結線された短絡線と、
    を備えた電機子。
  3. 複数の整流子片が周方向に並んで設けられた整流子と、
    前記整流子と同軸上に設けられると共に、軸方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたコアと、
    少なくとも一つの前記スロットを跨いで一の前記スロットから他の前記スロットに亘って分布巻き方式で巻回されると共に、始端及び終端が互いに隣接する前記整流子片とそれぞれ結線された主巻線部と、
    一端が一の前記主巻線部の終端が結線された前記整流子片と結線され、前記一の主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットの間の前記スロットを通ると共に、他の前記主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットのうちの前記一のスロットを通り、他端が前記他の主巻線部の始端が結線された前記整流子片と結線された短絡線と、
    を備えた電機子。
  4. 複数の整流子片が周方向に並んで設けられた整流子と、
    前記整流子と同軸上に設けられると共に、軸方向に延びるスロットが周方向に複数並んで形成されたコアと、
    少なくとも一つの前記スロットを跨いで一の前記スロットから他の前記スロットに亘って分布巻き方式で巻回されると共に、始端及び終端が互いに隣接する前記整流子片とそれぞれ結線された主巻線部と、
    一端が一の前記主巻線部の終端が結線された前記整流子片と結線され、前記一の主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットの間の前記スロットを通ると共に、他の前記主巻線部が巻回された一の前記スロット及び他の前記スロットのうちの前記他のスロットを通り、他端が前記他の主巻線部の始端が結線された前記整流子片と結線された短絡線と、
    を備えた電機子。
  5. 前記短絡線の一端及び他端は、前記一の主巻線部の終端及び前記他の主巻線部の始端とそれぞれ連続している、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電機子。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電機子と、
    前記整流子と摺接されるブラシと、
    前記コアと対向するマグネットと、
    を備えた回転電機。
JP2014006818A 2014-01-17 2014-01-17 電機子及び回転電機 Active JP6354168B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014006818A JP6354168B2 (ja) 2014-01-17 2014-01-17 電機子及び回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014006818A JP6354168B2 (ja) 2014-01-17 2014-01-17 電機子及び回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015136247A JP2015136247A (ja) 2015-07-27
JP6354168B2 true JP6354168B2 (ja) 2018-07-11

Family

ID=53767728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014006818A Active JP6354168B2 (ja) 2014-01-17 2014-01-17 電機子及び回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6354168B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002186210A (ja) * 2000-12-12 2002-06-28 Mitsuba Corp 回転電機およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015136247A (ja) 2015-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10044236B2 (en) Stator for rotating electric machine
US10050484B2 (en) Stator for rotating electric machine
JP5928452B2 (ja) モータ
US8378547B2 (en) Electric motor
JP5097555B2 (ja) 回転電機におけるアーマチュアおよびその製造方法
JP2010110111A (ja) 電動モータ
JP5178935B1 (ja) 回転電機
JP2010057352A (ja) 電動モータ
JP5231879B2 (ja) 電動モータ
JP5497344B2 (ja) 回転電機子、回転電機、及び、回転電機子の製造方法
WO2017022288A1 (ja) 回転電機および回転電機の製造方法
JP6579967B2 (ja) モータ
JP6354168B2 (ja) 電機子及び回転電機
JP3763453B2 (ja) 回転電機
JP2019037103A (ja) ステータ及びモータ
JP2014039372A (ja) 直流モータ
JP6047070B2 (ja) 電機子及び電機子の製造方法
JP6889066B2 (ja) ステータ及びモータ
JP6886604B2 (ja) 回転電機の製造方法
US20140265712A1 (en) Electric Motor
JP6569499B2 (ja) 回転電機子、回転電機、回転電機子の製造方法
JP5692424B2 (ja) 回転電機の固定子
JP4387348B2 (ja) 回転電機
CN107005136B (zh) 换向器电动机,用于制造换向器电动机的方法以及风挡-擦拭器电动机
JP2008312291A (ja) 電機子及び直流モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171117

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180528

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6354168

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250