JP6353532B2 - メルトブローによるデプスフィルタカートリッジ - Google Patents

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Description

本明細書は、デプスフィルタカートリッジ、メルトブローによる媒体、及びその製造方法に関する。
デプスフィルタは、ろ過媒体の奥行きの全体にわたって粒子を保持する。種々の媒体を、デプスフィルタを構成するために使用することができるが、そのうちの1つは、メルトブロー又はスパンボンドフィラメントからなる不織の媒体である。デプスフィルタは、複数の層(又は、ゾーン)を有することができ、通常は、孔のサイズが最大である層が、上流の層を形成し、孔のサイズが最小である層が、下流の層を形成する。これは、粒子を、フィルタの奥行きの全体にわたってではなく、むしろ主として上流の分離層又はその付近にサイズ排除によって保持する表面フィルタ(スクリーンフィルタとも呼ばれる)と対照的である。表面フィルタは、その定格の絶対粒子サイズを下回る粒子について或る程度の深層ろ過をもたらすことができるが、深層ろ過の量は、表面フィルタは厚みがないこと、及び上流の分離層の背後の層をできる限り透過性にしたいことから、限定的である。デプスフィルタは、典型的には少なくとも5mmであり、より多くの場合には少なくとも10mmであるデプスフィルタのかなりの厚みによって、表面フィルタからの区別が可能である。また、デプスフィルタは、典型的には、その体積を最大にするように滑らかな内周及び外周面をもたらす構成にて提供される一方で、表面フィルタは、典型的には、その表面積を最大にするように折り曲げられ、或いはひだ状とされる。
カートリッジフィルタが、ハウジング内に配置されるように設計された取り出し可能又は交換可能なフィルタエレメントである。一部のカートリッジフィルタは、清掃が可能であるが、それらは、典型的には、有用寿命の終わりにおいて廃棄される。デプスフィルタカートリッジは、フィルタが詰まるまでに保持することができる固体粒子のグラム数にて評価されるごみ保持容量(DHC)に従って格付け可能である。カートリッジの有用寿命は、フィルタエレメントが、デプスフィルタカートリッジをまたぐ圧力損失が指定の最大値に達するまでに指定の条件下で動作することができる時間として評価される。カートリッジの有用寿命は、カートリッジのDHCによって、或いは粒子が蓄積されていくときの加えられる圧力に耐えるカートリッジの機械的な能力によって、限定される可能性がある。他の格付けの基準として、指定のサイズの粒子の除去におけるフィルタの効率、及び清浄水におけるフィルタの圧力損失が挙げられる。例えば、除去効率の格付けを、指定のミクロンサイズまでの粒子の90%の除去又は指定のミクロンサイズまでの粒子の「絶対」(99%を意味する)除去として指定することができる。
2006年1月17日に発行されたAuneらの米国特許第6,986,427号が、デプスフィルタエレメントに有用なメルトブローによる不織の媒体を記載している。この媒体は、複数のメルトブローによるフィラメントを管状構造体の円錐形の端部の側面に導くことによって製造される。管状構造体は、回転マンドレル上で回転する。管状構造体の長さが、管状構造体の円錐形の端部へと素材を追加しつつ、管状構造体をマンドレルの長さに沿ってフィラメント吹き付け領域から引き出すことで、長くなっていく。異なるフィラメントが、円錐の異なる部位へと案内され、フィラメントは、円錐の長さに沿って1以上の特性において異なってよい。これは、1以上の特性に対応する変化を有する管状エレメントの同心な環状ゾーンを生み出す。1以上の他のメルトブローによるフィラメントを、媒体を強固にすべくエレメントの奥行きを貫いて延びて複数のゾーンを横切るフィラメントを追加するために、円錐の全長にわたって適用することができる。
米国特許第6,986,427号と共通の優先権出願を共有する米国特許第6,938,781号が、基本的に連続的なメルトブローによるポリマーフィラメントからなる円筒形の塊と、この塊を貫いて延びる基本的に連続的な横断のメルトブローによるポリマーフィラメントとを含む不織のデプスフィルタカートリッジを記載している。円筒形の塊は、奥行き寸法、長さ寸法、及び周寸法を有している。円筒形の塊のフィラメントは、おおむね長さ及び周寸法に向けられ、複数の同心ゾーンを形成している。横断のフィラメントは、円筒形の塊の長さのかなりの部分を通って長さ寸法に延びる一方で、円筒形の塊を巡って周寸法に延び、円筒形の塊の2以上のゾーンの厚さ全体を実質的に貫いて奥行き寸法において径方向に延びている。
上述の特許に従って製造されたポリプロピレン製デプスフィルタカートリッジは、Z.PLEXという商標との組合せにおいてGE Water and Process Technologiesによって販売されている。これらのカートリッジは、約1インチの内径並びに約2又は2.75インチの外径を有している。これらのカートリッジは、いくつかの水ろ過の用途に使用されている。
米国特許第6986427号明細書
以下の概要は、読者を後述される詳細な説明へと案内するように意図されており、請求される発明を限定又は定義しようとするものではない。請求される発明は、後述される構成要素又は工程の一部の組合せであってよく、或いは本明細書の他の部分で説明される構成要素又は工程を含んでもよい。
すでに示したように、米国特許第6,938,781号及び第6,986,427号に従って製造される市販のデプスフィルタカートリッジは、3インチ未満の外径を有する。大径のフィルタ、とくには公称の外径が3インチ(8cm)を超え、最大で7インチ(18cm)にもなるフィルタは、典型的には、ひだ状フィルタの形式で表面フィルタから作られる。公称で6.5インチの外径及び40インチの長さを有するひだ状フィルタカートリッジは、約70〜80平方フィートの表面積を有することができる。対照的に、同じサイズのデプスフィルタは、外面において約5平方フィートかつ内面において約3平方フィートの表面積を有する。この限られた表面積ゆえに、伝統的なデプスフィルタは、例えば20ミクロン未満の粒子についての90%の除去効率において公称40インチの長さのフィルタで40USガロン毎分(gpm)の流量において0.5psi未満などの清浄水における低い圧力損失を有することが、期待できないと考えられる。しかしながら、デプスフィルタは、例えば有機又は乳化汚染物質の表面への蓄積に耐える能力など、いくつかの利点を有している。
本明細書は、3以上の同心ゾーンを有する管状デプスフィルタエレメントを説明する。各々のゾーンは、基本的に連続的なメルトブローによるフィラメントで作られる。これに代え、或いはこれに加えて、各々のゾーンは、1以上のフィラメントで作られ、外側ゾーンの1以上のフィラメントは、他のゾーンの1以上のフィラメントよりも大きい直径を有する。外側ゾーンのフィラメントは、他のゾーンの奥行きの少なくとも50又は85%、好ましくは全体を貫いて他のゾーンのフィラメントと重なり、或いは交わり、もしくはその両方である。随意により、1以上の追加のフィラメントが、すべてのゾーンを通って横切ることができる。典型的な実施形態は、5つのゾーンを有する。
さらに、本明細書は、デプスフィルタエレメントの製造方法を説明する。メルトブローによるフィラメントが、回転しているマンドレルへと吹き付けられ、円錐形のプレスローラに接触したフィラメントの塊を形成する。フィラメントは、マンドレルの長さに沿って間隔を空けつつ並べられた3以上のノズルから吹き付けられる。フィラメントのうちの1つは、隣のフィラメントの吹き付けパターンの少なくとも50又は85%、好ましくは全体と重なる吹き付けパターンにて形成される。好ましくは、重なる吹き付けパターンは、次のゾーンに向かってマンドレルの法線に対して少なくとも10度傾けられた外側ゾーンを形成するノズルから生み出される。
本明細書に記載のデプスフィルタエレメントは、既存のフィルタカートリッジの有用な代案を提供する。このデプスフィルタエレメントを、例えば、少なくとも4.5インチの外径を有し、かなりの寿命を有し、清浄水における圧力損失が小さいフィルタを提供するために、使用することができる。
右側から撮影したデプスフィルタカートリッジの写真である。 左側から撮影した図1のデプスフィルタカートリッジの写真である。 形成されているときの図1のデプスフィルタカートリッジの概略の端面図である。 図1のデプスフィルタカートリッジを製造するための装置の概略図である。 4つ及び5つのゾーンを有する比較用のデプスフィルタカートリッジ並びに図1のデプスフィルタカートリッジのごみ保持容量を示す実験結果のグラフである。 図5において試験したデプスフィルタカートリッジの寿命を示す実験結果のグラフである。
本明細書及び特許請求の範囲の至る所において使用される近似の表現は、それが関与する基本機能に変化をもたらすことなく変動することが許される量を修飾するために適用することができる。したがって、「約」などの1以上の用語で修飾された値は、明記された厳密な値に限定されるものではない。いくつかの例において、近似の表現は、その値を測定する計器の精度に対応することができる。範囲の限界は、組合せ及び/又は入れ替えが可能であり、そのような範囲及びすべての部分範囲は、そのようでないことが文脈又は文言によって示されない限り、本明細書に含まれる。動作の例を除き、或いはそのようでないと示される場合を除き、材料、プロセス条件、などの量に関して本明細書及び特許請求の範囲において使用されるすべての数又は表現は、いずれも場合も用語「約」によって修飾されていると理解されるべきである。
「随意」又は「好ましい」並びに同様の用語は、これらの用語の後ろに記載される事象又は状況が、生じても、生じなくてもよく、或いはこれらの用語の後ろで特定される物質が、存在しても、存在しなくてもよく、説明が、当該事象又は状況が生じ、もしくは当該物質が存在する場合と、当該事象又は状況が生じず、もしくは当該物質が存在しない場合とを含むことを意味する。用語「できる/してもよい(may)」は、存在しても、存在しなくてもよい条件を示すために使用される。
本明細書において使用されるとき、用語「を備える(comprises)」、「を備えている(comprising)」、「を含む(includes)」、「を含んでいる(including)」、「を有する(has)」、「を有している(having)」、及びこれらのあらゆる他の変種は、非排他的な包含を含むように意図されている。例えば、列挙された構成要素を含むプロセス、方法、物品、又は装置は、必ずしもそれらの構成要素だけに限定されず、明示的には列挙されておらず、或いはそのようなプロセス、方法、物品、又は装置に固有である他の構成要素を含むことができる。単数形「1つの(a、an)」、及び「前記(the)」は、文脈からそのようでないことが明らかでない限り、指示対象が複数である場合を含む。
図1及び2を参照すると、デプスフィルタカートリッジ10が、管状デプスフィルタエレメント12と、左側端部キャップ14と、右側端部キャップ16とを有している。用語「左側」及び「右側」は、任意に決められ、本明細書において、単に図中の向きにあるときのカートリッジ10を説明するための手段を提供するためだけに用いられるにすぎない。カートリッジ10又はその一部を、長さ(カートリッジの左側と右側との間の線に平行な長さ寸法において測定される)、外周(長さ寸法に垂直な円に沿った周寸法において測定される)、又は奥行き(周寸法に垂直な径寸法において測定される)を有すると説明することもできる。
端部キャップ14、16は、熱可塑性材料で製造されてよく、好ましくはデプスフィルタエレメント12の各々の端部へと熱によって接合され、デプスフィルタエレメント12の端部とシールを形成する。或いは、端部キャップ14、16を、接着剤又は技術的に公知の他の手段によってデプスフィルタエレメント12へと接合してもよい。端部キャップ14、16は、デプスフィルタエレメント12の外側をデプスフィルタエレメント12の中空な中心部から流体に関して隔てる。好ましくは、多孔性のコア管(見て取ることができない)が、デプスフィルタエレメント12の中空な中心部を通って延び、端部キャップ14、16へと取り付けられ、シールされる。
デプスフィルタカートリッジ10は、典型的には、ハウジング又はシェル(図示せず)へと挿入された後に使用される。ハウジングは、1つ又は2以上のカートリッジ10を保持することができる。外側から内側へのろ過モードにおいて、ろ過されるべき供給水は、入り口を通過してハウジングの内側とカートリッジ10の外側とによって定められる空間へと流れる。次いで、供給水は、デプスフィルタエレメント12を通って流れ、ろ過後の水が、デプスフィルタエレメント12の中空な中心部又はコア管へと集まる。端部キャップ14、16の一方又は両方が、ハウジングの出口へと接続されたろ過後の水のための開口を有している。図示のカートリッジ10においては、左側の端部キャップ14が、ハウジングの出口へとつながるアダプタ18及びシール20を備えている。シール20は、アダプタ18の溝に位置するOリングである。或いは、シール20を、単純な穴の形態であるアダプタ18の周囲に平面環状ガスケットをもたらすように溝にエラストマ材料を入れ込むことによって形成することができ、或いは技術的に公知の他の手段によって形成することができる。
図3を参照すると、デプスフィルタエレメント12は、その奥行きにおいて、複数の媒体層又はゾーン22を備えている。好ましくは、ゾーンの保持サイズ(所与の効率において除去される粒子サイズ)は、デプスフィルタエレメント12の外面24から内面26へと小さくなる。したがって、大きな粒子が、外面24の近くに保持され、供給物がデプスフィルタエレメント12を内側へと通過するにつれて、次第に小さな粒子が保持されると考えられる。ゾーン22が、説明を容易にするためにゾーン22の間の明瞭な線によって示されているが、実際には、ゾーン22の間に、より緩やかな移行又は移行領域が存在してよい。図示のとおり、5つのゾーン22が好ましいが、より多数又はより少数のゾーンが存在してもよい。図1及び2のデプスフィルタエレメント12において、その5つのゾーン22の各々は、異なるフィラメント径及び保持サイズを有し、フィラメント径及び保持サイズのどちらも、内面26に向かうにつれて小さくなる。随意により、2以上のゾーン22が、同じフィラメント径又は保持サイズを有してもよいが、好ましくは全体としてのデプスフィルタエレメント12に関して内面26に向かうにつれての保持サイズの全体的な減少をもたらしている。
図1及び2の例において、デプスフィルタエレメント12は、約6.5インチの外径及び約3インチの内径を有する。カートリッジ10の長さは、40インチの公称長さに相当する約38インチである。アダプタ18は、標準的なタイプ226の接続金具であるが、他の適切な接続金具も使用可能である。カートリッジ10の寸法も、さまざまであってよい。例えば、外径が、より大きくても、或いはより小さくてもよく、好ましくは3インチ〜9インチ、又は4.5インチ〜7インチの範囲である。長さも、より長くても、より短くてもよく、例えば公称60インチのカートリッジを製造することができる。随意により、表面フィルタを、援用される国際公開第2012/034028号に記載のやり方で、デプスフィルタエレメント12の内側に設けることができる。この場合、表面フィルタは、例えば、約1.1インチ〜3インチの間の外径を有するコア管に当接でき、約2インチ〜4.5インチの間の内面フィルタの外径まで広がることができる。
図1及び2のカートリッジ10は、接着剤にて取り付けられたポリプロピレン(PP)製のデプスフィルタエレメント12及びABS製の端部キャップ14、16で作られている。端部キャップ14、16は、商用の実施形態ではは、食品との接触に適合したカートリッジ10をもたらすために、デプスフィルタエレメント12へと熱によって接合されるPP製の端部キャップ14、16で置き換えられる。デプスフィルタエレメント12の形成に有用な他の材料として、例えば、ポリエチレンなどの他のポリオレフィン、セルロース、ポリアミド、ポリエステル、及び繊維ガラスなどの鉱物繊維が挙げられる。複数の材料を、単一のカートリッジ10に使用してもよい。
デプスフィルタエレメント12を、メルトブローによる媒体で製造することができ、各々のゾーン22は、1以上の基本的に連続的なポリマーフィラメントで形成された塊である。図4に関して後述されるように、各々のゾーン22は、メルトブローフィラメント送出システムから供給される供給されるポリマーで製造される。無作為の切断の可能性を免れないが、各々のゾーン22は、単一の基本的に連続フィラメントから作られる。ゾーン22を構成するフィラメントは、主として長さ及び周寸法に延びている。好ましくは、デプスフィルタエレメント12は、1以上の複数ゾーンフィラメント32をさらに備える。複数ゾーンフィラメント32は、2以上のゾーン22の間、好ましくはすべてのゾーン22の間を奥行き寸法に延びている基本的に連続的なポリマーフィラメントである。図3において(並びに、図1及び2のカートリッジにおいて)、複数ゾーンフィラメント32は、米国特許第6,938,781号及び第6,986,427号に記載のように、静止フィラメント28及びZフィラメント30を含む。
図4に関してさらに説明されるとおり、ゾーン22を構成するフィラメントは、形成中のデプスフィルタエレメント12の回転している円錐形の端部に対して、長さ方向に間隔を空けて配置された位置から吹き付けられることによって、層ごとに塊へと築き上げられる。複数ゾーンフィラメント32も、形成中のデプスフィルタエレメント12の回転している円錐形の端部に対して同様に吹き付けられるが、複数ゾーンフィラメント32は、複数のゾーン22を横切って長さ方向に延びるパターンにて吹き付けられる。複数ゾーンフィラメント32は、基本的に、いかなる特定のゾーン22の形成についても責任を負わない。複数ゾーンフィラメント32は、合計しても、各ゾーンにおけるフィラメントの塊のうちの50%未満しかもたらさない。
複数ゾーンフィラメント32が、とりわけ繊維間の結合を改善し、他のフィラメントからなる機械的な構造体に連結の構成要素をもたらす。とくには、静止フィラメント28の量が、最も内側ゾーン22において、少なくとも単位体積当たりにおいて最高であるが、好ましく絶対基準においても最高である。静止フィラメント28の直径は、最も内側ゾーン22に使用されるフィラメントの直径とほぼ同じか、それよりも大きくてよい。静止フィラメント28は、小さな粒子の保持をもたらすために内側ゾーン22に使用される小さなフィラメント径に鑑みて圧縮において弱くなりかねない内側ゾーン22を、強固にする。
Zフィラメント30は、(固定された送出システムから吹き付けられるよりもむしろ)形成中のデプスフィルタエレメント12の回転している円錐形の端部を横切る振動パターンにて吹き付けられる。Zフィラメント30の送出システムを振動させることで、周方向において集中させられた(すなわち、より高い密度の領域と、より低い密度の領域とを有する)フィラメントの塊がもたらされる一方で、静止フィラメント28及びゾーン22を構成するフィラメントは、周寸法において一様な密度を有する。これにより、Zフィラメント30は、全体としてのデプスフィルタエレメント12の密度を大きく増加させることなく、複数のゾーン22、好ましくはすべてのゾーン22を圧縮に耐える領域によって結合させる。Zフィラメント30の塊は、デプスフィルタエレメント12の塊の好ましくは2〜20%の間である。随意により、Zフィラメント30の単位体積当たりの密度は、内側ゾーン22において、これらのゾーンをさらに強くするためにより高くてよい。例えば、Zフィラメント30は、最も内側ゾーン22においてフィラメントの塊の約25%、最も外側ゾーン22においてフィラメントの塊の約3%を構成することができる。
図3に示されるように、図示のデプスフィルタエレメント12は、最も内側ゾーンから最も外側ゾーンへとゾーン22A〜ゾーン22Eと標記された5つのゾーン22を有している。これらのゾーン22を、それぞれ第1〜第5のゾーン22と称することもできる。外側又は第5のゾーン22Eは、独立部分32及び重複部分34を含む。重複部分34は、1以上の他のゾーン22の少なくとも50又は85%、好ましくはすべてを通って延びている。例えば、図3における重複部分34は、第4のゾーン22Dの全体を横切り、部分的に第3のゾーン22Cへと延びている。随意により、好ましいというわけではないが、独立部分32を省略してもよい。ゾーン22が5つよりも多く、或いは5つよりも少ないデプスフィルタエレメント12においては、最後のゾーンが、第5のゾーン22について上述したように製造される。
好ましくは、図3には示されていないが、結合繊維の薄い層が、米国特許第6,938,781号及び第6,986,427号に記載のように、最も外側ゾーン22を覆って追加される。結合繊維は、緩いフィラメントの輪の出現を減らし、デプスフィルタエレメント12の外面に保護ケージをもたらす。これらの結合繊維は、冷却時に収縮して、デプスフィルタエレメント12の有効表面積を増やすための粗さをもたらすこともできる。
図面は円筒形のフィルタに向けられているが、同じ原理が、平坦なシート又は平面状の製品に適用可能である。そのような平坦な製品を、平坦なテーブルに沿って、テーブルの幅を横切って振動するフィラメント吹き付け器によって製造することができ、或いは大型の円柱形のマンドレル上で製造されたデプスフィルタエレメントを長さに沿って切断して材料のシートを得ることによって、製造することができる。
図4が、管状デプスフィルタ媒体を不定の長さへと連続的に製造するためのシステム110を示している。次いで、媒体を、所望の長さの複数の個々のデプスフィルタエレメント12へと切断することができる。このシステムは、例えば米国特許第6,938,781号の図5など、米国特許第6,938,781号及び第6,986,427号に記載のシステムに似ているが、第5のゾーン22をもたらすためのフィラメント送出システムが追加されている。
システム110は、モータによって駆動されるスクリュ式の押し出し器112を備えており、熱可塑性ポリマー材料が供給源(図示せず)から押し出し器112へと供給される。ポリプロピレンが好ましいが、ポリエステル、ナイロン(商標)、又はポリウレタンなどの他の材料も、フィラメントのうちの一部又はすべてについて使用可能である。押し出し器112において、ポリマー材料は、溶融状態へと加熱され、その時点において計量され、加熱された配送ライン114へと運ばれる。材料は、2つのフィラメント送出システム116及び118へと運ばれる。
フィラメント送出システム116は、5つのノズル127、128、129、216、及び217の各々について、加熱された配送ライン114から溶融したポリマー材料を受け取ってヒータブロック122へと送るモータによって駆動される歯車式の容積型計量ポンプ120を備える。計量ポンプ120を駆動するモータ124の速度、したがって計量ポンプ120によって計量される材料の流量は、適切なコントローラ126によって電子的に制御される。モータ124及びコントローラ126は、図を簡単にするためにノズル127についてのみ示されているが、典型的にはノズル128、129、216、及び217の各々にも1つずつ設けられると考えられる。
加熱手段(図示せず)によって別個独立に加熱される各々のヒータブロック122は、ノズル127、128、129、216、及び217のうちの1つへとつながる内部通路を備える。加熱手段、したがってヒータブロック122内のポリマー材料の温度は、温度制御部130によって制御される。各々のノズル127、128、129、216、及び217は、オリフィスを備えており、オリフィスのサイズを、フィラメントの所望のサイズ又は直径の達成を助けるように所望のとおりに選択することができる。各々のノズル127、128、129、216、及び217へと供給された溶融した材料は、細流にてそれぞれのオリフィスを出る。好ましくは、オリフィスのサイズは、ノズル127が最小のオリフィスを有し、ノズル217が最大のオリフィスを有するように、ノズル127、128、129、216、及び217において図4の右側から左側へと大きくなる。
各々のノズル127、128、129、216、及び217に、複数のガス又は空気ジェットを備える減衰機構131、132、133、218、及び219が組合せられている。減衰機構131、132、133、218、及び219から流出するガスが、技術的に公知のやり方で、ノズル127、128、129、216、及び217から出る溶融した材料の細流を細くして、ポリマーフィラメントを形成するように機能する。したがって、減衰機構131、132、133、218、及び219は、Linの米国特許第4,173,443号に記載の減衰機構などの技術的に公知の任意の設計の減衰機構であってよく、米国特許第4,173,443号の開示は、ここでの言及によって本明細書に援用される。
減衰機構131、132、133、218、及び219は、随意によるガスヒータ134及びガス供給源136に組合せられる。ガス供給源136は、導管138並びに適切な弁及び調整器を介してヒータ134へとガスを供給する。ヒータ134の温度は、温度制御部140によって所望の温度へと上げられ、或いは下げられる。その後に、ガスは、ヒータ134から導管142を通って減衰機構131へと送られる。減衰機構131、132、133、218、及び219に、共通の供給源からガスを供給することができ、或いは別々に制御されるガス供給源を、各々の減衰機構131、132、133、218、及び219について使用することができる。共通のガス供給の場合、典型的には、各々の減衰機構131、132、133、218、219が異なる流量で空気を受け取ることができるように、流量制御弁(図示せず)が設けられる。
フィラメント送出システム118は、好ましくはフィラメント送出システム118がシステム116に使用されるノズルのうちの1以上によって生み出されるフィラメントと積極的に混ざり合うようなやり方でフィラメントを送り出す手段を備える点を除き、上述のシステム116と実質的に同様である。フィラメント送出システム118は、1以上のポリマー押し出しノズルを備えることができる。一実施形態は、掃引機構へと接続されたノズル144及び減衰器154を使用する。具体的には、システム118は、ヒータブロック146と、独立して駆動される容積型計量ポンプ148と、モータ150とを備える。ヒータブロック146は、温度制御部152を備える。システム118は、ノズル144に組合せられた減衰機構154をさらに備える。加圧されたガスが、ガス供給源156から導管158を介して減衰機構154へと通される。送出システム116と同様に、システム118における減衰器の各々を、随意によるガスヒータ(図示せず)に組合せることができる。別々のフィラメント送出システム116及び118を備えることで、システム116及びシステム118の各々の部分によって生み出されるポリマーフィラメントの別々の制御及び製造が可能になる。
送出システム116及び118は、ノズル127、128、129、216、217、144、224並びに減衰機構131、132、133、218、219、154、及び226のそれぞれからフィラメント収集装置174へと向けられた末広がりのパターン166、168、170、220、221、172、及び228に分布する別個の基本的に連続的なポリマーフィラメントの細流を生み出す。好ましくは、各々のパターンのフィラメントがそれぞれの隣のパターンのフィラメントとつながり、一体的な管状フィラメントの塊がもたらされるように、隣り合うフィラメントのパターン166、168、170、及び220に或る程度の重なり合いが存在する。さらに、フィラメントのパターン221は、パターン220の少なくとも半分、随意によりパターン220の少なくとも85%、好ましくはパターン220のすべてに重なり、より好ましくはパターン170の一部とも重なる。フィラメント収集装置174は、駆動モータ178から延びるマンドレル又はドラムなどの中央の回転可能な収集装置176を含む。軸棒181を中心にして回転するプレスロール部材180が、マンドレル176の隣に、マンドレル176から離して配置されている。
動作の際に、細流166、168、170、220、及び221の基本的に連続的なポリマーフィラメントが、末広がりのパターンにて回転しているマンドレル176へと向けられ、マンドレル176上に集められる。マンドレル176が示されているが、大径のドラムなど、他の収集装置も使用可能であると考えられる。同時に、細流172を往復又は振動させることで、細流166の遠方の縁182と細流221の遠方の縁184との間の距離にわたり、細流166、168、170、220、及び221によってもたらされたフィラメントの層を横切る基本的に連続フィラメント又は繊維の細流が配置される。回転しているプレスローラ180が、回転しているマンドレル176上に蓄積したフィラメントに当接する。充分なフィラメントがマンドレル176上に溜まるにつれて、プレスローラ180が、不織のフィラメントの塊又は繊維構造体186をマンドレル176の軸端から矢印188の方向に押すことで、不定の長さの連続フィラメントの塊186が生み出される。フィラメントの塊186は、径寸法、長さ寸法、及び周寸法を有している。フィラメント収集装置174の全体は、Linの米国特許第4,240,864号に記載のフィラメント収集装置と同様であってよく、米国特許第4,240,864号の開示は、ここでの言及によって本明細書に援用される。
ノズル127、128、129、216、及び217は、好ましくはマンドレル176に対する平行から約0〜15度ずらされた共通の軸190に沿って長さ方向に並べられる。各々のノズル127、128、129、216、及び217は、軸192、194、196、193、及び195をそれぞれ定めるオリフィスを備える。軸192、194、196、及び193は、好ましくは軸190に垂直であり、マンドレル176に対する垂直から約0〜15度ずらされている。軸192、194、196、193、及び195は、一般に、それぞれのノズルのオリフィスを出る溶融したポリマーの流れの軸に一致する。この向きが、マンドレル176へと向けられている末広がりのフィラメントのパターン166、168、170、220、及び221をもたらす。フィラメントのパターン221は、好ましくは、フィラメントのパターン221にフィラメントのパターン220との重なり及び随意によるフィラメントのパターン170との重なりを持たせるうえで助けとなるように、フィラメントのパターン170に向かって内側へと傾けられる。フィラメントのパターン221は、好ましくは、ノズル217を内側へと傾けることによって傾けられる。随意により、減衰器219も内側へと傾けることができる。
一例(ただし、これに限られるわけではない)として、フィラメントのパターン166、168、170、220、及び221のポリマーフィラメントを、摂氏約325度〜摂氏約400度の間の温度へと加熱されたポリプロピレンを、ノズルごとに毎時約5〜20ポンドの流量で押し出しつつ、ノズルのオリフィスを出る溶融したポリマーの細流を覆って毎分約10〜20標準立方フィートの流量で摂氏約25度の温度の外気を通すことによって、生成することができる。マンドレル176を、600〜1000rpmの間で回転させることができる。
フィラメントのパターン172は、往復する横断のパターンにて移動し、好ましくは主たるパターンの縁182及び184の間の距離に及ぶパターン172Aを含む。或いは、フィラメントのパターン172は、縁182及び184の間の距離には及ばない。フィラメントのパターン172は、好ましくは、パターン172がプレスローラ180へと直接吹き付けられることなくノズル144からマンドレル176へと移動して形成中のフィラメントの塊186に到達するように、プレスローラ180の上方又は下方の位置に位置する1以上のノズル144から由来する。
減衰機構154は、好ましくは、フィラメントのパターン172Aがフィラメントの塊186の長さ寸法に沿って繊維のパターン166、168、170、220、及び221の間を横切って往復するように減衰機構154又はノズル144を或る角度にわたって掃引することができるサーボ駆動の掃引機構198を備える。パターン172Aが繊維のパターン166、168、170、220、及び221を横切るため、主たるパターンの縁182及び184の間を広がる全体としての配置パターンを横切って基本的に連続的なポリマーフィラメントが配置される。
好ましい実施形態では、掃引機構198は、カムとフォロワとからなる機構を有するサーボ駆動モータを備える。例えばAC/DC駆動の機械的なクランクとプッシュロッドとからなる機構など、他の適切な装置も、容認される。好ましい実施形態では、掃引機構198は、毎分約800〜1000回の振動にて動作する。図示のとおり、ノズル144の減衰機構154が、マンドレル176へと向けられている末広がりのフィラメントのパターン172をもたらすガス流を生み出すように向けられる。
好ましくは、フィラメントのパターン172の繊維が、フィラメントのパターン166、168、170、220、及び221の繊維に触れるときに依然として比較的液体である。外皮又は外殻が、フィラメントのパターン172の繊維上にまだ完全には形成されていないため、接触時にフィラメントのパターン166、168、170、220、及び221の繊維に瞬時に付着する。しかしながら、フィラメントのパターン166、168、170、220、及び221の繊維の溶融を避けるために、フィラメントのパターン172の繊維の或る程度の減衰又は冷却が必要である。
一例(ただし、これに限られるわけではない)として、フィラメントのパターン172のポリマーフィラメントは、本発明のデプスフィルタにおいて、摂氏約325度〜摂氏約400度の間の温度へと加熱されたポリプロピレンを毎時約8ポンドの流量で約0.016インチのオリフィスサイズを有するノズルに通しつつ、ノズルのオリフィスを出る溶融したポリマーの細流を覆って毎分約7標準立方フィートの流量で摂氏約25度の温度の外気を通すことによって生成される。他の適切なパラメータの組合せも、使用可能である。
蓄積したフィラメントの塊186が、マンドレル176上に生成される。フィラメントのパターン172は、パターンの縁182及び184の間を掃引して全体としてのより広い円錐形のパターン172を生み出す往復する円錐形のフィラメントのパターン172Aを含む。一実施形態では、プレスローラ180は、ニップ200をマンドレル176に接触させてマンドレル176に対して或る角度に向けられる。一例(ただし、これに限られるわけではない)として、プレスローラ180の外面202は、マンドレル176に対して約1〜10度だけ角度がずらされる。一実施形態では、ニップ200は、フィラメントのパターン166の縁182の近くでマンドレル176に接触する。プレスローラ180の斜め配置ゆえに、蓄積されたフィラメントの塊186のフィラメントの圧縮は、プレスローラ180の長さに沿って変化する。これは、径寸法において変化している密度勾配を有するフィラメントの塊をもたらし、フィラメントのパターン166のフィラメントの密度が、通常は外側のフィラメントのパターンからなるフィラメントの塊よりも大きい。
フィラメントのパターン166、168、170、220、及び221からの繊維は、繊維の多数の層からなるフィラメントの塊186を作り上げるようにマンドレル176上に連続的に形成される材料のおおむね二次元のマット又は層を形成する。これらの繊維を、X−Y平面或いは長さ及び周(又は、緯度)寸法に配置されていると表現することができる。繊維が層ごとに蓄積されているにつれ、径又は奥行き寸法が生み出される。フィラメントのパターン172Aの掃引運動が、マンドレル176の回転と組み合わさって、ノズル144からの繊維を、フィラメントのパターン166、168、170、220、及び221によって生み出されるゾーンを通って径方向に延びる「z」方向の繊維として塊186へと一体化させる。フィラメントのパターン166、168、170、220、及び221は、図3に示したゾーン22を生成する。図3のZフィラメント30は、フィラメントのパターン172によって生成される。Zフィラメント30は、好ましくは、デプスフィルタエレメント12の回転の約120度以下において、ゾーン22の内側から外側を経て再び内側へと連続的なやり方で配置される。
システム110は、好ましくはフィラメント送出システム214をさらに備え、フィラメント送出システム214は、フィラメント送出システム214が好ましくはシステム116に使用されるノズルのうちの1以上によって生み出される繊維と混ざり合うようなやり方でフィラメントを送り出す手段を備える点を除いて、上述のシステム116のフィラメント送出システムと実質的に同様である。フィラメント送出システム214は、1以上のポリマー押し出しノズルを備えることができる。一実施形態は、減衰器226を備える1つのノズル224を、フィラメントのパターン166、168、170、220、及び221、並びにフィラメント送出システム118のフィラメントのパターンと混ざり合う楕円形のパターンにてフィラメントの塊186と接触するフィラメントのパターン又は細流228をもたらすようにマンドレル176に対して鋭角に配置して使用する。
具体的には、システム214は、ヒータブロック230と、独立して駆動される容積型計量ポンプ232と、モータ234とを備える。ヒータブロック230は、ノズル224及び温度制御部236を備える。さらに、システム214は、ノズル224に組合せられた減衰機構226を備える。加圧されたガスが、ガス供給源238から導管240を介して減衰機構226へと通される。送出システム116と同様に、減衰器226に、随意によるガスヒータ(図示せず)を組合せることができる。別々のフィラメント送出システム118及び214を設けることで、フィラメント送出システム118及び214の各々がフィラメントの塊186を径又はz寸法に横断するフィラメントを生み出すが、各々のシステム118及び214によって生成されるポリマーフィラメントの別々の制御及び生成が可能になる。一実施形態では、フィラメント送出システム214のための材料の供給源は、配送ライン114による押し出し器112であるが、別の実施形態では、システム214の材料源は、フィラメント送出システム116、118、及び214に使用される材料に別の材料をもたらすために別である。
送出システム214は、末広がりのパターン228に分布し、ノズル224及び減衰機構226からフィラメント収集装置174へと向けられた別個の基本的に連続的なポリマー繊維の細流を生み出す。動作の際に、フィラメントのパターン228は、末広がりのパターンにて回転しているマンドレル176へと向けられる。一実施形態では、フィラメントのパターン228は、細流166の遠方の縁182と細流221の遠方の縁184との間の距離に及ぶ。別の実施形態では、フィラメントのパターン228は、遠方の縁182及び184の間の距離の全体には及ばないが、例えばフィラメントのパターン228が及ぶ距離が各々の主たるフィラメントの細流166、168、170、220、及び221が個別に及ぶ距離よりも長いなど、フィラメントの塊186の形成層のかなりの部分に及ぶ。好ましくは、フィラメントのパターン228が及ぶ距離は、2以上の隣り合う主たるフィラメントの細流166、168、170、220、及び221が及ぶ距離よりも大きい。一実施形態では、ノズル224は、マンドレル176に対して約10度〜約20度の鋭角に配置される。図3における静止フィラメント28が、吹き付けパターン228のフィラメントに相当する。
外殻形成フィラメント送出システム222は、外殻形成フィラメント送出システム222が好ましくはフィラメントの塊186の円柱形の外面上に比較的滑らかな外殻ゾーンを生み出すように構成及び配置される点を除き、上述のシステム116と実質的に同様である。外殻形成フィラメント送出システム222は、好ましくは、フィラメント送出システム116と比べて異なる位置、ポリマー処理量、及び空気減衰設定を使用する。システム116と比べ、ノズル244は、好ましくはマンドレル176により近く配置され、より少ないポリマー処理量を使用し、さらには減衰機構246が、より少ない空気による減衰を使用する。システム116と同様に、外殻形成フィラメント送出システム222は、ヒータブロック248と、計量ポンプ250と、モータ252と、温度制御部254と、ガス供給源256と、導管258とを備える。一例(ただし、これに限られるわけではない)として、フィラメントのパターン262のポリマーフィラメントは、摂氏約270度〜摂氏約325度の間の温度へと加熱されたポリプロピレンを毎時約1ポンドの流量で約0.016インチのオリフィスサイズを有するノズル244を通って押し出し、ノズルのオリフィスを出る溶融したポリマーの細流を覆って毎分約1.5標準立方フィートの流量で摂氏約25度の温度の外気を通すことによって生成される。
ノズル244は、好ましくは、ノズル244によって生成されるフィラメントが、フィラメントのパターン221によって形成される外側ゾーン22eの上に置かれるように配置される。この構成は、外殻の繊維と外側ゾーン22eの繊維との間の或る程度の結合を含むかなりの繊維対繊維の結合を有するきわめて浅いゾーン又は外殻を生み出す。外殻の繊維対繊維の結合は、仕上がったデプスフィルタエレメント12の表面における緩んだ繊維の存在を基本的に排除し、得られるデプスフィルタエレメント12の表面積を大きく増加させる。
図5及び6が、3つの設計に従って製造された、いくつかのデプスフィルタカートリッジについての試験結果を示している。これらのカートリッジの各々は、約6.5インチの外径、40インチの公称長さ(すなわち、約37又は38インチ)、並びに12ミクロンの粒子についての約90%の除去効率又は70ミクロンの粒子の99%の(絶対の)除去を有した。フィルタA及びBは、米国特許第6,938,781号及び第6,986,427号に記載の方法に従って製造され、それぞれ4つ及び5つの最小限の重なり合いの同心ゾーン並びに静止及びZ形の複数ゾーンフィラメントを有している。フィルタCは、図1〜4に示したとおりに製造され、5つのゾーン並びに類似の静止及びZ形の複数ゾーンフィラメントを有しており、第5のゾーンがゾーン4及びゾーン3の一部に重なっている。
図5に示されるとおり、フィルタB及びフィルタCの各々は、フィルタAのどれと比べても顕著に大きいごみ保持容量(DHC)をもたらした。しかしながら、図6に示されるとおり、フィルタCの40gpmにおける50psiの圧力差までの寿命は、フィルタA及びフィルタBの両方と比べて顕著に伸びた。これらの結果及びフィルタの目視点検にもとづき、本発明の発明者は、フィルタCがフィルタBよりも圧縮によく耐え、フィルタCのこの特性が、フィルタBと比べて改善されたフィルタCの寿命に少なくとも部分的に貢献していると考える。理論によって限定されるつもりはないが、本発明の発明者は、大径のフィルタエレメントの製造時の高い回転速度にもかかわらず、第5のゾーンから第4のゾーンへのフィラメントの重なりが、フィラメント対フィラメントの結合の密度を高めるとともに、これらのゾーンにおける単位体積当たりの適切なフィラメント密度を可能にすると考えられる。第4のゾーンに対する第5のゾーンの斜めの吹き付けパターンも、第4のゾーンの圧縮をさらに抑制することができる。
他の試験において、フィルタCの清浄水圧力差(圧力損失)を測定したところ、40gpmにおいて0.2〜0.4psiの間であった。フィルタを80gpmで動作させたとき、圧力損失は依然として無視できる程度であった。100gpmにおいて1.0psiの圧力損失が記録された。
米国特許第6,358,417号、第6,916,395号、第6,938,781号、及び第6,986,427号が、本明細書に援用される。国際公開第2012/034028号が、本明細書に援用される。
本発明の開示を助け、本発明を実施可能にするために、本発明の1以上の実施形態を、この詳細な説明において図面を参照して説明した。しかしながら、本発明は、特許請求の範囲によって定められ、特許請求の範囲をこれらの特定の例又は実施形態に限定することは、意図されていない。特許請求の範囲は、代案、改良、及び均等物を含むことができる。

Claims (15)

  1. 3以上の同心ゾーンを有している管状デプスフィルタエレメントであって、外側ゾーンの1以上のフィラメントが他のゾーンのフィラメントよりも大きい直径を有しており、外側ゾーンのフィラメントが、他のゾーンの奥行きの少なくとも85%を貫いて該他のゾーンのフィラメントに重なり、交わり、或いは混ざり合っており管状デプスフィルタエレメントが、4.5インチ(11.5cm)以上の外径を有している、管状デプスフィルタエレメント。
  2. 各々のゾーンが基本的に連続フィラメントで作られている、請求項1に記載の管状デプスフィルタエレメント。
  3. 外側ゾーンのフィラメントが、他のゾーンの奥行きの全体を貫いて該他のゾーンのフィラメントに重なり、交わり、或いは混ざり合っている、請求項1又は請求項2に記載の管状デプスフィルタエレメント。
  4. 外側ゾーンのフィラメントが、他のゾーンの奥行きの全体及び他のゾーンに隣接する第3のゾーンの一部を貫いて該他のゾーンのフィラメントに重なり、交わり、或いは混ざり合っている、請求項1又は請求項2に記載の管状デプスフィルタエレメント。
  5. 4以上の同心ゾーンを有している、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の管状デプスフィルタエレメント。
  6. すべてのゾーンを横切る1以上の追加のフィラメントを有している、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の管状デプスフィルタエレメント。
  7. 6.5インチ(16.5cm)以上の外径を有している、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の管状デプスフィルタエレメント。
  8. 20ミクロンの粒子の除去に関して少なくとも90%の効率を有し、或いは70ミクロンの粒子の絶対除去を有している、請求項7に記載の管状デプスフィルタエレメント。
  9. 清浄水圧力差が、40gpm(151L/m)で動作させられる少なくとも長さ37インチ(94cm)のフィルタにおいて0.5psi(3.5kPa)以下、又は100gpm(378L/m)で動作させられる少なくとも長さ37インチ(94cm)のフィルタにおいて1psi(7kPa)以下である、請求項7又は請求項8に記載の管状デプスフィルタエレメント。
  10. デプスフィルタエレメントの製造方法であって、
    メルトブローによるフィラメントを回転しているマンドレルへと吹き付けて円錐形のプレスローラに接触したフィラメントの塊を形成するステップを含んでおり、
    フィラメントは、マンドレルの長さに沿って間隔を空けつつ並べられた3以上のノズルから吹き付けられ、フィラメントのうちの2つは、平行軸を中心に吹き付けられ、フィラメントのうちの1つであって、外側ゾーンを形成するフィラメントは、隣のフィラメントゾーンの吹き付けパターンの少なくとも85%と重なる吹き付けパターンにて形成される、方法。
  11. フィラメントのうちの1つは、隣のフィラメントの吹き付けパターン全体と重なる吹き付けパターンにて形成される、請求項10に記載の方法。
  12. 重なる吹き付けパターンは、他のフィラメントより大きな直径を有するフィラメントを用いて生み出される、請求項10又は請求項11に記載の方法。
  13. 重なる吹き付けパターンは、重ねられるゾーンに向かってマンドレルの法線に対して少なくとも10度傾けられる、請求項12に記載の方法。
  14. デプスフィルタエレメントを製造する装置であって、
    a)回転可能なマンドレルと、
    b)円錐形のプレスローラと、
    c)マンドレルの長さに沿って間隔を空けつつ並べられ、溶融紡糸フィラメントをマンドレルへと吹き付けるように構成された3以上のノズルと
    を備えており、
    ノズルのうちの第1のノズルは、第2のノズルによって形成される吹き付けパターンの少なくとも85%と重なる吹き付けパターンを形成するように構成され、
    ノズルのうちの第1のノズルは、第2のノズルに対して少なくとも10度傾けられる、装置。
  15. ノズルのうちの第1のノズルは、第2のノズルによって形成される吹き付けパターンと重なり、かつ第3のノズルによって形成される吹き付けパターンの一部と重なる吹き付けパターンを形成するように構成される、請求項14に記載の装置。
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